JP6105266B2 - 記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記憶装置の構成に関する。特に本発明は、折り返し型のダイナミック型RAM(Dynamic Random Access Memory:DRAM)の構成に関する。
記憶装置であるDRAMは、低コスト化が進んでおり、さらなる低コスト化を図る上で、大容量化の研究開発が活発である。大容量化は、例えば、メモリセルのレイアウト変更、及び素子の微細化によって達成することができるものの、メモリセルの寸法の縮小や、素子の小型化には限界がある。
メモリセルのレイアウト変更を考える場合、開放型のビット線構造、または折り返し型のビット線構造のいずれかを採用することが考えられる。開放型のビット線構造は、メモリセルの寸法の縮小をすることができるものの、データの読み出し時のノイズに弱い。また、折り返し型のビット線構造は、データの読み出し時のノイズに強いものの、メモリセルの寸法の縮小をすることが難しい。折り返し型のビット線構造がデータの読み出し時のノイズに強いのは、センスアンプに接続された第1のビット線(読み出し用ビット線)及び第2のビット線(参照用ビット線)が、同じワード線に重畳することで、ワード線の信号によるノイズが同じようにかかり、ノイズを相殺できるためである。
またメモリセルのレイアウト変更における別のアプローチとして、特許文献1及び特許文献2に示すように、素子を3次元的に積層することで、メモリセルの寸法の縮小をすることもある。
特開平11−40772号公報 国際公開第99/63527号
上述の折り返し型のビット線構造において、メモリセルの寸法の縮小をするために、メモリセルを3次元的に積層して単位面積あたりの記憶容量を大きくすることが考えられる。しかしながら、単にメモリセルを3次元的に積層すると、センスアンプに接続された第1のビット線及び第2のビット線が積層する場合に、同じワード線に重畳する第1のビット線及び第2のビット線で、ワード線の信号によるノイズに大きな差が生じてしまい、ノイズが大きくなってしまう。
そこで本発明の一態様は、折り返し型のビット線構造を有する記憶装置において、メモリセルを3次元的に積層する際の同じワード線に重畳する第1のビット線及び第2のビット線で、ワード線の信号によるノイズを小さくすることを課題の一とする。
本発明の一態様は、センスアンプを有する駆動回路と、積層して設けられた、第1のビット線及び第1のワード線に電気的に接続された第1のメモリセルを有する第1のメモリセルアレイ、及び第2のビット線及び第2のワード線に電気的に接続された第2のメモリセルを有する第2のメモリセルアレイと、を有し、第1のビット線及び第2のビット線が折り返し型となるようにセンスアンプと電気的に接続され、駆動回路上では、第1のワード線、第1のビット線、第2のビット線、第2のワード線の順に配置される記憶装置である。
本発明の一態様は、駆動回路によって駆動される第1のメモリセルアレイ及び第2のメモリセルアレイと、を有し、第1のメモリセルアレイは、第1のビット線及び第1のワード線に電気的に接続された第1のメモリセルを有し、第2のメモリセルアレイは、第2のビット線及び第2のワード線に電気的に接続された第2のメモリセルを有し、駆動回路は、第1のビット線及び第2のビット線が、第1のワード線及び第2のワード線と交差することで、折り返し型となるように電気的に接続されたセンスアンプを有し、第1のメモリセルアレイ及び第2のメモリセルアレイは、重ねて配置され、駆動回路上で、第1のワード線、第1のビット線、第2のビット線、第2のワード線の順に配置されることを特徴とする記憶装置である。
本発明の一態様において、第1のビット線と第2のビット線は、層間絶縁膜を挟んで重畳して配置されていることを特徴とする記憶装置が好ましい。
本発明の一態様において、第1のメモリセルは、第1の半導体層と、第1のソース電極及び第1のドレイン電極と、第1のゲート絶縁層と、第1のゲート絶縁層を挟んで第1の半導体層と重畳する第1のゲート電極と、を有する第1のトランジスタと、第1のソース電極及び第1のドレイン電極の一方と、第1のゲート絶縁層と、第1のゲート絶縁層を挟んで第1のソース電極及び第1のドレイン電極の一方と重畳する第1の導電層と、を有する第1の容量素子と、を有し、第1のゲート電極は、第1のワード線であり、第1のソース電極及び第1のドレイン電極の他方は、第1のトランジスタ上に設けられた第1のビット線に接続されていることを特徴とする記憶装置が好ましい。
本発明の一態様において、第2のメモリセルは、第2の半導体層と、第2のソース電極及び第2のドレイン電極と、第2のゲート絶縁層と、第2のゲート絶縁層を挟んで第2の半導体層と重畳する第2のゲート電極と、を有する第2のトランジスタと、第2のソース電極及び第2のドレイン電極の一方と、第2のゲート絶縁層と、第2のゲート絶縁層を挟んで第2のソース電極及び第2のドレイン電極の一方と重畳する第2の導電層と、を有する第2の容量素子と、を有し、第2のゲート電極は、第2のワード線であり、第2のソース電極及び第2のドレイン電極の他方は、第2のトランジスタ下に設けられた第2のビット線に接続されていることを特徴とする記憶装置が好ましい。
本発明の一態様において、第1の半導体層及び第2の半導体層が有するチャネル形成領域は、酸化物半導体を有することを特徴とする記憶装置が好ましい。
本発明の一態様において、駆動回路は、第1のメモリセルアレイ及び第2のメモリセルアレイに積層して設けられる記憶装置が好ましい。
本発明の一態様において、駆動回路は、第3のトランジスタを用いて形成され、第3のトランジスタは、単結晶半導体基板に設けられたチャネル形成領域と、チャネル形成領域を挟むように設けられた一対の不純物領域と、チャネル形成領域上の第3のゲート絶縁層と、チャネル形成領域と重畳して第3のゲート絶縁層上に設けられた第3のゲート電極と、を有することを特徴とする記憶装置が好ましい。
本発明の一態様により、折り返し型のビット線構造を有する記憶装置において、メモリセルを3次元的に積層して最小加工寸法を小さくする際の同じワード線に重畳する第1のビット線及び第2のビット線での、ワード線の信号によるノイズを小さくすることができる。その結果、情報の大記憶容量化が図られ、且つノイズによる情報の読み出しのエラーが低減された記憶装置を提供することができる。
記憶装置の構成を示す上面図、回路図、断面図。 実施の形態1の構成とする効果について説明するための図。 記憶装置のメモリセルアレイを説明するための回路図。 センスアンプの回路構成を説明するための図。 記憶装置の動作を説明するためのタイミングチャート図。 記憶装置の構成を説明するための模式図。 記憶装置の構成を説明するための断面図。 記憶装置の構成を説明するための模式図。 記憶装置の構成を説明するための上面図、断面図。 記憶装置の構成を説明するための上面図、断面図。 メモリセルの作製方法を示す図。 記憶装置を具備する電子機器を示す図。
以下では、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。したがって、本発明は、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、図面を用いて発明の構成を説明するにあたり、同じものを指す符号は異なる図面間でも共通して用いる。また、同様のものを指す際にはハッチパターンを同じくし、特に符号を付さない場合がある。また、便宜上、絶縁層は上面図には表さない場合がある。
なお、図面等において示す各構成の、位置、大きさ、範囲などは、理解の簡単のため、実際の位置、大きさ、範囲などを表していない場合がある。このため、開示する発明は、必ずしも、図面等に開示された位置、大きさ、範囲などに限定されない。
なお、本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」などの序数は、構成要素の混同を避けるために付すものであり、数的に限定するものではないことを付記する。
なお、本明細書等において「上」や「下」の用語は、構成要素の位置関係が「直上」または「直下」であることを限定するものではない。例えば、「ゲート絶縁層上のゲート電極」の表現であれば、ゲート絶縁層とゲート電極との間に他の構成要素を含むものを除外しない。
また、本明細書等において「電極」や「配線」の用語は、これらの構成要素を機能的に限定するものではない。例えば、「電極」は「配線」の一部として用いられることがあり、その逆もまた同様である。さらに、「電極」や「配線」の用語は、複数の「電極」や「配線」が一体となって形成されている場合なども含む。
例えば、ワード線の一部が第1のトランジスタの第1のゲート電極として用いられてもよい。容量線の一部が容量素子の電極層として用いられてもよい。
また、「ソース」や「ドレイン」の機能は、異なる極性のトランジスタを採用する場合や、回路動作において電流の方向が変化する場合などには入れ替わることがある。このため、本明細書等においては、「ソース」や「ドレイン」の用語は、入れ替えて用いることができるものとする。
なお本明細書において、AとBとが接続されている、とは、AとBとが直接接続されているものの他、電気的に接続されているものを含むものとする。
(実施の形態1)
本発明の一態様に係る記憶装置の構成について、図1乃至図6を参照して説明する。
図1(A)は、記憶装置の構成の一例を示す概念図である。本発明の一態様に係る記憶装置は、上部に複数のメモリセルアレイを有し、下部に複数のメモリセルアレイを駆動させるための駆動回路を有する、積層構造の記憶装置である。なお、駆動回路は、制御回路や、論理回路を有していてもよいし、アナログ回路を有していても構わない。また、演算回路を有していてもよい。
図1(A)に示す記憶装置は、上部に複数のメモリセルを有するメモリセルアレイ201A(第1のメモリセルアレイともいう)、複数のメモリセルを有するメモリセルアレイ201B(第2のメモリセルアレイともいう)を有し、下部に、メモリセルアレイ201A及びメモリセルアレイ201Bを動作させるための駆動回路200を有する。
駆動回路200上で、メモリセルアレイ201Aとメモリセルアレイ201Bは重ねて配置される。よって、単位面積あたりの記憶容量を高めることができる。
