JP6107034B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
電子写真方式が採用される画像形成装置として、現像剤像を担持する感光体と、感光体上に形成された現像剤像を用紙に転写するための転写部材とを備えるプリンタが知られている。
例えば、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色に対応して設けられる4つの感光体ドラムと、全ての感光体ドラムに接触されるように用紙を搬送する搬送ベルトと、4つの感光体ドラムのそれぞれに対応して、対応する感光ドラムとの間に搬送ベルトを挟むように設けられる4つの転写ローラとを備えるカラープリンタが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
このカラープリンタでは、最上流に配置された感光体ドラムと、その感光ドラムに対向される転写ローラとの間の抵抗値を測定し、用紙が搬送される前の抵抗値と、用紙が搬送されているときの抵抗値との変動に基づいて、感光ドラムと転写ローラとの間に流れる電流の目標値(転写電流目標値)を設定している。
そして、感光ドラムと転写ローラとの間に流れる電流が転写電流目標値に近づくように、感光ドラムと転写ローラとの間に印加される電圧を制御している。
特開2010−128054号公報
しかるに、上記した特許文献1に記載のカラープリンタでは、周辺の湿度が低い場合など、用紙の抵抗値が高いときには、感光ドラムと転写ローラとの間に流れる電流を転写電流目標値に近づけるために、感光ドラムと転写ローラとの間に印加される電圧の絶対値を大きくしている。
この場合、感光ドラムと転写ローラとの間に流れる電流により、感光ドラムと転写ローラとの間において、現像剤の帯電状態が変化する場合がある。具体的には、正帯電している現像剤が、ほとんど帯電していない状態(無帯電)や、負極性に帯電した状態に変化する場合がある。
帯電状態が変化した現像剤が感光ドラム表面に残存すると、感光ドラム表面を静電気的にクリーニングすることが困難になる。
そこで、本発明の目的は、像担持体に付着している付着物を、クリーニング部材によって確実に除去することができる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記した課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、現像剤像を担持可能な像担持体と、像担持体に対向され、現像剤像を像担持体から記録媒体に転写するように構成される転写部材と、像担持体に対して摺擦されるように構成され、現像剤像が記録媒体に転写された後に、像担持体に付着している付着物をクリーニングするクリーニング部材と、転写部材に印加される転写バイアスを制御するように構成される第1制御装置と、クリーニング部材に印加されるクリーニングバイアスを制御するように構成される第2制御装置とを備える。
第1制御装置は、記録媒体の電気抵抗が比較的低いと判断したときに、転写部材に第1の転写バイアスを印加し、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断したときに、転写部材に、第1の転写バイアスと同じ極性で、第1の転写バイアスよりも大きな絶対値を有する第2の転写バイアスを印加する。
第2制御装置は、記録媒体の電気抵抗が比較的低いと判断したときに、クリーニング部材に第1のクリーニングバイアスを印加し、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断したときに、クリーニング部材に、クリーニング部材が摺擦される部分における像担持体の表面電位とクリーニング部材との電位差が第1のクリーニングバイアスを印加したときよりも小さくなるような、第2のクリーニングバイアスを印加する。
このような構成によれば、記録媒体の電気抵抗が比較的高い場合には、第1制御装置は、転写バイアスの絶対値を大きくする。
すると、像担持体と転写部材との対向部分において、現像剤に対して過度に転写電流が作用し、現像剤の帯電状態が変動しやすくなる。
そこで、第2制御装置は、クリーニング部材に印加されるクリーニングバイアスを、像担持体の表面とクリーニング部材との電位差が小さくなるように、変更する。
これにより、像担持体に付着した付着物の帯電状態が変化していたとしても、像担持体に付着した付着物を、像担持体に対するクリーニング部材の摺擦によって、物理的にクリーニング部材で掻き取ることができる。
その結果、像担持剤に付着している付着物をクリーニング部材によって確実に除去することができる。
(2)また、第1制御装置は、像担持体と転写部材との間に流れる転写電流が一定となるように、転写バイアスを制御してもよい。
このような構成によれば、記録媒体の電気抵抗の変動に起因して転写電流が変動することを防止できる。
その結果、像担持体の表面の現像剤像を確実に記録媒体に転写することができる。
(3)また、本発明の画像形成装置は、相対湿度を測定する湿度センサをさらに備えてもよい。この場合、第2制御装置は、湿度センサに測定された相対湿度が所定の相対湿度以下となったときに、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断してもよい。
このような構成によれば、湿度センサに測定された相対湿度に基づいて、記録媒体の電気抵抗が高くなっていると予測して、円滑に、像担持体の表面とクリーニング部材との電位差を小さくすることができる。
(4)また、第2制御装置は、湿度センサに測定された相対湿度が30%以下となったときに、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断してもよい。
このような構成によれば、相対湿度が30%以下となったときにのみ、像担持体の表面とクリーニング部材との電位差を小さくすることができる。
そのため、現像剤の帯電状態が変動しやすいときに、像担持体に付着した付着物を、効果的にクリーニングすることができる。
(5)また、第2制御装置は、像担持体の長手方向における記録媒体の長さが、像担持体の最大画像形成領域に対して所定の割合以下となったときに、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断してもよい。
このような構成によれば、記録媒体が像担持体に対して比較的小さいため、第1制御装置が、記録媒体に十分な転写電流を流すために、転写電流を大きく設定する場合がある。
この場合であっても、像担持体に付着している付着物をクリーニング部材によって確実に除去することができる。
(6)また、本発明の画像形成装置は、第1面に現像剤像が転写された記録媒体を加熱して、現像剤像を第1面に定着させる定着装置と、現像剤像が前記第1面に定着された記録媒体を、定着装置から像担持体と転写部材との間へ搬送する搬送手段とを、さらに備えてもよい。
この場合、前記第2制御装置は、前記搬送手段によって搬送された記録媒体の前記第1面と反対側の第2面に現像剤像を転写する場合に、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断する。
このような構成によれば、記録媒体の両面(第1面および第2面)に連続して印刷する場合に、定着装置を通過して加熱されることにより、記録媒体が乾燥されて、その電気抵抗が高くなっている場合であっても、像担持体に付着している付着物をクリーニング部材によって確実に除去することができる。
