JP2975254B2 - 入庫時配膳方法および該方法の実施システム - Google Patents

入庫時配膳方法および該方法の実施システム

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JP2975254B2
JP2975254B2 JP6036837A JP3683794A JP2975254B2 JP 2975254 B2 JP2975254 B2 JP 2975254B2 JP 6036837 A JP6036837 A JP 6036837A JP 3683794 A JP3683794 A JP 3683794A JP 2975254 B2 JP2975254 B2 JP 2975254B2
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敏幸 佐藤
悟 江崎
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Automatic Assembly (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生産工場の物流倉庫に
おいて、入庫する部品を予め定めた配膳単位に配膳する
入庫時配膳方法および該方法の実施システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、部品の配膳作業として、部品の入
庫時に部品種類ごと、もしくはランダムに収納してお
き、生産職場からの出庫要求に基づいて、この収納され
ている部品をピッキングして集約し、生産職場において
組立て作業を行う単位に配膳する方法がある。
【0003】この場合、配膳単位ごとの部品品種および
数量にばらつきがあるため、配膳単位ごとの配膳作業の
時間にばらつきが起こる。
【0004】このため、生産職場において部品を必要と
する期日に対し、1日から数日の余裕を持って配膳作業
を完了しておき、この配膳作業を完了した部品を、生産
職場からの出庫要求に応じて出庫している。
【0005】また、従来の配膳作業として、特開平4−
112105号公報(発明の名称:「物品の仕分け方法
およびその設備」)に開示された技術が知られている。
【0006】前記特開平4−112105号公報に開示
された技術は、図9に示すように、物流倉庫に入庫した
後、保管されている部品を保管棚31より作業者33a
が台車等の集約コンテナ32へ集約した後、作業者33
aがピッキング指示35に従って、集約コンテナ32を
集約コンテナ移動位置34へ移動する。
【0007】次に、分岐コンベア36上を移動するコン
テナ37は、停止機構38により作業者33bの前に停
止する。
【0008】そして、作業者33bは、ピッキング指示
35に従い、集約コンテナ34内の部品をコンテナ37
へ移載する。作業の終了は終了スイッチ(図示していな
い)にて確認する。
【0009】この時、作業者33bがピッキング指示3
5通りに作業を行ったか否かの確認を行う機構は備えて
いない。
【0010】また、別の作業者33cは、分岐コンベア
39において、ピッキング指示41に従って、別の保管
棚40から部品を取り出し、別のコンテナ42に入れる
という方法である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の出庫時配膳方法においては、生産職場における組立
て作業の開始時より1日から数日前に部品の配膳作業を
完了していなければならない。すなわち、生産職場の作
業者が必要としない時であっても、物流倉庫内に1日か
ら数日分の余剰在庫を保管しておかなければならないと
いう問題がある。
【0012】また、前記特開平4−112105号公報
に開示されている技術では、ピッキング指示41通りに
作業が完了したか否かの確認ができず、作業者の不注意
などにより出庫すべき部品を移載するコンテナを間違え
る可能性があり、そのまま別の生産職場へ搬送される可
能性があるという問題がある。
【0013】さらに、停止機構38によってコンテナを
停止させた後に配膳を行い、配膳終了後に終了スイッチ
を押下するという工程が必要となるため、直接、配膳作
業と関係のない作業が加わることになり、作業時間が長
くなるという問題がある。
【0014】本発明の目的は、物流倉庫内の余剰在庫を
削減し、誤入庫および誤出庫を防止し、かつ配膳作業時
間の短縮を可能とする入庫時配膳方法および該方法の実
施システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0016】すなわち、部品品種を表示する識別表示を
付与された入庫部品のうち組立て作業を行う製品ごとに
個別に購入する個別部品は、該個別部品の入庫時に、組
立て作業単位を表す認識表示が付与された第1の配膳容
器に配膳し、複数の製品に共通に使用する共通部品は、
該共通部品の入庫時に、部品品種を表す認識表示が付与
された第2の配膳容器に配膳しておき、予め定められた
生産計画に基づいて、前記第1の配膳容器に、前記第2
の配膳容器に配膳されている前記共通部品を移載して組
立て作業単位ごとに配膳し直して収納しておき、生産職
場からの出庫指示に基づいて前記第1の配膳容器を出庫
するようにしたものである。
【0017】また、部品品種を表示する識別表示を付与
された入庫部品のうち組立て作業を行う製品ごとに個別
に購入する個別部品を配膳する組立て作業単位を表す認
識表示が付与された第1の配膳容器と、複数の製品に共
通に使用する共通部品を配膳する部品品種を表す認識表
示が付与された第2の配膳容器と、予め定められた生産
計画に基づいて、前記第1の配膳容器に、前記第2の配
膳容器に配膳されている前記共通部品を移載して組立て
作業単位ごとに配膳し直して収納する収納手段と、生産
職場からの出庫指示に基づいて前記第1の配膳容器を出
庫する出庫手段とを備えるものである。
【0018】
【作用】前記手段によれば、部品品種を表示する識別表
示を付与された入庫部品ののうち、生産職場において組
立作業を行う製品ごとに個別に購入される個別部品を、
その個別部品の入庫時に組立作業を行う単位を表す認識
表示が付与された第1の配膳容器に配膳し、前記入庫部
品のうち、複数の製品に共通に使用される共通部品を、
その共通部品の入庫時に部品品種単位を表す認識表示が
付与された第2の配膳容器に配膳し、予め定められた生
産計画に基づいて、前記第1の配膳容器に、前記第2の
配膳容器に収納されている共通部品を移載して生産職場
において組立作業を行う単位ごとに配膳し直されて収納
しておき、生産職場からの出庫指示に応じて、この配膳
を完了した第1の配膳容器を出庫するので、物流倉庫内
に余剰在庫を保管しておく必要がない。
【0019】また、予め部品品種を表示する識別表示を
付与された入庫部品のうち組立て作業を行う製品ごとに
個別に購入する個別部品を配膳する組立て作業単位を表
す認識表示が付与された第1の配膳容器と、複数の製品
に共通に使用する共通部品を配膳する部品品種を表す認
識表示が付与された第2の配膳容器と、予め定められた
生産計画に基づいて、前記第1の配膳容器に、前記第2
の配膳容器に配膳されている前記共通部品を移載して組
立て作業単位ごとに配膳し直して収納する収納手段と、
生産職場からの出庫指示に基づいて前記第1の配膳容器
を出庫する出庫手段とを備えるので、部品の誤出庫を防
止することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
【0021】図1は本発明に係る入庫時配膳方法を適用
した一実施例の配膳設備を示す概略平面図である。
【0022】図2は本発明に係る入庫時配膳方法を適用
した一実施例の配膳設備を示す概略斜視図である。
【0023】図1および図2において、本実施例におけ
る配膳設備は、大別して、入庫時配膳工程49、共通部
品配膳工程50、および配膳終了コンテナ搬送設備51
とから構成されている。
【0024】入庫時配膳工程49は、入庫部品を収納し
ておく回転ラック1(1a、1b、1c、1d)、入庫
メインコンベア3から回転ラック1にコンテナを移載す
る移載機2(2a、2b、2c、2d)、配膳作業コン
ベア4、入庫部品を入れるべきコンテナの位置を表示す
るコンテナ位置表示器5、入庫作業を行う作業者6(6
a、6b)、入庫部品を一時置いておく入庫作業棚7、
入庫部品を配膳単位ごとに入れる入庫作業コンテナ2
0、および入庫部品を入れるべきコンテナがない場合に
使用する空きコンテナ24を配膳作業コンベア4に搬送
するための分岐コンベア8などから構成される。
【0025】また、共通部品配膳工程50は、一旦収納
されている共通部品を、配膳単位ごとに配膳されている
個別部品のコンテナに入れる場所に設置されている共通
ピッキングコンベア13、作業者6cにピッキング作業
を指示する作業指示14、回転ラック1に収納されてい
る入庫コンテナを搬送する共通部品コンベア19および
共通部品が配膳されている共通部品作業コンテナ21な
