JP6004831B2 - トレーサビリティ管理システム及び方法 - Google Patents

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Description

本開示は、製品の製造又は保守を行うプロセスにおける資材の履歴情報を管理するトレーサビリティ管理システム及び方法に関する。
近年、トレーサビリティに対する要求が高まってきており、工業製品においても製品の品質や原料等の製品情報の開示が求められている。そのため、従来は製品とともに検査記録やミルシート等を客先に提出していた。
また、トレーサビリティに関する情報として、製品や製品を構成する資材の追跡情報も求められている。一般に、製品の製造又は保守においては、複数の作業工程を経て製造又は修理が行われ、客先に納品される。特に、複数の資材(材料、部品、中間製品を含む)から構成される製品は、各地に点在する複数の工場にまたがって製造又は保守が行われることがある。各工場で製造又は修理された資材は最終的に一カ所に集められて組み立てられ、完成した製品が客先に納品される。このような場合、製造又は保守のプロセスの途中で資材は各地に分散しているので、資材の履歴情報を把握することは難しかった。
なお、履歴情報を提供するものではないが、特許文献1及び2には、サーバに蓄積された作業の進捗状況を、複数の端末で共有するようにしたシステムが開示されている。
特開2001−290866号公報 特開2002−169996号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載のシステムは、サーバに蓄積された作業の進捗状況を複数の端末に表示させるものであって、製品の製造又は保守を行うプロセスにて資材の履歴情報を提供するものではない。
本発明の少なくとも一実施形態は、上述の事情に鑑みて案出されたものであり、作業者に過度な負担を課すことなく、製造又は保守を行うプロセスにおける資材の履歴情報を収集可能なトレーサビリティ管理システム及び方法を提供することを目的とする。
本発明の少なくとも一実施形態に係るトレーサビリティ管理システムは、複数の資材から構成される製品の製造又は保守を行うプロセスにて前記資材の履歴情報を管理するトレーサビリティ管理システムであって、前記プロセスを構成する複数の作業工程と、各作業工程で使用される資材とが関連付けられて格納されたデータベースと、各資材固有の資材識別情報が入力可能な作業者端末から、前記複数の資材のうち作業対象資材の資材識別情報を取得する資材識別情報取得部と、前記資材識別情報取得部で取得した前記資材識別情報に基づいて、前記複数の作業工程のうち前記作業対象資材が関与する作業対象工程を示す情報を前記データベースから読み出して前記作業者端末に送る作業工程情報送信部と、前記作業対象工程の着手を知らせる着手信号を前記作業者端末から取得する着手信号取得部と、前記作業対象工程の完了を知らせる完了信号を前記作業者端末から取得する完了信号取得部と、前記作業対象資材の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記着手信号及び前記完了信号と前記位置情報とに基づいて前記作業対象資材の履歴情報を外部端末からの要求に応じて出力する履歴情報出力部とを備える。
ここで、「資材」とは、製品を構成する材料、部品及び複数の部品から形成される中間製品を含む。また、「製品」とは、中間製品及び最終製品を含む。
上記トレーサビリティ管理システムでは、複数の作業工程と各作業工程で使用される資材とが関連付けられてデータベースに記憶されているので、各資材が関与している作業工程ごとの着手信号及び完了信号を取得することによって、複数の作業工程について進捗状況に関するデータを資材ごとに収集することが可能となる。
また、作業者端末から取得した作業対象資材の資材識別情報に基づいて、作業対象資材が関与する作業対象工程をデータベースから読み込んで作業者端末へ送るようにしている。そのため、作業者が作業対象資材の資材識別情報を作業者端末に入力するのみで、データベースに蓄積された複数の作業工程の中から着手信号及び完了信号の入力が求められる作業対象工程が特定され、作業者端末側においても作業対象工程が何であるのか把握できた状態になっている。
さらに、作業対象工程に関わる作業者の作業者端末からその工程の着手信号及び完了信号を取得し、蓄積することによって進捗情報を収集するようにしている。この進捗情報の収集に際して作業者端末側の操作は、既に作業対象工程が何であるのか作業者端末側で把握できた状態になっているから、資材識別情報の入力により取得した作業対象工程に対して着手信号及び完了信号をシステム側に送信するのみで、複数の作業工程について進捗状況に関するデータを資材ごとに収集することが可能となる。したがって、履歴情報の収集に際して、作業者への負担を大幅に軽減することが可能となる。
一実施形態において、前記データベースには、各作業工程中における各資材の予め定められた位置情報が記憶されており、前記位置情報取得部は、前記資材識別情報取得部で取得した前記資材識別情報に基づいて、前記作業対象工程に対応する前記作業対象資材の前記位置情報を前記データベースから読み出して、該位置情報に対応する位置を含む領域を前記作業者端末にマップとして表示させるマップ表示部と、前記マップ内における前記作業対象資材の位置に関する修正情報を前記作業者端末から取得し、該修正情報に基づいて前記位置情報を修正する位置情報修正部とを有してもよい。
位置情報取得部は、マップ表示部によって、予め登録された作業対象資材の位置を含む領域をマップとして表示させる。ここで、予め登録された作業対象資材の位置と、実際の作業対象資材の位置とはずれが生じている場合がある。そこで、位置情報修正部によって、マップ内における作業対象資材の位置を作業者端末からの修正情報に基づいて修正するようにしている。
このように、マップ表示部により予め登録された資材の位置を含む領域を作業者端末に表示させることによって、資材のおおよその位置を視覚的に容易に把握することが可能となる。よって、作業対象資材の位置情報を取得するに際して、作業者への負担を大幅に軽減することが可能となる。
一実施形態において、前記データベースには、前記作業工程と該作業工程の前記着手信号及び前記完了信号とが記憶されており、前記データベースに記憶された過去の作業工程と、前記着手信号及び前記完了信号から算出される前記作業工程の所要時間との相関関係に基づいて、製品の納期を推定する納期推定部をさらに備えてもよい。
データベースには、過去の作業工程と、該作業工程において取得された着手信号及び完了信号とが記憶されている。着手信号を取得した着手時刻と完了信号を取得した完了時刻とから過去の作業工程の所要時間を算出し、過去の作業工程とその所要時間との相関関係をデータベースに蓄積しておく。この相関関係を用いることによって、未着手の作業工程に必要とされる所要時間を見積もり、製品の納期を推定する。このように、過去の作業対象工程の着手信号及び完了信号をデータベースに蓄積しておくことにより、製品の納期を精度よく推定することが可能となる。
一実施形態において、前記製品は、前記製造又は前記保守を行う予定のある他の種類の製品と少なくとも一つの作業工程を共有しており、前記データベースには、前記製品および前記他の種類の製品の組み合わせと、前記製品が前記他の種類の製品と共有する前記少なくとも一つの作業工程の前記製品に関する所要時間との関係が記憶されており、前記納期推定部では、前記関係を用いて前記納期を推定してもよい。
通常、作業工程に投入される作業員や設備などのリソースは限られており、複数種の製品の作業を同時期に行う場合、対象製品へのリソースの配分によって作業工程に要する所要時間が異なる場合がある。つまり、対象製品と少なくとも一つの作業工程を共有する他の種類の製品の存在は、対象製品の作業工程の所要時間に影響を与えることとなる。したがって、製品の納期を推定する際に、少なくとも一つの作業工程を共有する対象製品および他の種類の製品の組み合わせと、前記他の種類の製品との間で対象製品が共有する作業工程の所要時間との関係を用いることによって、より一層推定精度を高めることが可能となる。
一実施形態において、前記データベースには、前記作業工程に要する所要時間と、前記作業工程に投入される作業員及び設備の少なくとも一方を含むリソースとの関係が記憶されており、前記納期推定部では、前記関係を用いて前記納期を推定してもよい。
例えば、同一の作業工程を行う場合であってもリソースを多く投入できれば所要時間は短く済み、リソースが少なければ所要時間は長くなる。そのため、製品の納期を推定する際に、作業工程に要する所要時間とリソースとの関係を用いることによって、より一層推定精度を高めることが可能となる。
