JP2003122766A - 物理的実体を用いてニーズと情報を共有するためのシステムおよび方法 - Google Patents

物理的実体を用いてニーズと情報を共有するためのシステムおよび方法

Info

Publication number
JP2003122766A
JP2003122766A JP2001346759A JP2001346759A JP2003122766A JP 2003122766 A JP2003122766 A JP 2003122766A JP 2001346759 A JP2001346759 A JP 2001346759A JP 2001346759 A JP2001346759 A JP 2001346759A JP 2003122766 A JP2003122766 A JP 2003122766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
needs
description
physical entity
identification information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001346759A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Konomi
新一 木實
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001346759A priority Critical patent/JP2003122766A/ja
Priority to US10/264,660 priority patent/US20030069806A1/en
Publication of JP2003122766A publication Critical patent/JP2003122766A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/06Buying, selling or leasing transactions
    • G06Q30/0601Electronic shopping [e-shopping]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物理オブジェクト、物理空間等の物理的実体
に利用者のニーズ記述を貼付し共有することができ、状
況に応じて必要な情報を取得することが容易なシステム
および方法を提供すること。 【解決手段】 ニーズ記述を保持するニーズオブジェク
トを、物理的実体を介して共有するための、ニーズ共有
システムおよび方法を提供する。また、既存のニーズ記
述および情報記述を利用してニーズ記述および情報記述
の作成を容易にするシステムおよび方法を、別個に提供
する。更に、作成されたニーズ記述または情報記述の全
内容または一部の内容を利用者に送付するシステムおよ
び方法を、別個に提供する。また、ニーズ記述に関連す
る情報記述をネットワーク上の情報資源などから自動的
に収集するか、もしくはニーズ記述を他の利用者に送付
して情報記述を収集するためのシステムおよび方法を、
別個に提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算能力を有する
装置を用いた情報の共有に関し、特に、物理的実体に関
連づけられた情報およびニーズの共有方法およびシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、有線および無線によるコンピュー
タネットワークを介して分散したコンピュータの間で、
ファイルシステムやデータベースシステムなどの記憶シ
ステムに格納された情報を共有することが可能となって
いる。
【0003】一方、ノートブックコンピュータ、ハンド
ヘルドコンピュータ、PDA(Personal Di
gital Assistants)、高機能携帯電話
機を含む携帯型端末が広く社会に浸透しつつある。
【0004】前記携帯型端末および前記コンピュータネ
ットワークを利用することによって、携帯型端末の利用
者が、屋内や屋外の様々な場所からファイルシステムや
データベースシステムを含む記憶システムに格納された
情報を共有することができる。
【0005】更に、全地球測位システム(GPS)を含
む位置情報取得手段や無線タグ読取り装置やバーコード
読取り装置を含むセンサーを用いて、物理空間領域や物
理オブジェクトなどの物理的実体に関連する情報を共有
することができる。しかしながら、従来の方法では、物
理的実体に前記情報を直接的に貼付する機能しか用意さ
れていない。
【0006】同様な機能を提供する方法に、特開平9−
128310号広報がある。この広報に記載の方法は、
物理オブジェクトや物理空間領域に、指定された情報を
あらかじめ貼付しておき、その場にあるコンピュータと
遠隔にあるコンピュータ間で前記情報を共有させるもの
である。しかしながら、この方法では、どのようなニー
ズや指定に基づいて利用者が前記情報を貼付したのかと
いう点に関する知識を保存または共有することができな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の物理的実体を用
いた情報共有技術には、物理オブジェクトや物理空間領
域に情報を直接貼付する機能しかなく、利用者のどのよ
うなニーズに基づいて前記情報が貼付されたのかという
点に関する知識が保存または共有されずに失われてしま
うという問題がある。
【0008】一つの物理的実体に単一の情報のみを直接
貼付した場合、全ての利用者に対して、前記物理的実体
に関しては前記情報が常に提示されることになる。従っ
て、各利用者の必要とする情報がそれぞれ異なる場合
や、利用者の必要とする情報が時間や状況によって変化
する場合に対応できないという問題がある。一方、一つ
の物理的実体に多くの情報を直接添付すると、貼付した
情報の中から必要な情報を探し出すことが困難になると
いう問題がある。
【0009】また、利用者が、ある物理的実体に関連し
て、自分の必要な情報が明確でない場合や、必要な情報
の指定方法が分からない場合、システムを利用すること
が困難であるという問題がある。
【0010】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、コンピュータネットワークと
携帯型端末を用いて物理的実体に利用者のニーズ記述を
貼付し処理および共有ができるシステムと方法を提供す
ることにある。
【0011】前記のようなシステムと方法を提供するこ
とによって、一つの物理的実体に多くの情報が貼付され
ている場合であっても、ニーズ記述をまず参照した上で
選択的に興味のある情報を利用できる。
【0012】また、前記のようなシステムと方法を提供
することによって、利用者の必要とする情報が明確でな
い場合や、必要な情報の指定方法が分からない場合であ
っても、システムを利用することが容易であるように、
保存および共有されたニーズ記述を利用者に提示し、ま
た提示されたニーズ記述の変更登録を可能にすることに
よって、システムが利用者を支援することができる。
【0013】なお本明細書中では、物理的実体という言
葉を、物理的な空間領域、物理的なオブジェクト、人間
や動植物などの生命体を含む、物理的な形を有する全て
の存在を指すものとして用いている。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、ニーズ記述を保持するニーズオブジェクト
を、物理的実体を介して共有するための、ニーズ共有シ
ステムおよび方法を提供する。
【0015】具体的には、まず一つ以上の物理的実体が
携帯型端末またはコンピュータに対して提示されると、
本ニーズ共有システムは、物理的実体の識別情報を獲得
する識別情報獲得手段を用い、前記物理的実体の識別情
報を獲得する。次に、物理的実体の識別情報に対応付け
られたニーズオブジェクトを表示するニーズ表示手段を
用い、前記物理的実体の識別情報に対応付けられたニー
ズオブジェクトが一つ以上存在する場合、これを前記携
帯型端末または前記コンピュータ上に表示する。更に、
ニーズ記述に対応付けられた情報記述を表示する情報表
示手段を用いて、前記表示されたニーズオブジェクトの
うち一つが選択されると、選択されたニーズオブジェク
トに対応付けられた情報記述を保持する情報オブジェク
トが一つ以上存在する場合、これを前記携帯型端末上ま
たは前記コンピュータ上に表示する。また、新たに作成
されたニーズ記述を、物理的実体の識別情報にニーズオ
ブジェクトを対応付けるニーズ対応手段を用いて、前記
物理的実体に貼付することができる。 更に、新たに作
成された情報記述を、ニーズオブジェクトに情報オブジ
ェクトを対応付けるための情報対応手段を用いて、前記
選択されたニーズ記述に貼付することができる。
【0016】また本発明は、既存のニーズ記述および情
報記述を利用してニーズ記述および情報記述の作成を容
易にするシステムおよび方法を、別個に提供する。
【0017】また本発明は、物理的実体と情報オブジェ
クトを直接的に対応付ける直接的情報対応手段と、直接
的情報対応手段によって物理的実体に対応付けられた情
報オブジェクトを表示する直接的情報表示手段を用い
て、ニーズ記述を介さずに情報記述を直接的に物理的実
体に貼付し利用者に共有させるシステムおよび方法を、
別個に提供する。
【0018】また本発明は、ある物理的実体が携帯型端
末またはコンピュータの近傍に存在しない場合であって
も、前記物理的実体が過去にニーズ共有システムによっ
て認識されていた場合、前記物理的実体に関連するニー
ズオブジェクトおよび情報オブジェクトを利用できるよ
うにするシステムおよび方法を、別個に提供する。
【0019】また本発明は、ニーズ記述または情報記述
を一人以上の利用者に告知する告知手段を用いて、作成
されたニーズ記述または情報記述の全内容または一部の
内容を利用者に送付するシステムおよび方法を、別個に
提供する。
【0020】また本発明は、ニーズオブジェクトの内容
をもとにネットワーク上の情報資源などから情報オブジ
ェクトを収集する情報自動収集手段を用いて、ニーズ記
述に関連する情報記述を自動的に収集するか、もしくは
前記告知手段を用いてニーズ記述を送付して利用者から
情報記述を収集するためのシステムおよび方法を、別個
に提供する。
【0021】本発明によって提供されるニーズ共有シス
テムおよび方法では、物理的実体に貼付されるニーズオ
ブジェクトは、質問言語や検索論理式を含む形式的な記
述言語を用いて記述される場合、自然言語などを用いて
自由に記述される場合、および形式的な記述言語と自然
言語の両方を用いて記述される場合がある。また、情報
オブジェクトは、テキスト情報、オーディオ情報、画像
情報、ビデオ情報、ハイパーリンクを含むことができ
る。
【0022】
【発明実施の形態】本発明の一実施形態である店舗向き
情報共有システムを、図面を用いて説明する。
【0023】本システムでは、店舗を訪れた顧客が、モ
バイル型計算装置を用いて、必要な情報を得るためのニ
ーズ記述を容易に作成することができる。一方、店舗ス
タッフや情報提供者は、顧客の状況やニーズに対するよ
り明確な理解に基づき、適切な情報を提供することがで
きる。店舗内で顧客Aがモバイル型計算装置に商品を認
識させると、前記商品に関連するニーズ記述(商品に関
する質問など)およびその他の情報を共有サーバから獲
得し、前記モバイル型計算装置上に表示する。顧客A
は、表示されたニーズ記述や情報を閲覧するだけでな
く、これらを利用して自分向きのニーズ記述や情報を作
成することができる。
【0024】一般に、ニーズを明確に記述することは容
易な作業ではない。このため、携帯型端末等を用いて、
利用者はニーズが生じたその場で前記ニーズを記述する
ことができなければならない。しかしながら、その場で
入力可能な手段が与えられたとしても、ニーズをあいま
いにしか認識できない利用者や、ニーズの記述が不得意
