JP2005083602A - ショーケースの庫内温度設定装置、ショーケース、庫内温度設定システム、庫内温度設定プログラムおよび庫内温度設定方法 - Google Patents

ショーケースの庫内温度設定装置、ショーケース、庫内温度設定システム、庫内温度設定プログラムおよび庫内温度設定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005083602A
JP2005083602A JP2003313015A JP2003313015A JP2005083602A JP 2005083602 A JP2005083602 A JP 2005083602A JP 2003313015 A JP2003313015 A JP 2003313015A JP 2003313015 A JP2003313015 A JP 2003313015A JP 2005083602 A JP2005083602 A JP 2005083602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
showcase
information
temperature
food
internal temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003313015A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4385688B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Miki
敏至 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2003313015A priority Critical patent/JP4385688B2/ja
Publication of JP2005083602A publication Critical patent/JP2005083602A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4385688B2 publication Critical patent/JP4385688B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

【課題】 本発明の課題は、店舗の従業員などが食品をショーケース53a,53b,53cに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をその食品に適するように設定または変更することができるショーケースの庫内温度設定装置31、ショーケース、庫内温度設定システム100、庫内温度設定プログラム34および庫内温度設定方法を提供することにある。
【解決手段】 ショーケースの庫内温度設定装置31は、食品を一定の環境に保ちながら陳列するショーケース53a,53b,53cの庫内温度を設定するショーケースの庫内温度設定装置であって、情報取得部33および庫内温度設定部32を備える。情報取得部33は、情報媒体75から所定の情報を取得する。庫内温度設定部32は、所定の情報を利用して庫内温度を設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ショーケースの庫内温度を設定するショーケースの庫内温度設定装置、庫内温度設定システム、庫内温度設定プログラムおよび庫内温度設定方法に関する。また、本発明は、庫内温度を自己設定するショーケースにも関する。
一般に、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗には、冷凍ショーケース、冷蔵ショーケースおよびホットショーケースなどが設置されている。これらのショーケースには、主に、野菜、肉、魚、総菜、冷凍食品、弁当および飲料などの食品が一定の温度に保たれた状態で陳列されている。
ところで、このようなショーケースの庫内の設定温度は、それらの食品の保存温度や顧客のそれらの食品の摂取に対する嗜好温度などに基づいて決定されている。つまり、ショーケースの庫内の温度設定が適切に行われないと、食品の腐敗速度が増したり顧客の満足が得られなくなったりするおそれがあり、ひいては大きな対顧客問題に発展する可能性がある(例えば、顧客が腐敗の進んだ食品を購入し食中毒になったり、ぬるすぎる缶コーヒーや溶けたアイスクリームなどが顧客に提供されたりするなどが心配される。)。このような問題を未然に防止するために近年、ショーケースの温度管理支援システム(例えば、特許文献1参照。)などが提案されている。このような温度管理支援システムを採用すれば、ショーケースの庫内設定温度や庫内温度を一括管理することが可能になり大変便利である。
特開2003−90767号公報(第3−8項、図1)
しかし、このようなシステムを用いたとしても、そのシステムによって管理されるのはショーケースの庫内設定温度や庫内温度などであって、それらの食品が適切な設定温度のショーケースに陳列されているかの管理についてはその店舗の従業員などによって行われるに過ぎない。人間によって行われる作業にはいつでもミス発生の可能性がつきまとう。つまり、その従業員などがある食品をある事情(例えば、その食品に適切な設定温度のショーケースには十分な陳列スペースがないなど)から、その食品にとっては不適切な設定温度のショーケースにその食品を陳列してしまうことも決して否めない。また、その従業員などが新商品などをショーケースに陳列する際に、その設定温度を変更する必要があるにもかかわらず、そのことを忘れてしまうおそれも決して否めない。
本発明の課題は、店舗の従業員などが食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をその食品に適するように設定または変更することができるショーケースの庫内温度設定装置、ショーケース、庫内温度設定システム、庫内温度設定プログラムおよび庫内温度設定方法を提供することにある。
請求項1に記載のショーケースの庫内温度設定装置は、食品を一定の環境に保ちながら陳列するショーケースの庫内温度を設定するショーケースの庫内温度設定装置であって、情報取得部および庫内温度設定部を備える。なお、食品には、その包装(容器を含む。)に情報媒体が付される。また、情報媒体は、所定の情報を保持している。なお、ここにいう「食品」には、飲料物も含まれる。また、ここにいう「ショーケース」は、冷蔵ショーケース、冷凍ショーケースまたはホットショーケースなどである。さらに、ここにいう「所定の情報」とは、食品に関する情報、特に、食品の管理温度範囲の情報や食品を特定するための情報(この場合、食品特定情報と食品の保存温度との関係を保持するデータベースが別に必要になる。)などである。さらに加えて、ここにいう「情報媒体」とは、一次元バーコード、二次元バーコードまたは非接触ICタグ(RFIDタグなど)などである。情報取得部は、情報媒体から所定の情報を取得する。なお、この情報取得部は、情報媒体から直接ではなく他の装置を介して所定の情報を取得する場合もある。庫内温度設定部は、所定の情報を利用して庫内温度を設定する。
ここでは、情報取得部が、情報媒体から所定の情報を取得する。そして、庫内温度設定部が、所定の情報を利用して庫内温度を設定する。このため、例えば、所定の情報がその食品の保存温度範囲や顧客への最適提供温度範囲などの情報であれば、ショーケースに保存温度が異なる食品が陳列される場合であってもそれらの保存温度が重複する温度範囲のいずれかの温度に庫内温度を設定するなどのことが可能となる。したがって、ショーケースが設置される店舗の従業員などは、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。
請求項2に記載のショーケースの庫内温度設定装置は、請求項1に記載のショーケースの庫内温度設定装置であって、所定の情報は、食品に関する情報である。なお、ここにいう「食品に関する情報」とは、食品の管理温度範囲の情報や食品を特定するための情報(この場合、食品特定情報と食品の保存温度との関係を保持するデータベースが別に必要になる。)などである。
ここでは、例えば、食品に関する情報がその食品の保存温度範囲や顧客への最適提供温度範囲などの情報であれば、ショーケースに保存温度が異なる食品が陳列される場合であってもそれらの保存温度が重複する温度範囲のいずれかの温度に庫内温度を設定するなどのことが可能となる。このため、ショーケースが設置される店舗の従業員などは、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。
請求項3に記載のショーケースの庫内温度設定装置は、請求項2に記載のショーケースの庫内温度設定装置であって、食品に関する情報は、食品の管理温度範囲の情報である。なお、ここにいう「食品の管理温度範囲の情報」とは、例えば、食品の保存温度範囲の情報やその食品の消費者がその食品を摂取するのに好むとされる温度範囲の情報などである。
ここでは、ショーケースに管理温度範囲が異なる食品が陳列される場合であってもそれらの管理温度範囲が重複する温度範囲に庫内温度を設定するなどのことが可能となる。このため、ショーケースが設置される店舗の従業員などは、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。
請求項4に記載のショーケースの庫内温度設定装置は、請求項2に記載のショーケースの庫内温度設定装置であって、食品に関する情報は、食品を特定するための食品特定情報である。また、本ショーケースの庫内温度設定装置は、データベースをさらに備える。そして、このデータベースには、食品特定情報と食品の管理温度範囲の情報との関係が保持される。なお、ここにいう「食品の管理温度範囲の情報」とは、例えば、食品の保存温度範囲の情報やその食品の消費者がその食品を摂取するのに好むとされる温度範囲の情報などである。また、庫内温度設定部は、その関係に基づいて食品特定情報から食品の管理温度範囲の情報を導出し、食品の管理温度範囲の情報を利用してショーケースの庫内温度を設定する。
