JP4272808B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
より詳しくは、電子写真感光体・静電記録誘電体等の像担持体に対して電子写真方式・静電記録方式等の適宜の作像プロセス機器にて所望の画像を形成担持させる、間接(転写)方式或いは直接方式の画像形成装置であって、画像形成のプロセススピード及び画像形成の画素密度を変更可能な画像形成装置の改善に関する。
【0003】
【従来の技術】
従来、例えば、電子写真装置・静電記録装置等の画像形成装置において感光体・誘電体等の被帯電体としての像担持体表面を帯電させる方法としては、細いコロナ放電ワイヤに高圧を印加して発生するコロナを像担持体表面に作用させて帯電を行なう、非接触帯電であるコロナ帯電が一般的であった。
【0004】
近年は、低圧プロセス、低オゾン発生量、低コストなどの点から、ローラ型・ブレード型などの帯電部材を被帯電体としての像担持体表面に接触させ、帯電部材に電圧を印加することにより像担持体表面を帯電させる接触帯電方式が主流となりつつある。特にローラ型の帯電部材は長期にわたって安定した帯電を行なうことが可能である。
【0005】
ここで、帯電部材は被帯電体である像担持体の面に必ずしも接触している必要はなく、帯電部材と像担持体との間に、ギャップ間電圧と補正パッシェンカーブで決まる放電可能領域さえ確実に保証されれば、例えば数10μmの空隙(間隙)を存して非接触に近接配置されていてもよく(近接帯電)、本発明においてはこの近接帯電の場合も接触帯電の範ちゅうとする。
【0006】
帯電部材に対する印加電圧は直流電圧のみでも良いが、振動電圧を印加し、プラス側、マイナス側への放電を交互に起こすことで帯電を均一に行なわせることができる。
【0007】
例えば、直流電圧を印加したときの被帯電体の放電開始しきい値電圧(放電開始電圧、帯電開始電圧)の2倍以上のピーク間電圧を有する交流電圧と、直流電圧(直流オフセットバイアス)とを重畳した振動電圧を印加することにより、被帯電体の帯電を均す効果があり均一な帯電を行なうことが知られている。
【0008】
振動電圧の波形としては正弦波に限らず、矩形波、三角波、パルス波でも良い。振動電圧は直流電圧を周期的にオン/オフすることによって形成された矩形波の電圧や、直流電圧の値を周期的に変化させて交流電圧と直流電圧との重畳電圧と同じ出力としたものも含む。
【0009】
上記のように、帯電部材に振動電圧を印加して帯電する接触帯電方式を以下「AC帯電方式」と記す。また、直流電圧のみを印加して帯電する接触帯電方式を「DC帯電方式」と記す。
【0010】
しかし、AC帯電方式においては、DC帯電方式と比べ、像担持体(以下、感光ドラムと記す)への放電量が増えるため、感光ドラム削れ等の感光ドラム劣化を促進するとともに、放電生成物による高温高湿環境での画像流れ等の異常画像が発生する場合があった。
【0011】
この問題を改善するためには、必要最小限の電圧印加により、プラス側、マイナス側へ交互に起こす放電を最小限とする必要がある。
【0012】
しかし、実際には電圧と放電量の関係は常に一定ではなく、感光ドラムの膜厚、帯電部材や空気の環境変動等により変化する。低温低湿環境(L/L)では材料が乾燥して抵抗値が上昇し放電しにくくなるため、均一な帯電を得るためには一定値以上のピーク間電圧が必要となるが、このL/L環境において帯電均一性が得られる最低の電圧値においても、高温高湿環境(H/H)で帯電動作を行った場合、逆に材料が吸湿し抵抗値が低下するため、帯電部材は必要以上の放電を起こすことになる。結果、放電量が増加すると、画像流れ・ボケの発生、トナー融着の発生、感光ドラム表面の劣化による感光ドラム削れ・短命化などの問題が起こる。
【0013】
【発明の属する技術分野】
この環境変動による放電の増減抑制するために、上記のような常に一定の交流電圧を印加する「AC定電圧制御方式」のほかに、帯電部材に交流電圧を印加することで流れる交流電流値を制御する「AC定電流制御方式」が提案されている。このAC定電流制御方式によれば、材料の抵抗が上昇する低温低湿環境(L/L)では交流電圧のピーク間電圧値を上げ、逆に材料の抵抗が下降する高温高湿環境(H/H)ではピーク間電圧値を下げることができるため、AC定電圧制御方式に比べ放電の増減を抑制することが可能である。
【0014】
しかしながら、更なる感光ドラムの長寿命化を目指したとき、AC定電流制御方式においても、帯電部材の製造ばらつきや汚れによる抵抗値変動、耐久による感光ドラムの静電容量変動、本体高圧装置のばらつきなどによる放電量の増減を抑制するには完全ではない。この放電量の増減を抑えるためには、帯電部材の製造ばらつき、環境変動を抑えることや高圧のふれをなくす手段をとらなければならず、それによってコストアップを招くこととなる。
【0015】
【発明の属する技術分野】
そこで、長期にわたり高画質、高品質を安定して提供するにあたり、過剰放電を起こさず、問題なく均一な帯電を行なえるよう印加する電圧・電流を制御する必要があり、その方法として、非画像形成時において、帯電部材に直流電圧を印加した時の像担持体への放電開始電圧をVthとした時に、少なくとも1点以上のVthの2倍未満のピーク間電圧を印加した時の電流値と、少なくとも2点以上のVthの2倍以上のピーク間電圧を印加した時の電流値を測定し、測定された交流電圧のピーク間電圧と交流電流値の関係から、画像形成時に帯電手段に印加する所望の放電電流量を得るに必要な交流電圧のピーク間電圧を決定するという、「放電電流量制御方式」が本発明者らによって発明された。(特願2000−11819号(特開2001−201920号公報)、特願2000−11820号(特開2001−201921号公報))。
この方式は、実際に帯電のAC電圧のピーク間電圧とAC電流の関係を測定し、所望の放電電流量を得るに必要なピーク間電圧を決定するため、環境変動、帯電部材の製造ばらつきなどを吸収することが可能となった。
【0016】
特に感光ドラム上のトナーなどを除去し感光ドラム上を刷新するために用いられるブレードなどのクリーナーを持たないクリーナーレス方式の画像形成装置においては、この方式が有効となる。なぜなら、感光ドラム上の刷新効果が望めないためH/Hでの画像流れに対してより厳しく、また転写残トナーが除去されないため帯電処理を行なう際、適切な放電量を与えないと感光ドラム上の転写残トナーが存在する場所が帯電不良となり現像位置においてカブリが生じてしまうからである。このようにクリーナーレス方式の画像形成装置において、帯電電圧に交流電圧を用いる際には、より高精度に放電量を制御する必要があった。
