JP2013166597A - 物品管理システム、サーバ及び物品管理プログラム - Google Patents

物品管理システム、サーバ及び物品管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】物品の所在を含む情報を管理することが可能な物品管理システム、サーバ及び物品管理プログラムを提供することを目的としている。
【解決手段】読取装置は、物品を識別する物品識別情報が記憶された物品用タグと、前記物品が載せられる台座を識別する台座識別情報が記憶された台座用タグと、所定領域を識別する領域識別情報が記憶された領域用タグと、から、前記物品識別情報と前記台座識別情報と前記領域識別情報とを読み取り、サーバは、前記領域識別情報と、前記所定領域内に配置された台座の台座識別情報と、前記台座に載せられた物品の物品識別情報と、を対応付ける対応付け部と、前記対応付け部による対応付けにしたがって物品管理テーブルを作成する物品管理テーブル作成部と、を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、識別情報が記憶されたタグから前記識別情報を読み取る移動式の読取装置と、前記読取装置が読み取った識別情報を管理するサーバと、を有する物品管理システム、サーバ及び物品管理プログラムに関する。
近年では、例えば工場内の倉庫等での物品管理を行う際に、物品にRFID(Radio Fequency Identificatin)タグ等のICチップを取り付け、非接触の読取装置等により物品の情報を読み取るシステムが知られている。
例えば特許文献1には、ゲートアンテナを作業員が通過したことを検知し、生産工程の次工程へ移行する製品に付随する無線タグからゲートアンテナを介して製品の識別情報を読み込み、次工程への移行状況を管理することが記載されている。
また特許文献2には、2つのセンサ間を通過する検出対象又は検出対象と移動を共にする物品に貼付された無線タグの情報を読み取り、無線タグの情報に基づいて上位機種又は下位機種に対して出力を行うことが記載されている。
また特許文献3には、IDタグを取り付けた物品をキャリアに載せて保管する際に、キャリアにIDタグを取り付け、入庫時にキャリアのIDに物品のIDを紐付けて記憶することが記載されている。
上記特許文献1及び特許文献2記載の技術では、例えば無線タグからデータを読み取った後に、物品が倉庫内で移動された場合等に、物品の所在を把握することが困難である。また特許文献3記載の技術では、例えば物品が載せられたキャリアが倉庫内で移動された場合等に、物品及びキャリアの所在を管理することが困難である。
本発明は、上記事情を鑑みてこれを解決すべく成されたものであり、物品の所在を含む情報を管理することが可能な物品管理システム、サーバ装置及び物品管理プログラムを提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の如き構成を採用した。
本発明は、識別情報が記憶されたタグから前記識別情報を読み取る移動式の読取装置と、前記読取装置が読み取った識別情報を管理するサーバと、を有する物品管理システムであって、前記読取装置は、物品を識別する物品識別情報が記憶された物品用タグと、前記物品が載せられる台座を識別する台座識別情報が記憶された台座用タグと、所定領域を識別する領域識別情報が記憶された領域用タグと、から、前記物品識別情報と前記台座識別情報と前記領域識別情報とを読み取り、前記サーバは、前記領域識別情報と、前記所定領域内に配置された台座の台座識別情報と、前記台座に載せられた物品の物品識別情報と、を対応付ける対応付け部と、前記対応付け部による対応付けにしたがって物品管理テーブルを作成する物品管理テーブル作成部と、を有する。
本発明は、識別情報が記憶されたタグから前記識別情報を読み取る移動式の読取装置と、前記読取装置が読み取った識別情報を管理するサーバであって、前記読取装置が読み取った、物品を識別する物品識別情報と、前記物品が載せられる台座を識別する台座識別情報と、所定領域を識別する領域識別情報とを前記読取装置から取得する識別情報取得部と、前記領域識別情報と、前記所定領域内に配置された台座の台座識別情報と、前記台座に載せられた物品の物品識別情報と、を対応付ける対応付け部と、前記対応付け部による対応付けにしたがって物品管理テーブルを作成する物品管理テーブル作成部と、を有する。
本発明は、識別情報が記憶されたタグから前記識別情報を読み取る移動式の読取装置と、前記読取装置が読み取った識別情報を管理するサーバにおいて実行される物品管理プログラムであって、前記サーバに、前記読取装置が読み取った、物品を識別する物品識別情報と、前記物品が載せられる台座を識別する台座識別情報と、所定領域を識別する領域識別情報とを前記読取装置から取得する識別情報取得ステップと、前記領域識別情報と、前記所定領域内に配置された台座の台座識別情報と、前記台座に載せられた物品の物品識別情報と、を対応付ける対応付けステップと、前記対応付けステップにおける対応付けにしたがって物品管理テーブルを作成する物品管理テーブル作成ステップと、を実行させる。
本発明によれば、物品の所在を含む情報を管理することができる。
物品管理システム100のシステム構成の一例を示す図である。 第一の実施形態の移動式アンテナゲートを説明する第一の図である。 第一の実施形態の移動式アンテナゲートを説明する第二の図である。 第一の実施形態のサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施形態のサーバの機能構成を説明する図である。 第一の実施形態のサーバの動作を説明するフローチャートである。 情報種別判別部による識別情報の判別を説明する図である。 第一の実施形態のパレット後の処理を説明する図である。 第一の実施形態の移動式アンテナゲートによる物品識別情報の読み取りを説明する図である。 第一の実施形態の物品管理テーブルの一例を示す図である。 第一の実施形態の物品管理テーブルが更新された例を示す図である。 第二の実施形態のサーバの機能構成を説明する図である。 第二の実施形態のサーバの動作を説明するフローチャートである。 物品用タグの読み取りの順と、受信強度に基づき物品の位置を判断した場合の物品管理テーブルの例を示す図である。 第二の実施形態における物品の位置の判断を説明する図である。 物品識別情報の読み取りのタイミングにより物品の位置を判断した場合の物品管理テーブルの例を示す図である。