ここでは、庫内温度設定部が、データベースに保持される食品特定情報と食品の管理温度範囲の情報との関係に基づいて食品特定情報から食品の管理温度範囲の情報を導出し、食品の管理温度範囲の情報を利用してショーケースの庫内温度を設定する。このため、情報媒体は、その食品を特定するためだけの情報、例えば、商品識別番号などだけを保持していればよい。したがって、情報媒体の記憶容量は、小さくてもかまわない。また、本構成においてはデータベースが必要となるが、これについては既存のPOS(Point of Sales)システムなどに管理温度範囲の情報を追加するだけでよい。このため、既存のPOSシステムなどに若干の改良を加えることで本発明の課題を解決することが可能となる。
請求項5に記載のショーケースの庫内温度設定装置は、請求項3または4に記載のショーケースの庫内温度設定装置であって、ショーケースには、管理温度範囲が異なる複数の食品が陳列される。また、庫内温度設定部は、ショーケースに陳列される複数の食品すべての管理温度範囲について重複する部分のいずれかの温度に庫内温度を設定する。なお、庫内温度としては、重複する部分の最高温度、最低温度、その中間の温度または3/4に当たる温度などが考えられる。
ここでは、ショーケースに、管理温度範囲が異なる複数の食品が陳列される。そして、庫内温度設定部が、ショーケースに陳列される複数の食品すべての管理温度範囲について重複する部分のいずれかの温度に庫内温度を設定する。このため、ショーケースが設置される店舗の従業員などは、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。なお、複数の食品すべての管理温度範囲について重複する部分がない場合は、警報などを発報させ、店舗の従業員などに対してショーケースに陳列される複数の食品すべての管理温度範囲について重複する部分が出るように食品を選定させるなどすればよい。
請求項6に記載のショーケースの庫内温度設定装置は、請求項3または4に記載のショーケースの庫内温度設定装置であって、ショーケースには、管理温度範囲が異なる複数の食品が陳列される。また、庫内温度設定部は、ショーケースに陳列される複数の食品すべての管理温度範囲について重複する部分があるかを判断し、複数の食品すべての管理温度範囲について重複する部分があると判断した場合は重複する部分のいずれかの温度に庫内温度を設定し、複数の食品すべての管理温度範囲について重複する部分がないと判断した場合はそれぞれの管理温度範囲の代表値の平均値を庫内温度として設定する。なお、ここにいう「管理温度範囲の代表値」とは管理温度範囲の最高値、最低値、中間値または1/4に当たる値などである。
ここでは、ショーケースに、管理温度範囲が異なる複数の食品が陳列される。そして、庫内温度設定部が、ショーケースに陳列される複数の食品すべての管理温度範囲について重複する部分があるかを判断し、複数の食品すべての管理温度範囲について重複する部分があると判断した場合は重複する部分のいずれかの温度に庫内温度を設定し、複数の食品すべての管理温度範囲について重複する部分がないと判断した場合はそれぞれの管理温度範囲の代表値の平均値を庫内温度として設定する。このため、ショーケースが設置される店舗の従業員などは、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。
請求項7に記載のショーケースの庫内温度設定装置は、請求項3から6のいずれかに記載のショーケースの庫内温度設定装置であって、食品の管理温度範囲の情報は、食品の保存温度範囲の情報である。
ここでは、食品の保存に適切なショーケースの庫内温度の設定または変更を行うことができる。
請求項8に記載のショーケースの庫内温度設定装置は、請求項3から6のいずれかに記載のショーケースの庫内温度設定装置であって、食品の管理温度範囲の情報は、食品の消費者がその食品を摂取するのに好むとされる温度範囲の情報である。
ここでは、消費者のその食品の摂取に対する嗜好に適切なショーケースの庫内温度の設定または変更を行うことができる。
請求項9に記載のショーケースは、食品を一定の環境に保ちながら陳列するショーケースであって、情報取得部および庫内温度設定部を備える。なお、食品には、その包装に情報媒体が付される。また、情報媒体は、所定の情報を保持する。情報取得部は、情報媒体から所定の情報を取得する。庫内温度設定部は、所定の情報を利用して庫内温度を設定する。
ここでは、情報取得部が、情報媒体から所定の情報を取得する。そして、庫内温度設定部が、所定の情報を利用して庫内温度を設定する。このため、例えば、所定の情報がその食品の保存温度範囲や顧客への最適提供温度範囲などの情報であれば、ショーケースに保存温度が異なる食品が陳列される場合であってもそれらの保存温度が重複する温度範囲のいずれかの温度に庫内温度を設定するなどのことが可能となる。したがって、ショーケースが設置される店舗の従業員などは、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。
請求項10に記載のショーケースの庫内温度設定システムは、ショーケース、情報媒体、情報取得装置および庫内温度設定装置を備える。ショーケースには、食品が一定の環境に保たれながら陳列される。情報媒体は、食品に関する情報を保持し、食品の包装に付される。情報取得装置は、情報媒体から食品に関する情報を取得する。庫内温度設定装置は、食品に関する情報を利用して庫内温度を設定する。なお、情報取得装置および庫内温度設定装置のいずれかは、ショーケースに内蔵されてもよい。
ここでは、情報取得装置が、情報媒体から食品に関する情報を取得する。そして、庫内温度設定装置が、食品に関する情報を利用して庫内温度を設定する。このため、例えば、食品に関する情報がその食品の保存温度範囲や顧客への最適提供温度範囲などの情報であれば、ショーケースに保存温度が異なる食品が陳列される場合であってもそれらの保存温度が重複する温度範囲のいずれかの温度に庫内温度を設定するなどのことが可能となる。したがって、ショーケースが設置される店舗の従業員などは、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。
請求項11に記載のショーケースの庫内温度設定プログラムは、食品を一定の環境に保ちながら陳列するショーケースの庫内温度を設定するショーケースの庫内温度設定プログラムであって、情報取得ステップおよび庫内温度設定ステップとを備える。なお、食品には、その包装に情報媒体が付される。また、情報媒体は、所定の情報を保持している。情報取得ステップでは、情報媒体から所定の情報が取得される。庫内温度設定ステップでは、所定の情報が利用されて庫内温度が設定される。
ここでは、この庫内温度設定プログラムが実行されると、情報取得ステップで、情報媒体から所定の情報が取得される。そして、庫内温度設定ステップで、所定の情報が利用されて庫内温度が設定される。このため、例えば、所定の情報がその食品の保存温度範囲や顧客への最適提供温度範囲などの情報であれば、ショーケースに保存温度が異なる食品が陳列される場合であってもそれらの保存温度が重複する温度範囲のいずれかの温度に庫内温度を設定するなどのことが可能となる。したがって、ショーケースが設置される店舗の従業員などは、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。
請求項12に記載のショーケースの庫内温度設定方法は、食品を一定の環境に保ちながら陳列するショーケースの庫内温度を設定するショーケースの庫内温度設定方法であって、情報取得ステップおよび庫内温度設定ステップを備える。なお、食品には、その包装に情報媒体が付される。また、情報媒体は、所定の情報を保持している。情報取得ステップでは、情報媒体から所定の情報が取得される。庫内温度設定ステップでは、所定の情報が利用されて庫内温度が設定される。
ここでは、この庫内温度設定方法が実施されると、情報取得ステップで、情報媒体から所定の情報が取得される。そして、庫内温度設定ステップで、所定の情報が利用されて庫内温度が設定される。このため、例えば、所定の情報がその食品の保存温度範囲や顧客への最適提供温度範囲などの情報であれば、ショーケースに保存温度が異なる食品が陳列される場合であってもそれらの保存温度が重複する温度範囲のいずれかの温度に庫内温度を設定するなどのことが可能となる。したがって、ショーケースが設置される店舗の従業員などは、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。
請求項1に係るショーケースの庫内温度設定装置では、例えば、所定の情報がその食品の保存温度範囲や顧客への最適提供温度範囲などの情報であれば、ショーケースに保存温度が異なる食品が陳列される場合であってもそれらの保存温度が重複する温度範囲のいずれかの温度に庫内温度を設定するなどのことが可能となる。したがって、ショーケースが設置される店舗の従業員などは、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。
請求項2に係るショーケースの庫内温度設定装置では、例えば、食品に関する情報がその食品の保存温度範囲や顧客への最適提供温度範囲などの情報であれば、ショーケースに保存温度が異なる食品が陳列される場合であってもそれらの保存温度が重複する温度範囲のいずれかの温度に庫内温度を設定するなどのことが可能となる。このため、ショーケースが設置される店舗の従業員などは、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。
請求項3に係るショーケースの庫内温度設定装置では、ショーケースに管理温度範囲が異なる食品が陳列される場合であってもそれらの管理温度範囲が重複する温度範囲に庫内温度を設定するなどのことが可能となる。このため、ショーケースが設置される店舗の従業員などは、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。