本発明の特徴は、多層配線技術を用いて重ねて配置された、第1のビット線及び第1のワード線に接続された第1のメモリセルを有する第1のメモリセルアレイと、及び第2のビット線及び第2のワード線に接続された第2のメモリセルを有する第2のメモリセルアレイにおける、第1のビット線及び第2のビット線が駆動回路であるセンスアンプに折り返し型のビット線構造となるよう接続された構造において、駆動回路上では、第1のワード線、第1のビット線、第2のビット線、第2のワード線の順に配置される記憶装置である。そこで、次いで図1(B)では、センスアンプを含む折り返し型のビット線構造を有する回路図について示し、次いで図1(C)では、駆動回路上での、第1のワード線、第1のビット線、第2のビット線、第2のワード線の断面構造を示すこととする。
図1(B)は、折り返し型のビット線構造となるようにビット線がセンスアンプに接続された第1のメモリセル及び第2のメモリセルを表す回路図である。図1(B)において、第1のビット線BL_1及び第2のビット線BL_2は、同じセンスアンプ210に接続されている。第1のビット線BL_1は第1のメモリセル211Aに接続されている。第2のビット線BL_2は第2のメモリセル211Bに接続されている。
図1(B)において、第1のメモリセル211Aは、トランジスタ222A(第1のトランジスタともいう)及び容量素子223A(第1の容量素子ともいう)を有する。トランジスタ222Aのゲートは、第1のワード線WL_1に接続されている。
図1(B)において、第2のメモリセル211Bは、トランジスタ222B(第2のトランジスタともいう)及び容量素子223B(第2の容量素子ともいう)を有する。トランジスタ222Bのゲートは、第2のワード線WL_2に接続されている。
図1(C)には、図1(B)で示した折り返し型のビット線構造となるように第1のビット線BL_1及び第2のビット線BL_2が接続された第1のメモリセル211A及び第2のメモリセル211Bが、積層して配置された断面の模式図を示す。図1(C)では、トランジスタが積層して設けられた素子部231と、各層を電気的に接続するための配線部232について示している。また図1(C)では、図1(A)で示した駆動回路200、メモリセルアレイ201A及びメモリセルアレイ201Bを積層する構造を示している。
駆動回路200は、半導体層、ソース電極、ドレイン電極、ゲート電極を有するトランジスタ241が設けられる。トランジスタ241の半導体層には、シリコン、ゲルマニウム、シリコンゲルマニウム、炭化シリコン、またはガリウムヒ素等を用いることができ、単結晶半導体基板を用いることが好ましい。単結晶半導体基板を用いたトランジスタは、十分な高速動作が可能である。したがって、駆動回路200は、高速動作が要求される各種回路(論理回路、駆動回路など)を好適に実現することが可能である。
図1(C)において、メモリセルアレイ201Aの第1のメモリセル221Aは、第1のワード線WL_1に接続されたトランジスタ222A、及び容量素子223Aを有する。またメモリセルアレイ201Aの第1のメモリセル221A上には、第1のビット線BL_1を有する。
図1(C)において、メモリセルアレイ201Bの第2のメモリセル221Bは、第2のビット線BL_2を有する。またメモリセルアレイ201Bの第2のビット線BL_2上には、第2のワード線WL_2に接続されたトランジスタ222B、及び容量素子223Bを有する。
図1(C)に示すように、本発明の特徴は、駆動回路200上のメモリセルアレイ201A及びメモリセルアレイ201Bでは、第1のワード線WL_1、第1のビット線BL_1、第2のビット線BL_2、第2のワード線WL_2の順に配置される記憶装置とすることである。
ここでメモリセルアレイ201A及びメモリセルアレイ201Bが同じ積層順序である、第1のワード線WL_1、第1のビット線BL_1、第2のワード線WL_2、第2のビット線BL_2の順に配置される記憶装置の断面構造を図2(A)に示す。また図1(C)に示す、第1のワード線WL_1、第1のビット線BL_1、第2のビット線BL_2、第2のワード線WL_2の順に配置される記憶装置の断面構造を図2(B)に示す。そして、図2(A)と図2(B)とを比較し、本発明の効果について述べる。
図2(A)は、図1(C)と同様に図示した、第1のワード線WL_1、第1のビット線BL_1、第2のワード線WL_2、第2のビット線BL_2の順に配置した断面の模式図である。なお図2(A)において、理解をしやすくするため、説明に用いる第1のワード線WL_1、第1のビット線BL_1、第2のビット線BL_2を実線で示し、他の構成を点線で示している。
図2(A)において、折り返し型のビット線構造を有する記憶装置では、第1のワード線WL_1または第2のワード線WL_2の電位を変化させた際、重畳して設けられた第1のビット線BL_1及び第2のビット線BL_2にノイズがかかる。このノイズの差は、一例としては、第1のワード線WL_1が、第1のビット線BL_1と重畳して形成される静電容量C1、第2のビット線BL_2と重畳して形成される静電容量C2の差によって決まる。
一方、図2(B)には、図1(C)で図示した、第1のワード線WL_1、第1のビット線BL_1、第2のビット線BL_2、第2のワード線WL_2の順に配置した断面の模式図を示している。なお図2(B)において、理解をしやすくするため、図2(A)と同様に、説明に用いる第1のワード線WL_1、第1のビット線BL_1、第2のビット線BL_2を実線で示し、他の構成を点線で示している。
図2(B)において、折り返し型のビット線構造を有する記憶装置では、第1のワード線WL_1または第2のワード線WL_2の電位を変化させた際、図2(A)と同様に、重畳して設けられた第1のビット線BL_1及び第2のビット線BL_2にノイズがかかる。このノイズの差は、一例としては、第1のワード線WL_1が、第1のビット線BL_1と重畳して形成される静電容量C1、第2のビット線BL_2と重畳して形成される静電容量C3の差によって決まる。
図2(B)に示す断面の模式図では、静電容量C1に比べて、静電容量C3は間に層間絶縁層を有しており、静電容量の差|C1−C3|を有することになる。一方で、図2(A)に示す断面の模式図では、静電容量C1に比べて、静電容量C2は間に第2のワード線WL_2等の別の層を有しており、静電容量の差|C1−C2|を有することになる。この静電容量の差を比較すると、|C1−C2|より|C1−C3|が小さい。従って、本発明の一態様である図1(C)及び図2(B)は、折り返し型のビット線構造を有する記憶装置において、メモリセルを3次元的に積層する際の同じワード線に重畳する第1のビット線及び第2のビット線で、ワード線の信号によるノイズを小さくすることができる。
次いで、メモリセル及びメモリセル周辺の回路の構成について説明する。
図3(A)に、図1(B)で説明した第1のメモリセル221A及び第2のメモリセル221Bに適用可能なメモリセルの回路構成の一例を示す。図3(A)に示すメモリセル221は、トランジスタ222と、容量素子223によって構成される。
図3(A)に示すメモリセル221において、ビット線BLは、トランジスタ222のソース電極又はドレイン電極の一方に接続されている。ワード線WLは、トランジスタ222のゲート電極に接続されている。トランジスタ222のソース電極又はドレイン電極の他方は、容量素子223に接続されている。
次に、図3(A)に示すメモリセル221に、情報の書き込みおよび保持を行う場合について説明する。
まず、ワード線WLの電位を、トランジスタ222がオン状態となる電位として、トランジスタ222をオン状態とする。これにより、ビット線BLの電位が、容量素子223の端子に与えられる(書き込み)。その後、ワード線WLの電位を、トランジスタ222がオフ状態となる電位として、トランジスタ222をオフ状態とすることにより、容量素子223の電圧が保持される(保持)。
なおトランジスタ222のオフ電流を極めて小さいものとすることで、容量素子223の第1の端子の電位(あるいは容量素子223に蓄積された電荷)を長時間にわたって保持することができる。
次に、情報の読み出しについて説明する。トランジスタ222がオン状態となると、浮遊状態であるビット線BLと容量素子223とが導通し、ビット線BLと容量素子223の間で電荷が再分配される。その結果、ビット線BLの電位が変化する。ビット線BLの電位の変化量は、容量素子223に蓄積された電荷によって、異なる値をとる。
例えば、容量素子223の一方の電極の電位をV、容量素子223の静電容量をC、ビット線BLが有する容量成分(以下、ビット線容量とも呼ぶ)をCB、電荷が再分配される前のビット線BLの電位をVB0とすると、電荷が再分配された後のビット線BLの電位は、(CB´VB0+C´V)/(CB+C)となる。従って、メモリセル221の状態として、容量素子223の一方の電極の電位がV1とV0(V1>V0)の2状態をとるとすると、電位V1を保持している場合のビット線BLの電位(=(CB´VB0+C´V1)/(CB+C))は、電位V0を保持している場合のビット線BLの電位(=(CB´VB0+C´V0)/(CB+C))よりも高くなることがわかる。
そして、ビット線BLの電位を所定の電位と比較することで、情報を読み出すことができる。
また図3(B)に、図3(A)で説明したメモリセル221が複数設けられたメモリセルアレイ301と周辺回路の一部の回路図を示す。なお、図3(B)では、理解を容易にするために、回路図上では、メモリセルアレイ301と周辺回路の一部とが同一平面に設けられているように示している。しかし実際の記憶装置では、周辺回路の一部は、メモリセルアレイ301の下部に設けられているものとする。また、メモリセルアレイ301は一つのメモリセルアレイとして示しているが、各メモリセルは第1のメモリセルアレイと第2のメモリセルアレイとに振り分けられ、図1(A)乃至(C)で説明したように第1のメモリセルアレイと第2のメモリセルアレイの各メモリセルが重畳するように設けられているものとする。
