JP6225947B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムに関し、特に、電子写真方式により用紙に画像を形成する画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムに関する。
電子写真式の画像形成装置が、スキャナ機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンタとしての機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)や、ファクシミリ装置、複写機、及びプリンタなどの用途に広く用いられている。
電子写真方式の画像形成装置では、2成分現像方式が広く用いられている。2成分現像方式においては、トナーと、磁性キャリアからなる現像剤とが用いられる。2成分現像方式で画像形成が行われる場合において、像担持体上の画像領域の直前にトナー又はキャリアが著しく付着すると不具合が生じる。不具合が生じるのを避けるため、通常、帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングと、現像バイアス電圧の印加開始のタイミングとが設定される。
像担持体上の画像領域の直前にキャリアが付着すること(以下、キャリア付着ということがある。)により発生する不具合の代表例としては、次のようなものがある。すなわち、像担持体上に残留したキャリアがクリーニングブレードによって像担持体から掻き取られることで、クリーニングブレードに傷が生じることがある。クリーニングブレードに傷が生じると、それ以後、その傷が生じた部分で像担持体のクリーニング不良が発生し、形成される画像に黒スジが入ることがある。
また、転写ローラ等の転写部材と像担持体とが接触している転写方式では、像担持体上に付着したキャリアが転写部材に付着してしまうことがある。転写部材へのキャリアの付着は、次回の像担持体から転写材(用紙や中間転写ベルト等)へのトナー像の転写時に、転写不良を引き起こすことがある。例えば、形成される画像に白斑点が入るなどの異常が発生することがある。
他方、像担持体上の画像領域の直前にトナーが付着すること(以下、トナー付着ということがある。)により発生する不具合の代表例としては、次のようなものがある。すなわち、接触転写方式により転写を行う場合、像担持体上のトナーが転写部材上に直接付着してしまう。トナーが転写部材に付着すると、次回の転写材へのトナー像転写時に、転写材の裏汚れ等の異常が発生することがある。
特に、表面に凹凸がある発泡スポンジ製の転写ローラを転写部材として使用すると、トナー付着の問題が顕著になる。この場合、転写ローラの凹部に、転写ローラに付着したトナーが入り込む。凹部に入り込んだトナーは、転写材の通過時に、転写材のうち転写ローラに接触する面に付着してしまう。転写ローラが像担持体に圧接しているため、転写ローラの径は、像担持体に接している部分と像担持体に接していない部分とで異なる。転写ローラの像担持体に接する面において、凹部の形状が変化し、トナーが凹部から吐き出される。これにより、吐き出されたトナーが転写材の裏面に付着して、トナー汚れとなってしまう。
キャリアの電荷の符号と、トナーの電荷の符号とは逆であり、一方がプラスで他方がマイナスである。そのため、現像剤担持体と像担持体との間の電位差を制御することによるキャリア付着の防止とトナー付着の防止とは、互いにトレードオフの関係にある。キャリア付着による不具合の方が、画像形成装置に与えるダメージが大きい。そのため、通常は、キャリア付着を完全に防止した上で、なるべくトナー付着を抑えるように、現像剤担持体と像担持体との間の電位差が制御される。
なお、下記特許文献1には、電子写真装置において、現像器の現像開始時刻を感光体の非帯電部分が現像位置に到達するまで遅らせることが記載されている。これにより、トナーの無駄な消費が避けられている。
下記特許文献2には、画像形成装置において、トナー濃度検知センサの検出値に応じて、帯電バイアス電圧や現像バイアス電圧の印加開始タイミングを変更することが開示されている。トナー濃度検知センサは、現像器内のトナーとキャリアとの割合を検知するセンサである。
特開昭54−12843号公報 特開2001−265193号公報
上記のような画像形成装置では、像担持体表面の帯電状態によって、キャリア付着の発生状況が異なる。そのため、どのような条件下であってもキャリア付着が発生しないように設計を行うと、トナー付着の発生量が多くなってしまうという問題がある。
キャリア付着やトナー付着の発生状況は、像担持体表面における帯電範囲によって異なる。通常、像担持体表面の電位は、現像ローラに印加されるバイアス電圧に対して一定の電位差を保つように設定される。そのため、像担持体表面の電位の絶対値が大きい場合と小さい場合とで、キャリア付着やトナー付着の発生状況は、基本的には変わらない。他方、像担持体表面における帯電範囲が広い場合には、そうでない場合と比較して、帯電バイアス電圧の印加開始時に帯電された領域が、早いタイミングで現像ニップ部に到達する。そのため、帯電範囲が広い場合には、そうでない場合よりも早いタイミングで現像バイアス電圧の印加を開始しなければ、キャリア付着が発生してしまう。他方、このように帯電範囲が広い場合に合わせて現像バイアス電圧の印加を開始するタイミングを設定すると、帯電範囲が狭い場合に、トナー消費量が多くなってしまうという問題がある。
このような問題は、例えば帯電バイアス電圧として直流バイアス電圧(DCバイアス電圧)を印加するローラ帯電方式のものなど、放電現象によって像担持体表面を帯電する画像形成装置で、特に顕著である。放電のさせ方によって帯電させる範囲が大きく変わるためである。すなわち、比較的強く放電させる場合に合わせて、キャリア付着を防ぐために現像バイアス電圧を早く印加開始するように設計すると、比較的弱く放電させる場合にはトナー消費量が多くなってしまう。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、像担持体へのキャリア付着を防止しつつトナー消費を抑制できる画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、画像形成装置は、帯電部材に帯電バイアス電圧を印加し、像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電手段により帯電された像担持体の表面を露光させて電位減衰させ、像担持体上に静電潜像を形成する露光手段と、現像剤担持体に帯電バイアス電圧の極性と同極性の現像バイアス電圧を印加し、静電潜像を現像する2成分現像方式の現像手段と、画像形成中に印加される帯電バイアス電圧の大きさに応じて、帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングに対する現像バイアス電圧の印加開始のタイミングを制御する制御手段とを備え、制御手段は、帯電バイアス電圧の絶対値が大きいほど、帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングから現像バイアス電圧の印加開始のタイミングまでの間隔が小さくなるように制御を行い、帯電バイアス電圧の絶対値が小さいほど、間隔が大きくなるように制御を行う。
