JP2003118842A - 物流システム - Google Patents

物流システム

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JP2003118842A
JP2003118842A JP2001320016A JP2001320016A JP2003118842A JP 2003118842 A JP2003118842 A JP 2003118842A JP 2001320016 A JP2001320016 A JP 2001320016A JP 2001320016 A JP2001320016 A JP 2001320016A JP 2003118842 A JP2003118842 A JP 2003118842A
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Osamu Ishiyama
修 石山
Ko Yamaguchi
香 山口
Katsuji Yokoyama
勝治 横山
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Fuji Electric Co Ltd
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物流センター、配送中、および店舗における
商品の仕分けや積み替え作業に要する時間と手間をでき
るだけ少なくすると共に、検品が容易に行えるように
し、全体の作業効率を向上させ、かつ、商品の適正な温
度管理を行って鮮度を維持することができる物流システ
ムを提供することを課題とする。 【解決手段】 取引先1では、商品の注文情報に基づい
てバーコード発行部4や無線タグ発行部5を使って出荷
する商品の商品情報バーコードや無線タグに書き込み、
出荷形態毎に添付する。物流センター2では、商品に添
付されたバーコードや無線タグをバーコード読取部8や
無線タグ読取部9を使って読み取り、入荷した商品をカ
テゴリー別に仕分けし、カテゴリー別に無線タグが添付
された輸送用カート10に積み換えて、店舗3に出荷す
る。店舗3側では、輸送用カート10の無線タグを無線
タグ読取部12で読み取り、商品を適正に管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物流システムに関
し、特に、取引先、物流センター、および、店舗の売場
までの間で商品を物流する物流システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、店舗からの商品の注文は、物
流センターなどでまとめられ、取引先である産地、メー
カー、卸などに対して一括した発注が行われていた。
【0003】図9は、取引先から物流センターを介して
店舗に至るまでの従来の物流を説明する図である。図9
に示すように、取引先81からは、注文を受けた数量の
商品を段ボール箱84やプラ箱85といった荷姿で物流
センター82に出荷し、物流センター82に入荷された
商品は、ここで籠車86などに積み替えられ、配送トラ
ックにより各店舗83へ配送されていた。
【0004】また、近年では、物流センター82と店舗
83との間の作業を効率化するため、輸送容器を改良し
たり、商品情報や出荷情報を無線タグやバーコードに書
き込んで電子情報化することにより、物流情報の管理化
が進みつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の物流システムにあっては、物流センター82
と店舗83との間における改良は進んでいるが、産地、
メーカ、卸といった取引先81と物流センター82との
間、あるいは、取引先81、物流センター82、店舗8
3という物流システム全体の見直し作業が進んでいない
ため、作業効率の改善が充分に行われていないという問
題点を有していた。
【0006】特に、朝一番は扱う商品の量(数)が最も
多く、物流センター82における検品や仕分けに時間が
かかったり、また、積載効率を考えて商品を目一杯トラ
ックに積み込んで配送することが多いため、配送途中で
商品の仕分けや入れ替えをしなければならず、作業効率
が低下するという問題点を有していた。
【0007】さらに、上記のような状況下では、商品の
温度管理も適正に行うことが難しく、品質保持の観点か
らも改善が望まれている。
【0008】このように、従来の物流システム等は数々
の問題点を有しており、その結果、流通システムの利用
者および管理者のいずれにとっても、利便性が悪く、ま
た、利用効率が悪いものであった。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、物流センター、配送中、および店舗における商品の
