JP2010055341A - 建築部材の管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 実際に設置された建築部材、その建築部材の実際の位置、およびその建築部材の製造情報を容易にかつ正確に取得して、邸のメンテナンスや維持管理を効率よくかつ確実に行う。
【解決手段】 情報端末130によって、建築部材202の設置後に、部材配置指示票116から建築部材202の位置コードを読み取り、建築部材202に取り付けられた部材コード担体204から部材コードを読み取って、位置コードと部材コードとを関連付けた部材配置実績データ140を記憶部136に記憶し、記憶部136に記憶された邸ごとの部材配置実績データ140を部材管理データベース106に格納する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、建物に設置される建築部材の設置時および設置後の管理方法に関する。
プレハブ住宅等の建物を供給する建設業者や住宅メーカなどの建築会社において取り扱われる建築部材は極めて多岐にわたり、その数は何千にもおよぶ膨大な数や種類となる。近年はこのように多数の建築部材を、コンピュータを利用して電子情報で管理することが多い。このため各建築部材には、設計や発注に用いる品番や、配送段階における物流品番などが付され、これらの品番によって管理される。
建築の工程は多くの段階があり、その中には、設計図作成、設計仕様決定、部材発注、現場施工、竣工の段階を含んでいる。設計図作成の段階では個々の建築部材はまだ確定しておらず、例えば扉を設置することは決定しているが、そのタイプや色などの具体的な仕様および品番までは特定されない。そして建築会社と施主との間で折衝を進めて具体的な仕様が決定すると、部品メーカに送る発注書と、現場に持ち込む部材配置リストには建築部材の名称や品番が記載されるが、設計図は最初に作成されたものをそのまま利用している。そこで施工現場では、部品配置リストと納入された建築部材とを照合して、確認と設置を行っている。
特許文献1には、建築部材にICタグを取り付けて管理するシステムが提案されている。特許文献1に記載された構成は次のようである。現場で部品管理装置(ICタグのリーダライタ)を起動させ、初期書込データ(部品を特定する情報)を住宅メーカサーバと通信してダウンロードする。現場の部材のICタグからデータを読み出し、初期書込データと照合してチェックする。合致したときに、部材メーカと通信して部品詳細データ(製造識別番号、製造日、製造工場、問い合せ先、部品保存期間、マニュアル等の部品の管理に必要なデータ)をダウンロードする。部品詳細データを部材のICタグに書き込む。特許文献1によれば、建築部材の納入時に、住宅設計時に指定された部品が全て揃っているか否かを簡易に確認することが可能であるとしている。
同様に特許文献2には、発注データに基づく資材情報が資材のICタグに書き込まれ、施工現場又は施工現場に至る流通の過程で、資材のICタグから資材情報が読み取られて、その資材の確認又は認証が行われる管理方法が提案されている。特許文献2によれば、施工現場に納入された資材と指定資材との間で不一致を生ずることがなく、現場でのトラブルや工期の遅れをなくすことができるとしている。
特開2005−322058号公報 特開2004−059249号公報
しかし、従来の建築部材の管理方法においては、以下に述べるような設置確実性、記録信頼性、追跡性、および情報提供の煩雑性などの課題がある。
施工現場へ部材を配送する場合は、その施工現場に必要な建築部材の種類と数量のみを把握し、現場に配送および納入している。しかし、施主の希望等により現場施工の段階で設計仕様の変更が行われることもあるため、必ずしも設計仕様にある部材が発注されるとは限らない。また時として、ある施工現場に必要な建築部材と同一、同種の建築部材を、施工納期に余裕のある別の施工現場向けのものから差し向けることもあったため、発注した部材そのものが必ずしも用いられるとは限らない。
さらに、設計図作成、設計仕様決定、部材発注、配送納入の各段階において、各部材がどの部位(どの部屋)に配置されるかまでは必要な管理情報とされていない。施工者は設計図に従って現場に納入された部材を適宜設置するが、かならずしも正しい位置に設置していない可能性もある。特に建築部材は材質や寸法の標準化が進められており、同種かつ同サイズでも部材が異なる場合がある。例えば外壁のサッシは、幅と高さによってサイズが規格化されており、同じサイズであって異なる仕様の掃き出し窓が、居間や寝室など複数の部屋に設置される場合がある。このような場合、その施工現場に所定の建築部材が納入されたからといって、かならずしも正しい位置に正しい建築部材が設置されているとは限らない(設置確実性の課題)。
このため、竣工検査において図面通りに建築部材が配置されているかを照合し、記録を残す必要がある。変更があった場合には、紙の設計図に変更点を朱書きして記録し、設計図面を保管していた。この照合と記録には現場の作業負担を増大し、また時として照合ミスや漏れを生じることもあるので、実際に各位置に設置した部材が建築会社などが管理している情報と違ってしまっているおそれがある(記録信頼性の課題)。
それでも従来は、結果として竣工時に各部材が設計図または施主の希望通りに設置されていれば問題は全く生じていなかった。また従来は、各邸において問題が生じてからメンテナンスを行うことが通常の段取りであったために、設計図に朱書きが残されていれば、後日の点検やメンテナンスのためには十分であった。
しかし最近では建物の長寿命化が進んでおり、各邸から始動するメンテナンス対応に加えて、建築会社から始動する包括的な維持管理を行う必要が生じてきた。このため、実際に各邸の各位置に設置されている建築部材の具体的な種類および製造情報(生産履歴情報など)を建築会社側で把握しておくことが重要になってきた。例えば、リコールのように部材に関する重大な不具合が1件発生した場合に、他の邸で同様の不具合が発生する前に当該邸を探し出す必要が生じる。
従来のデータベースでは、設計上の建築部材の品番と、施工現場への配送段階における物流品番まではたどり着くことができる。しかし、上記の記録信頼性の問題から、邸別に設置済みの部材は、現場で部材を確認しないと品番、仕様、製造情報等がわからず、部材を確認してから交換部品を調達するなど二度手間を要する事例が多い。しかも、現場に設置された部材を見ても、外観からは品番が探しにくかったり、品番がわかったとしても製造ロットなどの製造情報は不明だったりする場合も多い。さらに、建築会社における設計上の品番と、部材メーカにおける製造情報との間につながりがないため、部材メーカの製造情報にたどりつくのは容易なことではない。このため、情報の取得や探索に多大な労力を要したり、正しい情報にたどり着けなかったりする不都合が生じている(追跡性の課題)。
