JP2001185731A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2001185731A
JP2001185731A JP36791199A JP36791199A JP2001185731A JP 2001185731 A JP2001185731 A JP 2001185731A JP 36791199 A JP36791199 A JP 36791199A JP 36791199 A JP36791199 A JP 36791199A JP 2001185731 A JP2001185731 A JP 2001185731A
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forming
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film
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JP36791199A
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Junji Yagishita
淳史 八木下
Tomohiro Saito
友博 齋藤
Kyoichi Suguro
恭一 須黒
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】MISトランジスタのソース及びドレインを形
成した後にセルフアラインでゲート電極を形成する半導
体装置の製造方法において、工程数の削減を図る。 【解決手段】SOI基板10上に絶縁層15を形成する
工程と、前記絶縁層のMISトランジスタのゲート形成
領域を除去してゲート溝16を形成する工程と、SOI
基板10の表面にソース及びドレインを形成するための
イオン注入を行う工程と、アニール処理を行って、前記
SOI層13の表面にソース及びドレイン17を形成す
る工程と、前記ゲート溝16の底面に露出するSOI層
13の表面にゲート絶縁膜20を形成する工程と、前記
ゲート溝16内にゲート電極21を埋め込み形成するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MISトランジス
タのソース及びドレインを形成した後にセルフアライン
でゲート電極を形成する半導体装置及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】MISFETにメタルゲートや高誘電体
ゲート絶縁膜を適用するために、ダミーゲートを用いる
プロセス(ダミーゲートプロセス)が提案されている。
(参考文献:A. Chatterjeee et al., IEDM Tech. Di
g.,(1997), p.821及びA. Yagishita et al., IEDM Tec
h. Dig., (1998), p.785) ここでダミーゲートプロセスとは、将来ゲートを形成す
る領域に後で除去するダミーのゲートを形成し、これに
セルフアラインでソース及びドレインを形成したのち、
ダミーゲートを本来のゲートに置き換えるプロセスであ
る。ダミーゲートプロセスを用いれば、高温熱処理の必
要なソース及びドレインをゲートより先に形成してしま
うので、ゲート形成後の熱工程を450℃以下に低温化
できる。したがって、熱耐性に乏しいメタルゲートや高
誘電体ゲート絶縁膜をMISFETに適用することが容
易になる。
【0003】ところが、この技術の問題点はダミーゲー
ト形成及び除去のために工程数が大幅に増大してしまう
ことであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ダミ
ーゲートプロセスを用いると、ゲート電極形成後の熱工
程の温度を低温化することができるが、ダミーゲートの
形成及び除去のために、工程数が大幅に増大し、製造コ
ストの増大、スループットの悪化を招くという問題があ
った。
【0005】本発明の目的は、MISトランジスタのソ
ース及びドレインを形成した後にセルフアラインでゲー
ト電極を形成するゲート電極後作りプロセスにおいて、
工程数の削減を図り、製造時間の短縮化を図り得る半導
体装置及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】[構成]本発明は、上記
目的を達成するために以下のように構成されている。
【0007】(1)本発明(請求項1)の半導体装置
は、SOI基板と、このSOI基板上に形成され溝を有
する絶縁層と、この絶縁層の溝内に埋め込み形成された
MISトランジスタのゲート絶縁膜及びゲート電極とを
具備し、前記MISFETのチャネル領域のSOI基板
のSOI層厚が周囲のSOI層厚より薄く、且つ該チャ
ネル領域下部の埋め込み絶縁層が周囲の埋め込み絶縁層
厚より厚くなっていることを特徴とする。
【0008】本発明の半導体装置は、前記チャネル領域
下部の埋め込み絶縁層は前記MISトランジスタのソー
ス及びドレイン中の不純物と同一の不純物が導入されて
いることが好ましい。
【0009】(2)本発明(請求項3)の半導体装置の
製造方法は、半導体基板上に絶縁層を形成する工程と、
前記絶縁層のMISトランジスタのゲート形成領域を除
去してゲート溝を形成する工程と、前記半導体基板の表
面にソース及びドレインを形成するためのイオン注入を
行う工程と、アニール処理を行って、前記半導体基板の
表面にソース及びドレインを形成する工程と、前記ゲー
ト溝の底面に露出する半導体基板の表面にゲート絶縁膜
を形成する工程と、前記ゲート溝内にゲート電極を埋め
込み形成することを特徴とする。
【0010】(3)本発明(請求項4)の半導体装置
は、半導体基板上にMISトランジスタのソース及びド
レインを形成するための不純物を含む絶縁層を形成する
工程と、前記絶縁層のMISトランジスタのゲート形成
領域を除去してゲート溝を形成する工程と、アニール処
理を行い、前記絶縁層に含まれる不純物を前記半導体基
板に拡散させてソース及びドレインを形成する工程と、
前記ゲート溝の底面に露出する半導体基板の表面にゲー
ト絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート溝内にゲート電
極を埋め込み形成することを特徴とする。
【0011】(4)本発明(請求項5)の半導体装置
は、半導体基板上に不純物を含む絶縁層を形成する工程
と、前記絶縁層のMISトランジスタのゲート電極の形
成領域を含む領域を除去し、ゲート溝を形成する工程
と、第1のアニール処理を行い、前記絶縁層に含まれる
不純物を前記半導体基板に拡散させる工程と、前記ゲー
ト溝の側壁に不純物を含む側壁絶縁膜を形成し、ゲート
溝の幅をゲート電極と同程度にする工程と、第2のアニ
ール処理を行い、前記側壁絶縁膜に含まれる前記不純物
を前記半導体基板に拡散させる工程と、前記ゲート溝の
底面に露出する半導体基板の表面にゲート絶縁膜を形成
する工程と、前記ゲート溝内にゲート電極を埋め込み形
成することを特徴とする。
【0012】上記三つの発明に好ましい実施態様を以下
に記す。
【0013】前記半導体基板として、SOI基板を用い
ること。
【0014】前記絶縁層として、2層以上の複数の絶縁
膜を積層すること。
【0015】前記ゲート電極として、メタル材料を用い
ること。
【0016】前記ゲート絶縁膜として、高誘電体材料を
用いること。
【0017】[作用]本発明は、上記構成によって以下
の作用・効果を有する。
【0018】本発明の半導体装置によれば、チャネル下
部の埋め込み絶縁層厚が厚く、SOI層の膜厚が薄いの
で、トランジスタのショートチャネル効果が抑制され、
