JP2009260606A - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画質調整動作中でも印字ジョブを受け付けて、緊急を有する印字を可能とする。
【解決手段】電源ON時やウォームアップ時や印字終了時に、画質調整動作の実施可能状態かどうかの判断を行い、画質調整動作実施可能状態であれば、画質調整動作を実施する。その後、画質調整動作途中でも、操作部69に設けられている画質調整動作キャンセルキー(プロコンキャンセルキー)が押下された時点で、所望の印字動作を挿入可能とし、画質調整動作を中断する。そして、コピーなどの印字動作の動作指示に基づき、印字動作を実行し、前記印字動作が終了後、もしくは一定時間経過すると、中断した画質調整動作を再開する。
【選択図】図5

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、およびこれらの各種機能を備えるいわゆる複合機等の電子写真方式や静電記録方式等の画像形成装置及び画像形成装置の画質調整動作の制御方法に関する。
外部からの受信や原稿読取等によって得た画像データに対して、各種画像処理が施された結果を印字・印刷出力する画像形成装置として、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、コピー機能等の基本機能をはじめネットワーク通信を利用した各種機能も備える、いわゆる複合機(MFP:Multi Function Peripheral)が広く普及している。
画像形成装置は、温度・湿度などの使用環境や印字原稿などの違いにより画像品質が変化するため、定期的に画質調整動作(プロセスコントロール、プロコンとも呼ばれる)を実施している。
たとえば、特許文献1には、常に安定かつ良好な画像品質を維持しつつ、画像出力時の待ち時間をなくす画像形成装置が開示されている。具体的には、画像形成動作の終了時から一定時間経過してから、プロセスコントロール動作を行う制御手段を備えた構成になっている。
しかしながら、定期的に画質調整動作(プロセスコントロール、プロコン)を実行することは、印字画像が鮮明さを維持する点では優れた技術であるものの、その調整動作には数十秒から数分の時間を要するため、緊急性を要するユーザーにとっては非常に煩わしいものである。また、画像調整には、現像剤(トナー)を用いて感光体上に現像画像を作製することもあり、いくらかの現像剤(トナー)も消費され、実際の印字ジョブに使用できる現像剤(トナー)量が目減りする欠点を有している。特許文献1では、Ready状態や余熱モードの時期にプロセスコントロールを実施するものであり、ユーザーの利用が少ないと考えられるときが想定されている。
特開2006−220959号公報
しかしながら、緊急を要するコピーなどの印字を行いたい場合に画像形成装置がプロコン中であれば、その間、ユーザーは待っていなければならなくなる。
また、ユーザーによっては、このプロコン操作自体に不満を漏らすこともある。
そこで、本発明は、従来の画像形成装置が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ユーザーが早急に印字したい場合、画像形成装置が画質調整動作(プロコン)状態にあれば、それを中断し印字を優先し、ユーザーなどに待ち時間を与ることのないユーザーフレンドリーな画像形成装置を提供することである。
上記のような問題点を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、以下のような構成とし、特徴を有する。
本発明に係る画像形成装置は、画質調整動作を行う画像形成装置において、前記画像形成装置は、良好な画像品質を維持するための前記画質調整を行う画質調整処理部を備える装置全体の制御を司る制御部と、前記画質調整動作の中断・再開を前記制御部に指示する画質調整動作キャンセルキーを設けた操作部と、を備え、前記制御部は、前記画質調整処理部による前記画質調整の動作が途中であっても、前記画質調整動作キャンセルキーの押下により中断指示を認識した時点で、前記画質調整の動作を中断し、所望の印字動作を実行するように制御し前記印字動作が終了した後、再び、前記画質調整動作キャンセルキーの押下を認識した時点で、前記画質調整動作を再開するように制御したことを特徴とする。
このような構成とすることにより、緊急の印字に対しても印字を待たせることがなく即対応できるため、ユーザーの苛立ちを抑えることができる。また画質調整動作を実施するため、常によい画質を維持することができる。
