JP2005202502A - 資産管理システムおよびその方法ならびにプログラム、資産管理サーバ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タグを導入し、資産にタグを貼付して管理することで、備品等、資産の移動に伴う設置場所の管理を行い、資産管理、棚卸精度の向上をはかる。
【解決手段】本発明は、管理対象となる資産にタグを貼付してその設置場所を管理する資産管理システムであって、任意に区画割りされた施設の前記区画単位に設置されるタグ読み取り手段(タグリーダ6)と、前記タグ読み取り手段によって資産の移動を検出し、当該検出したタグ読み取り手段に付された識別情報と前記移動した資産に貼付されたタグの識別情報とにより前記移動した資産の設置場所を管理する資産設置場所管理手段(資産管理DB30)と、を備える。
【選択図】 図11
【解決手段】本発明は、管理対象となる資産にタグを貼付してその設置場所を管理する資産管理システムであって、任意に区画割りされた施設の前記区画単位に設置されるタグ読み取り手段(タグリーダ6)と、前記タグ読み取り手段によって資産の移動を検出し、当該検出したタグ読み取り手段に付された識別情報と前記移動した資産に貼付されたタグの識別情報とにより前記移動した資産の設置場所を管理する資産設置場所管理手段(資産管理DB30)と、を備える。
【選択図】 図11
Description
本発明は、資産データをコンピュータによって管理する、資産管理システムおよびその方法ならびにプログラムに関する。
従来、固定資産の確認は、帳簿を用いて現場を確認することで対応してきた。すなわち、帳簿に記載されたデータが実際に建物内などのどこにあるかを探し出し、現物と見比べることで、確認作業がなされていた。固定資産の登録数が少ない場合は、どこに何があるかを係員が記憶しておくことで把握することが可能であるが、固定資産の登録数の増大や、建物内の敷地面積が広い場合、係員は、必ずしも全てを記憶しておくことができず、エリア毎に複数人が記憶することとなり、固定資産を特定し、把握することが難しくなりつつある。
一方、コンピュータの導入により資産管理を行う方法が従来から多数提案されている。例えば、固定資産の照合を誰でも短時間で用意に行えるようにすると共に、ホストコンピュータにある固定資産データをハンディターミナル側で改訂できるようにした固定資産管理システム(例えば、特許文献1参照)、工事内容の登録後、工事費用の固定資産への編入処理を自動で行い、担当者の作業負担を軽減した固定資産管理システム(例えば、特許文献2参照)等々である。
このような特許文献1、特許文献2に開示された技術によれば、固定資産の照合、あるいは工事費用の固定資産への編入処理の際に担当者の負荷は大幅に軽減される。
特開平7−31180号公報
特開2002−49731号公報
このような特許文献1、特許文献2に開示された技術によれば、固定資産の照合、あるいは工事費用の固定資産への編入処理の際に担当者の負荷は大幅に軽減される。
しかしながら、膨大な固定資産の中から必要な資産データを検索するだけでもかなりの工数を要し、工数が増えればヒューマンエラーによる誤操作やデータ損失の可能性が増大する。
また、過去の資産情報を参照する際には、本社が管理するデータから印刷された一覧を参照し、あるいは個人的に作成したデータを参照することが行なわれていたが、その資産データが実際に必要とする資産データであるか確認する術がなかった。資産データと実際の資産との整合は、工事や資産の登録を行った人の記憶や、当時の状況を知る人の記憶など曖昧な情報を頼らないと確認することができず、棚卸等の際に資産の特定が困難であった状況に変化はない。
また、過去の資産情報を参照する際には、本社が管理するデータから印刷された一覧を参照し、あるいは個人的に作成したデータを参照することが行なわれていたが、その資産データが実際に必要とする資産データであるか確認する術がなかった。資産データと実際の資産との整合は、工事や資産の登録を行った人の記憶や、当時の状況を知る人の記憶など曖昧な情報を頼らないと確認することができず、棚卸等の際に資産の特定が困難であった状況に変化はない。