どから構成される。
【0026】また、配膳終了コンテナ搬送設備51は、
配膳を完了した配膳後コンテナ23は、生産職場に出庫
する出庫コンテナ搬送コンベア16、生産職場搬送コン
ベア25、および生産職場から返送される空コンテナ2
4を搬送する空コンテナ搬送コンベア17などから構成
される。
【0027】なお、それぞれの工程には、各種バーコー
ドを読み取るバーコードリーダ29(29a、29b、
29c、29e)が適宜設けられている。
【0028】図3は本実施例で使用する部品の入庫作業
棚を示す図である。図3(A)において、入庫作業棚7
は区画仕切44によって仕切られている。また、43は
部品の出入りの誤り表示するエラー表示器である。
【0029】図3(B)において、区画仕切44には、
入庫部品を置く区画を表示する区画表示45と、部品の
出入りを検出するセンサ46が設けられている。
【0030】このセンサ46は、入出庫部品あるいは作
業者の腕などによって遮断されることにより、部品の出
入りを検出するセンサであれば何でもよく、赤外線セン
サ、超音波センサなどが考えられる。
【0031】図4は本実施例のコンベアのセンサ位置お
よびコンテナ位置表示を示す側面図である。
【0032】図4おいて、4は配膳作業コンベア、5は
コンテナ位置表示機、5a、5bは配膳作業コンベア4
上の複数個のコンベアのうち予め指定したコンテナであ
ることを作業者6bに知らせる表示器、20は入庫作業
コンテナ、30は入庫作業判定機構、47は部品が予め
指定されたコンテナに移載されたか否かを確認する作業
確認センサ、および48は予め指定したコンテナの位置
を検出するコンテナ位置検出センサである。
【0033】なお、一連の処理を実行する制御装置およ
び制御装置が実行する各種プログラムおよび使用する各
種データを記憶している記憶装置は、特に図示していな
い。
【0034】次に、図1〜図4の構成からなる本実施例
の入庫時配膳方法および該方法の実施システムにおける
配膳処理手順について、図5および図6に示すフローチ
ャートを用いて説明する。
【0035】図5および図6は本発明を適用した入庫時
配膳方法および該方法の実施システムの一実施例におけ
る入庫時の処理手順を示すフローチャートである。
【0036】なお、図5および図6において、2重枠で
囲んだ処理手順は作業者が行う処理を表すものである。
【0037】まず、入庫された部品は、入庫部品パレッ
ト10に積載され、無人搬送車(図示していない)から
無人搬送車受取口9へ移送される。次に、入庫部品パレ
ット10は、パレットコンベア11により作業者6aの
近傍に搬送され、停止機構38によって停止する(ここ
までは、図5に示していない)。
【0038】図5および図6において、作業者6aは、
入庫部品パレット10から入庫部品を取り出し(S50
1)、入庫部品に貼付された部品ごとに異なるバ−コ−
ドをバ−コ−ドリ−ダ29aによって読み取らせる(S
502)。
【0039】次に、制御装置は、回転ラック1(1a、
1b、1c、1d)のいずれかに入庫部品を入れるコン
テナがあるか否かを判定する(S503)。
【0040】この時、回転ラック1(1a、1b、1
c、1dのいずれか)内に入庫部品を入れるべきコンテ
ナが存在しない場合は(S503:No)、作業者6a
は、入庫部品を入庫作業棚7へ入れることなく、空コン
テナ24へ入庫部品を入れ(S513)、この空コンテ
ナ24のバーコードをバーコードリーダ29aに読み取
らせる(S514)。
【0041】そして、この空コンテナ24を、分岐コン
ベア8上へ置く(S515)。置かれた空コンテナ24
は、配膳作業コンベア4へ移載され(S516)、S5
22へ進む。
【0042】S503において、入庫部品を入れるコン
テナが、回転ラック1(1a、1b、1c、1dのいず
れか)に存在する場合は(S503:Yes)、作業者
6aは、区画表示45に従い、入庫部品を入庫作業棚7
の予め指定された区画仕切44の位置に置く(S50
4)。
【0043】この時、入庫作業棚7の各々の区画仕切4
4に取り付けられたセンサ46を、作業者6aもしくは
入庫部品が遮断することによって、制御装置は、センサ
46を遮断した位置の区画仕切44に、読み取られたバ
ーコードを有する入庫部品が置かれたものと認識する。
【0044】次に、制御装置は、回転ラック1のうち、
1a、1b、あるいは1cのいずれかに入庫部品を入れ
るコンテナが存在するか否かを判定する(S505)。
