JP2020083548A - 搬送システム、搬送管理装置及び物流レイアウト - Google Patents

搬送システム、搬送管理装置及び物流レイアウト Download PDF

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Abstract

【課題】ピッキング作業及び梱包作業を同時に効率化する。【解決手段】本発明の搬送システムは、ピッキング前の物品を格納する保管容器と、ピッキング後の物品を格納する仕分容器と、保管容器及び仕分容器を保持したうえで搬送する搬送ロボットと、注文に係る物品が保管容器から取り出され仕分容器に移し替えられるピッキングエリアに保管容器及び仕分容器を搬送する指示を搬送ロボットに送信するとともに、仕分容器に対して注文先を割当て、1つの仕分容器に対して、1つの注文先を割当てる搬送管理装置と、を有することを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、搬送システム、搬送管理装置及び物流レイアウトに関する。
顧客の取引に係る物品を迅速に届けるためのインフラ施設の1つとして、物流センタが存在する。物流センタは、メーカ等から物品を受け取り、受け取った物品を一旦保管する。その後、物流センタは、注文を受け取ると、注文に係る物品を取り出し、梱包したうえで顧客あて発送する。
物流センタは、前記した一連の各工程(受け取り、保管、取り出し、梱包、発送)を実行するエリアを有している。したがって、それぞれのエリア間での物品の移動を効率的に行うことが物流センタを運営する企業にとって重要な経営戦略となる。近時、このような物品の移動は自動化・機械化され、効率化が実現されていることが多い。そして、物品の移動についての効率化に加え、物品に対する作業についての省力化も重要である。
特許文献1において、作業員は、自身の近辺に搬送されてきた格納棚から目的の物品を取り出し、自身の近辺に配置されている仕分棚の仕分間口に移し替える。この作業は、“ピッキング”と呼ばれる。特許文献1の間口設定システムは、作業員の作業負担が減少するように、物品の移し替え先である仕分間口を決定する。例えば、作業員の腰の高さにある仕分間口が優先的に決定される。
国際公開第2016/157367号
特許文献1の間口設定システムは、ピッキング作業の効率化には大きく貢献するが、ピッキング作業の下流に位置する梱包作業の効率化には焦点を当てていない。例えば、顧客“A”が物品“あ”を“3”個、物品“い”を“1”個注文したとする(特許文献1の図7参照)。すると、当該間口設定システムは、顧客“A”に対して2つの仕分間口を割当てる。そして、当該間口設定システムは、一方の仕分間口に対して物品“あ”を“3”個移し替え、他方の仕分間口に対して物品“い”を“1”個移し替える旨の指示を作業員に与える。複数の仕分間口を有する仕分棚がこの状態で梱包エリアに流されて行く。
その後、梱包エリアにおいて、作業員は、仕分棚の複数の仕分間口から顧客“A”への物品を取り出したうえで1つのパッケージに梱包し、同じ仕分棚の別の複数の仕分間口から顧客“B”への物品を取り出したうえで別の1つのパッケージに梱包する。このとき、例えば仮に仕分棚と顧客とが1対1に対応しておれば、特定の顧客への物品を探し出す手間が省け、梱包作業はより効率化される。そこで、本発明は、ピッキング作業及び梱包作業を同時に効率化することを目的とする。
本発明の搬送システムは、ピッキング前の物品を格納する保管容器と、ピッキング後の物品を格納する仕分容器と、保管容器及び仕分容器を保持したうえで搬送する搬送ロボットと、注文に係る物品が保管容器から取り出され仕分容器に移し替えられるピッキングエリアに保管容器及び仕分容器を搬送する指示を搬送ロボットに送信するとともに、仕分容器に対して注文先を割当て、1つの仕分容器に対して、1つの注文先を割当てる搬送管理装置を有することを特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、ピッキング作業及び梱包作業を同時に効率化することができる。
物流センタのレイアウトの平面図の一例である。 物流センタのレイアウトの平面図の一例である。 物流センタのレイアウトの平面図の一例である。 物流センタのレイアウトの斜視図である。 (a)及び(b)は、ピッキングエリアの使用方法を説明する図である。 保管棚及び仕分棚の斜視図である。 保管棚の側面図である。 (a)は、搬送車の平面図であり、(b)は、搬送車が荷役台を持ち上げた状態の側面図であり、(c)は、搬送車が荷役台を下げた状態の側面図である。 搬送管理装置の構成を説明する図である。 エリア情報を説明する図である。 保管棚情報を説明する図である。 仕分棚情報を説明する図である。 搬送車情報を説明する図である。 ピッキングエリア情報を説明する図である。 物品情報を説明する図である。 注文情報を説明する図である。 指示情報を説明する図である。 属性値及び属性重心を説明する図である。 処理手順のフローチャートである。 処理手順の変形例のフローチャートである。
以降、本発明を実施するための形態(“本実施形態”という)を、図等を参照しながら詳細に説明する。本実施形態は、メーカ等から物品を入荷した物流センタが、注文に応じて物品を出荷するために、物品をピッキングし、梱包する例である。しかしながら、本発明は、例えばメーカ等が自社内で部品を保管・管理する場合にも適用可能である。なお、本実施形態の“物品”は、取引の対象になる商品、それ以外の製品、部品等を含む概念である。
(物流センタのレイアウト)
図1は、物流センタのレイアウトの平面図の一例である。物流センタの床面は、保管エリア51、ピッキングエリア52、仕分棚搬送エリア53及び梱包エリア54を含む。各エリア間には、境界線(図では実線)が描かれている。この境界線は、現実の壁、フェンス等を示すものではない。エリア間の人等の往来に制限はない。
保管エリア51は、物品を保管するためのエリアであり、複数の保管棚3を配置している。保管棚3は、2行6列の“島”を構成し、島が4行1列に並んでいる。保管エリア51には、複数の搬送車2が存在する。搬送車2は、保管棚3を持ち上げて搬送することができる(詳細後記)。保管エリア51は、ピッキングエリア52に接している。保管エリア51のうちピッキングエリア52に接する箇所には、保管棚3が並んでいる。
ピッキングエリア52は、保管エリア51及び仕分棚搬送エリア53に接している。仕分棚搬送エリア53のうちピッキングエリア52に接する箇所には、仕分棚4が並んでいる。ピッキング作業員5(又はロボット)は、注文に係る物品を保管棚3から取り出し仕分棚4に移し替える。ピッキング作業員5への矢印及びピッキング作業員5からの矢印は、この作業を示している。この作業は、注文に基づく移し替え作業であり、前記したように“ピッキング”と呼ばれる。
仕分棚搬送エリア53は、梱包エリア54に接している。仕分棚搬送エリア53のうち梱包エリア54に接する箇所には、仕分棚4が並んでいる。仕分棚搬送エリア53の任意の箇所に、物品を格納していない仕分棚4が並んでいる。仕分棚搬送エリア53には、複数の搬送車2が存在する。搬送車2は、仕分棚4を持ち上げて搬送することができる。なお、本実施形態では、仕分棚4及び保管棚3は同じものであり、単に役割の違いに起因して別に命名されているに過ぎない(詳細後記)。保管エリア51内を移動する搬送車2及び仕分棚搬送エリア53内を移動する搬送車2は、同じものである。搬送車2は、保管エリア51及び仕分棚搬送エリア53を跨って移動することも可能であるが、両者を跨って移動しない運用も可能である。
