JP2021172468A - ピッキングシステム及びピッキング作業の制御方法 - Google Patents

ピッキングシステム及びピッキング作業の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セット品に関するピッキング作業の効率化を実現する。【解決手段】ピッキングシステムは、管理部と、搬送ロボットを制御するコントローラと、を備え、二種以上の少なくとも一つの物品から構成されるセット品のマスタ情報であるセット品マスタ情報と、棚に保管される物品の在庫を管理するための在庫情報と、を保持し、管理部は、セット品を生成するためのピッキング作業の実行契機を検知した場合、セット品マスタ情報を参照してセット品を構成する物品を特定し、在庫情報を参照して特定された物品が保管される前記棚を特定し、セット品を生成するためのピッキング作業における特定された棚の搬送経路を決定し、コントローラに決定された搬送経路の情報を送信し、コントローラは、決定された搬送経路の情報に基づいて、搬送ロボットを制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、ピッキング作業を制御するシステムに関する。
荷物の搬送作業を担う搬送ロボットは、無人搬送車又はAGV(Automatic Guided Vehicle)と呼ばれる。搬送ロボットは、倉庫、工場、及び港湾等の施設内で広く導入されている。
また、近年の顧客ニーズの多様化を受けて、通信販売用の倉庫のように、多種少量の物品を扱う倉庫が増加している。倉庫において行われる作業の一つとしてピッキング作業がある。ピッキング作業では、主に、物品の出荷及び検品等を行うために、保管棚から物品を取り出す作業が行われる。なお、物品の搬入及び棚間の物品の入替えもピッキング作業に含まれる。
ピッキング作業では、必要な物品が保管された棚を探し、取り出す作業に要する時間及び人員コストがかかる。そのため、ピッキング作業の自動化が求められている。例えば、ピッキング作業の自動化を実現する技術として特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1には、「倉庫に格納された物品をピッキングするロボットと、物品が格納された格納棚を搬送する搬送車と、ロボット及び搬送車と通信する管理計算機と、を有するピッキングシステムであって、倉庫は、ロボット作業エリアと人作業エリアとを含み、搬送車は、格納棚をロボット作業エリアに搬送し、ロボットは、格納棚に格納された物品のうち、作業員によるピッキングが可能でない位置に格納された物品を、作業員によるピッキングが可能な位置に移動し、ロボットによる物品の移動が終了すると、搬送車は、格納棚をロボット作業エリアから人作業エリアに搬送し、管理計算機は、ロボットが移動した物品のピッキングを作業員に指示する情報を出力する。」と記載されている。
特開2019−137543号公報
複数の物品から構成されるセット品を出荷等するためのピッキング作業を行う場合、セット品を構成する複数の物品を保管した棚を特定し、各棚から物品を取得する必要がある。しかし、従来技術では、セット品という単位で物品を管理していないため、人手でセット品を構成する物品を保管する棚を特定し、棚から物品を取得する必要がある。そのため、セット品に関するピッキング作業の効率化に課題がある。
本発明は、セット品に関するピッキング作業の効率化を実現可能なピッキングシステム及び制御方法を提供する。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、倉庫において管理される物品のピッキング作業を制御するピッキングシステムであって、前記倉庫は、前記物品を保管する複数の棚、前記棚を搬送する少なくとも一つの搬送ロボット、及び前記搬送ロボットによって搬送された前記棚に対してピッキング作業を行うための少なくとも一つのピッキングステーションを含み、前記ピッキングシステムは、ピッキング作業を制御する管理部と、前記搬送ロボットを制御するコントローラと、を備え、二種以上の少なくとも一つの物品から構成されるセット品を管理するためのセット品マスタ情報と、前記複数の棚の各々に保管される物品の在庫を管理するための在庫情報と、を保持し、前記管理部は、第1セット品を生成するためのピッキング作業の実行契機を検知した場合、前記セット品マスタ情報を参照して、前記第1セット品を構成する物品を特定し、前記在庫情報を参照して、前記特定された物品が保管される前記棚を特定し、前記第1セット品を生成するためのピッキング作業における前記特定された棚の搬送経路を決定し、前記コントローラに、前記決定された搬送経路の情報を送信し、前記コントローラは、前記決定された搬送経路の情報に基づいて、前記搬送ロボットを制御する。
本発明によれば、セット品に関するピッキング作業の効率化を実現できる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
実施例1のピッキングシステムの構成の一例を示す図である。 実施例1の倉庫の一例を示す斜視図である。 実施例1の倉庫の一例を示す平面図である。 実施例1の商品マスタ情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1のセット品マスタ情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1の在庫情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1の制御システムが実行する、セット品のピッキング作業を行うための作業データの生成処理を説明するフローチャートである。 実施例1の入出庫管理部が実行する処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例1の搬送車コントローラが実行する処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例1の棚の移動経路の一例を説明する図である。 実施例1の棚の移動経路の一例を説明する図である。 実施例1の棚の移動経路の一例を説明する図である。 実施例1の棚の移動経路の一例を説明する図である。 実施例1の棚の移動経路の一例を説明する図である。 実施例2のピッキングシステムの構成の一例を示す図である。 実施例2のセット品在庫情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例2の入出庫管理部が実行する、セット品のピッキング作業を行うための作業データの生成処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。ただし、本発明は以下に示す実施例の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。