好ましくは、間隔の上限値が予め設定されており、制御手段は、帯電バイアス電圧の絶対値が上限値に対応する大きさよりも小さいとき、間隔が上限値になるように制御を行う。
好ましくは、画像形成装置は、画像形成中に印加される現像バイアス電圧の目標値に基づいて、画像形成中の像担持体の表面電位の目標値を決定する目標値決定手段をさらに備え、帯電手段は、目標値決定手段により決定された目標値に基づいて帯電バイアス電圧を決定する。
好ましくは、帯電手段は、ローラ帯電方式により像担持体の表面を帯電させる。
好ましくは、制御手段は、画像形成中における帯電バイアス電圧の絶対値の最大値が大きいほど、間隔が小さくなるように制御を行い、画像形成中における帯電バイアス電圧の絶対値の最大値が小さいほど、間隔が大きくなるように制御を行う。
好ましくは、帯電バイアス電圧は、直流のバイアス電圧である。
好ましくは、現像手段は、現像バイアス電圧の絶対値を段階的に大きくして印加し、現像バイアス電圧の印加開始後に1段階目に印加される現像バイアス電圧の値は、画像形成中の像担持体の表面電位の目標値に対して、所定量オフセットした値である。
この発明の他の局面に従うと、帯電部材に帯電バイアス電圧を印加し、像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電手段により帯電された像担持体の表面を露光させて電位減衰させ、像担持体上に静電潜像を形成する露光手段と、現像剤担持体に帯電バイアス電圧の極性と同極性の現像バイアス電圧を印加し、静電潜像を現像する2成分現像方式の現像手段とを備える画像形成装置の制御方法は、画像形成中に印加される帯電バイアス電圧の大きさを決定する決定ステップと、決定ステップにより決定された帯電バイアス電圧の大きさに応じて、帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングに対する現像バイアス電圧の印加開始のタイミングを制御する制御ステップとを有し、設定ステップは、帯電バイアス電圧の絶対値が大きいほど、帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングから現像バイアス電圧の印加開始のタイミングまでの間隔が小さくなるように制御を行い、帯電バイアス電圧の絶対値が小さいほど、間隔が大きくなるように制御を行う。
この発明のさらに他の局面に従うと、帯電部材に帯電バイアス電圧を印加し、像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電手段により帯電された像担持体の表面を露光させて電位減衰させ、像担持体上に静電潜像を形成する露光手段と、現像剤担持体に帯電バイアス電圧の極性と同極性の現像バイアス電圧を印加し、静電潜像を現像する2成分現像方式の現像手段とを備える画像形成装置の制御プログラムは、画像形成中に印加される帯電バイアス電圧の大きさを決定する決定ステップと、決定ステップにより決定された帯電バイアス電圧の大きさに応じて、帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングに対する現像バイアス電圧の印加開始のタイミングを制御する制御ステップとをコンピュータに実行させ、設定ステップは、帯電バイアス電圧の絶対値が大きいほど、帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングから現像バイアス電圧の印加開始のタイミングまでの間隔が小さくなるように制御を行い、帯電バイアス電圧の絶対値が小さいほど、間隔が大きくなるように制御を行う。
これらの発明に従うと、画像形成中に印加される帯電バイアス電圧の大きさに応じて、帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングから現像バイアス電圧の印加開始のタイミングまでの間隔が制御される。したがって、像担持体へのキャリア付着を防止しつつトナー消費を抑制できる画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態における画像形成装置を示す斜視図である。 画像形成装置のトナー像形成部の構成を示す側面図である。 プリントヘッドを示す側面図である。 画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 帯電ローラによる感光体の表面の帯電動作を説明する図である。 画像形成時に制御部が行う制御動作の流れを示すフローチャートである。 画像形成時の帯電及び現像動作を説明する第1の図である。 画像形成時の帯電及び現像動作を説明する第2の図である。 画像形成時の帯電及び現像動作を説明する第3の図である。 画像形成時の帯電及び現像動作を説明するグラフである。 現像バイアス電圧の印加開始位置の決定について説明するグラフである。 立ち上げ用の現像バイアス電圧の決定について説明するグラフである。
以下、本発明の実施の形態における画像形成装置について説明する。
画像形成装置は、スキャナ機能、複写機能、プリンタとしての機能、ファクシミリ機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)である。スキャナ機能では、セットされた原稿の画像を読み取ってそれをHDD(Hard Disk Drive)などに蓄積する。複写機能では、さらにそれを用紙などに印刷(画像形成)する。プリンタとしての機能では、PCなどの外部端末から印刷指示を受けるとその指示に基づいて用紙に印刷を行う。ファクシミリ機能では、外部のファクシミリ装置などからファクシミリデータを受信してそれをHDDなどに蓄積する。データ通信機能では、接続された外部機器との間でデータを送受信する。サーバ機能では、複数のユーザでHDDに記憶したデータなどを共有可能にする。
画像形成装置は、2成分現像方式の電子写真方式により画像を形成するものである。画像形成装置は、例えば帯電ローラにより帯電させた像担持体を露光する。そして、画像形成装置は、形成された静電潜像を、現像器の現像剤担持体を用いて現像することにより、画像を形成する。帯電ローラに帯電バイアス電圧が印加されることで像担持体が帯電する。現像時には、現像剤担持体に帯電バイアス電圧と同極性の現像バイアス電圧が印加される。