さらに、パソコン等、所定の金額を超える備品に関しても上記した固定資産同様、資産計上されるが、最初は管理者を決め綿密に資産管理されていも、故障に対する修理対応、他部門への貸与、管理者の異動等により、年月が経つにつれてその設置場所が曖昧になっていくことが多々あり、この場合、状況を知る人の記憶などの情報を頼らなければ確認することができず、棚卸等の際に管理に手間と時間がかかっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、資産に係わる過去のデータをベースに、写真データと設置場所データを付加して管理することで、過去の財産を生かしながら資産管理、棚卸精度の向上をはかった、資産管理システムおよびその方法ならびにプログラム、資産管理サーバ装置を提供することを目的とする。
また、タグを導入し、資産にタグを貼付して管理することで備品等資産の移動に伴う設置場所の管理を行い、資産管理、棚卸精度の向上をはかった、資産管理システムおよびその方法ならびにプログラム、資産管理サーバ装置を提供することも目的とする。
また、タグを導入し、資産にタグを貼付して管理することで備品等資産の移動に伴う設置場所の管理を行い、資産管理、棚卸精度の向上をはかった、資産管理システムおよびその方法ならびにプログラム、資産管理サーバ装置を提供することも目的とする。
上記した課題を解決するために本発明は、管理対象となる資産にタグを貼付してその設置場所を管理する資産管理システムであって、任意に区画割りされた施設の前記区画単位に設置されるタグ読み取り手段と、前記タグ読み取り手段によって資産の移動を検出し、当該検出したタグ読み取り手段に付された識別情報と前記移動した資産に貼付されたタグの識別情報とにより前記移動した資産の設置場所を管理する資産設置場所管理手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、任意に区画割りされた施設の区画単位に設置されるタグ読み取り手段によって資産の移動を検出し、タグ読み取り手段に付された識別情報と移動した資産に貼付されたタグの識別情報とにより移動した資産の設置場所を管理することで備品等、動資産の移動管理を精度良く実現することができる。
また、本発明において、システム起動時に表示される画面に資産設置場所の確認メニューもしくはボタンを割付け、当該メニューまたはボタンが押されることにより前記資産設置場所管理手段により資産の設置状況を表示することを特徴とする。
本発明によれば、資産の設置状況があらかじめ区画割りされた施設単位で画面上にビジュアルに表示されるため、その状況が一目瞭然となり、また、移動した備品を他と区別して表示(強調表示)することにより、資産の特定が容易になる。
本発明によれば、資産の設置状況があらかじめ区画割りされた施設単位で画面上にビジュアルに表示されるため、その状況が一目瞭然となり、また、移動した備品を他と区別して表示(強調表示)することにより、資産の特定が容易になる。
また、本発明は、管理対象となる資産に資産を識別する物品識別情報を記憶した記録媒体が貼付され、その資産の設置場所を管理する資産管理サーバ装置であって、任意に区画割りされた施設の前記区画単位に設置され、前記記録媒体から物品識別情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段によって資産の移動を検出し、当該検出した読み取り手段に付された場所識別情報と前記移動した資産に貼付された記録媒体の物品識別情報とにより前記移動した資産の設置場所を管理する資産設置場所管理手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、任意に区画割りされた施設の前記区画単位にタグ読み取り手段を設置し、管理対象となる資産にタグを貼付してその設置場所を管理する資産管理方法であって、前記タグ読み取り手段によって資産の移動を検出するステップと、前記移動を検出したタグ読み取り手段に付された識別情報と前記移動した資産に貼付されたタグの識別情報とにより前記移動した資産の設置場所を管理するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明は、任意に区画割りされた施設の前記区画単位にタグ読み取り手段を設置し、管理対象となる資産にタグを貼付してその設置場所を管理する、資産管理システムに用いられるプログラムであって、前記タグ読み取り手段によって資産の移動を検出する処理と、前記移動を検出したタグ読み取り手段に付された識別情報と前記移動した資産に貼付されたタグの識別情報とにより前記移動した資産の設置場所を管理する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
