JPH06183526A - 物流センターの棚卸システムとその方法 - Google Patents

物流センターの棚卸システムとその方法

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JPH06183526A
JPH06183526A JP35535192A JP35535192A JPH06183526A JP H06183526 A JPH06183526 A JP H06183526A JP 35535192 A JP35535192 A JP 35535192A JP 35535192 A JP35535192 A JP 35535192A JP H06183526 A JPH06183526 A JP H06183526A
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JP
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Application number
JP35535192A
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English (en)
Inventor
Hoichi Sasaki
奉一 佐々木
Masaru Narisawa
勝 成沢
Shigeto Hirata
重人 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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  • General Factory Administration (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的]物品の正確な在庫の管理、修正ができる。 [構成]物品が在庫されている少なくとも自動倉庫の棚
位置の情報、在庫数量を記録するための棚内在庫ファイ
ルと、物品の少なくとも入庫回数、入庫数量、出庫回
数、出庫数量とを記録するための期間内入出庫状況ファ
イルと及び物品の少なくとも最終棚卸年月日、棚卸数量
とを記録するための棚卸実績ファイルとを物品のコード
ごとに格納するための在庫マスタファイルを制御装置に
備えた。 【表7】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物流センターの棚卸シ
ステムとその方法に関する。更に詳しくは、物流センタ
ーにおいて、棚卸を正確に迅速に行うための物流センタ
ーの棚卸システムとその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工場の自動倉庫などの物品の在庫の数
は、入出庫の数を計算すれば良いのだが実際の在庫とシ
ステム内に記憶されている在庫数と相違する場合があ
る。このため決算時期に棚に実際在庫されている部品・
製品と記憶装置内の数とを一致させる作業を行う必要が
ある。
【0003】これらの修正は定期的に行われる棚卸作業
で行われるが、期間があるのでその間の在庫量は正確で
はない。このため欠品が生じ、生産に支障をきたすこと
もある。また、財務管理の視点からは不良在庫を増大さ
せることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、以上のよ
うな技術背景で発明されたものであり、次の目的を達成
する。
【0005】この発明の目的は、物流センターの正確な
在庫を管理できる物流センターの棚卸システム及びその
方法を提供することにある。
【0006】この発明の目的は、物流センターの在庫の
修正が簡単にできる物流センターの棚卸システム及びそ
の方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明は上記
課題を達成するために、次のような手段を採る。
【0008】すなわちこの発明の物流センターの棚卸シ
ステムは、物品を被搭載手段に搭載して自動的に搬出入
でき、かつ前記被搭載手段を貯蔵・管理するための複数
の棚を有する自動倉庫と、前記物品の入出庫・貯蔵の管
理及び前記自動倉庫を制御するための端末を備えた制御
装置とからなる物流センターにおいて、前記物品が在庫
されている少なくとも前記自動倉庫の棚位置の情報、在
庫数量を記録するための棚内在庫ファイルと、前記物品
の少なくとも入庫回数、入庫数量、出庫回数、出庫数量
とを記録するための期間内入出庫状況ファイルと及び前
記物品の少なくとも最終棚卸年月日、棚卸数量とを記録
するための棚卸実績ファイルとを前記物品のコードごと