像担持体へのキャリア付着を防止しつつトナー消費を抑制するためには、像担持体の表面と現像剤担持体との電位差を適正に保つことと、帯電バイアス電圧と現像バイアス電圧との印加タイミングの相対関係とが重要である。本実施の形態において、画像形成中(印字中)に帯電ローラに印加される帯電バイアス電圧の大きさに応じて、帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングに対する、現像剤担持体への現像バイアス電圧の印加開始のタイミングが制御される。
具体的には、帯電バイアス電圧の絶対値が大きいほど、帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングから現像バイアス電圧の印加開始のタイミングまでの間隔が小さくなるように制御される。換言すると、帯電バイアス電圧の印加開始タイミングに対する現像バイアス電圧の印加開始タイミングが早くなるように(又は、現像バイアス電圧の印加開始タイミングに対する帯電バイアス電圧の印加開始タイミングが遅くなるように)制御される。
また、帯電バイアス電圧の絶対値が小さいほど、帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングから現像バイアス電圧の印加開始のタイミングまでの間隔が大きくなるように制御される。換言すると、帯電バイアス電圧の印加開始タイミングに対する現像バイアス電圧の印加開始タイミングが遅くなるように(又は、現像バイアス電圧の印加開始タイミングに対する帯電バイアス電圧の印加開始タイミングが早くなるように)制御される。
なお、通常では、印字開始前の現像バイアス電圧は、像担持体の接点(接地電位)に対して0Vであることが多い。しかしながら、現像以外の何らかの目的で、ごくわずかな出力(トナーの移動に寄与しないような出力、例えば50V未満の出力)や、帯電バイアス電圧と異極性のバイアス電圧が出力されている場合もある。本実施の形態において、このようなごくわずかな出力や異極性のバイアス電圧が出力されている状態は、現像バイアス電圧が「印加」されている状態とは呼ばない。本実施の形態において、帯電バイアス電圧と同極性で、トナーを移動させるための比較的高圧のバイアス電圧が出力されている状態を、現像バイアス電圧が「印加」されている状態と呼ぶ。また、本実施の形態において、0Vであるかごくわずかな出力しかない略0Vである状態、又は異極性のバイアス電圧が出力されている状態から、そのような現像バイアス電圧の出力を開始する場合を、「現像バイアス電圧の印加開始」と呼ぶ。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態における画像形成装置を示す斜視図である。
[画像形成装置1の構成]
図1に示されるように、画像形成装置1は、給紙カセット3と、排紙トレイ5と、電源部9と、操作部11と、制御部(制御手段の一例)20と、プリント部30と、スキャン部40とを備える。制御部20は、後述するように、CPU21などを有する(図4参照)。制御部20及びプリント部30は、画像形成装置1の筐体の内部に配置されている。
この画像形成装置1は、3つの給紙カセット3(給紙カセット3a,3b,3c)を有している。それぞれの給紙カセット3には、例えば、互いに異なるサイズの用紙(B5サイズ、A4サイズ、及びA3サイズなど)が装てんされている。給紙カセット3は、画像形成装置1の下部に、画像形成装置1の筐体に抜き差し可能に配置されている。各給紙カセット3に装てんされた用紙は、印字時に、1枚ずつ給紙カセット3から給紙され、プリント部30に送られる。なお、給紙カセット3の数は3つに限られず、それより多くても少なくてもよい。
排紙トレイ5は、画像形成装置1の筐体のうちプリント部30が収納されている部位の上方でスキャン部40が配置されている部位の下方に配置されている。排紙トレイ5には、プリント部30により画像が形成された用紙が筐体の内部から排紙される。
電源部9は、画像形成装置1の筐体の内部に設けられている。電源部9は、商用電源に接続され、商用電源をもとに、制御部20やプリント部30などに電力を供給する。
操作部11は、画像形成装置1の上部前面側に配置されている。操作部11には、ユーザにより押下操作可能な複数の操作ボタン11aが配置されている。また、操作部11には、表示パネル13が配置されている。表示パネル13は、例えば、タッチパネルを備えたLCD(Liquid Crystal Display)である。表示パネル13は、ユーザに案内画面を表示したり、操作ボタンを表示してユーザからのタッチ操作を受け付けたりする。表示パネル13は、CPU21により制御されて表示を行う。操作部11は、操作ボタン11aや表示パネル13がユーザにより操作されると、その操作に応じた操作信号又は所定のコマンドをCPU21に送信する。すなわち、ユーザは、操作部11に操作を行うことにより、画像形成装置1に種々の動作を実行させることができる。
プリント部30は、おおまかに、トナー像形成部300と、用紙搬送部(図示せず)と、定着装置(図示せず)とを有している。プリント部30は、電子写真方式で用紙に画像を形成する。プリント部30は、いわゆるタンデム方式で4色の画像を合成し、用紙にカラー画像を形成可能に構成されている。トナー像形成部300の構成については後述する。
用紙搬送部は、給紙ローラ、搬送ソーラ、及びそれらを駆動するモータなどで構成されている。用紙搬送部は、用紙を給紙カセット3から給紙して、画像形成装置1の筐体の内部で搬送する。また、用紙搬送部は、画像が形成された用紙を画像形成装置1の筐体から排紙トレイ5などに排出する。
定着装置は、加熱ローラ及び加圧ローラを有している。定着装置は、加熱ローラと加圧ローラとでトナー像が形成された用紙を挟みながら搬送し、その用紙に加熱及び加圧を行う。これにより、定着装置は、用紙に付着したトナーを溶融させて用紙に定着させ、用紙に画像を形成する。
スキャン部40は、画像形成装置1の筐体の上部に配置されている。スキャン部40は、ADF(Auto Document Feeder)41を有している。スキャン部40は、上述のスキャナ機能を実行する。スキャン部40は、透明な原稿台に配置された原稿をコンタクトイメージセンサにより走査して、それを画像データとして読み取る。また、スキャン部40は、原稿トレイにセットされた複数枚の原稿を、ADF41により順次取り込みながら、コンタクトイメージセンサによりその画像データを読み取る。
図2は、画像形成装置1のトナー像形成部300の構成を示す側面図である。
図2に示されるように、トナー像形成部300は、中間転写ベルト305と、転写ローラ307と、4組のプリントヘッド310Y,310M,310C,310K(以下、それぞれを区別せずプリントヘッド310と称することがある。)と、レーザスキャンユニット(露光手段の一例)320などで構成されている。
