JP2009249100A - 物品管理システム - Google Patents

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正道 溝口
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Abstract

【課題】コストを抑える棚卸方法を実現する物品管理システムを提供する。
【解決手段】物品が格納される筐体と、物品に付される識別手段を読み取る読取装置と、筐体及び読取装置の少なくとも一方を移動させることによって、筐体と読取装置との相対的な位置関係を変更する移動装置と、読取装置及び移動装置を制御する制御装置と、を備える物品管理システムであって、筐体に格納される物品の保管状況を示す物品データを格納するデータ格納部を含み、制御装置は、演算処理をするプロセッサと、プロセッサに接続されるメモリと、を備え、データ格納部から物品データを読み出し、読取装置が識別手段を読み取り可能な範囲に位置する筐体が、当該筐体に格納された物品を確認すべき筐体であるか否かを判定し、筐体が格納された物品を確認すべき筐体であると判定した場合、読み出した物品データに基づいて、筐体に格納された物品を確認する。
【選択図】図1

Description

本発明は、計算機システムに関し、特に、保管された物品の保管状況の確認(棚卸)を行う物品管理システムに関する。
従来、書類を棚に保管する場合、書類が封入されたフォルダ毎に固有のIDを示すバーコードを貼り付けて、書類が格納される棚に書類の所在場所を示すIDのバーコードを貼り付ける。また、書類を棚に格納する場合、バーコードリーダを用いて書類フォルダのバーコードと、棚のバーコードとを読み取り、読み取り結果を書類管理システムに送り、書類フォルダと書類が格納される棚とを対応付けることによって、書類を管理する。
書類の棚卸をする場合、書類フォルダに貼り付けられたバーコードを1件毎に読み取り、読み取り結果を書類管理システムに送信する。送信された読み取り結果と、書類管理システムのデータベースとを突き合せて、書類の有無を確認する。
また、バーコードの代わりにRFIDタグを使用する方法として、特許文献1に記載されている方法が知られている。特許文献1に記載された方法は、書類が収容されたフォルダ毎に、固有の識別子を示すRFIDタグを貼り付け、書類が格納される棚に、RFIDタグの固有識別子を読み取るリーダを設置する。また、書類を棚に格納する場合、棚に設置されているリーダが書類フォルダの固有IDを読み取り、読み取り結果を書類管理システムに送信する。送信された読み取り結果と、棚とを対応付けることによって書類を管理する。
書類の棚卸を行う場合、棚に設置されているリーダが、当該棚に格納されている書類フォルダの固有IDを読み取り、読み取り結果を書類管理システムに送信する。送信された読み取り結果と、書類管理システムのデータベースとを突き合せて、書類の有無を確認する。
特開2005−306502号公報
前述したバーコードを用いた棚卸方法では、書類フォルダに貼り付けられたバーコードを1件毎に人手によって読み取るため、人手が必要であり、かつ、時間がかかっていた。また、バーコードの代わりにRFIDタグを用いる方法では、書類フォルダが格納される棚毎に、RFIDタグのリーダを設置するため、膨大なコストがかかっていた。
本発明は、前述した課題を解決し、人手を介さず自動で棚卸を行い、かつ、リーダの設置台数を必要最小限にすることによって、コストを最小に抑える棚卸方法を提供することを目的とする。
本発明は、物品が格納される筐体と、前記物品に付される識別手段を読み取る読取装置と、前記筐体及び前記読取装置の少なくとも一方を移動させることによって、前記筐体と前記読取装置との相対的な位置関係を変更する移動装置と、前記読取装置及び前記移動装置を制御する制御装置と、を備える物品管理システムであって、前記筐体に格納される物品の保管状況を示す物品データを格納するデータ格納部を含み、前記制御装置は、演算処理をするプロセッサと、前記プロセッサに接続されるメモリと、を備え、前記データ格納部から前記物品データを読み出し、前記読取装置が前記識別手段を読み取り可能な範囲に位置する筐体が、当該筐体に格納された物品を確認すべき筐体であるか否かを判定し、前記筐体が格納された物品を確認すべき筐体であると判定した場合、前記読み出した物品データに基づいて、前記筐体に格納された物品を確認する。
