JP2006264942A - Icタグを利用した在庫管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 個々の収納場所単位で、物品の在庫状態を把握することが可能なICタグを利用した在庫管理システムを提供する。
【解決手段】 6つの収納庫C1〜C6を備えた収容設備に、ICタグが付加された物品G1〜G6を収容する。各収納庫C1〜C6には、それぞれICタグの記録内容を無線で読み取るリーダ装置R1〜R6を設置する。ただし、リーダ装置による読取機能が、別な収納庫内の物品に及ばないように、各収納庫を相互に電磁的に遮蔽する遮蔽手段S1〜S6(たとえば、金属網)を設け、各リーダ装置が、当該装置が設置されている収納庫内の物品のみに対して、ICタグからのデータ読み取りを行うようにする。管理手段200は、各リーダ装置が読み取った情報に基づいて、どの収納庫にどの物品が収容されているかを認識し、各収納庫内の在庫確認を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、在庫管理システムに関し、特に、ICタグが付加された物品を収容する収容設備において、当該ICタグに記録されている物品に関する情報を利用して在庫管理を行うシステムに関する。
非接触式のICタグには、無線交信機能をもったリーダライタ装置を利用して、種々のデータを書き込むことが可能であり、書き込んだデータを読み出すことが可能である。このため、工場出荷時点で、個々の物品にそれぞれICタグを貼り付け、このICタグ内に、当該物品に関する種々の情報を書き込んでおき、物流過程において、適宜この情報を利用する運用が普及し始めている。たとえば、下記の特許文献1には、物流途中や回収時に破損することを防止するため、物品の梱包体に非接触式のICタグを取り付ける技術が開示されている。
物品にICタグを付加しておくと、物流の様々な過程において、このICタグに書き込まれたデータを利用することができ、また、物流の最終地点で納品が行われた後も、必要に応じて、このデータを利用することができる。このため、たとえば、物流の中間拠点やスーパーマーケットなどの物流の最終地点では、個々の物品の入庫および出庫状況を、このICタグに書き込まれたデータを利用して行うことにより、在庫管理を行うこともできる。
特開2005−041485号公報
上述したとおり、物品に付加されたICタグは、在庫管理に利用することが可能であるが、従来のICタグを利用した在庫管理は、個々の物流拠点や個々の店舗などにおいて、特定の物品が入庫した、あるいは、出庫した、という事項を把握するに留まり、どの物品が、どの収納庫に入庫したか、あるいは、どの収納庫から出庫したか、というきめの細かな在庫管理を行うことはできない。
通常、多くの物流拠点の倉庫には、多数の収納庫が設置されており、実用上、どの物品がどの収納庫に格納されているか、という事実を把握することは極めて重要である。また、スーパーマーケットなどの大型店舗では、物品を陳列する棚(本願では、このような物品の陳列棚や収納棚も含めて、物品の収納庫と呼ぶ)が多数設けられており、どの物品がどの棚に配置されているか、という事実を把握することは極めて有用である。
そこで本発明は、個々の収納場所単位で、物品の在庫状態を把握することが可能なICタグを利用した在庫管理システムを提供することを目的とする。
(1) 本発明の第1の態様は、物理的に区画されている複数の収納庫を備えた収容設備について、収容物品に付加されているICタグに記録された当該物品に関する情報を利用して在庫管理を行う在庫管理システムにおいて、
個々の収納庫にそれぞれ設置され、当該収納庫内の物品に付加されたICタグの記録内容を無線で読み取るリーダ装置と、
このリーダ装置による読取機能が、別な収納庫内の物品に及ばないように、各収納庫を相互に電磁的に遮蔽する遮蔽手段と、
各収納庫に設置されたリーダ装置が読み取った情報に基づいて、各収納庫内の在庫確認を行う管理手段と、
を設けるようにしたものである。
(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1の態様に係るICタグを利用した在庫管理システムにおいて、
リーダ装置が、個々の物品を特定する物品識別コードをICタグから読み取るとともに、読み取った物品識別コードを、自己が設置されている収納庫を特定する収納庫識別コードとともに管理手段に伝送する機能を有し、
管理手段が、各リーダ装置から伝送されてきた情報に基づいて、特定の収納庫に特定の物品が収容されていることを確認する処理を行うようにしたものである。
