JP2003303266A - 労務管理方法及び労務管理プログラム - Google Patents

労務管理方法及び労務管理プログラム

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JP2003303266A
JP2003303266A JP2002105760A JP2002105760A JP2003303266A JP 2003303266 A JP2003303266 A JP 2003303266A JP 2002105760 A JP2002105760 A JP 2002105760A JP 2002105760 A JP2002105760 A JP 2002105760A JP 2003303266 A JP2003303266 A JP 2003303266A
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JP2002105760A
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English (en)
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Hideo Goto
英夫 後藤
Kazutake Kawauchi
一毅 川内
Jun Sano
準 佐野
Kazunori Numahata
和則 沼畑
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LINX CORP KK
PLANEX KK
Ricoh Co Ltd
Ricoh Technosystems Co Ltd
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LINX CORP KK
PLANEX KK
Ricoh Co Ltd
Ricoh Technosystems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の場所で作業を行なう作業者の作業を効
率的に管理することができる労務管理方法及び労務管理
プログラムを提供する。 【解決手段】 作業者は工事現場で作業を開始する場
合、携帯電話端末10を用いて管理システム20に作業
開始報告を送信する。管理コンピュータ21は、端末識
別子に関連づけられた作業計画を抽出する。そして、現
在日付や作業者の位置情報に基づいて作業開始可否を判
断する。作業開始可能な場合、作業開始時刻を記録す
る。さらに、作業者が作業を終了する場合、携帯電話端
末10を用いて管理システム20に作業終了報告を送信
する。管理コンピュータ21は作業開始時刻と作業終了
時刻とから作業時間を算出する。そして、これまでの進
捗状況と今回の作業時間に基づいて進捗率予測を算出
し、携帯電話端末10に送信する。作業者はこの進捗率
予測を参照して進捗状況を報告する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の場所で作業
を行なう作業者の作業の管理に用いる労務管理方法及び
労務管理プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビル等の大きな工事現場では、工事現場
が隔離され入退場が管理される場合が多い。そして、出
勤、退勤簿やタイムカードレコーダ等を用いて実質的な
作業時間による労務管理が行われている。
【0003】また、このような工事現場では、上記労務
管理の下で実質賃金制を採用している。そして、この実
質賃金に基づいて労災保険料を算定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、個人住宅の建
設現場では、実質賃金制を用いることは困難である。す
なわち、工事現場に管理者を派遣しない限り、工事現場
毎の労務管理を行なうことができない。一方、管理者を
派遣した場合、そのコストが大きくなるという問題があ
る。
【0005】このため、このような工事現場では、受注
金額に所定の労務比率を乗算して人件費を算出する見な
し賃金制を用いている。しかし、これでは実質賃金との
差異が生じ、実情に合った労災保険料を支払うことがで
きない。
【0006】また、個人住宅の建設等の小規模な作業現
場では、複数の作業者の出入りが多く、また作業者も複
数の工事現場を掛け持ちで作業を行なうことが多い。こ
のような状況下において、的確に作業時間の管理を行な
うことは困難である。さらに、各工事現場における作業
者の進捗状況を把握することは、管理者や他の作業者に
とって大切である。また、作業者にとっては、効率的に
進捗状況を報告できることが望まれる。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、複数の場所で作業を行
なう作業者の作業を効率的に管理することができる労務
管理方法及び労務管理プログラムを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、作業者の作業計画に関
するデータを記録した作業計画データ記憶手段、作業者
の作業実績に関するデータを記録する作業実績データ記
憶手段及び管理コンピュータを含む管理システムを用い
る労務管理方法であって、前記管理コンピュータが、作
業開始時に前記作業者のモバイル端末から作業者識別子
を取得する段階と、前記作業者識別子に基づいて、前記
作業計画データ記憶手段に記録された作業計画を確認す
る段階と、前記作業者の作業計画がある場合には、作業
終了時までの作業時間を特定するためのデータを前記作
業実績データ記憶手段に記録する段階とを含むことを要
旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の労務管理方法において、前記作業計画データ記憶手段
に記録された作業計画には作業期間に関する情報が含ま
れ、前記作業計画を確認する段階は、前記作業者識別子