【0045】ここで、例えば、入庫部品を入れるべきコ
ンテナが回転ラック1dに存在する場合は(S505:
No)、該当するコンテナが、回転ラック1dから移載
機28dによつて、直接、入庫コンテナ搬送コンベア1
8に移載され(S517、S518)、S511に進
む。
【0046】S505において、他の回転ラック1(1
a、1b、1cのいずれか)に入庫部品を入れるコンテ
ナが存在する場合は(S505:Yes)、移載機28
(28a、28b、28cのいずれか)を介し、出庫コ
ンベア27によって、バーコードリーダ29bの位置ま
で搬送される(S506、507)。
【0047】そして、バーコードリーダ29bによっ
て、このコンテナのバーコードが読み取られ(S50
8)、制御装置は、この読み取られたバーコードから、
このコンテナが入庫作業棚7に呼び出された入庫作業コ
ンテナ20か否かを判定する(S509)。
【0048】制御装置によって入庫作業棚7に呼び出さ
れた入庫作業コンテナ20であると判定されたコンテナ
は、入庫コンテナ移載機26によって、入庫コンテナ搬
送コンベア18に移載される(S510)。
【0049】こうして、回転ラック1dあるいは回転ラ
ック1a、1b、1cのいずれかから入庫コンテナ搬送
コンベア18に移載された入庫作業コンテナ20は、配
膳作業コンベア4へ搬送される(S511)。
【0050】配膳作業コンベア4手前に設けたバ−コ−
ドリ−ダ29cは、入庫作業コンテナ20に貼付された
認識表示としてのバ−コ−ドを読み取り(S512)、
制御装置は、この読み取られたられたバーコードに基づ
いて、入庫作業棚7のどの位置の部品が入庫作業コンテ
ナ20へ入るか区画表示45を介して作業者6bへ告知
する(S519)。
【0051】この時、配膳作業コンベア4に搬送された
入庫作業コンテナ20は、作業者6bが、入庫部品を、
この入庫作業コンテナ20へ入れる作業が行えるほどの
速さで移動させておく。
【0052】作業者6bは、S519で指示された入庫
作業棚7の区画表示45に置かれている入庫部品を取り
出す(S520)。
【0053】なお、作業者6bが、作業を行っている間
にも入庫作業コンテナ20は、配膳作業コンベア4の上
をゆっくりと移動しているため、作業者6bの付近に数
個の入庫作業コンテナ20が存在する場合がある。
【0054】このような場合、どのコンテナへ入庫部品
を入れるかが判別できないことがある。そのため、入庫
作業判定機構30、コンテナ位置表示機5および区画表
示45によって作業者6bに知らせるようにしている。
【0055】この通知方法として、バ−コ−ドリ−ダ2
9cによって読み取ったコンテナがどのコンテナである
かは、コンテナ位置検出センサ48にて検出し、その結
果をコンテナ位置表示機5に通知して、表示器5a、5
bに表示して、作業者6bに知らせるようにしている。
【0056】従って、作業者6bは、コンテナ位置表示
機5の表示器5a、5bの表示に基づいて、入庫部品を
入庫作業コンテナ20へ入れる(S521)。この時、
作業者6bもしくは入庫部品が作業確認センサ47を遮
断する。
【0057】すると、この遮断された作業確認センサ4
7の位置にある入庫作業コンテナ20へ入庫部品が入れ
られたことが認識され、制御装置は、入庫部品が間違い
なく生産職場の作業単位に配膳されたことを確認する。
【0058】この時、入庫作業コンテナ20へ入庫部品
を入れる作業を間違え、コンテナ位置表示器5通りの入
庫作業コンテナ20以外のコンテナへ入れてしまった場
合、または指示された区画表示45以外から部品を取り
出してしまった場合は、配膳作業コンベア4を停止さ
せ、エラー表示器43によって作業者6bにエラ−内容
を知らせると同時に、どのコンテナが間違えられたかは
コンテナ位置表示機5(表示器5a、5b)によって知
らせ、どの部品が間違えられたかは区画表示45によっ
て通知するようにしている。
【0059】作業者6bが、入庫作業コンテナ20へ入
庫部品を入れる作業を終了すると、入庫作業コンテナ2
0は、配膳コンベア4から入庫メインコンベア3に移載
され(S522)、バ−コ−ドリ−ダ29dによって配
膳後コンテナ22の認識表示としてのバ−コ−ドが読み
取られ、制御装置によって、どの回転ラック1(1a、
1b、1c、1dのいずれか)に入れるかが指示され、
その指示により移載機28(28a、28b、28c、
28dのいずれか)を通して回転ラック1(1a、1
b、1c、1dのうちのいずれか)へ収納される(S5
24)。