【0017】
近年、プリンタ等の画像形成装置では、ユーザーのプリントニーズの多様化に伴い、厚紙、OHP等の多種のメディアに印字する必要性、解像度(画素密度)への対応が求められ、一つの機器で複数のプロセススピード(プリントスピード)をもつことでこれに対応している。
【0018】
しかし、振動電圧を印加する接触帯電装置を使用した画像形成装置で、複数のプロセススピードに対応する場合、以下のような問題が発生した。
【0019】
A)第一の問題点は、接触帯電装置に印加される振動電圧の周波数(以下、帯電周波数)とライン走査のラインピッチの空間周波数が重なった場合に発生する「モアレ像」と呼ばれる干渉縞である。
【0020】
このような現象を防止するため、例えば空間周波数fsに対して帯電周波数fpを十分に大きくするという対策が考えられるが、周波数に応じて大きくなる帯電音の弊害等があり、好ましくない。
【0021】
B)第二の問題点は、帯電部材に印加される振動電圧の周波数が現像スリーブに印加される振動電圧の周波数の整数倍または整数分の1の関係に近い場合に発生する周期的な「現像ムラ」である。
【0022】
このような現像ムラは帯電部材に印加される振動電圧の周波数が現像スリーブに印加される振動電圧の周波数の整数倍または整数分の1の周波数の前後で発生する。また、基本的には感光ドラム上の表面電位ムラであるため、解像度が高い画像をプリントする場合の方がムラの識別に容易となるため、ムラが発生する周波数の範囲が広くなる傾向があった。
【0023】
また、特に帯電手段と現像手段を一体化して、画像形成装置本体から着脱可能としたプロセスカートリッジとした場合、画像形成装置本体との接点の構造上、帯電バイアス電圧を帯電ローラに供給する導電路の近傍に現像バイアス電圧を現像スリーブに供給する導電路が配置される場合があり、両者が浮遊容量を介して相互に干渉しあって各々のバイアス電圧にうなり成分を発生させ、上述した画像ムラと同様な異常画像が発生する場合があった。
【0024】
C)第三の問題点は、プロセススピードが変更になっているのも関わらず帯電周波数をそのままで使用すると、プロセススピードが遅くなっている時には単位感光ドラム面が受ける放電回数が増えることで高湿下での画像流れ・ボケや感光ドラム劣化・削れが促進され、逆にプロセススピードが早くなっている時には放電の回数が減ることで充分な帯電が行なわれず帯電ムラや帯電不良などの問題が発生する事である。
【0025】
この問題に対しては、プロセススピードの変化の割合と同じ割合で帯電周波数を変更することで対応することが可能である。
【0026】
以上の問題点を解決するには、プロセススピードが変更する場合には、帯電周波数を変更させる必要があった。
【0027】
プロセススピード可変の画像形成装置において高品質の画像を提供するには、帯電周波数変更と、「放電電流量制御方式」を組み合わせることによって可能となる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにプロセススピードに対して帯電周波数を変更して「放電電流量制御方式」を用いた場合、同じ振動電圧のピーク間電圧であっても周波数を下げた時にはAC電流値は少なくなり、逆に周波数を高くした時には多くのAC電流が流れることとなる。それため、測定するAC電流値の範囲は広くなり、広範囲で精度よく測定を行なうには使用する電子部品などによるコストアップを招き、または安価にこれを求めると測定精度の低下に繋がる。
【0029】
また、各プロセススピードにおいて、それぞれ「放電電流量制御」を行なうと、印字動作以外の作動時間が長くなりユーザビリティの低下を招くこととなる。
【0030】
本発明は、複数のプロセススピードで印字する場合においてもコストアップすることなく高精度に「放電電流制御方式」を行ない、均一で良好な帯電を長期にわたり実現し、高精細、高画質画像を安定して提供し、また制御にかかる作動時間を減らすことでユーザビリティの向上も目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】
本発明は下記の構成を特徴とする画像形成装置である。
【0032】
(1)作像プロセスのスピードを複数有し、像担持体に該像担持体を帯電する工程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行する画像形成装置において、
像担持体を帯電する帯電手段は、像担持体に近接又は接触配置され電圧を印加される事により像担持体面を帯電する帯電手段であり、
帯電手段に少なくとも交流電圧を印加する手段と、
帯電手段に印加する交流電圧のピーク間電圧の電圧値を制御する手段と、
電手段に流れる交流電流値を測定する手段と、
交流電圧の周波数を、第一の作像プロセスのスピードでは第一の周波数に、第一の作像プロセスのスピードよりも小さい第二の作像のプロセスのスピードでは第一の周波数よりも小さい第二の周波数に、可変とする手段と、
を持ち、帯電手段に直流電圧を印加した時の像担持体への放電開始電圧をVthとしたときに、非画像形成時に、第一の周波数を用いて帯電手段に電圧を印加し、帯電手段に1点以上のVthの2倍未満のピーク間電圧を印加した時の電流値と、2点以上のVthの2倍以上のピーク間電圧を印加した時の電流値を測定し、測定した電流値に基づいて、第一の作像プロセスのスピードでは、放電電流量があらかじめ決められた第一の放電電流量となるようなピーク間電圧を備える交流電圧を画像形成時に印加し、第二の作像プロセスのスピードでは、放電電流量があらかじめ決められた第二の放電電流量となるようなピーク間電圧を備える交流電圧を画像形成時に印加する制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
【0033】
(2)作像プロセスのスピードを複数有し、像担持体に該像担持体を帯電する工程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行する画像形成装置において、
像担持体を帯電する帯電手段は、像担持体に近接又は接触配置され電圧を印加される事により像担持体面を帯電する帯電手段であり、
帯電手段に少なくとも交流電流を印加する手段と、
帯電手段に印加する交流電流値を制御する手段と、
帯電手段に印加される交流電圧のピーク間電圧値を測定する手段と、
交流電圧の周波数を、第一の作像のプロセスのスピードでは第一の周波数に、第一の作像プロセススピードよりも小さい第二の作像のプロセススピードでは第一の周波数よりも小さい第二の周波数に、可変とする手段と、