請求項4に係るショーケースの庫内温度設定装置では、情報媒体は、その食品を特定するためだけの情報、例えば、商品番号などだけを保持していればよい。したがって、情報媒体の記憶容量は、小さくてもかまわない。また、本構成においてはデータベースが必要となるが、これについては既存のPOS(Point of Sales)システムなどに管理温度範囲の情報を追加するだけでよい。このため、既存のPOSシステムなどに若干の改良を加えることで本発明の課題を解決することが可能となる。
請求項5に係るショーケースの庫内温度設定装置では、ショーケースが設置される店舗の従業員などが、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。
請求項6に係るショーケースの庫内温度設定装置では、ショーケースが設置される店舗の従業員などが、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。
請求項7に係るショーケースの庫内温度設定装置では、食品の保存に適切なショーケースの庫内温度の設定または変更を行うことができる。
請求項8に係るショーケースの庫内温度設定装置では、消費者のその食品の摂取に対する嗜好に適切なショーケースの庫内温度の設定または変更を行うことができる。
請求項9に係るショーケースでは、例えば、所定の情報がその食品の保存温度範囲や顧客への最適提供温度範囲などの情報であれば、ショーケースに保存温度が異なる食品が陳列される場合であってもそれらの保存温度が重複する温度範囲のいずれかの温度に庫内温度を設定するなどのことが可能となる。したがって、ショーケースが設置される店舗の従業員などは、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。
請求項10に係るショーケースの庫内温度設定システムでは、例えば、食品に関する情報がその食品の保存温度範囲や顧客への最適提供温度範囲などの情報であれば、ショーケースに保存温度が異なる食品が陳列される場合であってもそれらの保存温度が重複する温度範囲のいずれかの温度に庫内温度を設定するなどのことが可能となる。したがって、ショーケースが設置される店舗の従業員などは、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。
請求項11に係るショーケースの庫内温度設定プログラムが実行されると、例えば、所定の情報がその食品の保存温度範囲や顧客への最適提供温度範囲などの情報であれば、ショーケースに保存温度が異なる食品が陳列される場合であってもそれらの保存温度が重複する温度範囲のいずれかの温度に庫内温度を設定するなどのことが可能となる。したがって、ショーケースが設置される店舗の従業員などは、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。
請求項12に係るショーケースの庫内温度設定方法が実施されると、例えば、所定の情報がその食品の保存温度範囲や顧客への最適提供温度範囲などの情報であれば、ショーケースに保存温度が異なる食品が陳列される場合であってもそれらの保存温度が重複する温度範囲のいずれかの温度に庫内温度を設定するなどのことが可能となる。したがって、ショーケースが設置される店舗の従業員などは、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができる。
<第1実施形態>
[ショーケース管理システム]
第1実施形態に係るショーケース管理システム100の構成を図1に示す。図1に示すように、このショーケース管理システム100は、ショーケース53a,53b,53c、コントローラ52a,52b,52c、第2バーコードリーダ(以下、第2BCリーダと略する。)51a,51b,51cおよびPOS(Point of Sales)システム110から構成される。なお、このショーケース管理システム100は、建物10内に構築される。また、ショーケース53a,53b,53c、コントローラ52a,52b,52cおよび第2BCリーダ51a,51b,51cは、店舗40内に配置される。
[ショーケース管理システムの構成要素]
(1)ショーケース
図2には、本ショーケース管理システム100の管理対象となるショーケース53a,53b,53cの斜視図を示す。図2に示すように、このショーケース53a,53b,53cには、その庫内に弁当などの商品70が陳列される。そして、この商品70には、その容器にバーコードラベル75が貼付されている。なお、このバーコードラベル75には、商品70を特定するための識別番号情報が化体されている。また、このショーケース53a,53b,53cは、警報機58を備える。そして、この警報機58は、後述するコントローラの命令に従って警告音を発する。さらに、このショーケース53a,53b,53cには、コントローラ52a,52b,52cおよび第2BCリーダ51a,51b,51cが取り付けられる。コントローラ52a,52b,52cは、図1に示すようにショーケース53a,53b,53cと通信接続される。また、第2BCリーダ51a,51b,51cは、図1に示すようにショーケース53a,53b,53cではなく後述するPOSシステム110のPOSサーバ31と通信接続される。なお、これらの第2BCリーダ51a,51b,51cは、ショーケース53a,53b,53cと1対1に対応する。ここでは、第2BCリーダ51a,51b,51cの帰属を明確にするため、第2BCリーダ51a,51b,51cは、その通信線が、対応するショーケース53a,53b,53cのケーシングを貫通するようにして配置される。
(2)コントローラ
コントローラ52a,52b,52cは、図1に示すようにショーケース53a,53b,53cおよびPOSシステム110のPOSサーバ31と通信接続される。このコントローラ52a,52b,52cは、ショーケース53a,53b,53cの庫内温度の設定機能や除霜運転のスケジュール機能などを有する。
(3)第2BCリーダ
第2BCリーダ51a,51b,51cは、対応するショーケース53a,53b,53cに商品70を搬入する際に、商品70の容器に貼付されているバーコードラベル75から識別番号情報を読み取るために設けられている。なお、この識別番号情報の読み取りは、発光部65から発せられる赤外線を利用して行われる。また、このBCリーダ51a,51b,51cによって読み取られた識別番号情報は、通信線を介してPOSサーバ31に送信される。
(4)POSシステム
POSシステム110は、図1に示すように第1バーコードリーダ(以下、第1BCリーダと略する。)42a,42b,42c,42d、レジ41a,41b,41c,41dPOSサーバ31およびPOS端末21a,21bから構成されている。
第1BCリーダ42a,42b,42c,42dは、商品70に貼付されているバーコードラベル75からその商品70の識別番号情報を読み取るために設けられている。なお、この識別番号情報の読み取りは、発光部(図示せず)が発せられる赤外線を利用して行われる。また、この第1BCリーダ42a,42b,42c,42dは、その識別番号情報をレジ41a,41b,41c,41dに送信する。
レジ41a,41b,41c,41dは、第1BCリーダ42a,42b,42c,42dにおいて読み取られた識別番号情報をPOSサーバ31に送信する。また、このレジ41a,41b,41c,41dは、その他に、売上金やおつりなどを保管する現金保管部、バーコードラベルが付されない商品の情報を入力するための入力部、顧客の選定した商品の対価額を計算するための計算部および顧客に対してレシートを発行するレシート発行部などを備える。
POSサーバ31は、CPU32、LAN(Local Area Network)インターフェイス(以下、LANI/Fと略する。)33およびハードディスク36を備える。なお、このハードディスク36には、POSプログラム34およびPOSデータベース35が保持される。このPOSプログラム34には、レジ41a,41b,41c,41dから識別番号情報を受信するための第1受信命令、第2BCリーダ42a,42b,42c,42dから識別番号情報を受信するための第2受信命令、POSデータベース35を構築するためのDB構築命令、POSデータベース35を加工するためのDB加工命令、庫内設定温度を決定する庫内設定温度決定命令、その決定された庫内設定温度をコントローラ52a,52b,52cに送信する第1送信命令、POS端末21a,21bの要求に応じて諸データをPOS端末21a,21bに送信する第2送信命令などが記述されている。また、このPOSデータベース35には、仕入れ商品に関する情報を管理するための商品管理テーブル(図3参照)、ショーケースに関する情報を管理するためのショーケース管理テーブル(図4参照)、各ショーケース53a,53b,53cに陳列されている商品70に関する情報を管理するためのショーケース陳列商品管理テーブル(図6参照)などが保持される。なお、商品管理テーブルには、あらかじめ仕入れ商品の識別番号情報、商品名称情報、標準価格情報および保存温度範囲情報(下限温度および上限温度)などが格納されている。また、ショーケース管理テーブルには、ショーケースのID情報、メーカー名情報、購入日情報、タイプ情報、対応第2BCリーダID情報などが格納されている。さらに、ショーケース陳列商品管理テーブルは最初は空の状態であるが、第2BCリーダ51a,51b,51cにより識別番号情報が読み取られ第2BCリーダID情報とともに送信されてくるごとに、対応するショーケース陳列商品管理テーブルにその識別番号情報が追加される。そして、商品管理テーブルからその識別番号情報に関連する情報がインポートされることによりショーケース陳列商品管理テーブルが完成していく。CPU32は、POSプログラム34に記述される種々の命令を実行する。LANI/F33は、POSサーバ31とレジ41a,41b,41c,41d、第2BCリーダ51a,51b,51c、コントローラ52a,52b,52cおよびPOS端末21a,21bとの通信接続を可能とする。
POS端末21a,21bには、売上や売れ筋商品などを分析するためのプログラムがインストールされており、種々の分析作業が行われる。
[庫内温度設定処理]
(識別番号情報読み取りの流れ)
図5には、識別番号情報読み取りの流れを表すフローチャートを示す。