梱包エリア54は、物品を梱包するためのエリアである。梱包作業員6(又はロボット)は、仕分棚4から物品を取り出し、顧客(注文先)ごとに梱包する。梱包とは、例えば、箱詰め、ビン詰め、包装等を含む概念である。
請求項における“○○エリアに保管容器を搬送する”、“仕分容器が搬送されて行くべき○○エリア”、“○○エリアから◎◎エリアに仕分容器を搬送する”等の各エリアは、他のエリアのうちそのエリアに接する箇所を含む概念である。本実施形態においても、特に誤解のおそれがない限り、“○○エリアに◎◎棚を搬送する”という文章を“他のエリアのうち○○エリアに接する箇所に◎◎棚を搬送する”の意味で使用することがある。
物流センタの床面には、仮想上の方眼が引かれている。その方眼のマス目のそれぞれに、床マーカが、搬送車2の走行の妨げにならないように貼付又は埋設されている。マス目の縦横の長さは、保管棚3及び仕分棚4の縦横の長さと同じである。床マーカには、図1に示すような横軸の座標値及び縦軸の座標値が記載されている。搬送車2は、この床マーを読み取る(詳細後記)。よって、搬送車2が走行しないことが恒久的に決まっている箇所(例えば、梱包エリア54)においては、床マーカが貼付又は埋設されなくてもよい。
(保管エリアの変形例)
図1は、保管棚3を床面に対して一層で配置する例である。しかしながら、保管棚3の配置例は他にも有り得る。例えば、保管エリアが、いわゆる“自動倉庫”であってもよい。自動倉庫においては、通常、保管棚は3次元的な立体に積み上げられている。そして、ある保管棚がピッキングエリアに搬送される場合、当該保管棚は、立体のうち所定の位置(例えば手前右下の位置)に移動される。当該位置に、搬送車が通っており、搬送車が当該位置から目的の保管棚を引き出し、ピッキングエリアに搬送することになる。
(物品の流れ)
前記と一部重複するが、時系列の物品の流れに沿って物流センタの機能を説明する。
〈1〉図示しない入荷エリアにメーカ等から物品が入荷される。搬送車2は、空の保管棚3を入荷エリアに搬送する。すると、入荷作業員(又はロボット)が、保管棚3に物品を移し替える。搬送車2は、物品を格納した保管棚3を保管エリア51に搬送する。
〈2〉注文が発生すると、搬送車2は、注文に係る物品を格納した保管棚3を、保管エリア51のうちピッキングエリア52に接する箇所に搬送する。これと同時に、別の搬送車2は、仕分棚搬送エリア53において、ピッキングエリア52に接する箇所に空の仕分棚4を搬送する。すると、ピッキングエリア52のすぐ外側の一辺に保管棚3が並び、他の一辺に仕分棚4が並ぶことになる。
〈3〉ピッキング作業員5は、エリアの境界線越しに手を伸ばし、物品を保管棚3から取り出し仕分棚4に移し替える。
〈4〉搬送車2は、仕分棚搬送エリア53において、梱包エリア54に接する箇所に、物品を格納した仕分棚4を搬送する。
〈5〉梱包作業員6は、エリアの境界線越しに手を伸ばし、仕分棚4から物品を取り出し梱包する。
本発明の目的は、主として前記〈3〉及び〈5〉における作業の効率化であり、副次的に〈2〉における搬送の効率化である。
図2もまた、物流センタのレイアウトの平面図の一例である。ピッキングエリア52は、2箇所に存在する(符号52a及び52b)。図2では、2つのピッキングエリア52a及び52bの間に、仕分棚搬送エリア53が位置している。結果的に、梱包エリア54も2つのピッキングエリア52a及び52bに挟まれている。
図3もまた、物流センタのレイアウトの平面図の一例である。ピッキングエリア52は、6箇所に存在し(符号52a〜52f)、仕分棚搬送エリア53は、3箇所に存在し(符号53a〜53c)、梱包エリア54は、3箇所に存在(符号54a〜54c)する。図3では、2つのピッキングエリア52a及び52bの間に、仕分棚搬送エリア53aが位置している。結果的に、梱包エリア54aも2つのピッキングエリア52a及び52bに挟まれている。そして、このような位置関係が、図3の縦方向に3回直列的に並んでいる。
図4は、物流センタのレイアウトの斜視図である。図4は、図1のレイアウトを、その右手前上方から鳥瞰した図である。ピッキング作業員5は、ピッキングエリア52に立っている。ピッキング作業員5の正面には、保管棚3が存在する。この保管棚3は、搬送車2によって保管エリア51から搬送されて来ている。この保管棚3には注文に係る物品が格納されている。ピッキング作業員5の左側には、仕分棚4が存在する。この仕分棚4は、搬送車2によって仕分棚搬送エリア53から空の状態で搬送されて来ている。ピッキング作業員5は、正面の保管棚3から物品を取り出し、左側の仕分棚4に移し替える。
その後、仕分棚搬送エリア53において、搬送車2は、物品が移し替えられた仕分棚4を、ピッキングエリア52に接する箇所から梱包エリア54に接する箇所に搬送する。すると、梱包作業員6は、仕分棚4から物品を取り出し梱包する。最後に、仕分棚搬送エリア53において、搬送車2は、空になった仕分棚4を、梱包エリア54に接する箇所から任意の仮置き位置に搬送する。
図5は、ピッキングエリアの使用方法を説明する図である。図5(a)は、ピッキングエリア52a(図3)の斜視図である。ピッキングエリア52aのある隅の右側には保管棚3a〜3cが並んでいる。図5(a)ではその記載が省略されているが、保管棚3a〜3cは、注文に係る物品を格納し、ピッキング作業員5の方向にその開口面を向けている(後記する図5(b)でも同様)。同じく図5(a)ではその記載が省略されているが、保管棚3a〜3cの下には、搬送車2が入り込んで停止している(後記する図5(b)でも同様)。ピッキングエリア52aの当該隅の左側には仕分棚4a〜4cが並んでおり、仕分棚4d及び4fがその並びに近づいている。
仕分棚4aは、専ら注文先“コンビニA”向けの物品を受け付ける。より具体的には、ピッキング作業員5は、保管棚3a〜3cのうちのいずれかから、物品として“菓子A”を5個、“菓子B”を5個、及び、“パンA”を6個取り出し、これらを仕分棚4aに移し替える。同様に、仕分棚4bは、専ら注文先“コンビニB”向けの物品を受け付ける。ピッキング作業員5は、保管棚3a〜3cのうちのいずれかから、物品として“菓子A”を4個、“菓子C”を5個、及び、“パンB”を5個取り出し、これらを仕分棚4bに移し替える。他の仕分棚4c〜4eについても同様である。
図5(b)は、ピッキングエリア52c(図3)の斜視図である。ここでピッキングエリア52cを例にしたのは、図3におけるピッキングエリア52cの保管エリア51及び梱包エリア53との位置関係が、ピッキングエリア52aと同じだからである。ピッキングエリア52cのある隅の右側には保管棚3d〜3fが並んでいる。ピッキングエリア52cの当該隅の左側には仕分棚4f〜4hが並んでおり、仕分棚4i及び4jがその並びに近づいている。仕分棚4fは、専ら注文先“洋品店A”向けの物品を受け付ける。より具体的には、ピッキング作業員5は、保管棚3d〜3fのうちのいずれかから、物品として“シャツA”を6個、“帽子B”を5個、及び、“靴A”を4個取り出し、これらを仕分棚4fに移し替える。他の仕分棚4g〜4jについても同様である。
図5(a)及び図5(b)を見ると以下のことがわかる。
・ピッキングエリア52a(図5(a))においてピッキングされる物品は、種類は異なるものの、食料品ばかりである。
・コンビニAに関する作業として、ピッキング作業員5は、まず、保管棚3aから“菓子A”を5個取り出したうえで、仕分棚4aに移し替える。ピッキング作業員5は、保管棚3aと仕分棚4aとの間を任意の回数往復してもよい(以下同様)。ピッキング作業員5は、その後、保管棚3bから“菓子B”を5個取り出したうえで、仕分棚4aに移し替える。ピッキング作業員5は、さらにその後、保管棚3cから“パンA”を6個取り出したうえで、仕分棚4aに移し替える。ここでは、菓子A、菓子B及びパンAが3つの保管棚に分散的に格納されていた例を説明したが、これらの3種類が、同一の保管棚に格納されていることもある(以下の例でも同様である)。