(7)また、本発明の画像形成装置は、転写バイアスを検出する検出手段をさらに備えてもよい。この場合、第2制御装置は、検出手段によって検出された転写バイアスが第2の転写バイアス以上となったときに、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断してもよい。
このような構成よれば、転写バイアスを検出手段で実測して、像担持体の表面とクリーニング部材との電位差を、より効果的に低減することができる。
(8)また、本発明の画像形成装置は、転写バイアスを検出する検出手段をさらに備えてもよい。また、第1制御装置は、転写バイアスを一定に制御してもよい。この場合、第2制御装置は、検出手段によって検出された転写バイアスが第2の転写バイアスに切り替えられたときに、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断してもよい。
このような構成によれば、転写部材に定電圧制御で転写バイアスを印加する構成において、像担持体に付着している付着物をクリーニング部材によって確実に除去することができる。
また、転写バイアスを検出手段で実測して、像担持体の表面とクリーニング部材との電位差を、より効果的に低減することができる。
(9)また、第2制御装置は、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断したときに、記録媒体が像担持体と転写部材との間に供給される前に、クリーニング部材に第2のクリーニングバイアスを印加してもよい。
このような構成によれば、記録媒体の電気抵抗を予測した場合に、クリーニング部材が付着物に作用する前に、確実に、クリーニング部材に第2のクリーニングバイアスを印加することができる。
そのため、像担持体の表面に付着した付着物を、より確実に除去することができる。
(10)また、第2制御装置は、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断したときに、記録媒体が像担持体と転写部材との間に供給された後、付着物がクリーニング部材に対向するまでに、クリーニング部材に第2のクリーニングバイアスを印加してもよい。
このような構成によれば、記録媒体の電気抵抗を実測した場合に、クリーニング部材が付着物に作用する前に、確実に、クリーニング部材に第2のクリーニングバイアスを印加することができる。
そのため、像担持体の表面に付着した付着物を、より確実に除去することができる。
(11)また、クリーニング部材に第2のクリーニングバイアスが印加されたときに、クリーニング部材が摺擦される部分における像担持体の表面電位とクリーニング部材との電位差は、0であってもよい。
このような構成によれば、簡易な構成で、確実に、像担持体の表面とクリーニング部材との電位差を低減することができる。
その結果、像担持体の表面に付着した付着物を、より一層確実に除去することができる。
(12)また、像担持体は、複数設けられ、記録媒体の搬送方向に沿って互いに間隔を隔てて並列配置されていてもよい。また、転写部材は、複数の像担持体のそれぞれに対応して、複数設けられてもよい。また、クリーニング部材は、複数の像担持体のそれぞれに対応して、複数設けられてもよい。この場合、第2制御装置は、搬送方向最下流側の像担持体に対応するクリーニング部材に印加されるクリーニングバイアスのみを制御してもよい。
このような構成によれば、特に帯電状態が変動した付着物が付着しやすい、搬送方向最下流側の像担持体において、付着物を確実に除去することができる。
本発明の画像形成装置によれば、像担持体に付着している付着物をクリーニング部材によって確実に除去することができる。
図1は、本発明の画像形成装置の第1実施形態としてのプリンタを示す側断面図である。 図2は、図1に示すプリンタの電気的構成の要部を示すブロック図である。 図3は、第3実施形態のプリンタの電気的構成の要部を示すブロック図である。 図4は、第5実施形態のプリンタを示す側断面図である。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、横置きタイプのダイレクトタンデム型カラープリンタである。
なお、以下の説明において、プリンタ1の方向に言及するときには、プリンタ1を水平に載置した状態を上下の基準とする。すなわち、図1の紙面上側が上側(上下方向(第1方向)一方側)であり、紙面下側が下側(上下方向他方側)である。また、図1の紙面左側が前側(前後方向(第2方向)一方側)であり、図1の紙面右側が後側(前後方向他方側)である。また、プリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前側が右側(左右方向(第3方向)一方側)であり、紙面奥側が左側(左右方向他方側)である。
プリンタ1は、略ボックス形状の本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2の上端部には、本体開口部3を開閉するトップカバー4が、その後端部を支点として揺動可能に設けられている。プリンタ1は、複数(4つ)のプロセスカートリッジ5と、複数(4つ)のLEDユニット6と、転写ユニット7と、定着装置の一例としての定着ユニット8とを備えている。
すべてのプロセスカートリッジ5は、本体ケーシング2内に着脱可能に設けられ、互いに間隔を隔てて並列配置されている。また、複数(4つ)のプロセスカートリッジ5は、それぞれ、複数(4つ)の色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)のうちの1つに対応している。
プロセスカートリッジ5は、ドラムカートリッジ9と、ドラムカートリッジ9に着脱可能に装着される現像カートリッジ10とを備えている。
ドラムカートリッジ9は、像担持体の一例としての感光ドラム11と、スコロトロン型帯電器12と、クリーニング部材の一例としてのドラムクリーニングローラ24とを備えている。
感光ドラム11は、左右方向(長手方向)に長手の略円筒形状に形成されており、ドラムカートリッジ9の後端部に回転可能に設けられている。
スコロトロン型帯電器12は、感光ドラム11の後上側に対向配置されている。
ドラムクリーニングローラ24は、感光ドラム11の後側において、スコロトロン型帯電器12の下側に配置されている。ドラムクリーニングローラ24は、感光ドラム11に対して後側から接触されている。ドラムクリーニングローラ24は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。
現像カートリッジ10は、現像ローラ13と、現像ローラ13にトナーを供給する供給ローラ14とを備えている。
現像ローラ13は、現像カートリッジ10の後端部において、後側へ露出されるように回転可能に支持されている。現像ローラ13は、感光ドラム11に対して前上側から接触されている。現像ローラ13は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。
供給ローラ14は、現像ローラ13の前上側において、現像ローラ13に接触されるように回転可能に支持されている。供給ローラ14は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。
また、現像カートリッジ10は、現像ローラ13に供給されたトナーの厚みを規制する層厚規制ブレード15を備えている。また、現像カートリッジ10には、現像ローラ13および供給ローラ14の上側において、現像剤の一例としてのトナーが収容されている。