高性能なトランジスタを実現することができる。
【0019】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、ゲート電極が形成される領域に溝を有する絶縁層
を形成した後、イオン注入・アニールを行ってソース及
びドレインを形成し、溝内にゲート絶縁膜及びゲート電
極を埋め込み形成することによって、ダミーゲートの形
成・除去が不要になり、工程数の削減を図り、製造時間
の短縮化を図り得る。
【0020】また、本発明の別の半導体装置の製造方法
によれば、ゲート電極が形成される領域に溝を有し、不
純物を含む絶縁層を形成した後、イオン注入・アニール
を行ってソース及びドレインを形成し、溝内にゲート絶
縁膜及びゲート電極を埋め込み形成することによって、
ダミーゲートの形成・除去が不要になり、工程数の削減
を図り、製造時間の短縮化を図り得る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を参照して説明する。
【0022】[第1の実施形態]まず、図1の工程断面
図を用いて、本発明の基本概念を説明する。
【0023】先ず、図1(a)に示すように、先ず、S
i支持基板11,埋め込み酸化膜(埋め込み絶縁層)1
2,SOI層(シリコン活性層)13からなるSOI基
板10を用意する。SOI基板10のSOI層13上に
シリコン酸化膜14を介して絶縁層15を形成した後、
この絶縁層15をエッチングすることで将来ゲートを形
成する領域にゲート溝16を形成する。
【0024】次いで、図1(b)に示すように、絶縁層
15越しにソース及びドレインを形成するためのイオン
注入を行い、不純物イオン注入領域17,18形成す
る。ソース及びドレイン領域に対応する絶縁層15が形
成されている領域では、不純物イオンの運動エネルギー
が絶縁層により減衰され、半導体基板の表面に不純物イ
オン注入領域17が形成される。チャネル領域に対応す
るゲート溝16の領域では、不純物イオンの運動エネル
ギーが絶縁層15により減衰されないので、ソース及び
ドレイン領域に比べてより深い領域のSOI基板10に
不純物イオン注入領域が形成される。つまり、チャネル
領域のSOI層13表面にはソース及びドレイン領域と
同じ導電型の不純物イオン18は非常に低濃度しか注入
されない。
【0025】次いで、図1(c)に示すように、これら
の注入された不純物イオンを活性化するためのアニール
を行い、ソース/ドレイン領域19を形成する。次い
で、溝内に露出する半導体基板の表面にゲート絶縁膜
(例えばTa25)20を形成した後(図1(d))、
溝内にゲート電極(例えばAl)21をダマシン法で埋
め込み形成する。
【0026】このようにすると、従来のようなダミーゲ
ートの形成及び除去が不要になるため、従来のダマシン
ゲートプロセス(ダミーゲートプロセスでゲート溝を形
成し、ゲート溝外のゲート電極をCMPで除去するプロ
セス)よりも工程数を大幅に削減できる。しかも、以下
のようなダマシンゲートプロセスのメリットはそのまま
存続する。
【0027】すなわち、(1)ゲートをRIEでなくC
MPで加工するため、ゲート絶縁膜にプラズマダメージ
が導入されない。(2)ゲート加工後、表面が完全平坦
化されるため、以降の製造工程が容易になる。(3)高
温熱処理が必要なソース及びドレイン領域の形成を、ゲ
ート形成よりも先に行うので、ゲートにメタル材料を、
ゲート絶縁膜に高誘電体材料を使いやすくなる。(4)
ソース及びドレイン領域とゲートとの位置は自己整合的
に決められる。
【0028】もちろん、SOI基板でなく通常の半導体
基板を用いても良い。その場合には、ソース及びドレイ
ン領域形成用のイオン注入時にチャネルの深い部分に注
入されたイオンが充分深い位置にあり、ソースやドレイ
ンと電気的につながらないようになっていなければなら
ない。
【0029】[第2の実施形態]次に、本発明を適用し
たMISFETの製造工程について詳細に説明する。図
2から図5は、本発明の第2の実施形態に係わるNチャ
ネルMISFETの製造工程を示す工程断面図である。
なお、この工程断面図は、ゲート長方向の断面を示して
いる。
【0030】先ず、図2(a)に示すように、Si支持
基板11,埋め込み酸化膜12,例えば厚さが100n
mであるSOI層13からなるSOI基板10に図示さ
れないSTIによる素子分離層を形成した後、SOI層
13の表面に膜厚5nm程度の熱酸化膜31とシリコン
窒化膜32を形成し、その上に150nm程度のTEO
S膜33をLPCVD法により堆積形成する。このTE
OS膜33は、後でイオン注入マスクやCMPストッパ
ーとして使用される。TEOS膜33上にリソグラフィ
技術を用いて、ゲート形成領域に開口を有する図示され
ないレジスト膜を形成し、このレジスト膜をマスクに用
いてゲート形成予定領域のTEOS膜33をエッチング
し、ゲート溝34を形成する。ゲート溝34を形成する
際、シリコン窒化膜32がTEOSエッチングのストッ
パーの役割を果たす。
【0031】次に、レジスト膜を除去した後、ソース/
ドレイン領域を形成するためのイオン注入を行う。図2
(b)に示すように、Asを例えば300keV,1×
10 15cm-2で注入し、Asイオン注入領域35,36
を形成する。この時、ソース/ドレイン領域のSOI層
13表面には高濃度のAsイオンが注入されてAsイオ
ン注入領域35が形成されるが、チャネル領域ではAs
イオンがSOI層13を通り抜けて埋め込み酸化膜12
にAsイオン注入領域36が形成されるように注入条件
を調整する。チャネル領域のSi(SOI層)表面には
ソース及びドレインと同じ導電型のイオンは非常に低濃
度しか注入されない。また、必要であれば、ここでしき
い値電圧調整用のイオン注入も行う。
【0032】次いで、図3(c)に示すように、注入イ
オンの活性化のため、アニール(1000℃、RTA:
10秒程度)を行い、ソース/ドレイン領域37を形成
する。
【0033】次いで、図3(d)に示すように、ゲート
溝34の底面のチャネル領域のシリコン窒化膜32と熱
酸化膜31を、ホットリン酸、HF液等により除去し、
ゲート溝34の底面にSOI層13を露出させる。
【0034】活性化のためのアニールが行われてソース
/ドレインが形成された後なので、今後450℃以上の
高温熱処理工程は存在しない。従って、熱耐性の乏しい
高誘電体や強誘電体材料(Ta25膜・TiO2 膜や
(Ba,Sr)TiO3 、など)をゲート絶縁膜に使用
することができ、またゲート電極にはメタル材料(Ti
N,Al,W,Ru等)を使用することができる。
【0035】次いで、図4(e)に示すように、例え
ば、図示されない膜厚1nm以下のシリコン窒化膜を形
成した後、例えば4nm程度の膜厚のTa25膜をゲー
ト絶縁膜38として形成する。シリコン窒化膜及びTa
25膜からなるゲート絶縁膜38の酸化膜換算膜厚は2
nm以下となる。さらに、バリアメタル39となる厚さ
5nm程度のTiN層を形成した後、ゲート電極40と
しての膜厚300nm程度のAl層を堆積する。
【0036】次いで、図4(f)に示すように、ゲート
電極40/バリアメタル39/ゲート絶縁膜(Ta25
膜/SiN膜)38の表面をCMP法により順次研磨し
てゲート溝34の中にゲート絶縁膜38及びゲート電極
40を埋め込み形成する。
【0037】ゲート電極40形成後は通常のLSI製造
プロセスと同様である。図5(g)に示すように、層間
絶縁膜41をCVD法により堆積し、ソース/ドレイン
領域37及びゲート電極40上にコンタクトホールを開
孔し、上層金属配線42を接続形成する。必要であれば
SOIのボディーコンタクトもここで形成することがで