を持ち、帯電手段に直流電圧を印加した時の像担持体への放電開始電圧をVthとしたときに、非画像形成時に、第一の周波数を用いて帯電手段に電圧を印加し、帯電手段に1点以上のVthの2倍未満のピーク間電圧となる交流電流を印加した時の電圧値と、2点以上のVthの2倍以上のピーク間電圧となる交流電流を印加した時の電圧値を測定し、測定した電圧値に基づいて、第一の作像プロセスのスピードでは、放電電流量があらかじめ決められた第一の放電電流量となるようなピーク間電圧を備える交流電流を画像形成時に印加し、第二の作像プロセスのスピードでは、放電電流量があらかじめ決められた第二の放電電流量となるようなピーク間電圧を備える交流電流を画像形成時に印加する制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
【0034】
〈作 用〉
即ち、複数のプロセススピードを持ち、それぞれに対応して帯電周波数を可変する画像形成装置において、帯電手段に印加するピーク間電圧は一つのプロセススピードと帯電周波数をもちいて、帯電のピーク間電圧と交流電流の関係を測定することから算出することにより、帯電のピーク間電圧を印加する際に、放電電流制御を高精度で行う事で確実に所望の放電電流量をかせぎ、帯電不良、画像流れなどの画像不良を発生することなく安定した画像形成を行うことが可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】
〈実施例1〉(図1〜図7)
図1は本発明に従う画像形成装置例の概略構成模型図である。本例の画像形成装置は、転写方式電子写真プロセス利用、接触帯電方式、反転現像方式で、画像形成のプロセススピード及び画像形成の画素密度を変更可能なレーザビームプリンタである。
【0036】
(1)プリンタの全体的概略構成
a)像担持体
1は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)である。この感光ドラム1は負帯電性の有機光導電体(OPC)で、外径25mmであり、通常画像形成時には中心支軸を中心に100mm/secのプロセススピード(周速度)をもって矢示の反時計方向に回転駆動される。
【0037】
この感光ドラム1は、図2の層構成模型図のように、アルミニウム製シリンダ(導電性ドラム基体)1aの表面に、光の干渉を抑え、上層の接着性を向上させる下引き層1bと、光電荷発生層1cと、電荷輸送層1d(厚さtμm)の3層を下から順に塗り重ねた構成をしている。
【0038】
b)帯電手段
2は感光ドラム1の周面を一様に帯電処理する帯電手段としての接触帯電装置(接触帯電器)であり、本例は帯電ローラ(ローラ帯電器)である。
【0039】
この帯電ロ一ラ2は、芯金(支持部材)2aの両端部をそれぞれ不図示の軸受け部材により回転自在に保持させると共に、押し圧ばね2eによって感光ドラム方向に付勢して感光ドラム1の表面に対して所定の押圧力をもって圧接させており、感光ドラム1の回転に従動して回転する。感光ドラム1と帯電ローラ2との圧接部が帯電部(帯電ニップ部)aである。
【0040】
帯電ローラ2の芯金2aには電源S1より所定の条件の帯電バイアス電圧が印加されることにより回転感光ドラム1の周面が本例の場合は負極性に一様に接触帯電処理される。
【0041】
上記の帯電ローラ2の構成、放電電流制御等については(4)項で詳述する。
【0042】
c)情報書き込み手段
3は帯電処理された感光ドラム1の面に静電潜像を形成する情報書き込み手段としての露光装置であり、本例は半導体レーザ使用のレーザビームスキャナである。不図示の画像読み取り装置等のホスト装置からプリンタ側に送られた画像信号に対応して変調されたレーザ光を出力して回転感光ドラム1の一様帯電処理面を露光位置bにおいてレーザ走査露光L(イメージ走査露光)する。このレーザ走査露光Lにより感光ドラム1面のレーザ光で照射されたところの電位が低下することで回転感光ドラム1面には走査露光した画像情報に対応した静電潜像が順次に形成されていく。
【0043】
d)現像手段
4は感光ドラム1上の静電潜像に現像剤(トナー)を供給し静電潜像を可視化する現像手段としての本例の場合はジャンピング現像装置(現像器)である。感光ドラム1面に形成された静電潜像はこの現像装置4により負に帯電した一成分磁性トナー(ネガトナー)で反転現像される。
【0044】
4aは現像容器、4bは非磁性の現像スリーブであり、この現像スリーブ4bはその外周面の一部を外部に露呈させて現像容器4a内に回転可能に配設してある。4cは非回転に固定して現像スリーブ4b内に挿設したマグネットローラ、4dは現像剤コーティングブレード、4eは現像容器4aに収容した現像剤としての一成分磁性トナー、S2は現像スリーブ4bに対する現像バイアス印加電源である。
【0045】
而して、矢印の反時計方向に回転する現像スリーブ4bの面に薄層としてコーティングされ、現像部cに搬送された一成分磁性トナーが現像バイアスによる電界によって感光ドラム1面に静電潜像に対応して選択的に付着することで静電潜像がトナー画像として現像される。本例の場合は感光ドラム1面の露光明部にトナーが付着して静電潜像が反転現像される。
【0046】
現像部cを通過した現像スリーブ4b上の現像剤薄層は引き続く現像スリーブの回転に伴い現像容器4a内の現像剤溜り部に戻される。
【0047】
e)転写手段・定着手段・クリーニング手段
5は転写装置であり、本例は転写ローラである。この転写ローラ5は感光ドラム1に所定の押圧力をもって圧接させてあり、その圧接ニップ部が転写部dである。この転写部dに不図示の給紙機構部から所定の制御タイミングにて転写材(記録媒体、記録材)Pが給送される。
【0048】
転写部dに給送された転写材Pは回転する感光ドラム1と転写ローラ5の間に挟持されて搬送され、その間、転写ローラ5に電源S3からトナーの正規帯電極性である負極性とは逆極性である正極性の転写バイアスが印加されることで、転写部dを挟持搬送されていく転写材Pの面に感光ドラム1面側のトナー画像が順次に静電転写されていく。
【0049】
転写部dを通ってトナー画像の転写を受けた転写材Pは回転感光ドラム1面から順次に分離されて定着装置6(例えば熱ローラ定着装置、定着器)へ搬送されてトナー画像の定着処理を受けて画像形成物(プリント、コピー)として出力される。
【0050】
7はクリーニング装置であり、転写材Pに対するトナー画像転写後の感光ドラム1面はクリーニングブレード7aにより摺擦されて転写残トナーの除去を受けて清浄面化され、繰り返して画像形成に供される。eはクリーニングブレード7aの感光ドラム面当接部である。
【0051】
