JPH06211321A - 物流センターの保管システムとその方法 - Google Patents

物流センターの保管システムとその方法

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JPH06211321A
JPH06211321A JP2185393A JP2185393A JPH06211321A JP H06211321 A JPH06211321 A JP H06211321A JP 2185393 A JP2185393 A JP 2185393A JP 2185393 A JP2185393 A JP 2185393A JP H06211321 A JPH06211321 A JP H06211321A
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JP2185393A
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Shigeto Hirata
重人 平田
Tooru Kitatsuru
透 北津留
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Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Abstract

(57)【要約】 [目的]1台のバケットへ複数の物品を搭載すること。 [構成]物流センターにおいて、予め決められた1台の
バケット(又はパレット)に搭載される複数種類の物品
の組合わせパターンを予め記憶設定するための混載パタ
ーンファイルを準備する。 【表4】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物流センターの保管シ
ステムと方法に関する。更に詳しくは、パレット、バケ
ットなどに複数の物品を搭載して自動倉庫に保管すると
きに、一台のパレット、バケットに複数種類の物品を搭
載するための物流センターの保管システムとその方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動倉庫は工場、配送センターなどに設
置され使用されている。物品はパレット、バケット或る
いはスキッドなどの被搭載手段に搭載されて保管される
のが通常である。一つの搭載手段には一種類の物品が1
個又は複数個搭載される。この搭載方法は、規格化され
た物品の場合は規則的に搭載できるので空間効率良い。
しかし、不規則な物品とか、例えばボルト、ナットなど
の小物物品では、一つの被搭載手段に1物品では搭載効
率が悪くなり被搭載手段の数を増加させることになる。
ひいては自動倉庫全体の空間効率を低下させることにな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、以上のよ
うな技術背景で発明されたものであり、次の目的を達成
する。
【0004】この発明の目的は、物流センターにおい
て、1台の被搭載手段への物品の搭載効率良くするため
の物流センターの保管システムとその方法を提供するこ
とにある。
【0005】この発明の更に他の目的は、物流センター
において、物品の収納、保管効率を良くした物流センタ
ーの保管システムとその方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明は上記
課題を達成するために、次のような手段を採る。
【0007】すなわちこの発明は、物品を被搭載手段に
搭載して自動的に搬出入でき、かつ前記被搭載手段を貯
蔵・管理するための複数の棚を有する自動倉庫と、前記
物品の入出庫・貯蔵の管理及び前記自動倉庫を制御する
ための端末を備えた制御装置とからなる物流センターに
おいて、前記制御装置に予め決められた一台の前記被搭
載手段に搭載される複数種類の前記物品の組み合わせパ
ターンをあらかじめ記憶設定するための混載パターンと
からなる物流センターの保管システムにある。
【0008】更に、前記混載パターンファイル内の少な
くとも前記物品の品目コードを前記端末のディスプレイ
画面に表示させて、前記物品の混載品目の登録、追加、
削除を行うと良い。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を図面を参照しながら以下
に説明する。図1,2,3は、上下に2床を有する物流
センターの概要を示す図である。図1は1階の平面図で
あり、図2は2階の平面図であり、図3は図1,2の側
面図である。