に格納するための在庫マスタファイルを前記制御装置に
備えた物流センターの棚卸システムである。
【0009】また、この発明の物流センターの棚卸方法
は、前記システムにおいて、前記物品の入出庫作業時
に、前記在庫マスタファイルの前記物品の出庫残数の確
認、修正を行うと更に良い。
【0010】更に、前記システムにおいて、前記物品の
品目ごとに呼び出し、前記在庫マスタファイルの前記物
品の出庫残数の確認、修正を行うと良い。
【0011】
【実施例】この発明の実施例を図面を参照しながら以下
に説明する。図1,2,3は、上下に2床を有する物流
センターの概要を示す図である。図1は1階の平面図で
あり、図2は2階の平面図であり、図3は図1,2の側
面図である。
【0012】平置倉庫1a,1b 1階床面には、平置倉庫1a、搬入路2が配置されてい
る。平置倉庫1aは、工作機械のベッド、主軸台など比
較的大物の材料、仕掛品、製品を平面的に収納するため
の倉庫である。同様に2階の床面にも製品を平面的に収
納するための平置倉庫1bが配置されている。搬入・搬
出路2は、材料、部品、製品などを倉庫に貯蔵及び管理
するものを搬入するための搬入、搬出路である。平置倉
庫1a,1bは、平面的に予め区画されており、この区
画内に比較的大物材料、仕掛品、製品などを平面的に並
べて収納する。
【0013】ロータリストッカ貯蔵装置9 極小部品、例えばボルト、ナット、クリップ、軸受など
あらかじめ決められた極小部品は、2階に配置されたス
トッカ9aに貯蔵されている。このストッカ9aは、縦
型のロータリー式のロータリストッカ貯蔵装置9にスト
ッカ9a単位に貯蔵されている。このため、極小部品は
1個単位の管理は行わず、ストッカ9a単位に管理され
る。また、このストッカ9aへの入出庫の情報は、出庫
リストに印刷されたバーコードによりロータリストッカ
専用の端末(図示せず)から入力される。
【0014】小物自動倉庫3 大物以外の部品は、まず1階の受入れのための搬入ステ
ーション5上に載置されてから小物自動倉庫3に搬入さ
れる。小物自動倉庫3は、立体の棚を有する自動倉庫で
あり、棚の間を移動するスタッカクレーン型の搬送台車
を有する。
【0015】本実施例では、スタッカクレーン6は3台
からなる。小物自動倉庫3は、6列の小物部品を収納す
る棚3a〜3fからなり、この棚3a〜3fは空間的に
マトリックス状に区画された複数のバケット棚4が配置
されている。この小物自動倉庫3に収納される小物部品
は、異なる部品ごとにバケット10に入れられ棚4内に
収納されている。
【0016】小物自動倉庫3には、2台のバーチカルコ
ンベヤ12,24を備えているので、バケット10は1
階からのみでなく2階にも搬出入できる。また、各棚3
a〜3fへのバケット10の搬出入は電動台車35で行
う。
【0017】バケット10 図4は、バケット10に2枚のバーコードラベル90を
付した状態を示すものである。小物部品は、プラスチッ
ク製でかつ上方が解放された箱型であるバケット10に
入れられている。
【0018】個々のバケット10に貼付するバーコード
ラベル90のバケット番号は、全て異なり違うものであ
る。1つのバケット10には、同一のバケット番号のバ
ーコードラベル90を2か所に貼る。後述する部品在庫
管理システム111は、空バケットの入庫時に棚番号と
バケット番号の対応付けを行い、管理する。すなわち、
自動倉庫の各棚へ入庫される空バケット10には、空き
棚が割り付けられるとともに、その棚とバケット番号を
対応づけて棚情報として予め後述する品種マスタファイ
ルの場所コードに登録さていることになる。
【0019】搬出入ステーション 図5は、小物自動倉庫3のバケット10を1階から2階
へ搬出入するための搬出入ステーションの配置の詳細を
示す図である。バケット10は、最初に搬出入ステーシ
ョン5に乗せられる(図1参照)。搬入ステーション5
に乗せられたバケット10は、フォークリフトなどの搬
送手段(図示せず)で入出庫コンベヤ11に搭載された
後、スタッカクレーン6a,6b又は6cのいずれかに
搭載される。スタッカクレーン6aは、棚3a,3b間
に配置された軌道上を上下、左右移動して、棚3a,3
b内ヘバケット10を搬入、搬出する。他のストッカク
レーン6b,6cも同様に移動制御される。
【0020】2階の棚3a,3bにバケット10を1階
から搬入、搬出するときには、1階に配置された入出庫
コンベヤ11に手動またはリフトなどで搬出入ステーシ
ョン5から移動させて搭載する。入出庫コンベヤ11に
搭載されたバケット10は、バーチカルコンベヤ12に
搭載される。バーチカルコンベヤ12は、1階から2階
の床にバケット10を持ち上げるためのものである。2