ここで、建築会社が部材メーカから製造情報を取得して、設計仕様に関連づけたデータベースを構築することが考えられる。しかし、1つの邸に用いられる建築部材の点数は膨大であり、各邸について部材製造情報の入手や照合をするとすれば、建築会社や部材メーカ双方にとって作業負担が過大となり、リコールなどの特別な場合を除いて、現実的に困難である。一方、コスト削減のために不具合の対応時間や手間に対する効率化が要求されるのが現状である。
上記特許文献1、2の技術が期待通りに運用されれば、発注データと建築部材(資材)との照合を行うことから、その施工現場に指定された建築部材が納入されるところまでは担保できる可能性がある。しかし、その建物内のどの位置に設置されるかまでは照合することができない。したがって、仮に照合が成立したとしてもなお、設置確実性について万全ではない。また記録信頼性、追跡性なども、上記従来の技術と同様であり、解決する手段の示唆はない。
なお、特許文献1においては部品詳細データ(製造識別番号、製造日、製造工場、問い合せ先、部品保存期間、マニュアル等の部品の管理に必要なデータ)を部品メーカのサーバからダウンロードして、部材のICタグに書き込むとしている。しかし、部材に付されたICタグを読み込まなければ情報が取得できないため、現場に出向いて部材を確認しないとわからないことになり、二度手間を解消することはできない。またICタグの記憶容量はさほど大きいものではなく、上記のように様々なデータを記憶させておくことは実際には極めて困難である。またICタグを用いれば、特許文献1にあるように顧客(住民)がICタグを読もうとすれば専用の装置が必要となり、逆に専用の装置を持っている他人から不作為に個人情報を読み取られてしまうおそれがある。また数年を経過する間にICタグ自身が損失したり、内容データが消失したりするおそれもある。
また、施工後の建築部材に関する情報の管理も、建築会社にとって大きな負担となっている。例えば、建築会社の現場監督は、建築部材(特に内装部材や、電気、ガス、キッチンなどの設備もしくは機器)の取扱説明書を同梱品から収集し、整理して施主に手渡している。このような建築部材に関する情報の管理についても、手間が軽減できれば簡便である(情報提供の煩雑性の課題)。
そこで本発明は、実際に設置された建築部材、その建築部材の実際の位置、およびその建築部材の製造情報を容易にかつ正確に取得して、邸のメンテナンスや維持管理を効率よくかつ確実に行うことを目的とする。
本発明に係る建築部材の管理方法の代表的な構成は、建築部材の設置位置およびその位置を識別する位置コードを記録した部材配置指示票と、建物に設置される建築部材にあらかじめ取り付けられ建築部材を識別する部材コードを記録した部材コード担体と、部材配置指示票および部材コード担体から情報を読み取る情報端末と、情報端末に備えられた記憶部と、邸ごとに設置される建築部材の位置コードと部材コードとを格納する部材管理データベースとを用いて、施工現場にて建築部材を設置した後に、情報端末を用いて、建築部材の部材コード担体から部材コードを読み取り、かつ部材配置指示票からその設置位置の位置コードを読み取ることにより、情報端末は、位置コードと部材コードとを関連付けた部材配置実績データを記憶部に記憶し、記憶部に記憶された邸ごとの部材配置実績データを部材管理データベースに格納することを特徴とする。
上記構成によれば、建築部材を設置した後に、その建築部材に取り付けられた部材コード担体から部材コードを読み取ることにより、実際に設置された位置に関連付けて部材コードを記録することができる。したがって設計仕様からの変更または施主による変更にかかわらず、現実に設置されている建築部材について記録することができ、記録信頼性を向上させることができる。
なお建築部材としては、屋根の防水シート、サッシ、玄関ドア、シャッターなどの外装部材、室内建具、ユニットバス、キッチンセット、ガスコンロ、洗面化粧台などの内装部材を挙げることができる。部材コード担体としては、バーコード、RFIDタグ(ICタグ)、磁気タグなどを挙げることができる。部材コードとしては、品番や型式番号などを挙げることができる。情報端末としては、バーコードリーダ、タグリーダ、磁気リーダなどを挙げることができる。部材配置指示票としては、部材配置リスト、設計図、タブレットPCの画面などを挙げることができる。
そして、建築業者が有する部材管理データベースに部材配置実績データを蓄積することにより、メンテナンス時に、現地に赴かずとも建築会社において信頼性の高い邸別かつ部位別に建築部材を把握することができる。
また、施工現場にて読み取った後は部材コード担体は不要であるため、その後に部材コード担体が損失しても支障がない。
情報端末は、位置コードとその位置に設置する建築部材の部材コードとを対応づけて格納している部材配置テーブルと、使用者に情報を報知する報知部をさらに備え、施工現場にて建築部材を設置した後に、情報端末を用いて、建築部材の部材コード担体から部材コードを読み取り、かつ部材配置指示票からその設置位置の位置コードを読み取ることにより、情報端末は、部材配置テーブルを参照して位置コードと部材コードとを照合し、照合結果を報知部を用いて使用者に報知してもよい。
上記構成によれば、建築部材を設置した後に、その建築部材に取り付けられた部材コード担体から部材コードを読み取ることにより、実際に設置された位置と部材配置指示票とを照合することができる。したがって施工現場に正しい部材が納入されたか否かだけでなく、その設置位置をも確実に確認することができ、設置確実性を向上させることができる。
部材管理データベースに格納された邸ごとの部材配置実績データを参照し、特定の建築部材の部材コードを用いて、その部材コードの建築部材が設置された邸を抽出してもよい。
上記構成によれば、特定の建築部材を設置した邸を多数の邸から抽出することができる。ここで、部材配置実績データが実際に設置された建築部材を高い信頼性をもって記録していることから、確実に抽出を行うことができる。したがって、特定の建築部材について一斉のメンテナンスを要するとき、担当者は極めて簡便、迅速かつ正確に連絡すべき邸を知ることができ、不具合時の対応を短縮し、被害の拡大を防ぐことができるため、追跡性を向上することができる。なお特定の建築部材とは、品番、仕様、製造識別番号などによって特定することができる。
また特に、建築業者が有する部材管理データベースに信頼性の高い部材配置実績データが蓄積されていることから、現地に行くことなく対象部材の情報を迅速かつ正確に把握することができ、部材手配の効率化を図ることができる。