本発明では、移動式の読取装置により、所定領域を識別する領域識別情報と、物品が搭載される台座を識別する台座識別情報と、物品を識別する物品識別情報と、を所定領域と台座と物品とからそれぞれ読み取り、対応付けた物品管理テーブルを作成する。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第一の実施形態について説明する。図1は、物品管理システム100のシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態の物品管理システム100は、サーバ200、移動式アンテナゲート300、タグ発行用コンピュータ400、タグ発行用プリンタ410、検索用コンピュータ420、出荷アンテナゲート430が、例えば無線LAN(Local Area Network)等により接続されて構成される。
本実施形態の物品管理システム100は、例えば倉庫内に保管されている物品の所在を含む情報を管理する。本実施形態では、物品はパレットと呼ばれる台座の上に載せられ、倉庫内に保管される。
本実施形態のタグ発行用コンピュータ400は、物品に取り付ける物品用タグと、パレットに取り付けるパレット用タグと、倉庫内の所定領域毎に取り付ける領域用タグとをタグ発行用プリンタ410に発行させる。尚パレット用タグと領域用タグとは、それぞれ単独のコンピュータにより発行されても良い。
タグ発行用プリンタ410により発行された物品用タグは、物品を識別する物品識別情報が格納されており、物品毎に取れ付けられる。パレット用タグは、パレットを識別するパレット識別情報が格納されており、パレット毎に取り付けられる。領域用タグは、領域を識別する領域識別情報が格納されており、所定の領域毎に取れ付けられる。
物品用タグ、パレット用タグ、領域用タグは、例えばRFID(Radio Frequency IDentification)タグ等である。
本実施形態の移動式アンテナゲート300は、物品用タグ、パレット用タグ、領域用タグから物品識別情報、パレット識別情報、領域識別情報をそれぞれ読み取る読取装置である。本実施形態では、倉庫内で移動式アンテナゲート300を移動させて各識別情報を順次読み取り、サーバ200へ読み取った情報を送信する。移動式アンテナゲート300の詳細は後述する。
サーバ200は、移動式アンテナゲート300から送信される物品識別情報、パレット識別情報、領域識別情報を管理する。具体的にはサーバ200は、例えば物品識別情報、パレット識別情報、領域識別情報を対応付けた物品管理テーブルを作成する。サーバ200の機能の詳細は後述する。
検索用コンピュータ420は、物品の情報の検索を行うためのコンピュータである。本実施形態では、例えば検索用コンピュータ420に検索対象の物品番号等を入力し、サーバ200内の物品管理テーブル内を検索することができる。検索結果は、例えば検索用コンピュータ420のディスプレイ等に表示されても良い。
本実施形態の出荷アンテナゲート430は、倉庫内から物品が出荷される際等に、物品の物品用タグから物品識別情報を読み取り、サーバ200へ送信する。サーバ200は、出荷アンテナゲート430から送信された情報に基づき、物品管理テーブルを更新する。本実施形態では、例えば出荷アンテナゲート430は、例えば倉庫の出荷口等に設けられた固定式のアンテナであっても良い。
また本実施形態では、サーバ200と別にタグ発行用コンピュータ400と検索用コンピュータ420とが設けられるものとしたが、これに限定されない。サーバ200は、タグ発行用コンピュータ400と検索用コンピュータ420の機能を有するものであっても良い。
以下に図2、図3を参照して本実施形態の移動式アンテナゲート300について説明する。図2は、第一の実施形態の移動式アンテナゲートを説明する第一の図である。図2は、物品10、20、30、40が搭載されたパレットP1が移動式アンテナゲート300をくぐる場合を正面から見た状態を示している。
本実施形態の移動式アンテナゲート300は、ゲート310、台車321、322、アンテナ331、332、333、334、電源部340、制御部350、パレット検知センサ361、362を有する。
ゲート310には、物品用タグ、パレット用タグ、領域用タグから物品識別情報、パレット識別情報、領域識別情報をそれぞれ読み取る読取装置であるアンテナ331〜334と、電源部340と、制御部350とが設けられている。アンテナ331〜334には、電源部340から電源が供給され、制御部350により各種識別情報の読み取りが制御される。尚本実施形態では、アンテナ331〜334は読取装置としたが、各種タグへ情報の書き込みが可能な構成であっても良い。
また本実施形態のゲート310には、パレットP1がゲート310をくぐったか否かを検出するパレット検知センサ361、362が設けられている。本実施形態のパレット検知センサ361、362の出力は、例えば制御部350へ送られ、制御部350からサーバ350へ送信されても良い。
ゲート310には、台車321、322が取り付けられており、アンテナ331〜334を移動させながら領域用タグ、パレット用タグ、物品用タグを読み取ることができる。
図3は、第一の実施形態の移動式アンテナゲートを説明する第二の図である。図3は、パレットP1が移動式アンテナゲート300をくぐる場合を斜めから見た状態を示している。