・図では明らかではないが、この時点で、物品を移し替えられた仕分棚4aは、搬送車によって梱包エリア54に搬送され、空の仕分棚4bが棚1台分右に移動する。
・コンビニBに関する作業として、ピッキング作業員5は、まず、保管棚3aから“菓子A”を4個取り出したうえで、仕分棚4bに移し替える。ピッキング作業員5は、その後、保管棚3bから“菓子C”を5個取り出したうえで、仕分棚4bに移し替える。ピッキング作業員5は、さらにその後、保管棚3cから“パンB”を5個取り出したうえで、仕分棚4bに移し替える。
・他の注文先(菓子店C等)に関する作業についても同様である。
・ピッキングエリア52c(図5(b))においてピッキングされる物品は、種類は異なるものの、衣料品ばかりである。
・洋品店Aに関する作業として、ピッキング作業員5(図5(a)の作業員とは別である)は、まず、保管棚3dから“シャツA”を6個取り出したうえで、仕分棚4fに移し替える。ピッキング作業員5は、その後、保管棚3eから“帽子B”を5個取り出したうえで、仕分棚4fに移し替える。ピッキング作業員5は、さらにその後、保管棚3fから“靴A”を4個取り出したうえで、仕分棚4fに移し替える。
・他の注文先(洋品店B等)に関する作業についても同様である。
(対比例1)
図5(a)及び図5(b)の対比例として、いま、仕分棚4と注文先とが1対1に対応していない例を想定する。この対比例では、次のデメリットが発生する。
・例えば、1つの仕分棚4に複数の注文先向けの物品が移し替えられることになる。すると、下流の梱包エリア54において、梱包作業員6は、1つの仕分棚4から特定の注文先向けの物品を選択的に取り出し、他の注文先向けの物品を意識的に残しておく作業を繰り返し行わなければならなくなる。
・他の例として、1人の注文先への物品が複数の仕分棚4に分散的に移し替えられることになる。すると、梱包作業員6の動線が長くなる。
(対比例2)
図5(a)及び図5(b)の対比例として、いま、ピッキングエリア52が1つしかない例、又は、仮にピッキングエリア52が複数存在していても、注文に係る物品の種類が類似しているもの同士でピッキングエリア52を使い分けていない例を想定する。この対比例では、次のデメリットが発生する。
・例えば、コンビニA向けの仕分棚4a、洋品店A向けの仕分棚4f、コンビニB向けの仕分棚4b、洋品店B向けの仕分棚4g、・・・が同じピッキングエリアに並ぶことになる。すると、そのピッキングエリアでピッキングされるべき物品の種類数が飛躍的に増加し、ピッキングエリア52に搬送される保管棚3の個数が多くなる。多くの場合、同一メーカから入庫された物品は、同じ保管棚3に格納される。ピッキングすべき物品の種類が、食料品、衣料品、・・・と多岐に亘ると、ピッキングエリア52に搬送される保管棚3の数が多くなることが経験的に知られている。
・その結果、保管棚3の並びが長くなり、ピッキング作業員5の動線が長くなる。
図6は、保管棚3及び仕分棚4の斜視図である。保管棚3及び仕分棚4は同じものである。よって、以下の説明は保管棚3についてのものであるが、仕分棚4についても同様に当てはまる。保管棚3は、正方形の平面及び4本の脚を有する。図6では、そのうち1本が隠れている。保管棚3は、上段、中段及び下段を有する。各段は、左、中央及び右の格納スペースを有する。結局、保管棚3は、9箇所の格納スペースを有することになる。上段、中段及び下段にそれぞれ、U、M及びLの符号をあて、左、中央及び右にそれぞれ、L、C及びRの符号をあてる。すると、例えば上段左の格納スペースは、“UL”と表記される。
図7は、保管棚3の側面図である。保管棚3は、下段の下に空間を有する。搬送車2は、当該空間に入り込むことができる。さらに、搬送車2は、保管棚3を持ち上げた状態で搬送することができる。なお、請求項における“容器”は、棚を含む概念である。容器は、棚以外にも、パレット、タンク、籠、収納庫等を含む。
図8(a)は、搬送車2の平面図である。搬送車2は正方形の平面を有する。搬送車2は、上面の中央に円盤状の荷役台65を有する。荷役台65が保管棚3を持ち上げる。
図8(b)は、搬送車2が荷役台65を持ち上げた状態の側面図である。搬送車2は、シャフト68の高さ(長さ)を調整することによって、荷役台65を持ち上げる。搬送車2は、駆動輪66及び補助輪67を有する。駆動輪66は、自身の動力によって回転する。補助輪67は、動力を有さず、専ら搬送車2を支持する。駆動輪66及び補助輪67の個数及び位置は任意である。
なお、請求項における“保持する”とは、“持ち上げる”を含む概念である。“保持する”は、上からクレーン等で容器を引き上げる、車輪等が付された容器等を牽引又は推進する等の動作を含む。
図8(c)は、搬送車2が荷役台65を下げた状態の側面図である。荷役台65の上面が搬送車2の上面に一致している。搬送車2は、保管棚3を搬送しないとき、図8(c)のように荷役台65を下げている。搬送車2の上面の床面からの高さは、保管棚3の下部の空間の床面からの高さよりも低い。よって、搬送車2は、図8(c)の状態で、保管棚3の下部の空間に入り込むことができるし、通過することもできる。つまり、図8(c)の状態の搬送車2にとって、保管棚3及び保管棚3が構成する島は何ら障害にならない。
図9に沿って、搬送管理装置1の構成を説明する。搬送管理装置1は、一般的なコンピュータであり、中央制御装置11、キーボード等の入力装置12、ディスプレイ等の出力装置13、主記憶装置14、補助記憶装置15及び通信装置16を有する。これらの装置は、バスで相互に接続されている。補助記憶装置15は、エリア情報31、保管棚情報32、仕分棚情報33、搬送車情報34、ピッキングエリア情報35、物品情報36、注文情報37及び指示情報38(いずれも詳細後記)を格納している。主記憶装置14におけるピッキング準備部21及び梱包準備部22は、プログラムである。以降において、“○○部は、”と動作主体を記した場合、それは、中央制御装置11が補助記憶装置15から各プログラムを読み出し、主記憶装置14にロードしたうえで各プログラムの機能(詳細後記)を実現することを意味する。
搬送管理装置1は、有線又は無線のネットワーク8(構内専用回線を含む)を介して、1又は複数の搬送車2及び搬送車制御装置7と通信可能に接続されている。
搬送車2は、図8(a)〜(c)で説明した構成の他に、駆動輪66を回転させる電動機、シャフト68の長さを調節する電動機、これらの電動機に給電する蓄電池、センサ、及び、車載コンピュータを有する。
センサは、床面に配置されている床マーカを読み取ることによって、自身の現在位置を取得する。車載コンピュータは、リアルタイムで、現在位置を含む様々なデータを搬送車制御装置7に送信し、搬送車制御装置7から指示を受信する。車載コンピュータは、受信した指示に基づき前記した電動機を操作することによって、駆動輪66の回転方向及び回転速度を調節し、シャフト68の長さを調節する。また、センサは、保管棚3及び仕分棚4の任意の箇所に記載されている保管(仕分)棚ID(詳細後記)を読み取ることもできる。なお、搬送車2は、床マーカを用いることなく、周囲の環境情報等に基づいた地図情報に基づいて動作してもよい。
前記した指示は、いずれも搬送管理装置1によって生成される。搬送車制御装置7は、搬送管理装置1と一体化された構成となっていてもよい。説明の単純化のために、以降では、搬送管理装置1は、搬送車制御装置7の機能を併せ持つものとする。一方、搬送管理装置1の補助記憶装置15は、搬送管理装置1から独立した構成となっていてもよい。