仕分けや積み替え作業に要する時間と手間をできるだけ
少なくすると共に、検品が容易に行えるようにして、全
体の作業効率を向上させ、かつ、商品の流通過程におい
て適正な温度管理を行って、商品の鮮度を維持すること
が可能な物流システムを提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、請求項1に記載の物流システムは、取引先、物
流センター、および、店舗の売場までの間で商品を物流
する物流システムであって、前記取引先は、商品の注文
情報に基づいて、出荷する商品の少なくとも商品名、数
量、温度帯、および届け先を含む商品情報が記録された
記録媒体を出荷形態毎に発行する記録媒体発行手段を備
え、前記記録媒体発行手段により発行された記録媒体を
出荷形態毎に添付して前記物流センターへ出荷し、前記
物流センターは、前記取引先から入荷した商品に添付さ
れた記録媒体の商品情報を読み取る商品情報読取手段
と、前記商品情報読取手段により読み取った商品情報の
うち、届け先別と温度帯別に商品を仕分けし、その仕分
けした商品を個別の輸送容器に積み換えて、当該輸送容
器内の商品情報が記録された無線タグを発行する無線タ
グ発行手段とを備え、前記無線タグ発行手段により発行
された無線タグを輸送容器に添付して前記店舗へ出荷
し、前記店舗は、物流センターから入荷した輸送容器の
無線タグの商品情報を読み取る無線タグ読取手段を備
え、前記無線タグ読取手段により読み取った商品情報に
基づいて入荷した商品を管理することを特徴とする。
【0011】この請求項1に記載の発明によれば、取引
先では、商品の注文情報に基づいて、記録媒体発行手段
により出荷する商品の少なくとも商品名、数量、温度
帯、および届け先を含む商品情報を記録した記録媒体を
出荷形態毎に発行し、発行された記録媒体を出荷形態毎
に添付して物流センターへ出荷される。このように、取
引先から商品を出荷形態毎に出荷する際に、商品名、数
量、温度帯、届け先などの商品情報が記録された記録媒
体が添付されているため、これを入荷する物流センター
側では、商品情報読取手段により記録媒体から商品情報
を読み取るだけで、これらの商品情報を有効利用するこ
とができる。
【0012】本発明では、商品情報の中の商品名と、温
度帯と、届け先とを主に使って、商品を届け先別と温度
帯別に仕分けし、それぞれを個別の輸送容器に積み換え
ると共に、無線タグ発行手段によって輸送容器毎の商品
情報が記録された無線タグを発行して輸送容器に添付
し、店舗へ出荷される。これにより、各店舗へ配送され
る商品が輸送容器単位でまとめられているため、配送中
の仕分け作業や積み替え作業が不要となり、そのまま店
舗へ届けるだけで済むことから、配送時間を短縮するこ
とができる。
【0013】その上、配送中の商品は、届け先別に分け
られているだけでなく、同じ届け先の商品であっても温
度帯が異なる場合は、それぞれの温度帯で管理される輸
送容器に積み換えられ、適正な温度で管理されているた
め、商品の鮮度を適正に維持することができる。
【0014】また、店舗側では、輸送容器単位で入荷さ
れ、各輸送容器に添付された無線タグの中に当該輸送容
器に入っている商品情報が書き込まれているため、無線
タグ読取手段によってこれを読み取ることで容易に検品
を行うことができると共に、商品情報に基づいて、当該
商品の売場の場所がわかったり、温度帯から常温、冷蔵
庫、冷凍庫の何れで保管すればよいかまでわかるので、
温度管理や仕分け作業を短時間で効率良く済ませること
ができる。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の物流システムにおいて、前記記録媒体には、バ
ーコードと無線タグの少なくとも一方を用いることがで
きるため、商品の取り扱い量や回収される無線タグの
量、あるいは、コストなどを考慮して何れの記録媒体を
使用するのかを利用者が自由に選択することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる物流シス
テムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。な
お、この実施の形態によりこの発明が限定されるもので
はない。
【0017】(本システムの概要)以下、本システムの
概要について説明し、その後、本システムで使用する装
置などの具体的な構成や配送例等について詳細に説明す
る。
【0018】図1は、本システムの全体の流れを説明す
る説明図であり、本システムを構成する各構成要素がこ
れに対応して示してある。
【0019】本システムは、産地、メーカ、卸などに対
応した取引先1と、物流センター2、店舗3の売場に至
るまでの間の商品の物流に関するものであり、その特徴