本実施形態では、例えば物品管理者等が移動式アンテナゲート300をX1からX2方向に移動させることで、アンテナ331、332とアンテナ333、334の間に物品10、20、30、40が搭載されたパレットP1を通らせる。
本実施形態では、移動式アンテナゲート300に、所定領域S1を識別する領域識別情報が格納された領域用タグS11、パレットP1を識別するパレット識別情報が格納されたパレット用タグP11をくぐらせる。さらに本実施形態では、移動式アンテナゲート300に、パレットP1に上に載せられた物品10、20、30、40をそれぞれ識別する物品識別情報が格納された物品用タグ11、21、31、41をくぐらせる。
本実施形態では、このように移動式アンテナゲート300を移動させながら、アンテナ331〜334により領域用タグS11、パレット用タグP11、物品用タグ11、21、31、41から各種の識別情報を読み取り、サーバ200へ送信する。
サーバ200は、移動式アンテナゲート300から送信される領域識別情報、パレット識別情報、物品識別情報を対応付けて格納し、物品管理テーブルを作成する。
以下に本実施形態のサーバ200について説明する。図4は、第一の実施形態のサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
サーバ200では、入力装置201、表示装置202、主記憶装置203、CPU(Central Processing Unit)204、インターフェース装置205、補助記憶装置206及びドライバ装置207がバスBで相互に接続されている。
バスBで相互に接続されている入力装置201、表示装置202、主記憶装置203、CPU204、インターフェース装置205、補助記憶装置206及びドライバ装置207は、CPU204による管理下で相互にデータの送受を行うことができる。CPU204は、サーバ200全体の動作制御を司る中央処理装置である。
インターフェース装置205は他の情報処理装置からのデータを受信し、そのデータの内容をCPU204に渡す。さらに、インターフェース装置205はCPU204からの指示に応じて他の情報処理装置にデータを送信する。
補助記憶装置206には、サーバ200の機能を発揮させるプログラムの一部として、少なくともサーバ200に表構造の自動認識処理を実行させる物品管理プログラムが記憶されている。
そしてサーバ200は、CPU204が物品管理プログラムを補助記憶装置206から読み出して実行することで、表構造の自動認識機能を有する装置となる。物品管理プログラムはCPU204とアクセス可能な主記憶装置203に格納されていても良い。入力装置201はCPU204の管理下でデータの入力を受付ける。物品管理プログラムはサーバ200が読み取り可能な記録媒体208に記録しておくことができる。
サーバ200で読み取り可能な記録媒体208には、磁気記録媒体、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録媒体には、HDD(Hard Disk Drive)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)などがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc − Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。また、光磁気記録媒体には、MO(Magneto − Optical disk)などがある。物品管理プログラムを流通させる場合には、例えば物品管理プログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型の記録媒体208を販売することが考えられる。
そして物品管理プログラムを実行するサーバ200は、例えばドライバ装置208が物品管理プログラムを記録した記録媒体208から、物品管理プログラムを読み出す。CPU204は、読み出された物品管理プログラムを主記憶装置203若しくは補助記憶装置206に格納する。
そしてサーバ200は、自己の記憶装置である主記憶装置203若しくは補助記憶装置206から物品管理プログラムを読み取り、物品管理プログラムに従った処理を実行する。
図5は、第一の実施形態のサーバの機能構成を説明する図である。
本実施形態のサーバ200は、識別情報取得部210、情報種別判別部220、パレット検知部230、対応付け判断部240、物品管理テーブル作成部250、物品管理テーブル更新部260を有する。
本実施形態の識別情報取得部210は、移動式アンテナゲート300において読み取られた各種識別情報を取得する。情報種別判別部220は、取得した識別情報が領域識別情報であるか、パレット識別情報であるか、又は物品識別情報であるかを判別する。情報種別判別部220の詳細は後述する。
パレット検知部230は、パレット検知センサ361、362の出力から移動式アンテナゲート300の下にパレットが存在するか否かを判断する。例えばパレット検知センサ361、362が発光素子と受光素子とからなる光学センサであった場合、パレット検知部230は受光素子による受光が遮断されたとき、パレットが移動式アンテナゲート300の下に存在するものとしてパレットを検出する。
尚パレット検知センサ361、362は、光学センサでなくても良く、例えばパレットが移動式アンテナゲート300の下に位置する場合にはパレット検知センサ361、362にパレットが接触するような構成のものであっても良い。その場合パレット検知部230は、パレット検知センサ361、362の接触により、パレットを検出する。
対応付け判断部240は、情報種別判別部220により識別された領域識別情報と、パレット識別情報と、物品識別情報との対応付けの判断を行う。対応付け判断部240による対応付けの判断の詳細は後述する。
