JP5958184B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体に形成された現像剤像をシートに転写する転写手段を備えた画像形成装置に関する。
従来、連続印刷において、用紙の後端部と感光体ドラムとの間で起こる放電を抑制するとともに、感光体ドラムの表面電位の変化により生じる濃度ムラを抑える技術が知られている(特許文献1参照)。具体的に、この技術では、用紙の後端部が転写位置を抜ける前に転写バイアスをOFFにすることで、用紙の後端部が感光体ドラムと転写ローラの間の転写位置を抜ける際に後端部と感光体ドラムとの間で起こる放電を抑制している。
なお、このように転写バイアスをOFFにすると、転写バイアスのOFFにより感光体ドラムの表面の一部(OFFの影響を受ける部位)の電位が他の部位より絶対値が高くなり、その結果濃度ムラが生じるという問題がある。詳しくは、絶対値が高くなった部位を露光しても露光後の部位の表面電位が他の露光部位(通常の表面電位となる部位を露光した後の部位)よりも高くなるので、露光後の部位に現像剤が載らず、濃度ムラが生じる。
これに対し、従来技術では、転写バイアスのOFFに対応した感光体ドラムの領域(転写バイアスがOFFの間転写位置を通過する領域)が、現像ローラに到達したときに、現像バイアスを通常の現像バイアスよりも僅かに大きくしている。これにより、感光体ドラムの表面電位が高くなった部分(詳しくは露光された部分)に対して大きな現像バイアスによりトナーを供給することができるので、表面電位が高くなった部分に対して確実にトナーを載せることができ、濃度ムラを抑えることが可能となっている。
特開2004−170968号公報
しかしながら、従来技術において、温度や湿度が変化した場合には、濃度ムラが起こる可能性があった。
これは、温湿度の変化により、目標の転写バイアスまでの立ち上がり時間や立下り時間(勾配)が変動するためである。より具体的には、転写バイアスを通常の転写バイアスからOFFに切り替えてから再び通常の転写バイアスに戻すまでの時間(以下、「転写バイアス変更時間」という。)は、温湿度が低くなる程、長くなるようになっている。
一方、現像バイアスを通常の現像バイアスからそれよりも僅かに大きな現像バイアスに切り替えてから再び通常の現像バイアスに戻すまでの時間(以下、「現像バイアス変更時間」という。)は、前述した転写バイアス変更時間と同様に、温湿度が低くなる程長くなるが、現像バイアスの変化量が転写バイアスの変化量よりも極めて小さいことにより、温湿度による影響は少ない。そのため、温湿度の変化により、温湿度の影響を大きく受ける転写バイアス変更時間と、温湿度の影響が少ない現像バイアス変更時間とに差ができる場合があり、この場合には、感光体ドラムの表面電位が高くなった部分の一部に対してトナーを載せることができなくなり、濃度ムラが生じるといった問題があった。
そこで、本発明は、温湿度の変化があった場合であっても、用紙(シート)の後端部と感光体ドラム(像担持体)との間の放電を抑えるための転写バイアスの制御に起因した濃度ムラを抑えることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体に供給するための現像剤を担持する現像剤担持体と、前記像担持体と対向するように配置され、前記像担持体に形成された現像剤像を当該像担持体との間を通過するシートに転写する転写手段と、温度および湿度を検知する検知手段とを備える。
さらに、画像形成装置は、前記シートの後端部が前記像担持体と前記転写手段との間を通過するときに、前記転写手段に印加する転写バイアスを、前記シートの後端部が前記像担持体と前記転写手段との間を通過する以前の第1の転写バイアスの絶対値よりも小さい第2の転写バイアスに変更するとともに、前記転写バイアスが前記第2の転写バイアスであるときに前記転写手段を通過した前記像担持体上の領域が前記現像剤担持体を通過するときに、前記領域が前記現像剤担持体を通過する以前の第1の現像バイアスの絶対値よりも大きい第2の現像バイアスを前記現像剤担持体に印加する制御装置と、を備える。
そして、前記制御装置は、前記第1の現像バイアスから前記第2の現像バイアスに変更する第1時間または前記第2の現像バイアスから前記第1の現像バイアスに変更する第2時間を、前記検知手段で検出した温度および湿度が低い程、長い時間に設定するように構成されている。
この構成によれば、温度および湿度が低くなり、第1の転写バイアスから第2の転写バイアスに変更した後再度第1の転写バイアスに戻るまでの時間(転写バイアス変更時間)が長くなった場合には、これに対応するように、第1の現像バイアスから第2の現像バイアスに変更する第1時間または第2の現像バイアスから第1の現像バイアスに変更する第2時間が長くなる。これにより、第1の現像バイアスから第2の現像バイアスに変更した後再度第1の現像バイアスに戻るまでの時間(現像バイアス変更時間)を、転写バイアス変更時間に近づけることができるので、現像剤担持体から像担持体へ良好に現像剤を供給することができ、濃度ムラを抑えることができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体の表面電位を調整可能な表面電位調整手段と、前記像担持体と対向するように配置され、前記像担持体に形成された現像剤像を当該像担持体との間を通過するシートに転写する転写手段と、温度および湿度を検知する検知手段とを備える。
