JP5785179B2 - 食用油用脱酸剤およびそれを用いた使用済み食用油の再生方法 - Google Patents
食用油用脱酸剤およびそれを用いた使用済み食用油の再生方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5785179B2 JP5785179B2 JP2012538704A JP2012538704A JP5785179B2 JP 5785179 B2 JP5785179 B2 JP 5785179B2 JP 2012538704 A JP2012538704 A JP 2012538704A JP 2012538704 A JP2012538704 A JP 2012538704A JP 5785179 B2 JP5785179 B2 JP 5785179B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deoxidizer
- edible oil
- particles
- edible
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11B—PRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
- C11B3/00—Refining fats or fatty oils
- C11B3/02—Refining fats or fatty oils by chemical reaction
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01F—COMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
- C01F5/00—Compounds of magnesium
- C01F5/14—Magnesium hydroxide
- C01F5/22—Magnesium hydroxide from magnesium compounds with alkali hydroxides or alkaline- earth oxides or hydroxides
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23D—EDIBLE OILS OR FATS, e.g. MARGARINES, SHORTENINGS, COOKING OILS
- A23D9/00—Other edible oils or fats, e.g. shortenings, cooking oils
- A23D9/02—Other edible oils or fats, e.g. shortenings, cooking oils characterised by the production or working-up
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01F—COMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
- C01F5/00—Compounds of magnesium
- C01F5/24—Magnesium carbonates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11B—PRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
- C11B13/00—Recovery of fats, fatty oils or fatty acids from waste materials
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11B—PRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
- C11B3/00—Refining fats or fatty oils
- C11B3/02—Refining fats or fatty oils by chemical reaction
- C11B3/06—Refining fats or fatty oils by chemical reaction with bases
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11B—PRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
- C11B3/00—Refining fats or fatty oils
- C11B3/10—Refining fats or fatty oils by adsorption
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01P—INDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
- C01P2002/00—Crystal-structural characteristics
- C01P2002/70—Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01P—INDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
- C01P2004/00—Particle morphology
- C01P2004/01—Particle morphology depicted by an image
- C01P2004/03—Particle morphology depicted by an image obtained by SEM
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01P—INDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
- C01P2004/00—Particle morphology
- C01P2004/60—Particles characterised by their size