一実施形態において、前記データベースに記憶される前記複数の作業工程は、資材の形状又は性質を変化させて該資材の付加価値を向上させる少なくとも一つの付加価値作業工程及び資材の付加価値向上を伴わない少なくとも一つの無付加価値作業工程の単位で前記プロセスを分割してなる構成であってもよい。
なお、付加価値作業工程とは、資材の形状又は性質を変化させて該資材の付加価値を向上させる作業工程であり、例えば加工作業や組立作業等の工程である。また無付加価値作業工程とは、付加価値を伴わない作業工程であり、例えば資材の運搬や待機、設備準備等の工程である。
このように、データベースに記憶されるプロセスは、付加価値作業工程及び無付加価値作業工程の単位で複数の作業工程に分割されているので、各作業工程の着手信号及び完了信号を取得することによって、付加価値作業と無付価値作業とに区分けした多数の作業工程について進捗状況に関するデータを収集することが可能となる。すなわち、リードタイムの短縮のために適した作業単位で分類した細やかな作業工程の進捗状況を資材ごとに把握できる。
一実施形態において、前記データベースに記憶される前記資材識別情報には、前記資材のロットに関する識別情報が含まれており、前記履歴情報出力部では、前記ロットの単位で情報を出力してもよい。
このように、ロット単位で履歴情報を出力することによって、情報量を少なくすることができ、簡素化された履歴情報を提供できる。例えば、客先(製品の納品先)においては、一つ一つの資材の履歴情報を入手しても、情報過多となるだけで、却って不便に感じる場合がある。そのような場合には、ロット単位で履歴情報を出力することによって、履歴情報が簡素化されて必要な情報のみを客先に提供することが可能となる。
本発明の少なくとも一実施形態に係るトレーサビリティ管理方法は、複数の資材から構成される製品の製造又は保守を行うプロセスにて前記資材の履歴情報を管理するトレーサビリティ管理方法であって、前記プロセスを構成する複数の作業工程と、各作業工程に使用される資材とを関連付けてデータベースに予め記憶するステップと、各資材固有の資材識別情報が入力可能な作業者端末から、前記複数の資材のうち作業対象資材の資材識別情報を取得するステップと、前記資材識別情報に基づいて、前記複数の作業工程のうち前記作業対象資材が関与する作業対象工程を示す情報を前記データベースから読み出して前記作業者端末に送るステップと、前記作業対象工程の着手を知らせる着手信号を前記作業者端末から取得するステップと、前記作業対象工程の完了を知らせる完了信号を前記作業者端末から取得するステップと、前記作業対象資材の位置情報を取得するステップと、前記着手信号及び前記完了信号と前記位置情報とに基づいて前記資材の履歴情報を外部端末からの要求に応じて出力するステップとを備える。
上記トレーサビリティ管理方法によれば、作業者端末から取得した資材識別情報に基づいてデータベースから作業対象工程を読み込んで作業者端末へ送るようにしているので、データベースに蓄積された複数の作業工程の中から着手信号及び完了信号の入力が求められる作業対象工程が特定され、作業者端末側においても作業対象工程が何であるのか把握できる。
さらに、作業者端末側の操作は、資材識別情報の入力により取得した作業対象工程に対して着手信号及び完了信号をシステム側に送信するのみで、複数の作業工程について進捗状況に関するデータを資材ごとに収集することが可能となる。したがって、履歴情報の収集に際して、作業者への負担を大幅に軽減することが可能となる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、作業者に過度な負担を課すことなく、製造又は保守を行うプロセスにおける資材の履歴情報を収集できる。よって、製造又は保守プロセスにおける製品のトレーサビリティが確立され、外部端末の要求に応じて、トレーサビリティを示す資材の履歴情報を提供することができる。
本発明の実施形態に係るトレーサビリティ管理システム及びその周辺機器の構成を示す概要図である。 本発明の実施形態に係るトレーサビリティ管理システムの主要な機能とその処理の流れを示す図である。 作業者マスタの構成例を示す図である。 資材マスタの構成例を示す図である。 作業工程マスタの構成例を示す図である。 場所マスタの構成例を示す図である。 コストマスタの構成例を示す図である。 トレーサビリティファイルの構成例を示す図である。 作業者端末における作業者IDの入力画面を示す図である。 作業者端末における仕掛作業工程の表示画面を示す図である。 作業者端末における資材S/Nの入力画面を示す図である。 作業者端末における着手信号及び完了信号の入力画面を示す図である。 作業者端末におけるマップの表示画面を示す図である。 本発明の実施形態に係るトレーサビリティ管理システムの処理方法を示すフローチャートである。 資材の移動経路の表示画面の一例を示す図である。 資材の詳細情報の表示画面の一例を示す図である。 トレーサビリティ管理システムの納期推定処理に関連した構成を説明する図である。 トレーサビリティ管理システムの経過時間表示処理に関連した構成を説明する図である。 作業者端末における経過時間の表示画面を示す図である。 管理者端末における経過時間の表示画面を示す図である。 トレーサビリティ管理システムのコスト管理に関連した構成を説明する図である。 プロセスにおけるコストの時系列推移を示すグラフである。 作業割付表の一例を示す図である。 実績積算価値と目標積算価値とを対比させた表示画面を示す図である。
以下、添付図面に従って本発明の実施形態について説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
まず図1を参照して、本発明の実施形態に係るトレーサビリティ管理システム及びその周辺機器の構成の概要について説明する。
なお、本実施形態に係るトレーサビリティ管理システム1は、製品の製造又は保守を行うプロセスにおいて、製品を構成する資材に関する履歴情報を管理するものであり、特に、各資材の作業進捗状況及び位置情報の把握を目的として、作業者端末4から取得した情報に基づいて各作業工程の着手、完了情報及び資材の位置情報を含む履歴情報を収集し、提供する。ここで、製造又は保守のプロセスは、複数の作業工程から構成されるものである。また、「資材」は、製品を構成する材料、部品及び複数の部品から形成される中間製品を含む。「製品」は、中間製品及び最終製品を含む。
図1に示すように、トレーサビリティ管理システム1はデータベース2と管理サーバ3とを備え、管理サーバ3はネットワーク(通信回線)10を介して作業者端末4に接続可能となっている。また、管理サーバ3には、作業者端末4に加えて管理者端末5及び客先端末6が接続可能であってもよい。なお、データベース2にファイルサーバ機能をもたせて管理サーバ3とは別の場所に設置し、これらをLANやWAN等の通信回線で接続した構成としてもよいし、データベース2と管理サーバ3とが一体的に設けられたデータベースサーバを用いてもよい。トレーサビリティ管理システム1は、製造ライン又は修理(保守)ラインの作業現場に設置されてもよいが、通常は作業現場から離れた遠隔地の管理場所に設置される。トレーサビリティ管理システム1の具体的な構成は後述する。
作業者端末4は、製造ライン又は修理ラインの作業者が携帯し、好ましくは複数の作業者がそれぞれ作業者端末4を携帯する。幾つかの実施形態では、作業者端末4は、トレーサビリティ管理システム1との通信を行う通信部41と、各種データを表示する表示部42と、各種データを入力する入力部43とを有する。
管理者端末5は、製造ライン又は修理ラインの管理者が携帯する。幾つかの実施形態では、管理者端末5は、トレーサビリティ管理システム1との通信を行う通信部51と、各種データを表示する表示部52と、各種データを入力する入力部53とを有する。
客先端末6は、製造又は保守が終了した製品の納品先(客先)に設置される。幾つかの実施形態では、客先端末6は、トレーサビリティ管理システム1との通信を行う通信部61と、各種データを表示する表示部62と、各種データを入力する入力部63とを有する。
作業者端末4、管理者端末5としては、例えばタブレット型端末、スマートフォン、携帯電話、ラップトップパソコンなどの携帯端末を用いることができる。また、客先端末6は、例えばタブレット型端末、スマートフォン、携帯電話、などの携帯端末であってもよいし、デスクトップパソコンを含む任意の固定端末であってもよい。
ここで、トレーサビリティ管理システム1の具体的な構成について説明する。
