JP6045836B2 - ポリエーテルスルホンの製造方法 - Google Patents

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    • C08G75/23Polyethersulfones

Description

本発明は、ポリエーテルスルホンの新規な製造方法に関する。
ポリエーテルスルホンは、狭義には、主にジクロロジフェニルスルホン(DCDPS)とジヒドロキシジフェニルスルホン(Bis−S)とを重縮合することにより得られる熱可塑性ポリマーである。このポリマーは、耐熱性に優れており、高温においてもクリープ特性が良好であり、さらに耐薬品性が優れており、難燃性である。そのため医療をはじめとして種々の用途に利用されている(例えば非特許文献1参照)。
当該ポリエーテルスルホンは、現在でも改良が加え続けられており、例えば、特許文献1では、アロイ化剤として使用する為に、芳香族ポリエーテルスルホンの末端基をヒドロキシフェニルにしている。この様なヒドロキシフェニル基末端の芳香族ポリエーテルスルホンは、それよりも高い分子量を有するポリエーテルスルホンを予め重合しておき、これを中間原料として用いると共に二価フェノール化合物、塩基性化合物及び溶剤等と適切な量比で混合及び加熱することで調製されている。なお該特許文献1の方法では、常に撹拌が継続されている。
特開2010−222506号公報
化学工業日報社、2004年1月27日発行の「14504の化学商品」、1078-1079頁
しかしながら、ポリエーテルスルホンの重縮合反応は、ジクロロジフェニルスルホンとジヒドロキシジフェニルスルホンのような前記2種のモノマーの比率によっては解重合を伴うことがある。従って、時間の経過による解重合の進行によってポリエーテルスルホンを高分子量化した状態で維持することが困難となる。さらにポリエーテルスルホンを人工透析用などの膜として使用する場合は、ポリエーテルスルホンを可溶な溶剤に溶解させた後、ろ過を行う工程が必要であるが、ポリエーテルスルホンの重縮合時にゲル化物が多く生成されている場合には、このろ過工程においてろ過性不良が起こる。
本発明は前記の問題に鑑みてなされたものであり、ポリエーテルスルホンの解重合を抑制して重合度を高めると共に、さらにゲル化物の生成をも抑制することができる、ポリエーテルスルホンの製造方法を提供することを課題とする。
本発明は、以下の[1]〜[17]を提供するものである。
[1]重合槽内でジハロゲノジフェニルスルホンおよびビスフェノール類をアルカリ金属塩の存在下、第1の溶剤中で重縮合反応させ、重合槽内の重合物が所定粘度に到達した時点で重合物を重合槽から抜き出すポリエーテルスルホンの製造方法であって、前記重縮合反応の進行に伴って重合槽内の重合物が所定粘度に到達した時点で第2の溶剤を添加して攪拌すると共に、重合槽からの重合物抜き出し開始からT×0.25(時間)以内(ただしTは抜き出し開始から終了までの総時間)で攪拌を停止することを特徴とする、ポリエーテルスルホンの製造方法。
[2]前記重合槽内の重合物が所定粘度に到達した時点での第2の溶剤の添加量は溶剤の全使用量の20〜40質量%とする、[1]記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
[3]前記重縮合反応において(ジハロゲノジフェニルスルホンのモル数)/(ビスフェノール類のモル数)が1.00〜1.03である、[1]または[2]記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
[4]ポリエーテルスルホンの抜き出し時の前記攪拌における動力数 Np(Np = P/ρn3d5:測定された撹拌所要動力 P [W] 、重合物密度 ρ [kg/m3]、撹拌回転数 n [s-1]および撹拌翼径 d [m])が3.2〜6.4である、[1]〜[3]のいずれかに記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
[5]前記ジハロゲノジフェニルスルホンが、4,4'−ジクロロジフェニルスルホンである、[1]〜[4]のいずれかに記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