な利用者は、ニーズを明確に記述することが困難である
という問題がある。
【0025】利用者は、状況と関連するニーズオブジェ
クトを、共有サーバ上で互いに共有することができる。
他の利用者が過去に登録したニーズオブジェクトを閲覧
し、興味のあるニーズオブジェクトを発見できる場合
や、他人のニーズオブジェクトを容易に自分向きのニー
ズオブジェクトに変更できる場合がある。更に、ニーズ
オブジェクトの共有によって他人のニーズ記述の方法を
参考にすることができるだけでなく、他人のニーズ記述
の内容を知ることで様々な示唆を得ることができる。
【0026】店舗内で顧客Aが作成した、前記商品に関
するニーズ記述は、共有サーバ上にニーズオブジェクト
として登録される。登録されたニーズオブジェクトは、
利用者によって互いに共有される。登録されたニーズオ
ブジェクトを用いて、ネットワーク上の様々なデータベ
ースおよびサーチエンジンなどから必要な情報が自動収
集され、共有サーバ上に情報オブジェクトとして登録さ
れる。後日、前記店舗内で前記商品に興味を示した別の
顧客Bのモバイル型計算装置上に、前記ニーズオブジェ
クトが表示される。顧客Bはこのニーズ記述に対して、
様々な情報を提供することが可能である。更に、顧客A
が指定すれば、特定の利用者に対して前記ニーズオブジ
ェクトを告知することができる。これにより、例えば、
ある商品に関する質問を店舗スタッフに明示的に送付す
ることができる。店舗スタッフから前記質問に対する回
答が得られれば、顧客Aに対して告知される。また、顧
客が店舗外におり、前記商品が手元にない場合でも、モ
バイル型計算装置上に保存された前記商品の情報を指定
すれば、前記商品に関連する様々な情報をいつでも利用
することが可能である。
【0027】図1を用いて、本店舗向き情報共有システ
ムの一使用形態を示す。共有サーバ100上には、ニー
ズオブジェクトおよび情報オブジェクトを格納したデー
タベース103が存在する。データベースへのオブジェ
クトの登録および管理は、オブジェクト登録部101お
よびオブジェクト管理部102がそれぞれ行う。データ
ベース103に格納されたオブジェクトは利用者が互い
に共有することができる。
【0028】店舗150内の携帯型端末1が近傍にある
音楽CD5のID獲得すると、無線または有線のネット
ワークを介して、共有サーバ100から前記音楽CD5
に関連するニーズオブジェクトがダウンロードされ、
「このCDを買った人は他にどのCDを買ったか?」と
いう質問8が携帯型端末1のディスプレイ上に表示され
る。IDを獲得する方法については後述する。なお、利
用が見込まれるニーズオブジェクトを前もって前記携帯
型端末1にまとめてダウンロードしておけば、毎回携帯
型端末1と共有サーバ100の間で通信を行う必要はな
い。
【0029】携帯型端末1を持った利用者60が、店舗
150外の場所170にいる場合であっても、共有サー
バ100上のニーズオブジェクトや情報オブジェクトを
共有することができる。
【0030】店舗150内の携帯型端末2が近傍にある
店舗案内表示6のIDを獲得した後に、利用者62が
「ここから○×売り場への行き方は?」という質問9を
作成すると、無線または有線のネットワークを介して、
質問9は共有サーバ100上にアップロードされ、デー
タベース103上にニーズオブジェクトとして登録され
る。更に、利用者62は質問9を店内の係員などに告知
することができる。告知の詳細な仕組みについては後で
述べる。
【0031】情報オブジェクト収集エンジン7は、共有
サーバ100上に登録された質問9に対応するニーズオ
ブジェクトの内容に基づき、ネットワーク上の様々なデ
ータベース38、携帯型端末3を利用する情報提供者6
4、およびパーソナルコンピュータ4を利用する情報提
供者66から情報を収集する。情報が収集されると、利
用者62の携帯型端末2のディスプレイに告知メッセー
ジが表示される。情報収集および告知の詳細な仕組みに
ついては後で述べる。
【0032】以上の例において、利用者62は新規に質
問を入力したが、すでに共有サーバ上にある情報を複製
して、必要ならば変更を加え、これを新規の質問として
もよい。例えば、共有サーバに「ここから△□売り場へ
の行き方は?」という質問が既に登録されていれば、商
品分類名「△□」を異なる商品分類名「○×」に変更し
て質問9を作成することができる。
【0033】また、自然言語による質問以外にもSQL
(Structured Query Languag
e)を含むデータベース質問言語およびその他の形式的
な質問言語を用いてニーズを記述することができる。形
式的な質問言語で記述されたニーズは、情報オブジェク
ト収集エンジン7によってネットワーク上の様々なデー
タベース38上で実行され、実行結果として得られた情
報オブジェクトは、質問オブジェクト収集エンジン7に
よって共有サーバ100上のデータベース103に格納
される。また、形式的な質問言語で記述されたニーズ記
述であっても、新規にニーズ記述を作成する場合に、共
有サーバ上に既に登録されているニーズ記述を利用でき
ることはいうまでもない。
【0034】以上の例において、情報オブジェクト収集
エンジン7は、ネットワーク上の様々なデータベース3
8から情報オブジェクトの収集を行っていたが、データ
ベースだけでなく、ネットワーク上の検索エンジンから
情報オブジェクトを収集してもよいことはいうまでもな
い。ネットワーク上の検索エンジンから情報オブジェク
トを収集する場合、情報オブジェクト収集エンジン7は
ニーズオブジェクトを基に検索論理式を生成し、前記検
索エンジン上で実行する。
【0035】以上の例では、テキストによる情報オブジ
ェクトを用いる例を述べたが、テキストだけでなく携帯
型端末およびコンピュータで扱えるメディアならば何で
もよい。例えば、数値、音声、画像、動画像、図形、ウ
ェブ文書などのメディアがこれに含まれる。これらのメ
ディアが携帯型端末で容易に作成できない場合、代わり
にパーソナルコンピュータ等を用いて、それそれのメデ
ィアを編集するためのアプリケーションによって作成
し、共有サーバ100上に登録する。
【0036】以上の例においては、音楽CDおよび店舗
案内表示のIDが認識される場合を説明した。計算装置
にIDを認識させるためには、後でも述べるように、バ
ーコード読取り装置や無線タグ読取り装置を含むセンサ
ーを用いることができる。もちろん、IDが人間にとっ
て理解可能な形式で表示されていれば、利用者がキーボ
ード等によってID情報を入力することもできる。ID
情報を用いる以外に、位置情報を用いることができるこ
とはいうまでもない。すなわち、全地球測位システム
(GPS)を含む位置センサーを用いて識別可能な物理
的領域にニーズオブジェクトおよび情報オブジェクトを
貼付することができる。
【0037】ここで図2を用いて、携帯型端末1を用い
てニーズオブジェクトを表示および作成する方法を説明
する。表示スクリーン300は携帯型端末1のディスプ
レイ装置に描画された表示スクリーンである。ニーズオ
ブジェクトを表示するには、携帯型端末を興味のある物
理的実体に十分近づけてスキャンボタン309を押すだ
けでよい。IDセンサーによって物理的実体のID30
4が読み取られ、同時にID304に対応付けられたニ
ーズオブジェクトの内容303が携帯型端末1の表示ス
クリーン300中に表示される。ID304に複数のニ
ーズオブジェクトが対応付けられている場合は、スクロ
ールボタン305および306を用いて前後のニーズオ
ブジェクトの内容を表示することができる。ラベル30
1は、現在の表示スクリーンが、質問オブジェクトの表
示スクリーンであることを示している。質問オブジェク
トはニーズオブジェクトの一形態である。ラベル302
は現在のシステムの利用者の名前を示している。本実施
例では、IDセンサーとして無線タグ読取機またはバー
コードリーダを用いるが、その他のIDセンサーの利
用、およびIDの手入力が可能であることはいうまでも
ない。更に、IDセンサーだけでなく全地球測位システ
ム(GPS)などの位置センサーを利用することもでき
る。また、本実施例では、利用者がスキャンボタン20
9を押すことによってシステムが物理的実体を認識して
いるが、スキャンボタン209を押さなくても物理的実
体が携帯型端末の近傍に位置したときに、自動的にニー
ズオブジェクトを表示することもできる。このために
は、スキャンボタン209が押されていない場合でも、
システムが常にセンサーと通信を行い、周囲の状況を継
続的に監視するようにすればよい。ニーズオブジェクト
を作成するには、システムが物理的実体を認識した後
に、新規作成ボタン307または編集ボタン308を押
せば、新規にニーズオブジェクトを作成するための編集
ウィンドウに切り替わる。ここで、新規作成ボタン30
7を押した場合は、空の編集画面となるので、キーボー
ドやペンなどの入力手段を用いてニーズを記述する。編
集ボタン308を押した場合は、現在のニーズオブジェ
クトの内容303が複製され、編集ウィンドウ中に表示
されるため、キーボードやペンなどの入力手段を用いて
これを変更し、新たなニーズオブジェクトを作成する。
なお、ニーズオブジェクトを表示および作成する方法
は、上記の方法に限らない。また、携帯型端末2および
3でも携帯型端末1と同様の方法を用いることができ
る。
【0038】次に図2と図3を用いて、携帯型端末1を
用いて情報オブジェクトを表示および作成する方法を説
明する。表示スクリーン400は携帯型端末1のディス
プレイ装置に描画された表示スクリーンである。情報オ
ブジェクトを表示するには、図2でニーズオブジェクト
が表示された状態で訊くボタン310を押せばよい。前
記ニーズオブジェクトに関連付けられた情報オブジェク
トがデータベース103の内容から検索され、検索され
た情報オブジェクトの内容403が携帯型端末1の表示
スクリーン400中に表示される。前記ニーズオブジェ
クトに複数の情報オブジェクトが対応付けられている場
合は、スクロールボタン405および406を用いて前
後の情報オブジェクトの内容を表示することができる。
ラベル401は、現在の表示スクリーンが回答オブジェ
クトの表示スクリーンであることを示している。回答オ
ブジェクトは情報オブジェクトの一形態である。ラベル
402は現在のシステムの利用者の名前を示している。
情報オブジェクトを作成するには、新規作成ボタン40
7または編集ボタン408を押せば、新規に情報オブジ
ェクトを作成するための編集ウィンドウに切り替わる。
ここで、新規作成ボタン407を押した場合は、空の編
集画面となるので、キーボードやペンなどの入力手段を
用いて情報を入力する。編集ボタン408を押した場合
は、現在の情報オブジェクトの内容403が複製され、
編集ウィンドウ中に表示されるため、キーボードやペン
などの入力手段を用いてこれを変更し、新たな情報オブ
ジェクトを作成する。本実施例では、ニーズオブジェク
トに関連付けられた情報オブジェクトを表示する方法に
ついて説明した。ニーズオブ記述オブジェクトは物理的
実体に関連付けられているため、情報オブジェクトは間
接的に前記物理的実体と関連付けられることになる。情
報オブジェクトを直接的に物理的実体に関連付けること
もできる。このために必要なデータ構造については、後
で述べる。情報オブジェクトが直接物理的実体に関連付
けられている場合でも、図3とほぼ同じ方法で情報オブ
ジェクトを表示および作成することができる。なお、情
報オブジェクトを表示および作成する方法は、上記の方
法に限らない。また、携帯型端末2および3でも携帯型
端末1と同様の方法を用いることができる。
【0039】次に図4を用いて、データベース質問言語
SQL(Structured Query Lang
uage)を用いた形式的なニーズ記述を表示および作
成する方法を説明する。表示スクリーン500および5
20は携帯型端末1のディスプレイ装置に描画された表
示スクリーンである。表示スクリーン500のラベル5
01は、現在の表示スクリーンがSQL(Struct
ured QueryLanguage)質問オブジェ
