JP2021123463A - 倉庫作業支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】店舗のバックヤードで行われる出庫作業を支援する。【解決手段】倉庫管理装置は、バックヤードに配置された複数の可搬型の棚Rの各々について、当該棚Rに収納されている商品と対応付けることにより、商品位置管理テーブルを作成する。また、倉庫管理装置は、売り場SFで販売されている個数が所定数以下となった商品を特定する。当該商品を特定すると、当該商品が収納されている棚を、商品位置管理テーブルを参照して特定する。そして、特定した棚を、バックヤード内に確保された作業エリアWAであって、店員が出庫作業を行うための作業エリアWAに、AGV3を使って運搬させる。【選択図】図1

Description

本発明は、倉庫作業を支援するための装置に関する。
従来、倉庫内の入出庫作業を支援するためのシステムが知られている。例えば、特許文献1には、物流センタ等の大規模な倉庫において、無人搬送車を使って物品を自動的に搬送するためのシステムが記載されている。
特表2019−527657号公報
物流センタ等の大規模な倉庫に限らず、一般の店舗のバックヤードでも、倉庫作業の支援に対するニーズがある。
一般の店舗には、工場で生産された商品が梱包資材に梱包された状態で配送される。そして、配送された商品は、梱包資材に梱包された状態のまま一旦バックヤード内に保管され、その後、必要に応じて梱包資材が開封されて売り場に陳列される。
一般の店舗では、その店舗の特性上、狭いバックヤードに多数の商品を配置する傾向がある。そのため、梱包資材が天井近くまで高く積み上げられて、商品の上げ下ろしに多大な作業負荷がかかる場合がある。また、商品の場所は粗くしか管理されていないため、店員が商品を探すのに多くの時間がかかることがある。商品が売り場から無くなった場合には、店員はバックヤードに移動して商品を探索する必要があるが、早急に商品を見つけられないと、販売機会の損失につながるおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、店舗のバックヤードで行われる出庫作業を支援することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る倉庫作業支援装置は、バックヤードに配置された複数の可搬型の棚の各々について、当該棚に収納されている商品と対応付けることにより、商品位置管理テーブルを作成する商品位置管理部と、売り場で販売されている個数が所定数以下となった商品を特定する商品特定部と、前記特定された商品が収納されている棚を、前記商品位置管理テーブルを参照して特定する棚特定部と、前記特定された棚を、前記バックヤード内に確保された作業エリアであって、店員が出庫作業を行うための作業エリアに、無人搬送車を使って運搬させる第1運搬指示部とを備える。
好ましい態様において、前記商品特定部は、前記売り場で販売されている各商品の個数を管理するための売り場在庫管理装置により、欠品したと判定された商品を特定する。
別の好ましい態様において、前記商品特定部は、前記店員により携帯される店員利用端末において、前記店員により入力された品薄商品を特定する。
別の好ましい態様において、前記倉庫作業支援装置は、前記特定された商品を品出し候補管理テーブルに登録する品出し候補管理部をさらに備え、前記棚特定部は、前記品出し候補管理テーブルに登録されている商品のうち、前記店員により携帯される店員利用端末において、前記店員により選択された商品が収納されている棚を、前記商品位置管理テーブルを参照して特定する。
別の好ましい態様において、前記商品位置管理部は、前記複数の棚の各々について、当該棚が有する複数の収納場所の各々に、当該収納場所に収納されている商品を対応付けることにより、前記商品位置管理テーブルを作成し、前記倉庫作業支援装置は、前記特定された商品が収納されている収納場所を、前記商品位置管理テーブルを参照して特定する収納場所特定部と、前記特定された収納場所を、前記作業エリアに設置された作業端末に表示させる表示指示部とをさらに備える。
別の好ましい態様において、前記複数の棚に収納されている各商品には、商品IDが記録されたRFIDタグが取り付けられており、前記倉庫作業支援装置は、前記複数の棚の各々を、前記無人搬送車を使って、前記バックヤードに設置されたRFIDアンテナ装置の前を通過させる第2運搬指示部と、前記RFIDアンテナ装置により読み取られた商品IDを取得して、倉庫在庫管理テーブルに記録する在庫管理部とをさらに備える。
本発明によれば、店舗のバックヤードで行われる出庫作業を支援することができる。
倉庫作業支援システム100が利用される店舗Sの平面図 棚Rの外観を示す図 倉庫作業支援システム100の構成を示すブロック図 AGV3の外観を示す斜視図 AGV3が棚Rを積載する方法を示す図 RFIDアンテナ装置7の外観を示す斜視図 倉庫管理装置8の構成を示すブロック図 棚位置管理テーブルT1の一例を示す図 AGV管理テーブルT2の一例を示す図 商品位置管理テーブルT3の一例を示す図 品出し候補管理テーブルT4の一例を示す図 倉庫在庫管理テーブルT5の一例を示す図 入庫作業時の動作を示すシーケンス図 入庫作業時の動作を示すシーケンス図 欠品商品の出庫作業時の動作を示すシーケンス図 欠品商品の出庫作業時の動作を示すシーケンス図 表示画面の一例を示す図 品出し候補登録時の動作を示すシーケンス図 品薄商品の出庫作業時の動作を示すシーケンス図 品薄商品の出庫作業時の動作を示すシーケンス図 品出し候補リスト画面の一例を示す図 棚卸し作業時の動作を示すシーケンス図
1.実施形態
1−1.構成
本発明の一実施形態に係る倉庫作業支援システム100について説明する。この倉庫作業支援システム100は、店舗のバックヤードで行われる入出庫作業と棚卸し作業を支援するためのシステムである。図1は、この倉庫作業支援システム100が利用される店舗Sの平面図である。
同図に示す店舗Sは、売り場SFとバックヤードBを有する。バックヤードBには、商品を収納するための複数の棚Rが配置されている。また、バックヤードBには、店員が入出庫作業を行うための作業エリアWAが確保されている。この作業エリアWAは、バックヤードBと売り場SFを結ぶ通用口Eの近傍に確保されている。また、バックヤードBには、後述するAGV(Automatic Guided Vehicle)3が待機、充電するための待機エリアSAが確保されている。この待機エリアSAは、バックヤードBの隅に確保され、AGV3用の充電器が配置されている。