物品管理テーブル作成部250は、対応付け判断部240による対応付けの判断に基づき、領域識別情報と、パレット識別情報と、物品識別情報とを対応付けた物品管理テーブルを作成する。物品管理テーブル更新部260は、移動式アンテナゲート300から取得した識別情報の対応付けの判断が変更されたとき、物品管理テーブルを更新する。
以下に図6を参照して本実施形態のサーバ200の動作を説明する。図6は、第一の実施形態のサーバの動作を説明するフローチャートである。
本実施形態の物品管理システム100において、管理者等により移動式アンテナゲート300の移動が開始されると(ステップS601)、サーバ200は、識別情報取得物部210により、領域識別情報を取得したか否かを判断する(ステップS602)。
具体的には本実施形態のサーバ200では、識別情報取得部210により取得した識別情報が、情報種別判別部220により領域、パレット、物品の何れの識別情報か否かを判別する。以下に図7を参照して本実施形態の情報種別判別部220による識別情報の判別について説明する。図7は、情報種別判別部による識別情報の判別を説明する図である。
本実施形態の領域用タグS11、パレット用タグP11、物品用タグ11、21、31、41では、同じ大きさの記憶領域を有し、記憶領域における識別情報の格納場所により、何を識別する識別情報であるかが判別される。
図7(A)は、領域用タグS11、パレット用タグP11、物品用タグ11、21、31、41に設けられた記憶領域の例を示す図であり、図7(B)は領域用タグS11の記憶領域を示す図である。図7(C)はパレット用タグP11の記憶領域を示す図であり、図7(D)は物品用タググ11、21、31、41の記憶領域を示す図である。
図7(A)に示すように、本実施形態では、記憶領域70が3つの領域71、72、73に分けられている。本実施形態では、領域71を領域識別情報が格納される領域とし、領域72をパレット識別情報が格納される領域とし、領域73を物品識別情報が格納される領域とした。
領域用タグS11では、図7(B)に示すように、領域71に領域識別情報が格納されており、領域72、73には何の情報も格納されていない。本実施形態の領域識別情報とは、例えば複数のパレットが列をなすように配置された場合には、所定の列を示す情報であっても良い。
パレット用タグP11では、図7(C)に示すように、領域72にパレット識別情報が格納されており、領域71、73には何の情報も格納されていない。本実施形態のパレット識別情報は、例えばパレット毎に設けられるパレット番号等である。
物品用タグ11では、図7(D)に示すように、領域73に物品識別情報が格納されており、領域71、72には何の情報も格納されていない。本実施形態の物品識別情報は、例えば物品名、物品のロットを示す物品ロットを含む。
本実施形態の識別情報取得部210は、記憶領域を読み取った結果を取得する。したがって、例えば移動式アンテナゲート300が領域用タグS11を読み取った場合は、領域71を示す番地にのみ情報が格納されている。また移動式アンテナゲート300がパレット用タグP11を読み取った場合には領域72を示す番地にのみ情報が格納されており、物品用タグ11を読み取った場合には領域73を示す番地にのみ情報が格納されている。本実施形態の情報種別判別部220は、情報が格納されている領域に基づき、識別情報の種類を判別する。
図6に戻って、ステップS602において領域識別情報を取得すると、続いてサーバ200は、パレット検知部230により、パレットが移動式アンテナゲート300の下に存在するか否かを検出する(ステップS603)。ステップS602において領域識別情報を取得しない場合、処理を終了する。
ステップS603においてパレット検知部230がパレットを検出すると、識別情報取得部210は、移動式アンテナゲート300からパレット識別情報と物品識別情報とを取得する(ステップS604)。ステップS603においてパレットを検出しない場合、後述するステップS609へ進む。
ステップS604に続いてサーバ200は、情報種別判別部220によりパレット識別情報と物品識別情報とを判別する(ステップS605)。続いてサーバ200は、対応付け判断部250により、領域識別情報とパレット識別情報と物品識別情報との対応付けの判断を行う(ステップS606)。
続いてサーバ200は、各識別情報の対応付けが行われた後、この対応付けに従って物品管理テーブル作成部250により、物品管理テーブルを作成する(ステップS607)。続いてサーバ200は、パレット検知部230により次のパレットが検出されたか否かを判断する(ステップS608)。
ステップS608において、次のパレットが検出された場合、ステップS604へ戻る。ステップS608において次のパレットが検出されない場合、サーバ200は、次の領域識別情報を取得したか否かを判断する(ステップS609)。ステップS609において次の領域識別情報が取得された場合、ステップS603へ戻る。ステップS609において次の領域識別情報が取得されない場合、サーバ200は処理を終了する。
以下に図8を参照してステップS604からステップS606までのパレット検出後の処理について具体的に説明する。図8は、第一の実施形態のパレット後の処理を説明する図である。
図8では、パレットP1、P2、P3、P4が領域S1内に一列に配置された場合を示しており、移動式アンテナゲート300はX1からX2へ移動するものとした。パレットP1、P2、P3、P4にはそれぞれ複数の物品が載せられている。
図8の例では、移動式アンテナゲート300の移動が開始すると、移動式アンテナゲート300は最初に領域S1を識別するための領域用タグS11から領域識別情報を読み取る。
