JP2007157854A - 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アスペクト比を低減し、メモリセルトランジスタの微細化・高集積化・加工容易性を実現する。
【解決手段】素子分離領域30で互いに分離され,列方向に延伸する複数の活性領域AAと;複数の活性領域に直交し,行方向に延伸する複数のワード線WLと;複数のワード線と複数の活性領域との交差部に配置され,SOI絶縁層12上に配置されたSOI半導体層14, ソース/ドレイン領域16,SOI半導体層上に配置されたトンネル絶縁膜18, ソース/ドレイン領域に挟まれたSOI半導体層上のトンネル絶縁膜上に配置されたフローティングゲートポリシリコン電極層4,フローティングゲートポリシリコン電極層上に配置されたゲート間絶縁膜25, フローティングゲートポリシリコン電極層4上にゲート間絶縁膜を介して配置されたコントロールゲート金属電極層70とを有するメモリセルトランジスタとを備える不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法。
【選択図】図7

Description

本発明は、シリコン・オン・インスレータ(SOI:Silicon On Insulator)用いた不揮発性半導体記憶装置に係わり、特に不揮発性半導体記憶装置の微細化、高性能化に関する。
従来、電気的に書き換え可能で且つ高集積化が可能な不揮発性半導体記憶装置として、NAND型フラッシュEEPROMが知られている。NAND型フラッシュEEPROMのメモリセルトランジスタは、半導体基板上に、絶縁膜を介して電荷蓄積を目的とするフローティングゲート電極層と、コントロールゲート電極層が積層形成された「スタックゲート構造」を有している。複数個のメモリセルトランジスタを、隣接するメモリセルトランジスタ同士でソース領域若しくはドレイン領域を共有するような形で列方向に直列接続させ、その両端に選択ゲートトランジスタを配置して、NANDセルユニットが構成される。
NANDセルユニットをマトリクス状に配置することにより、メモリセルアレイが構成される。また、行方向に並ぶNANDセルユニットをNANDセルブロックと呼ぶ。同一行に並ぶ選択ゲートトランジスタのゲートは、同一の選択ゲート線に接続され、同一行に並ぶメモリセルトランジスタのコントロールゲートは、同一のコントロールゲート線に接続される。
メモリセルトランジスタの微細化に伴い、隣接するメモリセルトランジスタ間の容量、ショートチャネル効果、及びSTI容量、チャネル領域−半導体基板間などの寄生容量の影響が大きくなってきており、これらの低減が必要となる。またゲート加工に関しても、メモリセルトランジスタの微細化と共にアスペクト比が高くなり、難易度が増大してきている。
スタックゲート構造は、フローティングゲート及びコントロールゲートからなる2層のゲート構造を積層形成後、まとめて加工することによって形成される。
SOI基板のSOI層に、シャロートレンチアイソレーション(STI)で分離された素子形成領域を格子状に形成し、その素子形成領域にメモリセルを設定したNAND−EEPROMについては、既に開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
或いは又、SOI層表面にシリコン酸化膜を介して、絶縁膜を堆積し、その絶縁膜のゲート電極形成領域に開口を設け、イオン注入工程、熱処理によりソース/ドレインを形成後、メタルゲートを埋め込み絶縁ゲートトランジスタを形成する製造方法についても、既に開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平11−163303号公報 特開2001−185731号公報
本発明は、不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法において、アスペクト比を低減可能とし、加工容易化、隣接セル間容量の低減を実現でき、メモリセルアレイの微細化・高集積化・加工容易性と共に、低消費電力化・高速化を実現する。
本発明の一態様によれば、(イ)絶縁層上に半導体層が配置され,半導体層に複数のメモリセルトランジスタがマトリックス状に配置された不揮発性半導体記憶装置であって、(ロ)半導体層に配置され,素子分離領域で互いに分離され,列方向に延伸する複数の活性領域と、(ハ)複数の活性領域に直交し,行方向に延伸する複数のワード線と、(ニ)複数の活性領域に設けられたソース/ドレイン領域,ソース/ドレイン領域に挟まれ,半導体層上に設けられたトンネル絶縁膜を介して配置されたフローティングゲートポリシリコン電極層、フローティングゲートポリシリコン電極層上に配置されたゲート間絶縁膜、フローティングゲートポリシリコン電極層上にゲート間絶縁膜を介して配置されたコントロールゲート金属電極層とを有するメモリセルトランジスタとを備える不揮発性半導体記憶装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、(イ)絶縁層上に半導体層が配置され,前記半導体層に複数のメモリセルトランジスタがマトリックス状に配置された不揮発性半導体記憶装置であって、(ロ)半導体層に配置され,素子分離領域で互いに分離され,列方向に延伸する複数の活性領域と、(ハ)複数の活性領域に直交し,行方向に延伸する複数のコントロールゲート線と、(ニ)複数の活性領域に設けられたソース/ドレイン領域、ソース/ドレイン領域に挟まれ,半導体層上に設けられたトンネル絶縁膜を介して配置されたフローティングゲートポリシリコン電極層、フローティングゲートポリシリコン電極層の側壁及びソース/ドレイン領域上のトンネル絶縁膜上に配置されたゲート間絶縁膜、トンネル絶縁膜及びゲート間絶縁膜を介してソース/ドレイン領域に面し,かつフローティングゲートポリシリコン電極層の側壁にゲート間絶縁膜を介して接して配置されたコントロールゲート金属電極層とを有するメモリセルトランジスタとを備える不揮発性半導体記憶装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、(イ)絶縁層上に半導体層が配置され,半導体層に複数のメモリセルトランジスタがマトリックス状に配置された不揮発性半導体記憶装置であって、(ロ)半導体層に配置され,素子分離領域で互いに分離され,列方向に延伸する複数の活性領域と、(ハ)複数の活性領域に直交し,行方向に延伸する複数のコントロールゲート線と、(ニ)複数の活性領域に設けられたソース/ドレイン領域、ソース/ドレイン領域に挟まれ,半導体層上に設けられたトンネル絶縁膜を介して配置されたフローティングゲート金属電極層、フローティングゲート金属電極層の側壁及びソース/ドレイン領域上に配置されたゲート間絶縁膜、ゲート間絶縁膜を介してソース/ドレイン領域に面し,かつフローティングゲート金属電極層の側壁にゲート間絶縁膜を介して接して配置されたコントロールゲート金属電極層とを有するメモリセルトランジスタとを備える不揮発性半導体記憶装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、(イ)絶縁層上に形成された半導体層上にトンネル絶縁膜を形成し、トンネル絶縁膜上にフローティングゲートポリシリコン電極層を形成する工程と、(ロ)フローティングゲートポリシリコン電極層, トンネル絶縁膜, 半導体層,及び絶縁層をエッチング除去し、素子分離領域を形成する工程と、(ハ)フローティングゲートポリシリコン電極層及び素子分離領域上にゲート間絶縁膜,及びゲート間絶縁膜上に窒化膜を順次堆積する工程と、(ニ)窒化膜, ゲート間絶縁膜及びフローティングゲートポリシリコン電極層をエッチング除去し、トンネル絶縁膜を露出する工程と、(ホ)半導体層中にソース/ドレイン領域を形成する工程と、(へ)層間絶縁膜を半導体デバイス表面全面に堆積する工程と、(ト)半導体デバイス表面全面を平坦化し、窒化膜及び層間絶縁膜を露出する工程と、(チ)窒化膜を除去後、コントロールゲート金属電極層を半導体デバイス表面全面に堆積する工程と、(リ)半導体デバイス表面全面を、層間絶縁膜を露出するまで平坦化し、コントロールゲート金属電極層をメタルダマシンプロセスによって、埋め込み形成する工程
とを備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、(イ)絶縁層上に形成された半導体層上にトンネル絶縁膜を形成し、トンネル絶縁膜上にフローティングゲートポリシリコン電極層を形成する工程と、(ロ)フローティングゲートポリシリコン電極層, トンネル絶縁膜, 半導体層,及び絶縁層をエッチング除去し、素子分離領域を形成する工程と、(ハ)フローティングゲートポリシリコン電極層をエッチング除去し、トンネル絶縁膜を露出する工程と、(ニ)半導体層中に対向するソース/ドレイン領域を形成する工程と、(ホ)半導体デバイス表面全面にゲート間絶縁膜を堆積する工程と、(へ)コントロールゲート金属電極層を半導体デバイス表面全面に堆積する工程と、(ト)半導体デバイス表面全面を、ゲート間絶縁膜を露出するまで平坦化し、前記コントロールゲート金属電極層をメタルダマシンプロセスによって、埋め込み形成する工程とを備える不揮発性半導体記憶装置の製造方法が提供される。
本発明の不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法によれば、アスペクト比を低減可能となり、加工容易化、隣接セル間容量の低減を実現でき、メモリセルアレイの微細化・高集積化・加工容易性と共に、低消費電力化・高速化を実現することができる。
次に、図面を参照して、本発明の第1乃至第3の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す第1乃至第3の実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
[第1の実施の形態]
(基本構造)
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルトランジスタの基本構造は、図1に示すように、半導体基板10中に形成されたSOI絶縁層12と、SOI絶縁層12上に形成されたSOI半導体層14と、SOI半導体層14中に対向して配置されたn+ ソース/ドレイン領域16と、SOI半導体層14上に配置されたトンネル絶縁膜18と、n+ ソース/ドレイン領域16に挟まれたチャネル領域上にトンネル絶縁膜18を介して配置されたフローティングゲートポリシリコン電極層4と、フローティングゲートポリシリコン電極層4上にゲート間絶縁膜25を介して配置されたコントロールゲート金属電極層70とを備えるスタック型構造である。図1は、図3に示す平面パターン構造において、I−I線に沿う列方向で活性領域を切断した断面構造の一つのメモリセルトランジスタ構造に対応している。
(NAND型回路構成)
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ33における模式的回路構成は、図2に示すように、NAND型メモリセルアレイの回路構成を備える。
NANDセルユニット32は、図2に詳細に示されているように、メモリセルトランジスタM0〜M15と、選択ゲートトランジスタSG1、SG2から構成される。選択ゲートトランジスタSG1のドレインは、ビット線コンタクトCBを介して、ビット線・・・BLj-1,BLj, BLj+1・・・に対して接続され、選択ゲートトランジスタSG2のソースは、ソース線コンタクトCSを介して、共通のソース線SLに接続されている。