さらに、画像形成装置は、前記シートの後端部が前記像担持体と前記転写手段との間を通過するときに、前記転写手段に印加する転写バイアスを、前記シートの後端部が前記像担持体と前記転写手段との間を通過する以前の第1の転写バイアスの絶対値よりも小さい第2の転写バイアスに変更するとともに、前記転写バイアスが前記第2の転写バイアスであるときに前記転写手段を通過した前記像担持体上の領域が前記表面電位調整手段を通過するときに、前記領域の表面電位が当該領域よりも前記像担持体の回転方向下流側の下流側領域の表面電位に近づくように、当該領域の表面電位の変動に寄与する前記表面電位調整手段の制御量を第1制御量と第2制御量とで切り替える制御装置と、を備える。
そして、前記制御装置は、前記第1制御量から前記第2制御量に切り替える第3時間または前記第2制御量から前記第1制御量に切り替える第4時間を、前記検知手段で検出した温度および湿度が低い程、長い時間に設定するように構成されている。
このような構成の画像形成装置であっても、温度および湿度が低くなり、転写バイアス変更時間が長くなった場合には、これに対応するように、第1制御量から第2制御量に切り替える第3時間または第2制御量から第1制御量に切り替える第4時間が長くなる。これにより、第1の制御量から第2の制御量に変更した後再度第1の制御量に戻るまでの時間(制御量変更時間)を、転写バイアス変更時間に近づけることができるので、像担持体の表面電位に差ができるのを抑えることができ、濃度ムラを抑えることができる。
なお、本発明は、前記制御装置が、前記シートの後端部が前記像担持体と前記転写手段との間を通過するときに、前記転写手段への転写バイアスの印加を止めることで、前記第2の転写バイアスを0とするように構成されている場合に特に有効となる。
転写バイアスを0(OFF状態)からON状態に変更する場合には、転写バイアスの値を単に変更するだけの場合よりも、低温・低湿環境下において立ち上がりが鈍くなって転写バイアス変更時間が長くなりやすいため、転写手段への転写バイアスの印加を止めることで第2の転写バイアスを0とする場合には本発明が特に有効となる。
また、本発明は、前記転写手段がイオン導電性のローラである場合に特に有効となる。
このようなイオン導電性のローラは、温湿度環境の変動によって抵抗値が変わって転写バイアス変更時間が変わりやすいため、本発明が特に有効となる。
また、前記した構成において、前記表面電位調整手段は、前記像担持体を帯電する帯電部材であってもよい。
本発明によれば、温湿度の変化があった場合でも、シートの後端部と像担持体との間の放電を抑えるための転写バイアスの制御に起因した濃度ムラを抑えることができる。
本発明の実施形態に係るカラープリンタの概略構成を示す図である。 バイアスを印加する装置や制御装置等を簡略的に示す図である。 用紙の後端部が転写ローラに到達した状態を示す図(a)と、後端領域が現像ローラに到達した状態を示す図(b)である。 感光体ドラムの表面電位や各バイアスの変化を示すタイムチャートである。 温湿度に応じて各時間を設定するための表を示す図である。 転写バイアスの制御を示すフローチャートである。 現像バイアスの制御を示すフローチャートである。 放電抑制のために帯電バイアスを変更する形態を示すタイムチャートである。 帯電バイアスの制御を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1の概略構成を説明した後、本発明の特徴部分について説明する。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における左側を「前」、右側を「後」とし、奥側を「左」、手前側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<カラープリンタの全体構成>
図1に示すように、カラープリンタ1は、本体筐体10と、アッパーカバー11と、用紙Sを供給する給紙部20と、供給された用紙Sに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Sを排出する排紙部90とを主に備えている。
アッパーカバー11は、本体筐体10の上部に設けられ、後側の回動軸12を中心として前側が本体筐体10に対し上下に回動することで、本体筐体10の上面に形成された開口10Aを開閉する。
給紙部20は、本体筐体10内の下部に設けられ、用紙Sを収容する給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Sを画像形成部30に供給する用紙供給機構22とを主に備えている。給紙トレイ21内の用紙Sは、用紙供給機構22によって1枚ずつ分離されて画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスユニット50と、転写ユニット70と、定着ユニット80とを主に備えて構成されている。
