JP2010040038A - 作業者管理支援システム - Google Patents

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秀樹 加藤
Yoshitomo Takahashi
良友 高橋
Yoshio Iwase
芳夫 岩瀬
Masami Yamada
正美 山田
Yoshiji Numata
義司 沼田
Masao Ishikawa
雅夫 石川
Tokuhide Moriyama
徳秀 森山
健司 ▲高▼宮
Kenji Takamiya
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Abstract

【課題】高所作業場所等の作業場所における作業者について客観的に管理するのが困難であった。
【解決手段】一方を作業者が所持し他方を作業場所に配置する、RFIDタグ及びRFIDタグリーダ2と、作業者Wが所持するRFIDタグ及びRFIDタグリーダ2の何れか一方のID情報、及び作業場所での予定作業者と作業内容に関する情報を保持するデータベースと共に、RFIDタグリーダ2を介して受信したRFIDタグのID情報若しくはRFIDタグリーダのID情報と、データベースの作業場所での予定作業者に関するID情報の一致により、作業場所に予定作業者がいるか否かを判断し、判断結果情報を出力するデータベースサーバ3と、データベースサーバ3に接続され判断結果情報を受信する管理端末4とを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、作業場所での作業者の管理および要安全確保作業場所での作業者による安全具の使用の管理を支援するとともに、広域での作業者の配置の管理を支援する作業者管理支援システムに関するものである。
通信事業者等が携帯電話回線の基地局やケーブル等を設置する際、要安全確保作業場所としての、鉄塔の先端やビルの屋上等の高所作業場所での設置作業になる場合があり、かかる場合には高所作業に適した作業者をその高所作業場所に配置する必要がある。
また高所作業の際に、作業者は安全具としてのキーロック本体を装備した安全帯を腰等に装着し、作業場所に一端を連結した安全ロープの他端のロックレバーをそのキーロック本体に差し込んでロックすることでキーロック本体を使用状態として落下防止を図る必要があり、キーロック本体は、一旦ロックレバーをロックすると別の安全ロープのロックレバーを差し込んでロックするか解除キーを差し込むかしない限り先のロックレバーのロックを解除しないロック機構を持ち、解除キーは通常、作業管理者が管理しているので、高所での作業中の作業者の安全を確保できる。
このように、作業者が用いる安全具の使用状態を確認するものとして、例えば、「安全帯のロープ又はワイヤー用確認マーカー」(特許文献1参照)が知られている。
登録実用新案第3135949号公報
しかしながら、作業管理者は、作業時間中は通常、工事事務所に駐在することが多いため、従来は、高所作業場所等の作業場所に、そこで作業する予定の作業者が到着していること、そしてその作業者が作業時間中その作業場所にいること、さらには要安全確保作業場所の一つである高所作業場所で作業者が安全具を使用状態にしていることを作業管理者が確認するのが困難であり、作業者の自主管理によらざるを得なかったので、客観的に管理するのが困難であった。
この発明は上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、この発明の作業者管理支援システムは、何れか一方を作業者が所持し、何れか他方を作業場所に配置する、RFID(Radio Frequency IDentification)タグ及びRFIDタグリーダと、前記作業者が所持する、前記RFIDタグ及び前記RFIDタグリーダの何れか一方のID情報、及び前記作業場所で作業する予定の作業者と作業内容に関する情報を保持するデータベースと共に、前記RFIDタグリーダと通信回線を介して通信する通信機能を備え、前記RFIDタグリーダを介して受信した前記RFIDタグのID情報若しくは前記RFIDタグリーダのID情報と、前記データベースの前記作業場所で作業する予定の作業者に関するID情報の一致により、前記作業場所に前記作業場所で作業する予定の作業者がいるか否かを判断し、判断結果情報を出力するデータベースサーバと、前記データベースサーバに接続され、前記判断結果情報を受信する管理端末とを有することを特徴としている。
また、この発明の作業者管理支援システムは、作業者が所持するRFIDタグ機能付携帯端末と、作業場所に配置されるRFIDタグリーダと、前記RFIDタグリーダと通信回線を介して通信可能なデータベースサーバと、前記データベースサーバに接続された管理端末と、を具え、前記データベースサーバは、前記作業者が所持する前記携帯端末のID情報と、その作業者に関する情報と、前記作業場所で作業する予定の作業者および作業内容に関する情報とを保持するデータベースを有し、前記RFIDタグリーダを介して前記携帯端末からそのID情報を受信すると、その受信した携帯端末のID情報と前記データベースの前記作業場所で作業する予定の作業者が所持する前記携帯端末のID情報とが同一か否かを判断し、同一の場合には前記作業場所で作業する予定の作業者がその作業場所にいる旨の情報を前記管理端末に出力し、同一でない場合は前記作業場所で作業する予定でない作業者がその作業場所にいる旨の情報を前記管理端末に出力するものであることを特徴としている。
また、この発明の作業者管理支援システムは、使用状態になるとONになってその使用状態の間常時ID情報を送信するアクティブRFIDタグ機能付安全具と、要安全確保作業場所を含む作業場所に配置されるRFIDタグリーダと、前記RFIDタグリーダと通信回線を介して通信可能なデータベースサーバと、前記データベースサーバに接続された管理端末と、を具え、前記データベースサーバは、前記作業場所で作業する予定の作業者に関する情報と、その作業者が身につける前記安全具のID情報とを保持するデータベースを有し、前記RFIDタグリーダを介して前記安全具からその安全具のID情報を受信すると、その受信した安全具のID情報と前記データベースの前記要安全確保作業場所で作業する予定の作業者が身につける前記安全具のID情報とが同一か否かを判断して、同一の場合には前記要安全確保作業場所で作業する予定の作業者がその要安全確保作業場所で安全具を使用状態にしている旨の情報を前記管理端末に出力し、同一でない場合は前記要安全確保作業場所で作業する予定でない作業者がその要安全確保作業場所で安全具を使用状態にしている旨の情報を前記管理端末に出力するものであることを特徴としている。
また、この発明の作業者管理支援システムは、作業場所に配置されるアクティブRFIDタグと、作業者が所持するRFIDタグリーダ及び携帯端末と、前記RFIDタグリーダ及び前記携帯端末と通信回線を介して通信可能なデータベースサーバと、前記データベースサーバに接続された管理端末と、を具え、前記データベースサーバは、前記作業者が所持する前記RFIDタグリーダのID情報と、その作業者に関する情報と、前記作業場所で作業する予定の作業者および作業内容に関する情報とを保持するデータベースを有し、前記アクティブRFIDタグからそのID情報を受信する前記RFIDタグリーダのID情報を受信すると、その受信したRFIDタグリーダのID情報と前記データベースの前記作業場所で作業する予定の作業者が所持する前記RFIDタグリーダのID情報とが同一か否かを判断し、同一の場合には前記作業場所で作業する予定の作業者がその作業場所にいる旨の情報を前記管理端末に出力し、同一でない場合は前記作業場所で作業する予定でない作業者がその作業場所にいる旨の情報を前記管理端末に出力するものであることを特徴としている。