としては、取引先1から商品を出荷する段階で商品情報
を書き込んだ記録媒体としてのバーコードや無線タグ
(RFIDタグともいう)が添付されている点である。
【0020】すなわち、図1に示すように、本実施の形
態にかかる物流システムは、商品の発注が店舗3から物
流センター2に行われるのが一般的であるが、店舗3か
ら取引先1へ直接行われる場合もある。ここでは、店舗
3から物流センター2に発注された場合は、さらに、物
流センター2から取引先1に対して商品情報を含む注文
情報が送られるものとする。これにより、取引先1は、
これから出荷する商品に対して商品情報を添付すること
が可能となる。
【0021】ここでは、商品情報として、出荷する商品
の商品名、数量、温度帯、および届け先が少なくとも含
まれているものとする。従って、上記以外の情報を含め
ることも可能である。
【0022】図1に示す取引先1では、商品の注文情報
に基づいて、記録媒体発行手段としてのバーコード発行
部4や無線タグ発行部5を用いて、出荷する商品の商品
情報(商品名、数量、温度帯、届け先)を含む商品情報
をバーコードあるいは無線タグに書き込んだものを発行
する。その商品情報は、商品1個単位ではなく、取引先
1から出荷される出荷形態毎にまとめられた商品情報の
ことである。この出荷形態は、出荷される商品単位が籠
車単位か、段ボール単位か、プラ箱単位かによって異な
ってくる。図1では、段ボール箱6には、バーコード発
行部4で発行したバーコードが添付され、籠車7には無
線タグ発行部5で発行した無線タグが添付されている。
【0023】このように、取引先1からは、出荷形態毎
の商品情報が書き込まれたバーコードや無線タグがそれ
ぞれ添付され、トラックなどで物流センター2へ出荷さ
れる。その際、出荷内容を事前に通知するためのASN
(Advanced Shipping Notic
e)情報を取引先1から物流センター2へオンライン送
信することができる。
【0024】このように、本実施の形態では、取引先1
から出荷される商品の出荷形態毎に商品名、数量、温度
帯、届け先などの商品情報が記録されたバーコードや無
線タグが添付されているため、これを物流センター2側
で読み取って、有効利用することができる。
【0025】物流センター2では、入荷した商品に添付
されているバーコードや無線タグを商品情報読取手段と
してのバーコード読取部8や無線タグ読取部9を使って
商品情報を読み取り、その商品情報に含まれる商品名、
温度帯、届け先を主に使用し、入荷した商品を届け先別
と温度帯別というようにカテゴリー別に仕分けする。そ
して、カテゴリー別に仕分けされた商品を輸送容器とし
ての輸送用カート(籠車)10などにそれぞれ積み換
え、無線タグ発行手段としての無線タグ発行部11を使
って、カテゴリー別に仕分けされた商品情報を記録した
無線タグを発行し、輸送用カート10に添付される。無
線タグが添付された輸送用カート10は、配送トラック
に積み込まれて店舗3へ出荷される。
【0026】このように、本実施の形態では、各店舗へ
配送される商品が輸送用カート10単位でまとめられて
いるため、これまでのように配送中に仕分け作業を行っ
たり積み替えたりする必要がなくなり、そのまま届け先
の店舗3へ届けるだけで済むので、作業効率が向上し、
配送時間を短縮することができる。
【0027】また、配送される商品のカテゴリーは、届
け先別だけでなく、温度帯別でも輸送用カートが分けら
れるため、簡易保冷機能を持った簡易保冷カートなどを
使うことによって、同じ届け先の商品であってもそれぞ
れの温度帯で管理することができるため、商品の鮮度を
維持することができる。
【0028】さらに、店舗3側では、輸送用カート単位
で商品が入荷され、各輸送用カート毎に添付された無線
タグを無線タグ読取手段としての無線タグ読取部12に
より、当該輸送用カートに入っている商品情報を読み取
ることで、容易に検品することができる。また、この商
品情報を利用すれば、商品の売場の場所がわかったり、
温度帯によって常温、冷蔵庫、冷凍庫の何れで保管する
のかが正確にわかるため、商品の温度管理や仕分け作業
を短時間で効率良く済ませることができる。
【0029】(無線タグの構成)図2は、商品や輸送用
カートに添付されるRFIDタグの構成例を示した図で
あり、図2において、RFIDタグ21は、無線により
データを送受信するためのアンテナ22、無線通信処理
を行う通信部23、タグデータなどが書き込まれる記憶
部24、通信部23や記憶部24に対して通信制御や記
憶制御などを行う制御部25などにより構成されてい
る。なお、輸送用カートなどに添付された無線タグ21
のタグデータを表示させたい場合は、制御部25に表示
制御機能を持たせて、表示部26を接続することで実現
が可能である。