【0060】このように、入庫される各種部品のうち、
部品によっては、生産職場において組立作業を行う製品
ごとに個別に購入される個別部品と、共通に使用するこ
とが多いため一括して購入する共通部品とあるが、作業
者6a、6bは区別せずに入庫処理を行うことができ
る。
【0061】次に、図1〜図4の構成からなる本実施例
の入庫時配膳方法および該方法の実施システムにおい
て、共通部品を配膳単位に収納された個別部品に合わせ
る処理手順について、図7に示すフローチャートを用い
て説明する。
【0062】図7は共通部品の配膳工程を示すフローチ
ャートである。なお、図7において、2重枠で囲んだ処
理手順は作業者が行う処理を表すものである。
【0063】図7において、まず、共通部品配膳工程5
0において、予め生産職場の生産計画によって定めた共
通部品の配膳作業計画に基づき、制御装置から作業者6
cへ作業指示14を介して配膳するコンテナの指示を行
う(S701)。
【0064】そして、制御装置は、回転ラック1(1
a、1b、1c、のいずれか)に配膳するコンテナが存
在するか否かを判定する(S702)。
【0065】例えば、回転ラック1a、1b、1cのい
ずれかに配膳するコンテナが存在せず、回転ラック1d
に存在する場合(S702:No)、回転ラック1dか
ら移載機28dによつて、直接、共通部品コンベア19
にコンテナが移載され(S706、S707)、S71
0に進む。
【0066】また、回転ラック1a、1b、1cのいず
れかに配膳するコンテナが存在する場合には(S70
2:Yes)、移載機28a、28b、28cいずれか
によって、出庫コンベア27にコンテナが移載される
(S703)。
【0067】この回転ラック1から出庫されるコンテナ
は、品種単位に共通部品を配膳したコンテナおよび生産
職場において作業する単位に配膳したコンテナであり、
これらをまとめて、以下、共通部品作業コンテナ21と
呼ぶこととする。
【0068】回転ラック1a、1b、1cのいずれかか
ら出庫された共通部品作業コンテナ21は、出庫コンベ
ア27によってバ−コ−ドリ−ダ29bの位置まで搬送
される(S704)。そして、バーコートリーダ29b
によって、共通部品作業コンテナ21の認識表示として
のバ−コ−ドが読み取られる(S705)。
【0069】そして、制御装置は、この読み込まれたバ
ーコードに基づいて、入庫コンテナ移載機26に移載す
るか否かを判定し(S708)、制御装置によって、移
載機26に移載しない共通部品作業コンテナ21である
と判断された場合は(S708:No)、入庫コンテナ
移載機26により移載されることなく、共通部品コンベ
ア19に移載される(S709)。
【0070】そして、回転ラック1から出庫されて共通
部品コンベア19に移載された共通部品作業コンテナ2
1は、作業者6cの前にある作業指示14と合致する場
所へ、共通部品ピッキングコンベア13にて搬送される
(S710)。
【0071】作業者6cは、自分自身の前に来た共通部
品作業コンテナ21のバーコードをバーコードリーダ2
9eによって読み取る(S711)。この読み取られた
バーコードに基づいて、制御装置は、作業者6cに対し
て作業指示14を介して、ピッキング作業を指示する
(S712)。
【0072】作業者6cは作業指示14に従い、作業者
6cの前に搬送された品種単位に共通部品を配膳したコ
ンテナから共通部品をピッキングして、生産職場におい
て作業する単位に配膳したコンテナへ入れる(S71
3)。
【0073】作業者6cは、配膳作業を終了すると、作
業指示14に対し、作業終了を終了スイッチ(図示して
いない)を押下することによって制御装置に通知する
(S714)。
【0074】その後、品種単位に共通部品を配膳したコ
ンテナおよび生産職場において作業する単位に配膳した
コンテナは、共通部品ピッキングコンベア13から共通
部品コンベア19に移載される(S715)。
【0075】そしてさらに、共通部品作業コンテナ21
は、共通部品コンベア19から入庫メインコンベア3に
移載され(S716)、バ−コ−ドリ−ダ29dによっ
て配膳後コンテナ22の認識表示としてのバ−コ−ドを
読み取られ(S717)、制御装置によって入庫位置が
指示され、移載機2(2a、2b、2c、2dのいずれ
か)を通して回転ラック1(1a、1b、1c、1dの
うちのいずれか)に収納される(S718)。
【0076】そして、生産職場から、生産職場での作業
単位に配膳された配膳終了コンテナ23の出庫要求があ