部材コード担体には部材コードと共にその部材を詳細に特定する付加コードが記録されており、情報端末は部材コード担体から部材コードおよび付加コードを読み取って記憶部に記憶し、部材管理データベースには位置コードと部材コードと付加コードとを関連付けており、建築部材の複数の属性からなる製造情報を建築部材の部材コードおよび付加コードと関連付けて格納した部材詳細データベースとを用いて、部材詳細データベースから製造情報に特定の属性を含む建築部材の部材コードおよび付加コードを抽出し、部材管理データベースに格納された邸ごとの部材配置実績データを参照し、抽出した部材コードおよび付加コードを用いて、建築部材が設置された邸を抽出してもよい。
上記構成によれば、製造情報を用いて建築部材を特定し、特定された建築部材を設置した邸を多数の邸から抽出することができる。これにより、共通の製造情報を有する複数の建築部材を特定したり、またはある建築部材のうち一部の製造ロットのものを特定したりすることができ、かつそれを設置した邸を適切に抽出することができる。したがって、リコールのように一斉のメンテナンスを要するときに、極めて迅速、正確かつ包括的に連絡すべき邸を知ることができ、追跡性を向上することができる。ここで付加コードとは、建築部材を品番や型式番号よりも詳細に特定する情報であって、例えば製造ロット番号や、製造識別番号などを用いることができる。製造情報とはその他の詳細な製造上の複数の属性であって、例えば製造時期、原材料、生産工場などが挙げられるが、重畳的に部材名、品番、型式番号、部材メーカ、製造ロット番号などを含めてもよい。
なお、部材管理データベースと部材詳細データベースを分けたことにより、建築部材自身に取り付ける部材コード担体には一致性が最低限確保されるべきデータのみを記録すればよいこととなる。したがって、記憶容量の少ないバーコードやICタグなどを部材コード担体として利用することができ、また高速に情報処理を行うことができため、現場での読み取り、照合作業の負担を軽減することができる。
部材管理データベースと、部材詳細データベースとを用いて、部材管理データベースに格納された部材配置実績データから特定の邸に設置された複数の建築部材の部材コードおよび付加コードを抽出し、部材コードおよび付加コードを用いて部材詳細データベースを参照して、邸に設置された建築部材の製造情報を取得してもよい。上記構成によれば、各邸に用いられている建築部材の部材コードから、それぞれの建築部材の製造情報を一括して取得することができる。
部材管理データベースと、部材詳細データベースと、部材管理データベースおよび部材詳細データベースに接続されたWebサーバを用いて、Webサーバはクライアントからの要求に応じて、製造情報に特定の属性を含む建築部材が設置された邸を抽出し、または特定の邸に設置された建築部材の製造情報を抽出して、クライアントに抽出した情報を返してもよい。
上記構成によれば、webを用いて特定の建築部材を設置した複数の邸を参照したり、特定の邸に設置された建築部材を閲覧することができる。これによりメンテナンスに際する利便性が飛躍的に向上し、システムを有する建築会社のみならず、各地の事業所が情報を参照したり、顧客が自分の邸の建築部材の情報を参照することができる。
また、webを用いた参照のみならず、電子メールや電子掲示板のような情報通知機能を構築することにより、顧客に対して点検の通知などを行うことができ、従来のダイレクトメールより迅速性、簡便性および情報精度の向上を図ることができる。
部材管理データベースと、部材詳細データベースと、建築部材の少なくともメンテナンス情報を建築部材の部材コードおよび付加コードと関連付けて格納した部材取扱データベースと、部材管理データベースおよび部材取扱データベースに接続されたWebサーバを用いて、Webサーバはクライアントからの要求に応じて、部材管理データベースを参照して特定の邸に設置された複数の建築部材の部材コードおよび付加コードを抽出し、部材取扱データベースを参照して建築部材のメンテナンス情報を抽出して、クライアントに抽出した情報を返してもよい。
上記構成によれば、webを用いて特定の建築部材についてのメンテナンス情報を参照することができる。部材取扱データベースに格納するメンテナンス情報としては、取扱説明書やメンテナンス要領書、メンテナンス部品の検索、その他補修やリコール情報などを挙げることができる。また部材提供後に発生した追加や訂正すべき説明事項を反映させた最新の情報に更新することができる。また別途の発注システムを構築することにより、メンテナンス部品の購入や、補修作業の依頼を行うことができる。これにより、建築会社のメンテナンス担当はもちろん、顧客が自己の邸に設置されている建築部材のメンテナンス情報をいつでも参照することができる。したがって施工後の引渡時に現場監督が取扱説明書を収集し、整理して手渡す必要がなくなり、情報提供の煩雑性を改善することができる。また、顧客にとっても手間が軽減し、また常に最新の情報を得られることから、顧客満足度を高めることができる。
部材コード担体は近距離無線タグであって、建築部材にスリットを設け、スリットに部材コード担体を収容し、スリットの開口部を粘着テープで封止してあり、建築部材を設置し、情報端末を用いて部材コード担体から部材コードを読み取った後に、粘着テープを剥離して部材コード担体を除去してもよい。
上記構成のように、部材コード担体を近距離無線タグ(RFIDタグ、いわゆるICタグ)とし、建築部材に設けたスリットに内包することにより、外観を損ねることなく部材コード担体を取り付けることができる。なお、本発明では建築部材の設置後に部材コード担体を読み取るため、梱包材に取り付けることは想定されない。一方、ICタグは無線により不本意に読み取られてしまう可能性があるため、読み取り距離を数センチの近距離無線タグとすることが好ましい。さらに上記構成のように、読み取り後に部材コード担体を除去することにより、どのような建築部材を設置しているかという個人情報を不本意に読み取られることを防止することができる。
また、ICタグは、アンテナがリーダ(情報端末)に対して直交する方向に位置していないと、電波強度が著しく弱くなってしまって読み取りにくい。そこで、スリットは建築部材の側面や上下面に設け、アンテナ面が正面を向くように収容することが好ましい。さらに、建築部材が扉である場合には、スリットが目立たないように、下面、上面、または蝶番側の側面に設けることが好ましく、特に下面が除去しやすいため好適である。
本発明によれば、実際に設置された建築部材、その建築部材の実際の位置、およびその建築部材の製造情報を容易にかつ正確に取得して、邸のメンテナンスや維持管理を効率よくかつ確実に行うことができる。
(第1実施形態)
本発明に係る建築部材の管理方法の第1実施形態について説明する。以下の実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。