階にリフトされたバケット10は、入庫コンベヤ13に
移送される。入庫コンベヤ13の側面位置には、バーコ
ードリーダ(以下、BCRと言う。)14が配置されて
いる。
【0021】バケット10には、バーコードラベル90
が2か所に貼られており、これをBCR14で読み取
る。バーコードラベル90には、通し番号が印字(印
刷)されている。BCR14は、バーコードを光学的に
読み取ることによりこれらの情報を中央処理装置(後述
する部品在庫管理システム111)に入力する。
【0022】この入力により、コンピュータ内部の自動
倉庫に対応する棚番号(列、連、段)、品目、仕込み
品、ユニット、作番(製作工場、製作日時等を意味する
コード)、ロット番号、注文番号と前記した通し番号と
が関係づけられる。この後、バケット10は環状のミニ
トレイン路15のミニトレイン16に移送され、小物自
動倉庫3の棚3a〜3fのいずれかに入庫される。この
入庫は、スタッカクレーン6a,6b又は6cにより、
棚3a〜3fのいずれかのバケット棚4の必要な箇所に
入庫される。
【0023】必要なバケット10を出庫するときには、
自動倉庫コントローラ(図示せず)の指令で棚3a〜3
fのバケット棚4から選択しスタッカクレーン6a,6
b又は6cのいずれかで取り出し、ミニトレイン路15
のミニトレイン16に搭載する。ミニトレイン16は、
ミニトレイン路15を移動しこれに接続された出庫コン
ベヤ17に移送する。
【0024】このとき、バケット10のバーコードは、
出庫用のBCR18で読み取られる。このデータは、通
信線を介して部品在庫管理システム111に伝送され
て、呼び出したバケット10であるか否かを確認する。
誤って呼び出されたバケット10は、入庫コンベヤ19
を通り再度BCR20で確認され、再びミニトレイン1
6に搭載される。ミニトレイン16は、ミニトレイン路
15上を移動し再び棚3a〜3fに入庫される。
【0025】BCR18あるいはBCR22でバケット
10の出庫確認が終了すると、更にBCR20でバーコ
ードが読み取られて確認された後、ミニトレイン16に
搭載されて出庫コンベヤ23に移動され、更にバーチカ
ルコンベヤ24に移送される。バーチカルコンベヤ24
から1階に降ろされて、更にBCR25でバーコードが
読み取られて出庫すべきバケット10であるか否か判断
され入出庫コンベヤ11に移送される。また出庫コンベ
ヤ23に入らないで棚3aなどの入庫口へ再び搬送され
る場合もある。2階からバケット10を出庫するときに
は、2階の搬出ステーション26に搭載されて搬出され
る。
【0026】大物自動倉庫30 大物自動倉庫30は、パレットPに搭載された比較的大
物を収納するものであり、2列の棚30a,30bが配
置されている。大物自動倉庫30に入出庫しようとする
ものは、最初に1階に設けられた搬出入ステーション3
1に搭載される(図1参照)。搬出入ステーション31
に搭載されたパレットPは、搬出入ステーション32
a,32bに移載される。
【0027】ただし、パレットPは直接に外部から搬出
入ステーション32a,32bに搭載されることもあ
る。大物自動倉庫30は、1階からも2階からもバーチ
カルコンベヤ39a,39bを備えているのでパレット
Pを搬出入できる。2階の出庫ステーション40に移送
もできる(図2参照)。この出入庫ステーション40か
ら物流センターの2階から外部の接続された工場へ搬出
される。
【0028】中物自動倉庫50 中物自動倉庫50は、パレットP(又はバケット)に搭
載された比較的中物部品を収納するためのものであり、
4列の棚50a,50b,50c及び50dが配置され
ている。中物自動倉庫50に入出庫しようとするもの
は、最初に1階に設けられた搬出入ステーション51
a,51bに搭載される(図1参照)。搬出入ステーシ
ョン51a,51bに搭載されたパレットPは、搬出入
ステーション52a,52b,52c又は52dのいず
れかに移載される(図1参照)。
【0029】この後、2台の電動台車55a,55bの
いずれかに搭載され必要な棚50a〜50dに移送され
る。中物自動倉庫50は、4台のバーチカルコンベヤ5
9a〜59dを備えているので1階からも2階からもパ
レットPを搬出入できる。
【0030】板金自動倉庫70 板金自動倉庫70は、スキッド、すなわちフォークリフ
トで搬送するための台に搭載された板金部品を格納する
ものである。板金自動倉庫70は、2列の棚70a,7
0bが配置されている。板金自動倉庫70に入出庫しよ
うとするときは、最初に1階に設けられた搬出入ステー
ション71にスキッドを搭載する。搬出入ステーション
71に搭載されたスキッドは、搬出入ステーション72