クトの表示スクリーンであることを示している。SQL
質問オブジェクトはニーズオブジェクトの一形態であ
る。表示スクリーン500に表示されたSQL質問オブ
ジェクトの内容503は、表示スクリーン520に表示
された質問オブジェクトの内容「このCDの3曲目の歌
詞は何ですか?」に対応するものである。質問オブジェ
クトの内容503の下線部分は利用者が編集可能な部分
を示している。表示スクリーン520が表示された状態
で、携帯型端末のメニューボタン530を押すと、メニ
ュー540が表示され,この中からメニュー項目541
の「SQLの表示」を選択すると、表示スクリーン50
0が表示される。表示スクリーン500中のOKボタン
510を押すと、表示スクリーン520が再び表示され
る。表示スクリーン520内に表示されたニーズオブジ
ェクト表示および作成方法は、上で述べたニーズオブジ
ェクトの表示および作成方法に準じる。なお、SQL質
問オブジェクトの新規作成は自動的に行われる。すなわ
ち、ニーズオブジェクトを新規に作成すると、空のSQ
L質問オブジェクトが自動的に作成され、前記ニーズオ
ブジェクトと対応付けられる。また、ニーズオブジェク
トが複製されると、対応するSQL質問オブジェクトも
複製される。表示スクリーン500中の編集ボタン50
8を押すと、SQL質問の編集ウィンドウが表示され、
SQL質問オブジェクトの内容503を変更することが
可能である。すなわち、共有されたSQL質問オブジェ
クトの内容を参考に、各利用者が自分向きのSQL質問
オブジェクトに変更することが可能である。本実施例で
は、自然言語によるニーズオブジェクトに一対一で対応
付けられた形式的言語によるニーズオブジェクトの表示
および作成方法について述べた。ここで、これら2つの
異なるタイプのニーズオブジェクトは相補的な役割を果
たしている。ただし、形式的言語によるニーズオブジェ
クトは、自然言語によるニーズオブジェクトに必ずしも
対応付ける必要は無く、直接的に物理的実体に貼付して
もよいことは言うまでもない。なお、形式的な言語を用
いたニーズ記述を表示および作成する方法は、上記の方
法に限らない。また、携帯型端末2および3でも携帯型
端末1と同様の方法を用いることができる。
【0040】次に図5を用いて、指定されたニーズオブ
ジェクトを送付する方法を説明する。ニーズオブジェク
トを指定し、これを送付する場合、表示ウィンドウ72
0によって宛先を指定する。入力フィールド721に宛
先の利用者名を指定し、送付するボタン722を押せ
ば、前記ニーズオブジェクトが指定した利用者に送付さ
れる。送付するボタン722の代わりにキャンセルボタ
ン723をに押すと、送付は中止される。送付されたニ
ーズオブジェクトは、データベース103に登録され、
宛先の利用者の携帯型端末上に表示されるか、電子メー
ルによって宛先の利用者に送付される。本実施例では、
利用者名もしくはあらかじめ定義された利用者グループ
の名前を入力フィールド721に入力するが、複数の利
用者名およびグループ名を同時に指定してもよいことは
いうまでもない。なお、ニーズオブジェクトを送付する
方法は、上記の方法に限らない。
【0041】次に図6を用いて、受信されたニーズオブ
ジェクトを表示する方法を説明する。上記の方法で送付
されたニーズオブジェクトを受信した利用者の携帯型端
末に、表示ウィンドウ620が表示される。表示ウィン
ドウ620中には、送付されたニーズオブジェクトの内
容624が表示されている。ここで、この質問に回答す
るボタン621を押すと、情報オブジェクト編集画面上
で新たな情報オブジェクトを作成し、データベース10
3に追加することができる。この質問に回答するボタン
621のかわりに無視する622ボタンを押すと表示ス
クリーン600は表示ウィンドウ620が表示される前
の状態に復帰する。なお受信されたニーズオブジェクト
を表示する方法は、上記の方法に限らない。
【0042】図7に携帯型端末1の構成を示す。携帯型
端末2および3の構成も同様である。本携帯型端末は、
通常のコンピュータと同じようにCPU(中央演算装
置)10、メモリ11、ディスプレイ装置18を持つ。
CPU10によって生成されるテキストや画像情報は、
ディスプレイインタフェース14を介してディスプレイ
装置18に描画される。ディスプレイ装置18はタッチ
スクリーン19と一体化されており、タッチスクリーン
19上をペンや指で触れると、ペン入力インタフェース
15を介してCPU10に報告する。利用者は、ペンや
指を用いて文字や図形情報を携帯型端末に入力する。
【0043】本携帯型端末には、音声を記録するために
マイクロフォン20が、また音声を出力するためにスピ
ーカー21が備えられている。マイクロフォン20によ
って入力されたアナログ音声信号は、音声処理装置16
によって、CPU10によって処理することが可能なデ
ィジタル信号に変換される。また、CPU10の指示に
よりディジタル信号を音声処理装置16によってアナロ
グ音声信号に変換しスピーカー21から出力する。
【0044】本携帯型端末に備えられた差込口90に
は、様々な種類の拡張ハードウェアモジュール92を着
脱することが可能である。CPU10は、拡張ハードウ
ェアインタフェース17を介して、装着された拡張ハー
ドウェアとの通信を行う。
【0045】拡張ハードウェアモジュール92の一種で
ある無線タグ読取り装置22は、本携帯型端末からある
距離範囲内にある無線タグに記憶された情報を読み出
す。無線タグは、マイクロチップに小型のアンテナを接
続したもので、マイクロチップ内に情報を保持し、無線
タグ読取り装置22からの要求に応じて保持している情
報を読取り装置22に送信する。無線タグと読取り装置
22の間の通信はアンテナを介して無線によって行われ
る。店舗内の商品などの物理的実体に無線タグを貼付ま
たは埋め込んでおく。携帯型端末は無線タグ読取り装置
22を介して近傍の物理的実体に埋め込まれた無線タグ
の識別情報を読取り、前記物理的実体を同定する。
【0046】拡張ハードウェアモジュール92の一種で
あるバーコード読取り装置23は、本携帯型端末からあ
る距離範囲内にあるバーコードに印刷された情報を読み
出す。店舗内の商品などの物理的実体上に印刷されたバ
ーコード情報を読取り装置23によって読取り、前記物
理的実体を同定する。ただし、商品等に印刷された既存
のバーコードを用いると、同じ商品が2つ以上存在した
場合にそれらは個々に区別されない。これらを個々に区
別する必要がある場合は、バーコード情報だけでなく、
無線タグ読取り装置などの他の識別子センサーや、全地
球測位システム(GPS)等の位置センサーから提供さ
れる情報を補足的に利用することができる。
【0047】拡張ハードウェアモジュール92の一種で
ある全地球測位システム(GPS)は、複数の全地球測
位システム(GPS)衛星から信号を同時に受信し現在
位置の情報を計算する。携帯型端末は計算された現在位
置の情報を用いて、現在前記携帯型端末が特定の限られ
た物理的領域内に存在することを認識する.物理的領域
は、物理的オブジェクトと同様に、物理的実体の一形態
である。物理的領域にニーズオブジェクトや情報オブジ
ェクトを貼付して共有できる。
【0048】拡張ハードウェアモジュール92の一種で
あるデジタルカメラ装置25は、携帯型端末の周囲の映
像を自在に撮影できる。撮影された静止映像は、CPU
10によって処理が可能なディジタル情報としてメモリ
11に格納される。カメラ装置25によって、商品等の
物理的実体に貼付された2次元バーコードを撮影し、メ
モリ11に格納した上で、CPU10によって処理する
ことで、前記2次元バーコードの表現する識別情報を読
取り、前記物理的実体を同定することができる。
【0049】拡張ハードウェアモジュール92の一種で
ある無線LAN装置26は、近傍の基地局を介して他の
コンピュータや携帯型端末と情報をやり取りするための
装置である。無線LAN装置26が使用中の基地局を同
定することで、現在携帯型端末が特定の限られた物理的
領域内に存在することが認識される。認識された物理的
領域にニーズオブジェクトや情報オブジェクトを貼付し
て共有できる。
【0050】赤外線通信装置12は、他の携帯型端末や
コンピュータとの通信に用いられる。携帯型端末は、赤
外線通信装置12を介して近傍のほかの携帯型端末と情
報をやり取りすることができる。また、赤外線基地局を
更に介して、他のコンピュータや遠隔の携帯型端末とも
情報をやりとりすることができる。
【0051】USB(Universal Seria
l Bus)通信装置13は、USB接続ケーブルを介
したコンピュータとの通信に用いられる。携帯型端末と
コンピュータをUSB接続ケーブルによって接続し、接
続されたコンピュータとの間で情報をやりとりする。
【0052】図8は、店舗向き情報共有システムにおけ
る共有サーバ200とクライアントの連携方法を示した
図である。共有サーバ100のデータベース103に
は、ニーズオブジェクト30、情報オブジェクト31、
および物理的実体の情報を含むコンテクストオブジェク
ト32が格納されている。関連するオブジェクトを実線
で結んで示している。関連するオブジェクトは、データ
ベースシステム内の参照構造によって互いに関連付けら
れている。告知オブジェクト33は、利用者に対してニ
ーズ記述や情報を告知するためのオブジェクトであり、
実行リスト50は、ニーズオブジェクトを用いて情報オ
ブジェクトを自動収集するために用いる。これらのオブ
ジェクトの詳細な構造および利用方法については後で述
べる。共有サーバとの通信が可能なソフトウェアプログ
ラムを実行する携帯型端末は、共有サーバ100のクラ
イアントである。
【0053】クライアントは、実行するソフトウェアプ
ログラムの構成によってタイプ1とタイプ2のクライア
ントに区別される。複数のタイプ1クライアントおよび
複数のタイプ2クライアントが同時またはそれぞれ異な
る時刻に共有サーバ100と通信を行い、データベース
103に格納されたニーズオブジェクト30、情報オブ
ジェクト31、コンテクストオブジェクト32、告知オ
ブジェクト33、実行リスト50を共有して利用する。
【0054】携帯型端末1は、タイプ1のクライアント
である。携帯型端末1上には、データベース103と双
方向に同期されたモバイルデータベース34が存在す
る。同期サーバ28は、あらかじめ指定された条件に基
づいて、モバイルデータベース34で更新された情報を
データベース103に反映し、またデータベース103
で更新された情報をモバイルデータベース34に反映す
る。携帯型端末1と共有サーバ100の間で一時的に通
信が不能な場合でも、モバイルデータベース34を用い
て、携帯型端末1の利用者はシステムを継続的に利用す
ることができる。通信が可能になった時点で、モバイル
データベース34で更新された情報はデータベース10
3に反映される。サロゲートオブジェクト35は、利用
者が物理的実体の近傍にいない場合でも、前記物理的実
体のニーズ記述や情報を参照できるようにするためのオ
ブジェクトである。サロゲートオブジェクト35は、コ
ンテクストオブジェクト32を参照する。サロゲートオ
ブジェクトの詳しい構造については、後で述べる。作成
されたサロゲートオブジェクトは、携帯型端末上で常に
利用可能である。タイプ1のクライアントは、ノートパ
ソコン、ハンドヘルド端末、PDA(Personal
Digital Assistants)など、比較
的記憶容量の大きな装置に適している。
【0055】携帯型端末2は、タイプ2のクライアント
である。携帯型端末2上のウェブクライアント36は、
ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)を用い
て、ウェブサーバ29を介してデータベース103を利
用する。タイプ1クライアントと同様に、携帯型端末上
にサロゲートオブジェクトが保存されている。タイプ2
のクライアントでは、携帯型端末上にモバイルデータベ
ースがないため、記憶容量が非常に限られた装置でも実
