JPS6044522A - 新規重合体とその製造法 - Google Patents

新規重合体とその製造法

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JPS6044522A
JPS6044522A JP15249983A JP15249983A JPS6044522A JP S6044522 A JPS6044522 A JP S6044522A JP 15249983 A JP15249983 A JP 15249983A JP 15249983 A JP15249983 A JP 15249983A JP S6044522 A JPS6044522 A JP S6044522A
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JP
Japan
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formula
reaction
polymer
solvent
alkali metal
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Application number
JP15249983A
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English (en)
Inventor
Shigeru Matsuo
茂 松尾
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は新規重合体とその製造法に関し、更に詳しくは
、耐熱性と成形性の両特性に優れ、共重合組成によって
ガラス転移温度を任意に変化させることができ、また、
重合反応の制御が極めて容易なポリエーテルスルホン系
重合体とその製造法に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来から、耐熱性に優れるエンジニアリングプラスチッ
クとしてポリエーテルスルホンがよく知られている。
このポリエーテルスルホンの代表的な製造方法としては
次の2つの方法が知られている。
すなわち、第1の方法は、4 、4’−ジヒドロキシジ
フェニルスルホンと4,4′−ジクロロジフェニルスル
ホンとを完全に等モルア反応させるものでメジ、第2の
方法は、4−ヒドロキシフェニル−4−クロロフェニル
スルホンを重合する方法である。
しかしながら、前者の方法の場合、原料のモル比が1を
少しでもはずれると高分子量のポリエーテルスルホンが
得られない。そのため、重合反応を進めるに当シ仕込み
量におけるその制御が極めて困難であるという問題が生
ずる。
また後者の方法の場合には、用いる原料の調製段階C4
、4’ −ジクロロ方エニルスルホンヲ20時間以上の
時間をかけて加水分解することが必要であシ、工業的に
は生産性の点で問題がある。
しかも、両方法とも得られたポリエーテルスルホンは耐
熱性には優れているものの、そのガラス転移温度が23
5℃と常に一定でかつ高いため、耐熱性に関する多様な
要求に柔軟に応することができないとともに、加工時に
おける成形性に劣るという欠点を有していた。
このように、従来のポリエーテルスルホンの製造方法に
あっては、原料の仕込み管理を厳格に制御しなければな
らないこと;得られた重合体が耐熱性に関して柔軟性を
欠くとと;成形性に劣ることなどの欠点があシ、これら
問題点の解決は強く要望されていることであった。
゛・ 〔発明の目的〕 本発明の目的は上記した問題点を解決した、ポリエーテ
ルスルホン系の新規重合体とその製造法を提供すること
にある。
〔発明の概要〕
で示される繰シ返し単位をn個、 で示される繰9返し単位m個 (ただし、n + mはそれぞれ、5o≧n≧1、を有
し、末端基が−Hであることを特徴とし、その製造法は
、 (式中、Mはアルカリ金属を表わす) テ示される4、4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン
のアルカリ金属塩と、 (式中、Xはハロゲン原子を表わす) テ示すレルヒス(ハロゲノフェニル)スルホンとを、溶
媒の存在下で反応させ、ついで、ここに、溶媒の存在下
でメチレンハライドを反応させることを特徴とする。
本発明の重合体にあっては、式(1)の繰シ返し単位1
個又はこの単位が適宜な複数個直鎖状に連結して成る連
結体と、式(It)の繰シ返し単位1個又はこの単位が
適宜な複数個直鎖状に連結して成る連結体とが、互いに
無秩序又は秩序立って直鎖状に連結して構成され、全体
の末端は−Hでブロックされている。このとき、各繰シ
返し単位の総数n e mはそれぞれ、50≧n≧1.