図2は、棚Rの外観を示す図である。図2(a)は、棚Rの正面図であり、図2(b)は、棚Rの背面図である。同図に示す棚Rは、4本の棚柱R1〜R4と、1枚の底板R5と、3枚の棚板R6〜R8により構成されている。この棚Rは、正面側に8箇所、背面側に8箇所の合計16箇所の収納場所SSを有する。各収納場所SSには、商品を収容する段ボール箱CBが配置されている。また、この棚Rの底板R5と棚板R6〜R8の長手側面には、バーコードラベルBLが2枚ずつ取り付けられている。各バーコードラベルBLは、収納場所SSごとに取り付けられており、バーコードラベルBLに記載されているバーコードは、対応する収納場所SSを一意に特定するための収納場所IDを表している。ここで、この収納場所IDは、その収納場所SSを有する棚Rを一意に特定するための棚IDと、その棚Rにおいてその収納場所SSを一意に特定するためのIDの組み合わせにより構成されている。そのため、収納場所IDを特定すれば、当該収納場所IDにより識別される収納場所SSを有する棚Rを特定することができる。
この棚Rは、可搬型の棚であり、後述するように、AGV3により運搬される。
次に、図3は、倉庫作業支援システム100の構成を示すブロック図である。同図に示す倉庫作業支援システム100は、作業端末1、RFIDリーダ2、複数のAGV3、AGVコントローラ4、売り場在庫管理装置5、複数の店員利用端末6、RFIDアンテナ装置7及び倉庫管理装置8を備える。
作業端末1は、作業エリアWAに設置された端末装置である。この作業端末1は、入力装置と表示装置を備え、入出庫作業又は棚卸し作業を行う店員により操作される。また、この作業端末1は、通信装置を備え、RFIDリーダ2及び倉庫管理装置8と有線又は無線で通信を行う。
RFIDリーダ2は、作業エリアWAに配置された携帯型のRFIDリーダである。このRFIDリーダ2は、入出庫作業を行う店員により利用される。具体的には、商品に取り付けられたRFIDタグから商品IDを読み取るために利用されたり、棚Rに取り付けられたバーコードラベルBLからバーコードを読み取るために利用されたりする。このRFIDリーダ2は、通信装置を備えており、作業端末1と有線又は無線で通信を行う。
AGV3は、棚Rを運搬するための無人搬送車である。図4は、このAGV3の外観を示す斜視図である。同図に示すAGV3は、略直方体形状の本体装置31と、本体装置31の中央に設けられた略円柱形状の積載装置32と、本体装置31の底面に設けられたカメラ33(図示略)及び駆動輪34(図5参照)と、本体装置31に収容された通信装置35(図示略)を備えている。
積載装置32は、その軸方向に昇降可能となっており、その上面321に棚Rを積載する。棚Rを積載する際、AGV3は、棚Rの下に潜り込み(図5(a)参照)、積載装置32を上昇させることによって棚Rを積載する(図5(b)参照)。AGV3は、棚Rを積載した状態で走行することによって棚Rを運搬する。そして、AGV3は、目的地に着くと、積載装置32を下降させることによって棚Rを荷下ろしする。
カメラ33は、バックヤードBの床面に貼られた2次元コードラベルから2次元コードを読み取るために使用される。バックヤードBの床面は、格子状に区切られており、各格子の中央には2次元コードラベルが貼られている。各2次元コードラベルには、位置情報を表す2次元コードが記載されている。AGV3は、この2次元コードをカメラ33で読み取ることにより、自己の現在位置を特定する。
通信装置35は、AGVコントローラ4を介して、倉庫管理装置8と無線で通信を行う。
次に、AGVコントローラ4は、AGV3と倉庫管理装置8の間で行われる無線通信を中継する中継装置である。
売り場在庫管理装置5は、売り場SFで販売されている各商品の個数を管理するための情報処理装置である。この売り場在庫管理装置5は、売り場在庫管理テーブル(図示略)を記憶している。この売り場在庫管理テーブルには、売り場SFで販売されている各商品の商品IDとその個数が対応付けて記録されている。売り場在庫管理装置5は、店員利用端末6から品出し完了通知を受信すると、品出しされた商品の個数を、品出しされた個数だけ、売り場在庫管理テーブルにおいて増加させる。逆に、売り場SFの決済端末(図示略)から決済完了通知を受信すると、購入された商品の個数を、購入された個数だけ、売り場在庫管理テーブルにおいて減少させる。このようにして売り場在庫管理装置5は、売り場SFで販売されている各商品の個数を管理する。
また、売り場在庫管理装置5は、売場在庫管理テーブルを監視し、いずれかの商品の個数が零になると、欠品通知を店員利用端末6と倉庫管理装置8に送信する。この欠品通知には、欠品した商品の商品IDが含まれる。
この売り場在庫管理装置5は、通信装置を備えており、店員利用端末6と無線で通信を行うとともに、倉庫管理装置8と有線又は無線で通信を行う。
次に、店員利用端末6は、店員により利用される携帯型の情報処理装置である。具体的には、例えば、タブレット端末やスマートフォンである。この店員利用端末6は、RFIDリーダを備え、商品に取り付けられているRFIDタグから商品IDを読み取ることができる。また、この店員利用端末6は、売り場在庫管理装置5及び倉庫管理装置8と無線で通信を行う。
RFIDアンテナ装置7は、バックヤードBに設置された、RFIDタグの読み取り装置である。このRFIDアンテナ装置7は、棚卸し作業の際に利用される。図6は、このRFIDアンテナ装置7の外観を示す斜視図である。同図に示すRFIDアンテナ装置7は、略梯子状のフレーム71と、フレーム71に取り付けられた複数のRFIDアンテナ72、制御装置73(図示略)及び通信装置74(図示略)とにより構成される。
フレーム71は、2本の支柱711と、2本の支柱711の各々の下端に取り付けられた脚部712と、2本の支柱711の間に架け渡された6本の梁713〜718により構成される。
