JP5650369B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Description
そこでこのような問題を解決するため、特許文献1(特開2004−170968号公報)には、転写紙の後端において転写バイアスを切り替えることによって、放電跡の発生を防止する技術が提案されている。
特許文献1に記載の従来技術では、後端でのみ転写バイアスを切り替えているため、先端で発生する放電跡を防止をすることができない。
それに対して、後述する本発明では転写紙先端側の制御もいれているため、紙先端による異常画像にも対応することが可能である。また、本発明における紙先後端放電跡は、低温、低湿環境で顕著に発生するため、温度、湿度の検知による切り替えを設けている。
それに対して、後述する本発明では副作用なしで放電跡を防止するための制御を行なっている。
一方、後述する本発明では、実施例に記載のようなタイミングであるため、副作用の発生は無い。
一方、後述する本発明では、像担持体である感光体は、転写からプラスチャージを受けることを前提としており、そうした場合でも異常画像を発生させないための制御を記載した発明である。
それに対して、後述する本発明では、15μA程度(紙間電流)までしか低下させていないため、クリーニング不良の危険性はない。
さらに粒径が4.9μmというトナーになると微粉トナーが多くなる。微粉トナーは転写し難いため、転写残トナー(リサイクルトナー)が多くなる。これは、リサイクルトナーは表面の添加剤の埋り込みと微粉化により、弱帯電・逆帯電トナーが増加することで地汚れが増加し、それがリサイクルトナーとなり更に劣化が進むというメカニズムである。
このように弱帯電・逆帯電トナーが増加することで、剥離放電の影響を受けた転写紙先端、後端に相当する箇所の感光体の潜像電位部に該トナーが付着することで目立ちやすくなるのである。
また、本発明では、転写媒体の先端または後端または先後端の放電の影響により発生する異常画像の防止を目的とする。
さらにまた、本発明では、特に像担持体一周以降で発生しやすい異常画像の防止を目的とする。
本発明の第1の手段は、像担持体と、該像担持体をマイナス帯電する帯電手段と、該マイナス帯電された像担持体に潜像を形成する手段と、該像担持体上の潜像を現像するマイナスバイアスが供給された現像手段と、現像された該像担持体上のマイナス帯電トナー画像を静電気力によって転写媒体に転写するプラス電荷のバイアスが供給される転写手段を備えた画像形成装置において、前記帯電手段として接触帯電方式の帯電部材を有し、かつ前記転写手段として接触転写方式の転写部材を有し、前記転写部材が転写ベルトであって、前記転写ベルトはその基層にイオン系の導電剤が分散され、前記転写ベルトに印加する転写バイアスを転写部を通過する転写媒体の先端が転写部の位置に至ると上昇させて第1のバイアス値とし、該位置を前記転写媒体の先端に続く先端部分が通過する間は前記第1のバイアス値を保ち、該位置を前記転写媒体の前記先端部分が通過すると前記第1のバイアス値よりも大きい第2のバイアス値とし、該位置を前記転写媒体の後端または後端に先行する後端部分が通過するまでは前記第2のバイアス値を保つように可変させ、該位置を前記転写媒体の後端または前記後端部分が通過すると、前記第1のバイアス値よりも低い第3のバイアス値に可変させ、前記転写部の位置に転写媒体が存在しない期間には前記転写バイアスを前記第3のバイアス値に可変させ、かつ前記帯電部材に印加する帯電バイアスを、前記第1のバイアス値及び前記第2のバイアス値の前記転写バイアスのそれぞれの印加のタイミングに合わせて前記転写媒体の先端と前記先端部分または前記後端部分、若しくは前記先端と前記先端部分および前記後端部分に対応する箇所のいずれかで絶対値で高くすることを特徴とする。
また、本発明の第2の手段は、第1の手段の画像形成装置において、前記転写バイアスを、前記転写媒体の先端と前記先端部分かつ前記後端部分で可変させることができることを特徴とする。
また、本発明の第4の手段は、第1または第2の手段の画像形成装置において、温度センサと湿度センサを有し、該温度センサと湿度センサの値により前記帯電バイアスを可変させることを特徴とする。