複数のLEDユニット6のそれぞれは、複数のプロセスカートリッジ5の感光ドラム11の上にそれぞれ対向配置されるように、トップカバー4に支持されている。
転写ユニット7は、複数のプロセスカートリッジ5の下側に対向配置されている。転写ユニット7は、駆動ローラ16、従動ローラ17、搬送ベルト18、および、複数(4つ)の転写部材の一例としての転写ローラ19を備えている。
駆動ローラ16は、転写ユニット7の後端部に回転可能に支持されている。
従動ローラ17は、転写ユニット7の前端部に回転可能に支持されている。
搬送ベルト18は、その上側部分がすべての感光ドラム11に接触されるように、駆動ローラ16および従動ローラ17の周りに掛け渡されている。搬送ベルト18は、駆動ローラ16の駆動、および、従動ローラ17の従動により、その上側部分が前側から後側に向かって移動するように、周回移動される。
複数の転写ローラ19のそれぞれは、複数の感光ドラム11のそれぞれの下側において、搬送ベルト18の上側部分を挟むように対向配置されている。
定着ユニット8は、転写ユニット7の後側に対向配置されている。定着ユニット8は、加熱ローラ20と、加熱ローラ20に対向する加圧ローラ21とを備えている。
そして、現像カートリッジ10内のトナーは、供給ローラ14と現像ローラ13との間で正極性に摩擦帯電され、層厚規制ブレード15により、一定厚さの薄層として現像ローラ13の表面に担持される。
一方、感光ドラム11の表面は、スコロトロン型帯電器12によって一様に正極性に帯電された後、LEDユニット6によって所定の画像データに基づいて露光される。これにより、感光ドラム11の表面には、画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、現像ローラ13に担持されるトナーが感光ドラム11の表面上の静電潜像に供給されることにより、感光ドラム11の表面上にトナー像(現像剤像)が担持される。
記録媒体の一例としての用紙Pは、本体ケーシング2の底部に設けられる給紙トレイ22内に収容されており、各種ローラによって、後上側へUターンするように搬送されて、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム11と搬送ベルト18との間に給紙される。そして、搬送ベルト18によって、すべての感光ドラム11とすべての転写ローラ19との間を前側から後側に向かって搬送される。このとき、転写ローラ19に印加される転写バイアス(後述)により、用紙Pにトナー像が転写される。
そして、用紙Pは、加熱ローラ20と加圧ローラ21との間を通過するときに加熱および加圧される。このとき、用紙Pには、トナー像が熱定着される。
その後、用紙Pは、前上側へUターンするように搬送されて、トップカバー4に設けられる排紙トレイ23に排紙される。
2.感光ドラム、転写ローラおよびドラムクリーニングローラの詳細
(1)感光ドラム
図2に示すように、感光ドラム11は、ドラム本体31と、シャフト32とを備えている。
ドラム本体31は、金属から左右方向に延びる略円筒形状に形成されている。ドラム本体31の周面には、感光層が形成されている。ドラム本体31の左右方向両端部のそれぞれには、フランジ部材(図示せず)が1つずつ相対回転可能に嵌合されている。
シャフト32は、金属からドラム本体31の中心軸線に沿って延びる略円柱形状に形成されている。シャフト32は、フランジ部材(図示せず)の径方向中央を貫通するように、フランジ部材(図示せず)に相対回転不能に支持されている。また、シャフト32は、金属からなる導通部材(図示せず)を介して、ドラム本体31の内面に電気的に接続されている。また、シャフト32は、本体ケーシング2にアース(接地)されている。
そして、感光ドラム11は、右側面視反時計回り方向に、例えば、165mm/sの周速で回転される。
(2)転写ローラ
転写ローラ19は、転写ローラ軸33と転写ローラ本体34とを備えている。
転写ローラ軸33は、金属から左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。
転写ローラ本体34は、導電性の樹脂材料などから、左右方向に延びる略円筒形状に形成され、転写ローラ軸33の左右方向両端部を露出するように、転写ローラ軸33を被覆している。
(3)ドラムクリーニングローラ
ドラムクリーニングローラ24は、ドラムクリーニングローラ軸35とドラムクリーニングローラ本体36とを備えている。
ドラムクリーニングローラ軸35は、金属からなり、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。
ドラムクリーニングローラ本体36は、半導電性のシリコーン樹脂やウレタン樹脂の発泡体などから形成されている。ドラムクリーニングローラ本体36は、左右方向に延びる略円筒形状に形成され、ドラムクリーニングローラ軸35の左右方向両端部を露出するように、ドラムクリーニングローラ軸35を被覆している。
そして、ドラムクリーニングローラ24は、右側面視時計回り方向に、感光ドラム11の周速よりも速い、例えば、219mm/sの周速で回転される。つまり、ドラムクリーニングローラ24は、感光ドラム11に対して摺擦される。
3.プリンタの電気的構成
本体ケーシング2内には、電源基板41と、湿度センサ43と、マイクロコンピュータ42とが設けられている。
電源基板41は、電源44と、転写ローラ19に電力を供給するための転写回路45と、ドラムクリーニングローラ24に電力を供給するためのドラムクリーニング回路46とを備えている。
電源44は、配線を介して、転写回路45、および、ドラムクリーニング回路46に電気的に接続されている。
転写回路45は、配線を介して、転写ローラ19の転写ローラ軸33に電気的に接続されている。転写回路45は、マイクロコンピュータ42の制御に基づいて、電源44からの電圧を、所定の転写バイアスに調整して転写ローラ軸33に印加する。
ドラムクリーニング回路46は、配線を介して、ドラムクリーニングローラ24のドラムクリーニングローラ軸35に電気的に接続されている。ドラムクリーニング回路46は、マイクロコンピュータ42の制御に基づいて、電源44からの電圧を、所定のドラムクリーニングバイアスに調整してドラムクリーニングローラ軸35に印加する。
湿度センサ43は、本体ケーシング2内の相対湿度を測定するセンサであり、信号配線を介して、マイクロコンピュータ42に電気的に接続されている。
マイクロコンピュータ42は、CPUおよびメモリなどにより構成されている。マイクロコンピュータ42は、CPUによるプログラム処理によってソフトウェア的に実現される構成として、転写回路45を制御する第1制御装置の一例としての転写バイアス制御部47と、ドラムクリーニング回路46を制御する第2制御装置の一例としてのドラムクリーニングバイアス制御部48とを備えている。
なお、マイクロコンピュータ42のメモリには、転写バイアステーブルとドラムクリーニングバイアステーブルとが格納されている。転写バイアステーブルには、相対湿度に対応して、転写電流の設定値が記憶されている。ドラムクリーニングバイアステーブルには、相対湿度に対応して、ドラムクリーニングバイアスの設定値が記憶されている。
4.画像形成動作
(1)転写電流およびドラムクリーニングバイアスの設定
上記した画像形成動作が実施されるときには、まず、転写バイアス制御部47において転写バイアスが設定されるとともに、ドラムクリーニングバイアス制御部48においてドラムクリーニングバイアスが設定される。