きる(図示せず)。
【0038】以上のように、本実施形態によれば、ダミ
ーゲートの形成及び除去が不要になるため、従来のダマ
シンゲートプロセスよりも工程数を大幅に削減できる。
しかも、以下のようなダマシンゲートプロセスのメリッ
トはそのまま維持される。すなわち、(1)ゲートをR
IEでなくCMPで加工するため、ゲート絶縁膜にプラ
ズマダメージが導入されない。(2)ゲート加工後、表
面が完全平坦化されるため、以降の製造工程が容易にな
る。(3)高温熱処理が必要なソース及びドレインの形
成を、ゲートよりも先に行うので、ゲートにメタル材料
を、ゲート絶縁膜に高誘電体材料を使いやすくなる。
(4)ソース及びドレインとゲートの位置はセルフアラ
インである。
【0039】なお、上述した製造方法で形成することに
より、図6に示すように、チャネル領域下部の埋め込み
酸化膜12下部のSi支持基板12には、高濃度の不純
物61が高濃度にドーピングされるため、ゲート絶縁膜
形成工程やその他の熱工程によって、この部分のSi支
持基板11が酸化されやすくなる。なお、酸化剤は、素
子分離領域の埋め込み材であるTEOSを通過してSi
支持基板表面に到達する。酸化により、チャネル領域の
埋め込み絶縁層(埋め込み酸化膜12のチャネル領域下
部相当部分)が他の領域より厚くなる。
【0040】このように、チャネル下部の埋め込み酸化
膜12の膜厚が厚く、SOI層13の膜厚が薄いと、ト
ランジスタのショートチャネル効果が抑制され、高性能
なトランジスタを実現することができる。従って、チャ
ネル領域の埋め込み絶縁層下部に高濃度の不純物を導入
して埋め込み絶縁層の膜厚が増加した本構造は、デバイ
スの高性能化に有効である。
【0041】さらにまた、本実施形態では、SOI基板
10を用いているため、チャネル下部には埋め込み酸化
膜12が存在する。そのため、ソース及びドレイン用の
イオン注入時にチャネルの深い部分(埋め込み酸化膜
中)に注入されたイオンがソースとドレイン間を電気的
にショートさせる不良が生じない。
【0042】また、SOI膜厚を調整してFully-deplet
edモードでトランジスタを動作させれば、ミッドギャッ
プワークファンクションのメタル材料を用いていても低
いしきい値電圧(0.15V程度)のメタルゲートMI
SFETを容易に実現できる。
【0043】[第3の実施形態]次に、本実施形態で
は、本発明を用いてLDD構造(またはextension/deep
junction構造)を実現する第1の方法について説明す
る。
【0044】図7から図11は、本発明の第3の実施形
態に係わるNチャネルMISFETの製造工程を示す工
程断面図である。なお、この工程断面図は、ゲート長方
向の断面を示している。
【0045】先ず、図7(a)に示すように、図2
(a)を用いて説明したように、例えばSOI層厚が1
00nmであるSOI基板10に図示されないSTIに
よる素子分離層を形成した後、SOI層13の表面に膜
厚5nm程度の熱酸化膜31とシリコン窒化膜32を形
成し、その上に150nm程度のTEOS膜33をLP
CVD法により堆積形成する。このTEOS膜33は、
後でイオン注入マスクやCMPストッパーとして使用さ
れる。EB直描やリソグラフィによりレジスト膜をパタ
ーンニングし、ゲート形成予定領域のTEOS膜33を
エッチングし、ゲート溝51を形成する。
【0046】次いで、ソース/ドレイン領域形成のため
のイオン注入を行う。まず、図7(b)に示すように、
- 拡散層を形成するため、Asを例えば加速電圧30
0keV,ドーズ量1×l014cm-2で注入し、低濃度
As領域35,36を形成する。表面の凹凸を利用し
て、ソース及びドレイン領域のSOI層13の表面には
イオンを注入するが、ゲート溝51から露出するSOI
層13のチャネル領域ではAsイオンがSOI層13を
通り抜けて埋め込み酸化膜12に達するように注入条件
を調節する。この工程で、チャネル領域のSi表面には
ソース及びドレインと同じ導電型のイオンは非常に低濃
度しか注入されない。
【0047】次いで、図8(c)に示すように、HF液
によりTEOS膜33をエッチングすることにより、ゲ
ート溝51の幅を片側60nm程度左右に広げる。
【0048】次いで、図8(d)に示すように、N+
散層を形成するため、Asを例えば加速電圧300ke
V、1×1015cm-2で注入し高濃度As注入領域5
2,53を形成する。表面がTEOS膜33で覆われた
ソース及びドレイン領域のSOI層13の表面には高濃
度のイオンが注入されて高濃度As注入領域52が形成
され、上部にTEOS膜33が形成されていないSOI
層13のチャネル領域では、イオンがSi(SOI)を
通り抜けて、埋め込み酸化膜12に高濃度As注入領域
53が形成されるように注入条件を調節する。この工程
で、チャネル領域のSi表面にはソース及びドレインと
同じ導電型のイオンは非常に低濃度しか注入されない。
また、必要であれば、ここでしきい値電圧調整用のイオ
ン注入も行う。
【0049】次いで、図9(e)に示すように、注入さ
れたイオンの活性化のため、アニール(1000℃、R
TA,10秒程度)を行い、N+ 拡散層54,N- 拡散
層55,及びAs導入領域56を形成する。
【0050】次いで、図9(f)に示すように、チャネ
ル領域のシリコン窒化膜32と熱酸化膜31を、ホット
リン酸、HF液等により除去する。
【0051】次いで、図10(g)に示すように、ゲー
ト絶縁膜38、バリアメタル39、ゲート電極材料40
を堆積する。ここでは、ゲート絶縁膜38の材料として
主にTa25、ゲート電極材料40としてAlを用いた
場合を示す。ゲート絶縁膜38として、例えばTa25
の膜厚を約4nmとし、その下には、1nm以下のシリ
コン窒化膜(NO窒化により¥形成されたオキシナイト
ライド膜)を形成すると良い。ゲート絶縁膜の酸化膜換
算膜厚は2nm以下となる。また、例えば膜厚300n
m程度のAlからなるゲート電極40の下には、バリア
メタル39として例えば膜厚5nm程度のTiNを形成
することが望ましい。
【0052】次いで、図10(h)に示すように、ゲー
ト電極(Al)40/バリアメタル(TiN)39/ゲ
ート絶縁膜(Ta25,SiN)38をCMPで研磨
し、ダマシン法によりゲート溝の中に埋め込み形成す
る。
【0053】ゲート電極40の形成後は通常のLSI製
造プロセスと同様である。図11(i)に示すように、
層間絶縁膜41をCVD法で堆積し、ソース/ドレイン
領域及びゲート電極上にコンタクトホールを開孔し、上
層金属配線42を接続形成する。必要であればSOIの
ボディーコンタクトもここで形成することができる(図
示せず)。
【0054】以上のように、本実施形態によれば、第2
の実施形態と同様の効果が得られるとともに、LDD構
造(またはextension/deep junction構造)を容易に実
現することができる。
【0055】[実施形態4]次に、本実施形態では、本
発明を用いてLDD構造(またはextension/deep junct
ion構造)を実現する第2の方法について説明する。
【0056】図12から図14は、本発明の第4の実施
形態に係わるNチャネルMISFETの製造工程を示す
工程断面図である。なお、この工程断面図は、ゲート長
方向の断面を示している。
【0057】先ず、図12(a)に示すように、図2
(a)を用いて説明したいように、例えばSOI層厚が
100nmであるSOI基板10に図示されないSTI
による素子分離層を形成した後、SOI層13の表面に
膜厚5nm程度の熱酸化膜31とシリコン窒化膜32を
形成し、その上に150nm程度のTEOS膜33をL
PCVD法により堆積形成する。このTEOS膜33