さらに本発明の第5の手段は、第1または第2の手段の画像形成装置において、温度センサと湿度センサを有し、該温度センサと湿度センサの値により前記転写バイアスおよび前記帯電バイアスを可変させることを特徴とする。
また、本発明の第7の手段は、第6の手段の画像形成装置において、温度センサと湿度センサを有し、該温度センサと湿度センサの値により、低温、低湿環境で前記像担持体の一周以降から前記帯電バイアスを可変させることを特徴とする。
また、本発明の第9の手段は、第1〜第7のいずれか1つの手段の画像形成装置において、前記現像手段の現像バイアスを可変させる制御を行い、少なくとも前記転写媒体の後端に対応する箇所で現像バイアスを下げる制御を行うことを特徴とする。
さらに本発明の第10の手段は、第1〜第7のいずれか1つの手段の画像形成装置において、前記現像手段の現像バイアスを可変させる制御を行い、少なくとも前記転写媒体の先後端に対応する箇所で現像バイアスを下げる制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の第12の手段は、第11の手段の画像形成方法において、前記転写バイアスを、前記転写媒体の先端と前記先端部分かつ前記後端部分で可変させることができることを特徴とする。
また、本発明の第14の手段は、第11または第12の手段の画像形成方法において、温度センサと湿度センサを有し、該温度センサと湿度センサの値により前記帯電バイアスを可変させることを特徴とする。
さらに本発明の第15の手段は、第11または第12の手段の画像形成方法において、温度センサと湿度センサを有し、該温度センサと湿度センサの値により前記転写バイアスおよび前記帯電バイアスを可変させることを特徴とする。
また、本発明の第17の手段は、第16の手段の画像形成方法において、温度センサと湿度センサを有し、該温度センサと湿度センサの値により、低温、低湿環境で前記像担持体の一周以降から前記帯電バイアスを可変させることを特徴とする。
また、本発明の第19の手段は、第11〜第17のいずれか1つの手段の画像形成方法において、前記現像手段の現像バイアスを可変させる制御を行い、少なくとも前記転写媒体の後端に対応する箇所で現像バイアスを下げる制御を行うことを特徴とする。
さらに本発明の第20の手段は、第11〜第17のいずれか1つの手段の画像形成方法において、前記現像手段の現像バイアスを可変させる制御を行い、少なくとも前記転写媒体の先後端に対応する箇所で現像バイアスを下げる制御を行うことを特徴とする。
また、本発明では、前記の構成(方法)に加えて、前記転写バイアスを、前記転写媒体の先端と前記先端部分かつ前記後端部分で可変させることにより、転写媒体の先後端の影響により発生する異常画像を防止することができる。
さらに本発明では、前記の構成(方法)に加えて、温度センサと湿度センサを有し、該温度センサと湿度センサの値により転写バイアスまたは帯電バイアス、あるいは転写バイアス及び帯電バイアスを可変させることにより、特に低温、低湿で発生しやすい異常画像を防止することができる。
さらに本発明では、前記の構成(方法)に加えて、帯電部材に印加する帯電バイアスを、像担持体の一周以降で可変させることにより、特に像担持体一周以降で発生しやすい異常画像を防止することができる。
さらに本発明では、前記の構成(方法)に加えて、温度センサと湿度センサの値により、低温、低湿環境で像担持体の一周以降から帯電バイアスを可変させることにより、特に低温、低湿で像担持体一周以降で発生しやすい異常画像を防止することができる。
さらに本発明では、前記の構成(方法)に加えて、現像手段の現像バイアスを可変させる制御を行い、少なくとも転写媒体の先端または後端または先後端に対応する箇所で現像バイアスを下げる制御を行うことにより、像担持体一周以降で発生しやすい異常画像をより効果的に防止することができる。