中間転写ベルト305は、環状であり、2つのローラ間に架けわたされている。中間転写ベルト305は、用紙搬送部に連動して回動する。転写ローラ307は、中間転写ベルト305のうち一方のローラに接触している部分に対向するように配置されている。用紙は、中間転写ベルト305と転写ローラ307との間で挟まれながら搬送される。
各プリントヘッド310は、感光体(像担持体の一例)311、帯電ローラ(帯電部材の一例、帯電手段の一例)313、現像装置(現像手段の一例)314、ベルト転写ローラ317、及びクリーニングブレード319などを含んでいる。プリントヘッド310としては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)のCMYK各色の画像を形成するためのものが4つ配置されている。4組のプリントヘッド310は、中間転写ベルト305に沿うように、互いに並んで配置されている。レーザスキャンユニット320は、各プリントヘッド310の感光体311上にレーザ光を走査可能に配置されている。なお、レーザスキャンユニット320は、プリントヘッド310毎に設けられていてもよいし、1つのレーザスキャンユニット320から各プリントヘッド310の感光体311に対してレーザ光が走査されるようにしてもよい。
トナー像形成部300において、各レーザスキャンユニット320は、YMCKの各色別の画像データに基づいて、各プリントヘッド310の感光体311上に静電潜像を形成する。現像装置314は、現像ローラ(現像剤担持体の一例)315を用いて各感光体311上に形成された静電潜像を現像し、各感光体311に各色別のトナー像を形成する。各感光体311は、トナー像を中間転写ベルト305に転写し、その中間転写ベルト305上に、用紙に形成するトナー像の鏡像を形成する(1次転写)。その後、転写ローラ307により、中間転写ベルト305に形成されたトナー像が用紙に転写され、用紙上にトナー像が形成される(2次転写)。
図3は、プリントヘッド310を示す側面図である。
図3に示されるように、各プリントヘッド310は、従来の一般的な画像形成装置におけるそれと略同様に構成されている。すなわち、感光体311は、ドラム形状であり、その胴部に有機感光体(OPC(Organic PhotoConductor/Organic Photoreceptor))を有している。感光体311の周囲には、感光体311の回転方向に沿って、順に、帯電ローラ313、現像ローラ315、ベルト転写ローラ317、及びクリーニングブレード319が配置されている。
各プリントヘッド310は、ローラ帯電方式により感光体311の表面を帯電させる。すなわち、帯電ローラ313は、感光体311との間に高電圧の帯電バイアス電圧が印加されることで、感光体311の表面を帯電させる。レーザスキャンユニット320は、感光体311の表面のうち帯電した部位にレーザ光を照射し、電位減衰させる。これにより、感光体311の表面に静電潜像が形成される。
本実施の形態において、帯電バイアス電圧は、直流のバイアス電圧であるが、これに限られるものではない。
現像装置314は、感光体311の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させ、トナー像を形成する。本実施の形態において、現像装置314は、2成分現像方式のものである。現像装置314は、現像ローラ315に現像バイアス電圧を印加して、現像ローラ315側のトナーを感光体311側に移動させ、静電潜像を現像する。現像バイアス電圧は、帯電バイアス電圧の極性と同極性のバイアス電圧である。
ベルト転写ローラ317は、感光体311との間に中間転写ベルト305を挟みながら電荷を加え、感光体311から中間転写ベルト305上にトナー像を転写する。クリーニングブレード319は、感光体311の表面に接触しており、感光体311の表面に残留しているトナーを収集する。
図4は、画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図4に示されるように、制御部20は、CPU21と、ROM23と、RAM25と、HDD27と、インターフェイス部29とを有している。制御部20は、操作部11、プリント部30、及びスキャン部40などと共にシステムバスに接続されている。これにより、制御部20と画像形成装置1の各部とが、信号を送受可能に接続されている。
HDD27は、インターフェイス部29を介して外部から送られたジョブ(JOB)のデータや、スキャン部40で読み取った画像データなどを記憶する。また、HDD27は、画像形成装置1の設定情報や、画像形成装置1の種々の動作を行うための制御プログラム(プログラム)27aなどを記憶する。HDD27は、1つのクライアントPC又は複数のクライアントPCなどから送信された複数のジョブを記憶可能である。
インターフェイス部29は、例えば、NIC(Network Interface Card)などのハードウェア部と、所定の通信プロトコルで通信を行うソフトウェア部とが組み合わされて構成されている。インターフェイス部29は、画像形成装置1をLANなどの外部ネットワークに接続する。これにより、画像形成装置1は、外部ネットワークに接続されているクライアントPCなどの外部装置と通信可能になる。図において、画像形成装置1は、PC71やPC73などが接続された外部ネットワークに接続されている。画像形成装置1は、PC71,73から印刷ジョブを受信可能である。また、画像形成装置1は、スキャン部40で読み取った画像データを、PC71に送信したり、メールサーバなどを介してE−mailにより送信したりすることができる。なお、インターフェイス部29は、無線通信により外部ネットワークに接続可能に構成されていてもよい。また、インターフェイス部29は、例えば、USB(Universal Serial Bus)インターフェイスであってもよい。この場合、インターフェイス部29は、通信ケーブルを介して接続された外部装置と画像形成装置1とを通信可能にする。
CPU21は、ROM23、RAM25、又はHDD27などに記憶された制御プログラム27aなどを実行することにより、画像形成装置1の種々の動作を制御する。CPU21は、操作部11から操作信号が送られたり、PC71などから操作コマンドが送信されたりすると、それらに応じて所定の制御プログラム27aを実行する。これにより、ユーザによる操作部11の操作などに応じて、画像形成装置1の所定の機能が実行される。
ROM23は、例えばフラッシュROM(Flash Memory)である。ROM23には、画像形成装置1の動作を行うために用いられるデータが記憶されている。ROM23には、HDD27と同様に、種々の制御プログラムや、画像形成装置1の機能設定データなどが記憶されていてもよい。CPU21は、所定の処理を行うことにより、ROM23からのデータの読み込みや、ROM23へのデータの書き込みを行う。なお、ROM23は、書換え不可能なものであってもよい。
