JPH06227625A - 部品供給システム - Google Patents

部品供給システム

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JPH06227625A
JPH06227625A JP1544293A JP1544293A JPH06227625A JP H06227625 A JPH06227625 A JP H06227625A JP 1544293 A JP1544293 A JP 1544293A JP 1544293 A JP1544293 A JP 1544293A JP H06227625 A JPH06227625 A JP H06227625A
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JP1544293A
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English (en)
Inventor
Taiji Takenaka
中 泰 司 竹
Masanari Takashima
嶌 勝 成 高
Kazuaki Yoshida
田 和 明 吉
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06227625A publication Critical patent/JPH06227625A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動倉庫を効率的に運用し、作業ステーショ
ンに仕掛在庫を発生させない。 【構成】 自動倉庫内を、配膳部品を保管する配膳エリ
アと、将来配膳部品となる部品を保管する保管エリアと
に分ける。作業ステーションから出庫要求があると(S
1)、配膳エリアから配膳部品を出庫した後(S2)、
配膳エリアの在庫をチェックする(S3)。在庫が一定
量以下になったならば(S4)、準備すべき部品を生産
計画に基づき洗い出し、この部品の入庫を指示する(S
5)。ただし、直ちに入庫するのではなく、まず入庫す
べき部品が保管エリアにあるかどうかを調べる(S
6)。そして、ある場合には、保管エリアを配膳エリア
に変更し、部品自体は移動させない(S7)。部品の入
庫は、保管エリアにない場合のみ行なう(S8〜S1
0)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組立ライン、加工ライ
ン等で使用される部品を、自動倉庫から作業ステーショ
ンに効率的に供給するための部品供給システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、部品が保管されている自動倉
庫から組立ライン部品を供給する方式としては、生産計
画押込み方式やかんばん方式が知られている。
【0003】生産計画押込み方法は、生産スケジュール
に従って一定量の部品を倉庫から出庫して組立ラインに
供給する方式であり、またかんばん方式は、かんばんの
やりとりにより、組立ラインの組立作業者からの部品出
庫要求に従って部品を供給する方式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の部品供給シ
ステムは、いずれの方式の場合も、部品は自動倉庫に一
旦投入された後に各ラインに供給されたり、あるいは組
立ラインに直接供給されることになるが、必ずしも生産
スケジュールおよびその生産実績にそった対応がなされ
ていないという問題がある。
【0005】すなわち、部品によっては自動倉庫内に長
く滞留したり、生産スケジュールと生産実績との間にず
れが生じた際に、組立ラインの組立作業者の横に仕掛り
在庫として滞留することがある。このため、自動倉庫の
効率的な運用ができず、また組立ラインの組立作業者の
作業スペース効率を悪くして作業効率に悪影響を及ぼ
し、さらに部品の配膳作業者の負荷が大きくなるという
問題がある。
【0006】本発明は、上記の点を考慮してなされたも
ので、自動倉庫の効率的な運用を図ることができ、しか