は、後でイオン注入マスクやCMPストッパーとして使
用される。
【0058】EB直描やリソグラフィによりレジスト膜
をパターンニングし、ゲート形成予定領域のTEOS膜
33をエッチングし、ゲート溝121を形成する。ゲー
ト溝121の幅は第3の実施形態に示したゲート溝(3
4)よりも若干広め(片側60nm程度)にしておく。
【0059】次いで、ソース/ドレイン領域形成のため
のイオン注入を行う。まず、図12(b)に示すよう
に、N+ 拡散層を形成するため、Asを例えば300k
eV、1×1015cm-2で注入し、高濃度As注入領域
122,123を形成する。表面の凹凸を利用して、ソ
ース及びドレイン領域のSOI層13の表面にはイオン
が注入され高濃度As注入領域122が形成されるが、
ゲート溝121から露出するSOI層13のチャネル領
域ではAsイオンがSOI層13を通り抜けて埋め込み
酸化膜12に高濃度As注入領域123が形成されるよ
うに注入条件を調節する。この工程で、チャネル領域の
Si表面にはソース及びドレインと同じ導電型のイオン
は非常に低濃度しか注入されない。
【0060】次いで、例えば膜厚60nm程度のTEO
S膜124をLPCVDにより堆積し(図13
(c))、全面をRIEエッチバックすることにより、
TEOS膜33の側壁に残留させると共に、ゲート溝1
21の幅を狭める。
【0061】次いで、図14(e)に示すように、N-
拡散層を形成するため、Asを例えば加速電圧300k
eV,ドーズ量1×1014cm-2で注入し、低濃度As
注入領域126,127を形成する。表面の凹凸を利用
して、ソース及びドレイン領域のSOI層13の表面に
はイオンが注入され低濃度As注入領域126が形成さ
れるが、ゲート溝121から露出するSOI層13のチ
ャネル領域ではAsイオンがSOI層13を通り抜けて
埋め込み酸化膜12に低濃度As注入領域127が形成
されるように注入条件を調節する。また、必要であれ
ば、ここでしきい値電圧調整用のイオン注入も行う。そ
の後、図14(f)に示すように、注入イオンの活性化
のため、アニール(1000℃、RTA,10秒程度)
を行い、N + 拡散層128,N- 拡散層129,As導
入領域130を形成する。
【0062】次いで、図15(g)に示すように、チャ
ネル領域のシリコン窒化膜32と熱酸化膜31を、ホッ
トリン酸、HF液等により除去し、ゲート絶縁膜38、
バリアメタル39、ゲート電極材料40を堆積する。こ
こでは、ゲート絶縁膜材料38としてTa25、ゲート
電極材料としてAlを用いた場合を示す。ゲート絶縁膜
38としては、例えばTa25の膜厚を約4nmとし、
その下には、1nm以下のシリコン窒化膜(NO窒化に
より形成されたオキシナイトライド膜)を形成すると良
い。ゲート絶縁膜の酸化膜換算膜厚は2nm以下とな
る。また、例えば膜厚300nm程度のAlからなるゲ
ート電極40の下には、バリアメタル39として例えば
膜原5nm程度のTiNを形成することが望ましい 次いで、図15(h)に示すように、ゲート電極40/
バリアメタル39/ゲート絶縁膜38をCMPで研磨
し、ダマシン法によりゲート溝121の中にのみゲート
電極40/バリアメタル39/ゲート絶縁膜38を埋め
込み形成する。
【0063】ゲート電極40の形成後は通常のLSI製
造プロセスと同様である。図16(i)に示すように、
層間絶縁膜41をCVDで堆積し、この層間絶縁膜41
にソース/ドレイン領域及びゲート電極上にコンタクト
ホールを開孔し、上層金属配線42を接続形成する。必
要であればSOIのボディーコンタクトもここで形成す
ることができる(図示せず)。
【0064】以上のように、本実施形態によれば、第2
の実施形態と同様の効果が得られるとともに、LDD構
造(またはextension /deep junction構造)を容易に実
現することができる。
【0065】[第5の実施形態]本実施形態では、ソー
ス及びドレイン領域にメタル材料を貼り付けトランジス
タをより高性能化する方法を示す。
【0066】図17から図19は、本発明の第5の実施
形態に係わるNチャネルMISFETの製造工程を示す
工程断面図である。なお、この工程断面図は、ゲート長
方向の断面を示している。
【0067】先ず、図17(a)に示すように、SOI
基板10の例えば厚さが100nmであるSOI層13
の表面に膜厚5nm程度の熱酸化膜31と膜厚150n
m程度のシリコン窒化膜171を形成する。素子分離領
域のシリコン窒化膜171、熱酸化膜31とSOI層1
3をエッチング除去し、TEOS膜を埋め込むことで素
子分離層172を形成する。素子領域のシリコン窒化膜
171は除去せずに残しておく。
【0068】次いで、図17(b)に示すように、EB
直描やリソグラフィによりレジストをパターンニング
し、ゲート形成予定領域のシリコン窒化膜171及びT
EOS膜をエッチングし、ゲート溝を形成する。レジス
トを除去した後、膜厚60nm程度のTEOS膜の堆
積、エッチバックを行い、側壁に厚さ60nmのTEO
S側壁174を有するゲート溝173を形成する。
【0069】次に、ソース/ドレイン領域形成のための
イオン注入を行う。先ず、図17(b)に示すように、
+ 拡散層を形成するため、Asを例えば300ke
V,1×1015cm-2で注入し、高濃度As注入領域1
75,176を形成する。表面の凹凸を利用して、ソー
ス及びドレイン領域のSOI層13の表面にはイオンが
注入され高濃度As注入領域175が形成されるが、ゲ
ート溝121から露出するSOI層13のチャネル領域
ではAsイオンがSOI層13を通り抜けて埋め込み酸
化膜12に高濃度As注入領域176が形成されるよう
に注入条件を調節する。この工程で、チャネル領域のS
i表面にはソース及びドレインと同じ導電型のイオンは
非常に低濃度しか注入されない。また、必要であれば、
ここでしきい値電圧調整用のイオン注入も行う。
【0070】その後、図18(c)に示すように、注入
イオンの活性化のため、アニール(1000℃、RTA
10秒程度)を行って、N+ 拡散層177,As導入領
域178を形成する。この後、チャネル領域の熱酸化膜
31(TEOS側壁形成時に消失している可能性もあ
る)をHF液等により除去した後、ゲート絶縁膜38、
バリアメタル39、ゲート電極材料40を堆積する。こ
こでは、ゲート絶縁膜材料38としてTa25、ゲート
電極材料としてAlを用いた場合を示す。ゲート絶縁膜
38としては、例えばTa25の膜厚を約4nmとし、
その下には、1nm以下のシリコン窒化膜(NO窒化オ
キシナイトライド膜)を形成すると良い。ゲート絶縁膜
の酸化膜換算膜厚は2nm以下となる。また、例えば膜
厚300nm程度のAlからなるゲート電極40の下に
は、バリアメタル39として例えば膜原5nm程度のT
iNを形成することが望ましい。そして、ゲート電極4
0/バリアメタル39/ゲート絶縁膜38をCMPで研
磨し、ゲート溝の中にのみ、ゲート電極40/バリアメ
タル39/ゲート絶縁膜38を埋め残す(ダマシン
法)。
【0071】次いで、図18(d)に示すように、ソー
ス及びドレイン領域のシリコン窒化膜171をCDE等
で除去し、短時間のHF処理等でソース及びドレイン領
域のSOI層13表面が露出する溝179を形成する。
【0072】次いで、図19(e)に示すように、この
ようにしてできた溝179中に、TiN/Ti180を
スパッタして堆積した後、Al層181を堆積してCM
Pで平坦化する。このソース及びドレイン領域のTiN
/Ti180とSOI層との接触抵抗を下げるため、4
00℃程度のアニールを行う。
【0073】ソース及びドレイン領域にAl層181を
貼り付けた後は、通常のLSI製造プロセスと同様であ
