JP2018155787A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電子写真方式の感光体へのAC帯電方式において、十分に高いある特定の出力電圧Vppでの電流値に応じて適正な帯電電圧Vppを決定することが可能な、画像形成装置を提供する。【解決手段】この画像形成装置において、記憶部は、AC放電のプラス側とマイナス側の放電量が釣り合う適正交流電圧と、放電開始点の交流電圧以上かつ放電による画像欠損の起こる交流電圧以下の範囲に設定した特定交流電圧での電流値との関係をあらかじめ保持し、制御部は、AC帯電方式により感光体の帯電方式により、バイアス電圧の制御を行なうとともに、特定交流電圧での電流値を検知し、記憶部に保持した関係を参照して設定交流電圧を決定する処理を実行する。【選択図】図5

Description

本発明の画像形成装置に関し、特に画像形成装置に備えられる感光体の帯電制御に関する。画像形成装置は、カラー、モノクロを問わず、デジタル複写機、FAX、プリンタなどの電子写真装置、記録機器、表示装置などを含む。
画像形成装置における感光体の帯電方式としては、環境対応を目的としたオゾン低減の観点から帯電ローラーを用いた方式が主流になっている。帯電ローラーへの帯電方式としては、直流電圧(Vdc)を印加するDC帯電方式と、直流電圧(Vdc)に交流電圧(Vpp)を重畳したAC帯電方式がある。AC帯電方式は交流電界により感光体の表面の帯電電位をならす効果があり、帯電均一性が高く現在の主流になっている。
従来技術として、特開2002―72633号公報(特許文献1)には、AC帯電方式で感光体の寿命確保を目的として放電電流を最小限にするために複数点電流―電圧関係を取ることでV―I特性から放電電流(Iac)を算出し、予め設定した狙いの放電電流(Iac)になる様に電圧を制御する方法が開示されている。
特開平06―035302号公報(特許文献2)には、DC帯電方式において、感光体の表面の膜厚変化に対して表面電位が一定になる様に電流―電圧関係から補正電圧を決定する制御方法が開示されている。この制御方法は、膜厚変化や環境変化による帯電ローラーおよび感光体の抵抗変化に応じた電流値の変化から感光体の表面電位変化を読み取り、表面電位が狙い値になる様に制御するものである。
特開2007−199094号公報(特許文献3)には、AC帯電方式において、予めV―I特性の特徴点3点を環境テーブルとして持つことで交流電圧(Vpp)を決定する方法が開示されている。
特開2002−72633号公報 特開平06−035032号公報 特開2007−199094号公報
AC帯電方式において放電電流のΔIacを一定にする制御はそれまでの定電流制御に比べると膜厚や環境変動に対して放電量の変動を抑えることができた。しかし、厳密には必要な放電量は、感光体の膜厚、帯電ローラーの抵抗ばらつき、および、空気の環境変動(温湿度)によって変化することが分かってきた。
一方、上述のDC帯電方式では、感光体の膜厚変化、環境変動を電流値の変化として一意に把握できる。しかし、この電流値から狙いの電圧を設定する方法はそのままAC帯電方式に適用することができない。その理由としてACバイアスを印加することで、(1)Vpp−Iac特性が放電開始電圧以上では非線形になること、(2)交流電流Vppが不足していると微小帯電ムラが発生することが挙げられる。
図12および図13を参照して、AC帯電方式、および、DC帯電方式のVpp−Iac特性の相違、並びに、図14および図15を参照して、AC帯電方式、および、DC帯電方式のVpp−表面電位特性の相違について説明する。AC帯電方式の場合とDC帯電方式の場合とでは両者の挙動は異なる。図12は、AC帯電方式の場合のVpp−Iac特性を示す図、図13は、DC帯電方式の場合のVpp−Iac特性を示す図、図14は、AC帯電方式の場合のVpp−表面電位特性を示す図、図15は、DC帯電方式の場合のVpp−表面電位特性を示す図である。
図12および図13に示すように、AC帯電方式の場合、AC放電領域では印加するVppによって電流値が大きく変化する。印加するVppでの放電量が不足していると帯電状態を十分に把握することが出来ないという課題がある。
図14および図15に示すように、AC帯電方式の場合、DC帯電方式と異なり表面電位が狙い値になってもVppが低いとACのプラス放電とマイナス放電が釣り合わずに微小放電ムラが発生するため「表面電位が狙い値になるVpp」では帯電が不十分であるという課題がある。