の受信時刻が前記作業期間に含まれるかどうかを確認す
ることを要旨とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の労務管理方法において、前記作業計画データ記
憶手段に記録された作業計画には作業場所の位置情報が
含まれ、前記作業計画を確認する段階は、前記作業開始
時における前記モバイル端末の位置情報を取得し、この
モバイル端末の位置が前記作業場所に含まれるかどうか
を確認することを要旨とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項に記載の労務管理方法において、前記管理
システムは、前記作業計画毎に進捗状況に関するデータ
を記録する進捗データ記憶手段をさらに含み、前記管理
コンピュータが、前記作業終了時に、前記進捗データ記
憶手段に記録された進捗状況と今回の作業時間とに基づ
いて進捗予測を算出し、前記モバイル端末に前記進捗予
測を出力し、作業者の確認を促す段階をさらに含むこと
を要旨とする。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか1項に記載の労務管理方法において、前記作業
計画データ記憶手段に記録された作業計画には所要予定
時間に関するデータが関連づけられており、前記進捗予
測の算出は、前記所要予定時間に基づいて算出すること
を要旨とする。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか1項に記載の労務管理方法において、前記管理
システムは、前記作業者識別子に関連づけて作業時間単
価に関するデータを記録した人件費データ記憶手段をさ
らに有し、前記管理コンピュータが、前記作業実績デー
タ記憶手段に記録された作業時間を特定するためのデー
タと前記作業時間単価に基づいて人件費を算出する段階
をさらに含むことを要旨とする。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の労務管理方法において、前記作業計画データ記憶手段
に記録された作業計画には、この作業を含む工事識別子
に関するデータが関連づけられて記録され、前記人件費
の算出は、前記工事識別子毎に行なうことを要旨とす
る。
【0015】請求項8に記載の発明は、作業者の作業計
画に関するデータを記録した作業計画データ記憶手段、
作業者の作業実績に関するデータを記録する作業実績デ
ータ記憶手段及び管理コンピュータを含む管理システム
を用いる労務管理プログラムであって、前記管理コンピ
ュータを、作業開始時に前記作業者のモバイル端末から
作業者識別子を取得する手段、前記作業者識別子に基づ
いて、前記作業計画データ記憶手段に記録された作業計
画を確認する手段、及び前記作業者の作業計画がある場
合には、作業終了時までの作業時間を特定するためのデ
ータを前記作業実績データ記憶手段に記録する手段とし
て機能させることを要旨とする。
【0016】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の労務管理プログラムにおいて、前記作業計画データ記
憶手段に記録された作業計画には作業期間に関する情報
が含まれ、前記作業計画を確認する手段は、前記作業者
識別子の受信時刻が前記作業期間に含まれるかどうかを
確認することを要旨とする。
【0017】請求項10に記載の発明は、請求項8又は
9に記載の労務管理プログラムにおいて、前記作業計画
データ記憶手段に記録された作業計画には作業場所の位
置情報が含まれ、前記作業計画を確認する手段は、前記
作業開始時における前記モバイル端末の位置情報を取得
し、このモバイル端末の位置が前記作業場所に含まれる
かどうかを確認することを要旨とする。
【0018】請求項11に記載の発明は、請求項8〜1
0のいずれか1項に記載の労務管理プログラムにおい
て、前記管理システムは、前記作業計画毎に進捗状況に
関するデータを記録する進捗データ記憶手段をさらに含
み、前記管理コンピュータを、前記作業終了時に、前記
進捗データ記憶手段に記録された進捗状況と今回の作業
時間とに基づいて進捗予測を算出し、前記モバイル端末
に前記進捗予測を出力し、作業者の確認を促す手段とし
てさらに機能させることを要旨とする。
【0019】請求項12に記載の発明は、請求項8〜1
1のいずれか1項に記載の労務管理プログラムにおい
て、前記作業計画データ記憶手段に記録された作業計画
には所要予定時間に関するデータが関連づけられてお
り、前記進捗予測の算出は、前記所要予定時間に基づい
て算出することを要旨とする。
【0020】請求項13に記載の発明は、請求項8〜1
2のいずれか1項に記載の労務管理プログラムにおい
て、前記管理システムは、前記作業者識別子に関連づけ
て作業時間単価に関するデータを記録した人件費データ
記憶手段をさらに有し、前記管理コンピュータを、前記
作業実績データ記憶手段に記録された作業時間を特定す
るためのデータと前記作業時間単価に基づいて人件費を
算出する手段としてさらに機能させることを要旨とす
る。
【0021】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の労務管理プログラムにおいて、前記作業計画デー
タ記憶手段に記録された作業計画には、この作業を含む
工事識別子に関するデータが関連づけられて記録され、
前記人件費の算出は、前記工事識別子毎に行なうことを
要旨とする。
【0022】(作用)請求項1又は8に記載の発明によ
れば、管理コンピュータが、作業開始時に前記作業者の
モバイル端末から作業者識別子を取得する。そして、前
記作業者識別子に基づいて、作業計画データ記憶手段に
記録された作業計画を確認する。前記作業者の作業計画
がある場合には、作業終了時までの作業時間を特定する
ためのデータを作業実績データ記憶手段に記録する。こ
のため、作業計画に対応して効率的に作業実績の記録を
残すことができる。
