JP2011204031A - 物流管理支援システム - Google Patents

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Hiroyuki Kawase
博之 川瀬
Kazunori Ikeda
和典 池田
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Abstract

【課題】 カゴ車の紛失防止といった、物流容器の管理とともに、収容物の管理も行うことができ、物流にかかわる作業効率を大幅に向上させるとともに、作業精度の向上も可能とする物流管理支援システムを提供する。
【解決手段】 物流管理手段10と、出荷情報入力手段20と、作業実行指示手段30とを備え、物流管理手段10は、構成図生成手段11を備え、出荷情報入力手段20により、構成図生成手段11に、出荷情報単位に含まれる物流品毎の作業指示情報が入力され、構成図生成手段11により、前記作業指示情報が構成情報に変換されて構成図が生成されることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、物流管理支援システムに関する。
物流の現場では、国際化、多品種化が進むとともに、環境に配慮した梱包の効率化、輸送コストの削減等が求められてきており、それらの観点から、物流管理の重要性がますます高まっている。物流倉庫や工場では、大量かつ多品種の物流品を、パレットやコンテナ、カゴ車等の物流容器に搭載して、保管や輸送がされている。これらの再利用可能な物流容器は、出荷元から最初にユーザーの一つの配送拠点に入庫された後は、ユーザーの複数の配送拠点間等で繰り返し入出庫が行われる。そのため、カゴ車等の物流容器は、その間に紛失してしまうことが多くあった。一方で、物流容器の紛失防止とともに、さらに、前記の梱包の効率化、輸送コストの削減等の観点からは、例えば、一つの物流容器に複数種類のあるいは輸送先の異なる物流品を混載したり、同一の配送先に宛てる一種類の物流品を複数の物流容器に分けて、他の物流品とともに搭載することも求められる。
このような物流容器の紛失を防止し、また、物流品の滞留の発生を防ぐために、荷役用パレットにPHS端末等の位置情報送受信端末を装着し、この位置情報送受信端末が電波を受信している3つの基地局を特定して、これらの基地局からの距離を算出し、三点測量の原理を応用することによりパレットの現在位置を確認できるようにした管理システムを構築して荷役用パレットの紛失や流用防止を図る技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−11973号公報
しかし、上述した特許文献1の技術では、システムが大掛かりであり、コスト高であるとともに、物流容器の数が非常に多い場合には処理量が多くなって実際的でない。また、収容物の管理は別建てで行う必要がある。そこで、本発明は、例えばカゴ車の紛失防止といった、物流容器の管理とともに、収容物の管理も行うことができ、物流にかかわる作業効率を大幅に向上させるとともに、作業精度の向上も可能とする物流管理支援システムを提供することを目的とする。
本発明の物流管理支援システムは、物流管理手段と、出荷情報入力手段と、作業実行指示手段とを備え、
前記物流管理手段は、構成図生成手段を備え、
前記出荷情報入力手段により、前記構成図生成手段に、出荷情報単位に含まれる物流品毎の作業指示情報が入力され、
前記構成図生成手段により、前記作業指示情報が構成情報に変換されて構成図が生成されることを特徴とする。
本発明によれば、物流容器の管理とともに、収容物の管理も行うことができる物流管理支援システムを提供することができる。さらに、物流にかかわる作業効率を大幅に向上させるとともに、作業精度の向上も可能とすることができる。