請求項の搬送ロボットは、前記した搬送車2を含む概念である。搬送ロボットの移動手段としては、車輪以外にも、キャタピラ、人間形の脚等があり得る。なお、保管棚(保管容器)、仕分棚(仕分容器)、搬送ロボット及び搬送管理装置1は、搬送システムを構成する。
(エリア情報)
図10に沿って、エリア情報31を説明する。エリア情報31においては、エリアID欄101に記憶されたエリアIDに関連付けて、エリア属性欄102にはエリア属性が、位置欄103には位置が記憶されている。
エリアID欄101のエリアIDは、エリアを一意に特定する識別子である。エリアとは、物流センタの床面上の、互いに重複しない領域である。
エリア属性欄102のエリア属性は、エリアの機能であり、ここでは、前記した“保管エリア”、“ピッキングエリア”、“仕分棚搬送エリア”及び“梱包エリア”のうちのいずれかである。
位置欄103の位置は、図1に示すような横軸の座標値及び縦軸の座標値である。ここでは特に、そのエリアが含むすべてのマス目を特定する位置情報が記憶されている。なお、“#”は、異なる値を省略的に示している(以降、図11等でも同様)。
搬送管理装置1のユーザは、物流センタのエリア属性の見直し、又は、エリア間の線引きの見直しを行う都度、見直し後のデータを入力装置12を介して入力する。搬送管理装置1は、入力されたデータをエリア情報31として補助記憶装置15に記憶する。
(保管棚情報)
図11に沿って、保管棚情報32を説明する。保管棚情報32においては、保管棚ID欄111に記憶された保管棚IDに関連付けて、格納位置欄112には格納位置が、物品ID欄113には物品IDが、数量欄114には数量が、保管開始日欄115には保管開始日が、棚位置欄116には棚位置が記憶されている。
保管棚ID欄111の保管棚IDは、保管棚3を一意に特定する識別子である。
格納位置欄112の格納位置は、保管棚における格納スペースの位置であり、上段U、中段M及び下段Lの内の1つと、左L、中央C及び右Rのうちの1つとの組合せである。
物品ID欄113の物品IDは、物品の種類(個体ではない)を一意に特定する識別子である。説明の単純化のため、本実施形態では、1つの格納スペースには1種類の物品のみが格納されるものとする。
数量欄114の数量は、格納されている物品の数量である。
保管開始日欄115の保管開始日は、その物品が物流センタに入荷された年月日である。説明の単純化のため、物品は所定の数のロットごとに入荷されるものとする。そして、ここでの保管開始日は、そのロットが入荷された年月日である。
棚位置欄116の棚位置は、保管棚3が現在配置されている床面のマス目の2次元座標値である。
ある格納スペースに物品が格納されていない場合、その格納位置についてのレコード(行)の物品ID欄113、数量欄114及び保管開始日欄115は空欄となる。物品がロットごとに入荷される都度、物品ID、数量及び保管開始日が更新される。保管棚7が配置されている位置が変わる都度、棚位置が更新される。物品が取り出される(ピッキングされる)都度、数量が更新(減少)される。搬送管理装置1は、入荷作業員が携帯する端末装置(図示せず)又は搬送車2からこれらの情報を入手し、保管棚情報32を最新の状態に維持している。
(仕分棚情報)
図12に沿って、仕分棚情報33を説明する。仕分棚情報33においては、仕分棚ID欄121に記憶された仕分棚IDに関連付けて、格納位置欄122には格納位置が、物品ID欄123には物品IDが、数量欄124には数量が、注文先名称欄125には注文先名称が、ピッキングエリアID欄126にはピッキングエリアIDが、棚位置欄127には棚位置が記憶されている。
仕分棚ID欄121の仕分棚IDは、仕分棚4を一意に特定する識別子である。
格納位置欄122の格納位置は、仕分棚における格納スペースの位置である。
物品ID欄123の物品IDは、図11の物品IDと同じである。
数量欄124の数量は、格納されている注文に係る物品の数量である。
注文先名称欄125の注文先名称は、注文先(物品を注文した顧客)の名称である。
ピッキングエリアID欄126のピッキングエリアIDは、ピッキングエリアを一意に特定する識別子であり、図10のエリアIDのうちそのエリア属性が“ピッキングエリア”であるものである。仕分棚4は、ピッキングエリアまで搬送車2によって搬送され、ピッキング作業員5によって、注文に係る物品を移し替えられることになる。
棚位置欄127の棚位置は、仕分棚4が現在配置されている床面のマス目の2次元座標値である。
仕分棚情報33のレコードは、以下のように遷移する。
〈1〉当初、物品ID欄123〜ピッキングエリアID欄126は、空欄である。棚位置欄127には、例えば、仕分棚搬送エリア53のうち所定の仮置き位置の座標値が記憶されている。
〈2〉注文が入ると、搬送管理装置1は、その注文先に対してある仕分棚4を割当て、その仕分棚4についてのレコードの注文先名称欄125にその注文先の名称を記憶する。
〈3〉搬送管理装置1は、その仕分棚4に格納すべき注文に係る物品の属性に基づき、ピッキングエリアを決定し(詳細後記)、そのレコードのピッキングエリア欄126にそのピッキングエリアIDを記憶する。
〈4〉搬送管理装置1は、仕分棚4の格納位置(格納スペース)ごとに、注文に係る物品の物品ID及び数量を決定し、これらの情報によって、そのレコードの物品ID欄123及び数量欄124を埋めるとともに、そのレコードの情報を、例えばピッキング作業員5が携帯する端末装置に送信する。
〈5〉搬送車2が仕分棚4を、仕分棚搬送エリア53のうちピッキングエリア52に接する箇所に搬送し終えると、そのレコードの棚位置が、ピッキングエリア52に接する箇所の座標値によって更新される。
〈6〉ピッキング作業員5が、端末装置を見ながら仕分棚4の格納スペースに物品を移し替える都度、搬送管理装置1は端末装置から受信したデータに基づき、そのレコードの物品ID欄123及び数量欄124のデータにピッキング完了マーク“$”等の目印を付す(図示せず)。
〈7〉搬送車2が仕分棚4を、仕分棚搬送エリア53のうち梱包エリア54に接する箇所に搬送し終えると、そのレコードの棚位置が、梱包エリア54に接する箇所の座標値によって更新される。
〈8〉梱包作業員6が、仕分棚4から物品を取り出し、注文先ごとに梱包する都度、搬送管理装置1は、梱包作業員6が携帯する端末装置から受信したデータに基づき、そのレコードの物品ID欄123及び数量欄124のデータを削除する。
(搬送車情報)
図13に沿って、搬送車情報34を説明する。搬送車情報34においては、搬送車ID欄131に記憶された搬送車IDに関連付けて、搬送車位置欄132には搬送車位置が、状態欄133には状態フラグが、稼働欄134には稼働フラグが、棚ID欄135には棚IDが記憶されている。
搬送車ID欄131の搬送車IDは、搬送車2を一意に特定する識別子である。
搬送車位置欄132の搬送車位置は、搬送車2が現在移動又は停止している床面のマス目の2次元座標値である。
状態欄133の状態フラグは、“実車”及び“空車”のうちのいずれかである。“実車”は、搬送車が保管棚3又は仕分棚4を搬送中であることを示す。“空車”は、搬送車が保管棚3又は仕分棚4を搬送中でないことを示す。
稼働欄134の稼働フラグは、“稼働中”、“待機中”及び“故障中”のうちのいずれかである。“稼働中”は、搬送車が搬送管理装置1から受け付けた指示に係る搬送・動作を実行中であることを示す。“待機中”は、搬送車が指示を完了した後、次の指示を受信するのを待っていることを示す。“故障中”は、障害が発生したことに起因し搬送車が停止中であることを示す。
棚ID欄135の棚IDは、図11の保管棚ID及び図12の仕分棚IDと同じであるが、ここでは特に、搬送車2が現在搬送している保管棚3又は仕分棚4を特定している。