また、この発明の作業者管理支援システムは、要安全確保作業場所を含む作業場所に配置され、常時ID情報を送信するアクティブRFIDタグと、使用状態になるとONになるRFIDタグリーダを内蔵した安全具と、前記RFIDタグリーダと通信回線を介して通信可能なデータベースサーバと、前記データベースサーバに接続された管理端末と、を具え、前記データベースサーバは、前記作業場所で作業する予定の作業者に関する情報と、その作業者が身につける前記安全具のID情報とを保持するデータベースを有し、前記アクティブRFIDタグからそのID情報を受信する前記RFIDタグリーダのID情報を受信すると、その受信したRFIDタグリーダのID情報と前記データベースの前記要安全確保作業場所で作業する予定の作業者が身につける前記安全具のID情報とが同一か否かを判断して、同一の場合には前記要安全確保作業場所で作業する予定の作業者がその要安全確保作業場所で安全具を使用状態にしている旨の情報を前記管理端末に出力し、同一でない場合は前記要安全確保作業場所で作業する予定でない作業者がその要安全確保作業場所で安全具を使用状態にしている旨の情報を前記管理端末に出力するものであることを特徴としている。
この発明の作業者管理支援システムにあっては、RFIDタグ及びRFIDタグリーダの何れか一方を作業者が所持して、何れか他方を作業場所に配置し、作業者が所持する、RFIDタグ及びRFIDタグリーダの何れか一方のID情報、及び作業場所で作業する予定の作業者と作業内容に関する情報を保持するデータベースと共に、RFIDタグリーダと通信回線を介して通信する通信機能を備えたデータベースサーバが、RFIDタグリーダを介して受信したRFIDタグのID情報若しくはRFIDタグリーダのID情報と、データベースの作業場所で作業する予定の作業者に関するID情報の一致により、作業場所に、作業場所で作業する予定の作業者がいるか否かを判断して、判断結果情報を出力し、この判断結果情報を、データベースサーバに接続された管理端末が受信する。
また、この発明の作業者管理支援システムにあっては、作業者がRFIDタグ機能付携帯端末を所持し、作業場所にRFIDタグリーダを配置し、RFIDタグリーダと通信回線を介して通信可能なデータベースサーバおよびそのデータベースサーバに接続された管理端末を本社あるいは協力会社もしくは作業管理者が駐在することが多い工事事務所等に配置しておけば、データベースサーバは、作業者が所持する携帯端末のID情報と、その作業者に関する情報と、作業場所で作業する予定の作業者および作業内容に関する情報とを保持するデータベースを有するので、RFIDタグリーダを介して携帯端末からそのID情報を受信すると、その受信した携帯端末のID情報とデータベースの上記作業場所で作業する予定の作業者が所持する携帯端末のID情報とが同一か否かを判断し、同一の場合には上記作業場所で作業する予定の作業者がその作業場所にいる旨の情報を管理端末に出力し、同一でない場合は上記作業場所で作業する予定でない作業者がその作業場所にいる旨の情報を管理端末に出力する。
従って、上記構成を有することにより、所定の作業場所で作業する予定の作業者がその作業場所にいるか否かを、本社あるいは協力会社もしくは作業管理者が駐在することが多い工事事務所等で管理端末から確認し得るので、作業者の客観的な管理を容易に行うことができる。
なお、この発明の作業者管理支援システムにおいては、前記データベースサーバは、前記RFIDタグリーダから作業開始信号および作業終了信号を受信して、その作業開始信号の受信から作業終了信号の受信までの間を作業時間中と判断し、前記作業時間中と判断している間で、前記作業開始信号の受信後所定時間内に、前記作業場所で作業する予定の作業者が所持する前記携帯端末のID情報を前記RFIDタグリーダを介して前記携帯端末から受信しない場合には、前記作業場所で作業する予定の作業者がその作業場所にいない旨の情報を前記管理端末に出力するものであることが好ましい。このようにすれば、作業時間中に所定の作業場所にその作業場所で作業する予定の作業者が到着しているか否かを、本社あるいは協力会社もしくは作業管理者が駐在することが多い工事事務所等で管理端末から確認し得るので、作業者の客観的な管理を容易に行うことができる。
また、この発明の作業者管理支援システムにおいては、前記作業者が所持するRFIDタグ機能付携帯端末は、GPS機能も持ち、前記データベースサーバは、通信回線を介して前記携帯端末とも通信可能であり、前記携帯端末からそのID情報とGPS位置情報とを通信回線を介して受信すると、その受信した携帯端末のID情報と前記データベースの前記作業者が所持する前記携帯端末のID情報とを照合してその受信した携帯端末を所持する作業者を特定するとともに、前記GPS位置情報からその作業者の位置を求めて前記データベースのその作業者に関する情報とともに前記管理端末に出力するものであることが好ましい。このようにすれば、本社あるいは協力会社等で、各作業者の適性を考慮した広域での作業者の配置の管理を容易に行うことができる。
また、この発明の作業者管理支援システムにあっては、要安全確保作業場所で作業を行う予定の作業者がアクティブRFIDタグ機能付安全具を体に装着し、要安全確保作業場所を含む作業場所にRFIDタグリーダを配置し、RFIDタグリーダと通信回線を介して通信可能なデータベースサーバおよびそのデータベースサーバに接続された管理端末を本社あるいは協力会社もしくは作業管理者が駐在することが多い工事事務所等に配置しておけば、上記作業者が要安全確保作業場所でその作業場所に一端を連結した安全ロープ等の他端を安全具にロックすることによりアクティブRFIDタグ機能付安全具を使用状態にすると、その安全具のアクティブRFIDタグ機能がONになってその使用状態の間常時ID情報を送信し、データベースサーバは、上記作業場所で作業する予定の作業者に関する情報と、その作業者が身につける上記安全具のID情報を保持するデータベースを有するので、RFIDタグリーダを介して上記安全具からその安全具のID情報を受信すると、その受信した安全具のID情報とデータベースの上記要安全確保作業場所で作業する予定の作業者が身につける安全具のID情報とが同一か否かを判断して、同一の場合には上記要安全確保作業場所で作業する予定の作業者がその要安全確保作業場所で安全具を使用状態にしている旨の情報を管理端末に出力し、同一でない場合は上記要安全確保作業場所で作業する予定でない作業者がその要安全確保作業場所で安全具を使用状態にしている旨の情報を管理端末に出力する。
従って、上記構成を有することにより、所定の要安全確保作業場所で作業する予定の作業者がその要安全確保作業場所で安全具を使用状態にしているか否かを、本社あるいは協力会社もしくは作業管理者が駐在することが多い工事事務所等で管理端末から確認し得るので、要安全確保作業場所での作業者の客観的な管理、特に安全管理を容易に行うことができる。
また、この発明の作業者管理支援システムにおいては、前記データベースサーバは、前記RFIDタグリーダを介して前記安全具からその安全具のID情報を一旦受信した後、そのID情報を受信しなくなると、その受信しなくなったID情報の安全具を身につけた作業者がその安全具を使用状態にしていない旨の情報を前記管理端末に出力するものであることが好ましい。このようにすれば、例えば作業時間中に安全具をきちんと使用状態にし続けているか否かを、本社あるいは協力会社もしくは作業管理者が駐在することが多い工事事務所等で管理端末から確認し得るので、要安全確保作業場所での作業者の客観的な管理、特に安全管理を確実に行うことができる。
また、この発明の作業者管理支援システムにあっては、作業場所に配置されるアクティブRFIDタグと、作業者が所持するRFIDタグリーダ及び携帯端末と、前記RFIDタグリーダ及び前記携帯端末と通信回線を介して通信可能なデータベースサーバと、前記データベースサーバに接続された管理端末と、を具え、前記データベースサーバは、前記作業者が所持する前記RFIDタグリーダのID情報と、その作業者に関する情報と、前記作業場所で作業する予定の作業者および作業内容に関する情報とを保持するデータベースを有し、前記アクティブRFIDタグからそのID情報を受信する前記RFIDタグリーダのID情報を受信すると、その受信したRFIDタグリーダのID情報と前記データベースの前記作業場所で作業する予定の作業者が所持する前記RFIDタグリーダのID情報とが同一か否かを判断し、同一の場合には前記作業場所で作業する予定の作業者がその作業場所にいる旨の情報を前記管理端末に出力し、同一でない場合は前記作業場所で作業する予定でない作業者がその作業場所にいる旨の情報を前記管理端末に出力する。
