JP5910120B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、現像剤像が形成される感光体を備えるプリンタが知られている。
例えば、4つの感光体ドラムと、4つの転写ローラと、ベルトとを備えるレーザプリンタが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
このレーザプリンタでは、4つの感光体ドラムは、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのそれぞれに対応して設けられている。また、4つの転写ローラは、それぞれ、4つの感光体ドラムの真下に位置されている。そして、搬送ベルトは、すべての感光体ドラムとすべての転写ローラとの間を順次通過するように印刷用紙を搬送している。
そして、このレーザプリンタでは、印刷用紙の搬送中に搬送ベルトの表面に付着した付着物(たとえば、紙粉や現像剤など)を、第1表面ローラにバイアスを印加することで、第1表面ローラおよび第2表面ローラを介して、ベルトクリーニング装置のケーシング内に収容している。
特開2007−41348号公報
しかるに、上記した特許文献1に記載のレーザプリンタでは、第1表面ローラにバイアスを印加しているため、レーザプリンタを長期間使用すると、第1表面ローラに流れる電流により第1表面ローラの電気抵抗が変動する、いわゆる通電劣化が起こる。
ここで、第1表面ローラに流れる電流を一定に制御する定電流制御を実施する場合、第1表面ローラの電気抵抗が変動すると、第1表面ローラに流れる電流を一定とするように第1表面ローラに印加される電圧を変動させる必要がある。
そこで、通電劣化した第1表面ローラで定電流制御を実現するために、第1表面ローラに印加される電圧の変動を許容するような、電圧を大きく変動可能な電源を設けると、画像形成装置が高コスト化する。
また、画像形成装置の高コスト化を抑制するために、第1表面ローラの電気抵抗が一定値を超えない頻度でベルトクリーニング装置を交換すると、ベルトクリーニング装置の交換周期を延長することが困難となり、ベルトクリーニング装置を長期間使用することが困難となる。
そこで、本発明の目的は、高コスト化を抑制することができながら、長期間使用することができる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、静電潜像が形成される像担持体と、像担持体に接触され、像担持体に付着した付着物を保持する保持部材と、像担持体に接触されるベルトと、ベルトに接触され、ベルトに付着した付着物を回収する回収部材と、回収部材にバイアスを印加するバイアス印加手段とを備える。
この場合、本発明の画像形成装置は、回収部材の電気抵抗を検知するための検知手段と、保持部材に保持されている付着物を保持部材から回収部材に回収するクリーニング動作を実行していないときに、検知手段の検知に基づいて、回収部材の電気抵抗が所定の範囲内に収束するように前記バイアス印加手段を制御する制御手段とを備える。
このような構成によれば、制御手段は、回収部材の電気抵抗が所定の範囲内に収束するように、バイアス印加手段を制御している。
そのため、所定の範囲内の電気抵抗に調整された回収部材にバイアスを印加することができ、高コスト化を抑制することができながら、長期間使用することができる。
(2)また、本発明の画像形成装置は、静電潜像が形成される像担持体と、像担持体に接触され、像担持体に付着した付着物を回収する回収部材とを備えている。
この場合、本発明の画像形成装置は、回収部材にバイアスを印加するバイアス印加手段と、回収部材の電気抵抗を検知するための検知手段と、像担持体に付着した付着物を回収部材で回収するクリーニング動作を実行していないときに、検知手段の検知に基づいて、回収部材の電気抵抗が所定の範囲内に収束するようにバイアス印加手段を制御する制御手段とを備える。
このような構成によれば、制御手段は、回収部材の電気抵抗が所定の範囲内に収束するように、バイアス印加手段を制御している。
そのため、所定の範囲内の電気抵抗に調整された回収部材にバイアスを印加することができ、高コスト化を抑制することができながら、長期間使用することができる。
(3)また、制御手段は、検知手段によって検知された回収部材の電気抵抗が第1の閾値よりも大きい場合に、回収部材に印加されるバイアスの絶対値を低減させてもよい。
このような構成によれば、回収部材の電気抵抗が増大して第1の閾値を超過した場合に、回収部材に印加されるバイアスの絶対値を低減させて、回収部材の電気抵抗を低減させることができる。
そのため、回収部材の電気抵抗が増大した場合に、回収部材の電気抵抗を低減させることができるため、高コスト化を抑制することができながら、長期間使用することができる。
その結果、回収部材に流れる電流の減少を抑制することができる。
(4)また、制御手段は、回収部材に印加されるバイアスの絶対値を低減させるときに、回収部材に対するバイアスの印加を遮断してもよい。
このような構成によれば、回収部材に対するバイアスの印加を遮断するという簡易な方法で、回収部材の電気抵抗を低減させることができる。
(5)また、制御手段は、検知手段によって検知された回収部材の電気抵抗が第1の閾値よりも小さい第2の閾値よりも小さい場合に、回収部材に印加されるバイアスの絶対値を増大させてもよい。
このような構成によれば、回収部材の電気抵抗が減少した場合に、回収部材の電気抵抗を増大させることができるため、高コスト化を抑制することができながら、長期間使用することができる。
(6)また、制御手段は、回収部材に印加されるバイアスを制御することにより、回収部材に流れる電流を所定の範囲に調整してもよい。
このような構成によれば、回収部材に流れる電流を、確実に、所定の範囲に調整することができる。