RAM25は、CPU21のメインメモリである。RAM25は、後述のようにCPU21が制御プログラム27aを実行するときに必要なデータを記憶するのに用いられる。
スキャン部40は、上述のように、スキャナ機能を実行し、原稿から画像データを読み取る。スキャン部40により読み取られた画像データは、CPU21によりアプリケーションデータ形式に変換され、HDD27などに記憶される。CPU21は、HDD27などに記憶された画像データを、PC71,73などに送信可能である。
[帯電バイアス電圧と現像バイアス電圧との印加開始タイミングについて]
図5は、帯電ローラ313による感光体311の表面の帯電動作を説明する図である。
図5において、帯電ローラ313と感光体311とのそれぞれについて示されている矢印は、帯電ローラ313や感光体311の回転方向を表している。図5の上方の図は、帯電バイアス電圧の印加開始時を示し、下方の図は、その後若干量だけ帯電ローラ313と感光体311とが回転した状態を示す。
帯電ローラ313は、帯電ニップ313Aにおいて、感光体311の表面に接触している。帯電ローラ313に帯電バイアス電圧が印加されると、感光体311の表面のうち、帯電ニップ313Aに位置する印加開始点Pの周辺の、帯電ローラ313に近接している領域が帯電する。そして、帯電バイアス電圧が印加された状態で帯電ローラ313と感光体311とが回転することにより、印加開始点Pよりも感光体311の回転方向後方の領域が帯電する。
ここで、帯電ニップ313Aに近い部位ほど、帯電ローラ313との距離が近くなり、帯電量が多くなる。そのため、印加開始点Pよりも感光体311の回転方向前方の領域において、印加開始点Pに近づくにつれて次第に帯電量が多くなる。また、帯電バイアス電圧の絶対値が大きいほど帯電量が多くなる。図に矢印Rで示されるように、印加開始点Pよりも感光体311の回転方向前方の領域(放電開始位置P+Rから回転方向後方の領域)において、帯電量が帯電バイアス電圧の大きさによって異なる。
本実施の形態において、制御部20は、画像形成中に印加する帯電バイアス電圧の大きさに応じて、帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングに対する現像バイアス電圧の印加開始のタイミングを制御する。これにより、帯電バイアス電圧の大きさが異なって、感光体311の表面における帯電範囲や表面電位が異なる場合であっても、適正なタイミングで現像バイアス電圧の印加が開始される。
図6は、画像形成時に制御部20が行う制御動作の流れを示すフローチャートである。
図6においては、各プリントヘッド310についての帯電バイアス電圧と現像バイアス電圧との印加開始タイミング関する制御動作が示されている。このような制御動作は、印刷ジョブが開始されるたびに行われる。
ステップS11において、制御部20は、感光体311、帯電ローラ313、現像ローラ315等の駆動を開始する。これらのローラ等は、一定の速度で回転する。回転が安定すると、ステップS12に進む。
ステップS12において、制御部20は、画像形成時に帯電ローラ313に印加する帯電バイアス電圧Vcを決定する。帯電バイアス電圧Vcは、後述のように、画像形成時に現像ローラ315に印加される印字用の現像バイアス電圧V2に応じて決定される。現像バイアス電圧V2は、後述のように、制御部20により、トナー濃度や画像形成装置1の周囲の環境情報などに応じて設定される。
ステップS13において、制御部20は、帯電バイアス電圧Vcの印加を開始する。感光体311の表面が、帯電バイアス電圧Vcの印加が開始された印加開始点Pを中心に帯電する。
ステップS14において、制御部20は、立ち上げ用の現像バイアス電圧V1の印加開始位置(以下、第1印加位置ということがある。)を決定する。すなわち、制御部20は、帯電バイアス電圧Vcの印加開始のタイミングに対する、現像バイアス電圧V1の印加開始のタイミング(帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングから現像バイアス電圧の印加開始のタイミングまでの間隔)を決定する。
ステップS15において、制御部20は、印加開始点Pが第1印加位置に到達するまで待機する。到達すると、ステップS16に進む。
ステップS16において、制御部20は、立ち上げ用の現像バイアス電圧V1の印加を開始する。
ステップS17において、制御部20は、印加開始点Pが所定位置(以下、第2印加位置ということがある。)に到達するまで待機する。到達すると、ステップS18に進む。
ステップS18において、制御部20は、印字用の現像バイアス電圧V2の印加を開始する。これにより、感光体311上の静電潜像の現像が開始される。
なお、現像バイアス電圧は、段階的に大きくなるように印加される。本実施の形態において、現像バイアス電圧は、2段階で印加される。すなわち、印加開始点Pが第1印加位置に到達したとき、立ち上げ用の現像バイアス電圧V1の印加が開始される。その後、印加開始点Pが第2印加位置に到達したとき、現像バイアス電圧V1から電圧の絶対値が大きくされ、印字用の現像バイアス電圧V2が印加される。なお、現像バイアス電圧は、3段階より多い段階で、次第に大きくなり印字用の現像バイアス電圧V2に近づくように印加されるようにしてもよい。
図7は、画像形成時の帯電及び現像動作を説明する第1の図である。
図7においては、プリントヘッド310について、画像形成の開始時の状態が示されている。感光体311、帯電ローラ313、現像ローラ315は、一定の速度で回転する。
制御部20が帯電バイアス電圧Vcの印加を開始すると、感光体311の表面が帯電する。このとき、帯電バイアス電圧Vcの印加が開始されたときに帯電ニップ313Aにある印加開始点Pを中心に、表面が帯電する。なお、感光体311の表面の電位の絶対値は、感光体311の表面の電位と帯電バイアス電圧Vcとの電位差により発生する放電によって、大きくなる。そのため、感光体表面電位の絶対値は、必ず、帯電バイアス電圧Vcの絶対値よりも小さい。放電のしやすさによって帯電バイアス電圧と感光体表面電位との関係が異なるが、例えば、感光体表面電位の絶対値は帯電バイアス電圧の絶対値よりも600V程度だけ小さくなる。
図8は、画像形成時の帯電及び現像動作を説明する第2の図である。
図8及び図9において、感光体311の表面の帯電領域Eが、破線で示されている。帯電バイアス電圧Vcの印加が開始された後、感光体311が継続して回転することに伴い、印加開始点Pが、感光体311と現像ローラ315との間の現像ニップ315Aに近づく。図8においては、印加開始点Pが第1印加位置に到達した状態が示されている。