また、本発明に係る画像形成装置において、前記制御部は、前記印字動作が終了した後、再び、前記画質調整動作キャンセルキーの押下を認識する代わりに、一定時間経過後に自動的に前記画質調整動作を行うように制御することを特徴とする。
このような構成とすることにより、もし、画質調整動作キャンセルキーを押し忘れたとしても、また画質調整動作を確実に実施することができる。
また、本発明に係る画像形成装置において、前記制御部は、前記画質調整動作の再開を行う場合、該画質調整動作が途中であっても、該画質調整動作の最初の段階から行うように制御することを特徴とする。
このような構成とすることにより、画質調整動作を最初から行うため、挿入された印字による変化分も反映でき、常によい画質を維持することができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、さらに、他の通信端末と通信を行う通信処理部を備え、前記制御部は、前記画質調整動作キャンセルキーの押下により中断指示を認識する代わりに、前記他の通信端末から該通信処理部を介して前記画質調整動作の中断を受け付けるようにしたことを特徴とする。
このような構成とすることにより、他の通信端末側からの印字命令に対しても同様に印字を待たせることがなく即対応できるため、ユーザーの苛立ちを抑えることができる。
また、本発明に係る画像形成装置において、前記画像形成装置は、印字枚数制限値を含む情報を記憶する所定量設定部を備え、前記制御部は、該所定量設定部に記憶されている前記画質調整の動作中断の回数許容値又は印字枚数制限値を読み出し、前記画質調整の動作中断が前記回数許容値を越えた場合又は印字動作による印刷枚数が前記印字枚数制限値を越えた場合には、前記画質調整の動作を強制的に行うように制御したことを特徴とする。
このような構成とすることにより、画質調整動作を強制的に行うことによる画質の劣化を抑えることができる。
また、本発明に係る画像形成装置において、前記制御部は、画質調整動作がキャンセル状態にあるとき、画質調整動作が必要状態にあることを示す画面表示を行うことを特徴とする。
このような構成とすることにより、印字画質が不良になる可能性があることを示唆することができるため、ユーザーに対して親切な装置を提供できる。
また、画像形成装置の制御方法において、画質調整動作を行う画像形成装置の制御方法において、前記画質調整の動作中において、画質調整動作キャンセルキーの押下が認識されると、前記画質調整動作を中断するステップと、前記画質調整動作を中断している間に、所望の印字動作を行うステップと、前記印字動作が終了後、再び前記画質調整動作キャンセルキーが押下された時点で、画質調整動作を再開するステップと、を備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、以下に示す優れた効果を奏し得る。
本発明によれば、早急な印字を希望するユーザーを待たせることがほとんどなく、緊急印字にも対応できるようになる。
また、画質調整動作を実施するため、常によい画質を維持することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、本発明に係る画像形成装置の一実施形態の構成について、図面を使用しながら説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。
画像形成装置100は、通信ネットワーク等を介して外部から送信された画像データ等の入力コマンドに含まれる画像データに基づいて、所定のシート(記録用紙)に多色あるいは単色の画像を可視画像として形成するものである。本実施形態の画像形成装置100は、図1に示すように、露光ユニットE、当該露光ユニットEによって潜像が形成された像担持体に相当する感光体ドラム101(101a〜101d)、現像装置102(102a〜102d)、帯電ローラ103(103a〜103d)、クリーニングユニット104(104a〜104d)、中間転写ベルト11、一次転写ローラ13(13a〜13d)、二次転写ローラ14、定着装置15、用紙搬送路P1、P2、P3、給紙カセット16、手差し給紙トレイ17、および排紙トレイ18等を備えている。