(2)プリンタの動作シーケンス
図3は上記プリンタの動作シーケンス図である。
【0052】
a.初期回転動作(前多回転工程)
プリンタの起動時の始動動作期間(起動動作期間、ウォーミング期間)である。電源スイッチ−オンにより、感光ドラムを回転駆動させ、また定着装置の所定温度への立ち上げ等の所定のプロセス機器の準備動作を実行させる。
【0053】
b.印字準備回転動作(前回転工程)
プリント信号−オンから実際に画像形成(印字)工程動作がなされるまでの間の画像形成前の準備回転動作期間であり、初期回転動作中にプリント信号が入力したときには初期回転動作に引き続いて実行される。プリント信号の入力がないときには初期回転動作の終了後にメインモータの駆動が一旦停止されて感光ドラムの回転駆動が停止され、プリンタはプリント信号が入力されるまでスタンバイ(待機)状態に保たれる。プリント信号が入力すると印字準備回転動作が実行される。
【0054】
本実施例においてはこの印字準備回転動作期間において、印字工程の帯電工程における印加交流電圧の適切なピーク間電圧値(または交流電流値)の演算・決定プログラムが実行される。これについては後記(4)のC)項で詳述する。
【0055】
c.印字工程(画像形成工程、作像工程)
所定の印字準備回転動作が終了すると、引き続いて回転感光ドラムに対する作像プロセスが実行され、回転感光ドラム面に形成されたトナー画像の転写材への転写、定着装置によるトナー画像の定着処理がなされて画像形成物がプリントアウトされる。
【0056】
連続印字(連続プリント)モードの場合は上記の印字工程が所定の設定プリント枚数n分繰り返して実行される。
【0057】
d.紙間工程
連続印字モードにおいて、一の転写材の後端部が転写位置dを通過した後、次の転写材の先端部が転写位置dに到達するまでの間の、転写位置における記録紙の非通紙状態期間である。
【0058】
e.後回転動作
最後の転写材の印字工程が終了した後もしばらくの間メインモータの駆動を継続させて感光ドラムを回転駆動させ、所定の後動作を実行させる期間である。
【0059】
f.スタンバイ
所定の後回転動作が終了すると、メインモータの駆動が停止されて感光ドラムの回転駆動が停止され、プリンタは次のプリントスタ−ト信号が入力するまでスタンバイ状態に保たれる。
【0060】
1枚だけのプリントの場合は、そのプリント終了後、プリンタは後回転動作を経てスタンバイ状態になる。
【0061】
スタンバイ状態において、プリントスタート信号が入力すると、プリンタは前回転工程に移行する。
【0062】
cの印字工程時が画像形成時であり、aの初期回転動作、bの印字準備回転動作、dの紙間工程、eの後回転動作が非画像形成時である。
【0063】
(3)プロセススピード変更
本実施例の画像形成装置はメディアフレキシブルであり、厚紙、OHP等の多種のメディアに対応している。しかし、厚紙、OHPなどにおいては熱容量が大きいため定着しにくいため、通常のプロセススピードで定着すると未定着画像やOHPの透過性が悪いなどの問題が発生する。
【0064】
そこで定着装置6を記録媒体である転写材Pが通過する際の速度を遅くすることで充分な加圧・加熱時間をかけて定着させる方法をとっている。ただし、定着装置6においてのみ低速度にすることはコストアップや構成上の問題で難しく、装置全体のプロセススピードを低速にする方法を用いている。
【0065】
実際、本実施例の装置においては、厚紙・OHPに対応した1/2速、1/4速モードがあり、通常のプロセススピード100mm/secから、それぞれ50mm/sec、25mm/secにプロセススピードを変更している。
【0066】
また、高解像度画像を印字する際にもプロセススピードを変更している。プロセススピードを1/2にすることで、主走査線方向の解像度を通常の解像度の2倍にすることが可能となり、高解像度が実現される。
【0067】
(4)帯電手段の詳細説明
A)帯電ローラ2
接触帯電部材としての帯電ローラ2の長手長さは320mmであり、図1の層構成模型図のように、芯金2aの外回りに、下層2bと、中間層2cと、表層2dを下から順次に積層した3層構成である。下層2bは帯電音を低減するための発泡スポンジ層であり、中間層2cは帯電ローラ全体として均一な抵抗を得るための導電層であり、表層2dは感光ドラム1上にピンホール等の欠陥があってもリークが発生するのを防止するために設けている保護層である。
【0068】
より具体的には、本例の帯電ロ一ラ2の仕様は下記のとおりである。
【0069】
芯金2a;直径6mmのステンレス丸棒
下層2b;カーボン分散の発泡EPDM、比重0.5g/cm3、体積抵抗値103 Ωcm、層厚3.0mm、長さ320mm
中間層2c;カーボン分散のNBR系ゴム、体積抵抗値105 Ωcm、層厚700μm
表層2d;フッ素化合物のトレジン樹脂に酸化錫、カーボンを分散、体積抵抗値108 Ωcm、表面粗さ(JIS規格10点平均表面粗さRa)1.5μm、層厚10μm
通常の印字時には、電源S1から直流電圧に周波数1000Hzの交流電圧を重畳した所定の振動電圧が芯金2aを介して帯電ローラ2に印加されることで、回転する感光ドラム1の周面が所定の電位に帯電処理される。また、プロセススピードが1/2速、1/4速に変更になった時には、通常の1000Hzの1/2、1/4である500Hz、250Hzに帯電周波数を変更する。プロセススピードが1/2となっているにも関わらず、帯電周波数をそのままで帯電を行なうと、感光ドラム上単位面積において通常の画像形成時と比較し2倍の放電回数を受けることとなり、感光ドラム劣化、削れが促進されるなどの問題が起こる。その他にも、モアレが発生する可能性がある。
【0070】
B)帯電バイアス印加系
図4は帯電ローラ2に対する帯電バイアス印加系のブロック回路図である。
【0071】
電源S1から直流電圧に周波数fの交流電圧を重畳した所定の振動電圧(バイアス電圧Vdc+Vac)が芯金2aを介して帯電ローラ2に印加されることで、回転する感光ドラム1の周面が所定の電位に帯電処理される。
【0072】
帯電ローラ2に対する電圧印加手段である電源S1は、直流(DC)電源11と交流(AC)電源12を有している。
【0073】
13は制御回路であり、上記電源S1のDC電源11とAC電源12をオン・オフ制御して帯電ローラ2に直流電圧と交流電圧のどちらか、若しくはその両方の重畳電圧を印加するように制御する機能と、DC電源11から帯電ローラ2に印加する直流電圧値と、AC電源12から帯電ローラ2に印加する交流電圧のピーク間電圧値を制御する機能を有する。
【0074】