RFIDアンテナ72は、UHF帯の周波数を利用して、商品に取り付けられたRFIDタグから商品IDを読み取るための平面アンテナである。このRFIDアンテナ72は、梁714〜717の各々に2台ずつ取り付けられている。各RFIDアンテナ72の取り付け位置は、RFIDアンテナ装置7に対して棚Rを相対させたときに、各RFIDアンテナ72が、それぞれ異なる収納場所SSに対向するような位置となっている。各RFIDアンテナ72は、狭指向性を有し、RFIDアンテナ装置7に棚Rを相対させたときに、正面に位置する商品のRFIDタグを中心として、放射状に、商品IDを読み取るようになっている。
通信装置74は、倉庫管理装置8と有線又は無線で通信を行う。
次に、倉庫管理装置8は、入出庫作業と棚卸し作業を制御して、倉庫作業を支援するための情報処理装置である。図7は、この倉庫管理装置8の構成を示すブロック図である。同図に示す倉庫管理装置8は、CPU等の制御装置81と、HDD等の記憶装置82と、NIC等の通信装置83を備える。
これらの装置のうち、記憶装置82は、倉庫管理プログラムPに加えて、棚位置管理テーブルT1、AGV管理テーブルT2、商品位置管理テーブルT3、品出し候補管理テーブルT4及び倉庫在庫管理テーブルT5を記憶する。以下、各テーブルについて説明する。
なお、上記の倉庫管理プログラムPは、非一時的な記憶媒体やインターネット等のネットワークを介して頒布可能なプログラムである。
棚位置管理テーブルT1は、各棚Rの設置位置を管理するためのテーブルである。図8は、この棚位置管理テーブルT1の一例を示す図である。この棚位置管理テーブルT1には、棚Rの棚IDと、その棚Rの設置位置と、その棚Rが運搬中であるか否かを示す運搬中フラグとが対応付けて格納される。
AGV管理テーブルT2は、各AGV3の状況を管理するためのテーブルである。図9は、このAGV管理テーブルT2の一例を示す図である。このAGV管理テーブルT2には、AGV3を一意に特定するためのAGVIDと、そのAGV3が棚Rを運搬中であるか否かを示す運搬中フラグとが対応付けて格納される。
商品位置管理テーブルT3は、各収納場所SSに収納されている商品を管理するためのテーブルである。図10は、この商品位置管理テーブルT3の一例を示す図である。この商品位置管理テーブルT3には、収納場所IDと、その収納場所IDにより識別される収納場所SSに収納された商品の商品IDと、その商品の個数とが対応付けて格納される。なお、本明細書において商品IDとは、商品の最小管理単位(Stock Keeping Unit)を識別するための情報である。
品出し候補管理テーブルT4は、品出し候補となっている商品を管理するためのテーブルである。図11は、この品出し候補管理テーブルT4の一例を示す図である。この品出し候補管理テーブルT4には、品出し候補の商品の商品IDと、売り場SFに陳列されているその商品の個数と、その商品が運搬中又は運搬済みであるか否かを示す運搬中フラグとが対応付けて格納される。
倉庫在庫管理テーブルT5は、バックヤードBに保管されている商品の在庫を管理するためのテーブルである。図12は、この倉庫在庫管理テーブルT5の一例を示す図である。この倉庫在庫管理テーブルT5には、バックヤードBに保管されている商品の商品IDと、その商品の個数とが対応付けて格納される。
以上が各テーブルについて説明である。
次に、制御装置81について説明する。この制御装置81は、記憶装置82に記憶されている倉庫管理プログラムPを実行することにより、入庫処理部811、出庫処理部812、品出し候補管理部813及び棚卸し処理部814という機能を実現する。以下、各機能について説明する。
入庫処理部811は、店舗Sに配送された商品を棚Rに収納するための処理を実行する。具体的には、第1に、商品を収納するための棚Rを、AGV3を使って作業エリアWAに運搬させる。第2に、運搬された棚Rの収納場所SSに店員により商品が収納されると、当該収納場所SSと当該商品とを、商品位置管理テーブルT3において紐づける。第3に、商品が収納された棚Rを、AGV3を使って元の位置に運搬させる。
出庫処理部812は、棚Rに収納されている商品を出庫するための処理を実行する。具体的には、第1に、売り場SFで販売されている個数が所定数以下となった商品を特定する。具体的には、売り場在庫管理装置5により欠品した判定された商品を特定する。または、店員利用端末6において店員により品薄と入力された商品を特定する。第2に、特定した商品を収納するための棚Rを、AGV3を使って作業エリアWAに運搬させる。第3に、運搬された棚Rから店員により商品が取り出されると、当該商品の減少を商品位置管理テーブルT3に反映させる。第4に、商品が取り出された棚Rを、AGV3を使って元の位置に運搬させる。
品出し候補管理部813は、店員利用端末6において店員により品薄と入力された商品を、品出し候補管理テーブルT4に登録する。
棚卸し処理部814は、棚Rに収納されている商品の棚卸しを行うための処理を実行する。第1に、各棚Rを、AGV3を使って、RFIDアンテナ装置7の前を通過させる。第2に、棚Rの通過に伴い、RFIDアンテナ装置7により読み取られる商品IDを取得して、倉庫在庫管理テーブルT5に記録する。
以上が制御装置81についての説明である。
1−2.動作
次に、倉庫作業支援システム100の動作について説明する。具体的には、入庫作業の動作と、出庫作業時の動作と、品出し候補登録時の動作と、棚卸し作業時の動作について説明する。これらの動作のうち、出庫作業時の動作については、欠品商品の出庫作業時の動作と、品薄商品の出庫作業時の動作に分けて説明する。
1−2−1.入庫作業時の動作
図13及び図14は、入庫作業時の動作を示すシーケンス図である。
店舗Sに商品が配送されると、店員は当該商品を棚Rに収納する。そのために店員は、作業端末1を操作して、倉庫管理装置8に対して入庫要求を送信する(ステップSa1)。
倉庫管理装置8の入庫処理部811は、この入庫要求を受信すると、その商品を収納可能な棚Rを特定する(ステップSa2)。具体的には、第1に、商品位置管理テーブルT3を参照して、1以上の収納場所SSが空いている棚Rを特定する。ここで、空いている収納場所SSとは、いずれの商品も収納されていない収納場所SSのことである。第2に、特定した棚Rのうち、棚位置管理テーブルT1を参照して、運搬中でない棚Rであって、作業エリアWAから最も近い棚Rを特定する。