搬送車が床面のマス目の境界線を通過する都度、搬送車位置が更新される。搬送車が棚を上げ下げする都度、状態フラグが“実車”及び“空車”の間で遷移する。搬送管理装置1は、搬送車からこれらの情報を入手し、搬送車情報34を最新の状態に維持している。
(ピッキングエリア情報)
図14に沿って、ピッキングエリア情報35を説明する。ピッキングエリア情報35においては、ピッキングエリアID欄141に記憶されたピッキングエリアIDに関連付けて、仕分棚位置欄142には仕分棚位置が、仕分棚ID欄143には仕分棚IDが、属性重心欄144には属性重心が、注文先名称欄145には注文先名称が、保管棚位置欄146には保管棚位置が、保管棚ID欄147には保管棚IDが記憶されている。
ピッキングエリアID欄141のピッキングエリアIDは、図12のピッキングエリアIDと同じである。
仕分棚位置欄142の仕分棚位置は、仕分棚搬送エリア53のうちピッキングエリア52に接する箇所であって、仕分棚4が並ぶべき箇所として予め指定されている箇所の2次元座標である。
仕分棚ID欄143の仕分棚IDは、図12の仕分棚IDと同じであるが、ここでは、その仕分棚位置に並ぶべき仕分棚を特定している。
属性重心欄144の属性重心については、図18において詳細を後記する。端的に言えば、属性重心は、仕分棚に格納されるべき個々の物品の属性に基づき仕分棚の属性を集合的に示すスカラ量又はベクトル量である。“♭”は、異なるスカラ量又はベクトル量を省略的に示している。
注文先名称欄145の注文先名称は、図12の注文先名称と同じである。
保管棚位置欄146の保管棚位置は、保管エリア51のうちピッキングエリア52に接する箇所であって、保管棚3が並ぶべき箇所として予め指定されている箇所の2次元座標である。
保管棚ID欄147の保管棚IDは、図11の保管棚IDと同じであるが、ここでは、その保管棚位置に並ぶべき保管棚を特定している。
ピッキングエリア情報35にける“−”は、その欄にデータがない(定義できない)ことを示している。レコード148a〜148cには、保管棚についてのデータはない。レコード148d〜148fには、仕分棚についてのデータはない。レコード148a〜148fは、例えば図5(a)のようなあるピッキングエリアの“隅”の左右に、それぞれ、仕分棚及び保管棚が並ぶ様子を示している。
(物品情報)
図15に沿って、物品情報36を説明する。物品情報36においては、物品ID欄151に記憶された物品IDに関連付けて、物品名称欄152には物品名称が、メーカ名称欄153にはメーカ名称が、サイズ欄154にはサイズが、色欄155には色が、属性値欄156には属性値が記憶されている。
物品ID欄151の物品IDは、図11の物品IDと同じである。
物品名称欄152の物品名称は、物品の種類の名称である。
メーカ名称欄153のメーカ名称は、物品のメーカの名称である。
サイズ欄154のサイズは、物品の大きさである。
色欄155の色は、物品の色である。
属性値欄156の属性値については、図18において詳細を後記する。端的に言えば、属性値は、その物品の属性を示すスカラ量又はベクトル量である。
図15の物品情報36は、物品が衣料品である場合の例である。各欄のデータは、機械部品の型式、食料品の産地のように、物品の種類に応じて適宜ユーザにより選択される。搬送管理装置1のユーザは、自身が取り扱う物品についてのこのようなデータを適宜のタイミングで入力装置12を介して入力する。搬送管理装置1は、入力されたデータを物品情報36として補助記憶装置15に記憶する。
(注文情報)
図16に沿って、注文情報37を説明する。注文情報37においては、注文ID欄161に記憶された注文IDに関連付けて、注文先名称欄162には注文先名称が、物品ID欄163には物品IDが、数量欄164には数量が、時刻欄165には時刻が記憶されている。
注文ID欄161の注文IDは、注文先からの注文を一意に特定する識別子である。注文とは、物品の購入申し込みである。
注文先名称欄162の注文先名称は、図12の注文先名称と同じである。
物品ID欄163の物品IDは、図11の物品IDと同じである。
数量欄164の数量は、注文に係る物品の数量である。
時刻欄165の時刻は、搬送管理装置1が注文を受け付けた年月日時分秒である。
図16から明らかなように、1つの注文は、1又は複数の数量からなる1又は複数の種類の物品を対象としている。そして、ピッキング作業員5は、1つの注文に係る物品を1つの仕分棚4に移し替える。注文が発生する都度、注文情報37の新たなレコードが作成される。搬送管理装置1は、例えば物品販売サイトの運営者のサーバ等からこのようなレコードを受信し、注文情報37として補助記憶装置15に記憶する。
(指示情報)
図17に沿って、指示情報38を説明する。指示情報38においては、指示ID欄171に記憶された指示IDに関連付けて、指示先ID欄172には指示先IDが、指示欄173には指示が、時刻欄174には時刻が記憶されている。
指示ID欄171の指示IDは、指示を一意に特定する識別子である。指示とは、搬送管理装置1が搬送車2に送信する命令である。
指示先ID欄172の指示先IDは、指示を受信する搬送車を特定する搬送車IDである。
指示欄173の指示は、前記した指示である。指示の詳細については後記する。
時刻欄174の時刻は、搬送管理装置1が搬送車2に指示を送信した年月日時分秒である。
指示情報38の1行目のレコードに注目する。このレコードは、搬送管理装置1が搬送車“E001”に対して送信した指示である。指示は“,”で区切られた複数の“節”からなる。各節は、2次元座標値“[#,#]”を有する。節のうちには、2次元座標値以外に文字列を有するものもある。
搬送車2は、複数の線分の集合である経路を辿る。各線分は、図1の縦方向又は横方向を向いており、斜めを向くことはない。各節の“[#,#]”は、各線分の結節点(角)となるマス目を示している。搬送車2は、これらの結節点を順番に辿る。文字列のうち、“start”は、その経路の起点であり、通常、搬送車が待機している位置である。“wait”は、その経路の終点であり、通常、搬送車が次の指示を待機する位置である。
“up”は、搬送車が保管棚3又は仕分棚4を持ち上げる位置(棚上げ点)である。“down”は、搬送車が保管棚3又は仕分棚4を降ろす位置(棚下げ点)である。“pause”は、搬送車が保管棚3又は仕分棚4を持ち上げたまま、又は、下ろしたまま、その保管棚3又は仕分棚4の下に待機する位置(作業点)である。この間に、ピッキング作業又は梱包作業が行われる。搬送車の経路の決定は、搬送管理装置1によって行われてもよいし、搬送すべき保管棚3又は仕分棚4を示す情報を搬送管理装置から受信した搬送車によって行われてもよい。
(属性値及び属性重心)
図18に沿って、属性値及び属性重心を説明する。図5(a)及び図5(b)において説明したように、類似した物品を格納すべき複数の仕分棚4を1つのピッキングエリア52に集めた方が、作業効率が向上する。物品同士の類似度を仕分棚4単位で定義する方法は、いくつか想定され得る。図18は、その一例である。まず、運搬管理装置1は、あらゆる物品の属性を、3次元ベクトルで表現する。3次元ベクトルの各要素は、例えば、物品の “需要者年齢”、“物品コード”及び“メーカコード”に対応しており、各要素の値は、所定の範囲に収まるように正規化されているとする。