続いて移動式アンテナゲート300が地点T1まで移動してパレットP1上にさしかかると、パレット検知センサ361、362によりパレットP1の検知信号がサーバ200へ送信される。サーバ200は、ここで移動式アンテナゲート300がパレットP1上にあることを検出する。
続いて移動式アンテナゲート300は、アンテナ331〜334により、物品10の物品用タグ11に格納された物品10の物品識別情報と、物品20の物品用タグ21に格納された物品20の物品識別情報と、を読み取る。続いてアンテナ331〜334は、物品50の物品用タグ51に格納された物品50の物品識別情報を読み取る。続いてアンテナ331〜334は、物品30の物品用タグ31に格納された物品30の物品識別情報と、物品40の物品用タグ41に格納された物品40の物品識別情報と、を読み取る。
次にアンテナ331〜334は、パレットP1に設けられたパレット用タグP11に格納されたパレット識別情報を読み取る。
アンテナ331〜334により読み取られた物品識別情報とパレット識別情報は、サーバ200へ送信される。
続いて移動式アンテナゲート300が地点T2まで移動すると、パレット検知センサ361、362によりパレットP1の検知信号が途絶える。サーバ200のパレット検知部230は、これらによりパレットP1に載せられた物品の物品用タグの読取が終了したものと判断する。
本実施形態のサーバ200は、パレットP1上の物品用タグの読取が終了すると、対応付け判断部240により、領域識別情報と、物品識別情報と、パレット識別情報との対応付けを行う。
具体的には本実施形態のサーバ200の対応付け判断部240は、パレット識別情報に、そのパレットに載せられた物品の物品識別情報を対応付ける。また対応付け判断部240は、パレット識別情報を、パレット識別情報を検出する前に検出した領域識別情報と対応付ける。
図8の例では、パレットP1のパレット識別情報と、物品10、20、30、40、50の物品識別情報が対応付けられる。またパレットP1のパレット識別情報は、領域S1の領域識別情報と対応付けられる。したがって物品10、20、30、40、50の物品識別情報は、パレットP1のパレット識別情報と、領域S1の領域識別情報と対応付けられる。
各識別情報の対応付けの判断が行われると、サーバ200は、物品管理テーブル作成物品250により物品管理テーブルを作成する。物品管理テーブルの詳細は後述する。
次に移動式アンテナゲート300が地点T3まで移動してパレットP2上にさしかかると、パレット検知センサ361、362によりパレットP2の検知信号がサーバ200へ送信される。サーバ200は、ここで移動式アンテナゲート300がパレットP2上にあることを検出する。
続いて移動式アンテナゲート300がさらにX2方向へ移動すると、アンテナ331〜334は、パレットP2上の物品12、22、32、42の物品用タグ13、23、33、43から各物品の物品識別情報を読み取り、サーバ200へ送信する。またアンテナ331〜334は、パレットP2のパレット用タグP21からパレット識別情報を読み取り、サーバ200へ送信する。
続いて移動式アンテナゲート300が地点T4まで移動すると、パレット検知センサ361、362によりパレットP2の検知信号が途絶える。サーバ200のパレット検知部230は、これらによりパレットP2に載せられた物品の物品用タグの読取が終了したものと判断する。
次にサーバ200の対応付け判断部240は、パレットP2のパレット識別情報と、物品12、22、32、42の物品識別情報とを対応付ける。また対応付け判断部240は、パレットP2を検出する前に次の領域識別情報が取得されていないため、パレットP2のパレット識別情報を領域S1の領域識別情報と対応付ける。したがって物品12、22、32、42、52の物品識別情報は、パレットP2のパレット識別情報と、領域S1の領域識別情報と対応付けられる。
尚本実施形態では、パレット検知センサ361、362がパレットを検出しない地点T2から地点T3までの間にアンテナ331〜334が受信した情報は、サーバに送信しないものとしても良い。
また本実施形態の移動式アンテナゲート300では、アンテナ331〜334は、例えば移動式アンテナゲート300の移動方向に対して傾斜して配置されることが好ましい。
以下に図9を参照して、アンテナ331〜334による物品識別情報の読み取りについて説明する。図9は、第一の実施形態の移動式アンテナゲートによる物品識別情報の読み取りを説明する図である。図9(A)はパレットP1上の物品識別情報を読み取る場合を示しており、図9(B)はパレットP1上の物品識別情報を読み取る場合を示している。
本実施形態では、アンテナ331〜334は、受信面を移動式アンテナゲート300の移動方向に対して傾斜させて配置することで、パレットとパレット上の物品をアンテナ331〜334の交信エリア内に収める。
本実施形態では、図9(A)で示すように、移動式アンテナゲート300が地点T2と地点T3の間にあるとき、パレットP1とパレットP1上の物品がアンテナ331〜334の交信エリア内に入り、パレットP2とパレットP2上の物品は、交信エリア内に入らない。したがってアンテナ331〜334は、パレットP1のパレット識別情報と、パレットP1上の物品の物品識別情報とを読み取ることができる。
また図9(B)に示すように、移動式アンテナゲート300が地点T4を過ぎたとき、パレットP2とパレットP2上の物品がアンテナ331〜334の交信エリア内に入り、パレットP1とパレットP1上の物品は、交信エリア内に入らない。したがってアンテナ331〜334は、パレットP2のパレット識別情報と、パレットP2上の物品の物品識別情報とを読み取ることができる。
尚本実施形態では、アンテナ331〜334が地点T3から地点T4の間にある場合、パレットP1のパレット識別情報とパレットP1上の物品の物品識別情報がアンテナ331〜334に読み取られる可能性がある。この場合サーバ200は、重複して読み取った情報は破棄する処理を行えば良い。