(7)また、本発明の画像形成装置は、回収部材に接触され、回収部材に回収された付着物を回収部材から除去する除去部材をさらに備えていてもよい。
この場合、バイアス印加手段は、回収部材に回収された付着物を除去部材に回収するように、除去部材にバイアスを印加する。また、制御手段は、除去部材に印加されるバイアスを、回収部材に印加されるバイアスとともに制御する。
このような構成によれば、除去部材に印加されるバイアスを、回収部材に印加されるバイアスの変動に応じて制御することができる。
そのため、回収部材に印加されるバイアスを変動させた場合においても、除去部材によって、回収部材から付着物を確実に除去することができる。
(8)また、ベルトは、静電潜像が現像されることにより形成される現像剤像が転写される被転写部材を、像担持体に接触されるように搬送してもよい。この場合、バイアス印加手段は、現像剤像を像担持体から被転写部材に転写する転写動作時において、回収部材にバイアスを印加する。
このような構成によれば、転写動作時において、回収部材に印加されるバイアスを制御することができる。
そのため、被転写部材を搬送するベルトに付着した付着物を効率よく回収することができる。
本発明の画像形成装置によれば、回収部材の電気抵抗を所定の範囲内に調整することができ、高コスト化を抑制することができながら、長期間使用することができる。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタの中央断面図を示す。 図2は、図1に示すプリンタの電気的構成の要部を示すブロック図である。 図3は、図1に示すプリンタの画像形成動作を示すフロー図である。 図4は、図3に示すクリーニングバイアス制御ステップを示すフロー図である。 図5は、ベルトクリーニングローラに負極性のバイアスを印加した場合の電気抵抗の径時的な変化を示す相関図である。 図6は、ベルトクリーニングローラに正極性のバイアスを印加した場合の電気抵抗の径時的な変化を示す相関図である。 図7は、図3に示すクリーニングバイアス制御ステップの変形例を示すフロー図である。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、横置きタイプのダイレクトタンデム型カラープリンタである。
なお、以下の説明において、方向について言及する場合には、プリンタ1を水平に載置した状態を基準として、図1における紙面左側を前側とし、図1における紙面右側を後側とする。また、プリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前側が右側であり、紙面奥側が左側である。
プリンタ1は、略ボックス形状の本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2の上端部には、本体開口部3を開閉するトップカバー4が、その後端部を支点として揺動可能に設けられている。プリンタ1は、4つのプロセスカートリッジ5を備えている。
すべてのプロセスカートリッジ5は、本体ケーシング2内に着脱可能に設けられ、互いに前後方向に間隔を隔てて並列配置されている。また、4つのプロセスカートリッジ5は、それぞれ、4つの色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)のうちの1つに対応している。
プロセスカートリッジ5は、ドラムカートリッジ6と、ドラムカートリッジ6に着脱可能に装着される現像カートリッジ7とを備えている。
ドラムカートリッジ6は、像担持体の一例としての感光ドラム8を備えている。
感光ドラム8は、左右方向に長手の略円筒形状に形成されており、ドラムカートリッジ6に回転可能に設けられている。
また、ドラムカートリッジ6は、感光ドラム8の後上側に対向配置されるスコロトロン型帯電器9と、感光ドラム8の上側に対向配置されるLEDユニット10とを備えている。
現像カートリッジ7は、現像ローラ11を備えている。
現像ローラ11は、左右方向に延び、現像カートリッジ7の後端部において後側から露出されるように設けられ、感光ドラム8に対して前上側から接触されている。
また、現像カートリッジ7は、現像ローラ11にトナーを供給する供給ローラ12、現像ローラ11に供給されたトナーの厚みを規制する層厚規制ブレード13を備えている。また、現像カートリッジ7には、現像ローラ11および供給ローラ12の上側において、現像剤の一例としてのトナーが収容されている。
そして、現像カートリッジ7内のトナーは、供給ローラ12と現像ローラ11との間で正極性に摩擦帯電され、層厚規制ブレード13により、一定厚さの薄層として現像ローラ11の表面に担持される。
一方、感光ドラム8の表面は、スコロトロン型帯電器9によって一様に帯電された後、LEDユニット10によって所定の画像データに基づいて露光される。これにより、感光ドラム8の表面には、画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、現像ローラ11に担持されるトナーが感光ドラム8の表面上の静電潜像に供給されることにより、感光ドラム8の表面上にトナー像(現像剤像)が担持される。
被転写部材の一例としての用紙Pは、本体ケーシング2の底部に設けられる給紙トレイ18内に収容されており、各種ローラによって、後上側へUターンするように搬送されて、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム8と、感光ドラム8に下側から接触されるベルトの一例としての搬送ベルト19との間に給紙される。そして、用紙Pは、搬送ベルト19によって、すべての感光ドラム8とすべての転写ローラ20との間を、すべての感光ドラム8に接触されるように、前側から後側に向かって搬送される。このとき、用紙Pにトナー像が転写される。なお、以下の説明において、トナー像が感光ドラム8から用紙Pに転写される動作を転写動作という。