図1は、本発明の物流管理支援システムの全体構成の一例を示す構成図である。 図2は、本発明の物流管理支援システムにおけるIDテーブルの一例である。 図3は、本発明の物流管理支援システムの構成の一例を示すブロック図である。 図4は、本発明の物流管理支援システムの構成の一例を示す他のブロック図である。 図5は、本発明の物流管理支援システムの第2の実施形態の構成の例を示すブロック図である。 図6は、本発明の物流管理支援システムの第3の実施形態の構成の例を示すブロック図である。 図7は、本発明の物流管理支援システムの第4の実施形態における動作テーブルの構成を示す図である。 図8は、本発明の物流管理支援システムの第5の実施形態における、現場作業者への検品の指示過程の説明図である。 図9は、本発明の物流管理支援システムにおいて、計画と実績との差分をチェックする検品システムを含む態様の説明図である。 図10は、本発明の物流管理支援システムにおいて、構成情報が積載配置情報を含んでいる態様の説明図である。 図11は、本発明の物流管理支援システムにおいて、1つの出荷情報単位に対し、物流容が複数になる場合の一例の構成図である。 図12は、実施形態9の物流管理支援システムにおけるIDテーブルの一例である。図12(a)はIDテーブル、図12(b)はリーダライタマスタテーブルである。 図13は、実施形態9の物流管理支援システムの運用の説明図である。 図14は、実施形態9の物流管理支援システムで作成される、ID履歴テーブルの一例である。
本発明の物流管理支援システムにおいて、前記物流管理手段が、さらに、動作テーブル生成手段と、作業実行情報生成手段とを備え、
前記動作テーブル生成手段により、前記構成図の構成要素毎に紐付けされた動作テーブルが生成され、
前記作業実行情報生成手段により、前記動作テーブルに紐付けされた作業実行情報が生成され、
前記作業実行指示手段により前記作業実行情報に基づく実行指示情報が生成されることが好ましい。
本発明の物流管理支援システムにおいて、さらに、IDテーブルを備え、
前記IDテーブルにより、前記物流品に付与された前記物流品を特定するコードに紐付けされた代表コードデータが引き当てられ、
前記代表コードデータから作業指示情報が入力されることが好ましい。
本発明の物流管理支援システムにおいて、前記IDテーブルが、所在地情報を含んでいることが好ましい。
本発明の物流管理支援システムにおいて、前記実行指示情報により指示された作業の作業結果情報を生成する手段と、前記作業結果情報と前記作業指示情報とを比較して差分をチェックする差分チェック手段とを備える作業チェックシステムを含むことが好ましい。
本発明の物流管理支援システムにおいて、前記構成情報が、積載配置情報を含んでいることが好ましい。
本発明の物流管理支援システムにおいて、前記構成情報を、識別子に格納し、前記識別子が前記構成情報に対応する物流品または物流容器に付与されることが好ましい。
本発明の物流管理支援システムにおいて、前記識別子が、ICタグであることが好ましい。
本発明の物流管理支援システムにおいて、前記付与された識別子を、リーダを用いて読み取った情報から、前記作業実行指示手段を起動し、携帯情報端末に実行指示情報を送信することが好ましい。
本発明の物流管理支援システムにおいて、前記付与された識別子を、リーダを用いて読み取った情報から管理情報構成図を生成する、管理情報生成手段を含むことが好ましい。
本発明の物流管理支援システムにおいて、前記管理情報構成図と前記構成図とを比較し、差分をチェックする検品システムを含むことが好ましい。
以下、本発明の物流管理支援システムについて、詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態1)
図1に、本発明の物流管理支援システムの全体構成の一例を示す。図1に示すように、本システムは、物流管理手段10と出荷情報入力手段20と作業実行指示手段(実行モジュール)30とを備える。前記物流管理手段10は、構成図生成手段11と、動作テーブル生成手段12と、作業実行情報生成手段13とを備える。本例においては、前記物流管理手段10は、一時保存データベース14を備えており、前記一時保存データベース14は、管理情報データベース40と接続されている。前記一時保存データベース14と前記管理情報データベース40とは、連動している。