図1に示すように、トレーサビリティ管理システム1のデータベース2は、主に、作業者マスタ21と、資材マスタ22と、作業工程マスタ23と、場所マスタ24と、トレーサビリティファイル26とを有する。また、データベース2は、コストマスタ25を有してもよい。なお、データベース2には、上記マスタファイルの他に、別の基礎的データを格納したマスタファイル、あるいはトレーサビリティファイル26の他に、書き換え可能なトランザクションファイルを有してもよい。
図3は作業者マスタ21の構成例を示す図である。作業者マスタ21には、作業者ごとにその作業者に関連する情報が1つのレコードとして複数の作業者に関する情報が格納されている。1つのレコードを構成する項目(フィールド)として、例えば、作業者ID、氏名、所属、権限等が挙げられる。作業者IDは作業者固有の作業者識別情報である。権限は、作業者の技量や取得技能、作業者の職種(例えば機械工、溶接工等の職務の種類)などのように作業者の能力を示すものであり、制約のある作業工程に対してその作業者が携わることができるか否かを判定する際に用いられる。さらに、データベース2には、作業者マスタ21に関連付けられて書き換え自在な作業者実績ファイル(不図示)が設けられてもよく、このファイルに蓄積される作業者の仕掛作業、完了作業等を随時更新してもよい。
図4は資材マスタ22の構成例を示す図である。資材マスタ22には、資材ごとにその資材に関連する情報が1つのレコードとして、複数の資材に関する情報が格納されている。1つのレコードを構成する項目として、例えば、資材シリアルナンバー(資材S/N)、オーダー、図面番号、BOM番号、原資材S/N、作業工程等が挙げられる。資材マスタ22には、他にも、注文主、材質、製造方法等の項目が含まれていてもよい。資材S/Nは資材固有の資材識別情報である。オーダーは、受注番号や製造指図番号等のようにお客様や製造指示を特定するものであり、ロットを示す番号であってもよい。図面番号は資材が用いられる設計図の図面番号である。BOM番号は部品構成表(BOM)にて付与された番号である。原資材S/Nとは、レコードに登録された資材が複数の資材から構成される場合に、その基となる複数の資材の各シリアルナンバーである。作業工程コードは、レコードに登録された資材が用いられる作業工程を識別する情報である。さらに、資材マスタ22に関連付けられて書き換え可能な資材ファイルが設けられ、資材の入荷状況、資材の加工状態等を随時蓄積、更新してもよい。
図5は作業工程マスタ23の構成例を示す図である。作業工程マスタ23には、作業工程ごとにその関連する情報が1つのレコードとして、複数の作業工程に関する情報が格納されている。1つのレコードを構成する項目として、例えば、作業順序、作業工程名、作業工程コード、標準時間、場所・エリアを表すコード(場所・エリアコード)、使用設備、禁止項目等が挙げられる。作業工程マスタ23には、他にも、作業を実施する作業者の班等の項目が含まれていてもよい。作業順序は予め設定された各工程の順序であり、例えば、レコードに登録された作業工程を作業工程Aとした場合、「作業工程Aは作業工程Bの後に実施し、作業工程Aの後に作業工程Cを行う」などの作業工程の順序に関する条件が登録される。作業工程名は、荒加工、研磨、運搬等の作業工程の名称である。作業工程コードは、作業工程を識別する文字、数字又は記号である。標準時間は、作業工程に要する時間の標準的な時間を過去の実績値から統計的に求めるか、各種計算によって予め推定しておき、その時間が登録される。場所・エリアコードは、作業工程が行われるエリアやその中の具体的な場所を識別する情報である。これらは緯度経度等の絶対的な位置情報で登録されてもよいし、予め設定されたマップ上の位置名称で登録されてもよい。この場合、作業工程マスタ23の場所・エリアの項目には、作業工程と、これに対応した場所マスタ24内の場所・エリアとを関連づけるための情報が格納されてもよい。使用設備は、作業工程で使用される加工機械や運搬車両等の設備である。設備レートは、使用設備の時間単価であり、例えば設備の減価償却費が含まれる。さらに設備レートには、労務費や材料費などの保守に費やされる費用の時間単価が含まれていてもよい。禁止項目には、作業に必要とされる作業者の技量(例えば作業者マスタの権限に対応した技量)等が登録される。禁止項目の詳細については後述する。
ここで、上記の作業工程マスタ23に登録される各作業工程は、資材の形状又は性質を変化させて該資材の付加価値を向上させる付加価値作業工程及び資材の付加価値向上を伴わない無付加価値作業工程の単位で構成されてもよい。即ち、資材の形状又は性質を変化させる加工や切削、研磨、組立等の工程は、付加価値を向上させる作業として付加価値作業工程に区分される。一方、資材の形状又は性質を変化させない資材の運搬、待機、設備の準備等の工程は、付加価値の向上を伴わない無付加価値作業工程として区分される。
このように、データベースに記憶されるプロセスが、付加価値作業工程及び無付加価値作業工程の単位で複数の作業工程に分割されていれば、各作業工程の着手信号及び完了信号を取得することによって、付加価値作業と無付価値作業とに区分けした多数の作業工程について進捗状況に関するデータを収集することが可能となる。すなわち、リードタイムの短縮のために適した作業単位で分類した細やかな作業工程の進捗状況を資材ごとに把握できる。
図6は場所マスタ24の構成例を示す図である。場所マスタ24には、マップ表示領域内の資材の位置情報が格納されている。具体的には、マップ表示領域は緯度及び経度によって複数のエリアに分割されており、場所マスタ24には、各エリアを識別する場所・エリアコードと、場所・エリアコードの位置情報と、そのエリアに位置する資材を示す資材S/N等が格納される。場所・エリアコードの位置情報は、例えばエリアの4隅の緯度及び経度の座標であってもよい。また、場所マスタ24に資材S/Nを格納せず、他のファイルに資材S/Nと場所・エリアコードとを関連付けて格納してもよく、その場合、場所・エリアコードをキーとして場所マスタ24から資材S/Nに対応する位置情報を抽出することができる。
図7はコストマスタ25の構成例を示す図である。コストマスタ25には、使用設備と、設備レートと、設備情報が格納されている。使用設備は、使用する設備の名称又は設備を識別する情報である。設備レートとは、設備の稼働により消費される単位時間当たりのコスト、または単位時間当たりに設備が生み出すべき価値を示すものであってもよい。設備情報は使用設備に関する属性情報である。なお、コストマスタ25には、保守費等の他のコストも含まれていてもよい。このコストマスタ25は、主に後述する実績積算価値算出部322でラインの収益性を評価する際に用いられる。
図8はトレーサビリティファイル26の構成例を示す図である。トレーサビリティファイル26には、資材ごとにその関連する情報が1つのレコードとして、複数の資材に関する情報が書き換え可能に格納されている。1つのレコードを構成する項目として、例えば、資材S/N、作業工程コード、作業者ID、着手時刻、完了時刻、資材位置情報等が挙げられる。資材S/Nは資材固有の資材識別情報であり、資材マスタ22と同一のS/Nが用いられる。作業工程コードは、作業工程を識別する情報であり、作業工程マスタ23と同一のコードが用いられる。作業者IDには、その作業工程を実際に行った作業者の作業者IDが格納される。着手時刻及び完了時刻には、作業工程の着手信号及び完了信号を取得した時刻が格納される。資材位置情報は、資材に対して作業工程を行った位置情報が格納される。このトレーサビリティファイル26に格納される情報は、作業者端末4から取得したデータによって随時蓄積、更新されるようになっている。
トレーサビリティ管理システム1の管理サーバ3は、基本構成として、図1に示すように、作業者端末4、管理者端末5及び客先端末6との通信を行う通信部31と、各種演算処理を行う処理部32と、作業者端末4から取得した情報等を記憶する記憶部33とを有する。処理部32は、与えられたプログラムに従い各処理を行うCPUを備えており、図2に示す処理部32の各機能(各部)は、与えられたプログラムに従ってCPUが処理を行うことにより実現される。記憶部33は、RAMやコンピュータ読み取り可能な記録媒体等から構成されている。さらに、データベース2へのデータ入力やデータ修正等を行う入力部34と、各種データを表示する表示部35とを有していてもよい。
ここで、図2を参照して、処理部32の各機能について説明する。なお、図2は本発明の実施形態に係るトレーサビリティ管理システムの主要な機能とその処理の流れを示す図である。幾つかの実施形態において、トレーサビリティ管理システムの主要な機能とは、資材の履歴情報の収集及び出力を行う機能である。