【0010】平置倉庫1a,1b 1階床面には、平置倉庫1a、搬入路2が配置されてい
る。平置倉庫1aは、工作機械のベッド、主軸台など比
較的大物の材料、仕掛品、製品を平面的に収納するため
の倉庫である。同様に2階の床面にも製品を平面的に収
納するための平置倉庫1bが配置されている。搬入・搬
出路2は、材料、部品、製品などを倉庫に貯蔵及び管理
するものを搬入するための搬入、搬出路である。平置倉
庫1a,1bは、平面的に予め区画されており、この区
画内に比較的大物材料、仕掛品、製品などを平面的に並
べて収納する。
【0011】ロータリストッカ貯蔵装置9 極小部品、例えばボルト、ナット、クリップ、軸受など
あらかじめ決められた極小部品は、2階に配置されたス
トッカ9aに貯蔵されている。このストッカ9aは、縦
型のロータリー式のロータリストッカ貯蔵装置9にスト
ッカ9a単位に貯蔵されている。このため、極小部品は
1個単位の管理は行わず、ストッカ9a単位に管理され
る。また、このストッカ9aへの入出庫の情報は、出庫
リストに印刷されたバーコードによりロータリストッカ
専用の端末(図示せず)から入力される。
【0012】小物自動倉庫3 大物以外の部品は、まず1階の受入れのための搬入ステ
ーション5上に載置されてから小物自動倉庫3に搬入さ
れる。小物自動倉庫3は、立体の棚を有する自動倉庫で
あり、棚の間を移動するスタッカクレーン型の搬送台車
を有する。
【0013】本実施例では、スタッカクレーン6は3台
からなる。小物自動倉庫3は、6列の小物部品を収納す
る棚3a〜3fからなり、この棚3a〜3fは空間的に
マトリックス状に区画された複数のバケット棚4が配置
されている。この小物自動倉庫3に収納される小物部品
は、異なる部品ごとにバケット10に入れられ棚4内に
収納されている。
【0014】小物自動倉庫3には、2台のバーチカルコ
ンベヤ12,24を備えているので、バケット10は1
階からのみでなく2階にも搬出入できる。また、各棚3
a〜3fへのバケット10の搬出入は電動台車35で行
う。
【0015】バケット10 図4は、バケット10に2枚のバーコードラベル90を
付した状態を示すものである。小物部品は、プラスチッ
ク製でかつ上方が解放された箱型であるバケット10に
入れられている。
【0016】個々のバケット10に貼付するバーコード
ラベル90のバケット番号は、全て異なり違うものであ
る。1つのバケット10には、同一のバケット番号のバ
ーコードラベル90を2か所に貼る。後述する部品在庫
管理システム111は、空バケットの入庫時に棚番号と
バケット番号の対応付けを行い、管理する。すなわち、
自動倉庫の各棚へ入庫される空バケット10には、空き
棚が割り付けられるとともに、その棚とバケット番号を
対応づけて棚情報として予め後述する品種マスタファイ
ルの場所コードに登録さていることになる。
【0017】搬出入ステーション 図5は、小物自動倉庫3のバケット10を1階から2階
へ搬出入するための搬出入ステーションの配置の詳細を
示す図である。バケット10は、最初に搬出入ステーシ
ョン5に乗せられる(図1参照)。搬入ステーション5
に乗せられたバケット10は、フォークリフトなどの搬
送手段(図示せず)で入出庫コンベヤ11に搭載された
後、スタッカクレーン6a,6b又は6cのいずれかに
搭載される。スタッカクレーン6aは、棚3a,3b間
に配置された軌道上を上下、左右移動して、棚3a,3
b内ヘバケット10を搬入、搬出する。他のストッカク
レーン6b,6cも同様に移動制御される。
【0018】2階の棚3a,3bにバケット10を1階
から搬入、搬出するときには、1階に配置された入出庫
コンベヤ11に手動またはリフトなどで搬出入ステーシ
ョン5から移動させて搭載する。入出庫コンベヤ11に
搭載されたバケット10は、バーチカルコンベヤ12に
搭載される。バーチカルコンベヤ12は、1階から2階
の床にバケット10を持ち上げるためのものである。2
階にリフトされたバケット10は、入庫コンベヤ13に
移送される。入庫コンベヤ13の側面位置には、バーコ
ードリーダ(以下、BCRと言う。)14が配置されて
いる。
【0019】バケット10には、バーコードラベル90
が2か所に貼られており、これをBCR14で読み取
る。バーコードラベル90には、通し番号が印字(印
刷)されている。BCR14は、バーコードを光学的に
読み取ることによりこれらの情報を中央処理装置(後述
する部品在庫管理システム111)に入力する。
【0020】この入力により、コンピュータ内部の自動
倉庫に対応する棚番号(列、連、段)、品目、仕込み
