JP7007408B2 - Rfidタグを用いた物品管理システム及び物品管理方法 - Google Patents

Rfidタグを用いた物品管理システム及び物品管理方法 Download PDF

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Description

この発明は、RFIDタグを用いた物品管理システムに関する。
企業や行政機関など、多数の資産を所有する者は、その管理を適切にしなければならない。多くの場合、それぞれの資産の管理番号などが記載されたシールが貼りつけられており、このシールの記載内容を確認しながら目的とする資産を持ち出し、返却の管理が行われている。だが、資産や倉庫の数が多くなるほど単純に目視で現物を探し出すことは困難になる。さらに、資産の数が増えて番号の桁数が増えると、見間違いによる運用精度の低下も発生しやすくなる。このため、効率の良い資産管理システムが様々に検討されている。
非特許文献1には、資産に貼り付けるラベルに、文字情報とともにQRコード(登録商標)にして必要な情報を記載して運用するシステムが提案されている。QRコードリーダーでQRコードを読み取り、画像と合わせて資産情報をデータベースへ登録する。このときに保管場所などの情報も登録する。登録された情報は、WEBサービスを利用してイントラネットで情報共有したり、インターネットへの公開をしたりする。
日本電信電話株式会社、" QpIDealシリーズ(QpIDeal Web システム)"、[online]、2013年、日本電信電話株式会社、[令和2年1月23日検索]、インターネット〈URL:https://www.ntt.co.jp/kankyo/protect/label/qpi_deal.html〉
しかしながら、QRコードリーダーで管理すると誤認のおそれはなくなるものの、QRコードが記載されたラベルが倉庫内や棚内で読み取りやすい場所にあるとは限らない。倉庫に保管された個々の資産が奥まった場所にあったり、QRコードを貼りつけた箇所が手の届かない場所にあってしまわれていたりするということは、スペースが有限である以上当然に起こり得る。そうなるとQRコードを手作業で読み取るために、個々の資産を倉庫や棚から取り出さなければならず、どうしても資産管理をする上で棚卸をするなどの手間が必要になっていた。
そこでこの発明は、管理すべき資産について、個々に手作業でラベルやQRコードを読み取らなくても所在している箇所が判別できるシステムを構築して、資産管理に要する手間を省くことを目的とする。
この発明は、
管理すべき複数の資産を保管する複数の区分区画の集合体である保管領域と、
前記保管領域に持ち込み可能な端末装置と、
を有し、
個々の前記区分区画の内側の隅部には、前記端末装置からの近距離無線通信に対して設置位置情報を返すシンボルRFIDタグが設置されてあり、
前記資産には、前記端末装置からの近距離無線通信に対して識別情報を返す資産RFIDタグが取り付けられてあり、
前記端末装置は、
周囲にあるRFIDタグから情報を読み取る走査手段と、
前記走査手段により読み取った情報を表示する表示手段と、
前記走査手段によって読み取ることができる走査可能範囲の大きさを調整する走査範囲調整手段と、
前記走査手段を実行する前記区分区画について、当該区分区画の周囲に存在する隣接区分区画の存在を入力される隣接区画入力手段と、
前記走査手段で読み取ったRFIDタグのうち前記資産RFIDタグの識別情報を、前記区分区画を識別する区分区画識別情報と関連付けて記憶装置に登録させる登録手段と、
を有する
資産管理システムにより上記の課題を解決したのである。
この資産管理システムを運用するには、まず、前記保管領域を、複数の区分区画に区切っておく。この区分区画は、基本的に人間が内部に入ることができる部屋である。区分区画の大きさは、前記端末装置の操作可能範囲の調整範囲が、一つの区分区画に収まるように調整可能な範囲である。個々の区分区画は多角形状であるとよく、直方体状の部屋であると扱いやすい。
