JP7174642B2 - 倉庫管理装置、倉庫管理方法及び倉庫管理システム - Google Patents

倉庫管理装置、倉庫管理方法及び倉庫管理システム Download PDF

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Description

本発明は、倉庫管理装置、倉庫管理方法及び倉庫管理システムに関する。
注文に係る物品を顧客に迅速に届けるためのインフラ施設の1つとして、倉庫が存在する。倉庫では、メーカ等から受け取られた物品が一旦保管される。その後注文が発生すると、注文に係る物品が倉庫から取り出され、梱包されたうえで顧客あて発送される。
前記した一連の各工程(受け取り、保管、取り出し、梱包、発送)のうち、特に取り出し(“ピッキング”とも呼ばれる)を効率的に行うことが倉庫を運営する企業にとって重要な経営戦略となる。例えば、複数種類の物品が格納されている棚をピッキングのためのスペースに搬送し、作業員がその棚から注文に係る物品をピッキングする。このとき、1つの棚からピッキングされる物品の種類が多いほど、つまり、注文されやすい物品を一部の棚に集中させて格納するほど、ピッキングの効率は高い。
特許文献1の自動倉庫システムは、複数の自動倉庫室を有する倉庫棟において、ある自動倉庫室内に収容されているすべての荷物を、他の自動倉庫室に移動する。より具体的には、当該自動倉庫システムは、ある自動倉庫室を空にすることができると判断すると、スタッカクレーン及び搬送装置(コンベア)を用いて、当該自動倉庫室に収容されているすべての荷物を、他の自動倉庫室に移動する。
特開2006-1704号公報
特許文献1においては、複数の自動倉庫室は、互いに独立して空調されており、仮にある自動倉庫室が空になれば、当該自動倉庫室の空調を停止することができる。このように、特許文献1の自動倉庫システムは、専ら空調効率の向上を目的としている。結果としてピッキング等の作業効率が副次的に向上することもあり得るが、それはあくまでも偶然の結果である。
特許文献1の自動倉庫システムは、各自動倉庫室に収容されている荷物の数(在庫数)に基づいて荷物の移動の可否を判断することに注意を集中しており、荷物が出荷される頻度等に応じて荷物の収容位置を見直すという発想に欠ける。したがって、いずれの自動倉庫室もほぼ満杯状態である場合は、荷物の移動は行われず、ピッキング等の作業効率の向上には繋がらない。そこで、本発明は、物品の出荷率等に応じて、作業効率を向上させることを目的とする。
本発明の倉庫管理装置は、容器に格納されている物品の出荷率を算出し、出荷率に基づいて複数の容器を決定する集約準備部と、物品を1つの容器に集約する集約ステーションに、決定した複数の容器を搬送する旨の搬送指示を搬送ロボットに送信する集約部と、を備え、集約準備部は、直近の過去の出荷率が予めユーザにより入力された値以上になった物品の種類が予めユーザにより入力された数以上発生した場合に、出荷率に基づいて複数の容器を決定すること、を特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、物品の出荷率等に応じて、作業効率を向上させることができる。
倉庫のレイアウトの斜視図である。 棚の斜視図である。 棚の正面図である。 (a)及び(b)は、集約ステーションの斜視図である。 (a)及び(b)は、集約ロボットの例を示す図である。 倉庫管理装置の構成を説明する図である。 棚情報の一例である。 搬送車情報の一例である。 物品情報の一例である。 注文情報の一例である。 集約情報の一例である。 (a)、(b)及び(c)は、集約パタンを説明する図である。 事前ピッキングラインを説明する図である。 処理手順のフローチャートである。
以降、本発明を実施するための形態(“本実施形態”という)を、図等を参照しながら詳細に説明する。本実施形態は、メーカ等から倉庫に物品が入荷された後、注文に応じて物品をピッキングすることを前提として、物品をある棚に集約する例である。しかしながら、本発明は、例えばメーカ等が自社内で部品を保管・管理する場合にも適用可能である。なお、本実施形態の“物品”は、取引の対象になる商品、それ以外の製品、部品等を含む概念である。
(倉庫のレイアウト)
図1は、倉庫のレイアウトの斜視図である。倉庫は、保管スペース2を有する。保管スペース2は、柵3で囲まれている。保管スペース2内には、複数の棚6が縦横方向に整然と格子状に配置されている。棚6は、2×7個又は1×7個の棚6からなる“島”を形成している。島の個数は、任意である。保管スペース2内には、複数の搬送車7が存在する。搬送車7は、自走する動力及び棚6を下から支持する構造を有し、棚6の下部に潜り込んで棚6を搬送する。保管スペース2の周辺の任意の箇所において柵3が切れており、当該箇所に隣接してピッキングステーション4及び集約ステーション5が存在する。なお、保管スペース2とその他の領域とを柵3で物理的に区切ることは、必須ではない。
図1の例では、集約ステーション5に、2個の棚6が保管スペース2の島から搬送されて来ている。集約作業員5bは、一方の棚6(6a)から他方の棚6(6b)に物品を移し替えている。詳細は後記するが、当該作業は、出荷率等が大きい物品をある棚6に集中して格納し直す作業であり、“集約作業”又は単に“集約”と呼ばれる。出荷率とは、例えば所定の期間において注文された物品の数量であり、物品ごとに定義される(他の例も含めて詳細を後記する)。棚6の上下方向の4面のうち、物品の出し入れが可能な面は、“間口面”と呼ばれる。図1の集約ステーション5では、間口面が直角をなすように2個の棚6が配置されている。しかしながら、後記(図4(a))するように、2個の棚6は、間口面が同一平面に含まれるように配置されてもよい。
図1の例では、ピッキングステーション4に、1個の棚6が集約ステーション5から搬送されて来ている。当該棚6(6b)は、集約ステーション5における“他方の棚6(6b)”である。ピッキング作業員4bは、当該棚6(6b)から、注文に係る物品を取り出している。当該作業は、注文ごとに当該注文に係る物品を棚6から取り出す作業であり、前記したように“ピッキング作業”又は単に“ピッキング”と呼ばれる。一般的に、“ピッキング”という語は、物品を取り出す動作を意味する。この一般的意味に基づけば、“集約”もまた“ピッキング”と呼ばれてもよさそうである。しかしながら、本実施形態では、注文の発生を契機として行われる“ピッキング”は、注文の発生の有無に関係なく行われる“集約”とは区別される。