以下に説明する発明の構成において、同一又は類似する構成又は機能には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」等の表記は、構成要素を識別するために付するものであり、必ずしも、数又は順序を限定するものではない。
図面等において示す各構成の位置、大きさ、形状、及び範囲等は、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、及び範囲等を表していない場合がある。したがって、本発明では、図面等に開示された位置、大きさ、形状、及び範囲等に限定されない。
図1は、実施例1のピッキングシステムの構成の一例を示す図である。
ピッキングシステムは、制御システム100、搬送車コントローラ101、搬送車102、及びピッキング指示装置103から構成される。
搬送車102及びピッキング指示装置103は、物品の搬入、物品の搬出、及び棚間の物品の入替えの少なくともいずれかのピッキング作業が行われる倉庫200(図2参照)に配置される。制御システム100及び搬送車コントローラ101は、倉庫200に配置されてもよいし、倉庫200とは異なる場所に配置されてもよい。
制御システム100は、ネットワークを介して搬送車コントローラ101と接続する。搬送車コントローラ101は、ネットワークを介して搬送車102と接続する。
ネットワークは、例えば、LAN(Local Area Network)及びWAN(Wide Area Network)等である。ネットワークの接続方式は有線又は無線のいずれでもよい。
なお、ピッキングシステムに含まれる搬送車コントローラ101及び搬送車102の各々の数は二つ以上でもよい。
制御システム100は、ピッキングシステム全体を制御する。制御システム100は、少なくとも一つの計算機110から構成される。
計算機110は、演算装置121、記憶装置122、及び通信装置123を有する。
演算装置121は、プロセッサ、GPU(Graphics Processing Unit)、及びFPGA(Field Programmable Gate Array)等であり、記憶装置122に格納されるプログラムを実行する。演算装置121がプログラムにしたがって処理を実行することによって、特定の機能を実現する機能部として動作する。以下の説明では、機能部を主語に処理を説明する場合、演算装置121が機能部を実現するプログラムを実行していることを示す。
記憶装置122は、メモリ等であり、演算装置121が実行するプログラム及びプログラムが使用する情報を格納する。記憶装置122は、プログラムが一時的に使用するワークエリアを含む。
通信装置123は、ネットワークを介して外部装置と通信する。通信装置123は、例えば、ネットワークインタフェースである。
記憶装置122は、入出庫管理部131を実現するプログラムを格納し、また、商品マスタ情報132、セット品マスタ情報133、及び在庫情報134を格納する。
商品マスタ情報132は、商品のマスタ情報である。商品マスタ情報132のデータ構造の詳細は図4を用いて説明する。
セット品マスタ情報133は、複数の商品から構成されるセット品のマスタ情報である。セット品マスタ情報133のデータ構造の詳細は図5を用いて説明する。
在庫情報134は、倉庫200内の棚230(図2参照)に保管された商品の在庫を管理するための情報である。在庫情報134のデータ構造の詳細は図6を用いて説明する。
なお、記憶装置122には、倉庫200におけるピッキングステーション220(図2参照)を管理するための情報等が格納されるが、省略している。
入出庫管理部131は、倉庫200に入出庫される物品を管理する。また、入出庫管理部131は、ピッキング作業の内容、作業を行うピッキングステーション220、ピッキング作業の対象となる棚230、棚230の配置場所及び移動順番等を決定し、決定された事項を含む作業データを生成する。作業データは、ピッキング作業を制御するための情報である。
搬送車コントローラ101は搬送車102を制御する。搬送車コントローラ101のハードウェア構成は計算機110と同一であるため説明を省略する。搬送車コントローラ101は、制御システム100からの指示に基づいて搬送車102を制御するための経路情報152を生成する。
搬送車102は、棚230の下部の隙間に入り、所定の位置で棚230を収納し、目標位置まで搬送する。搬送車102は、演算装置141、記憶装置142、通信装置143、駆動装置144、及びセンサ145を有する。演算装置141、記憶装置142、及び通信装置143は、演算装置121、記憶装置122、及び通信装置123と同様のハードウェアである。
駆動装置144は、モータ、及び駆動輪等、棚230の搬送するために用いられる装置である。センサ145は、搬送車102の周囲の状態を検知し、倉庫領域210(図2参照)における搬送車102の位置を特定するための装置である。センサ145は、例えば、カメラであり、床面300(図3参照)に設置されたマーカ310(図3参照)を読み取る。また、センサ145は、搬送車102と周囲の物体との間の距離を計測するセンサ(例えばレーザ距離センサ)でもよい。搬送車102は、センサ145を用いて読み取ったマーカ310に基づいて自己位置を特定し、又は、センサ145を用いて計測した周辺環境の形状データと地図との照合によって自己位置を特定する。
記憶装置142は、駆動制御部151を実現するプログラムを格納し、また、経路情報152を格納する。なお、記憶装置142には、搬送車102が移動可能な空間を管理するための地図情報が格納されてもよい。
経路情報152は、棚230の搬送経路の情報である。駆動制御部151は、経路情報152に基づいて棚230を搬送する。
ピッキング指示装置103は、作業員に、作業順序及びピッキング作業の内容等、ピッキング作業に関する指示を出力する装置である。ピッキング指示装置103は、例えば、プロジェクションマッピングを表示する表示装置である。ピッキング指示装置103は、ピッキング作業の順序にしたがって、対象の棚230にピッキング作業の内容等を示すプロジェクションマッピングを表示する。
図2は、実施例1の倉庫200の一例を示す斜視図である。図3は、実施例1の倉庫200の一例を示す平面図である。
倉庫200は、金網等の壁で囲まれたゾーンを含む。図2では、倉庫200に一つのゾーンが設けられているものとする。一つのゾーンは倉庫領域210及びピッキング領域211を含む。