図1は、本発明の資産管理システムのシステム構成を説明するために引用した図である。図1において、符号1は、例えば本社に設置されるセンタサーバであり、事業所単位に設置され、本発明の資産管理システムが実装される資産管理サーバ3とは、通信回線2を介して接続される。通信回線2は、専用回線であっても公衆回線であっても良い。資産管理サーバ3には、LAN(Local Area Network)5経由で事業所端末4が複数接続されている。
図1を用いて本発明の資産管理方法の概略フローを説明すれば以下のようになる。資産管理サーバ3は、まず、本社のセンタサーバ1からおおもとの資産データ、ここでは、施設固定資産システムデータを通信回線2経由でダウンロード入手する。そして、担当が事業所端末4を操作することにより事業所が必要とする資産データを抽出し、当該抽出した資産データに、資産現物の写真データ(デジタルカメラにより撮影した画像)、および設置場所を示すレイアウト図(CAD図面)に関するデータを貼付、あるいはリンクしてデータベース登録する。
また、事業所の担当は、随時データベースの保守を行い、必要に応じて検索、整合性検証を行い、帳簿の出力ならびに棚卸等の際に写真やレイアウト図を用いて現物の特定を行う。図9に、施設固定資産管理台帳の一例が示されている。特徴的には、管理台帳としての書誌事項の他に、対照となる資産の写真と、設置場所のレイアウト図が示されていることである。
また、事業所の担当は、随時データベースの保守を行い、必要に応じて検索、整合性検証を行い、帳簿の出力ならびに棚卸等の際に写真やレイアウト図を用いて現物の特定を行う。図9に、施設固定資産管理台帳の一例が示されている。特徴的には、管理台帳としての書誌事項の他に、対照となる資産の写真と、設置場所のレイアウト図が示されていることである。
図2は、図1に示す資産管理サーバ3の内部構成を機能展開して示したブロック図である。
資産管理サーバ3は、資産管理DB30と、データ取得部31と、データ組立登録部32と、整合性検証部33と、データ更新処理部34と、検索要求応答処理部35で構成される。
資産管理サーバ3は、資産管理DB30と、データ取得部31と、データ組立登録部32と、整合性検証部33と、データ更新処理部34と、検索要求応答処理部35で構成される。
データ取得部31は、通信回線2を介して接続されるセンタサーバ1等外部システムから資産データを取得する機能を持ち、データ組立登録部32は、データ取得部31を介して取得した資産テータから必要なデータを抽出し、当該抽出された資産データのそれぞれに、該当する資産の写真データおよび設置場所のレイアウトデータを関連付け、資産管理DB30に登録する機能を持つ。
なお、資産管理DB30への資産データの登録は、資産勘定科目の勘定連番コードをキーに、資産データ、資産現物の写真データ、設置場所CAD図面データを紐付けることによって行われる。
なお、資産管理DB30への資産データの登録は、資産勘定科目の勘定連番コードをキーに、資産データ、資産現物の写真データ、設置場所CAD図面データを紐付けることによって行われる。
整合性検証部33は、データ取得部31を介して取得した資産データと、抽出した資産データとの差分を求めて確認を要する資産を抽出する機能を持ち、データ更新処理部34は、確認を要する資産につき、登録、もしくは除廃却のための削除に関する更新処理を行う機能を持つ。
検索要求応答処理部35は、事業所端末4を介して発せられる検索要求を受付け、資産管理DB30を検索して管理台帳等、必要とするデータを検索応答として要求のあった事業所端末4に提供する機能を持つ。
検索要求応答処理部35は、事業所端末4を介して発せられる検索要求を受付け、資産管理DB30を検索して管理台帳等、必要とするデータを検索応答として要求のあった事業所端末4に提供する機能を持つ。
資産管理DB30のデータ構造の一例が図3に示されている。資産管理DB30は、場所区分、建物、フロア、番地、勘定、品目、資産NO、勘定連番、レイアウト図NO、棟名称、資産名称、管理部門、設置部門、当初取得金額、現在取得金額、取得年月日、最終更新日の各データフィールドから構成され、更に、写真データとレイアウト図が上記したデータフィールドの一つである勘定連番に紐付けられ、写真データが現物写真データベースとして、レイアウト図が構内レイアウト図面データベースとして記憶されている。