【0023】請求項2又は9に記載の発明によれば、前
記作業計画データ記憶手段に記録された作業計画には作
業期間に関する情報が含まれる。そして、前記管理コン
ピュータは、前記作業者識別子の受信時刻が前記作業期
間に含まれるかどうかを確認する。工事には作業期間が
設けられており、この期間内であれば作業者は自身の都
合のよい時間帯に作業を行なうことが多い。このため、
作業期間であれば、作業者の裁量に委ねて作業を進める
場合にも的確に作業実績を記録することができる。
【0024】請求項3又は10に記載の発明によれば、
前記作業計画データ記憶手段に記録された作業計画には
作業場所の位置情報が含まれる。そして、前記管理コン
ピュータは、前記作業開始時における前記モバイル端末
の位置情報を取得し、このモバイル端末の位置が前記作
業場所に含まれるかどうかを確認する。小規模の工事の
場合、作業者は複数の工事現場を掛け持ちで作業を行な
うことがある。このため、作業エリアが複数設定されて
いる場合においても的確に作業実績を記録することがで
きる。
【0025】請求項4又は11に記載の発明によれば、
前記管理システムは、前記作業計画毎に進捗状況に関す
るデータを記録する進捗データ記憶手段をさらに含む。
そして、前記管理コンピュータが、前記作業終了時に、
前記進捗データ記憶手段に記録された進捗状況と今回の
作業時間とに基づいて進捗予測を算出する。さらに、前
記モバイル端末に前記進捗予測を出力し、作業者の確認
を促す。このため、作業者は進捗予測を参考にして効率
的に進捗状況の報告を行なうことができる。
【0026】請求項5又は12に記載の発明によれば、
前記作業計画データ記憶手段に記録された作業計画には
所要予定時間に関するデータが関連づけられている。前
記進捗予測の算出は、前記所要予定時間に基づいて算出
する。このため、作業時間と予定された所要時間との比
較に基づいて進捗予測を算出できる。
【0027】請求項6又は13に記載の発明によれば、
前記管理システムは、前記作業者識別子に関連づけて作
業時間単価に関するデータを記録した人件費データ記憶
手段をさらに含む。そして、前記管理コンピュータは、
前記作業実績データ記憶手段に記録された作業時間を特
定するためのデータと前記作業時間単価に基づいて人件
費を算出する。このため、効率的に実質的な人件費を取
得できる。
【0028】請求項7又は14に記載の発明によれば、
作業計画データ記憶手段に記録された作業計画には、こ
の作業を含む工事識別子に関するデータが関連づけられ
て記録されている。そして、前記人件費の算出は、前記
工事識別子毎に行なう。これにより、工事毎の実質的な
人件費を算出することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図7に従って説明する。本実施形態では、
複数の作業エリアで作業を行なう作業者の作業時間の管
理を行なう場合に用いる労務管理方法及び労務管理プロ
グラムとして説明する。ここでは、この複数の作業エリ
アには、個人住宅の建設現場が点在している場合を想定
する。例えば、個人住宅の建設の場合、複数の下請会社
の複数の作業者が関与する。本実施形態では、この工事
には複数の作業が含まれており、作業者は一の作業に従
事する場合を想定する。
【0030】本実施形態では、各作業者に、図1に示す
ようにモバイル端末としての携帯電話端末10を付与す
る。そして、この作業者は、携帯電話端末10を携帯し
て工事現場(41〜43)等を巡回し、作業を行なう。
この携帯電話端末10には作業者識別子としての端末識
別子が割り振られている。
【0031】さらに、携帯電話端末10は、作業者の位
置情報を把握するための位置情報提供サービスを利用で
きる無線端末を用いる。ここでは、PHS(Personal H
andy-phone System )の位置情報提供サービスを用い
る。携帯電話端末10は無線回線を通じて無線送受信局
である基地局30と通信を行なう。
【0032】基地局30は、携帯電話端末10と無線通
信を行なうことにより携帯電話端末10の位置情報を取
得したり、管理システム20と携帯電話端末10との間
の回線を仲介したりするためのシステムである。このた
め、基地局30は送信機能、受信機能及びアンテナ設備
等を備える。そして、基地局30はネットワークNを介
して管理システム20に接続されている。ここでは、ネ
ットワークNとして電話網を用いる。
【0033】管理システム20は、作業者の労務管理を
行なうコンピュータシステムである。この管理システム
20は、基地局30を介して携帯電話端末10と通信を
行ないながら各種処理を実行する。管理システム20
は、図1に示すように管理コンピュータ21を備えてい
る。管理コンピュータ21は、図示しない制御手段(C
PU)、記憶手段(RAM、ROM、ハードディスク
等)、入出力手段やデータ送受信手段等を有する。この
管理コンピュータ21は、労務管理に関して後述する処
理手順(作業者識別子を取得する段階、作業計画を確認
する段階、作業実績データ記憶手段に記録する段階等)
のための労務管理プログラムを実行する。これにより、
管理コンピュータ21は作業者識別子を取得する手段、
作業計画を確認する手段、作業実績データ記憶手段に記
録する手段等の各手段として機能する。
【0034】管理コンピュータ21には、作業計画デー
タ記憶手段、進捗データ記憶手段としての作業計画デー
タ記憶部22及び作業実績データ記憶手段としての作業
実績データ記憶部23が、それぞれ接続されている。さ
らに管理コンピュータ21には、人件費データ記憶手段
としての人件費データ記憶部24が接続されている。
【0035】作業計画データ記憶部22には、図2に示
すように、作業者の作業計画データ220が記録されて
いる。この作業計画データ220は、工事を受注し、こ
の工事に含まれる作業を特定の作業者に割り当てた場合
に設定される。本実施形態では、作業計画データ220
は、作業毎に工事識別子、端末識別子、作業エリア、工