本実施形態の画像形成装置100において扱われるカラー画像の画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、およびイエロー(Y)の4色の各色相に対応した画像データを用いて、画像形成部55(55a〜55d)で可視画像の形成を行う。各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像装置102(102a〜102d)、感光体ドラム101(101a〜101d)、帯電ローラ103(103a〜103d)、クリーニングユニット104(104a〜104d)は、各色に応じた4種類の潜像を形成するように、それぞれ4個ずつ設けられている。
各画像形成部55a〜55dは、同様の構成であり、例えば、ブラックの画像形成部55aは、感光体ドラム101a、現像装置102a、帯電ローラ103a、転写ローラ13a、およびクリーニングユニット104a等から構成される。この画像形成部55a〜55dは、中間転写ベルト11の移動方向(副走査方向)に一列に配列されている。なお、上記a〜dの符号は、aがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローに対応し、これら符号によって区別された上記の各手段により、4つの画像ステーションが構成されている。本実施形態では、これらの画像形成部55a〜55dの下部には、図1に示すように、画像形成装置100内の雰囲気温度や湿度を検知する温度・湿度検知センサ153が備わっている。なお、当該温度・湿度検知センサ153の設置箇所は、装置内の雰囲気温度や湿度を検知可能であれば、装置内の他の部位に設けてもよい。
本実施形態では、これらの画像形成部55a〜55dは、当該画像形成部55a〜55dの動作が終了した時点から、所定時間経過しても、外部端末からの印刷ジョブ等の後続のコマンドを受信しない場合に、画像形成部55a〜55dを即時に画像形成可能な待機モードから画像形成部55a〜55dの一部への電力供給を停止する省電力モードとなる画像調整に切り換わる機能が備わる。また、当該画像調整期間中に、後続コマンドを受信した際には、画像形成部55a〜55dが画像調整から待機モードに復帰される。なお、本実施形態における画像形成部55a〜55dの画像調整への切換・復帰の動作の詳細な説明については、後述する。
本実施形態の露光装置である露光ユニットEは、図示しない半導体レーザ、ポリゴンミラー4、第1反射ミラー7、および第2反射ミラー8等を備えており、ブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローの各色相の画像データによって変調されたレーザビーム等の光ビームのそれぞれを感光体ドラム101a〜101dのそれぞれに照射する。感光体ドラム101a〜101dのそれぞれには、ブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローの各色相の画像データによる静電潜像が形成される。本実施形態では、露光ユニットEは、レーザ照射部および反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)を用いる手法のものであるが、発光素子をアレイ状に並べた、例えば、ELやLED書込みヘッドを用いる手法のものを使用してもよい。
感光体ドラム101は、露光ユニットEの上方に配設され、略円筒形状の像担持体であり、不図示の駆動手段と制御手段により所定方向に回転するように制御されている。感光体ドラム101は、基材上に光導電層が形成されて構成されている。例えば、アルミニウム等で製作された金属ドラムを基材として、その外周面に、アモルファスシリコン(a−Si)、セレン(Se)や有機光半導体(OPC)等の光導電層が薄膜状に形成されている。なお、感光体ドラム101の構成は、上述の構成に特に限定されない。
帯電ローラ103は、感光体ドラム101の表面を所定の電位に均一に帯電させる接触方式の帯電器である。本実施形態では、図1に示すように、帯電器として接触型のローラ型の帯電ローラ103を使用しているが、帯電ローラ103に代えて、チャージャー型やブラシ型の帯電器を代用してもよい。
現像装置102は、静電潜像が形成された感光体ドラム101の表面にトナーを供給し、静電潜像をトナー像に現像する。現像装置102a〜102dのそれぞれは、ブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローの各色相のトナーを収納しており、感光体ドラム101a〜101dのそれぞれに形成された各色相の静電潜像をブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローの各色相のトナー像に顕像化する。