従って、上記構成を有することにより、作業場所にアクティブRFIDタグを配置し、作業者にRFIDタグリーダを所持させても、所定の作業場所で作業する予定の作業者がその作業場所にいるか否かを、本社或いは協力会社若しくは作業管理者が駐在することが多い工事事務所等で管理端末から確認し得るので、作業者の客観的な管理を容易に行うことができる。
また、この発明の作業者管理支援システムにおいては、前記データベースサーバは、前記作業者が所持する携帯端末から作業開始信号及び作業終了信号を受信して、その作業開始信号の受信から作業終了信号の受信までの間を作業時間中と判断し、前記作業時間中と判断している間で、前記作業開始信号の受信後所定時間内に、前記作業場所で作業する予定の作業者が所持する前記RFIDタグリーダのID情報を受信しない場合には、前記作業場所で作業する予定の作業者がその作業場所にいない旨の情報を前記管理端末に出力するものであることが好ましい。このようにすれば、作業時間中に所定の作業場所にその作業場所で作業する予定の作業者が到着しているか否かを、本社あるいは協力会社もしくは作業管理者が駐在することが多い工事事務所等で管理端末から確認し得るので、作業者の客観的な管理を容易に行うことができる。
また、この発明の作業者管理支援システムにおいては、前記作業者が所持する携帯端末は、GPS機能も持ち、前記データベースサーバは、通信回線を介して前記携帯端末とも通信可能であり、前記携帯端末からそのID情報とGPS位置情報とを通信回線を介して受信すると、その受信した携帯端末のID情報と前記データベースの前記作業者が所持する携帯端末のID情報とを照合してその受信した携帯端末を所持する作業者を特定するとともに、前記GPS位置情報からその作業者の位置を求めて前記データベースのその作業者に関する情報とともに前記管理端末に出力することが好ましい。このようにすれば、本社あるいは協力会社等で、各作業者の適性を考慮した広域での作業者の配置の管理を容易に行うことができる。
また、この発明の作業者管理支援システムにあっては、要安全確保作業場所を含む作業場所に配置され、常時ID情報を送信するアクティブRFIDタグと、使用状態になるとONになるRFIDタグリーダを内蔵した安全具と、前記RFIDタグリーダと通信回線を介して通信可能なデータベースサーバと、前記データベースサーバに接続された管理端末とを具えており、前記データベースサーバは、前記作業場所で作業する予定の作業者に関する情報と、その作業者が身につける前記安全具のID情報とを保持するデータベースを有し、前記アクティブRFIDタグからそのID情報を受信する前記RFIDタグリーダのID情報を受信すると、その受信したRFIDタグリーダのID情報と前記データベースの前記要安全確保作業場所で作業する予定の作業者が身につける前記安全具のID情報とが同一か否かを判断して、同一の場合には前記要安全確保作業場所で作業する予定の作業者がその要安全確保作業場所で安全具を使用状態にしている旨の情報を前記管理端末に出力し、同一でない場合は前記要安全確保作業場所で作業する予定でない作業者がその要安全確保作業場所で安全具を使用状態にしている旨の情報を前記管理端末に出力する。
従って、上記構成を有することにより、所定の要安全確保作業場所で作業する予定の作業者がその要安全確保作業場所で安全具を使用状態にしているか否かを、本社あるいは協力会社もしくは作業管理者が駐在することが多い工事事務所等で管理端末から確認し得るので、要安全確保作業場所での作業者の客観的な管理、特に安全管理を容易に行うことができる。加えて、要安全確保作業場所を含む作業場所にアクティブRFIDタグを配置し、作業者がRFIDタグリーダを内蔵した安全具を所持することで、作業性の向上を図ることができると共に作業コストを低減することができる。
また、この発明の作業者管理支援システムにおいては、前記データベースサーバは、前記RFIDタグリーダを介して前記アクティブRFIDタグのID情報を一旦受信した後、前記RFIDタグリーダのID情報を受信しなくなると、前記RFIDタグリーダを内蔵する安全具を身につけた作業者がその安全具を使用状態にしていない旨の情報を前記管理端末に出力するものであることが好ましい。このようにすれば、例えば作業時間中に安全具をきちんと使用状態にし続けているか否かを、本社あるいは協力会社もしくは作業管理者が駐在することが多い工事事務所等で管理端末から確認し得るので、要安全確保作業場所での作業者の客観的な管理、特に安全管理を確実に行うことができる。
また、この発明の作業者管理支援システムにおいては、前記アクティブRFIDタグは、前記作業場所に常時配置されていることが好ましい。このようにすれば、作業開始前にアクティブRFIDタグを配置し、作業開始後にアクティブRFIDタグを撤去する必要がないので、作業を効率良く行うことができる。
また、この発明の作業者管理支援システムにおいては、作業管理者が所持する管理用携帯端末をさらに具え、前記データベースサーバは、前記管理端末に出力する情報を、前記管理端末の代わりにもしくは前記管理端末に加えて前記管理用携帯端末へ出力することが好ましい。このようにすれば、作業管理者がどこにいても作業者に関する上記情報をデータベースサーバから得られるので、作業者の客観的な管理をより容易に行うことができる。
そして、この発明の作業者管理支援システム用のアクティブRFIDタグ機能付安全具は、当該安全具が使用状態になるとONになる使用状態検知スイッチと、前記使用状態検知スイッチに接続されて、その使用状態検知スイッチがONになっている間は常時ID情報を送信するRFIDタグ用ICチップと、を有するものであり、かかるアクティブRFIDタグ機能付安全具によれば、この発明の作業者管理支援システムの効果をもたらすことができる。
また、この発明の作業者管理支援システム用のRFIDタグリーダ機能付安全具は、当該安全具が使用状態になるとONになる使用状態検知スイッチと、前記使用状態検知スイッチに接続されて、その使用状態検知スイッチがONになっている間は常時ID情報を送信するRFIDタグリーダと、を有するものであり、かかるアクティブRFIDタグリーダ機能付安全具によれば、この発明の作業者管理支援システムの効果をもたらすことができる。
この発明の作業者管理支援システムの第1実施例の構成を示す略線図である。 (a),(b),(c)は、上記実施例の作業者管理支援システムが具える安全具としてのアクティブRFIDタグ機能付キーロック本体を示す平面図、正面図および側面図である。 上記実施例の作業者管理支援システムで広域での作業者の配置の管理を行う場合を示す略線図である。 作業者管理支援システムの第2実施例に係る高所作業における監視状態を模式的に示す説明図である。 作業者管理支援システムの第2実施例における高所作業の流れを時間経過に沿って示す説明図である。 作業者管理支援システムの第3実施例における高所作業の流れを時間経過に沿って示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
(第1実施例)
図1は、この発明の作業者管理支援システムの第1実施例の構成を示す略線図、図2(a),(b),(c)は、その実施例の作業者管理支援システムが具える安全具としてのアクティブRFIDタグ機能付キーロック本体を示す平面図、正面図および側面図、そして図3は、上記実施例の作業者管理支援システムで広域での作業者の配置の管理を行う場合を示す略線図である。