図1は本実施形態に係る建築部材の管理方法を実施するためのシステムを説明する図、図2は各データベースの最小限の項目を説明する図、図3は部材配置指示票の例を示す図である。
図1に示す部材管理システム100は、CADシステム102、データベースエンジン104、部材管理データベース106、部材詳細データベース108、部材取扱データベース110、Webサーバ112、システム端末120、および情報端末130を備えている。またこの部材管理システム100と協働するものとして部材メーカ200、この部材管理システム100において取り扱うものとして設計図114、部材配置指示票116、建築部材202、部材コード担体204がある。以下にそれぞれについて説明する。
部材管理システム100はプレハブ住宅等の建物を供給する建設業者や住宅メーカなどの建築会社に設置されており、各種データを生成し、また管理する。CADシステム102は建築会社が各邸を建築するにあたってCADデータを作成および管理するシステムであって、2次元または3次元の図面、使用する建築部材202などを指定した設計データを邸ごとに保有している。なお設計データは、このCADシステム102で直接作成する場合もあるが、他のCADシステムで作成したデータを記憶媒体またはネットワークを介して入力してもよい。
データベースエンジン104はミドルウェアであって、CADシステム102はデータベースエンジン104を介して部材管理データベース106に対しデータの入出力を行う。またWebサーバ112や他のアプリケーションも、データベースエンジン104を介して各種データベースに対し検索や抽出などの入出力を行うことができる。なお設計図や現場写真などを格納するデータベースがあってもよいが、本実施形態では説明しない。
CADシステム102は、設計図114を出力する。設計図114は施工者が目視にて確認する図面であって、紙片に印刷出力したものでも良く、タブレットPCのような機器の画面に表示されるものであってもよい。
部材管理データベース106は、邸ごとに設置される建築部材202の位置コード、部材コード、および付加コードを格納する。具体例としては、図2に示すように、少なくとも邸識別番号、位置コード、部材コード、および付加コードを格納する。建築部材202としては、屋根の防水シート、サッシ、玄関ドア、シャッターなどの外装部材、室内建具、ユニットバス、キッチンセット、ガスコンロ、洗面化粧台などの内装部材を挙げることができる。位置コードとは、邸内の建築部材202の設置位置をコード化したものであり、少なくとも当該建築部材202を設置する室を識別するコード(室番号)とするが、さらに室番号の枝番号(室枝番)が付加されるのが好ましい。
室枝番を付加するのは、同一室に同一の建築部材202を設置する場合に異なる設置位置である各建築部材202を識別して特定可能とするためである。例えば、洋室建具が同一の部屋の異なる箇所に複数設置される場合や、照明器具を天井面や壁面に複数設定する場合などには、室番号に室枝番として通し番号(01、02、…)を付加する。
同様に部材コードとは建築部材202の部材名や、品番または型式番号等をコード化したものである。異なる建築部材でも同一の品番を用いることがあるために、部材名と品番の両方をコード化して部材コードに含めることが好ましい。例えば、洋室建具と洋室建具枠には、同じ品番が用いられる場合がある。
付加コードとは、建築部材202を前記品番や型式番号よりも詳細に特定するために、建築部材202の製造情報をコード化したものである。製造情報としては、例えば部材メーカ名や製造ロット番号、製造識別番号などの情報を含むことができる。
部材管理データベース106からは、部材メーカ200に対する発注データ、および施工現場に持ち込む部材配置指示票116、後述する部材配置テーブル138を出力可能である。発注データは、図2に示すように、少なくとも邸識別番号と部材コードを含んでいる。
部材配置指示票116は、図3に示すように、邸識別番号と、邸識別番号を示すバーコード、建築部材202の部材名、設置位置(室番図では室にまたがる位置、室枝番)、および設置位置をコード化した位置コード、位置コードを示すバーコードを記録している。部材名と設置位置の文字表記は施工者が目視で認識するために付されており、バーコードは情報端末130によって読み取るために付されている。なお位置コードの文字表記(英数字の羅列)は、施工者が見てもわかりにくく、情報端末130で読み取れるわけでもないので、必ずしも記載しなくてもよいが、バーコードがうまく読み取れなかった場合に施工者が位置コードをテンキーから直接入力するために付されている。部材配置指示票116としては、図3に示すように紙片に部材配置リストを印刷出力することができる。
また図4は部材配置指示票116を設計図114上に付記した例を示す図である。この場合において設置位置は、文字ではなく図形上の位置で示されている。なおこのような図面を用いた部材配置指示票116は、紙片に印刷出力したものでも良く、タブレットPCのような機器の画面に表示されるものであってもよい。
部材詳細データベース108は、少なくとも部材コードおよび付加コードと、製造情報とを関連づけて格納する。製造情報とはその他の詳細な製造上の複数の属性であって、例えば製造時期、原材料、生産工場などが挙げられるが、重畳的に部材名、品番、型式番号、部材メーカ、製造ロット番号などを含めてもよい。部材詳細データベース108は部材管理データベース106に対し、共通する項目である部材コードおよび付加コードによってリンクさせることができる。
部材取扱データベース110は、少なくとも部材コードおよび付加コードと、メンテナンス情報とを関連づけて格納する。メンテナンス情報としては、取扱説明書やメンテナンス要領書、メンテナンス部品の検索、その他補修やリコール情報などを挙げることができる。部材取扱データベース110は、部材詳細データベース108と同様に、部材管理データベース106に対し、共通する項目である部材コードおよび付加コードによってリンクさせることができる。
ここで部材詳細データベース108および部材取扱データベース110において、部材コードのみでなく付加コードにも関連づけて製造情報やメンテナンス情報を格納しているのは、同じ部材であってもさらに製造時期や原材料が変われば部材の属性が変化し、メンテナンス対応を替える場合があるためである。本システムはこの点に特徴を有し、部材コード(主として品番)よりも細かな区分で製造情報を管理することを容易かつ正確にすることにより、邸のメンテナンスや維持管理を効率よく行うものである。