そして、用紙Pは、加熱ローラ21と加圧ローラ22との間を通過するときに加熱および加圧される。このとき、用紙Pには、トナー像が熱定着される。
その後、用紙Pは、前上側へUターンするように搬送されて、トップカバー4に設けられる排紙トレイ23に排紙される。
2.感光ドラムおよび搬送ベルトのクリーニングに関する構成
本体ケーシング2内には、4つの保持部材の一例としてのドラムクリーニングローラ30と、1つのベルトクリーニングユニット31とが設けられている。
(1)感光ドラムのクリーニングに関する構成
4つのドラムクリーニングローラ30のそれぞれは、4つの感光ドラム8のそれぞれの後側に、1つずつ対向配置されている。また、ドラムクリーニングローラ30は、対応する感光ドラム8に対して後側から接触されている。また、ドラムクリーニングローラ30は、ドラムクリーニングローラ軸41と、ドラムクリーニングローラ本体42とを備えている。なお、ドラムクリーニングローラ30は、ドラムクリーニングローラ軸41を中心として回転可能である。
ドラムクリーニングローラ軸41は、金属からなり、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。
ドラムクリーニングローラ本体42は、樹脂からなり、左右方向に延びる略円筒形状に形成され、ドラムクリーニングローラ軸41の左右方向両端部を露出するように、ドラムクリーニングローラ軸41を被覆している。
(2)搬送ベルトのクリーニングに関する構成
ベルトクリーニングユニット31は、搬送ベルト19の下側、かつ、給紙トレイ18の上側に配置されている。ベルトクリーニングユニット31は、収容筐体32と、回収部材の一例としてのベルトクリーニングローラ37と、除去部材の一例としての回収ローラ33と、掻き取りブレード39とを備えている。
収容筐体32は、前後方向に延びる略ボックス形状に形成されている。収容筐体32の後端部の上壁には、上側へ開放される回収口34が形成されている。
ベルトクリーニングローラ37は、回収口34の前上側に配置されている。ベルトクリーニングローラ37は、ベルトクリーニングローラ軸35と、ベルトクリーニングローラ本体36とを備えている。
ベルトクリーニングローラ軸35は、金属からなり、左右方向に沿って延びる略円柱形状に形成されている。ベルトクリーニングローラ軸35は、収容筐体32に回転可能に支持されている。
ベルトクリーニングローラ本体36は、導電性の樹脂などから、左右方向に延びる略円筒形状に形成され、ベルトクリーニングローラ軸35の左右方向両端部を露出するように、ベルトクリーニングローラ軸35を被覆している。
回収ローラ33は、ベルトクリーニングローラ37に後下側から接触されるように、回収口34内において収容筐体32に回転可能に支持されている。回収ローラ33は、金属からなり、左右方向に沿って延びる略円柱形状に形成されている。
掻き取りブレード39は、回収ローラ33の後下側に配置されている。掻き取りブレード39は、左右方向に長手の略平板形状に形成されており、その後端部、即ち基端部において収容筐体32に支持されるとともに、その前端部、即ち遊端部において回収ローラ33の周面に接触されている。
また、搬送ベルト19の内側には、対向ローラ38が設けられている。
対向ローラ38は、ベルトクリーニングローラ37の上側において、搬送ベルト19の下側部分を挟んで対向配置されている。対向ローラ38は、金属からなり、左右方向に沿って延びる略円柱形状に形成されている。
3.プリンタの電気的構成
図2に示すように、プリンタ1は、制御手段の一例としてのマイクロコンピュータ51と、バイアス印加手段の一例としてのベルトクリーニングバイアス回路56と、検知手段の一例としての電流検出回路54と、ドラムクリーニングバイアス回路58とを備えている。
なお、以下の説明において、ベルトクリーニングローラ軸35に印加されるバイアスをベルトクリーニングバイアスという。回収ローラ33に印加されるバイアスを回収バイアスという。ドラムクリーニングローラ軸41に印加されるバイアスをドラムクリーニングバイアスという。
マイクロコンピュータ51は、CPUおよびメモリなどにより構成されている。マイクロコンピュータ51は、CPUによるプログラム処理によってソフトウェア的に実現される構成として、ベルトクリーニングバイアス制御部59と、ドラムクリーニングバイアス制御部61とを備えている。ベルトクリーニングバイアス制御部59は、ベルトクリーニングバイアス回路56を制御する。ドラムクリーニングバイアス制御部61は、ドラムクリーニングバイアス回路58を制御する。マイクロコンピュータ51は、ベルトクリーニングバイアス回路56およびドラムクリーニングバイアス回路58に電気的に接続されている。また、マイクロコンピュータ51は、電流検出回路54からの検出信号を受信可能に、電流検出回路54に電気的に接続されている(図2中に点線で示す。)。
ベルトクリーニングバイアス回路56は、ベルトクリーニングローラ軸35および回収ローラ33に電気的に接続されている。ベルトクリーニングバイアス回路56は、マイクロコンピュータ51のベルトクリーニングバイアス制御部59の制御に基づいて、所定のベルトクリーニングバイアスをベルトクリーニングローラ軸35に印加するとともに、所定の回収バイアスを回収ローラ33に印加する。
電流検出回路54は、ベルトクリーニングバイアス回路56と回収ローラ33との間に電気的に介在され、ベルトクリーニングバイアス回路56と回収ローラ33との間に流れる電流を計測する。
ドラムクリーニングバイアス回路58は、ドラムクリーニングローラ軸41に電気的に接続されている。ドラムクリーニングバイアス回路58は、マイクロコンピュータ51のドラムクリーニングバイアス制御部61の制御に基づいて、所定のドラムクリーニングバイアスをドラムクリーニングローラ軸41に印加する。
