JP2001026309A - 荷札、流通管理装置及び流通管理方法 - Google Patents

荷札、流通管理装置及び流通管理方法

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JP2001026309A
JP2001026309A JP2000253867A JP2000253867A JP2001026309A JP 2001026309 A JP2001026309 A JP 2001026309A JP 2000253867 A JP2000253867 A JP 2000253867A JP 2000253867 A JP2000253867 A JP 2000253867A JP 2001026309 A JP2001026309 A JP 2001026309A
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JP2000253867A
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Takuya Hirakuri
拓也 平栗
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IIP KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の物品の集合体をパレットに搭載して、
複数の物流拠点やこの物流拠点を順次経由しながら流通
させる際、物品及びパレットの流通管理を、処理時間の
増加や処理可能地域の限定を伴わずに行うことができな
い。 【解決手段】 中央制御装置20から入力される、パレ
ット4の流通予定情報を電子的に記憶するとともに記憶
された流通予定情報を端末装置13に出力する機能を有
する荷札11を、パレット4に搭載された物品2の集合
体5に取り付けられる装着体14に装着し、パレット4
を物流拠点1〜6を順次経由しながら流通させる際、パ
レット4の流通時には、荷札11から端末装置13に出
力される流通予定情報に基づいて、物品2及びパレット
4の流通を管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷札、流通管理装
置及び流通管理方法に関する。具体的には、本発明は、
1の物品又は2以上の物品の集合体を搬送体に搭載又は
収納して、1又は2以上の工場や倉庫等の物流拠点や、
この物流拠点における1又は2以上の流通地点を順次経
由させながら流通させる際に、物品及び搬送体の流通管
理をいずれも容易に行うことができる荷札、流通管理装
置及び流通管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、生産工場により大量に生
産された各種の物品、例えば、清涼飲料水2リットル入
りのペットボトルを6本単位でまとめて収納したダンボ
ール箱等は、通常、パレット、トレーさらにはコンテナ
等の搬送体に搭載又は収納されて、工場や倉庫等の物流
拠点やこの物流拠点における1又は2以上の流通地点を
順次経由されながら流通され、最終的に小売店に届けら
れて消費者に供給される。以降の説明では、搬送体がパ
レットである場合を例にとる。
【0003】これらの物品の流通において、例えば、各
物流拠点への納期を正確に管理するとともに物流効率を
高めるためには、物流拠点及び流通地点により構成され
る物流圏内における物品の流通状況を正確かつリアルタ
イムで把握することが、極めて重要である。
【0004】しかし、これらの物品の流通量は極めて膨
大であり、かつ前述したように、これらの物品がパレッ
トにまとめられて搭載されて集合体として流通する際に
各パレットにどのような物品がまとめられて搭載されて
いるかという情報は、物流圏内で一括して管理されては
いない。このため、物流圏における流通状況の全体像を
正確かつリアルタイムで把握することは、極めて難し
い。この物流圏における物品の流通状況の全体像を把握
するためには、あるタイミングにおいて、物流圏内を流
通する各パレットにどのような物品がどれだけの量搭載
されているかを、各パレットそれぞれについて人手によ
り追跡調査する、いわゆる棚卸しを行い、物流圏内の各
所における棚卸しの結果を集約することによって物品の
流通状況の全体像を推定するしかなかった。
【0005】しかし、これでは、棚卸しや物品の追跡が
不可欠になるために物流圏全体の管理業務の煩雑化や管
理コストの上昇は避けられないとともに、人手を介する
ことに起因した誤差を不可避的に伴ってしまい、物品の
流通状況を正確にかつリアルタイムで把握することは殆
ど不可能であった。
【0006】そこで、近年、各物品それぞれやこれらの
物品を搭載するパレットに、ICチップを内蔵して外部
との情報の授受を非接触で電子的に行うことができる、
いわゆるICタグを装着し、このICタグを用いて物品
の属性情報(物品番号、製造場所、受発注番号、製造年
月日、着荷出荷日時、賞味期限情報等)を読み取ること
により、物流圏における物品の流通状況の全体像を把握
して、各物流拠点における在庫管理や物流管理を行うた
めの提案がなされるようになってきた。
【0007】例えば、特開平10−338312号公報
には、各物品自体にICタグを装着し、このICタグか
ら出力される識別情報を読み取ることによって、物流圏
における物品の流通予定の制御や在庫管理を行う発明が
開示されている。
【0008】また、特開平11−139516号公報に
は、物品やその集合体を搭載するパレットの最適な位置
にICタグを装着し、このICタグと中央制御装置との
間で情報の授受を行うことにより、物品の在庫管理を行
う発明が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パレットに
は、通常、多数かつ複数種の物品が搭載される。このた
め、特開平10−338312号公報により開示された
発明に基づいて物品の識別情報を得ることができても、
この識別情報を、各パレットそれぞれにどのような物品
が搭載されているかを示す、中央制御装置が有する情報
に関連付けなければ、物品の属性情報を得ることができ
ない。したがって、この発明を実施するには、中央制御
装置との交信が不可欠となるため、中央制御装置との通
信のために長時間の待機が必要になったり、中央制御装
置との交信を行うことができない環境にある物流拠点に
おいてはこの発明を実施できない。すなわち、大規模な
物流圏は、輸送対象である物品の輸送量に応じて、不特
定多数の時間貸し倉庫等の物流拠点も一時的に適宜利用
して構成されるため、一時的に利用されるこのような物
流拠点が、中央制御装置との交信を行うことができない
環境にある場合には、ICタグと中央制御装置との間で
情報の授受を行うことができない。このような場合に
は、別途帳票類を参照して棚卸しを行う必要が生じてし
まう。
【0010】また、この発明を実施するには、各物品に
装着されたICタグが出力する情報を、各物品の全てに
ついて読み取る必要もあるが、前述したように、多数の
物品は集合体としてパレットに積載されているため、各
物品の全てに装着されたICタグの情報を読み取ること
は、各物流拠点における作業工数を勘案すると、現実に
は不可能である。
【0011】一方、特開平11−139516号公報に
より開示された発明も、中央制御装置との交信を行うこ
とができる物流圏内においてパレットの管理を行うもの
であり、中央制御装置との交信を行うことができない領
域では、パレット上の物品の認識や移載情報の処理等と
いった在庫管理を行うことはできない。
【0012】このように、従来の技術は、いずれも、確