この資産管理システムを使って資産の保管場所を把握する運用を行う際の手順は次のようになる。まず、保管されている資産を把握しようとする区分区画に入り、端末装置に当該区分区画の周囲に存在する隣接区分区画の存在を入力する隣接区画入力手段を実行する。その上で、走査手段を実行する。この走査手段により読み取った情報の中に、調査しようとする区分区画ではない別の区分区画のシンボルRFIDタグの設置位置情報が一つも含まれていなければ、この走査手段による走査は、隣接区分区画の資産RFIDタグを読み取ることなく、調査しようとする区分区画の資産RFIDタグのみを検知していることになる。この走査で読み取った資産RFIDタグが付された資産が、調査しようとする当該区分区画に格納されていることが確認できる。
一方、調査しようとする区分区画ではない別の区分区画のシンボルRFIDタグの設置位置情報が含まれている場合、その設置位置情報を確認する。その設置位置情報の中に、隣接区分区画ではない、さらに離れた別の区分区画(非隣接区分区画)が含まれている場合は、走査範囲調整手段を実行して、発信電波強度を下げて操作可能範囲を縮小する。縮小した上で、再度走査し、非隣接区分区画の設置位置情報がまだ含まれている場合は再度走査可能範囲を縮小する。これを、非隣接区分区画の設置位置情報が読み取られなくなるまで繰り返す。
前記の走査手段で読み取った中に、非隣接区分区画の設置位置情報が含まれていなければ、さらに次の縮小ステップへ移る。次の縮小ステップでは、前記隣接区画入力手段で隣接区分区画が存在すると入力された方向について、その方向の隣接区分区画のシンボルRFIDタグが受信できなくなるまで発信電波強度を下げる。この縮小ステップを、隣接区分区画が存在すると入力された方向の全てについて、いずれの隣接区分区画のシンボルRFIDタグも受信できなくなるまで行う。
前記縮小ステップの条件が満たされたら、さらに走査手段を実行し、調査しようとする当該区分区画のシンボルRFIDタグを受信していることを確認する。当該区分区画のシンボルRFIDタグを受信できていたら、走査を行った地点から受信できたシンボルRFIDタグのある方向のエリアにある、資産RFIDタグはすべて受信できていることになる。これにより、他の区分区画にある前記資産を誤って検知することなく、当該区分区画の当該エリアにある前記資産の資産RFIDタグのみを検知することができる。
この発明により、資産の現況調査を行う際に、資産毎に人手で調査を行っていた現物調査を廃止し、個々の資産について手作業でラベルを読み取り確認するといった作業を省略し、資産を区分区画に設置したままで、どの区分区画にどの資産が存在するかを、正確に把握することができる。
この発明にかかる資産管理システムの実施形態例の機能ブロック図 図1の資産管理システムを実行する保管領域を区分区画に分割した状況の平面図 (a)区分区画の中心近くで端末装置を実行した際の概念図、(b)区分区画の中心から外れて端末装置を実行した際の概念図 この発明にかかる資産管理システムを運用する例を示すフローチャートの1 この発明にかかる資産管理システムを運用する例を示すフローチャートの2 この発明にかかる資産管理システムを運用する例を示すフローチャートの3 この発明にかかる資産管理システムを運用する例を示すフローチャートの4
以下、この発明について具体的な実施形態とともに詳細に説明する。この発明は、RFIDタグを用いた資産管理システム、資産管理方法、およびそれを実行するための設備である。
この発明にかかる資産管理システムの基本的な機能ブロック図を図1に示す。この発明にかかる資産管理システムは、資産24を保管する保管領域10に設置されたシンボルRFIDタグ21と、資産24に付された資産RFIDタグ25と、シンボルRFIDタグ21及び資産RFIDタグ25の情報を読み取る端末装置15を少なくとも有する。また、端末装置15と通信するサーバ14があるとよい。
この発明で管理すべき複数の資産24は、複数の区分区画11の集合体である保管領域10に設置される。ここで保管領域10とは、基本的には倉庫や工場、ビジネス用テナントなどが挙げられる。平屋の倉庫である保管領域10を複数の区分区画11に区切った平面図を図2に示す。管理対象とする資産24は以下の説明では基本的に倉庫に保管するものを例として挙げる。ただし対象はこれに限定されるものではなく、工場に設置された備品や工具、テナントの備品やビジネス用OA機器など、RFIDタグを付すことができるものであれば利用可能である。