各メモリセルトランジスタのn+ソース/ドレイン領域を介して複数個のメモリセルトランジスタM0〜M15がビット線BLj-1,BLj, BLj+1が延伸する方向に直列に接続され、両端部に選択ゲートトランジスタSG1,SG2が配置され、更にこれらの選択ゲートトランジスタSG1,SG2を介して、ビット線コンタクトCB及びソース線コンタクトCSに接続されている。結果として、1つのNANDセルユニット32が構成され、これらのNANDセルユニット32は、ビット線・・・BLj-1,BLj, BLj+1・・・に直交するワード線WL0,WL1,WL2,WL3,・・・,WL14,WL15が延伸する方向に複数並列に配置されている。
尚、メモリセルトランジスタM0〜M15は、n+ソース/ドレイン領域16と同一導電型のチャネル領域を備えることにより、デプレッション型のMISトランジスタを構成することができる。同様に、メモリセルトランジスタM0〜M15は、n+ソース/ドレイン領域16と反対導電型のチャネル領域を備えることにより、エンハンスメント型のMISトランジスタを構成することもできる。「MISトランジスタ」とは、ゲート電圧によるチャネル電流の制御を、ゲート電極とチャネル間に配置された絶縁膜(ゲート絶縁膜)を介して行う電界効果トランジスタ(FET)や静電誘導トランジスタ(SIT)と定義される。ゲート絶縁膜としてシリコン酸化膜(SiO2)が用いられる場合には、金属・酸化物・半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)と呼ばれる。
(平面パターン構造)
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイにおける模式的平面パターン構成図を示す。
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、図1に示すように、SOI絶縁層上に複数のメモリセルトランジスタがマトリックス状に配置された不揮発性半導体記憶装置であって、素子分離領域STIで互いに分離され、列方向に延伸する複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…と、複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…に直交し,行方向に延伸する複数のワード線WL0,WL1,WL2,…,WL15とを備え、複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…と複数のワード線WL0,WL1,WL2,…,WL15の交差部にフローティングゲートFGを備えるメモリセルトランジスタMCが配置される。
(素子構造)
図4乃至図7、及び図9は、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図3のI−I線に沿う模式的断面構造図を示す。
図8、及び図10は、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図3のII−II線に沿う模式的断面構造図を示す。図3において、I−I線は、活性領域AA3上における列方向に沿う切断線を表し、II−II線は、ワード線WL2上における列方向に沿う切断線を表す。
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、スタックゲート型構造のメモリセルトランジスタは、素子分離領域STIで互いに分離され,列方向に延伸する複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…と、複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…に直交し,行方向に延伸する複数のワード線WL0,WL1,WL2,…,WL15との交差部に配置され、例えば、図7及び図8或いは図9及び図10に示すように、半導体基板10と、半導体基板10内に配置されたSOI絶縁層12と、SOI絶縁層12上に配置されたSOI半導体層14と、SOI半導体層中に対向して配置されるn+ソース/ドレイン領域16と、SOI半導体層14上に配置されたトンネル絶縁膜18と、トンネル絶縁膜18上に配置されるフローティングゲートポリシリコン電極層4と、フローティングゲートポリシリコン電極層4上に配置されたゲート間絶縁膜25と、ゲート間絶縁膜25上に配置されたコントロールゲート金属電極層70とを備える。
図7は、図3の活性領域AA3上におけるI−I線に沿う模式的断面構造であることから、図1に示したスタックゲート構造のメモリセルトランジスタが列方向に直列に配置され、NAND列を構成した様子が示されている。各メモリセルトランジスタのフローティングゲートポリシリコン電極層4,ゲート間絶縁膜25及びコントロールゲート金属電極層70からなるスタック積層ゲート構造は、層間絶縁膜28によって互いに分離されている。図7において、紙面に垂直方向に走るコントロールゲート金属電極層70が、図2及び図3に示すワード線線WL0,WL1,WL2,…,WL15に対応する。
図8は、図3のワード線WL2上におけるII−II線に沿う模式的断面構造であることから、図7中に示すII−II線に沿う模式的断面構造に相当する。図8から明らかなように、各メモリセルトランジスタのSOI半導体層14,トンネル絶縁膜18及びフローティングゲートポリシリコン電極層4からなる積層構造は、素子分離領域(STI)30によって互いに分離されている。図8に示す構造では、素子分離領域(STI)30の底部はSOI絶縁層12中に侵入して形成されている。STIの深さは、STIの形成時のエッチング深さを調整することによって、SOI絶縁層12表面と接触する程度に形成することも可能である。或いは又、SOI絶縁層12を貫通して半導体基板10に到達するように深く形成されていても良い。要するに、列方向に延伸する複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…上に形成されるメモリセルトランジスタが隣り合う行方向で確実に素子分離されていれば良い。
更に、図8から明らかなように、フローティングゲートポリシリコン電極層4及び素子分離領域30からなるデバイス表面全体を平坦化した表面上にゲート間絶縁膜(ONO膜)25及びコントロールゲート金属電極層70を形成することによって、ワード線WL0,WL1,WL2,…,WL15が形成される。
(変形例)
本発明の第1の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、メモリセルトランジスタは、素子分離領域STIで互いに分離され,列方向に延伸する複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…と、複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…に直交し,行方向に延伸する複数のワード線WL0,WL1,WL2,…,WL15との交差部に配置され、例えば、図9及び図10に示すように、半導体基板10と、半導体基板10内に配置されたSOI絶縁層12と、SOI絶縁層12上に配置されたSOI半導体層14と、SOI半導体層中に対向して配置されるn+ソース/ドレイン領域16と、SOI半導体層14上に配置されたトンネル絶縁膜18と、トンネル絶縁膜18上に配置されるフローティングゲートポリシリコン電極層4と、フローティングゲートポリシリコン電極層4上に配置されたゲート間絶縁膜25と、ゲート間絶縁膜25上に配置されたバッファ層26と、バッファ層26上に配置されたコントロールゲート金属電極層70とを備える。本発明の第1の実施の形態の変形例の特徴は、バッファ層26をコントロールゲート金属電極層70とゲート間絶縁膜25との間に介在させた点にあり、このバッファ層26によって、コントロールゲート金属電極層70とゲート間絶縁膜25との間の密着性を向上し、コントロールゲート金属電極層70, ゲート間絶縁膜25及びフローティングゲートポリシリコン電極層4からなるMIS構造の信頼性を更に向上させることができる。
図9は、図3の活性領域AA3上におけるI−I線に沿う模式的断面構造であることから、図1に示したスタックゲート構造のメモリセルトランジスタが列方向に直列に配置され、NAND列を構成した様子が示されている。各メモリセルトランジスタのフローティングゲートポリシリコン電極層4,ゲート間絶縁膜25,バッファ層26及びコントロールゲート金属電極層70からなるスタック積層ゲート構造は、層間絶縁膜28によって互いに分離されている。図9において、紙面に垂直方向に走るコントロールゲート金属電極層70が、図2及び図3に示すワード線線WL0,WL1,WL2,…,WL15に対応する。
図10は、図3のワード線WL2上におけるII−II線に沿う模式的断面構造であることから、図9中に示すII−II線に沿う模式的断面構造に相当する。図10から明らかなように、各メモリセルトランジスタのSOI半導体層14,トンネル絶縁膜18及びフローティングゲートポリシリコン電極層4からなる積層構造は、素子分離領域(STI)30によって互いに分離されている。図10に示す構造では、素子分離領域(STI)30の底部はSOI絶縁層12中に侵入して形成されている。STIの深さは、STIの形成時のエッチング深さを調整することによって、SOI絶縁層12表面と接触する程度に形成することも可能である。或いは又、SOI絶縁層12を貫通して半導体基板10に到達するように深く形成されていても良い。要するに、列方向に延伸する複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…上に形成されるメモリセルトランジスタが隣り合う行方向で確実に素子分離されていれば良い。
更に、図10から明らかなように、フローティングゲートポリシリコン電極層4及び素子分離領域30からなるデバイス表面全体を平坦化した表面上にゲート間絶縁膜(ONO膜)25,バッファ層26及びコントロールゲート金属電極層70を形成することによって、ワード線WL0,WL1,WL2,…,WL15が形成される。
(選択ゲートトランジスタ)
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、メモリセルトランジスタに隣接して形成される選択ゲートトランジスタは、例えば、半導体基板10と、半導体基板10内に配置されたSOI絶縁層12と、SOI絶縁層12上に配置されたSOI半導体層14と、SOI半導体層中に対向して配置されるn+ソース/ドレイン領域16と、SOI半導体層14上に配置されたトンネル絶縁膜18と、トンネル絶縁膜18上に配置されるフローティングゲートポリシリコン電極層4と、フローティングゲートポリシリコン電極層4上に配置され, 開口部を備えるゲート間絶縁膜25と、開口部を備えるゲート間絶縁膜25上に配置されたコントロールゲート金属電極層70とを備える。このようにして形成される選択ゲートトランジスタは、図2において、ゲート電極が選択ゲート線SGD、SGSに接続されるトランジスタに相当する。
選択ゲートトランジスタのゲート電極となり,ワード線に平行に配置される選択ゲート線SGD,SGSは、コントロールゲート金属電極層70と同様に形成することができる。
(製造方法)