本発明によれば、大量に保管された書類を、人手を介さずに自動的に棚卸することが可能となり、かつ、コストを抑えて棚卸することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態のシステムの構成を示すブロック図である。
図1に示すシステムは、書庫102、リーダ103、データベース104、及び制御装置105を備える。
書庫102は、固有の識別子の情報が記録されているRFIDタグが貼り付けられた棚を備える。また、書庫102は、図1に示すように車輪(例えば、キャスター等)106を備え、地面に備え付けられたレール(図示省略)上を移動することが可能である。なお、書庫102の詳細は、図5を用いて後述する。
書庫102に格納される書類フォルダ101は、固有の識別子の情報が記録されているRFIDタグが貼り付けられたフォルダであり、書類が収容される。
図1に示すように、複数の書庫102は、チェーン(例えば、ローラーチェーン)107によって環状に連結されている。
リーダ103は、書類フォルダ101に貼り付けられたRFIDタグを読み取るRFIDリーダであり、書類フォルダ101に貼り付けられたRFIDタグを読み取り可能な範囲(例えば、RFIDタグとリーダ103との距離が70cm以内)に固定される。図1に示すように、書庫102の棚の位置に対応して、複数のリーダ103が備わっており、対応する位置の棚に格納されている書類フォルダ101に貼り付けられたRFIDタグを読み取る。なお、リーダ103は、アンテナ、無線部、及び制御部を備え、RFIDタグと通信することによって、RFIDに記録された情報を読み取る。
データベース104は、書類フォルダ101の保管状況を示す情報及び書類フォルダ101が格納された棚の位置情報を管理するデータベースであり、例えば、ハードディスク(HDD)等によって構成することができる。なお、リーダ103が読み取った情報が、データベース104に反映される。
なお、データベース104に格納されるデータは、制御装置105に接続される計算機に格納されてもよい。また、制御装置105のハードディスク1207にデータベース104が格納されてもよい。
制御装置105は、システム全体を制御する装置である。なお、制御装置105の構成は、図2を用いて後述する。
図1に示す例では、書庫102の棚の位置に対応して複数のリーダ103が備わっているが、一つの書庫102に一つのリーダ103が備わっていてもよい。この場合、一つのリーダ103が垂直方向に移動し、各棚に格納されている書類フォルダ101に貼り付けられたRFIDタグを読み取るようにする。
また、本実施の形態では、固有の識別子の情報が記録されている識別装置として、RFIDタグを用いているが、RFIDタグの代わりにバーコードを識別装置として用いてもよい。この場合、リーダ103にはバーコードリーダが用いられる。
図2は、本発明の実施の形態の制御装置105のハードウェアのブロック図である。
制御装置105は、プロセッサ(CPU)1201、メモリ1202、入力装置1203、出力装置1204、インタフェース1205、及びインタフェース1206を備える。
CPU1201は、メモリ1202に格納されているプログラムを実行し、ハードウェア全体を制御するプロセッサである。
メモリ1202は、CPU1201によって実行されるプログラムを格納する。メモリ1202は、例えば、Random Access Memory(RAM)のような半導体メモリで構成することができる。また、ハードディスク1207に格納されたプログラム及びデータが必要に応じて読み出され、メモリ1202に格納される。
入力装置1203は、ユーザによる情報の入力を受け付ける。入力装置1203は、例えば、キーボード及び/又はマウス等を含む。
出力装置1204は、ユーザへの情報を表示する。出力装置1204は、例えば、液晶表示装置のようなディスプレイ装置又はプリンタ等を含む。
インタフェース1205は、リーダ103と接続する。インタフェース1206は、データベース104と接続する。
ハードディスク1207は、プログラム及びデータ等を格納する。
図3は、本発明の実施の形態の書庫102の平面図である。