る。層間絶縁膜182をCVDで堆積し、ソース/ドレ
イン領域及びゲート電極に接続するコンタクトホールを
開孔し、上層金属配線183を形成する。必要であれば
SOIのボディーコンタクトもここで形成することがで
きる(図示せず)。
【0074】以上のように、本実施形態によれば、第2
の実施形態と同様の効果が得られるとともに、ソース及
びドレイン領域にメタル材料をセルフアラインで貼り付
けることができ、トランジスタをより高性能化できる。
【0075】[第6の実施形態]本実施形態では、ソー
ス及びドレイン領域形成を、イオン注入されたTEOS
膜からの固相拡散にて行う方法を示す。
【0076】図20から図21は、本発明の第6の実施
形態に係わるNチャネルMISFETの製造工程を示す
工程断面図である。なお、この工程断面図は、ゲート長
方向の断面を示している。
【0077】先ず、図20(a)に示すように、図2
(a)を用いて説明したように、例えばSOI層厚が1
00nmであるSOI基板10に図示されないSTIに
よる素子分離層を形成した後、SOI層13の表面に膜
厚5nm程度の熱酸化膜31とシリコン窒化膜32を形
成し、その上に150nm程度のTEOS膜33をLP
CVD法により堆積形成する。このTEOS膜33は、
後でイオン注入マスクやCMPストッパーとして使用さ
れる。EB直描やリソグラフィによりレジスト膜をパタ
ーンニングし、ゲート形成予定領域のTEOS膜33を
エッチングし、ゲート溝201を形成する。
【0078】次に、ソース/ドレイン領域形成のための
イオン注入を行う。N+ 拡散層を形成するため、図20
(b)に示すように、Asを例えば200keV,1×
10 15cm-2で(または、P(リン)を90keV,1
×1015cm-2で)注入し、高濃度As注入領域20
2,203を形成する。表面の凹凸を利用して、ソース
及びドレイン領域ではTEOS膜33の底部に高濃度A
s注入領域202が形成されるが、チャネル領域ではイ
オンがSOI層13を通り抜けて埋め込み酸化膜12に
高濃度As注入領域202が形成されるように注入条件
を調節する。
【0079】その後、図21(c)に示すように、TE
OS膜33高濃度As注入領域202からの固相拡散に
より、ソース及びドレイン領域の拡散層204を形成す
る。また、必要であれば、ここでしきい値電圧調整用の
イオン注入も行う。
【0080】次いで、図21(d)に示すように、チャ
ネル領域のシリコン窒化膜32と熱酸化膜31を、ホッ
トリン酸、HF液等により除去した後、ゲート絶縁膜3
8,バリアメタル39及びゲート電極材料40を堆積す
る。ここでは、ゲート絶縁膜材料38としてTa25
ゲート電極材料40としてAlを用いた場合を示した。
Alからなるゲート電極40の下には、バリアメタル3
9としてTiNを形成することが望ましい。この後、ゲ
ート電極40/バリアメタル39/ゲート絶縁膜38を
CMPで研磨し、ダマシン法によりゲート溝の中に埋め
込み形成する。ゲート電極40の形成後は通常のLSI
製造プロセスと同様であるので説明を省略する。
【0081】以上のように、本実施形態によれば、第2
の実施形態と同様の効果が得られるとともに、ソース及
びドレイン領域のSOI層にイオン注入ダメージが加え
られないため、接合リーク特性等が改善する。
【0082】[第7の実施形態]本実施形態では、半導
体基板としてSOI基板ではなく、バルクのSi基板を
用いた例を説明する。
【0083】図22から図23は、本発明の第3の実施
形態に係わるNチャネルMISFETの製造工程を示す
工程断面図である。なお、この工程断面図は、ゲート長
方向の断面を示している。
【0084】先ず、シリコン基板221に、STIによ
る素子分離及びウェル形成後(図示せず)、シリコン基
板表面に5nm程度の熱酸化膜31とシリコン窒化膜3
2を形成し、その上に150nm程度のTEOS膜33
をLPCVD法により堆積形成する。このTEOS膜3
3は、後でイオン注入マスクやCMPストッパーとして
使用される。EB直描やリソグラフィーによりレジスト
をパターンニングし、ゲート形成予定領域のTEOSを
エッチングし、ゲート溝222を形成する。レジストを
除去した後の状態を図22(a)に示した。
【0085】次に、ソース/ドレイン領域形成のための
イオン注入を行う。先ず、図22(b)に示すように、
+ 拡散層を形成するため、Asを例えば300ke
V,1×1015cm-2で注入し、高濃度As注入領域2
23,224を形成する。
【0086】表面の凹凸を利用して、ソース及びドレイ
ン領域のSi基板221の表面には高濃度As注入領域
223が形成されるが、ゲート溝222から露出するS
i基板221のチャネル領域ではTEOS膜厚と同程度
の深さにAs注入領域224が形成されるように注入条
件を調節する。つまり、チャネル領域のSi表面にはソ
ース及びドレイン領域と同じ導電型のイオンは非常に低
濃度しか注入されない。また、必要であれば、ここでし
きい値電圧調整用のイオン注入も行う。その後、図23
(c)に示すように、注入イオンの活性化のため、アニ
ール(1000℃、RTA,10秒程度)を行い、ソー
ス及びドレイン領域225及びAs導入領域226を形
成する。
【0087】このとき、チャネル領域のAs拡散層とソ
ース及びドレイン領域のAs拡散層が電気的に導通しな
いように、ウェル濃度やイオン注入条件、アニール条件
を設定する必要がある。
【0088】次いで、図23(d)に示すように、チャ
ネル領域のシリコン窒化膜32と熱酸化膜31を、ホッ
トリン酸、HF液等により除去し、ゲート絶縁膜38,
バリアメタル39及びゲート電極材料40を堆積する。
ここでは、ゲート絶縁膜材料38としてTa25、ゲー
ト電極材料としてAlを用いた場合を示す。ゲート絶縁
膜38としては、例えばTa25の膜厚を約4nmと
し、その下には、1nm以下のシリコン窒化膜(NO窒
化オキシナイトライド膜)を形成すると良い。ゲート絶
縁膜の酸化膜換算膜厚は2nm以下となる。また、例え
ば膜厚300nm程度のAlからなるゲート電極40の
下には、バリアメタル39として例えば膜厚5nm程度
のTiNを形成することが望ましいそして、ゲート電極
40/バリアメタル39/ゲート絶縁膜38をCMPで
研磨し、ゲート溝の中にのみ、ゲート電極40/バリア
メタル39/ゲート絶縁膜38を埋め残す(ダマシン
法)。
【0089】ゲート電極40の形成後は通常のLSI製
造プロセスと(他の実施形態と)同様であるので、詳細
な説明を省略する。
【0090】以上のように、本実施形態によれば、ダミ
ーゲートの形成及び除去が不要になるため、従来のダマ
シンゲートプロセスよりも工程数を大幅に削減できる。
しかも、以下のようなダマシンゲートプロセスのメリッ
トはそのまま維持される。すなわち、(1)ゲートをR
IEでなくCMPで加工するため、ゲート絶縁膜にプラ
ズマダメージが導入されない。(2)ゲート加工後、表
面が完全平坦化されるため、以降の製造工程が容易にな
る。(3)高温熱処理が必要なソース及びドレイン領域
の形成を、ゲートよりも先に行うので、ゲートにメタル
材料を、ゲート絶縁膜に高誘電体材料を使いやすくな
る。(4)ソース及びドレイン領域とゲートの位置はセ
ルフアラインである。
【0091】さらに、SOI基板より安価な通常のシリ
コン基板で、本発明を実施できる。
【0092】[第8の実施形態]以下の実施形態では、
第2〜7の実施形態に説明した手法と異なる製造方法に
ついて説明する。
【0093】図24は、本発明の第8の実施形態に係わ
る半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。
【0094】シリコンからなる半導体基板に既知の方法