この実施例の作業者管理支援システムは、携帯端末としての、既に広く普及している携帯電話機のGPS(グローバル・ポジショニング・システム)機能により、広域での作業者の配置状況を遠隔から確認できるようにするとともに、携帯電話機と安全具としてのキーロック(登録商標)とに付加されたRFIDタグにより、要安全確保作業場所としての、鉄塔等の高所作業場所における作業者の配置および安全具の使用状況を遠隔から確認できるようにするものである。
具体的にはこの実施例の作業者管理支援システムは、図1に示すように、各作業者が所持するRFIDタグ機能付携帯端末としての例えば通常のRFIDタグ機能付携帯電話機1と、作業場所としての例えば鉄塔の基部(Zone0)、中間部(Zone1)および上部(Zone2)にそれぞれ配置される通常のRFIDタグリーダ2と、それらのRFIDタグリーダ2と通信回線としての例えばインターネットを介して通信可能な通常のデータベースサーバ3と、そのデータベースサーバ3に接続された通常のパーソナルコンピュータからなる管理端末4と、作業管理者が所持する通常の携帯電話機5と、アクティブRFIDタグ機能付安全具としての、高所作業場所での落下防止用のアクティブRFIDタグ機能付キーロック本体6とを具えている。
RFIDタグ機能付携帯電話機1はそのケース内に、静止衛星からの電波を利用したGPS機能を含む通常の携帯電話機の機能部品の他に、RFIDタグ(無線式認証タグ)用IC(集積回路)チップと、そのチップに接続されたアンテナコイルとを内蔵し、RFIDタグリーダ2から所定距離内(例えば1m以内)にそのアンテナコイルが位置すると、RFIDタグリーダ2からそのアンテナコイルを介してRFIDタグ用ICチップに電磁誘導によって給電されて、そのRFIDタグ用ICチップ内のメモリに記録した当該IDタグの識別符号をアンテナコイルからRFIDタグリーダ2へ無線で送信する。
またRFIDタグリーダ2は、上述のようにRFIDタグ用IC(集積回路)チップにアンテナコイルを介して給電して、そのRFIDタグ用ICチップのIDタグの識別符号を無線で送信させ、それを受信して出力するとともに、当該RFIDタグリーダ2自身のID情報としての識別符号を出力する。さらにRFIDタグリーダ2は、作業管理者等の操作によって、作業開始情報および作業終了情報を出力する。
データベースサーバ3は、インターネットおよびLAN(ローカルエリアネットワーク)並びに携帯電話回線との通信機能を持つ通常のコンピュータ3aと、そのコンピュータ3aに接続されたデータベース用ハードディスクドライブ装置3bとを有し、コンピュータ3aは、管理端末4に接続されてその管理端末4から操作されるとともに、図示しない有線または無線のネットワーク(インターネット、LAN等)を介して各RFIDタグリーダ2と接続されている。これらデータベースサーバ3および管理端末4は、図1および図3に示すように、当該システムを所有する企業の本社、工事事務所または協力会社等に配備することができる。
アクティブRFIDタグ機能付のキーロック本体6は、後述のように使用状態にするとONになってその使用状態の間常時ID情報を送信するアクティブRFIDタグ機能を奏するもので、図2に示すように、作業者が腰等に装着する図示しない安全帯にケース6aの背面の金属環6cで固着されるとともに、ケース6aの内部に図示しない既知のロック機構を有しており、このロック機構は、作業場所に一端を連結した安全ロープ7の他端に編み付けられたロックレバー7aを一旦何れかの差込口6bから差し込むとその差込動作に連動してそのロックレバー7aの孔に図示しないピンを挿入して掛合させてロックレバー7aをロックし、作業場所の他の位置に一端を連結した別の安全ロープ7のロックレバー7aをもう一方の差込口6bから差し込むとその差込動作に連動してそのロックレバー7aの孔に図示しない他のピンを挿入して掛合させるとともに先のピンを先のロックレバー7aの孔から引き出して先のロックレバー7aのロックを解除するよう作動するものである。
このロック機構により作業者は、高所作業場所で落下防止を図りながら移動することができ、またピンが掛合しない形状の図示しない解除キーをもう一方の差込口6bから差し込んでも、ロック機構が先のピンを先のロックレバー7aの孔から引き出して先のロックレバー7aのロックを解除するので、作業終了後は安全ロープ7の取り外しができる。
このキーロック本体6がこの実施例では、RFIDタグ機能付携帯電話機1のRFIDタグ用ICチップと同様の構成で高周波出力がそれより多少大きい(例えば到達距離10mの)RFIDタグ用ICチップ6dと、そのICチップ6dに接続された図示しないアンテナコイルと、図示しない電池と、そのICチップ6dに接続されるとともに上記電池にも接続されて、ロックレバー7aが対応する差込口6bから差し込まれてロック位置にある場合にONになってICチップ6dに給電する二つのマイクロスイッチ6eとを内蔵している。これにより、キーロック本体6が、ロックレバー7aが何れかの差込口6bから差し込まれてロックされた使用状態にされている間は、対応するマイクロスイッチ6eが常時ONになってICチップ6dに給電し、RFIDタグ用ICチップ6がそのICチップ6内のメモリに記録した当該IDタグの識別符号をアンテナコイルからRFIDタグリーダ2へ無線で常時送信する。
データベースサーバ3のデータベース3bは、各作業者が所持するRFIDタグ機能付携帯電話機1のID情報であるIDタグの識別符号と、その作業者の氏名、生年月日および保有資格等の情報と、その作業者が高所作業者であって上記アクティブRFIDタグ機能付キーロック本体6を所持している場合のその作業者と関連付けたキーロック本体6のIDタグの識別符号と、各作業場所の工事実施日、実施時間、工事名、サイト名、その作業場所で作業する予定の作業者名および必要資格等の情報と、各RFIDタグリーダ2がどの作業場所でどの高さに配置されているかの情報と、アラーム転送先情報としての、作業管理者が所持する携帯電話機5の電話番号と、を保持する。
かかるこの実施例のシステムにあっては、先ず事前準備として、管理端末4から、各作業者Wの氏名、年齢等の個人情報、使用しているRFIDタグ機能付携帯電話機1の電話番号およびIDタグの識別符号、使用しているキーロック本体6のIDタグの識別符号等からなる基本情報をデータベースサーバ3に入力して基本情報データベースを作成し、データベース用ハードディスクドライブ装置3bに保存する。
次いで作業準備として、作業日前に作業管理者または同等の権限を有する代務者が、管理端末4から、作業場所の工事実施日、工事名、サイト名、作業開始/終了予定時刻、その作業場所で作業する予定の作業者Wの氏名、各RFIDタグリーダ2がどの高さに配置されるか、そして作業管理者Cが所持する携帯電話機5の電話番号等からなる作業内容を、データベースサーバ3に入力して作業内容データベースを作成し、データベース用ハードディスクドライブ装置3bに保存する。なお、専用のキーロック本体6を持たない作業者Wについては、使用するキーロック本体6のIDタグの識別符号との関連付け(紐付け)を作業の都度実施し、作業内容データベースに保存する。
さらに作業準備として、作業日当日に作業管理者またはその代務者が、図3に括弧で括った数字で示す如く、管理端末4により、携帯電話機1のGPS位置情報に基づき各作業者Wの配置状況を確認する([1])。もしも何れかの作業者Wの配置変更が必要な場合は、作業主任(班長)R(図1に示す)は、管理用携帯電話機5を介して作業管理者Cに変更を報告し、必要により、作業管理者Cは、データベースサーバ3内の作業内容データベースの作業内容を変更する(作業者配置管理)。