転写バイアス制御部47は、転写バイアステーブルを参照して、湿度センサ43によって測定された本体ケーシング2内の相対湿度に対応する転写電流を設定する。
また、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、ドラムクリーニングバイアステーブルを参照して、湿度センサ43によって測定された本体ケーシング2内の相対湿度に対応するドラムクリーニングバイアスを設定する。
(1−1)通常の湿度環境の場合
本体ケーシング2内の相対湿度が、例えば、30%超過、60%未満であるときには、転写バイアス制御部47およびドラムクリーニングバイアス制御部48は、用紙Pの電気抵抗が比較的低いと判断する。
すると、転写バイアス制御部47は、ブラックに対応する感光ドラム11と転写ローラ19との間に流す転写電流を、例えば、−14μAに設定する。
また、転写バイアス制御部47は、イエローに対応する感光ドラム11と転写ローラ19の間に流す転写電流を、例えば、−11μAに設定する。
また、転写バイアス制御部47は、マゼンタに対応する感光ドラム11と転写ローラ19の間に流す転写電流を、例えば、−13μAに設定する。
また、転写バイアス制御部47は、シアンに対応する感光ドラム11と転写ローラ19の間に流す転写電流を、例えば、−14μAに設定する。
また、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、すべてのドラムクリーニングローラ24に印加するドラムクリーニングバイアスを、感光ドラム11の表面との電位差が、例えば、−300Vになるように、設定する。つまり、最後方のドラムクリーニングローラ24には、感光ドラム11の表面との電位差が、例えば、−300Vになるようなドラムクリーニングバイアス(第1のクリーニングバイアス)が印加される。
(1−2)低湿度環境の場合
本体ケーシング2内の相対湿度が、例えば、30%以下であるときには、転写バイアス制御部47およびドラムクリーニングバイアス制御部48は、用紙Pの電気抵抗が比較的高いと判断する。
すると、転写バイアス制御部47は、ブラックに対応する感光ドラム11と転写ローラ19との間に流す転写電流を、例えば、−15μAに設定する。
また、転写バイアス制御部47は、イエローに対応する感光ドラム11と転写ローラ19との間に流す転写電流を、例えば、−11μAに設定する。
また、転写バイアス制御部47は、マゼンタに対応する感光ドラム11と転写ローラ19の間に流す転写電流を、例えば、−14μAに設定する。
また、転写バイアス制御部47は、シアンに対応する感光ドラム11と転写ローラ19の間に流す転写電流を、例えば、−15μAに設定する。
つまり、転写バイアス制御部47は、用紙Pの電気抵抗が比較的高いと判断したときに、感光ドラム11と転写ローラ19の間に流す転写電流を、用紙Pの電気抵抗が比較的低いと判断したときよりも大きな絶対値を有する転写電流に設定する。
また、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、ドラムクリーニング回路46を制御して、最後方の感光ドラム11(シアンの感光ドラム11)に対応するドラムクリーニングローラ24の電位をフロート電位に設定し、最後方のドラムクリーニングローラ24と感光ドラム11の表面との電位差を0Vにする。つまり、最後方のドラムクリーニングローラ24には、感光ドラム11の表面電位と同じ電位のドラムクリーニングバイアス(第2のクリーニングバイアス)が印加される。
また、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、最後方の感光ドラム11以外の感光ドラムに対応するドラムクリーニングローラ24にドラムクリーニングバイアスを、感光ドラム11の表面との電位差が、例えば、−300Vになるように、設定する。
(2)転写・クリーニング動作
(2−1)通常の湿度環境における転写・クリーニング動作
上記した画像形成動作が実施されたときに、本体ケーシング2内の相対湿度が、例えば、30%超過、60%未満であると、転写バイアス制御部47は、転写回路45を制御して、複数の転写ローラ19のそれぞれに、対応する感光ドラム11との間に上記した転写電流を一定して流すように、転写バイアス(第1の転写バイアス)を印加する(定電流制御)。
また、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、ドラムクリーニング回路46を制御し、複数のドラムクリーニングローラ24のそれぞれに、上記したドラムクリーニングバイアスを印加する。
そして、用紙Pが感光ドラム11と転写ローラ19との対向部分を通過するときに、感光ドラム11に担持されているトナー像が用紙Pに転写される。
このとき、感光ドラム11の周面には、用紙Pに転写されなかった付着物の一例としてのトナー(以下、転写残トナーと記載する。)が残存する場合がある。
その後、複数の感光ドラム11のそれぞれにおいて、感光ドラム11の周面に残存する転写残トナーは、感光ドラム11の回転に伴って、対応するドラムクリーニングローラ24に対向される。
すると、転写残トナーは、ドラムクリーニングバイアスによって、対応するドラムクリーニングローラ24の周面に静電気的に保持される。
(2−2)低湿度環境における転写・クリーニング動作
上記した画像形成動作が実施されたときに、本体ケーシング2内の相対湿度が、例えば、30%以下であると、転写バイアス制御部47は、転写回路45を制御し、複数の転写ローラ19のそれぞれに、対応する感光ドラム11との間に上記した転写電流を流すように、転写バイアス(第2の転写バイアス)を印加する(定電流制御)。
また、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、ドラムクリーニング回路46を制御し、最後方の感光ドラム11に対応するドラムクリーニングローラ24のドラムクリーニングバイアスをフロート電位に設定し、それ以外のドラムクリーニングローラ24のそれぞれに、上記したドラムクリーニングバイアスを印加する。
また、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、ドラムクリーニング回路46を制御し、複数のドラムクリーニングローラ24のそれぞれに、上記したドラムクリーニングバイアスを印加する。
なお、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、ドラムクリーニング回路46を制御して、用紙Pが最後方の感光ドラム11と転写ローラ19との間に供給される前に、最後方のドラムクリーニングローラ24に印加されるドラムクリーニングバイアスをフロート電位に変更する。
そして、用紙Pが感光ドラム11と転写ローラ19との対向部分を通過するときに、感光ドラム11に担持されているトナー像が用紙Pに転写される。
その後、複数の感光ドラム11のそれぞれにおいて、感光ドラム11の周面に残存する転写残トナーは、感光ドラム11の回転に伴って、対応するドラムクリーニングローラ24に対向される。
すると、最後方の感光ドラム11の表面に残存する転写残トナーは、感光ドラム11の表面に対するドラムクリーニングローラ24の摺擦により、感光ドラム11の表面から掻き取られて、対応するドラムクリーニングローラ24の周面に保持される。
また、最後方の感光ドラム11以外の感光ドラム11の表面に残存する転写残トナーは、ドラムクリーニングバイアスによって、対応するドラムクリーニングローラ24の周面に静電気的に保持される。
4.作用効果