現が容易であるという特徴を持つ。しかしながら、携帯
型端末2と共有サーバ100の間で一時的に通信が不能
な場合、携帯型端末2の利用者はシステムを一時的に利
用できなくなる。タイプ2のクライアントは、携帯電話
などの記憶容量の小さな装置や、キオスク端末などの高
速な有線ネットワークによる常時接続が可能な装置に適
している。
【0056】図9を用いて、本店舗向き情報共有システ
ムの全体構成を説明する。店舗内に設置されたキオスク
端末201や店舗内の商品情報を管理する店舗情報サー
バは有線LAN72を用いて接続される。店舗内の携帯
型端末1および2は、様々な方法でネットワークに接続
される。一つの方法は、赤外線アクセスポイント203
を介する方法である。携帯型端末に内蔵された赤外線通
信装置12を利用し、有線接続を行うことなく直接ネッ
トワークを利用することが可能である。別の方法は、無
線LANアクセスポイント204を介する方法である。
更に別の方法は、ネットワークに接続されたパーソナル
コンピュータ205につながるクレードル206を介す
る方法である。クレードルとは、卓上に縦置きされた携
帯型端末を支えることが可能な物理的特性を有し、クレ
ードルに支えられた携帯型端末は、クレードル内の電子
回路を介して外部との通信が可能となる。また別の方法
は、ネットワーククレードル207を介する方法であ
る。ネットワーククレードル207は、パーソナルコン
ピュータを必要とせず、直接ネットワークに接続可能な
クレードルである。有線LAN72はインターネット7
0に接続されていおり、共有サーバ100、各種データ
ベース38、携帯型端末3、パーソナルコンピュータ3
9、車載コンピュータ40、家庭やオフィスのパソコン
4、街頭の表示装置41、キオスク端末42はすべてイ
ンターネット70を介して店舗200内の各種装置と通
信を行うことが可能である。
【0057】共有サーバ100上のデータベース103
において管理される各種オブジェクトの関連を図10を
用いて説明する。本店舗向き情報共有システムでは、図
10に示すデータ構造を実現するために関係データベー
スシステムを用いているが、オブジェクト指向データベ
ースおよびネットワーク構造データベースを含む他の種
類のデータベースや、ファイルシステムを用いて実現す
ることもできる。物理的実体の情報を含むコンテクスト
オブジェクト32とニーズオブジェクトの対応関係は、
多対多である。この多対多の対応関係を管理するための
データ構造コンテクストニーズ関連オブジェクト44
は、コンテクストオブジェクト32を参照する。ここ
で、コンテクストニーズ関連オブジェクト44とコンテ
クストオブジェクト32の対応関係は多対一である。同
様に、コンテクストニーズ関連オブジェクト44は、ニ
ーズオブジェクト30を参照する。ここで、コンテクス
トニーズ関連オブジェクト44とニーズオブジェクト3
0の対応関係は多対一である。前記多対多の対応関係に
よって、同一のニーズオブジェクト30であっても、異
なる物理的実体に貼付することができる。例えば、「こ
れは何か?」という質問を記述したニーズオブジェクト
を様々な物理的実体に貼付する場合、それぞれ意味が異
なる。更に、前記多対多の対応関係によって、同一の物
理的実体に複数のニーズオブジェクト30を貼付するこ
とができる。
【0058】コンテクストニーズ関連オブジェクト44
と情報オブジェクト31の対応関係は、多対多である。
この多対多の対応関係を管理するためのデータ構造コン
テクストニーズ情報関連オブジェクト43は、コンテク
ストニーズ関連オブジェクト44を参照する。ここで、
コンテクストニーズ情報関連オブジェクト43とコンテ
クストニーズ関連オブジェクト44の対応関係は多対一
である。同様に、コンテクストニーズ情報関連オブジェ
クト43は情報オブジェクト31を参照する。ここで、
コンテクストニーズ情報関連オブジェクト43と情報オ
ブジェクト31の対応関係は多対一である。前記多対多
の対応関係によって、同一の情報オブジェクト31であ
っても、異なるコンテクストニーズ関連オブジェクト4
4に貼付することができる。例えば、店舗の案内地図を
含む情報オブジェクトは、店舗内の様々な場所に貼付さ
れた、売場の位置に関する異なる質問(ニーズオブジェ
クト)に対応付けることができる。更に、同一のコンテ
クストニーズ関連オブジェクト44に複数の情報オブジ
ェクト31を貼付することができる。
【0059】コンテクストオブジェクト32と情報オブ
ジェクト31は、コンテクストニーズ関連オブジェクト
44とコンテクストニーズ情報関連オブジェクト43を
介して対応付けられる場合と、コンテクスト情報関連オ
ブジェクト48を介して、ニーズオブジェクト30なし
に直接的に対応付けられる場合がある。後者の場合、コ
ンテクストオブジェクト32と情報オブジェクト31の
多対多の対応関係は、コンテクスト情報関連オブジェク
ト48からコンテクストオブジェクト32および情報オ
ブジェクト31への参照によって実現される。ここで、
同一の情報オブジェクト31を異なるコンテクストオブ
ジェクト32に貼付すること、および同一のコンテクス
トオブジェクト32に複数の情報オブジェクト31を貼
付することが可能である。
【0060】本店舗向き情報共有システムを実現するた
めに用いられるデータの構造を図11を用いて説明す
る。利用者のニーズを記述したニーズオブジェクト30
のニーズIDは、ニーズオブジェクトを一意に識別する
識別子である。記述テキストは、ニーズの内容を自由に
記述したテキストである。形式記述IDは、前記ニーズ
を形式的な言語によって記述した形式記述オブジェクト
52を参照する。
【0061】ニーズオブジェクトやコンテクストオブジ
ェクトと対応付けて用いられる情報オブジェクト31の
情報IDは、情報オブジェクトを一意に識別するための
識別子である。記述テキストは、情報の内容を自由に記
述したテキストである。URLは、前記情報に関連する
ウェブサイトのURL(Universal Reso
urce Locator)である。
【0062】物理的実体の情報を含むコンテクストオブ
ジェクト32は、ニーズオブジェクトおよび情報オブジ
ェクトが何についてのニーズ記述や情報を提供している
のかを規定する。コンテクストIDは、コンテクストオ
ブジェクトを一意に識別するための識別子である。物理
的実体の識別情報は、物理的実体を識別するためのあら
ゆる情報であり、例えばバーコード番号、無線タグの識
別番号、全地球測位システム(GPS)から得られる位
置、その他の情報はここに保持される。
【0063】実行リスト50は、ニーズオブジェクトを
利用して、ネットワーク上の様々な情報資源から自動的
に関連する情報オブジェクトを収集するためものであ
る。実行リストIDは、実行リストの項目を一意に識別
するための識別子である。ニーズIDは、情報オブジェ
クトの収集のために利用するニーズオブジェクトを参照
する。ここで参照するニーズオブジェクトの形式記述
が、例えばデータベース質問言語SQL(Struct
ured Query Language)による質問
である場合、システムはこの質問を実行し、結果として
得られる情報オブジェクト31をデータベース103に
追加する。詳細な実行リストを用いた処理の手順につい
ては後で述べる。
【0064】形式記述オブジェクト52は、データベー
ス質問言語、XML(Extensible Mark
up Language)質問、および検索論理式を含
む形式的な言語で記述されたニーズであり、ニーズオブ
ジェクト30から参照される。形式記述オブジェクト5
2の内容をコンピュータで処理すると、結果としてなん
らかの情報が出力される。形式記述IDは形式記述オブ
ジェクトを一意に識別するための識別子である。情報源
指定部は形式記述オブジェクト52によって記述された
ニーズを充足する情報がどの情報源から得られるか分か
っている場合、前記情報源を指定する。条件指定部は、
論理式などを用いてニーズを形式的に指定した条件定義
である。出力形式指定部は、欲しい情報を表示装置上で
どのように表示したいかについて指定する。また、複数
の情報オブジェクトが出力される場合、それらの表示順
序は出力形式指定部を用いて指定する。
【0065】告知オブジェクト54は、特定のコンテク
ストオブジェクトに貼付されたニーズオブジェクトもし
くは情報オブジェクトを、指定した利用者に送付するた
めに用いられる。送付された情報は、送付先の利用者の
携帯型端末上に表示されるか、電子メールによって前記
利用者に配送される。告知IDは、告知オブジェクト5
4を一意に識別するための識別子である。コンテクスト
IDは、告知するコンテクストオブジェクトを参照す
る。ニーズIDは、告知するニーズオブジェクトを参照
する。情報IDは告知する情報オブジェクトを参照す
る。告知条件は、告知が行われるタイミングを、時間範
囲や、利用者が物理的実体を訪問した回数などによって
指定する。送付先の利用者IDは、告知を受け取るべき
利用者の利用者情報を参照する。送信元の利用者ID
は、告知送付を行った利用者の利用者情報を参照する。
【0066】利用者情報55は、システム利用者に関す
る情報を格納し検索するために用いる。利用者IDは利
用者情報を一意に識別するための識別子である。名前は
利用者の名前であり、コンタクト情報には電子メールア
ドレス、電話番号、住所などの情報が含まれる。電子メ
ールによって告知オブジェクト54の内容を配送する場
合には、コンタクト情報の電子メールアドレスを用いる
ことができる。
【0067】サロゲートオブジェクト35は、利用者が
物理的実体の近傍にいない場合でも、前記物理的実体の
ニーズ記述や情報を参照できるようにするためのオブジ
ェクトである。サロゲートIDは、サロゲートオブジェ
クトを一意に識別するための識別子である。コンテクス
トIDはサロゲートオブジェクトの元となるコンテクス
トオブジェクト32を参照する。コンテクストの説明
は、参照されるコンテクストオブジェクト32を利用者
に説明するための短いテキストである。これは、コンテ
クストオブジェクト32中のコンテクストの説明とは異
なっていても良い。例えば、携帯型端末上で、過去に利
用した物理的実体のブックマークリストを用意しこれを
利用者が表示した場合、リストの各項目は一つのサロゲ
ートオブジェクトに対応しており、項目を一つ指定すれ
ばサロゲートオブジェクトに対応するコンテクストオブ
ジェクトを呼び出すことができる。これに続いて、関連
するニーズ記述や情報記述を携帯型端末の画面に表示す
ることが可能である。
【0068】なお、図11のデータ構造において、サロ
ゲートオブジェクト51は少なくとも携帯型端末上に格
納されるが、それ以外は少なくともデータベース103
に格納される。
【0069】図12を用いて、本発明の提案する、ニー
ズオブジェクトおよび情報オブジェクトを物理的実体に
貼付する方法の、一形態を説明する。処理はステップ1
000から始まり、ステップ2000へと進む。ステッ
プ2000では、手順に従ってバーコード番号や無線タ
グの識別番号などを含む物理的実体の情報を取得する。
次に、ステップ3000では、認識された物理的実体に
対応図けられたニーズオブジェクトを共有サーバ100
上で検索し、ステップ4000へと進む。ステップ40
00では、ニーズオブジェクトを貼付するか否かが決定
され、貼付する場合ステップ5000へと進む。そうで
ない場合、ステップ6000へ飛ぶ。ステップ5000
では、手順に従いニーズオブジェクトを貼付し、ステッ
プ6000へと進む。ステップ6000では、情報オブ
ジェクトを貼付するか否かが決定され、貼付する場合ス
テップ7000へと進む。そうでない場合、ステップ1
1000へ飛び、ここで処理を終了する。ステップ70
00では、前記物理的実体に対応するニーズオブジェク
トが一つ以上存在するか否かが決定され、存在する場合
ステップ8000へと進む。そうでない場合、ステップ
10000へ飛ぶ。貼付する情報オブジェクトを既存の
ニーズオブジェクトに対応付けるためには、まずニーズ
オブジェクトを指定する必要がある。ステップ8000
