JP4592580B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
不揮発性半導体記憶装置として、データの書き込み・消去を電気的に行うプログラム可能なリード・オンリ・メモリ(EEPROM)が知られている。EEPROMにおいて、互いに交差する行(ロウ)方向のワード線と列(カラム)方向のビット線との交点にそれぞれメモリセルトランジスタが配置されてセルアレイが構成される。EEPROMにおいて、複数のメモリセルトランジスタが直列接続され、一括消去が可能なNAND型フラッシュEEPROMが良く用いられる。
NAND型フラッシュEEPROMのメモリセルトランジスタは、例えば、n型のソース及びドレイン領域と、ソース及びドレイン領域間のp型のチャネル領域を有する。チャネル領域上には、浮遊ゲート電極と制御ゲート電極を積層したスタックゲート構造をなしている。
NAND型フラッシュEEPROMにおいては、メモリセルの高密度化に伴いメモリセルトランジスタのソース及びドレイン領域の間隔が狭くなり、ショートチャネル効果の影響が大きくなってきている。
特開2000−174241号公報
本発明は、メモリセルトランジスタのショートチャネル効果を低減可能な不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を提供する。
本願発明の一態様によれば、複数のメモリセルトランジスタがマトリクス状に配置された不揮発性半導体記憶装置であって、(イ)第1導電型の第1の半導体層と、(ロ)第1の半導体層上に配置された第1導電型の第2の半導体層と、(ハ)第2の半導体層上に配置され、複数のメモリセルトランジスタのそれぞれの第2導電型のソース領域、第2導電型のドレイン領域、及び第2導電型のチャネル領域を周期的に配置した第3の半導体層とを備え、第2の半導体層の不純物密度が第1の半導体層の不純物密度よりも低く、第1の半導体層と第2の半導体層とが接し、第2の半導体層が第1の半導体層から第3の半導体層への不純物の拡散を抑制する不揮発性半導体記憶装置が提供される。
本発明によれば、メモリセルトランジスタのショートチャネル効果を低減可能な不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面値との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや値は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの値の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
また、本発明の実施の形態において、「第1導電型」と「第2導電型」とは互いに反対導電型である。即ち、第1導電型がn型であれば、第2導電型はp型であり、第1導電型がp型であれば、第2導電型はn型である。以下の説明では第1導電型がp型、第2導電型がn型の場合を説明するが、第1導電型がn型、第2導電型がp型でもあっても良い。n型とp型を入れ替える場合には、印加電圧の極性も逆転する。
本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、図1に示すように、複数のメモリセルトランジスタMT11〜MT1nがマトリクス状に配置された不揮発性半導体記憶装置であって、第1導電型(p+型)の第1の半導体層(半導体基板)1と、第1の半導体層1上に配置され、第1の半導体層1からの上方への不純物の拡散を抑制する第2の半導体層2と、第2の半導体層2上に配置され、複数のメモリセルトランジスタMT11〜MT1nのそれぞれの第2導電型(n+型)のソース領域421〜42n、第2導電型(n+型)のドレイン領域422〜42(n+1)、及び第2導電型(n-型)のチャネル領域411〜41nを周期的に配置した第3の半導体層3と備えるNAND型フラッシュEEPROMである。
図1は図2に示した列方向に沿ったA−A切断面で見た場合の断面図を示す。図1に示すように、図1において、例えばn個(nは整数)のメモリセルトランジスタMT11〜MT1nが列方向に順に隣接して配置されている。メモリセルトランジスタMT11〜MT1nのそれぞれは、浮遊ゲート電極13と制御ゲート電極15が積層されたスタックゲート構造である。
例えば、メモリセルトランジスタMT11は、第3の半導体層3に配置された対向するn+型のソース及びドレイン領域421,422と、ソース及びドレイン領域421,422に挟まれたn-型のチャネル領域411と、チャネル領域411上に絶縁されて配置された浮遊ゲート電極13と、浮遊ゲート電極13上に絶縁されて配置された制御ゲート電極15とを備える。メモリセルトランジスタMT12は、第3の半導体層3に配置された対向するn+型のソース及びドレイン領域422,423と、ソース及びドレイン領域422,423に挟まれたn-型のチャネル領域412と、チャネル領域412上に絶縁されて配置された浮遊ゲート電極13と、浮遊ゲート電極13上に絶縁されて配置された制御ゲート電極15とを備える。・・・・・メモリセルトランジスタMT1nは、第3の半導体層3に配置された対向するn+型のソース及びドレイン領域42n,42(n+1)と、ソース及びドレイン領域42n,42(n+1)に挟まれたn-型のチャネル領域41nと、チャネル領域41n上に絶縁されて配置された浮遊ゲート電極13と、浮遊ゲート電極13上に絶縁されて配置された制御ゲート電極15とを備える。
チャネル領域411〜41nのそれぞれの上には、ゲート絶縁膜(トンネル酸化膜)12を介して浮遊ゲート電極13がそれぞれ配置され、浮遊ゲート電極13上には電極間絶縁膜14を介して制御ゲート電極15がそれぞれ配置される。
メモリセルトランジスタMT11〜MT1nのそれぞれは、列方向に隣接するメモリセルトランジスタMT11〜MT1nと、ソース及びドレイン領域421〜42(n+1)を互いに共有する。「互いに共有する」とは、隣接するメモリセルトランジスタMT11〜MT1n間で、一方のドレイン領域が他方のソース領域として機能する共通の領域であるという意味である。例えば、一つのメモリセルトランジスタMT11のドレイン領域422が、隣接する他のメモリセルトランジスタMT12のソース領域422となる。ソース領域421〜42n、チャネル領域411〜41n及びドレイン領域422〜42(n+1)は、逐次一の列方向に延伸し、他の列方向のメモリセルトランジスタの対応するソース領域、チャネル領域及びドレイン領域とは分離するように複数本平行配列される。
メモリセルトランジスタMT11〜MT1nは、デプレッション型又はエンハンスメント型のMISトランジスタである。「MISトランジスタ」とは、ゲート電圧によるチャネル電流の制御を、ゲート電極とチャネル間に配置された絶縁膜(ゲート絶縁膜)を介して行う電界効果型トランジスタ(FET)や静電誘導トランジスタ(SIT)と定義される。ゲート絶縁膜としてシリコン酸化膜(SiO2膜)が用いられる場合には、金属・酸化物・半導体電界効果型トランジスタ(MOSFET)と呼ばれる。
メモリセルトランジスタMT11〜MT1nがデプレッション型となるかエンハンスメント型となるかは、熱平衡状態におけるチャネル領域411〜41nの空乏層の伸びで決まる。熱平衡状態においてチャネル領域411〜41nが完全空乏化しない場合、即ち部分空乏化したり、全く空乏化せずにチャネル導通部分が残る場合はデプレッション型となる。他方、熱平衡状態においてチャネル領域411〜41nが完全空乏化する場合は、エンハンスメント型となる。熱平衡状態でチャネル領域411〜41nが完全空乏化するか、チャネル導通部分が残るかは、チャネル領域411〜41nの不純物密度及び厚さにより決定され、適宜調整可能である。
MISトランジスタのゲート絶縁膜の材料としては、SiO2の他にも、窒化シリコン(Si34)、酸化タンタル(Ta25)、酸化チタン(TiO2)、アルミナ(Al23)、及び酸化ジルコニウム(ZrO2)等が使用可能である。
電極間絶縁膜14の材料としては、Si34、Ta25、TiO2、Al23、ZrO2、オキサイド/ナイトライド/オキサイド(ONO)、リンガラス(PSG)、ボロンリンガラス(BPSG)、窒化酸化シリコン(SiON)、チタン酸バリウム(BaTiO3)、酸フッ化シリコン(SiOxy)、及びポリイミド等の有機樹脂等が使用可能である。
第1の半導体層1は、例えばシリコン(Si)基板である。第2の半導体層2は、第1の半導体層1からの上方への不純物の拡散を抑制する機能を有し、例えば第1の半導体層1よりも不純物密度が低いp-型を有するエピタキシャル層である。第3の半導体層3は、例えばエピタキシャル層であり、ソース及びドレイン領域421〜42(n+1)やチャネル領域411〜41nが設けられている。
メモリセルトランジスタMT11〜MT1nの列方向の両端には、それぞれ隣接して2つの選択ゲートトランジスタSTS1,STD1が配置されている。選択ゲートトランジスタSTS1は、列方向の単位配列の一端に位置するメモリセルトランジスタMT11のソース領域421と共通領域となるn+型のドレイン領域421と、ドレイン領域421に隣接して配置されたp型のチャネル領域42と、チャネル領域42に隣接して配置されたn+型のソース領域43と、チャネル領域42上にゲート絶縁膜12を介して配置された選択ゲート電極13a,15aとを備えるエンハンスメント型MISトランジスタである。ドレイン領域421、チャネル領域42及びソース領域43は第3の半導体層3に設けられる。選択ゲートトランジスタSTS1に隣接して、ソース領域43上にソース線コンタクトプラグ18が配置されている。
一方、選択ゲートトランジスタSTD1は、列方向の単位配列の他端に位置するメモリセルトランジスタMT1nのドレイン領域42(n+1)と共通領域となるn+型のソース領域42(n+1)と、ソース領域42(n+1)に隣接して配置されたp型のチャネル領域44と、チャネル領域44に隣接して配置されたn+型のドレイン領域45と、チャネル領域44上にゲート絶縁膜12を介して配置された選択ゲート電極13b,15bとを備えるエンハンスメント型MISトランジスタである。ソース領域42(n+1)、チャネル領域44及びドレイン領域45は第3の半導体層3に設けられる。選択ゲートトランジスタSTD1に隣接して、ドレイン領域45上にビット線コンタクトプラグ17が配置されている。