保管領域10は、平屋であってもよいし、複数の階層にまたがってもよい。図1及び図2では平屋の倉庫を想定した例を記載しているが、このような配置のエリアが複数階層にまたがっていてもよい。ただし3階層以上の複数階層にまたがる場合、後述するシンボルRFIDタグ21が、各階において床付近と天井付近の両方に設置される。2階建ての保管領域である場合は、2階のシンボルRFIDタグ21は床付近に、1階のシンボルRFIDタグ21は天井付近に設置する。
保管領域10は、矩形の区分区画11に区切られていると好ましい。凹みのある多角形や円形であると、隣接する保管領域との境界を明確に判定することが難しくなり、誤検知が増えやすくなる。また、三角形の区画が組み合わさっていると隣接する区分区画にあるシンボルRFIDタグと該当する区分区画にあるシンボルRFIDタグとの違いが判定しにくくなる。矩形以外では六角形でも実施は可能であるが、運用時の調整が難しくなる。矩形の区分区画11は少なくとも平行四辺形であると好ましく、長方形であるとより好ましく、正方形に近いほど好ましい。区分区画11の中心で後述する走査を行うことで調査がしやすくなるためである。
なお、複数階層にまたがる区分区画11を有する場合、個々の区分区画11は直方体であると好ましく、立方体に近いほど好ましい。立方体に近いほど誤検知は起こりにくくなる。
この発明では、区分区画11の隅部にシンボルRFIDタグ21を設置する。また、管理しようとする資産24の全てに資産RFIDタグ25を取り付ける。この発明で用いる資産RFIDタグ25とシンボルRFIDタグ21とに用いるRFIDタグは、いずれも、電源を内蔵しないパッシブタグであるとよい。特に、保管領域10に置きっぱなしの資産24に取り付ける資産RFIDタグ25には、外部からの電源供給が必要なアクティブタグは不向きである。ただし、後述するシンボルRFIDタグ21については、倉庫などの電源を使用することができるため、アクティブタグでも発明を実施することができる。
前記RFIDタグと、前記RFIDタグから情報を読み取る端末装置15が使用する電波帯域はUHF帯であると好ましい。倉庫である保管領域10の中に設置された資産24や棚で入り組んだ内部に保管した資産24といった状況下で用いるため、回り込みにくいマイクロ波は使いにくい。ただし、電波の回り込みを必要としないように整然と資産24を並べてある場合にはマイクロ波でも利用可能である。一方、UHF帯よりも周波数が低い帯域だと、電波到達距離が短すぎるため使いにくい。具体的には、1メートル以上は届くことが望ましく、3メートル以上届くことが望ましい。
それぞれの区分区画11においてシンボルRFIDタグ21を取り付ける隅部とは、矩形の区分区画11であれば区分区画11の内側であって、隣接する他の区分区画11に近くなっている、角に近い部分をいう。平屋の保管領域10で矩形の区分区画11に取り付ける場合の例を図2に示す。シンボルRFIDタグ21には、取り付ける区分区画11(11a,11b,11c,11d・・・・)を識別する情報とともに、どの隅部に設置されるかの情報を含んでいる。これらの情報をまとめて設置位置情報という。図では区分区画11を東西南北に沿って形成しており、それぞれのシンボルRFIDタグ21は北西(NW)、北東(NE)、南西(SW)、南東(SE)に置いている。区分区画11を区切る壁やパーテーションなどはできるだけ東西南北に近い配置がされており、方角が明確であることが望ましい。あるいは、図から45度回転させた配置でもよい。この場合、シンボルRFIDタグ21は東西南北の隅部に設置することになる。
前記RFIDタグは端末装置15からの近距離無線通信により、内蔵されたチップに記録された情報を返す。シンボルRFIDタグ21であれば上記の設置位置情報を含む情報となる。すなわち、どの区分区画11の、どの方角のシンボルRFIDタグ21を検知しているかを端末装置15に伝えることができる。