- C01P2004/61—Micrometer sized, i.e. from 1-100 micrometer
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01P—INDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
- C01P2006/00—Physical properties of inorganic compounds
- C01P2006/12—Surface area
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Geology (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Edible Oils And Fats (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Description
使用済み食用油の再生剤に必要とされる効果は、大きく2つに分けられる。1つは劣化により生じた遊離脂肪酸を油脂に難溶の化合物に変換し除去する脱酸効果で、もう1つは茶色く変色した劣化食用油から着色物質を吸着除去して新油に近い色に戻す脱色効果である。こうした食用油の再生には、脱酸剤としては、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、ケイ酸カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムまたはケイ酸マグネシウムが知られている。脱色剤としては、酸化ケイ素や酸性白土、活性白土、ケイ酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、活性炭が知られている(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5)。
上記脱酸剤と食用油中の遊離脂肪酸との反応は、酸と固体塩基との反応になる。この場合、当然、脱酸剤の比表面積が大きいほど酸との接触面積が増え、脱酸速度や脱酸能力が有利になることが予想される。特許文献2や特許文献3では、酸化ケイ素等の比表面積が大きい無機多孔質体をマグネシウム水溶液またはカルシウム水溶液に浸漬し、乾燥後、焼成して脱酸剤の比表面積を増やす工夫がされている。しかし、この方法で合成された脱酸剤は全体に占める固体塩基量が少ないため、単位重量における理論脱酸容量が少なくなってしまう。
特許文献5では水酸化マグネシウムを用いて食用油の脱酸処理を行っているが、水酸化マグネシウムの純度が97重量%以上としか明記されておらず、通常市販されている高純度品水酸化マグネシウムそのものである。
本発明者は、水酸化マグネシウム粒子が生成する過程において、水酸化マグネシウム粒子の結晶成長を阻害するであろう二価アニオンを添加することによって、BET法比表面積が大きい水酸化マグネシウム粒子が得られるのではないかという着想を持った。この着想の下に、マグネシウム塩溶液とアルカリ物質とをCO3イオンの存在下で反応させたところ、従来と比べてBET法比表面積が大きい炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子が得られることを見出し先に提案した。これら炭酸基含有水酸化マグネシウムのBET法比表面積は80m2/g以上であり、200m2/g以上も可能である(特許文献6)。
本発明者は上述の課題を解決するために鋭意検討した結果、BET法比表面積が大きい炭酸基含有水酸化マグネシウムまたはその焼成物が、従来の水酸化マグネシウムまたは酸化マグネシウムと比べて極めて高い脱酸効果を持つことを見出し、本発明を完成させるに至った。本発明は、以下の発明を包含する。
1. 下記式(1)で表され、BET法による比表面積が80〜400m2/gである炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子またはその焼成粒子を含む食用油用脱酸剤。
Mg(OH)2−x(CO3)0.5x・mH2O ・・・(1)
式中、xおよびmは下記の条件を満足する。
0.02≦x≦0.7
0≦m≦1
2. 焼成粒子の焼成温度が350〜900℃である前項1に記載の食用油用脱酸剤。
3. 焼成粒子の焼成温度が400〜800℃である前項1に記載の食用油用脱酸剤。
4. 焼成粒子のBET法による比表面積が30〜500m2/gである前項1記載の食用油用脱酸剤。
5. 焼成粒子のBET法による比表面積が100〜400m2/gである前項1記載の食用油用脱酸剤。
6. 前項1記載の炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子またはその焼成粒子を造粒した粒子であって、平均粒子径が50〜1000μmの食用油用脱酸剤。
7. さらに酸化カルシウム、水酸化カルシウム、ケイ酸カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムおよびケイ酸マグネシウムからなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物を含む前項1記載の食用油用脱酸剤。
8. さらに脱色剤を含む前項1記載の食用油用脱酸剤。
9. 脱色剤が、二酸化ケイ素、酸性白土、活性白土、ケイ酸アルミニウム、水酸化アルミニウムおよび活性炭からなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物である前項8に記載の食用油用脱酸剤。
10. 200℃以下の使用済み食用油と前項1〜9に記載の食用油用脱酸剤とを接触させることを特徴とする使用済み食用油の再生方法。
11. 前項1記載の食用油用脱酸剤の食用油の再生への使用。
(炭酸基含有水酸化マグネシウム)
本発明の食用油用脱酸剤は、下記式(1)で表される炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子またはその焼成粒子を含む。食用油用脱酸剤の主成分は式(1)で表される炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子またはその焼成粒子である。食用油用脱酸剤は、炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子またはその焼成粒子だけであっても良いが、他の添加剤を含有していても良い。