図2に、一例として例えばm×n(mは整数)個のメモリセルトランジスタMT11〜MT1n,MT21〜MT2n,・・・・・,MTm1〜MTmnがマトリクス状に配置された場合を示す。図2において、セルアレイの列方向に沿って、上から順に、ソース線コンタクトプラグ18に接続されたソース線SL、選択ゲートトランジスタSTS1の選択ゲート電極13a,15aが接続された選択ゲート線SGS、メモリセルトランジスタMT11〜MT1nのそれぞれの制御ゲート電極15が接続されたワード線WL1〜WLn、選択ゲートトランジスタSTD1の選択ゲート電極13b,15bが接続された選択ゲート線SGDが配列している。行方向には、それぞれビット線コンタクトプラグ17に接続され、列方向に延伸するビット線BL1,BL2,・・・・・BLmが順にm本配列されている。
図3は、図2に示した行方向に沿ったB−B切断面で見た場合の断面図を示す。図3に示すように、行方向に隣接するメモリセルトランジスタMT11,MT21のそれぞれの浮遊ゲート電極13及びチャネル領域41間には素子分離絶縁膜6が埋め込まれている。即ち、素子分離絶縁膜6により、行方向に隣接するメモリセルトランジスタMT11,MT21は互いに完全に素子分離される。なお、図示を省略しているが、複数のメモリトランジスタからなるセルアレイの外側に第1の半導体層1上に配置されたセルアレイの周辺回路を更に備えることは勿論である。
図1〜図3に示した実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の等価回路を図4に示す。図4に示すように、セルアレイ100には、メモリセルトランジスタMT11〜MT1n,MT21〜MT2n,・・・・・,MTm1〜MTmnが含まれている。セルアレイ100において、メモリセルトランジスタMT11〜MT1n、及び選択ゲートトランジスタSTS1,STD1が直列接続されてセルユニット111(単位配列)を構成している。選択ゲートトランジスタSTS2〜STSm、メモリセルトランジスタMT21〜MT2n,・・・・・,MTm1〜MTmn、及び選択ゲートトランジスタSTD2〜STDmもそれぞれ直列接続されてセルユニット(単位配列)112,・・・・・,11mを構成している。セルユニット111,112,・・・・・,11mがそれぞれ行方向に順に配列されてマトリクスをなしている。
直列接続された一群のメモリトランジスタMT11〜MT1nの単位配列の端部に位置するメモリセルトランジスタMT11のソース領域421には、メモリトランジスタMT11〜MT1nを選択するエンハンスメント型の選択ゲートトランジスタSTS1のドレイン領域421が接続されている。直列接続された一群のメモリトランジスタMT11〜MT1nの単位配列の端部に位置するメモリセルトランジスタMT1nのドレイン領域42(n+1)には、メモリトランジスタMT11〜MT1nを選択するエンハンスメント型の選択ゲートトランジスタSTD1のソース領域42(n+1)が接続される。セルユニット112,・・・・・,11mについても同様である。
選択ゲートトランジスタSTS1〜STSmのソースには、共通のソース線SLが接続される。ソース線SLにはソース線SLに電圧を供給するソース線ドライバ103が接続される。選択ゲートトランジスタSTS1〜STSmの共通の選択ゲート線SGSと、選択ゲートトランジスタSTD1〜STDmの共通の選択ゲート線SGDと、メモリセルトランジスタMT11,MT21,・・・・・,MTm1,メモリセルトランジスタMT12,MT22,・・・・・,MTm2、・・・・・メモリセルトランジスタMT1n,MT2n,・・・・・,MTmnのそれぞれのワード線WL1〜WLnは、ロウデコーダ101に接続される。ロウデコーダ101は、行アドレス信号をデコードして行アドレスデコード信号を得てワード線WL1〜WLm及び選択ゲート線SGS,SGDに選択的に動作電圧を供給する。選択ゲートトランジスタSTD1〜STDmのそれぞれのドレインにはビット線BL1〜BLmがそれぞれ接続される。ビット線BL1〜BLmには、センスアンプ102及びカラムデコーダ104が接続される。カラムデコーダ104は、列アドレス信号をデコードして列アドレスデコード信号を得て、列アドレスデコード信号に基づいてビット線BL1〜BLmのいずれかを選択する。センスアンプ102は、ロウデコーダ101及びカラムデコーダ104によって選択されたメモリセルトランジスタから読み出したデータを増幅する。
次に、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作、消去動作及び読み出し動作を順に説明する。一例として、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置がデプレッション型の場合を説明する。図1に示したメモリセルトランジスタMT11が浮遊ゲート電極13に電子が蓄積されていない初期状態(データが1)のとき、メモリセルトランジスタMT11の閾値電圧は、メモリセルトランジスタMT11がデプレッション型であるので、図5に示すように、負の閾値電圧Veである。
まず、実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作の一例を図6及び図7を用いて説明する。図6及び図7では、書き込み動作及び読み出し動作時にメモリセルトランジスタMT11を選択する場合について説明する。選択されたメモリセルトランジスタMT11を「選択メモリセルトランジスタ」、選択されないメモリセルトランジスタMT12〜MT1n,MT21〜MT2n,・・・・・,MTm1〜MTmnを「非選択メモリセルトランジスタ」という。また、選択メモリセルトランジスタMT11に接続されたビット線BL1及びワード線WL1を「選択ビット線」及び「選択ワード線」、非選択メモリセルトランジスタMT21〜MT2n,・・・・・,MTm1〜MTmnのみ接続されたビット線BL2〜BLm及びワード線WL2〜WLnを「非選択ビット線」及び「非選択ワード線」という。
選択ビット線BL1には0V、ソース線SLには電源電圧Vcc(例えば3V)がそれぞれ印加される。選択ゲート線SGSには0Vが印加されてエンハンスメント型の選択ゲートトランジスタSTS1がオフ状態となり、ソース線SLがカットオフ状態となる。選択ゲート線SGDには電源電圧Vcc(例えば3V)が印加されてエンハンスメント型の選択ゲートトランジスタSTD1がオン状態となり、選択ビット線BL1の0Vが選択メモリセルトランジスタMT1nに転送される。
選択ワード線WL1には書き込み電圧Vpgm(例えば20V)、及び非選択ワード線WL2〜WLmには中間電位Vpass(例えば10V)がそれぞれ印加される。選択メモリセルトランジスタMT11、及び非選択メモリセルトランジスタMT12〜MT1nはすべてオン状態となり、選択ビット線BL1の0Vを選択メモリセルトランジスタMT11に転送する。
選択メモリセルトランジスタMT11においては、図1に示した制御ゲート電極15に書き込み電圧Vpgm(例えば20V)が印加され、選択ビット線から0Vが転送されている浮遊ゲート電極13直下のチャネル領域411と、浮遊ゲート電極13間に高電界がかかり、ゲート絶縁膜12を介して浮遊ゲート電極13に電子が注入される。浮遊ゲート電極13に電子が蓄積されると、選択メモリセルトランジスタMT11の閾値電圧は、図5に示すように、負の閾値電圧VからΔVだけ上昇して正の閾値電圧Vとなり、書き込み状態(データが0)となる。
一方、例えば非選択ビット線BL2〜BLmには電源電圧Vcc(例えば3V)がそれぞれ印加される。前述したように、選択ゲート線SGSには0Vが印加されているので選択ゲートトランジスタSTS2〜STSmはオフ状態で、ソース線SLがカットオフ状態である。選択ゲート線SGDには電源電圧Vcc(例えば3V)が印加されているので、選択ゲートトランジスタSTD2〜STDmがオン状態で、非選択ビット線BL2〜BLmの電源電圧Vccからの選択ゲートトランジスタSTD2〜STDmの閾値電圧Vthを引いた電圧(例えば3V−Vth[V])が非選択メモリセルトランジスタMT21〜MT2n,・・・・・,MTm1〜MTmnに転送される。ここで、選択ゲート線SGSがカットオフ状態になっているので、選択ゲートトランジスタSTD2〜STDmのゲートと上記転送されたソースとの電位差が、Vcc−(Vcc−Vth)=Vth[V]となる。したがって、選択ゲートトランジスタSTD2〜STDmもカットオフ状態になる。
選択ゲートトランジスタSTD2〜STDm、及び選択ゲートトランジスタSTS2〜STSmがカットオフされると、非選択メモルセルトランジスタMT21〜MT2n,・・・・・,MTm1〜MTmn下のチャネルはオンになった状態で、かつソース線SL及びビット線BL2〜BLmからはフローティングの状態となる。Vpgm/Vpass電位のカップリングにより、フローティングとなったチャネルの電位が昇圧される(Vcc以上、Vpass以下で例えば7〜8V)。
このようにして、非選択メモルセルトランジスタMT21〜MT2n,・・・・・,MTm1〜MTmnのチャネル電位が昇圧されるため、非選択メモリセルトランジスタMT21〜MT2n,・・・・・,MTm1〜MTmnの制御ゲート電極15にも書き込み電圧Vpgm(例えば20V)が印加されたとしても、非選択メモリセルトランジスタMT21〜MTm1のチャネル領域と浮遊ゲート電極13間の電位差が小さくなっており、電子が浮遊ゲート電極13へ注入されない。
次に、実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去動作の一例を図6及び図8を用いて説明する。NAND型フラッシュEEPROMにおいては、選択されたブロック内のすべてのメモリセルトランジスタを一括して消去可能である。ここでは、セルアレイ100のMT11〜MT1n,MT21〜MT2n,・・・・・,MTm1〜MTmnが一括消去される例を説明する。