(a)まず、半導体基板10, 半導体基板10内に形成されたSOI絶縁層12,及びSOI絶縁層12上に形成されたSOI半導体層14からなるSOI基板を準備し、SOI半導体層14上にトンネル絶縁膜18を形成し、更にトンネル絶縁膜18上にフローティングゲートポリシリコン電極層4を形成する。
ここで、SOI構造を実現するSOI絶縁層12の材料としては、SiO2やサファイヤ(Al23)等が使用可能である。SOI絶縁層12上に設けられたSOI半導体層14の材料としては、単結晶シリコンや、シリコンゲルマニウム(SiGe)等が使用可能である。又、SOI絶縁層12上にSOI半導体層14を設ける手法として、サイモックス(SIMOX)法や張り合わせ法等が使用可能である。SIMOX法では、半導体基板10の酸素をイオン注入して熱処理を行うことにより、半導体基板10中にSOI絶縁層12、SOI絶縁層12上にSOI半導体層14を形成する。一方、張り合わせ法では、2枚のウェハの内、一方にSOI絶縁層12を形成して互いに張り合わせて熱処理を行い、一方のウェハを平坦研削して薄膜化させることにより、SOI絶縁層12上にSOI半導体層14を形成する。
トンネル絶縁膜18の材料としては、シリコン酸化膜(SiO2)が一般的であるが、シリコン酸化膜(SiO2)の他にも、窒化シリコン(Si34)、酸化タンタル(Ta25)、酸化チタン(TiO2)、アルミナ(Al23)、及び酸化ジルコニウム(ZrO2)等が使用可能である。
(b)次に、フローティングゲートポリシリコン電極層4をパターニングし、フローティングゲートポリシリコン電極層4, トンネル絶縁膜18, SOI半導体層14,及びSOI絶縁層12を反応性イオンエッチング(RIE)等でエッチング除去し、TEOS(テトラエトキシジシラン)絶縁膜等を充填後、化学的機械的研磨技術(CMP)により平坦化して、素子分離領域(STI)30を形成する。
(c)次に、フローティングゲートポリシリコン電極層4及び素子分離領域(STI)30上にゲート間絶縁膜25,及びゲート間絶縁膜25上に窒化膜11を順次堆積形成する。
ゲート間絶縁膜25の材料としては、Si34、Ta25、TiO2、Al23、ZrO2、オキサイド/ナイトライド/オキサイド(ONO)、リンガラス(PSG)、ボロンリンガラス(BPSG)、窒化酸化シリコン(SiON)、チタン酸バリウム(BaTiO3)、酸フッ化シリコン(SiOxy)及びポリイミド等の有機樹脂等が使用可能である。
(d)次に、図4に示すように、窒化膜11をパターニングし、窒化膜11, ゲート間絶縁膜25及びフローティングゲートポリシリコン電極層4を反応性イオンエッチング(RIE)等でエッチング除去し、トンネル絶縁膜18を露出する。
(e)次に、図5に示すように、リン(31+)若しくは砒素(75As+)等のイオンをイオン注入技術を用いて、所定の加速エネルギーとドーズ量を設定して、イオン注入し、熱処理後、SOI半導体層14中にn+ソース/ドレイン領域16を形成する。
(f)次に、層間絶縁膜28を半導体デバイス表面全面に堆積形成する。
(g)次に、図6に示すように、化学的機械的研磨技術(CMP)を用いて、半導体デバイス表面全面を平坦化し、窒化膜11及び層間絶縁膜28を露出する。
結果として、図6に示すように、トンネル絶縁膜18上のフローティングゲートポリシリコン電極層4, フローティングゲートポリシリコン電極層4上のゲート間絶縁膜25及びゲート間絶縁膜25上の窒化膜11からなる積層構造は、層間絶縁膜28によって分離される。
(h)次に、窒化膜11を除去後、コントロールゲート金属電極層70を半導体デバイス表面全面に堆積形成する。
(i)次に、図7及び図8に示すように、化学的機械的研磨技術(CMP)を用いて、半導体デバイス表面全面を、層間絶縁膜28を露出するまで平坦化し、結果として、コントロールゲート金属電極層70をメタルダマシンプロセスによって、層間絶縁膜28によって両側を挟まれる形で埋め込み形成する。この結果として、行方向に延伸するコントロールゲート金属電極層70がストライプ状に行方向に埋め込み形成され、ワード線WL0〜WL15が形成される。即ち、図8から明らかなように、既に工程(c)において、フローティングゲートポリシリコン電極層4及び素子分離領域30からなるデバイス表面全体を平坦化した表面上にゲート間絶縁膜(ONO膜)25が形成されており、更に工程(h)において、ゲート間絶縁膜(ONO膜)25上にコントロールゲート金属電極層70を形成し、工程(i)において、メタルダマシンプロセスによって、コントロールゲート金属電極層70を分離形成することによって、ワード線WL0,WL1,WL2,…,WL15が形成される。
コントロールゲート金属電極層70はワード線に対応することから、金属シリサイド膜を用いて構成されていても良い。金属シリサイド膜を形成する材料としては、例えば、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、チタニウム(Ti)、タンタル(Ta)、白金(Pt)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、パラジウム(Pd)等のシリサイド材料を適用することができる。
本発明の第1の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、基本的に第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法と同様である。図9及び図10に示すように、ゲート間絶縁膜25とコントロールゲート金属電極層70の間にバッファ層26を備えることから、工程(c)において、ゲート間絶縁膜25を形成後にバッファ層26を形成してもよい。その後の工程は第1の実施の形態と同様である。或いは又、工程(h)において、窒化膜11を除去後、露出したゲート間絶縁膜25上に、バッファ層26を形成しても良い。その後の工程は第1の実施の形態と同様である。
以上、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、フローティングゲートをポリシリコンで形成し、コントロールゲートを金属電極層で形成するスタックゲート型構造について、その製造方法を説明した。この後の工程は、一般的な配線工程とコンタクト工程を経て、ビット線や周辺回路配線を形成することになるため、説明は省略する。
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法によれば、メタルダマシンプロセスをコントロールゲート電極層の形成において用いることにより、アスペクト比を低減可能となり、加工容易化、隣接セル間容量の低減を実現でき、メモリセルアレイの微細化・高集積化・加工容易性と共に、低消費電力化・高速化を実現することができる。
[第2の実施の形態]
(基本構造)
本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルトランジスタの基本構造は、図11に示すように、半導体基板10中に配置されたSOI絶縁層12と、SOI絶縁層上に配置されたSOI半導体層14と、SOI半導体層14中に対向して配置されたn+ ソース/ドレイン領域16と、SOI半導体層14上に配置されたトンネル絶縁膜18と、n+ ソース/ドレイン領域16に挟まれたSOI半導体層14上にトンネル絶縁膜18を介して配置されたポリシリコン層からなるフローティングゲートポリシリコン電極層4と、n+ ソース/ドレイン領域16に面し、フローティングゲートポリシリコン電極層4の側壁にゲート間絶縁膜25を介して接して形成されたコントロールゲート金属電極層70とを備える側壁コントロールゲート型構造である。図11は、図12に示す平面パターン構造において、I−I線に沿う列方向で活性領域AA4を切断した断面構造の一つのメモリセルトランジスタ構造に対応している。
側壁コントロールゲート型構造によれば、フローティングゲートポリシリコン電極層4周辺の寄生容量を削減することができ、コントロールゲート金属電極層70とフローティングゲートポリシリコン電極層4間の容量を増大することにより、書き込み電圧Vpgmを低減することができ、高集積化、高速化が可能な不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。一方、コントロールゲート線の本数は、側壁コントロールゲート型構造では2本必要であるのに対して、「スタックゲート型構造では1本で済み、スタックゲート型構造のメモリセルアレイのほうが回路構成は簡単である。但し、実際上は図2と図13を比較すると明らかなように、側壁コントロールゲート型構造では、スタックゲート型構造に比べて、コントロールゲート線の本数はわずかに1本増加するのみである。1本のコントロールゲートで、2つのメモリセルをコントロールすることになるからである。
(平面パターン構造)
図12は、本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の側壁コントロールゲート型メモリセル構造を有するメモリセルアレイにおける模式的平面パターン構成図を示す。
本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、図11及び図12に示すように、SOI絶縁層上に複数のメモリセルトランジスタがマトリックス状に配置された不揮発性半導体記憶装置であって、素子分離領域STIで互いに分離され、列方向に延伸する複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…と、複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…に直交し,行方向に延伸する複数のコントロールゲート線CG0,CG1,CG2,…,CG9,…を備え、複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…と複数のコントロールゲート線CG0,CG1,CG2,…,CG9,…の交差部に隣接してコントロールゲート線に挟まれたフローティングゲートFGを有するメモリセルトランジスタMCが配置される。
(NAND型回路構成)
本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のマトリックス回路構成は、例えば、図13に示すように、6本のNANDメモリセルユニット29a〜29fと、制御ゲート線CG1〜CG17と、選択ゲート線SG01〜SG03と、ビット線BLk−1、BLk、BLk+1と、ソース線SLと、ビット線駆動回路21と、コントロールゲート線駆動回路20と、選択ゲート線駆動回路23と、ソース線駆動回路24とから構成される。NANDメモリセルユニット29a〜29fは、図13の例では、16個直列に接続されたメモリセルトランジスタと、コントロールゲート線CG17に隣接して配置される選択ゲート線SG01若しくはSG02を備える1個のビット線側選択ゲートトランジスタSG1若しくはSG2と、コントロールゲート線CG1に隣接して配置される選択ゲート線SG03を備える1個のソース線側選択ゲートトランジスタSG3とを備え、上記選択ゲートトランジスタを介してそれぞれビット線BL、ソース線SLに接続している。また、図13において、例えば、2本のコントロールゲート線CG12、CG13に挟まれる全メモリセルトランジスタ27によって、ページモードにおける1ページ分に相当するメモリセルの一行分を定義することもできる。