も作業者の作業スペース効率、配膳作業効率を向上させ
ることができる部品供給システムを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的と達
成する手段として、自動倉庫内を、配膳部品を所定数保
管する配膳用スペースと、将来配膳すべき部品を保管部
品として保管する保管用スペースとに分け、入庫管理部
と出庫管理部とにより自動倉庫に対し部品の入出庫管理
を行ない、生産計画に基づき予め定められた配膳部品を
予め定められた順番で作業ステーションに供給する部品
の供給システムであって、前記入庫管理部を、保管用ス
ペースの部品の保管情報を記憶する保管エリア記憶手段
と;配膳用スペースの部品の保管情報を記憶する配膳エ
リア記憶手段と;入庫する前に部品を識別する識別手段
と;識別した部品が入庫すべき部品であるか否かを部品
リストに基づき判断する登録有無判断手段と;前記保管
エリア記憶手段からの情報に基づき、入庫すべき部品の
入庫の可否を判断する入庫可否判断手段と;前記配膳エ
リア記憶手段からの情報に基づき配膳部品の残量を判断
し、残量が基準値以下になった際に配膳指示を行なう配
膳指示必要の有無判断手段と;前記保管エリア記憶手段
からの情報に基づき、配膳指示された部品が保管用スペ
ースに有るか否かを判断し、有る場合には当該保管用ス
ペースを配膳用スペースに変更するとともに、ない場合
には自動倉庫への部品の入庫を指示する配膳手段と;か
ら構成し、かつ前記出庫管理部を、作業ステーションか
らの出庫要求に基づき、当該作業ステーションに出庫供
給すべき配膳部品を認識する出庫要求認識手段と;認識
された配膳部品の出庫指示を行なう出庫指示手段と;か
ら構成するようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に係る部品供給システムにおいては、自
動倉庫内が、配膳部品を所定数保管する配膳用スペース
と、将来配膳すべき部品を保管部品として保管する保管
用スペースとに分けられている。そして、部品は入庫前
に、作業ステーションで必要とする部品であるか否かが
判断され、必要な部品であっても、同一部品が保管用ス
ペースに保管されている場合には入庫しない。このた
め、自動倉庫の効率的な運用が図られる。
【0009】ところで、生産計画に基づき、配膳部品を
順次供給していくと、配膳部品の保管量が次第に少なく
なるが、その残量が設定値以下となると、配膳指示が出
されて当該部品が入庫される。ただし、直ちに入庫され
るのではなく、まず同一部品が保管用スペースに有るか
否かが判断され、有る場合には、保管用スペースを配膳
用スペースに変更する。すなわち、部品自体は移動させ
ず、配膳用スペースの位置だけを変える。そして、保管
用スペースにない部品についてのみ入庫を行なう。この
ため、配膳作業効率を向上させることが可能となる。
【0010】一方、出庫は、作業ステーションからの出
庫要求に基づきなされる。このため、生産スケジュール
と生産実績との間にずれが生じた場合であっても、組立
ラインの組立作業者の横に仕掛在庫として滞留すること
がなく、作業者の作業スペース効率を向上させることが
可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施例に係る部品供給
システムを示す全体構成図であり、この部品供給システ
ムは、大別して入庫管理部Aと出庫管理部Bとから構成
され、これら両管理部A,Bにより、図2に示す自動倉
庫Cに対する部品の入出庫管理が行なわれるようになっ
ている。
【0012】自動倉庫Cは、図2に示すように、上下2
段のラック構造をなしており、ラック番号1〜12で示
す12個のラックは、(配)で示す配膳用スペース(最
大5棚)と、(保)で示す保管用スペース(最大7棚)
とに割当てられ、その時々に応じその位置が変更される
ようになっている。これについては後に詳述する。
【0013】配膳用スペースは、組立ステーションから
の出庫要求に基づき、生産計画に基づいて予め決められ
た順番で決められた部品を出庫するために、その部品を
パレット上に搭載して保管するスペースであり、その数