モノクロの画像形成装置では、例えば図1にその一例を示すように、光導電性の感光体からなる像担持体1に対向させて帯電部材2、露光部材3、現像部材4、転写部材5、クリーニング部材6、除電部材7を配置している。なお、画像形成装置では、図示の部材の他に、転写紙Pを給紙する給紙部や、転写紙Pに転写された画像を定着する定着部、定着後の転写紙を排出する排紙部等が備えられているが、これらの図示は省略する。また、画像形成装置が、複写機やファクシミリあるいは複合機等の場合には、原稿画像の読取部(スキャナ)が設置されるが、これらの図示も省略する。
I1−I2=Iout (Iout=一定 Iout:転写電流)
において、Iout=一定のように転写電流を制御させる。通常、転写電流は線速によって異なるが、線速が230mm/sec の機械の場合には40〜50μA程度、線速が180mm/sec の機械の場合には35〜45μA程度に設定されている。このときの印加電圧は1.5〜6.5KV程度である。
図5の(1) に示すとおり、一周目の帯電後の像担持体表面電位は一様に−800Vに帯電される。次に同図(2) のように、転写部材5を構成する転写ベルトを通過した際に、転写紙先端(または後端)で放電が起こると、像担持体表面電位が+帯電してしまう。次に同図(3) に示すように、除電部材7で除電すると、マイナス帯電部のみが除電され、+帯電の部分が残る。そして同図(4) に示すように、二周目の帯電後の像担持体表面電位は一様に帯電できずに、電位が下がった部分が現れる。この電位が下がった部分に、トナーが付着し放電跡として転写紙Pに転写される。
図1に示す画像形成装置の転写部材は、転写ベルトと、該転写ベルトが架設される駆動ローラ及び従動ローラから構成されるが、図6に転写ベルトの一例を示す。図6の転写ベルトは基層と表面層(コート層)の2層構成となっているが、本発明は単層や、弾性層、2層以上の多層構成のベルトにも適用される。また、カラー機でよく使われる中間転写ベルトにも適用できる。転写ベルトは、像担持体1との間で転写ニップを作り、搬送してきた転写紙Pを挟んで転写バイアスをかけ、像担持体1からトナー像を転写紙Pに転写させる役割を持っている。基層は一般にベルトの強度を維持するための素材を用い、通常は表面層(コート層)より厚く形成される。
転写ベルトの基層(内側層)の材料としてはCrゴム、EPDM、シリコンゴムなどの材質が選択されている。それらの材料を任意の割合によって混ぜ合わせてもよい。また、適度に伸張させて弾性ベルトとして使用している。
転写ベルトとしては環境変化による抵抗変化が少ないものがよい。また、経時での抵抗変化が少ない材料にすることも必要である。抵抗を制御するためには基層のゴムに導電剤を分散させる必要がある。抵抗を制御する材料として、導電剤としてはカーボン、酸化亜鉛があげられる。ゴム材料にこれらの導電剤を分散させて使用している。また、イオン系の材料をゴムに分散させて抵抗を制御させてもよい。
つまり、伸びがよく、μが低い材料という相反する特性を備えた材料を選択する必要がある。そのためにコーティングの表面にはフッ素系の樹脂材料などを選択するとよい。例えば本実施形態ではポリフッ化ビニリデン、四フッ化エチレンなどを被覆している。なお、本実施形態の転写ベルトのコーティング剤は日本アチソンから市販されているエムラロン345を主剤として、それを若干modufyすることで、ゴム表面に塗布している。
また、抵抗値をコントロールするために導電剤をゴム層に分散させることになるが、カーボン系の分散剤をいれる分散系や、イオン系の導電剤で抵抗をコントロールするイオン系、あるいはそれらを任意の割合で混合するハイブリッド系の材料でもよい。
下記の表1は転写バイアス、帯電バイアスを振った場合の放電跡発生の有無である。表1より帯電バイアスに関しては低い値において発生している。また、転写バイアスに関しては、高い値において発生している。また、放電跡は低温、低湿環境において多く発生している。これらの理由を、再度発生メカニズムを考えることにより解明する。放電跡は転写紙の先後端の転写ニップ部における放電発生により、像担持体表面電位が下がり、帯電部で一様に帯電ができず周りより低くなる部分が生じる。そのためマイナス帯電トナーがこの部分に付着し放電跡となる。
なお、以下の実施例において、バイアスを「可変させる」とは、バイアス値を「切り替える」ことである。具体的に言うと、バイアス値を「立ち上げる」、「立ち下げる」(タイミングチャート参照)ことである。次に実際の制御例を示す。