炭酸基含有水酸化マグネシウムは、下記式(1)で表される。
Mg(OH)2−x(CO3)0.5x・mH2O (1)
式中xは、0.02≦x≦0.7、好ましくは0.04≦x≦0.6、より好ましくは0.06≦x≦0.3を満足する。
式中mは、0≦m≦1、好ましくは0≦m≦0.6、より好ましくは0≦m≦0.4を満足する。
炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子のBET法比表面積の下限は80m2/gであり、好ましくは100m2/gであり、より好ましくは120m2/gである。一方、BET法比表面積の上限は400m2/gであり、好ましくは350m2/gであり、より好ましくは300m2/gである。
炭酸基含有水酸化マグネシウムは、水溶性マグネシウム塩とアルカリ金属水酸化物もしくはアンモニア水とを、炭酸塩の存在下で、水中で反応させ製造することができる。水溶性マグネシウム塩として、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、硝酸マグネシウム、酢酸マグネシウムなどが挙げられる。アルカリ金属水酸化物として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。アルカリ金属水酸化物のかわりにアンモニア水を用いてもよい。炭酸塩として、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸アンモニウムなどが挙げられる。
反応温度は、好ましくは5〜60℃である。反応時間は、好ましくは3〜180分である。洗浄は、固形分の5〜50倍重量の水で通水洗浄もしくは乳化洗浄により行うことが好ましい。乾燥温度は、好ましくは90〜350℃である。
炭酸塩の存在下で水溶性マグネシウム塩とアルカリ金属水酸化物もしくはアンモニア水とを反応させることにより水酸化マグネシウムの結晶成長が阻害され、BET法比表面積が大きい炭酸基含有水酸化マグネシウムを得ることができる。
(焼成粒子)
本発明者は、式(1)で表される炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子を350〜900℃で焼成して得られたBET法比表面積が30〜500m2/gである焼成粒子が、従来の酸化マグネシウム粒子と比べて脱酸効果が極めて高いことも見出した。好ましい焼成温度は400〜800℃であり、より好ましい焼成温度は450〜700℃である。焼成は大気中で行っても真空状態で行ってもよい。
焼成粒子のBET法による比表面積は、好ましくは30〜500m2/g、より好ましくは100〜400m2/gである。
焼成温度が350〜400℃の場合、焼成粒子は炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子と酸化マグネシウム粒子の混合物となる。焼成温度が450℃以上であれば完全に酸化マグネシウム粒子となる。
(造粒品)
また炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子およびその焼成粒子は、BET法比表面積が大きいため造粒性に優れ、スプレー乾燥等によりバインダーを添加しなくても造粒強度が高い造粒品を得ることができる。
造粒品の平均粒子径は、好ましくは50〜1000μm、より好ましくは100〜900μm、さらに好ましくは150〜800μmである。
造粒の方法としては、スプレー乾燥による造粒の他に、脱水ケーキもしくは乾燥粉末に水を添加して混練したものを一定の大きさのメッシュに押し付けて強制的に通過させる押出造粒や乾燥粉末を圧縮成形後に粉砕分級する乾式造粒等がある。しかし、押出造粒や乾式造粒は大きな圧力をかけて造粒するため、造粒粒子内の空隙が減少し、BET法比表面積も若干低下してしまう。その点、スプレー造粒品は造粒粒子内の空隙が保たれ、効果的に食用油を脱酸することができる。
これら造粒品は焼成しても崩れず、また食用油中での粉化も起こらない。食用油の脱酸処理後に脱酸剤と再生油を濾過分離するにあたっては、脱酸剤の濾過性能が作業性に大きく影響するが、本発明の脱酸剤造粒品は濾過速度が速く作業性に優れている。
従って本発明は、造粒された炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子または造粒された炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子の焼成物を含み平均粒子径が50〜1000μmの食用油用脱酸剤を包含する。
(脱酸剤、他の脱酸剤)
本発明の食用油用脱酸剤は、炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子またはその焼成粒子に加えて脱色剤を含有していても良い。両者を併用することにより優れた脱酸効果と脱色効果を同時に発揮することができる。脱色剤として、二酸化ケイ素、酸性白土、活性白土、ケイ酸アルミニウム、水酸化アルミニウムおよび活性炭からなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物が挙げられる。脱色剤の含有量は、特に限定しないが、炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子またはその焼成粒子100重量部に対して、好ましくは10〜2000重量部、より好ましくは50〜1000重量部である。
本発明の食用油用脱酸剤は、炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子またはその焼成粒子に加えて他の脱酸剤を含有していても良い。脱酸剤として、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、ケイ酸カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムおよびケイ酸マグネシウムからなる群から選ばれる少なくとも一種が挙げられる。