品、ユニット、作番(製作工場、製作日時等を意味する
コード)、ロット番号、注文番号と前記した通し番号と
が関係づけられる。この後、バケット10は環状のミニ
トレイン路15のミニトレイン16に移送され、小物自
動倉庫3の棚3a〜3fのいずれかに入庫される。この
入庫は、スタッカクレーン6a,6b又は6cにより、
棚3a〜3fのいずれかのバケット棚4の必要な箇所に
入庫される。
【0021】必要なバケット10を出庫するときには、
自動倉庫コントローラ(図示せず)の指令で棚3a〜3
fのバケット棚4から選択しスタッカクレーン6a,6
b又は6cのいずれかで取り出し、ミニトレイン路15
のミニトレイン16に搭載する。ミニトレイン16は、
ミニトレイン路15を移動しこれに接続された出庫コン
ベヤ17に移送する。
【0022】このとき、バケット10のバーコードは、
出庫用のBCR18で読み取られる。このデータは、通
信線を介して部品在庫管理システム111に伝送され
て、呼び出したバケット10であるか否かを確認する。
誤って呼び出されたバケット10は、入庫コンベヤ19
を通り再度BCR20で確認され、再びミニトレイン1
6に搭載される。ミニトレイン16は、ミニトレイン路
15上を移動し再び棚3a〜3fに入庫される。
【0023】BCR18あるいはBCR22でバケット
10の出庫確認が終了すると、更にBCR20でバーコ
ードが読み取られて確認された後、ミニトレイン16に
搭載されて出庫コンベヤ23に移動され、更にバーチカ
ルコンベヤ24に移送される。バーチカルコンベヤ24
から1階に降ろされて、更にBCR25でバーコードが
読み取られて出庫すべきバケット10であるか否か判断
され入出庫コンベヤ11に移送される。また出庫コンベ
ヤ23に入らないで棚3aなどの入庫口へ再び搬送され
る場合もある。2階からバケット10を出庫するときに
は、2階の搬出ステーション26に搭載されて搬出され
る。
【0024】大物自動倉庫30 大物自動倉庫30は、パレットPに搭載された比較的大
物を収納するものであり、2列の棚30a,30bが配
置されている。大物自動倉庫30に入出庫しようとする
ものは、最初に1階に設けられた搬出入ステーション3
1に搭載される(図1参照)。搬出入ステーション31
に搭載されたパレットPは、搬出入ステーション32
a,32bに移載される。
【0025】ただし、パレットPは直接に外部から搬出
入ステーション32a,32bに搭載されることもあ
る。大物自動倉庫30は、1階からも2階からもバーチ
カルコンベヤ39a,39bを備えているのでパレット
Pを搬出入できる。2階の出庫ステーション40に移送
もできる(図2参照)。この出入庫ステーション40か
ら物流センターの2階から外部の接続された工場へ搬出
される。
【0026】中物自動倉庫50 中物自動倉庫50は、パレットP(又はバケット)に搭
載された比較的中物部品を収納するためのものであり、
4列の棚50a,50b,50c及び50dが配置され
ている。中物自動倉庫50に入出庫しようとするもの
は、最初に1階に設けられた搬出入ステーション51
a,51bに搭載される(図1参照)。搬出入ステーシ
ョン51a,51bに搭載されたパレットPは、搬出入
ステーション52a,52b,52c又は52dのいず
れかに移載される(図1参照)。
【0027】この後、2台の電動台車55a,55bの
いずれかに搭載され必要な棚50a〜50dに移送され
る。中物自動倉庫50は、4台のバーチカルコンベヤ5
9a〜59dを備えているので1階からも2階からもパ
レットPを搬出入できる。
【0028】板金自動倉庫70 板金自動倉庫70は、スキッド、すなわちフォークリフ
トで搬送するための台に搭載された板金部品を格納する
ものである。板金自動倉庫70は、2列の棚70a,7
0bが配置されている。板金自動倉庫70に入出庫しよ
うとするときは、最初に1階に設けられた搬出入ステー
ション71にスキッドを搭載する。搬出入ステーション
71に搭載されたスキッドは、搬出入ステーション72
aに移載される。スキッドは搬出入ステーション72a
から電動台車75に搭載される。板金自動倉庫70は、
2階からは搬出入できない。
【0029】物流センター管理情報システム100 図6は、工作機械生産工場の物流センター管理情報シス
テムの情報の流れの概要を示すフロー図である。以下に
示す各システムとは、ソフトウエア及びハードを含むも
のをここでは意味する。生産計画システム101は、客
先からの受注が決まり、設計が終了した製品の生産計画
を設備の能力などを考えて行うための統括システムであ