では、このためにニーズオブジェクトを指定するか否か
が決定され、指定する場合ステップ9000へ進む。そ
うでない場合ステップ10000へ飛ぶ。ステップ90
00では、利用者がニーズオブジェクトを一つ選択し、
ステップ10000へと進む。ステップ10000で
は、手順に従い情報オブジェクトを貼付し、ステップ1
1000へと進み、ここで処理を終了する。
【0070】次に、図13を用いて、本発明の提案す
る、物理的実体の情報を取得する方法の、一形態を説明
する。処理はステップ2000から始まり、ステップ2
100へと進む。ステップ2100では、興味のある物
理的実体に到達可能であるか否かが決定され、到達可能
である場合、ステップ2200へと進む。そうでない場
合、ステップ2300へと進む。ステップ2200で
は、興味のある物理的実体に到達した利用者の計算装置
が前記物理的実体を認識し、ステップ2400へと進
む。認識の方法は、図7に示した各種センサーを用いて
自動的に行う方法以外に、利用者が手で入力を行っても
よいことはいうまでもない。ステップ2300では、利
用者が計算装置上で物理的実体のサロゲートオブジェク
トを指定し、ステップ2400へと進む。ステップ24
00では、計算装置上で物理的実体に関する情報が利用
可能となり、ステップ2500へと進む。ステップ25
00で、処理は終了となる。
【0071】次に、図14を用いて、本発明の提案す
る、物理的実体にニーズオブジェクトを貼付する方法
の、一形態を説明する。処理はステップ5000から始
まり、ステップ5050へと進む。ステップ5050で
は、現在の物理的実体に対応するニーズオブジェクトが
一つ以上存在するか否かが決定され、存在する場合ステ
ップ5100へと進む。そうでない場合、ステップ53
00へ飛ぶ。ステップ5100では、ニーズオブジェク
トの新規作成にあたって、既存のニーズオブジェクトを
利用して新規作成を行うか否かが決定され、利用して行
う場合、ステップ9000へと進む。そうでない場合、
ステップ5300へと進む。ステップ9000では、利
用者がニーズオブジェクトの新規作成のために利用する
既存のニーズオブジェクトを一つ選択し、ステップ52
00へと進む。ステップ5300では、利用者が全く新
規にニーズオブジェクトを作成し、ステップ5350へ
飛ぶ。ステップ5200では、ステップ9000で選択
されたニーズオブジェクトを複製し、ステップ5250
へ進む。ステップ5250では、複製されたニーズオブ
ジェクトに対して、利用者が必要な変更を加え、ステッ
プ5350へと進む。ステップ5350では、作成され
たニーズオブジェクトを、現在の物理的実体と関連付
け、共有サーバ100に登録し、ステップ5400へと
進む。ステップ5400では、作成されたニーズオブジ
ェクトが実行可能か否かについて決定され、実行可能な
場合ステップ5450に進む。そうでない場合、ステッ
プ5500へ飛ぶ。ステップ5450では、作成された
ニーズオブジェクトを実行リストに登録し、ステップ5
500へ進む。ステップ5500では、更にニーズオブ
ジェクトを作成するか否かについて決定され、作成する
場合ステップ5100へ戻る。そうでない場合、ステッ
プ5550へ進み、ここで処理を終了する。
【0072】次に、図15を用いて、本発明の提案する
物理的実体に情報オブジェクトを貼付する方法の、一形
態を説明する。処理はステップ10000から始まり、
ステップ10100へと進む。ステップ10100で
は、現在の物理オブジェクトに対応する情報オブジェク
ト一つ以上存在するか否かが決定され、存在する場合ス
テップ10200へ進む。そうでない場合、ステップ1
0800へ飛ぶ。ステップ10200では、ニーズオブ
ジェクトが既に指定されているか否かが決定され、指定
されている場合ステップ10300へ進む。そうでない
場合、ステップ10400へ飛ぶ。ステップ10300
では、指定されたニーズオブジェクトに対応する情報オ
ブジェクトが一つ以上存在するか否かが決定され、存在
する場合ステップ10400へ進む。そうでない場合、
ステップ10800へ飛ぶ。ステップ10400では、
情報オブジェクトの新規作成にあったて、既存の情報オ
ブジェクトを利用して新規作成を行うか否かが決定さ
れ、利用して行う場合、ステップ10500へ進む。そ
うでない場合ステップ10800へ飛ぶ。ステップ10
500では、利用者が新規情報オブジェクトを作成する
ために利用する既存の情報オブジェクトを一つ選択し、
ステップ10600へと進む。ステップ10800で
は、利用者が全く新規に情報オブジェクトを作成し、ス
テップ10900へ飛ぶ。ステップ10600では、選
択された情報オブジェクトを複製し、ステップ1070
0へと進む。ステップ10700では、複製された情報
オブジェクトに、利用者が必要な変更を加え、ステップ
10900へと進む。ステップ10900では、作成さ
れた情報オブジェクトを、現在の物理的実体およびニー
ズオブジェクト(指定されている場合のみ)と関連付
け、共有サーバ100に登録し、ステップ10950へ
と進む。ステップ10950では、更に情報オブジェク
トを作成するか否かが決定され、作成する場合ステップ
10400へ戻る。そうでない場合ステップ10955
へと進み、ここで処理を終了する。
【0073】次に、図16を用いて、本発明の提案す
る、物理的実体に貼付されたニーズオブジェクトおよび
情報オブジェクトを表示する方法の、一形態を説明す
る。処理はステップ30100から始まり、ステップ2
000へと進む。ステップ2000では、手順に従いバ
ーコード番号や無線タグの識別番号などを含む物理的実
体の情報を取得し、ステップ30105へ進む。ステッ
プ30105では、ニーズオブジェクトを表示するか否
かが決定され、表示する場合ステップ3000へ進む。
そうでない場合、ステップ30155へ進む。ステップ
3000では、認識された物理的実体に対応付けられた
ニーズオブジェクトを共有サーバ100上で検索し、ス
テップ30115へ進む。ステップ30115では、利
用者が表示するニーズオブジェクトを一つ指定し、ステ
ップ30120へと進む。ステップ120では、指定さ
れたニーズオブジェクトを表示し、ステップ30125
へと進む。ステップ30125では、情報オブジェクト
を表示するか否かが決定され、表示する場合ステップ3
0130へ進む。そうでない場合、ステップ30150
へ飛ぶ。ステップ30130では、指定されたニーズオ
ブジェクトに対応付けられた情報オブジェクトを共有サ
ーバ上で検索し、ステップ30135へ進む。ステップ
30135では、利用者が表示する情報オブジェクトを
一つ指定し、ステップ30140へ進む。ステップ30
140では、指定された情報オブジェクトを表示し、ス
テップ30145へ進む。ステップ30145では、更
に情報オブジェクトを表示するか否かが決定され、表示
する場合ステップ30135へ戻る。そうでない場合、
ステップ30150へ進む。ステップ30150では、
更にニーズオブジェクトを表示するか否かが決定され、
表示する場合ステップ30115へ戻る。そうでない場
合、ステップ30180へ進みここで処理を終了する。
ステップ30155では、情報オブジェクトを表示する
か否かが決定され、表示する場合ステップ30160へ
進む。そうでない場合、ステップ30180へ飛び、こ
こで処理を終了する。ステップ30160では、認識さ
れた物理的実体に対応付けられた情報オブジェクトを共
有サーバ上で検索しステップ30165へ進む。ステッ
プ30165では、利用者が表示する情報オブジェクト
を一つ指定し、ステップ30170へ進む。ステップ3
0170では、指定された情報オブジェクトを表示しス
テップ30175へと進む。ステップ30175では、
更に情報オブジェクトを表示するか否かが決定され、表
示する場合ステップ30165へ戻る。そうでない場
合、ステップ30180へ進み、ここで処理を終了す
る。
【0074】次に、図17を用いて、本発明の提案す
る、物理的実体を利用して、利用者にニーズオブジェク
トおよび情報オブジェクトを告知する方法の、一形態を
説明する。処理はステップ30200から始まり、ステ
ップ30205へと進む。ステップ30205では、送
付元の利用者あるいはコンピュータプログラムによっ
て、告知オブジェクトが共有サーバ上で登録され、ステ
ップ2000へ進む。ステップ2000では、送付先の
利用者が手順に従って物理的実体の情報を取得し、ステ
ップ30210へ進む。ステップ30210では、認識
された物理的実体に対応付けられた告知オブジェクトを
共有サーバ上で検索し、ステップ20000へ進む。ス
テップ20000では、手順に従って送付先の利用者の
計算装置上で告知オブジェクトの表示を行い、ステップ
30290へと進み、ここで処理を終了する。
【0075】次に、図18を用いて、本発明の提案す
る、物理的実体を利用せずに、利用者にニーズオブジェ
クトおよび情報オブジェクトを告知する方法の、一形態
を説明する。処理はステップ30300から始まり、ス
テップ30305へと進む。ステップ30305では、
送付元の利用者あるいはコンピュータプログラムによっ
て、告知オブジェクトが共有サーバ上で登録され、ステ
ップ30310へ進む。ステップ30310では、登録
された告知オブジェクトの内容を電子メールなどの手段
によって利用者に送付し、ステップ30315へ進む。
ステップ30315では、送付先の利用者が告知オブジ
ェクトの内容を受信し、電子メールアプリケーションな
どの、告知オブジェクトの内容を表示することが可能な
アプリケーションプログラムによって表示を行い、ステ
ップ30390へ進む。ステップ30390で、処理を
終了する。
【0076】次に、図19を用いて、本発明の提案す
る、告知されたニーズオブジェクトおよび情報オブジェ
クトを、送付された利用者の計算装置上に表示する方法
の、一形態を説明する。処理はステップ20000から
始まり、ステップ21000へ進む。ステップ2100
0では、現在の物理的実体に対応する告知オブジェクト
が一つ以上存在するか否かが決定され、存在する場合、
ステップ22000へと進む。そうでない場合、ステッ
プ27000へと進み、ここで処理を終了する。ステッ
プ22000では、告知オブジェクトを一つ送付先の利
用者の計算装置上に表示し、ステップ23000へ進
む。ステップ23000では、前記告知オブジェクトに
ニーズオブジェクトが含まれるか否かが決定され、含ま
れる場合、ステップ24000へ進む。そうでない場
合、ステップ26000へ飛ぶ。ステップ24000で
は、現在のニーズオブジェクトに関連した情報を送付先
の利用者が提供するか否かが決定され、提供する場合、
ステップ25000へと進む。提供しない場合、ステッ
プ26000へ飛ぶ。ステップ25000では、送付先
の利用者は、現在のニーズオブジェクトを指定し、ステ
ップ10000へと進む。ステップ10000では、情
報オブジェクトの貼付を行い、ステップ26000へと
進む。ステップ26000では、更に告知オブジェクト
を表示するか否かが決定され、表示する場合ステップ2
2000へ戻る。そうでない場合、ステップ27000
へ進み、処理を終了する。
【0077】次に、図20を用いて、本発明の提案す
る、ニーズオブジェクトを用いて回答を自動収集する方
法の、一形態を説明する。処理はステップ30400か
ら始まり、ステップ30405へ進む。ステップ304
05では、実行リスト50に一つ以上ニーズオブジェク
トが登録されているか否かが決定され、登録されている
場合、ステップ30410に進む。そうでない場合、ス
テップ30460に飛び処理を終了する。ステップ30
410では、実行リスト50中で先頭のニーズオブジェ
クトを選択し、ステップ30415へ進む。ステップ3
0415では、選択したニーズオブジェクトの形式記述
として実行可能なデータベース質問またはXML(Ex
tensible Markup Language)
質問が登録されているか否かが決定され、登録されてい
る場合、ステップ30440へ進む。そうでない場合、