棚Rを特定すると、次に入庫処理部811は、特定した棚Rを運搬するためのAGV3を特定する(ステップSa3)。具体的には、AGV管理テーブルT2を参照して、棚Rを運搬中でないAGV3を特定する。
AGV3を特定すると、次に入庫処理部811は、特定したAGV3の現在位置を特定する(ステップSa4)。具体的には、特定したAGV3に対して位置要求を送信し、返信されてくる位置情報を受信することで現在位置を特定する。
AGV3の位置を特定すると、次に入庫処理部811は、特定した棚Rの設置位置と、特定したAGV3の現在位置に基づいて、AGV3に提供する経路情報を生成する(ステップSa5)。この経路情報は、AGV3の現在位置から棚Rの設置位置までの経路と、棚Rの設置位置から作業エリアWAまでの経路を示す情報である。この経路情報を生成すると、入庫処理部811は、生成した経路情報を含む運搬要求をAGV3に対して送信する(ステップSa6)。
この運搬要求を送信後、入庫処理部811は、AGV管理テーブルT2において、運搬要求の送信先であるAGV3の運搬中フラグを「false」から「true」に変更する(ステップSa7)。また、入庫処理部811は、棚位置管理テーブルT1において、運搬対象の棚Rの運搬中フラグを「false」から「true」に変更する(ステップSa8)。
AGV3は、倉庫管理装置8から送信された運搬要求を受信すると、この運搬要求に含まれる経路情報に従って、運搬対象の棚Rを作業エリアWAに運搬する(ステップSa9)。具体的には、第1に、運搬対象の棚Rの設置位置へ移動する。第2に、棚Rの下に潜り込み、積載装置32を上昇させることで棚Rを積載する。第3に、棚Rを積載した状態で走行することにより、棚Rを作業エリアWAに運搬する。
AGV3は、作業エリアWAに到着すると、到着通知を倉庫管理装置8に送信する(ステップSa10)。
倉庫管理装置8の入庫処理部811は、この到着通知を受信すると、作業端末1に対して入庫準備完了通知を送信する(ステップSa11)。作業端末1は、この入庫準備完了通知を受信すると、商品を収容可能な棚Rが作業エリアWAに到着した旨を通知する画面を表示する(ステップSa12)。
この画面を見た店員は、作業エリアWAに到着した棚Rに商品を収納する。その際、店員は、商品を収納する収納場所SSに対応するバーコードラベルBLから、RFIDリーダ2を使ってバーコードを読み取る(ステップSa13)。また、収納される各商品に取り付けられているRFIDタグから、RFIDリーダ2を使って商品IDを読み取る(ステップSa14)。RFIDリーダ2は、読み取ったバーコード(言い換えると、収納場所ID)と商品IDを含む入庫商品情報を作業端末1に送信する(ステップSa15)。店員は、商品の収納が完了すると、作業端末1を操作して、倉庫管理装置8に対して入庫商品情報を送信する(ステップSa16)。
倉庫管理装置8の入庫処理部811は、この入庫商品情報を受信すると、商品位置管理テーブルT3を更新する(ステップSa17)。具体的には、この入庫商品情報に含まれる収納場所ID及び商品IDと、その商品IDの個数(言い換えると、商品の個数)を、商品位置管理テーブルT3に対応付けて格納する。
商品位置管理テーブルT3の更新が完了すると、次に入庫処理部811は、作業エリアWAで待機しているAGV3に提供する経路情報を生成する(ステップSa18)。この経路情報は、作業エリアWAから棚Rの設置位置までの経路と、棚Rの設置位置から待機エリアSAまでの経路を示す情報である。この経路情報を生成すると、入庫処理部811は、生成した経路情報を含む運搬要求をAGV3に対して送信する(ステップSa19)。
AGV3は、この運搬要求を受信すると、この運搬要求に含まれる経路情報に従って、棚Rをその設置位置に戻し、待機エリアSAに戻る(ステップSa20)。具体的には、第1に、棚Rを積載した状態で走行することにより、棚Rをその設置位置に運搬する。第2に、積載装置32を下降させることで棚Rを床面に下ろす。第3に、積載装置32を下降させた状態で走行し、待機エリアSAに戻る。
AGV3は、待機エリアSAに到着すると、到着通知を倉庫管理装置8に送信する(ステップSa21)。
倉庫管理装置8の入庫処理部811は、この到着通知を受信すると、AGV管理テーブルT2において、到着通知の送信元であるAGV3の運搬中フラグを「true」から「false」に変更する(ステップSa22)。また、入庫処理部811は、棚位置管理テーブルT1において、その設置位置に運搬された棚Rの運搬中フラグを「true」から「false」に変更する(ステップSa23)。
以上が入庫作業時の動作についての説明である。
以上説明した入庫作業時の動作によれば、商品を収納可能な棚RがAGV3によって作業エリアWAまで運搬される。そのため、店員は、商品を収納可能な棚Rを探すためにバックヤードB内を歩き回る必要がない。また、本動作によれば、店員は、商品を収納する収納場所SSのバーコードラベルBLと、収納する商品のRFIDタグをRFIDリーダ2で読み取るだけで、当該収納場所と当該商品を対応付けて管理することができる。
1−2−2.欠品商品の出庫作業時の動作
図15及び図16は、欠品商品の出庫作業時の動作を示すシーケンス図である。
売り場在庫管理装置5は、売場在庫管理テーブルを監視しており、売り場SFで販売されているいずれかの商品の個数が零になると、欠品通知を店員利用端末6と倉庫管理装置8に送信する(ステップSb1)。この欠品通知には、欠品した商品の商品IDが含まれる。
店員利用端末6は、この欠品通知を受信すると、欠品した商品を品出しするよう店員に促す画面を表示する(ステップSb2)。この画面を見た店員は、欠品した商品を品出しするために作業エリアWAに向かう。
一方、倉庫管理装置8の出庫処理部812は、この欠品通知を受信すると、商品位置管理テーブルT3を参照して、欠品した商品が収納されている棚Rを特定する(ステップSb3)。その際、出庫処理部812は、棚位置管理テーブルT1を参照し、特定した棚Rが運搬中である場合には、その運搬が完了するまで待機する。
棚Rを特定すると、次に出庫処理部812は、特定した棚Rを運搬するためのAGV3を特定する(ステップSb4)。具体的には、AGV管理テーブルT2を参照して、棚Rを運搬中でないAGV3を特定する。