る。この生産計画システム101からの情報は生産管理
システム102に最初に移行される。
【0030】生産管理システム102は、各工作機械の
部品加工の受付、加工の進捗度、検査、検収など工場全
体を管理するためのものである。生産管理システム10
2は、下部システムとして3つのファイルを備えてい
る。生産管理システム102には、物流センター内の各
所に設置した端末103から前記情報を入出力できる
(図1,2参照)。主要材料在庫システム104は、鋳
物である工作機械のベッド、主軸台など比較的大物の材
料の在庫を管理するためのシステムである。
【0031】部品仕掛システム105は、部品加工など
の外注先、購入先の状況を把握するためのシステムであ
る。すなわち、外注部品、購入部品の依頼先名、納期な
どの状態をオンラインで把握するためのシステムであ
る。この部品仕掛システム105の下部システムには、
工場内の部品加工の進捗を監視するための加工進捗管理
システム106がある。加工進捗管理システム106
は、社内の設備による部品加工の進捗状況を管理するた
めのものである。
【0032】加工進捗管理システム106は、主に工場
内及び物流センター内(図1参照)に適宜おかれた端末
107から材料の入庫、部品の入庫、工程移動などの情
報を入力できる。部品仕掛システム105においては、
更にオフランにより購買、外注先の情報が定期的にフロ
ッピーディスク109により入力される。
【0033】部品在庫システム110は、前記した各倉
庫内及び外注先の製品、半製品及び材料の在庫を管理す
るためのシステムである。この在庫管理のために、部品
在庫システム110は在庫マスタなどからなるシステム
である。
【0034】購買・外注先管理システム108は、外部
に部品を発注するときの状況を管理するためのシステム
である。この実施例では、フロッピーディスク109に
これらのデータを入力して、このデータを部品仕掛シス
テム105に入力する。しかし、このデータの転送はオ
ンラインで転送しても良い。
【0035】部品在庫システム110の下部システムに
は、部品在庫管理システム111が接続されている。部
品在庫管理システム111は、前記した平置倉庫1a,
1b及び各自動倉庫3,30,50,70内の入出庫、
配膳及び棚卸などを管理するための管理システムであ
る。部品在庫管理システム111は、入出庫システム1
12、配膳シミュレーションシステム113及び棚卸シ
ステム114などからなる。入出庫システム112は、
各倉庫でのパレット、バケットまたはスキッドの総数、
残数、位置などを管理するためのシステムである。
【0036】配膳シミュレーションシステム113は、
計画出庫、すなわち生産計画に基づいてある品目の集ま
りを同時期にまとめて出庫するのを完全にするために、
配膳シミュレーション機能を有するものである。2〜3
週間後の出荷予定の製品に必要な製品、部品の欠品、す
なわち足りない部品、材料などを早期に検出するための
システムである。しかし、実際の出庫動作、およびメモ
リ内の在庫データの更新は行わない。この機能は、まず
出庫リストマスタが作成される。この出庫リストを参照
し配膳シミュレーションマスタの作成を行う。この配膳
シミュレーションマスタに対してシミュレーションの開
始指示を行う。
【0037】棚卸システム114は、品目毎に在庫数、
在庫金額、倉庫の棚位置などを管理するためのものであ
る。簡易I/O115は、外部の協力工場などに存在す
る部品を入力するための出入力システムである。以下、
前記のようなシステムにおいて新規入庫から出庫までの
コード管理方法について述べる。
【0038】新規入庫方法 (1)自動倉庫への入庫 オペレータは部品在庫管理システム111の端末11
6から、何を入庫するかを示す入庫指示を入力(登録)
する。物品毎に決められた品目コードの入力は、印刷さ
れたバーコードを読み込んで行う。
【0039】部品在庫管理システム111により、自
動的に棚に収納され、引き当てられた空の入庫パレット
(又は前記したバケット10又は専用スキッド)が前記
した搬出入ステーションに出庫されて来る。
【0040】オペレータは部品在庫管理システム11
1の端末116でステーションの状況を確認し、そのス
テーションに到着しているパレットに対応する「入庫作
業指示画面」を見て実際の製品を載せる(格納する)。
この時、実際に入庫する個数等を部品在庫管理システム
111の端末116から入力する。
【0041】オペレータは、入庫作業が完了したら部
品在庫管理システム111の端末116から作業が完了