倉庫領域210は、搬送車102及び棚230が配置される領域である。なお、倉庫領域210は作業空間と言い換えてもよい。ピッキング領域211は、作業員が棚230に対するピッキング作業を行うための領域である。倉庫領域210及びピッキング領域211の境界には、ピッキング作業を行うピッキングステーション220が設けられている。実施例1では、ピッキング領域211に存在するピッキングステーション220−1と、ピッキング領域211及び倉庫領域210にまたがって存在するピッキングステーション220−2とが存在する。なお、ピッキングステーション220でのピッキング作業は作業員が行ってもよいし、専用のピッキングロボットが行ってもよい。実施例1では、作業員がピッキングステーション220でピッキング作業を行うものとする。
棚230は、物品の収納又は取出を行うための入出庫口を有する。本実施例では、複数の棚230から構成される棚230の集合を「棚のブロック」と記載する。
搬送車102は、経路情報152に基づいて、棚のブロックから目的の棚230を取り出して、ピッキングステーション220まで搬送する。また、搬送車102は、経路情報152に基づいて、ピッキングステーション220から棚のブロックに棚230を搬送する。
ゾーンを形成する倉庫200の床面300には、床面300の位置を示すマーカ310が付されている。図3では、床面300には一つのマーカ310のみが付されているが、実際には複数のマーカ310が付されている。
搬送車102は、マーカ310を検知するためのカメラを搭載する。当該カメラはセンサ145の一例である。
図4は、実施例1の商品マスタ情報132のデータ構造の一例を示す図である。
商品マスタ情報132は、商品名401、商品ID402、及び単位403から構成されるエントリを格納する。一つの商品に対して一つのエントリが存在する。
商品名401は、商品の名称を格納するフィールドである。商品ID402は、商品の識別情報を格納するフィールドである単位403は、商品の数を計測するときの単位を格納するフィールドである。
なお、図4に示す商品マスタ情報132は一例であってこれに限定されない。例えば、商品の大きさ及び性質等に関するフィールドを含んでもよい。
図5は、実施例1のセット品マスタ情報133のデータ構造の一例を示す図である。
セット品マスタ情報133は、セット品ID501及び商品502から構成されるエントリを格納する。一つのセット品に対して一つのエントリが存在する。
セット品ID501は、セット品の識別情報を格納するフィールドである。商品502は、セット品を構成する商品の情報を格納するフィールドである。商品502には、商品ID511及び数量512から構成される行が、セット品を構成する商品の数だけ存在する。商品ID511は、セット品を構成する物品の識別情報を格納するフィールドである。商品ID511は商品ID402と同一のフィールドである。数量512はセット品を構成する商品の数量を格納するフィールドである。
図6は、実施例1の在庫情報134のデータ構造の一例を示す図である。
在庫情報134は、エリアID601、番地ID602、棚ID603、間口ID604、商品ID605、及び数量606から構成されるエントリを格納する。ゾーン、棚、及び商品(物品)の組合せに対して一つのエントリが存在する。
エリアID601は、ゾーンの識別情報を格納するフィールドである。番地ID602は、ゾーンにおける棚230の位置、すなわち、マーカ310の情報を格納するフィールドである。棚ID603は、棚230の識別情報を格納するフィールドである。間口ID604は、棚230の間口の識別番号等、棚230に保管された商品の位置を示す情報を格納するフィールドである。商品ID605は、商品ID402と同一のフィールドである。数量606は、棚230に終了される商品の数を格納するフィールドである。
なお、図6に示す在庫情報134は一例であってこれに限定されない。例えば、棚230の入出庫口の方向に関するフィールドを含んでもよい。
図7は、実施例1の制御システム100が実行する、セット品のピッキング作業を行うための作業データの生成処理を説明するフローチャートである。
制御システム100は、セット品の出荷等の指示を、セット品のピッキング作業の実行イベントとして検知した場合、以下で説明する処理を実行する。
指示には、エリアの識別情報、ピッキングステーション220の識別情報、及びセット品の識別情報を含む。なお、複数のセット品の出荷等を行う場合、指示には、セット品の識別情報及びセット品のピッキング作業の順番から構成される組が複数含まれる。
入出庫管理部131は、セット品のループ処理を開始する(ステップS101)。具体的には、入出庫管理部131は、指示に含まれるセット品の識別情報を一つ選択する。以下の説明では、選択された識別情報に対応するセット品をターゲットセット品と記載する。
次に、入出庫管理部131は、ターゲットセット品を構成する商品を特定する(ステップS102)。
具体的には、入出庫管理部131は、セット品マスタ情報133を参照し、セット品ID501にターゲットセット品の識別情報が格納されるエントリを検索する。入出庫管理部131は、検索されたエントリの商品502に基づいて、ターゲットセット品を構成する商品を特定する。以下の説明では、特定された商品をターゲット商品と記載する。
次に、入出庫管理部131は、ターゲット商品を保管する棚230を特定する(ステップS103)。
具体的には、入出庫管理部131は、在庫情報134を参照し、エリアID601にエリアの識別情報が格納され、かつ、商品ID605にターゲット商品の識別情報が格納されるエントリを検索する。入出庫管理部131は、ターゲット商品の識別情報、並びに検索されたエントリの番地ID602及び棚ID603を対応づけたエントリを、棚リストに登録する。棚リストは、セット品毎に生成され、特定された棚230の数だけエントリを含む。以下の説明では、ターゲット商品を保管する棚230をターゲット棚230と記載する。
次に、入出庫管理部131は、作業対象の全てのセット品について処理が完了したか否かを判定する(ステップS104)。
作業対象の全てのセット品について処理が完了していない場合、入出庫管理部131は、ステップS101に戻り、同様の処理を実行する。
作業対象の全てのセット品について処理が完了した場合、入出庫管理部131は、セット品ペアのループ処理を開始する(ステップS105)。
具体的には、入出庫管理部131は、セット品のピッキング作業の順番に基づいて、セット品ペアを生成する。入出庫管理部131はセット品ペアを一つ選択する。以下の説明では、選択されたセット品のペアをターゲットセット品ペアと記載する。