出荷情報入力手段20は、作業指示(出荷する積載物の伝票)を、入力情報(CSV、XML等の電子データ、または手入力)として、物流管理手段10に情報を渡す。出荷情報入力手段20として、物流現場の携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant、あるいは、Personal Data Assistance)またはパーソナルコンピュータ等の端末等を使用することもできる。この場合、物流管理手段10は、クラウド60を介して、出荷情報入力手段20と接続している。出荷情報は、バーコードリーダ、ICタグリーダ等を用いて情報を読み取り、読み取った情報が入力されてもよい。
出荷情報入力手段20によって入力された出荷情報は、前記物流管理手段10が備える前記構成図生成手段11に入力される。前記出荷情報には、出荷情報単位の物流品毎の作業指示情報が含まれる。前記作業指示情報は、前記構成図生成手段11により構成情報に変換されて、構成図が生成される。そして、前記動作テーブル生成手段12により、前記構成図の構成要素毎に紐付けされた動作テーブルが生成される。ついで、前記作業実行情報生成手段13により、前記動作テーブルに紐付けされた作業実行情報が生成される。前記構成図、前記動作テーブル、および前記作業実行情報は、一時保存データベース14に格納される。一時保存データベース14に格納された前記各情報は、管理情報データベース40にも連動して格納される。一時保存データベース14に格納された時の前記各情報から、または、事後において管理情報データベース40の前記各情報から、作業実行指示手段(実行モジュール)30が起動され、前記作業実行指示手段(実行モジュール)30により前記作業実行情報に基づく実行指示情報が生成される。生成された実行指示情報は、物流管理手段10に送信され、前記物流管理手段10は、前記実行指示情報を、物流現場の端末20にクラウド60を介して送信し、現場の作業者に実行指示を出す。前記物流現場の端末20には、実行すべき作業内容が表示される。
前記管理情報データベース40に格納された情報は、クラウド61を介して、情報公開をしてもよい。例えば、食品トレーサビリティの場合では、消費者が、商品に添付されているコード番号を、個々の端末50から前記クラウド61を介して照会することにより、食品の生産、物流の履歴を確認することなどができる。
なお、本実施形態の物流管理システムは、さらに、IDテーブルを備えていてもよい。前記IDテーブルにより、前記物流品に付与された前記物流品を特定するコードに紐付けされた代表コードデータが引き当てられ、前記代表コードデータから作業指示情報が入力される。前記IDテーブルの一例を図2に示す。このIDテーブル200では、横軸に同じ物流品を表わす複数のコード情報が入力されている。縦軸は、扱う物流品の数に合わせて行数が増える。図2のIDテーブルに示すように、同じ物流品であっても、組立メーカーコード、図番、部品メーカーコード、バーコード、2次元コード等、様々なコードが付与されることが通常である。さらに、各国によって異なるコードが使われ、また、国内の物流においても、企業独自のコードが使われることも多い。そのため、これらの同一の物流品に付与された異なるコードを前記IDテーブルにより、対応付けをする。前記IDテーブルは、その物流品を特定する代表コードデータを有している。本発明の物流管理システムにおいては、前述したように、物流品毎の作業指示情報を起点として、様々な情報が紐付けされ、また、新たなデータが作成される。従って、作業指示情報を呼び出すためのコードは、統一されていることが好ましい。このように、IDテーブルを用いて、様々なコードを代表コードデータに対応付けすることによって、物流品に関する情報の一元管理が可能となる。すなわち、物流管理において、「単一の物流品が複数の異なるコードにより管理されている」という煩雑な要因を排除することができるので、物流管理がより容易となる。前記代表コードとしては、EPC(Electronic Product Code)等を採用することができる。前記IDテーブルは、例えば、一時保存データベース14または管理情報データベース40に格納される。