かに、ICタグを物品又はパレットに装着してこのIC
タグから出力される情報を用いて流通管理を行うもので
はあるものの、ICタグに入力される情報は中央制御装
置から入力される情報であるため、処理時間が増加した
り、処理可能地域が限定されてしまう。物品の種類にも
よるが、多くの物品は大量に流通するとともに、日本国
内の全域、さらには世界的にも流通するため、処理時間
の増加や処理可能地域の限定は、これらの発明を実施す
る際には深刻な課題となる。このため、これらの発明
は、現実には殆ど実用化されていない。
【0013】本発明の目的は、荷札、流通管理装置及び
流通管理方法を提供することであり、具体的には、1の
物品又は2以上の物品の集合体を例えばパレット等の搬
送体に搭載又は収納して、1又は2以上の工場や倉庫等
の物流拠点やこの物流拠点における1又は2以上の流通
地点を順次経由しながら流通させる際に、物品及び搬送
体の流通管理を、処理時間の増加や処理可能地域の限定
を伴うことなく、容易かつ確実に行うことができる荷
札、流通管理装置及び流通管理方法を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、最も広義に
は、1又は2以上の物流拠点及びこの物流拠点における
1又は2以上の流通地点のうちの少なくとも一方を順次
経由しながら流通する搬送体に搭載又は収納される1の
物品又は2以上の物品の集合体に取り付けられる装着体
に装着される荷札であって、この荷札が、少なくとも、
入力される搬送体に関する情報を記憶することを特徴と
する荷札である。この本発明にかかる荷札は、搬送体に
関する情報を出力することも可能である。
【0015】具体的には、本発明は、物品又はこの物品
を搭載する搬送体、若しくは搬送体に搭載された物品の
集合体に装着された装着体に、ICタグを装着し、この
ICタグに搬送体の情報を入力するとともに流通の各過
程において、ICタグに入力されている情報を、中央制
御装置との交信を行うことなく出力させることにより、
上記課題を解決することができるという新規かつ重要な
知見に基づくものである。
【0016】本発明は、1又は2以上の物流拠点及びこ
の物流拠点における1又は2以上の流通地点のうちの少
なくとも一つを順次経由しながら流通する搬送体に搭載
又は収納される1の物品又は2以上の物品の集合体に、
望ましくは脱着自在に取り付けられる装着体に装着され
る荷札であって、少なくとも、入力される搬送体に関す
る情報を電子的に記憶するとともに、記憶されたこの情
報を出力する機能を有することを特徴とする荷札であ
る。
【0017】別の観点からは、本発明は、1の物品又は
2以上の物品を搭載又は収納して、1又は2以上の物流
拠点及びこの物流拠点における1又は2以上の流通地点
のうちの少なくとも一つを順次経由しながら流通する搬
送体に、望ましくは脱着自在に装着される荷札、若しく
は、この搬送体に搭載又は収納された1の物品又は2以
上の物品の集合体に、望ましくは脱着自在に取り付けら
れる装着体に装着される荷札であって、少なくとも、入
力される搬送体に関する流通予定情報を電子的に記憶す
るとともに、記憶されたこの流通予定情報を出力する機
能を有することを特徴とする荷札である。
【0018】これらの本発明にかかる荷札では、装着体
が、搬送体に搭載又は収納された1の物品又は2以上の
物品の集合体の外面の少なくとも一部を包囲して、取り
付けられることが望ましい。
【0019】また、これらの本発明にかかる荷札では、
装着体が、2以上の物品の集合体の荷崩れを防止する機
能、物品を物理的に保護する機能、及び物品を秘匿する
機能のうちの少なくとも一つの機能を有することが望ま
しい。
【0020】また、これらの本発明にかかる荷札は、さ
らに、搬送体に搭載又は収納される物品の入出庫状況を
電子的に記憶する機能を有することが望ましい。また、
これらの本発明にかかる荷札では、情報又は流通予定情
報が、1又は2以上の物流拠点及びこの物流拠点にお
ける1又は2以上の流通地点のうちの少なくとも一つに
関する位置情報、1又は2以上の物流拠点及びこの物
流拠点における1又は2以上の流通地点のうちの少なく
とも一つにおける時間情報、及び1又は2以上の物流
拠点及びこの物流拠点における1又は2以上の流通地点
のうちの少なくとも一つにおける物品の移載情報の3種
の情報のうちの少なくとも一つの情報を含むことが望ま
しい。
【0021】また、これらの本発明にかかる荷札は、さ
らに、搬送体の識別情報を出力することが望ましい。ま
た、これらの本発明にかかる荷札は、さらに、物品に装
着された物品荷札から得られる物品の識別情報と、入力
される物品の属性情報とをともに出力することが望まし
い。
【0022】また、これらの本発明にかかる荷札では、
搬送体に関する情報又は流通予定情報が、情報の授受を
行う荷札入出力装置を介して、入力又は出力されること
が望ましい。この場合において、情報の授受が、荷札入
出力装置との間で非接触で行われることが、さらに望ま
しい。
【0023】また、これらの本発明にかかる荷札では、
搬送体及び装着体のうちの少なくとも一方が、1又は2
以上の物流拠点及びこの物流拠点における1又は2以上
の流通地点により構成される物流圏内において循環して
流通することが、望ましい。
【0024】別の観点からは、本発明は、上記の荷札
と、この荷札との間で搬送体に関する情報又は流通予定
情報の授受を行う中央制御装置と、この荷札から出力さ
れた搬送体に関する情報又は流通予定情報を表示する端
末装置とを備えることを特徴とする流通管理装置であ
る。
【0025】この本発明にかかる流通管理装置では、端
末装置が、荷札から入力される物品の識別情報と、この
物品の属性情報と、搬送体に関する情報又は流通予定情
報に基づいた作業指示情報とを表示することが望まし
い。
【0026】また、これらの本発明にかかる流通管理装
置では、中央制御装置が、物品の識別情報及び搬送体の
識別情報に基いて、物品及び搬送体それぞれの物流状態
記憶を更新すること、物品の識別情報に基いて物品の属
性情報を求め、求めた物品の属性情報を荷札へ出力する
こと、及び、求められた物品の属性情報及び更新された
物流状態記憶に基づいて、流通予定情報に基づいた作業
指示情報を出力することのうちの少なくとも一つを行う
ことが望ましい。この場合に、作業指示情報が端末装置
が処理することが可能な一連の命令文、例えば命令コー
ドであり、端末装置がこの一連の命令文を処理すること
によって作業指示情報を表示することが、望ましい。
【0027】さらに、別の観点からは、本発明は、少な
くとも、搬送体に関する情報又は流通予定情報を記憶す
ることが可能な荷札を、1の物品又は2以上の物品の集
合体を搭載又は収納する搬送体、若しくは、この搬送体
に搭載又は収納された1の物品又は2以上の物品の集合
体に取り付けられる装着体に装着して、搬送体を、1又
は2以上の物流拠点及びこの物流拠点における1又は2
以上の流通地点を順次経由しながら流通させる際に、搬
送体の流通時には、荷札から出力される情報又は流通予
定情報に基づいて、物品及び搬送体のうちの少なくとも
一方の流通を管理することを特徴とする流通管理方法で
ある。この本発明にかかる流通管理方法では、荷札は搬
送体に関する情報を出力することも可能である。
【0028】具体的には、本発明は、少なくとも、中央
制御装置から入力される、搬送体に関する情報又は流通
予定情報を電子的に記憶するとともに記憶された情報又
は流通予定情報を端末装置に出力する機能を有する荷札
を、1の物品又は2以上の物品の集合体を搭載又は収納
する搬送体、若しくは、この搬送体に搭載又は収納され