<食用油の再生方法>
本発明の脱酸剤は公知の脱酸剤と同様に、200℃以下の使用済み食用油と接触させることにより食用油の再生を行うことが出来る。本発明の脱酸剤の使用量は、食用油100重量部に対して、好ましくは0.05〜20重量部、より好ましくは0.1〜10重量部、さらに好ましくは0.2〜5重量部である。
接触させる方法に特に制限はないが、例えば次のような方法が挙げられる。
使用済み食用油に直接本発明の脱酸剤を添加・撹拌した後、脱酸剤と再生油を沈降分離する。使用済み食用油に直接本発明の脱酸剤を添加・撹拌した後、脱酸剤と再生油をろ過分離する。使用済み食用油に直接本発明の脱酸剤を添加・撹拌した後、脱酸剤と再生油を遠心分離する。本発明の脱酸剤を濾紙または濾布性の袋に充填したものを使用済み食用油に投入し、一定時間後袋を取り出す。本発明の脱酸剤を濾紙または濾布の間に敷きこんだフィルターを作製し、使用済み食用油を通過させる。
本発明は、前記食用油用脱酸剤の食用油の再生への使用を包含する。
実施例1
1.5mol/Lの塩化マグネシウム水溶液12Lと3.0Nのアルカリ混液(NaOH:Na2CO3=18:1)11.4Lを室温撹拌条件下で、滞留時間10分で連続注加反応して得られたスラリー約23.4Lを濾過し、21Lの水で通水洗浄後、脱水し、棚式乾燥機にて105℃で18時間乾燥した。乾燥物を粉砕し、目開き150μmの金網を通して、下記式で表され、BET法比表面積が251m2/gである炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子からなる脱酸剤を得た。
Mg(OH)1.80(CO3)0.10・0.10H2O
実施例2
実施例1の炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子を400℃で2時間焼成して、BET法比表面積が298m2/gである脱酸剤を得た。X線回折像は水酸化マグネシウムと酸化マグネシウムの混合物を示した。
実施例3
1.5mol/Lの塩化マグネシウム水溶液12Lと3.0Nのアルカリ混液(NaOH:Na2CO3=18:1)11.4Lを室温撹拌条件下で滞留時間10分で連続注加反応して得られたスラリー約23.4Lを濾過し、21Lの水で通水洗浄後、水に乳化して10Lにした。これをスプレー乾燥し、下記式で表され、平均粒子径が166μm、BET法比表面積が262m2/gである炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子からなる球状脱酸剤を得た。
Mg(OH)1.80(CO3)0.10・0.18H2O
実施例4
実施例3の炭酸基含有水酸化マグネシウム球状粒子を400℃で2時間焼成して、BET法比表面積が296m2/gである球状脱酸剤を得た。X線回折像は水酸化マグネシウムと酸化マグネシウムの混合物を示した。
実施例5
実施例3の炭酸基含有水酸化マグネシウム球状粒子を500℃で2時間焼成して、BET法比表面積が268m2/gである球状脱酸剤を得た。X線回折像は酸化マグネシウムを示した。
実施例6
実施例3の炭酸基含有水酸化マグネシウム球状粒子を700℃で2時間焼成して、BET法比表面積が102m2/gである球状脱酸剤を得た。X線回折像は酸化マグネシウムを示した。
比較例1
協和化学工業(株)製 水酸化マグネシウム粒子「キスマSD」を脱酸剤として用いた。BET法比表面積は32m2/gであった。
比較例2
協和化学工業(株)製 水酸化マグネシウム粒子「キョーワスイマグF」を脱酸剤として用いた。BET法比表面積は58m2/gであった。
比較例3
協和化学工業(株)製 酸化マグネシウム粒子「マイカ」を脱酸剤として用いた。BET法比表面積は25m2/gであった。
比較例4
協和化学工業(株)製 ハイドロタルサイト粒子「キョーワード500SH」を脱酸剤として用いた。BET法比表面積は102m2/gであった。
上記実施例1〜6および比較例1〜4の脱酸剤について次の方法により分析をおこなった。
(1)マグネシウム(Mg);キレート滴定法
(2)炭酸(CO2);JIS R9101 水酸化ナトリウム溶液−塩酸滴定法
(3)乾燥減量(H2O);局外規 乾燥減量
(4)BET法比表面積;液体窒素吸着法装置(ユアサアイオニクス製NOVA2000)
(5)X線構造解析;自動X線回折装置(リガク製RINT2200V)
<脱酸試験>
上記実施例1〜6および比較例1〜4の脱酸剤について次の方法により脱酸試験をおこなった。
脱酸試験−1 使用済み食用なたね油の脱酸
180℃まで加熱昇温した使用済み食用なたね油(酸価≒1.5)50gに脱酸剤サンプルを所定量添加し撹拌せずに10分間室温で放置した。その後、濾過して得た再生油の酸価をAVテスターシンプルパック(油脂劣化度測定用、柴田科学株式会社製)により測定した。AVテスターシンプルパックは簡単に油脂の酸価が測定できる検査キットで、付属の標準カラーチャートとの比色により酸価を判定する。標準カラーチャートの色は下記の通りで、試験結果を表1に示す。
AV1テスター: 酸価0.5以下 青
酸価=1.0 緑
酸価1.5以上 黄
AV2テスター: 酸価1.5以下 青
酸価=2.0 緑
酸価2.5以上 黄
AV3テスター: 酸価2.5以下 青
酸価=3.0 緑
酸価3.5以上 黄
脱酸試験−2 モデル油(酸価調製食用なたね油)の脱酸
未使用の食用なたね油にオレイン酸を添加し、酸価=2.5のモデル油を調製した。150℃まで加熱昇温したモデル油50gに脱酸剤サンプルを0.5g添加し1分間撹拌後、1時間室温で放置した。その後、濾過して得た再生油の酸価をAVテスターシンプルパックで測定した。試験結果を表2に示す。
脱酸試験−3 使用済みショートニング油の脱酸
150℃まで加熱昇温した使用済みショートニング油50g(酸価≒7.0)に脱酸剤サンプルを所定量添加し150℃で15分間撹拌後、直ちに濾過した。濾過して得た再生油の酸価をAVテスターシンプルパックで測定した。なお、AV3テスターで3.5以上だったものについては、未使用ショートニング油で再生油を希釈して測定をおこなった。試験結果を表3に示す。
発明の効果
本発明の食用油用脱酸剤は極めて優れた脱酸能力を有するため、従来の脱酸剤と比べて少ない添加量で同等の脱酸効果を得ることができる。