は、各組立ステーション毎、配膳作業者の作業時間等に
よって、最大値が決められている(例えば、Aステーシ
ョン用…5パレット、Bステーション用…8パレット、
Cステーション用…15パレット等)。
【0014】また、保管用スペースは、他の場所で投入
された部品を搭載するパレットの中で、予め自動倉庫C
に保管すべきものとして登録をされた部品パレット(近
い将来配膳部品として配膳されるべき部品・パレット)
を保管するスペースであり、各品番の保管できるパレッ
ト数量は品番毎に異なり、最大パレット数量が各々決め
られている。例えば、品番D1は80個(4パレット分
…20個/パレット)、品番D3は100個(5パレッ
ト分…20個/パレット)、品番D7は60個(3パレ
ット分…20個/パレット)等である。
【0015】一方、この自動倉庫Cに対し部品の入庫管
理を行なう入庫管理部Aは、図1に示すように、パレッ
トIDおよび部品品番の識別手段1,保管部品品番の登
録記憶手段2,登録有無の判断手段3,入庫可否の判断
手段4,入庫の指示手段5,入庫の制御手段6,保管エ
リア記憶手段7,配膳エリア記憶手段8,配膳指示の必
要有無の判断手段9,作業ステーション毎の配膳部品の
配膳指示基準値の記憶手段10,生産計画チェックおよ
び配膳部品の認識手段11,生産計画による配膳部品の
記憶手段12,保管エリア品番在庫判断および引当ての
制御手段13,保管エリア引当ての指示手段14,およ
び配膳指示手段15を備えており、前記制御手段6から
出力される制御信号により昇降付き走行トラバーサ21
が制御され、部品の入庫が行なわれるとともに、前記配
膳指示手段15から出力される配膳指示により、作業者
配膳22がなされるようになっている。
【0016】識別手段1は、部品の入庫前にパレットI
Dおよび部品品番を識別し、識別された部品は、登録記
憶手段2からの情報と判断手段3において突合わさせ、
登録されている部品であるか否かが判断され、判断手段
4において入庫可否が判断される。そして、入庫が認め
られた部品については、指示手段5から入庫の指示が出
力され、制御手段6により昇降付き走行トラバーサ21
が制御されて部品の入庫がなされるようになっている。
【0017】また、保管エリア記憶手段7には、保管用
スペースの部品の保管情報が記憶されており、また配膳
エリア記憶手段8には、配膳用スペースの部品の保管情
報が記憶されている。そして、配膳エリア記憶手段8か
らの情報は、判断手段9に入力され、この判断手段9
は、配膳用スペースの部品の残量と記憶手段10に記憶
されている基準値とを比較し、配膳指示の必要があるか
否かを判断する。
【0018】また、認識手段11は、判断手段9で配膳
指示の必要有りと判断された場合に、記憶手段12から
の生産計画による配膳部品の情報に基づき、生産計画チ
ェックおよび配膳部品認識を行なう。これにより特定さ
れた配膳部品は、制御手段13によりまず同一部品が保
管用スペースに保管されているか否かが判断される。そ
して保管されている場合には、指示手段14を介して保
管用スペースの配膳用スペースへの変更がなされるとと
もに、保管されていない場合には、配膳指示手段15を
介して作業者配膳22がなされる。
【0019】一方、自動倉庫Cに対する部品の出庫管理
を行なう出庫管理部Bは、図1に示すように、出庫要求
認識手段16,出庫指示手段17,および出庫制御手段
18を備えている。そして出庫要求認識手段16は、作
業ステーションDに設けた出庫要求手段19からの出庫
要求の入力により起動され、また出庫制御手段18は、
出庫制御信号の出力により昇降付き走行トラバーサ21
を制御するようになっている。
【0020】出庫要求認識手段16は、出庫要求手段1
9からの出庫要求の入力により、出庫要求をした作業ス
テーションDがどのステーションであるか、及びそのス
テーションに出庫供給すべき配膳部品はどの部品である
かを認識するようなっており、この認識の後、出庫指示
手段17において出庫指示がなされ、出庫制御手段18
を介して昇降付き走行トラバーサ21が出庫制御され
る。
【0021】図3は、図1の部品供給システムを含むシ