Webサーバ112は、ネットワーク300を介して接続するWebクライアント302からの要求に応じて、データベースエンジン104を介して部材管理データベース106、部材詳細データベース108、部材取扱データベース110を参照し、各種情報を返すものである。Webクライアント302は建築会社の担当者であってもよく、建物の施主や顧客であってもよい。なおWebサーバが用いる入出力アプリケーションとしては、ASP(Active Server Pages)、PHP(PHP: Hypertext Preprocessor)、JAVA(登録商標)などを用いることができる。
システム端末120は、CADシステム102への入出力、および各データベースへのアクセスを行うことができる。特に本実施形態においては、情報端末130を接続し、その記憶部に記憶されたデータを部材管理データベース106に格納することができる。
図5は情報端末の構成を説明する図である。情報端末130は、竣工検査において部材配置指示票116および部材コード担体204から情報を読み取り、照合および記録を行うものである。図5に示すように情報端末130はいわゆるハンディターミナルであって、情報を読み取るためのバーコードリーダやタグリーダ、磁気リーダなどのリーダ部132と、照合部134、および記憶部136を備えている。
また情報端末130は、液晶画面やLEDなどの表示部142、テンキーやスイッチなどの操作部144、表示部142や不図示のスピーカなどを用いて施工者に情報を報知する報知部146を備えている。なお、施工者は、本実施形態において、情報端末130を使用する主体、および本発明に係る建築部材の管理方法を使用する主体となる「使用者」の一例である(以下同じ)。
記憶部136には、部材配置テーブル138と部材配置実績データ140が記憶される。部材配置テーブル138は、図2に示すように、位置コードと、その位置に設置する建築部材202の部材コードとを対応づけて格納している。部材配置テーブル138は、竣工検査に先立って、システム端末120を介して部材管理データベース106から情報を記録される。部材配置実績データ140は、位置コードと部材コードと付加コードとを関連付けて格納する。部材配置実績データ140は、後述するステップに基づいて、竣工検査において、建築現場に実際に設置された後の部材に添付された部材コード担体204から読み込んで取得した情報を記録する。
照合部134は、リーダ部132が部材配置指示票116から読み取った位置コードと、部材コード担体204から読み取った部材コードとを、部材配置テーブル138を用いて照合する。そして照合の結果を表示部142に表示し、または報知部146によって施工者に報知する。
なお、部材配置実績データ140には、照合の結果にかかわらずデータを保存する。これは、施工の段階において設計仕様からの変更があったり、または施主による変更が行われたりする場合があるため、たとえ照合が成立しなかったとしても、いわば現況優先で実際に配置された建築部材202を記録するためである。
部材メーカ200は、上記の発注データに従って建築部材202を生産し、納入する。部材メーカ200は、建築部材202の生産にあたって、生産履歴(原材料や製造時の品質に関する記録)や製造条件、製造時期、製造ロットなどの様々な属性を、製造情報として随時保持しておく。そして製造情報は部材管理システム100へと記録媒体またはネットワークを介して提供し、上記した部材詳細データベース108に格納する。そして建築部材202および製造情報を特定するために、建築部材202に部材コードおよび付加コードを記録した部材コード担体204を取り付ける。
ここで、建築部材202を識別するだけであれば、部材コード担体204には部材コードのみを記録すれば足りる。これに対し、同じ部材であってもさらに製造情報を区別するために、付加コードをも記録してさらに細かく区分する。
図6は部材コード担体を説明する図である。部材コード担体204とは部材コードを記録し、担持(保持)することができればよく、具体例としてはバーコード、RFIDタグ(ICタグ)、磁気タグなどを挙げることができる。
図6(a)に示す部材コード担体204aは、バーコードを用いた例を示している。このとき部材コード担体204aは、建築部材202の表面に貼付する必要がある。なお、情報端末130によって読み取った後は部材コード担体204はもはや必要がなくなり、そのまま残しておいては却って外観を損ねるおそれがある。そのため部材コード担体204aは、剥がしやすい低粘着のラベルとすることが好ましい。
図6(b)に示す部材コード担体204bは、ICタグ(近距離無線タグ)を内包したラベルを用いた例を示している。ラベルを建築部材202の表面に貼付する場合、ラベルに品番などを印刷することができる。ICタグは無線により不本意に読み取られてしまう可能性があるため、読み取り距離を数センチの近距離無線タグとすることが好ましい。またこの場合においても、剥がしやすい低粘着のラベルとすることが好ましい。
図6(c)は、部材コード担体204cをICタグとし、建築部材202の底面202aにスリット202bを設け、スリット202bに部材コード担体204cを収容し、スリット202bの開口部を粘着テープ206で封止した例を示している。
システムキッチンのように複雑な構造物である場合には、目立たないところに部材コード担体(バーコードやICタグ)を取り付けることができる。しかし扉や建具などの建築部材はいずれの位置も目立ちやすく、その表面に部材コード担体を取り付けにくい。そこで上記構成のように、部材コード担体を近距離無線タグ(RFIDタグ、いわゆるICタグ)とし、建築部材に設けたスリットに内包することにより、外観を損ねることなく部材コード担体を取り付けることができる。
また、建築部材202を設置し、情報端末130を用いて部材コード担体204から部材コードを読み取った後に、粘着テープ206を剥離して部材コード担体204を除去してもよい。上記構成によれば部材コード担体204cを残しておいても外観を損ねることはないが、さらに読み取り後に部材コード担体を除去することにより、どのような建築部材を設置しているかという個人情報を他人に不本意に読み取られることを防止することができる。
図6(d)は建築部材202に内包された部材コード担体204を読み取る状態を説明する図である。ICタグは、アンテナがリーダ(情報端末)に対して直交する方向に位置していないと、電波強度が著しく弱くなってしまって読み取りにくい。そこで、スリット202bを建築部材202の側面や上下面に設け、アンテナ面が正面(部材表面)を向くように収容することが好ましい。さらに、建築部材202が扉である場合には、スリット202bが目立たないように、下面、上面、または蝶番側の側面に設けることが好ましく、特に下面が除去しやすいため好適である。
次に、上記構成の部材管理システム100を用いて行う部材管理方法について説明する。図7は全体の流れを説明するフローチャート、図8は照合と記録を説明するフローチャート、図9は照合と記録の具体例を説明する図である。