[6]前記ビスフェノール類が4,4'−ビスフェノールスルホンである、[1]〜[5]のいずれかに記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
[7]前記所定粘度がゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定された重合物の重量平均分子量(Mw)と標準物質に基づく相関式とから算出された還元粘度(RV)である、[1]〜[6]のいずれかに記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
[8]前記還元粘度が0.65以上、0.90以下である、[7]に記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
[9]前記還元粘度が0.80を超える前に撹拌を停止する、[1]〜[8]のいずれかに記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
[10]前記第2の溶剤の温度が、所定粘度に到達した時点での反応温度よりも低い[1]〜[9]のいずれかに記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
[11]所定粘度に到達した時点での反応温度Tp1(℃)と、この時点で添加する第2の溶剤の温度Tp2(℃)の差:Tp1−Tp2(℃)が、50℃以上である[1]〜[10]のいずれかに記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
[12]所定粘度に到達して第2の溶剤を添加する時に、重合槽の加熱温度を下げる[1]〜[11]のいずれかに記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
[13]所定粘度に到達した時点での反応温度Tp1(℃)と、第2の溶剤添加後の加熱温度Tp3(℃)の差:Tp1−Tp3(℃)が、20〜100℃である[1]〜[12]のいずれかに記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
[14]前記重縮合反応において(アルカリ金属塩のモル数)/(ビスフェノール類のモル数)が1.04以上、1.05以下である、[1]〜[13]のいずれかに記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
[15]前記第1の溶剤と、第2の溶剤とが同じである[1]〜[14]のいずれかに記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
[16]前記第2の溶剤がポリアリール化合物である[1]〜[15]のいずれかに記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
[17]前記アルカリ金属塩がアルカリ金属炭酸塩又はアルカリ金属水酸化物である[1]〜[16]のいずれかに記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
なお、本明細書において、用語「ポリエーテルスルホン」は、ジフェニルスルホン単位と、このフェニル基に結合する酸素原子(エーテル結合)を有するポリマーであると定義され、狭義のポリエーテルスルホン(ジクロロフェニルスルホンとビスフェノール−Sとの重縮合物)(PES)の他、ポリスルホン(PSU)、アリールポリフェニルスルホン(PPSU)なども含む意味で使用される。
本発明によれば、重合槽からの重合物の抜き出し中に攪拌を停止することによって触媒の分散が抑制されるため、解重合が抑制されて高分子量のポリエーテルスルホンを得ることができる。さらに重合槽から重合物を抜き出す際に溶剤を添加することによって重合槽の内温が下がり、かつ重合物が希釈されるため、解重合が抑制されて高分子量のポリエーテルスルホンを得ることができると共に、ゲル化物の生成が抑制されてろ過性が良好なポリエーテルスルホンを得ることができる。