すべてのビット線BL1〜BLm及びソース線SLにはそれぞれ消去電圧Vera(例えば20V)が印加される。選択ゲート線SGDには初期電圧Vsgd(例えば4V)が印加されて選択ゲートトランジスタSTD1がオン状態となり、ビット線BL1〜BLmの消去電圧Vera(例えば20V)がメモリセルトランジスタMT1n,MT2n,・・・・・,MTmnへ転送される。選択ゲート線SGSには初期電圧Vsgs(例えば4V)が印加されて選択ゲートトランジスタSTS1がオン状態となり、ソース線SLの消去電圧Vera(例えば20V)がメモリセルトランジスタMT11,MT21,・・・・・,MTm1へ転送される。
すべてのワード線WL1〜WLnには0Vが印加される。メモリセルトランジスタMT11〜MT1n,MT21〜MT2n,・・・・・,MTm1〜MTmnはデプレッション型のノーマリ・オン型であるので、制御ゲート電極15に0Vが印加されるとオン状態となる。第3の半導体層3に消去電圧Vera(例えば20V)が印加されると、浮遊ゲート電極13から電子がゲート絶縁膜12を介してチャネル領域に引き抜かれる。浮遊ゲート電極13から電子が放出されると、選択メモリセルトランジスタMT11の閾値電圧は、図5に示すように正の閾値電圧VからΔVだけ低下して負の閾値電圧Vとなり、消去状態(データが1)となる。この結果、メモリセルトランジスタMT11〜MT1n,MT21〜MT2n,・・・・・,MTm1〜MTmnは一括消去される。
次に、実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の読み出し動作の一例を図6及び図9を用いて説明する。ビット線BL1〜BLmには、プリチャージ電圧Vbl(例えば1V)、ソース線SLには0Vがそれぞれ印加される。選択ゲート線SGSに電源電圧Vcc(例えば3V)が印加されて選択ゲートトランジスタSTS1はオン状態となり、ソース線SLの0VがメモリセルトランジスタMT11,MT21,・・・・・,MTm1へ転送される。選択ゲート線SGDに電源電圧Vcc(例えば3V)を印加されて選択ゲートトランジスタSTD1がオン状態となり、ビット線BL1〜BLmのプリチャージ電圧Vbl(例えば1V)がメモリセルトランジスタMT1n,MT2n,・・・・・,MTmnへそれぞれ転送される。
非選択ワード線WL2〜WLmには電源電圧Vccよりも大きな電圧Vread(例えば4.5V)が印加されて、非選択メモリセルトランジスタMT12〜MT1n,MT22〜MT2n,MTm2〜MTmnはオン状態となり、トランスファートランジスタとして機能する。選択ワード線WL1には0Vが印加される。メモリセルトランジスタMT11において、図10又は図11に示すように、制御ゲート電極15に0Vが印加される。図10に示すように浮遊ゲート電極13に電子が蓄積されていないとき、図5に示すように選択メモリセルトランジスタMT11の閾値電圧Vが0Vよりも低い。このため、制御ゲート電極15の印加電圧が0Vでも選択メモリセルトランジスタMT11がオン状態となり、チャネル電流が流れる。一方、図11に示すように、浮遊ゲート電極13に電子が蓄積されているとき、図5に示すように選択メモリセルトランジスタMT11の閾値電圧Vが0Vよりも高い。このとき、浮遊ゲート電極13直下のチャネル領域411の空乏層が広がり、メモリセルトランジスタMT11はオフ状態となるので、チャネル電流が流れない。選択メモリセルトランジスタMT11にチャネル電流が流れれば消去状態(データが「1」)と判定され、チャネル電流が流れなければ書き込み状態(データが「0」)と判定される。
なお、メモリセルトランジスタMT11〜MT1nが、熱平衡状態においてn型のチャネル領域が完全空乏化したエンハンスメント型のノーマリ・オフ型の場合でも、バイアス印加したときに電荷蓄積層を形成してオンするので、デプレッション型のメモリセルトランジスタと同様の駆動をさせることができる。
図36に、比較例としてのエンハンスメント型で反転チャネル型のメモリセルトランジスタMT111〜MT11nを示す。メモリセルトランジスタMT111〜MT11nは、p型の半導体基板111の上部に設けられたn+型のソース及びドレイン領域110と、ソース及びドレイン領域110間のチャネル領域上に配置された浮遊ゲート電極113及び制御ゲート電極115を備える。エンハンスメント型で反転チャネル型のメモリセルトランジスタMT111〜MT11nでは、微細化に伴ってソース及びドレイン領域110間のチャネル領域の幅Wcが狭くなりショートチャネル効果の影響が大きくなる。これに対して、図1に示したメモリセルトランジスタMT11〜MT1nは、同一導電型のソース及びドレイン領域421〜42(n+1)及びチャネル領域411〜41nを有するので、ショートチャネル効果の影響を低減することができる。
また、不揮発性半導体記憶装置のメモリセル密度向上に伴い、書き込み動作時にセルに高いバイアスを印加した際、チャネル領域にかかる電界が相対的に高くなり、絶縁破壊してしまう場合がある。これに対して、本発明の実施の形態によれば、ソース及びドレイン領域421〜42(n+1)及びチャネル領域411〜41nが設けられた第3の半導体層3と第1の半導体層(半導体基板)1の間に、第1の半導体層1よりも低不純物密度の第2の半導体層2を介在させることにより、逆バイアスが印加された場合でも、接合部分の電界が緩和されて耐圧を向上させることができる。
更に、図11に示すように選択メモリセルトランジスタMT11の浮遊ゲート電極13に電子が蓄積されている場合に、読み出し動作時に制御ゲート電極15に0Vが印加されるとチャネル領域411を空乏化するので、選択メモリセルトランジスタMT11を十分にオフ状態とすることができる。
また、ソース及びドレイン領域421〜42(n+1)及びチャネル領域411〜41nに同一導電型を用いたNAND型フラッシュEEPROMでも、チャネル領域がソース領域及びドレイン領域と異なる導電型の一般的なNAND型フラッシュEEPROMの場合と同様に、図5に示すように書き込み動作、消去動作及び読み出し動作時に、同一極性の印加電圧で動作可能となる。したがって、正負の両極性の動作電圧を印加する場合と比べて、タイミング調整が容易となり、周辺回路部の面積が小さくてすむ。
更に、図1に示したメモリセルトランジスタMT11〜MT1nと列方向に直列接続された選択ゲートトランジスタSTS1,STD1はエンハンスメント型のトランジスタであるので、ソース線SL及びビット線BL1のカットオフが容易となる。
更に、図37に示すように、比較例のメモリセルトランジスタMT111,MT121間は、素子分離領域(STI)106で行方向に互いに分離されており、素子分離領域(STI)106間の寄生容量Cstiが生じる。これに対して、図3に示すように、行方向のメモリセルトランジスタMT11,MT21同士は、素子分離絶縁膜6により完全に分離される。したがって、図37に示した素子分離領域(STI)106間の寄生容量Cstiの影響を低減でき、パンチスルー耐圧やフィールド反転耐圧等を考慮しなくても良くなる。このため、図3に示した行方向における素子分離絶縁膜6の幅Wは、リソグラフィ技術やエッチング技術の最小幅に設定可能である。
なお、メモリセルトランジスタMT11〜MT1n,MT21〜MT2n,・・・・・,MTm1〜MTmnを駆動する図示を省略した周辺回路(MOSトランジスタ)も、第1の半導体層1上に成膜された第2の半導体層2上に形成可能である。CMOS回路に用いられるnチャネルMOSトランジスタでは、選択ゲートトランジスタと同様に、p型の不純物拡散層とn型の不純物拡散層を用いれば良い。CMOS回路に用いられるpチャネルMOSトランジスタでは、n型の不純物拡散層とp型の不純物拡散層を用いれば良い。
次に、実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一例を説明する。ここで、図2のA−A方向の切断面で見た列方向の工程断面図を図12(a),図13(a),・・・・・,図26(a)に示し、合わせてB−B方向の切断面で見た行方向の工程断面図を図12(b),図13(b),・・・・・,図26(b)に示す。なお、図12(a)〜図26(b)に示した不揮発性半導体記憶装置の製造方法は一例であり、この変形例を含めてこれ以外の種々の製造方法により実現可能であることは勿論である。
(イ)図12(a)及び図12(b)に示すように、p型の第1の半導体層(半導体基板)1を用意し、第1の半導体層1上に、第1の半導体層1のp型不純物密度よりも低濃度のp型のエピタキシャル層を成長させて第2の半導体層2を形成する。或いは、第1の半導体層1上にノンドープでエピタキシャル層を成長した後に、エピタキシャル層にボロン(11+)等のp型不純物をイオン注入し熱処理して第2の半導体層2を形成しても良い。引き続き、第2の半導体層2上にn型のエピタキシャル層を成長させて第3の半導体層3を形成する。或いは、第2の半導体層2上にノンドープでエピタキシャル層を成長した後に、エピタキシャル層に燐(31+)又は砒素(75As+)等のn型不純物をイオン注入し熱処理して第2の半導体層2を形成しても良い。なお、第1の半導体層1上にn型のエピタキシャル層を成長した後に、n型のエピタキシャル層の底部にp型不純物をイオン注入し熱処理して、第2の半導体層2及び第3の半導体層3をそれぞれ形成しても良い。
(ロ)次に、第3の半導体層3上にレジスト膜を塗布し、リソグラフィ技術を用いてレジスト膜をパターニングする。引き続き、図13(a)及び図13(b)に示すように、パターニングされたレジスト膜20をマスクとして用いて11+等のp型不純物をイオン注入する。残存したレジスト膜20はレジストリムーバ等を用いて除去される。なお、セルアレイの他の周辺回路を形成する領域にも、必要であればレジスト膜を塗布してパターニングしたうえで適宜イオン注入が行われる。その後熱処理を行い、図14(a)及び図14(b)に示すように、第3の半導体層3に注入された不純物イオンを活性化する。この結果、選択ゲートトランジスタ形成領域にp-型の不純物拡散層40a,40bが形成される。
(ハ)次に、図15(a)及び図15(b)に示すように、熱酸化法によりSiO2膜等のゲート絶縁膜(トンネル酸化膜)12を1nm〜15nm程度形成する。次に、ゲート絶縁膜12の上に減圧CVD(RPCVD)法により浮遊ゲート電極となる燐ドープの第1ポリシリコン層(浮遊ゲート電極)13を10nm〜200nm程度堆積する。次にCVD法によりSi34膜等のマスク膜5を50nm〜200nm程度堆積する。