感光体の長寿命化のためには感光体の膜厚減耗が律速になっている。上記したように、従来はV―I特性を把握して放電電流や放電特性の傾きから出力電圧Vppを制御しているが、そのような放電特性値は製造バラつき、膜厚変化や環境変化による抵抗変化に応じて変化するため安定して放電電流量を最小化することが難しい。
本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされたものであり、電子写真方式の感光体へのAC帯電方式において、十分に高いある特定の出力電圧Vppでの電流値に応じて適正な帯電電圧Vppを設定電圧として決定することが可能な、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムを提供することにある。
この感光体帯電装置は、感光体と、前記感光体にバイアス電圧を印加し、前記感光体の表面を帯電させる電源部と、前記感光体上の静電潜像を現像する現像部と、前記感光体上に静電潜像を形成する露光部と、制御部と、記憶部と、を備える画像形成装置であって、上記記憶部は、AC放電のプラス側とマイナス側の放電量が釣り合う適正交流電圧と、放電開始点の交流電圧以上かつ放電による画像欠損の起こる交流電圧以下の範囲に設定した特定交流電圧での電流値との関係をあらかじめ保持し、制御部は、AC帯電方式により、上記バイアス電圧の制御を行なうとともに、上記特定交流電圧での上記電流値を検知し、上記記憶部に保持した上記関係を参照して設定交流電圧を決定する処理を実行する。
他の形態においては、上記適正交流電圧は、上記特定交流電圧よりも小さい。
他の形態においては、上記制御部は、上記特定交流電圧を複数有し、温湿度、印字枚数、感光体表面の膜厚、および、前回決定の特定交流電圧のいずれかひとつに応じて、上記特定交流電圧を選択する。
他の形態においては、上記制御部は、上記特定交流電圧の決定プロセスとして、環境変化、および/または、耐久枚数等の変化を検知して実施する。
他の形態においては、上記制御部は、上記特定交流電圧決定プロセスとして、帯電の立ち上げ、立下げ時、または、現像間で毎回実施する。
他の形態においては、上記制御部は、上記特定交流電圧の決定プロセスとして、放電不均一による微小帯電ムラを起こさない最低限の上記特定交流電圧で印字を行い、印字中の電流値から上記適正交流電圧を決定する。
他の形態においては、上記制御部は、上記特定交流電圧の決定プロセスを、交流電圧変化の大きい低温環境では、環境変化や電流変化を検知して実施し、交流電圧変化の小さい高温環境では、画像印字中の決定制御に切り替えて実施する。
この画像形成装置の制御方法は、感光体と、上記感光体にバイアス電圧を印加し、上記感光体の表面を帯電させる電源部と、上記感光体上の静電潜像を現像する現像部と、上記感光体上に静電潜像を形成する露光部と、制御部と、記憶部と、を備える画像形成装置の制御方法であって、上記記憶部は、AC放電のプラス側とマイナス側の放電量が釣り合う適正交流電圧と、放電開始点の交流電圧以上かつ放電による画像欠損の起こる交流電圧以下の範囲に設定した特定交流電圧での電流値との関係をあらかじめ保持するステップを含み、上記制御部は、AC帯電方式により、上記バイアス電圧の制御を行なうとともに、上記特定交流電圧での上記電流値を検知し、上記記憶部に保持した上記関係を参照して設定交流電圧を決定する処理を実行するステップを含む。
この画像形成装置の制御プログラムは、感光体と、上記感光体にバイアス電圧を印加し、上記感光体の表面を帯電させる電源部と、上記感光体上の静電潜像を現像する現像部と、上記感光体上に静電潜像を形成する露光部と、制御部と、記憶部と、を備える画像形成装置の制御プログラムであって、上記記憶部は、AC放電のプラス側とマイナス側の放電量が釣り合う適正交流電圧と、放電開始点の交流電圧以上かつ放電による画像欠損の起こる交流電圧以下の範囲に設定した特定交流電圧での電流値との関係をあらかじめ保持するステップを含み、上記制御部は、AC帯電方式により、上記バイアス電圧の制御を行なうとともに、上記特定交流電圧での上記電流値を検知し、上記記憶部に保持した上記関係を参照して設定交流電圧を決定する処理を実行するステップを含む。
この画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムは、電子写真方式の感光体へのAC帯電方式において、十分に高いある特定の出力電圧Vppでの電流値に応じて適正な帯電電圧Vppを決定することを可能とする。