実施例1、比較例1および比較例2の重合開始からの時間とGPC−RVとの関係を示すグラフである。 ポリエーテルスルホンの重合槽からの抜き出し時の判断手順の一例を示すフローチャートである。 ポリエーテルスルホンの重合槽からの抜き出し時の判断手順の他の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を説明する。本発明におけるポリエーテルスルホンは、第1の溶剤中、アルカリ金属塩の存在下、ジハロゲノジフェニルスルホンとビスフェノール類を重縮合させることによって得られる。ジハロゲノジフェニルスルホンとしては、ジクロロジフェニルスルホン、ジフルオロジフェニルスルホンなどが挙げられ、より好適には、例えば、4,4'−ジクロロジフェニルスルホン、4,4'−ジフルオロジフェニルスルホンなどが挙げられる。ジハロゲノジフェニルスルホンは、特に好ましくは4,4'−ジクロロジフェニルスルホンである。また、ジハロゲノジフェニルスルホンの純度が高いほどポリエーテルスルホンの最終到達する分子量が高くなるため、ジハロゲノジフェニルスルホンの純度は99.0質量%以上が好ましい。
本明細書において、ビスフェノール類とは、1つ以上のアリール基と、アリール基に直結するフェノール性ヒドロキシ基が2つ以上有する化合物を意味し、必ずしもフェノール単位が2つ存在する必要はない。ビスフェノール類としては、例えば、ハイドロキノン、4,4'−ビフェニルジオール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニルプロパン)、4,4'−ビスフェノールエーテル、4,4'−ビスフェノールスルホンなどが挙げられ、特に4,4'−ビスフェノールスルホンが好適である。
重縮合反応において、ビスフェノール類に対するジハロゲノジフェニルスルホンの仕込み量、すなわち(ジハロゲノジフェニルスルホンのモル数)/(ビスフェノール類のモル数)の比は好ましくは1以上、より好ましくは1.00〜1.03であるのがよい。
第1の溶剤としては、例えば、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチレンスルホキシドなどのスルホキシド系溶剤、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド系溶剤、N−メチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドンなどのピロリドン系溶剤、N−メチル−2−ピペリドンなどのピペリドン系溶剤、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンなどの2−イミダゾリノン系溶剤、ジフェニルエーテル、ジフェニルスルホンなどのジフェニル化合物などのポリアリール化合物、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、テトラクロロエタン、トリクロロエチレンなどのハロゲン系溶剤、繃(γ)−ブチロラクトンなどのラクトン系溶剤、スルホランなどのスルホラン系溶剤、これらの二種以上の混合物などが挙げられる。好ましい溶剤は、ポリアリール化合物、特に好ましくはジフェニルスルホンの単独又は混合溶剤である。重合槽に仕込む量は溶剤の全使用量の好ましくは60〜80質量%、より好ましくは65〜75質量%(70質量%など)とするのがよい。ここで、溶剤の全使用量とは、例えば、重縮合時に用いられる溶剤の使用量(所定粘度に到達する前に使用される溶剤の使用量)及び所定粘度に到達した後に添加される溶剤の使用量の合計使用量、または、第1の溶剤及び第2の溶剤の合計使用量のことをいう。溶剤のうち重合槽に仕込まなかった分は、すべてポリエーテルスルホンの抜き出しの際の添加(すなわち所定粘度到達後の添加)に用いられ、この添加量が40質量%より多いと、重合槽から抜き出したポリエーテルスルホンが柔らかくなってしまい、後工程のポリエーテルスルホンの粉砕が困難となる。この添加量が20質量%より少ないと、適正な温度まで冷却されない状態となる。
アルカリ金属塩としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウムなどのアルカリ金属炭酸塩など;水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化物などが挙げられる。なかでも無水炭酸カリウム、無水炭酸ナトリウムなどの無水アルカリ金属炭酸塩が好ましい。ビスフェノール類に対するアルカリ金属塩の比、すなわち(アルカリ金属塩のモル数)/(ビスフェノール類のモル数)は1.04〜1.05とするのが好ましい。この比が1.05より高くなると解重合が起こりやすくなり、逆にこの比が1.04より低くなると到達する分子量が低い値で推移する傾向にある。