(1)このプリンタ1によれば、本体ケーシング2内の相対湿度が低く、用紙Pの電気抵抗が比較的高いと予想される場合には、転写バイアス制御部47は、転写電流の設定値を大きくする。
すると、感光ドラム11と転写ローラ19との対向部分において、トナーに対して過度に転写電流が作用し、トナーの帯電状態が変動しやすくなる。
特に、このプリンタ1のようなダイレクトタンデム型のカラープリンタでは、用紙Pの搬送方向(前側から後側へ向かう方向)において、より下流側(後側)の感光ドラム11と転写ローラ19との間に流す転写電流の方が、より上流側(前側)の感光ドラム11と転写ローラ19との間に流す転写電流よりも大きく設定される。
そのため、最後方に配置される感光ドラム11と転写ローラ19との対向部分において、トナーの帯電状態がより変動しやすくなる。
そこで、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、最後方の感光ドラム11に対応するドラムクリーニングローラ24のドラムクリーニングバイアスを、感光ドラム11の表面とドラムクリーニングローラ24との電位差が実質的に0Vになるように、フロート電位に設定する。
これにより、最後方の感光ドラム11に付着した転写残トナーの帯電状態が変化していたとしても、最後方の感光ドラム11に付着した転写残トナーを、感光ドラム11に対するドラムクリーニングローラ24の摺擦によって、物理的にドラムクリーニングローラ24で掻き取ることができる。
その結果、感光ドラム11に付着している転写残トナーをドラムクリーニングローラ24によって確実に除去することができる。
(2)また、このプリンタ1によれば、転写バイアス制御部47は、転写電流が一定となるように、転写バイアスを制御している。
そのため、用紙Pの電気抵抗の変動に起因して転写電流が変動することを防止できる。
その結果、感光ドラム11表面のトナー像を確実に用紙Pに転写することができる。
(3)また、このプリンタ1によれば、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、湿度センサ43に測定された相対湿度が30%以下となったときに、用紙Pの電気抵抗が比較的高いと判断する。
そのため、湿度センサ43に測定された相対湿度から用紙Pの電気抵抗を予測して、円滑に、感光ドラム11の表面とドラムクリーニングローラ24との電位差を小さくすることができる。
また、相対湿度が30%以下となり、トナーの帯電状態が変動しやすいときに、感光ドラム11に付着した転写残トナーを、効果的にクリーニングすることができる。
(4)また、このプリンタ1によれば、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、用紙Pが最後方の感光ドラム11と転写ローラ19との間に供給される前に、最後方のドラムクリーニングローラ24のドラムクリーニングバイアスをフロート電位にする。
そのため、最後方のドラムクリーニングローラ24が転写残トナーに作用する前に、確実に、最後方のドラムクリーニングローラ24のドラムクリーニングバイアスをフロート電位にすることができる。
そのため、最後方の感光ドラム11表面に付着した転写残トナーを、より確実に除去することができる。
(5)また、このプリンタ1によれば、最後方のドラムクリーニングローラ24のクリーニングバイアスをフロート電位にすることにより、最後方の感光ドラム11の表面とドラムクリーニングローラ24との電位差を0Vにしている。
そのため、簡易な構成で、確実に、最後方の感光ドラム11の表面とドラムクリーニングローラ24との電位差を低減することができる。
その結果、最後方の感光ドラム11表面に付着した転写残トナーを、より一層確実に除去することができる。
(6)また、このプリンタ1によれば、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、最後方の感光ドラム11に対応するドラムクリーニングローラ24に印加されるドラムクリーニングバイアスのみを制御している。
そのため、特に帯電状態が変動した転写残トナーが付着しやすい最後方の感光ドラム11において、転写残トナーを確実に除去することができる。
5.第2実施形態
図2を参照して、プリンタ1の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には、同じ符号を付し、その説明を省略する。
(1)第2実施形態の概要
上記した第1実施形態では、転写バイアス制御部47およびドラムクリーニングバイアス制御部48は、本体ケーシング2内の相対湿度が、例えば、30%以下であるときに、用紙Pの電気抵抗が比較的高いと判断している。
対して、第2実施形態では、転写バイアス制御部47およびドラムクリーニングバイアス制御部48は、図2中に仮想線で示すように、外部のパーソナルコンピュータ51などからプリンタ1に印刷ジョブが入力されたときに、印刷ジョブにおいて指定された用紙Pの左右方向長さが、感光ドラムの最大画像形成領域の左右方向長さに対して所定の割合以下であると、用紙Pの電気抵抗が比較的高いと判断する。
(2)転写電流およびドラムクリーニングバイアスの設定
第2実施形態においては、転写バイアス制御部47およびドラムクリーニングバイアス制御部48は、用紙Pの左右方向長さが、感光ドラムの最大画像形成領域の左右方向長さに対して、例えば、80%以下、好ましくは、60%以下となったときに、用紙Pの電気抵抗が比較的高いと判断する。
すると、転写バイアス制御部47は、上記した第1実施形態と同様にして、複数の感光ドラム11のそれぞれと、対応する転写ローラ19との間に流す転写電流を設定する。
また、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、複数のドラムクリーニングローラ24のそれぞれに印加するドラムクリーニングバイアスを設定する。
(3)第2実施形態の作用効果
第2実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
詳しくは、第2実施形態では、用紙Pのサイズ(左右方向長さ)が、感光ドラムの最大画像形成領域の左右方向長さに対して、上記した割合以下となったときには、転写バイアス制御部47は、比較的小さなサイズの用紙Pに十分な転写電流を流すために、用紙Pの電気抵抗が比較的高いと判断し、上記した第1実施形態と同様に、感光ドラム11と転写ローラ19との間に流す転写電流を大きく設定する。
この場合であっても、上記した第1実施形態と同様に、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、最後方の感光ドラム11に対応するドラムクリーニングローラ24のドラムクリーニングバイアスを、感光ドラム11の表面とドラムクリーニングローラ24との電位差が実質的に0Vになるように、フロート電位に設定する。
そのため、感光ドラム11に付着している転写残トナーをドラムクリーニングローラ24によって確実に除去することができる。
6.第3実施形態
図3を参照して、プリンタ1の第3実施形態を説明する。なお、第3実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には、同じ符号を付し、その説明を省略する。
(1)第3実施形態の概要
上記した第1実施形態では、本体ケーシング2内の相対湿度を湿度センサ43で検知し、検知された相対湿度に基づいて、用紙Pの電気抵抗を判断している。
対して、第3実施形態では、転写ローラ19と感光ドラム11との間の電気抵抗を測定し、測定された電気抵抗に基づいて、用紙Pの電気抵抗を判断する。