図2に示すように、処理部32は、主に、作業者識別情報取得部301と、仕掛作業工程表示部302と、資材識別情報取得部303と、作業工程情報送信部304と、位置情報取得部305と、着手信号取得部308と、完了信号取得部309と、履歴情報出力部310とを有する。
作業者識別情報取得部301は、作業者端末4から作業者識別情報(以下、作業者IDと称する)を取得する。ここで、一例として、作業者端末4として図9(A)に示す携帯端末を用いる場合の作業者ID取得方法について説明する。作業者端末4は、入力部43を兼ねるタッチパネル式の表示部42と、カメラ45と、電源スイッチ46とを有する。作業者は、作業者IDのバーコードが印字されたIDカードを保有しており、カメラ45でバーコードを読み込むことによって作業者IDが認識される。なお、バーコードの替わりに、QRコード(登録商標)等の他の二次元コードを用いてもよい。また、バーコードの代わりにICタグを用いたRFIDにより取得してもよい。さらに別の方法として、図9(B)に示すように、カメラ45によってバーコードが読み込めない場合や作業者端末4がカメラ45を備えていない場合などには、作業者IDを作業者端末4から直接入力してもよい。この場合、まず表示部42にLogin入力画面を表示させる。この入力画面には、作業者IDの入力欄402及びパスワードの入力欄403と、数字キー404とが表示され、数字キー404から作業者IDとパスワードを入力することによって作業者IDが認識される。
そして、作業者端末4の通信部41から管理サーバ3に作業者IDを送信する。管理サーバ3では、ネットワーク10を介して作業者端末4から作業者IDを取得する。さらに、作業者マスタ21から該作業者IDに紐付けられた作業者情報(例えば作業者の氏名や所属等)を読み出して、作業者端末4に送信し、これを表示させてもよい。
仕掛作業工程表示部302は、作業者端末4から取得した作業者IDに基づいて、データベース2(例えば作業者実績ファイル)に記憶されている作業者の仕掛作業を読み出し、作業者端末4に表示させる。図10に、仕掛作業を表示させた作業者端末4の表示部42の一例を示す。表示部42には、作業者IDに基づいて管理者サーバ3から送信された作業者の仕掛作業の一覧406が表示される。また、上記したように作業者IDに基づいて管理サーバ3から送信された作業者情報405を同時に表示させてもよい。
資材識別情報取得部303は、作業者端末4から資材識別情報(以下、資材S/Nと称する)を取得する。ここで、一例として、作業者端末4として図11に示す携帯端末を用いる場合の資材S/Nの取得方法について説明する。作業者端末4の構成は図9と同一である。各資材には、資材S/Nのバーコードが印字された資材シールがそれぞれ貼付されている。なお、バーコードの替わりに、QRコード(登録商標)等の他の二次元コードを用いてもよい。また、バーコードの代わりにICタグを用いたRFIDにより取得してもよい。さらに資材に資材シールを貼付しにくい場合には、バーコードが印字されたタグを資材に括り付けてもよい。このバーコードを作業者端末4のカメラ45で撮影して読み込むことによって資材S/Nが認識される。また、別の方法として、カメラ45によってバーコードが読み込めない場合や作業者端末4がカメラ45を備えていない場合などには、資材S/Nを作業者端末4から直接入力してもよい。
そして、作業者端末4の通信部41から管理サーバ3に資材S/Nを送信する。管理サーバ3では、ネットワーク10を介して作業者端末4から資材S/Nを取得する。
作業工程情報送信部304は、資材識別情報取得部303で取得した資材S/Nに基づいて、複数の作業工程のうち作業対象資材が次に着手/完了すべき作業対象工程を示す情報を作業工程マスタ23から読み出して作業者端末4に送信する。図12に、作業工程情報を表示させた作業者端末4の表示部42の一例を示す。管理サーバ4では、資材S/Nに基づいて、該当する資材が用いられる作業対象工程の作業工程名等を作業者端末4に送信する。作業者端末4では、表示部42に作業対象工程の作業工程名が表示される。このとき、複数の資材を作業する場合には、引き続き作業者端末4で他の資材の資材S/Nを認識して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3は、他の資材S/Nに基づいてこれに対応した作業工程を資材マスタ23から読み出して作業者端末4に送信する。したがって、作業者端末4の表示部42には、作業中リストの作業一覧410として複数の作業工程名が表示されることとなる。
位置情報取得部305は、作業対象資材の位置情報を取得する。一実施形態として、位置情報取得部305はマップ表示部306と位置情報修正部307とを有してもよい。マップ表示部306は、資材識別情報取得部303で取得した資材S/Nに基づいて、作業対象工程に対応する作業対象資材の位置情報をデータベース2から読み出して、該位置情報に対応する位置を含む領域を作業者端末4にマップとして表示させる。位置情報修正部307は、マップ内における作業対象資材の位置に関する修正情報を作業者端末4から取得し、該修正情報に基づいて作業対象資材の位置情報を修正する。
具体的には、図13に示すようにマップ表示部306は、資材識別情報取得部303で取得した資材S/Nに基づいて作業対象資材の位置432に関する位置情報を場所マスタ24から読み出して、位置432を含む領域を作業者端末4の表示部42にマップ431として表示させる。
位置情報修正部307は、マップ431内における作業対象資材の位置432の修正情報を作業者端末4から取得する。具体的には、タッチパネル式の表示部42の場合、実際の作業対象資材の位置432をマップ431内でタップ(例えば長押し)することによりマップ431内における作業対象資材の正確な位置432を取得する。位置取得手段として、マップ431には、表示される領域の端部の位置座標(例えば経度及び緯度の座標)が与えられており、さらに表示される領域が碁盤目状に区画されている。区画されたエリアには、それぞれ端部の位置座標から求められた座標が付与されている。そして、マップ431内のある位置432がタップされたらそのエリアの位置座標を管理サーバ3に送信し、管理サーバ3ではトレーサビリティファイル26にその位置座標を資材の修正位置情報として記憶させる。
また、位置情報修正部307では、上記した修正位置情報の取得とともに作業者端末4のGPS位置情報を取得して、GPS位置情報を資材の修正位置情報の確認に用いてもよい。具体的には、作業者端末4にはGPS機能が搭載されており、作業者端末4は、修正位置情報を登録する際にGPS位置情報も取得する。位置情報修正部307は、作業者端末4から通信回線10を介して取得したGPS位置情報と修正位置情報とを比較して、修正位置情報が正確であるか否かを判断する。GPS位置情報と修正位置情報とが大きく乖離する場合には、修正位置情報をデータベース2に記憶せずに、作業者端末4に対して修正位置情報の再確認を促す通知を行うようにしてもよい。
着手信号取得部308は、作業対象工程への着手を知らせる着手信号を作業者端末4から取得する。例えば図12に示すように、作業者端末4の表示部42には、着手ボタン413、完了ボタン414及び運搬ボタン415が表示される。作業者は、これから着手する作業対象工程を作業中リストの作業一覧410中から一つ選択し、着手ボタン413を押す。これにより、作業対象工程とその着手信号が管理サーバ3へ送信される。このとき作業者端末4では、着手中の作業対象項目が他とは区別されて表示されてもよいし、着手中の作業対象項目の詳細を表示させてもよい。管理サーバ3では、ネットワーク10を介して着手信号を取得し、対応する作業対象工程及び作業対象資材と、着手信号を取得した時刻とをデータベース2に記憶する。なお、運搬ボタン415は、資材の運搬を行う作業工程において、資材の運搬に着手する時及び完了した時に押す。勿論、運搬ボタン415を表示しない構成としてもよく、この場合、運搬作業工程も他の作業工程と同様に、着手ボタン413及び完了ボタン414を用いて着手信号及び完了信号を管理サーバ3に送信する。
完了信号取得部309は、作業対象工程の完了を知らせる完了信号を作業者端末4から取得する。例えば図12に示す表示部42において、作業者は、作業中の作業対象工程が表示された状態で完了ボタン414を押す。これにより、作業対象工程とその完了信号が管理サーバ3へ送信される。管理サーバ3では、ネットワーク10を介して完了信号を取得し、対応する作業対象工程及び作業対象資材と、完了信号を取得した時刻とをデータベース2のトレーサビリティファイル26に記憶する。