クリーニングユニット104は、現像・画像転写後における感光体ドラム101上の表面に残留したトナーを潤滑剤等によって除去・回収する。
感光体ドラム101の上方に配置されている中間転写ベルト11は、駆動ローラ11aと従動ローラ11bとの間に張架されてループ状の移動経路を形成している。中間転写ベルト11の外周面は、感光体ドラム101d、感光体ドラム101c、感光体ドラム101bおよび感光体ドラム101aにこの順に対向する。この中間転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム101a〜101dに対向する位置に、一次転写ローラ13a〜13dが配置されている。中間転写ベルト11が感光体ドラム101a〜101dに対向する位置のそれぞれが一次転写位置である。この中間転写ベルト11は、厚さ100〜150μm程度のフィルムで無端状に形成されている。
一次転写ローラ13a〜13dには、感光体ドラム101a〜101dの表面に担持されたトナー像を中間転写ベルト11上に転写するために、トナーの帯電極性と逆極性の一次転写バイアスが定電圧制御によって印加される。これによって、感光体ドラム101(101a〜101d)に形成された各色相のトナー像は、中間転写ベルト11の外周面に順次重ねて転写され、中間転写ベルト11の外周面にフルカラーのトナー像が形成される。
但し、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの色相の一部のみの画像データが入力された場合には、4つの感光体ドラム101a〜101dのうち、入力された画像データの色相に対応する一部の感光体101のみにおいて、静電潜像およびトナー像の形成が行われる。例えば、モノクロ画像形成時には、ブラックの色相に対応した感光体ドラム101aのみにおいて静電潜像の形成およびトナー像の形成が行われ、中間転写ベルト11の外周面には、ブラックのトナー像のみが転写される。
各一次転写ローラ13a〜13dは、直径8〜10mmの金属(例えば、ステンレス)を素材とする軸の表面を導電性の弾性材(例えば、EPDM、発泡ウレタン等)により被覆して構成されており、導電性の弾性材によって中間転写ベルト11に均一に高電圧を印加する。本実施の形態では、転写電極として一次転写ローラ13a〜13dを使用しているが、それ以外にブラシなども使用可能である。
各一次転写位置において、中間転写ベルト11の外周面に転写されたトナー像は、中間転写ベルト11の回転によって、二次転写ローラ14との対向位置である二次転写位置に搬送される。二次転写ローラ14は、画像形成時において、内周面が駆動ローラ11aの周面に接触する中間転写ベルト11の外周面に所定のニップ圧で圧接されている。当該ニップ圧を定常的に得るために、二次転写ローラ14若しくは中間転写ベルト駆動ローラ11aの何れか一方は、金属等の硬質材料からなり、他方は、弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラまたは発泡性樹脂ローラ等)からなる。
給紙カセット16または手差し給紙トレイ17から給紙された用紙が二次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間を通過する際に、二次転写ローラ14にトナーの帯電極性(−)とは、逆極性(+)の高電圧が印加される。このように、各感光体ドラム101(101a〜101d)上の静電潜像は、各色相に応じたトナーにより顕像化されて、それぞれトナー像となり、これらトナー像は、中間転写ベルト11上において積層される。その後、積層されたトナー像は、中間転写ベルト11の回転によって、搬送されて来た用紙と中間転写ベルト11との接触位置に移動し、この位置に配置されている二次転写ローラ14によって、中間転写ベルト11の外周面から用紙上にトナー像が転写される。
中間転写ベルト11と感光体ドラム101との接触により中間転写ベルト11に付着したトナー、および中間転写ベルト11から用紙へのトナー像の転写の際に転写されずに、中間転写ベルト11上に残存したトナーは、次ステップでトナーの混色を発生させる原因となるため、中間転写ベルトクリーニングユニット12によって除去されて回収される。中間転写ベルトクリーニングユニット12には、中間転写ベルト11に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられている。このクリーニングブレードが接触する部分の中間転写ベルト11は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ11bにて支持されている。