次いで作業開始して、作業日当日に作業場所(現場)で、図1および図3に括弧で括った数字で示す如く、当該実施例のシステム環境の構築と、システムの起動とを行う(作業者従事管理)。すなわち、先ず、作業者Wに追加や変更のある場合には、作業管理者Cは、管理端末4もしくは管理用携帯電話機5から携帯電話網(携帯電話回線)を介してデータベースサーバ3に接続し、事前登録された情報を修正する([2])。次いで作業管理者Cまたは作業主任(班長)Rは各RFIDタグリーダ2を、作業場所としての例えば鉄塔の基部(Zone0)より上部(Zone2)に向けて、予め決められた場所(図では中間部(Zone1)を含めて3箇所)にそれぞれ設置し、それらのRFIDタグリーダ2の電源を投入する([3])。電源を投入された各RFIDタグリーダ2は、携帯電話網を介してデータベースサーバ3を呼び出し、通信セッションを設定するとともに、自らのIDタグの識別符号(高さ情報に対応)をデータベースサーバ3に送信する([4])。
作業開始時、その作業場所で作業する予定の各作業者WはRFIDタグ機能付携帯電話機1を鉄塔基部のRFIDタグリーダ2にかざす([5])。RFIDタグリーダ2からデータベースサーバ3に送られたRFIDタグ機能付携帯電話機1のIDタグの識別符号が、事前登録されている当該作業場所で作業する予定の作業者Wが持つRFIDタグ機能付携帯電話機1のIDタグの識別符号と異なる場合には、データベースサーバ3は、その作業場所で作業する予定でない作業者Wがその作業場所にいる旨のアラームを管理端末4に発生させ、同時に、作業管理者Cの携帯電話機5にそのアラームを通知する([6])。
作業開始時、作業管理者Cまたは作業主任(班長)Rは、鉄塔基部のRFIDタグリーダ2を操作し、RFIDタグリーダ2からデータベースサーバ3に作業開始情報を送る([7])。データベースサーバ3は、あらかじめ登録された作業開始時刻までに作業開始情報を受信できない場合、また、作業開始情報を受信後一定時間内にそこで作業する予定の各作業者WのRFIDタグ機能付携帯電話機1のRFIDタグからの情報を受信できない場合、その作業場所で作業する予定の作業者Wがその作業場所にいない旨のアラームを管理端末4に発生させ、同時に、作業管理者Cの携帯電話機5にそのアラームを通知する([8])。
作業者Wがキーロック本体6を身につけて前述のように使用状態(ON)にすると、キーロック本体6内のRFIDタグICチップ6dから電波が定常的に発信される([9])。キーロック本体6内のRFIDタグICチップ6dからのIDタグの識別符号を、作業領域Zone0〜Zone2の何れかの領域内に設置されたRFIDタグリーダ2が受信すると、そのRFIDタグリーダ2がその情報をRFIDタグリーダ2自身の識別符号とともにデータベースサーバ3に転送する([8])。
データベースサーバ3は、RFIDタグリーダ2から受け取ったキーロック本体6内のIDタグの識別符号が、事前に登録されたそのRFIDタグリーダ2の作業領域内で作業する予定の作業者Wが持つキーロック本体6内のIDタグの識別符号と異なる場合には、その高所作業場所で作業する予定でない作業者Wがその高所作業場所にいる旨のアラームを管理端末4に発生させ、同時に、作業管理者Cの携帯電話機5にそのアラームを通知する。また、データベースサーバ3は、RFIDタグリーダ2が、作業開始時刻から作業終了時刻までの間の作業時間中に、何れかのキーロック本体6内のRFIDタグICチップ6dから受信していた電波を受信しなくなると、キーロック不使用(OFF)状態と判断し、管理端末4から当該キーロック本体6を使用している作業者Wについてキーロック不使用状態である旨のアラームを発生させ、同時に、作業管理者Cの携帯電話機5にそのアラームを通知する([9])。
作業終了時、作業管理者Cまたは作業主任(班長)Rは、鉄塔基部に設置されたRFIDタグリーダ2を操作し、そのRFIDタグリーダ2からデータベースサーバ3に作業終了の情報を送り、設置した各RFIDタグリーダ2を撤去する([10])。
従って、この実施例の作業者管理支援システムによれば、所定の作業場所で作業する予定の作業者Wがその作業場所にいるか否かを、本社あるいは協力会社もしくは作業管理者Cが駐在することが多い工事事務所等で管理端末4から確認し得るので、作業者Wの客観的な管理を容易に行うことができる。
また、この実施例の作業者管理支援システムによれば、所定の高所作業場所で作業する予定の作業者Wがその高所作業場所でキーロック本体6を使用状態にしているか否かを、本社あるいは協力会社もしくは作業管理者Cが駐在することが多い工事事務所等で管理端末4から確認し得るので、高所作業場所での作業者Wの客観的な管理、特に安全管理を容易に行うことができる。
(第2実施例)
次に、この発明の作業者管理支援システムの第2実施例について説明する。
この発明の作業者管理支援システムの第2実施例にあっては、各作業者は、RFIDタグ機能付携帯電話機1のRFIDタグ、及びアクティブRFIDタグ機能付安全具としてのキーロック本体6のアクティブRFIDタグに代えて、RFIDタグリーダを所持し、作業場所には、それぞれRFIDタグリーダ2に代えてアクティブRFIDタグが配置される。
図4は、作業者管理支援システムの第2実施例に係る高所作業における監視状態を模式的に示す説明図である。図4に示すように、作業者管理支援システムの第2実施例に係る高所作業において、RFIDタグリーダ10を所持する各作業者Wが作業する作業場所としての、例えば、鉄塔Tの基部、即ち、地上(Zone0)、中間部(Zone1)、及び上部(Zone2)に、それぞれアクティブRFIDタグ11が配置されている。
RFIDタグリーダ10は、作業者Wが身に着けているキーロック本体6に内蔵されており、他のRFIDタグリーダと識別するための識別機能を有すると共に、図示しない有線または無線のネットワーク(インターネット、LAN等)を介してデータベースサーバ3のコンピュータ3aと接続するための通信機能を備えている。この通信機能により、RFIDタグリーダ10によりアクティブRFIDタグ11から読み取られたID情報が、RFIDタグリーダ10から離れた場所、即ち、作業現場から離れた場所にあるデータベースサーバ3に送られる。
作業時、作業者Wは、RFIDタグ及びGPS機能を備えた携帯端末である、GPS機能付き携帯電話機12と、RFIDタグリーダ機能付き安全具である、RFIDタグリーダ10を内蔵したキーロック本体6を所持している。
RFIDタグリーダ10が、他のRFIDタグリーダと識別するための識別機能としては、ユニークなID情報を持つ通信デバイス、例えば、携帯電話やWiMAX(Worldwide interoperability for Microwave Access)等のID情報を利用する他、RFIDタグリーダ10を内蔵したキーロック本体6にRFIDタグ(ID情報)を付加(この場合、RFIDタグリーダは通信機能を備えている)しても良い。
ユニークなID情報を持つ通信デバイスのID情報を利用する場合、作業者Wが所持するGPS機能付き携帯電話機12により、或いはキーロック本体6に内蔵されたRFIDタグリーダ10に付加した通信機能により、受信した情報の送信元の通信デバイスを特定することで、RFIDタグリーダ10の識別を行う。また、RFIDタグリーダ10を内蔵したキーロック本体6にRFIDタグを付加する場合、タグ情報によりRFIDタグリーダの識別を行う。
その他の構成及び作用は、この発明の作業者管理支援システムの第1実施例と同様である。以下、第1実施例との主たる相違点について説明する。
キーロック本体6に内蔵されたRFIDタグリーダ10は、そのケース内に、通常のRFIDタグ(無線式認証タグ)を読み取るための機能部品を内蔵しており、アクティブRFIDタグ11のIDタグの識別符号を受信すると共に、当該RFIDタグリーダ10自身のID情報としての識別符号を出力する。なお、RFIDタグリーダ10は、安全具であるキーロック本体6と連係して動作するため、キーロック本体6及びRFIDタグリーダ10とは独立して動作するGPS機能付き携帯電話機(携帯端末装置)12から、作業開始情報及び作業終了情報を送出する。
アクティブRFIDタグ11は、使用状態にある間、常時、ID情報を送信するアクティブRFIDタグ機能を有するものであり、使用状態にすると、ID情報の送信を開始すると共に、自らのIDタグの識別符号(高さ情報に対応)を、データベースサーバ3へ送信する(図4参照)。このアクティブRFIDタグ11は、作業の開始と終了の都度、作業場所である、例えば、鉄塔Tに取り付け或いは鉄塔Tから取り外す。