また、完了信号取得部309は、作業者端末4からの完了信号を、資材S/Nが再度認識された時にのみ受け付けるようにしてもよい。この場合、作業者は、着手時と同様に、作業者端末4で資材S/Nのバーコードを読み取った後、完了ボタン414を押す。これにより、不正な完了信号の送信等を防ぐことができ、正確な情報を取得できる。
なお、着手時刻又は完了時刻は、作業者端末4で着手ボタン413又は完了ボタン414を押した時刻を作業者端末4側の時計によって取得して管理サーバ4に送信してもよいが、作業者端末4の時計がずれている可能性も考えられることから、管理サーバ4が着手信号又は完了信号を作業者端末4から取得した時刻を管理サーバ4側の時計を用いて取得し、記憶することが好ましい。
履歴情報出力部310は、着手信号及び完了信号と位置情報とに基づいて作業対象資材のトレーサビリティ情報を外部端末からの要求に応じて該外部端末へ出力する。外部端末は、作業者端末4、管理者端末5又は客先端末6であってもよいし、ネットワーク10に接続可能で且つ管理サーバ3へのアクセス許可を有する他の端末であってもよい。
また、外部端末へ提供する履歴情報の簡素化を目的として、データベース2の資材マスタ22に、資材のロットに関する識別情報(例えばオーダー)を格納しておき、履歴情報出力部310では、ロットの単位で情報を出力するようにしてもよい。
次に、図14を参照して、本実施形態に係るトレーサビリティ管理方法の一例について説明する。なお、以下では管理サーバ3、作業者端末4及び客先端末6の処理を説明するが、図14には管理サーバ3の処理のみを記載している。
作業に取り掛かる際に、作業者は、作業者端末4のカメラ45で自分の作業者IDを示すバーコードを撮影し、作業者IDを認識して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3は、作業者識別情報取得部301によりネットワーク10を介して作業者端末4から作業者IDを取得する(S1)。管理サーバ3は、作業者IDを取得したら作業者端末4に対してログイン状態となったことを通知する(S2)。同時に、取得した作業者IDに対応する作業者情報を作業者マスタ21から読み出し、作業者端末4に送信する(S3)。このとき、仕掛作業工程表示部302によって、作業者IDに対応した仕掛作業工程をデータベース2から読み出して、作業者情報とともに仕掛作業工程を作業者端末4に送信してもよい(S4)。作業者端末4の表示部42には、作業者IDや氏名等の作業者情報と、必要に応じて作業者自身の仕掛作業工程が表示される。
次いで、作業者は、作業対象資材の資材S/Nのバーコードを作業者端末4のカメラ45で撮影し、資材S/Nを認識して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3は、資材識別情報取得部303によりネットワーク10を介して作業者端末4から資材S/Nを取得する(S5)。管理サーバ3は、取得した資材S/Nに対応する資材情報を資材マスタ22から読み出し、さらにこの資材情報に対応する作業工程情報を作業工程マスタ23から読み出し、作業者端末4に送信する(S6)。作業者端末4の表示部42には、作業対象資材に対応した作業対象工程が表示される。
作業者は、作業者端末4の表示部42に表示される作業対象工程の着手ボタン413を押すことによって着手信号を管理サーバ3に送信する。管理サーバ3の着手信号取得部308は、作業対象工程と着手信号を取得し、取得した時刻と関連づけてデータベース2に記憶する(S7)。
ここで、作業者は作業対象工程の作業を実行する。作業が完了しない状態で次の日等に作業が持ち越される場合には、作業者端末4で完了信号を送信せずにログアウトしてもよい。また他の作業者が作業を引き継いだ場合は引き継いだ作業者が完了させてもよい。
作業対象工程の作業が完了したら、作業者は、作業者端末4のカメラ45で再び資材S/Nのバーコードを撮影して資材S/Nを認識した後、表示部42に表示される完了ボタン414を押す。管理サーバ3の完了信号取得部309は、作業対象工程と完了信号を取得した時刻とを関連づけてデータベース2のトレーサビリティファイル26に記憶する(S8)。
また、管理サーバ3は、資材S/Nに対応する資材の位置情報を取得する(S9)。具体的には、管理サーバ3は、マップ表示部306によって、資材S/Nに対応する資材の位置情報を資材マスタ22から読み出し、資材の位置情報により示される位置432を含む領域をマップ431として作業者端末4の表示部42に表示させる。そして、位置情報修正部307によって、マップ431内における作業対象資材の位置432に関する修正情報を作業者端末4から取得し、該修正情報に基づいて作業対象資材の位置情報を修正する。この修正位置情報は、トレーサビリティファイル26に記憶される。
なお、作業工程の着手信号及び完了信号の取得と位置情報の取得はどちらを先に行ってもよく、処理の順番は限定されるものではない。
そして、客先端末6から履歴情報要求があったら、トレーサビリティファイル26に記憶されている履歴情報を客先端末6に出力する(S10)。履歴情報要求は、資材S/Nを客先端末6から入力することによって所望の資材の履歴情報を要求する構成としてもよい。このとき、資材S/Nの入力は、キーボードから直接入力してもよいし、バーコードやQRコード(登録商標)等の二次元コードが印字された資材S/Nカードをカメラで読み込むことによって資材S/Nが入力されるようにしてもよい。
こうして客先端末6に出力された資材の履歴情報から、製品のトレーサビリティを把握することができる。
客先端末6に表示される履歴情報の一例を図15及び図16に示す。なお、図15は資材の移動経路の表示画面の一例を示す図で、図16は資材の詳細情報の表示画面の一例を示す図である。
図15に示すように、客先端末6の表示部62には、トレーサビリティファイル26に記憶された資材の位置情報に基づいて資材の移動経路を地図上に表示させてもよい。ここで、トレーサビリティファイル26には、資材の位置情報と、該資材が用いられる作業工程の着手時刻及び完了時刻とが記憶されているので、資材が地図上でどのように移動したかを表示させることができる。このとき、製品を構成する複数の資材(例えば資材Aと資材B)の移動経路を地図上に同時に表示させてもよい。
また、図16に示すように、資材のトレーサビリティに関する詳細情報を表示させてもよい。例えば、資材Aの詳細情報として、日付、作業工程、着手時刻、完了時刻、位置情報等を表示する。
なお、ここでは客先端末6から履歴情報要求を行う場合について説明したが、履歴情報要求は、作業者端末4や管理者端末5等の他の外部端末から行うこともできる。
以上説明したように、上述の実施形態によれば、複数の作業工程について進捗状況に関するデータを資材ごとにリアルタイムで収集することが可能となる。
また、作業者端末4から取得した資材S/Nに基づいてデータベース2から作業対象工程を読み込んで作業者端末4へ送るようにしているので、データベース2に蓄積された多数の作業工程の中から着手信号及び完了信号の入力が求められる作業対象工程が特定され、作業者端末4側においても作業対象工程が何であるのか把握できる。
さらに、作業者端末4側の操作は、資材S/Nの入力により取得した作業対象工程に対して着手信号及び完了信号をシステム側に送信するのみで、多数の作業工程について進捗状況に関するデータを資材ごとに収集することが可能となる。したがって、作業者への負担を大幅に軽減することが可能となる。
さらにまた、着手信号及び完了信号と位置情報とに基づいて履歴情報を外部端末に出力するようにしているので、資材の移動経路を含む履歴情報を、外部端末の要求に応じてリアルタイムで提供できる。
本実施形態に係るトレーサビリティ管理システム1は、上述の構成に加えて、以下の構成を備えていてもよい。
一実施形態において、図17は、トレーサビリティ管理システム1を用いて納期推定処理を行う場合の構成について示している。なお、納期推定処理は、上述のように履歴情報を収集した後に行われる。
同図に示すように、トレーサビリティ管理システム1は、納期推定部311をさらに備えてもよい。
納期推定部311は、管理者端末5又は客先端末6等の外部端末からの納期要求に応じて、データベース2のトレーサビリティファイル26に記憶された過去の作業工程と、該作業工程について取得した着手信号及び完了信号から算出される作業工程の所要時間との相関関係に基づいて、製品の納期を推定する。このとき、過去の作業工程とその所要時間とに基づいて作業工程毎に平均所要時間を算出し、作業工程と平均所要時間との相関関係が設定された関係ファイル27を用いて未着手の作業工程に必要とされる所要時間を見積もり、製品の納期を推定してもよい。
このように、過去の作業対象工程の着手信号及び完了信号をデータベース2に蓄積しておくことにより、製品の納期を精度よく推定することが可能となる。