本実施形態では、具体的には例えば、アンテナ331〜334は、移動式アンテナゲート300の移動方向X2に対する受信面の角度θが0〜90度となるように配置された円偏波タイプのものとする。さらにアンテナ331〜334は、受信面の角度θが30〜60度であることがより好ましい。
尚本実施形態では、アンテナ331〜334がゲート310に固定される構成として説明したが、これに限定されない。本実施形態のアンテナ331〜334は、回動可能な構成でゲート310に設けられていても良い。アンテナ331〜334を回動可能とすれば、例えば移動式アンテナゲート300の移動方向に対するアンテナ331〜334の角度を可変とすることができる。
その場合、例えばパレットを検出していない状態では、アンテナ331〜334の角度θを60度とする。そして移動式アンテナゲート300がパレットの中央に近づくにしたがってアンテナ331〜334の角度θを0度に近づけるように回動させても良い。このようにアンテナ331〜334を回動させることで、例えばパレットP2上の物品の物品用タグを読み取る際に、パレットP1のパレット用タグやパレットP1上の物品の物品用タグを読み取らずに、パレットP2に関する情報のみを読み取ることができる。
アンテナ331〜334の回動手段は、例えばモータであっても良いし、移動式アンテナゲート300の移動により回転する機械的なギア等であっても良い。
また本実施形態では、移動式アンテナゲート300はX1からX2方向に移動するものとしたが、これに限定されない。移動式アンテナゲート300は、X2からX1方向に移動しても良い。
以下に、図10を参照して本実施形態の物品管理テーブル作成部250の処理について説明する。図10は、第一の実施形態の物品管理テーブルの一例を示す図である。
本実施形態の物品管理テーブル作成部250は、対応付け判断部240により対応付けされた各識別情報を、各識別情報を取得した日付と共に格納した物品管理テーブル90を作成する。
物品管理テーブル90では、例えば領域識別情報が「1」である領域に、パレット識別情報が「11」と「12」の2つのパケットが配置されていることがわかる。またパレット識別情報が「11」のパレットには、物品識別情報の物品ロットが112から115までの物品が載せられており、パレット識別情報が「12」のパレットには、物品識別情報の物品ロットが116から118までの物品が載せられていることがわかる。
したがって本実施形態の物品管理テーブル90では、各識別情報を取得した日に、どの領域にどのパレットが配置されており、どのパレットにどの物品が載せられているかを把握することができる。
したがって、例えば所望の物品の保管場所を検索したい場合、検索用コンピュータ420から物品ロット等を入力し、この物品ロットを検索キーとして物品管理テーブル90を検索すれば良い。
また本実施形態の物品管理テーブル90は、移動式アンテナゲート300により各識別情報を取得する毎に、物品管理テーブル更新部260により更新される。
図11は、第一の実施形態の物品管理テーブルが更新された例を示す図である。図11では、物品管理テーブル90が更新された物品管理テーブル90Aを示す。
物品管理テーブル90Aでは、各識別情報の取得日が物品管理テーブル90と異なる。
物品管理テーブル90Aでは、物品管理テーブル90に行91と行91が追加されている。
物品管理テーブル90Aでは、物品管理テーブル90において領域識別情報「1」の領域に配置されていたパレット識別情報「11」のパレットに、物品ロット「124」の物品が新たに載せられたことがわかる。
また物品管理テーブル90Aでは、物品管理テーブル90において領域識別情報「1」の領域に配置されていたパレット識別情報「12」のパレットに、物品ロット「123」の物品が新たに載せられたことがわかる。
このように本実施形態では、例えばパレット上の物品を移動させた場合でも、物品の所在を把握することができる。よって本実施形態によれば、物品の所在を含む情報を管理することができる。
尚本実施形態では、移動式アンテナゲート300はパレット検知センサ361、362を有し、サーバ200はパレット検知部230を有する構成としたが、これに限定されない。例えば移動式アンテナゲート300は、電源部340のオン/オフを制御する操作パネルを備え、物品管理システム100の管理者が、移動式アンテナゲート300がパレットを通過する度にアンテナ331〜334へ供給する電源をオン/オフしても良い。この操作により、パレット検知センサと同様の機能を実現できる。
また本実施形態の移動式アンテナゲート300では、アンテナは、アンテナ331〜334の4つとしたが、これに限定されない。アンテナは、例えばアンテナ331とアンテナ333のみであっても良い。またアンテナは、移動式アンテナゲート300がパレット上を通過したときに、パレットの上側にくる位置に配置されても良い。本実施形態の移動式アンテナゲート300において、アンテナは、物品に取り付けられる物品用タグの位置に応じて、物品用タグから物品識別情報が読み取れる位置に配置されていれば良い。
また本実施形態のアンテナ331〜334は、ゲート310に設けられ、ゲート310が移動するものとしたが、これに限定されない。本実施形態では、各識別情報を読み取るアンテナが移動可能な構成であれば良い。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。本発明の第二の実施形態は、物品識別情報を読み取る際に、パレット上における物品の位置情報を物品管理テーブルに格納する点が第一の実施形態と相違する。よって以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図12は、第二の実施形態のサーバの機能構成を説明する図である。
本実施形態のサーバ200Aは、第一の実施形態のサーバ200の有する各部に加え、位置判断部270を有する。