図5において、ステップS11では、第2BCリーダ51a,51b,51cが、バーコードラベル75から識別番号情報を読み取る。ステップS12では、第2BCリーダ51a,51b,51cが、識別番号情報および第2BCリーダID情報をPOSサーバ31に送信する。ステップS13では、POSサーバ31が、識別番号情報を、対応するショーケース陳列商品管理テーブルに追加する。ステップS14では、POSサーバ31が、商品管理テーブルからその識別番号情報に対応する商品名称情報、標準価格情報および保存温度情報などを、対応するショーケース陳列商品管理テーブルの識別番号情報の行にインポートする。
なお、ステップS11の処理には、店舗40の従業員などの補助が必要となる。つまり、第2BCリーダ51a,51b,51cがバーコードラベル75から識別番号情報を読み取るには、従業員などによって第2BCリーダ51a,51b,51cの発光部65から照射される赤外線がバーコードラベル75に当たるように操作される必要がある。また、ステップS11からステップS13までの処理は、そのショーケース53a,53b,53cに陳列される全ての商品70について行われる。そして、全ての商品70の搬入が完了したら、コントローラ52a,52b,52cに設けられている搬入完了ボタン67(図2参照)が従業員などによって押される。
(庫内温度設定の流れ)
図7には、庫内温度の設定の流れを表すフローチャートを示す。なお、これらの処理は、識別番号情報読み取り処理終了後、従業員などによって搬入完了ボタン67(図2参照)が押されると実行される。
図7において、ステップS21では、CPU32が、庫内設定温度決定命令に従ってショーケース53a,53b,53cに陳列される全ての商品70についてスキャン温度Teが保存下限温度Min(i)以上かつ保存上限温度Max(i)以下であるかを確認する。なお、ここでTeの初期値は−15とされている。また、iは、1からショーケースに陳列されている商品70の総数までの値である。ステップS21の確認の結果、ショーケース53a,53b,53cに陳列される全ての商品についてTeがMin(i)以上かつMax(i)以下である場合、ステップS25に移る。ステップS21の確認の結果、ショーケース53a,53b,53cに陳列される全ての商品70についてTeがMin(i)以上かつMax(i)以下でない場合、ステップS22に移る。ステップS22では、CPU32が、庫内設定温度決定命令に従ってTeが20であるかを確認する。ステップS22の確認の結果、Teが20である場合は、ステップS24に移る。ステップS22の確認の結果、Teが20でない場合は、ステップS23に移る。ステップS23では、CPU32が、庫内設定温度決定命令に従ってTeに1加えた数を新たなTeとする。そして、その後ステップS21に戻る。ステップS24では、CPU32が、庫内設定温度決定命令に従って警報機58に警報を鳴らさせるための信号を警報機58に送信する。ステップS25では、CPU32が、庫内設定温度決定命令に従ってそのTeを庫内設定温度に決定する。なお、ステップS24において警報が鳴った場合、従業員などは、商品情報をPOS端末21a,21bなどにおいて閲覧しながら不適切であると思われる商品70を除去する。その後、従業員が再び搬入完了ボタン67を押すと、同様の処理が行われる。
なお、ステップS25の処理後、POSサーバ31は、その決定された庫内設定温度情報をコントローラ52a,52b,52cに送信する。そして、その情報を受信したコントローラ52a,52b,52cは、ショーケース53a,53b,53cの庫内温度をその温度に設定する。
[庫内温度の再設定]
本ショーケース管理システム100では、搬入完了ボタン67が押されるとショーケース53a,53b,53cの庫内温度が自動的に設定されるだけでなく、商品70の精算時に第1BCリーダ42a,42b,42c,42dによって商品70の識別番号情報が読み取られた後にも庫内温度が自動的に設定される。つまり、第1BCリーダ42a,42b,42c,42dからレジ41a,41b,41c,41dを介して識別番号情報がPOSサーバ31に送信されると、ショーケース陳列商品管理テーブルから対応する商品情報が削除され、残った商品の保存温度範囲情報を利用してCPU32が庫内設定温度決定命令に従って上記と同様の処理を行う。
[第1実施形態に係るショーケース管理システムの特徴]
(1)
第1実施形態に係るショーケース管理システム100では、第2BCリーダ51a,51b,51cが、バーコードラベル75から識別番号情報を取得する。そして、POSサーバ31のCPU32が、庫内設定温度決定命令に従って、全ての商品70の保存温度が重複する温度範囲の最低温度に庫内設定温度を決定する。その後、POSサーバ31がその決定された庫内設定温度をコントローラ52a,52b,52cに送信し、そのコントローラ52a,52b,52cがショーケース53a,53b,53cの庫内温度をその温度に設定する。このため、ショーケース53a,53b,53cが設置される店舗40の従業員などは、商品70をショーケース53a,53b,53cに陳列する際に、確実にショーケース53a,53b,53cの庫内温度をそれらの商品に適するように設定または変更することができる。
(2)
第1実施形態に係るショーケース管理システム100では、ショーケース53a,53b,53cに陳列される全ての商品70の保存温度が重複しない場合、警報機58が鳴る。このため、そのショーケース53a,53b,53cに保存するのに不適切な商品を前もって取り除くことができる。このため、商品70の保存管理をより確実に行うことが可能となる。
(3)
第1実施形態に係るショーケース管理システム100では、レジ41a,41b,41c,41dで商品70が精算されると、ショーケース53a,53b,53cの庫内温度が再設定される。このため、ショーケース53a,53b,53cの庫内にある商品70の種類の変動に従って庫内温度管理を最適に保つことができる。
[第1実施形態の変形例]
(1)
第1実施形態に係るショーケース管理システム100では、ショーケース53a,53b,53cに陳列される全ての商品70の保存温度が重複しない場合、警報機58が鳴るが、これに代えて、警報ランプを点灯させてもよい。
(2)
第1実施形態に係るショーケース管理システム100では、ショーケース53a,53b,53cに陳列される商品の保存温度が重複しない場合、警報機が鳴るが、これに代えて、各商品70の保存温度の下限値や中央値などを平均して、その平均値を庫内設定温度としてもよい。このようにすれば、そのショーケース53a,53b,53cに最も多く存在する商品70の保存温度または保存温度が近い商品群の保存温度が十分に庫内設定温度の決定に反映される。つまり、ショーケース53a,53b,53cの庫内温度を、大多数の商品70の保存温度に適した温度に設定することができる。
(3)
第1実施形態に係るショーケース管理システム100では、ショーケース53a,53b,53cが弁当などの商品70を冷蔵保存する冷蔵ショーケースであり、主に商品70の保存温度を意識した庫内温度の設定を行ったが、ショーケース53a,53b,53cがホットショーケースである場合は、その商品70の消費者のその商品70の摂取に対する嗜好に適切な温度を意識した庫内温度の設定を行う必要がある。
<第2実施形態>
[自動庫内温度設定機能付きショーケース]
第2実施形態に係る自動庫内温度設定機能付きショーケースの斜視図を図8に示す。このショーケース153には、その庫内に弁当などの商品170が陳列される。この商品170には、その容器に二次元バーコードラベル175が貼付されている。なお、この二次元バーコードラベル175には、その商品の識別番号情報、標準価格情報、仕入れ日情報、保存上限温度情報および保存下限温度情報などの複数の情報が化体されている。
また、このショーケース153には、二次元バーコードリーダ(以下、BCリーダと略する)151が接続される。
[自動庫内温度設定機能付きショーケースの構成]
図9には、自動庫内温度設定機能付きショーケース153の構成図を示す。図9に示すように、本ショーケース153は、主に、BCリーダ151、ショーケースコントローラ180、冷凍機190、蒸発器194および送風ファン193から構成される。
ここで、ショーケースコントローラ180は、リーダインターフェイス(以下、リーダI/Fと略する)185を介してBCリーダ151と接続される。また、ショーケースコントローラ180は、制御インターフェイス(以下、制御I/Fと略する)を介して冷凍機190の制御部191に接続される。
以下、本ショーケースの構成要素について説明する。
(1)BCリーダ
BCリーダ151は、ショーケース153に商品170を搬入する際に、商品170の容器に貼付されている二次元バーコード175に化体される複数の情報を読み取るために設けられている。なお、これらの情報の読み取りは、イメージスキャナ部165で二次元バーコードのパターンをスキャンすることによって行われる。また、このBCリーダ151は、読み取った複数の情報を、リーダI/F185を介してショーケースコントローラ180に送信する。なお、このBCリーダ151には、後述するデータベース183を初期化するためのリセットボタン(図示せず)が設けられている。
(2)ショーケースコントローラ
ショーケースコントローラ180は、不揮発性メモリ181およびCPU184を備える。この不揮発性メモリ181には、プログラム182およびデータベース183がインストールされている。このプログラム182には、BCリーダ151から保存温度情報を受信するための受信命令、データベース183に保存温度情報を追加するための情報追加命令、庫内設定温度を決定する庫内設定温度決定命令、およびその決定された庫内設定温度を冷凍機190の制御部191に送信する送信命令などが記述されている。また、データベース183には、ショーケース陳列商品管理テーブルが保持され、そこに商品170の保存上限温度情報および保存下限温度情報が格納される。CPU184は、プログラムに記述される命令を実行する。
(3)冷凍機