ステップ30420へ進む。ステップ30440では、
前記データベース質問または前記XML(Extens
ible Markup Language)質問をネ
ットワーク上の適当なデータベースサーバまたはXML
(Extensible Markup Langua
ge)サーバでそれぞれ実行し、ステップ30445へ
進む。ステップ30420では、選択したニーズオブジ
ェクトに実行可能な検索論理式が含まれるか否かが決定
され、含まれる場合、ステップ30435へ飛ぶ。そう
でない場合ステップ30425へ進む。ステップ304
25では、選択したニーズオブジェクトからキーワード
リストを抽出可能か否かが決定され、抽出可能な場合ス
テップ30430へ進む。そうでない場合、ステップ3
0450へ飛ぶ。ステップ30430では、ニーズオブ
ジェクトの記述テキストなどからキーワードを抽出して
検索論理式を生成し、ステップ30435へと進む。ス
テップ30435では,検索論理式を適当な検索エンジ
ンで実行し、ステップ30445へと進む。ステップ3
0445では、実行結果を情報オブジェクトとして共有
サーバに登録し、ステップ30450へ進む。ステップ
30450では、実行リストから現在のニーズオブジェ
クトを削除し、ステップ30455へ進む。ステップ3
0455では、更に処理を継続するか否かが決定され、
継続する場合、ステップ30405へ戻る。そうでない
場合、ステップ30460へ進み、ここで処理を終了す
る。
【0078】次に、図21を用いて、本発明の提案す
る、サロゲートオブジェクトを登録する方法の、一形態
を説明する。処理はステップ30500で始まり、ステ
ップ30510へ進む。ステップ30510では、計算
装置上で最も最近に取り扱われた物理的実体に関する情
報が利用可能であるか否かが決定され、利用可能な場
合、ステップ30520へ進む。そうでない場合、ステ
ップ30540へ飛び、ここで処理を終了する。ステッ
プ30520では、利用者が物理的実体の遠隔利用登録
操作を行い、ステップ30530へ進む。すなわち、前
記計算装置上にサロゲートオブジェクトを作成し、作成
したサロゲートオブジェクトに前記物理的実体の情報を
保持するコンテクストオブジェクトを参照させる。ステ
ップ30530では、サロゲートオブジェクトが,計算
装置上の記憶領域に格納され、ステップ30540へ進
み、ここで処理を終了する。
【0079】 データベース管理システムを用いて実現された。前者
は、図8に示したタイプ1のクライアントを実現するも
のである。後者は、データベース103、同期サーバ2
8、モバイルデータベース34を実現するものである。
実現されたタイプ1のクライアントは、PDA(Per
sonal Digital Assistants)
を用い、無線タグ読取り装置22およびバーコード読取
り装置23を自由に着脱し、物理的実体の識別子を自動
的に取得することができる。実現されたシステムは、図
11のサロゲートオブジェクト35以外を用い、図12
の7000,8000以外の全ステップ、図13の23
00以外の全ステップ、図14の全ステップ、図15の
全ステップ、図16の30155−30175を除く全
ステップ、図17の全ステップ、図18の全ステップ、
図19の全ステップ、図20の30420−30435
を除く全ステップを実現するものである。
【0080】従って、本発明にのっとって、物理的実体
を用いて複数の利用者がニーズと情報を共有することが
できる方法および装置が既に存在することは明らかであ
る。また、本発明は、特定の発明実施の形態に沿って説
明が行われたが、通常の知識を持つ物にとっては、様々
な別の実施形態が明らかであることは疑いの余地がな
い。
【0081】
【発明の効果】本発明によって提供されるシステムおよ
び方法では、ニーズ記述を共有できない既存のシステム
に比べて、それぞれの利用者が物理的実体を用いて、よ
り容易に必要な情報を指定および獲得できる。例えば、
店舗内で、携帯型端末が手元の商品の識別子を自動的に
認識し、前記商品に関する様々な人々の質問を表示す
る。利用者は、仮にシステムの利用に関して初心者であ
ったとしても、これらの質問を再利用または参考にし
て、自分向きの質問を作成し、容易に情報を収集するこ
とができる。
【0082】更に、情報提供者にとっては、各利用者の
ニーズに適合した情報を供給することが容易になる。例
えば、前記商品に貼付された様々な顧客によるニーズ記
述に基づいて、前記利用者の必要とする情報にできるだ
け近い内容の情報を供給することができる。
【0083】また、本発明によって提供されるシステム
および方法は、物理的実体が実際に手元に存在する場
合、コンピュータの画面上に表示された前記物理的実体
の写真や説明文章のみしか存在しない場合に比べて、前
記物理的実体関するニーズをより容易かつより具体的に
記述できる可能性があるという考察に基づく。例えば、
ラジオカセットプレーヤーの購入に際して、実際に前記
ラジオカセットプレーヤーを手元で操作できる場合、ホ
ームページ上に掲載された解像度の悪い前記ラジオカセ
ットプレーヤーの写真だけしか供されない場合に比べ
て、前記ラジオカセットプレーヤーの操作性に関する質
問を、より容易かつより具体的に指定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる店舗向き情報共有システムの
一使用形態を示す図である。
【図2】 ニーズオブジェクトの表示例を示す図であ
る。
【図3】 情報オブジェクトの表示例を示す図である。
【図4】 形式的な質問言語を用いたニーズオブジェク
トの表示例を示す図である。
【図5】 ニーズオブジェクトの告知を行うためのフォ
ームの例を示す図である。
【図6】 告知されたニーズオブジェクトの表示例を示
す図である。
【図7】 店舗向き情報共有システムで用いられるモバ
イル型計算装置の構成を示す図である。
【図8】 店舗向き情報共有システムにおける共有サー
バとクライアントの連携方法を説明する図である。
【図9】 店舗向き情報共有システムの全体構成を示す
図である。
【図10】 店舗向き情報共有システムにおいて物理的
実体に貼付されたニーズ記述および情報を管理するため
のデータベースの構成を説明する図である。
【図11】 店舗向き情報共有システムを実現するため
に用いられるデータの構造を示す図である。
【図12】 物理的実体にニーズオブジェクトおよび情
報オブジェクトを貼付するための全体の処理ステップを
示す遷移図である。
【図13】 物理的実体の情報を取得するための処理ス
テップを示す遷移図である。
【図14】 物理的実体にニーズオブジェクトを貼付す
るための処理ステップを示す遷移図である。
【図15】 物理的実体に情報オブジェクトを貼付する
ための処理ステップを示す遷移図である。
【図16】 物理的実体に貼付されたニーズオブジェク
トおよび情報オブジェクトを表示するための処理ステッ
プを示す遷移図である。
【図17】 物理的実体を利用して、利用者にニーズオ
ブジェクトおよび情報オブジェクトを告知するための処
理ステップを示す遷移図である。
【図18】 物理的実体を利用せずに、利用者にニーズ
オブジェクトおよび情報オブジェクトを告知するための
処理ステップを示す遷移図である。
【図19】 告知されたニーズオブジェクトおよび情報
オブジェクトを表示するための処理ステップを示す遷移
図である。
【図20】 ニーズオブジェクトを用いて回答を自動収
集するための処理ステップを示す遷移図である。
【図21】 サロゲートオブジェクトを登録するための
処理ステップを示す遷移図である。
【符号の説明】
1、2、3…携帯型端末 34…モバイルデータベース 39、205…パーソナルコンピュータ 38…ネットワーク上の様々なデータベース 60,62,64,66…利用者 100…共有サーバ 103…データベース 300、400、500,520、600,700…表
示スクリーン 620、720…表示ウィンドウ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つ以上の物理的実体を認識し、前記物
    理的実体によって特定される一つ以上のニーズ記述を複
    数の利用者が利用することができるニーズ共有システム
    であって、物理的実体を認識し、これを識別するに十分
    な情報を取得する識別情報獲得手段と、物理的実体の識
    別情報に一つ以上のニーズ記述を対応付けるニーズ対応
    手段と、ニーズ記述に一つ以上の情報記述を対応付ける
    情報対応手段と、物理的実体に対応付けられた一つ以上
    のニーズ記述を表示するニーズ表示手段と、ニーズ記述
    に対応付けられた一つ以上の情報記述を表示する情報表
    示手段を特徴とするニーズ共有システム。
  2. 【請求項2】前記ニーズ対応手段において対応付けられ
    るニーズ記述を、新規に作成する手段、既存のニーズ記
    述を複製する手段、既存のニーズ記述を変更する手段の
    うち少なくとも一つの手段を用いて作成することを特徴
    とする請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】前記情報対応手段において対応付けられる
    情報記述を、新規に作成する手段、既存の情報記述を複
    製する手段、既存の情報記述を変更する手段のうち少な
    くとも一つの手段を用いて作成することを特徴とする請
    求項1に記載のシステム。
  4. 【請求項4】前記物理的実体の識別情報に一つ以上の情
    報記述を対応付ける直接的情報対応手段と、直接的情報
    対応手段によって前記物理的実体に対応付けられた情報
    記述を表示する直接的情報表示手段を更に含む請求項1
    に記載のシステム。
  5. 【請求項5】ニーズ記述の内容が、自然言語、データベ
    ース質問言語、XML(Extensible Mar
    kup Language)質問言語、検索論理式の少
    なくとも一つを用いて記述されていることを特徴とする
    請求項1に記載のシステム。
  6. 【請求項6】一つ以上の物理的実体の識別情報または一
    つ以上の物理的実体の識別情報を参照するデータ構造を
    格納する記憶領域を持つ、一台以上の携帯型端末または
    一台以上のパーソナルコンピュータを更に含む、請求項
    1に記載のシステム。
  7. 【請求項7】ニーズ記述または情報記述が一つ以上作成
    された場合、一人以上の利用者にこれを知らせる告知手
    段を更に含む請求項1に記載のシステム。
  8. 【請求項8】前記識別情報獲得手段において、バーコー
    ド読取り装置、無線タグ読取り装置、スキャナー、赤外
    線信号読取り装置、埋め込み型ウェブサーバのクライア
    ント装置、電磁誘導センサー装置、静電誘導センサー装
    置、超音波センサー装置、マイクロチップ読取り装置、
    磁気カード読取り装置、バイオメトリクス情報読取り装
    置、画像認識装置、全地球測位システム(GPS)、無
    線通信のアクセスポイントからサービスエリアを識別す
    る装置、実時間位置システム(RTLS)、または識別
    情報の手入力手段の少なくとも一つを用いることを特徴
    とする請求項1に記載のシステム。
  9. 【請求項9】ニーズ記述の内容から、ネットワーク上の
    情報資源および個々の携帯型端末またはコンピュータ上
    の情報資源に対して実行可能な命令を生成し、前記命令
    の実行結果から前記ニーズ記述に関連する情報記述を収
    集する情報自動収集手段を更に含む請求項1に記載のシ
    ステム。
  10. 【請求項10】物理的実体を用いて複数の利用者がニー
    ズを共有するための方法であって、一つ以上のニーズ記
    述が対応付けられた物理的実体を携帯型端末またはコン
    ピュータに提示し、提示された前記物理的実体を認識
    し、これを識別するに十分な識別情報を獲得し、一つ以