いま、集約ステーション5が存在せず、棚6が保管スペース2の島から直接ピッキングステーション4に搬送される既存例を想定する。既存例では、ピッキング作業員4bが1つの棚6からピッキングする物品の種類の数(“ヒット率”と呼ばれる)は、多くの場合“1”である。運がよければ、偶然ヒット率が最大で“9”(後記する格納箱の数)まで上昇する。さらに、棚6から物品がピッキングされて行くと、1つの棚6が格納する物品の種類の数は、徐々に減少する。そのまま放置すると、ヒット率は下がって行く。一方、棚6が集約ステーション5を経由してピッキングステーション4に搬送されて来る本実施形態においては、ヒット率は、既存例のヒット率よりも有意に高い。
図2は、棚6の斜視図である。棚6は、正方形の平面及び4本の脚を有する。図2では、そのうち1本が隠れている。棚6は、上段、中段及び下段を有する。各段は、左、中央及び右の格納箱を有する。結局、棚6は、9箇所の格納箱を有することになる。上段、中段及び下段にそれぞれ、U、M及びLの符号をあて、左、中央及び右にそれぞれ、L、C及びRの符号をあてる。すると、例えば上段左の格納箱は、“UL”と表記される。
図3は、棚6の正面図である。棚6は、下段の下に空間を有する。搬送車7は、当該空間に入り込むことができる。さらに、搬送車7は、棚6を持ち上げた状態で搬送することができる。なお、“容器”は、棚を含む概念である。容器は、棚以外にも、パレット、タンク、籠、収納庫等を含む。容器が複数の格納箱を有する棚である場合、集約作業員5bは、格納箱ごと纏めて物品をある棚から他の棚に移し替えてもよいし、格納箱を元の棚に残したまま、一部又は全部の物品を他の棚の格納箱に移し替えてもよい。
図4(a)は、集約ステーション5の斜視図である。ここでは、棚6a及び棚6bがそれらの間口面が同一平面に含まれるように配置されている。集約作業員5bは、適度な高さを有する集約作業台5cの上に立っている。棚6a及び棚6bの間口面に接するように、案内枠8a及び8bが配置されている。さらに、集約作業員5bが視認しやすい位置に案内装置9が配置されている。
いま、棚6aの格納箱ULに出荷率の高い物品が格納されているとする。すると、本実施形態の倉庫管理装置は、当該棚6aをある島から集約ステーション5の案内枠8aの位置に搬送する旨の指示を、ある搬送車7に送信する。一方、倉庫管理装置は、他の棚6bをある島から集約ステーション5の案内枠8bの位置に搬送する旨の指示を、ある搬送車7に送信する。
やがて、棚6a及び棚6bが集約ステーション5に到着する。すると、倉庫管理装置は、“左側の棚6aの格納箱ULの物品を右側の棚6bの格納箱ULに移し替えて下さい”という案内文言を案内装置9に表示する。このとき、倉庫管理装置は、案内枠8aのULの位置にある表示器を点灯させ、案内枠8bのULの位置にある表示器を点灯させる。集約作業員5bは、棚6aの格納箱ULの物品を棚6bの格納箱ULに移し替える。
その後、倉庫管理装置は、棚6bをその位置に待たせたまま、棚6aをある島に搬送する(戻す)旨の指示を、ある搬送車7に送信する。このとき、倉庫管理装置は、出荷率が高い他の物品が格納されている棚6c(図示せず)を、ある島から集約ステーション5の案内枠8aの位置に搬送する旨の指示を、ある搬送車7に送信する。その後、倉庫管理装置は、同様の処理を繰り返す。すると、例えば、棚6d、棚6e及び棚6f(図示せず)が集約ステーション5に順次到着し、出荷率が高い物品が棚6bに集約されていくことになる。
棚6fが到着した時点で、棚6bが満杯になった場合、倉庫管理装置は、棚6fをその位置に待たせたまま、棚6bを任意の位置に搬送する旨の指示を、ある搬送車7に送信する。このとき、倉庫管理装置は、空の棚6g(図示せず)を、ある島から集約ステーション5の案内枠8bの位置に搬送する旨の指示を、ある搬送車7に送信する。このような処理が繰り返されると、出荷率が高い物品で満杯となった複数の棚が、保管スペースの任意の位置に配置されることになる。
図4(b)もまた、集約ステーション5の斜視図である。図4(b)の集約ステーション5は、スペースの制約に起因して棚6を1個だけしか受け入れられない。時点t1において、倉庫管理装置は、出荷率の高い物品を格納した棚6aを集約ステーション5に搬送する旨の指示を、ある搬送車7に送信する。やがて、棚6aが集約ステーション5に到着する。すると、倉庫管理装置は、“格納箱ULの物品を取り出して作業台5dに置いて下さい”という案内文言を案内装置9に表示する。このとき、倉庫管理装置は、案内枠8のULの位置にある表示器を点灯させる。集約作業員5bは、棚6aの格納箱ULの物品を取り出し作業台5dに置く。すると、倉庫管理装置は、棚6aをある島に戻す旨の指示を、ある搬送車7に送信する。棚6aは、集約ステーション5を去る。
時点t2(t1<t2)において、倉庫管理装置は、出荷率の高い別の物品を格納した棚6bを集約ステーション5に搬送する旨の指示を、ある搬送車7に送信する。やがて、棚6bが集約ステーション5に到着する。すると、倉庫管理装置は、“作業台5dに置いてある物品を格納箱ULの位置に戻して下さい”という案内文言を案内装置9に表示する。このとき、倉庫管理装置は、案内枠8のULの位置にある表示器を点灯させる。集約作業員5bは、作業台5dに置いてある物品を棚6bの格納箱ULに戻す。倉庫管理装置は、棚6bをある島に戻す旨の指示を、ある搬送車7に送信する。すると、棚6bは、集約ステーション5を去る。
(集約ロボット)
図5は、集約ロボットの例を示す図である。前記した集約作業員5bの役割を、集約ロボットが代替してもよい。図5(a)では、集約ステーション5に、2台の集約ロボット51a及び51b、並びに、移動台52が配置されている。集約ロボット51aは、柱部材53a、テーブル部材54a及び引っ掛け部材55aを有する。集約ロボット51bも同様である。
集約ロボット51aのテーブル部材54a及び引っ掛け部材55aは、柱部材53aの側面を上方にスライドして、棚6aの目標とする物品の水準に移動する。その後、引っ掛け部材55aが物品を把持し、物品をテーブル部材54aの上に置く。テーブル部材54a及び引っ掛け部材55aが、柱部材53aの側面を下方にスライドして移動台52の水準に移動する。すると、引っ掛け部材55aが物品を把持し物品を移動台52の上に置く。