図3(B)に示すメモリセルアレイ301は、m本のワード線WL_1乃至ワード線WL_mと、n本のビット線BL_1乃至ビット線BL_nと、奇数行のワード線と奇数列のビット線に接続された第1のメモリセル221Aと、偶数行のワード線と偶数列のビット線に接続された第2のメモリセル221Bを有する。ワード線WL_1乃至ワード線WL_mは、ワード線駆動回路302に接続されている。また、ビット線BL_1乃至ビット線BL_nは、ビット線駆動回路303に接続される。また、ワード線駆動回路302及びビット線駆動回路303は、それぞれメモリ制御回路306に接続される。
ビット線駆動回路303は、コラムデコーダ304及びセンスアンプ群305を有し、センスアンプ群305は、センスアンプ305_1乃至305_n/2を有する。コラムデコーダ304は、センスアンプ305_1乃至305_n/2と、コラムアドレス線CA_1乃至CA_n/2を介して接続されている。
図4に、センスアンプ群305に適用されるセンスアンプ305_1の回路構成を示す。
図4に示すセンスアンプは、信号線φpcにトランジスタ401のゲート電極、トランジスタ402のゲート電極、及びトランジスタ403のゲート電極に接続されている。また、トランジスタ402のソース電極及びドレイン電極の一方と、トランジスタ403のソース電極及びドレイン電極の一方は、信号線Vpcに接続されている。トランジスタ402のソース電極及びドレイン電極の他方は、第1のビット線BL_1に接続されている。トランジスタ403のソース電極及びドレイン電極の他方は、第2のビット線BL_2に接続されている。トランジスタ401のソース電極及びドレイン電極の一方は、第1のビット線BL_1に接続されており、トランジスタ401のソース電極及びドレイン電極の他方は、第2のビット線BL_2に接続されている。また、トランジスタ404のゲート電極と、トランジスタ405のゲート電極と、トランジスタ406のソース電極及びドレイン電極の一方と、トランジスタ407のソース電極及びドレイン電極の一方と、第1のビット線BL_1とは接続されている。また、トランジスタ406のゲート電極と、トランジスタ407のゲート電極と、トランジスタ404のソース電極及びドレイン電極の一方と、トランジスタ405のソース電極及びドレイン電極の一方と、第2のビット線BL_2とは接続されている。また、トランジスタ404のソース電極及びドレイン電極の他方と、トランジスタ406のソース電極及びドレイン電極の他方と、トランジスタ408のソース電極及びドレイン電極の一方とは接続されている。また、トランジスタ405のソース電極及びドレイン電極の他方と、トランジスタ407のソース電極及びドレイン電極の他方と、トランジスタ409のソース電極及びドレイン電極の一方とは接続されている。また、トランジスタ410のソース電極及びドレイン電極の一方と、第1のビット線BL_1とは接続されている。また、トランジスタ410のソース電極及びドレイン電極の他方と、信号線IOaは接続されている。また、トランジスタ411のソース電極及びドレイン電極の一方と、第2のビット線BL_2は接続されている。また、トランジスタ411のソース電極及びドレイン電極の他方と、信号線IObは接続されている。また、トランジスタ410のゲート電極と、トランジスタ411のゲート電極と、コラムアドレス線CA_iは接続されている。トランジスタ409のソース電極及びドレイン電極の他方には電位VHが与えられ、トランジスタ408のソース電極及びドレイン電極の他方には電位VLが与えられる。
なお、図4に示すセンスアンプにおいて、トランジスタ405、トランジスタ407及びトランジスタ409は、pチャネル型トランジスタであり、トランジスタ401乃至トランジスタ404、トランジスタ406、トランジスタ408、トランジスタ410及びトランジスタ411は、nチャネル型トランジスタである。
次に、図3(B)のメモリセルアレイ301に、情報の書き込み、保持、読み出しを行う場合について図3、図4、及び図5を参照して説明する。なお、各メモリセルは、容量素子の一方の電極に電位VDDもしくは電位VSSの2状態を保持するとし、電位VDDを保持している状態をデータ”1”、電位VSSを保持している状態をデータ”0”とする。ここでは、図3(B)に示すメモリセルアレイ301の1行目で1列目の第1のメモリセル221Aにデータ”1”を書き込む場合、およびデータ”1”を読み出す場合について説明する。つまり、1行目を選択行とし、1列目を選択列とした場合について説明する。
図3(B)に示す1行目で1列目の第1のメモリセル221Aにデータを書き込む場合は、1列目のコラムアドレス線CA_1に電位VDDを与える(コラムアドレス線CA_1をアクティブにするともいう)。その結果、第1のビット線BL_1と第2のビット線BL_2が、信号線IOaと信号線IObとそれぞれ導通する。また、図4に示すセンスアンプにおいて、信号線φnに与えられる電位をVDD、信号線φpに与えられる電位をVSSとする。こうして、センスアンプに所定の電源電圧(電位VLと電位VHの電位差)が入力される状態とする(センスアンプを活性化するともいう)。このとき、信号線φpcに与えられる電位はVSSとする。ここで、電位VHをVDDとし、電位VLをVSSとすることができる。
そして、図3(B)に示すメモリ制御回路306が有する読み出し回路、書き込み回路およびラッチ回路群は、信号線IOa及び信号線IObに書き込むデータに対応した電位を与える。例えば、1行目で1列目の第1のメモリセル221Aにデータ”1”を書き込む場合には、信号線IOaにVDDを、信号線IObにVSSを与える。その結果、第1のビット線BL_1にはVDDが、第2のビット線BL_2にはVSSが与えられる。なお、第1のビット線BL_1および第2のビット線BL_2の電位は、センスアンプが活性化された状態であれば、コラムアドレス線CA_1を非アクティブ(ここでは電位VSSを与える)としても、VDDもしくはVSSに保たれる。
次に、選択行である第1のワード線WL_1をアクティブにして、1行目で1列目の第1のメモリセル221Aのトランジスタ222Aをオン状態とする。ここでは、第1のワード線WL_1に電位VDDより高い電位VDDHを与えることとする。その結果、1行目で1列目の第1のメモリセル221Aの容量素子223Aの一方の電極にはVDDが与えられる。その後、第1のワード線WL_1を非アクティブ(ここでは電位VSSを与える)にして、1行目で1列目の第1のメモリセル221Aのトランジスタ222Aをオフ状態とする。このようにして、1行目で1列目の第1のメモリセル221Aにデータ”1”を書き込むことができる。また、1行目で1列目の第1のメモリセル221Aのトランジスタ222Aをオフ状態とすることで、容量素子223Aの一方の電極の電位(あるいは容量素子223Aに蓄積された電荷)は保持される。
なお、ここでは、データ”1”を書き込む場合を説明したが、データ”0”を書き込む場合も同様である。
次に、1行目で1列目の第1のメモリセル221Aからデータを読み出す場合について、図5に示すタイミングチャートを参照して説明する。
1行目で1列目の第1のメモリセル221Aからデータを読み出すためには、まず、信号線φpcに与えられる電位をVDDとし、第1のビット線BL_1および第2のビット線BL_2をプリチャージして、第1のビット線BL_1および第2のビット線BL_2に電位Vpcを与えておく。ここでは、電位VpcをVDD/2とした。そして、信号線φpcに与えられる電位をVSSとし、プリチャージを終了する。
次に、選択行である第1のワード線WL_1をアクティブにして、1行目で1列目の第1のメモリセル221Aが有するトランジスタ222Aをオン状態とする。ここでは、第1のワード線WL_1に電位VDDより高い電位VDDHを与えることとする。その結果、第1のビット線BL_1と1行目で1列目の第1のメモリセル221Aの容量素子223A間で電荷が再分配され、第1のビット線BL_1の電位はわずかに上昇する。
次に、センスアンプを活性化させる。ここでは、まず、信号線φnに与えられる電位をVSSからVDDとすることで、センスアンプが有するnチャネル型のトランジスタ408に電位VLを与える。その結果、第1のビット線BL_1の電位が第2のビット線BL_2よりわずかに高くなっているため、センスアンプはこの差を増幅し、第2のビット線BL_2の電位を電位VLまで低下させる。続いて、信号線φpに与えられる電位をVDDからVSSとすることで、センスアンプが有するpチャネル型のトランジスタ409に電位VHを与える。その結果、第2のビット線BL_2の電位が第1のビット線BL_1より低い電位VLとなっているため、センスアンプはこの差を増幅し、第1のビット線BL_1の電位を電位VHまで上昇させる。その結果、第1のビット線BL_1には電位VHが、第2のビット線BL_2には電位VLが、それぞれ与えられる。ここで図5では、電位VHをVDDとし、電位VLをVSSとした例を示す。
次に、選択列である1列目のコラムアドレス線CA_1をアクティブにする。ここでは、コラムアドレス線CA_1に電位VDDを与えることとする。その結果、第1のビット線BL_1と第2のビット線BL_2が、メモリ制御回路306が有する読み出し回路、書き込み回路およびラッチ回路群に接続される信号線IOaと信号線IObとそれぞれ導通し、第1のビット線BL_1と第2のビット線BL_2の電位が読み出される。
このようにして、1行目で1列目の第1のメモリセル221Aからデータが読み出される。
1行目で1列目の第1のメモリセル221Aに格納されたデータが、読み出し回路、書き込み回路およびラッチ回路群に読み出された後、コラムアドレス線CA_1を非アクティブ(ここでは電位VSSを与える)として、第1のビット線BL_1及び第2のビット線BL_2と、信号線IOa及び信号線IObとを非導通とする。そして、第1のワード線WL_1を非アクティブ(ここでは電位VSSを与える)として、1行目で1列目の第1のメモリセル221Aが有するトランジスタ222Aをオフ状態とする。このとき、1行目で1列目の第1のメモリセル221Aには再びデータ”1”が格納されることになる。その後、信号線φnに与えられる電位をVDDからVSSとし、信号線φpに与えられる電位をVSSからVDDとすることで、センスアンプを非活性としてもよい。また、信号線φpcに与えられる電位をVDDとし、第1のビット線BL_1および第2のビット線BL_2をプリチャージしてもよい。
以上のようにして、1行目で1列目の第1のメモリセル221Aからデータ”1”を読み出すことができる。