4.プリンタの印刷動作
ベルトクリーニングローラ軸35がステンレス(SUS23)からなり、ベルトクリーニングローラ本体36がシリコーン樹脂、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)からなるベルトクリーニングローラ37を例に挙げて、プリンタ1の印刷動作を具体的に説明する。
なお、図5に示すように、ベルトクリーニングローラ37に−1500Vのバイアスを印加した場合には、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗は、経時的に増大する。ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗が経時的に増大するバイアスを、第1のバイアスとする。また、ベルトクリーニングローラ37に−400Vのバイアスを印加した場合には、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗は、経時的に減少する。ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗が経時的に減少するバイアスを、第2のバイアスとする。
また、図6に示すように、ベルトクリーニングローラ37に+1500Vのバイアスを印加した場合には、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗は、経時的に増大する。つまり、+1500Vのバイアスは、第1のバイアスである。また、ベルトクリーニングローラ37に+400Vのバイアスを印加した場合には、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗は、経時的に減少する。つまり、+400Vのバイアスは、第2のバイアスである。
(1)予備動作
図3に示すように、プリンタ1の電源をオンにすると、画像形成動作の前に予備動作が実施される(S1)。予備動作では、現像カートリッジ7において、トナーの予備攪拌動作が実施されるとともに、現像カートリッジ7の装着の有無の検知や、現像カートリッジ7の仕様の検知などが実施される。
(2)画像形成動作
プリンタ1の予備動作が終了し、外部のパーソナルコンピュータなどから送信される画像データを受信すると、上記した画像形成動作が開始される(S2)。
画像形成動作時には、ドラムクリーニングローラ軸41には、ドラムクリーニングバイアス回路58から、例えば、−300Vのドラムクリーニングバイアスが印加される。
また、ベルトクリーニングローラ軸35には、ベルトクリーニングバイアス回路56から、例えば、−1500Vのベルトクリーニングバイアス(第1のバイアス)が印加される。
また、回収ローラ33には、ベルトクリーニングバイアス回路56から、例えば、−2000Vの回収バイアスが印加される。
また、対向ローラ38は、本体ケーシング2に接地されている。
なお、画像形成動作が開始された当初では、ベルトクリーニングローラ軸35から対向ローラ38へ向かって10μAの電流が流れている。
また、回収ローラ33からベルトクリーニングローラ軸35へ向かって、10μAの電流が流れている。なお、この回収ローラ33からベルトクリーニングローラ軸35へ向かって流れる電流は、電流検出回路54で測定される。
そして、電流検出回路54で測定された電流(10μA)と、回収ローラ33およびベルトクリーニングローラ軸35間の電位差(500V:−1500V−(−2000V))とから、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗が、50×10Ω(500/10×10−6)と計算される。
そして、画像形成動作時においては、上記したように、用紙Pが感光ドラム8と転写ローラ20との対向部分を通過するときに、感光ドラム8に担持されているトナー像が用紙Pに転写される。
このとき、感光ドラム8の周面には、用紙Pに転写されなかったトナー(付着物の一例)が残存する場合がある。また、搬送ベルト19の表面には、用紙Pの紙粉(付着物の一例)が付着する場合がある。
感光ドラム8の周面に残存する転写残トナーは、感光ドラム8の回転に伴って、ドラムクリーニングローラ30に対向される。すると、転写残トナーは、ドラムクリーニングバイアスによって、ドラムクリーニングローラ30の周面に静電気的に保持される。
搬送ベルト19の表面に付着した紙粉は、搬送ベルト19の周回に伴って、ベルトクリーニングローラ37に対向される。すると、紙粉は、ベルトクリーニングバイアスによって、ベルトクリーニングローラ37の周面に静電気的に保持される。
ベルトクリーニングローラ37の周面に保持された紙粉は、ベルトクリーニングローラ37の回転に伴って回収ローラ33に対向され、回収バイアスによって、回収ローラ33の周面に静電気的に保持される。その後、回収ローラ33の周面に保持された紙粉は、掻き取りブレード39によって物理的に掻き取られる。掻き取られた紙粉は、ベルトクリーニングユニット31の収容筐体32内に落下されて、貯留される。
そして、画像形成動作が継続されてベルトクリーニングローラ37に−1500Vのベルトクリーニングバイアス(第1のバイアス)が印加され続けると、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが、経時的に増大する。すると、ベルトクリーニングローラ軸35から対向ローラ38へ向かって流れる電流が経時的に減少する。
そこで、ベルトクリーニングバイアスを、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rを低減させる第2のバイアスに切り替える(S3)。