移動台52は、ローラコンベア等を稼働させて物品を集約ロボット51aの近辺から集約ロボット51bの近辺に搬送する。集約ロボット51bのテーブル部材54b及び引っ掛け部材55bは、柱部材53bの側面を下方にスライドして、移動台52の水準に移動する。その後、引っ掛け部材55bが物品を把持し物品をテーブル部材54bの上に置く。テーブル部材54b及び引っ掛け部材55bが、柱部材53bの側面を上方にスライドして棚6bの所定の水準に移動する。すると、引っ掛け部材55bが物品を把持し、物品を棚6bの所定の位置に置く。
図5(b)では、集約ステーション5に、軌道61及び軌道61上を移動する1台の集約ロボット62が配置されている。集約ロボット62は、多節構造のアーム63及びハンド64を有する。集約ロボット62は、軌道61上を移動しアーム63の関節角度を変化させることによって、ハンド64を棚6aの目標とする物品の位置に移動する。すると、ハンド64は、物品を把持する。その後、集約ロボット62は、軌道61上を移動しアーム63の関節角度を変化させることによって、ハンド64を棚6bの所定の位置に移動する。すると、ハンド64は物品を離す。
図5(a)及び(b)に示された棚6a及び6bは、図2の棚6とは異なり4×4=16個の格納箱を有し4つの開放面のうち1面を間口面としているが、これらもまた棚6の一例である。そして、図5(a)及び(b)では、図4(a)に示されたような集約作業員5b向けの、案内枠8a、案内枠8b及び案内装置9は存在しない。なお、“集約作業主体”は、集約作業員及び集約ロボットを含む概念である。
(倉庫管理装置の構成)
図6は、倉庫管理装置1の構成を説明する図である。倉庫管理装置1は、一般的なコンピュータであり、中央制御装置11、キーボード等の入力装置12、ディスプレイ等の出力装置13、主記憶装置14、補助記憶装置15及び通信装置16を有する。これらの装置は、バスで相互に接続されている。補助記憶装置15は、棚情報31、搬送車情報32、物品情報33、注文情報34及び集約情報35(いずれも詳細後記)を格納している。
主記憶装置14における集約準備部21及び集約部22は、プログラムである。以降において、“○○部は、”と動作主体を記した場合、それは、中央制御装置11が補助記憶装置15から各プログラムを読み出し、主記憶装置14にロードしたうえで各プログラムの機能(詳細後記)を実現することを意味する。倉庫管理装置1は、図4(a)の案内枠8a及び8b、並びに、案内装置9と通信可能に接続されていてもよい。倉庫管理装置1の補助記憶装置15は、倉庫管理装置1から独立した構成となっていてもよい。
倉庫管理装置1は、有線又は無線のネットワーク43(構内専用回線を含む)を介して、1又は複数の搬送車7、搬送車制御装置42、集約ロボット51a及び51b(又は62)、並びに、集約ロボット制御装置41と通信可能に接続されている。搬送車7は、駆動輪を回転させる電動機、棚6を持ち上げる荷役台の高ささを調節する電動機、これらの電動機に給電する蓄電池、センサ、及び、車載コンピュータを有する(図示せず)。
センサは、床面に配置されている床マーカを読み取ることによって、自身の現在位置を取得する。床マーカには、床面を格子状に分割する縦横のマス目の2次元座標値が記憶されている。なお、床マーカには、3次元座標値が記憶されていてもよい。車載コンピュータは、リアルタイムで、現在位置を含む様々なデータを搬送車制御装置42に送信し、搬送車制御装置42から搬送指示を受信する。車載コンピュータは、受信した搬送指示に基づき前記した電動機を操作することによって、駆動輪の回転方向及び回転速度を調節し、荷役台の高さを調節する。センサは、棚6の任意の箇所に記載されている棚ID(詳細後記)を読み取ることもできる。なお、搬送車7は、床マーカを用いることなく、周囲の環境情報等に基づいた地図情報に基づいて動作してもよい。
前記した搬送指示は、倉庫管理装置1によって生成される。搬送車制御装置42は、倉庫管理装置1と一体化された構成となっていてもよい。説明の単純化のために、以降では、倉庫管理装置1は、搬送車制御装置42の機能を併せ持つものとする。搬送ロボットは、前記した搬送車7を含む概念である。搬送ロボットの移動手段としては、車輪以外にも、無限軌道(クローラ、履帯)、人間形や動物形の脚等があり得る。
集約ロボット51a及び51b(又は62)は、図5(a)又は(b)に示すような作業ロボットであり、その構造は特に限定されない。集約ロボット51a等は、可動部分の位置・形状を変化させる電動機又はアクチュエータ、これらの電動機等に給電する電源装置、センサ、及び、搭載コンピュータ等を有する(図示せず)。センサは、集約ロボット51a等の各可動部分の位置、及び、棚6a及び6bに格納されている物品の位置を認識する。
搭載コンピュータは、集約ロボット制御装置41から、“棚6aのどの位置(格納箱)にある物品を、棚6bのどの位置に移動するか”を示す集約情報(詳細後記)を受信し、当該集約情報に基づいて、電動機等を回転させ、可動部分の位置・形状を変化させる。集約情報は、倉庫管理装置1によって生成される。集約ロボット制御装置41は、倉庫管理装置1と一体化された構成となっていてもよい。説明の単純化のために、以降では、倉庫管理装置1は、集約ロボット制御装置41の機能を併せ持つものとする。
(棚情報)
図7は、棚情報31の一例である。棚情報31においては、棚ID欄101に記憶された棚IDに関連付けて、格納位置欄102には格納位置が、物品ID欄103には物品IDが、数量欄104には数量が、保管開始日欄105には保管開始日が、棚位置欄106には棚位置が、充填率欄107には充填率が記憶されている。
棚ID欄101の棚IDは、棚6を一意に特定する識別子である。
格納位置欄102の格納位置は、棚6における格納箱の位置であり、上段U、中段M及び下段Lのうちの1つと、左L、中央C及び右Rのうちの1つとの組合せである。
物品ID欄103の物品IDは、物品の種類(個体ではない)を一意に特定する識別子である。説明の単純化のため、本実施形態では、1つの格納箱には1種類の物品のみが格納されるものとする。
数量欄104の数量は、格納されている物品の数量である。“#”は、異なる数値を省略的に示している(以下同様)。
保管開始日欄105の保管開始日は、その物品が倉庫に入荷された年月日である。説明の単純化のため、物品は所定の数量のロットごとに入荷されるものとする。そして、ここでの保管開始日は、そのロットが入荷された年月日である。
棚位置欄106の棚位置は、棚6が現在配置されている床面のマス目の2次元座標値である。
充填率欄107の充填率は、物品が格納されている格納箱の数をすべての格納箱の数で除算した結果(百分率)である。充填率は、物品ではなく棚に対して定義される。