た1の物品又は2以上の物品の集合体に望ましくは脱着
自在に取り付けられる装着体に装着して、搬送体を、1
又は2以上の物流拠点及びこの物流拠点における1又は
2以上の流通地点のうちの少なくとも一つを順次経由し
ながら流通させる際に、搬送体の流通時には、荷札から
端末装置に出力される搬送体に関する情報又は流通予定
情報に基づいて、物品及び搬送体のうちの少なくとも一
方の流通を管理することを特徴とする流通管理方法であ
る。
【0029】この本発明にかかる流通管理方法では、1
又は2以上の物流拠点及びこの物流拠点における1又は
2以上の流通地点の少なくとも一つにおいて、物品の移
載が行われた場合には、荷札に、物品の移載情報を入力
して電子的に記憶の更新を行うことが望ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明
する。なお、以降の説明では、物品が、量産された清涼
飲料水2リットル入りのペットボトルを6本まとめて収
納したダンボール箱であるとともに、搬送体4がパレッ
トである場合を例にとる。
【0031】図1は、物品2の集合体5の流通状況を模
式的に示す説明図である。図1に示すように、物流拠点
1である生産工場1において、清涼飲料水2リットル入
りのペットボトルを6本単位でまとめて収納したダンボ
ール箱である物品2が、量産されている。
【0032】この物品2の外面にはバーコード(物品荷
札)3が記載又は貼付されており、このバーコード3
を、本実施の形態では後述する端末装置13を用いて読
み取ることによってこの物品2の属性情報(物品番号、
製造場所、受発注番号、製造年月日、着荷出荷日時、賞
味期限情報等)が端末装置13に出力される。
【0033】生産工場1の生産ライン1aをオフライン
された物品2は、生産工場1の集荷場(流通地点1)に
おいて、適宜手段により、パレット4に多数(本実施の
形態では180個)まとめられて集合体5として搭載さ
れる。物品2の集合体5をそれぞれ搭載した各パレット
4は、フォークリフト6により生産工場1の出荷場(流
通地点2)に搬送される。流通地点2において、物品2
の集合体5をそれぞれ搭載した各パレット4は、適宜手
段により、多数のトラック7に積載される。
【0034】多数のトラック7のうちのあるトラックに
搭載されたパレット4は、流通地点1及び流通地点2を
有する生産工場1(物流拠点1)から、製品倉庫(物流
拠点2)に搬送され、一旦保管される。このパレット4
は、別のトラック7に積載され、製品倉庫(物流拠点
2)から外部倉庫(物流拠点3)に搬送され、一旦保管
される。このパレット4は、別のトラック7に積載さ
れ、外部倉庫(物流拠点3)から顧客倉庫(物流拠点
4)に搬送され、一旦保管される。また、物流拠点4に
は、他の生産工場において製造された物品2の集合体5
を搭載するトラック7’により集合体5も保管される。
そして、トラック7、7’から降ろされた物品2の集合
体5、5は、適宜手段により、小売店8に搬送される。
【0035】一方、生産工場1(物流拠点1)を出発す
る多数のトラック7のうちの別のトラック7は、物流拠
点1から外部倉庫(物流拠点5)に搬送され、一旦保管
される。このパレット4は、別のトラック7に積載さ
れ、外部倉庫(物流拠点5)から顧客倉庫(物流拠点
6)に搬送され、一旦保管される。また、物流拠点6に
は、他の生産工場において製造された物品2の集合体5
を搭載するトラック7’’からの物品も保管される。そ
して、トラック7、7’’から降ろされた物品2の集合
体5は、適宜手段により、小売店9に搬送される。
【0036】物流拠点4、6において、物品2の集合体
5を降ろして空となったパレット4、4は、いずれも、
トラック7により物流拠点1の流通地点1に戻され、集
合体5の次回の搭載まで待機する。このように、パレッ
ト4は、物流拠点1〜物流拠点6により構成される物流
圏内において循環して使用される。
【0037】この物流圏において適用される本実施の形
態の流通管理装置10は、荷札11と、中央制御装置1
2と、端末装置13とを備える。以下、本実施の形態の
流通管理装置10のこれらの構成要素について、順次説
明する。
【0038】[荷札11]図1に示すように、本実施の
形態では、物流拠点1の流通地点1において、パレット
4に搭載された物品2の集合体5の4つの側面をいずれ
も包囲して、帯状の装着体14が脱着自在に巻き付けら
れる。この装着体14は、物品2の集合体5の荷崩れを
防止し、物品2を物理的に保護し、さらには物品2を秘
匿することができるものであり、本実施の形態では、商
品名「パレットブラジャー」として公知のものを用い
た。このため、装着体14自体に関するこれ以上の説明
は、省略する。
【0039】この装着体14は、物流拠点4及び物流拠
点6それぞれにおいて、集合体5から外され、トラック
7により物流拠点1に戻される。これにより、装着体1
4は、パレット4と同様に、物流拠点1〜物流拠点6に
より構成される物流圏内において循環して使用される。
【0040】この装着体14の外面にはポケットが設け
られており、このポケットに収納されることによって荷
札11が脱着自在に装着される。この荷札11は、前述
した特開平10−338312号公報や特開平11−1
39516号公報等により開示された、いわゆるICタ
グである。本実施の形態では、この荷札11は、少なく
とも、この荷札11が装着された装着体14を搭載する
パレット4に関する情報を後述する端末装置13から入
力されて電子的に記憶するとともに、記憶された情報を
後述する端末装置13に出力する機能を有する。
【0041】この荷札11が記憶及び出力する情報と
は、具体的には、パレット4が流通する際における流通
予定情報であり、例えば、物流拠点1〜6及び流通地点
1、2のうちの少なくとも一つに関する位置情報、これ
らについての時間情報(着荷時間及び出荷時間等)、及
びこれらにおける物品2の移載情報のうちの少なくとも
一つの情報である。
【0042】また、この荷札11は、このパレット4の
識別情報(パレットナンバー、保管管理される物流拠点
名、パレット諸元等)を端末装置13から入力されて電
子的に記憶するとともに、記憶されたパレット4の識別
情報を端末装置13に出力する機能を有する。
【0043】また、この荷札11は、物流拠点1〜6そ
れぞれにおける作業者へのパレット4への取扱いに関す
る指示情報と、物品2の属性情報とを、いずれも、端末
装置13から入力されて電子的に記憶するとともに、記
憶されたこれらの情報を端末装置13に出力する機能を
有する。
【0044】また、この荷札11は、物流拠点1〜6そ
れぞれにおいて、後述する端末装置13により書き替え
られることにより変化するパレット4の物品搭載情報に
基づいて、このパレット4に搭載される物品2の入出庫
状況を電子的に更新・記憶するとともに、更新・記憶さ
れた物品2の入出庫状況を、後述する端末装置13に出
力する機能を有する。
【0045】この荷札11は、物品2に記載されたバー
コード3から得られる物品2の識別情報と、入力される
物品2の属性情報とを、いずれも、端末装置13から入
力されて電子的に記憶するとともに、記憶されたこれら
の情報を端末装置13に出力する機能を有する。
【0046】本実施の形態では、この荷札11は、荷札
入出力装置15により、非接触でパレット4に関する情
報又は流通予定情報が入力又は出力される。荷札入出力
装置15は、荷札11から出力される情報を読取ること
ができるとともに、荷札11へ情報を書込むことによ
り、荷札11との間で非接触で情報の授受を行うことが
できるものである。本実施の形態では、この荷札入出力