aに移載される。スキッドは搬出入ステーション72a
から電動台車75に搭載される。板金自動倉庫70は、
2階からは搬出入できない。
【0031】物流センター管理情報システム100 図6は、工作機械生産工場の物流センター管理情報シス
テムの情報の流れの概要を示すフロー図である。以下に
示す各システムとは、ソフトウエア及びハードを含むも
のをここでは意味する。生産計画システム101は、客
先からの受注が決まり、設計が終了した製品の生産計画
を設備の能力などを考えて行うための統括システムであ
る。この生産計画システム101からの情報は生産管理
システム102に最初に移行される。
【0032】生産管理システム102は、各工作機械の
部品加工の受付、加工の進捗度、検査、検収など工場全
体を管理するためのものである。生産管理システム10
2は、下部システムとして3つのファイルを備えてい
る。生産管理システム102には、物流センター内の各
所に設置した端末103から前記情報を入出力できる
(図1,2参照)。主要材料在庫システム104は、鋳
物である工作機械のベッド、主軸台など比較的大物の材
料の在庫を管理するためのシステムである。
【0033】部品仕掛システム105は、部品加工など
の外注先、購入先の状況を把握するためのシステムであ
る。すなわち、外注部品、購入部品の依頼先名、納期な
どの状態をオンラインで把握するためのシステムであ
る。この部品仕掛システム105の下部システムには、
工場内の部品加工の進捗を監視するための加工進捗管理
システム106がある。加工進捗管理システム106
は、社内の設備による部品加工の進捗状況を管理するた
めのものである。
【0034】加工進捗管理システム106は、主に工場
内及び物流センター内(図1参照)に適宜おかれた端末
107から材料の入庫、部品の入庫、工程移動などの情
報を入力できる。部品仕掛システム105においては、
更にオフランにより購買、外注先の情報が定期的にフロ
ッピーディスク109により入力される。
【0035】部品在庫システム110は、前記した各倉
庫内及び外注先の製品、半製品及び材料の在庫を管理す
るためのシステムである。この在庫管理のために、部品
在庫システム110は在庫マスタなどからなるシステム
である。
【0036】購買・外注先管理システム108は、外部
に部品を発注するときの状況を管理するためのシステム
である。この実施例では、フロッピーディスク109に
これらのデータを入力して、このデータを部品仕掛シス
テム105に入力する。しかし、このデータの転送はオ
ンラインで転送しても良い。
【0037】部品在庫システム110の下部システムに
は、部品在庫管理システム111が接続されている。部
品在庫管理システム111は、前記した平置倉庫1a,
1b及び各自動倉庫3,30,50,70内の入出庫、
配膳及び棚卸などを管理するための管理システムであ
る。部品在庫管理システム111は、入出庫システム1
12、配膳シミュレーションシステム113及び棚卸シ
ステム114などからなる。入出庫システム112は、
各倉庫でのパレット、バケットまたはスキッドの総数、
残数、位置などを管理するためのシステムである。
【0038】配膳シミュレーションシステム113は、
計画出庫、すなわち生産計画に基づいてある品目の集ま
りを同時期にまとめて出庫するのを完全にするために、
配膳シミュレーション機能を有するものである。2〜3
週間後の出荷予定の製品に必要な製品、部品の欠品、す
なわち足りない部品、材料などを早期に検出するための
システムである。しかし、実際の出庫動作、およびメモ
リ内の在庫データの更新は行わない。この機能は、まず
出庫リストマスタが作成される。この出庫リストを参照
し配膳シミュレーションマスタの作成を行う。この配膳
シミュレーションマスタに対してシミュレーションの開
始指示を行う。
【0039】棚卸システム114は、品目毎に在庫数、
在庫金額、倉庫の棚位置などを管理するためのものであ
る。簡易I/O115は、外部の協力工場などに存在す
る部品を入力するための出入力システムである。以下、
以上のようなシステムにおいて新規入庫から出庫までの
コード管理方法について述べる。
【0040】新規入庫方法 (1)自動倉庫への入庫 オペレータは部品在庫管理システム111の端末11
6から、何を入庫するかを示す入庫指示を入力(登録)
する。物品毎に決められた品目コードは印刷されたバー
コードを読み込み入力する。
【0041】部品在庫管理システム111により、自
動的に棚に収納され、引き当てられた空の入庫パレット
(又は前記したバケット10又は専用スキッド)が前記
した搬出入ステーションに出庫されて来る。