100≧命1、n +m≧20.0.95≧□≧0,0
5の関n 十m 係を満足する整数であることが必要である。n。
・がこの関係を外れるとき・とシわけ丁〒;力゛0.0
5未満の場合には得られた重合体の耐熱性が不充分とな
シ、また、□が0.95を超えた場n 十m 合にはガラス転移温度が高くなると同時にその変化幅も
狭くなって成形性の劣化を招き本発明の目的を達成する
ことができない。得られた重合体の目的用途にもよるが
、n1mが10≧n≧2.5≧m≧2.100≧n 十
m≧40.0.95≧に好ましい重合体となる。
また、この重合体の分子量は、これをN−メチルピロリ
ドンに濃度0.2 g/1mとなるように溶解して調製
した樹脂液の30℃における還元粘度(シフ・(ηsP
/c)がO:3以上である。
次に本発明の重合体は以下のようにして製造される。
本発明において、その製造工程は大きく次の連続した2
つの工程によって構成される。
第1の工程は、式(III)の4,4′−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホンのチルカリ金属塩と式(fV)のビ
ス(ハロゲノフェニル)スルホンと’に後述−jる溶媒
に溶解して重合反応させ、次式: (式中、Mは式(III)のMと同じ意味を有し、nは
式(1)のnと同じ意味を有する)で示される中間体を
製造する工程である。
式<I[I)の化合物で、MとしてはNa + K r
 Llなどのアルカリ金属であれば何であってもよいが
、これらのうち、Na 、 Kが好ましい。また、式(
IV)の化合物で、XとしてはC1# Br l Fの
ハロゲン′frニアげることができるが、これらのうち
、F、Cj’が好ましく、とくにCJが好ましい。
式(III)の化合物、式(IV)の化合物の使用量は
、目的とする重合体の繰り返し単位(1)及び(If)
におけるn、mとの関係から適宜に選定すればよく格別
限定されるものではない。
反応は溶媒中で行なわれる。使用する溶媒としては各種
の有機溶媒、例えばN−メチルピロリドン、ジメチルジ
メチルスルホキシド、スルホランをあげることができ、
その使用量は、式(III)、式(■)の化合物全溶解
せしめるに充分な量であればよい。
反応温度は通常160〜280℃、好ましくは180〜
240℃である。反応時間は0.5〜8時間、好ましく
は4〜6時間である。
このようにして、反応系には式(■)で示した中間体が
生成する。
次に、第2の工程は、この第1工程の反応系に第3の原
料であるメチレンハライドを所定量供給して本発明の重
合体を製造する工程である。メチレンハライドとしては
、塩化メチレン又は臭化メチレンであることが好ましい
。このとき、反応は溶媒の存在下で進められる。溶媒は
第1の工程と同様のものでよい。実際には、第1工程の
反応系には反応生成物(中間体■)と溶媒がそのまま存
在しているのでこの系に塩化メチレン又は臭化メチレン
などのメチレンハライドを供給するだけでもよい。
メチレンハライドの供給量は繰9返し単位(II)のm
との関係で選定すればよい。また供給方法は第1工程の
反応系にガス状の塩化メチレン又は臭化メチレンを吹き
込むという方法が好ましい。この吹、き込み時には、時
間当りの吹き込み量を適宜に調節して、反応終結時の吹
き込み総量が反応に必要な供給量となるようにする。
反応温度は140〜250℃、好ましくは150〜18
0℃、また、反応時間は、0.2〜3時間、好ましくは
0.5〜2時間である。
なお、本発明において工程を2つに分割して説明したが
、これは反応の種類の相違によって分割したものであり
、実際の操作は連続して行なわれてよいことはいうまで
もない。
第2工程を終了した後、全体を冷却し反応生成物を塩化
メチレン、N−メチルピロリドンのような溶媒で希釈し
、このとき副生ずる塩化ナトリウムを除去して、溶液を
メタノールに投入して再沈させ、得られた沈澱物f:F
取、乾燥すれば本発明の重合体を得ることができる。
〔発明の実施例〕
実施例1 アルゴンガス吹き込み管、攪拌器、精留装置及び温度計
を備えた200ゴのセパラブルフラスコK、414’−
ジヒドロキシジフェニルスルホン50.0g(0,2モ
ル)と、溶媒としてスルホラン1007m、クロルベン
ゼン60m1((仕込み室温で溶解した。ついでここに
、水酸化カリウム(純度86チ)26.50.9 (0
,406モル)と蒸留水2m7i加え、アルゴンガスを
吹き込みながらオイルバスで70℃に加熱して白濁溶液
を得た。その後オイルバスの温度を160℃に昇温し、
水とクロルベンゼンを共沸せしめて留去し、原料たる4
゜4′−ジヒドロキシジフェニルスルホンのカリウム塩
を調製した。