冷凍機190は、冷媒循環式の冷凍機であり、ショーケース153の外部に設置される。この冷凍機190は、低温低圧の冷媒液を蒸発器194に供給する。そして、その冷媒液は、後述する凝縮器194において、後述する送風ファン193により供給される空気と熱交換を起こし、低温低圧のガスになる。その後、その低温低圧のガスは、冷凍機190に戻り、圧縮機(図示せず)により高温高圧のガスとされる。そして、その高温高圧のガスは、凝縮器(図示せず)で高温高圧の液とされる。そしてさらに、その高温高圧の液は、電子膨張弁やキャピラリーチューブ(図示せず)などにより低温低圧の液とされ、再び凝縮器194に供給される。以降、同様に冷媒の状態(温度、圧力および相)が変化させられながら冷媒が循環する。
(4)蒸発器
蒸発器194は、機械室140に設けられる。この蒸発器194には、冷凍機190から低温低圧の冷媒液が供給される。そして、後述する送風ファン193により供給される空気と熱交換を起こし、冷却空気を生成する。そして、その冷却空気は、その送風ファン193により商品陳列スペース130に供給される。
(5)送風ファン
送風ファン193は、機械室140に設けられる。この送風ファン193は、蒸発器194にショーケース153の外部の空気を供給する。そしてさらに、この送風ファン193は、蒸発器194により冷却された冷却空気を商品陳列スペース130に供給する。
[庫内温度設定]
(データベース初期化の流れ)
図10上段には、データベース183を初期化する流れを表すフローチャートを示す。
図10上段において、ステップS31では、BCリーダ151に付いているリセットボタンが従業員などによって押される。ステップS32では、ショーケースコントローラ180が、データベース183を初期化する。
(保存温度情報読み取りの流れ)
図10下段には、保存温度情報読み取りの流れを表すフローチャートを示す。
図10下段において、ステップS41では、BCリーダ151が、二次元バーコードラベル175から保存上限温度情報および保存下限温度情報を読み取る。ステップS42では、BCリーダ151が、保存上限温度情報および保存下限温度情報をショーケースコントローラ180に送信する。ステップS43では、ショーケースコントローラ180が、図11に示すようなショーケース陳列商品管理テーブルにそれらの情報を追加する。
なお、データベース183が初期化される際にショーケース153に商品170が残存している場合は、その残存している商品170の保存上限温度情報および保存下限温度情報も読み込み直す必要がある。
(庫内温度の設定の流れ)
図12には、庫内温度の設定の流れを表すフローチャートを示す。
図12において、ステップS51では、CPU184が、庫内設定温度決定命令に従ってショーケース153に陳列される全ての商品170についてスキャン温度Teが保存下限温度Min(i)以上かつ保存上限温度Max(i)以下であるかを確認する。なお、ここでTeの初期値は−15とされている。また、iは、1からショーケースに陳列されている商品170の総数までの値である。ステップS51の確認の結果、ショーケース153に陳列される全ての商品170についてTeがMin(i)以上かつMax(i)以下である場合、ステップS56に移る。ステップS51の確認の結果、ショーケース153に陳列される全ての商品170についてTeがMin(i)以上かつMax(i)以下でない場合、ステップS52に移る。ステップS52では、CPU184が、庫内設定温度決定命令に従ってTeが20であるかを確認する。ステップS22の確認の結果、Teが20である場合は、ステップS54に移る。ステップS52の確認の結果、Teが20でない場合は、ステップS53に移る。ステップS53では、CPU184が、庫内設定温度決定命令に従ってTeに1加えた数を新たなTeとする。そして、その後ステップS51に戻る。ステップS54では、CPU184が、庫内設定温度決定命令に従って各商品170について保存上限温度と保存下限温度の平均値Tavを算出する。ステップS55では、CPU184が、庫内設定温度決定命令に従ってTavの平均値をTeとする。ステップS56では、CPU184が、庫内設定温度決定命令に従ってTeを庫内温度に設定する。
上記のようにして庫内温度が設定されると、CPU184は、送信命令に従ってその庫内温度情報を冷凍機190の制御部191に送信する。すると、制御部191は、庫内の温度がその温度になるように種々の構成要素、例えば圧縮機(図示せず)や送風ファン193などを制御する。
[第2実施形態に係る自動庫内温度設定機能付きショーケースの特徴]
(1)
第2実施形態に係るショーケース153では、BCリーダ151が、二次元バーコードラベル175から保存温度情報を直接取得する。そして、POSサーバ31のCPU32が、庫内設定温度決定命令に従って、全ての商品170の保存温度が重複する温度範囲の最低温度に庫内設定温度を決定する。その後、ショーケースコントローラ180がその決定された庫内設定温度を冷凍機190の制御部191に送信し、その制御部191がショーケース153の庫内温度をその温度に設定する。このため、ショーケース153が設置される店舗の従業員などが、商品170をショーケース153に陳列する際に、確実にショーケース153の庫内温度をそれらの商品170に適するように設定または変更することができる。また、二次元バーコード175はそれ自身が保存温度情報を保持しているため、商品170の識別番号情報と商品170の保存温度情報とを関連づけるためのデータベースが不要となり、庫内設定温度の決定を容易に行うことができる。
(2)
第2実施形態に係るショーケース153では、ショーケース153に陳列される全ての商品170の保存温度が重複しない場合、各商品170について保存上限温度と保存下限温度の平均値Tavを算出し、さらにそのTavの平均値を庫内設定温度に決定する。このため、そのショーケース153に最も多く存在する商品170の保存温度または保存温度が近い商品群の保存温度が十分に庫内設定温度の決定に反映される。つまり、ショーケース153の庫内温度を、大多数の商品170の保存温度に適した温度に設定することができる。
<第3実施形態>
[自動庫内温度設定機能付きショーケース]
第3実施形態に係る自動庫内温度設定機能付きショーケースの斜視図を図13に示す。このショーケース253には、その庫内に弁当などの商品270が陳列される。この商品170には、その容器にRFIDタグ275が貼付されている。このRFIDタグ275は、ICチップ276、アンテナコイル277およびLED278を備える。ICチップ276は、その内部にラジオ波によって電気を生ずるRF回路(図示せず)、情報を記憶する不揮発性メモリ(図示せず)および後述するタグリーダ251との通信を確立する通信回路(図示せず)、LED278を点灯させるかの判断を行う論理回路(図示せず)などを備える。アンテナコイル277は、タグリーダ251から供給されるラジオ波を受信する。なお、不揮発性メモリに記憶される情報には、その商品特有の識別番号情報、標準価格情報、仕入れ日情報、保存上限温度情報および保存下限温度情報などが含まれる。
また、このショーケース253は、警報ランプ258を備えている。この警報ランプ258は、後述するショーケースコントローラの命令に従って点灯する。
また、
[自動庫内温度設定機能付きショーケースの構成]
図14には、自動庫内温度設定機能付きショーケース253の構成図を示す。図14に示すように、本ショーケース253は、主に、タグリーダ251、ショーケースコントローラ280、冷凍機290、蒸発器294および送風ファン293から構成される。
ここで、ショーケースコントローラ280は、リーダインターフェイス(以下、リーダI/Fと略する)285を介してタグリーダ251と接続される。また、ショーケースコントローラ280は、制御インターフェイス(以下、制御I/Fと略する)292を介して冷凍機290の制御部291と接続される。
以下、本ショーケースの構成要素について説明する。
(1)タグリーダ
タグリーダ251は、RFIDタグ275にラジオ波を供給する。すると、RFIDタグ275は、アンテナコイル277でそのラジオ波を受信し、RF回路で発電を行う。そして、そのRFIDタグ275は、その電力を利用して不揮発性メモリに保持される複数の情報を、通信回路を介してタグリーダ251に送信する。タグリーダ251は、それらの情報を受信して、ショーケースコントローラ280に送信する。
(2)ショーケースコントローラ
ショーケースコントローラ280は、不揮発性メモリ281およびCPU284を備える。この不揮発性メモリ281には、プログラム282およびデータベース283がインストールされている。このプログラム282には、タグリーダ251から商品270の識別番号情報および保存温度情報を受信するための受信命令、データベース283に識別番号情報および保存温度情報を追加するための情報追加命令、庫内設定温度を決定する庫内設定温度決定命令、およびその決定された庫内設定温度を冷凍機290の制御部291に送信する送信命令などが記述されている。また、データベース283には、ショーケース陳列商品管理テーブルが保持され、そこに弁当などの商品270の識別番号情報、保存上限温度情報および保存下限温度情報が格納される。CPU284は、プログラム282に記述される命令を実行する。
(3)冷凍機
冷凍機290は、冷媒循環式の冷凍機であり、ショーケース253の外部に設置される。この冷凍機290は、低温低圧の冷媒液を蒸発器294に供給する。そして、その冷媒液は、後述する凝縮器294において、後述する送風ファン293により供給される空気と熱交換を起こし、低温低圧のガスになる。その後、その低温低圧のガスは、冷凍機290に戻り、圧縮機(図示せず)により高温高圧のガスとされる。そして、その高温高圧のガスは、凝縮器(図示せず)で高温高圧の液とされる。そしてさらに、その高温高圧の液は、電子膨張弁やキャピラリーチューブ(図示せず)などにより低温低圧の液とされ、再び凝縮器194に供給される。以降、同様に冷媒の状態(温度、圧力および相)が変化させられながら冷媒が循環する。
(4)蒸発器