LEDユニット40は、アッパーカバー11に保持部14を介して揺動可能に支持されており、アッパーカバー11を閉じた状態において感光体ドラム51の上方に対向して配置される。このLEDユニット40は、画像データに基づいて先端の発光部(LED)が明滅することで、帯電後の感光体ドラム51の表面を露光する。
プロセスユニット50は、アッパーカバー11と給紙トレイ21との間で前後方向に沿って並列配置されており、アッパーカバー11を開いたときに露出する本体筐体10の開口10Aを通して、本体筐体10に対し略上下方向に着脱可能となっている。
プロセスユニット50は、像担持体の一例としての感光体ドラム51と、帯電部材の一例としての帯電器52と、現像剤担持体の一例としての現像ローラ53と、供給ローラ54と、層厚規制ブレード55と、現像剤の一例としての正帯電性のトナーを収容するトナー収容部56と、クリーニングローラ57とを主に備えている。
プロセスユニット50は、ブラック用、イエロー用、マゼンタ用およびシアン用の各色のトナーが入った50K,50Y,50M,50Cの符号で示すものが用紙Sの搬送方向上流からこの順で並んで配置されている。
感光体ドラム51は、導電性を有する円筒状のドラム本体の表面(外周面)に感光層が形成されるとともに、ドラム本体に導通する回転軸が接地された公知の感光体である。
帯電器52は、感光体ドラム51の表面電位を調整可能な装置であり、各感光体ドラム51に対応して設けられ、主に、ワイヤ電極521と、グリッド電極522とを有している。この帯電器52は、帯電バイアス(電圧)が印加されることでコロナ放電を発生させ、対応する感光体ドラム51の表面を現像ローラ53に印加される現像バイアスよりも大きい正の電位に帯電させる。
現像ローラ53は、各感光体ドラム51に対応して設けられており、表面にトナーを担持している。この現像ローラ53は、正の現像バイアスが印加された状態で感光体ドラム51と摺接したときに、対応する感光体ドラム51(感光体ドラム51の表面のうち、露光によって表面電位が現像バイアスよりも小さくなった部分)にトナーを供給する。
クリーニングローラ57は、各感光体ドラム51に対応して設けられており、感光体ドラム51に接触して感光体ドラム51上の異物(紙粉やトナー等)を除去している。具体的に、通常の印刷制御時において、クリーニングローラ57には、感光体ドラム51の表面電位よりも小さなクリーニングバイアスが印加されている。
転写ユニット70は、給紙トレイ21とプロセスユニット50との間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、駆動ローラ71と従動ローラ72の間に張設された無端状の搬送ベルト73と、転写手段の一例としての4つの転写ローラ74とを主に備えている。搬送ベルト73は、外側の面が各感光体ドラム51に接しており、その内側には各転写ローラ74が搬送ベルト73を間に挟んで各感光体ドラム51と対向するように配置されている。転写ローラ74は、イオン導電性のローラで構成されている。
定着ユニット80は、プロセスユニット50および転写ユニット70の後方に設けられ、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置されて加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを主に備えている。
画像形成部30では、感光体ドラム51の表面が、帯電器52により一様に帯電された後、LEDユニット40により露光されることで、感光体ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。
また、トナー収容部56内のトナーは、供給ローラ54を介して現像ローラ53に供給され、現像ローラ53と層厚規制ブレード55との間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ53上に担持される。なお、このような過程において、トナーは、現像ローラ53と供給ローラ54の間や、現像ローラ53と層厚規制ブレード55の間などで正に摩擦帯電される。
そして、現像ローラ53上に担持されたトナーが感光体ドラム51の露光部分に供給されることで、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム51上にトナー像が形成される。その後、給紙部20から供給された用紙Sが、感光体ドラム51と搬送ベルト73(負の転写バイアスが印加された転写ローラ74)の間を搬送されることで、感光体ドラム51上に形成されたトナー像が用紙S上に転写される。トナー像が転写された用紙Sは、加熱ローラ81と加圧ローラ82の間を搬送されることでトナー像が熱定着される。
排紙部90は、定着ユニット80から搬出された用紙Sを案内するための排紙経路91と、用紙Sを搬送する複数の搬送ローラ92とを主に備えている。トナー像が熱定着された用紙S(画像が形成された用紙S)は、搬送ローラ92によって排紙経路91を搬送され、本体筐体10の外部に排出されて排紙トレイ13上に載置される。
<カラープリンタの詳細構成>
図2に示すように、カラープリンタ1は、通紙センサ110と、検知手段の一例としての温湿度センサ120と、現像バイアス印加装置130と、転写バイアス印加装置140と、帯電バイアス印加装置150と、制御装置160とをさらに備えている。なお、図2では、便宜上、搬送ベルト73を省略して図示している。