で、浅溝型素子分離(STI)により素子領域を形成す
る。例えば、シリコン基板上にバッファ酸化膜を介して
マスクとなるシリコン窒化膜を堆積させ、転写用のレジ
ストをパターニングしたのち、RIEすなわち、リアク
ティブ・イオン・エッチングによりシリコン窒化膜に素
子領域のパターンを形成する。次に、シリコン窒化膜を
マスクとして、素子分離領域のシリコン基板をエッチン
グする。レジストを除去した後、素子分離領域にシリコ
ン酸化膜などの絶縁膜を堆積させ、CMP(Chemical M
echanical Polishing)等でマスクであるシリコン窒化
膜上面まで平坦化する。その後、シリコン窒化膜とバッ
ファ酸化膜を除去することで素子領域と素子分離領域と
が形成される。
【0095】Wellのイオン注入を行うことでNMI
S形成領域とPMIS形成領域とを作り分ける。必要に
応じて、トランジスタ形成領域全面に不純物を注入する
ことでトランジスタのチャネル部分の不純物濃度の調整
を行う。なお、チャネルへのイオン注入は通常ゲート電
極の形成前に行われるが、本発明ではゲート溝を形成し
た後に不純物イオンを注入することが出来るため、必ず
しもこの段階で行う必要はない。
【0096】先ず、図24(a)に示すように、シリコ
ン基板241全面に層間絶縁膜242を150nm程度
堆積させる。次いで、図24(b)に示すように、図示
されないレジストを用いてNMIS及びPMISのソー
ス/ドレイン不純物を層間絶縁膜242中にイオン注入
し、不純物イオンが導入された層間絶縁膜243を形成
する。なお、不純物を注入する際、不純物が層間絶縁膜
242を突き抜けて、半導体基板に注入することがない
ように、加速電圧及びドーズ量を調整する。なお、NM
IS領域の場合は例えばイオン種としてAsあるいはP
を、PMIS領域の場合はイオン種としてBF2 または
Bを用いる。Bを打ち込む場合には、例えば加速電圧5
k〜7keV、ドーズ量5×1015cm-2の条件で行
う。また、Pを打ち込む場合には、15k〜20ke
V、ドーズ量5×1015cm-2の条件で行う 図示しないゲート電極の反転パターンを用いて層間膜上
にゲート加工用のレジスト膜を形成する。次に、図24
(c)に示すように、例えばRIEといった異方性エッ
チングにより、層間絶縁膜243をエッチングし、ゲー
ト電極を埋め込むためのゲート溝244を形成する。
【0097】次いで、図24(d)に示すように、電気
炉を用いて例えば1000℃20秒でのRTA(Rapid
Thermal Anneal)、またはエキシマレーザーによるパル
スアニールを用いて、イオン注入法により不純物を注入
した層間絶縁膜を1000℃程度に加熱することで、熱
による固相拡散により層間絶縁膜243から不純物イオ
ンをシリコン基板241中に拡散させ、ソース/ドレイ
ン領域245を形成する。このとき、将来ゲートが形成
される部分の層間絶縁膜243はすでに除去されている
ので、ゲート電極に対して自己整合的にソース/ドレイ
ン領域245が形成される。また、必要であれば、通常
のダマシンゲートトランジスタ形成プロセスと同様にゲ
ート絶縁膜形成前にチャネルイオン注入を行うことでト
ランジスタのしきい値を制御することが出来る。
【0098】次いで、図24(e)に示すように、ゲー
ト溝244から露出するシリコン基板241を酸化させ
ることで、ゲート絶縁膜としてゲート酸化膜246を形
成する。その後、図24(f)に示すように、ゲート電
極としてTiN/Wの積層膜を形成し、CMPを用いて
W/TiNを研磨することで平坦化し、ゲート溝244
にゲート電極247を埋め込み形成する。
【0099】この後は通常のトランジスタ製造工程に従
う。すなわち、層間絶縁膜をウエハ全面に堆積させた
後、ゲート電極、ソース電極、ドレイン電極、及びシリ
コン基板などの各領域にコンタクトホールを形成し、必
要に応じて接触抵抗を低下させるためにシリサイドを形
成した後、Al等の金属で配線を形成する。
【0100】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で数々に変形し
て実施することができる。
【0101】注入するイオン種はP,As,B,BF2
に限らずInやSb等シリコンに対してアクセプターま
たはドナーを形成する不純物であればよい。
【0102】また、NMIS,PMIS両方のトランジ
スタが同一基板上に形成されたCMISではなくNMI
S,PMISどちらかでよい場合はSi基板全面に堆積
する層間絶縁膜にイオン注入によって不純物を導入する
のではなく、あらかじめ不純物が含まれる例えばPSG
(この場合Pを含んだ層間絶縁膜;ボロンドープトシリ
ケートガラス)等の絶縁膜を使用することもできる。こ
の場合はイオン注入工程が省略できるため、さらに工程
の簡略化につながる。
【0103】また、ゲート絶縁膜はシリコン基板の酸化
による熱酸化膜だけでなく、Ta25などの高誘電体膜
やTiO2 膜を使用することが出来る。
【0104】また、ゲート電極はWに限らず、Ti,T
iN,Ta,Ni,AlやCu等の金属やそれらのシリ
サイド、或いは不純物を含み導電性を持った多結晶シリ
コンなどを用いることが出来る。
【0105】[第9の実施形態]層間絶縁膜にSTIの
埋め込み絶縁膜と同種の絶縁膜を使用する場合、STI
の埋め込み絶縁膜とのエッチングの制御が難しい場合が
ある。本実施形態では、素子分離層と層間絶縁膜とのエ
ッチングの制御性を向上させる例について説明する。
【0106】図25は、本発明の第9の実施形態に係わ
る半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。
【0107】シリコンからなる半導体墓板に既知の方法
で、浅溝型素子分離(STI)により素子領域を形成す
る。例えば、シリコン基板上にバッファ酸化膜を介して
マスクとなるシリコン窒化膜を堆積させ、転写用のレジ
ストをパターニングしたのち、RIEすなわち、リアク
ティブ・イオン・エッチングによりシリコン窒化膜に素
子領域のパターンを形成する。次に、シリコン窒化膜を
マスクとして、素子分離領域のシリコン基板をエッチン
グする。レジストを除去した後、素子分離領域にシリコ
ン酸化膜などの絶縁膜を堆積させ、CMP(Chemical M
echanical Polishing)等でマスクであるシリコン窒化
膜上面まで平坦化する。その後、シリコン窒化膜とバッ
ファ酸化膜を除去することで素子領域と素子分離領域と
が形成される。
【0108】Wellのイオン注入を行うことでNMI
S形成領域とPMIS形成領域とを作り分ける。必要に
応じて、トランジスタ形成領域全面に不純物を注入する
ことでトランジスタのチャネル部分の不純物濃度の調整
を行う。なお、チャネルへのイオン注入は通常ゲート電
極の形成前に行われるが、本発明ではゲート溝を形成し
た後に不純物イオンを注入することが出来るため、必ず
しもこの段階で行う必要はない。
【0109】次いで、図25(a)に示すように、Si
基板全面に、素子分離層と材料が異なる例えばシリコン
窒化膜からなる第1の層間絶縁膜251、TEOS(シ
リコン酸化膜)からなる第2の層間絶縁膜252を順次
形成する。
【0110】次いで、図25(b)に示すように、図示
されないレジストを用いてNMIS及びPMISのソー
ス/ドレイン不純物を第2の層間絶縁膜252中にイオ
ン注入し、不純物イオンが導入された第2の層間絶縁膜
253を形成する。なお、不純物を注入する際、不純物
が第1の層間絶縁膜251を突き抜けて、シリコン基板
241に注入することがないように、加速電圧及びドー
ズ量を調整する。なお、NMIS領域の場合は例えばイ