(2)第3実施形態の構成
第3実施形態では、図3に示すように、電流計61と、検出手段の一例としての電圧計62とを備えている。
電流計61は、転写回路45と転写ローラ軸33との間に介在されている。電流計61は、転写回路45から転写ローラ軸33へ流れる電流の電流値を測定する。また、電流計61は、信号配線(図3中に破線で示す。)を介して、マイクロコンピュータ42に電気的に接続されている。電流計61は、測定した電流値をマイクロコンピュータ42に送信する。
電圧計62は、転写ローラ軸33とシャフト32とに電気的に接続されている。電圧計62は、転写ローラ軸33とシャフト32との間に印加される電圧を測定する。また、電圧計62は、信号配線(図3中に破線で示す。)を介して、マイクロコンピュータ42に電気的に接続されている。電圧計62は、測定した電圧をマイクロコンピュータ42に送信する。
そして、マイクロコンピュータ42では、電流計61で測定された電流値と、電圧計62で測定された電圧とから転写ローラ19と感光ドラム11との間の電気抵抗を計算する。
(3)転写電流およびドラムクリーニングバイアスの設定
第3実施形態では、転写バイアス制御部47は、転写ローラ19と感光ドラム11との間の電気抵抗が、例えば、1.0×1012Ω以上であると、用紙Pの電気抵抗が比較的高いと判断する。
そして、転写バイアス制御部47は、上記した第1実施形態と同様に、複数の感光ドラム11のそれぞれと、対応する転写ローラ19との間に流す転写電流を設定する。
転写バイアス制御部47は、転写回路45を制御し、複数の転写ローラ19のそれぞれに、対応する感光ドラム11との間に上記した転写電流を流すように、転写バイアス(第2の転写バイアス)を印加する(定電流制御)。印加された転写バイアスは、電圧計62において測定される。
すると、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、電圧計62によって測定される転写バイアスが第2の転写バイアス以上となったときに、用紙Pの電気抵抗が比較的高いと判断する。
そして、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、上記した第1実施形態と同様に、複数のドラムクリーニングローラ24のそれぞれに印加するドラムクリーニングバイアスを設定する。
そして、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、ドラムクリーニング回路46を制御して、用紙Pが最後方の感光ドラム11と転写ローラ19との間に供給された後、転写残トナーがドラムクリーニングローラ24に対向するまでに、最後方のドラムクリーニングローラ24に印加されるドラムクリーニングバイアスをフロート電位に変更する。
(4)第3実施形態の作用効果
(4−1)第3実施形態のプリンタ1によれば、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、電圧計62によって測定された転写バイアスが第2の転写バイアス以上となったときに、用紙Pの電気抵抗が比較的高いと判断する。
そのため、転写バイアスを実測して、最後方の感光ドラム11の表面とドラムクリーニングローラ24との電位差を、より効果的に低減することができる。
(4−2)また、第3実施形態のプリンタ1によれば、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、用紙Pが最後方の感光ドラム11と転写ローラ19との間に供給された後、転写残トナーがドラムクリーニングローラ24に対向するまでに、ドラムクリーニングローラ24に印加されるドラムクリーニングバイアスをフロート電位に変更する。
そのため、最後方の感光ドラム11表面に付着した転写残トナーを、より確実に除去することができる。
(4−3)また、第3実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
7.第4実施形態
図3を参照して、プリンタ1の第4実施形態を説明する。なお、第4実施形態において、上記した第3実施形態と同様の部材には、同じ符号を付し、その説明を省略する。
(1)第4実施形態の概要
上記した第3実施形態では、転写バイアステーブルには、相対湿度に対応して、転写電流の設定値が記憶されている。そして、転写バイアス制御部47は、転写回路45を制御し、複数の転写ローラ19のそれぞれに、転写バイアステーブルに基づいて設定された転写電流を流すように、転写バイアスを印加している(定電流制御)。
対して、第4の実施形態では、転写バイアステーブルには、相対湿度に対応して、転写バイアスの設定値が記憶されている。そして、転写バイアス制御部47は、転写回路45を制御し、複数の転写ローラ19のそれぞれに、転写バイアステーブルに基づいて設定された転写バイアスを印加する(定電圧制御)。
(2)転写電流およびドラムクリーニングバイアスの設定
(2−1)通常の湿度環境の場合
第4実施形態では、転写バイアス制御部47は、転写ローラ19と感光ドラム11との間の電気抵抗が、例えば、1.0×1011Ω未満であると、用紙Pの電気抵抗が比較的低いと判断する。
すると、転写バイアス制御部47は、ブラックに対応する転写ローラ19に印加する転写バイアス(第1の転写バイアス)を、例えば、−3500Vに設定する。
また、転写バイアス制御部47は、イエローに対応する転写ローラ19に印加する転写バイアス(第1の転写バイアス)を、例えば、−3000Vに設定する。
また、転写バイアス制御部47は、マゼンタに対応する転写ローラ19に印加する転写バイアス(第1の転写バイアス)を、例えば、−3500Vに設定する。
また、転写バイアス制御部47は、シアンに対応する転写ローラ19に印加する転写バイアス(第1の転写バイアス)を、例えば、−3500Vに設定する。
また、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、上記した第1実施形態と同様に、複数のドラムクリーニングローラ24のそれぞれに印加するドラムクリーニングバイアスを設定する。
そして、転写バイアス制御部47は、転写回路45を制御し、複数の転写ローラ19のそれぞれに、上記した転写バイアスを印加する(定電圧制御)。印加された転写バイアスは、電圧計62において測定される。
すると、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、電圧計62によって測定される転写バイアスが第1の転写バイアスであることにより、用紙Pの電気抵抗が比較的低いと判断する。
そして、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、上記した第1実施形態と同様に、複数のドラムクリーニングローラ24のそれぞれに印加するドラムクリーニングバイアスを設定する。
そして、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、ドラムクリーニング回路46を制御して、複数のドラムクリーニングローラ24のそれぞれに、上記したドラムクリーニングバイアスを印加する。
(2−2)低湿度環境の場合
転写バイアス制御部47は、転写ローラ19と感光ドラム11との間の電気抵抗が、例えば、1.0×1012Ω以上であると、用紙Pの電気抵抗が比較的高いと判断する。
すると、転写バイアス制御部47は、ブラックに対応する転写ローラ19に印加する転写バイアス(第2の転写バイアス)を、例えば、−5000Vに設定する。