尚、第1の実施の形態と同様に、メモリセルトランジスタは、n+ソース/ドレイン領域16と同一導電型のチャネル領域を備えることにより、デプレッション型のMISトランジスタを構成することができる。或いは又、メモリセルトランジスタは、n+ソース/ドレイン領域16と反対導電型のチャネル領域を備えることにより、エンハンスメント型のMISトランジスタを構成することもできる。
(素子構造)
図14、図18乃至図19は、本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のI−I線に沿う模式的断面構造図を示す。
図15、及び図20は、本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のII−II線に沿う模式的断面構造図を示す。
図16乃至図17、及び図21乃至図22は、本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のIII−III線に沿う模式的断面構造図を示す。図12において、I−I線は、活性領域AA4上における列方向に沿う切断線を表し、II−II線は、コントロールゲート線CG1とコントロールゲート線CG2の中間部分におけるフローティングゲートFG上を行方向に沿う切断線を表し、III−III線は、コントロールゲート線CG4上における行方向に沿う切断線を表す。
本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、側壁コントロールゲート型構造のメモリセルトランジスタは、素子分離領域STIで互いに分離され,列方向に延伸する複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…と、複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…に直交し,行方向に延伸する複数のコントロールゲート線CG0,CG1,CG2,…,CG9,…の交差部に隣接して配置され、例えば、図19乃至図21或いは図22に示すように、半導体基板10と、半導体基板10内に配置されたSOI絶縁層12と、SOI絶縁層12上に配置されたSOI半導体層14と、SOI半導体層14中に対向して配置されるn+ソース/ドレイン領域16と、SOI半導体層14上に配置されたトンネル絶縁膜18と、トンネル絶縁膜18上に配置されるフローティングゲートポリシリコン電極層4と、フローティングゲートポリシリコン電極層4の側壁及びソース/ドレイン領域上のトンネル絶縁膜18上に配置されたゲート間絶縁膜25と、トンネル絶縁膜18及びゲート間絶縁膜25を介してn+ ソース/ドレイン領域16に面し,フローティングゲートポリシリコン電極層4の側壁にゲート間絶縁膜25を介して接して配置されたコントロールゲート金属電極層70とを備える。
図19は、図12の活性領域AA4上におけるI−I線に沿う模式的断面構造であることから、図11に示した側壁コントロールゲート構造のメモリセルトランジスタが列方向に直列に配置され、NAND列を構成した様子が示されている。第2の実施の形態に係る側壁コントロールゲート構造のメモリセルトランジスタにおいては、各メモリセルトランジスタのフローティングゲートポリシリコン電極層4は、ゲート間絶縁膜25を介してコントロールゲート金属電極層70によって挟まれ、かつコントロールゲート金属電極層70は隣接するメモリセルトランジスタによって共通に使用されることから、本発明の第1の実施の形態と異なり、層間絶縁膜28によって列方向に配置されるメモリセルトランジスタを互いに分離する必要はない。
図19において、紙面に垂直方向に走るコントロールゲート金属電極層70が、図12
に示すコントロールゲート線CG0,CG1,CG2,…,CG9,…或いは図13に示すコントロールゲート線CG1,CG2,…,CG17等に対応する。
図20は、図12のコントロールゲート線CG1とコントロールゲート線CG2で挟まれたフローティングゲートFG上におけるII−II線に沿う模式的断面構造であることから、図19中に示すII−II線に沿う模式的断面構造に相当する。図20から明らかなように、各メモリセルトランジスタのSOI半導体層14,トンネル絶縁膜18及びフローティングゲートポリシリコン電極層4からなる積層構造は、素子分離領域(STI)30によって互いに分離されている。図20に示す構造では、素子分離領域(STI)30の底部はSOI絶縁層12中に侵入して形成されている。STIの深さは、STIの形成時のエッチング深さを調整することによって、SOI絶縁層12表面と接触する程度に形成することも可能である。或いは又、SOI絶縁層12を貫通して半導体基板10に到達するように深く形成されていても良い。要するに、列方向に延伸する複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…上に形成されるメモリセルトランジスタが隣り合う行方向で確実に素子分離されていれば良い。
図21は、図12のコントロールゲート線CG4上におけるIII−III線に沿う模式的断面構造であることから、図19中に示すIII−III線に沿う模式的断面構造に相当する。図21から明らかなように、各メモリセルトランジスタのn+ソース/ドレイン領域16及びn+ソース/ドレイン領域16上のトンネル絶縁膜18は、III−III線方向において、素子分離領域(STI)30によって互いに分離されている。
更に、n+ソース/ドレイン領域16上には、トンネル絶縁膜18,及びゲート間絶縁膜25を介してコントロールゲート金属電極層70が、図21に示すように、行方向に延伸するように配置されている。
図21に示す構造では、素子分離領域(STI)30の底部はSOI絶縁層12中に侵入して形成されている。STIの深さは、STIの形成時のエッチング深さを調整することによって、SOI絶縁層12表面と接触する程度に形成することも可能である。或いは又、SOI絶縁層12を貫通して半導体基板10に到達するように深く形成されていても良い。要するに、列方向に延伸する複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…上に形成されるメモリセルトランジスタのn+ソース/ドレイン領域16が隣り合う行方向で確実に素子分離されていれば良い。
更に、図22から明らかなように、トンネル絶縁膜18及び素子分離領域30からなるデバイス表面全体を平坦化した表面上にゲート間絶縁膜(ONO膜)25及びコントロールゲート金属電極層70を形成することによって、コントロールゲート金属電極層70を形成する構造を用いても良い。
本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置においても、本発明の第1の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置と同様に、ゲート間絶縁膜25上にバッファ層26を配置し、バッファ層26上にコントロールゲート金属電極層70を配置してもよいことはもちろんである。バッファ層26をコントロールゲート金属電極層70とゲート間絶縁膜25との間に介在させ、このバッファ層26によって、コントロールゲート金属電極層70とゲート間絶縁膜25との間の密着性を向上し、コントロールゲート金属電極層70, ゲート間絶縁膜25、及びフローティングゲートポリシリコン電極層4或いはn+ソース/ドレイン領域16からなるMIS構造の信頼性を更に向上させることができる。
(選択ゲートトランジスタ)
本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、メモリセルトランジスタに隣接して配置される選択ゲートトランジスタは、例えば、半導体基板10と、半導体基板10内に配置されたSOI絶縁層12と、SOI絶縁層12上に配置されたSOI半導体層14と、SOI半導体層中に配置されるn+ソース/ドレイン領域16と、SOI半導体層14上に配置されたトンネル絶縁膜18と、トンネル絶縁膜18上に配置されるフローティングゲートポリシリコン電極層4と、フローティングゲートポリシリコン電極層4の側壁及びn+ソース/ドレイン領域16上のトンネル絶縁膜18上に配置され, フローティングゲートポリシリコン電極層4の側壁部に開口部を備えるゲート間絶縁膜25と、トンネル絶縁膜18及びゲート間絶縁膜25を介してn+ ソース/ドレイン領域16に面し,フローティングゲートポリシリコン電極層4の側壁部に開口部を有するゲート間絶縁膜25を介してフローティングゲートポリシリコン電極層4と接続されたコントロールゲート金属電極層70とを備える。
このようにして形成される選択ゲートトランジスタは、図13において、ゲート電極が選択ゲート線SG01、SG02、SG03に接続されるトランジスタに相当する。
選択ゲートトランジスタのゲート電極となり,コントロールゲート線に平行に配置される選択ゲート線SG01,SG02,SG03は、コントロールゲート金属電極層70と同様に形成することができる。
尚、選択ゲートトランジスタのゲート構造は、上記に説明した構造に限定されるものではない。フローティングゲートポリシリコン電極層4に対してコンタクト電極が形成されていれば良い。一番簡単な方法は、フローティングゲートポリシリコン電極層4に対してコントロールゲート金属電極層70と短絡することでゲート電極が形成される。上記説明のように、フローティングゲートポリシリコン電極層4の側壁部で接続する構造が簡便である。この構造以外にも、例えば、フローティングゲートポリシリコン電極層4の上部において、コントロールゲート金属電極層70と短絡する構造を備えていても良い。更に、コントロールゲート金属電極層70を用いるのではなく、フローティングゲートポリシリコン電極層4の上部にビアホールコンタクトを形成し、コントロールゲート金属電極層70とは別の金属電極で接続してもよい。
(製造方法)
(a)まず、図15に示すように、半導体基板10, 半導体基板10内に形成されたSOI絶縁層12,及びSOI絶縁層12上に形成されたSOI半導体層14からなるSOI基板を準備し、SOI半導体層14上にトンネル絶縁膜18を形成し、更にトンネル絶縁膜18上にフローティングゲートポリシリコン電極層4を形成する。
ここで、SOI構造を実現するSOI絶縁層12の材料としては、SiO2やサファイヤ(Al23)等が使用可能である。SOI絶縁層12上に設けられたSOI半導体層14の材料としては、単結晶シリコンや、シリコンゲルマニウム(SiGe)等が使用可能である。
トンネル絶縁膜18の材料としては、シリコン酸化膜(SiO2)が一般的であるが、シリコン酸化膜(SiO2)の他にも、窒化シリコン(Si34)、酸化タンタル(Ta25)、酸化チタン(TiO2)、アルミナ(Al23)、及び酸化ジルコニウム(ZrO2)等が使用可能である。
(b)次に、図15に示すように、フローティングゲートポリシリコン電極層4をパターニングし、フローティングゲートポリシリコン電極層4, トンネル絶縁膜18, SOI半導体層14,及びSOI絶縁層12を反応性イオンエッチング(RIE)等でエッチング除去し、TEOS絶縁膜等を充填後、化学的機械的研磨技術(CMP)により平坦化して、素子分離領域(STI)30を形成する。
(c)次に、図14に示すように、フローティングゲートポリシリコン電極層4をパターニングし、フローティングゲートポリシリコン電極層4を反応性イオンエッチング(RIE)等でエッチング除去し、トンネル絶縁膜18を露出する。