AGV3を特定すると、次に出庫処理部812は、特定したAGV3の現在位置を特定する(ステップSb5)。具体的には、特定したAGV3に対して位置要求を送信し、返信されてくる位置情報を受信することで現在位置を特定する。
AGV3の位置を特定すると、次に出庫処理部812は、特定した棚Rの設置位置と、特定したAGV3の現在位置に基づいて、AGV3に提供する経路情報を生成する(ステップSb6)。この経路情報は、AGV3の現在位置から棚Rの設置位置までの経路と、棚Rの設置位置から作業エリアWAまでの経路を示す情報である。この経路情報を生成すると、出庫処理部812は、生成した経路情報を含む運搬要求をAGV3に対して送信する(ステップSb7)。
この運搬要求を送信後、出庫処理部812は、AGV管理テーブルT2において、運搬要求の送信先であるAGV3の運搬中フラグを「false」から「true」に変更する(ステップSb8)。また、出庫処理部812は、棚位置管理テーブルT1において、運搬対象の棚Rの運搬中フラグを「false」から「true」に変更する(ステップSb9)。
AGV3は、倉庫管理装置8から送信された運搬要求を受信すると、この運搬要求に含まれる経路情報に従って、運搬対象の棚Rを作業エリアWAに運搬する(ステップSb10)。具体的には、第1に、運搬対象の棚Rの設置位置へ移動する。第2に、棚Rの下に潜り込み、積載装置32を上昇させることで棚Rを積載する。第3に、棚Rを積載した状態で走行することにより、棚Rを作業エリアWAに運搬する。
AGV3は、作業エリアWAに到着すると、到着通知を倉庫管理装置8に送信する(ステップSb11)。
倉庫管理装置8の出庫処理部812は、この到着通知を受信すると、作業端末1に対して出庫準備完了通知を送信する(ステップSb12)。この出庫準備完了通知には、欠品商品が収納されている収納場所SSの収納場所IDが含まれている。作業端末1は、この出庫準備完了通知を受信すると、欠品商品を収容する棚Rが作業エリアWAに到着した旨を通知する画面を表示する(ステップSb13)。図17は、この表示画面の一例を示す図である。同図に示す表示画面では、欠品商品が収納されている収納場所SS06が識別可能なように図示されている。この表示画面を見た店員は、欠品商品が収納されている収納場所SSを容易に識別することができる。
欠品商品が収納されている収納場所SSを特定すると、店員は、その収納場所SSから欠品商品を取り出す。その際、店員は、欠品商品を収納する収納場所SSに対応するバーコードラベルBLから、RFIDリーダ2を使ってバーコードを読み取る(ステップSb14)。また、取り出される各商品に取り付けられているRFIDタグから、RFIDリーダ2を使って商品IDを読み取る(ステップSb15)。RFIDリーダ2は、読み取ったバーコード(言い換えると、収納場所ID)と商品IDを含む出庫商品情報を作業端末1に送信する(ステップSb16)。店員は、商品の取り出しが完了すると、作業端末1を操作して、倉庫管理装置8に対して出庫商品情報を送信する(ステップSb17)。
倉庫管理装置8の出庫処理部812は、この出庫商品情報を受信すると、商品位置管理テーブルT3を更新する(ステップSb18)。具体的には、この出庫商品情報に含まれる収納場所ID及び商品IDに対応する個数を、その商品IDの個数(言い換えると、商品の個数)だけ、商品位置管理テーブルT3において減じる。
商品位置管理テーブルT3の更新が完了すると、次に出庫処理部812は、作業エリアWAで待機しているAGV3に提供する経路情報を生成する(ステップSb19)。この経路情報は、作業エリアWAから棚Rの設置位置までの経路と、棚Rの設置位置から待機エリアSAまでの経路を示す情報である。この経路情報を生成すると、出庫処理部812は、生成した経路情報を含む運搬要求をAGV3に対して送信する(ステップSb20)。
AGV3は、この運搬要求を受信すると、この運搬要求に含まれる経路情報に従って、棚Rをその設置位置に戻し、待機エリアSAに戻る(ステップSb21)。具体的には、第1に、棚Rを積載した状態で走行することにより、棚Rをその設置位置に運搬する。第2に、積載装置32を下降させることで棚Rを床面に下ろす。第3に、積載装置32を下降させた状態で走行し、待機エリアSAに戻る。
AGV3は、待機エリアSAに到着すると、到着通知を倉庫管理装置8に送信する(ステップSb22)。
倉庫管理装置8の出庫処理部812は、この到着通知を受信すると、AGV管理テーブルT2において、到着通知の送信元であるAGV3の運搬中フラグを「true」から「false」に変更する(ステップSb23)。また、出庫処理部812は、棚位置管理テーブルT1において、その設置位置に運搬された棚Rの運搬中フラグを「true」から「false」に変更する(ステップSb24)。
以上が欠品商品の出庫作業時の動作についての説明である。
以上説明した欠品商品の出庫作業時の動作によれば、欠品商品を収納する棚RがAGV3によって作業エリアWAまで運搬される。そのため、店員は、欠品商品を探すためにバックヤードB内を歩き回る必要がない。また、本動作によれば、商品の欠品が発生すると、欠品商品を収容する棚Rが自動的に運搬される。そのため、店員は、欠品商品の品出しを円滑に行うことができる。
1−2−3.品出し候補登録時の動作
図18は、品出し候補登録時の動作を示すシーケンス図である。
店員は、売り場SFにおいて品薄となっている商品を発見すると、当該商品を品出し候補として倉庫管理装置8に登録する。具体的には、第1に、発見した品薄商品の各々に取り付けられているRFIDタグから、店員利用端末6を使って商品IDを読み取る(ステップSc1)。第2に、店員利用端末6を操作して、読み取った商品IDを含む品出し候補登録要求を倉庫管理装置8に送信する(ステップSc2)。
倉庫管理装置8の品出し候補管理部813は、この品出し候補登録要求を受信すると、品出し候補管理テーブルT4を更新する(ステップSc3)。具体的には、この品出し候補登録要求に含まれる商品IDと、その商品IDの個数(言い換えると、商品の個数)と、運搬中フラグ「false」を、品出し候補管理テーブルT4に対応付けて格納する。
以上が品出し候補登録時の動作についての説明である。
1−2−4.品薄商品の出庫作業時の動作
図19及び図20は、品薄商品の出庫作業時の動作を示すシーケンス図である。