なお、ここでは、1行目で1列目の第1のメモリセル221Aからデータ”1”を読み出す場合を説明したが、データ”0”を読み出す場合も、読み出し動作は同様である。その場合、第1のビット線BL_1と1行目で1列目の第1のメモリセル221Aの容量素子223A間で電荷が再分配され、第1のビット線BL_1の電位はわずかに低下する。センスアンプはこの差を増幅し、第1のビット線BL_1の電位を電位VLまで低下させ、第2のビット線BL_2の電位を電位VHまで上昇させることになる。
以上が、メモリセルアレイの回路構成及び駆動方法である。
本発明は、多層配線技術を用いて重ねて配置された、第1のビット線及び第1のワード線に接続された第1のメモリセルを有する第1のメモリセルアレイと、及び第2のビット線及び第2のワード線に接続された第2のメモリセルを有する第2のメモリセルアレイにおける、第1のビット線及び第2のビット線が駆動回路であるセンスアンプに折り返し型のビット線構造となるよう接続された構造において、駆動回路上では、第1のワード線、第1のビット線、第2のビット線、第2のワード線の順に配置されることを特徴とする。例えば、図3(B)に示した回路図において、メモリセルアレイ301のうち、奇数行で奇数列のメモリセルによる第1のメモリセルアレイと、偶数行で偶数列のメモリセルによる第2のメモリセルアレイとに分割し、該第1のメモリセルアレイ及び第2のメモリセルアレイを重ねて配置する。そして、駆動回路上では、第1のワード線、第1のビット線、第2のビット線、第2のワード線の順に配置することで、メモリセルを3次元的に積層する際の同じワード線に重畳する第1のビット線及び第2のビット線で、ワード線の信号によるノイズを小さくすることができる。また、単位面積あたりの記憶容量を高めることができる。
次に、メモリセルアレイと重ねて配置される駆動回路の周辺回路を含むブロック図の一例について説明する。
図6に、図1に示す記憶装置の下部における駆動回路200のブロック図、及び駆動回路200に重畳して配置される第1のメモリセルアレイ201A及び第2のメモリセルアレイ201Bを示している。
図6に示す駆動回路は、上記図3(B)で示したワード線駆動回路302、センスアンプ群305を有するビット線駆動回路303、メモリ制御回路306の他、アドレスバッファ312、I/Oバッファ313を有する。
メモリ制御回路306は、各種制御信号(CS、RAS、CAS、WEなど)が入力される。メモリ制御回路306は、様々な制御信号を生成し、各種回路に出力する。
アドレスバッファ312は、外部よりアドレス信号ADRが入力されると、制御信号に従って、ワード線駆動回路302およびビット線駆動回路303にアドレス信号を出力する。
I/Oバッファ313は、データ信号線を介して外部よりデータが入力され、ビット線駆動回路303へデータを出力する。また、メモリセルに保持されたデータが入力され、外部へデータを出力する。
以上説明したように、本実施の形態の構成によると、折り返し型のビット線構造を有する記憶装置において、メモリセルを3次元的に積層する際の同じワード線に重畳する第1のビット線及び第2のビット線で、ワード線の信号によるノイズを小さくすることができる。
本実施の形態は、他の実施の形態に記載した構成と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態では、本発明の一態様に係る記憶装置の構成及びその作製方法について、図7乃至図10を参照して説明する。
図7(A)は、記憶装置の断面図である。図7(A)は、トランジスタのチャネル長方向と平行な断面図である。図7(A)に示す記憶装置は上部にメモリセルアレイ201A及びメモリセルアレイ201Bを有し、下部に駆動回路200を有する。また、メモリセルアレイ201Aでは代表的に第1のメモリセル221Aを示し、メモリセルアレイ201Bでは代表的に第2のメモリセル221Bを示している。
図7(B)は、図7(A)におけるメモリセル221Aの構成を詳細に示した図である。なおメモリセル221A上に設けられるメモリセル221Bは、ビット線となる導電層の配置が異なる以外、メモリセル221Aと同様の構成とすることができる。上部のメモリセルアレイ201Aでは、例えば、薄膜の半導体層をチャネル形成領域として用いたトランジスタ222Aを有し、下部の駆動回路200では、例えば、単結晶半導体基板をチャネル形成領域として用いたトランジスタ160を有する。
トランジスタ160には、nチャネル型トランジスタ、pチャネル型トランジスタのいずれも用いることができる。ここでは、トランジスタ160、トランジスタ222Aは、いずれもnチャネル型トランジスタとして説明する。
なお本発明の一態様において、技術的な本質は、多層配線技術を用いて重ねて配置された、第1のビット線及び第1のワード線に接続された第1のメモリセルを有する第1のメモリセルアレイと、及び第2のビット線及び第2のワード線に接続された第2のメモリセルを有する第2のメモリセルアレイにおける、第1のビット線及び第2のビット線が駆動回路であるセンスアンプに折り返し型のビット線構造となるよう接続された構造において、駆動回路上では、第1のワード線、第1のビット線、第2のビット線、第2のワード線の順に配置される点にある。そのため、記憶装置に用いられる材料や記憶装置の構造など、記憶装置の具体的な構成をここで示すものに限定する必要はない。
トランジスタ160は、半導体材料(例えば、シリコンなど)を含む基板100に設けられたチャネル形成領域116と、チャネル形成領域116を挟むように設けられた不純物領域120と、不純物領域120に接する金属間化合物領域124と、チャネル形成領域116上に設けられたゲート絶縁層108と、ゲート絶縁層108上に設けられたゲート電極110と、金属間化合物領域124と接続するソース電極又はドレイン電極130A、130Bと、を有する。また、トランジスタ160を覆うように、絶縁層128が設けられている。ソース電極又はドレイン電極130A、130Bは、絶縁層128に形成された開口を通じて、金属間化合物領域124と接続されている。また、絶縁層128上には、ソース電極又はドレイン電極130Aに接して電極136Aが形成され、ソース電極又はドレイン電極130Bに接して電極136Bが形成されている。
また、基板100上にはトランジスタ160を囲むように素子分離絶縁層106が設けられており、トランジスタ160上に絶縁層128が設けられている。なお、高集積化を実現するためには、図7(A)に示すようにトランジスタ160がサイドウォール絶縁層を有しない構成とすることが望ましい。
なお、図7(A)に示す記憶装置において、下層のメモリセルアレイ201Aと下部の駆動回路200との間、上層のメモリセルアレイ201Bのビット線として機能する導電層と下層のメモリセルアレイ201Aのビット線として機能する導電層との間、上層のメモリセルアレイ201Bのビット線として機能する導電層と半導体層との間、に絶縁層140が設けられている。絶縁層140の表面は、複数のメモリセルアレイを積層する際、表面をCMP等を用いて平坦化しておくことが望ましい。
トランジスタ222Aは、絶縁層140などの上に設けられた半導体層144と、半導体層144に接続されている電極142A、および電極142Bと、半導体層144、電極142A、および電極142B、を覆うゲート絶縁層146と、ゲート絶縁層146上に半導体層144と重畳するように設けられた電極148A_1と、を有する。電極148A_1は、トランジスタ222Aのゲート電極として機能する。電極142Aおよび電極142Bの一方はトランジスタ222Aのドレイン電極として機能し、他方はソース電極として機能する。
半導体層144に用いる半導体材料としては、アモルファスシリコン、微結晶シリコン、ポリシリコン、酸化物半導体、有機半導体等を用いることができる。
なお、半導体層144に用いることのできる半導体材料として、酸化物半導体が好適である。半導体層144に用いられる酸化物半導体は水素などの不純物が十分に除去され、その後、十分な酸素が供給されることにより、高純度化されたものであることが望ましい。具体的には、例えば、酸化物半導体の水素濃度は5×1019atoms/cm以下、望ましくは5×1018atoms/cm以下、より望ましくは5×1017atoms/cm以下とする。なお、上述の酸化物半導体中の水素濃度は、二次イオン質量分析法(SIMS:Secondary Ion Mass Spectrometry)で測定されるものである。このように、水素濃度が十分に低減され、十分な酸素の供給により酸素欠乏に起因するエネルギーギャップ中の欠陥準位が低減された酸化物半導体では、キャリア濃度が1×1012/cm未満、望ましくは、1×1011/cm未満、より望ましくは1.45×1010/cm未満となる。例えば、室温(25℃)でのオフ電流(ここでは、単位チャネル幅(1μm)あたりの値)は100zA(1zA(ゼプトアンペア)は1×10−21A)以下、望ましくは10zA以下となる。このように、i型化(真性化)または実質的にi型化された酸化物半導体を用いることで、極めて優れたオフ電流特性のトランジスタ222Aを得ることができる。以下では、半導体層144に用いる半導体材料として酸化物半導体を用いるものとして説明を行うこととする。
酸化物半導体材料を用いたトランジスタは、極めて小さいオフ電流を実現できる。この特性により、メモリセル221Aにおいて、極めて長期にわたり記憶内容を保持することが可能である。つまり、リフレッシュ動作が不要となるか、または、リフレッシュ動作の頻度を極めて低くすることが可能となるため、消費電力を十分に低減することができる。また、電力の供給がない場合であっても、長期にわたって記憶内容を保持することが可能である。ここで、トランジスタ222Aをノーマリオフ(エンハンスメント型)のトランジスタとし、電力の供給がない場合において、トランジスタ222Aのゲートには接地電位が入力される構成とすることができる。こうして、電力の供給が無い場合において、トランジスタ222Aはオフ状態を維持することができ、記憶内容を保持し続けることができる。