した旨を指示する。
【0042】部品在庫管理システム111は、パレッ
トを入庫し、倉庫の棚に入った時点で入庫完了とする
(入庫実績作成、在庫マスタ更新)動作を行う。
【0043】保管条件 前記した手順で各自動倉庫に保管された製品は次の条件
で保管される。
【0044】(1)保管品目 ある製品の品目は、複数の倉庫にまたがらないで前記し
た1種類の自動倉庫に保管することが原則である。品
目、すなわちパレットのバーコードと保管倉庫の対応づ
けは、前記した手順でオペレータが新規に入庫させると
きに設定することを原則とする。ただし、後記する品目
マスタのメンテナンス(修正、削除)でも設定できる。
【0045】(2)保管品目のコード 部品在庫管理システム111での保管品目の認識は、オ
ペレータから指示された製品(品目)コードにより行
う。品目コードと実際の保管製品の対応は、パレットの
コードと対応されているのでこれで識別する。コードの
種別、コード表現、桁数としては表1に示すようなもの
を使用した。
【0046】
【表1】 以下、簡単にコードの意味を説明する。「品目コード」
は、材料、部品、半製品、製品などの保管品目ごとに付
けられるコードである。「仕込み品コード」は、「品目
コード」と親子関係にあり両者のコードが同一になるこ
とはない。「品目コード」が集合した集団を指し、主に
購入先、外注先などを区別するために使用される。
【0047】「ユニットコード」は、内部、すなわち社
内で使用される半製品又は製品などを区別するために付
されるコードである。「作番」は、生産計画された加
工、組立てを最初に指示するときに生産計画システム1
01により付されるコードであり、生産の順番、日付な
どと対応するコードである。「作番」の頭2桁は、英字
であり、この英字2字は繰り返し品の種類、客先名など
種類を区別をするためのコードである。「作番」は、複
数の品目コードを含む集団であるとも言える。「代表作
番」は、「作番」と上位6桁が同一のコードであり、計
画出庫などのとき複数の「作番」をまとめて処理すると
きなどに使用される。
【0048】「ロット番号」は、加工、組立ての場合に
使用されるものでロット単位、すなわち生産ロットごと
に付されるコードである。「注文番号」は、社外に部品
加工、組立てなどを注文するときの番号である。3種類
用意されていて、注文先、注文内容などで使い分けされ
る。
【0049】棚への保管条件 (1)自動倉庫棚の保管状態 全自動倉庫(001,002,003,004)の棚の
保管状態として以下の状態がある。
【0050】空き棚状態 棚には何も保管されていず空きの状態。
【0051】空パレット(/空バケット/空専用スキ
ッド)が保管状態。
【0052】棚には、空パレット(/空バレット/空専
用スキッド)のみが保管されている状態。
【0053】品目保管状態 棚に製品の品目が保管されている状態。
【0054】
【表2】 部品在庫管理システム111は、自動倉庫の実際の棚
を、棚番号(列−連−段)単位で管理し、その状態も管
理する。
【0055】(2)平置倉庫の保管状態 平置倉庫への保管は、オペレータの運用に依存し、部品
在庫管理システム111では在庫管理しか行わない。品
目と指定棚コードの対応と、その棚コードでの在庫を管
理する。棚に収納されたバケット10の状態が空き、単
載、混載であるかはオペレータが決定・判断する。1品
を複数棚(最大20棚)に分岐して保管すること、1棚
に複数品目保管することもオペレータが決める。
【0056】品種マスタ 前記した各バケット、パレットなどのコードに対する品
名、単価などの各情報が生産計画システム101内のフ
ァイルに格納されていて、部品在庫管理システム111
の端末116から変更があった時に随時送られてくる。
【0057】(1)品種マスタファイル 品種マスタファイルは、生産計画システム101内のフ
ァイルに準備されており通信回線により端末116と接
続されている。表3に示すように管理レコードとデータ
レコードの2種類からなる。その内容は次の表3に示
す。
【0058】
【表3】 なお、表2中の「コード」は、バケット10(又はパレ
ット等)に貼られたバーコードラベル90のコードを指
す。また、1番倉庫は小物自動倉庫3を意味し、2番倉
庫は大物自動倉庫50、3番倉庫は中物自動倉庫50、
4番倉庫は板金自動倉庫70をそれぞれ意味する。
【0059】製品の単載保管 前記した全自動倉庫において、特定品目の単載、すなわ
ち1種類の製品のみを搭載した1台のバケット又はパレ
ット用棚を以下のように部品在庫管理システム111で
管理する。