可視画像としてトナー像が転写された用紙は、加熱ローラ15aと加圧ローラ15bを備える定着装置15に導かれ、加熱ローラ15aと加圧ローラ15bとの間を通過して、加熱および加圧処理を受ける。これによって、可視画像となるトナー像が用紙の表面に堅牢に定着する。トナー像が定着した用紙は、排紙ローラ18aによって排紙トレイ18上に排出される。
画像形成装置100には、用紙カセット16に収納されている用紙を二次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間および定着装置15を経由して排紙トレイ18に送るための略垂直方向の用紙搬送路P1が設けられている。用紙搬送路P1には、用紙カセット16内の用紙を一枚ずつ用紙搬送路P1内に繰り出すピックアップローラ16a、繰り出された用紙を上方に向けて搬送する搬送ローラr10、搬送されてきた用紙を所定のタイミングで2次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間に導くレジストローラ19、および、用紙を排紙トレイ18に排出する排紙ローラ18aが配置されている。
また、画像形成装置100の内部には、手差し給紙トレイ17からレジストローラ19に至る間に、ピックアップローラ17aおよび搬送ローラr10を配置した用紙搬送路P2が形成されている。さらに、排紙ローラ18aから用紙搬送路P1におけるレジストローラ19の上流側に至る間には、用紙搬送路P3が形成されている。
排紙ローラ18aは、正逆両方向に回転自在にされており、用紙の片面に画像を形成する片面画像形成時、および用紙の両面に画像を形成する両面画像形成における第2面画像形成時に正転方向に駆動されて用紙を排紙トレイ18に排出する。一方、両面画像形成における第1面画像形成時には、排出ローラ18aは、用紙の後端が定着装置15を通過するまで正転方向に駆動された後、用紙の後端部を挟持した状態で逆転方向に駆動されて用紙を用紙搬送路P3内に導く。これによって、両面画像形成時に片面のみに画像が形成された用紙は、表裏面および前後端を反転した状態で用紙搬送路P1に導かれる。
レジストローラ19は、用紙カセット16若しくは手差し給紙トレイ17から給紙され、または用紙搬送路P3を経由して搬送された用紙を中間転写ベルト11の回転に同期したタイミングで2次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間に導く。このため、レジストローラ19は、感光体ドラム101や中間転写ベルト11の動作開始時には、回転を停止しており、中間転写ベルト11の回転に先立って給紙または搬送された用紙は、前端をレジストローラ19に当接させた状態で用紙搬送路P1内における移動を停止する。この後、レジストローラ19は、2次転写ローラ14と中間転写ベルト11とが圧接する位置で用紙の前端部と中間転写ベルト11上に形成されたトナー像の前端部とが対向するタイミングで回転を開始する。
なお、画像形成部55a〜55dの全てにおいて、画像形成が行われるフルカラー画像形成時には、一次転写ローラ13a〜13dが中間転写ベルト11を感光体ドラム101a〜101dの全てに圧接させる。一方、画像形成部55aのみにおいて、画像形成が行われるモノクロ画像形成時には、一次転写ローラ13aのみを中間転写ベルト11を感光体ドラム101aに圧接させる。
次に、本実施形態に係る画像形成装置の制御系について、図面を参照しながら説明する。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置の電気制御部の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像形成装置100は、図2に示すように、画像の読み取り処理、画像処理、画像形成処理、および記録媒体(用紙)の搬送処理、排紙処理等をROM( Read Only Memory )51に予め記憶されたプログラム(ルーチン)に従って、画像形成装置100に備わる各構成要素の制御部となる中央処理ユニット(CPU)50がRAM(Random Access Memory )52等の一時的記憶手段を用いて処理を実行する。なお、ROM51やRAM52に代えて、HDD(HardDisk Drive)等の記憶手段を用いることも可能である。