まず、前述の第1の手段(及び第11の手段)に対応する実施例を示す。
図8に本実施例のタイミングチャートを示す。図8の(a),(b),(c)は帯電部材(例えば帯電ローラ)2に印加する帯電バイアスの切り替えを表すタイミングチャートであり、(d),(e)は転写バイアスの切り替えを表すタイミングチャートである。前述の第1の手段(第11の手段)に対応する帯電バイアスと転写バイアスの組み合わせは、(a)‐(d),(a)‐(e),(b)‐(d),(b)‐(e),(c)‐(d),(c)‐(e)の6通りである。図8(a) は転写紙先端から20〜30msecの間、帯電バイアスを−1600Vに上げている。同図(b) は転写紙後端を基準として−20msecの部分において帯電バイアスを−1600Vとし、後端で−1500Vに戻している。同図(c) は転写紙先端及び後端で帯電バイアスを切り替えている。同図(d) は転写紙先端にて転写電流を20μAとし先端に続く先端部分の20〜30msec 後に40μAにしている。同図(e) は転写紙後端を基準として後端に先行する後端部分の20〜30msecの部分において転写バイアスを落としている。なお、以下の図に示すタイミングチェート上では20msecで記載している。
次に前述の第2の手段(及び第12の手段)に対応する実施例を示す。
図10に本実施例のタイミングチャートを示す。図10の(a),(b),(c)は帯電部材(例えば帯電ローラ)2に印加する帯電バイアスの切り替えを表すタイミングチャートであり、(d) は転写バイアスの切り替えを表すタイミングチャートである。前述の第2の手段(第12の手段)に対応する帯電バイアスと転写バイアスの組み合わせは、(a)‐(d),(b)‐(d),(c)‐(d)の3通りである。なお、図10の(a),(b),(c)は図8と同様であるため説明を省略する。本実施例は、図10(d) に示すように、転写紙先端と先端に続く先端部分かつ後端に先行する後端部分において転写バイアスを切り替えている例である。
次に前述の第3の手段(及び第13の手段)に対応する実施例を示す。
図11に本実施例の制御の流れを示すフローチャート、図12に本実施例のタイミングチャートを示す。図11に示す制御では、温度検出手段及び湿度検出手段からの情報により、相対湿度≧15%で、"Yes"ならば帯電、転写バイアスを切り替えず、"No"ならば帯電バイアス及び転写バイアスを切り替えている。また、図12の(a),(b),(c)は帯電バイアスの切り替えを表すタイミングチャートであり、(d),(e),(f)は転写バイアスの切り替えを表すタイミングチャートである。第3の手段(及び第13の手段)に対応する帯電バイアスと転写バイアスの組み合わせは、(a)‐(d),(a)‐(e),(a)‐(f),(b)‐(d),(b)‐(e),(b)‐(f),(c)‐(d),(c)‐(e),(c)‐(f)の9通りである。なお、図12の(a),(b),(c)は図8と同様であるため説明を省略する。本実施例では、図12の(d) に示すように、転写紙先端にて転写電流を18μAとし55msec後、40μAにしている。また、同図12(e) は転写紙後端を基準として−42msec(−7mm)の部分において転写バイアスを落としている。さらに同図(f) は転写紙先端かつ後端に先行する後端部分において転写バイアスを切り替えている。これは特に低温、低湿環境にて放電跡が発生しているため、常温、常湿環境と比べて、先端においては切り替える転写電流値を低くし、後端に先行する後端部分においては切り替えるタイミングを早めている例である。
次に前述の第4の手段(及び第14の手段)に対応する実施例を示す。