一方、資産24に取り付ける資産RFIDタグ25であれば、個々の資産24を識別する識別情報を含む情報を返す。識別情報は単純な識別番号であってもよいし、資産の分類や名称、型番、リースの期日などの時間情報、その他の資産24に関する様々な情報を含んでいてもよい。ただし、少なくとも個々の資産24を判別できることが必要となる。なお、資産の種類や名称をテキストで含んでいると、後述する端末装置15で資産24を確認する作業を効率よく行うことができる。
この発明で用いる端末装置15は、図3(a)の拡大図に示すように、区分区画11内にて使用され、これらの資産RFIDタグ25及びシンボルRFIDタグ21が有する識別情報及び設置位置情報を、近距離無線通信で読み取り、確認し、必要に応じて記憶装置に登録する。
図1の機能ブロック図とともに端末装置15について説明する。端末装置15は、基本的には人間が手で持ち運べるサイズの持ち運び可能な端末であり、表示手段51と入力手段52と走査手段55と通信手段58とを有する。
表示手段51は端末装置15の実行条件や実行結果を表示することができるディスプレイである。液晶や有機ELなどで構成されているとよい。
入力手段52は、キーボードやトラックポイント、ボタン、方向キーなどの、表示手段51に表示された内容を選択したり、文字情報を入力したりすることができるものである。なお、表示手段51を構成するディスプレイと単一のハードウェアであるタッチパネルであってもよい。
走査手段55は、上記の資産RFIDタグ25及びシンボルRFIDタグ21が有する識別情報及び設置位置情報を、近距離無線通信により遠隔から読み取ることができる規格化された無線通信機能を実行するものである。具体的には走査用のアンテナなどを有する。
通信手段58は、登録すべき情報をサーバ14に送信するための通信インターフェース及び通信ソフトウェアを有する。基本的には端末装置15を持ち歩くため、無線通信機能を有することが望ましい。具体的には無線LAN機能や、移動体通信網に接続する通信機能などが挙げられる。保管領域10内部が無線LANのエリア内であるようにし、通信手段58として無線LAN機能を持たせると運用しやすい。なお、随時アップロードではなく、後述する登録作業の結果を一旦は内部記憶装置59に保存しておき、作業完了後にサーバ14と接続可能なコンピュータに有線接続する運用も可能である。この場合は通信手段58として、コンピュータに対して接続できるUSBなどの通信インターフェースを有するとよい。
また、端末装置15はこれらの機能を実際に実行させる制御を行う演算装置50と、一時的に、または永続的に情報を記録しておく内部記憶装置59を有する。一時的に記録しておく内部記憶装置59としては揮発性メモリが挙げられる。また、永続的に情報を記録しておく内部記憶装置59としては、不揮発性メモリが挙げられる。永続的に記録しておく媒体として磁気ディスクを用いてもよいが、端末装置15を持ち歩くため、壊れやすい可動部をもたない記憶媒体の方が望ましい。
さらに、端末装置15は電源装置57を有していると好ましい。電源装置57は、具体的にはリチウムイオンバッテリーなどの充電池や、乾電池などであり、好ましくは充電池である。持ち運んで動作させるため、交流電源につないで動作させなければならないのは不便である。
端末装置15は、表示手段51に表示された情報に応じて、入力される入力手段52からの入力情報によって、走査手段55が走査して読み取ることができる距離を調節する走査範囲調整手段56を有する。具体的には、現時点における走査距離や走査範囲、読み取られた識別情報や設置位置情報を表示手段51に表示し、走査して検出される識別情報や設置位置情報がより望ましい範囲となるように電波の出力を増減させる入力を受け付け、増減させた上で再度の走査を行い、その結果を表示手段51に表示する。
端末装置15は、区分区画11に存在する資産24を走査して登録するにあたり、その区分区画11に隣接する隣接区分区画がどの方向に存在するかを、内部記憶装置59に登録するために入力される隣接区画入力手段53を有する。方式としては、入力手段52から特定の方角を選択あるいは直接入力されて登録したり、表示手段51に表示された配置図から隣接区分区画がある方向を選択されたりする。基本的には、東西南北、北東、北西、南西、南東の八方向のうち、どの方向に隣接区分区画があるかを登録する。平屋ではなく階層型である場合には、これらの八方向にさらに上下階層と同階層のいずれであるかの情報を含めて登録する。