14は感光体1を介して帯電ローラ2に流れる交流電流値を測定する手段としての交流電流値測定回路である。この回路14から上記の制御回路13に測定された交流電流値情報が入力する。
【0075】
15はプリンタが設置されている環境を検知する手段としての環境センサー(温度計と湿度計)である。この環境センサー15から上記の制御回路13に検知された環境情報が入力する。
【0076】
そして、制御回路13は交流電流値測定回路14から入力の交流電流値情報、更には環境センサー15から入力の環境情報から、印字工程の帯電工程における帯電ローラ2に対する印加交流電圧の適切なピーク間電圧値の演算・決定プログラムを実行する機能を有する。
【0077】
C)放電電流制御
次に、印字時に帯電ローラ2に印加する交流電圧のピーク間電圧の制御方法を述べる。
【0078】
本発明者らは、種々の検討により、以下の定義により数値化した放電電流量が実際のAC放電の量を代用的に示し、感光ドラムの削れ、画像流れ、帯電均一性と強い相関関係があることを見出した。
【0079】
図5に示すように、ピーク間電圧Vppに対して交流電流Iacは帯電開始電圧Vth×2(V)未満(未放電領域)で線形の関係にあり、それ以上から放電領域に入るにつれ徐々に電流の増加方向にずれる。放電の発生しない真空中での同様の実験においては直線が保たれたため、これが、放電に関与している電流の増分ΔIacであると考える。
【0080】
よって、帯電開始電圧Vth×2(V)未満のピーク間電圧Vppに対して電流Iacの比をαとしたとき、放電による電流以外のニップ電流などの交流電流はα・Vppとなり、帯電開始電圧Vth×2(V)以上の電圧印加時に測定されるIacとこのα・Vppの差分、
式1・・・△Iac=Iac−α・Vpp
から△Iacを放電の量を代用的に示す放電電流量と定義する。
【0081】
この放電電流量は一定電圧または一定電流での制御下で帯電を行った場合、環境、耐久を進めるにつれ変化する。これはピーク間電圧と放電電流量の関係、交流電流値と放電電流量との関係が変動しているからである。
【0082】
AC定電流制御方式では、帯電部材から被帯電体に流れる総電流で制御している。この総電流量とは、上記のように、接触部へ流れる電流(以下、ニップ電流:α・Vpp)と被接触部で放電することで流れる電流(以下、放電電流量:△Iac)の和になっており、定電流制御では実際に被帯電体を帯電させるのに必要な電流である放電電流だけでなく、ニップ電流も含めた形で制御されている。
【0083】
そのため、実際に、放電電流量は制御できていない。定電流制御において同じ電流値で制御していても、帯電部材の材質の環境変動によって、ニップ電流が多くなれば当然放電電流量は減り、ニップ電流が減れば放電電流量は増えるため、AC定電流制御方式でも完全に放電電流量の増減を抑制することは不可能であり、長寿命を目指したとき、感光ドラムの削れと帯電均一性の両立を実現することは困難であった。
【0084】
そこで、本発明者らは、常に所望の放電電流量を得るため、以下の要領で制御を行った。
【0085】
所望の放電電流量をDとしたときに、この放電電流量Dとなるピーク間電圧を決定する方法を説明する。
【0086】
本実施例では印字準備回転動作時において制御回路13で印字工程時の帯電工程における帯電ローラ2に対する印加交流電圧の適切なピーク間電圧値の演算・決定プログラムを実行させている。
【0087】
具体的に、図6のVpp−Iacグラフと、図7の制御フロー図を参照して説明する。
【0088】
制御回路13はAC電源12を制御して図6に示すように、帯電ローラ2に放電領域であるピーク間電圧(Vpp)を3点、未放電領域であるピーク間電圧を3点、順次に印加し、その時の感光体1を介して帯電ローラ2に流れる交流電流値が交流電流値測定回路14で測定されて制御回路13に入力する。
【0089】
次に制御回路13は、上記測定された各3点の電流値から、最小二乗法を用いて、放電、未放電領域のピーク間電圧と交流電流の関係を直線近似し、以下の式2と式3を算出する。
【0090】
式2・・・放電領域の近似直線 :Yα=αX+A
式3・・・未放電領域の近似直線 :Yβ=βX+B
その後、上記の式2の放電領域の近似直線と、式3の未放電領域の近似直線の差分が、放電電流量Dとなるピーク間電圧Vppを式4によって決定する。
【0091】
式4・・・Vpp=(D−A+B)/(α−β)
そして、帯電ローラ2に印加するピーク間電圧を上記の式4で求めたVppに切り替え、定電圧制御し、前記した印字工程へと移行する。
【0092】
この様に、毎回、印字準備回転時において、印字時に所定な放電電流量を得るために必要なピーク間電圧を算出し、印字中には求めたピーク間電圧を定電圧制御で印加することで、帯電ローラ2の製造ばらつきや材質の環境変動に起因する抵抗値のふれや、本体装置の高圧ばらつきを吸収し、確実に所望の放電電流量を得ることが可能となった。
【0093】
本発明者らにより、上記のように安定した帯電を行なえるようになったのだが、プロセススピードが1/2速、1/4速モードとなったときに、通常画像形成時に用いる周波数の50%、25%の周波数で上記放電電流量制御を行なうと、図8に示すようにあまりに観測される交流電流量が少量であるため測定精度保証範囲外となってしまい精度が低下し、印加するピーク間電圧にばらつきが生じ安定した帯電が行なわれなくなった。また、広い範囲で高精度を求めるとかなりのコストアップが見込まれた。
【0094】
そこで、本発明者らはプロセススピードが変更になった際にも、予め1/2速、1/4速時の所望の放電電流量を決めておくことで、通常のプロセススピードにおいて放電電流制御を行ない印字時に帯電部材に印加するピーク間電圧を決定することとした。
【0095】
この制御下で、1/2速、1/4速モードで画像形成を行なったところ安定して良好な画像が得られ、耐久検討においても、どの環境下でも感光ドラムの劣化・削れを発生させず、高精細画像を実現可能とした。
【0096】
本実施例では、すべてのプロセススピードに対して高周波数(1000Hz)の帯電振動電圧を用いて「放電電流量制御」を行ない、帯電振動電圧のピーク間電圧を決定した。これは、高周波数にすることで測定する交流電流値が増大し、それによって制御の誤差を小さくすることが可能となるからである。しかし、逆にこれに限らず交流電流値の測定精度保証範囲であれば低周波数を用いて制御を行なうことも可能である。
【0097】
また、本実施例では帯電ローラに印加する交流電圧のピーク間電圧を切り替えることで放電電流量を制御したが、これに限らず、逆に交流電流を印加することで交流電圧のピーク間電圧を測定し、印字時には所望の放電電流量を得るに必要な交流電流を常に印加できるように交流電流を制御することも可能である。