また、メモリセル221Aでは、情報の書き込みに高い電圧を必要とせず、素子の劣化の問題もない。例えば、従来の不揮発性メモリのように、フローティングゲートへの電子の注入や、フローティングゲートからの電子の引き抜きを行う必要がないため、ゲート絶縁層の劣化といった問題が全く生じない。すなわち、メモリセル221Aでは、従来の不揮発性メモリで問題となっている書き換え可能回数に制限はなく、信頼性が飛躍的に向上する。さらに、トランジスタ222Aのオン状態、オフ状態によって、情報の書き込みが行われるため、高速な動作も容易に実現しうる。また、情報を消去するための動作が不要であるというメリットもある。
なお酸化物半導体材料を用いたトランジスタとしては、トランジスタ222Aと同様に、メモリセルアレイ201Bのトランジスタにも適用することができる。
容量素子223Aは、電極142A、ゲート絶縁層146、および導電層148B_1、とで構成される。すなわち、電極142Aは、容量素子223Aの一方の電極として機能し、導電層148B_1は、容量素子223Aの他方の電極として機能することになる。このような構成とすることにより、十分な容量を確保することができる。
トランジスタ222Aおよび容量素子223Aの上には絶縁層150および絶縁層152が設けられている。そして、ゲート絶縁層146、絶縁層150、絶縁層152などに形成された開口には、電極154Aが設けられ、絶縁層152上には、電極154Aに接続する配線156_1が形成される。配線156_1は、ビット線とすることができる。また、電極148A_1は、ワード線とすることができる。また図示しないが、導電層148B_1は、容量線とすることができる。
また、メモリセルアレイ201Aが有する配線156_1は、電極502Aと、電極501Aと、電極126と、を介して電極136Cに接続されている。これにより、下層の駆動回路200と、上層のメモリセルアレイ201Aのビット線とを接続することができる。
また、メモリセルアレイ201Bが有するビット線として機能する配線156_2は、電極500と、配線156_1と、電極502Aと、電極501Aと、電極126と、を介して電極136Cに接続されている。これにより、下層の駆動回路200と、上層のメモリセルアレイ201Bのビット線とを接続することができる。また、メモリセルアレイ201Bが有するワード線として機能する配線と同じ層に形成される配線501Bは、電極502Bと、配線156_2と、電極500と、配線156_1と、電極502Aと、電極501Aと、電極126と、を介して電極136Cに接続されている。これにより、下層の駆動回路200と、上層のメモリセルアレイ201Bのワード線とを接続することができる。
また図示しないが、ワード線と同様に、上層のメモリセルアレイ201Bの容量線も下層の駆動回路200に接続することができる。
次いで、メモリセルアレイでの複数のメモリセル間の配線の接続方法について図8に模式図を示し、説明する。なお図8に示す模式図では、下層が第1のメモリセルアレイ201Aであり、上層が第2のメモリセルアレイ201Bである。
メモリセルアレイ201Aが有する1列目の配線156_1及び3列目の配線156_3、並びにメモリセルアレイ201Bが有する2列目の配線156_2及び4列目の配線156_4の配置については、図8に示すとおりである。また、メモリセルアレイ201Aが有する1行目の電極148A_1及び3行目の電極148A_3、並びにメモリセルアレイ201Bが有する2行目の電極148A_2及び4列目の電極148A_4の配置については、図8に示す通りである。また、メモリセルアレイ201Aが有する1行目の導電層148B_1及び3行目の導電層148B_3、並びにメモリセルアレイ201Bが有する2行目の導電層148B_2及び4列目の導電層148B_4の配置については、図8に示す通りである。
図8に示すように、ワード線及びビット線が交差する位置に応じてメモリセルを構成するトランジスタ及び容量素子を配置することができる。従って、図8に示す折り返し型のビット線構造を有する構成で、メモリセルアレイ201Aとメモリセルアレイ201Bとを積層して配置する場合、メモリセルアレイを積層しない折り返し型のビット線構造の場合に比べて、記憶装置の集積度を大きく高めることができる。
なお図8で示した下層にある第1のメモリセルアレイにおけるメモリセルの断面図、及び上面図について、図9(A)、(B)に示す。図9(A)において、A1−A2は、図9(B)に示す上面図のトランジスタ222Aのチャネル長方向に垂直な断面図である。なお図7(B)で説明した断面図の構成と同様であるため、説明を省略する。
また図8で示した上層にある第2のメモリセルアレイにおけるメモリセルの断面図、及び上面図について、図10(A)、(B)に示す。図10(A)において、A3−A4は、図10(B)に示す上面図のトランジスタ222Bのチャネル長方向に垂直な断面図である。
トランジスタ222Bは、絶縁層140を介した配線156_2上に形成される。絶縁層140に形成された開口には、電極154Aが設けられる。絶縁層140及び電極154A上には、トランジスタ222Bが形成される。トランジスタ222Bは、半導体層144と、半導体層144に接続されている電極142A、および電極142Bと、半導体層144、電極142A、および電極142B、を覆うゲート絶縁層146と、ゲート絶縁層146上に半導体層144と重畳するように設けられた電極148A_2と、を有する。電極148A_2は、トランジスタ222Bのゲート電極として機能する。電極142Aおよび電極142Bの一方はトランジスタ222Aのドレイン電極として機能し、他方はソース電極として機能する。
容量素子223Bは、電極142A、ゲート絶縁層146、および導電層148B_2、とで構成される。すなわち、電極142Aは、容量素子223Bの一方の電極として機能し、導電層148B_2は、容量素子223Bの他方の電極として機能することになる。このような構成とすることにより、十分な容量を確保することができる。
トランジスタ222Bおよび容量素子223Bの上には絶縁層150および絶縁層152が設けられている。配線156_2は、ビット線とすることができる。また、電極148A_2は、ワード線とすることができる。また導電層148B_2は、容量線とすることができる。
次に、メモリセルアレイの作製方法について、図11を参照して説明する。図11では、メモリセルアレイ201Aを構成するメモリセル221Aを例示するが、ビット線として機能する導電層の位置をトランジスタの上部から下部にすることで、メモリセルアレイ201Bを構成するメモリセル221Bを形成することができる。
まず、絶縁層140の上に酸化物半導体層を形成し、当該酸化物半導体層を加工して、半導体層144を形成する(図11(A)参照)。
絶縁層140は、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、窒化酸化シリコン、窒化シリコン、酸化アルミニウム等の無機絶縁材料を含む材料を用いて形成する。絶縁層140に、誘電率の低い(low−k)材料を用いることで、各種電極や配線の重なりに起因する容量を十分に低減することが可能となるため好ましい。なお、絶縁層140には、上述の材料を用いた多孔性の絶縁層を適用してもよい。多孔性の絶縁層では、密度の高い絶縁層と比較して誘電率が低下するため、電極や配線に起因する容量をさらに低減することが可能である。また、絶縁層140は、ポリイミド、アクリル等の有機絶縁材料を用いて形成することも可能である。絶縁層140は、上述の材料を用いて単層構造または積層構造で形成することができる。本実施の形態では、絶縁層140として、酸化シリコンを用いる場合について説明する。
半導体層144に用いる酸化物半導体としては、少なくともインジウム(In)あるいは亜鉛(Zn)を含むことが好ましい。特にInとZnを含むことが好ましい。また、該酸化物半導体を用いたトランジスタの電気特性のばらつきを減らすためのスタビライザーとして、それらに加えてガリウム(Ga)を有することが好ましい。また、スタビライザーとしてスズ(Sn)を有することが好ましい。また、スタビライザーとしてハフニウム(Hf)を有することが好ましい。また、スタビライザーとしてアルミニウム(Al)を有することが好ましい。また、スタビライザーとしてジルコニウム(Zr)を有することが好ましい。
また、他のスタビライザーとして、ランタノイドである、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)のいずれか一種あるいは複数種を有してもよい。
例えば、半導体層144として、酸化インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛、二元系金属の酸化物であるIn−Zn系酸化物、Sn−Zn系酸化物、Al−Zn系酸化物、Zn−Mg系酸化物、Sn−Mg系酸化物、In−Mg系酸化物、In−Ga系酸化物、三元系金属の酸化物であるIn−Ga−Zn系酸化物(IGZOとも表記する)、In−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Zn系酸化物、In−Zr−Zn系酸化物、Sn−Ga−Zn系酸化物、Al−Ga−Zn系酸化物、Sn−Al−Zn系酸化物、In−Hf−Zn系酸化物、In−La−Zn系酸化物、In−Ce−Zn系酸化物、In−Pr−Zn系酸化物、In−Nd−Zn系酸化物、In−Sm−Zn系酸化物、In−Eu−Zn系酸化物、In−Gd−Zn系酸化物、In−Tb−Zn系酸化物、In−Dy−Zn系酸化物、In−Ho−Zn系酸化物、In−Er−Zn系酸化物、In−Tm−Zn系酸化物、In−Yb−Zn系酸化物、In−Lu−Zn系酸化物、四元系金属の酸化物であるIn−Sn−Ga−Zn系酸化物、In−Hf−Ga−Zn系酸化物、In−Al−Ga−Zn系酸化物、In−Sn−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Hf−Zn系酸化物、In−Hf−Al−Zn系酸化物を用いることができる。
なお、ここで、例えば、In−Ga−Zn系酸化物とは、InとGaとZnを主成分として有する酸化物という意味であり、InとGaとZnの比率は問わない。また、InとGaとZn以外の金属元素が入っていてもよい。
また、半導体層144として、InMO(ZnO)(m>0、且つ、mは整数でない)で表記される材料を用いてもよい。なお、Mは、Ga、Fe、Mn及びCoから選ばれた一の金属元素または複数の金属元素を示す。また、酸化物半導体として、InSnO(ZnO)(n>0、且つ、nは整数)で表記される材料を用いてもよい。