(d)次に、図16或いは図17に示すように、コントロールゲート線を配置する予定部分の素子分離領域(STI)30をエッチングし、素子分離領域(STI)30の表面高さを低く形成する。素子分離領域(STI)30の表面高さとしては、図16に示すように、トンネル絶縁膜18の表面高さよりも高く設定しても良い。或いは又、図17に示すように、トンネル絶縁膜18の表面高さと同程度に設定しても良い。
(e)次に、図18に示すように、リン(31+)若しくは砒素(75As+)等のイオンをイオン注入技術を用いて、所定の加速エネルギーとドーズ量を設定して、イオン注入し、熱処理後、SOI半導体層14中にn+ソース/ドレイン領域16を形成する。
(f)次に、半導体デバイス表面全面にゲート間絶縁膜25を堆積形成する。
ゲート間絶縁膜25の材料としては、Si34、Ta25、TiO2、Al23、ZrO2、オキサイド/ナイトライド/オキサイド(ONO)、リンガラス(PSG)、ボロンリンガラス(BPSG)、窒化酸化シリコン(SiON)、チタン酸バリウム(BaTiO3)、酸フッ化シリコン(SiOxy)及びポリイミド等の有機樹脂等が使用可能である。
(g)次に、コントロールゲート金属電極層70を半導体デバイス表面全面に堆積形成する。
(h)次に、図19乃至図22に示すように、化学的機械的研磨技術(CMP)を用いて、半導体デバイス表面全面を、ゲート間絶縁膜25を露出するまで平坦化し、結果として、コントロールゲート金属電極層70をメタルダマシンプロセスによって、ゲート間絶縁膜25によって両側を挟まれる形で埋め込み形成する。この結果として、行方向に延伸するコントロールゲート金属電極層70がストライプ状に行方向に埋め込み形成され、コントロールゲート線CG0,CG1,CG2,…,CG9,…が形成される。
コントロールゲート金属電極層70はコントロールゲート線に対応することから、金属シリサイド膜を用いて構成されていても良い。金属シリサイド膜を形成する材料としては、例えば、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、チタニウム(Ti)、タンタル(Ta)、白金(Pt)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、パラジウム(Pd)等のシリサイド材料を適用することができる。
以上、本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、フローティングゲートをポリシリコンで形成し、コントロールゲートを金属電極層で形成する側壁コントロールゲート型構造について、その製造方法を説明した。この後の工程は、一般的な配線工程とコンタクト工程を経て、ビット線や周辺回路配線を形成することになるため、説明は省略する。
本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法によれば、側壁コントロールゲート型構造のメモリセルトランジスタにおいて、メタルダマシンプロセスをコントロールゲート電極層の形成に用いることにより、アスペクト比を低減可能となり、加工容易化、隣接セル間容量の低減を実現でき、メモリセルアレイの微細化・高集積化・加工容易性と共に、低消費電力化・高速化を実現することができる。
[第3の実施の形態]
(基本構造)
本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルトランジスタの基本構造は、図23に示すように、半導体基板10中に配置されたSOI絶縁層12と、SOI絶縁層12上に配置されたSOI半導体層14と、SOI半導体層14中に対向して配置されたn+ ソース/ドレイン領域16と、n+ ソース/ドレイン領域16に挟まれたSOI半導体層14上に配置されたトンネル絶縁膜38と、トンネル絶縁膜38上に配置されたフローティングゲート金属電極層40と、フローティングゲート金属電極層40の側壁及びn+ソース/ドレイン領域16上に配置されたゲート間絶縁膜25と、n+ ソース/ドレイン領域16に面し,かつフローティングゲート金属電極層40の側壁にゲート間絶縁膜25を介して接して配置されたコントロールゲート金属電極層70とを備える側壁コントロールゲート型構造である。図23は、図12に示す平面パターン構造において、I−I線に沿う列方向で活性領域AA4を切断した断面構造の一つのメモリセルトランジスタ構造に対応している。
第2の実施の形態と同様に、側壁コントロールゲート型構造によれば、フローティングゲート金属電極層40周辺の寄生容量を削減することができ、コントロールゲート金属電極層70とフローティングゲート金属電極層40間の容量を増大することにより、書き込み電圧Vpgmを低減することができ、高集積化、高速化が可能な不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。更に、本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置においては、コントロールゲートCGのみならず、フローティングゲートについてもメタルダマシンプロセスを用いることから、ゲート構造の微細化、薄膜化を更に促進することができる。
(NAND型回路構成)
本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のマトリックス回路構成は、例えば、第2の実施の形態と同様に表される。即ち、図13に示すように、6本のNANDメモリセルユニット29a〜29fと、制御ゲート線CG1〜CG17と、選択ゲート線SG01〜SG03と、ビット線BLk−1、BLk、BLk+1と、ソース線SLと、ビット線駆動回路21と、コントロールゲート線駆動回路20と、選択ゲート線駆動回路23と、ソース線駆動回路24とから構成される。NANDメモリセルユニット29a〜29fは、図13の例では、16個直列に接続されたメモリセルトランジスタと、コントロールゲート線CG17に隣接して配置される選択ゲート線SG01若しくはSG02を備える1個のビット線側選択ゲートトランジスタSG1若しくはSG2と、コントロールゲート線CG1に隣接して配置される選択ゲート線SG03を備える1個のソース線側選択ゲートトランジスタSG3とを備え、上記選択ゲートトランジスタを介してそれぞれビット線BL、ソース線SLに接続している。また、図13において、例えば、2本のコントロールゲート線CG12、CG13に挟まれる全メモリセルトランジスタ27によって、ページモードにおける1ページ分に相当するメモリセルの一行分を定義することもできる。
尚、第1及び第2の実施の形態と同様に、メモリセルトランジスタは、n+ソース/ドレイン領域16と同一導電型のチャネル領域を備えることにより、デプレッション型のMISトランジスタを構成することができる。或いは又、メモリセルトランジスタは、n+ソース/ドレイン領域16と反対導電型のチャネル領域を備えることにより、エンハンスメント型のMISトランジスタを構成することもできる。
(平面パターン構造)
本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の模式的平面パターン構成は、第2の実施の形態と同様に、図12に示すように表される。
本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、図23及び図12に示すように、SOI絶縁層上に複数のメモリセルトランジスタがマトリックス状に配置された不揮発性半導体記憶装置であって、素子分離領域STIで互いに分離され、列方向に延伸する複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…と、複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…に直交し,行方向に延伸する複数のコントロールゲート線CG0,CG1,CG2,…,CG9,…を備え、複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…と複数のコントロールゲート線CG0,CG1,CG2,…,CG9,…の交差部に隣接してコントロールゲート線に挟まれたフローティングゲートFGを有するメモリセルトランジスタMCが配置される。
(素子構造)
図24乃至図28は、本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のI−I線に沿う模式的断面構造図を示す。
図29は、本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のII−II線に沿う模式的断面構造図を示す。
図30、及び図31は、本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のIII−III線に沿う模式的断面構造図を示す。
本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、側壁コントロールゲート型構造のメモリセルトランジスタは、素子分離領域STIで互いに分離され,列方向に延伸する複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…と、複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…に直交し,行方向に延伸する複数のコントロールゲート線CG0,CG1,CG2,…,CG9,…との交差部に隣接して配置され、例えば、図28乃至図30或いは図31に示すように、半導体基板10と、半導体基板10内に配置されたSOI絶縁層12と、SOI絶縁層12上に配置されたSOI半導体層14と、SOI半導体層14中に対向して配置されるn+ソース/ドレイン領域16と、n+ソース/ドレイン領域16に挟まれたSOI半導体層14上に配置されたトンネル絶縁膜38と、トンネル絶縁膜38上に配置されるフローティングゲート金属電極層40と、フローティングゲート金属電極層40の側壁及びn+ソース/ドレイン領域16上に配置されたゲート間絶縁膜25と、n+ ソース/ドレイン領域16に面し,かつフローティングゲート金属電極層40の側壁にゲート間絶縁膜25を介して接して配置されたコントロールゲート金属電極層70とを備える。
図28は、図12の活性領域AA4上におけるI−I線に沿う模式的断面構造であることから、図23に示した側壁コントロールゲート構造のメモリセルトランジスタが列方向に直列に配置され、NAND列を構成した様子が示されている。第3の実施の形態に係る側壁コントロールゲート構造のメモリセルトランジスタにおいては、各メモリセルトランジスタのフローティングゲート金属電極層40は、ゲート間絶縁膜25を介してコントロールゲート金属電極層70によって挟まれ、かつコントロールゲート金属電極層70は隣接するメモリセルトランジスタによって共通に使用されることから、本発明の第1の実施の形態と異なり、層間絶縁膜28によって列方向に配置されるメモリセルトランジスタを互いに分離する必要はない。
図28において、紙面に垂直方向に走るコントロールゲート金属電極層70が、図12に示すコントロールゲート線CG0,CG1,CG2,…,CG9,…或いは図13に示すコントロールゲート線CG1,CG2,…,CG17等に対応する。