図3および図4は、本実施形態の物流管理支援システムにおいて、前記IDテーブルを備えた形態のデータ構成の一例を示すブロック図である。出荷情報として、物流品または物流容器に付与された、ICタグ、バーコードおよび2次元コード等に格納されている前記物流品を特定するコードが入力されると、IDテーブル200は、前記物流品に対応する代表コードを引き当てる。前記出荷情報に含まれる物流品の各々につき、それぞれ代表コードを引き当て、ついで、作業指示情報に基づいて、前記出荷情報に含まれる物流品についての構成図101が生成される。前記構成図101は、階層構造とすることができる。例えば、作業指示情報が搭載情報である場合、第一階層としてはコンテナ、第二階層としてはパレット、というような階層化をしてもよい。
次に、図4に示すように、前記構成図101から、動作テーブル102を紐付ける(矢印R1)。ついで、前記構成図に紐付けられた前記動作テーブル102と作業実行情報103とが紐付けられる(矢印R2)。これらの情報の紐付けは、規定値を定義しておくことにより、簡略化することができる。以上によって、前記構成図101を元に、実行モジュール30を起動させるための定義づけがなされる。また、前記構成図101の構成情報が格納された識別子を発行し、各々の構成情報に対応する物流品または物流容器に付与することもできる。この場合、任意の物流過程で前記識別子に格納された情報を読み取り、その情報を管理情報データベース40に照会することで、前記構成図101に紐付けられた動作テーブル102、および、前記動作テーブル102に紐付けられた作業実行情報103を参照することができる。
本発明に使用される物流管理支援装置は、物流管理手段10と、出荷情報入力手段20と、作業実行指示手段(実行モジュール)30とを備え、前記物流管理手段10は、構成図生成手段と、動作テーブル生成手段と、作業実行情報生成手段とを備え、前記出荷情報入力手段20により、前記構成図生成手段に、出荷情報単位に含まれる物流品毎の作業指示情報が入力され、前記構成図生成手段により、前記作業指示情報が構成情報に変換されて構成図101が生成され、前記動作テーブル生成手段により、前記構成図の構成要素毎に紐付けされた動作テーブルが生成され、前記作業実行情報生成手段により、前記動作テーブルに紐付けされた作業実行情報103が生成され、前記作業実行指示手段(実行モジュール)30により前記作業実行情報に基づく実行指示情報が生成される物流管理支援装置である。
(実施形態2)
図5は、本実施形態の物流管理支援システムの一例を示すブロック図である。本実施形態は、構成図を先に生成し、後から、物流品のIDを登録し、物流品情報を埋めていく態様である。まず、積載物の伝票などによる作業指示があると、その伝票の情報を入力する。ついで、伝票記載の物流品をIDテーブル200で検索する(矢印R3)。そして、前記IDテーブル200で引き当てられた前記物流品の代表コードを用いて、物流品を構成情報に変換する。前記構成情報から構成図101が生成される(矢印R4)。その他については、実施形態1と同様である。
(実施形態3)
図6は、本実施形態の物流管理支援システムの一例を示すブロック図である。本実施形態は、物流品のIDを現場で読み取り、これと同期しながら、構成図も同時に生成していく態様である。積載物(物流品)としては、袋入りのもの、箱入りのもの、複数の箱に梱包されているもの等、荷姿の様々なものが想定される。図6においては、これらの積載物を一つのパレット(物流容器)に搭載した場合を示している。前記積載物のIDは、パレット搭載時にPDA62等を使用して読み取ってもよいし、パレットがフォークリフト等の運搬手段64で出荷等される場合は、例えば、リーダを設置したRFID(Radio Frequency Identification)ゲート63等を利活用し、前記RFIDゲート63通過時に読み取ってもよい。前記読み取った情報に基づき、IDテーブル200も利用して、構成図101が生成される。その他については、実施形態1と同様である。積載物の管理は、バーコードや2次元コードでもよいが、例えば、パレット等をRFIDゲート通過時などに自動で読み取りさせる場合には、ICタグを利活用するとよい。
(実施形態4)