データベースサーバ3のデータベース3bは、各作業者が所持するRFIDタグリーダ10のID情報と、その作業者の氏名、生年月日及び保有資格等の作業者に関する情報と、その作業者が高所作業者であってアクティブRFIDタグ機能付のキーロック本体6(第1実施例参照)を所持している場合の、その作業者と関連付けたキーロック本体6のID情報と、各作業場所の工事実施日、実施時間、工事名、サイト名、その作業場所で作業する予定の作業者名及び必要資格等の作業の実施に関する情報と、各アクティブRFIDタグ11がどの作業場所でどの高さに配置されているかの情報と、アラーム転送先情報としての、作業管理者が所持する携帯電話機5の電話番号と、を保持する。
つまり、この第2実施例の場合、作業者の位置把握を、広域については携帯電話機内蔵のGPSにより行い、狭域(例えば、高所作業中等)についてはキーロック本体6内蔵のRFIDタグリーダ10により行い、また、作業種の識別、安全具(キーロック)のオン/オフ動作の連係、データベースサーバ3との通信も、キーロック本体6内蔵のRFIDタグリーダ10により行う。そして、高所作業エリア(Zone)の設定は、アクティブRFIDタグ11により行う。
この実施例のシステムにあっては、先ず、事前準備として、管理端末4から、各作業者Wの氏名、年齢等の個人情報、使用しているRFIDタグリーダ10のID情報、即ち、使用しているキーロック本体6のID情報等からなる基本情報をデータベースサーバ3に入力して基本情報データベースを作成し、データベース用ハードディスクドライブ装置3bに保存する。
次に、作業準備として、作業日前に作業管理者または同等の権限を有する代務者が、管理端末4から、作業場所の工事実施日、工事名、サイト名、作業開始/終了予定時刻、その作業場所で作業する予定の作業者Wの氏名、各アクティブRFIDタグ11がどの高さに配置されるか、そして、作業管理者Cが所持する携帯電話機5の電話番号等からなる作業内容に関する情報を、データベースサーバ3に入力して作業内容データベースを作成し、データベース用ハードディスクドライブ装置3bに保存する。
作業準備終了後、高所作業を開始する。
図5は、作業者管理支援システムの第2実施例における高所作業の流れを時間経過に沿って示す説明図である。
図4及び図5に示すように、高所作業の開始に当たって作業者従事管理を行った後、作業管理者C又は作業主任(班長)Rは、高所作業場所としての、例えば、鉄塔の基部(Zone0)より上部(Zone2)に向けて、予め決められた場所(図4では中間部(Zone1)を含む3箇所)それぞれに、アクティブRFIDタグ11を配置する(図5参照)。
アクティブRFIDタグ11の配置後、作業者Wは、所持しているキーロック本体6をオン(on)にすることによりRFIDタグリーダ10の電源をオンし、それと共に、GPS機能付き携帯電話機12により、携帯電話網を介してデータベースサーバ3を呼び出し、通信セッションを設定すると共に、RFIDタグリーダ10のID情報をデータベースサーバ3に送信する。
作業が開始されると、その作業場所、例えば、鉄塔Tの中間部(Zone1)で作業する予定の各作業者Wは、RFIDタグリーダ10を作業場所でアクティブRFIDタグ11に臨ませる。これにより、RFIDタグリーダ10は、中間部(Zone1)に配置されたアクティブRFIDタグ11のID情報を受信し、受信したID情報を、RFIDタグリーダ10のID情報と共にデータベースサーバ3へ送る(図4参照)。
アクティブRFIDタグ11の識別符号(ID情報)を受信するRFIDタグリーダ10からデータベースサーバ3に送られたRFIDタグリーダ10のID情報が、事前登録されている当該作業場所、即ち、中間部(Zone1)で作業する予定の作業者Wが持つRFIDタグリーダ10のID情報と異なる場合には、データベースサーバ3は、その作業場所で作業する予定でない作業者Wがその作業場所にいる旨のアラームを管理端末4に発生させ、同時に、作業管理者Cの携帯電話機5にそのアラームを通知する。
また、作業開始時、作業管理者C又は作業主任(班長)Rは、GPS機能付き携帯電話機12を操作し、GPS機能付き携帯電話機12からデータベースサーバ3に作業開始情報を送る。データベースサーバ3は、予め登録された作業開始時刻までに作業開始情報を受信できない場合、また、作業開始情報を受信後、一定時間内に作業予定場所である中間部(Zone1)に配置されたアクティブRFIDタグ11からの情報を受信できない場合、その作業場所で作業する予定の作業者Wがその作業場所にいない旨のアラームを管理端末4に発生させ、同時に、作業管理者Cの携帯電話機5にそのアラームを通知する。
作業者Wによる高所作業の開始後、作業者Wが作業場所である鉄塔Tを移動中も、RFIDタグリーダ10により読み取られたアクティブRFIDタグ11からのID情報を受信することで、高所作業中のRFIDによる高所作業監視が行われる(図4,5参照)。
このように、データベースサーバ3は、アクティブRFIDタグ11からそのID情報を受信するRFIDタグリーダ10のID情報を受信すると、その受信したRFIDタグリーダ10のID情報と、データベース3bの作業場所で作業する予定の作業者が所持するRFIDタグリーダ10のID情報とが同一か否かを判断し、同一の場合には作業場所で作業する予定の作業者がその作業場所にいる旨の情報を管理端末4に出力し、同一でない場合は作業場所で作業する予定でない作業者がその作業場所にいる旨の情報を管理端末4に出力する。
また、作業者Wが身に着けているキーロック本体6に内蔵されたRFIDタグリーダ10と通信回線を介して通信可能なデータベースサーバ3は、アクティブRFIDタグ11のID情報を受信するRFIDタグリーダ10のID情報を受信すると、その受信したRFIDタグリーダ10のID情報と、データベース3bの要安全確保作業場所で作業する予定の作業者が身につけるキーロック本体6のID情報とが同一か否かを判断して、同一の場合には要安全確保作業場所で作業する予定の作業者がその要安全確保作業場所でキーロック本体6を使用状態にしている旨の情報を管理端末4に出力し、同一でない場合は要安全確保作業場所で作業する予定でない作業者がその要安全確保作業場所でキーロック本体6を使用状態にしている旨の情報を管理端末4に出力する。
なお、データベースサーバ3は、RFIDタグリーダ10を介してアクティブRFIDタグ11のID情報を一旦受信した後、そのID情報を受信しなくなると、RFIDタグリーダ10を内蔵するキーロック本体6を身につけた作業者がそのキーロック本体6を使用状態にしていない旨の情報を管理端末4に出力する。
つまり、安全具であるキーロック本体6をオフにすると、RFIDタグリーダ10もオフになり、データベースサーバ3は、RFIDタグリーダ10のID情報を受信しなくなる(当然、アクティブRFIDタグ11のID情報の受信もできなくなる)。
作業終了時、作業管理者C又は作業主任(班長)Rは、作業者Wが保持しているGPS機能付き携帯電話機12からデータベースサーバ3に作業終了情報を送出する。作業終了情報の送出により、RFIDタグリーダ10をオフした後、作業場所である鉄塔Tに配置した各アクティブRFIDタグ11を撤去し、撤去終了後、高所作業を終了する。なお、作業開始時及び終了時におけるRFIDタグリーダ10のID情報の送信は、携帯電話機によるものに限られるものではなく、他の通信手段により行っても良い。
従って、この第2実施例の作業者管理支援システムによれば、高所作業の開始後、RFIDタグリーダ10をオンすることで、その後、RFIDタグリーダ10をオフする迄、RFIDによる高所作業監視を行うことができ(図5参照)、作業場所である、例えば、鉄塔TにアクティブRFIDタグ11を配置し、作業者WにRFIDタグリーダ10を所持させても、所定の作業場所で作業する予定の作業者Wがその作業場所にいるか否かを、本社或いは協力会社若しくは作業管理者Cが駐在することが多い工事事務所等で管理端末4から確認し得るので、作業者Wの客観的な管理を容易に行うことができる。