ある格納箱に物品が格納されていない場合、その格納位置についてのレコード(行)の物品ID欄103、数量欄104及び保管開始日欄105は空欄となる。物品がロットごとに入荷される都度、物品ID、数量及び保管開始日が記憶される。棚6が配置されている位置が変わる都度、棚位置が更新される。物品が取り出される又は移し入れられる都度、数量は減少又は増加する。倉庫管理装置1は、入荷作業員が携帯する端末装置(図示せず)、集約ロボット51a等又は搬送車7からこれらの情報を入手し、棚情報31を最新の状態に維持している。
(搬送車情報)
図8は、搬送車情報32の一例である。搬送車情報32においては、搬送車ID欄111に記憶された搬送車IDに関連付けて、搬送車位置欄112には搬送車位置が、状態欄113には状態フラグが、稼働欄114には稼働フラグが、棚ID欄115には棚IDが記憶されている。
搬送車ID欄111の搬送車IDは、搬送車7を一意に特定する識別子である。
搬送車位置欄112の搬送車位置は、搬送車7が現在移動又は停止している床面のマス目の2次元座標値である。
状態欄113の状態フラグは、“実車”及び“空車”のうちのいずれかである。“実車”は、搬送車7が棚6を搬送中であることを示す。“空車”は、搬送車7が棚6を搬送中でないことを示す。
稼働欄114の稼働フラグは、“稼働中”、“待機中”及び“故障中”のうちのいずれかである。“稼働中”は、搬送車7が倉庫管理装置1から受け付けた搬送指示に係る搬送・動作を実行中であることを示す。“待機中”は、搬送車7が搬送指示を完了した後、次の搬送指示を受信するのを待っていることを示す。“故障中”は、障害が発生したことに起因し搬送車7が停止中であることを示す。
棚ID欄115の棚IDは、図7の棚IDと同じであるが、ここでは特に、搬送車7が現在搬送している棚6を特定している。
搬送車7が床面のマス目の境界線を通過する都度、搬送車位置が更新される。搬送車7が棚6を上げ下げする都度、状態フラグが“実車”及び“空車”の間で遷移する。倉庫管理装置1は、搬送車7からこれらの情報を入手し、搬送車情報32を最新の状態に維持している。
(物品情報)
図9は、物品情報33の一例である。物品情報33においては、物品ID欄121に記憶された物品IDに関連付けて、物品名称欄122には物品名称が、メーカ名称欄123にはメーカ名称が、サイズ欄124にはサイズが、色欄125には色が、出荷率データ欄126には出荷率データが、親和物品ID欄127には親和物品IDが、分類情報欄128には分類情報が記憶されている。
物品ID欄121の物品IDは、図7の物品IDと同じである。
物品名称欄122の物品名称は、物品の種類の名称である。
メーカ名称欄123のメーカ名称は、物品のメーカの名称である。
サイズ欄124のサイズは、物品の大きさである。
色欄125の色は、物品の色である。
出荷率データ欄126の出荷率データは、“[年月日,数量,フラグ]”という構成を有する。ここでの年月日は、物品に対する注文が発生した(又は発生する予定の)年月日である。ここでの数量は、注文に係る物品の数量である。ここでのフラグは、その出荷率データが過去年月日の実績であることを示す“実績”、又は、その出荷率データが将来年月日の予測であることを示す“予測”のいずれかである。例えば、新商品を販売する、既存商品の販促キャンペーンを行う等の場合、出荷率データ中に“予測”が記憶される。
出荷率データ中の“数量”を使用して“出荷率”を定義することができる。出荷率の定義の例は、以下の通りである。
・1日当たりの数量
・所定の期間における数量
・注文1回あたりの数量
出荷率が高い(数値が大きい)物品であるほど、集約された(図4(a)又は(b)の棚6bに格納された)場合のヒット率が高い。
親和物品ID欄127の親和物品IDは、その物品と同じ注文で注文される可能性が大きい物品を特定する物品IDである。例えば、物品“携帯電話機”及び物品“充電器”は、1つの注文として同時に注文される場合が多い。このように、ある2種類の物品が1つの注文として同時に注文される場合、一方の物品を他方の物品の“親和物品”と呼ぶ。親和物品には、携帯電話機及び充電器のように物品の属性に起因する必然的な組合せと、それ以外の偶然の組合せとがある。
任意の2種類の物品P及び物品Qについて、“親和率”を定義することができる。すなわち、物品Qの物品Pに対する親和率は、物品Pが物品Qと同時に注文された注文の数を、物品Qが注文された注文の数で除算した結果(百分率)である。物品Pの物品Qに対する親和率は、物品Qの物品Pに対する親和率とは別に定義されることになる。親和率が高い物品同士が同じ棚(図4(a)又は(b)の棚6b)に集約されるほど、ヒット率は高い。
図9の物品ID欄121に記憶されている物品IDが特定する物品は、前記した物品Pである。親和物品ID欄127に記憶されている親和物品IDが特定する物品は、前記した物品Qのうち、物品Qの物品Pに対する親和率が所定の閾値以上であるものである。親和物品ID欄127に複数の親和物品IDが記憶される場合もある。
分類情報欄128の分類情報は、物品の属性を示す多次元ベクトルである。例えば、個々の物品に対して、属性要素として“需要者年齢”、“物品コード”及び“メーカコード”を予め定義しておく。これらのそれぞれは、3次元ベクトルの要素を構成し、所定の範囲に収まるように正規化されている。
例えば、物品コードは、“婦人用ブラウス=1.0,婦人用帽子=1.1,(紳士用)カッターシャツ=2.0”のように、属性が類似しているもの同士の距離が小さくなるように設定される。需要者年齢及びメーカコードについても同様である。もちろん、3次元ベクトルの各要素に対して、“需要者年齢”、“物品コード”及び“メーカコード”以外の属性要素が割当てられてもよいし、ベクトルの次元数は“3”以外であってもよい。
倉庫管理装置1は、多次元空間内に多次元ベクトルを示す点を描画し、点が近接するもの同士で“カテゴリ”を作成する。すると、各カテゴリに属する物品は、属性の類似したもの同士となる。前記した親和率が注文の実績に基づき算出されるものであるのに対し、カテゴリは、注文の実績とは独立して決定され得る。
例えば、高視聴率のテレビ番組で 、あるタレントが“婦人用ブラウス”を着て“クリスマスケーキ”を食べる様子が放送されたとする。“婦人用ブラウス”及び“クリスマスケーキ”は、同じカテゴリに属することがなくても、“婦人用ブラウス”の“クリスマスケーキ”に対する親和率は、放送終了後急上昇する。つまり、一時的に、これらを同時に注文する注文が増加する。このように、カテゴリは、ユーザによる設定値が変わらない限り安定するのに対し、親和率は、不安定である。カテゴリの活用方法については、後記する。
図9の物品情報33は、物品が衣料品である場合の例である。サイズ及び色に代替するものとして、機械部品の型式、食料品の産地のようなデータが、物品の種類に応じて適宜ユーザにより選択されてもよい。倉庫管理装置1のユーザは、自身が取り扱う物品についてのこのようなデータを適宜のタイミングで入力装置12を介して入力する。倉庫管理装置1は、入力されたデータを物品情報33として補助記憶装置15に記憶する。
(注文情報)
図10は、注文情報34の一例である。注文情報34においては、注文ID欄131に記憶された注文IDに関連付けて、注文先名称欄132には注文先名称が、物品ID欄133には物品IDが、数量欄134には数量が、時刻欄135には時刻が記憶されている。
注文ID欄131の注文IDは、注文先からの注文を一意に特定する識別子である。注文とは、物品の購入申し込みである。
注文先名称欄132の注文先名称は、注文先の名称である。
物品ID欄133の物品IDは、図7の物品IDと同じである。
数量欄134の数量は、注文に係る物品の数量である。
時刻欄135の時刻は、倉庫管理装置1が注文を受け付けた年月日時分秒である。
図10から明らかなように、1つの注文は、1又は複数の数量からなる1又は複数の種類の物品を対象としている。注文が発生する都度、注文情報34の新たなレコードが作成される。倉庫管理装置1は、例えば物品販売サイトの運営者のサーバ等からこのようなレコードを受信し、注文情報34として補助記憶装置15に記憶する。
(集約情報)
図11は、集約情報35の一例である。集約情報35においては、被集約棚欄104のデータが集約棚欄105のデータに関連付けて記憶されている。被集約棚欄104は、棚ID欄104a、格納位置欄104b、物品ID欄104c及び数量欄104dを有する(集約棚欄105についても同様)。各欄104a~104dに記憶されているデータは、図7の同名の欄101~104に記憶されているデータと同じである(各欄105a~105dについても同様)。“被集約棚”とは、集約作業において、物品が取り出される棚6a(図4(a)又は(b))である。“集約棚”とは、集約作業において、物品が移し入れられる棚6b(図4(a)又は(b))である。“物品を集約する容器”には、集約棚が相当する。“FROM”及び“TO”は、物品の移動方向をわかり易く示した英語の前置詞である。
(集約パタン)
図12は、集約パタンを説明する図である。以降では、集約作業の3つの具体例(集約パタン)を、図11及び図12を参照しながら説明する。
〈集約パタン1:図11のレコード106a~106c、図12(a)〉
物品B001、物品B002及び物品B003は、出荷率又は相互の親和率が高いことに起因して集約されるべき物品である。物品B001、物品B002及び物品B003は、現在、それぞれ、棚A001、棚A002及び棚A003に格納されている。このまま、棚A001、棚A002及び棚A003が個別にピッキングステーションに搬送されると、ヒット率は低くなる。そこで、物品B001、物品B002及び物品B003を棚A011に集約しておく。すると、その後、棚A011だけをピッキングステーションに搬送すればヒット率が向上する。
図12(a)においては、1個の集約棚A011に対して、3個の被集約棚A001、A002及びA003が対応している。被集約棚の数は、2以上であればいくつでもよい。集約棚A011は、集約ステーションに到着する時点において、空であってもよいし、出荷率又は親和率が高い他の物品B007を既に格納していてもよい。いずれにしても、棚A011が出荷率又は親和率の高い物品を保管していることは、棚A011が集約棚となるための必須条件ではない。“決定した容器以外の容器”には、ここでの集約棚A011が相当する。さらに、棚A001、A002及びA003のうちのいずれか1つ(例えば棚A003)が集約棚となり、物品B001及びB002が棚A003に集約されてもよい。
〈集約パタン2:図11のレコード106d、図12(b)〉
物品B004が被集約棚A004から集約棚A005に集約されている。この理由としては、集約棚A005は、別の物品B008を既に格納しており、物品B008の物品B004に対する親和率が高いことが考えられる。又は、集約棚A005は、別の物品B008を既に格納しており、物品B004の出荷率及び物品B008の出荷率がいずれも高いことも考えられる。図12(b)においては、1個の集約棚A005に対して、1個の被集約棚A004が対応している。
〈集約パタン3:図11のレコード106e及び106f、図12(c)〉
物品B005が棚A006から棚A007に移動され、物品B006が棚A007から棚A006に移動されている、つまり、2つの棚の間で2種類の物品が入れ替わっていることがわかる。この理由としては、以下のことが考えられる。
・棚A006は、現在、物品B005及び物品B009を格納している。
・棚A007は、現在、物品B006を格納している。
・物品B006は出荷率が高く、物品B005は出荷率が低い。又は、物品B006の物品B009に対する親和率は高く、物品B005の物品B009に対する親和率は低い。
・したがって、現在の状態を維持するよりも、物品B005と物品B006とを入れ替えた方がヒット率は高くなる。
なお、図12(c)の例では、出荷率(又は親和率)が高い物品が集約される棚は棚A006である。よって、図11のレコード106eにおいて、棚A006が被集約棚欄104に記憶されていることは、不自然にも見える。この場合の被集約棚とは、“後に自身が物品を受け取ることを前提に、他の物品が取り出される棚”を意味する。
(ピッキング準備ライン)
図13は、ピッキング準備ラインを説明する図である。集約棚のヒット率が高いほどピッキング作業の効率は向上し、集約棚とピッキングステーション4との距離が近いほど、集約棚をピッキングステーションに搬送する効率は向上する。いま、倉庫管理装置1がある期間の出荷率を多くの物品について算出したとする。
倉庫管理装置1の集約部22は、ピッキングスペースの近辺であって搬送車の走行を妨害しない箇所に、仮置き用のピッキング準備ライン71を想定する。そして、集約部22は、出荷率の高い順番に、その物品を格納する被集約棚6a、6a、・・・を集約ステーション5に搬送する旨の搬送指示を、ある搬送車に送信する。集約部22は、空の集約棚6bを集約ステーション5に搬送する旨の搬送指示を、ある搬送車に送信する。集約作業員は、被集約棚6aから集約棚6bに物品を移し替える。