本実施形態は、例えば、物流容器(パレット、カゴ車等)に、物流品を「載せる時」、「降ろす時」等、物流品を扱う場面ごとに実行モジュールを分ける場合の一例である。図7には、本実施形態における動作テーブル102の構成を示す。図7に示したように、動作テーブル102の構成要素において、場面毎の実行モジュール定義がなされている。このように、場面毎に実行モジュール30を分ける場合には、動作テーブル102にてコントロールすればよい。なお、本実施形態でのシステムの他の構成は、図4と同様である。本実施形態では、例えば、「載せる時」、「降ろす時」に出荷情報単位に作業者にPDA等で作業指示を出力することができるので、人手によるミスを防ぐことが可能となる。
(実施形態5)
図8には、本実施形態の物流管理支援システムを使用した、現場作業者への検品の指示過程の説明図を示す。まず、パレットがフォークリフト84によって運搬されてくる。フォークリフト84が、リーダを設置したRFIDゲート83を通過すると、パレットや搭載された物流品に付与されたICタグの情報が認識される。前記リーダによって読み込まれた情報は、サーバ81に送られる(S1)。サーバ81は、ICタグに格納された構成情報から、紐付けられた動作テーブルおよび作業実行情報を参照し、この段階での検品が必要な物流品または物流容器について、検品作業を命令する実行指示情報を生成する。生成された実行指示情報は、検品を担当する作業者のPDA82に、無線で通知され(S2)、前記作業者のPDA82には、検品作業の開始指示表示がなされる。前記作業者が検品作業を開始すると、PDA82にはサーバ81から、検品作業の作業内容が通知され(S3)、前記作業者のPDA82には、検品作業の作業内容が表示される。前記作業者は、前記表示に従って、検品作業を行う。このとき、PDA82に付属したタグリーダでICタグを読み取ると、前記読み取った情報はサーバ81に送信され、そのICタグの付与された物流品または物流容器の検品の必要の有無、検品が必要な場合は、検品に必要な前記物流品または物流容器についての情報等のデータがPDA82に通知される。また、検品作業の結果情報は、サーバ81に送信される(S4)。前記検品作業の結果情報と、前記作業指示情報とを比較して差分をチェックする差分チェック手段を、前記サーバ81が備えていると、作業チェックを瞬時に行うことができる。差分が発生した場合には、作業者のPDA82に、確認の指示を出すことができる。このように、本実施態様においては、現場作業者が何を行うかがシステム化されているため、検品作業などの作業精度が向上する。また、リアルタイムに作業者や作業内容を監視し、作業者の管理、作業内容の管理および作業チェックの強化をすることができる。現場監視を強化することによっても作業精度の向上が期待できる。
ここでは、検品作業の場合について説明したが、これに限定されず、他の作業についても適用可能であり、同様の効果を得ることができる。例えば、コンビニエンスストアの商品配送では、トラックの運転手に、トラックへの商品搭載から配送までの全作業を任せる場合がある。このような場合であっても、本システムを適用することにより、チェック機能を実現することができる。
(実施形態6)
図9には、本実施形態の物流管理支援システムにおいて、計画と実績との差分をチェックする検品システムを含む態様の説明図を示す。図9において、計画情報とは、前記実施形態2によって生成された構成図の情報である。また、実績情報とは、前記実施形態3によって生成された構成図の情報である。前記計画情報は、例えば、物流容器に何を搭載するかを物流管理手段によって定義が可能である。前記実績情報は、実際に搭載した物流品は何であるかという管理情報を生成したものである。したがって、前記計画情報と前記実績情報とを比較し、差分があれば、物流のどこかの段階で不正が発生したことが、物流容器を開けたり、詳細な検品をしたりすることなくわかる。また、どの物流容器にどんな物流品を搭載したかの自動認識もできるので、物流品の検索を単純操作で高速とすることができる。
(実施形態7)