ついで、オイルバスの温度を140℃にして、4.4′
−ジクロロジフェニルスルホン54,56.9(0,1
9モル)を加えた後235℃に昇温して攪拌しながら3
時間反応を進めた。ついで、全体を200℃にしてここ
に、ガス状の塩化メチレンを約1.4 、j7/min
の流量で吹き込んだ。反応系は次第に粘稠となシ、30
分後には攪拌できない状態となった。
その時点で加熱を中止し、全体を室温にまで冷却し、反
応生成物iN−メチルピロリドン11で希釈して副生じ
た塩化ナトリウムを濾過して除去し、ついで溶液をメタ
ノール5ノ中に投入して再沈させた。沈澱物を吸引済過
して分離し、得られた固形物を150℃で8時間減圧乾
燥した。重合体79.3 、Fが得られた。収率87%
この重合体ヲ聴分析にかけたところ、δ5.9ppmの
位置にホルマール結合に基づく吸収が認められた。また
、赤外吸収スペクトル(IR)からは、1205cm−
’の位置にホルマール結合に基づく吸収、1150w−
1の位置に芳香族エーテルに基づく吸収が認められた。
更に溶媒としてN−メチルピロリドンを用い、0.29
/dtの濃度、30℃における還元粘度(ηgP/C)
は0.58であった。また、高化の吸収スペクトルのピ
ークの比により −= 0.95n+m であることが判明した。また、ガラス転移温度23、0
.5℃、融点315℃であった。
実施例2〜4 ジクロロジフェニルスルホンの仕込み量全ツレぞれ0.
16モル、0.12モル、0.08モルであったことを
除いては、実施例1と同様にして反応を行なった。得ら
れた重合体の特性を下表に示した。
闇分析、工Rスペクトルの分析の結果はいずれも実施例
1の場合と同じであった。
実施例5 スルホランに代えてN−メチルピロリドンを用いたこと
を除いては実施例1と同様にして反応を進めた。得られ
た重合体の特性は以下の通りであつた。収率77チ、還
元粘度(η )0.29.8 p7’c ガラス転移温度225.1℃、融点285℃、−= 0
.95゜NMR分析、IRスペクトル分析m十n の結果は実施例1の場合と同じであった。
〔発明の効果〕
このように、本発明方法によれば、各原料の仕込み量の
比を厳格に制御する必要がないので、重合反応の制御が
極めて容易となる。また、全体の反応時間は短かいので
生産性の向上に資するところ大である。
更には、共重合組成を変えることによりその重合体のガ
ラス転移温度を適宜に変化させることができるので、用
途に応じて多様な耐熱性の重合体を製造することができ
る。
したがって、成形性に富む重合体を適宜に得ることがで
きる。
本発明の重合体は、耐熱性の要求される各種の電気・電
子機器材料、機械材料の素材として用いて有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 で示される繰シ返し単位をn個、 で示される繰シ返し単位m個 (ただし、n、mはそれぞれ、50≧n≧1.100≧
    m≧1、n 十m≧20.0.95≧□≧0.05の関
    係を満足する整数を表わn 十m す) を有し、末端基が−Hであることを特徴とする新規重合
    体。 (式中、Mはアルカリ金属を表わす) で示てれる4、4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン
    のアルカリ金属塩と、 (式中、Xはハロゲン原子を表わす) で示されるビス(ハロゲノフェニル)スルホンとを、 溶媒の存在下で反応させ、ついで、ここに、溶媒の存在
    下でメチレンツ・ライドを反応させることを特徴とする
    、 で示される繰シ返し単位をn個、 で示される繰り返し単位m個 (ただし、n、mはそれぞれ、50≧n≧1.100≧
    m≧1、n十m≧20.0.95≧す) を有し、末端基が−Hである新規重合体の製進法。
JP15249983A 1983-08-23 1983-08-23 新規重合体とその製造法 Pending JPS6044522A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013047331A (ja) * 2011-07-28 2013-03-07 Sumitomo Chemical Co Ltd ポリエーテルスルホンの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013047331A (ja) * 2011-07-28 2013-03-07 Sumitomo Chemical Co Ltd ポリエーテルスルホンの製造方法

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