【0042】オペレータは部品在庫管理システム11
1の端末116でステーションの状況を確認し、そのス
テーションに到着しているパレットに対応する入庫作業
指示画面を見て実際の製品を載せる(格納する)。この
時、実際に入庫する個数等を部品在庫管理システム11
1の端末116から入力する。
【0043】オペレータは、入庫作業が完了したら部
品在庫管理システム111の端末116から作業が完了
した旨を指示する。
【0044】部品在庫管理システム111はパレット
を入庫し、倉庫の棚に入った時点で入庫完了とする(入
庫実績作成、在庫マスタ更新)。
【0045】保管条件 前記した手順で各自動倉庫に保管された製品は次の条件
で保管される。
【0046】(1)保管品目 ある製品の品目は、複数の倉庫にまたがらないで前記し
た1種類の自動倉庫に保管することが原則である。品
目、すなわちパレットのバーコードと保管倉庫の対応づ
けは、前記した手順でオペレータが新規に入庫させると
きに設定することを原則とする。ただし、後記する品目
マスタのメンテナンス(修正、削除)でも設定できる。
【0047】(2)保管品目のコード 部品在庫管理システム111での保管品目の認識は、オ
ペレータから指示された製品(品目)コードにより行
う。品目コードと実際の保管製品の対応は、パレットの
コードと対応されているのでこれで識別する。コードの
種別、コード表現、桁数としては表1に示すようなもの
を使用した。
【0048】
【表1】 以下、簡単にコードの意味を説明する。「品目コード」
は、材料、部品、半製品、製品などの保管品目ごとに付
けられるコードである。「仕込み品コード」は、「品目
コード」と親子関係にあり両者のコードが同一になるこ
とはない。「品目コード」が集合した集団を指し、主に
購入先、外注先などを区別するために使用される。
【0049】「ユニットコード」は、内部、すなわち社
内で使用される半製品又は製品などを区別するために付
されるコードである。「作番」は、生産計画された加
工、組立てを最初に指示するときに生産計画システム1
01により付されるコードであり、生産の順番、日付な
どと対応するコードである。「作番」の頭2桁は、英字
であり、この英字2字は繰り返し品の種類、客先名など
種類を区別をするためのコードである。「作番」は、複
数の品目コードを含む集団であるとも言える。「代表作
番」は、「作番」と上位6桁が同一のコードであり、計
画出庫などのとき複数の「作番」をまとめて処理すると
きなどに使用される。
【0050】「ロット番号」は、加工、組立ての場合に
使用されるものでロット単位、すなわち生産ロットごと
に付されるコードである。「注文番号」は、社外に部品
加工、組立てなどを注文するときの番号である。3種類
用意されていて、注文先、注文内容などで使い分けされ
る。
【0051】品種マスタ 前記した各バケット、パレットなどのコードに対する品
名、単価などの各情報が生産計画システム101に格納
されていて、部品在庫管理システム111の端末116
から変更があった時に随時送られてくる。
【0052】(1)品種マスタファイル 品種マスタファイルは、生産計画システム101に有し
ていて通信回線により端末116と接続されている。表
2に示すように管理レコードとデータレコードの2種類
からなる。その内容は次の表2に示す。
【0053】
【表2】 なお、表2中の「コード」は、バケット10(又はパレ
ット等)に貼られたバーコードラベル90のコードを指
す。また、1番倉庫は小物自動倉庫3を意味し、2番倉
庫は大物自動倉庫50、3番倉庫は中物自動倉庫50、
4番倉庫は板金自動倉庫70を意味する。
【0054】出庫リストマスタ 部品在庫管理システム111から生産計画システム10
1に送信した「出庫リスト要求(後述する)」の内容を
展開した内容が、生産計画システム101の出庫リスト
マスタに格納されている。計画出庫、すなわちある品目
の集まりを同時期にまとめて出庫するための計画出庫用
(タイプ1)の1つの「出庫リスト要求」に対応する
「出庫リストマスタ」は、本例では最大21件用意され
記憶できる。品目指定、すなわち出庫が必要な品目の製
品のみを出庫するためのものであり、品目指定出庫用
(タイプ2)の1出庫リスト要求に対応する出庫リスト
マスタは本例では1件である。
【0055】(1)出庫リストマスタファイル 「出庫リストマスタファイル」は、管理レコード、出庫
リストヘッダレコード及び出庫リスト品目コードレコー
ドの3種類からなる。本例では、出庫リストマスタファ
イルの出庫リストマスタヘッダレコードの1レコード
と、出庫リストマスタ品目コードレコード1〜100コ