本実施形態は、前記構成情報が、積載配置情報を含んでいる場合の物流監視支援システムの一例である。図10には、本実施形態の物流管理支援システムの説明図を示す。前記積載配置情報とは、物流容器の積載配置を定義する情報であり、積載物(物流品)の個々が、どこに積まれるかの管理を可能とするものである。積載物(物流品)の個々を配置する操作の他に、積載ルールを定義しておくことで、そのルールから自動積載も可能となる。前記積載ルールとしては、配送経路や荷下ろしの順、重いものが軽いものの上に積まれないように、といった上下指定等がある。また、物流容器内での積み付け方向や、重心範囲を設定することもできる。積載設計は、自動または手動で行うことができる。従来では、作業者の経験に基づき、物流容器に物流品を搭載するケースが多いが、本実施形態では、システム指示にすることができるので、不慣れな作業者でも、効率よく物流品を搭載することができる。
また、物流の払出・出荷、または、受け入れ等において、RFIDゲートを利活用し、ゲート通過時にICタグを読み込むような場合に、ICタグの読み取り漏れが発生することがある。読み取れなかったICタグを探すには、ゲートを通過した単位での全てのICタグを読み取りチェックすることになり、非常に大きな作業ロスとなっていた。しかし、本実施態様のように、「載せる時」に積載ルールをシステムに定義しておくことで、物流容器内で、ある物流品がどこに積まれているかの管理が可能であるので、読まれなかったICタグの検索が容易となる。
(実施形態8)
本実施形態は、1つの出荷情報単位に対し、物流容器が複数になる場合の一例である。図11には、本実施形態の物流管理支援システムにおける構成図の一例を示す。ここでは、親容器がAおよびBの2個の例を示す。1つの出荷情報単位において、物流容器(親の物流容器)が複数になる場合には、親の物流容器の属性情報として、容器数、リンク情報を付加することで、管理をすることができる。具体的には、図示のように、親容器Aには、「親容器数:2」、「次リンクポインタ:B」、「前リンクポインタ:NUL」との属性情報を、親容器Bには、「親容器数:2」、「次リンクポインタ:NUL」、「前リンクポインタ:A」との属性情報を付加することで、前述の他の実施形態においても、本発明の物流管理支援システムを適用することができる。
(実施形態9)
図12には、本実施形態の物流管理支援システムにおいて、前記IDテーブルに所在地(ロケーション)情報を含む態様のIDテーブルの一例を示す。図12(a)は、横軸に同じ物流品を表わす複数のコード情報が入力されている。縦軸は、扱う物流品の数に合わせて行数が増える。図12(a)のIDテーブルは、所在地(ロケーション)の項目が含まれている以外は、図2に示したIDテーブルと同様であって、同一の物流品に付与された異なるコードを前記IDテーブルにより、対応付けをする。本実施形態においては、リーダライタに所在地情報が紐付けられている。前記紐付けには、図12(b)に示すようなリーダライタマスタテーブルを用いる。前記マスタテーブルにおいては、リーダライタの設置場所がゲート等の場合には、所在地情報は固定としておき、また、リーダライタがハンディターミナル、PDA等の移動できるものである場合は、都度、任意に所在地を設定できるようにしておくことが好ましい。
図13には、本実施形態の物流管理支援システムの運用の説明図を示す。本実施形態においては、入荷、出荷、棚卸等の各作業時に、リーダライタで、物流品や物流容器に付与されたICタグの情報を読み取ったときに、IDテーブルに当該リーダライタの所在地情報を設定する。そして、各拠点での入出荷のタイミングで、例えば、前記実施形態6で説明した方法を適用して計画と実績との差分をチェックすることによって、検品をすることができる。本実施形態では、入出荷や棚卸などのタイミングで、物流品や物流容器に所在地情報を紐付けることができるので、物流品や物流容器の所在地を特定することが可能となる。従って、在庫として認識することも可能となる。また、情報として所在地情報を持つことで、例えば、図13中の破線で囲んだ部分などは、実際の倉庫ではなくても、仮想的な倉庫の在庫として認識することができる。例えば、船やトラック等の輸送機関も、仮想的な倉庫の対象として扱い得る。さらに、所在地の変更情報を履歴情報として蓄積することで、物流品単位での物流ルートの追跡も可能となる。この場合、蓄積された情報から、図14に示すようなID履歴テーブルを作成しておき、参照可能としておくことが好ましい。これにより、すべての所在地変更(移動)を履歴として蓄積し、追跡をすることができる。本実施形態において、リーダライタは、ゲート93およびPDA92に設けられており、入出荷時にICタグの情報を読み取り、前記リーダライタの所在地情報とともにサーバに送信することができる。出荷先としては、コンビニエンスストアやデパート等の小売・量販店の他に、通信販売事業会社の物流拠点や消費者等もあげられる。