事期間、所要予定時間及び進捗率に関するデータを含ん
で構成されている。
【0036】工事識別子データ領域には、各工事を特定
するための識別子に関するデータが記録される。本実施
形態では、工事現場(41〜43)等を識別するための
データ等を含んで構成する。例えば、この工事識別子に
は、「A邸新築工事」や「B邸増築工事」等の識別子を
用いる。
【0037】端末識別子データ領域には、この作業を割
り当てられた作業者に付与された携帯電話端末10を特
定するための識別子に関するデータが記録される。本実
施形態では、端末識別子として携帯電話端末10の電話
番号を用いる。ここでは、工事識別子と端末識別子とを
用いて各作業を特定する。
【0038】作業エリアデータ領域には、この工事の作
業を行なう作業現場の位置に関するデータが記録され
る。本実施形態では、この領域には作業現場の住所に関
するデータが記録されている。
【0039】工事期間データ領域には、この工事現場で
の工事期間に関するデータが記録される。この工事期間
は、受注した工事の始期及び終期から構成される。所要
予定時間データ領域には、この作業者の作業を完了する
ために必要と予想される作業時間に関するデータが記録
される。
【0040】進捗率データ領域には、この作業の進捗状
況に対応した割合に関するデータが記録される。本実施
形態では、この進捗率には、未着手の段階を「0」と
し、完成時を「1」とした場合の割合を用いる。
【0041】作業実績データ記憶部23には、図3に示
すように、作業者の作業実績に関する作業実績データ2
30が記録されている。この作業実績データ230は、
作業者の携帯電話端末10から作業開始報告や作業終了
報告を受信した場合に記録される。本実施形態では、作
業実績データ230は、端末識別子に関連づけて、作業
開始時刻、作業終了時刻及び工事識別子に関するデータ
を含んで構成されている。
【0042】作業開始時刻データ領域には、作業者の携
帯電話端末10から作業開始報告を受信した時刻に関す
るデータが記録される。作業終了時刻データ領域には、
作業者の携帯電話端末10から作業終了報告を受信した
時刻に関するデータが記録される。工事識別子データ領
域には、作業者が作業を行なった工事を識別するための
識別子に関するデータが記録される。ここでは、この工
事識別子は作業者の位置情報に基づいて記録される。
【0043】人件費データ記憶部24には、図4に示す
ように、各作業者の時給に関する人件費データ240が
記録されている。この人件費データ240は、携帯電話
端末10を割り当てる作業者を決定し、この作業者の過
去の賃金実績に基づいて時給を算出した場合に記録され
る。本実施形態では、人件費データ240は、携帯電話
端末10毎に、端末識別子及び作業時間単価としての時
給に関するデータを含んで構成されている。
【0044】端末識別子データ領域には、作業者に付与
された携帯電話端末10を特定するための識別子に関す
るデータが記録される。時給データ領域には、作業者の
時給に関するデータが記録される。
【0045】上記のように構成されたシステムを用い
て、携帯電話端末10を用いて作業実績を取得し、この
実績に基づいて人件費を算出する手順を説明する。以
下、作業開始処理、作業終了処理及び人件費算出処理に
分けて説明する。
【0046】(作業開始処理)まず、作業開始処理の手
順を図5に従って説明する。本実施形態では、携帯電話
端末10の位置情報や現在時刻に関する情報を用いて処
理を行なう。この処理は、例えば、作業者が図1に示す
ように各工事現場を移動しながら作業を行なう場合、工
事現場41の作業開始時、工事現場42に作業開始時、
再び工事現場41に戻っての作業開始時、工事現場43
に作業開始時の各段階で行なわれる。
【0047】まず、作業者は工事現場に到着し作業を開
始する場合、携帯電話端末10を用いて管理システム2
0に作業開始報告を送信する。管理システム20は、基
地局30、ネットワークNを介して、この作業開始報告
を受信する(S1−1)。この作業開始報告には携帯電
話端末10の端末識別子が含まれる。
【0048】作業開始報告を受信した管理コンピュータ
21は、作業者の作業計画を抽出する(S1−2)。具
体的には、管理コンピュータ21は作業開始報告に含ま
れる端末識別子に関連づけられた作業計画データ220
を作業計画データ記憶部22から抽出する。
【0049】次に、管理コンピュータ21は携帯電話端
末10を有する作業者が作業可能な作業計画があるかど
うかを確認する(S1−3)。ここでは、まず、管理コ
ンピュータ21は内蔵された時計を用いて現在日付を特
定する。そして、抽出した作業計画データ220の中
に、工事期間に現在日付が含まれる作業計画があるかど
うかを確認する。作業可能の作業計画がある場合(ステ
ップ(S1−3)において「Yes」の場合)、管理コ
ンピュータ21は作業者の位置情報を取得する(S1−
4)。具体的には、管理コンピュータ21はネットワー
クNを介して基地局30に携帯電話端末10の位置を知
らせるように指示する。この指示を受けた基地局30は
携帯電話端末10の位置情報を取得し、管理システム2
0に通知する。
【0050】基地局30から携帯電話端末10の位置情
報を取得した管理コンピュータ21は、抽出した作業計
画データ220の中に作業者の位置に関する作業エリア
があるかどうかを確認する(S1−5)。作業者の位置
が作業エリア内にある場合(ステップ(S1−5)にお
いて「Yes」の場合)、管理コンピュータ21は作業
開始可能と判断し、現在時刻を作業開始時刻として作業
実績データ記憶部23に記録する(S1−6)。この作
業開始時刻は端末識別子に関連づけられて記録する。さ
らに、管理コンピュータ21は、受信した端末識別子及
び位置情報を用いて特定した作業計画データ220の工
事識別子を、作業開始時間に関連づけて作業実績データ
記憶部23に記録する。
【0051】なお、作業者の作業計画がない場合(ステ
ップ(S1−3)において「No」の場合)、管理コン