検索要求応答処理部35は、図3の下部に示すように条件設定(取得年月日、期間、建物条件、勘定条件、品目条件、勘定連番)がなされることによる絞込み検索が可能である。
検索要求応答処理部35は、図3の下部に示すように条件設定(取得年月日、期間、建物条件、勘定条件、品目条件、勘定連番)がなされることによる絞込み検索が可能である。
図4〜図6は、本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートであり、それぞれ、登録処理、確認処理、整合性検証処理におけるブログラムの処理手順を示す。また、図7、図8は、本発明実施形態で用いられる画面構成の一例、図9は、施設固定資産管理台帳の一例を示す図である。
以下、図4〜図9を参照しながら、図1〜図3に示す本発明実施形態の動作について詳細に説明する。
以下、図4〜図9を参照しながら、図1〜図3に示す本発明実施形態の動作について詳細に説明する。
図7にメイン画面の一例が示されている。メイン画面は、検索登録メニューとメンテナンスメニューから成り、検索登録メニューにおける「資産データの一覧」ボタンを押すと、画面上に登録されている資産の一覧表が例えば、図13のような表示がされる。ここでは、図10に示される場所区分、建物、フロア、番地、勘定、品目、資産No、写真コード、レイ図コード、勘定連番、建物名称、資産名称の項目以外に、管理部門、設置部門、当初取得価額、現在取得価額、取得年月日、データ更新日、担当者等の項目についても表示させるようにしてもよい。また、資産の一覧表中、「詳細」ボタンを押すとその資産の詳細画面(例えば、図9に示す管理台帳ような表示画面)が開く。この画面においては、例えば、資産の管理データ(帳簿データ)が表示されるとともに、対象のとなる資産の写真と、その設置場所を示すレイアウト図が表示される。この対象となる資産の写真には、写真中のどの物品が対象の現物であるかを特定しやすいように、丸印などの図形によって囲まれている。なお、図形で囲むとともに、矢印などによって、対象物を指し示す図形を付加してもよい。また、レイアウト図は、設置場所を含むその建物のフロアの設計図面を利用するようにしてもよい。
一方、メイン画面の「絞込検索」ボタンを押すと、条件入力画面(例えば、図3の下部に示す)が開き、ここで、各条件を選択して「検索開始」ボタンを押すと、検索要求応答処理部35による資産管理DB30の検索が始まる。「検索開始」ボタンを押すと、検索結果画面が出現し、更にソートを実行することができる。また、別の条件で絞込検索を行いたい場合は、再度条件入力画面に別条件を入力して「検索開始」ボタンを押すことになる。
一方、メイン画面の「絞込検索」ボタンを押すと、条件入力画面(例えば、図3の下部に示す)が開き、ここで、各条件を選択して「検索開始」ボタンを押すと、検索要求応答処理部35による資産管理DB30の検索が始まる。「検索開始」ボタンを押すと、検索結果画面が出現し、更にソートを実行することができる。また、別の条件で絞込検索を行いたい場合は、再度条件入力画面に別条件を入力して「検索開始」ボタンを押すことになる。
メイン画面の「確認用資産データ一覧」ボタンを押すと、確認用資産一覧表が表示される。確認用資産一覧表は、各種チェック用に使用し、確認ボタンである「Yes」ボタンを押すとチェックされた資産の一覧表が表示され、「詳細」ボタンを押すとその資産の詳細画面が表示される。
なお、メンテナンスメニューは、資産現物の写真や設置場所を示すレイアウト図登録のときに使用され、システム稼動中にこのボタンが押されることはない。また、「設置場所確認」ボタンは、備品等の設置場所を確認するときに使用されるボタンであり、このボタンを押すことによって資産の設置状況があらかじめ区画割りされた施設単位で画面上にビジュアルに表示される。詳細は後述する。
なお、メンテナンスメニューは、資産現物の写真や設置場所を示すレイアウト図登録のときに使用され、システム稼動中にこのボタンが押されることはない。また、「設置場所確認」ボタンは、備品等の設置場所を確認するときに使用されるボタンであり、このボタンを押すことによって資産の設置状況があらかじめ区画割りされた施設単位で画面上にビジュアルに表示される。詳細は後述する。