例えば、セット品(A001)、セット品(A005)、セット品(A006)の順にピッキング作業を行う場合、入出庫管理部131は、セット品(A001)及びセット品(A005)のセット品ペア、セット品(A005)及びセット品(A006)のセット品ペアを生成する。
なお、作業対象のセット品が一つの場合、ステップS105からステップS108の処理は省略される。
入出庫管理部131は、ターゲットセット品ペアを構成する各セット品の棚リストを参照し、二つのセット品のターゲット棚230の中に同一の棚230が存在するか否かを判定する(ステップS106)。以下の説明では、二つのセット品のターゲット棚230の中の同一の棚230を共通棚230と記載する。
共通棚230が存在しない場合、入出庫管理部131はステップS108に進む。
共通棚230が存在する場合、入出庫管理部131は、処理順が先のセット品の棚リストを参照し、共通棚230のエントリに連続フラグを付与する(ステップS107)。その後、入出庫管理部131はステップS108に進む。連続フラグは任意の値である。
ステップS108では、全てのセット品ペアについて処理が完了したか否かを判定する(ステップS108)。
全てのセット品ペアについて処理が完了していない場合、入出庫管理部131は、ステップS105に戻り、同様の処理を実行する。
全てのセット品ペアについて処理が完了した場合、入出庫管理部131は、各セット品の棚リストに基づいて、各セット品のピッキング作業の作業データを生成する(ステップS109)。具体的には、以下のような処理が実行される。
(S109−1)入出庫管理部131は、ピッキングステーション220の形状に基づいて棚230を配置可能な領域を特定する。
(S109−2)入出庫管理部131はセット品を一つ選択する。このとき、入出庫管理部131は、ピッキング作業の実行順にセット品を選択する。
(S109−3)入出庫管理部131は、棚リストに登録されている各ターゲット棚230について、現在の配置場所から領域へ移動させるための搬送用経路を生成する。具体的には、入出庫管理部131は、領域に対するターゲット棚230の経路(配置場所及び移動順番)をシミュレーションする。
(S109−4)入出庫管理部131は、棚リストに登録されている各ターゲット棚230について、ピッキング作業が終了した後の返却用経路を生成する。入出庫管理部131は、ターゲット棚230を領域から元の配置場所へ移動させる経路(配置場所及び移動順番)をシミュレーションする。
なお、共通棚230が存在する場合、入出庫管理部131は、異なるセット品のピッキング作業が連続して行える経路を生成する。例えば、棚230の配列の最後尾に共通棚230を移動させる経路、又は、予め設定された待機エリアに移動させる経路が生成される。棚リストに登録されている棚230が共通棚230であるか否かは連続フラグの有無に基づいて判定される。
なお、ピッキング作業が終了したターゲット棚230は、搬送前の配置場所とは異なる配置場所に移動させてもよい。
(S109−5)入出庫管理部131は、搬送用経路及び返却用経路のシミュレーション結果に基づいて、ターゲット棚230の移動コストを算出する。移動コストは、例えば、ターゲット棚230の移動距離及び作業時間を乗算した値の合計値として算出できる。
(S109−6)入出庫管理部131は、移動コストに基づいて、ターゲット棚230の配送用経路及び返却用経路を決定する。例えば、入出庫管理部131は、搬送用経路及び返却用経路の各々の移動コストの合計値が最小となる配送用経路及び返却用経路の組合せを選択する。
(S109−7)入出庫管理部131は、棚リストに登録された各ターゲット棚230に対するピッキング作業の内容を決定する。例えば、ターゲット棚230から取り出す商品の種別及び数、商品を取り出す間口等が決定される。
(S109−8)入出庫管理部131は、ピッキングステーション220の識別情報、各ターゲット棚230の搬送用経路及び返却用経路、並びに、各ターゲット棚230のピッキング作業の内容を含む、セット品のピッキング作業の作業データを生成する。
(S109−9)入出庫管理部131は、作業対象の全てのセット品について処理が完了したか否かを判定する。作業対象の全てのセット品について処理が完了していない場合、入出庫管理部131は、(S109−2)に戻り、同様の処理を実行する。作業対象の全てのセット品について処理が完了した場合、入出庫管理部131はステップS109の処理を終了する。
なお、移動コスト以外の指標を用いて棚230の搬送用経路及び返却用経路が決定されてもよい。以上が、ステップS109の処理の説明である。
入出庫管理部131は、作業データに基づいて、ピッキング作業の制御を開始する。図8は、実施例1の入出庫管理部131が実行する処理の一例を説明するフローチャートである。
入出庫管理部131は、セット品の作業データのループ処理を開始する(ステップS201)。具体的には、入出庫管理部131は、ピッキング作業の実行順に、セット品の作業データを選択する。
次に、入出庫管理部131は、セット品の作業データに含まれる各ターゲット棚230の搬送用経路の情報に基づいて第1棚搬送情報を生成し、各ターゲット棚230の返却用経路の情報に基づいて第2棚搬送情報を生成し、第1棚搬送情報及び第2棚搬送情報を搬送車コントローラ101に送信する(ステップS202)。また、入出庫管理部131は、セット品の作業データに基づいて、作業員にピッキング作業の内容等を提示するための指示情報を生成し、作業員の端末、又は、ピッキング指示装置103等に指示情報を送信する(ステップS203)。
第1棚搬送情報及び第2棚搬送情報には、棚230の識別情報、開始番地、終了番地、及び移動順番等が含まれる。
入出庫管理部131は、搬送車コントローラ101からセット品のピッキング作業の完了通知を受信した場合(ステップS204)、全てのセット品のピッキング作業が完了したか否かを判定する(ステップS205)。すなわち、全てのセット品の作業データについて処理が完了したか否かが判定される。
全てのセット品のピッキング作業が完了していない場合、入出庫管理部131は、ステップS201に戻り、同様の処理を実行する。全てのセット品のピッキング作業が完了した場合、入出庫管理部131は、ピッキング作業の制御を終了する。
図9は、実施例1の搬送車コントローラ101が実行する処理の一例を説明するフローチャートである。
搬送車コントローラ101は、棚搬送情報を受信した場合、以下で説明する処理を開始する。