また、転写バイアス制御部47は、イエローに対応する転写ローラ19に印加する転写バイアス(第2の転写バイアス)を、例えば、−4500Vに設定する。
また、転写バイアス制御部47は、マゼンタに対応する転写ローラ19に印加する転写バイアス(第2の転写バイアス)を、例えば、−5000Vに設定する。
また、転写バイアス制御部47は、シアンに対応する転写ローラ19に印加する転写バイアス(第2の転写バイアス)を、例えば、−5000Vに設定する。
つまり、転写バイアス制御部47は、用紙Pの電気抵抗が比較的高いと判断したときに、転写ローラ19に印加する転写バイアスを、用紙Pの電気抵抗が比較的低いと判断したときよりも大きな絶対値を有する転写バイアスに設定する。
そして、転写バイアス制御部47は、転写回路45を制御し、複数の転写ローラ19のそれぞれに、上記した転写バイアスを印加する(定電圧制御)。印加された転写バイアスは、電圧計62において測定される。
すると、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、電圧計62によって測定される転写バイアスが第2の転写バイアス以上となったときに、用紙Pの電気抵抗が比較的高いと判断する。
そして、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、上記した第1実施形態と同様に、複数のドラムクリーニングローラ24のそれぞれに印加するドラムクリーニングバイアスを設定する。
そして、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、ドラムクリーニング回路46を制御して、用紙Pが最後方の感光ドラム11と転写ローラ19との間に供給された後、転写残トナーがドラムクリーニングローラ24に対向するまでに、最後方のドラムクリーニングローラ24に印加されるドラムクリーニングバイアスをフロート電位に変更する。
(3)第4実施形態の作用効果
第4実施形態のプリンタ1によれば、転写バイアス制御部47は、転写バイアスを一定に制御している。そして、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、電圧計62によって測定された転写バイアスが第2の転写バイアスに切り替えられたときに、用紙Pの電気抵抗が比較的高いと判断する。
そのため、転写ローラ19に定電圧制御で転写バイアスを印加する構成において、感光ドラム11に付着している転写残トナーをドラムクリーニングローラ24によって確実に除去することができる。
また、転写バイアスを実測して、最後方の感光ドラム11の表面とドラムクリーニングローラ24との電位差を、より効果的に低減することができる。
また、第4実施形態においても、上記した第3実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
8.第5実施形態
図4を参照して、プリンタ1の第5実施形態を説明する。なお、第5実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には、同じ符号を付し、その説明を省略する。
(1)第5実施形態の概要
上記した第1実施形態では、プリンタ1をカラープリンタとして構成している。
対して第5実施形態では、図4に示すように、プリンタ71をモノクロプリンタとして構成する。
(2)第5実施形態の構成
第5実施形態のプリンタ71は、イエロー、マゼンタ、シアンのプロセスカートリッジ5を有さず、ブラックのプロセスカートリッジ5を有する。
また、第5実施形態のプリンタ71は、転写ユニット7を有さず、代わりに、転写部材の一例としての転写ローラ72を有する。
転写ローラ72は、プロセスカートリッジ5の後端部において、感光ドラム11の下側に回転可能に支持されている。転写ローラ72は、感光ドラム11に対して下側から接触されている。
また、第5実施形態のプリンタ71には、図4中に仮想線で示すように、トナー像が定着された用紙Pを、定着ユニット8から、感光ドラム11と転写ローラ72との間へ搬送する搬送手段の一例としての反転パス73が設けられている。
反転パス73は、定着ユニット8の後方を上下方向に延び、その後、給紙トレイ22の上側、かつ、定着ユニット8およびプロセスカートリッジ5の下側を、前後方向に延びるように設けられている。反転パス73の前端部は、プロセスカートリッジ5の前後方向略中央部に臨んでいる。また、反転パス73の後端部は、用紙Pを排紙するための排紙ローラ74の後下側に対向配置されている。
トナー像が定着された用紙Pは、排紙トレイ23に排紙される前に、排紙ローラ74の回転により、トナー像が定着された面(第1面)が下側を向くように、反転パス73内に導入される。
その後、用紙Pは、反転パス73を後側から前側へ通過して、トナー像が定着された面と反対側の面(第2面)が上側を向くように、感光ドラム11と転写ローラ72との間へ供給される。
なお、第5実施形態のプリンタ71では、本体開口部3は、本体ケーシング2の前端部に形成されており、本体ケーシング2の前端部には、本体開口部3を開閉するフロントカバー75が、その下端部を支点として揺動可能に設けられている。
また、第5実施形態のプリンタ71では、スキャナユニット76によって、感光ドラム11が露光される。スキャナユニット76は、プロセスカートリッジ5の上側に対向配置されている。スキャナユニット76は、実線で示すように、感光ドラム11に向けて、画像データに基づいて、レーザービームを出射する。
(3)転写電流およびドラムクリーニングバイアスの設定
第5実施形態では、転写バイアス制御部47およびドラムクリーニングバイアス制御部48は、外部のパーソナルコンピュータ51などからプリンタ1に印刷ジョブが入力されたときに、印刷ジョブにおいて、両面印刷が指定された場合(すなわち、用紙Pの両面(第1面および第2面)に連続して印刷する場合)に、用紙Pの電気抵抗が比較的高いと判断する。
すると、転写バイアス制御部47は、上記した第1実施形態と同様に、複数の感光ドラム11のそれぞれと、対応する転写ローラ19との間に流す転写電流を設定する。
また、ドラムクリーニングバイアス制御部48は、複数のドラムクリーニングローラ24のそれぞれに印加するドラムクリーニングバイアスを設定する。
(3)第5実施形態の作用効果
第5実施形態のプリンタ71では、定着ユニット8を通過して加熱されることにより、用紙Pが乾燥されて、その電気抵抗が高くなっている場合であっても、感光ドラム11に付着している転写残トナーをドラムクリーニングローラ24によって確実に除去することができる。
9.変形例
上記した各実施形態は、互いに組み合わせて実施することもできる。
例えば、図2に示すように、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせて実施することができる。
この場合、マイクロコンピュータ42は、印刷ジョブにおける用紙サイズの指定と、湿度センサ43による相対湿度の検知とに基づいて、上記したように、転写電流やドラムクリーニングバイアスを設定する。
また、図3に示すように、第2実施形態と第3実施形態とを組み合わせて実施することができる。
この場合、マイクロコンピュータ42は、印刷ジョブにおける用紙サイズの指定と、湿度センサ43による相対湿度の検知とに基づいて、上記したように、転写電流やドラムクリーニングバイアスを設定する。
また、第5実施形態において、上記した第1実施形態のように、湿度センサ43による相対湿度の検知に基づいて、転写電流やドラムクリーニングバイアスを設定することもできる。