    上のニーズ記述を作成し前記物理的実体の識別情報に対
    応付け、一つ以上の情報記述を作成し、前記物理的実体
    の識別情報に対応する一つ以上のニーズ記述に対応付
    け、前記物理的実体の識別情報に対応付けられた一つ以
    上のニーズ記述を表示し、前記物理的実体の識別情報に
    対応する一つ以上のニーズ記述に対応する一つ以上の情
    報記述を表示することを特徴とするニーズ共有方法。
  11. 【請求項11】ニーズ記述を作成する際に、新規に作
    成、既存のニーズ記述を複製して作成、または既存のニ
    ーズ記述を変更して作成することを特徴とする請求項1
    0に記載の方法。
  12. 【請求項12】情報記述を作成する際に、新規に作成、
    既存の情報記述を複製して作成、または既存の情報記述
    を変更して作成することを特徴とする請求項10に記載
    の方法。
  13. 【請求項13】一つ以上の情報記述を作成し、前記物理
    的実体の識別情報に直接的に対応付け、前記物理的実体
    の識別情報に直接的に対応する一つ以上の情報記述を表
    示することを更に含む請求項10に記載の方法。
  14. 【請求項14】ニーズ記述の内容が、自然言語、データ
    ベース質問言語、XML(Extensible Ma
    rkup Language)質問言語、検索論理式の
    少なくとも一つを用いて記述されていることを特徴とす
    る請求項10に記載の方法。
  15. 【請求項15】前記物理的オブジェクトを前記携帯型端
    末または前記パーソナルコンピュータに提示することが
    不可能であっても、前記携帯型端末または前記コンピュ
    ータ上に記憶された前記物理的実体の識別情報もしくは
    識別情報に対応付けられた情報が選択されることで前記
    物理的実体を識別するに十分な情報を獲得することを更
    に含む請求項10に記載の方法。
  16. 【請求項16】ニーズ記述または情報記述が一つ以上作
    成された場合、一人以上の利用者にこれを告知すること
    を更に含む請求項10に記載の方法。
  17. 【請求項17】前記提示された物理的実体の認識におい
    て、バーコード読取り装置、無線タグ読取り装置、スキ
    ャナー、赤外線信号読取り装置、埋め込み型ウェブサー
    バのクライアント装置、電磁誘導センサー装置、静電誘
    導センサー装置、超音波センサー装置、マイクロチップ
    読取り装置、磁気カード読取り装置、バイオメトリクス
    情報読取り装置、画像認識装置、全地球測位システム
    (GPS)、無線通信のアクセスポイントからサービス
    エリアを識別する装置、実時間位置システム(RTL
    S)、または識別情報の手入力の少なくとも一つを用い
    ることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  18. 【請求項18】前記ニーズ記述が作成された後、ネット
    ワーク上の情報資源および個々の携帯型端末またはコン
    ピュータ上の情報資源から、前記ニーズ記述に関連する
    情報記述を自動的に収集することを更に含む請求項10
    に記載の方法。
JP2001346759A 2001-10-08 2001-10-10 物理的実体を用いてニーズと情報を共有するためのシステムおよび方法 Pending JP2003122766A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001346759A JP2003122766A (ja) 2001-10-10 2001-10-10 物理的実体を用いてニーズと情報を共有するためのシステムおよび方法
US10/264,660 US20030069806A1 (en) 2001-10-08 2002-10-05 System and method for sharing needs and information using physical entities

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001346759A JP2003122766A (ja) 2001-10-10 2001-10-10 物理的実体を用いてニーズと情報を共有するためのシステムおよび方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003122766A true JP2003122766A (ja) 2003-04-25

Family

ID=19159867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001346759A Pending JP2003122766A (ja) 2001-10-08 2001-10-10 物理的実体を用いてニーズと情報を共有するためのシステムおよび方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20030069806A1 (ja)
JP (1) JP2003122766A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008085723A1 (en) * 2007-01-05 2008-07-17 Microsoft Corporation Delivering content based on physical object characteristics

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040002851A1 (en) * 2002-06-28 2004-01-01 Simske Steven J. System and method of automatic personalization of computer users' computing experience
JP4111881B2 (ja) * 2003-06-30 2008-07-02 エスアーペー アーゲー データ同期制御装置、データ同期制御方法及びデータ同期制御プログラム
US7404520B2 (en) * 2004-04-28 2008-07-29 Symbol Technologies, Inc. System and method for providing location information in transaction processing
US7397358B2 (en) * 2004-07-28 2008-07-08 Aftercad Software Inc. Method and system for location-centric information retrieval from wireless devices using RFID coding
US20070050468A1 (en) * 2005-08-09 2007-03-01 Comverse, Ltd. Reality context menu (RCM)
US8423045B2 (en) * 2005-09-23 2013-04-16 Avaya Inc. Location-based presence automation
US8903843B2 (en) * 2006-06-21 2014-12-02 Napo Enterprises, Llc Historical media recommendation service
US7970922B2 (en) 2006-07-11 2011-06-28 Napo Enterprises, Llc P2P real time media recommendations
US8059646B2 (en) * 2006-07-11 2011-11-15 Napo Enterprises, Llc System and method for identifying music content in a P2P real time recommendation network
US8327266B2 (en) 2006-07-11 2012-12-04 Napo Enterprises, Llc Graphical user interface system for allowing management of a media item playlist based on a preference scoring system
US9003056B2 (en) 2006-07-11 2015-04-07 Napo Enterprises, Llc Maintaining a minimum level of real time media recommendations in the absence of online friends
US8620699B2 (en) 2006-08-08 2013-12-31 Napo Enterprises, Llc Heavy influencer media recommendations
US8090606B2 (en) * 2006-08-08 2012-01-03 Napo Enterprises, Llc Embedded media recommendations
US9224427B2 (en) * 2007-04-02 2015-12-29 Napo Enterprises LLC Rating media item recommendations using recommendation paths and/or media item usage
US8112720B2 (en) * 2007-04-05 2012-02-07 Napo Enterprises, Llc System and method for automatically and graphically associating programmatically-generated media item recommendations related to a user's socially recommended media items
US9164993B2 (en) * 2007-06-01 2015-10-20 Napo Enterprises, Llc System and method for propagating a media item recommendation message comprising recommender presence information
US8839141B2 (en) * 2007-06-01 2014-09-16 Napo Enterprises, Llc Method and system for visually indicating a replay status of media items on a media device
US8285776B2 (en) * 2007-06-01 2012-10-09 Napo Enterprises, Llc System and method for processing a received media item recommendation message comprising recommender presence information
US20080301187A1 (en) * 2007-06-01 2008-12-04 Concert Technology Corporation Enhanced media item playlist comprising presence information
US20090049045A1 (en) * 2007-06-01 2009-02-19 Concert Technology Corporation Method and system for sorting media items in a playlist on a media device