オン種としてAsあるいはPを、PMIS領域の場合は
イオン種としてBF2 またはBを用いる。Bを打ち込む
場合には、例えば加速電圧5k〜7keV、ドーズ量5
×1015cm-2の条件で行う。
【0111】次いで、図25(c)に示すように、図示
しないゲート電極の反転パターンを用いて層間膜上にゲ
ート加工用のレジスト膜を形成し、例えばRIEといっ
た異方性エッチングにより、層間絶縁膜243をエッチ
ングし、ゲート電極を埋め込むためのゲート溝254を
形成する。このエッチは、第1の層間絶縁膜251でエ
ッチングが止まるような条件で行う。
【0112】次いで、図25(d)に示すように、選択
的に第1の層間絶縁膜251をエッチングしてシリコン
基板241の表面が露出するゲート溝254を形成す
る。
【0113】この後の、ゲート絶縁膜,ゲート電極形成
工程は、第8の実施形態と同様なので図示及びその説明
を省略する。
【0114】本実施形態の場合、層間膜に作成するゲー
ト溝のエッチングを第1の層間絶縁膜で止めた後、第1
の層間絶縁膜をエッチングすることで制御性の向上が図
られる。また、あらかじめSTI上にエッチングストッ
パーとなる膜を形成しても上記要求を満たすことが出来
る。
【0115】[第10の実施形態]本実施形態では、チ
ャネルプロファイルをLDD構造にする場合である。
【0116】図26は、本発明の第10の実施形態に係
わる半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。
【0117】先ず、図1に示すように、シリコン基板に
既知の方法で、浅溝型素子分離(STI)により素子分
離層を形成した後、ボロンを不純物として含んだBSG
などの不純物を含んだ絶縁膜261を全面に堆積させ
る。
【0118】次いで、図26(b)に示すように、ゲー
ト電極を形成する部分の絶縁膜261をRIE等の異方
性エッチングを使って選択的に除去し、ゲート溝262
を形成する。ゲート溝262の幅は、ゲート電極の設計
寸法より広くなるようにする。
【0119】次いで、図26(c)に示すように、炉ま
たはレーザーアニール等を使用して層間絶縁膜に含まれ
た不純物を固相拡散でシリコン基板241中に拡散させ
て、n+ 拡散層264を形成する。
【0120】次に、絶縁膜261より不純物含有濃度が
低い絶縁膜を全面に堆積させた後、エッチングを行うこ
とにより、先に形成したゲート溝262の内側に側壁絶
縁膜263を形成する。なお、ゲート溝262の幅が、
ゲート電極のゲート長と同じになるように、側壁絶縁膜
263を形成する。
【0121】次いで、図26(e)に示すように、再度
熱工程を導入し、シリコン基板241中に不純物を固相
拡散させ、N- 拡散層を形成する。ここでは最初の熱拡
散の時より低温または短い時間処理することで、浅いエ
クステンション部分の拡散層を形成する。
【0122】次いで、図26(f)に示すように、露出
したシリコン基板表面にゲート酸化膜246を形成す
る。ゲート絶縁膜は、基板を酸化することで形成する
か、またはTa25などの高誘電体膜を堆積させること
でゲート絶縁膜を形成する。その後、ゲート電極247
としてTiN/Wの積層膜を形成したのちCMPを用い
てW/TiNをエッチングすることで平坦化し、溝に電
極を埋め込む。
【0123】この後は通常のトランジスタ製造工程に従
う。すなわち、層間絶縁膜をウエハ全面に堆積させた
後、ゲート電極、ソース電極、ドレイン電極、及びシリ
コン基板などの各領域にコンタクトホールを形成し、必
要に応じて接触抵抗を低下させるためにシリサイドを形
成した後、Al等の金属で配線を形成する。
【0124】本実施例では、ソース/ドレイン拡散層を
LDD構造にすることが出来るのでショートチャネル効
果に強いトランジスタを形成することが出来る。また、
最初に形成した構内部に側壁を形成するので、最初に規
定した最小ゲート寸法以下のゲート長を持つダマシンゲ
ートトランジスタを形成出来る。
【0125】なお、本実施例での不純物を含んだ絶縁膜
はBSGに限らず、例えば燐を不純物に含んだ絶縁膜で
あるPSGでもよい。
【0126】また、本実施例では固相拡散のための熱工
程を2度に分けることでソース/ドレインをLDD構造
にしているが、次に示す方法を用いれば、一度の熱工程
で不純物を同時に拡散させ濃度の異なる領域をLDD上
に形成することが出来る。
【0127】図27は、本発明の第10の実施形態に係
わる半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。
【0128】先ず、図27(a)に示すように、最初に
堆積させたBSG(絶縁膜)261を溝の内側側面に、
形成される側壁絶縁膜の不純物濃度を前に形成されたB
SG261より低いBSG271を形成する。次いで、
図27(b)に示すように熱工程を加えることによっ
て、層間絶縁膜271とBSG271とから不純物を同
時に拡散させ濃度の異なる領域をLDD上に形成するこ
とが出来る。
【0129】[第11の実施形態]本実施形態ではシリ
コン基板に替えてSOI(Silicon On Insulator)を使
用した場合を説明する。
【0130】シリコン活性層の厚さをソース/ドレイン
領域の拡散層深さ以下に設定することによって完全空乏
型SOIトランジスタを形成することが出来る。通常の
シリコン基板を用いた場合に比べて拡散層下面が埋め込
み絶縁膜によって制限されるためや、拡散層の延びを抑
えることが出来るので、LDD構造のソース/ドレイン
領域を採用しなくてもショートチャネルに強いトランジ
スタを形成することができる。
【0131】図28は、本発明の第11の実施形態に係
わる半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。
【0132】先ず、図28(a)に示すように、Si支
持基板281,膜厚が100nm程度の埋め込み酸化膜
282,膜厚が50nm程度のSOI層283からなる
基板280を用意する。SOI層283上に絶縁膜24
2を形成する。後の図28(b)〜(f)に示す工程
は、図24(b)〜(f)を用いて説明した工程と同様
なので、その説明を省略する。
【0133】また、図28に示すように、SOI層28
2の厚さを150nm程度にすることで部分空乏型SO
Iダマシントランジスタを実現することが出来る。この
場合はソース/ドレイン領域の底面が埋め込み酸化膜に
届いていない場合であるので拡散層の形状は第8〜10
の実施形態の場合と同様になる。
【0134】なお、上述したシリコン基板の厚さは典型
例であり、シリコン活性層の不純物濃度とソース/ドレ
イン領域の濃度によって完全空乏型トランジスタになる
か部分空乏型トランジスタになるか決まる。
【0135】なお、LDD構造を採用しても問題は生じ
ない。
【0136】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、SOI基板の埋め込み酸化膜
以外にも、他の方法で形成された絶縁層を用いることが
できる。
【0137】その他、本発明は、その要旨を逸脱しない
範囲で、種々変形して実施することが可能である。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
によれば、チャネル下部の埋め込み酸化膜12の膜厚が
厚く、SOI層13の膜厚が薄いので、トランジスタの
ショートチャネル効果が抑制され、高性能なトランジス
タを実現することができる。
【0139】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、ゲート電極が形成される領域に溝を有する絶縁層
を形成した後、イオン注入・アニールを行ってソース及