本実施形態の位置判断部270は、パレット上における各物品の位置を判断する。本実施形態の位置判断部270は、例えばアンテナ331〜334による物品用タグの読み取りの順と、受信強度に基づき各物品の位置を判断しても良い。
また本実施形態の位置判断部270は、移動式アンテナゲート300がパレット上の通過を開始してから終了するまでの時間における物品識別情報の読み取りのタイミングにより、パレット上での物品の位置を判断しても良い。
図13は、第二の実施形態のサーバの動作を説明するフローチャートである。図13のステップS1301からステップS1306までの処理は、図6のステップS601からステップS606までの処理と同様であるから説明を省略する。
ステップS1307において、本実施形態のサーバ200Aは、位置判断部270により、パレットにおける物品の位置を判断し、判断する(ステップS1307)。続いてサーバ200Aは、物品管理テーブル作成部250により、パレットにおける物品の位置情報を含む物品管理テーブルを作成する(ステップS1308)。
ステップS1309とステップS1310の処理は、図6のステップS608とステップS609と同様であるから説明を省略する。
以下に本実施形態の位置判断部270による位置判断について説明する。
始めに、図3を参照して物品用タグの読み取りの順と、受信強度に基づき物品の位置を判断する場合を説明する。
本実施形態のでは、例えば移動式アンテナゲート300がX1からX2方向に移動すると、アンテナ331〜334は、最初に物品30の物品用タグ31と物品40の物品用タグ41とを読み取る。次にアンテナ331〜334は、最初に物品10の物品用タグ11と物品20の物品用タグ21とを読み取る。
このときアンテナ331〜334では、それぞれに最も距離が近い物品用タグから読み取る物品識別情報が最も強度の大きい信号として受信される。
アンテナ331に最も距離の近い物品用タグは、物品用タグ11であり、アンテナ332に最も距離の近い物品用タグは、物品用タグ12である。アンテナ333に最も距離の近い物品用タグは、物品用タグ31であり、アンテナ334に最も距離の近い物品用タグは、物品用タグ41である。
本実施形態の位置判断部270は、アンテナ331〜334において、最も距離の近い物品用タグから物品識別情報を読み取る順番に基づき、物品の位置を判断する。
具体的には例えば、物品10の物品用タグ11から読み取られる物品識別情報は、アンテナ331において物品用タグ31、41よりも遅く読み取られ、且つ最も受信強度が大きい。物品20の物品用タグ21から読み取られる物品識別情報は、アンテナ332において物品用タグ31、41よりも遅く読み取られ、且つ最も受信強度が大きい。
したがって物品10と物品20は、パレットP1においてアンテナ331、332が設けられた側(X1方向にむかって左側)に配置されており、物品10が物品20の上にあることがわかる。また物品10と物品20は、パレットP1において、物品30と物品40よりも移動方向より(X2方向より)に配置されていることがわかる。
同様に物品30と物品40は、パレットP1においてアンテナ333、334が設けられた側(X1方向にむかって右側)に配置されており、物品30が物品40の上にあることがわかる。また物品30と物品40は、パレットP1において、物品10と物品20よりも移動式アンテナゲート300より(X1方向より)に配置されていることがわかる。
図14は、物品用タグの読み取りの順と、受信強度に基づき物品の位置を判断した場合の物品管理テーブルの例を示す図である。
図14に示す物品管理テーブル140では、図10に示す物品管理テーブル90の項目に加え、パレット上での物品の位置情報141を含む。物品管理テーブル140では、物品ロット112の物品は、パレット識別情報「11」のパレットにおいて、右上にあることがわかる。尚物品管理テーブル140の位置情報141では、図3に示すX1方向を向いた場合(移動式アンテナゲート300がある方を向いた場合)の左右を示すものとした。
次に、図15を参照して、物品識別情報の読み取りのタイミングにより物品の位置を判断する場合を説明する。図15は、第二の実施形態における物品の位置の判断を説明する図である。
本実施形態のサーバ200Aは、移動式アンテナゲート300が地点T1を通過し、パレット検知センサ361、362がパレットP1を検出したときの時刻と、移動式アンテナゲート300が地点T2まで移動してパレットP1を通過したときの時刻とを取得する。
そしてサーバ200Aは、位置判断部270により、移動式アンテナゲート300がパレットP1を通過するのにかかる通過時間を算出する。ここで位置判断部270は、通過時間内の前半に読み取られた物品識別情報は、パレットP1において移動方向の反対側より(X1方向より)に配置された物品用タグであると判断する。また位置判断部270は、通過時間内の後半に読み取られた物品識別情報は、パレットP1において移動方向側より(X2方向より)に配置された物品用タグであると判断する。
図15の場合、物品10、20の物品識別情報は、地点T1を通過してから地点T2を通過するまでの通過時間のうち前半に読み取られる。また物品30、40の物品識別情報は、通過時間のうち後半に読み取られる。また物品50は、パレットP1の中央近辺に配置されているため、前半か後半の何れに含まれるか判断される。例えば物品50に設けられた物品用タグ51が物品50において地点T1よりに配置されていれば前半に含まれるものとし、地点T2よりに配置されていれば後半に含まれるものと判断しても良い。
図16は、物品識別情報の読み取りのタイミングにより物品の位置を判断した場合の物品管理テーブルの例を示す図である。