また、第5実施形態において、上記した第2実施形態、第3実施形態および第4実施形態の少なくとも1つを適用することもできる。
1 プリンタ
8 定着ユニット
11 感光ドラム
19 転写ローラ
24 ドラムクリーニングローラ
43 湿度センサ
47 転写バイアス制御部
48 ドラムクリーニングバイアス制御部
62 電圧計
73 反転パス
P 用紙

Claims (12)

  1. 現像剤像を担持可能な感光ドラムと、
    前記感光ドラムに対向され、前記現像剤像を前記感光ドラムから記録媒体に転写するように構成される転写部材と、
    前記感光ドラムに対して摺擦されるように構成され、現像剤像が記録媒体に転写された後に、前記感光ドラムに付着している付着物をクリーニングするクリーニング部材と、
    前記転写部材に印加される転写バイアスを制御するように構成される第1制御装置と、
    前記クリーニング部材に印加されるクリーニングバイアスを制御するように構成される第2制御装置と
    を備え、
    前記第1制御装置は、
    記録媒体の電気抵抗が比較的低いと判断した場合、記録媒体が前記転写部材と前記感光ドラムとの間を通過しているときに、前記転写部材に、現像剤の帯電極性に対して逆極性の第1の転写バイアスを印加し、
    記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断した場合、記録媒体が前記転写部材と前記感光ドラムとの間を通過しているときに、前記転写部材に、前記第1の転写バイアスと同じ極性で、前記第1の転写バイアスよりも大きな絶対値を有する第2の転写バイアスを印加し、
    前記第2制御装置は、
    記録媒体の電気抵抗が比較的低いと判断した場合、前記感光ドラムの前記第1の転写バイアスが印加された部分が前記クリーニング部材に対向するときに、前記クリーニング部材に、前記感光ドラムの表面電位を基準として現像剤の帯電極性に対して逆極性側の第1のクリーニングバイアスを印加し、
    記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断した場合、前記感光ドラムの前記第2の転写バイアスが印加された部分が前記クリーニング部材に対向するときに、前記クリーニング部材に、前記クリーニング部材が摺擦される部分における前記感光ドラムの表面電位と前記クリーニング部材との電位差が第1のクリーニングバイアスを印加したときよりも小さくなるような、第2のクリーニングバイアスを印加することを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記第1制御装置は、前記感光ドラムと前記転写部材との間に流れる転写電流が一定となるように、前記転写バイアスを制御することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 相対湿度を測定する湿度センサを、さらに備え、
    前記第2制御装置は、前記湿度センサに測定された相対湿度が所定の相対湿度以下となったときに、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断することを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2制御装置は、前記湿度センサに測定された相対湿度が30%以下となったときに、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断することを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2制御装置は、前記感光ドラムの長手方向における記録媒体の長さが、前記感光ドラムの最大画像形成領域に対して所定の割合以下となったときに、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断することを特徴とする、請求項2ないし4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 第1面に現像剤像が転写された記録媒体を加熱して、現像剤像を前記第1面に定着させる定着装置と、
    現像剤像が前記第1面に定着された記録媒体を、前記定着装置から前記感光ドラムと前記転写部材との間へ搬送する搬送手段と
    を、さらに備え、
    前記第2制御装置は、前記搬送手段によって搬送された記録媒体の前記第1面と反対側の第2面に現像剤像を転写する場合に、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断することを特徴とする、請求項2ないし5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記転写バイアスを検出する検出手段をさらに備え、
    前記第2制御装置は、前記検出手段によって検出された転写バイアスが前記第2の転写バイアス以上となったときに、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断することを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 前記転写バイアスを検出する検出手段をさらに備え、
    前記第1制御装置は、前記転写バイアスを一定に制御し、
    前記第2制御装置は、前記検出手段によって検出された転写バイアスが前記第2の転写バイアスに切り替えられたときに、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記第2制御装置は、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断したときに、記録媒体が前記感光ドラムと前記転写部材との間に供給される前に、前記クリーニング部材に前記第2のクリーニングバイアスを印加することを特徴とする、請求項3ないし6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第2制御装置は、記録媒体の電気抵抗が比較的高いと判断したときに、記録媒体が前記感光ドラムと前記転写部材との間に供給された後、付着物が前記クリーニング部材に対向するまでに、前記クリーニング部材に前記第2のクリーニングバイアスを印加することを特徴とする、請求項7または8に記載の画像形成装置。
  11. 前記クリーニング部材に第2のクリーニングバイアスが印加されたときに、前記クリーニング部材が摺擦される部分における前記感光ドラムの表面電位と前記クリーニング部材との電位差は、0であることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記感光ドラムは、複数設けられ、記録媒体の搬送方向に沿って互いに間隔を隔てて並列配置されており、
    前記転写部材は、前記複数の感光ドラムのそれぞれに対応して、複数設けられ、
    前記クリーニング部材は、前記複数の感光ドラムのそれぞれに対応して、複数設けられ、
    前記第2制御装置は、前記搬送方向最下流側の感光ドラムに対応するクリーニング部材に印加されるクリーニングバイアスのみを制御することを特徴とする、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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