また、共通の作業工程を有する複数種の製品の製造又は保守を行う予定がある場合、データベース2の関係ファイル27に、対象製品および該対象製品と少なくとも一つの作業工程を共有する他の種類の製品の組み合わせと、対象製品が前記他の種類の製品と共有する作業工程に要した時間との関係を記憶させておき、納期推定部311によって、この関係を用いて製品の納期を推定してもよい。
このように、製品の納期を推定する際に、少なくとも一つの作業工程を共有する対象製品および他の種類の製品の組み合わせと、前記他の種類の製品との間で対象製品が共有する作業工程の所要時間との関係を用いることによって、より一層推定精度を高めることが可能となる。
さらにまた、データベース2の関係ファイル27に、作業工程に要する所要時間と、作業工程に投入される作業員及び設備を含むリソースとの関係を記憶させておき、納期推定部311によって、この関係を用いて製品の納期を推定してもよい。
このように、製品の納期を推定する際に、作業工程に要する所要時間とリソースとの関係を用いることによって、より一層推定精度を高めることが可能となる。
なお、製品の納期推定において、上述の方法を組み合わせて用いてもよい。具体的には、製品の納期に影響を与えるパラメータとして、作業工程の作業内容、製品の組み合わせ、作業工程に投入されるリソースを含む複数のパラメータが考えられる。そこで、これらのパラメータの納期への影響度を演算によって求めて、影響度の高いパラメータと作業工程に要する所要時間との関係を用いて、製品の納期を推定する。パラメータの納期への影響度は、例えば重回帰分析法やMT法(マハラノビス・タグチ)法等によって求めることができる。すなわち、製品の納期に影響を与えるパラメータX(i=1〜N;ただし、Nは1以上の整数)と、製品の納期Tとの相関を示す関数f(X,…X)を重回帰分析法やMT法(マハラノビス・タグチ)法等の公知の手法によって求め、該関数を用いて納期予測を行ってもよい。
一実施形態において、図18乃至図20はトレーサビリティ管理システム1を用いて経過時間表示処理を行う場合の構成について示している。
図18は、トレーサビリティ管理システムの経過時間表示処理に関連した構成を説明する図である。なお、経過時間表示処理は、着手信号及び完了信号を取得した後に行われるものである。
同図に示すように、トレーサビリティ管理システム1は、作業時間表示部312をさらに備えてもよい。
作業時間表示部312は、作業者端末4から作業対象工程の開始時刻を取得し、開始時刻からの経過時間をタイマ等によって計測する。作業工程マスタ23には、予め作業対象工程の標準時間が登録されている。この標準時間は、過去の実績値から統計的に求めてもよいし、各種計算によって推定してもよい。作業時間表示部312では、図19に示すように、作業対象工程の経過時間を、作業工程マスタ23から読み出した標準時間と対比させて作業者端末4の表示部42に表示させる。経過時間は、時間の経過に伴って伸びるゲージ421によって表示してもよい。また、ゲージに加えて経過時間を数値で表示してもよい。なお、表示部42には、現在着手中の作業工程の作業内容420も表示してもよい。
さらに、標準時間に対する経過時間の比率によって、経過時間のゲージ421を色分けして表示してもよい。例えば、標準時間に対して80%未満の経過時間においては緑色のゲージ421を表示し、80%以上100%未満の経過時間においては黄色のゲージ421を表示し、100%以上となったら赤色のゲージ421を表示する。作業時間表示部312による経過時間の表示は、完了信号を取得するまで続行される。なお、仕掛かり中で作業を中断する場合には、作業中断ボタンを表示させてこのボタンを押すことによって、あるいは作業者端末4のログアウト操作によって、経過時間のカウントを一時停止する機能を備えていてもよい。
このように、作業時間表示部312によって、開始時刻からの経過時間を標準時間と対比させて作業者端末4の表示部42に表示させることにより、作業者は自分の作業効率を客観的に判断することができる。
また、図20に示すように、作業時間表示部312は、管理者端末5の表示部52に、作業対象工程422と、その作業対象工程に取り掛かっている作業者情報423と、その作業者による作業対象工程の経過時間424とを表示させてもよい。この場合も、作業対象工程の経過時間424は標準時間に対比させて管理者端末5の表示部52に表示させる。表示部52には、管理サーバ3に対して要求した作業者ごとの作業対象工程422、作業者情報423及び経過時間424を複数並列に表示させることもできる。
このように、作業時間表示部312によって、各作業者ごとの実施作業対象工程422と、標準時間に対比させた経過時間424とを表示させることによって、作業者から離れた場所であっても作業管理者が作業者の作業効率を客観的に把握することが可能となる。
一実施形態において、図21乃至図24は、トレーサビリティ管理システム1を用いてコスト管理を行う場合の構成について示している。
図21はトレーサビリティ管理システムのコスト管理に関連した構成を説明する図である。
同図に示すように、トレーサビリティ管理システム1は、コスト算出部320と、コスト表示部321と、実績積算価値算出部322と、目標積算価値算出部323と、対比表示部324とをさらに備えてもよい。なお、ここでは作業工程は、付加価値作業工程と、無付加価値作業工程とを含むものとする。
コスト算出部320は、資材の原価と、着手信号及び完了信号と、設備レートとから現時点までに消費されたコストを算出する。具体的には、資材の原価に、着手信号及び完了信号から算出される作業時間に設備レートを掛け合わせた加工原価を加算する。このとき、複数の作業工程が完了している場合には、複数の作業工程の加工原価を全て加算する。これにより、現時点までに消費されたコストをリアルタイムで算出できる。
コスト表示部321は、コスト算出部320で算出されたコストを外部端末に表示させる。外部端末は、作業者端末4、管理者端末5又は客先端末6であってもよいし、ネットワーク10に接続可能で且つ管理サーバ3へのアクセス許可を有する他の端末であってもよい。
実績積算価値算出部322は、製造ラインの収益性を評価する目的で、各作業工程について取得した着手信号及び完了信号から、資材の仕入れに要する原価と各作業工程の加工原価との和の時間積分値を算出する。図22は、コストの時系列推移を示すグラフで、縦軸はコストを示し、横軸は時間を示す。このグラフはJコスト論の概念に基づいて作成したものであり、資材が製造ラインを第1工程、第2工程、第3工程…と流れていく状況と、各工程で時間がどれだけ掛かったかを描いている。製造に掛けたコストは売れて初めて価値になるという考えから、縦軸には工程を経るごとにその製品にどのようにコストが注入されていったかを下方に向けて描いている。具体的には、各作業工程の着手時刻に、又は前段の作業工程完了時のコストをプロットし、完了時刻に、その作業工程に費やされた原価を着手時刻のコストに加算したコストをプロットし、これらのプロット間を直線で結んでグラフを作成する。本実施形態では、各作業工程が、付加価値作業工程と無付加価値作業工程の単位で構成されているので、付加価値作業工程では加工や組立等のコストによって下方に傾斜した線分となり、無付加価値作業工程ではコストの変動はなく水平な線分となる。例えば製造ラインの第1工程で資材の運搬作業を行う場合、これは無付加価値作業であるので第1工程でコストの変動はなく、縦軸が資材の原価aのまま水平に線分が引かれる。次に、第2工程で資材の切削作業を行う場合、これは付加価値作業であるので切削コストが費やされて下方に傾斜した線分となる。即ち、第2工程の着手時には原価aがプロットされ、完了時には資材の原価aに加工原価bが加算された値がプロットされて、これらのプロット間が直線で結ばれる。したがって時間に対する加工原価を傾きとした下方に傾斜した線分となる。なお、加工原価bは、図7に示したコストマスタ25に格納される設備レート等のコスト情報から算出することができる。
このようにして作成したグラフで囲まれた領域の面積(図中、ハッチングで示す部分)が、資材の原価と各作業工程の加工原価との和の時間積分値となる。この時間積分値が小さい程、製造ラインの収益性が高いと言える。付加価値作業工程の下方に傾斜した線分は、収益に結び付くコスト増加である。これに対して、無付加価値作業工程の水平な線分は収益に結びつかないが、資材には既に原価又は前段の作業工程によってコストが付与されて付加価値が内在した状態となっている。この状態のまま時間が経過すると、経過した時間の分だけ収益の観点からは損失が生じる。したがって、この時間積分値ができるだけ小さくなるように、すなわち無付加価値作業工程にかかる時間を短縮するように、作業手順や環境等の改善対策を講じることが望ましい。このように、各資材の付加価値の時間積分値を算出することによって、製造ライン全体としての収益性を数値的に評価することが可能となる。