図13に本実施例のタイミングチャートを示す。本実施例では、図11に示す制御動作(フローチャート)と同様に、温度、湿度検出手段からの情報により、相対湿度≧15%で、"Yes"ならば帯電、転写バイアスを切り替えず、"No"ならば帯電バイアス及び転写バイアスを切り替えている。図13の(a),(b),(c)は帯電バイアスの切り替えを表すタイミングチャートであり、(d),(e),(f)は転写バイアスの切り替えを表すタイミングチャートである。前述の第4の手段(及び第14の手段)に対応する帯電バイアスと転写バイアスの組み合わせは、(a)‐(d),(a)‐(e),(a)‐(f),(b)‐(d),(b)‐(e),(b)‐(f),(c)‐(d),(c)‐(e),(c)‐(f)の9通りである。図13の(d),(e),(f)は図8、図9と同様であるため説明を省略する。本実施例では、図13の(a),(b),(c)において、切り替える帯電バイアスの値を−1650Vとしている。これは特に低温、低湿環境にて放電跡が発生しているため、常温、常湿環境と比べて、値を大きくしている例である。
次に前述の第5の手段(及び第15の手段)に対応する実施例を示す。
図14に本実施例のタイミングチャートを示す。本実施例では、図11に示す制御動作(フローチャート)と同様に、温度、湿度検出手段からの情報により、相対湿度≧15%で、"Yes"ならば帯電、転写バイアスを切り替えず、"No"ならば帯電バイアス及び転写バイアスを切り替えている。図14の(a),(b),(c)は帯電バイアスの切り替えを表すタイミングチャートであり、(d),(e),(f)は転写バイアスの切り替えを表すタイミングチャートである。前述の第5の手段(及び第15の手段)に対応する帯電バイアスと転写バイアスの組み合わせは、(a)‐(d),(a)‐(e),(a)‐(f),(b)‐(d),(b)‐(e),(b)‐(f),(c)‐(d),(c)‐(e),(c)‐(f)の9通りである。なお、図14の(a),(b),(c)は図13と同様であり、図14の(d),(e),(f)は図12と同様である。
次に前述の第6の手段(及び第16の手段)に対応する実施例を示す。
図15に本実施例のタイミングチャートを示す。本実施例では、図15に示すように、帯電バイアスを紙先端に対応する箇所から像担持体一周以降で−1600Vに切り替えている。なお、本実施例ではDC印加で像担持体(感光体)に接触させて用いるタイプの帯電ローラの制御例を示しているが、微小GAPを開けた非接触方式の帯電ローラを使用してもよい。
次に前述の第7の手段(及び第17の手段)に対応する実施例を示す。
本実施例の制御動作は、図11のフローチャート及び図15のタイミングチャートと同様である。すなわち本実施例では、温度、湿度検出手段からの情報により、相対湿度≧15%で、"Yes"ならば帯電、転写バイアスを切り替えず、"No"ならば帯電バイアスを切り替えている。
次に前述の第8,9,10の手段(及び第18,19,20の手段)に対応する実施例を示す。
本実施例は、実施例1〜7のいずれかの制御動作に加えて、現像手段の現像部材4に印加する現像バイアスを可変させる制御を行い、少なくとも転写媒体の先端または後端または先後端に対応する箇所で現像バイアスを下げる制御を行うものである。
本実施例では、接触帯電手段及び接触転写手段を有する画像形成装置において、転写紙の先端または後端に相当する箇所の現像バイアスを変化させる。また、転写紙の先端または後端に相当する箇所の現像バイアスを帯電バイアスの印加と合せて変更してもよい。つまり、転写紙の先後端部分で帯電バイアスを切り替える制御が前述までの制御であり、本実施例の制御では、さらに現像バイアスを変更させる制御にする。具体的には現像バイアスを10V〜30V程度、画像部の印加バイアスよりも下げる制御にする。
ここで、現像バイアスの制御も記載したタイミングチャートの一例を図9に示す。図9は、図8(a) の帯電バイアスの切り替え動作と組み合わせた例を示している。
以上に述べた実施例の効果を確認するため、転写部を通過する転写紙先端の転写電流を20μAとし、後端より5mm(30msec)早く落とした場合の放電跡発生の有無を確認した実験のデータを下記の表2に示す。最も放電跡が出やすいと考えられる条件(加速条件)での結果を示す。転写電流は高いほど放電跡が出やすいため、設定転写電流は45μAとする。また、帯電バイアスは低いときに放電跡が発生しやすいため、設定帯電バイアスは−1530V,−1490Vとする。また、特に放電跡が発生しやすい環境である低温、低湿環境(10℃、15%)にて実験を行った。実験結果より、転写紙先端の転写電流値及び後端の転写電流を落とすタイミングを調整することで、放電跡を防止することが可能であると分かる。また、本発明の実施後、濃度が薄くなる等の副作用は見られない。これらのことより、本発明では転写紙先後端での放電による放電跡の防止が可能となり、異常画像の発生を防止することができる。