装置15として、商品名「テスコ PHL−1690」
を用いたが、このような荷札入出力装置15は既に公知
であるため、荷札入出力装置15自体に関するこれ以上
の説明は省略する。
【0047】なお、本実施の形態では、この荷札入出力
装置15には、荷札入出力装置15が有する情報又は流
通予定情報を少なくとも表示することができる表示部1
6fを有する処理装置16が接続されており、荷札入出
力装置15と処理装置16とによって後述する端末装置
13が構成される。
【0048】このように、本実施の形態では、物流拠点
1〜6それぞれにおいて、パレット4に搭載された集合
体5に脱着自在に取り付けられた装着体14に装着され
た荷札11を出力する信号を荷札入出力装置15を用い
て非接触で読取ることにより、後述する中央制御装置1
2と交信することなく、パレット4に搭載された物品2
の入出庫や流通場所等といった物品2の流通予定の管理
を、簡単、確実、正確さらには人手による作業を極力排
して行うことができる。このため、物品管理のために従
来には必要とされていた棚卸しを行う必要がなくなり、
中央制御装置12との交信に起因した処理時間の増加
や、処理可能地域の限定を生じることがない。このた
め、大量に日本国内の全域、さらには世界的にも流通す
る流通する物品についても、現実に適用することができ
る。
【0049】また、本実施の形態では、荷札11は集合
体5に装着された装着体14に一つずつ装着するのであ
り、物品2に荷札11を一つずつ装着するのではないた
め、物品2に荷札11を一つずつ装着することによる情
報管理を行う手間を著しく低減することができ、物品2
の管理に伴う作業の効率を大幅に改善できる。
【0050】さらに、荷札11をパレット4に装着する
と、物流圏全体でパレット4の循環使用を行う場合に
は、物品2がパレット4から降ろされるまではパレット
4の回収を行うことができず、物流圏が開放型となるた
めに、荷札11の圏外への流出及びこれに伴うコスト上
昇という問題が発生する。しかし、本実施の形態では、
物品2の集合体5に装着された装着体14に荷札11を
装着するため、装着体14を集合体5から取り外す位置
を適宜設定することにより、閉鎖型物流圏を簡単に構築
することができる。このため、本実施の形態によれば、
荷札11の圏外への流出及びこれに伴うコスト上昇とい
う問題が解消され、確実に実現することができる。
【0051】本実施の形態の荷札11は、以上のように
構成される。 [中央制御装置12]図1に示すように、中央制御装置
12は、通信部12aと、物流ファイル12bと、物品
属性ファイル12cと、作業指示テーブル12dとを有
する。
【0052】通信部12aは、有線通信網、無線通信網
又はこれらを組み合わせた通信網20を介して、各物流
拠点1〜6それぞれの端末装置13との間で、情報の授
受を行うためのものである。なお、大規模な物流圏を構
成する物流拠点のうち常時使用される物流拠点について
は、有線通信網を設けることが通信の速度等の観点から
望ましく、一方、不特定多数の時間貸し倉庫等の一時的
に利用される物流拠点については、無線通信網を用いる
ことが設備コスト低減等の観点から望ましい。
【0053】物流ファイル12bは、各物流拠点1〜6
における端末装置13から入力される荷札11の物流情
報に基づいて、全ての物品2の物流情報を更新・記憶す
るものである。
【0054】物品属性ファイル12cは、流通する物品
2の属性情報(物品番号、製造場所、受発注番号、製造
年月日、着荷出荷日時、賞味期限情報等)を記憶するも
のである。
【0055】さらに、作業指示テーブル12dは、通信
部12aを介して入力される端末装置13からの入力情
報と、物流ファイル12bから入力される物流情報と、
物品属性ファイル12cから入力される物品2の属性情
報とに基づいて、搬送体4の流通予定情報と、この流通
予定情報に基づいた作業指示情報とを出力するものであ
る。中央制御装置12が出力するこの作業指示情報は、
端末装置13が処理することが可能な一連の命令コード
(命令コード以外の命令文であってもよい。)であり、
端末装置13はこの一連の命令コードを処理することに
より、作業指示情報を処理装置16に表示する。
【0056】この中央制御装置12は、荷札11に、こ
の荷札11が装着された装着体14を取り付けられた集
合体5を搭載するパレット4に関する情報又は流通予定
情報を入力する。
【0057】すなわち、中央制御装置12は、通信部1
2aを介して端末装置13との間で交信が行われ物品2
の識別情報及びパレット4の識別情報が入力されると、
物流ファイル12bにより、端末装置13から入力され
た物品2の識別情報及びパレット4の識別情報に基いて
この物品2及びパレット4それぞれの物流状態記憶を更
新する。また、中央制御装置12の物品属性ファイル1
2cは、物品2の識別情報に基いて1パレット単位に積
載された物品2の属性情報を求め、求めた1パレット単
位の物品2の属性情報を荷札11へ出力する。端末装置
13は、1パレット単位に積載された物品2の属性情報
を受信し、一時記憶部16bにこの属性情報を更新・記
憶する。さらに、中央制御装置12の作業指示テーブル
12dは、求められた物品2の属性情報及び、物流ファ
イル12bにより更新された物流状態記憶に基づいて、
流通予定情報及び該流通予定情報に基づいた作業指示情
報を出力する。
【0058】なお、中央制御装置12は、本実施の形態
とは異なり、これらのうちの少なくとも一つの処理を行
うことができるように構成されていてもよい。このよう
に、中央制御装置12は、パレット4の識別番号と、物
品2の識別番号と、後述する物品管理現場基礎情報とに
より、一時記憶部16bの記憶内容を更新することによ
り、パレット4に積載された物品2が、物流拠点1〜6
のどの位置にあるかを正確に管理する。
【0059】なお、中央制御装置12によるこの記憶の
更新は、後述する端末装置12との交信時であればいつ
でもよく、端末装置13と荷札11との間における情報
の授受とは無関係なタイミング(例えば各物流拠点間を
トラック7により搬送しているタイミング等)により、
行えばよい。
【0060】本実施の形態の中央制御装置12は、以上
のように構成される。 [端末装置13]端末装置13は、図1に示すように、
荷札入出力装置15と処理装置16とを有し、物流拠点
1〜6それぞれに少なくとも一組ずつ配置される。特
に、物流拠点1では、流通地点1及び2にそれぞれ配置
される。なお、図1では、図面を簡略化して理解を容易
にするため、物流拠点2〜6における端末装置は図示を
省略してある。
【0061】図2は、端末装置13の構成例を模式的に
示す説明図である。同図に示すように、端末装置13
は、バーコード3の読取機能及び荷札11の入出力機能
を有する荷札入出力装置15と、処理部16a、一時記
憶部16b、物品属性ファイル16c、作業指示テーブ
ル16d、通信部16e、表示部16f、テンキー16
g及び物流ファイル16hを備える処理装置16とを、
ともに備える。
【0062】荷札入出力装置15は、前述したように、
公知の荷札入出力装置である。一方、処理装置16の処
理部16aは、一時記憶部16b、物品属性ファイル1
6c、通信部16e、テンキー16g及び物流ファイル
16hとの間で信号の授受を行い、処理結果を表示部1
6f及び通信部16eのうちの少なくとも一方に出力す
るものであるまた、一時記憶部16bは、荷札入力装置
15によって、バーコード3の読み取りを繰り返し行う
際に、一時的に読み取り内容を保存する機能である。
【0063】また、物品属性ファイル16cとは、例え
ばバーコード3から読み取った商品コードを商品名に変