ピュータ21は携帯電話端末10に作業開始報告に間違
いがあることを知らせるためのアラームを送信する(S
1−7)。また、作業者の位置が作業エリア内にない場
合(ステップ(S1−5)において「No」の場合)に
も、管理コンピュータ21は携帯電話端末10にアラー
ムを送信する(S1−7)。以上により、作業開始時の
処理を終了する。
【0052】(作業終了処理)次に、作業者が工事現場
での作業を終了する場合の作業終了処理を、図6に従っ
て説明する。この処理も、作業者が図1に示すように移
動しながら作業を行なう場合、工事現場41の作業終了
時、工事現場42の作業終了時、再び工事現場41の作
業終了時、工事現場43の作業終了時の各段階で行なわ
れる。
【0053】作業者は各工事現場での作業を終了する場
合、携帯電話端末10を用いて管理システム20に作業
終了報告を送信する。管理システム20は基地局30、
ネットワークNを介して、この作業終了報告を受信する
(S2−1)。この作業終了報告には携帯電話端末10
の端末識別子が含まれる。この場合、まず管理コンピュ
ータ21は受信した端末識別子に基づいて、作業終了時
刻が記録されていない作業実績データ230を作業実績
データ記憶部23から抽出する。そして、現在時刻を作
業終了時刻として記録する。
【0054】次に管理コンピュータ21は進捗予測を行
なう。ここでは、まず管理コンピュータ21は、作業者
の作業時間を算出する(S2−2)。具体的には、まず
管理コンピュータ21は作業実績データ記憶部23に記
録された作業開始時刻と作業終了時刻との時間差を算出
する。
【0055】次に、管理コンピュータ21は、今後、こ
の作業者の作業を完了するために要する予想時間(残り
作業時間)を算出する(S2−3)。具体的には、まず
管理コンピュータ21は、作業計画データ記憶部22に
記録された進捗率を抽出する。この進捗率は、前回の作
業終了時に記録された進捗率である。そして、管理コン
ピュータ21は「1」から進捗率を差し引き、残り作業
率を算出する。次に、管理コンピュータ21は作業計画
データ記憶部22から所要予定時間を抽出し、この所要
予定時間に残り作業率を乗算する。この結果、残り作業
時間が算出される。
【0056】次に、管理コンピュータ21は算出した残
り作業時間と今回の作業時間とを比較する(S2−
4)。残り作業時間が今回の作業時間より長い場合(ス
テップ(S2−4)において「Yes」の場合)、管理
コンピュータ21は、進捗予測としての進捗率予測を携
帯電話端末10に出力する(S2−5)。この進捗率予
測は、今回の作業を行なったことによる進捗率の予測値
である。ここでは、まず、管理コンピュータ21は、今
回の作業時間を所要予定時間で除算し、この結果と前回
の進捗率とを合計することにより進捗率予測を算出す
る。そして、管理コンピュータ21は算出した進捗率予
測を、ネットワークN、基地局30を介して携帯電話端
末10に送信する。
【0057】一方、残り作業時間が今回の作業時間以下
の場合(ステップ(S2−4)において「No」の場
合)、管理コンピュータ21は完了予測を携帯電話端末
10に出力する(S2−6)。すなわち、作業完了と判
断し、進捗率予測として「1」を送信する。
【0058】進捗率予測又は完了予測を受信した携帯電
話端末10は、進捗率予測を表示する。さらに、進捗率
予測を確認させるためのメッセージ及び実際の進捗状況
を入力するように促すメッセージを出力する。これに対
応して、作業者は受信した進捗率予測又は完了予測に対
する回答を入力する。受信した進捗率予測又は完了予測
が正しい場合は、この予測を受け入れる旨の回答を入力
する。一方、この予測が正しくない場合には、実際の進
捗状況を勘案して算出した進捗率を入力する。そして、
携帯電話端末10はこれらの回答を基地局30、ネット
ワークNを介して返信を管理システム20に送信する。
【0059】この回答を受信した管理コンピュータ21
は、進捗率を作業計画データ記憶部22に記録する(S
2−7)。具体的には、進捗率予測を受け入れる旨の回
答を受信した場合には、進捗率予測を進捗率として作業
計画データ記憶部22に記録する。一方、作業者が入力
した進捗率を受信した場合には、受信した進捗率を作業
計画データ記憶部22に記録する。以上により、作業終
了処理を終了する。
【0060】(人件費算出処理)次に、人件費の算出す
る場合の人件費算出処理を、図7に従って説明する。本
実施形態では、この処理は労災保険の確定保険料の申告
を行なう場合に実行する。
【0061】まず、管理コンピュータ21は作業実績デ
ータ記憶部23から作業実績データ230を抽出する
(S3−1)。この場合、管理コンピュータ21は労災
保険の確定保険料申告の対象である工事を、作業計画デ
ータ220の工事期間に基づいて特定し、その工事識別
子を抽出する。そして、管理コンピュータ21は、この
工事識別子に関連する作業実績データ230を作業実績
データ記憶部23から抽出する。
【0062】次に、管理コンピュータ21は、抽出した
作業実績データ230を用いて作業者及び工事毎に作業
時間を算出する(S3−2)。具体的には、作業実績デ
ータ記憶部23に記録された作業開始時刻と作業終了時
刻とを抽出し、その時間差に基づいて作業時間を算出す
る。そして、この結果を、端末識別子、工事識別子毎に
積算し作業時間を算出する。
【0063】次に、管理コンピュータ21は、工事毎に
人件費を算出する(S3−3)。具体的には、管理コン
ピュータ21は、ステップ(S3−2)で算出した作業
時間と時給とを工事識別子毎に乗算する。そして、この
結果を工事識別子毎に総計することにより工事別人件費
を算出する。
【0064】次に、管理コンピュータ21は、総計人件
費を算出する(S3−4)。ここでは、ステップ(S3
−3)で算出した工事別人件費を総計することにより算
出する。
【0065】そして、管理コンピュータ21は算出した
工事別人件費及び総計人件費を出力する(S3−5)。