図4に示すように、ベルトクリーニングバイアスを切り替えるには、まず、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rを測定する(S31)。
ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rを測定するには、まず、回収ローラ33からベルトクリーニングローラ軸35へ向かって流れる電流を、電流検出回路54で測定する。
そして、電流検出回路54で測定された電流と、回収ローラ33およびベルトクリーニングローラ軸35間の電位差とから、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rを計算する。
次いで、ベルトクリーニングバイアスを切り替えるには、測定された電気抵抗Rと、第1の閾値の一例としての上限抵抗値Ra(例えば、1×10Ω)とを比較する(S32)。
そして、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが上限抵抗値Raよりも大きい場合(S32:YES)には、例えば、電気抵抗Rが経時的に減少する−400Vのバイアス(第2のバイアス)を、ベルトクリーニングローラ37に印加する(S34)。
このとき、クリーニングバイアスとともに回収バイアスも切り替える。詳しくは、クリーニングバイアスの絶対値を低減させるに伴って、回収バイアスの絶対値も低減させる。なお、このとき、クリーニングバイアスと回収バイアスとの電位差を一定に保つように、回収バイアスを切り替える。具体的には、−900Vのバイアスを、回収ローラ33に印加する。
これにより、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが、経時的に減少し、ベルトクリーニングローラ軸35から対向ローラ38へ向かって流れる電流が経時的に増大する。
なお、ベルトクリーニングローラ本体36の電気抵抗Rが上限抵抗値Raよりも小さい場合(S32:NO)には、ベルトクリーニングバイアスを切り替えない。
また、ベルトクリーニングバイアスを切り替えた後、さらに画像形成動作が継続されて、ベルトクリーニングローラ37に−400Vのベルトクリーニングバイアス(第2のバイアス)が印加され続けると、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが、経時的に減少する。すると、ベルトクリーニングローラ軸35から対向ローラ38へ向かって流れる電流が経時的に増加する。
そこで、ベルトクリーニングバイアスを、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rを増大させる第1のバイアスに切り替える(S3)。
ベルトクリーニングバイアスを切り替えるには、測定された電気抵抗Rと、第2の閾値の一例としての下限抵抗値Rb(例えば、1×10Ω)とを比較する(S33)。
そして、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが下限抵抗値Rbよりも小さい場合(S33:YES)には、例えば、電気抵抗Rが経時的に増大する−1500Vのバイアス(第1のバイアス)を、ベルトクリーニングローラ37に印加する(S35)。
このとき、クリーニングバイアスとともに回収バイアスも切り替える。詳しくは、クリーニングバイアスの絶対値を増大させるに伴って、回収バイアスの絶対値も増大させる。なお、このとき、クリーニングバイアスと回収バイアスとの電位差を一定に保つように、回収バイアスを切り替える。具体的には、−2000Vのバイアスを、回収ローラ33に印加する。
これにより、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが、経時的に増大し、ベルトクリーニングローラ軸35から対向ローラ38へ向かって流れる電流が経時的に減少する。
なお、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが下限抵抗値Rbよりも大きい場合(S33:NO)には、ベルトクリーニングバイアスを切り替えない。
このようにして、電流検出回路54の検知に基づいて、ベルトクリーニングバイアスを、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが所定の範囲内に収束するように制御する。
これにより、ベルトクリーニングローラ軸35から対向ローラ38へ向かって流れる電流は、所定の範囲に調整される。
(4)ドラムクリーニングローラからの転写残トナーの回収動作
そして、このプリンタ1では、上記した画像形成動作が終了すると(S4)、上記したクリーニングバイアス切り替え制御(S3)と同様のクリーニングバイアス切り替え制御(S5)が実施された後、ドラムクリーニングローラ30に保持されている転写残トナーを、ベルトクリーニングユニット31へ回収するクリーニング動作(クリーニング動作の一例)が開始される(S6)。
このとき、ドラムクリーニングローラ軸41には、ドラムクリーニングバイアス回路58から、例えば、600Vのドラムクリーニングバイアスが印加される。
クリーニング動作時においては、まず、ドラムクリーニングローラ30に保持されている転写残トナーが、ドラムクリーニングバイアスにより、感光ドラム8の周面に吐き出される。
感光ドラム8の周面に吐き出された転写残トナーは、感光ドラム8の回転に伴って、搬送ベルト19に対向される。
すると、感光ドラム8の表面上の転写残トナーは、転写ローラ20の転写バイアスにより、搬送ベルト19の表面に転写される。
その後、搬送ベルト19の表面に転写された転写残トナー(付着物の一例)は、搬送ベルト19の周回に伴ってベルトクリーニングローラ37に対向される。