蒸発器294は、機械室240に設けられる。この蒸発器294には、冷凍機290から低温低圧の冷媒液が供給される。そして、後述する送風ファン293により供給される空気と熱交換を起こし、冷却空気を生成する。そして、その冷却空気は、その送風ファン293により商品陳列スペース230に供給される。
(5)送風ファン
送風ファン293は、機械室240に設けられる。この送風ファン293は、蒸発器294にショーケース253の外部の空気を供給する。そしてさらに、この送風ファン293は、蒸発器294により冷却された冷却空気を商品陳列スペース230に供給する。
[庫内温度設定]
(保存温度情報読み取りの流れ)
図15には、保存温度情報読み取りの流れを表すフローチャートを示す。
図15において、ステップS61では、タグリーダ151が、ラジオ波を供給してRFIDタグ275から識別番号情報、保存上限温度情報および保存下限温度情報を読み取る。ステップS62では、タグリーダ251が、識別番号情報、保存上限温度情報および保存下限温度情報をショーケースコントローラ280に送信する。ステップS63では、ショーケースコントローラ180が、図16に示すようなショーケース陳列商品管理テーブルにそれらの情報を追加していく。
(庫内温度の設定の流れ)
図17には、庫内温度の設定の流れを表すフローチャートを示す。
図17において、ステップS71では、CPU184が、庫内設定温度決定命令に従ってショーケースに陳列される全ての商品についてスキャン温度Teが保存下限温度Min(i)以上かつ保存上限温度Max(i)以下であるかを確認する。なお、ここでTeの初期値は−15とされている。また、iは、1からショーケースに陳列されている商品の総数までの値である。ステップS71の確認の結果、ショーケースに陳列される全ての商品についてTeがMin(i)以上かつMax(i)以下である場合、ステップS78に移る。ステップS71の確認の結果、ショーケースに陳列される全ての商品についてTeがMin(i)以上かつMax(i)以下でない場合、ステップS72に移る。ステップS72では、CPU284が、庫内設定温度決定命令に従ってTeが20であるかを確認する。ステップS72の確認の結果、Teが20である場合は、ステップS74に移る。ステップS72の確認の結果、Teが20でない場合は、ステップS73に移る。ステップS73では、CPU284が、庫内設定温度決定命令に従ってTeに1加えた数を新たなTeとする。そして、その後ステップS71に戻る。ステップS74では、CPU284が、庫内設定温度決定命令に従って全ての商品の保存上限温度の最小値Xを求める。ステップS75では、CPU284が、庫内設定温度決定命令に従って全ての商品の保存下限温度の最大値Yを求める。ステップS76では、CPU284が、庫内設定温度決定命令に従って最小値Xと最大値Yとの差が許容値以内であるかを判断する。ステップS76の確認の結果、最小値Xと最大値Yとの差が許容値以内である場合、ステップS77に移る。ステップS76の確認の結果、最小値Xと最大値Yとの差が許容値以内でない場合、ステップS79に移る。ステップS77では、CPU284が、庫内設定温度決定命令に従って最小値Xと最大値Yとの平均値をTeとする。ステップS78では、CPU284が、庫内設定温度決定命令に従ってTeを庫内温度に設定する。ステップS79では、CPU284が、庫内設定温度決定命令に従って警報ランプ258を点灯させるための信号を警報ランプ258に送信する。
上記のようにして庫内温度が設定されると、CPU284は、送信命令に従ってその庫内温度情報を冷凍機290の制御部291に送信する。すると、制御部291は、庫内の温度がその温度になるように種々の構成要素、例えば圧縮機(図示せず)や送風ファン293などを制御する。
なお、このタグリーダ251は断続的にラジオ波をRFIDタグ275に供給して識別番号情報および保存温度情報を取得し、ショーケースコントローラ280は、それと同期して上記の計算を繰り返す。このため、本ショーケース253は、その庫内温度を常に最適の庫内温度に設定することができる。
また、ステップS79において警報ランプ258が点灯した場合、従業員などは、このショーケース253に保存するには不適切な商品270を抜き取る必要がある。このとき、不適切な商品270に貼付されたRFIDタグ275のLED278が点灯するようになっている。つまり従業員などが、LED278が点灯している商品270を抜き取れば、その後の処理で適切な庫内温度が設定される。また、これと同時に警報ランプ278が消灯する。なお、このような処理は、次のようにして実現される。ステップS71中にステップS71に記載の条件に一致するか否かを商品270ごとに記憶しておき、かつTeの値が変化するごとにその一致数も記憶しておく。その後、一致数が最大であるTeにおいてステップS71に記載の情報に一致していない商品270を抽出する。そして、ショーケースコントローラ280が、その商品の識別番号情報を、リーダI/F285を介してタグリーダ251に送信する。続いて、そのタグリーダ251がその識別番号情報をラジオ波にのせてRFIDタグ275に送信する。その後、その識別番号情報を受信したRFIDタグ275は、その論理回路においてその識別番号情報が自身の保有している識別番号情報と一致するかを判断する。そして、その識別番号情報が自身の保有している識別番号情報と一致すれば、論理回路がLED278を点灯させる。また、その識別番号情報が自身の保有している識別番号情報と一致しなければ、論理回路はLED278を点灯させない。
[第3実施形態に係る自動庫内温度設定機能付きショーケースの特徴]
(1)
第3実施形態に係るショーケース253では、タグリーダ251が、RFIDタグ275から識別番号情報および保存温度情報を取得する。そして、ショーケースコントローラ280のCPU284が、庫内設定温度決定命令に従って、全ての商品70の保存温度が重複する温度範囲の最低温度に庫内設定温度を決定する。その後、ショーケースコントローラ280がその決定された庫内設定温度を冷凍機290の制御部291に送信し、その制御部291が圧縮機や送風ファン293などを制御する。このため、ショーケース253が設置される店舗の従業員などは、商品270をショーケース253に陳列する際に、確実にショーケース253の庫内温度をそれらの商品に適するように設定または変更することができる。
(2)
第3実施形態に係るショーケース253では、タグリーダ251が断続的にラジオ波をRFIDタグ275に供給し、そのRFIDタグ275が保持する情報を読み取っている。そして、庫内設定温度の決定処理もそれに同期して行われている。このため、本ショーケース253は、その庫内温度を常に最適の庫内温度に設定することができる。
(3)
第3実施形態に係るショーケース253では、ショーケース253に陳列される全ての商品170の保存温度が重複しない場合、保存上限温度の最小値Xおよび保存下限温度の最大値Yとを求め、その差が許容値内にあるか判断される。そして、その差が許容値内にある場合には、その平均値を庫内設定温度に決定する。このため、各商品の保存温度に非常に近い庫内温度を実現することができる。また、その差が許容値内にない場合は、警報ランプ258が点灯する。このため、極端に保存温度が異なる商品270を同時に陳列することを防ぐことができる。
(4)
第3実施形態に係るショーケース253では、ショーケース253に陳列される全ての商品170の保存温度が重複しない場合、保存上限温度の最小値Xおよび保存下限温度の最大値Yとを求め、その差が許容値内にあるか判断される。そして、その差が許容値内にない場合は、警報ランプ258が点灯するとともに保存に不適切な商品のRFIDタグ275のLED278が点灯する。このため、従業員などは、保存に不適切な商品270の抜き取り作業を容易に行うことができる。
[第3実施形態の変形例]
(1)
第3実施形態に係るRFIDタグ275には、保存に不適切な商品270を抜き取る際にその商品270を容易に見つけることができるようにLED278が設けられていたがその代わりにブザーなどが設けれられていてもよい。
(2)
第3実施形態に係るショーケース253では、冷凍機290がショーケース253の外部に設けられたが、冷凍機290がショーケース253内に内蔵されるであっても本発明の効果は変わらない。
(3)
第3実施形態では、ラジオ波に応答するRFIDタグを利用したが、これに代えて赤外線などの光に応答するIDタグを利用してもかまわない。
本発明に係るショーケースの庫内温度設定装置、ショーケース、庫内温度設定システム、庫内温度設定プログラムおよび庫内温度設定方法を利用とすると、ショーケースが設置される店舗の従業員などは、食品をショーケースに陳列する際に、確実にショーケースの庫内温度をそれらの食品に適するように設定または変更することができるため、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗の省力化などに有用である。
第1実施形態に係るショーケース管理システムの構成を示すブロック図。 第1実施形態に係るショーケースの斜視図。 第1実施形態に係る商品管理テーブルのイメージ図。 第1実施形態に係るショーケース管理テーブルのイメージ図。 識別番号情報読み取りの流れを表すフローチャート。 第1実施形態に係るショーケース陳列商品管理テーブルのイメージ図。 庫内温度の設定の流れを表すフローチャート。 第2実施形態に係る自動庫内温度設定機能付きショーケースの斜視図。 第2実施形態に係る自動庫内温度設定機能付きショーケースの構成を示す図。 データベースを初期化する流れを表すフローチャートおよび保存温度情報読み取りの流れを表すフローチャート。 第2実施形態に係るショーケース陳列商品管理テーブルのイメージ図。 庫内温度の設定の流れを表すフローチャート。 第3実施形態に係る自動庫内温度設定機能付きショーケースの斜視図。 第3実施形態に係る自動庫内温度設定機能付きショーケースの構成を示す図 保存温度情報読み取りの流れを表すフローチャート。 第3実施形態に係るショーケース陳列商品管理テーブルのイメージ図。 庫内温度の設定の流れを表すフローチャート。
符号の説明
10 建物
20 事務所
21a,21b POS端末
30 サーバ管理室
31 POSサーバ(庫内温度設定装置)
32 CPU(庫内温度設定部)