本実施の形態において、第1印加位置は、現像ニップ315Aの後方(感光体311の回転方向上流側)の、現像ニップ315AからS1ミリメートルだけ離れた位置である。距離S1は、後述するようにして決定される。
このように印加開始点Pが第1印加位置に到達すると、立ち上げ用の現像バイアス電圧V1の印加が開始される。すなわち、感光体311の表面の、印加開始点Pから距離S1だけ前方に離れた位置P1が現像ニップ315Aに到達したタイミングで、立ち上げ用の現像バイアス電圧V1の印加が開始される。
図9は、画像形成時の帯電及び現像動作を説明する第3の図である。
図9においては、立ち上げ用の現像バイアス電圧V1の印加が開始された後、印加開始点Pが第2印加位置に到達した状態が示されている。
本実施の形態において、第2印加位置は、現像ニップ315Aの前方(感光体311の回転方向下流側)の、現像ニップ315Aから10ミリメートルだけ離れた位置である。この距離は、予め設定された位置である。なお、現像ニップ315Aから第2印加位置までの距離は、10ミリメートルに限られない。また、この距離は、制御部20により、種々の所定のルールに従って適宜変更されるようにしてもよい。
このように印加開始点Pが第2印加位置に到達すると、印字用の現像バイアス電圧V2の印加が開始される。すなわち、感光体311の表面の、印加開始点Pから10ミリメートルだけ後方に離れた位置P2が現像ニップ315Aに到達したタイミングで、印字用の現像バイアス電圧V2の印加が開始される。第2印加位置は、印加開始点Pが到達したときに現像ニップ315Aから現像バイアス電圧V2の印加を開始することで、静電潜像が確実に、かつ適正に現像されるように、設定されている。
図10は、画像形成時の帯電及び現像動作を説明するグラフである。
図10において、縦軸は、感光体表面電位と現像バイアス電圧とのそれぞれの絶対値の大きさを表している。本実施の形態では、負の電圧が印加される。また、横軸は、感光体311の表面の位置を、右方が後方(回転方向下流側)となるようにして表している。感光体311の各位置の表面電位が破線で示され、現像バイアス電圧は実線で示されている。
帯電バイアス電圧Vcは、印加が開始されてから目標値になるまで、若干の時間がかかる。帯電バイアス電圧Vcの絶対値は、印加開始点Pにおいて、0から上昇する。放電開始時点で、図5に示されるように帯電ニップ313Aを中心に放電が発生することで、感光体311の表面電位が、放電開始点P+Rの範囲で徐々に立ち上がる。そのため、感光体表面電位は、帯電バイアス電圧Vcの印加が開始されると、放電開始点P+Rからグラフ上において緩やかに上昇する。感光体表面電位は、感光体311の回転方向下流側で、目標値Voに到達する。
立ち上げ用の現像バイアス電圧V1の印加は、印加開始点Pが現像ニップ315AよりもS1ミリメートルだけ手前にあるときに開始される。すなわち、現像バイアス電圧は、位置P1において0から上昇し始める。なお、現像バイアス電圧も、印加が開始されてから目標値の電圧V1になるまで若干の時間がかかるため、グラフ上において緩やかに上昇する。位置P1において印加が開始されると、その後方の位置において、現像バイアス電圧がV1まで上昇する。
印字用の現像バイアス電圧V2の印加は、印加開始点Pが現像ニップ315Aよりも10ミリメートルだけ後方にあるときに開始される。すなわち、現像バイアス電圧は、位置P2において、V1から上昇し始める。位置P2において現像バイアス電圧の印加(昇圧)が開始されると、その後方の位置において、現像バイアス電圧が印字出力となるV2に到達し、静電潜像の現像が可能となる。
制御部20は、画像形成中に印加される現像バイアス電圧V2を、感光体311上のトナー付着量が所定の付着量になるように、決定する。すなわち、制御部20は、画像形成中の感光体311の表面電位の目標値Voを決定する。制御部20は、例えば、感光体311上のトナー付着量を反射式光学センサなどを用いて読み取り、これに基づいて、現像バイアス電圧V2が所定の付着量(例えば、5g/m^2程度)になるように目標値を決定する。したがって、現像バイアス電圧V2は、画像形成時の諸条件に応じて変化することがある。
また、帯電バイアス電圧Vcは、一般に、以下のようなとき、比較的絶対値が大きくなるように設定される。すなわち、感光体311が新しく膜厚が大きいため、静電容量が小さく放電が起きにくいときがある。また、低温/低湿環境で、放電が起きにくいときがある。また、気圧が高く、放電が起きにくいときがある。このような種々の条件に応じて、帯電バイアス電圧Vcが調整される。
制御部20は、感光体表面電位を、印字用の現像バイアス電圧V2の絶対値が感光体表面電位の絶対値よりも所定の電位差(例えば、100V程度)だけ低くなるように、設定する(カブリマージン)。これにより、静電潜像以外の部位にトナー付着してしまうトナーカブリ現象の発生が確実に防止される。
[距離S1の決定に関する説明]
ここで、トナーカブリ現象は、主に現像バイアス電圧が感光体表面電位よりも大きくなる区間において発生する。そして、この区間において現像バイアス電圧と感光体表面電位とで囲まれる領域(図10において斜線で示される領域)の面積は、トナー付着の発生量に対応する。本実施の形態において、制御部20は、印刷ジョブの開始時において、感光体311へのキャリア付着を防止しつつトナー消費を抑制するために、帯電バイアス電圧Vcの絶対値の大きさに応じて、帯電バイアス電圧Vcの印加開始のタイミングから現像バイアス電圧V1の印加開始のタイミングまでの間隔を設定する。すなわち、制御部20は、帯電バイアス電圧Vcの絶対値の大きさに応じて距離S1を決定し、立ち上げ用の現像バイアス電圧V1の印加を開始する位置P1を決定する。
図11は、現像バイアス電圧V1の印加開始位置の決定について説明するグラフである。
図11に示されるように、縦軸の距離S1は、横軸の帯電バイアス電圧Vcの絶対値に対応して設定される。本実施の形態においては、帯電バイアス電圧Vcの絶対値が大きいほど、帯電バイアス電圧Vcの印加開始のタイミングから現像バイアス電圧V1の印加開始のタイミングまでの間隔が小さくなる。換言すると、帯電バイアス電圧Vcの絶対値が大きいほど、距離S1が大きくなる。また、帯電バイアス電圧Vcの絶対値が小さいほど、帯電バイアス電圧Vcの印加開始のタイミングから現像バイアス電圧V1の印加開始のタイミングまでの間隔が大きくなる。換言すると、帯電バイアス電圧Vcの絶対値が小さいほど、距離S1が小さくなる。
ここで、本実施の形態では、距離S1の下限値(上記間隔の上限値)が予め設定されている。例えば、距離S1の下限値は、1ミリメートルに設定されている。制御部20は、帯電バイアス電圧Vcの絶対値が、この距離S1の下限値に対応する大きさよりも小さいとき、距離S1が下限値になるように、制御を行う。これにより、現像バイアス電圧V1は、常に、印加開始点Pが現像ニップ315Aの手前1ミリメートルに到達するよりも前のタイミングで印加開始される。