また、上記画像処理等の各処理をハードウェアで構成するようにしてもよい。
画像形成装置100において、図示しない通信ネットワークに繋がれた各端末装置から送信された原稿画像情報は、通信処理部53を介して、CPU50の画像処理部(ルーチン)54に入力されるようになっている。
画像処理部54は、RAM52等の記憶部に記憶された原稿画像情報を印字(用紙への画像形成)に適した印字用画像に上記のプログラムによって処理するものである。また、本実施形態では、画像処理部(ルーチン)54には、印字画質濃度の変化や色調の変化と言った出力画像の画質変化等を調整する画質調整手段となる画質調整処理部(ルーチン)54aが含まれており、また、所定量設定部58には、モノクロ画像またはカラー画像に応じて画質調整を行う設定期間である感光体走行距離(感光体回転時間)や印字枚数を記憶している(記憶部1)。
画像処理部(ルーチン)54によって画像処理された印字用画像情報は、画像形成処理部(ルーチン)55へ入力される。画像形成部61、用紙搬送路P1〜P3等において用紙の各種検出・制御を行う用紙搬送部56、定着装置15、排紙ローラ18aにおいて用紙の各種の検出・制御を行う排紙部57は、各々の駆動部を制御する駆動制御部60と連動している。
用紙搬送部56によって搬送される用紙は、画像形成処理部(ルーチン)55においての画像情報の印字処理を実行する印字ステップと、その後に、その印字処理された用紙に対して定着装置15で実行される定着ステップを経て、用紙排出部である排紙トレイ18に排出されるようになっている。本実施形態では、定着装置15には、加熱ローラ15aの表面等の温度調整をするための加熱ヒータ151と、加熱ローラ15aを含む定着装置15の温度を検知する温度検知センサ152が備わっている。
さらに、画像形成装置100は、設定された運転条件に従って、用紙搬送部56、画像形成部61、定着装置15、および排紙部57等の駆動用アクチュエータである用紙搬送駆動部62、印字処理駆動部63、定着駆動部64、排紙駆動部65、およびクリーナユニット駆動部66の動作、すなわち、ROM51に記憶されたプログラムに基づくCPU54の指令に従って同期した動作を駆動制御部60の制御によって行うようになっている。
用紙搬送駆動部62は、用紙搬送部56、具体的には、上述の用紙搬送路P1、P2上のピックアップローラ16a、17a、レジストローラ19の駆動用モータである。印字処理駆動部63は、感光体ドラム101の駆動用モータである。定着駆動部64は、定着装置15の加熱ローラ15aおよび加圧ローラ15bの駆動用モータである。排紙駆動部65は、排紙ローラ18a等の駆動用モータである。クリーナユニット駆動部66は、クリーナユニット104に備わるブラシローラ等の駆動用モータである。これらの各駆動部の駆動用モータは、それぞれ同じまたは異なるモータを駆動源として適宜に動力伝達機構を介して構成できる。
また、CPU50には、画像形成装置100のモノクロ画像およびカラー画像に対応する感光体走行距離や印字枚数を記録する累積カウンタ59(記憶部2)が接続されている。本実施形態では、この累積カウンタ59で計測された各モノクロおよびカラーの感光体走行距離や印字枚数等の情報と、所定量設定部58において設定される感光体走行距離や印字枚数(記憶部1)等の情報とを比較処理部(ルーチン)70によって比較し、この結果に基づいて、上記画質調整処理部(ルーチン)54aによる可視画像の画質調整の開始を行う画質調整開始制御処理部(ルーチン)68が作動するように制御される。
次に、画質調整動作の具体的な動作について説明する。
帯電ローラ103に印加する電圧を変化させることにより、感光体上の表面電位を変化させることができる。図3に示すように、印加電圧が大きくなるにつれて表面電位が高くなるため、例えば、初期設定の印加電圧−650Vに対して前後50Vを振ることで、−600V,−650V,−700Vの3点の印加電圧に対応する表面電位を表面電位センサ153(不図示)で読み取る。その読み取ったデータをプロットし、目標の表面電位−630Vを得るために必要な帯電ローラ103への印加電圧を求める。本実施例では約−680Vとなる。
従い、ベタ画像濃度を決定するための画像調整がまず行われ、この画質調整動作は、比較的短時間で終了する(約10秒)。