例えば、In:Ga:Zn=1:1:1(=1/3:1/3:1/3)あるいはIn:Ga:Zn=2:2:1(=2/5:2/5:1/5)の原子数比のIn−Ga−Zn系酸化物やその組成の近傍の酸化物を用いることができる。あるいは、In:Sn:Zn=1:1:1(=1/3:1/3:1/3)、In:Sn:Zn=2:1:3(=1/3:1/6:1/2)あるいはIn:Sn:Zn=2:1:5(=1/4:1/8:5/8)の原子数比のIn−Sn−Zn系酸化物やその組成の近傍の酸化物を用いるとよい。
しかし、これらに限られず、必要とする半導体特性(移動度、しきい値、ばらつき等)に応じて適切な組成のものを用いればよい。また、必要とする半導体特性を得るために、キャリア密度や不純物濃度、欠陥密度、金属元素と酸素の原子数比、原子間距離、密度等を適切なものとすることが好ましい。
また、半導体層144の厚さは、3nm以上30nm以下とするのが望ましい。酸化物半導体層を厚くしすぎると(例えば、膜厚を50nm以上)、トランジスタがノーマリーオンとなってしまう恐れがあるためである。
半導体層144は、水素、水、水酸基又は水素化物などの不純物が混入しにくい方法で作製するのが望ましい。酸化物半導体層は、例えば、スパッタリング法などを用いて作製することができる。
本実施の形態では、半導体層144を、In−Ga−Zn−O系の酸化物ターゲットを用いたスパッタリング法により形成する。
In−Ga−Zn−O系の酸化物ターゲットとしては、例えば、組成として、In:Ga:ZnO=1:1:1[mol数比]の酸化物ターゲットを用いることができる。なお、ターゲットの材料および組成を上述に限定する必要はない。例えば、In:Ga:ZnO=1:1:2[mol数比]の組成の酸化物ターゲットを用いることもできる。
成膜の雰囲気は、希ガス(代表的にはアルゴン)雰囲気下、酸素雰囲気下、または、希ガスと酸素の混合雰囲気下などとすればよい。また、酸化物半導体層への水素、水、水酸基、水素化物などの混入を防ぐために、水素、水、水酸基、水素化物などの不純物が十分に除去された高純度ガスを用いた雰囲気とすることが望ましい。
例えば、半導体層144は、次のように形成することができる。
まず、減圧状態に保持された成膜室内に基板を保持し、基板温度が、200℃を超えて500℃以下、好ましくは300℃を超えて500℃以下、より好ましくは350℃以上450℃以下となるように加熱する。
次に、成膜室内の残留水分を除去しつつ、水素、水、水酸基、水素化物などの不純物が十分に除去された高純度ガスを導入し、上記ターゲットを用いて基板上に酸化物半導体層を成膜する。成膜室内の残留水分を除去するためには、排気手段として、クライオポンプ、イオンポンプ、チタンサブリメーションポンプなどの吸着型の真空ポンプを用いることが望ましい。また、排気手段は、ターボポンプにコールドトラップを加えたものであってもよい。クライオポンプを用いて排気した成膜室は、例えば、水素、水、水酸基または水素化物などの不純物(より好ましくは炭素原子を含む化合物も)などが除去されているため、当該成膜室で成膜した酸化物半導体層に含まれる水素、水、水酸基または水素化物などの不純物の濃度を低減することができる。
成膜中の基板温度が低温(例えば、100℃以下)の場合、酸化物半導体に水素原子を含む物質が混入するおそれがあるため、基板を上述の温度で加熱することが好ましい。基板を上述の温度で加熱して、酸化物半導体層の成膜を行うことにより、基板温度は高温となるため、水素結合は熱により切断され、水素原子を含む物質が酸化物半導体層に取り込まれにくい。したがって、基板が上述の温度で加熱された状態で、酸化物半導体層の成膜を行うことにより、酸化物半導体層に含まれる水素、水、水酸基または水素化物などの不純物の濃度を十分に低減することができる。また、スパッタリングによる損傷を軽減することができる。
成膜条件の一例として、基板とターゲットの間との距離を60mm、圧力を0.4Pa、直流(DC)電源を0.5kW、基板温度を400℃、成膜雰囲気を酸素(酸素流量比率100%)雰囲気とする。なお、パルス直流電源を用いると、成膜時に発生する粉状物質(パーティクル、ごみともいう)が軽減でき、膜厚分布も均一となるため好ましい。
なお、酸化物半導体層をスパッタリング法により形成する前に、アルゴンガスを導入してプラズマを発生させる逆スパッタを行い、酸化物半導体層の被形成表面に付着している粉状物質(パーティクル、ごみともいう)を除去することが好ましい。逆スパッタとは、基板に電圧を印加し、基板近傍にプラズマを形成して、基板側の表面を改質する方法である。なお、アルゴンに代えて、窒素、ヘリウム、酸素などのガスを用いてもよい。
また、酸化物半導体層を加工することによって、半導体層144を形成する。酸化物半導体層の加工は、所望の形状のマスクを酸化物半導体層上に形成した後、当該酸化物半導体層をエッチングすることによって行うことができる。上述のマスクは、フォトリソグラフィなどの方法を用いて形成することができる。または、インクジェット法などの方法を用いてマスクを形成しても良い。なお、酸化物半導体層のエッチングは、ドライエッチングでもウェットエッチングでもよい。もちろん、これらを組み合わせて用いてもよい。
その後、半導体層144に対して、熱処理(第1の熱処理)を行ってもよい。熱処理を行うことによって、半導体層144中に含まれる水素原子を含む物質をさらに除去することができる。熱処理の温度は、不活性ガス雰囲気下、250℃以上700℃以下、好ましくは450℃以上600℃以下、または基板の歪み点未満とする。不活性ガス雰囲気としては、窒素、または希ガス(ヘリウム、ネオン、アルゴン等)を主成分とする雰囲気であって、水、水素などが含まれない雰囲気を適用するのが望ましい。例えば、熱処理装置に導入する窒素や、ヘリウム、ネオン、アルゴン等の希ガスの純度を、6N(99.9999%)以上、好ましくは7N(99.99999%)以上(すなわち、不純物濃度が1ppm以下、好ましくは0.1ppm以下)とする。
熱処理は、例えば、抵抗発熱体などを用いた電気炉に被処理物を導入し、窒素雰囲気下、450℃、1時間の条件で行うことができる。この間、半導体層144は大気に触れさせず、水や水素の混入が生じないようにする。
熱処理を行うことによって不純物を低減し、極めて優れた特性のトランジスタを実現することができる。
なお、半導体層144に錫(Sn)等のp型を付与する不純物を添加することによって、半導体層144が若干(弱い)p型の導電性を示すようにしてもよい。上記のように高純度化された酸化物半導体層に、価電子制御をするための不純物を微量に添加することによって、弱いp型の導電性を示す半導体層144を得ることができる。こうして、トランジスタ222Aのしきい値を若干、正へシフトさせることができる。そのため、トランジスタ222Aのノーマリオン化を抑制し、オフ電流を更に低減することもできる。
ところで、上述の熱処理には水素や水などを除去する効果があるため、当該熱処理を、脱水化処理や、脱水素化処理などと呼ぶこともできる。当該熱処理は、例えば、酸化物半導体層を島状に加工する前、ゲート絶縁膜の形成後などのタイミングにおいて行うことも可能である。また、このような脱水化処理、脱水素化処理は、一回に限らず複数回行っても良い。
次に、半導体層144などの上に、ソース電極およびドレイン電極(これと同じ層で形成される配線を含む)を形成するための導電層を形成し、当該導電層を加工して、電極142A、電極142Bを形成する(図11(B)参照)。
導電層は、PVD法や、CVD法を用いて形成することができる。また、導電層の材料としては、アルミニウム、クロム、銅、タンタル、チタン、モリブデン、タングステンから選ばれた元素や、上述した元素を成分とする合金等を用いることができる。マンガン、マグネシウム、ジルコニウム、ベリリウム、ネオジム、スカンジウムのいずれか、またはこれらを複数組み合わせた材料を用いてもよい。
導電層は、単層構造であっても良いし、2層以上の積層構造としてもよい。例えば、チタン膜や窒化チタン膜の単層構造、シリコンを含むアルミニウム膜の単層構造、アルミニウム膜上にチタン膜が積層された2層構造、窒化チタン膜上にチタン膜が積層された2層構造、チタン膜とアルミニウム膜とチタン膜とが積層された3層構造などが挙げられる。なお、導電層を、チタン膜や窒化チタン膜の単層構造とする場合には、テーパー形状を有する電極142A、電極142Bへの加工が容易であるというメリットがある。
また、導電層は、導電性の金属酸化物を用いて形成しても良い。導電性の金属酸化物としては酸化インジウム(In)、酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化インジウム酸化スズ(In―SnO)、酸化インジウム酸化亜鉛(In―ZnO)、または、これらの金属酸化物材料にシリコン若しくは酸化シリコンを含有させたものを用いることができる。
導電層のエッチングは、形成される電極142A、電極142Bの端部が、テーパー形状となるように行うことが好ましい。ここで、テーパー角は、例えば、30°以上60°以下であることが好ましい。電極142A、電極142Bの端部をテーパー形状となるようにエッチングすることにより、後に形成されるゲート絶縁層146の被覆性を向上し、段切れを防止することができる。
次に、電極142A、電極142Bを覆い、かつ、半導体層144の一部と接するように、ゲート絶縁層146を形成する(図11(C)参照)。
ゲート絶縁層146は、CVD法やスパッタリング法等を用いて形成することができる。また、ゲート絶縁層146は、酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン、酸化ガリウム、酸化アルミニウム、酸化タンタル、酸化ハフニウム、酸化イットリウム、ハフニウムシリケート(HfSixOy(x>0、y>0))、窒素が添加されたハフニウムシリケート(HfSixOy(x>0、y>0))、窒素が添加されたハフニウムアルミネート(HfAlxOy(x>0、y>0))、などを含むように形成するのが好適である。ゲート絶縁層146は、単層構造としても良いし、上記の材料を組み合わせて積層構造としても良い。また、その厚さは特に限定されないが、記憶装置を微細化する場合には、トランジスタの動作を確保するために薄くするのが望ましい。例えば、酸化シリコンを用いる場合には、1nm以上100nm以下、好ましくは10nm以上50nm以下とすることができる。