通紙センサ110は、図1に示すように、最も上流側の感光体ドラム51の上流側に揺動可能に設けられており、用紙Sの先端により起立状態から倒されることで、用紙Sの先端の通過を検知する。また、用紙Sの下面によって通紙センサ110が傾いた状態で保持された状態から、用紙Sの後端が通紙センサ110から外れて通紙センサ110が再び起立状態に戻ったときに、用紙Sの後端の通過が検知される。
図2に示すように、温湿度センサ120は、温度および湿度を検知するセンサであり、本体筐体10の適所に設けられている。
現像バイアス印加装置130は、現像ローラ53に現像バイアスを印加する装置であり、制御装置160によって制御されるようになっている。
転写バイアス印加装置140は、転写ローラ74に転写バイアスを印加する装置であり、制御装置160によって制御されるようになっている。また、転写バイアス印加装置140には、図示せぬ電流センサが設けられており、この電流センサにより転写ローラ74に印加された転写バイアスが検出され、制御装置160に出力されるようになっている。
また、転写バイアス印加装置140には、ツェナーダイオードが設けられている。これにより、転写バイアス印加装置140が転写ローラ74への転写バイアスの印加を0FFした時に、感光体ドラム51から電流が流れ込むことを防止している。
帯電バイアス印加装置150は、帯電器52に帯電バイアスを印加する装置であり、制御装置160によって制御されるようになっている。
制御装置160は、図示しないCPU、RAM、ROM、入出力インターフェースなどを備えて構成されており、予め設定されたプログラムなどに従ってカラープリンタ1の各部を制御する。特に、本実施形態では、制御装置160は、通紙センサ110および温湿度センサ120からの信号に基づいて、転写バイアス印加装置140および現像バイアス印加装置130を制御している。
なお、本実施形態では、帯電バイアス印加装置150の制御は、公知の制御であるため、詳細な説明は省略する。
制御装置160は、図3(a)に示すように、用紙Sの後端部Sb(太線で示す部分)が感光体ドラム51と転写ローラ74との間を通過するときに、転写ローラ74に印加する転写バイアスを、用紙Sの後端部Sbが感光体ドラム51と転写ローラ74との間を通過する以前の第1の転写バイアス(−It1)の絶対値よりも小さい第2の転写バイアス(−It2)に変更するようになっている(図4参照)。これにより、用紙Sの後端部Sbと感光体ドラム51との間で発生する放電を抑制することが可能となっている。
ここで、制御装置160は、通紙センサ110からの信号に基づいて、用紙Sの後端部Sbが感光体ドラム51と転写ローラ74との間に到達したか否かを判断することで、転写バイアスの切替を行うようになっている。詳しくは、制御装置160は、通紙センサ110によって用紙Sの先端または後端の通過を検知してからの経過時間が所定の時間になったか否かを判断することで、用紙Sの後端部Sbが感光体ドラム51と転写ローラ74との間に到達したか否かを判断している。
また、制御装置160は、図3(b)に示すように、転写バイアスが第2の転写バイアス(−It2)であるときに転写ローラ74を通過した感光体ドラム51上の領域、すなわち用紙Sの後端部Sbに対応した領域(以下、「後端領域Ab」という。)が現像ローラ53を通過するときに、後端領域Ab(太線で示す部分)が現像ローラ53を通過する以前の第1の現像バイアスVd1の絶対値よりも大きい第2の現像バイアスVd2を現像ローラ53に印加するようになっている(図4参照)。これにより、第2の転写バイアス(−It2)の印加により表面電位が高くなった感光体ドラム51の一部に、現像ローラ53から良好にトナーを供給することが可能となっている。
ここで、制御装置160は、通紙センサ110からの信号に基づいて、後端領域Abが現像ローラ53に到達したか否かを判断することで、現像バイアスの切替を行うようになっている。詳しくは、制御装置160は、例えば用紙Sの後端部Sbが感光体ドラム51と転写ローラ74の間に到達してからの経過時間が所定の時間になったか否かを判断することで、後端領域Abが現像ローラ53に到達したか否かを判断している。
さらに、制御装置160は、第1の現像バイアスVd1から第2の現像バイアスVd2に変更する第1時間T1および第2の現像バイアスVd2から第1の現像バイアスVd1に変更する第2時間T2を、温湿度センサ120で検出した温度および湿度が低い程、長い時間に設定するように構成されている。具体的に、制御装置160は、温湿度センサ120で検出した温度および湿度と、図示せぬ記憶装置に記憶された図5に示す表とに基づいて、各時間T1,T2を設定している。
例えば、温度Thが15℃〜20℃で、湿度Hが45%〜55%の場合(常温常湿の環境下の場合)には、制御装置160は、図5の表より、各時間T1,T2をそれぞれ5msに設定する。また、これよりも低温低湿の環境下、例えば温度Thが10℃以下で、湿度Hが25%以下になった場合には、制御装置160は、図5の表より、各時間T1,T2をそれぞれ25msに設定する。