ジハロゲノジフェニルスルホン、ビスフェノール類、第1の溶剤およびアルカリ金属塩を重合槽に投入し、攪拌下、重縮合反応を行う。反応温度は、好ましくは140〜340℃、より好ましくは270〜280℃とするのがよく、この温度は加熱温度、すなわち重合槽内温度であり、例えば、熱媒ジャケットの設定温度によって調節する。ジャケット温度は、好ましくは160〜360℃、より好ましくは240〜300℃とするのがよい。また重合度を上げるために攪拌の動力数を好ましくは3.2〜6.4、より好ましくは4.8〜5.6とするのがよい。
なお前記動力数(Np)は、Np = P/ρn3d5で表され、式中Pは測定された撹拌所要動力[W]、ρは重合物密度[kg/m3]、nは撹拌回転数[s-1]、dは撹拌翼径[m]を表す。攪拌手段は、重合槽内に備えられたスクリュー又は攪拌翼等を用いて重縮合反応溶液を混合して重縮合反応を温和な条件で進めるものであれば特に限定されず、動力数が本明細書に記載される数値範囲内になる限り、P、ρ、nおよびdのそれぞれは、任意に設定することができる。
本発明に係るポリエーテルスルホンの製造方法は、重合槽内でジハロゲノジフェニルスルホンおよびビスフェノール類をアルカリ金属塩の存在下、第1の溶剤中で重縮合反応させ、重合槽内の重合物が所定粘度に到達した時点で重合物を重合槽から抜き出す製造方法であって、前記重縮合反応の進行に伴って重合槽内の重合物が所定粘度に到達した時点で第2の溶剤を添加して攪拌すると共に、重合槽からの重合物抜き出し開始からT×0.25(時間)以内(ただしTは抜き出し開始から終了までの総時間)で攪拌を停止することを特徴とする。
この様な本発明の思想について詳述すると、本発明とは、重合槽内の重合物が所定粘度に到達した場合に重合物が適度に高分子量化したと判定し、溶剤を添加して、重合物の抜き出しを行う発明である。所定範囲の粘度とする事によって、得られるポリエーテルスルホンの分子量を高めることができ、ガラス転移温度や耐熱性を高める事ができる。また粘度が高くなり過ぎない様にしている為、重合物のゲル化の生成も抑制でき、重合物のろ過性を良好にできる。そして、重合槽から重合槽を抜き出す前に溶剤を添加することによって重合槽の重合物が希釈され、重合槽の内温が低下し、重縮合反応が温和な条件で進むため、結果として重合物の解重合を抑制でき、抜き出し後のポリエーテルスルホンが低分子量化することを防止できる。さらに、溶剤添加後、重合槽からの重合物の抜き出し開始から終了までの総時間よりも短い時間で攪拌を停止する事も重要である。このとき、アルカリ金属塩である触媒の分散が抑制され、重縮合反応が進んで温度が過剰に上昇することも抑制されるため、結果として重合物の解重合が抑制され、高分子量のポリエーテルスルホンを得ることができる。
重合物が所定粘度に到達したか否かを判断して重合槽からポリエーテルスルホンの抜き出しを開始するか否かを決定する手順は、例えば、図2のフローチャートに従って行う。すなわち所定の原料(ジハロゲノジフェニルスルホン、ビスフェノール類、アルカリ金属塩、第1の溶剤)を重合槽に仕込んで撹拌し、上述した反応温度の範囲から選択される設定反応温度(最終温度という)に到達することで重縮合反応を開始した後、適当なタイミングでサンプリングする。そして所定粘度(重量平均分子量)を測定し、所定範囲になったか否かを判断し、所定範囲になっていれば第2の溶剤を添加し、ポリエーテルスルホンの抜き出しを開始する。一方、所定粘度が所定値範囲に到達していなければ、最終温度到達から規定時間を経過したか否かを判断し、規定時間を経過していれば、第2の溶剤を添加し、ポリエーテルスルホンの抜き出しを開始する。逆に規定時間に到達していなければ、さらに反応を継続し、適当なタイミングで再度サンプリングをする事で、上記と同様の操作を繰り返す。なお粘度の他、重縮合反応中は撹拌動力数もモニタリングすることが推奨され、該撹拌動力数が、所定値以上(例えば、4.8以上)になった時には、第2の溶剤を添加することなく、ポリエーテルスルホンの抜き出しを開始する事が望ましい。