次に、中間調レベルの画像調整、すなわち目標の感度カーブ(ガンマ特性)を得るための画質調整を行う。決定された表面電位を基に、複数の画像濃度の異なるパッチ画像を感光体上もしくは中間転写体上に作成しその画像濃度を反射濃度センサ154(不図示)などにより測定し、各パッチ濃度に対する感光体上の画像濃度(トナー付着量)をプロットする。その具体例を図4に示す。目標とする感度カーブ(破線)に対して、測定値(実線)がずれていれば、レーザ出力値などを微調整して目標に近づけることを行う。本画質調整動作は、画像パッチ数が多いためにプロットから算出に時間を要する(約60秒)ことになる。
ただし、何回もプロコンが中断される状態が続けば、画像形成装置の印字画質が劣化していくことになるため、プロコンを中断できる回数(回数許容値)もしくは印字枚数を規定(印字枚数制限値)しておくことも可能である。具体的には、プロコン間の印字設定枚数(例えば1000枚)の約1/4までは可能としておき、それを越えると強制的にプロコンが入るようにしておけばよい。
また、画像形成装置の操作パネルに『プロコンが必要』などの表示を行うことで、ユーザーに画質不良になってもその原因がユーザー側にあることを認識してもらうことでトラブルを抑えることもできる。
次に、本実施形態の画像形成装置の画質調整動作の制御動作について、図面を使用しながら概略説明する。
図5は、本実施形態の画像形成装置の画質調整動作の制御動作の実施例1を説明するフローチャートである。
まず、電源ON時やウォームアップ時や印字終了時に、画像形成装置が画質調整動作(プロコン)の実施可能状態かどうかの判断を行う(ステップS1)。もし、これがプロコン実施可能状態でなければ(ステップS1;No)、そのままReady状態となる(ステップS9)。
もし、プロコン実施可能状態であれば(ステップS1;Yes)、プロコンを実施する(ステップS2)。その後、プロコン途中で、図2に示す操作部69に設けられている画質調整動作キャンセルキー(プロコンキャンセルキー)が押下されると(ステップS3;Yes)、プロコンを中断する(ステップS4)。そして、コピーなどの印字動作の動作指示に基づき、印字動作を実行する(ステップS5)し、プロコン再開キーが押下されるもしくは一定時間経過すると(ステップS6)、プロコンを再開する(ステップS7)。
ここで、プロコン再開キーを設けずに、プロコンキャンセルキーをトグルキーとして使用し、押下する度に、「ON;プロコンキャンセル」と「OFF;プロコン再開」を交互に反転するようにしてもよい。
所定のプロコンを終了(ステップS8)すると、Ready状態になる(ステップS9)。
このように、緊急の印字に対しても印字を待たせることがなく即対応できるため、ユーザーの苛立ちを抑えることができる。
また、一定時間経過後に、画質調整動作再開キーを押し忘れたとしても、画質調整動作を確実に実施することができる。
図6は、本実施形態に係る画像形成装置の画質調整動作の制御動作の実施例2を説明するフローチャートである。
まず、電源ON時やウォームアップ時や印字終了時に、画像形成装置が画質調整動作(プロコン)の実施可能状態かどうかの判断を行う(ステップS1)。もし、これがプロコン実施可能状態でなければ(ステップS1;No)、そのままReady状態となる(ステップS9)。
もし、プロコン実施可能状態であれば(ステップS1;Yes)、プロコンを実施する(ステップS2)。その後、プロコン途中で、他の通信端末側から通信処理部53を介してプロコンキャンセルする旨の内容を含んだ印字命令等を受けると(ステップS10)、プロコンを中断する(ステップS4)。そして、コピーなどの印字動作を実行する(ステップS11)し、プロコン再開キーが押下されるもしくは一定時間経過すると(ステップS6)、プロコンを再開する(ステップS7)。
所定のプロコンを終了(ステップS8)すると、Ready状態になる(ステップS9)。
このように、本実施例では、印字動作とプロコン中断を同時に指示することで、さらに、緊急の印字に対しても印字を待たせることがなく即対応できるため、ユーザーの苛立ちを抑えることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
例えば、上記の各実施の形態では、画像形成装置として、電子写真方式のディジタルフルカラー複写機に即して本発明を説明しているが、本発明は、電子写真方式/デジタル方式に限定されず、インクジェット方式等の他の画像形成方式/アナログ方式/単色または非フルカラーの限定カラー/プリンタ/ファクシミリ等にも同様に適用できる。