目標積算価値算出部323は、データベース2のコストマスタ25に格納された設備レートと、作業工程マスタ23に格納された各作業工程の標準時間とに基づいて目標積算価値を算出する。これにより、上記した実績積算価値に対応した目標積算価値が算出される。
このとき、図23に示す作業割付表を用いて目標積算価値を算出してもよい。作業割付表とは、各作業工程毎に、資材1個を処理する標準時間から一日に処理可能な資材数を求めてこれを作業日程に当てはめた作業計画である。例えば図23では、1ロット15個の資材が存在すると仮定して、作業工程Aでは一日に処理可能な資材数が5個である場合、1ロット15個の資材全てを処理するのには3日間かかる。作業工程Aを完了した資材から作業工程Bを行うものとし、作業工程Bは一日に処理可能な資材数が3個である場合、作業工程Aの開始日から一日遅れて作業工程Bを開始すると、作業工程Bでは全ての資材を処理するのには5日間かかる。さらに、作業工程Cで一日に処理可能な資材数が10個である場合、例えば作業工程Cを2日間連続で行えるように、作業工程Bの終了日から作業工程Cを開始する。なお、作業割付表には作業工程毎に場所が紐付けられ、同時並行で実施可能か否か等の制約条件を満たすように作業工程の日程が組まれる。このように、作業工程に与えられる制約条件を満たすように、標準時間を用いて作業日程を組むことによって、作業割付表が作成できる。そして、目標積算価値算出部323は、作業割付表に沿って作業が進むものとの仮定の下、作業割付表で定められた作業スケジュールと、データベース2のコストマスタ25に格納された設備レートとを用いて目標積算価値を算出する。
対比表示部324は、目標積算価値算出部323で算出された目標積算価値と、実績積算価値算出部322で算出された実績積算価値とを対比させて外部端末に表示させる。外部端末は、作業者端末4、管理者端末5又は客先端末6であってもよいし、ネットワーク10に接続可能で且つ管理サーバ3へのアクセス許可を有する他の端末であってもよい。一例として、図24に実績積算価値と目標積算価値とを対比させた表示画面を示す。ここでは、各積算価値を客先端末6の表示部62に表示させた場合を示している。表示部62には、実績コストの時系列推移グラフ621と、目標コストの時系列推移623とが対比して表示される。また、実績コストのグラフ621のハッチングで表わされる面積、即ち実績積算価値の値と、現時点での実績コスト(縦軸)とを数値で表示させてもよい。同様に、目標コストのグラフ523のハッチングで表わされる面積、即ち目標積算価値の値と、現時点での目標コスト(縦軸)とを数値で表示させてもよい。このように、目標積算価値と実績積算価値とを対比させて表示させることによって、どの作業工程の効率が低いかを容易に把握でき、コスト改善を図ることができる。
図21を参照して、コスト管理を行う場合の処理フローの一例を説明する。なお、この処理フローは、図2に示す着手信号及び完了信号を取得した後に行われるものである。
客先端末6からコスト表示要求を受け取った場合、管理サーバ3のコスト算出部320では、着手信号及び完了信号の両方を受信した各作業工程について、トレーサビリティファイル26から作業工程に対応する着手時刻及び完了時刻を抽出し、これらの着手時刻及び完了時刻から各作業工程の実作業時間を算出する。このとき、既にトレーサビリティファイル26に実作業時間が格納されている場合にはこれを用いてもよい。また、コストマスタ25から各作業工程に対応する設備レートを抽出する。例えば、着手信号及び完了信号を取得した作業工程を作業工程マスタ23から選択し、使用設備をキーとしてコストマスタ25から当該作業工程に対応した設備レートを抽出する。そして、実作業時間と設備レートとから各作業工程における加工原価を算出し、これらの加工原価の総和と資材の原価とから現時点までに消費されたコストを算出する。なお、資材の原価は、資材用のコストマスタ(不図示)に予め格納されていてもよいし、管理者端末5の入力手段53等から入力してもよい。そして、コスト表示部321によって、コスト算出部320で算出されたコストを管理者端末5の表示部52に表示させる。
また、客先端末6から積算価値要求を受け取った場合、管理サーバ3の実績積算価値算出部322では、着手信号及び完了信号の両方を受信した各作業工程について、トレーサビリティファイル26から着手時刻及び完了時刻を抽出する。そして、抽出された着手時刻及び完了時刻とコストマスタ25から抽出した設備レートとから算出される各作業工程の加工原価と、資材の原価との和の時間積分値からなる実績積算価値を算出する。
さらに、目標積算価値算出部323では、作業工程マスタ23から抽出された標準時間と設備レートとに基づいて加工原価を算出し、この加工原価と資材の原価との和の時間積分値からなる目標積算価値を算出する。この際、各作業工程の標準時間から得られる生産割付表を用いて、目標積算価値を算出してもよい。そして、対比表示部324によって、実績積算価値算出部322で算出された実績積算価値と、目標積算価値算出部323で算出された目標積算価値とを管理者端末5の表示部52に表示させる。このようにして表示させた積算価値を用いて、製造プロセスの収益性を評価することができる。具体的には、実績積算価値が目標積算価値よりも大きければ、その製造ラインの収益性は低く、小さければ収益性は高いと評価することができる。さらに、実績積算価値及び目標積算価値は、時間とコストの両方の概念を含む収益性の評価指標であるから、これらを比較することによって、時間とコストの両方の観点から収益性を評価することができる。すなわち、図24に示すように実績積算価値及び目標積算価値をグラフで表示させた場合、どの作業工程で時間のロスがあるか、あるいはどの作業工程で加工原価が多く消費されているかなどを容易に判断することが可能である。
また、管理サーバ3は、画像情報取得部(不図示)を有していてもよい。この場合、図13に示すように、作業者端末4の表示部42には、撮影を実行する撮影ボタン433と、撮影ボタン433を押す前の撮影領域を表示させるカメラ撮影領域表示部435とが設けられている。
画像情報取得部322は、作業者端末4で撮影された作業対象資材の画像情報を取得する。撮影された作業対象資材の画像情報は、これに対応する作業対象資材の位置情報又は修正位置情報とともにデータベース2に記憶される。
このように、作業対象資材の位置情報又は修正位置情報とともに、実際に撮影された作業対象資材の画像情報を場所マスタ24に記憶させることによって、作業者が実際に製造現場で作業対象資材を取り扱ったか否かを遠隔にいる管理者や客先が確認することができる。また、作業者の登録ミス等により誤った位置情報が記憶された場合においても画像情報を確認することによって簡単に誤りを発見でき、また画像情報から正確な位置を把握することも可能となる。
さらに、作業対象資材が不良である場合などにも、作業対象資材を撮影した画像情報を資材IDと関連づけてデータベース2に記憶させてもよい。これにより、作業対象資材から離れた位置にいる作業管理者等の他の作業者も資材の状態を把握できるようになる。
さらにまた、管理サーバ3は、作業者端末4から入力される情報に基づいて、禁止項目に該当する場合に作業者端末4に警告を発する警告部(不図示)を有していてもよい。禁止項目は、作業工程マスタ23に格納されており、各作業工程について定められた作業者の技量、作業者の人数及び他の作業工程との同時実施状況の少なくとも一つに関する情報である。禁止項目が、各作業工程について定められた作業者の技量である場合、作業者マスタ21には各作業者の技量が登録されているとともに、作業工程マスタ23には各作業工程について定められた作業者の技量が登録されている。そして、作業者IDに基づいて作業者マスタ21から読み出された作業者の技量と、資材S/Nに基づいて作業工程マスタ23から読み出された作業者の技量とを比較して、実際に作業を行う作業者が、作業工程を行うに当たって必要とされる作業者の技量に達していない場合には警告部から警告を発する。