また、通信手段58を介して接続されるサーバ14に保管領域10を構成する区分区画11の配置に関する区画情報65が登録されている場合は、隣接区画入力手段53は、サーバ14から隣接区分区画の情報を呼び出すことで入力されてもよい。例えば、図2に示すような保管領域10において、区分区画の配置の隣接関係が区画情報65として登録されているとする。区分区画11cについて走査しようとする場合、サーバ14に対して区分区画11cを示す区分の情報とともに隣接区分区画を要求する。サーバ14は、区分区画11cに隣接する隣接区分区画として、西に区分区画11b、南に区分区画11f、南西に区分区画11eがあるという情報を端末装置15に返す。隣接区画入力手段53は、これらの情報を隣接区分区画として内部記憶装置59に登録する。区分区画11eについて走査しようとする場合、八方向すべてにそれぞれの隣接区分区画があるという情報を返す。この返された情報を自動的に入力させることで、操作者の手間を省くことができる。
端末装置15が区分区画11内で走査手段55を実行すると、周囲にある資産RFIDタグ25の識別情報と、シンボルRFIDタグ21の設置位置情報とが検出される。このとき、この区分区画11にある資産RFIDタグ25のみが検出されるならば、検出された資産RFIDタグ25の識別情報を有する資産24がすべてこの区分区画11にある、として登録ができる。図3(a)の状況は最大の同心円の範囲を検出範囲として、理想的な範囲で検出できたケースを示す。しかしながら、実際にはそのような理想的な範囲での実行はできない場合も多く、図3(b)のように偏った位置での検出となる場合も多い。ここでは、最大の同心円の範囲が検出範囲であると、検出しようとする区分区画11にある資産RFIDタグ25a~25gだけでなく、隣接区分区画にある資産RFIDタグ25xを検知してしまっている。この検知した内容をそのまま登録してしまうと、区分区画11bにある資産24が、区分区画11eにあるものとして登録されてしまう。そこで、実行時には隣接区分区画に存在する資産RFIDタグ25を検出しないように、走査範囲調整手段56を幾度も実行して検知範囲を調整する。
具体的には走査範囲調整手段56は、走査手段55を実行したときに、隣接区分区画のシンボルRFIDタグ21の設置位置情報が検出されないようになるまで電波出力を下げる。この調整は走査手段55を実行するたびに表示手段51を操作者が確認して入力手段52から出力を下げる走査を行うことで実行されることでも実行できる。ただしこの出力の下げ幅の調整は人手で行うと手間がかかるため、隣接区分区画のシンボルRFIDタグ21の設置位置情報が検出されなくなるまで自動的に、段階的に電波出力を下げて走査する工程を連続して行う走査範囲自動縮小手段を、端末装置15のプログラムが実行できると扱いやすい。一方で、出力を下げすぎると今度は一度に検出できる資産24が、区分区画11のうちのごく限定された範囲にとどまるため、少なくとも今調べようとする区分区画11の内部に設置されたシンボルRFIDタグ21のうちの一つは検出できる程度の出力で走査することが望ましい。そうであれば少なくとも端末装置15がある位置から検出されたシンボルRFIDタグ21の方向にある資産24は、検出できているからである。
適切にその時点で端末装置15がある区分区画11のシンボルRFIDタグ21のみを検出できている場合に、走査して検出された資産RFIDタグ25は、その区分区画11に存在することが確実となる。ここで検出された資産RFIDタグ25の識別情報を、区分区画11を示す区分区画識別情報とともに、通信手段58を介してサーバ14に送信して登録させる登録手段54を実行する。サーバ14は送信されてきた情報を、管理情報64として、区分区画識別情報と関連付けて外部記憶装置63に登録する。すなわち、資産RFIDタグ25が付された資産24のそれぞれが、どの区分区画11に存在するかを登録する。この管理情報64を参照することで、特定の資産24が必要になったときに、どの区分区画11に行けばそれが見つかるかを示すことができる。なお、登録手段54の例外として、内部記憶装置59に一時的に登録させておいてもよい。