なお、図5の表の数値は、実験やシミュレーション等により適宜決定される。具体的には、図4に示すように、環境の変化によって変化する転写バイアス変更時間(例えば実線で示す常温常湿時での時間TCや、破線で示す低温低湿時での時間TD)と、現像バイアス変更時間(例えばTC,TD)が同じ時間になるように、各時間T1,T2が設定されるようになっている。
ここで、「転写バイアス変更時間」とは、第1の転写バイアス(−It1)から第2の転写バイアス(−It2)に変更した後再度第1の転写バイアス(−It1)に戻るまでの時間をいい、「現像バイアス変更時間」とは、第1の現像バイアスVd1から第2の現像バイアスVd2に変更した後再度第1の現像バイアスVd1に戻るまでの時間をいう。
なお、転写バイアスを第2の転写バイアス(−It2)に一定に保持する時間TAや現像バイアスを第2の現像バイアスVd2に一定に保持する時間TBは、どの環境下でも同じ時間となるように設定されている。そして、様々な環境下に応じて、転写バイアスの上昇時・下降時の傾き(目標値に達するまでの時間)が変わるようになっており、これに対応するように、各時間T1,T2を設定している。
言い換えると、環境の変化に応じて転写バイアスの傾きは自然に変化させるが、現像バイアスの傾きは自然に変化させるのではなく、強制的に傾きが変わるように制御を行っている。このように環境の変化に応じて設定した各時間T1,T2によって強制的に傾きを変化させることで、例えば、常温常湿の転写バイアス変更時間(TC)がこれよりも長い低温低湿時の転写バイアス変更時間(TD)に変化した場合であっても、現像バイアス変更時間(TC)も同様にTDと略同じ長さにすることができる。そのため、現像ローラ53から感光体ドラム51へ良好に現像剤を供給することができ、濃度ムラを抑えることが可能となっている。
より詳しくは、制御装置160は、図6に示すフローチャートに従って転写バイアスの制御を実行し、図7に示すフローチャートに従って現像バイアスの制御を実行している。
<転写バイアスの制御>
図6に示すように、制御装置160は、まず、印刷指令があるか否かを判断する(S1)。ステップS1において印字指令がある場合には(Yes)、制御装置160は、通紙センサ110によって用紙Sの通過を検出したか否かを判断する(S2)。
ステップS2において用紙Sの通過を検出した場合には(Yes)、制御装置160は、転写バイアスを0(OFF状態)から第1の転写バイアス(−It1)に変更する(S3)。ステップS3の後、制御装置160は、用紙Sの後端部Sbが転写ローラ74に到達したか否かを判断する(S4)。
ステップS4において用紙Sの後端部Sbが転写ローラ74に到達した場合には(Yes)、制御装置160は、転写バイアスを第1の転写バイアス(−It1)から第2の転写バイアス(−It2)に変化させる(S5)。ステップS5の後、制御装置160は、電圧センサからの情報に基づいて、転写バイアスが−It2になったか否かを監視し、−It2になってから一定時間TAの間、転写バイアスを−It2に保持する(S6)。
ステップS6の後、制御装置160は、印刷制御が終了するか否か、詳しくは、印刷すべき次の用紙Sが存在するか否かを判断する(S7)。ステップS7において印刷制御が終了しない場合には(No)、制御装置160は、転写バイアスを−It2から−It1に戻して(S8)、ステップS4の処理に戻る。
ステップS7において印刷制御が終了する場合には(Yes)、制御装置160は、転写バイアスを−It2から0(OFF状態)に戻して(S9)、本制御を終了する。
<現像バイアスの制御>
図7に示すように、制御装置160は、まず、印刷指令があるか否かを判断する(S111)。ステップS11において印字指令がある場合には(Yes)、制御装置160は、現像バイアスを0(OFF状態)から第1の現像バイアスVd1に変更する(S12)。
ステップS12の後、制御装置160は、温湿度センサ120から温度および湿度を取得し(S13)、これらの温度および湿度と図5に示す表に基づいて第1時間T1および第2時間T2を設定する(S14)。ステップS14の後、制御装置160は、印刷指令に基づいて、印刷枚数が複数であるか否かを判断する(S15)。
ステップS15において印刷枚数が複数である場合には(Yes)、制御装置160は、感光体ドラム51の後端領域Ab(用紙Sの後端部Sbに対応する領域)が現像ローラ53に到達したか否かを判断する(S16)。ステップS16において後端領域Abが現像ローラ53に到達した場合には(Yes)、制御装置160は、第1時間T1の間で現像バイアスを第1の現像バイアスVd1から第2の現像バイアスVd2に変更する(S17)。
詳しくは、制御装置160は、ステップS17において、微小時間の間に微小のバイアス量だけ現像バイアスが階段状に変化するように、複数の現像バイアスの目標値を設定している。つまり、単位時間ごとに(Vd2−Vd1)/T1ずつ現像バイアスが増加するようになっている。
ステップS17の後、つまり、現像バイアスがVd2になった後、制御装置160は、一定時間TBの間、現像バイアスをVd2に保持する(S18)。ステップS18の後、制御装置160は、第2時間T2の間で現像バイアスをVd2からVd1に変更する(S19)。