ードで1つの出庫リストを構成している。本例では10
0品目指定できることになる。この出庫リストファイル
の構造例を次表3に示す。
【0056】
【表3】 「出庫リストマスタヘッダレコード」の内容は次の表4
に示す。ただし、この表4中のホストとは、生産計画シ
ステム101を意味する。
【0057】
【表4】 「出庫リストマスタ品目コードレコード」の内容は次の
表5に示す。
【0058】
【表5】 入出庫実績 「入出庫実績ファイル」は、当日分の入出庫の記録をコ
ードごとに格納するのであり、管理コードとデータレコ
ードを有する。次の表6は入出庫の実績を記録するため
の入出庫実績の記録のための「入出庫実績」の内容ファ
イルである。
【0059】
【表6】 在庫マスタ 前記した各バケット、パレットなどのコードに対する在
庫状況が格納されており、当日のシステム終了時に上位
のホストである生産管理システムに送信される。「在庫
マスタファイル」は、管理レコード及びデータレコード
の領域からなる。更にデータレコードは、棚内在庫、期
間内入出庫状況及び棚卸実績からなる。表7はデータレ
コードのデータの概要を示す。
【0060】
【表7】 「在庫マスタファイルの内容」の詳細を次の表8に示
す。前記したコード種別、各自動倉庫の位置、最終入庫
年月日、最終入庫月日がなどを記録するためのものであ
る。
【0061】
【表8】 次の表9は「棚内在庫の内容」を示したものであり、棚
番号、在庫数量、バケット番号を記録するためのもので
ある。
【0062】
【表9】 次の表10は「期間内入出庫状況の内容」を示したもの
であり、入庫回数・数量、出庫回数・数量を記録するた
めのものである。
【0063】
【表10】 次の表11は「棚卸実績の内容」を示したものであり、
棚卸の区別、棚卸年月日、棚卸数量、棚卸差異を記録す
るためのものである。
【0064】
【表11】 棚卸出庫指示 棚卸のための出庫指示には以下の二つの種類がある。
【0065】(1)通常出庫棚卸 「通常出庫棚卸」は、通常の出庫作業時に、出庫残数の
確認、修正を行うための棚卸である。このため、棚卸作
業をすることはなく、正確な在庫が常時把握できる。こ
の棚在庫修正のために在庫マスタデータの登録、修正、
削除のための画面が(図示せず)が準備されている。
【0066】(2)品目指定棚卸 「品目指定棚卸」は、通常の出庫とは時間帯を分けて個
々の品目を指定して定期的に行う棚卸であり、特定の倉
庫のある品目のみを指定するのと、倉庫を指定せず行う
品目指定の2種類がある。
【0067】自動倉庫に対して、棚卸を行う場合は、棚
卸指示に先立ち入出庫モードを出庫に変更しなければな
らない。オペレータは入出庫モード切り替え後に、「品
目指定棚卸出庫指示」の画面を選択する。表12はこの
画面例である。
【0068】
【表12】 棚卸出庫の指示は次の順序で行う。
【0069】品目指定棚卸指示画面の前記した表12
に示す画面を端末に表示し指示を行う。
【0070】オペレータは品目指定棚卸指示画面で棚
卸指示の項目を入力し終えたら実行キーを押す。
【0071】「」で入力を受付けた場合は、その情
報を基に在庫マスタを検索し該当する情報の表示を行う
(表12のような棚卸対象棚一覧を表示)。
【0072】オペレータは「」で表示された棚卸対
象一覧より、「No.」にて範囲を指定することにより
棚卸指示を行う。
【0073】オペレータによる確認後、部品在庫管理
システム111は該当の棚卸の棚数をカウントし確認の
入力を要求する。
【0074】オペレータが確認キーを押下げた時点
で、指示した場所コードが自動倉庫であり、かつ搬送が
可能であれば、搬送を開始する。指示した場所コードが
平置倉庫であれば、出庫リストの出力のみを行う。
【0075】出庫棚引当 前記した出庫棚の引当は、以下の条件〜により行
う。該当品目を以下の条件を全て満足する棚を割り付け
る。
【0076】最終入庫日の若い順(古い順) 棚の手前のから奥の順 満杯、未満杯の順 該当棚のクレーンがダウン状態でない棚棚卸締め指示 この機能は一定期間毎にオペレータの判断により実行さ
れ、通常出庫および、棚卸出庫で発生した差異数量、差
異金額等の棚卸情報の品目単位の集計、棚卸情報の初期
化を行う。なおこの機能で集計された差異金額は当日の
品目毎の単価で計算するため、運用的には目安として使
用するものであり、会計上の正確なものではない。ま
た、本処理の実行は通常の倉庫稼働時と時間帯を分けて
行うものである。
【0077】以下、棚卸締め指示を行う場合の方法およ
び、機能について簡単に述べる。
【0078】(1)棚卸メニュー画面の選択 棚卸締め指示を行うとき、オペレータは棚卸メニュー画
面(図示せず)を選択する。