距離S1は、次式により算出される。ここで、Soは補正値であり、例えば、−1ミリメートルである。Kは、Vcの補正係数であり、例えば−0.002である。Vcは、画像形成中に印加される帯電バイアス電圧であり、単位はボルトである。これらのオフセット値や定数等は、実験等により適切なものを適宜求めるようにすればよい。なお、本実施の形態において、Vcは負のバイアス電圧である。
S1=So+K×Vc(ただし、S1<1mmの場合はS1=1mmとする。)
[立ち上げ用の現像バイアス電圧V1の決定に関する説明]
上述のように、立ち上げ用の現像バイアス電圧V1の印加が行われた後、感光体311上の位置P2が現像ニップ315Aに到達するまで、現像バイアス電圧は、現像バイアス電圧V1に保たれる。現像バイアス電圧V1は、感光体表面電位と現像バイアス電圧V1との差が、キャリア付着防止可能な電位差を確保できるように設定されている。感光体表面電位が上昇して画像形成時の目標値となっても、現像ローラ315から感光体311へのキャリア付着が発生しないようになっている。換言すると、立ち上げ用の現像バイアス電圧V1は、画像形成中の感光体311の表面電位の目標値Vo(画像形成時の帯電バイアス電圧Vcに対応)に対して、所定量だけオフセットした値に設定されている。
図12は、立ち上げ用の現像バイアス電圧V1の決定について説明するグラフである。
図12に示されるように、縦軸の現像バイアス電圧V1は、横軸の、感光体表面電位に対して、所定量だけオフセットした値に設定される。具体的には、現像バイアス電圧V1は、感光体表面電位に対して、300ボルトだけ絶対値が低くなるように設定されている。
ここで、本実施の形態では、現像バイアス電圧V1の絶対値の下限値が予め設定されている。例えば、現像バイアス電圧V1の絶対値の下限値は、100ボルトに設定されている。制御部20は、感光体表面電位の絶対値が、この現像バイアス電圧V1の絶対値の下限値に対応する大きさよりも小さいとき、現像バイアス電圧V1の絶対値が下限値になるように、制御を行う。これにより、現像バイアス電圧V1の絶対値は、常に、100ボルト以上になる。
現像バイアス電圧V1は、次式により算出される。ここで、Voは感光体311の表面電位の目標値であり、単位はボルトである。V1offsetは、所定のオフセット補正値であり、例えば300ボルトである。これらのオフセット値や定数等は、実験等により適切なものを適宜求めるようにすればよい。なお、本実施の形態において、Vo,V1は負の電圧となる。
V1=Vo+V1offset(ただし、V1>−100[V]の場合、V1=−100[V]とする。)
このように、本実施の形態では、制御部20が、現像バイアス電圧の立ち上げ用の1段目のバイアス電圧V1を、感光体311の表面電位の目標値Voに応じて決定する。したがって、キャリア付着を確実に防止することができる。
[実施の形態における効果]
以上説明したように、本実施の形態では、帯電バイアス電圧Vcの大きさに応じて、帯電バイアス電圧Vcの印加開始のタイミングに対する現像バイアス電圧V1の印加開始のタイミングが調整される。キャリア付着を発生させない範囲で、現像バイアス電圧V1の印加開始タイミングを遅く設定することができる。したがって、帯電バイアス電圧Vcの大きさが異なる様々な場合において、キャリア付着の発生を防止しつつ、トナー消費量を抑制することができる。このような制御を行うために、高価な構成のハードウェア等を用いる必要はなく、画像形成装置の製造コストを低く保つことができる。
直流の帯電バイアス電圧が印加されるローラ帯電方式においては、帯電バイアス電圧の大きさに略比例して、放電領域が広がることが分かった。そのため、このような構成の画像形成装置において、本実施の形態にように帯電バイアス電圧の大きさに応じた制御を行うことで、上述の効果が、より顕著に得られる。
また、帯電バイアス電圧Vcの印加開始のタイミングから現像バイアス電圧V1の印加開始のタイミングまでの間隔に上限が設けられている。すなわち、距離S1に下限値が設定されているので、帯電バイアス電圧Vcが非常に低く設定される場合においても、S1を小さく(負側に)設定しすぎることを防止することができる。したがって、キャリア付着の発生を確実に防止することができる。
[その他]
帯電ローラに代えて、針電極方式やワイヤ帯電方式の、放電により感光体の表面を帯電させる帯電器が用いられていてもよい。このような場合であっても、上述と同様に帯電バイアス電圧の印加開始タイミングに対する現像バイアス電圧の印加開始タイミングの制御を行うことにより、同種の効果を得ることができる。
現像バイアス電圧や帯電バイアス電圧は、交流電圧を利用したものであってもよい。
なお、画像形成装置の構成によっては、画像形成中において、帯電バイアス電圧の絶対値が変化するようになっている場合もある。このような場合には、例えば、画像形成中における帯電バイアス電圧の絶対値の最大値に基づいて、帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングから現像バイアス電圧の印加開始のタイミングまでの間隔の設定が行われるようにしてもよい。具体的には、画像形成中における帯電バイアス電圧の絶対値の最大値が大きいほど、上記間隔が小さくなるように制御を行い、画像形成中における帯電バイアス電圧の絶対値の最大値が小さいほど、上記間隔が大きくなるように制御を行うようにすればよい。これにより、確実にキャリア付着を防止しつつ、トナー消費量の低減効果を得ることができる。
1段階目に印加される立ち上げ用の現像バイアス電圧は、予め設定された値でもよい。
プリンタ部は、上述のような、中間転写ベルトを用いたタンデム方式のものに限られない。プリンタ部は、中間転写ベルトを用いたいわゆる4サイクル方式のものでもよいし、中間転写ベルトを用いず、感光体から用紙に直接にトナー像を転写するように構成されていてもよい。また、プリンタ部は、モノクロ画像のみを形成可能に構成されていてもよい。
カラー画像を形成可能で色毎に感光体を有する画像形成装置において、上述のような制御は、各色それぞれで行うようにすればよいし、複数色のうち一部の色については、上述のような制御を行わないようにしてもよい。
また、画像形成装置としては、モノクロ/カラーの複写機、プリンタ、ファクシミリ装置やこれらの複合機(MFP)などいずれであってもよい。
また、上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアによって行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。