(ニ)次に、マスク膜5上にレジスト膜をスピン塗布し、フォトリソグラフィ技術を用いてレジスト膜のエッチングマスクを形成する。このエッチングマスクを用いた反応性イオンエッチング(RIE)法により、マスク膜5の一部を選択的に除去する。エッチング後にレジスト膜を除去する。マスク膜5をマスクにして、RIE法等により第1ポリシリコン層13、ゲート絶縁膜12、第3の半導体層3、及び第2の半導体層2の一部を列方向に選択的に除去する。この結果、図16(a)及び図16(b)に示すように、第1ポリシリコン層13、ゲート絶縁膜12、第3の半導体層3及び第2の半導体層2を貫通する溝部7が形成される。なお、図16(b)では第1の半導体層1の一部が除去されているが、第1の半導体層1は平坦なままであって良い。また、エッチング溝部7が、第2の半導体層2を貫通せずに、第2の半導体層2が深さ方向に残存していても良く、第2の半導体層2の表面が平坦なままであっても良い。
(ホ)次に、図17(a)及び図17(b)に示すように、CVD法等により溝部7に素子分離絶縁膜6を200nm〜1500nm程度埋め込む。そして、図18(a)及び図18(b)に示すように、化学的機械的研磨(CMP)法により素子分離絶縁膜6を平坦化する。このとき、素子分離絶縁膜6の上面がゲート絶縁膜12より高い位置にある。この結果、行方向のメモリセルトランジスタMT11,MT21は、互いに完全に素子分離される。なお、図16(a)及び図16(b)に示したマスク膜5を除去してから、図17(a)及び図17(b)に示すように素子分離絶縁膜6を堆積し、CMPにより図18(a)及び図18(b)に示すように素子分離絶縁膜を平坦化しても良い。
(ヘ)次に、図19(a)及び図19(b)に示すように、CVD法等により、第1ポリシリコン層13の上面及び素子分離絶縁膜6の上面に電極間絶縁膜14を堆積する。引き続き、電極間絶縁膜14上にレジスト膜23を塗布し、リソグラフィ技術を用いてレジスト膜23をパターニングする。引き続き、図20(a)及び図20(b)に示すように、パターニングされたレジスト膜23をマスクとして用いて、RIE等により電極間絶縁膜14の一部に開口部8を形成する。その後、図21(a)及び図21(b)に示すように、CVD法により電極間絶縁膜14上に燐ドープの制御ゲート電極となる第2ポリシリコン層(制御ゲート電極)15を10nm〜200nm程度堆積する。
(ト)第2ポリシリコン層15上にレジスト膜24を塗布し、リソグラフィ技術を用いてレジスト膜24をパターニングする。引き続き、図22(a)及び図22(b)に示すように、パターニングされたレジスト膜24をマスクとして用いて、RIEにより行方向に第2ポリシリコン層15、電極間絶縁膜14、及び第1ポリシリコン層13の一部をゲート絶縁膜12に達するまで行方向に選択的に除去する。この結果、第2ポリシリコン層15、電極間絶縁膜14、及び第1ポリシリコン層13を貫通する溝が形成され、制御ゲート電極15、電極間絶縁膜14、浮遊ゲート電極13、ゲート絶縁膜12の積層構造のパターンが形成される。選択ゲートトランジスタ形成領域には、選択ゲート電極13b,15bが形成される。その後、レジストリムーバ等を用いてレジスト膜24を除去する。
(チ)次に、図23(a)及び図23(b)に示すように、第2ポリシリコン層15をマスクとして、ゲート絶縁膜12を介して自己整合的に31+又は75As+をイオン注入する。その後熱処理を行い、第1ポリシリコン層13及び第2ポリシリコン層15のn型不純物イオンが活性化して、浮遊ゲート電極13及び制御ゲート電極15が形成される。更に、第3の半導体層3内のp型不純物イオン及びn型不純物イオンが活性化して、図24(a)及び図24(b)に示すように、溝の下方に位置する第3の半導体層3にn+型の不純物拡散層(ソース及びドレイン領域)421〜42(n+1)が形成され、第1ポリシリコン層13直下の第3の半導体層3にn-型のチャネル領域411〜41nとなり、デプレッション型又はエンハンスメント型のメモリセルトランジスタMT11〜MT1nが形成される。このとき、図示を省略した複数のメモリセルトランジスタが、列方向及び行方向に交差してマトリクス状に形成される。
(リ)同時に、選択ゲート電極13a,15aが形成される。更に、第3の半導体層3にp型の不純物拡散層(チャネル領域)42、n+型の不純物拡散層(ソース領域)43が形成されて、エンハンスメント型の選択ゲートトランジスタSTS1が形成される。他方、第3の半導体層3にn+型のドレイン領域45、及びドレイン領域45とソース領域42(n+1)に挟まれたp-型のチャネル領域44が形成されて、エンハンスメント型の選択ゲートトランジスタSTD1も形成される。
(ヌ)次に、図25(a)及び図25(b)に示すように、CVD法等により層間絶縁膜27を堆積し、層間絶縁膜27上にレジスト膜28を塗布する。リソグラフィ技術を用いてレジスト膜28をパターニングする。図26(a)及び図26(b)に示すように、パターニングされたレジスト膜28をマスクとしてRIE法等により、層間絶縁膜27をそれぞれ貫通し、ソース領域43及びドレイン領域45にそれぞれ達する開口部(コンタクトホール)29a,29bを形成する。その後、CVD法等により金属膜を開口部29a,29bに埋め込んで、図1に示したソース線コンタクトプラグ18及びビット線コンタクトプラグ17をソース領域43及びドレイン領域45にそれぞれ接続されるようにそれぞれ形成する。その後、所定の配線や絶縁膜等が形成・堆積される。
図12(a)〜図26(b)に示した実施の形態に係る半導体記憶装置の製造方法によれば、図1に示した不揮発性半導体記憶装置が実現可能となる。また、図37の比較例に示すような素子分離領域(STI)6を埋め込む必要がないので、微細加工容易となる。
また、図38の比較例に示すように、例えば第2の半導体層2を設けずに、p型の第1の半導体層(半導体基板)1上にn型の第3の半導体層3を形成して不揮発性半導体記憶装置を形成した場合、プロセス中の熱工程により、第1の半導体層(半導体基板)1内のp型不純物がn型の第3の半導体層3に拡散してしまい、トランジスタ特性を劣化させる場合がある。
不純物の拡散は、拡散係数Dと、濃度勾配ΔNの積によって決定される。本発明の実施の形態によれば、第1の半導体層(半導体基板)1中のp型不純物密度をNsub、p型の第2の半導体層2のp型不純物密度をN、第3の半導体層3中のp型不純物密度をNoとしたとき、Nsub>Nが成り立っており、Nsub−No>N−Noが成り立つ。したがって、図38に示した第2の半導体層2が無い場合の第3の半導体層3と第1の半導体層(半導体基板)1のp型不純物の濃度勾配に比べ、第2の半導体層2を設けることにより、第3の半導体層3と第2の半導体層2のp型不純物の濃度勾配を緩やかにすることができる。このため、第2半導体層2はプロセス中の熱工程において第1の半導体層1から第3の半導体層3へのp型不純物の上方への拡散を抑制することができ、トランジスタ特性の劣化を抑制することができる。
(第1の変形例)
本発明の実施の形態の第1の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、図27に示すように、n+型のソース領域及びドレイン領域421〜42(n+1)が、メモリセルトランジスタMT11〜MT1nのn-型のチャネル領域411〜41nと不純物密度が実質的に同等でn-型であっても良い。この場合でも、本発明の実施の形態と同様に、メモリセルトランジスタMT11〜MT1nが同一導電型のソース及びドレイン領域421〜42(n+1)及びチャネル領域411〜41nを有するデプレッション型又はエンハンスメント型であるので、ショートチャネル効果の影響を低減することができる。
本発明の実施の形態の第1の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一例としては、図23(a)及び図23(b)のイオン注入工程と図24(a)及び図24(b)の熱処理工程を省略すれば良い。このため、図1に示した不揮発性半導体記憶装置と比べて工程を簡易化することができ、微細化にも適している。
(第2の変形例)
本発明の実施の形態の第2の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、図1に示した第2の半導体層2が、半絶縁性半導体層(真性半導体層)であり、第1の半導体層(半導体基板)1及び第3の半導体層3よりも不純物密度が低くても良い。
第3の半導体層3と第1の半導体層(半導体基板)1の間に半絶縁性半導体の第2の半導体層2を介在させることにより、逆バイアスが印加された場合でも、接合部分の電界が緩和され耐圧を向上させることができる。また、本発明の実施の形態と同様に、メモリセルトランジスタMT11〜MT1nが同一導電型のソース及びドレイン領域421〜42(n+1)及びチャネル領域411〜41nを有するデプレッション型又はエンハンスメント型であるので、ショートチャネル効果の影響を低減することができる。
本発明の実施の形態の第2の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一例としては、図12(a)及び図12(b)に示した手順において、p型の第1の半導体層(半導体基板)1上に、半絶縁性半導体層(第2の半導体層)2をエピタキシャル成長させる。その後、第2の半導体層2上に、第2の半導体層2よりも高不純物密度のn型のエピタキシャル層(第3の半導体層)3を成長する。他は、図13(a)〜図26(b)に示した手順と実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。
プロセス中の熱工程では、第1の半導体層(半導体基板)1から第2の半導体層2を介して第3の半導体層3へp型不純物が拡散し、第2の半導体層2の厚さの分だけ拡散するp型不純物の量が減少する。このため、第3の半導体層3へのp型不純物拡散が抑制される。同時に、第3の半導体層3から第2の半導体層2へn型不純物が拡散し、第2の半導体層2内で新たにpn接合を形成する。よって、トランジスタ特性の劣化を抑制することができる。
(第3の変形例)
本発明の実施の形態の第3の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、図1に示した第2の半導体層2が、炭素(C)原子又は酸素(O)原子のいずれか一方、又はC原子及びO原子の両方を含むことを特徴とする。