図29は、図12のコントロールゲート線CG1とコントロールゲート線CG2で挟まれたフローティングゲートFG上におけるII−II線に沿う模式的断面構造であることから、図28中に示すII−II線に沿う模式的断面構造に相当する。図29から明らかなように、各メモリセルトランジスタのSOI半導体層14,トンネル絶縁膜38及びフローティングゲート金属電極層40からなる積層構造は、素子分離領域(STI)30によって互いに分離されている。図29に示す構造では、素子分離領域(STI)30の底部はSOI絶縁層12中に侵入して形成されている。STIの深さは、STIの形成時のエッチング深さを調整することによって、SOI絶縁層12表面と接触する程度に形成することも可能である。或いは又、SOI絶縁層12を貫通して半導体基板10に到達するように深く形成されていても良い。要するに、列方向に延伸する複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…上に形成されるメモリセルトランジスタが隣り合う行方向で確実に素子分離されていれば良い。
図30は、図12のコントロールゲート線CG4上におけるIII−III線に沿う模式的断面構造であることから、図28中に示すIII−III線に沿う模式的断面構造に相当する。図30から明らかなように、各メモリセルトランジスタのn+ソース/ドレイン領域16は、III−III線方向において、素子分離領域(STI)30によって互いに分離されている。
更に、n+ソース/ドレイン領域16上には、ゲート間絶縁膜25を介してコントロールゲート金属電極層70が、図30に示すように、行方向に延伸するように配置されている。
図30に示す構造では、素子分離領域(STI)30の底部はSOI絶縁層12中に侵入して形成されている。STIの深さは、STIの形成時のエッチング深さを調整することによって、SOI絶縁層12表面と接触する程度に形成することも可能である。或いは又、SOI絶縁層12を貫通して半導体基板10に到達するように深く形成されていても良い。要するに、列方向に延伸する複数の活性領域AA1,AA2,AA3,AA4,…,AA8,…上に形成されるメモリセルトランジスタのn+ソース/ドレイン領域16が隣り合う行方向で確実に素子分離されていれば良い。
更に、図31から明らかなように、トンネル絶縁膜38及び素子分離領域30からなるデバイス表面全体を平坦化した表面上にゲート間絶縁膜(ONO膜)25及びコントロールゲート金属電極層70を形成することによって、コントロールゲート金属電極層70を形成する構造を用いても良い。
本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置においても、本発明の第1の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置と同様に、ゲート間絶縁膜25上にバッファ層26を配置し、バッファ層26上にコントロールゲート金属電極層70を配置してもよいことはもちろんである。バッファ層26をコントロールゲート金属電極層70とゲート間絶縁膜25との間に介在させ、このバッファ層26によって、コントロールゲート金属電極層70とゲート間絶縁膜25との間の密着性を向上し、コントロールゲート金属電極層70, ゲート間絶縁膜25、及びフローティングゲート金属電極層40或いはn+ソース/ドレイン領域16からなるMIS構造の信頼性を更に向上させることができる。
(選択ゲートトランジスタ)
本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、メモリセルトランジスタに隣接して形成される選択ゲートトランジスタは、第2の実施の形態と同様に形成することができる。例えば、半導体基板10と、半導体基板10内に配置されたSOI絶縁層12と、SOI絶縁層12上に配置されたSOI半導体層14と、SOI半導体層14中に対向して配置されるn+ソース/ドレイン領域16と、n+ソース/ドレイン領域16に挟まれたSOI半導体層14上に配置されたトンネル絶縁膜38と、トンネル絶縁膜38上に配置されるフローティングゲート金属電極層40と、フローティングゲート金属電極層40の側壁,及びn+ソース/ドレイン領域16上に配置され, フローティングゲート金属電極層40の側壁部に開口部を備えるゲート間絶縁膜25と、ゲート間絶縁膜25を介してn+ ソース/ドレイン領域16に面し,開口部を有するゲート間絶縁膜25を介してフローティングゲート金属電極層40と接続されたコントロールゲート金属電極層70とを備える。
このようにして形成される選択ゲートトランジスタは、図13において、ゲート電極が選択ゲート線SG01、SG02、SG03に接続されるトランジスタに相当する。
選択ゲートトランジスタのゲート電極となり、コントロールゲート線に平行に配置される選択ゲート線SG01、SG02、SG03は、コントロールゲート金属電極層70と同様に形成することができる。
尚、選択ゲートトランジスタのゲート構造は、上記に説明した構造に限定されるものではない。フローティングゲート金属電極層40に対してコンタクト電極が形成されていれば良い。一番簡単な方法は、フローティングゲート金属電極層40に対してコントロールゲート金属電極層70と短絡することでゲート電極が形成される。上記説明のように、フローティングゲート金属電極層40の側壁部で接続する構造が簡便である。この構造以外にも、例えば、フローティングゲート金属電極層40の上部において、コントロールゲート金属電極層70と短絡する構造を備えていても良い。更に、コントロールゲート金属電極層70を用いるのではなく、フローティングゲート金属電極層40の上部にビアホールコンタクトを形成し、コントロールゲート金属電極層70とは別の金属電極で接続してもよい。
(製造方法)
(a)まず、半導体基板10, 半導体基板10内に形成されたSOI絶縁層12,及びSOI絶縁層12上に形成されたSOI半導体層14からなるSOI基板を準備し、SOI半導体層14上に窒化膜22を形成する。
ここで、SOI構造を実現するSOI絶縁層12の材料としては、SiO2やサファイヤ(Al23)等が使用可能である。SOI絶縁層12上に設けられたSOI半導体層14の材料としては、単結晶シリコンや、シリコンゲルマニウム(SiGe)等が使用可能である。
(b)次に、窒化膜22をパターニングし、窒化膜22、SOI半導体層14,及びSOI絶縁層12を反応性イオンエッチング(RIE)等でエッチング除去し、TEOS絶縁膜等を充填後、化学的機械的研磨技術(CMP)により平坦化して、素子分離領域(STI)30を形成する(図示省略)。結果として、図12に示すように、活性領域AA以外の部分に、素子分離領域(STI)30が形成される。
(c)次に、窒化膜22をパターニングし、窒化膜22を反応性イオンエッチング(RIE)等でエッチング除去し、SOI半導体層14を露出する。
(d)次に、コントロールゲート線を配置する予定部分の素子分離領域(STI)30をエッチングし、素子分離領域(STI)30の表面高さを低く形成する。素子分離領域(STI)30の表面高さとしては、SOI半導体層14の表面高さよりも高く設定しても良い。或いは又、SOI半導体層14の表面高さと同程度に設定しても良い。
(e)次に、図24に示すように、リン(31+)若しくは砒素(75As+)等のイオンをイオン注入技術を用いて、所定の加速エネルギーとドーズ量を設定して、イオン注入し、熱処理後、SOI半導体層14中にn+ソース/ドレイン領域16を形成する。
(f)次に、半導体デバイス表面全面にゲート間絶縁膜25を堆積形成する。
ゲート間絶縁膜25の材料としては、Si34、Ta25、TiO2、Al23、ZrO2、オキサイド/ナイトライド/オキサイド(ONO)、リンガラス(PSG)、ボロンリンガラス(BPSG)、窒化酸化シリコン(SiON)、チタン酸バリウム(BaTiO3)、酸フッ化シリコン(SiOxy)及びポリイミド等の有機樹脂等が使用可能である。
(g)次に、図25に示すように、コントロールゲート金属電極層70を半導体デバイス表面全面に堆積形成する。
(h)次に、図26に示すように、化学的機械的研磨技術(CMP)を用いて、半導体デバイス表面全面を、ゲート間絶縁膜25及び窒化膜22の表面を露出するまで平坦化し、結果として、コントロールゲート金属電極層70をメタルダマシンプロセスによって、ゲート間絶縁膜25によって両側を挟まれる形で埋め込み形成する。この結果として、行方向に延伸するコントロールゲート金属電極層70がストライプ状に行方向に埋め込み形成され、コントロールゲート線CG0,CG1,CG2,…,CG9,…が形成される。
コントロールゲート金属電極層70はコントロールゲート線に対応することから、金属シリサイド膜を用いて構成されていても良い。金属シリサイド膜を形成する材料としては、例えば、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、チタニウム(Ti)、タンタル(Ta)、白金(Pt)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、パラジウム(Pd)等のシリサイド材料を適用することができる。
(i)次に、窒化膜22を反応性イオンエッチング(RIE)等でエッチング除去し、SOI半導体層14を露出する。
(j)次に、図27に示すように、露出されたSOI半導体層14上に、トンネル絶縁膜38を形成する。
トンネル絶縁膜38の材料としては、熱酸化膜、低温で形成するCVD絶縁膜等のシリコン酸化膜(SiO2)が一般的であるが、シリコン酸化膜(SiO2)の他にも、窒化シリコン(Si34)、酸化タンタル(Ta25)、酸化チタン(TiO2)、アルミナ(Al23)、及び酸化ジルコニウム(ZrO2)等が使用可能である。
(k)次に、フローティングゲート金属電極層40を半導体デバイス表面全面に堆積形成する。
(l)次に、図28に示すように、化学的機械的研磨技術(CMP)を用いて、半導体デバイス表面全面を、ゲート間絶縁膜25の表面を露出するまで平坦化し、結果として、フローティングゲート金属電極層40をメタルダマシンプロセスによって、ゲート間絶縁膜25によって両側を挟まれる形で埋め込み形成する。
フローティングゲート金属電極層40は不揮発性半導体記憶装置を構成するメモリセルトランジスタの電荷蓄積層に対応するが、金属シリサイド膜を用いて構成されていても良い。金属シリサイド膜を形成する材料としては、例えば、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、チタニウム(Ti)、タンタル(Ta)、白金(Pt)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、パラジウム(Pd)等のシリサイド材料を適用することができる。
以上、本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、フローティングゲート及びコントロールゲートを共に金属電極層で形成する側壁コントロールゲート型構造について、その製造方法を説明した。この後の工程は、一般的な配線工程とコンタクト工程を経て、ビット線や周辺回路配線を形成することになるため、説明は省略する。
本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法によれば、側壁コントロールゲート型構造のメモリセルトランジスタにおいて、メタルダマシンプロセスをコントロールゲート及びフローティングゲートの両方の金属電極層の形成に用いることにより、アスペクト比を低減可能となり、加工容易化、隣接セル間容量の低減を実現でき、メモリセルアレイの微細化・高集積化・加工容易性と共に、低消費電力化・高速化を実現することができる。
[応用例]
本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置においては、様々な適用例が可能である。これらの適用例のいくつかを図32乃至図38に示す。