なお、このステップS19でも、ステップS17の制御と同様に、制御装置160は、微小時間の間に微小のバイアス量だけ現像バイアスが階段状に変化するように、複数の現像バイアスの目標値を設定している。
ステップS19の後、制御装置160は、印刷制御が終了するか否か、詳しくは、印刷すべき次の用紙Sが存在するか否かを判断する(S20)。ステップS20において印刷制御が終了していない場合には(No)、制御装置160は、ステップS16の処理に戻る。
ステップS20において印刷制御が終了する場合や(Yes)、ステップS15において印刷枚数が1枚である場合には(No)、制御装置160は、現像バイアスをVd1から0(OFF状態)に戻して(S22)、本制御を終了する。
次に、常温常湿時や低温低湿時において、ハーフトーン画像を2枚連続して印刷した場合の制御装置160の動作を、図4を参照して詳細に説明する。
図4に実線で示すように、常温常湿時において、制御装置160は、印刷指令を受けると(時刻t1)、現像バイアスを0Vから第1の現像バイアスVd1に変更するとともに、帯電バイアスを0Vから所定の帯電バイアスVeに変更する。
用紙Sの先端の通過を検知すると(時刻t2)、制御装置160は、転写バイアスを0(OFF状態)から−It1に変更する。そして、用紙Sの先端の通過を検知した後、所定のタイミングで(時刻t3)、制御装置160は、1ページ目の印刷制御を開始する。
用紙Sの後端部Sbが転写ローラ74に到達すると(時刻t4)、制御装置160は、転写バイアスを−It1から−It2に変更する。転写バイアスが−It2に到達すると(時刻t5)、制御装置160は、一定時間TAの間、転写バイアスを−It2に保持する。一定時間TAが経過した後(時刻t6)、制御装置160は、転写バイアスを−It2から−It1に戻す。
その後、感光体ドラム51の後端領域Abが現像ローラ53に到達すると(時刻t7)、制御装置160は、温湿度に基づいて設定した第1時間T1で、現像バイアスをVd1からVd2に変更する。第1時間T1の経過後(時刻t8)、制御装置160は、一定時間TBの間、現像バイアスをVd2に保持する。
一定時間TBの経過後(時刻t9)、制御装置160は、温湿度に基づいて設定した第2時間T2で、現像バイアスをVd2からVd1に戻す。その後は、最終ページ(図では2ページ目)の印刷制御が完了すると(時刻t10)、制御装置160は、転写バイアスを一定時間TAの間−It2に保持した後で、−It2から0(OFF状態)に戻す(時刻t11)。
そして、転写バイアスをOFF状態にした後、所定のタイミングで(時刻t12)、制御装置160は、現像バイアスをVd1から0(OFF状態)に戻すとともに、帯電バイアスをVeから0(OFF状態)に戻す。
そして、図4に破線で示すように、低温低湿時においては、転写バイアスを−It1から−It2(または−It2から−It1)に切り替えるときの傾きが、常温常湿時(実線)よりも、小さく(緩やかに)なり、転写バイアス変更時間が常温常湿時のTCよりも長いTDとなる。
これに対し、本実施形態では、現像バイアスを変化させる時間(第1時間T1および第2時間T2)を常温常湿時よりも低温低湿時の方が長くなるように設定するので、低温低湿時の現像バイアス変更時間を、低温低湿時の転写バイアス変更時間と同じ時間TDとすることができる。そのため、転写バイアス変更時間TDに対応した長さとなる感光体ドラム51の後端領域Abのすべて(詳しくは、後端領域Abのうち露光された部分)に対して、大きな第2の現像バイアスVd2によってトナーを良好に供給することができるので、濃度ムラを抑えることができる。
特に、本実施形態では、転写ローラ74がイオン導電性のローラ、すなわち、温湿度環境の変動によって抵抗値が変わりやすい材料であるため、温湿度の変化によって転写バイアス変更時間が変わりやすいが、このような構造に本発明を適用することで、本発明の効果をより有効に発揮することが可能となっている。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、用紙Sの後端部Sbと感光体ドラム51間の放電を抑えるために現像バイアスを変更するように構成したが、本発明はこれに限定されず、例えば感光体ドラム51の表面電位を調整する表面電位調整手段の制御量を変更するように構成してもよい。具体的に、表面電位調整手段として前述した帯電器52を用いた場合には、図8に示すように、帯電器52の制御量である帯電バイアスを変更してもよい。
具体的には、制御装置160は、前述した感光体ドラム51上の後端領域Abが帯電器52を通過するときに、後端領域Abの表面電位が当該後端領域Abよりも感光体ドラム51の回転方向下流側の下流側領域の表面電位に近づくように、当該後端領域Abの表面電位の変動に寄与する帯電バイアスを第1の帯電バイアスVe1と第2の帯電バイアスVe2とで切り替えるように構成されている。そして、制御装置160は、第1の帯電バイアスVe1から第2の帯電バイアスVe2に切り替える第3時間T3および第2の帯電バイアスVe2から第1の帯電バイアスVe1に切り替える第4時間T4を、温湿度センサ120で検出した温度および湿度が低い程、長い時間に設定するように構成されている。