この場合、工事別人件費は工事識別子毎に出力する。以
上により、人件費算出処理を終了する。そして、算出し
た工事別人件費及び総計人件費を用いて確定保険料申請
書を作成する。
【0066】以上、本実施形態によれば、以下に示す効
果を得ることができる。 ・ 上記実施形態では、携帯電話端末10を用いて作業
の管理を行なうため、タイムレコーダ等を設置する場所
や施設がない場合でも効率的に作業管理を行なうことが
できる。
【0067】・ 上記実施形態では、作業計画データ記
憶部22には作業者の作業計画データ220が記録され
ている。作業計画データ220には、端末識別子、作業
エリア、工事期間、所要予定時間及び進捗率に関するデ
ータが相互に関連づけられて記録されている。このた
め、管理コンピュータ21は、携帯電話端末10から作
業開始報告を受信した場合、端末識別子に基づいて作業
者の作業計画を抽出できる。
【0068】・ 上記実施形態では、作業計画データ2
20では、端末識別子と工事期間とに関するデータが相
互に関連づけられている。このため、この工事期間と現
在日付とを比較することにより、作業者が作業可能な作
業計画があるかどうかを確認するができる。住宅の建設
のように小規模な工事の作業者は、複数の工事現場を掛
け持ち、自身の都合に合わせて適宜移動しながら作業を
進める場合がある。このような作業の進め方を行なう場
合にも、効率的に労務管理を行なうことができる。
【0069】・ 上記実施形態では、作業計画データ2
20では、端末識別子と作業エリアとに関するデータが
相互に関連づけられている。管理コンピュータ21は作
業者の位置情報を取得した場合、作業者の位置情報と作
業エリアとを比較できる。このため、管理コンピュータ
21は作業者が適切な工事現場にいるかどうかを判断す
ることができる。さらに、管理コンピュータ21は、受
信した端末識別子及び位置情報を用いて工事識別子や作
業を特定することができる。従って、作業者が複数の工
事現場を移動しながら作業を進める場合にも的確に労務
管理を行なうことができる。
【0070】・ 上記実施形態では、作業者の作業計画
がない場合や、作業者の位置が作業エリア内にない場
合、管理コンピュータ21は携帯電話端末10に作業開
始報告に間違いがあることを知らせるためのアラームを
送信する。このため、作業者は作業開始報告の間違いを
是正できる。
【0071】・ 上記実施形態では、作業計画データ記
憶部22には、所要予定時間及び進捗率に関するデータ
を含む作業計画データ220が記録されている。このた
め、管理コンピュータ21は、これらのデータを用いて
残り作業時間を算出することができる。
【0072】さらに、作業終了報告を受信した管理コン
ピュータ21は、作業者の作業時間を算出し、この残り
作業時間と今回の作業時間とを比較し、その結果に応じ
て進捗率予測を算出する。このため、管理コンピュータ
21は、進捗率予測を作業者に提示できる。従って、作
業者はこの進捗率予測を用いて効率的に進捗状況を回答
できる。
【0073】・ 上記実施形態では、作業実績データ記
憶部23には、進捗率を含む作業実績データ230が記
録されている。このため、各作業の進捗率を把握でき
る。従って、工事の管理者は工事の進行状況を容易に把
握できる。他の作業完了後に作業を行なう作業者は、自
身の作業時期を効率的判断できる。
【0074】・ 上記実施形態では、作業実績データ記
憶部23には、作業者の作業実績に関する作業実績デー
タ230が記録されている。作業実績データ230は、
端末識別子に関連づけて、作業開始時刻や作業終了時刻
が記録される。このため、この端末識別子の携帯電話端
末10を持つ作業者の実質的な作業時間を算出すること
ができる。
【0075】さらに、管理コンピュータ21は作業時間
や作業者の時給に基づいて工事別人件費及び総計人件費
を出力する。これにより、実質的な作業時間に基づく確
定保険料申請を行なうことができる。
【0076】・ 上記実施形態では、作業実績データ2
30は、工事識別子に関するデータを含む。工事識別子
を用いることにより、工事毎に作業開始時刻、作業終了
時刻を特定できるので、実質的な作業時間を算出するこ
とができる。
【0077】なお、上記実施形態は、以下の態様に変更
してもよい。 ・ 上記実施形態では、工事は複数の作業から構成さ
れ、作業者は一の作業に従事する場合を想定する。従っ
て、工事識別子と端末識別子とを用いて作業の内容が特
定される。一の工事において作業者が複数の作業に従事
する場合には、これらの作業を区別するために作業毎に
割り振られた作業識別子を用い、作業者の作業計画デー
タ220にこの作業識別子を含めておく。これにより、
一の工事において作業者が複数の作業に従事する場合に
も対応できる。
【0078】・ 上記実施形態では、作業者は工事現場
に到着し作業を開始する場合、携帯電話端末10を用い
て管理システム20に作業開始報告を送信する。また、
作業者は各工事現場での作業を終了する場合、携帯電話
端末10を用いて管理システム20に作業終了報告を送
信する。これに代えて、管理コンピュータ21は作業者
の位置に基づいて作業開始や作業終了を判断してもよ
い。この場合、管理コンピュータ21は定期的に作業者
の位置情報を取得することにより、作業者の所在地を監
視する。そして、工事期間や作業エリアが一致する作業
計画があった場合には、その作業エリアの滞在時間を作
業時間として記録する。これにより、作業者の作業開始
や作業終了の報告忘れを防止し、効率的に労務管理を行
なうことができる。
【0079】・ 上記実施形態では、作業可能の作業計
画がある場合、管理コンピュータ21は作業者の位置情
報を取得する。これに代えて、携帯電話端末10が作業
開始報告を送信する場合に、位置情報を管理コンピュー
タ21に送信するようにしてもよい。これにより、通信
負荷を軽減することができる。
【0080】・ 上記実施形態では、管理コンピュータ
21は、工事別人件費を総計することにより総計人件費