前記所定粘度は、例えば、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定された重合物の重量平均分子量(Mw)と標準物質に基づく相関式とから算出された還元粘度(RV)に基づいて決定できる。相関式は、具体的には、予め還元粘度(RV)と重量平均分子量(Mw)が既知である標準試料で求まる重量平均分子量(Mw)と還元粘度(RV)との関係を示す式である。
前記還元粘度は、重合物の抜き出しを開始し、または、高分子量の重合物を得る観点から、好ましくは0.65以上、0.90以下である。還元粘度の下限は、より好ましくは0.66以上、最も好ましくは0.67以上である。還元粘度の上限は、より好ましくは0.80以下、最も好ましくは0.70以下である。
粘度が所定範囲に到達しなくても第2の溶剤を添加するための基準として用いる前記規定時間は、例えば、2時間以上、3時間以下の範囲で設定できる。
前記所定粘度の範囲をGPC−RVに基づいて0.65〜0.90に設定し、サンプリングのタイミングを2回に設定した場合の手順は、例えば、図3のフローチャートに従って行えばよい。なお図3は、添加溶剤を温度145℃のジフェニルスルホン(DPS)にしているが、図3の手順は、一般の第2の溶剤に適用可能である。図3に示すように重合槽の内温が前記の重縮合反応に好適な温度、すなわち最終温度に到達した時からt1時間(=0.2〜1hr)後にサンプリングを行い、サンプルのGPC−RVの値が0.65〜0.90の範囲内にあるか否かの判断をする。
GPC−RVとはゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定した重量平均分子量(Mw)と相関式から簡易的に算出された還元粘度(RV)をいう。GPC−RVが前記所定範囲内であれば溶剤を添加した後に、重合物の重合槽からの抜き出しを開始する。GPC−RVが前記範囲外の場合はさらに攪拌を続け、重縮合反応の最終温度に到達した時から(t1+t2)時間(=1.2〜2.0hr)後に再度サンプリングを行い、GPC−RVが所定範囲内にあるか否かの判断を前記と同様に行う。そして前記所定範囲内であれば溶剤を添加した後に、重合物の重合槽からの抜き出しを開始する。範囲外であれば重縮合反応の最終温度に到達した時から(t1+t2+t3)時間(=2〜3hr、ただしt3≧0.5時間とする。)後に溶剤を添加して希釈し、ついで重合物の重合槽からの抜き出しを開始する。ただし攪拌動力数の値が4.8以上に達した場合は、前記フローチャートに関係なくその時点で第2の溶剤を添加せずに重合物の重合槽からの抜き出しを開始する。
上述のとおり重合物(ポリエーテルスルホン)の重合槽からの抜き出し直前に添加する第2の溶剤としては、前記第1の溶剤と同様の溶剤を例示できる。第2の溶剤と第1の溶剤は、同一であってもよく、異なっていてもよいが、通常、同じである。
前記第2の溶剤の温度は、重縮合反応温度または所定粘度に到達した時点での反応温度よりも低いことが好ましい。所定粘度に到達した時点での反応温度Tp1(℃)と、この時点で添加する第2の溶剤の温度Tp2(℃)の差:Tp1−Tp2(℃)は、例えば、好ましくは50℃以上、より好ましくは80℃以上、さらに好ましくは120℃以上である。Tp1−Tp2(℃)の上限は特に限定されないが、第2溶剤の温度が低すぎると、重合物または溶剤の析出が部分的に発生し、重合物が不均一となり重合進行が不安定となり、好ましくない。従って第2の溶剤は、添加前に予備加熱しておく事が望ましく、Tp1−Tp2(℃)は、例えば、好ましくは200℃以下、より好ましくは180℃以下、さらに好ましくは160℃以下とする。例えば、第2の溶剤を温度100〜170℃まで予備加熱した後に、攪拌下、重合槽に添加するのが好ましい。この溶剤の添加によって重合槽の内温を短時間で下げることができる。
前記第2の溶剤の温度は、より具体的には、好ましくは100℃以上、170℃以下、より好ましくは120℃以上、160℃以下、さらに好ましくは130℃以上、150℃以下であってもよい。
所定粘度に到達して第2の溶剤を添加する時に、重合槽の加熱温度を下げてもよい。加熱温度を下げることも重合度を高めながら解重合の進行を防止するのに有効である。所定粘度に到達した時点での反応温度Tp1(℃)と、第2の溶剤添加後の加熱温度Tp3(℃)の差:Tp1−Tp3(℃)が、例えば、好ましくは20〜100℃、より好ましくは25〜80℃、さらに好ましくは30〜60℃程度となる様に、加熱温度を下げてもよい。