まずCADシステム102を用いて設計を行い、設計図114を作成する(S102)。そして施主との折衝を進め、邸の仕様を決定する(S104)。これをCADシステム102に入力することにより、CADデータが確定する。このCADデータから発注データを生成し、建築部材202を部材メーカ200に発注する(S106)。同様に、CADデータから部材配置リストを生成し、部材配置指示票116を作成する(S108)。
部材メーカ200では、発注データを受け取って受注する(S122)。建築部材202には、発注データに基づいて建築部材202を生産する(S123)。そして生産する都度に製造情報を作成し(S124)、作成した製造情報を部材コード担体204に記録し、建築部材202自体に添付しておく(S125)。そして納期に合わせて、部材コード担体204を添付した建築部材を施工現場に納入する(S126)。なお配送にあたって物流品番が付されるが、これは物流単位の(複数の建築部材に共通の)品番であるため、部材コード担体204に付される部材コードとは別系統である。また部材メーカ200は、製造情報を建築会社へと提供し(S128)、建築会社では部材詳細データベース108に製造情報を部材コードおよび付加コードと関連付けて格納する(S112)。
施工現場では、納入された建築部材を、設計図114を見ながら設置する(S132)。そして竣工検査において、情報端末130を用いて照合と記録を行う。あらかじめ情報端末130には、建築会社においてシステム端末120を介して部材管理データベース106から位置コードと部材コードとを抽出し、これらを関連付けて部材配置テーブル138として記録しておく(S110)。そして施工現場に情報端末130を持ち込み、照合と記録を行う(S140)。
図8および図9を参照して、照合と記録の手順を詳細に説明する。図9はコードとしてバーコードを用いた例である。照合が開始されると、施工者は部材配置指示票116を参照して実際の設置位置を確認し、その設置位置に移動して接近する(S142)。情報端末130で部材配置指示票116の部材配置リストから該当する位置のバーコードを読み取ることにより、位置コードを読み込む(S144)。次に、設置済みの建築部材202に付された部材コード担体204のバーコードを情報端末130で読み取ることにより、部材コードおよび付加コードを読み込む(S146)。情報端末130は、記憶部136に記録されている部材配置テーブル138(位置コード、部材コードを含む)と、部材配置指示票116から読み込んだ位置コードと、部材コード担体204から読み込んだ部材コードとを照合する(S148)。照合が成立したか否かの照合結果は、表示部142やスピーカ音などにより施工者に報知する(S150)。
そして、照合結果にかかわらず、位置コード、部材コード、および付加コードを関連付けて、部材配置実績データ140として記憶する(S152)。具体的には、位置コードは部材配置テーブル138から部材配置実績データ140に格納し、部材コードおよび付加コードについては部材コード担体から読み込んだものを格納する。このように部材配置テーブル138と部材配置実績データ140とを別テーブルとするのは、操作ミスその他の理由により複数回の照合を行った場合に、部材配置テーブル138に格納されている部材コードを書き換えてしまわないためである。
照合が成立したか否かを判断し(S154)、照合が成立している場合(正しい位置に正しい建築部材が設置されている場合)には、照合と記録は終了する。照合結果が成立していない場合、すなわち正しい位置に指定された建築部材202が設置されていない場合には、誤設置であるか否かを確認する(S156)。施工の段階において設計仕様からの変更があったり、または施主による変更が行われたりする場合のように、照合が成立しない状態が正しい場合には、作業を終了する。誤設置であった場合には再設置を行い(S158)、位置コードの読込(S144)から繰り返す。
上記のように、建築部材202を設置した後に、その建築部材202に取り付けられた部材コード担体204から部材コードを読み取ることにより、実際に設置された位置に関連付けて部材コードを記録することができる。したがって設計仕様からの変更または施主による変更にかかわらず、現実に設置されている建築部材202について記録することができ、記録信頼性を向上させることができる。また、施工現場に正しい部材が納入されたか否かだけでなく、その設置位置をも確実に確認することができ、設置確実性を向上させることができる。
図7に戻って、照合と記録(S140)が終了すると、読み取った後は部材コード担体204は不要となるため、建築部材202から除去してもよい(S134)。なお、後のアフターメンテナンスで部材コード担体204を使用するときには除去せず、S134をパスしても良い。施工者は情報端末130を建築会社へと持ち帰り、システム端末120に接続して部材配置実績データ140を部材管理データベース106に入力する(S136)。すると、部材管理データベース106には、邸ごとの部材配置実績データ140(位置コードに関連付けられた部材コードと付加コード)が格納される(S114)。ここで位置コードは照合の前後で不変であるが、部材コードおよび付加コードについては実際に設置された建築部材202のものに更新される。
また、部材コードおよび付加コードによって製造情報を関連付けていることにより、共通の製造情報を有する複数の建築部材202を特定したり、またはある建築部材202のうち一部の製造ロットのものを特定したりすることができ、かつそれを設置した邸を適切に抽出することができるため、追跡性を向上することができる。したがって、特定の建築部材202について一斉のメンテナンスを要するとき、担当者は極めて簡便、迅速かつ正確に連絡すべき邸を知ることができ、現地に行くことなく対象部材の情報を迅速かつ正確に把握することができ、部材手配の効率化を図ることができる。これにより不具合時の対応を短縮し、被害の拡大を防ぐことができる。
なお、部材管理データベース106と部材詳細データベース108を分けたことにより、建築部材自身に取り付ける部材コード担体204に部材コードおよび付加コードのみを記録すればよいこととなり、記憶容量の少ないバーコードやICタグなどを部材コード担体として利用することができる。また一致性が最低限確保されるべきデータ(邸識別番号、位置情報(部屋番号等)、部材名、部材品番)のみを用いて比較するため、保持するデータが少なく、高速に情報処理を行うことができる。したがって、上記方法で建物の施工検査、竣工検査を行えば、確実かつ高速に検査を行うことができ、現場作業の負担を軽減することができる。