一方、サーバ14の管理情報64は、識別情報と、それぞれの資産24とを対応付ける情報も記録しておく。これはそれぞれの資産24に資産RFIDタグ25を付するときに、登録しておくとよい。これにより、送信されてきた識別情報から、それぞれの資産24を参照することができるようになる。
なお、サーバ14は上記の外部記憶装置63の他に、端末装置15と通信する通信インターフェース62(通信IF62)を有し、処理を行う演算装置61を有する。これらは単一のサーバ14であってもよいし、複数のサーバからなるサーバ群であってもよいし、仮想的なサーバであってもよい。外部記憶装置63はハードディスクなどの磁気ディスクでもよいし、SolidStateDriveのような不揮発性半導体メモリでもよい。外部記憶装置63は単一の装置であってもよいし、複数の装置を複合して用いてもよい。
この発明にかかる資産管理システムにより、資産RFIDタグ25が付された資産24がどの区分区画11に存在するかを登録する運用手順を図4~図7に示すフローチャートを例として説明する。
事前準備として、資産24に資産RFIDタグ25を付し、その資産RFIDタグ25の識別情報をサーバ14の管理情報64に登録しておく。また、保管領域10を複数の区分区画11に区切り、区分区画11の全ての隅部にシンボルRFIDタグ21を設置する。これらの作業は順番が前後してもよい。シンボルRFIDタグ21には、それぞれの区分区画11を区別する区画識別情報と、設置された方角とを、設置位置情報として登録しておく。この設置位置情報を、隣接する配置関係とともに区画情報65としてサーバ14に登録しておくことが望ましい。
その上で、資産24が収容された区分区画11の一つに端末装置15を導入して、登録作業を開始する(S101)。ここでは区分区画11として正方形の部屋が東西南北に並んだ保管領域10を想定する。具体的には、パーテーションで区切られた部屋である。
まず、隣接区画入力手段53を実行する(S102)。実行する区分区画11の八方向のいずれの方向に、隣接する区分区画11があるかを登録していく。これは端末装置15から手作業で入力してもよいし、区分区画11の区画識別情報を元にサーバ14に問い合わせて管理情報64の一部を応答されて自動的に入力されてもよい。入力された隣接区分区画を示す部屋フラグを、内部記憶装置59に登録する。この部屋フラグは、八方向のそれぞれに、部屋があるか否かのフラグとなる。
その上で、端末装置15の走査手段55を実行させる(S103)。なお、基本的には最初の走査時には、少なくとも1つの区分区画11を囲める程度の広さの検出範囲を確保できる程度の出力で走査手段55を実行するとよい。これにより、その時点での電波出力によって検出可能な、周囲にあるシンボルRFIDタグ21の設置位置情報と資産RFIDタグ25の識別情報とが検出される。この検出結果は表示手段51に表示されるとよい。検出された中に、当該区分区画11(調査対象エリア)以外のシンボルRFIDタグ21の設置位置情報が検出されるか否かをチェックする(S104)。検出されていなければ(S104→No)、隣接区分区画が検出範囲に含まれていないことになる。その場合、さらに資産RFIDタグ25が検出されているか否かをチェックする(S111)。資産RFIDタグ25が検出されていなければ(S111→No)、あるべきはずの資産24がチェックできていないことになるので、発信電波強度を上げるか、または区分区画11の内部で移動した上で(S112)、再度の走査手段55を実行する(S103)。一方、資産RFIDタグ25が検出できていたら(S111→Yes)、後述する登録手段へと移る(S113→D)。