すると、上記した紙粉と同様に、転写残トナーは、ベルトクリーニングバイアスによって、ベルトクリーニングローラ37の周面に静電気的に保持され、回収ローラ33に静電気的に転移された後、掻き取りブレード39で掻き取られて、ベルトクリーニングユニット31の収容筐体32内に貯留される。
このようにして、クリーニング動作が終了する(S7)。
5.作用効果
(1)このプリンタ1によれば、図4に示すように、マイクロコンピュータ51は、ベルトクリーニングバイアスを、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが所定の範囲内(例えば、1×10〜1×10Ω)に収束するように制御している。
そのため、所定の範囲内の電気抵抗Rに調整されたベルトクリーニングローラ37にベルトクリーニングバイアスを印加することができ、ベルトクリーニングローラ軸35から対向ローラ38へ向かって流れる電流を一定に制御することができる。
その結果、高コスト化を抑制することができながら、ベルトクリーニングユニット31を長期間使用することができる。
(2)また、このプリンタ1によれば、図4に示すように、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが増大して上限抵抗値Ra(1×10Ω)を超過した場合に、ベルトクリーニングバイアスの絶対値を低減させて、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rを低減させることができる。
そのため、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが増大した場合に、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rを低減させることができるため、高コスト化を抑制することができながら、ベルトクリーニングユニット31を長期間使用することができる。
(3)また、このプリンタ1によれば、図4に示すように、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが減少して下限抵抗値Rb(1×10Ω)未満となった場合に、ベルトクリーニングバイアスの絶対値を増大させて、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rを増大させることができる。
そのため、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが減少した場合に、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rを増大させることができるため、高コスト化を抑制することができながら、ベルトクリーニングユニット31を長期間使用することができる。
(4)また、このプリンタ1によれば、ベルトクリーニングローラ軸35から対向ローラ38へ向かって流れる電流を、確実に、所定の範囲に調整することができる。
そのため、ベルトクリーニングローラ37のクリーニング性能の低下を確実に抑制することができ、搬送ベルト19に付着した紙粉や転写残トナーをより効率よく回収することができる。
(5)また、このプリンタ1によれば、回収バイアスを、ベルトクリーニングバイアスに応じて切り替えることができる。
そのため、ベルトクリーニングバイアスを変動させた場合においても、回収ローラ33によって、ベルトクリーニングローラ37から紙粉や転写残トナーを確実に除去することができる。
(6)また、このプリンタ1によれば、図3に示すように、画像形成動作時において、ベルトクリーニングバイアスを制御することができる。
そのため、用紙Pを搬送する搬送ベルト19に付着した紙粉や転写残トナーを効率よく回収することができる。
6.変形例
(1)第1変形例
上記した実施形態では、電流検出回路54によって測定された電流と、回収ローラ33およびベルトクリーニングローラ軸35間の電位差とから、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rを計算している。
そして、ベルトクリーニングバイアスを、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが所定の範囲内に収束するように制御している。
しかし、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rを計算することなく、例えば、上限抵抗値Raに対応する下限電流値Iaと、下限抵抗値Rbに対応する上限電流値Ibとを、マイクロコンピュータ51のメモリに記憶させておき、下限電流値Iaおよび上限電流値Ibと、回収ローラ33からベルトクリーニングローラ軸35へ向かう電流との比較に基づいて、ベルトクリーニングバイアスを制御することもできる。
具体的には、回収ローラ33からベルトクリーニングローラ軸35へ向かう電流が下限電流値Ia未満となったときに、ベルトクリーニングバイアスを、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが低減するように切り替え、回収ローラ33からベルトクリーニングローラ軸35へ向かう電流が上限電流値Ibを超過したときに、ベルトクリーニングバイアスを、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが増大するように切り替える。
この第1変形例においても、上記した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(2)第2変形例