搬送車コントローラ101は、第1棚搬送情報、搬送車102の位置、棚230の位置に基づいて棚230の経路情報152を生成し、経路情報152を搬送車102に送信する(ステップS301)。その後、搬送車コントローラ101は待ち状態に移行する。
この時点では、棚230をピッキングステーション220に移動させるための経路情報152が生成される。なお、一度に全ての棚230をピッキングステーション220に移動できない場合、搬送車コントローラ101は、所定の数の棚230の経路情報152を生成する。
作業員は、ピッキングステーション220にて、搬送された棚230からセット品を構成する商品を取得する。作業員は、搬送された棚230から取得した商品を所定の棚に保管する。セット品を構成する商品を保管する棚は、倉庫領域210の棚230でもよいし、専用の仕分け棚でもよい。作業が完了した場合、作業員は、端末等を用いて作業の完了を通知する。当該通知には棚230の識別情報が含まれる。
搬送車コントローラ101は、作業の完了通知を受信した場合(ステップS302)、第2棚搬送情報、搬送車102の位置、棚230の位置に基づいて、作業が完了した棚230の経路情報152を生成し、経路情報152を搬送車102に送信する(ステップS303)。
作業が完了した棚230が共通棚230である場合、現在の棚230の配列の最後の位置、又は、予め設定された待機エリアに、棚230を移動させるための経路情報152が生成される。
このとき、作業が終了した棚230の移動に伴って移動させる必要がある棚230が存在する場合、搬送車コントローラ101は、当該棚230の経路情報152を生成し、経路情報152を搬送車102に送信してもよい。また、搬送対象であって、まだ、ピッキングステーション220に移動していない棚230が存在する場合、搬送車コントローラ101は、第1棚搬送情報に基づいて、当該棚230をピッキングステーション220に移動させるための経路情報152を生成し、経路情報152を搬送車102に送信してもよい。
次に、搬送車コントローラ101は、セット品のピッキング作業が完了したか否かを判定する(ステップS304)。具体的には、搬送車コントローラ101は、搬送対象の全ての棚230の作業完了通知を受信したか否かを判定する。
セット品のピッキング作業が完了していない場合、搬送車コントローラ101は、待ち状態に移行し、ステップS302に戻る。
セット品のピッキング作業が完了した場合、搬送車コントローラ101は制御システム100にピッキング作業の完了通知を送信し(ステップS305)、処理を終了する。
なお、倉庫領域210の棚230を、セット品を構成する商品を保管する棚として用いている場合、搬送車コントローラ101は、当該棚230を所定の位置に移動させるための経路情報152を生成してもよい。
図10A、図10B、及び図10Cは、実施例1の棚230の移動経路の一例を説明する図である。図11A及び図11Bは、実施例1の棚230の移動経路の一例を説明する図である。
図10A、図10B、及び図10Cは、ピッキングステーション220−1に対する移動経路の一例を示す。図11A及び図11Bは、ピッキングステーション220−2に対する移動経路の一例を示す。
まず、ピッキングステーション220−1に対する移動経路について説明する。ピッキングステーション220−1の場合、一方向からピッキング作業が行われる。
ここで、商品(a)、商品(b)、商品(c)から構成されるセット品(A)と、商品(a)、商品(d)、商品(e)、商品(f)から構成されるセット品(B)を例に移動経路について説明する。
作業対象がセット品(A)のみである場合、図10Aに示すような配置及び移動経路となる。棚230のアルファベットは商品の識別情報を表す。また、斜線の矢印は、他の棚230の作業終了に伴う棚230の移動経路を示す。白の矢印は、ピッキング作業が終了した後の棚230の移動経路(返却用経路)を示す。
作業対象がセット品(A)及びセット品(B)である場合、図10B及び図10Cに示すような配置及び移動経路となる。商品(a)を保管した棚230は共通棚230であるため、セット品(A)及びセット品(B)のピッキング作業が効率的に行えるような経路となっている。なお、移動コストに基づいて、図10B及び図10Cに示す初期配置(搬送用経路)のどちらを採用するかが決定される。
ピッキングステーション220−2に対する移動経路について説明する。ピッキングステーション220−2の場合、三方向からピッキング作業が行われる。
作業対象がセット品(A)のみである場合、図11Aに示すような配置及び移動経路となる。
作業対象がセット品(A)及びセット品(B)である場合、図11Bに示すような配置及び移動経路となる。商品(a)を保管した棚230は共通棚230であるため、セット品(A)及びセット品(B)のピッキング作業が効率的に行えるような経路となっている。
実施例1によれば、セット品を構成する商品を保管する棚230をピッキングステーション220に一度に配置することによって、セット品の生成するためのピッキング作業を効率的に行うことができる。さらに、複数のセット品間で共通する棚230の配置を制御することによって、複数のセット品を生成するためのピッキング作業を効率的に行うことができる。
実施例2の制御システム100は、セット品を構成する一部の商品が不足している擬セット品を用いてセット品を生成するためのピッキング作業を支援する。以下、実施例1との差異を中心に実施例2について説明する。
図12は、実施例2のピッキングシステムの構成の一例を示す図である。
ピッキングシステムの構成は実施例1と同一である。実施例2の搬送車コントローラ101、搬送車102、及びピッキング指示装置103のハードウェア構成及びソフトウェア構成は実施例1と同一である。
実施例2の制御システム100のハードウェア構成は実施例1と同一である。実施例2では、制御システム100のソフトウェア構成が一部異なる。具体的には、記憶装置122には、棚230に保管されるセット品を管理するためのセット品在庫情報135が格納される。
実施例2の倉庫200には、セット品を保管するための棚230が含まれる点が実施例1と異なる。当該棚230には返品されたセット品も保管される。返品されたセット品の中には、一部の商品が不足しているセット品が含まれる。以下の説明では、一部の商品が不足しているセット品を擬セット品と記載する。
図13は、実施例2のセット品在庫情報135のデータ構造の一例を示す図である。
セット品在庫情報135は、棚230に保管されるセット品の在庫を管理するための情報であり、エリアID1301、番地ID1302、棚ID1303、間口ID1304、セット品ID1305、及び欠品商品1306から構成されるエントリを格納する。ゾーン、棚、及びセット品の組合せに対して一つのエントリが存在する。