すると、任意の物品は、“需要者年齢”、“物品コード”及び“メーカコード”を3本の軸とする3次元空間内の点“●”として表現される(図18)。因みに、ここでベクトルを3次元としたのは一例に過ぎず、ベクトルの次元は何次元でもよい。さらに、各要素は、“需要者年齢”、“物品コード”及び“メーカコード”に限定されず、これらの他に、価格、産地、需要者の業種コード等であってもよい。いずれにしても類似しているもの同士の距離が各軸上で短くなるようにすればよい。例えば、あるユーザが“A社製品は、B社製品と類似するが、C社製品とは類似しない”と認識している場合、当該ユーザは、メーカコード軸上で例えば“A社=1.0,B社=1.1,C社=2.0”というように要素の値を設定できる。
1つの仕分棚“D001”に格納されるべき物品の集合は、特定の注文先からの注文に係る物品の集合である。いま、この集合が、“(物品ID,数量)=(C001,5),(C002,6),(C003,4)”であったとする。すると、仕分棚“D001”の属性を示すベクトル“VD001”は、以下の数式で算出される。
D001=(5×VC001+6×VC002+4×VC003)/(5+6+4)
ここで、VC001等は、物品“C001”等の属性を示すベクトルである。VD001は、その仕分棚に格納されるべきすべての物品の属性を示すベクトルの加重平均であり、“属性重心”と呼ばれる(図14参照)。これに対し、個々の物品の属性を示すベクトルVC001等は、属性値と呼ばれる(図15参照)。仕分棚の属性重心は、物品がその仕分棚に実際に格納されていなくても算出され得る。
仕分棚ごとに属性重心が算出されると、搬送管理装置1は、多次元空間内の属性重心が近い仕分棚同士で群を作成することができる。さらに、搬送管理装置1は、このように作成した群ごとに、それらの群に属する仕分棚が搬送されて行くべきピッキングエリアを決定することができる。
前記では、搬送管理装置1は、属性重心の多次元空間内の位置に基づき群を作成したが、より簡略な方法も取り得る。例えば、搬送管理装置1は、仕分棚に格納されるべき物品のうち、最も数量の多いものの物品コード(1次元のスカラ量)が近いもの同士で群を作成してもよい。このときユーザは、例えば“婦人用ブラウス=1.0,婦人用帽子=1.1,(紳士用)カッターシャツ=2.0”のように物品コード設定する。
(処理手順)
図19に沿って、処理手順を説明する。
ステップS201において、搬送管理装置1のピッキング準備部21は、複数の注文を取得する。具体的には、ピッキング準備部21は、注文情報37のレコードが蓄積されて行くのを常時監視しておき、蓄積されたレコードの数が所定の閾値(例えば“100”)に達したのを契機として、蓄積されたすべてのレコードを取得する。
ステップS202において、ピッキング準備部21は、注文先を決定する。具体的には、ピッキング準備部21は、ステップS201において取得したレコードの注文先名称(100件ある)を注文先として決定する。
ステップS203において、ピッキング準備部21は、注文先ごとに空の仕分棚を決定する。具体的には、ピッキング準備部21は、仕分棚情報33(図12)を参照し、現在空になっている仕分棚を特定する仕分棚IDを、注文先の数だけ決定する。
ステップS204において、ピッキング準備部21は、仕分棚ごとに属性重心を算出する。具体的には、第1に、ピッキング準備部21は、ステップS201において取得したレコードを参照し、注文に係る物品の物品ID及び数量を注文先ごと、すなわち仕分棚ごとに取得する。
第2に、ピッキング準備部21は、前記した方法で、注文に係る物品の物品ID及び数量に基づき、属性重心を仕分棚ごとに算出する。因みに、ピッキング準備部21は、物品情報36(図15)を参照することによって個々の物品の属性値を知ることができる。
ステップS205において、ピッキング準備部21は、属性重心が近似しているもの同士で、仕分棚の群を作成する。具体的には、第1に、ピッキング準備部21は、多次元空間に100個の仕分棚の属性重心を描画する。
第2に、ピッキング準備部21は、属性重心間の距離が近いもの同士で、任意の数の群を作成する。ここでの“任意の数”は、ピッキングエリアの数に一致する。例えば、図3のようにピッキングエリアが6個存在する場合、100個の仕分棚は、およそ15個〜20個程度の仕分棚が属する6個の群に分類されることになる。
ステップS206において、ピッキング準備部21は、仕分棚の群ごとにピッキングエリアを決定する。ピッキング準備部21がエリア情報31(図10)を参照した結果、エリア属性が“ピッキングエリア”であるエリアIDが、“A002”、“A003”、“A006”、“A007”、“A008”及び“A009”の6個であったとする。このとき、ピッキング準備部21は、ステップS205で作成した6個の群に対し、これらのピッキングエリアIDを1つずつ割当てる。
ステップS207において、ピッキング準備部21は、注文に係る物品が格納されている保管棚を決定する。具体的には、ピッキング準備部21は、ステップS201において取得したレコードの物品ID及び数量を検索キーとして保管棚情報32(図11)を参照し、注文に係る物品を必要な数量だけ格納している保管棚を特定する保管棚IDを決定する。そして、ピッキング準備部21は、この処理をステップS205の“第2”において作成した仕分棚の群に対応する注文情報37のレコードごとに繰り返す。すると、ピッキング準備部21は、ピッキングエリアIDごとに、1又は複数の保管棚IDを割当てることになる。ここで決定される保管棚IDの数は、事前に決定されるものではないが、最も少ない場合は、“1”となり得る。
ステップS208において、ピッキング準備部21は、ピッキングエリア情報を作成する。具体的には、ピッキング準備部21は、ピッキングエリアIDごとに、ピッキングエリア情報35(図14)のレコードを作成する。つまり、ピッキング準備部21は、ピッキングエリアID、ピッキングエリアに割当てられた群に属する仕分棚の仕分棚ID、仕分棚の属性重心、及び、注文先名称を、レコードの欄141及び143〜145に記憶する。さらに、ピッキング準備部21は、ステップS207において決定した保管棚IDを、レコードの欄147に記憶する。
ステップS209において、ピッキング準備部21は、仕分棚をピッキングエリアに搬送する搬送車及び経路を決定する。具体的には、第1に、ピッキング準備部21は、搬送車情報34(図13)を参照し、ステップS203において決定した仕分棚ごとに、例えば以下の条件11及び12のすべてを満たす搬送車を決定する。このような搬送車が存在するマス目が後記する経路の起点となる。
〈条件11〉その搬送車の稼働フラグが“待機中”であること。
〈条件12〉待機中の搬送車が複数存在する場合、その搬送車と仕分棚との距離が最短であること。
第2に、ピッキング準備部21は、ステップS203において決定した仕分棚ごとに、例えば以下の条件21〜26のすべてを満たす経路を決定する。
〈条件21〉その経路が、前記した起点を有すること。
〈条件22〉その経路が、予め搬送車が待機するために指定された終点を有すること。
〈条件23〉その経路において、搬送車が実車となった後、保管棚又は仕分棚が配置されているマス目を通過しないこと。
〈条件24〉その経路が、起点と終点との間に、棚上げ点、作業点及び棚下げ点をこの順で有すること。ここでの棚上げ点は、ステップS203において決定した仕分棚が配置されているマス目である。作業点は、仕分棚搬送エリアのうちステップS206において決定したピッキングエリアに接する箇所である。棚下げ点は、作業点と同じである(搬送車は、作業点で仕分棚を降ろし仕分棚を安定させる)。
〈条件25〉複数の経路の候補のうち、その経路の起点から終点までの長さが最短であること。
〈条件26〉条件25で差がつかない場合、複数の経路の候補のうち、空車としての搬送車が保管棚又は仕分棚の下を通過するマス目の数が最小であること。
第3に、ピッキング準備部21は、決定した搬送車及び経路に基づいて、指示情報38(図17)のレコードを作成する。