上記した実施形態では、上限抵抗値Raおよび下限抵抗値Rbを設定し、上限抵抗値Raおよび下限抵抗値Rbと、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rとを比較して、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが上限抵抗値Raと下限抵抗値Rbとの間に収束するように、ベルトクリーニングバイアスを制御している。
しかし、上限抵抗値Raまたは下限抵抗値Rbのいずれか一方を設定して、上限抵抗値Raまたは下限抵抗値Rbと、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rとの比較に基づいて、ベルトクリーニングバイアスを制御することもできる。
具体的には、上限抵抗値Raを設定した場合には、常には、電気抵抗Rが経時的に増加する−1500Vのベルトクリーニングバイアス(第1のバイアス)をベルトクリーニングローラ37に印加し、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが上限抵抗値Raを超過したときに、電気抵抗Rが経時的に減少する−400Vのベルトクリーニングバイアス(第2のバイアス)をベルトクリーニングローラ37に印加する。
また、下限抵抗値Rbを設定した場合には、常には、電気抵抗Rが経時的に減少する−400Vのベルトクリーニングバイアス(第2のバイアス)をベルトクリーニングローラ37に印加し、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが下限抵抗値Rb未満となったときに、電気抵抗Rが経時的に増加する−1500Vのベルトクリーニングバイアス(第1のバイアス)をベルトクリーニングローラ37に印加する。
この第2変形例においても、上記した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(3)第3変形例
上記した実施形態では、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが上限抵抗値Raを超過したときに、電気抵抗Rが経時的に減少するバイアスをベルトクリーニングローラ37に印加している。
しかし、図7に示すように、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rが上限抵抗値Raを超過したとき(S32:YES)に、ベルトクリーニングバイアスの印加を遮断することもできる(S37)。
この場合には、ベルトクリーニングバイアスの印加が遮断されているか否かを判断し(S36)、遮断されている場合(S36:YES)には、所定時間経過後(S38:YES)にベルトクリーニングバイアスの印加を再開する(S39)。
第3変形例によれば、ベルトクリーニングローラ37に対するベルトクリーニングバイアスの印加を遮断するという簡易な方法で、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rを低減させることができる。
また、第3変形例においても、上記した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(4)第4変形例
上記した実施形態では、ベルトクリーニングローラ37の電気抵抗Rに基づいてベルトクリーニングバイアスを制御し、ドラムクリーニングローラ30には、一定のドラムクリーニングバイアスを印加している。
しかし、ドラムクリーニングローラ30に印加されるドラムクリーニングバイアスを、上記した実施形態のベルトクリーニングバイアスと同様に制御することもできる。この場合には、ドラムクリーニングローラ30が、回収部材の一例であり、ドラムクリーニングバイアス回路58が、バイアス印加手段の一例である。
また、感光ドラム8に付着した付着物をドラムクリーニングローラ30で回収する動作が、クリーニング動作の一例である。なお、第4変形例では、画像形成動作中(図3中のS3参照)には、ドラムクリーニングバイアスを制御せず、画像形成前において、ドラムクリーニングローラ30の電気抵抗Rが所定の範囲内に収束するようにドラムクリーニングバイアスを制御する。
第4変形例によれば、マイクロコンピュータ51は、ドラムクリーニングバイアスを、ドラムクリーニングローラ30の電気抵抗が所定の範囲内に収束するように制御する。
そのため、所定の範囲内の電気抵抗に調整されたドラムクリーニングローラ30にバイアスを印加することができ、ドラムクリーニングローラ30に流れる電流を、容易に一定に制御することができる。
その結果、ドラムクリーニングローラ30のクリーニング性能の低下を抑制することができ、感光ドラム8に付着した転写残トナーを効率よく回収することができる。
(5)第5変形例
上記した第4変形例において、ドラムクリーニングローラ30に保持された付着物を現像カートリッジ7に回収することもできる(いわゆるクリーナレス方式)。
この場合には、ドラムクリーニングローラ30に保持されている転写残トナーは、上記したように感光ドラム8の周面に吐き出された後、感光ドラム8の回転に伴って現像ローラ11に対向され、現像ローラ11を介して、現像カートリッジ7内に回収される。
第5変形例においても、上記した第4変形例と同様の作用効果を得ることができる。
(6)その他の変形例
上記した実施形態では、クリーニングバイアス制御を、画像形成動作中(図3中のS3参照)、および、画像形成動作とクリーニング動作との間(図3中のS5参照)の両方において実施しているが、例えば、画像形成動作とクリーニング動作との間のみ実施する場合など、いずれか一方のみ実施することもできる。
この場合においても、上記した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
1 プリンタ
8 感光ドラム
19 搬送ベルト
30 ドラムクリーニングローラ