【0060】(1)全自動倉庫について、単載の場合は
積み増しを行うことができる。
【0061】単載の場合の満杯の設定は、オペレータの
手動指示(端末画面を見て)で行う。本実施例では一
旦、バケットが満杯である旨を指定すれば、その棚が空
(数量=0)になるまでファイルでは満杯状態は継続す
る。
【0062】製品の混載保管 全自動倉庫において、複数品目の混載、すなわち複数種
類の製品を混合して搭載したバケット又はパレット用棚
を以下のように部品在庫管理システム111で管理す
る。
【0063】(1)全自動倉庫について、混載した場合
の混載品目は8品目までとする。
【0064】混載品目は、予め部品在庫管理システム1
11の混載登録機能で、どの品目をまとめて混載するか
そのパターンをファイルに設定しておく。
【0065】(2)混載登録で設定した範囲内での混載
品目の積み増しはできるので、満杯になることはない。
よって、混載設定したある登録されたパターンの混載棚
は、各倉庫には1つしか存在しないことになる。
【0066】(3)1台のバケットなどに混載の結果、
満杯になればオペレータの判断により、一旦出庫してか
ら、混載登録でパターンの設定を変更し、混載のまとま
りを分割するか、混載の設定を解除し単載扱いにしてか
ら入庫し直す。後述するように、これらの設定、修正、
削除は端末から操作できる。
【0067】容積管理 全倉庫について容積管理は、部品在庫管理システム11
1では自動的に行わない。自動倉庫棚の満杯状態の設定
は以下に示すように混載/単載により異なり、オペレー
タの指示に依存する。
【0068】(1)単載(積み増し可能)の場合、容積
管理はオペレータが目視で行い、バケット又はパレット
などの満杯設定をオペレータが入庫時に端末から行う。
この満杯の設定により、部品在庫管理システム111は
該当バケット又はパレットなど入庫された時、その棚の
製品が満杯であることを認識する。この満杯の状態の認
識は、バケット又はパレットに搭載された製品が全て出
庫され数量が0になるまで続く。
【0069】(2)混載の場合は、満杯となることはな
いものとする。満杯で積み増しができなくなればオペレ
ータの判断により、一旦出庫し直してから混載の構成、
すなわち組合わせのパターンを変える。
【0070】混載登録 混載登録は、画面からの入力指示により、混載パターン
の登録/修正/削除を行う機能である。また、画面から
の入力指示により混載パターンリスト(図示せず)の帳
票印刷も端末で可能である。
【0071】次に混載登録を行う場合の方法及び機能に
ついて簡単に述べる。
【0072】(1)混載登録画面の選択 混載登録を行う場合は、まず端末を操作し混載登録画面
を選択する。
【0073】(2)処理選択 混載登録画面の表示 前記「混載登録画面」の選択により次の表4の画面が端
末116に表示される。
【0074】
【表4】 オペレータは、「混載登録画面」で項目を入力し終え
たら実行キーを押下する。
【0075】この時、編集モードの入力により必要な機
能を呼び出すための処理選択(登録/追加/削除/リス
ト)を行う。
【0076】混載パターンの登録 混載パターンの新規登録は次の手順で行う。
【0077】混載登録確認(新規登録)画面の表示 混載登録画面で新規登録の入力指示を正しく受け付けた
場合、入力された混載パターンデータを編集し次表5を
表示する。
【0078】
【表5】 オペレータは、混載登録画面(新規登録)画面で項目
を入力し終えたら実行キーを押下する。
【0079】混載登録確認(新規登録)画面では、登
録の実行をオペレータに問い合わせる。オペレータは、
画面表示されている内容を確認後、登録を行うなら確認
キーを押下する。
【0080】混載登録確認(新規登録)画面で、新規
登録の指示を正しく受け付けた場合、画面入力情報を基
にして、混載パターンデータを混載パターンファイルに
登録する。
【0081】混載パターンデータの追加 混載パターンデータの追加は次の手順で行う。
【0082】混載登録確認(追加)画面(図示せず)
の表示 混載登録画面での追加の入力指示を正しく受け付けた場
合、混載パターンファイルより指示された混載パターン
データを抽出・編集し表示する。
【0083】オペレータは、混載登録画面(追加)画
面で項目を入力し終えたら実行キーを押下する。入力項
目とそれに対する処理については、混載登録確認(新規
登録)画面と同様である。
【0084】混載登録確認(追加)画面では、追加の
実行をオペレータに問い合わせる。オペレータは、画面
表示されている内容を確認後、追加を行うなら確認キー
を押下する。