【0030】上記したRFIDタグ21のタグデータを
読み取ったり、新たにRFIDタグ21を発行する場合
は、図2に示すタグリーダ・ライタ27が用いられ、ア
ンテナ28を介してRFIDタグ21に新たな情報を書
き込んだり、消去したり、記憶部24に記憶されている
情報を読み出すことができる。
【0031】(輸送容器の構成)本実施の形態で使用さ
れる輸送用カートや輸送用コンテナは、図3〜図6に示
すように構成されている。図3は、簡易保冷カートの斜
視図であり、図4は、昇降可能な仕切り板で商品の収容
空間が分割できる簡易保冷カートの斜視図であり、図5
は、図4の簡易保冷カートに商品を搭載した状態を示す
図であり、図6は、簡易保冷あるいは保冷が可能な保冷
コンテナを示す斜視図である。
【0032】図3の輸送用カート31は、転がり移動を
可能にするキャスタ32が下部の四隅に取り付けられた
基台33と、その基台33の周囲を籠部34で取り囲ん
で筐体が構成され、その筐体上部に冷熱源部として凍結
した蓄冷材37が支持ガイド8などを使って籠部34の
上部に設置可能となっている。
【0033】そして、蓄冷材37を筐体上部に設置した
状態で、輸送用カート31の全体を断熱シート39によ
って覆って構成されている。
【0034】この断熱シート39は、輸送用カート31
の筐体内を蓄冷材37で簡易保冷する際に、輸送用カー
ト31の周囲が籠部4で囲まれているため、そのままで
は冷気が外部に漏れてしまい、充分な保冷効果が得られ
なくなるのを防止するためである。この断熱シート39
は、輸送用カート31の上から被せる形状であるため、
図3に示すように、一部にファスナなどを設けて開閉可
能とし、商品の積み込みや積み出しを行ったり、商品の
仕分け作業などを容易に行うことができる。
【0035】図4に示す輸送用カートは、図3の構成に
加えて、輸送商品を収容する籠部34で構成された筐体
内部の空間を複数に分割する仕切り板40bが設けられ
るようになっている。そして、その仕切り板40bによ
る分割位置は、仕切り板40bの差し込む位置を変える
だけで自由に昇降させることができる。また、この仕切
り板40bには冷気を透過させる冷気孔40cが形成さ
れている。
【0036】なお、図4では、仕切り板40bを1枚を
挿入して筐体内部を上下2つの空間に分割するようにし
たが、仕切り板40bの枚数を増やせば、分割される空
間の数をさらに増やすことができる。
【0037】例えば、仕切り板40b,40dを用い
て、図4に示す輸送用カート31の収容空間を3つに分
割し、それぞれの空間に商品を積載した状態を示したの
が図5である。図5に示すように、蓄冷材37で冷され
た上段の冷気は自然対流にて被輸送物50aの間を通っ
て保冷し、仕切り板40dの冷気孔を通って中断の空間
に入り、被輸送物50bの間を通って保冷し、さらに仕
切り板40bの冷気孔を通って下段の空間に入って、被
輸送物50cを保冷することができる。
【0038】図6に示した保冷コンテナ61は、転がり
移動を可能にするキャスタ65が下部の四隅に取り付け
られ、全体が板63で覆われ、扉64を開閉して商品等
の出し入れが行えるようになっている。図6の場合は、
上部に冷却機、あるいは、蓄冷材などからなる冷熱源部
12が配置され、コンテナ内部を一定の温度に保冷する
ことが可能である。なお、ここでは、図6の保冷コンテ
ナ61の内部に、図4と同様な昇降可能な仕切り板40
iが設けられるようになっている。
【0039】(温度帯の異なる商品の配送例)図7は、
常温車を使って常温品と保冷品とを配送する場合を説明
する図である。図7に示すように、常温車71の荷台に
は、保冷機能の付いていない標準カート72に常温品を
搭載し、上記図4に示した保冷カート31を使って保冷
品を搭載することにより、同じ常温車71の荷台の中で
温度帯の異なる商品を温度管理しながら配送することが
できる。
【0040】また、標準カート72や図4の保冷カート
31を使って商品を店舗まで配送した場合は、そのまま
店舗のバックヤードに降ろし、一定時間温度管理を行う
ことができる。各カートに搭載された商品情報は、無線
タグ21に対してハンディ・ターミナル(HT)型のタ
グリーダを使って読み取ることができる。
【0041】さらに、図7において、保冷品を保冷カー
ト31に代えて、図6に示すような保冷コンテナ61を
用いることも可能である。その場合は、店舗へ配送した
際に、店舗側の簡易保冷カートなどに商品を移し換える
必要がある。
【0042】また、図8は、常温車と荷台に設置した大
型の保冷コンテナとを使って常温品と保冷品とを配送す
る場合を説明する図である。図8に示すように、常温車
71の荷台には、大型の保冷コンテナ73が設置されて
いて、冷却器などにより内部が冷却できるようになって
いる。このため、常温品も保冷品も標準カート72に搭