図3に示すように、複数の書庫102は、チェーン107によって環状に連結されている。また、連結された複数の書庫102は、駆動装置201によって、回転移動する。
駆動装置201は、制御装置105から書庫102を移動させる指示を受け付けることによって、連結されている書庫102を回転移動させる。駆動装置201は、モータ及び歯車(例えば、スプロケット)を備え、歯車及びチェーン107を噛み合わせることによって、駆動させたモータの動力を伝える。チェーン107によって連結された書庫102は、伝えられた動力によって回転移動する。
図4は、本発明の実施の形態の書庫102の正面図である。
書庫102は、少なくとも一つの棚板305を備え、それぞれの棚板305に、棚の位置を示すRFIDタグ302が貼り付けられている。各棚板305には書類フォルダ101が格納され、書類フォルダ303の背面には、書類フォルダ303に固有の識別子が記録されたRFIDタグ304が貼り付けられている。リーダ103は、棚板のRFIDタグ302を読み取ることによって、棚板の位置を認識し、書類フォルダ303のRFIDタグ304を読み取ることによって、当該棚板に当該書類フォルダ303が格納されていることを認識することができる。
なお、図4に示す例では、RFIDタグ304は、書類フォルダ303の背面に貼り付けられているが、書類フォルダ303が書庫102に格納された状態で、書庫102の正面から視認不能な位置に貼り付けられてもよい。例えば、RFIDタグ304は、書類フォルダ303に収容されている書類に貼り付けることができる。
図5Aは、本発明の実施の形態のデータベース104に格納される棚情報402の説明図である。
棚情報402は、書庫102を構成する棚の情報であり、棚固有ID601、棚卸対象602、棚卸実施603、及び棚卸実施日604を含む。なお、図5Aに示す棚情報402の1行分のデータを一つのレコードとする。
棚固有ID601は、棚の位置を識別する固有の識別子である。棚卸対象602は、棚卸を行う対象であるか否かを示す情報である。棚卸実施603は、棚卸が実施されたか否かを示す情報である。棚卸実施日604は、棚卸が最後に実施された日付である。
棚の情報を棚情報402に登録する場合、棚固有ID601には棚の位置を識別する固有の識別子が格納され、棚卸対象602には棚卸を行う対象であるか否かを示す情報が格納され、棚卸実施603には「未済」が格納される。なお、棚卸実施日604には値が格納されない。
また、棚卸が実施された場合、棚卸実施603が「済み」に更新され、棚卸実施日604に棚卸を実施した日付が格納される。
図5Aに示す例では、棚情報402の第1行目のレコードの棚固有ID601、棚卸対象602、棚卸実施603、及び棚卸実施日604には、それぞれ「T00101」、「対象」、「済み」及び「2007/12/01」が格納されている。この場合、固有の識別子が「T00101」である棚は、棚卸を実施する対象の棚であり、2007年12月1日に最後に棚卸が実施されたことを示す。
図5Bは、本発明の実施の形態のデータベース104に格納される書類情報403の説明図である。
書類情報403は、書類フォルダ101の保管状況を示す情報であり、書類固有ID605、格納有無606、棚固有ID607、棚卸結果有無608、棚位置正誤609、棚卸実施日610及び書類存在棚ID611を含む。なお、図5Bに示す書類情報403の1行分のデータを一つのレコードとする。
書類固有ID605は、書類フォルダ101を識別する固有の識別子である。格納有無606は、書類フォルダ101が書庫102に格納されているか否かを示す情報である。棚固有ID607は、書類フォルダ101が格納されている棚の位置を識別する固有の識別子である。棚卸結果有無608は、棚卸が実施された結果を示す情報である。棚位置正誤609は、書類フォルダ101が格納されている棚が正しいか否かを示す情報である。棚卸実施日610は、棚卸が最後に実施された日である。書類存在棚ID611は、書類フォルダ101が実際に格納されている棚の位置を識別する固有の識別子である。
書類フォルダ101の情報を書類情報403に登録する場合、書類固有ID605には書類フォルダ101を識別する固有の識別子が格納され、格納有無606には「有り」が格納され、棚固有ID607には書類フォルダ101が格納される棚の棚固有ID601が格納される。なお、棚卸結果有無608、棚位置正誤609、棚卸実施日610及び書類存在棚ID611には値が格納されない。