33 LANインターフェイス(情報取得部)
34 POSプログラム(庫内温度設定プログラム)
35 POSデータベース(データベース)
36 ハードディスク
40 店舗
41a,41b,41c,41d
レジ
42a,42b,42c,42d
第1バーコードリーダ
51a,51b,51c 第2バーコードリーダ(情報取得装置)
52a,52b,52c コントローラ
53a,53b,53c ショーケース
60 LAN
65 発光部
67 搬入完了ボタン
70,170,270 商品(食品)
75 バーコードラベル(情報媒体)
100 ショーケース管理システム(ショーケースの庫内温度設定システム)
110 POSシステム
130,230 商品陳列スペース
140,240 機械室
151 バーコードリーダ(情報取得部)
153,253 ショーケース
175 二次元バーコード(情報媒体)
180,280 ショーケースコントローラ(庫内温度設定装置)
181,281 不揮発性メモリ
182,282 プログラム(庫内温度設定プログラム)
183,283 データベース
184,284 CPU(庫内温度設定部)
185 リーダインターフェイス
190,290 冷凍機
191,291 制御部
192,292 制御インターフェイス
193,293 送風ファン
194,294 蒸発器
251 タグリーダ(情報取得部)
258 警報ランプ
275 RFIDタグ(情報媒体)
276 ICチップ
277 アンテナコイル
278 LED
285 リーダインターフェイス
286 ランプインターフェイス

Claims (12)

  1. 所定の情報を保持する情報媒体(75,175,275)がその包装に付される食品(70,170,270)を一定の環境に保ちながら陳列するショーケース(53a,53b,53c,153,253)の庫内温度を設定するショーケースの庫内温度設定装置(31,180,280)であって、
    前記情報媒体(75,175,275)から前記所定の情報を取得する情報取得部(33,151,251)と、
    前記所定の情報を利用して前記庫内温度を設定する庫内温度設定部(32,184,284)と、
    を備える、ショーケースの庫内温度設定装置(31,180,280)。
  2. 前記所定の情報は、前記食品に関する情報である、
    請求項1に記載のショーケースの庫内温度設定装置(31,180,280)。
  3. 前記食品に関する情報は、前記食品の管理温度範囲の情報である、
    請求項2に記載のショーケースの庫内温度設定装置(180,280)。
  4. 前記食品に関する情報は、前記食品を特定するための食品特定情報であり、
    前記食品特定情報と前記食品の管理温度範囲の情報との関係を保持するデータベース(35)をさらに備え、
    前記庫内温度設定部(32)は、前記関係に基づいて前記食品特定情報から前記食品の管理温度範囲の情報を導出し、前記食品の管理温度範囲の情報を利用して前記ショーケース(53a,53b,53c)の庫内温度を設定する、
    請求項2に記載のショーケースの庫内温度設定装置(31)。
  5. 前記ショーケース(53a,53b,53c,153,253)には、前記管理温度範囲が異なる複数の前記食品(70,170,270)が陳列され、
    前記庫内温度設定部(32,184,284)は、前記ショーケースに陳列される複数の前記食品すべての前記管理温度範囲について重複する部分のいずれかの温度に前記庫内温度を設定する、
    請求項3または4に記載のショーケースの庫内温度設定装置(31,180,280)。
  6. 前記ショーケース(153)には、前記管理温度範囲が異なる複数の前記食品(170)が陳列され、
    前記庫内温度設定部(184)は、前記ショーケースに陳列される複数の前記食品すべての前記管理温度範囲について重複する部分があるかを判断し、複数の前記食品すべての前記管理温度範囲について前記重複する部分があると判断した場合は前記重複する部分のいずれかの温度に前記庫内温度を設定し、複数の前記食品すべての前記管理温度範囲について重複する部分がないと判断した場合はそれぞれの管理温度範囲の代表値の平均値を庫内温度として設定する、
    請求項3または4に記載のショーケースの庫内温度設定装置(153)。
  7. 前記食品の管理温度範囲の情報は、前記食品の保存温度範囲の情報である、
    請求項3から6のいずれかに記載のショーケースの庫内温度設定装置(153,253)。
  8. 前記食品の管理温度範囲の情報は、前記食品の消費者が前記食品を摂取するのに好むとされる温度範囲の情報である、
    請求項3から6のいずれかに記載のショーケースの庫内温度設定装置(153)。
  9. 所定の情報を保持する情報媒体(175,275)がその包装に付される食品(170,270)を一定の環境に保ちながら陳列するショーケース(153,253)であって、
    前記情報媒体(175,275)から前記所定の情報を取得する情報取得部(151,251)と、
    前記所定の情報を利用して前記庫内温度を設定する庫内温度設定部(184,284)と、
    を備える、ショーケース(153,253)。
  10. 食品(70)を一定の環境に保ちながら陳列するショーケース(53a,53b,53c)と、
    前記食品に関する情報を保持し、前記食品の包装に付される情報媒体(75)と、
    前記情報媒体(75)から前記食品に関する情報を取得する情報取得装置(51a,51b,51c)と、
    前記食品に関する情報を利用して前記庫内温度を設定する庫内温度設定装置(31)と、
    を備える、ショーケースの庫内温度設定システム(100)。
  11. 所定の情報を保持する情報媒体(75,175,275)がその包装に付される食品(70,170,270)を一定の環境に保ちながら陳列するショーケース(53a,53b,53c,153,253)の庫内温度を設定するショーケースの庫内温度設定プログラム(34,182,282)であって、
    前記情報媒体(75,175,275)から前記所定の情報を取得する情報取得ステップと、
    前記所定の情報を利用して前記庫内温度を設定する庫内温度設定ステップと、
    を備える、ショーケースの庫内温度設定プログラム(34,182,282)。
  12. 所定の情報を保持する情報媒体(75,175,275)がその包装に付される食品(70,170,270)を一定の環境に保ちながら陳列するショーケース(53a,53b,53c,153,253)の庫内温度を設定するショーケースの庫内温度設定方法であって、
    前記情報媒体(75,175,275)から前記所定の情報を取得する情報取得ステップと、
    前記所定の情報を利用して前記庫内温度を設定する庫内温度設定ステップと、
    を備える、ショーケースの庫内温度設定方法。
JP2003313015A 2003-09-04 2003-09-04 ショーケースの庫内温度設定装置 Expired - Fee Related JP4385688B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003313015A JP4385688B2 (ja) 2003-09-04 2003-09-04 ショーケースの庫内温度設定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003313015A JP4385688B2 (ja) 2003-09-04 2003-09-04 ショーケースの庫内温度設定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005083602A true JP2005083602A (ja) 2005-03-31
JP4385688B2 JP4385688B2 (ja) 2009-12-16

Family

ID=34414101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003313015A Expired - Fee Related JP4385688B2 (ja) 2003-09-04 2003-09-04 ショーケースの庫内温度設定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4385688B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002298278A (ja) * 2001-03-28 2002-10-11 Kansai Paint Co Ltd 塗膜の遠隔監視システムと塗膜の遠隔管理方法
JP2007012052A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Hewlett-Packard Development Co Lp 電子システムのワイヤレス温度監視
JP2007111137A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Teruya:Kk バッテリーレス型rfidタグを用いた温度管理機能付き棚札システム
JP2008097796A (ja) * 2006-09-14 2008-04-24 Ricoh Co Ltd 光ディスクおよびその製造方法
WO2008075687A1 (ja) * 2006-12-19 2008-06-26 Daikin Industries, Ltd. 冷却装置の制御回路、冷却システム、冷却装置の制御方法
JP2008151429A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Daikin Ind Ltd 冷却装置の制御回路、冷却システム、冷却装置の制御方法
JP2009139033A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Daikin Ind Ltd 冷却装置の制御回路、冷却システム、冷却装置の制御方法
JP2017207220A (ja) * 2016-05-16 2017-11-24 株式会社アルテクナ 飲料貯蔵装置