載し、トラックにカートを載せる際に、無線タグ21の
商品情報を読み取って、保冷品は保冷コンテナ73内
へ、常温品は保冷コンテナ73の外へ載せるようにす
る。これにより、同じ常温車71の荷台の中であって
も、温度帯の異なる商品を適正な温度で管理しながら配
送を行うことができる。
【0043】但し、図8の場合は、常温品も保冷品も標
準カート72を使っているため、店舗のバックヤードに
降ろすと、カート側に保冷機能がないため、直ちに冷蔵
庫などに商品を移す必要がある。その際の常温品と保冷
品の区別は、無線タグ21を読み取ることで容易に行う
ことができる。
【0044】(物流センターにおける処理)以上のよう
に構成された本実施の形態の物流システムにおける物流
センターでの処理動作例について簡単に説明する。図1
に示すように、取引先1から商品が出荷されるのと並行
してASN(出荷事前通知)情報が物流センター2に送
られてくる。このため、取引先1から物流センター2に
到着する前にどのような商品が入庫するのかがわかるた
め、受入・入庫検品業務フローを作成するなど、事前準
備することができる。また、必要に応じてレポート類の
作成やPD(物流)ラベルを事前に発行しておくことも
できる。
【0045】トラックが物流センター2に到着すると、
無線タグリーダやバーコードリーダ機能が付いたHTな
どを使って入庫してきた商品の数量やシリアルナンバー
などのチェックを行い、入庫する。
【0046】入庫作業は、パレットなどの可動ユニット
IDと商品とをリンクさせることにより、商品の位置な
どを把握することができる。そして、商品に添付されて
いるバーコードや無線タグの商品情報に基づいて、商品
の詳細な届け先(例えば、最適なバックヤードエリアの
位置情報などを書き込んだ無線タグを発行し、輸送用カ
ートに添付する。その際、上述したように、商品を温度
帯別と届け先(売場)別などのようにカテゴリー別と
し、それぞれの輸送用カートに搭載して、店舗への配送
待ちとする。
【0047】また、従来は、トラックの積載効率を考慮
した配送となっているために、届け時間に関係なく朝一
番のトラックに商品を目一杯積み込んで配送しているの
で、例えば、午後から届ければ良いような商品であって
も朝一番のトラックで配送され、朝一番に商品の配送が
集中する傾向にあった。そこで、バーコードや無線タグ
の商品情報として届け時間を記憶させ、その届け時間帯
毎の商品の仕分けを行っておくことにより、届け時間に
応じた配送が可能となり、朝一番の商品の集中を回避す
ることができる。
【0048】(店舗における処理)物流センター2から
店舗3へ商品を配送する場合も、上記と同様にASN
(出荷事前通知)情報を店舗3側に送ることができる。
そのため、店舗3側では、物流センター2から商品が到
着する前に、受入・入庫検品業務フローを作成するな
ど、事前準備を行うことができる。
【0049】トラックが店舗3に到着すると、無線タグ
リーダやバーコードリーダ機能が付いたHTなどを使っ
て入庫してきたカテゴリー別の輸送用カートに添付され
た無線タグの情報を読み取って、商品の数量やシリアル
ナンバーなどのチェックが行われ、入庫する。
【0050】入庫作業は、その輸送用カートのままバッ
クヤードエリアに降ろされ、無線タグに最適なバックヤ
ードエリアの位置情報などが入っている場合は、これに
従って輸送用カートを移動させる。また、直接売場や作
業室へ直行する商品の場合は、その旨の情報が書き込ま
れているため、この情報に従って輸送用カートを移動さ
せる。さらに、温度管理の必要な商品については、温度
帯別に分けられた倉庫に保管する。その際の温度帯の判
別は、輸送用カートに添付されている無線タグの商品情
報を読み取ることにより、容易に仕分けすることができ
る。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、取引先では、商品の注文情報に基づいて、記録媒
体発行手段により出荷する商品の少なくとも商品名、数
量、温度帯、および届け先を含む商品情報を記録した記
録媒体を出荷形態毎に発行し、発行された記録媒体を出
荷形態毎に添付して物流センターへ出荷される。このよ
うに、取引先から商品を出荷形態毎に出荷する際に、商
品名、数量、温度帯、届け先などの商品情報が記録され
た記録媒体が添付されているので、これを入荷する物流
センター側では、商品情報読取手段により記録媒体から
商品情報を読み取るだけで、これらの商品情報を有効利
用することができる。
【0052】また、本発明によれば、商品情報の中の商
品名と、温度帯と、届け先とを主に使って、商品を届け
先別と温度帯別に仕分けし、それぞれを個別の輸送容器
に積み換えると共に、無線タグ発行手段によって輸送容
器毎の商品情報が記録された無線タグを発行して輸送容