特に、作業場所にアクティブRFIDタグ11を配置し、作業者WがRFIDタグリーダ10を所持することで、作業性の向上を図ることができると共に作業コストを低減することができる。
加えて、所定の高所作業場所で作業する予定の作業者Wが、その高所作業場所でキーロック本体6を使用状態にしているか否かを、本社或いは協力会社若しくは作業管理者Cが駐在することが多い工事事務所等で管理端末4から確認し得るので、高所作業場所での作業者Wの客観的な管理、特に安全管理を容易に行うことができる。
なお、この第2実施例において、RFIDタグリーダ10は、キーロック本体6に内蔵されておらず、キーロック本体6とは別体で作業者Wが所持していても良い。また、RFIDタグリーダ10は、GPS機能を備えていないが、GPS機能を備えたGPS機能付きRFIDタグリーダとしても良く、更に、携帯電話機能等の無線通信機能を備えていても良い。この場合、作業者Wは、RFIDタグリーダ10と共にGPS機能付き携帯電話機12を所持する必要はなく、キーロック本体6とは独立して機能するRFIDタグリーダ10を内蔵するキーロック本体6のみを所持すればよい。
(第3実施例)
次に、この発明の作業者管理支援システムの第3実施例について説明する。
この発明の作業者管理支援システムの第3実施例にあっては、第2実施例において、高所作業の開始時に設置していたアクティブRFIDタグ11を、予め作業場所に設置しておく、即ち、アクティブRFIDタグ11が常置されている。その他の構成及び作用は、この発明の作業者管理支援システムの第2実施例と同様である。
図6は、作業者管理支援システムの第3実施例における高所作業の流れを時間経過に沿って示す説明図である。図6に示すように、高所作業の開始に当たって作業者従事管理を行った後、作業者Wは、所持しているキーロック本体6をオン(on)にすることによりRFIDタグリーダ10の電源をオンし、それと共に、GPS機能付き携帯電話機12により、携帯電話網を介してデータベースサーバ3を呼び出し、通信セッションを設定して、RFIDタグリーダ10のID情報等をデータベースサーバ3に送信する。
このとき、高所作業場所としての、例えば、鉄塔Tの基部(Zone0)より上部(Zone2)に向けて、予め決められた場所(図4では中間部(Zone1)を含む3箇所)それぞれには、既に、アクティブRFIDタグ11が配置されている。
RFIDタグリーダ10の電源をオンした後、高所作業を開始する。高所作業開始後から作業終了迄の一連の作用、効果は、第2実施例の作業者管理支援システムにおける作用、効果と同様である。
作業終了後、作業管理者C又は作業主任(班長)Rは、作業者Wが保持しているGPS機能付き携帯電話機12を操作し、そのGPS機能付き携帯電話機12からデータベースサーバ3に作業終了、即ち、RFIDタグリーダ10オフ(off)の情報を送る。作業終了後、作業場所である鉄塔Tに配置した各アクティブRFIDタグ11の撤去は行わず、各アクティブRFIDタグ11は常置される。
従って、この第3実施例の作業者管理支援システムによれば、RFIDタグリーダ10をオンした後、高所作業を開始することになり、RFIDタグリーダ10をオンすることで、その後、RFIDタグリーダ10をオフする迄、RFIDによる高所作業監視を行うことができる(図6参照)。このため、第2実施例の作業者管理支援システムにあっては必要であった、RFIDタグリーダ10オン前のアクティブRFIDタグ11の配置、及びRFIDタグリーダ10オフ後のアクティブRFIDタグ11の撤去が不要となり、作業の迅速化及び簡略化、更に作業コストの低減を図ることができ、加えて、RFIDによる高所作業監視中に高所作業を開始し終了することができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更することができ、例えば、データベースサーバ3と管理端末4とは一体でも良く、或いは管理端末4は、データベースサーバ3とは別の場所に設置してインターネット等で接続しても良い。また、要安全確保作業場所は、鉄塔やビルの屋上等の高所作業場所に限られず、危険な作業を行う他の種類の作業場所でも良い。そして、安全具は、キーロック本体6に限られず、他の形式のものでも良く、その使用状態の検出も、マイクロスイッチ以外の素子を使用して行っても良い。
かくして、この発明に係る作業者管理支援システムによれば、所定の作業場所で作業する予定の作業者がその作業場所にいるか否かを、本社あるいは協力会社もしくは作業管理者が駐在することが多い工事事務所等で管理端末から確認し得るので、作業者の客観的な管理を容易に行うことができる。
また、この発明に係る他の態様の作業者管理支援システムによれば、所定の要安全確保作業場所で作業する予定の作業者がその要安全確保作業場所で安全具を使用状態にしているか否かを、本社あるいは協力会社もしくは作業管理者が駐在することが多い工事事務所等で管理端末から確認し得るので、要安全確保作業場所での作業者の客観的な管理、特に安全管理を容易に行うことができる。
そして、この発明に係る他の態様のアクティブRFIDタグ機能付安全具、或いはRFIDタグリーダ機能付安全具によれば、前述した他の態様のこの発明の作業者管理支援システムの効果をもたらすことができる。
1 RFIDタグ機能付携帯電話機
2,10 RFIDタグリーダ
3 データベースサーバ
3a コンピュータ
3b ハードディスクドライブ装置
4 管理端末
5 携帯電話機
6 キーロック本体
6a ケース
6b 差込口
6c 金属環
6d RFIDタグ用ICチップ
6e マイクロスイッチ
7 安全ロープ
7a ロックレバー
11 アクティブRFIDタグ
12 GPS機能付き携帯電話機
C 作業管理者
R 作業主任(班長)
T 鉄塔
W 作業者

Claims (15)

  1. 何れか一方を作業者が所持し、何れか他方を作業場所に配置する、RFID(Radio Frequency IDentification)タグ及びRFIDタグリーダと、
    前記作業者が所持する、前記RFIDタグ及び前記RFIDタグリーダの何れか一方のID情報、及び前記作業場所で作業する予定の作業者と作業内容に関する情報を保持するデータベースと共に、前記RFIDタグリーダと通信回線を介して通信する通信機能を備え、前記RFIDタグリーダを介して受信した前記RFIDタグのID情報若しくは前記RFIDタグリーダのID情報と、前記データベースの前記作業場所で作業する予定の作業者に関するID情報の一致により、前記作業場所に前記作業場所で作業する予定の作業者がいるか否かを判断し、判断結果情報を出力するデータベースサーバと、
    前記データベースサーバに接続され、前記判断結果情報を受信する管理端末と
    を有する作業者管理支援システム。
  2. 作業者が所持するRFIDタグ機能付携帯端末と、
    作業場所に配置されるRFIDタグリーダと、
    前記RFIDタグリーダと通信回線を介して通信可能なデータベースサーバと、
    前記データベースサーバに接続された管理端末と、
    を具え、
    前記データベースサーバは、前記作業者が所持する前記携帯端末のID情報と、その作業者に関する情報と、前記作業場所で作業する予定の作業者および作業内容に関する情報とを保持するデータベースを有し、前記RFIDタグリーダを介して前記携帯端末からそのID情報を受信すると、その受信した携帯端末のID情報と前記データベースの前記作業場所で作業する予定の作業者が所持する前記携帯端末のID情報とが同一か否かを判断し、同一の場合には前記作業場所で作業する予定の作業者がその作業場所にいる旨の情報を前記管理端末に出力し、同一でない場合は前記作業場所で作業する予定でない作業者がその作業場所にいる旨の情報を前記管理端末に出力するものである、作業者管理支援システム。