JP2017224271A (ja) * 2016-06-08 2017-12-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報処理方法及びプログラム
JP2018527539A (ja) * 2015-05-04 2018-09-20 アリババ・グループ・ホールディング・リミテッドAlibaba Group Holding Limited 製品品質保証期間をモニタリングする方法、システム、スキャン装置、端末及びエンコーダ

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11159929A (ja) * 1997-11-26 1999-06-15 Sanyo Electric Co Ltd ショーケースの制御装置
JPH11294923A (ja) * 1998-04-08 1999-10-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷凍車運行管理システム及び冷凍車
JP2001317862A (ja) * 2000-02-28 2001-11-16 Dainippon Printing Co Ltd 食品の自動冷蔵システムと冷蔵庫
JP2003083669A (ja) * 2001-09-06 2003-03-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報家電、食品情報取得システムおよび食品情報取得方法
JP2003090767A (ja) * 2001-07-13 2003-03-28 Yokohama Rubber Co Ltd:The 温度管理支援システム
JP2003114075A (ja) * 2001-10-05 2003-04-18 Hitachi Ltd 食品トレイと個室食品保管庫及び食品管理システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11159929A (ja) * 1997-11-26 1999-06-15 Sanyo Electric Co Ltd ショーケースの制御装置
JPH11294923A (ja) * 1998-04-08 1999-10-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷凍車運行管理システム及び冷凍車
JP2001317862A (ja) * 2000-02-28 2001-11-16 Dainippon Printing Co Ltd 食品の自動冷蔵システムと冷蔵庫
JP2003090767A (ja) * 2001-07-13 2003-03-28 Yokohama Rubber Co Ltd:The 温度管理支援システム
JP2003083669A (ja) * 2001-09-06 2003-03-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報家電、食品情報取得システムおよび食品情報取得方法
JP2003114075A (ja) * 2001-10-05 2003-04-18 Hitachi Ltd 食品トレイと個室食品保管庫及び食品管理システム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002298278A (ja) * 2001-03-28 2002-10-11 Kansai Paint Co Ltd 塗膜の遠隔監視システムと塗膜の遠隔管理方法
JP2007012052A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Hewlett-Packard Development Co Lp 電子システムのワイヤレス温度監視
JP2007111137A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Teruya:Kk バッテリーレス型rfidタグを用いた温度管理機能付き棚札システム
JP2008097796A (ja) * 2006-09-14 2008-04-24 Ricoh Co Ltd 光ディスクおよびその製造方法
WO2008075687A1 (ja) * 2006-12-19 2008-06-26 Daikin Industries, Ltd. 冷却装置の制御回路、冷却システム、冷却装置の制御方法
JP2008151429A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Daikin Ind Ltd 冷却装置の制御回路、冷却システム、冷却装置の制御方法
US8250872B2 (en) 2006-12-19 2012-08-28 Daikin Industries, Ltd. Refrigerating apparatus control circuit, refrigerating system, and refrigerating apparatus control method
JP2009139033A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Daikin Ind Ltd 冷却装置の制御回路、冷却システム、冷却装置の制御方法
JP2018527539A (ja) * 2015-05-04 2018-09-20 アリババ・グループ・ホールディング・リミテッドAlibaba Group Holding Limited 製品品質保証期間をモニタリングする方法、システム、スキャン装置、端末及びエンコーダ
JP2017207220A (ja) * 2016-05-16 2017-11-24 株式会社アルテクナ 飲料貯蔵装置
JP2017224271A (ja) * 2016-06-08 2017-12-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報処理方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4385688B2 (ja) 2009-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100489421C (zh) 过冷装置及其控制方法
US20190385115A1 (en) Temperature-sensitive cold-chain compliance indicators
US20180284093A1 (en) Trusted Food Traceability System and Method and Sensor Network
US6982640B2 (en) RFID system and method for tracking food freshness
US7096221B2 (en) Food information management system
KR101308620B1 (ko) 실시간 물품 품질 모니터링 시스템
US20180197135A1 (en) Apparatus and System For Remote Sensing, Monitoring, Analysis and Alerting of Environmental Attributes
US20050149414A1 (en) RFID system and method for managing out-of-stock items
US20080047282A1 (en) Method and apparatus for temperature based placement of an item within a storage unit
JP4385688B2 (ja) ショーケースの庫内温度設定装置
US20180106523A1 (en) Refrigerator food inventory preservation
KR20160000931A (ko) 냉장고에 보관되는 식품을 사물인터넷(IoT)을 통해 관리하는 시스템 및 이에 관한 냉장고
JP2006329597A (ja) 冷蔵庫
CN105261120B (zh) 具有加工功能的冷冻肉类商品自动售货机
JP2003114075A (ja) 食品トレイと個室食品保管庫及び食品管理システム
JP2005037086A (ja) 冷蔵庫並びに冷蔵庫の食品管理方法
KR100635990B1 (ko) 무선 주파수 인식 기술을 이용한 냉장고의 물품정보관리시스템
KR20160066877A (ko) Rfid 센서 태그와 tti 2차원 바코드 정보를 연계한 상품의 이력추적 관리 및 조회 방법
US20070203809A1 (en) Method and apparatus for regulating store inventory
JP2005149020A (ja) 商品管理システムおよびトレイ回収装置
KR100750234B1 (ko) Rfid를 이용한 식품 저장고의 유지 관리 제어 시스템및 방법
JP2003118842A (ja) 物流システム
WO2021014931A1 (ja) システム
JP2021159263A (ja) 陳列装置
KR200357932Y1 (ko) 무선 주파수 인식 기술을 이용한 냉장고의 물품정보관리장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090618

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090908

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090921

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131009

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees