JP6507924B2 - 作業支援システムおよびプログラム - Google Patents
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Description
つまり、ユーザの想像していた時間よりもタスクの実施に多くの時間を要する場合、実施期限までのタスクを実施できないか、仮に実施できたとしても完了するのが予定時刻から大幅に遅れることが想定される。その為、ユーザは、スケジュールの再調整をその都度しなければいけなかった。
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、登録されたタスクを実施するために必要な予測作業時間を導出する予測作業時間導出手段、前記登録されたタスクを示すタスクインデックスと前記予測作業時間導出手段により導出された予測作業時間とを対応付けて表示装置に表示させる表示制御手段、前記登録されたタスクのタスクインデックスの数を、前記タスクの実施を支援するアプリの種類毎にカウントする合計数導出手段、として機能させ、前記表示制御手段は、前記アプリの種類毎のタスクインデックスの合計数をさらに前記表示装置に表示させる、ことを特徴とする。
各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
図1を参照して、第1実施形態に係る作業支援システムSについて説明する。図1は、第1実施形態に係る作業支援システムSの概略構成図である。
作業支援システムSは、ユーザ(例えば、経営者)の日常のバックヤード作業を支援するサービスを提供するためものである。バックヤード作業は、例えば、飲食業や小売業を想定した場合、売上管理、就業管理等である。ここでは、作業支援システムSとしてクラウド型のシステムを想定しており、作業支援システムSは、ユーザにより実施される予定のタスク(「ToDo」と呼ぶ場合がある)をインターネット上のサーバで管理する。
ユーザ操作端末1は、例えば、スマートフォン1aやPC(Personal Computer)1b等である。ユーザ操作端末1は、表示ディスプレイ(表示装置)を備えると共に、インターネット上のウェブページの情報を画面上に表示するための閲覧ソフト(Webブラウザ)を有している。
業務用装置2は、例えば、従業員がタイムカードを挿入することで従業員の出勤・退勤などの時刻を記録するタイムレコーダ2aや店舗内で顧客が購入する商品の売上登録を行うPOS(Point Of Sales)レジ端末2b等である。
作業支援アプリケーション10は、支援するタスク毎に機能が分かれており、ここでは、売上管理アプリ10Aと、会計管理アプリ10Bと、給与管理アプリ10cと、就業管理アプリ10Dと、POP(Point of purchase advertising)作成アプリ10Eとからなる。以下でアプリの種類と言った場合には、これらのアプリ10A〜10Eを表す。各アプリ10A〜10Eは、それぞれが複数のタスクを支援することが可能である。
会計管理アプリ10Bは、会計に関する作業を支援する機能を提供するプログラムであり、例えば、固定資産税や自動車税等の税金を納付するタスクの実施を支援する。
就業管理アプリ10Dは、就業に関する作業を支援する機能を提供するプログラムであり、例えば、従業員のシフト作成やその後に変更するタスクの実施を支援する。
POP作成アプリ10Eは、POP作成に関する作業を支援する機能を提供するプログラムであり、例えば、新商品やセール品のPOPを作成するタスクの実施を支援する。
タスクDB12は、タスクインデックスが記憶されている。ここでのタスクインデックスは、タスクの見出しや概略のようなものでよく、ユーザが実施するタスクの種類、タスクの内容や時期を認識可能な情報を含んで構成されるのが望ましい。タスクインデックスは、タスク管理部20の処理によって、例えば、ユーザ自身のランダムなタイミングでの登録や、作業カレンダに基づいた周期的な登録により発生する。
つまり、タスクを実施した過去の実績値に基づいて予測作業時間を導出する場合に、予測作業時間導出部22は、例えば、ユーザに対応付けて、タスクの種類毎に作業時間を実績値として取得しておき、その平均値に基づいて予測作業時間を導出する。これにより、より正確なタスクの実施時間の予測をユーザ毎に行うことが可能である。
また、予め設定された設定値に基づいて予測作業時間を導出する場合に、予測作業時間導出部22は、例えば、事前にユーザから作業時間を受け付け、その時間に基づいて予測作業時間を導出する。これにより、ユーザがより正確なスケジュール管理を行うことが可能である。
合計数導出部24(合計数導出手段)は、登録部21により受け付けられたタスクインデックスまたは発生させられたタスクインデックスの数をタスクの実施を支援するアプリの種類毎にカウントする。また、合計数導出部24は、ある時点(例えば、3日後、1週間後など)までに実施期限を迎えるタスクの件数を導出する。
この作業支援システムSのURL(Uniform Resource Locator)をWebプラウザ等でユーザ操作端末1に表示することにより、作業支援のサービスが起動する。起動直後にて表示制御部25は、ログイン画面(モードM10)を表示する。
モードM10のログイン画面にて、ユーザがログイン操作を行うと、表示制御部25によってToDoのポータル画面(モードM11)に遷移する。このToDoのポータル画面では、タスクDB12に登録されているタスクインデックスの選択やログアウトが行える。
モードM12aなどのアプリケーション画面にて、作業支援アプリケーション10を終了すると、表示制御部25によってモードM11のポータル画面に戻る。
モードM11のポータル画面やモードM12aなどのアプリケーション画面にて、ログアウトを行うと、表示制御部25によってログイン画面(モードM10)に戻る。
このように、作業支援システムSでは、単にToDoポータル画面にてタスクDB12に登録されているタスクインデックスを表示するだけではなく、タスクインデックスに係る作業支援アプリケーション10を起動して、これを処理させることができる。
メイン画面50は、メニュー51A〜51Eを表示するメニューエリアと、アカウントアイコン52と、タスク入力テキストボックス53と、絞込エリア54と、導出期間指定エリア55と、ToDoリストペイン56とを含んで構成される。
メニュー51Bには会計管理に係るアイコンが表示され、このメニュー51Bをクリックすると、会計管理アプリ10Bが起動する。
メニュー51Cには給与管理に係るアイコンが表示され、このメニュー51Cをクリックすると、給与管理アプリ10Cが起動する。
メニュー51Dには就業管理に係るアイコンが表示され、このメニュー51Dをクリックすると、就業管理アプリ10Dが起動する。
メニュー51EにはPOP作成に係るアイコンが表示され、このメニュー51Eをクリックすると、POP作成アプリ10Eが起動する。
タスク入力テキストボックス53は文字列入力領域であり、デフォルトでは「タスクを入力してください。」の文言が表示される。この領域に文字列を入力してリターンキーを押下すると、タスクインデックスが新たに登録される。
処理済リスト58は、1つ又は複数の処理済タスクインデックス70(ここでは、4つの処理済タスクインデックス701〜704を表示)で構成される。処理済タスクインデックス70は、直近に処理が完了したタスクをユーザに示すものである。
アプリケーションアイコン61は、この未処理タスクインデックス60を処理するための作業支援アプリケーション10(図1参照)のアイコンである。コメント62は、この未処理タスクインデックス60に関するコメントである。期限日63は、この未処理タスクインデックス60を処理する期限の日付であり、その横に期限日63までの残り日数が表示される。起案日64は、原則としてこの未処理タスクインデックス60を起案した日であるが、この未処理タスクインデックス60を修正したならば、その修正日が起案日64に反映される。
予測作業時間66は、表示される未処理タスクインデックス60に対応するタスクの作業時間の予測値である。予測作業時間66は、予測作業時間導出部22によって導出された値である。
復活ボタン75は、この処理済タスクインデックス70を未処理タスクインデックス60として復活させるためのボタンである。この復活ボタン75が選択されると、例えば、タスクDB12に記憶される当該処理済タスクインデックス70の処理済みを行ったか否かの情報が未処理に更新される。また、処理済リスト58から選択された処理済タスクインデックス70が削除されると共に、未処理リスト57に選択された処理済タスクインデックス70と同じ内容のものが追加される。
指定された導出期間が「当日」だった場合に、合計数導出部24は、期限日63が当日(あと0日)のタスクインデックスの合計数を導出する(ステップS20)。また、予測作業時間導出部23は、期限日63が当日(あと0日)のタスクインデックスの予測作業時間66の合計を導出する(ステップS30)。そして、表示制御部25は、ステップS20で導出したタスクインデックスの合計数およびステップS30で導出した予測作業時間の合計に基づいて、予測作業量表示領域80を作成する。
図5(a)に示すように、導出期間として「当日」が指定されている場合に、表示制御部25は、指定された導出期間(ここでは、当日)と同じ期限日である未処理タスクインデックス607の下側(つまり、期限日が「当日」である未処理タスクインデックス607と期限日が「2日後」である未処理タスクインデックス608との間)に、当日の予測作業量が表示された予測作業量表示領域80Tを表示させる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を変えない範囲で実施することができる。
〔付記〕
<請求項1>
タスクの実施を支援する作業支援システムであって、
登録されたタスクを実施するために必要な予測作業時間を導出する予測作業時間導出手段と、
前記登録されたタスクを示すタスクインデックスと前記予測作業時間導出手段により導出された予測作業時間とを対応付けて表示装置に表示させる表示制御手段と、
を備える作業支援システム。
<請求項2>