エリアID1301、番地ID1302、棚ID1303、及び間口ID1304は、エリアID601、番地ID602、棚ID603、及び間口ID604と同一のフィールドである。セット品ID1305はセット品ID501と同一のフィールドである。
欠品商品1306は、セット品を構成する商品の中で欠品している商品(欠品商品)の情報を格納するフィールド群である。欠品商品1306は、商品ID1311及び数1312を含む。商品ID1311は、欠品商品の識別情報を格納するフィールドである。数1312は、欠品商品の不足している数を格納するフィールドである。欠品商品1306には、商品ID1311及び数1312から構成される行が欠品商品の数だけ含まれる。なお、欠品商品が存在しない場合、欠品商品1306は空欄となる。
図14は、実施例2の入出庫管理部131が実行する、セット品のピッキング作業を行うための作業データの生成処理を説明するフローチャートである。
制御システム100は、擬セット品を用いたセット品の出荷等の指示を、セット品のピッキング作業の実行イベントとして検知した場合、以下で説明する処理を実行する。
当該指示には、エリアの識別情報、ピッキングステーション220の識別情報、及びセット品の識別情報を含む。なお、複数のセット品の出荷等を行う場合、指示には、セット品の識別情報及びセット品のピッキング作業の順番から構成される組が複数含まれる。
入出庫管理部131は、セット品のループ処理を開始する(ステップS401)。具体的には、入出庫管理部131は、指示に含まれるセット品の識別情報を一つ選択する。以下の説明では、選択された識別情報に対応するセット品をターゲットセット品と記載する。
次に、入出庫管理部131は、セット品在庫情報135を参照して、ターゲットセット品に対応する擬セット品を保管する棚を特定する(ステップS402)。
具体的には、入出庫管理部131は、セット品在庫情報135を参照し、エリアID1301にエリアの識別情報が格納され、セット品ID1305にターゲットセット品の識別情報が格納され、かつ、欠品商品1306が空欄でないエントリを検索する。入出庫管理部131は、検索されたエントリに、擬セット品識別情報を紐付けて第1棚リストに登録する。
次に、入出庫管理部131は、擬セット品のループ処理を開始する(ステップS403)。具体的には、入出庫管理部131は、第1棚リストから一つのエントリを選択する。
次に、入出庫管理部131は、擬セット品の欠品商品を特定する(ステップS404)。
具体的には、入出庫管理部131は、第1棚リストから選択されたエントリの欠品商品1306に基づいて欠品商品の種別及び数を特定する。入出庫管理部131は、欠品商品の種別及び数並びに擬セット品識別情報から構成されるエントリを欠品商品リストに登録する。
次に、入出庫管理部131は、在庫情報134を参照して、欠品商品を保管する棚230を特定する(ステップS405)。
具体的には、入出庫管理部131は、在庫情報134を参照し、エリアID601にエリアの識別情報が格納され、かつ、商品ID605に欠品商品の識別情報が格納されるエントリを検索する。入出庫管理部131は、欠品商品の識別情報、並びに検索されたエントリの番地ID602及び棚ID603を対応づけたエントリを、第2棚リストに登録する。なお、同一内容のエントリが既に存在する場合、エントリの登録は行われない。
次に、入出庫管理部131は、全ての擬セット品について処理が完了したか否かを判定する(ステップS406)。
全ての擬セット品について処理が完了していない場合、入出庫管理部131は、ステップS403に戻り、同様の処理を実行する。
全ての擬セット品について処理が完了した場合、入出庫管理部131は、作業対象の全てのセット品について処理が完了したか否かを判定する(ステップS407)。
作業対象の全てのセット品について処理が完了していない場合、入出庫管理部131は、ステップS401に戻り、同様の処理を実行する。
作業対象の全てのセット品について処理が完了した場合、入出庫管理部131は、セット品ペアのループ処理を開始する(ステップS408)。ステップS408の処理はステップS105の処理と同一である。
入出庫管理部131は、ターゲットセット品ペアを構成する各セット品の第2棚リストを参照し、共通棚230が存在するか否かを判定する(ステップS409)。ステップS409の処理はステップS106の処理と同一である。
共通棚230が存在しない場合、入出庫管理部131はステップS411に進む。
共通棚230が存在する場合、入出庫管理部131は、処理順が先のセット品の第2棚リストを参照し、共通棚230のエントリに連続フラグを付与する(ステップS410)。その後、入出庫管理部131はステップS411に進む。ステップS410の処理はステップS107の処理と同一である。
ステップS411では、全てのセット品ペアについて処理が完了したか否かを判定する(ステップS411)。
全てのセット品ペアについて処理が完了していない場合、入出庫管理部131は、ステップS408に戻り、同様の処理を実行する。
全てのセット品ペアについて処理が完了した場合、入出庫管理部131は、各セット品の第1棚リスト、第2棚リスト、及び欠品商品リストに基づいて、各セット品のピッキング作業の作業データを生成する(ステップS412)。具体的には、以下のような処理が実行される。
(S412−1)入出庫管理部131は、ピッキングステーション220の形状に基づいて棚230を配置可能な領域を特定する。
(S412−2)入出庫管理部131はセット品を一つ選択する。このとき、入出庫管理部131は、ピッキング作業の実行順にセット品を選択する。
(S412−3)入出庫管理部131は、第1棚リスト及び第2棚リストに登録された棚230の搬送用経路を生成する。搬送用経路の生成方法は実施例1と同一である。
(S412−4)入出庫管理部131は、第1棚リスト及び第2棚リストに登録された棚230の返却用経路を生成する。返却用経路の生成方法は実施例1と同一である。
(S412−5)入出庫管理部131は、搬送用経路及び返却用経路のシミュレーション結果に基づいて、第1棚リスト及び第2棚リストに登録された各棚230の移動コストを算出する。移動コストの算出方法は実施例1と同一である。
(S413−6)入出庫管理部131は、移動コストに基づいて、第1棚リスト及び第2棚リストに登録された各棚230の配送用経路及び返却用経路を決定する。
(S413−7)入出庫管理部131は、欠品商品リストに基づいて、第1棚リストに登録された各棚230に対するピッキング作業の内容を決定する。