(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1または第2の態様に係るICタグを利用した在庫管理システムにおいて、
物品を出し入れする開口部を有する箱型収納庫を複数配列し、この開口部を除く収納庫壁面に遮蔽手段を設け、開口部を通じて隣接する収納庫内に読取機能が及ばない位置にリーダ装置を配置するようにしたものである。
本発明に係る在庫管理システムでは、個々の収納庫ごとにリーダ装置を設け、このリーダ装置により当該収納庫に収容されている物品に付加されたICタグの記録内容を読み取ることができるようにし、遮蔽手段により別な収納庫内の物品に付加されたICタグに対する読み取りが行われないようにしたため、個々の収納場所単位で、物品の在庫状態を把握することが可能になる。
以下、本発明を図示する実施形態に基づいて説明する。図1は、本発明に係るICタグを利用した在庫管理システムの基本的な実施形態を示す平断面図(一部は、ブロック図)である。ここに示す在庫管理システムは、物理的に区画されている複数の収納庫を備えた収容設備において、収容物品に付加されているICタグに記録された当該物品に関する情報を利用して在庫管理を行う機能を有する。
図1には、隔壁100によって物理的に区画されている6つの収納庫C1〜C6を備えた収容設備の平断面図が示されている。各収納庫C1〜C6には、それぞれ物品の搬出入ドア110が設けられており、この搬出入ドア110を開閉して、物品の出し入れを行うことができる(図では、収納庫C2についての搬出入ドア110を開いた状態が示されている)。各収納庫C1〜C6には、それぞれ任意の物品を収容することができる。図示の例では、収納庫C1に2つの物品G1,G2が収容され、収納庫C2に1つの物品G3が収容され、収納庫C3に2つの物品G4,G5が収容され、収納庫C5に1つの物品G6が収容された状態が示されている。
本発明に係る在庫管理システムは、このように各収納庫に収容された個々の物品G1〜G6のそれぞれに、各物品に関する情報が記録されたICタグが付加されていることを前提として、在庫管理を行うものである。本願におけるICタグは、無線交信機能をもったICメモリというべきものであり、現在、流通管理などを行うために、種々の業界で、物品への添付が普及し始めている。もちろん、ICタグが付加されていない物品を収納庫に収容することも可能であるが、これらの物品についての在庫管理は、本システムでは行うことはできない。
個々の収納庫C1〜C6には、それぞれ当該収納庫内の物品に付加されたICタグの記録内容を無線で読み取る機能をもったリーダ装置R1〜R6が設置されている。たとえば、図示のリーダ装置R1は、収納庫C1内に収容された物品G1,G2に付加されたICタグの記録内容を無線で読み取る機能を有しており、リーダ装置R2は、収納庫C2内に収容された物品G3に付加されたICタグの記録内容を無線で読み取る機能を有している。通常、ICタグに対する無線交信機能をもった装置は、リーダライタ装置と呼ばれており、ICタグに対して電磁波を放射して電力供給を行うとともに、ICタグに対するデータの書き込み処理と、ICタグからデータを読み出す処理とを行う機能をもっている。
ここに示す実施形態に用いられているリーダ装置R1〜R6も、このような一般的なリーダライタ装置によって構成されており、実際には、ICタグ内の記録データを無線で読み取るだけではなく、必要に応じて、ICタグに対して所定のデータを書き込むことができる。ただ、本発明における在庫管理システムでは、少なくともICタグ内の記録データを無線で読み取る機能が備わっていれば足りるので、ここでは単に「リーダ装置」と呼ぶことにする。
また、各収納庫C1〜C6の壁面には、それぞれ遮蔽手段S1〜S6が設けられている。これらの遮蔽手段S1〜S6は、各リーダ装置R1〜R6による読取機能が、別な収納庫内の物品に及ばないように、各収納庫C1〜C6を相互に電磁的に遮蔽する機能をもった手段であり、ここに示す実施形態の場合、各収納庫C1〜C6の隔壁100の内側に形成した金属層(金属製の網でもよい)によって、遮蔽手段S1〜S6を構成している。なお、図示の例では、各収納庫C1〜C6の側面の壁(搬出入ドア110の内側面も含む