集約棚6bが満杯になると、集約部22は、集約棚6bをピッキング準備ライン71の先頭(ピッキングステーション4に最も近い位置)に搬送する旨の搬送指示を、ある搬送車に送信する。集約部22は、空の集約棚6bを集約ステーション5に搬送する旨の搬送指示を、ある搬送車に送信する。集約棚bが満杯になると、集約部22は、集約棚bをピッキング準備ライン71の次位に搬送する旨の搬送指示を、ある搬送車に送信する。
(出荷率が低い物品の集約)
出荷率が高い物品をある棚に集約する例を前記した。しかしながら、倉庫管理装置1は、例えば、在庫処分を目的として、出荷率が低い物品をある棚に集約することもできる。
(充填率の片寄せ)
棚ごとに充填率が定義されることを前記した。ある棚の9個の格納箱のうち、物品を格納しているものが1つしかない場合、当該棚の充填率は、“1/9=11.1%”である。例えば、充填率が“11.1%”である棚を9つ特定し、9種類の物品を1つの棚に集約すると、当該集約された棚の充填率は、“9/9=100%”となる。倉庫管理装置1がこのような処理すると、ヒット率は向上する。倉庫管理装置1は、このような充填率のいわば“片寄せ”を、出荷率又は親和率を使用した処理とは別に行うことができる。
(処理手順)
図14は、処理手順のフローチャートである。処理手順を開始する前提として、棚情報31、搬送車情報32、物品情報33及び注文情報34が最新の状態で補助記憶装置15に記憶されているものとする。
ステップS201において、倉庫管理装置1の集約準備部21は、出荷率等を算出する。具体的には、第1に、集約準備部21は、ユーザが集約すべき物品の決定基準を入力装置12を介して入力するのを受け付ける。ここでは、決定基準として“直近の過去1月の出荷率が50以上であること”が入力されたとする。
第2に、集約準備部21は、物品情報33(図9)の出荷率データを参照し、すべての物品について直近の過去1月の出荷率を算出する。なお、集約準備部21は、適宜のタイミングで、注文情報34(図10)及びユーザからの入力データに基づき、物品情報33の出荷率データを作成・記憶している。
第3に、集約準備部21は、ステップS201の“第1”において算出した出荷率が“50”以上である物品を抽出する。このような物品が存在しない場合もある。
なお、親和率及び充填率を使用する処理手順については、変形例として後記する。
ステップS202において、集約準備部21は、集約の必要性があるか否かを判断する。具体的には、集約準備部21は、ステップS201の“第3”において、少なくとも1種類の物品が抽出された場合(ステップS202“Yes”)、ステップS203に進む。集約準備部21は、それ以外の場合(ステップS202“No”)、ステップS201に戻る。戻った先のステップS201では、ユーザは、他の決定基準を入力する。
ステップS203において、集約準備部21は、集約すべき物品を決定する。具体的には、集約準備部21は、ステップS201の“第3”において抽出された物品を、集約すべき物品として決定する。ここでは、物品B001、B002及びB003が集約すべき物品として決定されたとする。
ステップS204において、集約準備部21は、被集約棚を決定する。具体的には、集約準備部21は、棚情報31(図7)を参照して、物品B001、B002及びB003が格納されている棚を決定(検索)する。説明を単純にするために、ここでの検索結果は、“(棚ID,格納位置,物品ID)=(A001,UL,B001),(A002,ML,B002),(A003,LR,B103)”であったとする。つまり、被集約棚は、A001、A002及びA003であったとする。なお、当該検索結果の例は、図12(a)の例と整合しているが、図7の例とは整合していない。
ステップS205において、集約準備部21は、集約棚を決定する。具体的には、集約準備部21は、棚情報31(図7)を参照して、物品が格納されていない棚を決定(検索)する。ここの検索結果は、“A011”であったとする(図12(a)の例と整合している)。
ステップS206において、集約準備部21は、集約情報35(図11)を作成する。具体的には、集約準備部21は、ステップS204及びS205の検索結果を使用して、集約情報35のレコード106a~106cを作成する。これらのレコードが集約指示となる。
ステップS207において、集約準備部21は、棚を搬送する搬送車及び経路を決定する。具体的には、第1に、集約準備部21は、搬送車情報32(図8)を参照して、被集約棚A001、A002及びA003並びに集約棚A011を搬送する搬送車を決定(検索)する。このとき決定される搬送車は、例えば以下の条件を満たしている。
〈条件11〉その搬送車の稼働フラグが“待機中”であること。
〈条件12〉待機中の搬送車が複数存在する場合、その搬送車と被集約棚又は集約棚との距離が最短であること。
第2に、集約準備部21は、搬送車情報32(図8)を参照して、被集約棚A001、A002及びA003並びに集約棚A011を、それぞれの現在の位置から集約ステーションに搬送する経路を決定する。このとき決定される経路は、例えば以下の条件を満たしている。
〈条件21〉その経路の起点は、搬送車の現在位置であること。
〈条件22〉その経路の終点は、集約ステーション(図4(a)の棚6aの位置)であること。
〈条件23〉その経路において、搬送車が実車となった後、搬送対象の棚以外の棚が配置されているマス目を通過しないこと。
〈条件24〉複数の経路の候補のうち、その経路の起点から終点までの長さが最短であること。
〈条件25〉条件24で差がつかない場合、複数の経路の候補のうち、空車としての搬送車が棚の下を通過するマス目の数が最小であること。
ステップS208において、倉庫管理装置1の集約部22は、搬送指示を搬送車に送信する。具体的には、集約部22は、ステップS207の“第1”において決定したすべての搬送車に、ステップS207の“第2”において決定した経路を含む搬送指示を送信する。すると、被集約棚及び集約棚が、集約ステーション5に到着する。