第2の半導体層2は注入された不純物によりシート抵抗が上昇する。このため、逆バイアスが印加された場合でも、リーク電流を抑制することができる。また、本発明の実施の形態と同様に、メモリセルトランジスタMT11〜MT1nが同一導電型のソース及びドレイン領域421〜42(n+1)及びチャネル領域411〜41nを有するデプレッション型又はエンハンスメント型であるので、ショートチャネル効果の影響を低減することができる。
本発明の実施の形態の第3の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一例としては、図12(a)及び図12(b)に示した手順において、p型の第1の半導体層(半導体基板)1表面近傍に、C原子及びO原子の少なくとも一方をイオン注入して熱処理を行い、C原子及びO原子の少なくとも一方を含む第2の半導体層2を形成する。その後、第2の半導体層2上に、n型のエピタキシャル層(第3の半導体層)3を成長する。他は、図13(a)〜図26(b)に示した手順と実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。
C原子又はO原子が注入された第2の半導体層2を第3の半導体層3と第1の半導体層(半導体基板)1の間に介在させることにより、第2の半導体層2が、第1の半導体層1からのp型不純物のBをゲッタリングするので、第3の半導体層3への不純物拡散を抑制することができ、トランジスタ特性の劣化を抑制することができる。
(第4の変形例)
本発明の実施の形態の第4の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、第2の半導体層2が、第1の半導体層(半導体基板)1よりも低不純物密度の第1導電型(p型)であり、第1の半導体層(半導体基板)1に含まれるp型不純物よりも原子量が大きいp型不純物を含む一例を説明する。例えば、第1の半導体層(半導体基板)1に含まれるp型不純物がBであれば、Bよりも原子量が大きいp型不純物として、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)又はタリウム(Tl)等が使用可能である。
第3の半導体層3と第1の半導体層(半導体基板)1の間に低濃度の第2の半導体層2を介在させることにより、逆バイアスが印加された場合でも、接合部分の電界が緩和され、耐圧を向上させることができる。また、本発明の実施の形態と同様に、メモリセルトランジスタMT11〜MT1nが同一導電型のソース及びドレイン領域421〜42(n+1)及びチャネル領域411〜41nを有するデプレッション型又はエンハンスメント型であるので、ショートチャネル効果の影響を低減することができる。
本発明の実施の形態の第4の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一例としては、図12(a)及び図12(b)に示した手順において、p型の第1の半導体層1(半導体基板)上に、p型又はn型のエピタキシャル層を形成する。続いて、エピタキシャル層に第1の半導体層(半導体基板)1に含まれるp型不純物よりも原子量の大きなp型不純物をイオン注入する。その後、n型のエピタキシャル層を成長する。他は、図13(a)〜図26(b)に示した手順と実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。
不純物の拡散は、拡散係数Dと、濃度勾配ΔNの積によって決定される。一般的に原子量の大きな原子は、原子量の小さな原子よりも原子半径が大きく、格子間の拡散が抑制される。これは拡散係数Dが小さくなることを意味している。したがって、第2の半導体層2により、第1の半導体層1から第3の半導体層3への不純物拡散を抑制することができ、トランジスタ特性の劣化を抑制することができる。
(第5の変形例)
本発明の実施の形態の第5の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、第2の半導体層2が、第1導電型(p型)又は第2導電型(n型)の炭化シリコン(SiC)を含む。
第3の半導体層3と第1の半導体層(半導体基板)1の間に絶縁破壊電界の高いSiC層を介在させることにより、逆バイアスが印加された場合でも、接合部分の破壊耐性があがり、耐圧を向上させることができる。また、本発明の実施の形態と同様に、メモリセルトランジスタMT11〜MT1nが同一導電型のソース及びドレイン領域421〜42(n+1)及びチャネル領域411〜41nを有するデプレッション型又はエンハンスメント型であるので、ショートチャネル効果の影響を低減することができる。
本発明の実施の形態の第5の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一例としては、図12(a)及び図12(b)に示した手順において、第1の半導体層(半導体基板)1上に、p型又はn型の3C−SiCエピタキシャル層の第2の半導体層2を形成する。その後、第2の半導体層2上に、n型のエピタキシャル層(Si層)の第3の半導体層3を成長する。他は、図13(a)〜図26(b)に示した手順と実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。
不純物の拡散は、不純物が格子間を拡散する場合と、格子点を移動する場合の2つの経路が挙げられる。第1の半導体層(半導体基板)1がSi基板である場合、Si表面から3C−SiCをエピタキシャル成長させることができ、3C−SiC表面から再びSiをエピタキシャル成長させることができる。ここで3Cとは3回周期の立方晶(キュービック)を表している。3C−SiCは閃亜鉛鉱型の結晶構造をしており、ダイヤモンド構造のSi単結晶に比べて格子間の空隙が狭い。このため、不純物が3C−SiCの格子間を拡散することはSi単結晶に比べて困難であり、第1の半導体層(半導体基板)1から第3の半導体層3へのp型不純物の拡散を抑制することができる。
一方、格子点を不純物が移動する場合、例えばSiの格子点をBが移動する場合は、まずSi格子点にBが置換され、次にSi−B結合が切れて、格子間にBが残り、このBが隣のSi原子を押し出して置換をする、という工程を繰り返す。しかし、3C−SiCの格子点をBが移動しようとした場合、Si格子点にBが置換されると、Si格子点の周囲はCであるため、CとBが結合する。このC−B結合は、Si−B結合よりも強いため、容易には結合が切れず、移動が抑制される。また、C格子点にBが置換された場合、BはSi−B結合を切り、格子点を移動し始めるが、このBがSiの格子点に置換された時点でCと結合し、移動が抑制される。よって、第1の半導体層(半導体基板)1から第3の半導体層3へのp型不純物の拡散を抑制することができる。
なお、第2の半導体層2上に、n型の3C−SiCエピタキシャル層を第3の半導体層(SiC層)3として形成しても良い。SiC層内への不純物拡散は、Si内への不純物拡散よりも小さい。したがって、下方から第3の半導体層3への不純物拡散を防止することができる。
(第6の変形例)
本発明の実施の形態の第6の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、図1に示した第2の半導体層2はp型、又はn型のSiGeを含み、第1の半導体層(半導体基板)1の不純物密度よりSiGeの不純物密度が低い。
第3の半導体層3と第1の半導体層(半導体基板)1の間に不純物密度の低いSiGe層を介在させることにより、第2の半導体層2はシート抵抗が上昇し、逆バイアスが印加された場合でも、リーク電流を抑制することができる。また、本発明の実施の形態と同様に、メモリセルトランジスタMT11〜MT1nが同一導電型のソース及びドレイン領域421〜42(n+1)及びチャネル領域411〜41nを有するデプレッション型又はエンハンスメント型であるので、ショートチャネル効果の影響を低減することができる。
本発明の実施の形態の第6の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一例としては、図12(a)及び図12(b)に示した手順において、p型の第1の半導体層1(半導体基板)上に、p型又はn型のSiGeのエピタキシャル層の第2の半導体層2を形成する。その後、第2の半導体層2上に、n型のSiのエピタキシャル層(第3の半導体層)3を成長する。他は、図13(a)〜図26(b)に示した手順と実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。
SiGe中のp型不純物イオン(例えばB)の拡散は、Si中の拡散に比べて遅いことが知られている。このため、第2の半導体層2により、第1の半導体層(半導体基板)1から第3の半導体層3へのp型不純物の拡散を抑制することができる。
(第7の変形例)
本発明の実施の形態の第7の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、図28に示すように、Si基板表面近傍に空隙19のあるSON(Silicon On Nothing)基板を用いる。第2の半導体層2は、数10〜数100nm程度の空隙19を有する。チャネル領域411〜41nと第1の半導体層1の間に空隙19を含む第2の半導体層2を介在させることにより、第1の半導体層1とチャネル領域411〜41nとの間の電流経路が減少し、実質的な抵抗が上昇する。このため、逆バイアスが印加された場合でも、リーク電流を抑制することができる。また、本発明の実施の形態と同様に、メモリセルトランジスタMT11〜MT1nが同一導電型のソース及びドレイン領域421〜42(n+1)及びチャネル領域411〜41nを有するデプレッション型又はエンハンスメント型であるので、ショートチャネル効果の影響を低減することができる。
本発明の実施の形態の第7の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一例としては、図12(a)及び図12(b)に示した手順において、第1の半導体層(Si基板)1を用意し、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術により、第1の半導体層1に数10nm〜数100nmのトレンチ幅で、トレンチを形成する。トレンチが形成されたSi基板を水素雰囲気でアニールすると、トレンチ頂部がマイグレーションをおこし、隣同士の頂部がくっつくようになる。隣同士の頂部がくっついたトレンチ内部は数10〜数100nの空隙19として残り、SON基板が形成される。その後、SON基板表面に、第3の半導体層(SON層)3をエピタキシャル成長する。他は、図13(a)〜図26(b)に示した手順と実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。