(S413−8)入出庫管理部131は、ピッキングステーション220の識別情報、第1棚リスト及び第2棚リストに登録された各棚230の搬送用経路及び返却用経路、並びに、第1棚リストに登録された各棚230のピッキング作業の内容を含む、セット品のピッキング作業の作業データを生成する。
(S413−9)入出庫管理部131は、作業対象の全てのセット品について処理が完了したか否かを判定する。作業対象の全てのセット品について処理が完了していない場合、入出庫管理部131は、(S413−2)に戻り、同様の処理を実行する。作業対象の全てのセット品について処理が完了した場合、入出庫管理部131はステップS413の処理を終了する。
実施例2では、作業データに基づくピッキング作業の制御の内容が一部異なる。具体的には、ステップS203において、入出庫管理部131は、第1棚リストに登録されている棚230の擬セット品を保管する間口の周辺に、収納する商品の種別及び数を示すプロジェクションマッピングを表示するための指示情報を生成する。
実施例2の搬送車コントローラ101が実行する処理は実施例1と同一である。
実施例2によれば、欠品商品を保管する棚230と、擬セット品を保管する棚230とをピッキングステーション220に一度に配置することによって、擬セット品からセット品の生成するためのピッキング作業を効率的に行うことができる。さらに、セット品で共通する棚230の配置を制御することによって、複数のセット品を生成するためのピッキング作業を効率的に行うことができる。さらに、擬セット品に対する作業内容を表示することによって、作業員に作業内容を明確に指示することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために構成を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施例の構成の一部について、他の構成に追加、削除、置換することが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、本発明は、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をコンピュータに提供し、そのコンピュータが備えるプロセッサが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、本実施例に記載の機能を実現するプログラムコードは、例えば、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Python、Java(登録商標)等の広範囲のプログラム又はスクリプト言語で実装できる。
さらに、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することによって、それをコンピュータのハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD−RW、CD−R等の記憶媒体に格納し、コンピュータが備えるプロセッサが当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしてもよい。
上述の実施例において、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
100 制御システム
101 搬送車コントローラ
102 搬送車
103 ピッキング指示装置
110 計算機
121、141 演算装置
122、142 記憶装置
123、143 通信装置
131 入出庫管理部
132 商品マスタ情報
133 セット品マスタ情報
134 在庫情報
135 セット品在庫情報
144 駆動装置
145 センサ
151 駆動制御部
152 経路情報
200 倉庫210 倉庫領域
211 ピッキング領域
220 ピッキングステーション
230 棚
300 床面
310 マーカ

Claims (10)

  1. 倉庫において管理される物品のピッキング作業を制御するピッキングシステムであって、
    前記倉庫は、前記物品を保管する複数の棚、前記棚を搬送する少なくとも一つの搬送ロボット、及び前記搬送ロボットによって搬送された前記棚に対してピッキング作業を行うための少なくとも一つのピッキングステーションを含み、
    前記ピッキングシステムは、
    ピッキング作業を制御する管理部と、前記搬送ロボットを制御するコントローラと、を備え、
    二種以上の少なくとも一つの物品から構成されるセット品を管理するためのセット品マスタ情報と、前記複数の棚の各々に保管される物品の在庫を管理するための在庫情報と、を保持し、
    前記管理部は、
    第1セット品を生成するためのピッキング作業の実行契機を検知した場合、前記セット品マスタ情報を参照して、前記第1セット品を構成する物品を特定し、
    前記在庫情報を参照して、前記特定された物品が保管される前記棚を特定し、
    前記第1セット品を生成するためのピッキング作業における前記特定された棚の搬送経路を決定し、
    前記コントローラに、前記決定された搬送経路の情報を送信し、
    前記コントローラは、前記決定された搬送経路の情報に基づいて、前記搬送ロボットを制御することを特徴とするピッキングシステム。
  2. 請求項1に記載のピッキングシステムであって、
    前記管理部は、
    前記ピッキングステーションに前記特定された棚を配置するための搬送用経路と、ピッキング作業終了後に前記特定された棚を所定の返却位置に配置するための返却用経路とを決定し、
    前記特定された棚の搬送用経路に基づいて生成された第1棚搬送情報と、前記特定された棚の返却用経路に基づいて生成された第2棚搬送情報を前記コントローラに送信し、
    前記コントローラは、
    前記第1棚搬送情報を受信した場合、前記第1棚搬送情報に基づいて、当該第1棚搬送情報に対応する棚を前記搬送ロボットが搬送するように制御し、
    前記特定された棚のピッキング作業の完了を検知した場合、当該棚の前記第2棚搬送情報に基づいて、当該棚を前記搬送ロボットが搬送するように制御することを特徴とするピッキングシステム。
  3. 請求項2に記載のピッキングシステムであって、
    前記管理部は、前記第1セット品を生成するための第1ピッキング作業、及び、前記第1ピッキング作業の後に実行される、第2セット品を生成するための第2ピッキング作業の実行契機を検知した場合、前記第1セット品及び前記第2セット品を構成する物品であって、共通する物品を保管する共通棚に対する前記第1ピッキング作業及び前記第2ピッキング作業が連続して行えるように、前記第1ピッキング作業における前記共通棚の返却用経路を決定することを特徴とするピッキングシステム。