ステップS209において、集約部22は、集約指示を送信する。具体的には、集約部22は、ステップS206において作成した集約情報35(図11)のレコードを、集約指示として、集約ロボット51a及び51b(又は62)に送信する。集約ロボットに代替して集約作業員5bが集約ステーション5にいる場合、集約部22は、ステップS206において作成した集約情報35のレコードを、表示装置9に送信する。その後、集約ロボット又は集約作業員は、集約作業を完了する。
ステップS210において、集約部22は、棚を戻す搬送車及び経路を決定する。本実施形態においては、集約部22は、棚を戻す搬送車として、ステップS207の“第1”において決定した搬送車を決定する。集約部22は、棚を戻す経路として、ステップS207の“第2”において決定した経路の起点及び終点を入れ替えた経路を決定する。
ステップS211において、集約部22は、搬送指示を搬送車に送信する。具体的には、集約部22は、ステップS210において決定したすべての搬送車に、ステップS210において決定した経路を含む搬送指示を送信する。すると、被集約棚及び集約棚が、例えば、元の位置に戻る。その後、処理手順を終了する。
(変形例1:親和率が高い又は低い物品の集約)
ステップS201において、集約準備部21は、ユーザが所定のカテゴリ及び/又は所定の親和条件を入力するのを受け付けてもよい。カテゴリとは、前記したように、物品の属性が属する多次元空間内の所定の領域である。集約準備部21は、受け付けたカテゴリに基づき物品情報33(図9)を参照し、そのカテゴリに属する物品を抽出できる。
親和条件とは、例えば“その物品の物品B001に対する親和率が所定の閾値以上であること”又は“その物品の物品B001に対する親和率が所定の閾値以下であること”である。集約準備部21は、受け付けた親和条件に基づき物品情報33(図9)を参照し、その親和条件を満たす物品を抽出できる。集約準備部21は、カテゴリ及び親和条件の両者に基づき、又は、いずれか一方に基づき、集約すべき物品を抽出できる。
(変形例2:充填率が低い棚の集約)
ステップS201において、集約準備部21は、ユーザが充填率の所定の閾値を入力するのを受け付けてもよい。ここでの閾値は、例えば、“2/9=22.2%”である。集約準備部21は、受け付けた閾値に基づき棚情報31(図7)を参照し、その閾値以下の充填率を有する棚を複数抽出できる。このとき、抽出された棚にどのような物品が格納されているかは問われない。集約準備部21は、抽出した複数の棚のうち、1つを集約棚として他のすべてを被集約棚としてもよいし、すべてを被集約棚として全く別の空の棚を集約棚としてもよい。
(変形例3:処理手順開始の契機)
ステップS201において、集約準備部21は、ユーザによる操作を契機とするまでもなく、自動的に処理手順を開始することもできる。集約準備部21は、予め“自動開始条件”をユーザが入力するのを受け付けておく。自動開始条件の例は、例えば以下の通りである。
・直近の過去1週間の出荷率が○○以上になった物品が◎◎種類以上発生した場合、当該◎◎種類の物品を空の棚に集約する。
・物品◎◎に対する親和率が□□以上になった物品が■■種類以上発生した場合、当該■■種類の物品を空の棚に集約する。
・充填率が○○以下になった棚が◎◎個以上発生した場合、それらの棚に格納されている物品を、それらの棚のうちの1つ又は他の空の棚に集約する。
(変形例4:搬送車による経路作成)
前記では、倉庫管理装置1が経路を決定することとした。しかしながら、搬送車が自身で経路を決定してもよい。
(本実施形態の効果)
本実施形態の倉庫管理装置の効果は以下の通りである。
(1)倉庫管理装置は、ピッキングにおけるヒット率を向上させる。
(2)倉庫管理装置は、物品の出荷率等に基づき、物品をある棚に集約できる。
(3)倉庫管理装置は、空の棚に物品を集約することができる(多種類の物品の集約)。
(4)倉庫管理装置は、物品の出荷実績又は出荷予測に基づき、物品をある棚に集約できる。
(5)倉庫管理装置は、2つの棚間で物品を入れ替えることができる(搬送コスト等の節約)。
(6)倉庫管理装置は、集約された棚をピッキングステーションの近辺に搬送できる。
なお、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施例は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 倉庫管理装置
4 ピッキングステーション
5 集約ステーション
5b 集約作業員(集約作業主体)
6 棚
7 搬送車(搬送ロボット)
11 中央制御装置
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置
15 補助記憶装置
16 通信装置
21 集約準備部
22 集約部
31 棚情報
32 搬送車情報
33 物品情報
34 注文情報
35 集約情報
51a、51b、62 集約ロボット(集約作業主体)

Claims (21)

  1. 容器に格納されている物品の出荷率を算出し、前記出荷率に基づいて複数の前記容器を決定する集約準備部と、
    前記物品を1つの前記容器に集約する集約ステーションに、前記決定した複数の容器を搬送する旨の搬送指示を搬送ロボットに送信する集約部と、
    を備え
    前記集約準備部は、
    直近の過去の出荷率が予めユーザにより入力された値以上になった前記物品の種類が予めユーザにより入力された数以上発生した場合に、前記出荷率に基づいて複数の前記容器を決定すること、
    特徴とする倉庫管理装置。
  2. 前記集約準備部は、
    前記集約ステーションにおいて、第一の容器から第二の容器へと前記物品を移動する集約指示を作成し、
    前記集約部は、
    前記集約ステーションにおいて前記集約指示が実行された後に、前記集約ステーションからピッキング作業を行うためのピッキングステーションへと前記第二の容器を搬送する搬送指示を前記搬送ロボットに送信すること、
    を特徴とする請求項1に記載の倉庫管理装置。
  3. 前記集約準備部は、
    前記出荷率が所定の基準を満たす程度に高い又は低い物品を格納する複数の前記容器を決定し、
    ある前記容器から他の前記容器に前記物品を移動する旨の集約指示を作成し、
    前記集約部は、
    前記集約ステーションに位置する集約作業主体に、前記集約指示を送信すること、
    を特徴とする請求項1に記載の倉庫管理装置。
  4. 前記集約準備部は、
    前記決定した容器以外の容器を、前記物品を集約する容器として決定すること、
    を特徴とする請求項に記載の倉庫管理装置。
  5. 前記出荷率は、