第1の半導体層1及び第2の半導体層2中のp型不純物は、空隙19内面でゲッタリングされ、空隙19内面に不純物が蓄積することにより空隙19近傍の不純物密度が低下する。これにより、第1の半導体層1から第3の半導体層(SON層)3へのp型不純物の濃度勾配が下がる。よって、第3の半導体層(SON層)3への不純物拡散を抑制することができ、トランジスタ特性の劣化を抑制することができる。
(第8の変形例)
本発明の実施の形態の第8の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、図29に示すように、第2導電型(n+型)の第4の半導体層(半導体基板)4上に、p+型のエピタキシャル層の第1の半導体層1が配置されている。即ち、第1の半導体層1は、第1導電型(p型)であれば、半導体基板でなくとも良い。この場合でも、本発明の実施の形態と同様に、メモリセルトランジスタMT11〜MT1nが同一導電型のソース及びドレイン領域421〜42(n+1)及びチャネル領域411〜41nを有するデプレッション型又はエンハンスメント型であるので、ショートチャネル効果の影響を低減することができる。
本発明の実施の形態の第8の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一例としては、例えば、n+型の第4の半導体層4上にp型の第1の半導体層1をエピタキシャル成長させ、p型不純物を所望の濃度になるようにイオン注入する。次に、第1の半導体層1上にp型の第2の半導体層2をエピタキシャル成長させ、p型不純物を所望の濃度になるようにイオン注入する。次いで、第2の半導体層2上にn型の第3の半導体層3をエピタキシャル成長させた後に、n型不純物を所望の濃度になるようにイオン注入する。なお、第1の半導体層1へのp型不純物のイオン注入、第2の半導体層2へのp型不純物のイオン注入、及び第3の半導体層3へのn型不純物のイオン注入のいずれか又はすべてを行わずに、エピタキシャル成長のみで第1〜第3の半導体層1〜3をそれぞれ形成しても良い。
或いは、n+型の第4の半導体層4上にp型の第1の半導体層1をエピタキシャル成長させた後、p型の第2の半導体層2をエピタキシャル成長させ、第2の半導体層2表面にn型不純物をイオン注入することにより、第2の半導体層2の上部に第3の半導体層3を形成しても良い。
或いは、n+型の第4の半導体層4上にp型の第1の半導体層1をエピタキシャル成長させた後、第1の半導体層1上にn型の第3の半導体層3を成長させ、第3の半導体層3の底部にp型不純物をイオン注入することで、第3の半導体層3の底部に第2の半導体層2を形成しても良い。他は、図13(a)〜図26(b)に示した手順と実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。
(第9の変形例)
本発明の実施の形態の第9の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、メモリセル周辺部について説明する。図30に示すように、第2の半導体層2がメモリセルトランジスタMT11〜MT1nの配列、選択ゲートトランジスタSTS1のソース領域43、及び選択ゲートトランジスタSTD1のドレイン領域45の下に選択的に配置されている。このため、選択ゲートトランジスタSTS1,STD1のチャネル領域42,44が、第1の半導体層1と接している。
この場合でも、本発明の実施の形態と同様に、メモリセルトランジスタMT11〜MT1nが同一導電型のソース及びドレイン領域421〜42(n+1)及びチャネル領域411〜41nを有するデプレッション型又はエンハンスメント型であるので、ショートチャネル効果の影響を低減することができる。
本発明の実施の形態の第9の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一例としては、第2の半導体層2の、メモリセルトランジスタMT11〜MT1nを形成する領域と、選択ゲートトランジスタSTS1,STD1のソース及びドレイン領域43,421,42(n+1),45を形成する領域に、選択的にn型不純物をイオン注入する。その後、浮遊ゲート電極13、電極間絶縁膜14、制御ゲート電極15、選択ゲート電極13a,15a,13b,15b、ビット線コンタクトプラグ17及びソース線コンタクトプラグ18を形成することにより、図30に示した不揮発性半導体記憶装置が実現可能となる。
+型の第1の半導体層(半導体基板)1とチャネル領域411〜41nの間には第2の半導体層2を設けることにより、第1の半導体層1中の不純物がチャネル領域411〜41nに拡散するのを抑制でき、トランジスタ特性の劣化を防止することができる。
また、例えばp型の第1の半導体層1上にn型のチャネル領域411〜41nがある場合、メモリセル領域ではp型不純物がn型のチャネル領域411〜41nに拡散することは好ましくない。しかし、選択ゲート領域ではnチャネルの選択ゲートトランジスタSTS1,STD1を形成することから、選択ゲートトランジスタSTS1,STD1のソース及びドレイン領域43,421,42(n+1),45はn型で、絶縁ゲート下部のチャネル領域42,44はp型となる必要がある。そこで、選択ゲート下部のチャネル領域42,44は選択的に第3の半導体層3を設けないことにより、その上部に成膜されたn型の第3の半導体層3には、その後の熱工程により第1の半導体層(Si基板)1中のp型不純物が拡散し、選択ゲートトランジスタSTS1,STD1のp型のチャネル領域42,44を簡便に形成することが可能となる。
また、他の一例として、図31に示すように、第2の半導体層2がメモリセルトランジスタMT11〜MT1nの配列の下に選択的に配置されている。このため、選択ゲートトランジスタSTS1のチャネル領域42及びソース領域43と、選択ゲートトランジスタSTD1のチャネル領域44及びドレイン領域45が、第1の半導体層1と接している。
図31に示した不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一例としては、第2の半導体層2の、メモリセルトランジスタMT11〜MT1nを形成する領域と、選択ゲートトランジスタSTS1,STD1のソース及びドレイン領域43,421,42(n+1),45を形成する領域には選択的にn型不純物をイオン注入する。選択ゲートトランジスタSTS1,STD1、ビット線コンタクトプラグ17、ソース線コンタクトプラグ18下部の領域には選択的に第3の半導体層3を設けない。その上部に成膜されたn型の第3の半導体層3は、その後の熱工程により第1の半導体層(Si基板)1中のp型不純物が拡散し、選択ゲートトランジスタSTS1,STD1のp型のチャネル領域42,44を簡便に形成することが可能となる。その後、浮遊ゲート電極13、電極間絶縁膜14、制御ゲート電極15、選択ゲート電極13a,15a,13b,15b、ビット線コンタクトプラグ17及びソース線コンタクトプラグ18を形成することにより、図31に示した不揮発性半導体記憶装置を実現可能となる。
(第10の変形例)
本発明の実施の形態の第10の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、図13(a)に示すようにp型不純物をn型チャネル層に選択的にイオン注入する代わりに、n型チャネル層の全面にp型不純物のみイオン注入する。引き続き、図14(a)〜図22(b)に示す手順は実質的に同様に行う。
そして、図32に示すように、第2ポリシリコン層15をマスクとして用いて31+等のn型不純物を自己整合的にイオン注入し、熱処理を行う。この結果、第3の半導体層3のn型不純物イオンが活性化され、図33に示すようにn+型のソース及びドレイン領域421,422及びソース領域43を形成する。更に、n型不純物イオンが拡散して、浮遊ゲート電極13直下のn型チャネル層にn-型のチャネル領域411を形成する。同様に、図1に示したn+型のソース及びドレイン領域423〜42(n+1)、及びn-型のチャネル領域412〜41nを形成する。更に、n型不純物イオンが拡散して、ソース及びドレイン領域421及びソース領域43が選択ゲート電極13a,15a直下に長さLnだけそれぞれ拡大する。ここで、メモリセルトランジスタMT11の制御ゲート電極15の長さLw1は、ソース及びドレイン領域421及びソース領域43が拡大する長さ2Lnよりも狭く、選択ゲート電極13a,15aの長さLsgは、ソース及びドレイン領域421及びソース領域43が拡大する長さ2Lnよりも広く設定しておけば良い。
図13(a)に示すように、選択ゲートトランジスタSTS1を形成するn型チャネル層の長さLpの一部にp型不純物をイオン注入するのは困難である。これに対して第2の変形例によれば、図33に示すように第2ポリシリコン層15をマスクとして用いて自己整合的にイオン注入して熱処理を行うので、p型のチャネル長Lpを形成するときに長さ2Lnの寸法マージンが得られ、選択ゲート電極13a,15a直下のp型のチャネル領域42を容易に形成可能となる。なお、図1に示した選択ゲートトランジスタSTDの選択ゲート電極13b,15b直下のp型のチャネル領域44も同様に容易に形成可能となる。他の手順は、図12(a)〜図26(b)に示した手順と実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。
(第11の変形例)
本発明の実施の形態の第11の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置は、図34に示すように、図2に示した1トランジスタ/セル構造の平面パターン構造を拡張した2トランジスタ/セル構造であっても良い。図34に示した不揮発性半導体記憶装置は、セルアレイ100x、カラムデコーダ104、センスアンプ102、第1ロウデコーダ101x、第2ロウデコーダ101y、及びソース線ドライバ103を備える。