本発明は、物流容器の管理とともに、収容物の管理も行うことができ、物流にかかわる作業効率を大幅に向上させるとともに、作業精度の向上も可能とすることができる。したがって、物流にかかわる各分野において適用することができ、適用範囲は広範である。
10 物流管理手段
11 構成図生成手段
12 動作テーブル生成手段
13 作業実行情報生成手段
14 一時保存データベース
20 物流現場の端末(出荷情報入力手段、実行指示表示端末)
30 作業実行指示手段(実行モジュール)
40 管理情報データベース
50 端末
60、61 クラウド
62、82、92 PDA
63、83 RFIDゲート
64、84 運搬手段(フォークリフト)
81 サーバ
93 ゲート
101 構成図
102 動作テーブル
103 作業実行情報
200 IDテーブル

Claims (11)

  1. 物流管理手段と、出荷情報入力手段と、作業実行指示手段とを備え、
    前記物流管理手段は、構成図生成手段を備え、
    前記出荷情報入力手段により、前記構成図生成手段に、出荷情報単位に含まれる物流品毎の作業指示情報が入力され、
    前記構成図生成手段により、前記作業指示情報が構成情報に変換されて構成図が生成されることを特徴とする物流管理支援システム。
  2. 前記物流管理手段が、さらに、動作テーブル生成手段と、作業実行情報生成手段とを備え、
    前記動作テーブル生成手段により、前記構成図の構成要素毎に紐付けされた動作テーブルが生成され、
    前記作業実行情報生成手段により、前記動作テーブルに紐付けされた作業実行情報が生成され、
    前記作業実行指示手段により前記作業実行情報に基づく実行指示情報が生成されることを特徴とする、請求項1記載の物流管理支援システム。
  3. さらに、IDテーブルを備え、
    前記IDテーブルにより、前記物流品に付与された前記物流品を特定するコードに紐付けされた代表コードデータが引き当てられ、
    前記代表コードデータから作業指示情報が入力されることを特徴とする、請求項1または2記載の物流管理支援システム。
  4. 前記IDテーブルが、所在地情報を含んでいることを特徴とする、請求項3記載の物流管理支援システム。
  5. 前記実行指示情報により指示された作業の作業結果情報を生成する手段と、前記作業結果情報と前記作業指示情報とを比較して差分をチェックする差分チェック手段とを備える作業チェックシステムを含むことを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載の物流管理支援システム。
  6. 前記構成情報が、積載配置情報を含んでいることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の物流管理支援システム。
  7. 前記構成情報を、識別子に格納し、前記識別子が前記構成情報に対応する物流品または物流容器に付与されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の物流管理支援システム。
  8. 前記識別子が、ICタグであることを特徴とする、請求項7記載の物流管理支援システム。
  9. 前記付与された識別子を、リーダを用いて読み取った情報から、前記作業実行指示手段を起動し、携帯情報端末に実行指示情報を送信することを特徴とする、請求項7または8記載の物流管理支援システム。
  10. 前記付与された識別子を、リーダを用いて読み取った情報から管理情報構成図を生成する、管理情報生成手段を含むことを特徴とする、請求項7から9のいずれか一項に記載の物流管理支援システム。
  11. 前記管理情報構成図と前記構成図とを比較し、差分をチェックする検品システムを含むことを特徴とする、請求項10記載の物流管理支援システム。
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