ステム全体の概念図を示すもので、図中、符号31は生
産スケジュールの管理等を行なう上位システムコンピュ
ータ、符号32はフロア内のコンピュータ等で構成され
る入出庫システムであり、この入出庫システム32から
は先行配膳リスト33が出力され、この先行配膳リスト
33に基づき人手配膳作業が行なわれるようになってい
る。また、符号34は部品投入場所34であり、部品
は、この部品投入場所34から、平置スペース35ある
いは自動倉庫Cに搬入・入庫される。そして、作業ステ
ーションDの組立ライン36の近傍にある押ボタンスイ
ッチ37を作業者が操作することにより、出庫要求が自
動倉庫Cに対してなされ、自動倉庫Cからは、必要な配
膳部品が組立ライン36に出庫されるようなっている。
【0022】図4は配膳用スペースへの入庫および出庫
の動作を示すフローチャート、図5は保管用スペースへ
の入庫の動作を示すフローチャートであり、以下、Aス
テーションで使用する部品の配膳用スペースへの入庫,
出庫および保管用スペースへの入庫を例に採って、本実
施例の作用を説明する。
【0023】図2は、ある時点における自動倉庫C内の
配膳部品の保管状態を示すもので、ラック番号1〜5
は、配膳用スペースとして割当てられたラックであり、
これら各ラックには、生産計画に基づいた出庫すべき配
膳部品を搭載したパレットが、図6に示す出庫順序の早
いものから順に5パレット保管されている。なお、図2
において、A1,A2,A3は、Aステーションで使用
される配膳部品の種類を表わしている。
【0024】また、ラック番号6〜12は、保管用スペ
ースとして割当てられたラックであり、これら各ラック
には、将来配膳部品となる保管部品を搭載したパレット
が、5パレット保管されている。
【0025】すなわち、ラック番号6には部品品番D
3:20個、ラック番号7には部品品番D1:20個、
ラック番号8には部品品番D1:20個、ラック番号9
には部品品番D3:20個、ラック番号10には部品品
番D1:20個が、それぞれパレット上に搭載されて保
管されており、ラック番号11,12は空の状態であ
る。
【0026】図7(a)〜(e)は、配膳エリア記憶手
段8におけるデータ遷移を示し、また図8(a),
(b)は、保管エリア記憶手段7におけるデータ遷移を
示すもので、図2に示す状態においては、各記憶手段
8,7におけるデータは、図7(a)および図8(a)
に示す状態になっている。
【0027】以上の状態において、配膳用スペースから
の出庫動作は以下のようにしてなされる。すなわち、ま
ず図4のステップS1において、出庫要求があるか否か
が判別される。具体的には、作業ステーションDの出庫
要求手段19から、出庫要求認識手段16に出庫要求が
入力されたか否かが判断される。そして入力された場合
には、出庫要求認識手段16において、Aステーション
からの出庫要求であることが認識され、その後、出庫す
べき配膳部品がどの部品であるかが、配膳エリア記憶手
段8からの情報に基づき認識される。
【0028】この認識が終わると、図4のステップS2
において、出庫指示手段17により出庫指示が出され、
昇降付きトラバーサ21が出庫制御手段18により制御
されて、配膳用スペースに保管されている配膳部品A1
がラック番号1から出庫される。
【0029】なお、自動倉庫Cから出庫された配膳部品
は、図3に示すように、通常は自動搬送車(AGV)に
より自動搬送されるが、搬送手段はこれに限定されるも
のではない。
【0030】次に、配膳用スペースのパレット入庫動作
について説明する。図4のステップS2において出庫指
示が完了すると、ステップS3において、配膳エリアの
残りのパレット数がチェックされる。具体的には、配膳
エリア記憶手段8からの情報を判断手段9でチェックし
て残りの配膳部品の数をチェックする。このチェック
は、出庫指示完了の都度行なわれる。
【0031】次いで、ステップS4において、チェック
したパレット数が記憶手段10に記憶されている基準値
以下か否かが判別され、基準値を超えている場合には、
ステップS1に戻って次の出庫順位の配膳部品A2,A
3をラック番号2,3から出庫する。例えば記憶手段1