  3. 前記データベースサーバは、前記RFIDタグリーダから作業開始信号および作業終了信号を受信して、その作業開始信号の受信から作業終了信号の受信までの間を作業時間中と判断し、前記作業時間中と判断している間で、前記作業開始信号の受信後所定時間内に、前記作業場所で作業する予定の作業者が所持する前記携帯端末のID情報を前記RFIDタグリーダを介して前記携帯端末から受信しない場合には、前記作業場所で作業する予定の作業者がその作業場所にいない旨の情報を前記管理端末に出力するものである、請求項2記載の作業者管理支援システム。
  4. 前記作業者が所持するRFIDタグ機能付携帯端末は、GPS機能も持ち、
    前記データベースサーバは、通信回線を介して前記携帯端末とも通信可能であり、前記携帯端末からそのID情報とGPS位置情報とを通信回線を介して受信すると、その受信した携帯端末のID情報と前記データベースの前記作業者が所持する前記携帯端末のID情報とを照合してその受信した携帯端末を所持する作業者を特定するとともに、前記GPS位置情報からその作業者の位置を求めて前記データベースのその作業者に関する情報とともに前記管理端末に出力する、請求項2または3記載の作業者管理支援システム。
  5. 使用状態になるとONになってその使用状態の間常時ID情報を送信するアクティブRFIDタグ機能付安全具と、
    要安全確保作業場所を含む作業場所に配置されるRFIDタグリーダと、
    前記RFIDタグリーダと通信回線を介して通信可能なデータベースサーバと、
    前記データベースサーバに接続された管理端末と、
    を具え、
    前記データベースサーバは、前記作業場所で作業する予定の作業者に関する情報と、その作業者が身につける前記安全具のID情報とを保持するデータベースを有し、前記RFIDタグリーダを介して前記安全具からその安全具のID情報を受信すると、その受信した安全具のID情報と前記データベースの前記要安全確保作業場所で作業する予定の作業者が身につける前記安全具のID情報とが同一か否かを判断して、同一の場合には前記要安全確保作業場所で作業する予定の作業者がその要安全確保作業場所で安全具を使用状態にしている旨の情報を前記管理端末に出力し、同一でない場合は前記要安全確保作業場所で作業する予定でない作業者がその要安全確保作業場所で安全具を使用状態にしている旨の情報を前記管理端末に出力するものである、作業者管理支援システム。
  6. 前記データベースサーバは、前記RFIDタグリーダを介して前記安全具からその安全具のID情報を一旦受信した後、そのID情報を受信しなくなると、その受信しなくなったID情報の安全具を身につけた作業者がその安全具を使用状態にしていない旨の情報を前記管理端末に出力するものである、請求項5記載の作業者管理支援システム。
  7. 作業場所に配置されるアクティブRFIDタグと、
    作業者が所持するRFIDタグリーダ及び携帯端末と、
    前記RFIDタグリーダ及び前記携帯端末と通信回線を介して通信可能なデータベースサーバと、
    前記データベースサーバに接続された管理端末と、
    を具え、
    前記データベースサーバは、前記作業者が所持する前記RFIDタグリーダのID情報と、その作業者に関する情報と、前記作業場所で作業する予定の作業者および作業内容に関する情報とを保持するデータベースを有し、前記アクティブRFIDタグからそのID情報を受信する前記RFIDタグリーダのID情報を受信すると、その受信したRFIDタグリーダのID情報と前記データベースの前記作業場所で作業する予定の作業者が所持する前記RFIDタグリーダのID情報とが同一か否かを判断し、同一の場合には前記作業場所で作業する予定の作業者がその作業場所にいる旨の情報を前記管理端末に出力し、同一でない場合は前記作業場所で作業する予定でない作業者がその作業場所にいる旨の情報を前記管理端末に出力するものである、作業者管理支援システム。
  8. 前記データベースサーバは、前記作業者が所持する携帯端末から作業開始信号及び作業終了信号を受信して、その作業開始信号の受信から作業終了信号の受信までの間を作業時間中と判断し、前記作業時間中と判断している間で、前記作業開始信号の受信後所定時間内に、前記作業場所で作業する予定の作業者が所持する前記RFIDタグリーダのID情報を受信しない場合には、前記作業場所で作業する予定の作業者がその作業場所にいない旨の情報を前記管理端末に出力するものである、請求項7記載の作業者管理支援システム。
  9. 前記作業者が所持する携帯端末は、GPS機能も持ち、
    前記データベースサーバは、通信回線を介して前記携帯端末とも通信可能であり、前記携帯端末からそのID情報とGPS位置情報とを通信回線を介して受信すると、その受信した携帯端末のID情報と前記データベースの前記作業者が所持する携帯端末のID情報とを照合してその受信した携帯端末を所持する作業者を特定するとともに、前記GPS位置情報からその作業者の位置を求めて前記データベースのその作業者に関する情報とともに前記管理端末に出力する、請求項7または8記載の作業者管理支援システム。
  10. 要安全確保作業場所を含む作業場所に配置され、常時ID情報を送信するアクティブRFIDタグと、
    使用状態になるとONになるRFIDタグリーダを内蔵した安全具と、
    前記RFIDタグリーダと通信回線を介して通信可能なデータベースサーバと、
    前記データベースサーバに接続された管理端末と、
    を具え、
    前記データベースサーバは、前記作業場所で作業する予定の作業者に関する情報と、その作業者が身につける前記安全具のID情報とを保持するデータベースを有し、前記アクティブRFIDタグからそのID情報を受信する前記RFIDタグリーダのID情報を受信すると、その受信したRFIDタグリーダのID情報と前記データベースの前記要安全確保作業場所で作業する予定の作業者が身につける前記RFIDタグリーダのID情報とが同一か否かを判断して、同一の場合には前記要安全確保作業場所で作業する予定の作業者がその要安全確保作業場所で安全具を使用状態にしている旨の情報を前記管理端末に出力し、同一でない場合は前記要安全確保作業場所で作業する予定でない作業者がその要安全確保作業場所で安全具を使用状態にしている旨の情報を前記管理端末に出力するものである、作業者管理支援システム。
  11. 前記データベースサーバは、前記RFIDタグリーダを介して前記アクティブRFIDタグのID情報を一旦受信した後、前記RFIDタグリーダのID情報を受信しなくなると、前記RFIDタグリーダを内蔵する安全具を身につけた作業者がその安全具を使用状態にしていない旨の情報を前記管理端末に出力するものである、請求項10記載の作業者管理支援システム。
  12. 前記アクティブRFIDタグは、前記作業場所に常時配置されている、請求項7から11のいずれか一項記載の作業者管理支援システム。
  13. 作業管理者が所持する管理用携帯端末をさらに具え、
    前記データベースサーバは、前記管理端末に出力する情報を、前記管理端末の代わりにもしくは前記管理端末に加えて前記管理用携帯端末へ出力する、請求項1から12のいずれか一項記載の作業者管理支援システム。
  14. 当該安全具が使用状態になるとONになる使用状態検知スイッチと、
    前記使用状態検知スイッチに接続されて、その使用状態検知スイッチがONになっている間は常時ID情報を送信するRFIDタグ用ICチップと、
    を有する、請求項5記載の作業者管理支援システム用のアクティブRFIDタグ機能付安全具。
  15. 当該安全具が使用状態になるとONになる使用状態検知スイッチと、
    前記使用状態検知スイッチに接続されて、その使用状態検知スイッチがONになっている間は常時ID情報を送信するRFIDタグリーダと、
    を有する、請求項10記載の作業者管理支援システム用のRFIDタグリーダ機能付安全具。
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