    前記物品の出荷実績又は出荷予測に基づくこと、
    を特徴とする請求項に記載の倉庫管理装置。
  6. 前記集約準備部は、
    2つの容器間で前記物品を入れ替える前記集約指示を作成すること、
    を特徴とする請求項に記載の倉庫管理装置。
  7. 前記集約部は、
    前記物品を集約した前記容器を、所定の位置に連続して並べる旨の搬送指示を前記搬送ロボットに送信すること、
    を特徴とする請求項に記載の倉庫管理装置。
  8. 前記集約部は、
    前記容器が格納する物品の出荷率が高い順に、注文に係る前記物品を取り出すためのピッキングステーションからの距離が近い位置に前記容器を並べる旨の搬送指示を前記搬送ロボットに送信すること、
    を特徴とする請求項に記載の倉庫管理装置。
  9. 容器に格納されている物品が同時に注文される程度を示す親和率に基づいて複数の前記容器を決定する集約準備部と、
    前記物品を1つの前記容器に集約する集約ステーションに、前記決定した複数の容器を搬送する旨の搬送指示を搬送ロボットに送信する集約部と、
    を備え
    前記集約準備部は、
    他の物品に対する親和率が予めユーザにより入力された値以上になった前記物品の種類が予めユーザにより入力された数以上発生した場合に、前記親和率に基づいて複数の前記容器を決定すること、
    特徴とする倉庫管理装置。
  10. 前記集約準備部は、
    前記集約ステーションにおいて、第一の容器から第二の容器へと前記物品を移動する集約指示を作成し、
    前記集約部は、
    前記集約ステーションにおいて前記集約指示が実行された後に、前記集約ステーションからピッキング作業を行うためのピッキングステーションへと前記第二の容器を搬送する搬送指示を前記搬送ロボットに送信すること、
    を特徴とする請求項9に記載の倉庫管理装置。
  11. 前記集約準備部は、
    前記親和率が所定の基準を満たす程度に高い又は低い物品を格納する複数の前記容器を決定し、
    ある前記容器から他の前記容器に前記物品を移動する旨の集約指示を作成し、
    前記集約部は、
    前記集約ステーションに位置する集約作業主体に、前記集約指示を送信すること、
    を特徴とする請求項に記載の倉庫管理装置。
  12. 前記集約準備部は、
    前記決定した容器以外の容器を、前記物品を集約する容器として決定すること、
    を特徴とする請求項11に記載の倉庫管理装置。
  13. 前記集約準備部は、
    2つの容器間で前記物品を入れ替える前記集約指示を作成すること、
    を特徴とする請求項12に記載の倉庫管理装置。
  14. 物品を格納している容器の充填率を算出し、前記充填率に基づいて複数の前記容器を決定する集約準備部と、
    前記物品を1つの前記容器に集約する集約ステーションに、前記決定した複数の容器を搬送する旨の搬送指示を搬送ロボットに送信する集約部と、
    を備え
    集約準備部は、
    充填率が予めユーザにより入力された値以下になった容器の数が予めユーザにより入力された数以上発生した場合に、前記充填率に基づいて複数の前記容器を決定すること、
    特徴とする倉庫管理装置。
  15. 前記集約準備部は、
    前記充填率が所定の基準を満たす程度に低い複数の前記容器を決定し、
    ある前記容器から他の前記容器に前記物品を移動する旨の集約指示を作成し、
    前記集約部は、
    前記集約ステーションに位置する集約作業主体に、前記集約指示を送信すること、
    を特徴とする請求項14に記載の倉庫管理装置。
  16. 前記集約準備部は、
    前記決定した容器以外の容器を、前記物品を集約する容器として決定すること、
    を特徴とする請求項15に記載の倉庫管理装置。
  17. 前記集約作業主体は、
    前記物品を1つの前記容器に集約するロボットであること、
    を特徴とする請求項11又は15のいずれか1項に記載の倉庫管理装置。
  18. 倉庫管理装置の集約準備部は、
    容器に格納されている物品の出荷率を算出し、前記出荷率に基づいて複数の前記容器を決定し、
    前記倉庫管理装置の集約部は、
    前記物品を1つの前記容器に集約する集約ステーションに、前記決定した複数の容器を搬送する旨の搬送指示を搬送ロボットに送信し、
    前記集約準備部は、
    直近の過去の出荷率が予めユーザにより入力された値以上になった前記物品の種類が予めユーザにより入力された数以上発生した場合に、前記出荷率にもとづいて複数の前記容器を決定すること、
    を特徴とする倉庫管理装置の倉庫管理方法。
  19. 前記集約準備部は、
    前記集約ステーションにおいて、第一の容器から第二の容器へと前記物品を移動する集約指示を作成し、
    前記集約部は、
    前記集約ステーションにおいて前記集約指示が実行された後に、前記集約ステーションからピッキング作業を行うためのピッキングステーションへと前記第二の容器を搬送する搬送指示を前記搬送ロボットに送信すること、
    を特徴とする請求項18に記載の倉庫管理装置の倉庫管理方法。
  20. 倉庫管理装置と、搬送ロボットと、を備える倉庫管理システムであって、
    前記倉庫管理装置は、
    容器に格納されている物品の出荷率を算出し、前記出荷率に基づいて複数の前記容器を決定する集約準備部と、
    前記物品を1つの前記容器に集約する集約ステーションに、前記決定した複数の容器を搬送する旨の搬送指示を搬送ロボットに送信する集約部と、
    を備え
    前記集約準備部は、
    直近の過去の出荷率が予めユーザにより入力された値以上になった前記物品の種類が予めユーザにより入力された数以上発生した場合に、前記出荷率にもとづいて複数の前記容器を決定すること、
    特徴とする倉庫管理システム。
  21. 前記集約準備部は、
    前記集約ステーションにおいて、第一の容器から第二の容器へと前記物品を移動する集約指示を作成し、
    前記集約部は、
    前記集約ステーションにおいて前記集約指示が実行された後に、前記集約ステーションからピッキング作業を行うためのピッキングステーションへと前記第二の容器を搬送する搬送指示を前記搬送ロボットに送信すること、
    を特徴とする請求項20に記載の倉庫管理システム。
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