走査手段55により読み取った情報の中に、調査しようとする区分区画11ではない別の区分区画11のシンボルRFIDタグ21の設置位置情報が含まれている場合(S104→Yes)であって、検出された別の区分区画11の中に隣接区分区画ではない区分区画11のシンボルRFIDタグ21が含まれていた場合(S105→Yes)、隣接区分区画からさらに遠い区分区画まで含めて検出してしまっていることになる。この場合は発信電波強度を大きくさげるように走査範囲調整手段56を実行上で(S106)、再度の走査手段55を実行する(S103)。
隣接区分区画のシンボルRFIDタグ21までが検出され、それより遠い区分区画のシンボルRFIDタグ21が検出されなくなったら(S105→No)、さらに微調整する縮小ステップへと移る(S107)。
この縮小ステップを図5及び図6に示す。これは、隣接区画入力手段53で隣接区分区画が存在すると入力された方向について、その方向の隣接区分区画のシンボルRFIDタグ21の設置位置情報が受信できなくなるまで発信電波強度を下げる走査範囲調整手段56を実行した上で走査手段55を実行する作業を繰り返すステップである。
図5のフローチャートの例では北西から処理を開始するが、実際にはどの方向から処理を始めても構わない。まず(S121)、隣接区画入力手段53により内部記憶装置59に登録された部屋フラグについて、北西フラグが「有」であるか否かをチェックする(S122)。北西フラグが「有」であった場合(S122→有)、北西部屋、すなわち北西側に隣接する隣接区分区画の、南東に設置されたシンボルRFIDタグ21が受信できなくなるまで、走査範囲調整手段56により出力を下げた上で走査手段55を再実行する作業を繰り返す(S123)。この作業は登録されている部屋フラグに応じて自動的に行われると好ましい。例えば、対象となる北西部屋における南東のシンボルRFIDタグ21とは、調査する区分区画11が図2における区分区画11eである場合、北西の隣接区分区画である区分区画11aの、シンボルRFIDタグ21aSEが対象となる。この方角についての調整が終わったら、次の方角で同様の作業を行う。北西フラグが「無」である場合は(S122→無)、そのまま次の方角についての調整へ移る。
北北フラグが「有」である、すなわち北側に隣接区分区画がある場合(S126→有)、北北部屋、すなわち北側に隣接する隣接区分区画の、南東と南西に設置されたシンボルRDIDタグ21が受信できなくなるまで、走査範囲調整手段56により出力を下げた上で走査手段55を再実行する作業を繰り返す(S127)。例えば、対象となる北北部屋における南西と南東のシンボルRFIDタグ21とは、調査する区分区画11が図2における区分区画11eである場合、北の隣接区分区画である区分区画11bの、シンボルRFIDタグ21bSWとシンボルRFIDタグ21bSEが対象となる。
このような調整を、八方向すべてについて繰り返す(S131~S157)。なお、階層型の保管領域10である場合には、さらに上下及び斜め上下の隣接区分区画についても同様に実行する。
以上のステップにより、隣接区分区画のシンボルRFIDタグ21が受信できなくなった状態となる(S201)。この状態で改めて走査手段55を実行する(S202)。なお、図4のS111で資産RFIDタグ25が検出されている場合(S111→Yes)の場合も以下のフローに繋がる(S200)。
基本的にはこの状態で適正な状態になっていると考えられるが、仮にシンボルRFIDタグ21を一つも受信できていない場合は、区分区画11のごく限定されたエリアしか走査できていないことになるため(S203→No→S204→S114)、発信電波強度を上げるか、移動するかして(S112)、再度の走査手段55をやり直す(S103)。
調査する区分区画11のシンボルRFIDタグ21が一つ以上受信できており、それらが適正にすべてそろっている場合は(S211→Yes)、その区分区画11がちょうど走査範囲に入っていることになる。この状態が最も適正であり、当該区分区画11に含まれている資産RFIDタグ25の全てが検出されていることになる。このようになると、この区分区画11における資産RFIDタグ25による資産24がすべて端末装置15にリストアップされていることになる。すなわち、その資産RFIDタグ25の識別情報に対応する資産24が、この区分区画11に格納されているすべてということになる。そのリストアップされた資産RFIDタグ25の識別情報について、登録手段54を実行して、内部記憶装置59かサーバ14の外部記憶装置63に登録し(S231)、この区分区画11の調査が完了する(S232)。この後は、次の区分区画11で同様の作業を行う。