第2の溶剤添加後の反応温度(重合物抜き出し中の反応温度)は、好ましくは140℃以上、340℃以下、より好ましくは200℃以上、280℃以下、さらに好ましくは220℃以上、270℃以下、特に好ましくは230℃以上、270℃以下である。
重合物の抜き出しのタイミングは、第2溶剤の添加と同調していればよく、適当に設定できるが、例えば、第2の溶剤の添加終了から所定時間内に抜き出しを開始してもよく、第2の溶剤の添加終了と同時に抜き出しを開始してもよく、第2の溶剤の添加終了前から重合物の抜き出しを開始してもよい。好ましくは第2の溶剤の添加が終了してから所定時間内、例えば、好ましくは30分以内、より好ましくは10分以内、さらに好ましくは5分以内に抜き出しを開始する。
本発明では、上述した様に、重合槽からの重合物抜き出しを開始してからT×0.25(時間)以内(Tは抜き出し開始から終了までの総時間)で攪拌を停止する。重合物の解重合を抑制する為である。例えば、抜き出し開始から終了までの総時間が4時間の場合、抜き出し開始からの攪拌時間は1.0時間以内となる。好ましくはT×0.25(時間)未満、より好ましくはT×0.24(時間)以内、さらに好ましくはT×0.22(時間)以内で撹拌を停止する。
また抜き出し開始から撹拌停止までの時間は、例えば、好ましくはT×0.05(時間)以上、より好ましくはT×0.10(時間)以上、さらに好ましくはT×0.15(時間)以上、特にT×0.18(時間)以上とすることが推奨される。
なお還元粘度(GPC−RV)が、例えば、0.80を超える前に撹拌を停止できれば、より確実に解重合を防止できる。
重合物の抜き出し中は、重合度を上げるために好ましくは3.2〜6.4、より好ましくは4.8〜5.6の攪拌動力数で攪拌しながら重合物の重合槽からの抜き出しを行う。そして前記の攪拌時間が経過した後は、上述した様に、攪拌を停止させた状態で重合物の重合槽からの抜き出しを行う。所定のタイミングで攪拌を停止することで、触媒であるアルカリ金属塩の分散が抑制されて、その結果、解重合の促進が抑制される。
重合物の抜き出し開始から終了までの総時間Tは、重合度を高めつつ解重合を抑制する観点から、好ましくは2時間以上、10時間以下、より好ましくは3時間以上、8時間以下、さらに好ましくは4時間以上、7時間以下である。
本発明の製造方法において、攪拌を停止した後、重合物の抜き出し開始から終了までの重合槽中の反応液の還元粘度(GPC−RV)は、高分子量のポリエーテルスルホンを得る観点から、好ましくは0.75以上、0.9以下、より好ましくは0.8以上、0.9以下、さらに好ましくは0.85以上、0.9以下である。また、前記GPC−RVが上記数値範囲内にある時間は、高分子量のポリエーテルスルホンを得る観点から、好ましくは0.5時間以上、より好ましくは1.0時間以上、さらに好ましくは1.5時間以上、さらにより好ましくは2.0時間以上、特に好ましくは2.5時間以上である。
本発明の製造方法は、本発明の効果を奏する限り、任意の工程を含んでいてもよい。例えば、アルカリ金属塩又は溶剤等が重合物中に残留すると、重合物であるポリエーテルスルホンの性能を低下させるため、重合物を遠心分離又は濾過して重合物中に残存しているアルカリ金属塩又は溶剤等を除去してもよい。
本発明の製造方法で得られたポリエーテルスルホンは、ゲル化物などを除去するために、適当な溶剤に溶解して、濾過に供してもよい。前記溶剤は、好ましくはジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、より好ましくはN−メチル−2−ピロリドンである。
本発明の製造方法で得られたポリエーテルスルホンは、解重合が抑制されているために高い分子量を示す。得られたポリエーテルスルホンの還元粘度(GPC−RV)は、好ましくは0.75以上、1.0以下、より好ましくは0.78以上、0.95以下、さらに好ましくは0.80以上、0.90以下である。
本発明の製造方法で得られたポリエーテルスルホンは、例えば、人工透析用の膜等に限られず、電子・電気部品をはじめ、自動車、医療、食品、塗料等の広範な用途で使用することができる。
<GPC−RVの測定方法>