店員は、倉庫管理装置8に登録されている品出し候補を確認する際、店員利用端末6を操作して、倉庫管理装置8に対して品出し候補情報要求を送信する(ステップSd1)。
倉庫管理装置8の品出し候補管理部813は、この品出し候補情報要求を受信すると、品出し候補管理テーブルT4を参照して品出し候補情報を生成する(ステップSd2)。この品出し候補情報には、品出し候補の商品の商品IDと、その商品の商品名と、売り場SFに陳列されているその商品の個数と、その商品が運搬中又は運搬済みであるか否かを示す運搬中フラグが含まれる。なおここで、商品名は、図示せぬ商品マスタデータを参照して特定される。品出し候補管理部813は、生成した品出し候補情報を店員利用端末6に送信する(ステップSd3)。
店員利用端末6は、この品出し候補情報を受信すると、品出し候補リスト画面を表示する(ステップSd4)。図21は、この品出し候補リスト画面の一例を示す図である。この品出し候補リスト画面において、いずれかの非運搬中の商品が選択され、運搬を指示する操作がなされると、店員利用端末6は、運搬指示を倉庫管理装置8に送信する(ステップSd5)。この運搬指示には、選択された商品の商品IDが含まれている。
倉庫管理装置8の品出し候補管理部813は、この運搬指示を受信すると、この運搬指示に含まれる商品IDに対応する運搬中フラグを、品出し候補管理テーブルT4において「false」から「true」に変更する(ステップSd6)。
また、倉庫管理装置8の出庫処理部812は、商品位置管理テーブルT3を参照して、選択された品薄商品が収納されている棚Rを特定する(ステップSd7)。その際、出庫処理部812は、棚位置管理テーブルT1を参照し、特定した棚Rが運搬中である場合には、その運搬が完了するまで待機する。
棚Rを特定すると、次に出庫処理部812は、特定した棚Rを運搬するためのAGV3を特定する(ステップSd8)。具体的には、AGV管理テーブルT2を参照して、棚Rを運搬中でないAGV3を特定する。
AGV3を特定すると、次に出庫処理部812は、特定したAGV3の現在位置を特定する(ステップSd9)。具体的には、特定したAGV3に対して位置要求を送信し、返信されてくる位置情報を受信することで現在位置を特定する。
AGV3の位置を特定すると、次に出庫処理部812は、特定した棚Rの設置位置と、特定したAGV3の現在位置に基づいて、AGV3に提供する経路情報を生成する(ステップSd10)。この経路情報は、AGV3の現在位置から棚Rの設置位置までの経路と、棚Rの設置位置から作業エリアWAまでの経路を示す情報である。この経路情報を生成すると、出庫処理部812は、生成した経路情報を含む運搬要求をAGV3に対して送信する(ステップSd11)。
この運搬要求を送信後、出庫処理部812は、AGV管理テーブルT2において、運搬要求の送信先であるAGV3の運搬中フラグを「false」から「true」に変更する(ステップSd12)。また、出庫処理部812は、棚位置管理テーブルT1において、運搬対象の棚Rの運搬中フラグを「false」から「true」に変更する(ステップSd13)。
AGV3は、倉庫管理装置8から送信された運搬要求を受信すると、この運搬要求に含まれる経路情報に従って、運搬対象の棚Rを作業エリアWAに運搬する(ステップSd14)。具体的には、第1に、運搬対象の棚Rの設置位置へ移動する。第2に、棚Rの下に潜り込み、積載装置32を上昇させることで棚Rを積載する。第3に、棚Rを積載した状態で走行することにより、棚Rを作業エリアWAに運搬する。
AGV3は、作業エリアWAに到着すると、到着通知を倉庫管理装置8に送信する(ステップSd15)。
倉庫管理装置8の出庫処理部812は、この到着通知を受信すると、作業端末1に対して出庫準備完了通知を送信する(ステップSd16)。この出庫準備完了通知には、品薄商品が収納されている収納場所SSの収納場所IDが含まれている。作業端末1は、この出庫準備完了通知を受信すると、品薄商品を収容する棚Rが作業エリアWAに到着した旨を通知する画面を表示する(ステップSd17)。この表示画面の一例は、図17に示した通りである。
品薄商品が収納されている収納場所SSを特定すると、店員は、その収納場所SSから品薄商品を取り出す。その際、店員は、品薄商品を収納する収納場所SSに対応するバーコードラベルBLから、RFIDリーダ2を使ってバーコードを読み取る(ステップSd18)。また、取り出される各商品に取り付けられているRFIDタグから、RFIDリーダ2を使って商品IDを読み取る(ステップSd19)。RFIDリーダ2は、読み取ったバーコード(言い換えると、収納場所ID)と商品IDを含む出庫商品情報を作業端末1に送信する(ステップSd20)。店員は、商品の取り出しが完了すると、作業端末1を操作して、倉庫管理装置8に対して出庫商品情報を送信する(ステップSd21)。
倉庫管理装置8の出庫処理部812は、この出庫商品情報を受信すると、商品位置管理テーブルT3を更新する(ステップSd22)。具体的には、この出庫商品情報に含まれる収納場所ID及び商品IDに対応する個数を、その商品IDの個数(言い換えると、商品の個数)だけ、商品位置管理テーブルT3において減じる。
商品位置管理テーブルT3の更新が完了すると、次に出庫処理部812は、作業エリアWAで待機しているAGV3に提供する経路情報を生成する(ステップSd23)。この経路情報は、作業エリアWAから棚Rの設置位置までの経路と、棚Rの設置位置から待機エリアSAまでの経路を示す情報である。この経路情報を生成すると、出庫処理部812は、生成した経路情報を含む運搬要求をAGV3に対して送信する(ステップSd24)。
AGV3は、この運搬要求を受信すると、この運搬要求に含まれる経路情報に従って、棚Rをその設置位置に戻し、待機エリアSAに戻る(ステップSd25)。具体的には、第1に、棚Rを積載した状態で走行することにより、棚Rをその設置位置に運搬する。第2に、積載装置32を下降させることで棚Rを床面に下ろす。第3に、積載装置32を下降させた状態で走行し、待機エリアSAに戻る。
AGV3は、待機エリアSAに到着すると、到着通知を倉庫管理装置8に送信する(ステップSd26)。