図16に示す物品管理テーブル160でも、図14と同様に位置情報161を含む。物品管理テーブル160では、物品ロット112の物品は、パレット識別情報「11」のパレットにおいて、手前側に配置されていることがわかる。尚図16の手前とは、パレット識別情報「11」のパレットの通過時間の前半に物品識別情報が読み取られたことを示す。
また物品管理テーブル160において、物品ロット113の物品は、パレット識別情報「11」のパレットにおいて、奥側に配置されていることがわかる。図16の奥とは、パレット識別情報「11」のパレットの通過時間の後半に物品識別情報が読み取られたことを示す。
このように本実施形態では、パレットにおける物品の位置も把握することができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 物品管理システム
200 サーバ
210 識別情報取得部
220 情報種別判別部
230 パレット検知部
240 対応付け判断部
250 物品管理テーブル作成部
260 物品管理テーブル更新部
300 移動式アンテナゲート
310 ゲート
321、322 台車
331、332、333、334 アンテナ
特開2006−163630号公報 特開2008−266007号公報 国際公開公報WO2006/059674号公報

Claims (9)

  1. 識別情報が記憶されたタグから前記識別情報を読み取る移動式の読取装置と、前記読取装置が読み取った識別情報を管理するサーバと、を有する物品管理システムであって、
    前記読取装置は、
    物品を識別する物品識別情報が記憶された物品用タグと、前記物品が載せられる台座を識別する台座識別情報が記憶された台座用タグと、所定領域を識別する領域識別情報が記憶された領域用タグと、から、前記物品識別情報と前記台座識別情報と前記領域識別情報とを読み取り、
    前記サーバは、
    前記領域識別情報と、前記所定領域内に配置された台座の台座識別情報と、前記台座に載せられた物品の物品識別情報と、を対応付ける対応付け部と、
    前記対応付け部による対応付けにしたがって物品管理テーブルを作成する物品管理テーブル作成部と、を有する物品管理システム。
  2. 前記対応付け部は、
    前記読取装置が第一の領域識別情報を読み取ってから第二の領域識別情報を読み取るまでの間に読み取った前記台座識別情報を、前記第一の領域識別情報と対応付ける請求項1記載の物品管理システム。
  3. 前記読取装置は、前記台座を検知する台座検知手段を有し、
    前記対応付け部は、
    前記台座検知手段により第一の台座が検知されてから第二の台座が検知されるまでの間に前記読取装置が読み取った前記物品識別情報と、前記第一の台座の台座識別情報と、を対応付ける請求項2記載の物品管理システム。
  4. 前記読取装置は、
    前記物品用タグと前記台座用タグと前記領域用タグとを読取可能に設けられた複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナを支持するゲートと、
    前記ゲートを移動させる台車と、を有し、
    前記物品が載せられた前記台座が配置された前記所定領域内を移動して、前記物品用タグ、前記台座用タグ及び前記領域用タグから前記物品識別情報、前記台座識別情報及び前記領域識別情報を読み取る請求項1ないし3の何れか一項に記載の物品管理システム。
  5. 前記複数のアンテナは、
    受信面が前記読取装置の移動方向に対して所定の角度を有するように前記ゲートに配置された請求項4記載の物品管理システム。
  6. 前記サーバは、
    前記複数のアンテナにおける前記物品識別情報の読み取り順と、前記複数のアンテナと前記物品との距離と、に基づき、前記台座における前記物品の位置を判断する位置判断部を有し、
    前記物品管理テーブル作成部は、
    前記位置判断部による判断に基づき前記台座における前記物品の位置を示す位置情報を前記物品管理テーブルに含める請求項4又は5記載の物品管理システム。
  7. 前記サーバは、
    前記複数のアンテナにおける前記物品識別情報の受信強度に基づき前記台座における前記物品の位置を判断する位置判断部を有し、
    前記物品管理テーブル作成部は、
    前記位置判断部による判断に基づき前記台座における前記物品の位置を示す位置情報を前記物品管理テーブルに含める請求項4又は5記載の物品管理システム。
  8. 識別情報が記憶されたタグから前記識別情報を読み取る移動式の読取装置と、前記読取装置が読み取った識別情報を管理するサーバであって、
    前記読取装置が読み取った、物品を識別する物品識別情報と、前記物品が載せられる台座を識別する台座識別情報と、所定領域を識別する領域識別情報とを前記読取装置から取得する識別情報取得部と、
    前記領域識別情報と、前記所定領域内に配置された台座の台座識別情報と、前記台座に載せられた物品の物品識別情報と、を対応付ける対応付け部と、
    前記対応付け部による対応付けにしたがって物品管理テーブルを作成する物品管理テーブル作成部と、を有するサーバ。
  9. 識別情報が記憶されたタグから前記識別情報を読み取る移動式の読取装置と、前記読取装置が読み取った識別情報を管理するサーバにおいて実行される物品管理プログラムであって、
    前記サーバに、
    前記読取装置が読み取った、物品を識別する物品識別情報と、前記物品が載せられる台座を識別する台座識別情報と、所定領域を識別する領域識別情報とを前記読取装置から取得する識別情報取得ステップと、
    前記領域識別情報と、前記所定領域内に配置された台座の台座識別情報と、前記台座に載せられた物品の物品識別情報と、を対応付ける対応付けステップと、
    前記対応付けステップにおける対応付けにしたがって物品管理テーブルを作成する物品管理テーブル作成ステップと、を実行させる物品管理プログラム。
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