本実施の形態の画像形成装置を示す斜視図である。 本実施の形態のトナー像形成部の構成を示す側面図である。 本実施の形態のドラムユニットを示す側面図である。 本実施の形態において、検知用の特定Vppを2000Vに設定して印加した際の電流値Iacと微小帯電ムラが発生しない適正Vppの相関関係を示す図である。 実施例1の画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施例1の特定Vppを変化させた場合の適正Vppとの相関関係を示す図である。 実施例1のVpp乖離の膜厚削れへの影響を示す図である。 実施例1のVpp決定制御フローを示す図である。 実施例2のVpp決定制御フローを示す図である。 実施例3のVpp決定制御フローを示す図である。 実施例4のVpp決定制御フローを示す図である。 AC帯電方式の場合のVpp−Iac特性を示す図である。 DC帯電方式の場合のVpp−Iac特性を示す図である。 AC帯電方式の場合のVpp−表面電位特性を示す図である。 DC帯電方式の場合のVpp−表面電位特性を示す図である。
本実施の形態における感光体帯電装置、感光体帯電方法、および、画像形成装置について、以下、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。図面においては、実際の寸法の比率に従って図示しておらず、構造の理解を容易にするために、構造が明確となるように比率を変更して図示している箇所がある。
画像形成装置は、スキャナー機能、複写機能、プリンタとしての機能、ファクシミリ機能、データ通信機能、およびサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)を含む。
スキャナ機能では、セットされた原稿の画像を読み取ってそれをHDD(Hard Disk Drive)などに蓄積する。複写機能では、さらにそれを用紙などに印刷(画像形成)する。プリンタとしての機能では、PCなどの外部端末から印刷指示を受けるとその指示に基づいて用紙に印刷を行なう。ファクシミリ機能では、外部のファクシミリ装置などからファクシミリデータを受信してそれをHDDなどに蓄積する。データ通信機能では、接続された外部機器との間でデータを送受信する。サーバ機能では、複数のユーザでHDDに記憶したデータなどを共有可能にする。
画像形成装置は、2成分現像方式の電子写真方式により画像を形成するものである。画像形成装置は、たとえば帯電ローラーにより帯電させた像担持体(以下、感光体と称する。)を露光する。画像形成装置は、形成された静電潜像を、現像器の現像剤担持体を用いて現像することにより、画像を形成する。帯電ローラーに帯電バイアス電圧が印加されることで像担持体が帯電する。現像時には、現像剤担持体に帯電バイアス電圧と同極性の現像バイアス電圧が印加される。
像担持体へのキャリア付着を防止しつつトナー消費を抑制するためには、像担持体の表面と現像剤担持体との電位差を適正に保つことと、帯電バイアス電圧と現像バイアス電圧との印加タイミングの相対関係とが重要である。
(画像形成装置1の構成)
図1を参照して、画像形成装置1の構成について説明する。図1は、本実施の形態における画像形成装置を示す斜視図である。
画像形成装置1は、給紙カセット3、排紙トレイ5、電源部9、操作部11、制御部20、プリント部30、および、スキャン部40を備える。制御部20は、後述するように、CPU21などを有する。制御部20およびプリント部30は、画像形成装置1の筐体の内部に配置されている。
画像形成装置1は、3つの給紙カセット3(給紙カセット3a,3b,3c)を有している。給紙カセット3には、たとえば、互いに異なるサイズの用紙(B5サイズ、A4サイズ、およびA3サイズなど)が装填されている。給紙カセット3は、画像形成装置1の下部に、画像形成装置1の筐体に抜き差し可能に配置されている。各給紙カセット3に装填された用紙は、印字時に、1枚ずつ給紙カセット3から給紙され、プリント部30に送られる。給紙カセット3の数は三段に限られず、それより多くても少なくてもよい。
排紙トレイ5は、画像形成装置1の筐体のうちプリント部30が収納されている部位の上方でスキャン部40が配置されている部位の下方に配置されている。排紙トレイ5には、プリント部30により画像が形成された用紙が筐体の内部から排紙される。
電源部9は、画像形成装置1の筐体の内部に設けられている。電源部9は、商用電源に接続され、商用電源をもとに、制御部20やプリント部30などに電力を供給する。
操作部11は、画像形成装置1の上部前面側に配置されている。操作部11には、ユーザにより押下操作可能な複数の操作ボタン11aが配置されている。操作部11には、表示パネル13が配置されている。表示パネル13は、たとえば、タッチパネルを備えたLCD(Liquid Crystal Display)である。表示パネル13は、ユーザに案内画面を表示したり、操作ボタンを表示してユーザからのタッチ操作を受け付けたりする。表示パネル13は、CPU21により制御されて表示を行なう。
操作部11は、操作ボタン11a、および、表示パネル13がユーザにより操作されると、その操作に応じた操作信号または所定のコマンドをCPU21に送信する。ユーザは、操作部11に操作を行なうことにより、画像形成装置1に種々の動作を実行させることができる。
プリント部30は、トナー像形成部300(図2参照)、用紙搬送部(図示省略)、および、定着装置(図示省略)を有する。プリント部30は、電子写真方式で用紙に画像を形成する。プリント部30は、いわゆるタンデム方式で4色の画像を合成し、用紙にカラー画像を形成可能に構成されている。トナー像形成部300の構成については後述する。
用紙搬送部は、給紙ローラー、搬送ソーラ、およびそれらを駆動するモータなどで構成されている。用紙搬送部は、用紙を給紙カセット3から給紙して、画像形成装置1の筐体の内部で搬送する。用紙搬送部は、画像が形成された用紙を画像形成装置1の筐体から排紙トレイ5などに排出する。
定着装置は、加熱ローラーおよび加圧ローラーを有している。定着装置は、加熱ローラーと加圧ローラーとでトナー像が形成された用紙を挟みながら搬送し、その用紙に加熱および加圧を行なう。これにより、定着装置は、用紙に付着したトナーを溶融させて用紙に定着させ、用紙に画像を形成する。
スキャン部40は、画像形成装置1の筐体の上部に配置されている。スキャン部40は、ADF(Auto Document Feeder)41を有している。スキャン部40は、上述のスキャナ機能を実行する。スキャン部40は、透明な原稿台に配置された原稿をコンタクトイメージセンサにより走査して、それを画像データとして読み取る。また、スキャン部40は、原稿トレイにセットされた複数枚の原稿を、ADF41により順次取り込みながら、コンタクトイメージセンサによりその画像データを読み取る。
(トナー像形成部300)
図2を参照して、トナー像形成部300の構成について説明する。図2は、トナー像形成部の構成を示す側面図である。トナー像形成部300は、中間転写ベルト305、転写ローラー307、4組のドラムユニット310Y,310M,310C,310K(以下、それぞれを区別せずドラムユニット310と称することがある。)および、レーザスキャンユニット(露光手段の一例)320を有する。
中間転写ベルト305は、環状であり、2つのローラー間に架けわたされている。中間転写ベルト305は、用紙搬送部に連動して回動する。転写ローラー307は、中間転写ベルト305のうち一方のローラーに接触している部分に対向するように配置されている。用紙は、中間転写ベルト305と転写ローラー307との間で挟まれながら搬送される。
各ドラムユニット310は、感光体311、帯電ローラー313、現像装置314、ベルト転写ローラー317、および、クリーニングブレード319を含む。ドラムユニット310としては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)のCMYK各色の画像を形成するためのものが4つ配置されている。4組のドラムユニット310は、中間転写ベルト305に沿うように、互いに並んで配置されている。レーザスキャンユニット320は、各ドラムユニット310の感光体311上にレーザ光を走査可能に配置されている。レーザスキャンユニット320は、ドラムユニット310毎に設けられていてもよいし、1つのレーザスキャンユニット320から各ドラムユニット310の感光体311に対してレーザ光が走査されるようにしてもよい。
トナー像形成部300において、各レーザスキャンユニット320は、YMCKの各色別の画像データに基づいて、各ドラムユニット310の感光体311上に静電潜像を形成する。現像装置314は、現像ローラー(現像剤担持体の一例)315を用いて各感光体311上に形成された静電潜像を現像し、各感光体311に各色別のトナー像を形成する。各感光体311は、トナー像を中間転写ベルト305に転写し、その中間転写ベルト305上に、用紙に形成するトナー像の鏡像を形成する(1次転写)。その後、転写ローラー307により、中間転写ベルト305に形成されたトナー像が用紙に転写され、用紙上にトナー像が形成される(2次転写)。
(ドラムユニット310)
図3を参照して、ドラムユニット310の詳細構成について説明する。図3は、ドラムユニットを示す側面図である。各ドラムユニット310は、従来の一般的な画像形成装置におけるそれと略同様に構成されている。感光体311は、ドラム形状であり、その胴部に有機感光体(OPC(Organic PhotoConductor/Organic Photoreceptor))を有している。感光体311の周囲には、感光体311の回転方向に沿って、順に、帯電ローラー313、現像ローラー315、ベルト転写ローラー317、および、クリーニングブレード319が配置されている。
各ドラムユニット310は、ローラー帯電方式により感光体311の表面を帯電させる。すなわち、帯電ローラー313は、感光体311との間に高電圧の帯電バイアス電圧が印加されることで、感光体311の表面を帯電させる。レーザスキャンユニット320は、感光体311の表面のうち帯電した部位にレーザ光を照射し、電位減衰させる。これにより、感光体311の表面に静電潜像が形成される。
現像装置314は、感光体311の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させ、トナー像を形成する。現像装置314は、2成分現像方式のものである。現像装置314は、現像ローラー315に現像バイアス電圧を印加して、現像ローラー315側のトナーを感光体311側に移動させ、静電潜像を現像する。現像バイアス電圧は、帯電バイアス電圧の極性と同極性のバイアス電圧である。
ベルト転写ローラー317は、感光体311との間に中間転写ベルト305を挟みながら電荷を加え、感光体311から中間転写ベルト305上にトナー像を転写する。クリーニングブレード319は、感光体311の表面に接触しており、感光体311の表面に残留しているトナーを収集する。
(Vpp決定制御)
上記構成を備える画像形成装置1においては、以下の方法に基づき、AC帯電方式を用いた感光体311の帯電において、温湿度や膜厚変化による抵抗・インピーダンスの変化に対して常に適正なVppを設定している。
(1)Vpp−Iac特性が放電開始電圧以上では非線形になること。つまり、感光体311が十分帯電している、ある固定電圧のVpp(特定Vpp)を設定、その特定Vppでの電流値を入力とする。
抵抗やインピーダンスの変化に対してVppが異なると流れる電流も変化してしまう。そのため、検知時のVppを十分放電している値に固定することで、抵抗やインピーダンスの変化に対してAC放電時の電流変化が一意に決まるようにした。
具体的には、特定VppはAC放電状態での特性を検知するため放電開始点のVpp以上に設定する必要がある。また、Vppが高すぎると特に高湿環境で放電によりクリーニングをすり抜けた外添剤が空気中の水分と反応して感光体311の表面にフィルミングしてしまい帯電不良を起こして画像欠損が発生する。よって、この画像欠損が発生しないVpp以下の範囲に設定する必要がある。
(2)Vppが不足していると微小帯電ムラが発生する。つまり、微小帯電ムラが発生しないVppを狙い値として設定する。Vppを上げていき、AC放電のプラス側とマイナス側が釣り合う放電量を適正Vppとして設定した。ここで、AC放電のプラス側とマイナス側が釣り合う放電量は、印加電圧に対して±10%の範囲内を意味する。実験用の画像形成装置を用いてAC放電量を測定することが望ましい。または、代用特性として微小領域での表面電位の均一性や実際に現像した際の帯電ムラによる黒斑点、および、白斑点の量が一定以下になる様な値として設定してもよい。
図14から図17から、実際に画像形成装置で印加する設定Vppは、Hv出力や帯電制御の検知ばらつきを考慮して一定量のマージンをプラスして設定した交流電圧である。
図4に、上記方法によって適正なVppを設定した場合の結果を示す。図4は、検知用の特定Vppを2000Vに設定して印加した際の放電電流値Iacと微小帯電ムラが発生しない適正Vppの相関を確認した結果である。
図4に示すように、帯電ローラー313の抵抗、感光体311の膜厚、環境変化の誤差条件を使用想定の上下限範囲で変化させても、2000Vでの放電電流Iacと適正Vppに相関があることが確認できた。
(実施例1:Vpp決定制御)
図5から図8を参照して、実施例1におけるVpp決定制御について説明する。図5は、画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図、図6は、特定Vppを変化させた場合の適正Vppとの相関関係を示す図、図7は、Vpp乖離の膜厚削れへの影響を示す図、図8は、Vpp決定制御フローを示す図である。
図5を参照して、画像形成装置1のハードウェア構成について説明する。ドラムユニット310は、上記したように311、帯電ローラー313、および、クリーニングブレード319を有する。帯電ローラー313には電源部100により直流電圧(Vdc)に交流電圧(Vpp)を重畳したACバイアスが印加されている。画像形成装置1には環境検知部120として温度センサ121および湿度センサ122が取り付けられている。
帯電制御部110は、計算用のCPU112と、情報を保管する記憶部114を有する。AC放電のプラス側とマイナス側の放電量が釣り合う適正交流電圧(以下、適正Vppと称する)と、放電開始点の交流電圧以上かつ放電による画像欠損の起こる交流電圧以下の範囲に設定した特定交流電圧(以下、特定Vppと称する。)での電流値との関係を実験的に求めて記憶部114に保存しておく。関係性は近似式であってもよいし、テーブルであってもよい。
画像形成装置1においては、帯電制御部110は、新品検知時、および、温度が5℃あるいは湿度が20%以上に環境が変化したとき、および/または、たとえば耐久枚数として1K以上印字されたことをトリガー検知して「帯電Vpp決定制御」を実行する(図8中の(ステップS10〜ステップS30))。
「帯電Vpp決定制御」では、特定Vppとして2000V印加時の放電電流Iacを検知し、予め記憶してある放電電流Iacと適正Vppとの関係から適正Vppを算出する(図8中の(ステップS40〜ステップS70))。
放電電流Iacの電流値は感光体311の約1周分の回転時間のサンプリングデータの平均値から求める。算出した適正VppにHv出力ばらつきおよび帯電制御によるばらつきを想定した、たとえば50V分をオフセットさせた設定Vppを出力として印加する(図8中の(ステップS80〜ステップS90))。
図6に、特定Vppを変化させた場合の放電電流Iacの電流値と適正Vppとの関係を示す。図6は、特定Vppを変化させた場合の適正Vppとの相関関係を示す図である。適正Vpp>特定Vppの関係(図中のラインL1より上側)では、1800V印加時は電流と適正Vppの関係が崩れてきている。1800/2000V印加時は2300V印加時よりも電流値に対する適正Vppの傾きが立っており適正Vppでの検知精度が低くなっている。よって、決定精度を確保するためには適正Vppは特定Vppよりも小さくなることが必要になる。特定Vppが2300Vあればこの構成においては特定Vppが適正Vppより低くなることはない。
図7に、Vpp乖離の膜厚削れへの影響を示す。図7に示すように、印加するVppと適正Vppの乖離が大きくなると膜厚削れが促進されるため特定Vppと適正Vppの乖離は200V以下にしておくことが望ましい。その乖離レベルであれば高湿環境でのフィルミングも発生しない。
特定Vppと適正Vppとの乖離を200V以下に抑えるために、特定Vppを複数持たせてもよい。たとえば、この構成において適正Vppは1400V〜2400Vの範囲である。よって、特定Vppは200Vごとに1600V、1800V、2000V、2200V、2400Vの5つ持たせれば乖離は200V以下に抑えられる。
適正Vppは抵抗が高くなる方向の低温・低湿環境、残存膜厚が厚い耐久初期、および帯電ローラーの抵抗が高い場合に高い値が必要になる。特定Vppも同様の関係を持つ。この関係により温湿度と膜厚代用値としての印字枚数から、おおよその適正Vppの範囲は予めテーブルによって検知なしで把握することができるため、使用時の温湿度、および印字枚数からどの特定Vppを使用すればよいかを決定することができる。
前回決定した適正Vppの値も参照し、テーブルから求められる特定Vppと比べて高い方の特定Vppを使用するようにすれば特定Vppと適正Vppの関係が崩れることはほとんどないと考えられる(図8中の(ステップS51))。万一、特定Vppが検知した適正Vppよりも小さかった場合はエラー処理として1段階200V高い特定Vppで検知をやり直せばよい。
このように、特定交流電圧を複数有し、温湿度、印字枚数、感光体表面の膜厚、および、前回決定の特定交流電圧のいずれかひとつに応じて、特定交流電圧を選択するとよい。
(実施例2)
次に、図9を参照して、実施例2におけるVpp決定制御について説明する。図9は、実施例2のVpp決定制御フローを示す図である。実施例1と同じステップについては、同一のステップ番号を付し、重複する説明は繰り返さない。
本実施例で使用するドラムユニットの構成は、図5に示す実施例1と同じである。Vpp決定制御の実施を、プリント時の立ち上げ、立ち下げ、または、現像間で実施する(ステップS53)。これにより、帯電Vpp決定制御による余分な駆動時間を無くすことができる。ただし、立ち上げ、立ち下げ、および、現像間のそれぞれは感光体311の1周分よりも短い。よって、プリント時に毎回実施して感光体311の4周分相当の電流値の平均値(ステップS54)に対して適正Vppを求めるとよい。
(実施例3)
次に、図10を参照して、実施例3におけるVpp決定制御について説明する。図10は、実施例3のVpp決定制御フローを示す図である。実施例1および実施例2と同じステップについては、同一のステップ番号を付し、重複する説明は繰り返さない。
本実施例においては、Vpp決定制御の実施をプリント時の画像印字中に実施している(ステップS55)。画像1枚ごとに電流値から適正Vppを算出し、次の画像時にはバイアス出力に反映する。これにより、帯電Vpp決定制御による余分な駆動時間を無くすことができる。
ただし、実際の印字中に特定Vppでの印字を行なうことになるため、他の検知方法以上に帯電不良や画像欠損が発生しない乖離範囲で特定Vppを設定するとよい。よって、50V〜100Vの乖離範囲に収まる様に使用できる特定Vppの数を増やすことが望ましい。
常にVpp決定制御を実施するとせっかく適正Vppを算出しても特定Vppのステップ間隔分のばらつきを常に付与して印字することになるため、結果としてVpp決定精度の向上にならない可能性がある。よって、できる限り特定Vppでの決定制御を使わない方がよく、Vppの変化が少ない状態での使用が望ましい。
(実施例4)
次に、図11を参照して、実施例4におけるVpp決定制御について説明する。図11は、実施例4のVpp決定制御フローを示す図である。実施例1から実施例3と同じステップについては、同一のステップ番号を付し、重複する説明は繰り返さない。
本実施例で使用するドラムユニットの構成は、図5に示す実施例1と同じである。実施例1に示す制御フローと実施例3に示す制御フローとを組み合わせて、Vpp変化の大きい16℃未満の低温環境(高抵抗)では(ステップS71)、実施例1の制御と同様に、環境変化や印字枚数に応じて帯電Vpp決定制御を実施する(ステップS80〜ステップS80)。
他方、Vpp変化の比較的小さい16℃以上の高温環境(低抵抗)では(ステップS71)、実施例3と同様に、画像印字中にVpp決定制御を実施する(ステップS40〜ステップS52,ステップS55,ステップS70〜ステップS80)。
これにより、画像形成装置1の放置による温度変化によって特定Vppと適正Vppの乖離が急に変化した場合でも画像印字前に適正Vppを算出することができるため帯電不良による白斑点および黒斑点の発生を抑制できる。
本実施例では温度で切り替える形としたが、画像印字中の決定制御を行ないながら温度トリガーによってVpp決定制御を行なう形にしてもよい。
以上、本実施の形態における感光体帯電方法によれば、抵抗およびインピーダンスの変化による電流変化を見ることで、温湿度、ローラー抵抗、感光体膜厚変化に対して一意に適正Vppを算出することができるため、環境変化に対する追従性を高めることができる。
さらに、電流変化を観察することで帯電状態を直接把握できるため、温湿度センサによる画像形成装置内の温湿度と帯電ローラー周辺の温湿度の差の影響をうけることがない。さらに、Vpp−Iac特性を得る必要が無いため、制御時間を短くすることが可能となる。
さらに、十分放電している特定Vppで電流検知ができる。そのため、電流値に対する適正Vppの傾きが低くなり、検知感度が高くなり、放電ばらつきも小さくすることができる。
さらに、特定Vppを複数持つことで現在の適正Vppとの乖離が小さい特定Vppを選択することができる、検知感度を維持したまま、放電による外添剤のフィルミングや感光体表面の膜厚削れを抑制することができる。
さらに、特定Vppプロセスを使用状況に応じて選択することができ、帯電Vpp決定でのドラムユニットの駆動距離を抑えつつ制御精度を高めることができる。
感光体の膜厚、帯電ローラーの抵抗ばらつき、および、空気の環境変動(温湿度)に応じた放電量ΔIacを、複数予め設けておく必要がなく制御に要する時間の短縮をはかることができる。
図8(実施例1)、図9(実施例2)、図10(実施例3)、および図11(実施例4)の処理は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)としての処理部112がプログラムを実行することにより実現される。各処理の一部または全部が、回路素子その他のハードウェアによって実行されてもよい。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置、3,3a,3b,3c 給紙カセット、5 排紙トレイ、9,100 電源部、11 操作部、11a 操作ボタン、13 表示パネル、20 制御部、30 プリント部、40 スキャン部、110 帯電制御部、112 処理部、114 記憶部、120 環境検知部、121 温度センサ、122 湿度センサ、300 トナー像形成部、305 中間転写ベルト、307 転写ローラー、310,310C,310K,310M,310Y ドラムユニット、311 感光体、313 帯電ローラー、314 現像装置、315 現像ローラー、317 ベルト転写ローラー、319 クリーニングブレード、320 レーザスキャンユニット。

Claims (9)

  1. 感光体と、前記感光体にバイアス電圧を印加し、前記感光体の表面を帯電させる電源部と、前記感光体上の静電潜像を現像する現像部と、前記感光体上に静電潜像を形成する露光部と、制御部と、記憶部と、を備える画像形成装置であって、
    前記記憶部は、AC放電のプラス側とマイナス側の放電量が釣り合う適正交流電圧と、放電開始点の交流電圧以上かつ放電による画像欠損の起こる交流電圧以下の範囲に設定した特定交流電圧での電流値との関係をあらかじめ保持し、
    制御部は、AC帯電方式により、前記バイアス電圧の制御を行なうとともに、前記特定交流電圧での前記電流値を検知し、前記記憶部に保持した前記関係を参照して設定交流電圧を決定する処理を実行する、画像形成装置。
  2. 前記適正交流電圧は、前記特定交流電圧よりも小さい、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記特定交流電圧を複数有し、温湿度、印字枚数、感光体表面の膜厚、および、前回決定の特定交流電圧のいずれかひとつに応じて、前記特定交流電圧を選択する、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記特定交流電圧の決定プロセスとして、環境変化、および/または、耐久枚数等の変化を検知して実施する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    前記特定交流電圧決定プロセスとして、帯電の立ち上げ、立下げ時、または、現像間で毎回実施する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    前記特定交流電圧の決定プロセスとして、放電不均一による微小帯電ムラを起こさない最低限の前記特定交流電圧で印字を行い、印字中の電流値から前記適正交流電圧を決定する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、
    前記特定交流電圧の決定プロセスを、
    交流電圧変化の大きい低温環境では、環境変化や電流変化を検知して実施し、
    交流電圧変化の小さい高温環境では、画像印字中の決定制御に切り替えて実施する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 感光体と、前記感光体にバイアス電圧を印加し、前記感光体の表面を帯電させる電源部と、前記感光体上の静電潜像を現像する現像部と、前記感光体上に静電潜像を形成する露光部と、制御部と、記憶部と、を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記記憶部は、AC放電のプラス側とマイナス側の放電量が釣り合う適正交流電圧と、放電開始点の交流電圧以上かつ放電による画像欠損の起こる交流電圧以下の範囲に設定した特定交流電圧での電流値との関係をあらかじめ保持するステップを含み、
    前記制御部は、AC帯電方式により、前記バイアス電圧の制御を行なうとともに、前記特定交流電圧での前記電流値を検知し、前記記憶部に保持した前記関係を参照して設定交流電圧を決定する処理を実行するステップを含む、画像形成装置の制御方法。
  9. 感光体と、前記感光体にバイアス電圧を印加し、前記感光体の表面を帯電させる電源部と、前記感光体上の静電潜像を現像する現像部と、前記感光体上に静電潜像を形成する露光部と、制御部と、記憶部と、を備える画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記記憶部は、AC放電のプラス側とマイナス側の放電量が釣り合う適正交流電圧と、放電開始点の交流電圧以上かつ放電による画像欠損の起こる交流電圧以下の範囲に設定した特定交流電圧での電流値との関係をあらかじめ保持するステップを含み、
    前記制御部は、AC帯電方式により前記感光体の帯電方式により、前記バイアス電圧の制御を行なうとともに、前記特定交流電圧での前記電流値を検知し、前記記憶部に保持した前記関係を参照して設定交流電圧を決定する処理を実行するステップを含む、画像形成装置の制御プログラム。
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