器に添付し、店舗へ出荷される。これにより、各店舗へ
配送される商品が輸送容器単位でまとめられているの
で、配送中の仕分け作業や積み替え作業が不要となり、
そのまま店舗へ届けるだけで済むことから、配送時間を
短縮することができる。
【0053】また、本発明によれば、配送中の商品は、
届け先別に分けられているだけでなく、同じ届け先の商
品であっても温度帯が異なる場合は、それぞれの温度帯
で管理される輸送容器に積み換えられ、適正な温度で管
理されているので、商品の鮮度を適正に維持することが
できる。
【0054】また、本発明によれば、店舗側では、輸送
容器単位で入荷され、各輸送容器に添付された無線タグ
の中に当該輸送容器に入っている商品情報が書き込まれ
ているため、無線タグ読取手段によってこれを読み取る
ことで容易に検品を行うことができると共に、商品情報
に基づいて、当該商品の売場の場所がわかったり、温度
帯から常温、冷蔵庫、冷凍庫の何れで保管すればよいか
までわかるので、温度管理や仕分け作業を短時間で効率
良く済ませることができる。
【0055】また、本発明によれば、記録媒体には、バ
ーコードと無線タグの少なくとも一方を用いることがで
きるので、商品の取り扱い量や回収される無線タグの
量、あるいは、コストなどを考慮して何れの記録媒体を
使用するのかを利用者が自由に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本システムの全体の流れを説明する説明図であ
る。
【図2】商品や輸送用カートに添付されるRFIDタグ
の構成例を示した図である。
【図3】簡易保冷カートの斜視図である。
【図4】昇降可能な仕切り板で商品の収容空間が分割で
きる簡易保冷カートの斜視図である。
【図5】図4の簡易保冷カートに商品を搭載した状態を
示す図である。
【図6】簡易保冷あるいは保冷が可能な保冷コンテナを
示す斜視図である。
【図7】常温車を使って常温品と保冷品とを配送する場
合を説明する図である。
【図8】常温車と荷台に設置した大型の保冷コンテナと
を使って常温品と保冷品とを配送する場合を説明する図
である。
【図9】取引先から物流センターを介して店舗に至るま
での従来の物流を説明する図である。
【符号の説明】
1 取引先 2 物流センター 3 店舗 4 バーコード発行部 5 無線タグ発行部 6 段ボール箱 7 籠車 8 バーコード読取部 9 無線タグ読取部 10 輸送用カート(籠車)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 1/12 G06K 1/12 A 7/00 7/00 U 17/00 17/00 L 19/00 19/00 Q 19/07 H (72)発明者 横山 勝治 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 5B035 BB01 BB09 BC00 CA23 5B058 CA15 YA20 5B072 BB00 CC24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取引先、物流センター、および、店舗の
    売場までの間で商品を物流する物流システムであって、 前記取引先は、商品の注文情報に基づいて、出荷する商
    品の少なくとも商品名、数量、温度帯、および届け先を
    含む商品情報が記録された記録媒体を出荷形態毎に発行
    する記録媒体発行手段を備え、 前記記録媒体発行手段により発行された記録媒体を出荷
    形態毎に添付して前記物流センターへ出荷し、 前記物流センターは、前記取引先から入荷した商品に添
    付された記録媒体の商品情報を読み取る商品情報読取手
    段と、 前記商品情報読取手段により読み取った商品情報のう
    ち、届け先別と温度帯別に商品を仕分けし、その仕分け
    した商品を個別の輸送容器に積み換えて、当該輸送容器
    内の商品情報が記録された無線タグを発行する無線タグ
    発行手段とを備え、 前記無線タグ発行手段により発行された無線タグを輸送
    容器に添付して前記店舗へ出荷し、 前記店舗は、物流センターから入荷した輸送容器の無線
    タグの商品情報を読み取る無線タグ読取手段を備え、 前記無線タグ読取手段により読み取った商品情報に基づ
    いて入荷した商品を管理することを特徴とする物流シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体には、バーコードと無線タ
    グの少なくとも一方が用いられることを特徴とする請求
    項1に記載の物流システム。
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