また部材メーカ200からは、任意のタイミングで、部材コードおよび付加コードに関連付けたメンテナンス情報が提供され、部材管理システム100の部材取扱データベース110に格納される。任意のタイミングとは、メンテナンス情報が作成されたより後であれば、実際に設置される前であっても良い。またメンテナンス情報が更新された場合には、いつでも部材取扱データベース110に格納されたメンテナンス情報を差し替えることが可能である。
上記の如くして構築された部材管理データベース106、部材詳細データベース108、部材取扱データベース110を用いれば、Webクライアント302がネットワーク300を介してWebサーバ112にアクセスし、様々な情報を参照することができる。例えば、特定の建築部材を設置した複数の邸を参照したり、特定の邸に設置された建築部材を閲覧することができる。これによりメンテナンスに際する利便性が飛躍的に向上し、システムを有する建築会社のみならず、各地の事業所が情報を参照したり、顧客が自分の邸の建築部材の情報を参照することができる。また、webを用いた参照のみならず、電子メール(プッシュコンテンツ)や電子掲示板(プルコンテンツ)のような情報通知機能を構築することにより、顧客に対して点検の通知などを行うことができ、従来の郵送によるダイレクトメールより迅速性、簡便性および情報精度の向上を図ることができる。
特に、顧客がWebクライアント302からWebサーバ112にアクセスして自分の邸を指定したとき、部材管理データベース106を参照して特定の邸に設置された複数の建築部材202の部材コードおよび付加コードを抽出し、部材取扱データベース110を参照して建築部材のメンテナンス情報を抽出して、クライアントに抽出した情報を返すことが好ましい。
これにより、部材提供後に発生した追加や訂正すべき説明事項を反映させた最新のメンテナンス情報を提供することができる。また別途の発注システムを構築することにより、メンテナンス部品の購入や、補修作業の依頼を行うことができる。これにより、建築会社のメンテナンス担当はもちろん、顧客が自己の邸に設置されている建築部材のメンテナンス情報をいつでも参照することができる。したがって施工後の引渡時に現場監督が取扱説明書を収集し、整理して手渡す必要がなくなり、情報提供の煩雑性を改善することができる。また、顧客にとっても手間が軽減し、また常に最新の情報を得られることから、顧客満足度を高めることができる。
上記説明した如く、本実施形態によれば、設置確実性、記録信頼性、追跡性、および情報提供の煩雑性などの課題を解決し、実際に設置された建築部材、その建築部材の実際の位置、およびその建築部材の製造情報を容易にかつ正確に取得して、邸のメンテナンスや維持管理を効率よくかつ確実に行うことができる。
(第2実施形態)
本発明に係る建築部材の管理方法の他の実施形態について説明する。上記の第1実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
上記の第1実施形態においては、情報端末130を用いて、部材配置指示票116に記載された部材配置リストから邸識別番号と位置コードとを読み出し、部材コード担体204から部材コードを読み出して、情報端末130に内蔵された部材配置テーブル138と照合すると共に、部材配置実績データ140に格納していた。これに対し第2実施形態は、各データを部材配置実績データ140に格納してから部材配置テーブルと照合を行うものである。
図10は各データベースの最小限の項目を説明する図、図11は照合と記録の具体例を説明する図、図12は照合と記録を説明するフローチャートである。
図10および図11に示すように、各データベースの項目は上記第1実施形態と同様である(図2および図9参照)。ただし、部材配置テーブルと照合する対象が異なっており、部材配置実績データ140と照合を行う構成となっている。
図10、図11および図12のフローチャートを用いて、照合と記録の手順を詳細に説明する。施工者は部材配置指示票116(図3参照)を参照して建築部材202(例えば、洋室建具、キッチンセット、コンロ)の実際の設置位置(室番、室枝番)を確認し、その設置位置に移動して接近する(S142)。情報端末130で部材配置指示票116から該当する位置コードの情報を含んだバーコードを読み取ることにより、位置コードの情報を読み込む(S144)。次に、設置済みの建築部材202に付された部材コード担体204のバーコードを情報端末130で読み取ることにより、部材コードおよび付加コードを読み込む(S146)。
そして、部材配置指示票116から取得した位置コードの情報の1レコードごとに部材コード担体204から取得した部材コードおよび付加コードを順次にデータ連結し、情報端末130の記憶部136に部材配置実績データ140を作成して記憶する(S162)。具体的には、部材配置実績データ140は、位置コードについては部材配置指示票116から読み込んだものを格納し、部材コードおよび付加コードについては部材コード担体204から読み込んだものを格納する。また部材配置実績データ140の各レコードには、部材配置指示票116のバーコードから読み込んだ邸識別番号を連結して格納する。
一方、情報端末130には、邸識別番号を指定して、予め、部材配置テーブル138(邸識別番号、位置コード、部材コードを含む)が住宅メーカーデータベースからダウンロードして記憶部136に記録されている(図7のS110参照)。この部材配置テーブル138と、上述した部材配置実績データ140(邸識別番号、位置コード、部材コード)とを照合する(S164)。照合は、部材配置実績データ140の各データレコードに対して、邸識別番号、位置コード、部材コードのデータ項目が完全に一致する場合と一部でも異なる場合を区別するものである。
照合が成立したか否かの照合結果は、表示部142やスピーカ音などにより施工者に報知する(S150)。なお、照合結果にかかわらず、部材配置実績データ140に記憶した部材名、位置コード、部材コード、および付加コードの記録は維持する。
上記のように構成しても、第1実施形態と同様に、実際に設置された建築部材、その建築部材の実際の位置、およびその建築部材の製造情報を容易にかつ正確に取得することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態においては、部材管理データベース106と他のデータベースを部材コードおよび付加コードによって関連付けしている。ここで関連づけという用語は、一般にはリレーショナルデータベースのリレーション機能を用いることを想起させる。しかしリレーション機能は削除も連携することから使い勝手が悪いこともある。そこで、各データベースに共通に部材コードおよび付加コードを格納し、データベースエンジン104によって抽出する際に抽出条件(SQL文)で関連付けることでもよい。