【0098】
さらに、本実施例では印字準備回転時に印加するピーク間電圧値を各環境一定にしたが、環境センサーが設置されている装置においては、環境ごとでそれぞれの値を可変することで、さらに安定した均一帯電を行なうことが可能となる。
【0099】
〈実施形態例2〉(図9)
図9は本実施例における画像形成装置の概略構成模型図である。本例の画像形成装置は、転写方式電子写真プロセス利用、接触帯電方式、反転現像方式、クリーナーレス、最大通紙サイズがA3サイズ、画像形成のプロセススピード及び画像形成の画素密度を変更可能なレーザビームプリンタである。
【0100】
前記の実施形態例1のプリンタと共通する構成部材・部分には同じ符号を付して再度の説明を省略し、実施例1のプリンタとは異なる構成部材・部分・事項について説明する。
【0101】
(1)プリンタの全体的概略構成
本実施例のプリンタにおいて、像担持体としての感光ドラム1は外径50mmである。通常の画像形成時には中心支軸を中心に100mm/secのプロセススピード(周速度)をもって矢示の時計方向に回転駆動されている。しかし、厚紙、OHP等においても充分な定着を行なうため、1/2速、1/4速モードが設けられており、そのときにはプロセススピード50mm/sec、25mm/secとなる。
【0102】
帯電工程では、接触帯電器としての帯電ローラ2に所定の条件の電圧が印加されており、感光ドラム1面上を一様に負極性に帯電処理を行なう。帯電の振動電圧の周波数は、通常画像形成時は1000Hzであり、プロセススピードが1/2、1/4になった時には、500Hz、250Hzに変更する。
【0103】
現像手段である現像装置4は二成分磁気ブラシ現像方式の反転現像装置であり、感光ドラム1面に形成された静電潜像はこの現像装置4により順次にトナー像として本例の場合は負に摩擦帯電されたトナー(ネガトナー)により反転現像されていく。現像容器4aに収容の現像剤4eは二成分現像剤である。4fは現像容器4a内の底部側に配設した現像剤攪拌部材、4gはトナーホッパーであり、補給用トナーを収容させてある。
【0104】
現像容器4a内の二成分現像剤4eはトナーと磁性キャリアの混合物であり、現像剤攪拌部材4fにより攪拌される。本例においてトナーの平均粒径は6μm、磁性キャリアの抵抗は約1013Ωcm、粒径は約40μmである。トナーは磁性キャリアとの摺擦により負極性に摩擦帯電される。
【0105】
現像スリーブ4bは感光ドラム1との最近接距離(S−Dgapと称する)を350μmに保たせて感光ドラム1に近接させて対向配設してある。この感光体ドラム1と現像スリーブ4aとの対向部が現像部cである。現像スリーブ4bは現像部cにおいて感光ドラム1の進行方向とは逆方向に回転駆動される。
【0106】
この現像スリーブ4bの外周面に該スリーブ内のマグネットローラ4cの磁力により現像容器4a内の二成分現像剤4eの一部が磁気ブラシ層として吸着保持され、該スリーブの回転に伴い回転搬送され、現像剤コーティングブレード4dにより所定の薄層に整層され、現像部cにおいて感光ドラム1の面に対して接触して感光ドラム面を適度に摺擦する。現像スリーブ4bには電源S2から所定の現像バイアスが印加される。
【0107】
而して、回転する現像スリーブ4bの面に薄層としてコーティングされ、現像部cに搬送された現像剤中のトナー分が現像バイアスによる電界によって感光ドラム1面に静電潜像に対応して選択的に付着することで静電潜像がトナー画像として現像される。本例の場合は感光ドラム1面の露光明部にトナーが付着して静電潜像が反転現像される。
【0108】
現像部cを通過した現像スリーブ4b上の現像剤薄層は引き続く現像スリーブの回転に伴い現像容器4a内の現像剤溜り部に戻される。
【0109】
現像容器4a内の二成分現像剤4eのトナー濃度を所定の略一定範囲内に維持させるために、現像容器4a内の二成分現像剤4eのトナー濃度が不図示の例えば光学式トナー濃度センサーによって検知され、その検知情報に応じてトナーホッパー4gが駆動制御されて、トナーホッパー内のトナーが現像容器4a内の二成分現像剤4eに補給される。二成分現像剤4eに補給されたトナーは攪拌部材4fにより攪拌される。
【0110】
(2)クリーナーレスシステム
本例のプリンタはクリーナーレスであり、転写材Pに対するトナー画像転写後の感光ドラム1面に若干量残留する転写残トナーを除去する専用のクリーニング装置は具備させていない。転写後の感光ドラム1面上の転写残トナーは引き続く感光ドラム1の回転に伴い帯電部a、露光部bを通って現像部cに持ち運ばれて、現像装置3により現像同時クリーニング(回収)される。
【0111】
現像同時クリーニングは、転写後の感光体上の転写残トナーを次工程以降の現像工程時、即ち引き続き感光体を帯電し、露光して静電潜像を形成し、該静電潜像の現像工程過程時にかぶり取りバイアス(現像装置に印加する直流電圧と感光体の表面電位間の電位差であるかぶり取り電位差Vback)によって、トナーで現像されるべきではない感光体面部分上に存在する転写残トナーは現像装置に回収する方法である。この方法によれば、転写残トナーは現像装置に回収されて次工程以降の静電潜像の現像に再用されるため、廃トナーをなくし、またメンテナンスに手を煩わせることも少なくすることができる。またクリーナーレスであることで画像形成装置の小型化にも有利である。
【0112】
8はトナー帯電制御手段であり、転写部dよりも感光ドラム回転方向下流側で、帯電部aよりも感光ドラム回転方向上流側の位置に配設してある。このトナー帯電制御手段7は、適度の導電性を持ったブラシ形状部材(補助ブラシ)であり、ブラシ部を感光ドラム1面に接触させて配設してあり、負極性の電圧が電源S4より印加されている。fはブラシ部と感光ドラム1面の接触部である。トナー帯電制御手段7を通過する感光ドラム1上の転写残トナーはその帯電極性が正規極性である負極性に揃えられる。
【0113】
すなわち、転写工程後の感光ドラム1面上の転写残トナーには画像部で転写し切れなかった負極性トナー、現像時に非画像部に付着した正極性のカブリトナー、転写の正極性の電圧に影響され極性が正極性に反転してしまったトナーが含まれる。このような転写残トナーは上記のトナー帯電制御手段8によりその帯電極性が一様に負極性に揃えられる。本実施例では、トナー帯電制御手段8には転写後の感光体に対して放電がおこる電圧である−1000Vを印加した。これにより、トナー帯電制御手段8を通過する転写残トナーには放電および直接電荷注入により電荷付与がなされ、負極性に揃えられる。