換するために参酌され、変換結果をオペレータに表示す
るものである。
【0064】また、作業指示テーブル16dは、中央制
御装置12から入力される一連の命令文を処理すること
により、処理部16aを介して表示部16fに作業指示
内容を表示させるものである。
【0065】また、通信部16eは、中央制御装置12
との間で、有線通信網、無線通信網又はこれらを組み合
わせた通信網20を介して、情報の授受を行うためのも
のである。
【0066】また、表示部16fは、処理部16aによ
り処理された各種の処理結果を表示するものである。例
えば、荷札11から出力される物品2の識別情報、物品
2の属性情報、さらにはパレット4の流通予定情報に基
づいた作業指示情報等が、表示される。
【0067】また、テンキー16gは、オペレータによ
る入力を行うためのものである。さらに、物流ファイル
16hは、端末装置13から入力された物品2の流通履
歴情報を更新するものである。
【0068】このように、端末装置13は、荷札11の
プログラムインターフェースを介して、荷札11の記憶
部に対して、プログラムか、若しくはコード化された荷
札11の作業指示情報を書込むヒューマンインターフェ
ース機能を有する。書込む内容は、作業者が独立端末の
テンキー等のヒューマンインターフェースから入力する
ことができる。
【0069】本実施の形態の端末装置13は、以上のよ
うに構成される。次に、本実施の形態における流通管理
方法を説明する。本実施の形態では、各物流拠点1〜6
の端末装置により、流通管理装置10の利用を開始する
前に、物品2の属性情報とともに物流拠点1〜6及び、
流通地点1、2に関する物品管理現場基礎情報が、有線
通信網、無線通信網又はこれらを組み合わせた通信網2
0を介して、中央制御装置12へ送信される。
【0070】すなわち、処理装置16の物品管理現場基
礎情報テーブルに、テンキー16gより、物品管理現場
基礎情報を入力・記憶させるとともに、通信部16eを
介して、中央制御装置12内の作業現場基礎情報蓄積テ
ーブルにも入力・記憶させる。この物品管理現場基礎情
報とは、製造ラインの識別番号や保管場所の識別番号等
の物品2の管理位置を識別するための情報である。ま
た、必要に応じて、中央制御装置12上に蓄積された物
品管理現場基礎情報蓄積テーブルの情報を端末装置13
から呼出し、物品管理現場基礎情報蓄積テーブルを更新
することにより、端末装置13を他の物品管理現場にお
いても利用することができる。
【0071】図3は、パレット4に物品2を搭載して出
荷する際における処理のフロー図である。図1〜図3に
示すように、ステップ(以下、単に「S」と記す。)1
において、生産工場1の集荷場(流通地点1)におい
て、適宜手段により、パレット4に多数まとめられて集
合体5として搭載される際に、積載開始の指示を処理装
置16のテンキー16gより荷札入出力装置15へ送信
する。そして、S2に移行する。
【0072】S2において、処理装置16の処理部16
aから出力される信号により、一時記憶部16bが記憶
していた情報が消去される。そして、S3に移行する。
S3において、物品2に記載又は貼付されたバーコード
3の読取指示が出力される。そして、S4に移行する。
【0073】S4において、荷札入出力装置15により
物品2に記載又は貼付されたバーコード3が読み取られ
る。そして、S5に移行する。S5において、処理装置
16の処理部16aは、物品属性ファイル16cにこの
物品2の情報があるか否かを判断する。ある場合には、
S7に移行し、ない場合にはS8に移行する。
【0074】S8において、通信部16eを介して中央
制御装置12の物品属性ファイル12cを参照すること
により、この物品2の情報を取得する。そして、S7に
移行する。
【0075】S7において、処理部16aは、S6にお
いて読み取った情報又はS8において取得した情報を基
に、この物品2の属性情報を一時記憶部16bに記憶す
る。そして、S9に移行する。
【0076】S9において、物品管理コード等の物品種
類を識別するコードにより、一時記憶部16bを参照
し、既に同じ物品情報が記憶されているかどうかを判断
し、物品管理上同一物品の情報が記憶されている場合に
は、当該物品属性情報の数量のみを処理部16aにより
加算し、一時記憶部16bのこの物品2に関する属性情
報を更新する。そして、物品2のパレット4への移載が
全て完了するまで、又はパレット4に搭載された物品2
の情報を全て読取るまで、この読取作業を繰り返し行
う。そして、完了後にS10に移行する。
【0077】S10において、パレット4への搭載が完
了した段階で、積込完了の指示をテンキー16gより処
理部16aへ送信する。処理部16aは、この情報を受
信すると、この情報を一時記憶部16bに格納する。そ
して、S11に移行する。
【0078】S11において、一時記憶部16bに格納
された物品属性情報を、荷札11に書き込む書込指示が
出力される。そして、S12に移行する。S12におい
て、パレット4に装着された荷札11に、一時記憶部1
6bに格納された物品属性情報が書き込まれる。そし
て、S13に移行する。
【0079】S13において、荷札入出力装置15がパ
レット4に装着された荷札11に記録されているパレッ
ト識別番号を読取るための指示が出力される。そして、
S14に移行する。
【0080】S14において、荷札入出力装置15がパ
レット4に装着された荷札11に記録されているパレッ
ト識別番号を読取る。そして、S15に移行する。S1
5において、一時記憶部16bの物品管理番号(製造ロ
ット番号や受発注番号等)と、物品管理上の識別番号と
が、物品管理現場基礎情報テーブルに記憶されている物
品管理現場基礎情報とともに、中央制御装置12に通信
部16eを介して送信される。そして、S16へ移行す
る。
【0081】S16において、送信指示があった場合
に、端末装置13と中央制御装置12との間で同期通信
が行われる。このようにして、各物流拠点1〜6それぞ
れにおいて、パレット4に物品2の集合体5が搭載され
て、出荷される。
【0082】一方、図4は、パレット4に搭載された物
品2を入庫する際における処理のフロー図である。図
1、図2及び図4に示すように、S1において、物流拠
点2〜4、5又は6において、適宜手段により、物品2
の集合体5を搭載したパレット4が到着すると、荷卸し
開始指示を処理装置16のテンキー16gより荷札入出
力装置15へ送信する。そして、S2に移行する。
【0083】S2において、処理装置16の処理部16
aから出力される信号により、一時記憶部16bが記憶
していた情報が消去される。そして、S3に移行する。
S3において、装着体14に装着された荷札11の読取
指示が出力される。そして、S4に移行する。
【0084】S4において、荷札入出力装置15により
荷札11が読み取られる。そして、S5及びS6に移行
する。S5において、処理装置16の処理部16aは、
荷札11から読み取られた流通予定情報(作業指示情
報)を、作業指示テーブル16dと照合し、指示内容を
表示すべくS7に移行する。一方、S6においては、荷
札11から読み取った物品2の属性情報を表示部16f
に表示する。
【0085】S7において、表示部16fに、作業指示
A(長期保管)、作業指示B(引き取り待ち)、作業指
示C(クロスドッキング待ち)、作業指示D(センター
スルー)、作業指示E(流通加工)、作業指示F(品
質、員数チェック)、作業指示G(出荷元へ指示確認
要)等の流通予定情報(作業指示情報)が表示される。
【0086】なお、このS7においては、これら以外の
情報、例えば、低温貯蔵の必要性、日陰への保管の必要