東ソー(株)社製のゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)(商品名:HLC−8220GPC)を使用して、以下の条件のもと、試料であるポリエーテルスルホンの重量平均分子量(Mw)を求める。あらかじめ還元粘度(RV)が既知である標準試料を用いて、MwとRVの関係を示す相関式を出しておき、その式に試料のMwを当てはめ、試料の還元粘度(RV)を求める。還元粘度が既知である標準試料として、RVが0.705、0.723、0.768、0.887であるポリエーテルスルホンを用いた場合、MwとRVの関係を示す相関式は、例えば、RV=4.565×10-6×Mw+3.040×10-1で示される(式A)。また、Mwを求める際の標準試料として標準ポリスチレンShodex STANDARD SM−105を用いた場合、溶出時間t(分)と分子量 Mw の関係を示す関係式は、例えば Mw = At3 + Bt2 + Ct + D (A=9.220656×10-3、B= -1.761955×10-1、C=2.904533×10-1、D=9.505696)で表される(式B)。以上により、ポリエーテルスルホンのGPC溶出時間を式Bに代入して、得られたMwを式Aに代入すれば、還元粘度を求めることができる。
(測定条件)
カラム:TSKgel SuperHZM−M(内径4.6mm、長さ15cm)
移動相:10mmol/L濃度のLi-Brを溶解させたジメチルホルムアミド(DMF)
流速:0.1〜0.2ml/分
検出部:RIおよびUV(300nm)
(実施例1)
ポリエーテルスルホンの原料モノマーとして4,4'−ビスフェノールスルホン(Bis−S)を100質量部、ジクロロジフェニルスルホン(DCDPS)を(DCDPSのモル数)/(Bis−Sのモル数)が1.019となるように117.0質量部、溶剤としてジフェニルスルホン(DPS)を116.2質量部(溶剤の全使用量の70質量%)および触媒として炭酸カリウム(CAB)を(CABのモル数)/(Bis−Sのモル数)が1.045となるように57.7質量部を重合槽に仕込み、重合槽内を保温するための熱媒ジャケットの設定温度を290℃に設定し、攪拌動力数3.2〜5.6で攪拌しながら重縮合反応させた。
図3のフローチャートに従いGPC−RVが0.670となったことを確認した時点で、145℃まで予備加熱したDPSの49.8質量部(溶剤の全使用量の30質量%)を重合槽に添加した。さらに溶剤の添加と共に、熱媒ジャケットの設定温度を250℃とし、攪拌動力数3.2〜5.6で1時間攪拌しながらポリエーテルスルホンの重合槽からの抜き出しを行った。1時間攪拌した後は、攪拌を停止させた状態でポリエーテルスルホンの重合槽からの抜き出しを行い、ポリエーテルスルホンの製造を行った。なお抜き出し開始から終了までの総時間は5.0時間であった。
(比較例1)
表1に示すようにポリエーテルスルホンの重合槽からの抜き出しにおける攪拌時間を2.0時間とし、抜き出し開始から終了までの総時間を6.0時間、攪拌動力数3.2〜5.9とした他は、実施例1と同様にしてポリエーテルスルホンの製造を行った。
(比較例2)
表1に示すようにポリエーテルスルホンの原料モノマーのDCDPSおよびBis−Sの仕込み量を(DCDPSのモル数)/(Bis−Sのモル数)が1.020となるように前出の4,4'−ビスフェノールスルホン(Bis−S)を100質量部、前出のジクロロジフェニルスルホン(DCDPS)を117.0質量部とした。そしてGPC−RVが0.670となったことを確認した時点でポリエーテルスルホンの重合槽からの抜き出しを開始し、この抜き出しにおける攪拌動力数を1.6とし、抜き出し開始からの攪拌時間を1.5時間とした他は、実施例1と同様にしてポリエーテルスルホンの製造を行った。なお抜き出し開始から終了までの総時間は6.0時間であった。
実施例1および比較例1、2のポリエーテルスルホンの高分子量化についての評価を行い、その結果を表1に示す。さらに実施例1および比較例1、2のポリエーテルスルホンの重縮合反応開始から抜き出しを終えるまでの間のGPC−RVの挙動を図1に示す。
Figure 0006045836