図4に示す登録処理のフローチャートにおいて、まず、資産管理サーバ3のデータ取得部31は、センタサーバ1から通信回線2経由で施設固定資産データをダウンロード受信する(S41)。これを受けたデータ組立登録部32は、事業所端末4を操作することにより生成される担当者からの指示に基づき必要データを抽出する(S42)。この抽出は、例えば、事業所端末4から入力される指示に基づき、施設固定資産データに含まれる事業所を特定するコード等が付されているデータを対象として抽出される。さらに、データ組立登録部32は、併せて資産現物の写真と設置場所を示すレイアウトを、事業所端末4から入力される指示に基づいて、その勘定連番に紐付ける作業を行う(S43)。続いて、図8に示される「更新」ボタンが押されたときに(S44−Yes)、資産管理DB30中に事業所固定資産データを生成し、資産管理DB30に保存する(S45)。存される(S45)。
図5に示す確認処理のフローチャートにおいて、ここではまず資産一覧画面が表示されているとする(S51)。資産一覧画面中、選択された資産の「詳細」ボタンが押された場合(S52“ON”)、その詳細画面が表示される(S53)。
詳細画面において、「更新画面へ」ボタンが押された場合(S54“更新”)、図8に示す更新画面に遷移し(S57)、この更新画面において「除廃却更新」ボタンが押された場合(S58“ON”)、除廃却履歴の入力取り込みが可能になる(S59)。また、S54において、「除廃却」ボタンが押された場合(S54“除廃却”)、除廃却履歴が表示される(S56)。一方、S54において、「印刷」ボタンが押された場合、図9にその一例が示される資産管理台帳が印刷される(S55)。
詳細画面において、「更新画面へ」ボタンが押された場合(S54“更新”)、図8に示す更新画面に遷移し(S57)、この更新画面において「除廃却更新」ボタンが押された場合(S58“ON”)、除廃却履歴の入力取り込みが可能になる(S59)。また、S54において、「除廃却」ボタンが押された場合(S54“除廃却”)、除廃却履歴が表示される(S56)。一方、S54において、「印刷」ボタンが押された場合、図9にその一例が示される資産管理台帳が印刷される(S55)。
図6に示す整合性検証処理のフローチャートにおいて、整合性検証部33は、センタサーバ1からダウンロードされた施設固定資産データと、事業所固定資産管理データとを比較する(S61)。その結果得られる差分により確認を要するか否かを判定する(S62、S63)。ここでは、比較対象となる事業所のコードと一致する事業所を示すコードが付されている施設固定資産データとが比較される。
そして、確認を要するものについてはデータ更新処理部34を起動し、登録、あるいは除廃却のための削除処理を実行して資産管理DB30を更新する(S64)。ここでの更新処理の中には、写真データやレイアウト図の貼付漏れ等も含まれる。
そして、確認を要するものについてはデータ更新処理部34を起動し、登録、あるいは除廃却のための削除処理を実行して資産管理DB30を更新する(S64)。ここでの更新処理の中には、写真データやレイアウト図の貼付漏れ等も含まれる。
以上は、施設固定資産の資産管理を中心に説明してきたが、以下に、所定の金額を超えるパソコン、プリンタ、コピー機等、資産計上される備品の移動に伴う資産管理方法について説明する。
図10に事業所内施設のレイアウトが示されている。ここでは、事業所の一例として、xx号館1階のレイアウトが詳細に示されている。ここで、フロアを、A〜Pの16区画に分割して管理することとし、それぞれに、備品に貼付されたRF−IDタグ10を読み取り可能なタグ読み取り手段としてのタグリーダ6が設置されている。なお、区画の数は任意とするが、ここでは、備品にRF−IDタグ10が貼付されることになっているため、電波の受信許容範囲の制限によって決まる数とする。なお、備品に貼付されるタグがバーコードである場合、この制限はない。
上記した区画割りは、施設を構成するフロアの全てになされ、資産が移動する毎に移動した区画に設置されるタグリーダが備品に貼付されたタグを検出して図8に示す事業所端末4経由で資産管理サーバ3へ通知し、管理することになっている。以下に詳細を説明する。
上記した区画割りは、施設を構成するフロアの全てになされ、資産が移動する毎に移動した区画に設置されるタグリーダが備品に貼付されたタグを検出して図8に示す事業所端末4経由で資産管理サーバ3へ通知し、管理することになっている。以下に詳細を説明する。