0に記憶されている基準値が、図7(d)に示す在庫が
2パレットの状態であるとすると、図7(b),(c)
の状態の場合には、配膳部品の出庫が順次行なわれるこ
とになる。
【0032】ステップS4における判別の結果、図7
(d)に示す在庫が2パレットであると判別された場合
には、ステップS5において、準備すべき部品の洗い出
しが行なわれてパレット上への部品の配膳が指示され
る。具体的には、認識手段11において、記憶手段12
の内容が認識され、その後配膳すべき配膳部品A2,A
3,A1(図6における出庫順序,,の配膳部
品)の配膳用スペースへの入庫行なう配膳指示が出され
る。そして、配膳指示が出ると、配膳エリア記憶手段8
には、図7(e)に示すように、生産計画に基づいた出
庫順番に従って、出庫順位(3)にA2,(4)にA
3,(5)にA1が割付けられる。
【0033】次いで、ステップS6において、配膳指示
に該当するパレットが保管用スペースにあるか否かが判
別される。具体的には、制御手段13において、配膳指
示に該当する配膳部品が保管用スペースにあるか否か
が、保管エリア記憶手段7からの情報に基づき判断され
る。
【0034】配膳指示に該当する配膳部品が保管用スペ
ースにある場合には、ステップS7において、保管エリ
ア記憶手段7から配膳エリア記憶手段8にデータ上で移
動が行なわれる。すなわち、指示手段14で該当する配
膳部品を引当て、配膳用スペースに入庫したものと看做
し、データを配膳エリア記憶手段8に移動する(配膳部
品自体は移動せず、所定の棚に格納されたままであ
る)。
【0035】本実施例においては、配膳指示された配膳
部品の種類のうちA3とA1は、保管用スペースに該当
する部品品番D3:20個と部品品番D1:20個が存
在するので、ラック番号6のA3とラック番号7のA1
とを引当て、配膳エリア記憶手段8に配膳完了としてデ
ータを移動する。これにより、図9に示すように、ラッ
ク番号6,7の部品は配膳用スペースの部品として記憶
されることになる。
【0036】図8(a)に示すように、保管エリア記憶
手段7においては、配膳部品の種類A3,A1に該当す
る部品品番D3,D1が配膳エリア記憶手段8にデータ
上で移動するので、図8(b)に示すように、保管エリ
ア記憶手段7には2パレット分の空席が生じることにな
る。
【0037】一方、配膳部品A2に該当する部品品番D
1:10個と部品品番D3:10個を搭載したパレット
は、保管用スペースに存在しないので、ステップS8に
おいて、配膳指示手段15により配膳指示リストが出力
されるとともに、図9に示すように、空のラック番号1
の場所が配膳部品A2の格納場所として確保される。
【0038】なお、配膳作業者に対する配膳指示として
の配膳指示リストは、例えば「配膳部品の種類A2とし
て、品番D1:10個,品番D3:10個の部品をパレ
ットに載せて自動倉庫Cに入庫せよ」という形で出力さ
れる。
【0039】この配膳指示リストが出力されると、ステ
ップS9において、配膳作業者は、平置スペース35で
所定のパレットの上に品番D1:10個,品番D3:1
0個の部品を揃えて配膳部品の種類A2を準備する。そ
して、この準備が完了したならば、ステップS10にお
いて入庫を行なう。具体的には、作業者は配膳部品A2
を自動倉庫Cの入庫部に搬入し、格納場所であるラック
番号を指定して、昇降付き走行トラバーサ21によって
配膳部品A2をラック番号1に格納する。
【0040】次に保管用スペースへのパレット入庫動作
を、図5を参照して説明する。ステップS21におい
て、部品が投入場所に到着したならば、ステップS22
において、パレット自体の固有IDとパレット上の部品
品番(部品ID)とが識別される。この識別は、識別手
段1で行なわれる。
【0041】次いで、ステップS23において、自動倉
庫Cに保管すべきものとして登録されている部品品番・
パレットであるか否かが判別される。この判別は、判別
手段3において、登録記憶手段2からの情報に基づいて
行なわれる。
【0042】登録されている部品品番・パレットである
場合には、ステップS24において、自動倉庫C内の在