上述のように、ゲート絶縁層を薄くすると、トンネル効果などに起因するゲートリークが問題となる。ゲートリークの問題を解消するには、ゲート絶縁層146に、酸化ハフニウム、酸化タンタル、酸化イットリウム、ハフニウムシリケート(HfSixOy(x>0、y>0))、窒素が添加されたハフニウムシリケート(HfSixOy(x>0、y>0))、窒素が添加されたハフニウムアルミネート(HfAlxOy(x>0、y>0))、などの高誘電率(high−k)材料を用いると良い。high−k材料をゲート絶縁層146に用いることで、電気的特性を確保しつつ、ゲートリークを抑制するために膜厚を大きくすることが可能になる。なお、high−k材料を含む膜と、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、窒化酸化シリコン、酸化アルミニウムなどのいずれかを含む膜との積層構造としてもよい。
また、半導体層144に接する絶縁層(本実施の形態においては、絶縁層140及びゲート絶縁層146)は、第13族元素および酸素を含む絶縁材料としてもよい。酸化物半導体材料には第13族元素を含むものが多く、第13族元素を含む絶縁材料は酸化物半導体との相性が良く、これを酸化物半導体層に接する絶縁層に用いることで、酸化物半導体層との界面の状態を良好に保つことができる。
ここで、第13族元素を含む絶縁材料とは、絶縁材料に一または複数の第13族元素を含むことを意味する。第13族元素を含む絶縁材料としては、例えば、酸化ガリウム、酸化アルミニウム、酸化アルミニウムガリウム、酸化ガリウムアルミニウムなどがある。ここで、酸化アルミニウムガリウムとは、ガリウムの含有量(原子%)よりアルミニウムの含有量(原子%)が多いものを示し、酸化ガリウムアルミニウムとは、ガリウムの含有量(原子%)がアルミニウムの含有量(原子%)以上のものを示す。
例えば、ガリウムを含有する酸化物半導体層に接してゲート絶縁層を形成する場合に、ゲート絶縁層に酸化ガリウムを含む材料を用いることで酸化物半導体層とゲート絶縁層の界面特性を良好に保つことができる。また、酸化物半導体層と酸化ガリウムを含む絶縁層とを接して設けることにより、酸化物半導体層と絶縁層の界面における水素のパイルアップを低減することができる。なお、絶縁層に酸化物半導体の成分元素と同じ族の元素を用いる場合には、同様の効果を得ることが可能である。例えば、酸化アルミニウムを含む材料を用いて絶縁層を形成することも有効である。なお、酸化アルミニウムは、水を透過させにくいという特性を有しているため、当該材料を用いることは、酸化物半導体層への水の侵入防止という点においても好ましい。
また、半導体層144に接する絶縁層は、酸素雰囲気下による熱処理や、酸素ドープなどにより、絶縁材料を化学量論的組成より酸素が多い状態とすることが好ましい。酸素ドープとは、酸素をバルクに添加することをいう。なお、当該バルクの用語は、酸素を薄膜表面のみでなく薄膜内部に添加することを明確にする趣旨で用いている。また、酸素ドープには、プラズマ化した酸素をバルクに添加する酸素プラズマドープが含まれる。また、酸素ドープは、イオン注入法またはイオンドーピング法を用いて行ってもよい。
例えば、半導体層144に接する絶縁層として酸化ガリウムを用いた場合、酸素雰囲気下による熱処理や、酸素ドープを行うことにより、酸化ガリウムの組成をGa(X=3+α、0<α<1)とすることができる。また、半導体層144に接する絶縁層として酸化アルミニウムを用いた場合、酸素雰囲気下による熱処理や、酸素ドープを行うことにより、酸化アルミニウムの組成をAl(X=3+α、0<α<1)とすることができる。または、半導体層144に接する絶縁層として酸化ガリウムアルミニウム(酸化アルミニウムガリウム)を用いた場合、酸素雰囲気下による熱処理や、酸素ドープを行うことにより、酸化ガリウムアルミニウム(酸化アルミニウムガリウム)の組成をGaAl2−X3+α(0<X<2、0<α<1)とすることができる。
酸素ドープ処理等を行うことにより、化学量論的組成より酸素が多い領域を有する絶縁層を形成することができる。このような領域を備える絶縁層と酸化物半導体層が接することにより、絶縁層中の過剰な酸素が酸化物半導体層に供給され、酸化物半導体層中、または酸化物半導体層と絶縁層の界面における酸素不足欠陥を低減し、酸化物半導体層をi型化またはi型に限りなく近い酸化物半導体とすることができる。
なお、化学量論的組成より酸素が多い領域を有する絶縁層は、ゲート絶縁層146に代えて、半導体層144の下地膜として形成する絶縁層140に適用しても良く、ゲート絶縁層146および下地の絶縁層140の双方に適用しても良い。
ゲート絶縁層146の形成後には、不活性ガス雰囲気下、または酸素雰囲気下で第2の熱処理を行うのが望ましい。熱処理の温度は、200℃以上450℃以下、望ましくは250℃以上350℃以下である。例えば、窒素雰囲気下で250℃、1時間の熱処理を行えばよい。第2の熱処理を行うことによって、トランジスタの電気的特性のばらつきを軽減することができる。また、ゲート絶縁層146が酸素を含む場合、半導体層144に酸素を供給し、該半導体層144の酸素欠損を補填して、i型(真性半導体)またはi型に限りなく近い酸化物半導体層を形成することもできる。
なお、本実施の形態では、ゲート絶縁層146の形成後に第2の熱処理を行っているが、第2の熱処理のタイミングはこれに限定されない。例えば、ゲート電極の形成後に第2の熱処理を行っても良い。また、第1の熱処理に続けて第2の熱処理を行っても良いし、第1の熱処理に第2の熱処理を兼ねさせても良いし、第2の熱処理に第1の熱処理を兼ねさせても良い。
上述のように、第1の熱処理と第2の熱処理の少なくとも一方を適用することで、半導体層144を、その水素原子を含む物質が極力含まれないように高純度化することができる。
次に、ゲート電極(これと同じ層で形成される配線を含む)を形成するための導電層を形成し、当該導電層を加工して、電極148A_1および導電層148B_1を形成する(図11(D)参照)。
電極148A_1および導電層148B_1は、モリブデン、チタン、タンタル、タングステン、アルミニウム、銅、ネオジム、スカンジウム等の金属材料またはこれらを主成分とする合金材料を用いて形成することができる。なお、電極148A_1および導電層148B_1は、単層構造としても良いし、積層構造としても良い。
次に、ゲート絶縁層146、電極148A_1、および導電層148B_1上に、絶縁層150を形成する(図11(E)参照)。絶縁層150は、PVD法やCVD法などを用いて形成することができる。また、酸化シリコン、酸窒化シリコン、窒化シリコン、酸化ハフニウム、酸化ガリウム、酸化アルミニウム等の無機絶縁材料を含む材料を用いて形成することができる。なお、絶縁層150には、誘電率の低い材料や、誘電率の低い構造(多孔性の構造など)を用いることが望ましい。絶縁層150の誘電率を低くすることにより、配線や電極などの間に生じる容量を低減し、動作の高速化を図ることができるためである。なお、本実施の形態では、絶縁層150の単層構造としているが、開示する発明の一態様はこれに限定されず、2層以上の積層構造としても良い。
次に、絶縁層150上に、絶縁層152を形成する(図11(E)参照)。なお、第1のメモリセル上にはさらに第2のメモリセルを積層するため、絶縁層152の表面はCMP等で平坦化されていることが望ましい。
次に、ゲート絶縁層146、絶縁層150及び絶縁層152に、電極142Bにまで達する開口を形成する。開口に電極154Aを形成する。その後、絶縁層152上に電極154Aと接する配線156_1を形成する(図11(E)参照)。なお、当該開口の形成は、マスクなどを用いた選択的なエッチングにより行われる。
配線156_1は、PVD法や、CVD法を用いて導電層を形成した後、当該導電層をパターニングすることによって形成される。また、導電層の材料としては、アルミニウム、クロム、銅、タンタル、チタン、モリブデン、タングステンから選ばれた元素や、上述した元素を成分とする合金等を用いることができる。マンガン、マグネシウム、ジルコニウム、ベリリウム、ネオジム、スカンジウムのいずれか、またはこれらを複数組み合わせた材料を用いてもよい。
より具体的には、例えば、電極154Aは、絶縁層150及び絶縁層152の開口を含む領域にPVD法によりチタン膜を薄く形成し、PVD法によりチタン膜を薄く(5nm程度)形成した後に、開口に埋め込むようにアルミニウム膜を形成する方法を適用して作製することができる。ここで、PVD法により形成されるチタン膜は、被形成面の酸化膜(自然酸化膜など)を還元し、下部電極など(ここでは電極142B)との接触抵抗を低減させる機能を有する。また、アルミニウム膜のヒロックを防止することができる。また、チタンや窒化チタンなどによるバリア膜を形成した後に、メッキ法により銅膜を形成してもよい。
以上により、高純度化された半導体層144を用いたトランジスタ222A、および容量素子223Aが完成する(図11(E)参照)。
ここで、図11(E)に示したメモリセル上にメモリセルを積層する構成では、配線156_1を覆うように絶縁層140を形成する。そして、絶縁層140上に第2のメモリセルに接続されるビット線として機能する導電層を形成する構成とすればよい。
絶縁層140は、PVD法やCVD法などを用いて形成することができる。また、酸化シリコン、酸窒化シリコン、窒化シリコン、酸化ハフニウム、酸化ガリウム、酸化アルミニウム等の無機絶縁材料を含む材料、ポリイミド、アクリル等の有機材料を含む材料を用いて、単層又は積層で形成することができる。
本実施の形態において示すトランジスタ222Aでは、半導体層144が高純度化されているため、その水素濃度は、5×1019atoms/cm以下、望ましくは5×1018atoms/cm以下、より望ましくは5×1017atoms/cm以下である。また、半導体層144のキャリア密度は、一般的なシリコンウェハにおけるキャリア密度(1×1014/cm程度)と比較して、十分に小さい値(例えば、1×1012/cm未満、より好ましくは、1.45×1010/cm未満)をとる。そして、トランジスタ222Aのオフ電流も十分に小さくなる。例えば、トランジスタ222Aの室温(25℃)でのオフ電流(ここでは、単位チャネル幅(1μm)あたりの値)は100zA(1zA(ゼプトアンペア)は1×10−21A)以下、望ましくは10zA以下となる。