  4. 請求項1に記載のピッキングシステムであって、
    ピッキング作業を行う作業員を補助するための指示を提示する指示装置を含み、
    前記複数の棚は、前記第1セット品を構成する一部の物品が欠品している第1擬セット品が保管される棚を含み、
    前記第1擬セット品を用いて、前記第1セット品を生成するためのピッキング作業の実行契機を検知した場合、前記第1擬セット品を保管する棚における前記第1擬セット品の保管場所を特定し、
    前記セット品マスタ情報を参照して、前記第1擬セット品から前記第1セット品を生成するために必要な欠品物品を特定し、
    前記在庫情報に基づいて、前記欠品物品を保管する棚を特定し、
    前記第1擬セット品を保管する棚、及び前記欠品物品を保管する棚の搬送経路を決定し、
    前記決定された搬送経路に沿って、前記第1擬セット品を保管する棚及び前記欠品物品を保管する棚を搬送するための棚搬送情報を生成し、前記コントローラに送信し、
    前記第1擬セット品が保管される棚の前記特定された保管場所への前記欠品物品の追加を指示するための表示情報を生成し、前記指示装置に送信することを特徴とするピッキングシステム。
  5. 請求項4に記載のピッキングシステムであって、
    前記表示情報は、前記第1擬セット品が保管される棚にプロジェクションマッピングを表示するための情報であることを特徴とするピッキングシステム。
  6. ピッキングシステムが実行する、倉庫において管理される物品のピッキング作業の制御方法であって、
    前記倉庫は、前記物品を保管する複数の棚、前記棚を搬送する少なくとも一つの搬送ロボット、及び前記搬送ロボットによって搬送された前記棚に対してピッキング作業を行うための少なくとも一つのピッキングステーションを含み、
    前記ピッキングシステムは、
    ピッキング作業を制御する管理部と、前記搬送ロボットを制御するコントローラと、を有し、
    二種以上の少なくとも一つの物品から構成されるセット品を管理するためのセット品マスタ情報と、前記複数の棚の各々に保管される物品の在庫を管理するための在庫情報と、を保持し、
    前記ピッキング作業の制御方法は、
    前記管理部が、第1セット品を生成するためのピッキング作業の実行契機を検知した場合、前記セット品マスタ情報を参照して、前記第1セット品を構成する物品を特定する第1のステップと、
    前記管理部が、前記在庫情報を参照して、前記特定された物品が保管される前記棚を特定する第2のステップと、
    前記管理部が、前記第1セット品を生成するためのピッキング作業における前記特定された棚の搬送経路を決定する第3のステップと、
    前記管理部が、前記コントローラに、前記決定された搬送経路の情報を送信する第4のステップと、
    前記コントローラが、前記決定された搬送経路の情報に基づいて、前記搬送ロボットを制御する第5のステップと、を含むことを特徴とするピッキング作業の制御方法。
  7. 請求項6に記載のピッキング作業の制御方法であって、
    前記第3のステップは、前記管理部が、前記ピッキングステーションに前記特定された棚を配置するための搬送用経路と、ピッキング作業終了後に前記特定された棚を所定の返却位置に配置するための返却用経路とを決定するステップを含み、
    前記第4のステップは、前記管理部が、前記特定された棚の搬送用経路に基づいて生成された第1棚搬送情報と、前記特定された棚の返却用経路に基づいて生成された第2棚搬送情報を前記コントローラに送信するステップを含み、
    前記第5のステップは、
    前記コントローラが、前記第1棚搬送情報を受信した場合、前記第1棚搬送情報に基づいて、当該第1棚搬送情報に対応する棚を前記搬送ロボットが搬送するように制御するステップと、
    前記特定された棚のピッキング作業の完了を検知した場合、当該棚の前記第2棚搬送情報に基づいて、当該棚を前記搬送ロボットが搬送するように制御するステップと、を含むことを特徴とするピッキング作業の制御方法。
  8. 請求項7に記載のピッキング作業の制御方法であって、
    前記第3のステップは、前記管理部が、前記第1セット品を生成するための第1ピッキング作業、及び、前記第1ピッキング作業の後に実行される、第2セット品を生成するための第2ピッキング作業の実行契機を検知した場合、前記第1セット品及び前記第2セット品を構成する物品であって、共通する物品を保管する共通棚に対する前記第1ピッキング作業及び前記第2ピッキング作業が連続して行えるように、前記第1ピッキング作業における前記共通棚の返却用経路を決定するステップを含むことを特徴とするピッキング作業の制御方法。
  9. 請求項6に記載のピッキング作業の制御方法であって、
    前記ピッキングシステムは、ピッキング作業を行う作業員を補助するための指示を提示する指示装置を含み、
    前記複数の棚は、前記第1セット品を構成する一部の物品が欠品している第1擬セット品が保管される棚を含み、
    前記ピッキング作業の制御方法は、
    前記管理部が、前記第1擬セット品を用いて、前記第1セット品を生成するためのピッキング作業の実行契機を検知した場合、前記第1擬セット品を保管する棚における前記第1擬セット品の保管場所を特定するステップと、
    前記管理部が、前記セット品マスタ情報を参照して、前記第1擬セット品から前記第1セット品を生成するために必要な欠品物品を特定するステップと、
    前記管理部が、前記在庫情報に基づいて、前記欠品物品を保管する棚を特定するステップと、
    前記管理部が、前記第1擬セット品を保管する棚、及び前記欠品物品を保管する棚の搬送経路を決定するステップと、
    前記管理部が、前記決定された搬送経路に沿って、前記第1擬セット品を保管する棚及び前記欠品物品を保管する棚を搬送するための棚搬送情報を生成し、前記コントローラに送信するステップと、
    前記管理部が、前記第1擬セット品が保管される棚の前記特定された保管場所への前記欠品物品の追加を指示するための表示情報を生成し、前記指示装置に送信するステップと、を含むことを特徴とするピッキング作業の制御方法。
  10. 請求項9に記載のピッキング作業の制御方法であって、
    前記表示情報は、前記第1擬セット品が保管される棚にプロジェクションマッピングを表示するための情報であることを特徴とするピッキング作業の制御方法。
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