図11に、備品の移動を管理するために必要な、RFID(radio frequency identification)タグとタグリーダ、ならびに資産管理DBのデータ構造の一例が示されている。
管理対象となる資産に資産を識別する物品識別情報を記憶した記録媒体の一例であるRFIDタグ10は、ユニークなID情報(物品識別情報)を記憶しており、無線回路11、記憶回路12、そして両者を接続する図示せぬ論理回路から構成されるICチップであり、タグリーダ6から供給される電波によって駆動される。無線回路11は、タグリーダ6から発せられる電波を、外付け、あるいはチップに内蔵のアンテナで受信し、受信した電波を使って電磁誘導により発電し、記憶回路11に記録されたデータを発信する。この実施形態では、記録媒体としてRFIDタグを適用した場合について説明するが、記録媒体としては、RFIDタグにかご羅レルものではなく、例えば、バーコードであっても良い。
管理対象となる資産に資産を識別する物品識別情報を記憶した記録媒体の一例であるRFIDタグ10は、ユニークなID情報(物品識別情報)を記憶しており、無線回路11、記憶回路12、そして両者を接続する図示せぬ論理回路から構成されるICチップであり、タグリーダ6から供給される電波によって駆動される。無線回路11は、タグリーダ6から発せられる電波を、外付け、あるいはチップに内蔵のアンテナで受信し、受信した電波を使って電磁誘導により発電し、記憶回路11に記録されたデータを発信する。この実施形態では、記録媒体としてRFIDタグを適用した場合について説明するが、記録媒体としては、RFIDタグにかご羅レルものではなく、例えば、バーコードであっても良い。
読み取り手段の一例となるタグリーダ6は、無線回路61、電源供給回路62、通信プロトコル制御回路63、CPU63、メモリ65(ROM/RAM)、外部接続インタフェース(INT)回路66、モード制御部67、そしてメモリカード68で構成される。また、このタグリーダ6は、それぞれ自身を識別するためのタグリーダID(場所識別情報)が付与されている。
タグリーダ6は、CPU64による制御の下、通信プロトコル制御回路63を介して輻輳制御を行い電波到達許容距離範囲にあるRFIDタグ10により発信される電波をアンテナ経由無線回路61で受信し、そのデータを取り込む。なお、取り込まれたデータは、外部接続INT回路66を介して接続される、例えば、事業所端末4を介して資産管理サーバ3にアップロードされる。RFIDタグの代わりにバーコードが適用される場合、この読み取り手段として、バーコードリーダが適用される。
タグリーダ6は、CPU64による制御の下、通信プロトコル制御回路63を介して輻輳制御を行い電波到達許容距離範囲にあるRFIDタグ10により発信される電波をアンテナ経由無線回路61で受信し、そのデータを取り込む。なお、取り込まれたデータは、外部接続INT回路66を介して接続される、例えば、事業所端末4を介して資産管理サーバ3にアップロードされる。RFIDタグの代わりにバーコードが適用される場合、この読み取り手段として、バーコードリーダが適用される。
資産管理サーバ3は、備品の移動に伴う資産の設置場所管理を行なうために、資産管理DB30に以下の対応テーブル(TBL)(図11符号(a))を割付け、格納する。すなわち、一つは、区画割りされた施設内に設置されるタグリーダ6のそれぞれに割当てるタグリーダIDと設置場所との対応を示すTBL、タグIDと設置場所の対応を示すTBLである。
資産管理サーバ3は、タグリーダ6によって資産の移動を検出し、当該検出したタグリーダ6に付されたタグリーダIDと移動した資産に貼付されたタグのタグIDとにより、上述した対応表を参照して移動した資産の設置場所を管理する資産設置場所管理手段としての機能を実現する。図12にその手順がフローチャートで示されている。
資産管理サーバ3は、タグリーダ6によって資産の移動を検出し、当該検出したタグリーダ6に付されたタグリーダIDと移動した資産に貼付されたタグのタグIDとにより、上述した対応表を参照して移動した資産の設置場所を管理する資産設置場所管理手段としての機能を実現する。図12にその手順がフローチャートで示されている。
図12に示すフローチャートにおいて、資産管理サーバ3は、まず、資産の移動をチェックする(S121)。資産の移動チェックは、それぞれの区画に設置されたタグリーダ6が移動した資産に貼付されたRF−IDタグを検出することによりなされる(S122)。この移動は、資産管理データベース30に記憶されたタグIDと設置場所に対応するタグリーダIDとが対応付けされたテーブルを参照し、今回読み取ったタグIDとタグリーダIDとの組み合わせがテーブルに記憶されたタグIDと設置場所を示すタグリーダIDとの組み合わせに一致しているか否かを検出することにより行われる。ここで、資産管理サーバ3は、RF−IDタグ検知を契機に上記した資産管理DB30に格納された対応表を参照することにより(S123)、管理対象となる資産の設置場所の変更を認識することができる。対応表には資産の本来の設置場所が示されており、タグリーダIDとタグIDの設置場所についての不整合を検出することで上記した認識が可能である(S124)。
設置場所が変更された場合、タグリーダ6を介して移動した資産のRFIDタグ10を読み取って資産管理DB30の対応表を更新する(S125、S126)。なお、このとき、設置場所の移動履歴を保持しても良い。
そして、資産管理サーバ3は、事業所端末を操作することにより生成される要求(設置場所確認ボタンON)に従って設置場所の確認を行い(S127)、更新された対応表を表示する(S128)。ここでは、図10に示されるように、資産の設置状況があらかじめ区画割りされた施設単位で画面上にビジュアルに表示されるため、その状況が一目瞭然となり、また、移動した備品を他と区別して表示(強調表示)することにより、資産の特定が容易になる。
そして、資産管理サーバ3は、事業所端末を操作することにより生成される要求(設置場所確認ボタンON)に従って設置場所の確認を行い(S127)、更新された対応表を表示する(S128)。ここでは、図10に示されるように、資産の設置状況があらかじめ区画割りされた施設単位で画面上にビジュアルに表示されるため、その状況が一目瞭然となり、また、移動した備品を他と区別して表示(強調表示)することにより、資産の特定が容易になる。
以上説明のように本発明は、資産に係わる過去のデータをベースに、写真データと設置場所データを付加して管理することで、過去の財産を生かしながら資産管理、棚卸精度の向上をはかった、資産管理システムを提供するものである。
このことにより、現有資産が明確化され、また、資産管理データと写真とレイアウト図を一体化しているため、現物の特定が容易になる。更に、過去の財産をベースにシステム構築を行っているため、必要最小限の工数と費用で資産管理に必要な情報が簡単に閲覧、検索、抽出ができ、資産内容の確認、調査が効率よく遂行できる。また、棚卸、除廃却を適確に行うことができる。
このことにより、現有資産が明確化され、また、資産管理データと写真とレイアウト図を一体化しているため、現物の特定が容易になる。更に、過去の財産をベースにシステム構築を行っているため、必要最小限の工数と費用で資産管理に必要な情報が簡単に閲覧、検索、抽出ができ、資産内容の確認、調査が効率よく遂行できる。また、棚卸、除廃却を適確に行うことができる。
また、本発明は、タグを導入し、備品にタグを貼付して管理することで備品等動資産の移動に伴う設置場所の管理を行い、資産管理、棚卸精度の向上をはかったものである。このことにより、任意に区画割りされた施設の区画単位に設置されるタグリーダ6によって資産の移動を検出し、タグリーダIDと移動した資産に貼付されたタグIDとにより移動した資産の設置場所を管理することで備品等、動資産の移動管理を精度良く実現することができる。
更に、システム起動時に表示される画面に資産設置場所の確認メニューもしくはボタンを割付け、当該メニューまたはボタンが資産の設置場所を表示することで、資産の設置状況があらかじめ区画割りされた施設単位で画面上にビジュアルに表示されるため、その状況が一目瞭然となり、移動した備品を強調表示することにより、資産の特定が容易になる。
更に、システム起動時に表示される画面に資産設置場所の確認メニューもしくはボタンを割付け、当該メニューまたはボタンが資産の設置場所を表示することで、資産の設置状況があらかじめ区画割りされた施設単位で画面上にビジュアルに表示されるため、その状況が一目瞭然となり、移動した備品を強調表示することにより、資産の特定が容易になる。
なお、上記した実施形態によれば、区画割りされた施設を単位にタグリーダ6を設置し、資産に貼付されたRF−IDタグ10の移動を検知する構成としたが、バーコードリーダを配置し、資産に貼付されたバーコードを読み取る構成としても良い。なお、上述した実施形態においては、RFIDタグ10の識別番号をタグリーダ6によって受信した際にリアルタイムに設置場所を更新してもよく、ユーザからの指示に基づいて更新するようにしてもよい。