また、半導体層144は、アルカリ金属、及びアルカリ土類金属の濃度が充分に低減されており、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の濃度は、例えば、Naの場合、5×1016cm−3以下、好ましくは1×1016cm−3以下、さらに好ましくは1×1015cm−3以下、Liの場合、5×1015cm−3以下、好ましくは1×1015cm−3以下、Kの場合、5×1015cm−3以下、好ましくは1×1015cm−3以下となる。
このように高純度化され、真性化された半導体層144を用いることで、トランジスタ222Aのオフ電流を十分に低減することが容易になる。そして、このようなトランジスタ222Aを用いることで、極めて長期にわたり記憶内容を保持することが可能な記憶装置が得られる。
以上、本実施の形態に示す構成、方法などは、他の実施の形態に示す構成、方法などと適宜組み合わせて用いることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、上述の実施の形態で説明した記憶装置を電子機器等の半導体装置に適用する場合について、図12を用いて説明する。本実施の形態では、コンピュータ、携帯電話機(携帯電話、携帯電話装置ともいう)、携帯情報端末(携帯型ゲーム機、音響再生装置なども含む)、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、電子ペーパー、テレビジョン装置(テレビ、またはテレビジョン受信機ともいう)などの電子機器に、上述の記憶装置を適用する場合について説明する。
図12(A)は、ノート型のパーソナルコンピュータであり、筐体701、筐体702、表示部703、キーボード704などによって構成されている。筐体701と筐体702の少なくとも一には、先の実施の形態に示す記憶装置が設けられている。そのため、情報の大容量化が図られ、且つノイズによる情報の読み出しのエラーが低減されたノート型のパーソナルコンピュータが実現される。
図12(B)は、携帯情報端末(PDA)であり、本体711には、表示部713と、外部インターフェイス715と、操作ボタン714等が設けられている。また、携帯情報端末を操作するスタイラス712などを備えている。本体711内には、先の実施の形態に示す記憶装置が設けられている。そのため、情報の大容量化が図られ、且つノイズによる情報の読み出しのエラーが低減された携帯情報端末が実現される。
図12(C)は、電子ペーパーを実装した電子書籍720であり、筐体721と筐体723の2つの筐体で構成されている。筐体721および筐体723には、それぞれ表示部725および表示部727が設けられている。筐体721と筐体723は、軸部737により接続されており、該軸部737を軸として開閉動作を行うことができる。また、筐体721は、電源スイッチ731、操作キー733、スピーカー735などを備えている。筐体721、筐体723の少なくとも一には、先の実施の形態に示す記憶装置が設けられている。そのため、情報の大容量化が図られ、且つノイズによる情報の読み出しのエラーが低減された電子書籍が実現される。
図12(D)は、携帯電話機であり、筐体740と筐体741の2つの筐体で構成されている。さらに、筐体740と筐体741は、スライドし、図12(D)のように展開している状態から重なり合った状態とすることができ、携帯に適した小型化が可能である。また、筐体741は、表示パネル742、スピーカー743、マイクロフォン744、操作キー745、ポインティングデバイス746、カメラ用レンズ747、外部接続端子748などを備えている。また、筐体740は、携帯電話機の充電を行う太陽電池セル749、外部メモリスロット750などを備えている。また、アンテナは、筐体741に内蔵されている。筐体740と筐体741の少なくとも一には、先の実施の形態に示す記憶装置が設けられている。そのため、情報の大容量化が図られ、且つノイズによる情報の読み出しのエラーが低減された携帯電話機が実現される。
図12(E)は、デジタルカメラであり、本体761、表示部767、接眼部763、操作スイッチ764、表示部765、バッテリー766などによって構成されている。本体761内には、先の実施の形態に示す記憶装置が設けられている。そのため、情報の大容量化が図られ、且つノイズによる情報の読み出しのエラーが低減されたデジタルカメラが実現される。
図12(F)は、テレビジョン装置770であり、筐体771、表示部773、スタンド775などで構成されている。テレビジョン装置770の操作は、筐体771が備えるスイッチや、リモコン操作機780により行うことができる。筐体771およびリモコン操作機780には、先の実施の形態に示す記憶装置が搭載されている。そのため、情報の大容量化が図られ、且つノイズによる情報の読み出しのエラーが低減されたテレビジョン装置が実現される。
以上のように、本実施の形態に示す電子機器には、先の実施の形態に係る記憶装置が搭載されている。このため、情報の大容量化が図られ、且つノイズによる情報の読み出しのエラーが低減された電子機器が実現される。
CA_n コラムアドレス線
CA_1 コラムアドレス線
CA_i コラムアドレス線
BL ビット線
BL_1 ビット線
BL_2 ビット線
BL_n ビット線
WL ワード線
WL_1 ワード線
WL_2 ワード線
WL_m ワード線
100 基板
106 素子分離絶縁層
108 ゲート絶縁層
110 ゲート電極
116 チャネル形成領域
120 不純物領域
124 金属間化合物領域
126 電極
128 絶縁層
130A ドレイン電極
130B ドレイン電極
136A 電極
136B 電極
136C 電極
140 絶縁層
142a 電極
142A 電極
142B 電極
142B_1 電極
142B_2 電極
144 半導体層
146 ゲート絶縁層
148A 電極
148A_1 電極
148A_2 電極
148A_3 電極
148A_4 電極
148B 導電層
148B_1 導電層
148B_2 導電層
148B_3 導電層
148B_4 導電層
150 絶縁層
152 絶縁層
154A 電極
156 配線
156_1 配線
156_2 配線
156_3 配線
156_4 配線
160 トランジスタ
200 駆動回路
201A メモリセルアレイ
201B メモリセルアレイ
210 センスアンプ
211A メモリセル
211B メモリセル
221 メモリセル
221A メモリセル
221B メモリセル
222 トランジスタ
222A トランジスタ
222B トランジスタ
223 容量素子
223A 容量素子
223B 容量素子
231 素子部
232 配線部
241 トランジスタ
301 メモリセルアレイ
302 ワード線駆動回路
303 ビット線駆動回路
304 コラムデコーダ
305 センスアンプ群
306 メモリ制御回路
305_n センスアンプ
305_1 センスアンプ
312 アドレスバッファ
313 I/Oバッファ
401 トランジスタ
402 トランジスタ
403 トランジスタ
404 トランジスタ
405 トランジスタ
406 トランジスタ
407 トランジスタ
408 トランジスタ
409 トランジスタ
410 トランジスタ
411 トランジスタ
500 電極
501A 電極
501B 配線
502A 電極
502B 電極
701 筐体
702 筐体
703 表示部
704 キーボード
711 本体
712 スタイラス
713 表示部
714 操作ボタン
715 外部インターフェイス
720 電子書籍
721 筐体
723 筐体
725 表示部
727 表示部
731 電源スイッチ
733 操作キー
735 スピーカー
737 軸部
740 筐体
741 筐体
742 表示パネル
743 スピーカー
744 マイクロフォン
745 操作キー
746 ポインティングデバイス
747 カメラ用レンズ
748 外部接続端子
749 太陽電池セル
750 外部メモリスロット
761 本体
763 接眼部
764 操作スイッチ
765 表示部
766 バッテリー
767 表示部
770 テレビジョン装置
771 筐体
773 表示部
775 スタンド
780 リモコン操作機

Claims (1)

  1. 駆動回路によって駆動される第1のメモリセルアレイ及び第2のメモリセルアレイと、を有し、
    前記第1のメモリセルアレイは、第1のビット線及び第1のワード線に電気的に接続された第1のメモリセルを有し、
    前記第1のメモリセルは、第1の酸化物半導体層にチャネル形成領域を有する第1のトランジスタを有し、
    前記第1のビット線は、前記第1のトランジスタ上方に設けられ、
    前記第2のメモリセルアレイは、第2のビット線及び第2のワード線に電気的に接続された第2のメモリセルを有し、
    前記第2のメモリセルは、第2の酸化物半導体層にチャネル形成領域を有する第2のトランジスタを有し、
    前記第2のビット線は、前記第2のトランジスタ下方に設けられ、
    前記第2のメモリセルアレイは、前記第1のメモリセルアレイ上方に重ねて配置され、
    前記第1のビット線及び前記第2のビット線は、折り返し型の構造を有し、
    前記第1のワード線、前記第1のビット線、前記第2のビット線、前記第2のワード線の順に上方に配置され、
    前記駆動回路は、単結晶半導体基板にチャネル形成領域を有する第3のトランジスタを有し、
    前記第1のメモリセルアレイは、前記駆動回路上方に配置され、
    前記第1の酸化物半導体層及び前記第2の酸化物半導体層は、高純度化された酸化物半導体層に、価電子制御をするための不純物を微量に添加することによって、弱いp型の導電性を示し、
    前記第1及び前記第2のトランジスタの室温でのオフ電流は、1×10−19A/μm以下であることを特徴とする記憶装置。
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