前記予測作業時間導出手段は、タスクを実施した過去の実績値、当該過去の実績値から求められた目標値、および、予め設定された設定値の少なくとも何れか一つの値に基づいて前記予測作業時間を導出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の作業支援システム。
<請求項3>
ある時点までに実施期限を迎える少なくとも一つ以上のタスクの前記予測作業時間の合計を導出する合計予測作業時間導出手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、前記タスクインデックスと前記予測作業時間とを対応付けて表示させるのに加えて、または、対応付けて表示させるのに替えて実施期限を迎えるタスクに対応するタスクインデックスに関連付けて前記予測作業時間の合計を前記表示装置に表示させる、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の作業支援システム。
<請求項4>
前記登録されたタスクのタスクインデックスの数を、前記タスクの実施を支援するアプリの種類毎にカウントする合計数導出手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、前記アプリの種類毎のタスクインデックスの合計数をさらに前記表示装置に表示させる、
ことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の作業支援システム。
<請求項5>
コンピュータを、
登録されたタスクを実施するために必要な予測作業時間を導出する予測作業時間導出手段、
前記登録されたタスクを示すタスクインデックスと前記予測作業時間導出手段により導出された予測作業時間とを対応付けて表示装置に表示させる表示制御手段、
として機能させるためのプログラム。
1 ユーザ操作端末(表示装置)
2 業務用装置
10 作業支援アプリケーション
11 カレンダDB
12 タスクDB
13 ユーザ認証部
20 タスク管理部
21 登録部
22 予測作業時間導出部(予測作業時間導出手段)
23 合計予測作業時間導出部(合計予測作業時間導出手段)
24 合計数導出部(合計数導出手段)
25 表示制御部(表示制御手段)
60 未処理タスクインデックス
70 処理済タスクインデックス
Claims (4)
- タスクの実施を支援する作業支援システムであって、
登録されたタスクを実施するために必要な予測作業時間を導出する予測作業時間導出手段と、
前記登録されたタスクを示すタスクインデックスと前記予測作業時間導出手段により導出された予測作業時間とを対応付けて表示装置に表示させる表示制御手段と、
前記登録されたタスクのタスクインデックスの数を、前記タスクの実施を支援するアプリの種類毎にカウントする合計数導出手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記アプリの種類毎のタスクインデックスの合計数をさらに前記表示装置に表示させる、
ことを特徴とする作業支援システム。 - 前記予測作業時間導出手段は、タスクを実施した過去の実績値、当該過去の実績値から求められた目標値、および、予め設定された設定値の少なくとも何れか一つの値に基づいて前記予測作業時間を導出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の作業支援システム。 - ある時点までに実施期限を迎える少なくとも一つ以上のタスクの前記予測作業時間の合計を導出する合計予測作業時間導出手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、前記タスクインデックスと前記予測作業時間とを対応付けて表示させるのに加えて、実施期限を迎えるタスクに対応するタスクインデックスに関連付けて前記予測作業時間の合計を前記表示装置に表示させる、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の作業支援システム。 - コンピュータを、
登録されたタスクを実施するために必要な予測作業時間を導出する予測作業時間導出手段、
前記登録されたタスクを示すタスクインデックスと前記予測作業時間導出手段により導出された予測作業時間とを対応付けて表示装置に表示させる表示制御手段、
前記登録されたタスクのタスクインデックスの数を、前記タスクの実施を支援するアプリの種類毎にカウントする合計数導出手段、
として機能させ、
前記表示制御手段は、前記アプリの種類毎のタスクインデックスの合計数をさらに前記表示装置に表示させる、
ことを特徴とするプログラム。
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JP2015157942A JP6507924B2 (ja) | 2015-08-10 | 2015-08-10 | 作業支援システムおよびプログラム |
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