びドレインを形成し、溝内にゲート絶縁膜及びゲート電
極を埋め込み形成することによって、ダミーゲートの形
成・除去が不要になり、工程数の削減を図り、製造時間
の短縮化を図り得る。
【0140】また、本発明の別の半導体装置の製造方法
によれば、ゲート電極が形成される領域に溝を有し、不
純物を含む絶縁層を形成した後、イオン注入・アニール
を行ってソース及びドレインを形成し、溝内にゲート絶
縁膜及びゲート電極を埋め込み形成することによって、
ダミーゲートの形成・除去が不要になり、工程数の削減
を図り、製造時間の短縮化を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる半導体装置の製造工程
を示す工程断面図。
【図2】第2の実施形態に係わる半導体装置の製造工程
を示す工程断面図。
【図3】第2の実施形態に係わる半導体装置の製造工程
を示す工程断面図。
【図4】第2の実施形態に係わる半導体装置の製造工程
を示す工程断面図。
【図5】第2の実施形態に係わる半導体装置の製造工程
を示す工程断面図。
【図6】第2の実施形態に係わる半導体装置の構成を示
す断面図。
【図7】第3の実施形態に係わる半導体装置の製造工程
を示す工程断面図。
【図8】第3の実施形態に係わる半導体装置の製造工程
を示す工程断面図。
【図9】第3の実施形態に係わる半導体装置の製造工程
を示す工程断面図。
【図10】第3の実施形態に係わる半導体装置の製造工
程を示す工程断面図。
【図11】第3の実施形態に係わる半導体装置の製造工
程を示す工程断面図。
【図12】第4の実施形態に係わる半導体装置の製造工
程を示す工程断面図。
【図13】第4の実施形態に係わる半導体装置の製造工
程を示す工程断面図。
【図14】第4の実施形態に係わる半導体装置の製造工
程を示す工程断面図。
【図15】第4の実施形態に係わる半導体装置の製造工
程を示す工程断面図。
【図16】第4の実施形態に係わる半導体装置の製造工
程を示す工程断面図。
【図17】第5の実施形態に係わる半導体装置の製造工
程を示す工程断面図。
【図18】第5の実施形態に係わる半導体装置の製造工
程を示す工程断面図。
【図19】第5の実施形態に係わる半導体装置の製造工
程を示す工程断面図。
【図20】第6の実施形態に係わる半導体装置の製造工
程を示す工程断面図。
【図21】第6の実施形態に係わる半導体装置の製造工
程を示す工程断面図。
【図22】第7の実施形態に係わる半導体装置の製造工
程を示す工程断面図。
【図23】第7の実施形態に係わる半導体装置の製造工
程を示す工程断面図。
【図24】第8の実施形態に係わる半導体装置の製造工
程を示す工程断面図。
【図25】第9の実施形態に係わる半導体装置の製造工
程を示す工程断面図。
【図26】第10の実施形態に係わる半導体装置の製造
工程を示す工程断面図。
【図27】第10の実施形態に係わる半導体装置の製造
工程を示す工程断面図。
【図28】第11の実施形態に係わる半導体装置の製造
工程を示す工程断面図。
【図29】第11の実施形態に係わる半導体装置の製造
工程を示す工程断面図。
【符号の説明】
10…SOI基板 11…支持基板 12…埋め込み酸化膜 13…SOI層 14…シリコン酸化膜 15…絶縁層 16…溝 17,18…不純物イオン 19…ソース・ドレイン領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須黒 恭一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 5F110 AA16 CC02 DD05 EE01 EE03 EE04 EE14 FF01 FF03 FF09 HJ01 HJ04 HJ13 HJ16 HJ22 HJ23 HM15 NN02 NN35

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】SOI基板と、このSOI基板上に形成さ
    れ溝を有する絶縁層と、この絶縁層の溝内に埋め込み形
    成されたMISトランジスタのゲート絶縁膜及びゲート
    電極とを具備し、 前記MISFETのチャネル領域のSOI基板のSOI
    層厚が周囲のSOI層厚より薄く、且つ該チャネル領域
    下部のSOI基板の埋め込み絶縁層が周囲の埋め込み絶
    縁層厚より厚くなっていることを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】前記チャネル領域下部の埋め込み絶縁層は
    前記MISトランジスタのソース及びドレイン中の不純
    物と同一の不純物が導入されていることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】半導体基板上に絶縁層を形成する工程と、 前記絶縁層のMISトランジスタのゲート形成領域を除
    去してゲート溝を形成する工程と、 前記半導体基板の表面にソース及びドレインを形成する
    ためのイオン注入を行う工程と、 アニール処理を行って、前記半導体基板の表面にソース
    及びドレインを形成する工程と、 前記ゲート溝の底面に露出する半導体基板の表面にゲー
    ト絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート溝内にゲート電極を埋め込み形成することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】半導体基板上にMISトランジスタのソー
    ス及びドレインを形成するための不純物を含む絶縁層を
    形成する工程と、 前記絶縁層のMISトランジスタのゲート形成領域を除
    去してゲート溝を形成する工程と、 アニール処理を行い、前記絶縁層に含まれる不純物を前
    記半導体基板に拡散させてソース及びドレインを形成す
    る工程と、 前記ゲート溝の底面に露出する半導体基板の表面にゲー
    ト絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート溝内にゲート電極を埋め込み形成することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】半導体基板上に不純物を含む絶縁層を形成
    する工程と、 前記絶縁層のMISトランジスタのゲート電極の形成領
    域を含む領域を除去し、ゲート溝を形成する工程と、 第1のアニール処理を行い、前記絶縁層に含まれる不純
    物を前記半導体基板に拡散させる工程と、 前記ゲート溝の側壁に不純物を含む側壁絶縁膜を形成
    し、ゲート溝の幅をゲート電極と同程度にする工程と、 第2のアニール処理を行い、前記側壁絶縁膜に含まれる
    前記不純物を前記半導体基板に拡散させる工程と、 前記ゲート溝の底面に露出する半導体基板の表面にゲー
    ト絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート溝内にゲート電極を埋め込み形成することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記半導体基板として、SOI基板を用い
    ることを特徴とする請求項3〜5の何れかに記載の半導
    体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記絶縁層として、2層以上の複数の絶縁
    膜を積層することを特徴とする請求項3〜5の何れかに
    記載の半導体装置の製造方法。
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