2:帯電部材(帯電手段)
3:露光部材(潜像形成手段)
4:現像部材(現像手段)
5:転写部材(転写手段)
6:クリーニング部材(クリーニング手段)
7:除電部材(除電手段)
Claims (20)
- 像担持体と、該像担持体をマイナス帯電する帯電手段と、該マイナス帯電された像担持体に潜像を形成する手段と、該像担持体上の潜像を現像するマイナスバイアスが供給された現像手段と、現像された該像担持体上のマイナス帯電トナー画像を静電気力によって転写媒体に転写するプラス電荷のバイアスが供給される転写手段を備えた画像形成装置において、
前記帯電手段として接触帯電方式の帯電部材を有し、かつ
前記転写手段として接触転写方式の転写部材を有し、
前記転写部材が転写ベルトであって、前記転写ベルトはその基層にイオン系の導電剤が分散され、
前記転写ベルトに印加する転写バイアスを転写部を通過する転写媒体の先端が転写部の位置に至ると上昇させて第1のバイアス値とし、該位置を前記転写媒体の先端に続く先端部分が通過する間は前記第1のバイアス値を保ち、該位置を前記転写媒体の前記先端部分が通過すると前記第1のバイアス値よりも大きい第2のバイアス値とし、該位置を前記転写媒体の後端または後端に先行する後端部分が通過するまでは前記第2のバイアス値を保つように可変させ、
該位置を前記転写媒体の後端または前記後端部分が通過すると、前記第1のバイアス値よりも低い第3のバイアス値に可変させ、
前記転写部の位置に転写媒体が存在しない期間には前記転写バイアスを前記第3のバイアス値に可変させ、かつ
前記帯電部材に印加する帯電バイアスを、前記第1のバイアス値及び前記第2のバイアス値の前記転写バイアスのそれぞれの印加のタイミングに合わせて前記転写媒体の先端と前記先端部分または前記後端部分、若しくは前記先端と前記先端部分および前記後端部分に対応する箇所のいずれかで絶対値で高くすることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記転写バイアスを、前記転写媒体の先端と前記先端部分かつ前記後端部分で可変させることができることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2記載の画像形成装置において、
温度センサと湿度センサを有し、該温度センサと湿度センサの値により前記転写バイアスを可変させることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2記載の画像形成装置において、
温度センサと湿度センサを有し、該温度センサと湿度センサの値により前記帯電バイアスを可変させることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2記載の画像形成装置において、
温度センサと湿度センサを有し、該温度センサと湿度センサの値により前記転写バイアスおよび前記帯電バイアスを可変させることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2記載の画像形成装置において、
前記帯電部材に印加する帯電バイアスを、前記像担持体の一周以降で可変させることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6記載の画像形成装置において、
温度センサと湿度センサを有し、該温度センサと湿度センサの値により、低温、低湿環境で前記像担持体の一周以降から前記帯電バイアスを可変させることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記現像手段の現像バイアスを可変させる制御を行い、少なくとも前記転写媒体の先端に対応する箇所で現像バイアスを下げる制御を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記現像手段の現像バイアスを可変させる制御を行い、少なくとも前記転写媒体の後端に対応する箇所で現像バイアスを下げる制御を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記現像手段の現像バイアスを可変させる制御を行い、少なくとも前記転写媒体の先後端に対応する箇所で現像バイアスを下げる制御を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 