【0114】
上述した帯電工程では、転写残トナーの上から感光ドラム1面上を帯電処理する。転写残トナーの極性は負極性に一様に揃えられているため、負極性の直流電圧を印加されている帯電ローラ2へのトナー付着はない。露光工程においても転写残トナー上から露光を行なうが、転写残トナーの量は少ないため、大きな影響は現れない。現像工程においては、感光ドラム1上の未露光部に存在する転写残トナーは、電界の関係上現像器に回収される。
【0115】
前述したように現像スリーブ2bと感光ドラム1との最近接距離(S−Dgap)は350μmであり、この距離を保つことで現像スリーブ4b上に形成された二成分現像剤の磁気ブラシが感光ドラム1表面と適度に摺擦し感光ドラム1上の転写残トナーの現像同時回収が行なわれる。また転写残トナーの回収に有利であるように、現像スリーブ4bは現像部cにおいて感光ドラム1の表面の進行方向とは逆方向に回転させている。
【0116】
(3)交流電圧のピーク間電圧の制御
クリーナーレスシステムにおいて、AC帯電方式を用いた場合、次の問題がおこる。すなわちAC帯電により発生した放電生成物に起因した画像流れ、ボケである。
【0117】
接触帯電によるAC帯電方式の場合も、コロナ帯電器による帯電処理との対比において発生オゾン量は少ないが皆無ではないので、多少ながら放電生成物による悪影響がある。画像形成装置にあっては、像担持体としての感光体面に放電生成物が付着し、さらに吸湿することで感光体表面が低抵抗化して潜像の解像力低下し、また上記のようなクリーナーレスの構成を採用した画像形成装置では、クリーニング装置による感光体の刷新効果が望めなく、ボケ、画像流れ等が発生しやすくなる。
【0118】
上記の問題と帯電均一性を両立させるには、常に所望の放電電流量を得る必要があり、そのためには本発明である帯電ローラへの印加電圧制御手段を用いる必要がある。
【0119】
本実施例の交流電圧のピーク間電圧制御は、次のように行っている。
【0120】
100枚(A4換算)ごとに未放電領域で3点、放電領域で3点、順次、ピーク間電圧を帯電ローラに印加し、交流電圧値を測定し、印字中に印加するピーク間電圧を決定する。印加するピーク間電圧の算出方法は〈実施形態例1〉に示した方法と同様である。
【0121】
さらに、本実施例の画像形成装置は、厚紙や高解像度画像出力モードとしてプロセススピード変更に伴い帯電周波数を500Hz、250Hzに変更する際にも、帯電周波数を1000Hzで放電電流制御を行ない、それに基づいて1/2速、1/4速時の帯電ローラへ印加するピーク間電圧を決定している。
【0122】
この方式により、画像流れ・ボケが発生しやすいクリーナーレス装置において1/2速、1/4速で画像形成を行なう際にも、高精度に帯電部材に印加するピーク間電圧と交流電流の関係を測定でき、シビアな放電量の管理が可能となり、画像流れ・ボケ、ドラム削れ、融着などの問題なく良好な画像形成を長期にわたり安定して行なうことが可能となった。
【0123】
本実施例では、制御する放電電流量Dをプロセススピードによって可変としたことで、さらに確実に所望の放電電流量を得ることが可能となった。
【0124】
さらに、本実施例で用いた装置本体には環境センサー15(図4)を設けており、放電電流量Dの値も環境ごとでも可変とし、L/L環境に比べ、帯電安定性を得るのに必要な放電電流量が小さくかつ画像流れの発生しやすいH/H環境において、L/L環境での設定放電電流量Dの約2/3に下げる制御を行った。
【0125】
それにより、上記の問題に対しても、H/H環境ではL/L環境の約2/3倍にすることで、H/H環境では画像流れ、ボケの発生を確実に防ぎ、L/L環境では砂地を発生させることなく安定した均一帯電を行うことが可能となった。
【0126】
〈その他〉
1)実施例においては、モノカラー(単色)での印字動作についてのみ述べたが、本発明はこれに限るものではなく、フルカラーの印字動作においても同様の効果を発揮することが可能である。
【0127】
2)実施例においてはプリンタの非画像形成時である印字準備回転動作期間において、印字工程の帯電工程における印加交流電圧の適切なピーク間電圧値または交流電流値の演算・決定プログラムの実行は実施例のプリンタのように印字準備回転動作期間に限られるものではなく、他の非画像形成時、すなわち初期回転動作時、紙間工程時、後回転工程時とすることもできるし、複数の非画像形成時に実行させるようにすることもできる。
【0128】
3)像担持体は表面抵抗が109 〜1014Ω・cmの電荷注入層を設けた直接注入帯電性のものであってもよい。電荷注入層を用いていない場合でも、例えば電荷輸送層が上記の抵抗範囲にある場合も同等の効果がえられる。表層の体積抵抗が約1013Ω・cmであるアモルファスシリコン感光体もよい。
【0129】
4)可撓性の接触帯電部材は帯電ローラの他に、ファーブラシ、フェルト、布などの形状・材質のものも使用可能である。また各種材質のものの組み合わせでより適切な弾性、導電性、表面性、耐久性のものを得ることもできる。
【0130】
5)接触帯電部材や現像部材に印加する振動電界の交番電圧成分(AC成分、周期的に電圧値が変化する電圧)の波形としては、正弦波、矩形波、三角波等適宜使用可能である。直流電源を周期的にオン/オフすることによって形成された矩形波であってもよい。
【0131】
6)像担持体としての感光体の帯電面に対する情報書き込み手段としての像露光手段は実施例のレーザ走査手段以外にも、例えば、LEDのような固体発光素子アレイを用いたデジタル露光手段であってもよい。ハロゲンランプや蛍光灯等を原稿照明光源とするアナログ的な画像露光手段であってもよい。要するに、画像情報に対応した静電潜像を形成できるものであればよい。
【0132】
7)像担持体は静電記録誘電体などであってもよい。この場合は該誘電体面を一様に帯電した後、その帯電面を除電針ヘッドや電子銃等の除電手段で選択的に除電して目的の画像情報に対応した静電潜像を書き込み形成する。
【0133】
8)静電潜像のトナー現像方式・手段は任意である。反転現像方式でも正規現像方式でもよい。
【0134】
一般的に、静電潜像の現像方法は、非磁性トナーについてはこれをブレード等でスリーブ等の現像剤担持搬送部材上にコーティングし、磁性トナーについてはこれを現像剤担持搬送部材上に磁気力によってコーティングして搬送して像担持体に対して非接触状態で適用し静電潜像を現像する方法(1成分非接触現像)と、上記のように現像剤担持搬送部材上にコーティングしたトナーを像担持体に対して接触状態で適用し静電潜像を現像する方法(1成分接触現像)と、トナー粒子に対して磁性のキャリアを混合したものを現像剤(2成分現像剤)として用いて磁気力によって搬送して像担持体に対して接触状態で適用し静電潜像を現像する方法(2成分接触現像)と、上記の2成分現像剤を像担持体に対して非接触状態で適用し静電潜像を現像する方法(2成分非接触現像)との4種顛に大別される。