禁止項目が、作業者の人数である場合、作業工程マスタ23には各作業工程に対して作業者の上限人数又は下限人数が登録されている。そして、資材S/Nに基づいて作業工程を読み出した際に、この作業工程に対する着手中の作業者の人数と、作業工程マスタ23から読み出された作業者の上限人数又は下限人数とを比較して、この条件に満たない場合には警告部から警告を発する。禁止項目が、他の作業工程との同時実施状況である場合、作業工程マスタ23には各作業工程に対して同時実施不可能な条件が登録されている。同時実施不可能な条件とは、例えば、資材S/Nから読み出された作業対象工程に対しては、他の作業工程の同時実施は一切不可能であるといった条件が設定されている場合、作業者が既に他の作業対象工程を実施しているときは警告部から警告を発する。なお、警告部による警告は、作業者端末4の表示部42に警告画面に表示したり、作業者端末4の出力部から警告音を発したりすることによって行われる。さらにまた、作業工程マスタ23に作業順序が登録されている場合には、作業対象工程の順序も禁止項目に付加してもよく、実施される作業対象工程の順序が正しくない場合に警告部から警告を発する。また、禁止項目として作業工程の順序が設定されていてもよい。例えば、管理サーバ3は、通常、作業者端末4から取得した資材識別情報に対応する作業工程を作業者端末4に送信するが、この作業工程より前に実施すべき他の作業工程が行われていない場合には、警報部から警報を発して作業工程の順序が間違っていることを作業者に伝える。これにより、作業工程を飛ばすことなく、定められた作業工程の順序に従って正確に製造プロセスを進めることができる。
このように、予め設定された禁止項目に該当する場合に警告を発することによって、作業効率、最終製品の品質、又は安全性等の観点から好ましくない状態で作業が行われることを抑止することができる。
上記したように、本実施形態に係るトレーサビリティ管理システム1によれば、作業者、資材、作業工程の内容、資材又は作業工程の場所、作業時間を簡単に記録することも可能であるので、製造又は保守のプロセスの進捗状況等を容易に把握可能であるとともにプロセスの改善を図ることも可能となる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはいうまでもない。
1 トレーサビリティ管理システム
2 データベース
3 管理サーバ
4 作業者端末
5 管理者端末
6 客先端末
21 作業者マスタ
22 資材マスタ
23 作業工程マスタ
24 場所マスタ
25 コストマスタ
26 トレーサビリティファイル
31,41,51,61 通信部
32 処理部
33 記憶部
34,42,52,62 表示部
35,43,53,63 入力部
45 カメラ
301 作業者識別情報取得部
302 仕掛作業工程表示部
303 資材識別情報取得部
304 作業工程情報送信部
305 位置情報取得部
306 マップ表示部
307 位置情報修正部
308 着手信号取得部
309 完了信号取得部
310 履歴情報出力部
311 納期推定部
312 作業時間表示部
320 コスト算出部
321 コスト表示部
322 実績積算価値算出部
323 目標積算価値算出部
324 対比表示部
413 着手ボタン
414 完了ボタン
415 運搬ボタン
431 マップ
432 資材位置
433 撮影ボタン
435 カメラ撮影領域

Claims (7)

  1. 複数の資材から構成される製品の製造又は保守を行うプロセスにて前記資材の履歴情報を管理するトレーサビリティ管理システムであって、
    前記プロセスを構成する複数の作業工程と、各作業工程で使用される資材とが関連付けられて格納されたデータベースと、
    各資材固有の資材識別情報が入力可能な作業者端末から、前記複数の資材のうち作業対象資材の資材識別情報を取得する資材識別情報取得部と、
    前記資材識別情報取得部で取得した前記資材識別情報に基づいて、前記複数の作業工程のうち前記作業対象資材が関与する作業対象工程を示す情報を前記データベースから読み出して前記作業者端末に送る作業工程情報送信部と、
    前記作業対象工程の着手を知らせる着手信号を前記作業者端末から取得する着手信号取得部と、
    前記作業対象工程の完了を知らせる完了信号を前記作業者端末から取得する完了信号取得部と、
    前記作業対象資材の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記着手信号及び前記完了信号と前記位置情報とに基づいて前記作業対象資材の履歴情報を外部端末からの要求に応じて出力する履歴情報出力部とを備え
    前記データベースには、各作業工程中における各資材の予め定められた位置情報が記憶されており、
    前記位置情報取得部は、前記資材識別情報取得部で取得した前記資材識別情報に基づいて、前記作業対象工程に対応する前記作業対象資材の前記位置情報を前記データベースから読み出して、該位置情報に対応する位置を含む領域を前記作業者端末にマップとして表示させるマップ表示部と、前記マップ内における前記作業対象資材の位置に関する修正情報を前記作業者端末から取得し、該修正情報に基づいて前記位置情報を修正する位置情報修正部とを有することを特徴とするトレーサビリティ管理システム。
  2. 前記データベースには、前記作業工程と該作業工程の前記着手信号及び前記完了信号とが記憶されており、
    前記データベースに記憶された過去の作業工程と、前記着手信号及び前記完了信号から算出される前記作業工程の所要時間との相関関係に基づいて、製品の納期を推定する納期推定部をさらに備えることを特徴とする請求項に記載のトレーサビリティ管理システム。
  3. 前記製品は、前記製造又は前記保守を行う予定のある他の種類の製品と少なくとも一つの作業工程を共有しており、
    前記データベースには、前記製品および前記他の種類の製品の組み合わせと、前記製品が前記他の種類の製品と共有する前記少なくとも一つの作業工程の前記製品に関する所要時間との関係が記憶されており、
    前記納期推定部では、前記関係を用いて前記納期を推定することを特徴とする請求項に記載のトレーサビリティ管理システム。
  4. 前記データベースには、前記作業工程に要した所要時間と、前記作業工程に投入される作業員及び設備の少なくとも一方を含むリソースとの関係が記憶されており、
    前記納期推定部では、前記関係を用いて前記納期を推定することを特徴とする請求項に記載のトレーサビリティ管理システム。
  5. 前記データベースに記憶される前記複数の作業工程は、資材の形状又は性質を変化させて該資材の付加価値を向上させる少なくとも一つの付加価値作業工程及び資材の付加価値向上を伴わない少なくとも一つの無付加価値作業工程の単位で前記プロセスを分割してなることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のトレーサビリティ管理システム。
  6. 前記データベースに記憶される前記資材識別情報には、前記資材のロットに関する識別情報が含まれており、
    前記履歴情報出力部では、前記ロットの単位で情報を出力することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のトレーサビリティ管理システム。
  7. 複数の資材から構成される製品の製造又は保守を行うプロセスにて前記資材の履歴情報を管理するトレーサビリティ管理方法であって、
    前記プロセスを構成する複数の作業工程と、各作業工程に使用される資材とを関連付けてデータベースに予め記憶するステップと、
    各資材固有の資材識別情報が入力可能な作業者端末から、前記複数の資材のうち作業対象資材の資材識別情報を取得するステップと、
    前記資材識別情報に基づいて、前記複数の作業工程のうち前記作業対象資材が関与する作業対象工程を示す情報を前記データベースから読み出して前記作業者端末に送るステップと、
    前記作業対象工程の着手を知らせる着手信号を前記作業者端末から取得するステップと、
    前記作業対象工程の完了を知らせる完了信号を前記作業者端末から取得するステップと、
    前記作業対象資材の位置情報を取得するステップと、
    前記着手信号及び前記完了信号と前記位置情報とに基づいて前記資材の履歴情報を外部端末からの要求に応じて出力するステップとを備え
    前記データベースには、各作業工程中における各資材の予め定められた位置情報が記憶されており、
    前記位置情報を取得するステップでは、
    前記資材識別情報に基づいて、前記作業対象工程に対応する前記作業対象資材の前記位置情報を前記データベースから読み出して、該位置情報に対応する位置を含む領域を前記作業者端末にマップとして表示させ、
    前記マップ内における前記作業対象資材の位置に関する修正情報を前記作業者端末から取得し、該修正情報に基づいて前記位置情報を修正する
    ことを特徴とするトレーサビリティ管理方法。
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