JP2009085307A - シリンダ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ベースシェル2の突出部4の内側面4aに、セパレータチューブ5の突出部6の周縁部6aを当接させ、この位置合せされた状態で、セパレータチューブ5の接続口7に、減衰力発生機構3の接続部8を接続させる。これにより、減衰力発生機構3のシリンダ装置1への組付け性が格段に向上する。さらに、減衰力発生機構3をセパレータチューブ5に無理に押込むことで、シール部材を損傷させてしまうようなことを回避することが可能になり、減衰力調整式シリンダ装置1の性能を確保することができる。
【選択図】図2
Description
本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシリンダ装置において、外筒側突出部に減衰力発生機構が装着され、中間筒側突出部に形成された接続口に減衰力発生機構の接続部が接続されることを特徴とする。
図1に示されるように、本実施形態のシリンダ装置1は、ベースシェル2(外筒)の側壁に、減衰力発生機構3が装着される円筒状の突出部4(外筒側突出部)が形成され、この突出部4の内側面4a(被当接部)に、セパレータチューブ5(中間筒)の側壁に形成された突出部6の周縁部6a(軸方向当接部及び回転方向当接部)が当接される。そして、減衰力発生機構3の組付時には、ベースシェル2の突出部4に、セパレータチューブ5の突出部6の周縁部6aが当接された状態、すなわち、ベースシェル2に対してセパレータチューブ5が位置合せされた状態で、セパレータチューブ5の突出部6の端面に形成された接続口7に、減衰力発生機構3の接続部8が接続される。
まず、図3に示されるように、ベースシェル2(外筒)を、例えば、軸を横向き(水平)にして突出部4(外筒側突出部)を上向きにした状態で保持し、このベースシェル2の一端部開口から、シリンダ9に外嵌されたセパレータチューブ5(中間筒)を、突出部6(中間筒側突出部)を上向きにした状態で、ベースシェル2の内部に挿入する。そして、ベースシェル2の突出部4の開口からセパレータチューブ5の突出部6が臨む位置までセパレータチューブ5をベースシェル2に対して挿入し、セパレータチューブ5の突出部6の周縁部6a(軸方向当接部及び回転方向当接部)を、ベースシェル2の突出部4の内側面4a(被当接部)の開口に嵌合(当接)させる。
本実施形態によれば、ベースシェル2(外筒)の側壁に形成した突出部4(外筒側突出部)の内側面4a(被当接部)に、セパレータチューブ5(中間筒)の側壁に形成した突出部6(中間筒側突出部)の周縁部6a(軸方向当接部及び回転方向当接部)を当接させ、この状態、すなわち、ベースシェル2に対してセパレータチューブ5が位置合せされた状態で、セパレータチューブ5の突出部6の端面に形成された接続口7に、減衰力発生機構3の接続部8を接続させる。
これにより、減衰力発生機構3のシリンダ装置1への組付け性が格段に向上し、組付け工数、ひいては、製造コストを削減することができる。
さらに、従来技術のように減衰力発生機構3の接続部8をセパレータチューブ5に形成された接続口7に無理に押込むことで、当該セパレータチューブ5の接続口7と減衰力発生機構3の接続部8とを密閉するためのシール部材を損傷させてしまうようなことを回避することが可能になり、減衰力調整式シリンダ装置1の性能を確保することができる。
本実施形態では、ベースシェル2(外筒)の側壁に、減衰力発生機構3が装着される円筒状の突出部4(外筒側突出部)を形成し、セパレータチューブ5(中間筒)の側壁に、減衰力発生機構3の接続部8を接続させるための接続口7が中央に有する突出部6(中間筒側突出部)を形成しておいて、ベースシェル2の突出部4の内側面4a(被当接部)に、セパレータチューブ5の突出部6の周縁部6a(軸方向当接部及び回転方向当接部)を当接させてセパレータチューブ5をベースシェル2に対して位置合せさせる。
これに対し、図4及び図5に示されるように、ベースシェル2の側壁に、平面視(図4参照)で幅W31の略四角形の突出部31(外筒側突出部)を、突出部4のセパレータチューブ挿入方向C(図4及び図5における左右方向)奥側(図4及び図5における右側)に連設し、また、セパレータチューブ5の側壁に、平面視で幅W6の略四角形の突出部6(中間筒側突出部)を、減衰力発生機構3の接続部8を接続させるための接続口7に対してセパレータチューブ挿入方向C奥側に所定間隔を開けて設ける。
そして、ベースシェル2を、例えば、軸を横向き(水平)にして突出部31を上向きにした状態で保持し、このベースシェル2の一端部開口から、シリンダ9に外嵌されたセパレータチューブ5を、突出部6を上向きにした状態でベースシェル2の内部にベースシェル2に対してC方向へ挿入してベースシェル2の突出部31の内側にセパレータチューブ5の突出部6を係合させる。
ここで、セパレータチューブ5の突出部6のセパレータチューブ挿入方向C奥側に形成された軸方向当接部32が、ベースシェル2の突出部31の内側のセパレータチューブ挿入方向C奥側に形成された軸方向被当接部33(被当接部)に当接されることにより、セパレータチューブ5がベースシェル2に対して軸方向へ位置決めされる一方で、セパレータチューブ5の突出部6の周方向(軸回りの回転方向)の両側あるいは一方に形成された回転方向当接部34が、ベースシェル2の突出部31の内側の周方向の両側あるいは一方に形成された回転方向当接部35に当接されることにより、セパレータチューブ5がベースシェル2に対して周方向へ位置決めされる。
これにより、セパレータチューブ5は、ベースシェル2に対してセパレータチューブ挿入方向Cへの移動が制限(阻止)されると同時に軸回りの回転が制限(阻止)され、その結果、ベースシェル2に対する位置合せが完了する。この状態では、図4及び図5に示されるように、ベースシェル2の突出部4にセパレータチューブ5の接続口7が臨み、この状態で、ベースシェル2の突出部4に減衰力発生機構3を装着させると共に、この減衰力発生機構3の接続部8を、セパレータチューブ5の突出部6の接続口7に接続させる。
なお、この実施形態においても、当然、ベースシェル2の一端部開口からセパレータチューブ5を挿入することができるように、ベースシェル2及びセパレータチューブ5の各部寸法を設定する。
Claims (2)
- 少なくとも一端が開口する外筒と、該外筒に収容されて内部に油液が封入されるシリンダと、前記外筒と前記シリンダとの間に配置されて前記シリンダとの間に環状の油液通路が形成される中間筒と、を含むシリンダ装置において、
前記外筒の側壁に形成される外筒側突出部と、前記中間筒の側壁に形成される中間筒側突出部と、を備え、
前記外筒側突出部は、その内側に前記中間筒側突出部が当接可能な被当接部が形成され、
前記中間筒側突出部は、軸方向の一方の側あるいは両側に形成され、前記被当接部に当接される軸方向当接部と、軸回りの回転方向の一方の側あるいは両側に形成され、前記被当接部に当接される回転方向当接部と、を有する
ことを特徴とするシリンダ装置。 - 前記外筒側突出部に減衰力発生機構が装着され、前記中間筒側突出部に形成された接続口に前記減衰力発生機構の接続部が接続されることを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007254574A JP2009085307A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | シリンダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007254574A JP2009085307A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | シリンダ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009085307A true JP2009085307A (ja) | 2009-04-23 |
Family
ID=40658984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007254574A Ceased JP2009085307A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | シリンダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009085307A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2007
- 2007-09-28 JP JP2007254574A patent/JP2009085307A/ja not_active Ceased
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