本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を適用する以下の適用例によれば、メモリセルトランジスタにおいて、メタルダマシンプロセスをコントロールゲート及びフローティングゲートの一方若しくは両方の金属電極層の形成に用いることにより、アスペクト比を低減可能となり、加工容易化、隣接セル間容量の低減を実現でき、メモリセルアレイの微細化・高集積化・加工容易性と共に、不揮発性半導体記憶装置のみならず、周辺回路を含めた適用例の係る装置全体の低消費電力化・高速化を実現することができる。
(適用例1)
図32は、フラッシュメモリ装置及びシステムの主要構成要素の概略的なブロック図である。図32に示すように、フラッシュメモリシステム142はホストプラットホーム144、及びユニバーサル・シリアル・バス(USB)フラッシュ装置146より構成される。
ホストプラットホーム144は、USBケーブル148を介して、USBフラッシュ装置146へ接続されている。ホストプラットホーム144は、USBホストコネクタ150を介してUSBケーブル148に接続し、USBフラッシュ装置146はUSBフラッシュ装置コネクタ152を介してUSBケーブル148に接続する。ホストプラットホーム144は、USBバス上のパケット伝送を制御するUSBホスト制御器154を有する。
USBフラッシュ装置146は、USBフラッシュ装置146の他の要素を制御し、かつUSBフラッシュ装置146のUSBバスへのインタフェースを制御するUSBフラッシュ装置制御器156と、USBフラッシュ装置コネクタ152と、本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置で構成された少なくとも一つのフラッシュメモリモジュール158を含む。
USBフラッシュ装置146がホストプラットホーム144に接続されると、標準USB列挙処理が始まる。この処理において、ホストプラットホーム144は、USBフラッシュ装置146を認知してUSBフラッシュ装置146との通信モードを選択し、エンドポイントという、転送データを格納するFIFOバッファを介して、USBフラッシュ装置146との間でデータの送受信を行う。ホストプラットホーム144は、他のエンドポイントを介してUSBフラッシュ装置146の脱着等の物理的、電気的状態の変化を認識し、受け取るべきパケットがあれば、それを受け取る。
ホストプラットホーム144は、USBホスト制御器154へ要求パケットを送ることによって、USBフラッシュ装置146からのサービスを求める。USBホスト制御器154は、USBケーブル148上にパケットを送信する。USBフラッシュ装置146がこの要求パケットを受け入れたエンドポイントを有する装置であれば、これらの要求はUSBフラッシュ装置制御器156によって受け取られる。
次に、USBフラッシュ装置制御器156は、フラッシュメモリモジュール158から、或いはフラッシュメモリモジュール158へ、データの読み出し、書き込み、或いは消去等の種々の操作を行う。それとともに、USBアドレスの取得等の基本的なUSB機能をサポートする。USBフラッシュ装置制御器156は、フラッシュメモリモジュール158の出力を制御する制御ライン160を介して、また、例えば、チップイネーブル信号CE等の種々の他の信号や読み取り書き込み信号を介して、フラッシュメモリモジュール158を制御する。また、フラッシュメモリモジュール158は、アドレスデータバス162によってもUSBフラッシュ装置制御器156に接続されている。アドレスデータバス162は、フラッシュメモリモジュール158に対する読み出し、書き込みあるいは消去のコマンドと、フラッシュメモリモジュール158のアドレス及びデータを転送する。
ホストプラットホーム144が要求した種々の操作に対する結果及び状態に関してホストプラットホーム144へ知らせるために、USBフラッシュ装置146は、状態エンドポイント(エンドポイント0)を用いて状態パケットを送信する。この処理において、ホストプラットホーム144は、状態パケットがないかをチェックし(ポーリング)、USBフラッシュ装置146は、新しい状態メッセージのパケットが存在しない場合に空パケットを、あるいは状態パケットそのものを返す。
以上、USBフラッシュ装置146の様々な機能を実現可能である。上記USBケーブル148を省略し、コネクタ間を直接接続することも可能である。
(メモリカード)
(適用例2)
一例として、半導体メモリデバイス250を含むメモリカード260は、図33に示すように構成される。半導体メモリデバイス250には、本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置が適用可能である。メモリカード260は、図33に示すように、外部デバイス(図示せず)から所定の信号を受信し、或いは外部デバイスへ所定の信号を出力するように動作可能である。
半導体メモリデバイス250を内蔵するメモリカード260に対しては、シグナルラインDAT,コマンドラインイネーブルシグナルラインCLE,アドレスラインイネーブルシグナルラインALE及びレディー/ビジーシグナルラインR/Bが接続されている。シグナルラインDATはデータ信号,アドレス信号或いはコマンド信号を転送する。コマンドラインイネーブルシグナルラインCLEは、コマンド信号がシグナルラインDAT上を転送されていることを示す信号を伝達する。アドレスラインイネーブルシグナルラインALEは、アドレス信号がシグナルラインDAT上を転送されていることを示す信号を伝達する。レディー/ビジーシグナルラインR/Bは、半導体メモリデバイス250がレディーか否かを示す信号を伝達する。
(適用例3)
メモリカード260の別の具体例は、図34に示すように、図33のメモリカードの例とは異なり、半導体メモリデバイス250に加えて、更に、半導体メモリデバイス250を制御し、かつ外部デバイスとの間で所定の信号を送受信するコントローラ276を具備している。コントローラ276は、インタフェースユニット(I/F)271,272と、マイクロプロセッサユニット(MPU)273と、バッファRAM274と、及びインタフェースユニット(I/F)272内に含まれるエラー訂正コードユニット(ECC)275とを備える。
インタフェースユニット(I/F)271は、外部デバイスとの間で所定の信号を送受信し、インタフェースユニット(I/F)272は、半導体メモリデバイス250との間で所定の信号を送受信する。マイクロプロセッサユニット(MPU)273は、論理アドレスを物理アドレスに変換する。バッファRAM274は、データを一時的に記憶する。エラー訂正コードユニット(ECC)275は、エラー訂正コードを発生する。
コマンド信号ラインCMD、クロック信号ラインCLK、及びシグナルラインDATはメモリカード260に接続されている。制御信号ラインの本数、シグナルラインDATのビット幅及びコントローラ276の回路構成は適宜修正可能である。
(適用例4)
更に別のメモリカード260の構成例は、図35に示すように、インタフェースユニット(I/F)271,272、マイクロプロセッサユニット(MPU)273、バッファRAM274、インタフェースユニット(I/F)272に含まれるエラー訂正コードユニット(ECC)275及び半導体メモリデバイス領域501をすべてワンチップ化して、システムLSIチップ507として実現している。このようなシステムLSIチップ507がメモリカード260内に搭載されている。
(ICカード)
(適用例5)
本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の別の適用例は、図36及び図37に示すように、半導体メモリデバイス250,ROM410,RAM420及びCPU430から構成されたMPU400と、プレーンターミナル600を含むIC(interface circuit:IC)カード500を構成している。ICカード500はプレーンターミナル600を介して外部デバイスと接続可能である。またプレーンターミナル600はICカード500内において、MPU400に結合される。CPU430は演算部431と制御部432とを含む。制御部432は半導体メモリデバイス250、ROM410及びRAM420に結合されている。MPU400はICカード500の一方の表面上にモールドされ、プレーンターミナル600はICカード500の他方の表面上において形成されることが望ましい。
図37において、半導体メモリデバイス250或いはROM410に対して、本発明の第1乃至第3の実施の形態において詳細に説明した不揮発性半導体記憶装置を適用することができる。また、不揮発性半導体記憶装置の動作上、ページモード、バイトモード及び擬似EEROMモードが可能である。
(適用例6)
更に別のICカード500の構成例は、図38に示すように、ROM410,RAM420,CPU430及び半導体メモリデバイス領域501をすべてワンチップ化して、システムLSIチップ508として構成する。このようなシステムLSIチップ508がICカード500内に内蔵されている。図38において、半導体メモリデバイス領域501及びROM410に対して、本発明の第1乃至第3の実施の形態において詳細に説明した不揮発性半導体記憶装置を適用することができる。また、不揮発性半導体記憶装置の動作上、ページモード、バイトモード及び擬似EEROMモードが可能である。
[その他の実施の形態]
上記のように、本発明は第1乃至第3の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
第1乃至第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルトランジスタの製造工程においてもさまざまな変形例、変更例が可能であることも勿論である。
更に又、第1乃至第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルトランジスタは、2値論理のメモリに限定されるものではない。例えば、3値以上の多値論理のメモリについても適用可能である。例えば、4値記憶の不揮発性半導体記憶装置であれば、2値記憶の不揮発性半導体記憶装置に比べ、2倍のメモリ容量を達成することができる。更に又、m値(m>3)以上の多値記憶の不揮発性半導体記憶装置についても適用可能である。