また、タグリーダ6に書き込み機能を設け、RFIDタグ10とタグリーダ6とを通信する際に、RFIDタグ10に、その物品についての定期的な資産棚卸の実施記録や移動記録を記憶しておくようにしても良い。
また、タグリーダ6に書き込み機能を設け、RFIDタグ10とタグリーダ6とを通信する際に、RFIDタグ10に、その物品についての定期的な資産棚卸の実施記録や移動記録を記憶しておくようにしても良い。
なお、図2に示す、データ取得部31、データ組立登録部32、整合性検証部33、データ更新処理部34、検索要求応答処理部35のそれぞれで実行される手順をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって本発明の資産管理システムを実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウェアを含む。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…センタサーバ、2…通信回線、3…資産管理サーバ、4…事業所端末、5…LAN、30…資産管理DB、31…データ取得部、32…データ組立登録部、33…整合性検証部、34…データ更新処理部、35…検索要求応答処理部
Claims (5)
- 管理対象となる資産に資産を識別する物品識別情報を記憶した記録媒体が貼付され、その資産の設置場所を管理する資産管理システムであって、
任意に区画割りされた施設の前記区画単位に設置され、前記記録媒体から物品識別情報を読み取る読み取り手段と、
前記読み取り手段によって資産の移動を検出し、当該検出した読み取り手段に付された場所識別情報と前記移動した資産に貼付された記録媒体の物品識別情報とにより前記移動した資産の設置場所を管理する資産設置場所管理手段と、
を備えたことを特徴とする資産管理システム。 - システム起動時に表示される画面に資産設置場所の確認メニューもしくはボタンを割付け、当該メニューまたはボタンが押されることにより前記資産設置場所管理手段により資産の設置状況を表示することを特徴とする請求項1に記載の資産管理システム。
- 管理対象となる資産に資産を識別する物品識別情報を記憶した記録媒体が貼付され、その資産の設置場所を管理する資産管理サーバ装置であって、
任意に区画割りされた施設の前記区画単位に設置され、前記記録媒体から物品識別情報を読み取る読み取り手段と、
前記読み取り手段によって資産の移動を検出し、当該検出した読み取り手段に付された場所識別情報と前記移動した資産に貼付された記録媒体の物品識別情報とにより前記移動した資産の設置場所を管理する資産設置場所管理手段と、
を備えたことを特徴とする資産管理サーバ装置。 - 管理対象となる資産に資産を識別する物品識別情報を記憶した記録媒体が貼付され、任意に区画割りされた施設の区画単位に設置された読み取り手段と接続され、その資産の設置場所を管理する資産管理方法であって、
前記読み取り手段によって資産の移動を検出し、
前記移動を検出した読み取り手段に付された場所識別情報と前記移動した資産に貼付された記録媒体に記憶された物品識別情報とにより前記移動した資産の設置場所を管理する
を有することを特徴とする資産管理方法。 - 管理対象となる資産に資産を識別する物品識別情報を記憶した記録媒体が貼付され、任意に区画割りされた施設の区画単位に設置された読み取り手段と接続され、その資産の設置場所を管理する資産管理システムに用いられるプログラムであって、
前記読み取り手段によって資産の移動を検出するステップと、
前記移動を検出した読み取り手段に付された場所識別情報と前記移動した資産に貼付された記録媒体に記憶された物品識別情報とにより前記移動した資産の設置場所を管理するステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2004005742A JP2005202502A (ja) | 2004-01-13 | 2004-01-13 | 資産管理システムおよびその方法ならびにプログラム、資産管理サーバ装置 |
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