本発明は、建物に設置される建築部材の設置時および設置後の管理方法として利用することができる。
建築部材の管理方法を実施するためのシステムを説明する図である。 各データベースの最小限の項目を説明する図である。 部材配置指示票の例を示す図である。 部材配置指示票116を設計図上に付記した例を示す図である。 情報端末の構成を説明する図である。 部材コード担体を説明する図である。 全体の流れを説明するフローチャートである。 照合と記録を説明するフローチャートである。 照合と記録の具体例を説明する図である。 各データベースの最小限の項目を説明する図である。 照合と記録の具体例を説明する図である。 照合と記録を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 …部材管理システム
102 …CADシステム
104 …データベースエンジン
106 …部材管理データベース
108 …部材詳細データベース
110 …部材取扱データベース
112 …Webサーバ
114 …設計図
116 …部材配置指示票
120 …システム端末
130 …情報端末
132 …リーダ部
134 …照合部
136 …記憶部
138 …部材配置テーブル
140 …部材配置実績データ
142 …表示部
144 …操作部
146 …報知部
200 …部材メーカ
202 …建築部材
202a …底面
202b …スリット
204 …部材コード担体
206 …粘着テープ
300 …ネットワーク
302 …Webクライアント

Claims (8)

  1. 建築部材の設置位置およびその位置を識別する位置コードを記録した部材配置指示票と、
    建物に設置される建築部材にあらかじめ取り付けられ該建築部材を識別する部材コードを記録した部材コード担体と、
    前記部材配置指示票および前記部材コード担体から情報を読み取る情報端末と、
    前記情報端末に備えられた記憶部と、
    邸ごとに設置される建築部材の位置コードと部材コードとを格納する部材管理データベースとを用いて、
    施工現場にて建築部材を設置した後に、前記情報端末を用いて、前記建築部材の部材コード担体から部材コードを読み取り、かつ前記部材配置指示票からその設置位置の位置コードを読み取ることにより、
    前記情報端末は、前記位置コードと部材コードとを関連付けた部材配置実績データを前記記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶された邸ごとの部材配置実績データを前記部材管理データベースに格納することを特徴とする建築部材の管理方法。
  2. 前記情報端末は、
    位置コードとその位置に設置する建築部材の部材コードとを対応づけて格納している部材配置テーブルと、
    使用者に情報を報知する報知部をさらに備え、
    施工現場にて建築部材を設置した後に、前記情報端末を用いて、前記建築部材の部材コード担体から部材コードを読み取り、かつ前記部材配置指示票からその設置位置の位置コードを読み取ることにより、
    前記情報端末は、前記部材配置テーブルを参照して前記位置コードと部材コードとを照合し、照合結果を前記報知部を用いて使用者に報知することを特徴とする請求項1に記載の建築部材の管理方法。
  3. 前記部材管理データベースに格納された邸ごとの部材配置実績データを参照し、特定の建築部材の部材コードを用いて、該部材コードの建築部材が設置された邸を抽出することを特徴とする請求項1に記載の建築部材の管理方法。
  4. 前記部材コード担体には部材コードと共にその部材を詳細に特定する付加コードが記録されており、
    前記情報端末は前記部材コード担体から前記部材コードおよび付加コードを読み取って前記記憶部に記憶し、
    前記部材管理データベースには前記位置コードと部材コード担体と付加コードとを関連付けており、
    建築部材の複数の属性からなる製造情報を該建築部材の部材コードおよび付加コードと関連付けて格納した部材詳細データベースとを用いて、
    前記部材詳細データベースから前記製造情報に特定の属性を含む建築部材の部材コードおよび付加コードを抽出し、
    前記部材管理データベースに格納された邸ごとの部材配置実績データを参照し、抽出した前記部材コードおよび付加コードを用いて、該建築部材が設置された邸を抽出することを特徴とする請求項1に記載の建築部材の管理方法。
  5. 前記部材管理データベースと、
    前記部材詳細データベースとを用いて、
    前記部材管理データベースに格納された部材配置実績データから特定の邸に設置された複数の建築部材の部材コードおよび付加コードを抽出し、該部材コードおよび付加コードを用いて前記部材詳細データベースを参照して、前記邸に設置された建築部材の製造情報を取得することを特徴とする請求項4に記載の建築部材の管理方法。
  6. 前記部材管理データベースと、
    前記部材詳細データベースと、
    前記部材管理データベースおよび前記部材詳細データベースに接続されたWebサーバを用いて、
    前記Webサーバはクライアントからの要求に応じて、
    前記製造情報に特定の属性を含む建築部材が設置された邸を抽出し、
    または特定の邸に設置された建築部材の製造情報を抽出して、
    前記クライアントに抽出した情報を返すことを特徴とする請求項4に記載の建築部材の管理方法。
  7. 前記部材管理データベースと、
    前記部材詳細データベースと、
    建築部材の少なくともメンテナンス情報を該建築部材の部材コードおよび付加コードと関連付けて格納した部材取扱データベースと、
    前記部材管理データベースおよび前記部材取扱データベースに接続されたWebサーバを用いて、
    前記Webサーバはクライアントからの要求に応じて、
    前記部材管理データベースを参照して特定の邸に設置された複数の建築部材の部材コードおよび付加コードを抽出し、前記部材取扱データベースを参照して前記建築部材のメンテナンス情報を抽出して、
    前記クライアントに抽出した情報を返すことを特徴とする請求項4に記載の建築部材の管理方法。
  8. 前記部材コード担体は近距離無線タグであって、
    前記建築部材にスリットを設け、該スリットに前記部材コード担体を収容し、前記スリットの開口部を粘着テープで封止してあり、
    前記建築部材を設置し、
    前記情報端末を用いて前記部材コード担体から部材コードを読み取った後に、
    前記粘着テープを剥離して前記部材コード担体を除去することを特徴とする請求項1に記載の建築部材の管理方法。
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