以上の説明では、NAND型フラッシュEEPROMを中心に説明したが、AND型、NOR型、或いは2トランジスタ/セル型、3トランジスタ/セル型等による他の動作方式のメモリについても、第1乃至第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルトランジスタの構造及び製造方法は適用可能である。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルにおける模式的断面構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置として、NAND型フラッシュメモリ構成の模式的回路構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の模式的平面パターン構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図3のI−I線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図3のI−I線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図3のI−I線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図3のI−I線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図3のII−II線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図3のI−I線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図3のII−II線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の側壁コントロールゲート構造のメモリセルにおける模式的断面構成図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の模式的平面パターン構成図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置として、側壁コントロールゲート構造のメモリセルにおけるNAND型フラッシュメモリの模式的回路構成図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のI−I線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のII−II線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のIII−III線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のIII−III線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のI−I線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のI−I線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のII−II線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のIII−III線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のIII−III線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルにおける模式的断面構成図。 本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のI−I線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のI−I線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のI−I線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のI−I線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のI−I線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のII−II線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のIII−III線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す模式的断面構造であって、図12のIII−III線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の応用例の一つであって、フラッシュメモリ装置及びシステムの模式的ブロック構成図。 本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を適用するメモリカードの内部構造を示す模式的ブロック構成図。 本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を適用するメモリカードの内部構造を示す模式的ブロック構成図。 本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を適用するメモリカードの内部構造を示す模式的ブロック構成図。 本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を適用するICカードの模式的構成図。 本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を適用するICカードの内部構造を示す模式的ブロック構成図。 本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を適用するICカードの内部構造を示す模式的ブロック構成図。
符号の説明
4…フローティングゲートポリシリコン電極層
10…半導体基板
11,22…窒化膜
12…SOI絶縁層
14…SOI半導体層
16…n+ソース/ドレイン領域
18,38…トンネル絶縁膜
25…ゲート間絶縁膜(ONO膜)
26…バッファ層
28…層間絶縁膜
30…素子分離領域(STI)
33…メモリセルアレイ
40…フローティングゲート金属電極層
70…コントロールゲート金属電極層

Claims (5)

  1. 絶縁層上に半導体層が配置され,前記半導体層に複数のメモリセルトランジスタがマトリックス状に配置された不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記半導体層に配置され,素子分離領域で互いに分離され,列方向に延伸する複数の活性領域と、
    前記複数の活性領域に直交し,行方向に延伸する複数のワード線と、
    前記複数の活性領域に設けられたソース/ドレイン領域,前記ソース/ドレイン領域に挟まれ,前記半導体層上に設けられたトンネル絶縁膜を介して配置されたフローティングゲートポリシリコン電極層、前記フローティングゲートポリシリコン電極層上に配置されたゲート間絶縁膜、前記フローティングゲートポリシリコン電極層上に前記ゲート間絶縁膜を介して配置されたコントロールゲート金属電極層とを有するメモリセルトランジスタ
    とを備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 絶縁層上に半導体層が配置され,前記半導体層に複数のメモリセルトランジスタがマトリックス状に配置された不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記半導体層に配置され,素子分離領域で互いに分離され,列方向に延伸する複数の活性領域と、
    前記複数の活性領域に直交し,行方向に延伸する複数のコントロールゲート線と、
    前記複数の活性領域に設けられたソース/ドレイン領域、前記ソース/ドレイン領域に挟まれ,前記半導体層上に設けられたトンネル絶縁膜を介して配置されたフローティングゲートポリシリコン電極層、前記フローティングゲートポリシリコン電極層の側壁及び前記ソース/ドレイン領域上の前記トンネル絶縁膜上に配置されたゲート間絶縁膜、前記トンネル絶縁膜及び前記ゲート間絶縁膜を介して前記ソース/ドレイン領域に面し,かつ前記フローティングゲートポリシリコン電極層の側壁に前記ゲート間絶縁膜を介して接して配置されたコントロールゲート金属電極層とを有するメモリセルトランジスタ
    とを備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 絶縁層上に半導体層が配置され,前記半導体層に複数のメモリセルトランジスタがマトリックス状に配置された不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記半導体層に配置され,素子分離領域で互いに分離され,列方向に延伸する複数の活性領域と、
    前記複数の活性領域に直交し,行方向に延伸する複数のコントロールゲート線と、
    前記複数の活性領域に設けられたソース/ドレイン領域、前記ソース/ドレイン領域に挟まれ,前記半導体層上に設けられたトンネル絶縁膜を介して配置されたフローティングゲート金属電極層、前記フローティングゲート金属電極層の側壁及び前記ソース/ドレイン領域上に配置されたゲート間絶縁膜、前記ゲート間絶縁膜を介して前記ソース/ドレイン領域に面し,かつ前記フローティングゲート金属電極層の側壁に前記ゲート間絶縁膜を介して接して配置されたコントロールゲート金属電極層とを有するメモリセルトランジスタ
    とを備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 絶縁層上に形成された半導体層上にトンネル絶縁膜を形成し、前記トンネル絶縁膜上にフローティングゲートポリシリコン電極層を形成する工程と、
    前記フローティングゲートポリシリコン電極層, 前記トンネル絶縁膜, 前記半導体層,及び前記絶縁層をエッチング除去し、素子分離領域を形成する工程と、
    前記フローティングゲートポリシリコン電極層及び前記素子分離領域上にゲート間絶縁膜,及び前記ゲート間絶縁膜上に窒化膜を順次堆積する工程と、
    前記窒化膜, 前記ゲート間絶縁膜及び前記フローティングゲートポリシリコン電極層をエッチング除去し、トンネル絶縁膜を露出する工程と、
    前記半導体層中にソース/ドレイン領域を形成する工程と、
    層間絶縁膜を半導体デバイス表面全面に堆積する工程と、
    半導体デバイス表面全面を平坦化し、前記窒化膜及び前記層間絶縁膜を露出する工程と、
    前記窒化膜を除去後、コントロールゲート金属電極層を半導体デバイス表面全面に堆積する工程と、
    半導体デバイス表面全面を、前記層間絶縁膜を露出するまで平坦化し、前記コントロールゲート金属電極層をメタルダマシンプロセスによって、埋め込み形成する工程
    とを備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  5. 絶縁層上に形成された半導体層上にトンネル絶縁膜を形成し、トンネル絶縁膜上にフローティングゲートポリシリコン電極層を形成する工程と、
    前記フローティングゲートポリシリコン電極層, 前記トンネル絶縁膜, 前記半導体層,及び前記絶縁層をエッチング除去し、素子分離領域を形成する工程と、
    前記フローティングゲートポリシリコン電極層をエッチング除去し、トンネル絶縁膜を露出する工程と、
    前記半導体層中に対向するソース/ドレイン領域を形成する工程と、
    半導体デバイス表面全面にゲート間絶縁膜を堆積する工程と、
    コントロールゲート金属電極層を半導体デバイス表面全面に堆積する工程と、
    半導体デバイス表面全面を、前記ゲート間絶縁膜を露出するまで平坦化し、前記コントロールゲート金属電極層をメタルダマシンプロセスによって、埋め込み形成する工程
    とを備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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