表1および図1から明らかなように、比較例1はポリエーテルスルホンの重合槽からの抜き出し開始から約3.0時間後に解重合が発生したことによって、GPC−RVが0.85から0.6まで下がった。そして比較例2はGPC−RVが0.8を越えずに、約0.77で低く推移した。実施例1はポリエーテルスルホンの重合槽からの抜き出し開始から抜き出しを終えるまでの間、GPC−RVが約0.87を維持していた。
(比較例3)
(DCDPSのモル数)/(Bis−Sのモル数)の比が1.020で、かつ溶剤を添加せずに、さらに重合の攪拌を停止せずにポリエーテルスルホンの重合槽からの抜き出しを行った他は、実施例1と同様にしてポリエーテルスルホンの製造を行った。
(ろ過性の評価試験)
攪拌機を備える1Lのセパラフラスコに、実施例1で得たポリエーテルスルホン100質量部をN−メチル−2−ピロリドン(NMP)732.5質量部中に加え、60℃で保温したまま200rpmで1〜2時間攪拌してポリエーテルスルホンをNMPに完全に溶解させ、溶解後この溶液を室温まで冷却した。次にメッシュ孔10μm、直径47mmのフィルター「LCWP04700」(日本ミリポア社製)を取り付けたろ過器と、吸引瓶と、バキュームコントローラー(岡野製作所社製)とを用いて、バキュームコントローラーで4kPaに減圧して前記溶液300mlをろ過し、そのろ過に要した時間を測定した。また比較例3のポリエーテルスルホンについても同様にろ過性評価試験を行った。これらの結果を表2に示す。
Figure 0006045836
表2より明らかなように、実施例1のポリエーテルスルホンは比較例3のポリエーテルスルホンよりろ過時間が短く、ろ過性が良好であった。また、比較例3のGPC−RVは、実施例1のものよりも低く、比較例3で得られた重合物は、高分子量化が満足できるものではないことが分かる。
本発明のポリエーテルスルホンの製造方法によれば、ポリエーテルスルホンの解重合を抑制して重合度を高めると共に、さらにゲル化物の生成をも抑制することができる。
本発明の製造方法で得られたポリエーテルスルホンは、人工透析用の膜等に限られず、電子・電気部品をはじめ、自動車、医療、食品、塗料等の広範な用途で使用することができる。

Claims (6)

  1. 重合槽内でジハロゲノジフェニルスルホンおよびビスフェノール類をアルカリ金属塩の存在下、第1の溶剤中で重縮合反応させ、重合槽内の重合物が、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定された重合物の重量平均分子量(Mw)と、還元粘度(RV)と重量平均分子量(Mw)が既知である標準物質に基づく相関式とから算出された還元粘度(RV)である所定粘度に到達した時点で重合物を重合槽から抜き出すポリエーテルスルホンの製造方法であって、
    前記所定粘度が、還元粘度(RV)で0.65以上0.90以下であり、前記重縮合反応の進行に伴って重合槽内の重合物が前記所定粘度に到達した時点で第2の溶剤を添加して攪拌すると共に、重合槽からの重合物抜き出し開始からT×0.25(時間)以内(ただしTは抜き出し開始から終了までの総時間)で攪拌を停止することを特徴とする、ポリエーテルスルホンの製造方法。
  2. 前記重合槽内の重合物が前記所定粘度に到達した時点での第2の溶剤の添加量は溶剤の全使用量の20〜40質量%とする、請求項1記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
  3. 前記重縮合反応において(ジハロゲノジフェニルスルホンのモル数)/(ビスフェノール類のモル数)が1.00〜1.03である、請求項1または請求項2記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
  4. 前記攪拌における動力数が3.2〜6.4である、請求項1〜3のいずれかに記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
  5. 前記ジハロゲノジフェニルスルホンが、4,4'−ジクロロジフェニルスルホンである請求項1〜4のいずれかに記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
  6. 前記ビスフェノール類が4,4'−ビスフェノールスルホンである、請求項1〜5のいずれかに記載のポリエーテルスルホンの製造方法。
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