また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。上記のフローチャートで文章で説明された処理は、そのプログラムに従ってCPUなどにより実行される。
なお、上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
20 制御部(制御手段の一例)
21 CPU
27a 制御プログラム(プログラムの一例)
30 プリント部
311 感光体(像担持体の一例)
313 帯電ローラ(帯電部材の一例、帯電手段の一例)
314 現像装置(現像手段の一例)
315 現像ローラ(現像剤担持体の一例)
320 レーザスキャンユニット(露光手段の一例)

Claims (9)

  1. 帯電部材に帯電バイアス電圧を印加し、像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
    前記帯電手段により帯電された前記像担持体の表面を露光させて電位減衰させ、前記像担持体上に静電潜像を形成する露光手段と、
    現像剤担持体に前記帯電バイアス電圧の極性と同極性の現像バイアス電圧を印加し、前記静電潜像を現像する2成分現像方式の現像手段と、
    画像形成中に印加される前記帯電バイアス電圧の大きさに応じて、前記帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングに対する前記現像バイアス電圧の印加開始のタイミングを制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記帯電バイアス電圧の絶対値が大きいほど、前記帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングから前記現像バイアス電圧の印加開始のタイミングまでの間隔が小さくなるように前記制御を行い、
    前記帯電バイアス電圧の絶対値が小さいほど、前記間隔が大きくなるように前記制御を行う、画像形成装置。
  2. 前記間隔の上限値が予め設定されており、
    前記制御手段は、前記帯電バイアス電圧の絶対値が前記上限値に対応する大きさよりも小さいとき、前記間隔が前記上限値になるように前記制御を行う、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 画像形成中に印加される前記現像バイアス電圧の目標値に基づいて、画像形成中の前記像担持体の表面電位の目標値を決定する目標値決定手段をさらに備え、
    前記帯電手段は、前記目標値決定手段により決定された前記目標値に基づいて前記帯電バイアス電圧を決定する、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記帯電手段は、ローラ帯電方式により前記像担持体の表面を帯電させる、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、画像形成中における前記帯電バイアス電圧の絶対値の最大値が大きいほど、前記間隔が小さくなるように前記制御を行い、画像形成中における前記帯電バイアス電圧の絶対値の最大値が小さいほど、前記間隔が大きくなるように前記制御を行う、請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記帯電バイアス電圧は、直流のバイアス電圧である、請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記現像手段は、前記現像バイアス電圧の絶対値を段階的に大きくして印加し、
    前記現像バイアス電圧の印加開始後に1段階目に印加される前記現像バイアス電圧の値は、画像形成中の前記像担持体の表面電位の目標値に対して、所定量オフセットした値である、請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 帯電部材に帯電バイアス電圧を印加し、像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
    前記帯電手段により帯電された前記像担持体の表面を露光させて電位減衰させ、前記像担持体上に静電潜像を形成する露光手段と、
    現像剤担持体に前記帯電バイアス電圧の極性と同極性の現像バイアス電圧を印加し、前記静電潜像を現像する2成分現像方式の現像手段とを備える画像形成装置の制御方法であって、
    画像形成中に印加される前記帯電バイアス電圧の大きさを決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにより決定された前記帯電バイアス電圧の大きさに応じて、前記帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングに対する前記現像バイアス電圧の印加開始のタイミングを制御する制御ステップとを有し、
    前記設定ステップは、
    前記帯電バイアス電圧の絶対値が大きいほど、前記帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングから前記現像バイアス電圧の印加開始のタイミングまでの間隔が小さくなるように前記制御を行い、
    前記帯電バイアス電圧の絶対値が小さいほど、前記間隔が大きくなるように前記制御を行う、画像形成装置の制御方法。
  9. 帯電部材に帯電バイアス電圧を印加し、像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
    前記帯電手段により帯電された前記像担持体の表面を露光させて電位減衰させ、前記像担持体上に静電潜像を形成する露光手段と、
    現像剤担持体に前記帯電バイアス電圧の極性と同極性の現像バイアス電圧を印加し、前記静電潜像を現像する2成分現像方式の現像手段とを備える画像形成装置の制御プログラムであって、
    画像形成中に印加される前記帯電バイアス電圧の大きさを決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにより決定された前記帯電バイアス電圧の大きさに応じて、前記帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングに対する前記現像バイアス電圧の印加開始のタイミングを制御する制御ステップとをコンピュータに実行させ、
    前記設定ステップは、
    前記帯電バイアス電圧の絶対値が大きいほど、前記帯電バイアス電圧の印加開始のタイミングから前記現像バイアス電圧の印加開始のタイミングまでの間隔が小さくなるように前記制御を行い、
    前記帯電バイアス電圧の絶対値が小さいほど、前記間隔が大きくなるように前記制御を行う、画像形成装置の制御プログラム。
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