詳しくは、制御装置160は、図9に示すフローチャートに基づいて帯電バイアスの制御を実行する。ここで、図9のフローチャートは、図7のフローチャートにおける第1の現像バイアスVd1、第2の現像バイアスVd2、第1時間、第2時間、現像ローラ、一定時間TBをそれぞれ、第1の帯電バイアスVe1、第2の帯電バイアスVe2、第3時間、第4時間、帯電器、一定時間TEに変更したものである。なお、図7のフローチャートと同様のステップについては同一の符号を付し、説明を省略する。
制御装置160は、ステップS11でYesと判定すると、帯電バイアスを0(OFF状態)から第1の帯電バイアスVe1に変更し(S112)、ステップS13に進む。ステップS13の後、制御装置160は、温湿度に基づいて第3時間T3および第4時間T4を設定する(S114)。
ステップS114の後、制御装置160は、ステップS15に進み、このステップS15でYesと判定すると、後端領域Abが帯電器52に到達したか否かを判断する(S116)。
ステップS116において後端領域Abが帯電器52に到達した場合には(Yes)、制御装置160は、第3時間T3の間で帯電バイアスを第1の帯電バイアスVe1から第2の帯電バイアスVe2に変更する(S117)。ステップS117の後、つまり、帯電バイアスがVe2になった後、制御装置160は、一定時間TEの間、帯電バイアスをVe2に保持する(S118)。
ステップS118の後、制御装置160は、第4時間T4の間で帯電バイアスをVe2からVe1に変更する(S119)。ステップS119の後、制御装置160は、ステップS20,S21の処理を実行し、ステップS21の後のステップS122において、帯電バイアスをVe1から0(OFF状態)に変更する。
これによれば、温湿度が低くなって転写バイアス変更時間が長くなった場合には、これに対応するように、第1の帯電バイアスVe1から第2の帯電バイアスVe2に切り替える第3時間T3および第2の帯電バイアスVe2から第1の帯電バイアスVe1に切り替える第4時間T4が長くなる。そのため、第1の帯電バイアスVe1から第2の帯電バイアスVe2に変更した後再度第1の帯電バイアスVe1に戻るまでの時間(帯電バイアス変更時間)を、転写バイアス変更時間に近づけることができるので、感光体ドラム51の表面電位に差ができるのを抑えることができ(図8参照)、濃度ムラを抑えることができる。
前記実施形態では、帯電部材として帯電器52を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば帯電ローラであってもよい。また、表面電位調整手段としては、帯電部材に限らず、例えばクリーニングローラ57であってもよいし、転写ローラとクリーニングローラの間に設けられる除電部材であってもよい。
なお、クリーニングローラ57を用いる場合には、第1制御量を第1クリーニングバイアス、第2制御量を第2クリーニングバイアスとすればよい。また、除電部材を用いる場合には、第1制御量を第1光度とし、第2制御量を第2光度とすればよい。
前記実施形態では、第2の転写バイアス(−It2)を0ではない値としたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、制御装置は、シートの後端部が像担持体と転写手段との間を通過するときに、転写手段への転写バイアスの印加を止めることで、第2の転写バイアスを0とするように構成されていてもよい。ここで、転写バイアスを0(OFF状態)からON状態に変更する場合には、転写バイアスの値を単に変更するだけの場合よりも、低温・低湿環境下において立ち上がりが鈍くなって転写バイアス変更時間が長くなりやすいため、転写手段への転写バイアスの印加を止めることで第2の転写バイアスを0とする場合には本発明が特に有効となる。
前記実施形態では、第1時間および第2時間(第3時間および第4時間)をそれぞれ同じ時間となるように設定したが、本発明はこれに限定されず、第1時間および第2時間(第3時間および第4時間)はそれぞれ異なる時間でもあってもいい。また、前記実施形態では、第1時間および第2時間(第3時間および第4時間)の両方を設定するようにしたが、本発明はこれに限定されず、いずれか一方のみを温湿度に基づいて設定し、他方は設定しなくてもよい。
前記実施形態では、検知手段として温湿度センサ120を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば転写ローラの感光体ドラムとのニップ部における抵抗値の変化を温湿度の変化として検出するセンサであってもよい。
前記実施形態では、正帯電性のトナーを例示したが、本発明はこれに限定されず、負帯電性のトナーであってもよい。この場合には、前記実施形態における各バイアスや表面電位の符号の正負を逆にすればよい。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、像担持体として感光体ドラム51を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばベルト状の感光体であってもよい。
前記実施形態では、転写手段として転写ローラ74を例示したが、本発明はこれに限定されず、転写手段は、導電性ブラシや導電性板バネなど、転写バイアスが印加されるものであればよい。