性、出庫し易い場所への保管の必要性、流通履歴、流通
予定、流通時間、流通位置、流通数量、賞味期限、最終
納期、最終納品場所等の情報や、物品に関するその他の
情報(宣伝広告情報等)も、必要に応じて適宜表示する
ようにしてもよい。
【0087】S8において、作業完了指示が、処理装置
16のテンキー16gより荷札入出力装置15へ送信す
る。そして、S9に移行する。S9において、作業状態
について異常の有無が判断される。異常がなかった場合
にはS10に移行し、異常があった場合にはS11に移
行する。
【0088】S10において、処理装置16のテンキー
16gより異常なしとの旨のメッセージが作成され、一
方、S10において、処理装置16のテンキー16gよ
り異常ありとの旨のメッセージが作成される。そして、
S12に移行する。
【0089】S12において、パレット4の識別番号、
物品2の識別番号及びS10及びS11により作成され
た作業状態が、処理装置16の処理部16aにより一時
記憶部16bに蓄積される。そして、S13に移行す
る。
【0090】S13において、中央制御装置12との間
で情報の授受を行う際に、中央制御装置12へS12に
より得られた各種の情報が送信される。これにより、中
央制御装置12の物流ファイル12bにおける物品2の
物流情報が更新・記憶される。
【0091】このようにして、各物流拠点1〜6それぞ
れにおいて、パレット4に搭載された物品2の集合体5
が入庫される。このように、中央制御装置12から入力
される流通予定情報を電子的に記憶するとともに記憶さ
れた流通予定情報を端末装置13に出力する機能を有す
る荷札11を、2以上の物品2の集合体5を搭載するパ
レット4に搭載された集合体5に脱着自在に取り付けら
れる装着体14に装着して、パレット4を、物流拠点1
〜4、若しくは、物流拠点1、5及び6を順次経由しな
がら流通させる際、本実施の形態によれば、端末装置1
3が、中央制御装置12と交信することなく、荷札11
のプログラムインターフェースを介して、荷札11に記
憶された作業指示実行プログラムを実行するか、作業指
示コードを変換するかし、作業者に対してパレット4の
取扱い指示を表示する作業指示を解析して表示する。こ
のため、作業者は、荷札11から端末装置13に出力さ
れるパレット4の流通予定情報に基づいて、物品2又は
この物品2の集合体5を搭載するパレット4の流通、す
なわち物流拠点1〜6により構成される物流圏内におけ
る流通を、管理することができる。
【0092】このため、本実施の形態によれば、物品2
の管理現場において、保管又は搬送途中にある物品2に
対し、物品2の情報の照会を行うときや、例外的に物品
2の一部を取替えたり、増減させる場合には、複数の装
着体14に装着した荷札11を荷札入出力装置15によ
り同時に読取り、一時記憶部16bに記憶し、表示部1
6fに物品2の一覧情報を表示させることができる。ま
た、物品2の情報の更新時には、表示された物品情報か
ら更新対象となる物品2を選択し、詳細情報を表示し、
テンキー16gより記憶情報の更新を行い、テンキー1
6gからの書込み指示により荷札11への書込みを行う
ことができる。これにより、物品2の単体毎に検索や照
会を行っていた従来の物品管理方式に比較して、複数の
パレット4に搭載された複数の物品2の情報を一度に取
扱うことができ、物品2の検索や照会に伴う物品管理現
場の作業を、大幅に簡略化することができる。
【0093】また、本実施の形態によれば、物流拠点1
〜6において、パレット4への物品2の移載が行われた
場合には、荷札11に、荷札入出力装置15を介して物
品2の移載情報を入力して電子的に記憶の更新を行う。
このため、物品2が製造され、バーコード3が添付さ
れ、パレット4に搭載されてから、複数の物流拠点を経
由して搬送される過程において、パレット4に搭載され
る物品2の内容が変更される度に、物品2のバーコード
3又は荷札11を読込み、装着体14に装着された荷札
11の情報を更新することが可能となるため、常にパレ
ット4という実現場の物品取扱い単位での情報管理を行
うことができる。このため、物品2の管理の実現場と中
央制御装置12の電算機上の物品管理情報とをリアルタ
イムで正確に一致させることができ、物品管理コストの
大幅な削減と、定期的な棚卸し等の伝票を用いた管理作
業を排除することが可能となり、効率化を図ることがで
きるとともに、製造から物的流通上の過程における物品
検索に要する時間と手間とをともに大幅に削減すること
ができる。
【0094】また、本実施の形態によれば、非接触で読
取及び書き込みを行うことができる荷札11を用いるた
め、積載貨物の積替えが発生した場合にも、、記録情報
を簡単に更新することができ、この点からも、従来の棚
卸しといった管理作業を排除できる。
【0095】また、本実施の形態によれば、中央制御装
置12とのオンライン接続無しに、端末装置13を利用
して、物品の収納体であるパレット4自らが、自分自身
の取扱い方法や作業手順を作業者に告示することができ
る。このため、本実施の形態によれば、中央制御装置1
2との信号の授受のための処理時間の増加や、処理可能
地域の限定を伴うことがない。すなわち、一般的な物流
管理システムでは、物品2の所在情報を通信回線経由を
用いることにより各物流拠点から中央制御装置12へ伝
送する。しかし、これでは、端末装置13等による中央
制御装置12のサービスを受けられない物流拠点につい
ては、棚卸しを行わざるを得ず、大変非効率である。し
かし、本実施の形態によれば、バーコード3による物品
属性のみならず、荷札11による流通予定情報、さらに
は作業指示情報までを記憶・出力させ、この内容を、各
物流拠点1〜6の端末装置13により表示・書換えする
ことができるため、中央制御装置12と交信することな
く、パレット4の在庫管理と作業指示とをともに正確に
行うことができる。つまり、分散配置されたどの物流拠
点にパレット4が搬送、保管されても、端末装置13を
用いることにより、パレット4自らが自律的に流通予定
を管理して作業指示を出力することができる。
【0096】また、端末装置13が中央制御装置12と
の通信可能な地域に存在し、かつ端末装置13が通信要
求を発生させた時に、荷札11又は端末装置13に蓄積
された物流作業履歴を中央制御装置12に伝送すること
が可能であり、また中央制御装置12から端末装置13
内の物品2の物流作業指示テーブルを更新することが可
能となる。このため、パレット4に搭載された物品2の
所在と物流履歴とをともに管理することができる。
【0097】また、本実施の形態は、荷札11、中央制
御装置12及び端末装置13を利用することにより、多
数の物流拠点が存在する広域物流圏においても、物流拠
点に専用の装置を設けることなく、物品2の所在と物流
履歴とをともに正確に管理することができる。
【0098】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態を説明する。なお、以降の説明は、前述した第1の
実施の形態と相違する部分について行うこととし、共通
する部分については説明を省略する。
【0099】本実施の形態では、荷札11を装着体14
に設けるのではなく、図1に示すように、パレット4に
直接荷札11’を設けた。前述したように、パレット4
は、物品2を搭載する性質上、物流圏内で循環して使用
する場合の回収位置の自由度は、装着体11に比較する
と小さいが、本実施の形態によれば、装着体14を用い
る必要がなくなる分だけ、作業工数を低減することがで
きる。
【0100】(第3の実施の形態)前述した第1の実施