)に、金属層を形成することにより、遮蔽手段S1〜S6を構成しているが、必要があれば、床面および天井面にも金属層を形成して、遮蔽手段S1〜S6の遮蔽効果を高めるようにしてもよい。形成する金属層としては、透明性を確保するために、たとえばITO(酸化インジウム-錫)の薄膜を用いることも可能である。また、搬出入ドア110の代わりに暖簾状もしくはカーテン状の仕切りを用いることもできるし、暖簾状もしくはカーテン状の仕切りとドアとの組み合わせを用いることもできる。この場合、暖簾状もしくはカーテン状の仕切り部分にも金属層を形成しておくのが好ましい。たとえば、透明フィルムに透明の金属層を形成した材料で暖簾状もしくはカーテン状仕切りを構成すれば、外部から収納庫内を確認できるようになる。
各収納庫C1〜C6に遮蔽手段S1〜S6を設ける目的は、各リーダ装置R1〜R6による読取機能が、別な収納庫内の物品に及ばないように、各収納庫C1〜C6を相互に電磁的に遮蔽することにあり、このような目的を達成できるのであれば、遮蔽手段は、どのような構成要素によって実現してもよいし、どのような位置に形成するようにしてもかまわない。また、収納庫の隔壁100自身を遮蔽手段として利用することも可能である。たとえば、隔壁100を金属板で構成するようにすれば、隔壁100自身が遮蔽手段としての機能を果たすことになるので、別途遮蔽手段を設ける必要はない。
このような遮蔽手段S1〜S6を設けることにより、1つの収納庫内に設置されたリーダ装置の読取機能は、当該収納庫内に収容されている物品に限定されることになる。たとえば、図示の例の場合、収納庫C1内に設置されているリーダ装置R1の読取機能は、収納庫C1内に収容されている物品G1,G2に付加されたICタグに対してのみ作用し、リーダ装置R1は、隣接する収納庫C2に収容されている物品G3や、隣接する収納庫C3に収容されている物品G4,G5に付加されたICタグに対する読み取りを行うことはできない。これは、個々の収納場所単位で、物品の在庫状態を把握する、という本発明の目的を達成する上で、非常に重要な点である。一般的な物品倉庫に本発明を適用する場合であれば、たとえば、UHF帯(800〜900MHz)の電波を用い、読み取り距離が8m程度となる無線通信方式でICタグに対する読み取りを行うのが好ましい。
各収納庫C1〜C6に設置されたリーダ装置R1〜R6が読み取った情報は、管理手段200へと送信される。管理手段200は、これら各リーダ装置R1〜R6が読み取った情報に基づいて、各収納庫C1〜C6内の在庫確認を行う機能を有する。たとえば、図示の例の場合、リーダ装置R1は、収納庫C1に収容されている物品G1,G2に付加されている各ICタグから、それぞれ物品G1およびG2に関する情報を読み出し、これを管理手段200へと伝送することになるので、管理手段200は、現在、収納庫C1内に、2つの物品G1,G2が収容されていることを認識することができる。
図2は、このような在庫確認を行うためのより具体的な実施形態の一例を示すブロック図である。ここでは、収納庫C1内に収容されている2つの物品G1,G2の在庫確認を行う例が示されている。物品G1,G2には、それぞれICタグT1,T2が付加されており、各ICタグT1,T2には、それぞれ物品G1,G2に関する情報がデータとして記録されている。
ICタグに記録する、物品に関する情報は、一般に、当該物品の出荷元となるメーカー名、製品名、型番、製造番号、ロット番号、発注番号、出荷日、流通経路、納入先、出荷日など、用途に応じて様々である。ここでは説明の便宜上、図2に示すように、各ICタグT1,T2に、物品識別コード(物品を特定するためのコードであり、具体的には、製品名を示すコードでも、ロット番号でもかまわない)、メーカー名、出荷日、納入先なる4種類のデータが記録されている例を述べることにする。すなわち、ICタグT1には、物品G1に関して、物品識別コード「ID0001」、メーカー名「A社」、出荷日「2005年4月1日」、納入先「X社」なるデータが記録されており、ICタグT2には、物品G2に関して、物品識別コード「ID0002」、メーカー名「B社」、出荷日「2005年4月10日」、納入先「Y社Z営業所」なるデータが記録されている。
収納庫C1内に設置されたリーダ装置R1は、収納庫C1内に収容されているこれら2つの商品G1,G2に付加されたICタグT1,T2と無線交信し、上記各データを読み取ることになる。もっとも、実際には、上記データの必ずしも全部を読み取る必要はなく、在庫管理を行う上で必要なデータを選択的に読み取れば十分である。ここでは、リーダ装置R1によって、各ICタグT1,T2から物品識別コードのみが読み取られたものとして、以下の説明を続けることにする。