を算出する。作業実績データ記憶部23には複数の事業
主が関与する工事の作業実績を記録し、総計人件費の算
出は各工事の事業主毎に算出してもよい。会社が自社社
員の勤務時間管理を行なう場合と異なり、作業者は複数
の事業主の工事現場で作業を行なう場合がある。このよ
うな場合にも事業主毎に対応できる。
【0081】・ 上記実施形態では、作業計画データ2
20に含まれる進捗率には、この作業の進捗状況に対応
した割合を用いる。これに代えて、進捗状況を把握でき
る他の要素を用いてもよい。例えば、作業完了までに必
要な時間を記録してもよい。このように、時間を用いて
も進捗状況を把握することができる。
【0082】・ 上記実施形態では、管理コンピュータ
21は、作業計画の工事期間や作業エリアに基づいて作
業開始の可否を判断し、作業開始時刻を作業実績データ
記憶部23に記録する。これに加えて、他の作業者の進
捗率に基づいて作業開始の可否を判断してもよい。この
場合、管理システム20には作業開始の可否を判断する
ための条件データを保持させておく。例えば、第1の作
業と第2の作業とを行なう場合、第2の作業の作業開始
条件として「第1の作業の進捗率が50%に達した場
合」という設定しておく。さらに、管理コンピュータ2
1には、第1の作業に従事する作業者の端末識別子と、
第2の作業に従事する作業者の端末識別子を保持させて
おく。そして、第2の作業に従事する作業者の携帯電話
端末10から作業開始報告があった場合、管理コンピュ
ータ21は、この工事における第1の作業に関する進捗
率を抽出する。すなわち、第1の作業に従事する作業者
の端末識別子に関連づけられた進捗率を抽出する。そし
て、管理コンピュータ21は、第1の作業に関する進捗
率と作業開始条件である進捗率とを比較し、作業開始の
可否判断を行なう。これにより、複数の作業者が関与し
て行なう工事の作業管理を的確に行なうことができる。
【0083】・ 上記実施形態では、作業実績データ記
憶部23に記録される作業実績データ230は、端末識
別子、作業開始時刻、作業終了時刻及び工事識別子に関
するデータを含んで構成する。これに代えて、端末識別
子及び工事識別子に関連づけて作業時間に関するデータ
のみを記録してもよい。例えば、累積作業時間や今回の
作業時間を記録する。これにより、作業実績データ記憶
部23の容量を削減できる。
【0084】・ 上記実施形態では、位置情報を取得す
るために、PHSの位置情報提供サービスを用いる。こ
れに代えて、位置情報を取得することができれば、他の
方法を用いてもよい。例えば、GPS(Global Positio
ning System )機能と通信機能とを有するモバイル端末
を用いてもよい。
【0085】・ 上記実施形態では、作業開始処理、作
業終了処理や人件費算出処理を管理システム20の管理
コンピュータ21が行なう。これに代えて、他のシステ
ムが行なってもよい。例えば、作業時間管理システムと
人件費算出システムとに分けてもよい。この場合、作業
時間管理システムが記録した作業実績データ230に基
づいて、人件費算出システムが人件費を算出する。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
複数の場所で作業を行なう作業者の作業を効率的に管理
することができる。また、作業者にとっても、効率的に
進捗状況を報告できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のシステム概略図。
【図2】 作業計画データ記憶部に記録されたデータの
説明図。
【図3】 作業実績データ記憶部に記録されたデータの
説明図。
【図4】 人件費データ記憶部に記録されたデータの説
明図。
【図5】 本実施形態の処理手順の説明図。
【図6】 本実施形態の処理手順の説明図。
【図7】 本実施形態の処理手順の説明図。
【符号の説明】
10…モバイル端末としての携帯電話端末、20…管理
システム、21…管理コンピュータ、22…作業計画デ
ータ記憶手段、進捗データ記憶手段としての作業計画デ
ータ記憶部、23…作業実績データ記憶手段としての作
業実績データ記憶部、24…人件費データ記憶手段とし
ての人件費データ記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 502124318 株式会社リンクスコーポレーション 東京都世田谷区岡本2丁目33番9号 (71)出願人 502124329 沼畑 和則 茨城県つくば市苅間1068−1 (72)発明者 後藤 英夫 東京都中央区新川一丁目28番25号 東京ダ イヤビル3号館 4F リコーテクノシス テムズ 株式会社内 (72)発明者 川内 一毅 東京都墨田区亀沢4丁目6番1号 株式会 社プラネックス内 (72)発明者 佐野 準 東京都世田谷区岡本2丁目33番9号 株式 会社リンクスコーポレーション内 (72)発明者 沼畑 和則 茨城県つくば市苅間1068−1

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業者の作業計画に関するデータを記録
    した作業計画データ記憶手段、作業者の作業実績に関す
    るデータを記録する作業実績データ記憶手段及び管理コ
    ンピュータを含む管理システムを用いる労務管理方法で
    あって、 前記管理コンピュータが、 作業開始時に前記作業者のモバイル端末から作業者識別
    子を取得する段階と、 前記作業者識別子に基づいて、前記作業計画データ記憶
    手段に記録された作業計画を確認する段階と、 前記作業者の作業計画がある場合には、作業終了時まで
    の作業時間を特定するためのデータを前記作業実績デー
    タ記憶手段に記録する段階とを含むことを特徴とする労
    務管理方法。
  2. 【請求項2】 前記作業計画データ記憶手段に記録され
    た作業計画には作業期間に関する情報が含まれ、 前記作業計画を確認する段階は、前記作業者識別子の受