ると、配膳終了コンテナ搬送設備51によって出庫され
ることになる。
【0077】次に、図1〜図4の構成からなる本実施例
の入庫時配膳方法および該方法の実施システムにおい
て、配膳終了コンテナの出庫処理手順について、図8に
示すフローチャートを用いて説明する。
【0078】図8は配膳終了コンテナの出庫処理の手順
を示すフローチャートである。図8において、まず、生
産職場からの出庫要求があると(S801)、制御装置
は、回転ラック1(1a、1b、1cのいずれか)に配
膳終了コンテナ23が存在するか否かを判定する(S8
02)。
【0079】回転ラック1(1a、1b、1cのいずれ
か)に配膳終了コンテナ23が存在する場合は(S80
2:Yes)、移載機28(28a、28b、28cの
いずれか)を通して出庫コンベア27に移載される(S
803)。
【0080】この時、配膳終了コンテナ23が、回転ラ
ック1dに存在する場合は(S802:No)、移載機
28dを通して直接、共通部品コンベア19へ搬送され
るため、S807に進む。
【0081】S803において、出庫コンベア27に移
載された配膳終了コンテナ23は、バーコードリーダ2
9bの位置まで搬送され(S804)、バ−コ−ドリ−
ダ29bによって、コンテナの認識表示としてのバ−コ
−ドを読み取られる(S805)。
【0082】この読み取られたバーコードに基づいて、
配膳終了コンテナ23は、入庫コンテナ移載機26を介
さずに共通部品コンベア19へ移載される(S806:
No)。
【0083】こうして、回転ラック1a、1b、1cあ
るいは回転ラック1dに存在する配膳終了コンテナ23
は、出庫コンベア27から共通部品コンベア19に移載
される(S807)。
【0084】そして、この共通部品コンベア19へ移載
された配膳終了コンテナ23は、さらに出庫移載コンベ
ア15から出庫コンテナ搬送コンベア16を介して(S
808)、生産職場搬送コンベア25によって生産職場
へ搬送される(S809)。
【0085】また、生産職場にて部品を取り出され、空
になった配膳終了コンテナ23は、空コンテナ24とし
て生産職場搬送コンベア25によって、生産職場から空
コンテナ搬送コンベア17によって返送されるようにな
っている。
【0086】以上のように、本実施例によれば、個別部
品および共通部品の入庫時に配膳作業を行うので、物流
倉庫内に余剰在庫を保管しておく必要がない。
【0087】また、バーコードおよびセンサなどを使用
して、それぞれの工程における作業を逐次確認すること
により誤入庫、誤出庫を防止することができる。
【0088】また、入庫部品をコンテナに移載する作業
領域において、コンベアを停止させずにコンテナをゆっ
くりと移動させ、リアルタイムで作業指示を行うことに
より、タクトタイムを低減することが可能となり、作業
効率を上げることができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を得ることができる。
【0090】(1)物流倉庫内の余剰在庫を削減するこ
とができ、物流倉庫内のスペースを効率良く活用するこ
とができる。
【0091】(2)作業者の不注意による誤入庫および
誤出庫を防止することができる。
【0092】(3)作業者は、配膳作業以外に余分な作
業を行う必要がなく、配膳作業時間を短縮することがで
きる。
【0093】(4)出庫時には、人手によることなく制
御装置の指示に基づいて、要求元の生産職場において作
業する単位に配膳された部品を自動的に配送することが
できる。
【0094】(5)必要な作業者を入庫時に投入するこ
とにより、全体として物流倉庫の人員を削減することが
できる。
【0095】(6)本発明を適用した入庫時配膳システ
ムは、従来のソ−タ(自動仕分け機)を使用した設備と
比較して、安価な費用での実現が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る入庫時配膳方法を適用した入庫時
配膳システムの一実施例の構成を示す概略平面図であ
る。
【図2】本発明に係る入庫時配膳方法を適用した入庫時
配膳システムの一実施例の構成を示す概略斜視図であ
る。
【図3】本実施例で使用する入庫作業棚の斜視図であ
る。
【図4】本実施例の入庫時配膳工程のコンベアのセンサ
位置およびコンテナ位置表示機を示す側面図である。
【図5】本実施例の入庫部品の配膳工程の処理手順を示
すフロ−チャ−トである。
【図6】本実施例の入庫部品の配膳工程の処理手順を示