リーダ装置R1は、こうして、個々の物品を特定する物品識別コードをICタグから読み取ったら、読み取った物品識別コードを、自己が設置されている収納庫を特定する収納庫識別コードとともに管理手段200に伝送する処理を行う。図2に示す例の場合、リーダ装置R1は、ICタグT1から「ID0001」なる物品識別コードを読み取り、ICタグT2から「ID0002」なる物品識別コードを読み取ることになるので、これらのコードとともに、自己が設置されている収納庫C1を特定するための収納庫識別コード「C1」を管理手段200へ伝送することになる。すなわち、この場合、リーダ装置R1から管理手段200へと伝送されるデータDは、「C1,ID0001,ID0002」なるデータになる。
管理手段200には、このようなデータが、各リーダ装置R1〜R6から伝送されてくる。もちろん、物品が1つも収容されていない収納庫C4,C6内のリーダ装置R4,R6からは、収納庫識別コードのみが伝送されてくることになる。管理手段200は、こうして各リーダ装置R1〜R6から伝送されてきた情報に基づいて、特定の収納庫に特定の物品が収容されていることを確認することができる。たとえば、リーダ装置R1から送信されてきた「C1,ID0001,ID0002」なるデータDに基づいて、収納庫C1内には、物品識別コード「ID0001」,「ID0002」で特定される物品が収容されていることが確認できる。
管理手段200は、実際には、コンピュータによって構成される。したがって、特定の時点における各収納庫C1〜C6の物品の収容状態を、必要に応じて、ディスプレイ画面上に表示することも可能であるし、記憶装置に保存することも可能である。図3は、図1に示す物品の収容状態を、管理手段200によって、ディスプレイ画面上に表示した例を示す図である。この表示によれば、収納庫C1には、物品識別コード「ID0001」,「ID0002」で特定される2つの物品が収容されており、収納庫C2には、物品識別コード「ID0003」で特定される物品が収容されており、収納庫C3には、物品識別コード「ID0004」,「ID0005」で特定される2つの物品が収容されており、
収納庫C5には、物品識別コード「ID0006」で特定される物品が収容されていることが一目で把握できる。また、現在、収納庫C4,C6が空の状態であることも確認できる。
なお、物品識別コードとこれに対応する種々の情報とを対応づける一覧表を用意しておけば、管理手段200は、この一覧表を参照することにより、各収納庫に収容されている物品を、その物品識別コードによって認識するだけでなく、所望の情報によって認識することが可能になる。たとえば、個々の物品識別コードと各物品の製品名とを対応づける一覧表を用意しておけば、図3に示す表における各物品識別コードを、各物品の製品名で表示することが可能になる。
また、各リーダ装置R1〜R6の読取処理を、所定の時間間隔で周期的に行うようにすれば、管理手段200は、当該周期ごとに、最新の収容状態を認識することができる。結局、どの収納庫に、現在、どの物品が収容されているか、という在庫状態を、個々の収納場所単位で把握することが可能になる。
以上、本発明に係る在庫管理システムを、図1に示す倉庫型の収容設備に適用した例を説明したが、本発明の適用は、このような倉庫型の収容設備に限定されるものではなく、たとえば、スーパーマーケットなどの商品陳列棚、図書館や書店の書棚などに適用することも可能である。要するに、本発明の適用対象となる収容設備は、物理的に区画されている複数の収納庫を備え、ICタグが付加された物品を収容する収容設備であれば、その具体的な形態や規模は問わない。また、物理的に区画されている複数の収納庫は、それぞれが密閉されている必要はなく、商品陳列棚や書棚のように、開口部を有していてもかまわない。
図4は、書棚に本発明を適用した例を示す斜視図である。この書棚は、物品(この場合は、書籍)を出し入れする開口部を有する箱型収納庫C11〜C14を複数配列した収容設備と言うことができ、ICタグが付加された書籍を収容する利用形態を前提とすれば、本発明に係る在庫管理システムを適用することが可能である。
箱型収納庫C11〜C14は、前面に書籍を出し入れするための開口部を有するが、それぞれが互いに物理的に区画された収納庫を構成している。図には、5冊の書籍B1〜B5を収納庫C11に収容した状態が示されているが、これら各書籍B1〜B5には、それぞれICタグが付加されており、各ICタグには、それぞれ各書籍に関する情報がデータとして記録されている。