セルアレイ100xは、マトリクス状に配置された複数個((m+1)×(n+1))個のメモリセルMC00〜MCmnを有する。メモリセルMCの各々は、互いに電流経路が直列接続されたメモリセルトランジスタMTと選択トランジスタSTを有する。メモリセルトランジスタMTは、半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成された浮遊ゲート電極と、浮遊ゲート電極上に電極間絶縁膜を介して形成された制御ゲート電極とを有する積層ゲート構造を備えている。メモリセルトランジスタMTのソース領域が選択トランジスタSTのドレイン領域に接続される。また、列方向で隣接するメモリセルMC同士は、選択トランジスタSTのソース領域、又はメモリセルトランジスタMTのドレイン領域を共有する。
同一行にあるメモリセルMCのメモリセルトランジスタMTの制御ゲート電極は、ワード線WL0〜WLmのいずれかに共通接続される。同一行にあるメモリセルの選択トランジスタSTのゲートは、選択ゲート線SG0〜SGmのいずれかに接続されている。又、同一列にあるメモリセルMCのメモリセルトランジスタMTのドレインは、ビット線BL0〜BLnのいずれかに共通接続されている。メモリセルMCの選択トランジスタSTのソースはソース線SLに共通接続され、ソース線ドライバ103に接続されている。
カラムデコーダ104は、列アドレス信号をデコードして、列アドレスデコード信号を得る。列アドレスデコード信号に基づいて、ビット線BL0〜BLnのいずれかを選択する。第1及び第2ロウデコーダ101x,101yは、行アドレス信号をデコードして、行アドレスデコード信号を得る。第1ロウデコーダ101xは、書き込み時においてワード線WL0〜WLmのいずれかを選択する。第2ロウデコーダ101yは、読み出し時において、選択ゲート線SG0〜SGmのいずれかを選択する。センスアンプ102は、第2ロウデコーダ101y及びカラムデコーダ104によって選択されたメモリセルMCから読み出したデータを増幅する。ソース線ドライバ103は、読み出し時において、ソース線SLに電圧を供給する。
第11の変形例によれば、2トランジスタ/セル構造とすることで、メモリセルMCを確実にカットオフでき、正確な読み出し動作を行うことができる。更に、メモリセルトランジスタMT1個に対して、ソース、ドレインの両側に選択トランジスタSTを接続した3トランジスタ/セル構成も、図2に例示した平面パターン構成から容易に拡張可能である点は勿論である。
(第12の変形例)
本発明の実施の形態の第12の変形例として、図1に示した不揮発性半導体記憶装置の応用例であるフラッシュメモリシステム142を図35を用いて説明する。フラッシュメモリシステム142は、ホストプラットホーム144、及びユニバーサル・シリアル・バス(USB)フラッシュ装置146を備える。ホストプラットホーム144は、USBケーブル148を介してUSBフラッシュ装置146へ接続されている。ホストプラットホーム144は、USBホストコネクタ150を介してUSBケーブル148に接続し、USBフラッシュ装置146はUSBフラッシュ装置コネクタ152を介してUSBケーブル148に接続する。ホストプラットホーム144は、USBバス上のパケット伝送を制御するUSBホスト制御器154を有する。
USBフラッシュ装置146は、USBフラッシュ装置146の他の要素を制御し、且つUSBフラッシュ装置146のUSBバスへのインタフェースを制御するUSBフラッシュ装置制御器156と、USBフラッシュ装置コネクタ152と、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置で構成された少なくとも一つのフラッシュメモリモジュール158を含む。
USBフラッシュ装置146がホストプラットホーム144に接続されると、標準USB列挙処理が始まる。この処理において、ホストプラットホーム144は、USBフラッシュ装置146を認知してUSBフラッシュ装置146との通信モードを選択し、エンドポイントという、転送データを格納するFIFOバッファを介して、USBフラッシュ装置146との間でデータの送受信を行う。ホストプラットホーム144は、他のエンドポイントを介してUSBフラッシュ装置146の脱着等の物理的、電気的状態の変化を認識し、受け取るべきパケットがあれば、それを受け取る。
ホストプラットホーム144は、USBホスト制御器154へ要求パケットを送ることによって、USBフラッシュ装置146からのサービスを求める。USBホスト制御器154は、USBケーブル148上にパケットを送信する。USBフラッシュ装置146がこの要求パケットを受け入れたエンドポイントを有する装置であれば、これらの要求はUSBフラッシュ装置制御器156によって受け取られる。
次に、USBフラッシュ装置制御器156は、フラッシュメモリモジュール158から、あるいはフラッシュメモリモジュール158へ、データの読み出し、書き込み、あるいは消去等の種々の操作を行う。それとともに、USBアドレスの取得等の基本的なUSB機能をサポートする。USBフラッシュ装置制御器156は、フラッシュメモリモジュール158の出力を制御する制御ライン160を介して、また、例えば、チップイネーブル信号CE等の種々の他の信号や読み取り書き込み信号を介して、フラッシュメモリモジュール158を制御する。また、フラッシュメモリモジュール158は、アドレスデータバス162によってもUSBフラッシュ装置制御器156に接続されている。アドレスデータバス162は、フラッシュメモリモジュール158に対する読み出し、書き込みあるいは消去のコマンドと、フラッシュメモリモジュール158のアドレス及びデータを転送する。
ホストプラットホーム144が要求した種々の操作に対する結果及び状態に関してホストプラットホーム144へ知らせるために、USBフラッシュ装置146は、状態エンドポイント(エンドポイント0)を用いて状態パケットを送信する。この処理において、ホストプラットホーム144は、状態パケットがないかをチェックし、USBフラッシュ装置146は、新しい状態メッセージのパケットが存在しない場合に空パケットを、あるいは状態パケットそのものを返す。
第12の変形例によれば、USBフラッシュ装置146の様々な機能を実現可能である。USBケーブル148を省略し、コネクタ間を直接接続することも可能である。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。例えば、実施の形態ではm×n個のメモリセルトランジスタMT11〜MT1n,MT21〜MT2n,・・・・・,MTm1〜MTmnを示したが、現実的には更に複数のメモリセルトランジスタでセルアレイが構成されていても良い。
また、実施の形態においては、2値NAND型EEPROMについて説明した。しかし、3値以上の多値NAND型EEPROMについても適用可能である。このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のセルアレイの一例を示す列方向の断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のセルアレイの一例を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のセルアレイの一例を示す行方向の断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の等価回路図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルトランジスタのIV特性の一例を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のセルアレイの配線に印加する動作電圧の一例を示す表である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作を説明するための等価回路である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去動作を説明するための等価回路である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の読み出し動作を説明するための等価回路である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルトランジスタの浮遊ゲート電極に電子が蓄積されていない状態を説明する断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルトランジスタの浮遊ゲート電極に電子が蓄積されている状態を説明する断面図である。 図12(a)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一例を示す列方向の工程断面図(図2のA−A方向の工程断面図)である。図12(b)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一例を示す行方向の工程断面図(図2のB−B方向の工程断面図)である。 図13(a)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図12(a)に引き続く列方向の工程断面図である。図13(b)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図12(b)に引き続く行方向の工程断面図である。 図14(a)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図13(a)に引き続く列方向の工程断面図である。図14(b)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図13(b)に引き続く行方向の工程断面図である。 図15(a)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図14(a)に引き続く列方向の工程断面図である。図15(b)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図14(b)に引き続く行方向の工程断面図である。 