ステップS210において、ピッキング準備部21は、保管棚をピッキングエリアに搬送する搬送車及び経路を決定する。具体的には、第1に、ピッキング準備部21は、搬送車情報34(図13)を参照し、ステップS207において決定した保管棚ごとに、例えば以下の条件31及び32のすべてを満たす搬送車を決定する。このような搬送車が存在するマス目が後記する経路の起点となる。
〈条件31〉その搬送車の稼働フラグが“待機中”であること。
〈条件32〉待機中の搬送車が複数存在する場合、その搬送車と保管棚との距離が最短であること。
第2に、ピッキング準備部21は、ステップS207において決定した保管棚ごとに、例えば以下の条件41〜46のすべてを満たす経路を決定する。
〈条件41〉その経路が、前記した起点を有すること。
〈条件42〉その経路が、予め搬送車が待機するために指定された終点を有すること。
〈条件43〉その経路において、搬送車が実車となった後、保管棚又は仕分棚が配置されているマス目を通過しないこと。
〈条件44〉その経路が、起点と終点との間に、棚上げ点、作業点及び棚下げ点をこの順で有すること。ここでの棚上げ点は、ステップS207において決定した保管棚が配置されているマス目である。作業点は、保管エリアのうち、ステップS207において保管棚IDに割当てられたピッキングエリアIDが特定するピッキングエリアに接する箇所である。棚下げ点は、作業点と同じである(搬送車は、作業点で保管棚を降ろし保管棚を安定させる)。
〈条件45〉複数の経路の候補のうち、その経路の起点から終点までの長さが最短であること。
〈条件46〉条件25で差がつかない場合、複数の経路の候補のうち、空車としての搬送車が保管棚又は仕分棚の下を通過するマス目の数が最小であること。
第3に、ピッキング準備部21は、決定した搬送車及び経路に基づいて、指示情報38(図17)のレコードを作成する。
ステップS211において、ピッキング準備部21は、経路を搬送車に送信する。具体的には、第1に、ピッキング準備部21は、ステップS209の“第2”において決定した経路を含む指示を、ステップS209の“第1”において決定した搬送車に送信する。
第2に、ピッキング準備部21は、ステップS210の“第2”において決定した経路を含む指示を、ステップS210の“第1”において決定した搬送車に送信する。
その後、複数のピッキングエリアのそれぞれに保管棚及び仕分棚が並ぶことになる。いま、ピッキング作業員5は、ピッキング作業を完了したとする。
ステップS212において、搬送管理装置1の梱包準備部22は、仕分棚を梱包エリアに搬送する搬送車及び経路を決定する。ステップS212の処理は、ステップS209に準ずるが、経路の作業点は、仕分棚搬送エリアのうち梱包エリアに接する箇所である。
ステップS213において、梱包準備部22は、経路を搬送車に送信する。ステップS213の処理は、ステップS211の“第1”に準じる。
その後、仕分棚搬送エリアのうち梱包エリアに接する箇所に、注文に係る物品を格納した仕分棚が並ぶことになる。いま、梱包作業員6は、梱包作業を完了したとする。
ステップS214において、梱包準備部22は、空の仕分棚を所定の位置に搬送する搬送車及び経路を決定する。ステップS212の処理は、ステップS209に準ずるが、ここで決定される経路は作業点を有さない。そして経路の棚上げ点は、仕分棚搬送エリアのうち梱包エリアに接する箇所であり、棚下げ点は、搬送車の走行の妨げにならない任意の位置である。棚下げ点(仮置き位置)は、例えば以下の条件51〜53をすべて満たす位置である。
〈条件51〉その位置が、仕分棚搬送エリア内にあること。
〈条件52〉その位置が、ピッキングエリアから所定の距離以上離れていること。
〈条件53〉その位置が、梱包エリアから所定の距離以上離れていること。
ステップS215において、梱包準備部22は、経路を搬送車に送信する。ステップS215の処理は、ステップS211の“第1”に準じる。その後、処理手順を終了する。
(処理手順の変形例)
図19の処理手順が開始される契機は、所定の数の注文が蓄積されたことである。すると、多くの注文先に対応する仕分棚が一度に群に分類されることになる。しかしながら、搬送管理装置1は、所定の数の注文が蓄積されることを待つまでもなく、個々の注文が発生する都度、仕分棚を群に分類することも可能である。
図20に沿って、処理手順の変形例を説明する。図20のステップS201b、S202b、・・・、S206b及びS206cは、図19のステップS201〜S206と入れ替わるべきものである。
ステップS201bにおいて、搬送管理装置1のピッキング準備部21は、1つの注文を取得する。具体的には、ピッキング準備部21は、注文情報37を常時監視しておき、そのレコードが1本追加されたのを契機として、追加されたレコードを取得する。
ステップS202bにおいて、ピッキング準備部21は、注文先を決定する。具体的には、ピッキング準備部21は、ステップS201bにおいて取得したレコードの注文先名称(1件)を注文先として決定する。
ステップS203bにおいて、ピッキング準備部21は、空の仕分棚を決定する。具体的には、ピッキング準備部21は、仕分棚情報33(図12)を参照し、現在空になっている仕分棚を特定する仕分棚IDを1つ決定する。
ステップS204bにおいて、ピッキング準備部21は、属性重心を算出する。具体的には、第1に、ピッキング準備部21は、ステップS201bにおいて取得したレコードを参照し、注文に係る物品の物品ID及び数量を取得する。
第2に、ピッキング準備部21は、前記した方法で、注文に係る物品の物品ID及び数量に基づき、仕分棚の属性重心を算出する。
ステップS205bにおいて、ピッキング準備部21は、既存の群が存在するか否かを判断する。具体的には、ピッキング準備部21は、現在少なくとも1つのピッキングエリアに仕分棚が並んでいるか否かを調べる。ピッキング準備部21は、少なくとも1つの仕分棚が並んでいる場合(ステップS205b“Yes”)、ステップS205cに進み、それ以外の場合(ステップS205b“No”)、ステップS206cに進む。
ステップS205cにおいて、ピッキング準備部21は、それぞれの群との属性重心の距離を算出する。具体的には、第1に、ピッキング準備部21は、ステップS204(図19)において算出した仕分棚の属性重心を取得し、群ごと(ピッキングエリアごと)に属性重心の平均値を算出する。
第2に、ピッキング準備部21は、ステップS204bにおいて算出した属性重心と、ステップS205cの“第1”において算出した属性重心との距離を算出する。ここでは、仕分棚の群ごとに距離が算出されることになる。
ステップS205dにおいて、ピッキング準備部21は、距離が所定の閾値以下である群が存在するか否かを判断する。具体的には、ピッキング準備部21は、ステップS205cの“第2”において算出した距離のうち所定の閾値以下のものが存在する場合(ステップS205d“Yes”)、ステップS206bに進む。ピッキング準備部21は、それ以外の場合(ステップS205d“No”)、ステップS206cに進む。
ステップS206bにおいて、ピッキング準備部21は、距離が最短である群のピッキングエリアに仕分棚を搬送すると決定する。例えば、ステップS201bにおける注文に係る物品が食料品であったとする。この場合、ステップS203bにおいて決定した仕分棚は、注文先“コンビニA”等向けの仕分棚が集まるピッキングエリアにおいて、それらの仕分棚の並びの末尾に搬送されることになる(図5(a)の仕分棚4d参照)。
ステップS206cにおいて、ピッキング準備部21は、新たな群のピッキングエリアに仕分棚を搬送すると決定する。例えば、ステップS201bにおける注文に係る物品が食料品でもなく衣料品でもなかったとする。この場合、ステップS203bにおいて決定した仕分棚は、仕分棚が集まっていないピッキングエリアに単独で並ぶことになる。