一方、受信したシンボルRFIDタグ21が適正にすべてそろっていない場合、すなわち、一部のシンボルRFIDタグ21のみ受信できている場合は、条件に沿ったメッセージを表示手段51に表示する(S212)。仮に北西分のシンボルRFIDタグ21が受信できている場合(図7中01)は、端末装置15のある位置から北西のエリアにある分の資産24のみが検出できていることになるので、「北西エリアのみ調査」と表示する。また仮に、北西エリアと北東エリアのシンボルRFIDタグ21xNW、21xNEが受信できている場合は(図7中05)、北側のエリアは完了しているということになるため、「北エリアのみ調査」と表示手段51に表示する。これらは東西南北について同様である。階層型の保管領域10である場合には、上下位置を含めたメッセージとなる。
その上で、現時点でリストアップされた資産RFIDタグ25の識別情報を登録する登録手段54を実行する(S213)。少なくともリストアップされた資産RFIDタグ25の識別情報に対応する資産は、その区分区画11に格納されているものとして登録される。この後は、その区分区画11内の調査できていない方向(ここでは南東より)に移動し、S103以降の処理を繰り返す(S214)。全エリアについて調査が済めば、その区分区画11にある資産24についての登録作業は、隣接区分区画と取り違えることなく完了する。
10 保管領域
11、11a~11l 区分区画
14 サーバ
15 端末装置
21、21aNW、21aNE、21aSW、21aSE、22aNE・・ シンボルRFIDタグ
24 資産
25、25a~25j 資産RFIDタグ
50 演算装置
51 表示手段
52 入力手段
53 隣接区画入力手段
54 登録手段
55 走査手段
56 走査範囲調整手段
57 電源装置
58 通信手段
59 内部記憶装置
61 演算装置
62 通信インターフェース
63 外部記憶装置
64 管理情報
65 区画情報

Claims (2)

  1. 管理すべき複数の資産を保管する複数の区分区画の集合体である保管領域と、
    前記保管領域に持ち込み可能な端末装置と、
    を有し、
    個々の前記区分区画の内側の隅部には、前記端末装置からの近距離無線通信に対して設置位置情報を返すシンボルRFIDタグが設置されてあり、
    前記資産には、前記端末装置からの近距離無線通信に対して識別情報を返す資産RFIDタグが取り付けられてあり、
    前記端末装置は、
    周囲にあるRFIDタグから情報を読み取る走査手段と、
    前記走査手段により読み取った情報を表示する表示手段と、
    前記走査手段によって読み取ることができる走査可能範囲の大きさを調整する走査範囲調整手段と、
    前記走査手段を実行する前記区分区画について、当該区分区画の周囲に存在する隣接区分区画の存在を入力する隣接区画入力手段と、
    前記走査手段で読み取ったRFIDタグのうち前記資産RFIDタグの識別情報を、前記区分区画を識別する区分区画識別情報と関連付けて記憶装置に登録させる登録手段と、
    を有する
    資産管理システム。
  2. 周囲にあるRFIDタグから情報を読み取る走査手段と、
    前記走査手段により読み取った情報を表示する表示手段と、
    前記走査手段によって読み取ることができる走査可能範囲の大きさを調整する走査範囲調整手段と、
    前記走査手段を実行する区分区画について、当該区分区画の周囲に存在する隣接区分区画の存在を入力する隣接区画入力手段と、
    前記走査手段により前記RFIDタグから読み取った情報のうち、資産に付した資産RFIDタグの識別情報を、装置の内部または外部にある記憶装置へ、前記区分区画を識別する区分区画識別情報と関連付けて登録させる登録手段と、
    を有する端末装置。
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