図16(a)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図15(a)に引き続く列方向の工程断面図である。図16(b)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図15(b)に引き続く行方向の工程断面図である。 図17(a)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図16(a)に引き続く列方向の工程断面図である。図17(b)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図16(b)に引き続く行方向の工程断面図である。 図18(a)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図17(a)に引き続く列方向の工程断面図である。図18(b)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図17(b)に引き続く行方向の工程断面図である。 図19(a)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図18(a)に引き続く列方向の工程断面図である。図19(b)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図18(b)に引き続く行方向の工程断面図である。 図20(a)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図19(a)に引き続く列方向の工程断面図である。図20(b)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図19(b)に引き続く行方向の工程断面図である。 図21(a)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図20(a)に引き続く列方向の工程断面図である。図21(b)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図20(b)に引き続く行方向の工程断面図である。 図22(a)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図21(a)に引き続く列方向の工程断面図である。図22(b)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図21(b)に引き続く行方向の工程断面図である。 図23(a)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図22(a)に引き続く列方向の工程断面図である。図23(b)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図22(b)に引き続く行方向の工程断面図である。 図24(a)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図23(a)に引き続く列方向の工程断面図である。図24(b)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図23(b)に引き続く行方向の工程断面図である。 図25(a)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図24(a)に引き続く列方向の工程断面図である。図25(b)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図24(b)に引き続く行方向の工程断面図である。 図26(a)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図25(a)に引き続く列方向の工程断面図である。図26(b)は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図25(b)に引き続く行方向の工程断面図である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置のセルアレイの一例を示す列方向の断面図である。 本発明の実施の形態の第7の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置のセルアレイの一例を示す列方向の断面図である。 本発明の実施の形態の第8の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置のセルアレイの一例を示す列方向の断面図である。 本発明の実施の形態の第9の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置のセルアレイの一例を示す列方向の断面図である。 本発明の実施の形態の第9の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置のセルアレイの他の一例を示す列方向の断面図である。 本発明の実施の形態の第10の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の工程断面図である。 発明の実施の形態の第10の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の図32に引き続く列方向の工程断面図である。 本発明の実施の形態の第11の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置のセルアレイの一例を示す列方向の断面図である。 本発明の実施の形態の第12の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置のフラッシュメモリシステムへの応用例を示すブロック図である。 比較例に係る不揮発性半導体記憶装置のセルアレイの一例を示す列方向の断面図である。 比較例に係る不揮発性半導体記憶装置のセルアレイの一例を示す行方向の断面図である。 比較例に係る不揮発性半導体記憶装置のセルアレイの他の一例を示す列方向の断面図である。
符号の説明
1…第1の半導体層
2…第2の半導体層
3…第3の半導体層
4…第4の半導体層
5…マスク膜
6…素子分離絶縁膜
7…溝部
8…開口部
12…ゲート絶縁膜
13…浮遊ゲート電極
13a,15a,13b,15b…選択ゲート電極
13x…第1ポリシリコン層
14…電極間絶縁膜
15…制御ゲート電極
15…第2ポリシリコン層
17…ビット線コンタクトプラグ
18…ソース線コンタクトプラグ
19…空隙
21…レジスト膜
23…レジスト膜
24…レジスト膜
41…チャネル領域
41…不純物拡散層
42…ソース領域
42…チャネル領域
42…ドレイン領域
43…ソース領域
44…チャネル領域
45…ドレイン領域
100…セルアレイ
100x…セルアレイ
101…ロウデコーダ
101x…第1ロウデコーダ
101x…第2ロウデコーダ
101y…第2ロウデコーダ
102…センスアンプ
103…ソース線ドライバ
104…カラムデコーダ
104…ドレイン領域
411〜41n…チャネル領域
421〜42…ドレイン領域
421〜42n…ソース領域

Claims (7)

  1. 複数のメモリセルトランジスタがマトリクス状に配置された不揮発性半導体記憶装置であって、
    第1導電型の第1の半導体層と、
    前記第1の半導体層上に配置された第1導電型の第2の半導体層と、
    前記第2の半導体層上に配置され、前記複数のメモリセルトランジスタのそれぞれの第2導電型のソース領域、第2導電型のドレイン領域、及び第2導電型のチャネル領域を周期的に配置した第3の半導体層
    とを備え、前記第2の半導体層の不純物密度が第1の半導体層の不純物密度よりも低く、前記第1の半導体層と前記第2の半導体層とが接し、前記第2の半導体層が前記第1の半導体層から前記第3の半導体層への不純物の拡散を抑制することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第3の半導体層が、炭化シリコンからなることを特徴とする請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記第1の半導体層の下に、第2導電型の第4の半導体層を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記メモリセルトランジスタの列方向における単位配列の一端に隣接し、前記第3の半導体層に設けられた第1導電型のチャネル領域、第2導電型のソース領域、及び前記一端に位置する前記メモリセルトランジスタのソース領域となる第2導電型のドレイン領域を備える選択ゲートトランジスタを前記単位配列毎に更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記第2の半導体層が前記メモリセルトランジスタの単位配列及び前記選択ゲートトランジスタのドレイン領域の下に選択的に配置され、前記選択ゲートトランジスタのチャネル領域及びソース領域が前記第1の半導体層と接していることを特徴とする請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記第2の半導体層が前記メモリセルトランジスタの単位配列、及び前記選択ゲートトランジスタのソース領域及びドレイン領域の下に選択的に配置され、前記選択ゲートトランジスタのチャネル領域が前記第1の半導体層と接していることを特徴とする請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記メモリセルトランジスタは、熱平衡状態において前記メモリセルトランジスタのチャネル導通部分が残るデプレッション型、及び熱平衡状態において前記メモリセルトランジスタのチャネル領域が完全空乏化するエンハンスメント型のいずれかであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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