庫数が確認されるとともに、ステップS25において、
部品品番の登録最大在庫可能パレット数よりも少ないか
否かおよび保管用スペースに余裕があるか否かが判別さ
れる。この判別は、判別手段4において、該当する品番
の最大登録数量(パレット数)以下であることを、保管
エリア記憶手段7の状態を確認することにより行なわれ
ている。そして、入庫可能な場合には、ステップS26
において、自動倉庫Cへの搬送指示がなされるととも
に、ステップS27において、保管用スペースへの入庫
がなされる。
【0043】本実施例では、例えば品番D3の部品40
個(2パレット分)の入庫を想定し、品番D3の部品1
00個(5パレット分)まで入庫できるので、3パレッ
ト分の余裕がある。また、保管用スペースとしてラック
が7パレット分設定されており、図2の状態ではラック
番号11,12が空の状態であるので、判断手段4では
入庫可と判断され、指示手段5によりラック番号11,
12への入庫が指示される。そして、制御手段6により
昇降付き走行トラバーサ21が制御されて入庫がなされ
る。
【0044】一方、ステップS23において、保管すべ
きパレット・部品品番でないと判断された場合、および
ステップS25において、保管用スペースとして7パレ
ット分のラックすべてが満席であると判断された場合に
は、自動倉庫Cへの入庫は行なわれず、ステップS28
において、平置スペース35への搬送指示がなされ、ス
テップS29において、平置スペース35への搬送が行
なわれる。
【0045】図9に示す状態では、空状態のラックであ
る番号2,3,11,12のラックと、パレットを格納
したラック番号8,9,10のラックとの合計7ラック
が保管用スペースとなる。
【0046】このように、自動倉庫C内を、保管用スペ
ースと配膳用スペースとに分けているので、倉庫の運用
を効率的に行なうことができるとともに、配膳用スペー
スの部品が所定の残量以下になった際には、先行して配
膳部品の入庫を指示するようにしているので、作業効率
を向上させることができる。
【0047】なお、前記実施例においては、1つのステ
ーション(Aステーション)用の配膳部品の自動倉庫C
への入出庫について説明したが、実際には、複数の作業
ステーションに配膳部品が供給され、同一の自動倉庫C
内で各々のステーション毎に、自動倉庫Cを保管用スペ
ースと配膳用スペースとに割当て、保管用スペースは実
施例の3種類の品番の部品に限定されず、さらに多くの
品番の部品が保管されるように登録され、また配膳作業
者への配膳リストも複数のステーションに対して出力さ
れることになる。しかし、この場合にも同様に適用する
ことができる。
【0048】また、前記実施例においては、部品の取扱
いをパレット上に部品を載せてパレット単位で行なう場
合について説明したが、これに限らずプラスチック製の
箱やダンボール箱等の別の手段を用いて運用することも
できる。
【0049】また、前記実施例においては、保管用スペ
ースに格納する部品として、品番D1,D3等単一品番
のみの場合について説明したが、配膳を完了した配膳部
品の種類A1,A2として登録し、部品投入場所34か
ら入庫運用することも可能である。すなわち、部品投入
場所34で品番D1:10個,品番D3:10個を同じ
パレットに混載して入庫し、配膳部品の種類A2として
引当てに対応させることもできる。
【0050】さらに、前記実施例では特に説明しなかっ
たが、実際の運用に当っては、あるタイミングで保管用
スペースから配膳用スペースにデータを移動させるた
め、保管用スペースの棚数と配膳用スペースの棚数の合
計は、自動倉庫Cの合計棚数よりも多少大きな値に設定
することが望ましい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、自動倉庫
を保管用スペースと配膳用スペースとに分けているの
で、出庫に左右されることなく保管用スペースに入庫す
ることができるとともに、倉庫の効率的な運用を図るこ
とができる。
【0052】また、配膳用スペースの部品の残量を把握
し、所定の在庫以下になったならば先行して部品の入庫