【0079】(2)棚卸締め指示 オペレータは、棚卸メニュー画面から棚卸締め画面を選
択する。
【0080】棚卸締め画面の表示をさせる。
【0081】オペレータは棚卸締め画面で棚卸締めの
項目を入力し終えたら実行キーを押す。
【0082】「」で受付けた場合は、以下の処理を
行う。
【0083】(a)在庫マスタファイルを参照し棚卸フ
ラグが立っている品目を抽出し、品目毎に差異数量を求
める。また差異数量と該当品目の単価から差異金額を求
める。データを棚卸リスト用のデータとしてファイルに
保存する。
【0084】(b)全ての在庫に対して、(a)の処理
が終了したら、棚卸リストの出力を行う。
【0085】(c)全在庫に対して棚卸フラグおよび、
差異数量、棚卸年月日等の初期化を行う。
【0086】[その他の実施例]前記した実施例では、
品目コード、仕込品コード、ユニットコード、代表作番
などのコードを用いたが、前記した以外にも工場などの
実情に応じて他のコードも使用しても良い。
【0087】
【発明の効果】以上詳記したように、この発明は在庫マ
スタファイルを備え、常に在庫の把握、修正をできるの
で在庫が正確に管理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、物流管理倉庫の1階平面図である。
【図2】図2は、物流管理倉庫の2階平面図である。
【図3】図3は、物流管理倉庫の側面図である。
【図4】図4は、バケットのバーコードトラベル位置を
示す図である。
【図5】図5は、物流管理倉庫の小物自動倉庫の入出庫
ステーションの詳細を示す平面図である。
【図6】図6は、物流センターの管理システムの概要を
示す情報の流れを示すフロー図である。
【符号の説明】
1a,1b…平置倉庫 3…小物自動倉庫 5…搬入ステーション 6…スタッカクレーン 10…バケット 11…入出庫コンベヤ 15…ミニトレイン路 17…出庫コンベヤ 30…大物自動倉庫 50…中物自動倉庫 70…板金自動倉庫 100…物流センター管理システム 101…生産計画システム 102…生産管理システム 103…主要材料在庫ファイル 104…主要材料在庫システム 105…部品仕掛システム 106…加工進捗管理システム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品を被搭載手段に搭載して自動的に搬出
    入でき、かつ前記被搭載手段を貯蔵・管理するための複
    数の棚を有する自動倉庫と、 前記物品の入出庫・貯蔵の管理及び前記自動倉庫を制御
    するための端末を備えた制御装置とからなる物流センタ
    ーにおいて、 前記物品が在庫されている少なくとも前記自動倉庫の棚
    位置の情報、在庫数量を記録するための棚内在庫ファイ
    ルと、 前記物品の少なくとも入庫回数、入庫数量、出庫回数、
    出庫数量とを記録するための期間内入出庫状況ファイル
    と及び前記物品の少なくとも最終棚卸年月日、棚卸数量
    とを記録するための棚卸実績ファイルとを前記物品のコ
    ードごとに格納するための在庫マスタファイルを前記制
    御装置に備えた物流センターの棚卸システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記物品の入出庫作業時に、前記在庫マスタファイルの
    前記物品の出庫残数の確認、修正を行うことを特徴とす
    る物流センターの棚卸方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記物品の品目ごとに呼び出し、前記在庫マスタファイ
    ルの前記物品の出庫残数の確認、修正を行うことを特徴
    とする物流センターの棚卸方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000272714A (ja) * 1999-03-24 2000-10-03 Maruzen Co Ltd 物品保管管理システム
JP2009217518A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Toshiba Tec Corp 在庫情報処理装置
JP2016051238A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 株式会社日立製作所 棚卸周期管理装置
CN111461583B (zh) * 2019-01-18 2024-05-17 北京京东乾石科技有限公司 一种库存盘点方法和装置

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