【0085】混載登録確認(追加)画面で、追加の指
示を受け付けた場合、画面入力情報を基にして混載パタ
ーンファイルを更新する。混載パターンファイルレコー
ドの編集項目については、新規登録と同様である。
【0086】混載パターンデータの削除 登録されたパターンデータの削除は次の手順で行う。
【0087】混載登録(削除)画面(図示せず)の表
示 混載登録画面で削除の入力指示を正しく受け付けた場
合、入力されたコードを含む混載パターン情報を混載パ
ターンファイルより抽出、編集し表示する。表示条件、
表示項目の抽出、編集処理については、混載登録確認
(追加)画面と同様である。
【0088】混載登録確認(削除)画面の表示 混載登録(削除)画面で削除の入力指示を正しく受け付
けた場合、混載登録確認(削除)画面を表示する。
【0089】混載登録確認(削除)画面では、削除の
実行をオペレータに問い合わせる。オペレータは、画面
表示されている内容を確認後、削除を行うなら確認キー
を押下する。
【0090】混載登録確認(削除)画面で削除を受け
付けた場合、削除指示により以下の処理を行う。
【0091】・混載パターン削除を指定された場合、指
定された混載パターンデータを混載パターンファイルか
ら削除する。
【0092】・混載パターンからのコード削除を指示さ
れた場合、混載パターンデータから指定コードのみを削
除して、混載パターンファイルを更新する。
【0093】(6)混載パターンの印字出力 混載登録画面で、リスト出力の入力指示を正しく受け
付けた場合、指定された混載パターンの情報をプリンタ
に印字出力する。
【0094】
【発明の効果】以上詳記したように、この発明はパレッ
ト、バケットなどの被搭載手段に複数種類の物品を搭載
また、予め混載パターンファイルに混載パターンを登録
するので確実に混載の管理ができる。したので搭載効率
を向上させることができた。この結果、物流センターで
の物品の収納、保管効率も向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、物流管理倉庫の1階平面図である。
【図2】図2は、物流管理倉庫の2階平面図である。
【図3】図3は、物流管理倉庫の側面図である。
【図4】図4は、バケットのバーコードトラベル位置を
示す図である。
【図5】図5は、物流管理倉庫の小物自動倉庫の入出庫
ステーションの詳細を示す平面図である。
【図6】図6は、物流センターの管理システムの概要を
示す情報の流れを示すフロー図である。
【符号の説明】
1a,1b…平置倉庫 3…小物自動倉庫 5…搬入ステーション 6…スタッカクレーン 10…バケット 11…入出庫コンベヤ 15…ミニトレイン路 17…出庫コンベヤ 30…大物自動倉庫 50…中物自動倉庫 70…板金自動倉庫 100…物流センター管理システム 101…生産計画システム 102…生産管理システム 103…主要材料在庫ファイル 104…主要材料在庫システム 105…部品仕掛システム 106…加工進捗管理システム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品を被搭載手段に搭載して自動的に搬出
    入でき、かつ前記被搭載手段を貯蔵・管理するための複
    数の棚を有する自動倉庫と、 前記物品の入出庫・貯蔵の管理及び前記自動倉庫を制御
    するための端末を備えた制御装置とからなる物流センタ
    ーにおいて、 前記制御装置に予め決められた一台の前記被搭載手段に
    搭載される複数種類の前記物品の組み合わせパターンを
    あらかじめ記憶設定するための混載パターンとからなる
    物流センターの保管システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記混載パターンファイル内の少なくとも前記物品の品
    目コードを前記端末のディスプレイ画面に表示させて、
    前記物品の混載品目の登録、追加、削除を行うことを特
    徴とする物流センターの保管方法。
JP2185393A 1993-01-14 1993-01-14 物流センターの保管システムとその方法 Pending JPH06211321A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2002060024A (ja) * 2000-08-21 2002-02-26 Sekisui House Ltd 物品管理方法及びその装置
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