すフロ−チャ−トの続きである。
【図7】本実施例の共通部品の配膳工程の処理手順を示
すフロ−チャ−トである。
【図8】本実施例の配膳終了コンテナの出庫時の処理手
順を示すフロ−チャ−トである。
【図9】従来技術による配膳設備を示す概略平面図であ
る。
【符号の説明】
1(1a、1b、1c、1d)…回転ラック、2(2
a、2b、2c、2d)…移載機、3…入庫メインコン
ベア、4…配膳作業コンベア、5…コンテナ位置表示
器、6(6a、6b、6c)…作業者、7…入庫作業
棚、8、36…分岐コンベア、9、無人搬送車パレット
受取口、10…入庫部品パレット、11…パレットコン
ベア、12…無人搬送車パレット引渡口、13…共通部
品ピッキングコンベア、14…作業指示、15…出庫移
載コンベア、16…出庫コンテナ搬送コンベア、17…
空コンテナ搬送コンベア、18…入庫コンテナ搬送コン
ベア、19…共通部品コンベア、20…入庫作業コンテ
ナ、21…共通部品作業コンテナ、22、配膳後コンテ
ナ、23…配膳終了コンテナ、24…空コンテナ、25
…生産職場搬送コンベア、26…入庫コンテナ移載機、
27…出庫コンベア、28(28a、28b、28c、
28d)…移載機、29(29a、29b、29c、2
9d、29e)…バ−コ−ドリ−ダ、30…入庫作業判
定機構、31…保管棚、32…集約コンテナ、33a、
33b、33c…作業者、34…集約コンテナ移動位
置、35…ピッキング指示、、37…コンテナ、38…
停止機構、39分岐コンベア、40…保管棚、41…ピ
ッキング指示、42…コンテナ、43…エラ−表示器、
44…区画仕切、45…区画表示、46…センサ、47
…作業確認センサ、48…コンテナ位置検出センサ、4
9…入庫時配膳工程、50…共通部品配膳工程、51…
配膳終了コンテナ搬送設備。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 1/00 - 1/20 B23P 19/00 - 21/00 B23Q 37/00 - 41/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入庫された部品を収納するラックを備
    え、要求に応じて前記ラックに収納された部品を取り出
    し、該部品を出庫する倉庫における部品配膳方法であっ
    て、 部品品種を表示する識別表示が付された入庫部品を前記
    ラックに収納するに際し、前記識別表示をもとに部品品
    種を識別し、当該部品が作業単位ごとの個別部品である
    場合、個別部品に対応する第1の配膳容器に配膳し、複
    数の作業単位に共通する共通部品である場合、共通部品
    に対応する第2の配膳容器に配膳し、入庫部品をこれら
    第1の配膳容器または第2の配膳容器内に配膳した状態
    で前記ラックに収納し、 次に前記ラックから前記第1の配膳容器および第2の配
    膳容器を取り出し、作業単位ごとに必要な共通部品を第
    2の配膳容器から第1の配膳容器に移載した後、これら
    第1の配膳容器および第2の配膳容器を前記ラックに再
    収納し、 作業単位ごとの部品出庫要求に応じて、前記第1の配膳
    容器を前記ラックから取り出して、前記倉庫から出庫す
    ることを特徴とする部品配膳方法。
  2. 【請求項2】 入庫部品が配膳される配膳容器が収納さ
    れるラックを備える部品配膳システムであって、 前記入庫部品に付与された部品品種を表示する識別表示
    を読み取る読み取り手段と、 前記読み取られた識別表示をもとに、前記入庫部品のう
    ち作業単位ごとの個別部品が配膳される第1の配膳容器
    と、前記入庫部品のうち複数の作業単位に共通する共通
    部品が配膳される第2の配膳容器と、 前記第1の配膳容器および第2の配膳容器を前記ラック
    から所定の作業領域に移動させる手段と、 前記所定の作業領域において、前記第2の配膳容器に配
    膳されている共通部品のうち予め定められた生産計画に
    基づいて必要とされる共通部品が移載された第1の配膳
    容器と、前記第2の配膳容器を前記ラックへ再収納する
    手段と、 部品出庫指示に基づいて、前記第1の配膳容器を前記ラ
    ックから取り出し、該第1の配膳容器を出庫する出庫手
    段とを備えることを特徴とする部品配膳システム。
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