また、棚卸が実施された場合、棚卸結果有無608、棚位置正誤609、棚卸実施日610及び書類存在棚ID611に格納される値が更新される。
図5Bに示す例では、書類情報403の第1行目のレコードの書類固有ID605、格納有無606、棚固有ID607、棚卸結果有無608、棚位置正誤609、棚卸実施日610及び書類存在棚ID611には、それぞれ「S001001」、「有り」、「T00101」、「有り」、「正」、「2008/1/1」、及び「―」が格納されている。この場合、固有の識別子が「S001001」である書類フォルダ101は、「T00101」の棚に格納されており、2008年1月1日に棚卸を実施した結果、正しい棚の位置に格納されていることを示す。
なお、本実施の形態では、図5Aに示す棚情報402及び図5Bに示す書類情報403に格納されている情報を一覧にして管理者に表示することによって、棚卸結果の情報と、書類フォルダ101が格納されている棚の位置が合っているかの情報とを管理者が把握することができる。
図6は、本発明の実施の形態の棚卸処理のフローチャートである。
図6に示す棚卸処理は、CPU1201が、メモリ1202に格納されている各種プログラムを実行することによって実行される。なお、棚卸処理は、予め設定されている所定の時刻に実行されてもよい。
まず、CPU1201は、データベース104を参照し、棚情報402の棚卸対象602に「対象」の値が格納されているレコードに対応する棚から、最初に棚卸を実施する棚を読み取りの対象の棚として決定する(501)。なお、最初に棚卸を実施する棚を決定する場合、棚卸対象602に「対象」の値が格納されているレコードのうち、最初に登録されているレコードに対応する棚を、最初に棚卸を実施する棚として決定してもよい。また、棚卸対象602に「対象」の値が格納されているレコードの順番を棚の移動が最も少なくなるように並び替えて、最も効率よく棚卸を実施できる順序を決定してもよい。
次に、CPU1201は、駆動装置201に書庫102を移動させる指示を送信し、読み取りの対象となる棚が備わっている書庫102を、リーダ103が読み取り可能な範囲に移動させる(502)。
なお、ステップ502では、CPU1201が、駆動装置201に指示を送信する前に、データベース104を参照し、書庫102を移動させる必要があるか否かを判定してもよい。例えば、リーダ103が読み取り可能な範囲に位置する棚のRFIDタグ302を読み取り、読み取られたRFIDタグ302の識別子と、ステップ501で決定した棚の棚固有ID601とを比較することによって、書庫102を移動させる必要があるか否かを判定することができる。書庫102を移動させる必要があると判定した場合、CPU1201は、駆動装置201に書庫102を移動させる指示を送信する。
次に、CPU1201は、ステップ502で移動させた書庫102を構成する棚のRFIDタグ302の識別子を読み取る(503)。
次に、CPU1201は、ステップ503で読み取られたRFIDタグ302に記録された識別子の情報に基づいてデータベース104を参照し、棚情報402の棚卸対象602が「対象」あるか否かを判定する(504)。
棚卸を実施する対象の棚である場合、処理はステップ505に進む。一方、棚卸を実施する対象の棚でない場合、処理はステップ510に進む。
次に、CPU1201は、ステップ504で棚卸を実施する対象であると判定した棚に格納されている書類フォルダ101のRFIDタグ304を全て読み取る(505)。
次に、CPU1201は、ステップ505で読み取られた書類フォルダ101のRFIDタグ304に記録された識別子に該当するレコードを、データベース104から抽出し、抽出されたレコードの棚卸結果有無608、棚位置正誤609、及び棚卸実施日610を更新する(506)。
次に、CPU1201は、ステップ506で更新されたレコードのうち、棚位置正誤609が「誤」であるレコードの書類存在棚ID611に、ステップ503で読み取られた棚固有IDを格納する(507)。