33 回収ローラ
37 ベルトクリーニングローラ
51 マイクロコンピュータ
54 電流検出回路
56 ベルトクリーニングバイアス回路
58 ドラムクリーニングバイアス回路
P 用紙

Claims (9)

  1. 静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に接触され、前記像担持体に付着した付着物を保持する保持部材と、
    前記像担持体に接触されるベルトと、
    前記ベルトに接触され、前記ベルトに付着した付着物を回収する回収部材と、
    前記回収部材にバイアスを印加するバイアス印加手段と、
    前記回収部材の電気抵抗を検知するための検知手段と、
    前記保持部材に保持されている付着物を前記保持部材から前記回収部材に回収するクリーニング動作を実行していないときに、前記検知手段の検知に基づいて、前記回収部材の電気抵抗が所定の範囲内に収束するように前記バイアス印加手段を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記検知手段によって検知された前記回収部材の電気抵抗が第1の閾値よりも大きい場合に、前記回収部材に印加されるバイアスの絶対値を低減させることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に接触され、前記像担持体に付着した付着物を回収する回収部材と、
    前記回収部材にバイアスを印加するバイアス印加手段と、
    前記回収部材の電気抵抗を検知するための検知手段と、
    前記像担持体に付着した付着物を前記回収部材で回収するクリーニング動作を実行していないときに、前記検知手段の検知に基づいて、前記回収部材の電気抵抗が所定の範囲内に収束するように前記バイアス印加手段を制御する制御手段と
    を備え
    前記制御手段は、前記検知手段によって検知された前記回収部材の電気抵抗が第1の閾値よりも大きい場合に、前記回収部材に印加されるバイアスの絶対値を低減させることを特徴とする、画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記回収部材に印加されるバイアスの絶対値を低減させるときに、前記回収部材に対するバイアスの印加を遮断することを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記検知手段によって検知された前記回収部材の電気抵抗が前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値よりも小さい場合に、前記回収部材に印加されるバイアスの絶対値を増大させることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記回収部材に印加されるバイアスを制御することにより、前記回収部材に流れる電流を所定の範囲に調整することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に接触され、前記像担持体に付着した付着物を保持する保持部材と、
    前記像担持体に接触されるベルトと、
    前記ベルトに接触され、前記ベルトに付着した付着物を回収する回収部材と、
    前記回収部材にバイアスを印加するバイアス印加手段と、
    前記回収部材の電気抵抗を検知するための検知手段と、
    前記保持部材に保持されている付着物を前記保持部材から前記回収部材に回収するクリーニング動作を実行していないときに、前記検知手段の検知に基づいて、前記回収部材の電気抵抗が所定の範囲内に収束するように前記バイアス印加手段を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記回収部材に印加されるバイアスを制御することにより、前記回収部材に流れる電流を所定の範囲に調整することを特徴とする、画像形成装置。
  7. 静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に接触され、前記像担持体に付着した付着物を回収する回収部材と、
    前記回収部材にバイアスを印加するバイアス印加手段と、
    前記回収部材の電気抵抗を検知するための検知手段と、
    前記像担持体に付着した付着物を前記回収部材で回収するクリーニング動作を実行していないときに、前記検知手段の検知に基づいて、前記回収部材の電気抵抗が所定の範囲内に収束するように前記バイアス印加手段を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記回収部材に印加されるバイアスを制御することにより、前記回収部材に流れる電流を所定の範囲に調整することを特徴とする、画像形成装置。
  8. 前記回収部材に接触され、前記回収部材に回収された付着物を前記回収部材から除去する除去部材をさらに備え、
    前記バイアス印加手段は、前記回収部材に回収された付着物を前記除去部材に回収するように、前記除去部材にバイアスを印加し、
    前記制御手段は、前記除去部材に印加されるバイアスを、前記回収部材に印加されるバイアスとともに制御することを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記ベルトは、前記静電潜像が現像されることにより形成される現像剤像が転写される被転写部材を、前記像担持体に接触されるように搬送し、
    前記バイアス印加手段は、前記現像剤像を前記像担持体から前記被転写部材に転写する転写動作時において、前記回収部材にバイアスを印加することを特徴とする、請求項1または6に記載の画像形成装置。
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