の形態および第2の実施の形態では、荷札11が、前述
した特開平10−338312号公報や特開平11−1
39516号公報等により開示された、いわゆるICタ
グである場合を例にとった。
【0101】これに対し、本実施の形態では、荷札11
として、少なくとも、入力される搬送体4に関する情報
を記憶するとともに記憶されたこの情報を出力すること
が可能であって、かつ、1又は2以上の物流拠点及びこ
の物流拠点における1又は2以上の流通地点のうちの少
なくとも一方を順次経由しながら流通する搬送体4に搭
載又は収納される1の物品又は2以上の物品5の集合体
に取り付けられる装着体14に装着される荷札を用い
る。
【0102】本実施の形態では、このような荷札11と
して、いわゆるバーコードを用いた。すなわち、バーコ
ードを前述した各実施の形態における荷札11として用
い、搬送体の流通時には、このバーコード11から出力
される情報又は流通予定情報に基づいて、物品5及び搬
送体4のうちの少なくとも一方の流通を管理する。これ
により、以下に列記する効果(i)〜(vi)が奏せら
れる。
【0103】(i)各作業者が、バーコード11から端
末装置13に出力されるパレット4の流通予定情報に基
づいて、物品2又はこの物品2の集合体5を搭載するパ
レット4の流通、すなわち物流拠点1〜6により構成さ
れる物流圏内における流通を、管理することができる。
これにより、物品2の管理現場において、保管又は搬送
途中にある物品2に対し、物品2の情報の照会を行うと
きや、例外的に物品2の一部を取替えたり、増減させる
場合には、複数の装着体14に装着したバーコード11
を荷札入出力装置15により同時に読取り、一時記憶部
16bに記憶し、表示部16fに物品2の一覧情報を表
示させることができる。これにより、物品2の単体毎に
検索や照会を行っていた従来の物品管理方式に比較し
て、複数のパレット4に搭載された複数の物品2の情報
を一度に取扱うことができ、物品2の検索や照会に伴う
物品管理現場の作業を、大幅に簡略化することができ
る。
【0104】(ii)物流拠点1〜6において、パレッ
ト4への物品2の移載が行われた場合には、新たに装着
するバーコード11に、荷札入出力装置15を介して物
品2の移載情報を入力して新たな情報を入力するこのた
め、物品2が製造され、バーコード3が添付され、パレ
ット4に搭載されてから、複数の物流拠点を経由して搬
送される過程において、パレット4に搭載される物品2
の内容が変更される度に、物品2のバーコード3又はバ
ーコード11を読込み、装着体14に装着されたバーコ
ード11の情報をいわば更新することが可能となるた
め、常にパレット4という実現場の物品取扱い単位での
情報管理を行うことができる。このため、物品2の管理
の実現場と中央制御装置12の電算機上の物品管理情報
とをリアルタイムで正確に一致させることができ、物品
管理コストの大幅な削減と、定期的な棚卸し等の伝票を
用いた管理作業を排除することが可能となり、効率化を
図ることができるとともに、製造から物的流通上の過程
における物品検索に要する時間と手間とをともに大幅に
削減することができる。
【0105】(iii)非接触で読取及び書き込みを行
うことができるバーコード11を用いるため、積載貨物
の積替えが発生した場合にも、記録情報を簡単に更新す
ることができ、この点からも、従来の棚卸しといった管
理作業を排除できる。
【0106】(iv)中央制御装置12とのオンライン
接続無しに、端末装置13を利用して、物品の収納体で
あるパレット4自らが、自分自身の取扱い方法や作業手
順を作業者に告示することができる。このため、中央制
御装置12との信号の授受のための処理時間の増加や、
処理可能地域の限定を伴うことがない。すなわち、バー
コード3による物品属性のみならず、バーコード11に
よる流通予定情報、さらには作業指示情報までを記憶・
出力させ、この内容を、各物流拠点1〜6の端末装置1
3により表示・書換えすることができるため、中央制御
装置12と交信することなく、パレット4の在庫管理と
作業指示とをともに正確に行うことができる。つまり、
分散配置されたどの物流拠点にパレット4が搬送、保管
されても、端末装置13を用いることにより、パレット
4自らが自律的に流通予定を管理して作業指示を出力す
ることができる。
【0107】(v)端末装置13が中央制御装置12と
の通信可能な地域に存在し、かつ端末装置13が通信要
求を発生させた時に、荷札11又は端末装置13に蓄積
された物流作業履歴を中央制御装置12に伝送すること
が可能であり、また中央制御装置12から端末装置13
内の物品2の物流作業指示テーブルを更新することが可
能となる。このため、パレット4に搭載された物品2の
所在と物流履歴とをともに管理することができる。
【0108】(vi)バーコード11、中央制御装置1
2及び端末装置13を利用することにより、多数の物流
拠点が存在する広域物流圏においても、物流拠点に専用
の装置を設けることなく、物品2の所在と物流履歴とを
ともに正確に管理することができる。
【0109】(変形形態)各実施の形態の説明は、物品
の管理現場に本発明を適用した場合を例にとったが、物
品を搬送体により一定数量の単位で保管及び搬送する場
合であれば、どのような現場でも適用可能である。
【0110】また、物品が、清涼飲料水2リットル入り
のペットボトルを6本単位でまとめて収納したダンボー
ル箱である場合を例にとったが、これはあくまでも例示
であり、本発明は、これ以外の物品についても等しく適
用される。
【0111】さらに、各実施の形態の説明では、搬送体
がパレットである場合を例にとったが、例えばトレーさ
らにはコンテナ等のパレット以外の搬送体、さらには、
トラックやトレーラ等の貨物車両や貨物船舶といった移
動機能を有する搬送体についても本発明は等しく適用さ
れる。
【0112】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
り、1の物品又は2以上の物品の集合体を例えばパレッ
ト等の搬送体に搭載又は収納して、1又は2以上の工場
や倉庫等の物流拠点やこの物流拠点における1又は2以
上の流通地点を順次経由しながら流通させる際に、物品
及び搬送体の流通管理を、処理時間の増加や処理可能地
域の限定を伴うことなく、容易かつ確実に行うことがで
きる荷札、流通管理装置及び流通管理方法を提供するこ
とができた。
【0113】かかる効果を有する本発明の意義は、極め
て著しい。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品の集合体の流通状況を模式的に示す説明図
である。
【図2】端末装置の構成例を模式的に示す説明図であ
る。
【図3】パレットに物品を搭載して出荷する際における
処理のフロー図である。
【図4】パレットに搭載された物品を入庫する際におけ
る処理のフロー図である。
【符号の説明】
2 物品 4 パレット 5 集合体 11 荷札 13 端末装置 14 装着体 20 中央制御装置

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1又は2以上の物流拠点及び/又は該物
    流拠点における1又は2以上の流通地点を順次経由しな
    がら流通する搬送体に搭載又は収納される1の物品又は
    2以上の物品の集合体に取り付けられる装着体に装着さ
    れる荷札であって、 該荷札は、少なくとも、入力される前記搬送体に関する
    情報を記憶することを特徴とする荷札。
  2. 【請求項2】 1又は2以上の物流拠点及び/又は該物
    流拠点における1又は2以上の流通地点を順次経由しな