具体的には、まず、CPU1201は、書類固有ID605がステップ505で読み取られた書類フォルダ101のRFIDタグ304に記録された識別子と一致するレコードをデータベース104の書類情報403から抽出し、抽出されたレコードの棚卸結果有無608に「有り」を格納し、棚卸実施日610に棚卸を実施した日付を格納する。次に、CPU1201は、抽出されたレコードの棚固有ID607と、ステップ503で読み取られた棚固有IDとが一致するか否かを判定する。抽出されたレコードの棚固有ID607と、ステップ503で読み取られた棚固有IDとが一致する場合には、棚位置正誤609に「正」を格納する。一方、抽出されたレコードの棚固有ID607と、ステップ503で読み取られた棚固有IDとが一致しない場合には、棚位置正誤609に「誤」を格納し、ステップ503で読み取られた棚固有IDを書類存在棚ID611に格納する。
次に、CPU1201は、ステップ503で読み取られた棚に格納されている書類フォルダ101のうち、ステップ505で読み取られなかった書類フォルダ101の固有の識別子に書類固有ID605が一致するレコードをデータベース104から抽出し、抽出されたレコードの棚卸結果有無608及び棚卸実施日610を更新する(508)。
具体的には、まず、CPU1201は、ステップ503で読み取られた棚固有IDに格納されている書類フォルダ101に対応する書類情報403のレコードのうち、棚卸結果有無608に「無し」が格納されているか、又は、棚卸実施日610がその日でないレコードを抽出し、抽出されたレコードの棚卸結果有無608に「無し」を格納する。次に、CPU1201は、抽出されたレコードの棚卸実施日610に棚卸を実施した日付を格納する。
次に、CPU1201は、ステップ503で読み取られた棚に該当する棚情報402のレコードをデータベース104から抽出し、抽出されたレコードの棚卸実施603に「済み」を格納し、棚卸実施日604に棚卸を実施した日付を格納する(509)。
次に、CPU1201は、棚情報402の次のレコードが存在するか否かを判定する(510)。次のレコードが存在する場合、次のレコードを読み取りの対象の棚として、処理はステップ502に戻る。次のレコードが存在しない場合、終了する。
なお、ステップ507では、抽出されたレコードの棚固有ID607と、ステップ503で読み取られた棚固有IDとが一致しない場合には、棚位置正誤609に「誤」を格納し、ステップ503で読み取られた棚固有IDを書類存在棚ID611に格納しているが、棚位置正誤609に「正」を格納し、ステップ503で読み取られた棚固有IDを棚固有ID607に格納してもよい。すなわち、異なる棚に格納されている書類フォルダ101の保管状況を最新の保管状況として、書類情報403を更新してもよい。
本発明の実施の形態では、リーダ103がRFIDタグを読み取り可能な範囲に、書庫102を移動させているが、図7に示すように、書庫102の周りに沿って、リーダ103が移動してもよい。例えば、リーダ103が車輪(例えば、キャスター等)を備え、地面に備え付けられたレール上を移動することによって、書庫102の周りに沿って移動することができる。また、リーダ103は、制御装置105から無線を用いて指示を受けることによって、書庫102の周りに沿って移動する自走式の装置である。この場合、リーダ103は、地面に設定されているラインを検知するセンサを備え、センサが検知したラインに沿って移動することによって、書庫102の周りに沿って移動してもよい。
また、本発明の実施の形態では、書庫102は、チェーン107等によって環状に連結されているが、図8に示すように、書庫102を連結させずに一つずつ書庫102を、リーダ103がRFIDタグを読み取り可能な範囲に移動させてもよい。この場合、書庫102は、制御装置105から無線を用いて指示を受けることによって、リーダ103がRFIDタグを読み取り可能な範囲に移動する自走式の装置である。
また、本発明の実施の形態では、書庫102は、水平方向に移動しているが、垂直方向に移動するもの(例えば、立体倉庫)でもよい。
また、本発明の実施の形態では、書類を用いる例を説明したが、本発明は書類だけでなく、工場内で管理されている部品を管理するために用いることができる。
本発明の実施形態では、大量に保管された書類を、人手を介さずに棚卸が可能となり、かつ、コストも最小に抑える棚卸が可能となる。