倉庫管理装置8の出庫処理部812は、この到着通知を受信すると、AGV管理テーブルT2において、到着通知の送信元であるAGV3の運搬中フラグを「true」から「false」に変更する(ステップSd27)。また、出庫処理部812は、棚位置管理テーブルT1において、その設置位置に運搬された棚Rの運搬中フラグを「true」から「false」に変更する(ステップSd28)。
また、倉庫管理装置8の品出し候補管理部813は、ステップSd6で受信した運搬指示に含まれる商品IDのレコードを、品出し候補管理テーブルT4から削除する(ステップSd29)。
以上が品薄商品の出庫作業時の動作についての説明である。
以上説明した品薄商品の出庫作業時の動作によれば、品薄商品を収納する棚RがAGV3によって作業エリアWAまで運搬される。そのため、店員は、品薄商品を探すためにバックヤードB内を歩き回る必要がない。また、本動作によれば、店員による運搬指示に応じて、品薄商品を収容する棚Rの運搬がなされる。そのため、店員は、品出しのタイミングを任意に選択することができる。
1−2−5.棚卸し作業時の動作
図22は、棚卸し作業時の動作を示すシーケンス図である。
店員は、例えば夜間に棚卸し作業を行う際、作業端末1を操作して、倉庫管理装置8に対して棚卸し要求を送信する(ステップSe1)。
倉庫管理装置8の棚卸し処理部814は、この棚卸し要求を受信すると、各棚Rを運搬するためのAGV3を特定する(ステップSe2)。具体的には、AGV管理テーブルT2を参照して、棚Rを運搬中でないAGV3を特定する。
AGV3を特定すると、次に棚卸し処理部814は、特定したAGV3の現在位置を特定する(ステップSe3)。具体的には、特定したAGV3に対して位置要求を送信し、返信されてくる位置情報を受信することで現在位置を特定する。
AGV3の位置を特定すると、次に棚卸し処理部814は、棚位置管理テーブルT1を参照して、運搬中でない棚Rであって、まだ本動作の対象となっていない棚Rを特定する(ステップSe4)。
棚Rを特定すると、次に棚卸し処理部814は、特定した棚Rの設置位置と、特定したAGV3の現在位置に基づいて、AGV3に提供する経路情報を生成する(ステップSe5)。この経路情報は、AGV3の現在位置から棚Rの設置位置までの経路と、棚Rの設置位置からRFIDアンテナ装置7の前までの経路を示す情報である。この経路情報を生成すると、棚卸し処理部814は、生成した経路情報を含む運搬要求をAGV3に対して送信する(ステップSe6)。
AGV3は、倉庫管理装置8から送信された運搬要求を受信すると、この運搬要求に含まれる経路情報に従って、運搬対象の棚RをRFIDアンテナ装置7の前まで運搬する(ステップSe7)。具体的には、第1に、運搬対象の棚Rの設置位置へ移動する。第2に、棚Rの下に潜り込み、積載装置32を上昇させることで棚Rを積載する。第3に、棚Rを積載した状態で走行することにより、棚RをRFIDアンテナ装置7の前まで運搬する。
AGV3は、RFIDアンテナ装置7の前に到着し、RFIDアンテナ装置7に対して棚Rを相対させると、到着通知を倉庫管理装置8に送信する(ステップSe8)。
倉庫管理装置8の棚卸し処理部814は、この到着通知を受信すると、RFIDアンテナ装置7に対して読み取り要求を送信する(ステップSe9)。
RFIDアンテナ装置7は、この読み取り要求を受信すると、各RFIDアンテナ72を使って、相対する棚Rに収納されている各商品のRFIDタグから商品IDを読み取る(ステップSe10)。そして、読み取った商品IDを含む在庫情報を倉庫管理装置8に送信する(ステップSe11)。
倉庫管理装置8の棚卸し処理部814は、この在庫情報を受信すると、倉庫在庫管理テーブルT5を更新する(ステップSe12)。具体的には、この在庫情報に含まれる商品IDと、その商品IDの個数(言い換えると、商品の個数)を、倉庫在庫管理テーブルT5に対応付けて格納する。
倉庫在庫管理テーブルT5の更新が完了すると、次に棚卸し処理部814は、RFIDアンテナ装置7の前で待機しているAGV3に提供する経路情報を生成する(ステップSe13)。この経路情報は、RFIDアンテナ装置7の前から棚Rの設置位置までの経路を示す情報である。この経路情報を生成すると、棚卸し処理部814は、生成した経路情報を含む運搬要求をAGV3に対して送信する(ステップSe14)。
AGV3は、この運搬要求を受信すると、この運搬要求に含まれる経路情報に従って、棚Rをその設置位置に戻す(ステップSe15)。具体的には、第1に、棚Rを積載した状態で走行することにより、棚Rをその設置位置に運搬する。第2に、積載装置32を下降させることで棚Rを床面に下ろす。
AGV3は、棚Rを荷下ろしすると、到着通知を倉庫管理装置8に送信する(ステップSe16)。
倉庫管理装置8の棚卸し処理部814は、この到着通知を受信すると、すべての棚Rを本動作の対象としたか否かを判定する(ステップSe17)。この判定の結果、すべての棚Rを本動作の対象としていない場合には(ステップSe17のNO)、棚卸し処理部814は、ステップSe3に戻る。一方、この判定の結果、すべての棚Rを本動作の対象とした場合には(ステップSe17のYES)、本動作は終了する。
以上が棚卸し作業時の動作についての説明である。
以上説明した棚卸し作業時の動作によれば、棚卸し作業を自動で行うことができる。
2.変形例
上記の実施形態は以下に記載するように変形してもよい。以下に記載する1以上の変形例は互いに組み合わせてもよい。
2−1.変形例1
作業エリアWAは、必ずしもバックヤードB内に確保する必要はなく、売り場SF内に確保してもよい。
2−2.変形例2
棚Rの構造は、図2に図示した例に限られない。収納する商品に応じて適宜変更してよい。
2−3.変形例3
棚Rには、収納場所IDを表すバーコードラベルBLが取り付けられているが、これに代えて、収納場所IDを表す2次元コードラベルや、収納場所IDを記録するRFIDタグを取り付けるようにしてもよい。
2−4.変形例4
AGV3は、リフトアップ式のAGVであるが、これに代えて、スライドフォーク式のAGVを採用してもよい。スライドフォーク式を採用した場合、棚Rごと運搬するのに代えて、必要な商品のみを運搬するようにしてもよい。
AGV3は、積載型のAGVであるが、けん引型のAGVを採用してもよい。