    がら流通する搬送体に搭載又は収納される1の物品又は
    2以上の物品の集合体に取り付けられる装着体に装着さ
    れる荷札であって、 少なくとも、入力される前記搬送体に関する情報を電子
    的に記憶するとともに、記憶された該情報を出力する機
    能を有することを特徴とする荷札。
  3. 【請求項3】 1の物品又は2以上の物品を搭載又は収
    納して、1又は2以上の物流拠点及び/又は該物流拠点
    における1又は2以上の流通地点を順次経由しながら流
    通する搬送体に装着される荷札、若しくは、前記搬送体
    に搭載又は収納された前記1の物品又は2以上の物品の
    集合体に取り付けられる装着体に装着される荷札であっ
    て、 少なくとも、入力される前記搬送体に関する流通予定情
    報を電子的に記憶するとともに、記憶された該流通予定
    情報を出力する機能を有することを特徴とする荷札。
  4. 【請求項4】 前記装着体は、前記搬送体に搭載又は収
    納された前記1の物品又は2以上の物品の集合体の外面
    の少なくとも一部を包囲して、取り付けられることを特
    徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記
    載された荷札。
  5. 【請求項5】 前記装着体は、前記2以上の物品の集合
    体の荷崩れを防止する機能、前記物品を物理的に保護す
    る機能、及び前記物品を秘匿する機能のうちの少なくと
    も一つの機能を有することを特徴とする請求項1から請
    求項4までのいずれか1項に記載された荷札。
  6. 【請求項6】 さらに、前記搬送体に搭載又は収納され
    る物品の入出庫状況を電子的に記憶する機能を有するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載された荷札。
  7. 【請求項7】 前記情報又は前記流通予定情報は、前記
    1又は2以上の物流拠点及び/又は該物流拠点における
    1又は2以上の流通地点それぞれに関する位置情報、該
    1又は2以上の物流拠点及び/又は該物流拠点における
    1又は2以上の流通地点それぞれにおける時間情報、及
    び該1又は2以上の物流拠点及び/又は該物流拠点にお
    ける1又は2以上の流通地点それぞれにおける物品の移
    載情報のうちの少なくとも一つの情報を含むことを特徴
    とする請求項5又は請求項6に記載された荷札。
  8. 【請求項8】 さらに、前記搬送体の識別情報を出力す
    ることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれ
    か1項に記載された荷札。
  9. 【請求項9】 さらに、前記物品に装着された物品荷札
    から得られる前記物品の識別情報と、入力される該物品
    の属性情報とをともに出力することを特徴とする請求項
    1から請求項8までのいずれか1項に記載された荷札。
  10. 【請求項10】 前記搬送体に関する前記情報又は前記
    流通予定情報は、情報の授受を行う荷札入出力装置を介
    して、入力又は出力されることを特徴とする請求項1か
    ら請求項9までのいずれか1項に記載された荷札。
  11. 【請求項11】 前記情報の授受は、前記荷札入出力装
    置との間で非接触で行われることを特徴とする請求項1
    0に記載された荷札。
  12. 【請求項12】 前記搬送体及び/又は前記装着体は、
    前記1又は2以上の物流拠点及び/又は該物流拠点にお
    ける1又は2以上の流通地点により構成される物流圏内
    において循環して流通することを特徴とする請求項1か
    ら請求項11までのいずれか1項に記載された荷札。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12までのいずれ
    か1項に記載された荷札と、 該荷札との間で前記情報又は前記流通予定情報の授受を
    行う中央制御装置と、 該荷札から出力された前記情報又は前記流通予定情報を
    表示する端末装置とを備えることを特徴とする流通管理
    装置。
  14. 【請求項14】 前記端末装置は、前記荷札から入力さ
    れる前記物品の識別情報と、該物品の属性情報と、前記
    情報又は前記流通予定情報に基づいた作業指示情報とを
    表示することを特徴とする請求項13に記載された流通
    管理装置。
  15. 【請求項15】 前記中央制御装置は、 前記物品の識別情報及び前記搬送体の識別情報に基い
    て、前記物品及び前記搬送体それぞれの物流状態記憶を
    更新すること、 前記物品の識別情報に基いて前記物品の属性情報を求
    め、求めた該物品の属性情報を前記荷札へ出力するこ
    と、及び求められた前記物品の属性情報及び更新された
    前記物流状態記憶に基づいて、前記流通予定情報に基づ
    いた作業指示情報を出力することのうちの少なくとも一
    つを行うことを特徴とする請求項13又は請求項14に
    記載された流通管理装置。
  16. 【請求項16】 前記作業指示情報は前記端末装置が処
    理することが可能な一連の命令文であり、前記端末装置
    は該一連の命令文を処理することによって前記作業指示
    情報を表示することを特徴とする請求項15に記載され
    た流通管理装置。
  17. 【請求項17】 少なくとも、搬送体に関する情報又は
    流通予定情報を記憶することが可能な荷札を、1の物品
    又は2以上の物品の集合体を搭載又は収納する前記搬送
    体、若しくは、該搬送体に搭載又は収納された前記1の
    物品又は2以上の物品の集合体に取り付けられる装着体
    に装着して、前記搬送体を、1又は2以上の物流拠点及
    び/又は該物流拠点における1又は2以上の流通地点を
    順次経由しながら流通させる際に、 前記搬送体の流通時には、前記荷札から出力される前記
    情報又は前記流通予定情報に基づいて、前記物品及び/
    又は前記搬送体の流通を管理することを特徴とする流通
    管理方法。
  18. 【請求項18】 少なくとも、中央制御装置から入力さ
    れる、搬送体に関する情報又は流通予定情報を電子的に
    記憶するとともに記憶された該情報又は流通予定情報を
    端末装置に出力する機能を有する荷札を、1の物品又は
    2以上の物品の集合体を搭載又は収納する前記搬送体、
    若しくは、該搬送体に搭載又は収納された前記1の物品
    又は2以上の物品の集合体に取り付けられる装着体に装
    着して、前記搬送体を、1又は2以上の物流拠点及び/
    又は該物流拠点における1又は2以上の流通地点を順次
    経由しながら流通させる際に、 前記搬送体の流通時には、前記荷札から前記端末装置に
    出力される前記情報又は前記流通予定情報に基づいて、
    前記物品及び/又は前記搬送体の流通を管理することを
    特徴とする流通管理方法。
  19. 【請求項19】 前記1又は2以上の物流拠点及び/又
    は該物流拠点における1又は2以上の流通地点におい
    て、物品の移載が行われた場合には、前記荷札に、物品
    の移載情報を入力して電子的に記憶の更新を行うことを
    特徴とする請求項18に記載された流通管理方法。
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