前記実施形態では、シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙Sを採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
1 カラープリンタ
51 感光体ドラム
52 帯電器
53 現像ローラ
74 転写ローラ
120 温湿度センサ
130 現像バイアス印加装置
140 転写バイアス印加装置
150 帯電バイアス印加装置
160 制御装置
Ab 後端領域
S 用紙
Sb 後端部
T1 第1時間
T2 第2時間
Vd1 第1の現像バイアス
Vd2 第2の現像バイアス

Claims (5)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体に供給するための現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記像担持体と対向するように配置され、前記像担持体に形成された現像剤像を当該像担持体との間を通過するシートに転写する転写手段と、
    温度および湿度を検知する検知手段と、
    前記シートの後端部が前記像担持体と前記転写手段との間を通過するときに、前記転写手段に印加する転写バイアスを、前記シートの後端部が前記像担持体と前記転写手段との間を通過する以前の第1の転写バイアスの絶対値よりも小さい第2の転写バイアスに変更するとともに、前記転写バイアスが前記第2の転写バイアスであるときに前記転写手段を通過した前記像担持体上の領域が前記現像剤担持体を通過するときに、前記領域が前記現像剤担持体を通過する以前の第1の現像バイアスの絶対値よりも大きい第2の現像バイアスを前記現像剤担持体に印加する制御装置と、を備え、
    前記第1の転写バイアスから前記第2の転写バイアスに変更した後再度前記第1の転写バイアスに戻るまでの時間である転写バイアス変更時間が、常温常湿時よりも低温低湿時の方が長くなるように構成された画像形成装置であって、
    前記制御装置は、
    前記第1の現像バイアスから前記第2の現像バイアスに変更する第1時間または前記第2の現像バイアスから前記第1の現像バイアスに変更する第2時間を、前記検知手段で検出した温度および湿度が低い程、長い時間に設定し、前記第1の現像バイアスから前記第2の現像バイアスに変更した後再度前記第1の現像バイアスに戻るまでの時間である現像バイアス変更時間を、前記転写バイアス変更時間と略同じ長さにすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体と、
    前記像担持体の表面電位を調整可能な表面電位調整手段と、
    前記像担持体と対向するように配置され、前記像担持体に形成された現像剤像を当該像担持体との間を通過するシートに転写する転写手段と、
    温度および湿度を検知する検知手段と、
    前記シートの後端部が前記像担持体と前記転写手段との間を通過するときに、前記転写手段に印加する転写バイアスを、前記シートの後端部が前記像担持体と前記転写手段との間を通過する以前の第1の転写バイアスの絶対値よりも小さい第2の転写バイアスに変更するとともに、前記転写バイアスが前記第2の転写バイアスであるときに前記転写手段を通過した前記像担持体上の領域が前記表面電位調整手段を通過するときに、前記領域の表面電位が当該領域よりも前記像担持体の回転方向下流側の下流側領域の表面電位に近づくように、当該領域の表面電位の変動に寄与する前記表面電位調整手段の制御量を第1制御量と第2制御量とで切り替える制御装置と、を備え、
    前記第1の転写バイアスから前記第2の転写バイアスに変更した後再度前記第1の転写バイアスに戻るまでの時間である転写バイアス変更時間が、常温常湿時よりも低温低湿時の方が長くなるように構成された画像形成装置であって、
    前記制御装置は、
    前記第1制御量から前記第2制御量に切り替える第3時間または前記第2制御量から前記第1制御量に切り替える第4時間を、前記検知手段で検出した温度および湿度が低い程、長い時間に設定し、前記第1制御量から前記第2制御量に変更した後再度前記第1制御量に戻るまでの時間を、前記転写バイアス変更時間と略同じ長さにすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記制御装置は、前記シートの後端部が前記像担持体と前記転写手段との間を通過するときに、前記転写手段への転写バイアスの印加を止めることで、前記第2の転写バイアスを0とするように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写手段は、イオン導電性のローラであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記表面電位調整手段は、前記像担持体を帯電する帯電部材であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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