像担持体を帯電手段でマイナス帯電し、該マイナス帯電された像担持体に潜像を形成し、該像担持体上の潜像をマイナスバイアスが供給された現像手段で現像し、現像された該像担持体上のマイナス帯電トナー画像をプラス電荷のバイアスが供給される転写手段で静電気力によって転写媒体に転写する画像形成方法において、
前記帯電手段として接触帯電方式の帯電部材を用い、かつ前記転写手段として接触転写方式の転写部材を用い、
前記転写部材が転写ベルトであって、前記転写ベルトはその基層にイオン系の導電剤が分散され、
前記転写ベルトに印加する転写バイアスを転写部を通過する転写媒体の先端が転写部の位置に至ると上昇させて第1のバイアス値とし、該位置を前記転写媒体の先端に続く先端部分が通過する間は前記第1のバイアス値を保ち、該位置を前記転写媒体の前記先端部分が通過すると前記第1のバイアス値よりも大きい第2のバイアス値とし、該位置を前記転写媒体の後端または後端に先行する後端部分が通過するまでは前記第2のバイアス値を保つように可変させ、
該位置を前記転写媒体の後端または前記後端部分が通過すると、前記第1のバイアス値よりも低い第3のバイアス値に可変させ、前記転写部の位置に転写媒体が存在しない期間には前記転写バイアスを前記第3のバイアス値に可変させ、かつ
前記帯電部材に印加する帯電バイアスを、前記第1のバイアス値及び前記第2のバイアス値の前記転写バイアスのそれぞれの印加のタイミングに合わせて前記転写媒体の先端と前記先端部分または前記後端部分、若しくは前記先端と前記先端部分および前記後端部分に対応する箇所のいずれかで絶対値で高くすることを特徴とする画像形成方法。 - 請求項11記載の画像形成方法において、
前記転写バイアスを、前記転写媒体の先端と前記先端部分かつ前記後端部分で可変させることができることを特徴とする画像形成方法。 - 請求項11または12記載の画像形成方法において、
温度センサと湿度センサを有し、該温度センサと湿度センサの値により前記転写バイアスを可変させることを特徴とする画像形成方法。 - 請求項11または12記載の画像形成方法において、
温度センサと湿度センサを有し、該温度センサと湿度センサの値により前記帯電バイアスを可変させることを特徴とする画像形成方法。 - 請求項11または12記載の画像形成方法において、
温度センサと湿度センサを有し、該温度センサと湿度センサの値により前記転写バイアスおよび前記帯電バイアスを可変させることを特徴とする画像形成方法。 - 請求項11または12記載の画像形成方法において、
前記帯電部材に印加する帯電バイアスを、前記像担持体の一周以降で可変させることを特徴とする画像形成方法。 - 請求項16記載の画像形成方法において、
温度センサと湿度センサを有し、該温度センサと湿度センサの値により、低温、低湿環境で前記像担持体の一周以降から前記帯電バイアスを可変させることを特徴とする画像形成方法。 - 請求項11〜17のいずれか1項に記載の画像形成方法において、
前記現像手段の現像バイアスを可変させる制御を行い、少なくとも前記転写媒体の先端に対応する箇所で現像バイアスを下げる制御を行うことを特徴とする画像形成方法。 - 請求項11〜17のいずれか1項に記載の画像形成方法において、
前記現像手段の現像バイアスを可変させる制御を行い、少なくとも前記転写媒体の後端に対応する箇所で現像バイアスを下げる制御を行うことを特徴とする画像形成方法。 - 請求項11〜17のいずれか1項に記載の画像形成方法において、
前記現像手段の現像バイアスを可変させる制御を行い、少なくとも前記転写媒体の先後端に対応する箇所で現像バイアスを下げる制御を行うことを特徴とする画像形成方法。
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