図示のとおり、各収納庫C11〜C14の背面板の内部には、それぞれリーダ装置R11〜R14が設置されており、いずれも自己が設置された収納庫内に収容されている書籍に付加されているICタグと無線交信する機能を有している。たとえば、リーダ装置R11は、収納庫C11内の書籍B1〜B5に付加されているICタグと無線交信し、データを読み取る機能を果たす。もちろん、この実施形態の場合も、各リーダ装置R11〜R14による読取機能が、別な収納庫内の物品に及ばないように、各収納庫を相互に電磁的に遮蔽する遮蔽手段が設けられている。具体的には、前面の開口部を除く各収納庫C11〜C14の壁面に、金属層などを遮蔽手段として形成しておけばよい。このとき、各リーダ装置R11〜R14は、各収納庫C11〜C14の前面の開口部を通じて隣接する収納庫内に読取機能が及ばない位置に配置するようにする。図示の例で、各リーダ装置R11〜R14を、背面板に取り付けているのは、このような配慮に基づくものである。したがって、書籍B1〜B5に付加されているICタグの内容は、リーダ装置R11によってのみ読み取られ、リーダ装置R12,R13,R14によって読み取られることはない。本発明をこのような書棚に適用する場合、たとえば、135kHz帯の電磁波により、読み取り距離が数cm程度となる電磁誘導式リーダ装置を用いてICタグに対する読み取りを行うのが好ましい。
なお、図4には示されていないが、各収納庫C11〜C14に設置されたリーダ装置R11〜R14が読み取った情報に基づいて、各収納庫C11〜C14内の在庫確認を行う管理手段(実際には、コンピュータ)が別途設けられており、この管理手段により、いずれの収納庫にいずれの書籍が収容されているかを確認することができる。
図書館や書店などに、この図4に示すような書棚を多数配置しておき、各書棚に陳列する書籍に、それぞれICタグを付加しておくようにすれば、管理手段として機能するコンピュータによって、常に、どの棚にどの書籍が存在するかを直ちに把握することができるので、非常にきめの細かな書籍の在庫管理を行うことが可能になる。たとえば、図書館などでは、従来から、個々の書籍にICタグを付加して、貸し出し/返却の管理を行っているが、このような従来の在庫管理では、所定の書籍が館内に戻っている、という事項を確認することは可能であるが、どの棚に戻っているか、という事項の確認まではできない。本発明に係る在庫管理システムでは、棚の位置まで特定することが可能になるので、返却する棚を間違えたような場合にも、適切な対処が可能になる。
本発明に係るICタグを利用した在庫管理システムの基本的な実施形態を示す平断面図(一部は、ブロック図)である。 本発明に係る在庫管理システムにおいて、在庫確認を行うためのより具体的な実施形態の一例を示すブロック図である。 図1に示す物品の収容状態を、管理手段200によって、ディスプレイ画面上に表示した例を示す図である。 書棚に本発明を適用した例を示す斜視図である。
符号の説明
100…収納庫の隔壁
110…搬出入ドア
200…管理手段(コンピュータ)
B1〜B5…書籍
C1〜C6,C11〜C14…収納庫
D…リーダ装置から管理手段へ伝送されるデータ
G1〜G6…物品
R1〜R6,R11〜R14…リーダ装置(リーダライタ装置)
S1〜S6…遮蔽手段
T1,T2…ICタグ

Claims (3)

  1. 物理的に区画されている複数の収納庫を備えた収容設備において、収容物品に付加されているICタグに記録された当該物品に関する情報を利用して在庫管理を行うシステムであって、
    個々の収納庫にそれぞれ設置され、当該収納庫内の物品に付加されたICタグの記録内容を無線で読み取るリーダ装置と、
    前記リーダ装置による読取機能が、別な収納庫内の物品に及ばないように、各収納庫を相互に電磁的に遮蔽する遮蔽手段と、
    各収納庫に設置されたリーダ装置が読み取った情報に基づいて、各収納庫内の在庫確認を行う管理手段と、
    を備えることを特徴とするICタグを利用した在庫管理システム。
  2. 請求項1に記載の在庫管理システムにおいて、
    リーダ装置が、個々の物品を特定する物品識別コードをICタグから読み取るとともに、読み取った物品識別コードを、自己が設置されている収納庫を特定する収納庫識別コードとともに管理手段に伝送する機能を有し、
    管理手段が、各リーダ装置から伝送されてきた情報に基づいて、特定の収納庫に特定の物品が収容されていることを確認することを特徴とするICタグを利用した在庫管理システム。
  3. 請求項1または2に記載の在庫管理システムにおいて、
    物品を出し入れする開口部を有する箱型収納庫を複数配列し、前記開口部を除く収納庫壁面に遮蔽手段を設け、前記開口部を通じて隣接する収納庫内に読取機能が及ばない位置にリーダ装置を配置したことを特徴とするICタグを利用した在庫管理システム。
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