本実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。 本実施形態に係る画像形成装置の電気的構成の概略を示すブロック図である。 簡易の画像調整における帯電電位の確保を示す図である。 高精細の画像調整における測定結果を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の画質調整動作の制御動作の実施例1を説明するフローチャートである。 本実施形態に係る画像形成装置の画質調整動作の制御動作の実施例2を説明するフローチャートである。
符号の説明
15 定着装置
15a 加熱ローラ
15b 加圧ローラ
50 制御部(CPU)
54a 画質調整処理部
58 所定量設定部
59 累積枚数カウンタ
61 画像形成部
61a バイアス電圧印加部(電圧印加部)
68 画質調整開始制御処理部
69 操作部
70 比較処理部
100 画像形成装置
101 像担持体(感光体ドラム)
102 現像装置
151 加熱ヒータ
152 温度検知センサ
153 表面電位センサ
154 反射濃度センサ

Claims (7)

  1. 画質調整動作を行う画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、良好な画像品質を維持するための前記画質調整を行う画質調整処理部を備える装置全体の制御を司る制御部と、
    前記画質調整動作の中断・再開を前記制御部に指示する画質調整動作キャンセルキーを設けた操作部と、を備え、
    前記制御部は、前記画質調整処理部による前記画質調整の動作が途中であっても、前記画質調整動作キャンセルキーの押下により中断指示を認識した時点で、前記画質調整の動作を中断し、所望の印字動作を実行するように制御し前記印字動作が終了した後、再び、前記画質調整動作キャンセルキーの押下を認識した時点で、前記画質調整動作を再開するように制御したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記印字動作が終了した後、再び、前記画質調整動作キャンセルキーの押下を認識する代わりに、一定時間経過後に自動的に前記画質調整動作を行うように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記画質調整動作の再開を行う場合、該画質調整動作が途中であっても、該画質調整動作の最初の段階から行うように制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 画像形成装置は、さらに、他の通信端末と通信を行う通信処理部を備え、前記制御部は、前記画質調整動作キャンセルキーの押下により中断指示を認識する代わりに、前記他の通信端末から該通信処理部を介して前記画質調整動作の中断を受け付けるようにしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、印字枚数制限値を含む情報を記憶する所定量設定部を備え、前記制御部は、該所定量設定部に記憶されている前記画質調整の動作中断の回数許容値又は印字枚数制限値を読み出し、前記画質調整の動作中断が前記回数許容値を越えた場合又は印字動作による印刷枚数が前記印字枚数制限値を越えた場合には、前記画質調整の動作を強制的に行うように制御したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、画質調整動作がキャンセル状態にあるとき、画質調整動作が必要状態にあることを示す画面表示を行うことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 画質調整動作を行う画像形成装置の制御方法において、
    前記画質調整の動作中において、画質調整動作キャンセルキーの押下が認識されると、前記画質調整動作を中断するステップと、
    前記画質調整動作を中断している間に、所望の印字動作を行うステップと、
    前記印字動作が終了後、再び前記画質調整動作キャンセルキーが押下された時点で、画質調整動作を再開するステップと、
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013039700A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び画像形成プログラム

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