【0135】
9)転写手段は実施形態例のローラ転写に限られず、ブレード転写、ベルト転写、その他の接触転写帯電方式であってもよいし、コロナ帯電器を使用した非接触転写帯電方式でもよい。
【0136】
10)転写ドラムや転写ベルトなどの中間転写体を用いて、単色画像形成ばかりでなく、多重転写等により多色、フルカラー画像を形成する画像形成装置にも本発明は適用できる。
【0137】
11)感光ドラム等の像担持体1、これに作用する作像プロセス機器2・4・7・8等は任意の組み合わせにて、画像形成装置本体に対して着脱交換自在のプロセスカートリッジとすることもできる。プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段と感光ドラム(像担持体)とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと感光ドラムとを一体的にカートリッジ化し画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。更に、少なくとも現像手段と感光ドラムとを一体的にカートリッジ化し画像形成装置本体に対して着脱可能とするものをいう。
【0138】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、複数のプロセススピードに対応して帯電周波数を変更する場合において、帯電部材に印加するピーク間電圧値を「放電電流制御方式」を用いて決定する時に、制御する際は一つの帯電周波数で行なうことで観測する交流電流を狭い範囲とし、コストアップすることなく高精度の制御が可能となり、複数のプロセススピードにおいても帯電不良や画像流れ、ドラム削れなどの問題なく、安定して高画質・高品質を保つことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態例1の画像形成装置の概略構成模型図
【図2】 感光体の層構成模型図
【図3】 画像形成装置の動作シーケンス図
【図4】 帯電バイアス印加系のブロック回路図
【図5】 放電電流量の測定概略図
【図6】 印字準備回転中に測定するピーク間電圧と交流電流量の関係図
【図7】 帯電制御フロー図
【図8】 ピーク間電圧と交流電流量の関係図の帯電周波数特性
【図9】 実施形態例2の画像形成装置(クリーナーレス)の概略構成模型図
【符号の説明】
1・・感光ドラム(像担持体)、2・・帯電ローラ、3・・レーザビームスキャナ、4・・現像装置、5・・転写ローラ、6・・定着装置、7・・クリーニング装置、8・・トナー帯電制御手段、S1〜S4・・バイアス電圧印加電源、11・・DC電源、12・・AC電源、13・・制御回路、14・・交流電圧値またはピーク間電圧値の測定回路、15・・環境センサー

Claims (2)

  1. 作像プロセスのスピードを複数有し、像担持体に該像担持体を帯電する工程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行する画像形成装置において、
    像担持体を帯電する帯電手段は、像担持体に近接又は接触配置され電圧を印加される事により像担持体面を帯電する帯電手段であり、
    帯電手段に少なくとも交流電圧を印加する手段と、
    帯電手段に印加する交流電圧のピーク間電圧の電圧値を制御する手段と、
    電手段に流れる交流電流値を測定する手段と、
    交流電圧の周波数を、第一の作像プロセスのスピードでは第一の周波数に、第一の作像プロセスのスピードよりも小さい第二の作像のプロセスのスピードでは第一の周波数よりも小さい第二の周波数に、可変とする手段と、
    を持ち、帯電手段に直流電圧を印加した時の像担持体への放電開始電圧をVthとしたときに、非画像形成時に、第一の周波数を用いて帯電手段に電圧を印加し、帯電手段に1点以上のVthの2倍未満のピーク間電圧を印加した時の電流値と、2点以上のVthの2倍以上のピーク間電圧を印加した時の電流値を測定し、測定した電流値に基づいて、第一の作像プロセスのスピードでは、放電電流量があらかじめ決められた第一の放電電流量となるようなピーク間電圧を備える交流電圧を画像形成時に印加し、第二の作像プロセスのスピードでは、放電電流量があらかじめ決められた第二の放電電流量となるようなピーク間電圧を備える交流電圧を画像形成時に印加する制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 作像プロセスのスピードを複数有し、像担持体に該像担持体を帯電する工程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行する画像形成装置において、
    像担持体を帯電する帯電手段は、像担持体に近接又は接触配置され電圧を印加される事により像担持体面を帯電する帯電手段であり、
    帯電手段に少なくとも交流電流を印加する手段と、
    帯電手段に印加する交流電流値を制御する手段と、
    帯電手段に印加される交流電圧のピーク間電圧値を測定する手段と、
    交流電圧の周波数を、第一の作像のプロセスのスピードでは第一の周波数に、第一の作像プロセススピードよりも小さい第二の作像のプロセススピードでは第一の周波数よりも小さい第二の周波数に、可変とする手段と、
    を持ち、帯電手段に直流電圧を印加した時の像担持体への放電開始電圧をVthとしたときに、非画像形成時に、第一の周波数を用いて帯電手段に電圧を印加し、帯電手段に1点以上のVthの2倍未満のピーク間電圧となる交流電流を印加した時の電圧値と、2点以上のVthの2倍以上のピーク間電圧となる交流電流を印加した時の電圧値を測定し、測定した電圧値に基づいて、第一の作像プロセスのスピードでは、放電電流量があらかじめ決められた第一の放電電流量となるようなピーク間電圧を備える交流電流を画像形成時に印加し、第二の作像プロセスのスピードでは、放電電流量があらかじめ決められた第二の放電電流量となるようなピーク間電圧を備える交流電流を画像形成時に印加する制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
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