    信時刻が前記作業期間に含まれるかどうかを確認するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の労務管理方法。
  3. 【請求項3】 前記作業計画データ記憶手段に記録され
    た作業計画には作業場所の位置情報が含まれ、 前記作業計画を確認する段階は、前記作業開始時におけ
    る前記モバイル端末の位置情報を取得し、このモバイル
    端末の位置が前記作業場所に含まれるかどうかを確認す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の労務管理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記管理システムは、前記作業計画毎に
    進捗状況に関するデータを記録する進捗データ記憶手段
    をさらに含み、 前記管理コンピュータが、 前記作業終了時に、前記進捗データ記憶手段に記録され
    た進捗状況と今回の作業時間とに基づいて進捗予測を算
    出し、 前記モバイル端末に前記進捗予測を出力し、作業者の確
    認を促す段階をさらに含むことを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の労務管理方法。
  5. 【請求項5】 前記作業計画データ記憶手段に記録され
    た作業計画には所要予定時間に関するデータが関連づけ
    られており、 前記進捗予測の算出は、前記所要予定時間に基づいて算
    出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の労務管理方法。
  6. 【請求項6】 前記管理システムは、前記作業者識別子
    に関連づけて作業時間単価に関するデータを記録した人
    件費データ記憶手段をさらに有し、 前記管理コンピュータが、前記作業実績データ記憶手段
    に記録された作業時間を特定するためのデータと前記作
    業時間単価に基づいて人件費を算出する段階をさらに含
    むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の労務管理方法。
  7. 【請求項7】 前記作業計画データ記憶手段に記録され
    た作業計画には、この作業を含む工事識別子に関するデ
    ータが関連づけられて記録され、 前記人件費の算出は、前記工事識別子毎に行なうことを
    特徴とする請求項6に記載の労務管理方法。
  8. 【請求項8】 作業者の作業計画に関するデータを記録
    した作業計画データ記憶手段、作業者の作業実績に関す
    るデータを記録する作業実績データ記憶手段及び管理コ
    ンピュータを含む管理システムを用いる労務管理プログ
    ラムであって、 前記管理コンピュータを、 作業開始時に前記作業者のモバイル端末から作業者識別
    子を取得する手段、 前記作業者識別子に基づいて、前記作業計画データ記憶
    手段に記録された作業計画を確認する手段、及び前記作
    業者の作業計画がある場合には、作業終了時までの作業
    時間を特定するためのデータを前記作業実績データ記憶
    手段に記録する手段として機能させるための労務管理プ
    ログラム。
  9. 【請求項9】 前記作業計画データ記憶手段に記録され
    た作業計画には作業期間に関する情報が含まれ、 前記作業計画を確認する手段は、前記作業者識別子の受
    信時刻が前記作業期間に含まれるかどうかを確認するこ
    とを特徴とする請求項8に記載の労務管理プログラム。
  10. 【請求項10】 前記作業計画データ記憶手段に記録さ
    れた作業計画には作業場所の位置情報が含まれ、 前記作業計画を確認する手段は、前記作業開始時におけ
    る前記モバイル端末の位置情報を取得し、このモバイル
    端末の位置が前記作業場所に含まれるかどうかを確認す
    ることを特徴とする請求項8又は9に記載の労務管理プ
    ログラム。
  11. 【請求項11】 前記管理システムは、前記作業計画毎
    に進捗状況に関するデータを記録する進捗データ記憶手
    段をさらに含み、 前記管理コンピュータを、 前記作業終了時に、前記進捗データ記憶手段に記録され
    た進捗状況と今回の作業時間とに基づいて進捗予測を算
    出し、 前記モバイル端末に前記進捗予測を出力し、作業者の確
    認を促す手段としてさらに機能させることを特徴とする
    請求項8〜10のいずれか1項に記載の労務管理プログ
    ラム。
  12. 【請求項12】 前記作業計画データ記憶手段に記録さ
    れた作業計画には所要予定時間に関するデータが関連づ
    けられており、 前記進捗予測の算出は、前記所要予定時間に基づいて算
    出することを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項
    に記載の労務管理プログラム。
  13. 【請求項13】 前記管理システムは、前記作業者識別
    子に関連づけて作業時間単価に関するデータを記録した
    人件費データ記憶手段をさらに有し、 前記管理コンピュータを、前記作業実績データ記憶手段
    に記録された作業時間を特定するためのデータと前記作
    業時間単価に基づいて人件費を算出する手段としてさら
    に機能させることを特徴とする請求項8〜12のいずれ
    か1項に記載の労務管理プログラム。
  14. 【請求項14】 前記作業計画データ記憶手段に記録さ
    れた作業計画には、この作業を含む工事識別子に関する
    データが関連づけられて記録され、 前記人件費の算出は、前記工事識別子毎に行なうことを
    特徴とする請求項13に記載の労務管理プログラム。
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