その後、ステップS207〜S215(図19)に進む。
(物品の種類、数量と仕分棚の数)
前記では、原則として仕分棚と注文先とを、1対1に対応させた。しかし、この原則に対し、以下のような例外もまた可能である。
〈例外1:少量注文先〉例えば、ある注文先が1種類の物品を数個注文しており、このような注文をしている注文先が他にも存在する場合、原則を貫くと、ピッキング作業員の動線が却って長くなるおそれがある。この場合、搬送管理装置1は、1つの仕分棚に対して最大9件の注文先を対応させてもよい。搬送管理装置1は、同じ群に属する複数の仕分棚に格納されるべき物品が1つの仕分棚に格納され得ると判断した場合、1つの仕分棚が有する個々の格納スペースを“仮想仕分棚”と看做すことになる。例えば、注文先の属性(コンビニ、菓子店、洋品店、デパート等)が判明している場合、搬送管理装置1は、1つの仕分棚に対して、属性が互いに類似している複数の注文先を割当ててもよい。なお、補助記憶装置15は、互いに属性が類似する注文先の群を予め記憶していてもよい。
〈例外2:多量注文先〉例えば、ある注文先が大量(例えば大型トラック1台分)の物品を注文している場合、そもそも原則を貫くことができない。この場合、搬送管理装置1は、複数の仕分棚に対して1件の注文先を対応させてもよい。搬送管理装置1は、1つの注文に係る物品が1つの仕分棚に格納され得ないと判断した場合、複数の仕分棚の集合を、ひと纏まりの“仮想仕分棚”と看做すことになる。
(本実施形態の効果)
本実施形態の搬送システム等の効果は以下の通りである。
(1)搬送システムは、ピッキング作業員の負担を軽減できる。
(2)搬送システムは、類似の物品のピッキングを1つのピッキングエリアに集中することによって、ピッキング作業員の負担を軽減できる。
(3)搬送システムは、物品の属性を示す多次元ベクトルの加重平均を算出することによって仕分棚が属する群を正確に決定することができる。
(4)搬送システムは、梱包作業員の負担を軽減できる。
(5)搬送システムは、空の仕分棚を安全な位置に仮置きすることができる。
(6)物流レイアウトは、ピッキングエリアと梱包エリアを近接することによって、全体の作業効率を向上できる。
なお、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施例は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 搬送管理装置
2 搬送車(搬送ロボット)
3 保管棚(保管容器)
4 仕分棚(仕分容器)
5 ピッキング作業員
6 梱包作業員
11 中央制御装置
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置
15 補助記憶装置
16 通信装置
21 ピッキング準備部
22 梱包準備部
31 エリア情報
32 保管棚情報
33 仕分棚情報
34 搬送車情報
35 ピッキングエリア情報
36 物品情報
37 注文情報
38 指示情報
51 保管エリア
52 ピッキングエリア
53 仕分棚搬送エリア
54 梱包エリア

Claims (10)

  1. ピッキング前の物品を格納する保管容器と、
    ピッキング後の物品を格納する仕分容器と、
    前記保管容器及び前記仕分容器を保持したうえで搬送する搬送ロボットと、
    注文に係る物品が前記保管容器から取り出され前記仕分容器に移し替えられるピッキングエリアに前記保管容器及び前記仕分容器を搬送する指示を前記搬送ロボットに送信するとともに、前記仕分容器に対して注文先を割当て、1つの前記仕分容器に対して、1つの前記注文先を割当てる搬送管理装置と、
    を有することを特徴とする搬送システム。
  2. ピッキング前の物品を格納する保管容器と、
    ピッキング後の物品を格納する仕分容器と、
    前記保管容器及び前記仕分容器を保持したうえで搬送する搬送ロボットと、
    注文に係る物品が前記保管容器から取り出され前記仕分容器に移し替えられるピッキングエリアに前記保管容器及び前記仕分容器を搬送する指示を前記搬送ロボットに送信するとともに、前記仕分容器に対して注文先を割当て、1つの前記仕分容器に対して、1つの前記注文先、又は、属性が類似している複数の前記注文先を割当てる搬送管理装置と、
    を有することを特徴とする搬送システム。
  3. 前記搬送管理装置は、
    前記仕分容器が格納する物品の属性に基づき、前記仕分容器が搬送されて行くべきピッキングエリアを複数のピッキングエリアの候補のうちから決定し、
    前記仕分容器を前記決定したピッキングエリアに搬送する指示を前記搬送ロボットに送信すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の搬送システム。
  4. 前記搬送管理装置は、
    前記仕分容器が格納する物品の属性に基づき、複数の前記仕分容器を複数の群に分類し、前記分類した群ごとに、前記仕分容器が搬送されて行くべきピッキングエリアを決定すること、
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の搬送システム。
  5. 前記搬送管理装置は、
    前記仕分容器が格納する物品の属性が類似しているもの同士を、同じ群に分類すること、
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の搬送システム。
  6. 前記搬送管理装置は、
    前記仕分容器が格納する個々の物品の属性を多次元ベクトルで表し、前記多次元ベクトルの加重平均を前記仕分容器の属性とし、当該属性に基づき、複数の前記仕分容器を複数の群に分類すること、
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の搬送システム。
  7. 前記搬送管理装置は、
    前記ピッキングエリアから、前記注文先ごとに前記物品が梱包される梱包エリアに前記仕分容器を搬送する指示を前記搬送ロボットに送信すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の搬送システム。
  8. 前記搬送管理装置は、
    前記物品が格納されていない前記仕分容器を、前記搬送ロボットの走行の妨げにならない位置に搬送する指示を前記搬送ロボットに送信すること、
    を特徴とする請求項7に記載の搬送システム。
  9. ピッキング前の物品を格納する保管容器及びピッキング後の物品を格納する仕分容器を保持したうえで搬送する搬送ロボットと通信可能に接続され、注文に係る物品が前記保管容器から取り出され前記仕分容器に移し替えられるピッキングエリアに前記保管容器及び前記仕分容器を搬送する指示を前記搬送ロボットに送信するとともに、前記仕分容器に対して注文先を割当て、1つの前記仕分容器に対して、1つの前記注文先を割当てること、
    を特徴とする搬送管理装置。
  10. ピッキング前の物品を格納する保管容器及びピッキング後の物品を格納する仕分容器が集合し、注文に係る物品が前記保管容器から取り出され前記仕分容器に注文先ごとに移し替えられるピッキングエリアを複数備えるとともに、
    前記注文に係る物品が前記仕分容器から取り出され前記注文先ごとに梱包される梱包エリアを備え、
    前記梱包エリアは、
    複数の前記ピッキングエリアの間に位置すること、
    を特徴とする物流レイアウト。
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