US9037632B2 (en) * 2007-06-01 2015-05-19 Napo Enterprises, Llc System and method of generating a media item recommendation message with recommender presence information
US20090048992A1 (en) * 2007-08-13 2009-02-19 Concert Technology Corporation System and method for reducing the repetitive reception of a media item recommendation
US7865522B2 (en) * 2007-11-07 2011-01-04 Napo Enterprises, Llc System and method for hyping media recommendations in a media recommendation system
US9060034B2 (en) * 2007-11-09 2015-06-16 Napo Enterprises, Llc System and method of filtering recommenders in a media item recommendation system
US9224150B2 (en) * 2007-12-18 2015-12-29 Napo Enterprises, Llc Identifying highly valued recommendations of users in a media recommendation network
US8396951B2 (en) 2007-12-20 2013-03-12 Napo Enterprises, Llc Method and system for populating a content repository for an internet radio service based on a recommendation network
US9734507B2 (en) * 2007-12-20 2017-08-15 Napo Enterprise, Llc Method and system for simulating recommendations in a social network for an offline user
US8060525B2 (en) 2007-12-21 2011-11-15 Napo Enterprises, Llc Method and system for generating media recommendations in a distributed environment based on tagging play history information with location information
US8316015B2 (en) 2007-12-21 2012-11-20 Lemi Technology, Llc Tunersphere
US8117193B2 (en) 2007-12-21 2012-02-14 Lemi Technology, Llc Tunersphere
US8725740B2 (en) * 2008-03-24 2014-05-13 Napo Enterprises, Llc Active playlist having dynamic media item groups
US20090259621A1 (en) * 2008-04-11 2009-10-15 Concert Technology Corporation Providing expected desirability information prior to sending a recommendation
US8484311B2 (en) 2008-04-17 2013-07-09 Eloy Technology, Llc Pruning an aggregate media collection
US20100070537A1 (en) * 2008-09-17 2010-03-18 Eloy Technology, Llc System and method for managing a personalized universal catalog of media items
US8880599B2 (en) * 2008-10-15 2014-11-04 Eloy Technology, Llc Collection digest for a media sharing system
US8484227B2 (en) 2008-10-15 2013-07-09 Eloy Technology, Llc Caching and synching process for a media sharing system
US8200602B2 (en) * 2009-02-02 2012-06-12 Napo Enterprises, Llc System and method for creating thematic listening experiences in a networked peer media recommendation environment
CN113850097A (zh) 2012-12-14 2021-12-28 艾利丹尼森公司 配置为用于直接交互的rfid装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6484939B1 (en) * 1995-06-06 2002-11-26 Dennis C. Blaeuer Self scanning and check out shopping cart-based electronic advertising system
JPH09160978A (ja) * 1995-12-08 1997-06-20 Fujitsu Ltd オンラインショッピングにおける回答方法及びシステム
WO2000065509A2 (en) * 1999-04-22 2000-11-02 Qode.Com, Inc. System and method for providing electronic information upon receipt of a scanned bar code
US6604681B1 (en) * 1999-05-21 2003-08-12 Advanced Research And Technology Institute, Inc. Evaluative shopping assistant system
US6550582B2 (en) * 2000-12-26 2003-04-22 Ncr Corporation Method and apparatus for processing a large number of items with a self-service checkout terminal
US20020170961A1 (en) * 2001-05-17 2002-11-21 Bruce Dickson Method and system for providing shopping assistance using RFID-tagged items
US6616037B2 (en) * 2001-08-17 2003-09-09 Roger L Grimm Inventory system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008085723A1 (en) * 2007-01-05 2008-07-17 Microsoft Corporation Delivering content based on physical object characteristics
US9280776B2 (en) 2007-01-05 2016-03-08 Microsoft Technology Licensing, Llc Delivering content based on physical object characteristics

Also Published As

Publication number Publication date
US20030069806A1 (en) 2003-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003122766A (ja) 物理的実体を用いてニーズと情報を共有するためのシステムおよび方法
US9501142B2 (en) Information processing apparatus and method, information processing system, and providing medium
JP4631987B2 (ja) 情報処理端末、情報処理システム及び情報処理方法
CN101535997A (zh) 用于基于标签的可视搜索用户接口的方法、设备和计算机程序产品
WO2008053578A1 (fr) Dispositif de regroupement d'utilisateurs et procédé de regroupement d'utilisateurs
JP2006024060A (ja) 情報取得利用管理装置および情報取得利用管理方法
JP2013105345A (ja) 情報登録装置、情報登録方法、情報登録システム、情報提示装置、情報提示方法、情報提示システムおよびプログラム
JP2003242076A (ja) 情報提供装置及び情報提供方法並びに情報受信端末
JP2003150630A (ja) 物理的実体を用いて情報提供手段を制御するためのシステムおよび方法
JP4788016B2 (ja) カメラで撮影した画像をサーバで表示するシステム、そのサーバ及びそのサーバ用制御プログラムを記録した記録媒体
JP2002318744A (ja) 情報提供システム及び情報提供方法、携帯端末装置、局所サーバ装置、並びに記憶媒体
JP4767095B2 (ja) Url情報提供システム
JP4803815B2 (ja) Url情報提供システム
JPWO2006040807A1 (ja) 情報提供サービスシステム,同システムにおけるユーザ端末および同システムにおける空間情報サーバ並びに同システムにおけるサービス情報提供方法
JP2002342804A (ja) 訪問者受付装置及び方法と訪問者受付プログラムを記録した記録媒体
JP2013122627A (ja) 情報処理端末、サーバ装置、システム、およびプログラム
JP4257634B2 (ja) 客引き支援システム並びに情報提供サーバ
JP3602455B2 (ja) メニュー提供装置、並びにプログラム
US20020083074A1 (en) Information distribution system, recording medium and program
KR100678327B1 (ko) 무선 사이트 제공 및 접속 방법과 무선 사이트 제공을 위한네트워크 시스템
JP2007305063A (ja) Url情報提供システム
JP4486409B2 (ja) プレゼンス情報管理システム
Wu et al. Building a context-aware smart exhibition environment
JP2003308245A (ja) 情報収集装置、情報収集システム、情報収集方法、情報収集プログラムおよび情報収集プログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002300342A (ja) 情報配信システム及び情報配信プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050920

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060404