AGV3は、2次元コードという誘導体によって誘導される経路誘導方式のAGVであるが、これに代えて、誘導体がなくても目的地に移動することができる自律移動式のAGVを採用してもよい。
2−5.変形例5
RFIDアンテナ装置7の構造は、図6に図示した例に限られない。棚Rの構造に応じて適宜変更してよい。
2−6.変形例6
欠品商品の出庫作業時の動作のステップSb13では、作業端末1に、欠品商品が収納されている収納場所SSを図示する画面が表示される(図17参照)。しかし、この収納場所SSは必ずしも図示する必要はなく、その収納場所SSの収納場所IDを店員に通知するだけとしてもよい。
欠品商品が収納されている収納場所SSを図示する画面は、店員利用端末6からも閲覧可能としてもよい。
2−7.変形例7
売り場在庫管理装置5は、売り場SFで販売されているいずれかの商品の個数が零になると、欠品通知を店員利用端末6と倉庫管理装置8に送信する。これに代えて、売り場SFで販売されているいずれかの商品の個数が予め定められた数(例えば、「2」)以下となった場合に、品薄通知を店員利用端末6と倉庫管理装置8に送信するようにしてもよい。そして、倉庫管理装置8は、この品薄通知を受けて、品薄商品を出庫するための動作(具体的には、図15及び図16に示すステップSb3〜Sb24)を実行してもよい。
2−8.変形例8
倉庫管理装置8は、売り場在庫管理装置5から欠品通知を受信すると、欠品商品を出庫するための動作を自動的に開始する(図15及び図16参照)。これに代えて、欠品商品を品出し候補管理テーブルT4に一旦登録し、店員によりこの欠品商品について運搬指示がなされてから、欠品商品を出庫するための動作を自動的に開始するようにしてもよい。
2−9.変形例9
倉庫管理装置8は、品出し候補管理テーブルT4に登録された品薄商品について、店員による運搬指示を待たずに、当該品薄商品を出庫するための動作(具体的には、図19及び図20に示すステップSb6〜Sb29)を実行してもよい。その際、品出し候補管理テーブルT4に登録された品薄商品のうち、個数の少ない商品から順に、出庫するための動作を実行してもよい。
2−10.変形例10
各商品に、RFIDタグに加えて、その商品の商品IDを表す2次元コードが記載されたラベルを取り付けるようにしてもよい。その場合、品出し候補登録時の動作のステップSc1において、店員は、品薄商品に取り付けられている2次元コードのラベルから、店員利用端末6を使って商品IDを読み取るようにしてもよい。
1…作業端末、2…RFIDリーダ、3…AGV、4…AGVコントローラ、5…売り場在庫管理装置、6…店員利用端末、7…RFIDアンテナ装置、8…倉庫管理装置、31…本体装置、32…積載装置、33…カメラ、34…駆動輪、35…通信装置、71…フレーム、72…RFIDアンテナ、73…制御装置、74…通信装置、81…制御装置、82…記憶装置、83…通信装置、100…倉庫作業支援システム、321…上面、711…支柱、712…脚部、713〜718…梁、811…入庫処理部、812…出庫処理部、813…品出し候補管理部、814…棚卸し処理部、B…バックヤード、BL…バーコードラベル、CB…段ボール箱、E…通用口、P…倉庫管理プログラム、R…棚、R1〜R4…棚柱、R5…底板、R6〜R8…棚板、S…店舗、SA…待機エリア、SF…売り場、SS…収納場所、T1…棚位置管理テーブル、T2…AGV管理テーブル、T3…商品位置管理テーブル、T4…品出し候補管理テーブル、T5…倉庫在庫管理テーブル、WA…作業エリア

Claims (6)

  1. バックヤードに配置された複数の可搬型の棚の各々について、当該棚に収納されている商品と対応付けることにより、商品位置管理テーブルを作成する商品位置管理部と、
    売り場で販売されている個数が所定数以下となった商品を特定する商品特定部と、
    前記特定された商品が収納されている棚を、前記商品位置管理テーブルを参照して特定する棚特定部と、
    前記特定された棚を、前記バックヤード内に確保された作業エリアであって、店員が出庫作業を行うための作業エリアに、無人搬送車を使って運搬させる第1運搬指示部と
    を備える倉庫作業支援装置。
  2. 前記商品特定部は、前記売り場で販売されている各商品の個数を管理するための売り場在庫管理装置により、欠品したと判定された商品を特定することを特徴とする、請求項1に記載の倉庫作業支援装置。
  3. 前記商品特定部は、前記店員により携帯される店員利用端末において、前記店員により入力された品薄商品を特定することを特徴とする、請求項1に記載の倉庫作業支援装置。
  4. 前記特定された商品を品出し候補管理テーブルに登録する品出し候補管理部をさらに備え、
    前記棚特定部は、前記品出し候補管理テーブルに登録されている商品のうち、前記店員により携帯される店員利用端末において、前記店員により選択された商品が収納されている棚を、前記商品位置管理テーブルを参照して特定することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の倉庫作業支援装置。
  5. 前記商品位置管理部は、前記複数の棚の各々について、当該棚が有する複数の収納場所の各々に、当該収納場所に収納されている商品を対応付けることにより、前記商品位置管理テーブルを作成し、
    前記特定された商品が収納されている収納場所を、前記商品位置管理テーブルを参照して特定する収納場所特定部と、
    前記特定された収納場所を、前記作業エリアに設置された作業端末に表示させる表示指示部と
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の倉庫作業支援装置。
  6. 前記複数の棚に収納されている各商品には、商品IDが記録されたRFIDタグが取り付けられており、
    前記複数の棚の各々を、前記無人搬送車を使って、前記バックヤードに設置されたRFIDアンテナ装置の前を通過させる第2運搬指示部と、
    前記RFIDアンテナ装置により読み取られた商品IDを取得して、倉庫在庫管理テーブルに記録する在庫管理部と
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の倉庫作業支援装置。
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