を指示するようにしているので、作業ステーションから
の出庫要求に対して直ちに対応でき、また配膳作業者
も、あわてることなく余裕をもって作業を行なうことが
でき、またバッチ作業により作業効率を向上させること
ができる。
【0053】また、部品を入庫する場合には、入庫すべ
き部品であるか否かを判断し、入庫すべき部品であって
も、保管用スペースに同一部品がある場合には、この部
品を配膳部品として引当てて入庫しないようにしている
ので、作業者の作業負荷を大幅に軽減することができ
る。
【0054】さらに、出庫は作業ステーションからの出
庫要求によりなされるので、生産スケジュールと生産実
績との間にずれが生じた場合であっても、作業ステーシ
ョンの仕掛在庫が発生せず、作業スペースを効率的に使
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る部品供給システムを示
す全体構成図。
【図2】自動倉庫における配膳用スペースと保管用スペ
ースとの割当て状態の一例を示す説明図。
【図3】図1の部品供給システムを含むシステム全体の
構成を示す概念図。
【図4】配膳用スペースへの入庫および出庫動作を示す
フローチャート。
【図5】保管用スペースへの入庫動作を示すフローチャ
ート。
【図6】Aステーションにおける生産計画による必要部
品リストの一例を示す説明図。
【図7】(a)〜(e)は配膳エリア記憶手段における
データ遷移の一例を示す説明図。
【図8】(a)および(b)は保管エリア記憶手段にお
けるデータ遷移の一例を示す説明図。
【図9】保管用スペースを配膳用スペースに引当てた状
態を示す説明図。
【符号の説明】
1 識別手段 2 登録記憶手段 3,4,9 判断手段 5,14 指示手段 6,13 制御手段 7 保管エリア記憶手段 8 配膳エリア記憶手段 10,12 記憶手段 11 認識手段 15 配膳指示手段 16 出庫要求認識手段 17 出庫指示手段 18 出庫制御手段 19 出庫要求手段 A 入庫管理部 B 出庫管理部 C 自動倉庫 D 作業ステーション

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動倉庫内を、配膳部品を所定数保管する
    配膳用スペースと、将来配膳すべき部品を保管部品とし
    て保管する保管用スペースとに分け、入庫管理部と出庫
    管理部とにより自動倉庫に対し部品の入出庫管理を行な
    い、生産計画に基づき予め定められた配膳部品を予め定
    められた順番で作業ステーションに供給する部品の供給
    システムであって、 前記入庫管理部は、保管用スペースの部品の保管情報を
    記憶する保管エリア記憶手段と;配膳用スペースの部品
    の保管情報を記憶する配膳エリア記憶手段と;入庫する
    前に部品を識別する識別手段と;識別した部品が入庫す
    べき部品であるか否かを部品リストに基づき判断する登
    録有無判断手段と;前記保管エリア記憶手段からの情報
    に基づき、入庫すべき部品の入庫の可否を判断する入庫
    可否判断手段と;前記配膳エリア記憶手段からの情報に
    基づき配膳部品の残量を判断し、残量が基準値以下にな
    った際に配膳指示を行なう配膳指示必要の有無判断手段
    と;前記保管エリア記憶手段からの情報に基づき、配膳
    指示された部品が保管用スペースに有るか否かを判断
    し、有る場合には当該保管用スペースを配膳用スペース
    に変更するとともに、ない場合には自動倉庫への部品の
    入庫を指示する配膳手段と;を備え、 前記出庫管理部は、作業ステーションからの出庫要求に
    基づき、当該作業ステーションに出庫供給すべき配膳部
    品を認識する出庫要求認識手段と;認識された配膳部品
    の出庫指示を行なう出庫指示手段と;を備えていること
    を特徴とする部品供給システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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