本発明の実施の形態のシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の制御装置のハードウェアのブロック図である。 本発明の実施の形態の書庫の平面図である。 本発明の実施の形態の書庫の正面図である。 本発明の実施の形態のデータベースに格納される棚情報の説明図である。 本発明の実施の形態のデータベースに格納される書類情報の説明図である。 本発明の実施の形態の棚卸処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態の書庫の変形例を示す平面図である。 本発明の実施の形態の書庫の変形例を示す平面図である。
符号の説明
101 書類フォルダ
102 書庫
103 リーダ
104 データベース
105 制御装置
201 駆動装置
302 棚のRFIDタグ
304 書類フォルダのRFIDタグ
1201 CPU
1202 メモリ
1203 入力装置
1204 出力装置
1205 インタフェース
1206 インタフェース
1207 ハードディスク

Claims (5)

  1. 物品が格納される筐体と、前記物品に付される識別手段を読み取る読取装置と、
    前記筐体及び前記読取装置の少なくとも一方を移動させることによって、前記筐体と前記読取装置との相対的な位置関係を変更する移動装置と、
    前記読取装置及び前記移動装置を制御する制御装置と、を備える物品管理システムであって、
    前記筐体に格納される物品の保管状況を示す物品データを格納するデータ格納部を含み、
    前記制御装置は、
    演算処理をするプロセッサと、前記プロセッサに接続されるメモリと、を備え、
    前記データ格納部から前記物品データを読み出し、
    前記読取装置が前記識別手段を読み取り可能な範囲に位置する筐体が、当該筐体に格納された物品を確認すべき筐体であるか否かを判定し、
    前記筐体が格納された物品を確認すべき筐体であると判定した場合、前記読み出した物品データに基づいて、前記筐体に格納された物品を確認することを特徴とする物品管理システム。
  2. 前記制御装置は、
    前記読取装置が前記識別手段を読み取り可能な範囲に位置する筐体が、当該筐体に格納された物品を確認すべき筐体であると判定した場合、前記筐体に格納されている物品に付された識別手段を読み取り、
    前記識別手段の読み取り結果と、前記読み出された物品データとを比較することによって、前記読み取られた識別手段に対応する物品が当該筐体に格納されているか否かを、及び、前記読み取られた識別手段に対応する物品が格納される筐体が正しいか否かを判定し、
    前記判定結果に基づいて、前記物品データを更新することを特徴とする請求項1に記載の物品管理システム。
  3. 前記制御装置は、前記読取装置が前記識別手段を読み取り可能な範囲に位置する筐体が、当該筐体に格納された物品を確認すべき筐体ではないと判定した場合、前記格納された物品を確認すべき筐体を前記読取装置が前記識別手段を読み取り可能な範囲に移動させることを特徴とする請求項2に記載の物品管理システム。
  4. 前記筐体は、その複数が連動して移動するように他の筐体と連結され、
    前記制御装置は、前記複数の筐体を移動させることを特徴とする請求項3に記載の物品管理システム。
  5. 前記筐体は、前記物品を格納する少なくとも一つの棚を備え、
    前記読取装置は、RFIDリーダであり、
    前記識別手段は、RFIDタグであり、
    前記RFIDタグは、前記物品が前記棚に格納された状態で、前記棚の正面から視認不能な位置に付され、
    前記RFIDリーダが前記棚毎に備わることによって、前記RFIDリーダが前記RFIDタグを読み取り可能な範囲が、前記棚毎に設定されることを特徴とする請求項4に記載の物品管理システム。
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CN110909835A (zh) * 2019-12-02 2020-03-24 广州供电局有限公司 变电站图纸管理系统、方法和装置
JP2021123463A (ja) * 2020-02-05 2021-08-30 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 倉庫作業支援装置

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