また本発明の食用油用脱酸剤は造粒性に優れるためバインダーを添加しなくても容易に造粒品を作製することができる。またこの造粒品は焼成しても崩れず、また食用油中での粉化も起こらないため、食用油の脱酸処理後の濾過速度が速く作業性に優れている。
本発明の食用油の再生方法によれば、使用済み食用油の酸価を効率的に下げ再生することができる。
また本発明の脱酸剤は、潤滑油や原油においても大きな脱酸効果を期待できる。
Claims (11)
- 下記式(1)で表され、BET法による比表面積が80〜400m2/gである炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子またはその焼成粒子を含む食用油用脱酸剤。
Mg(OH)2−x(CO3)0.5x・mH2O ・・・(1)
式中、xおよびmは下記の条件を満足する。
0.02≦x≦0.7
0≦m≦1 - 焼成粒子の焼成温度が350〜900℃である請求項1に記載の食用油用脱酸剤。
- 焼成粒子の焼成温度が400〜800℃である請求項1に記載の食用油用脱酸剤。
- 焼成粒子のBET法による比表面積が30〜500m2/gである請求項1記載の食用油用脱酸剤。
- 焼成粒子のBET法による比表面積が100〜400m2/gである請求項1記載の食用油用脱酸剤。
- 請求項1記載の炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子またはその焼成粒子を造粒した粒子であって、平均粒子径が50〜1000μmの食用油用脱酸剤。
- さらに酸化カルシウム、水酸化カルシウム、ケイ酸カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムおよびケイ酸マグネシウムからなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物を含む請求項1記載の食用油用脱酸剤。
- さらに脱色剤を含む請求項1記載の食用油用脱酸剤。
- 脱色剤が、二酸化ケイ素、酸性白土、活性白土、ケイ酸アルミニウム、水酸化アルミニウムおよび活性炭からなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物である請求項8に記載の食用油用脱酸剤。
- 200℃以下の使用済み食用油と請求項1〜9に記載の食用油用脱酸剤とを接触させることを特徴とする使用済み食用油の再生方法。
- 請求項1記載の食用油用脱酸剤の食用油の再生への使用。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012538704A JP5785179B2 (ja) | 2010-10-13 | 2011-10-05 | 食用油用脱酸剤およびそれを用いた使用済み食用油の再生方法 |
Applications Claiming Priority (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010230266 | 2010-10-13 | ||
JP2010230266 | 2010-10-13 | ||
JP2010234189 | 2010-10-19 | ||
JP2010234189 | 2010-10-19 | ||
JP2011193608 | 2011-09-06 | ||
JP2011193608 | 2011-09-06 | ||
PCT/JP2011/073465 WO2012050144A1 (ja) | 2010-10-13 | 2011-10-05 | 食用油用脱酸剤およびそれを用いた使用済み食用油の再生方法 |
JP2012538704A JP5785179B2 (ja) | 2010-10-13 | 2011-10-05 | 食用油用脱酸剤およびそれを用いた使用済み食用油の再生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2012050144A1 JPWO2012050144A1 (ja) | 2014-02-24 |
JP5785179B2 true JP5785179B2 (ja) | 2015-09-24 |
Family
ID=45938370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012538704A Expired - Fee Related JP5785179B2 (ja) | 2010-10-13 | 2011-10-05 | 食用油用脱酸剤およびそれを用いた使用済み食用油の再生方法 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20130216676A1 (ja) |
EP (1) | EP2628782B1 (ja) |
JP (1) | JP5785179B2 (ja) |
KR (1) | KR20130121085A (ja) |
CN (1) | CN102959067A (ja) |
ES (1) | ES2593232T3 (ja) |
MX (1) | MX2013003711A (ja) |
RU (1) | RU2539211C2 (ja) |
TW (1) | TWI501925B (ja) |
WO (1) | WO2012050144A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5835849B2 (ja) * | 2011-03-17 | 2015-12-24 | 協和化学工業株式会社 | 圧縮成形物およびその製造方法 |
CN103589517A (zh) * | 2013-11-21 | 2014-02-19 | 江南大学 | 一种用硅酸镁使煎炸老油脱色的方法 |
CN105080480B (zh) * | 2014-04-28 | 2018-09-14 | 益海(佳木斯)生物质能发电有限公司 | 碳硅吸附剂及其制备方法和用途 |
JP5987128B1 (ja) * | 2016-01-25 | 2016-09-07 | 協和化学工業株式会社 | 使用済み食用油の酸価低減のための剤およびそれを用いた使用済み食用油の再生処理方法 |
CN111748409B (zh) * | 2020-07-24 | 2023-06-20 | 湖北葛店人福药用辅料有限责任公司 | 一种植物油及其精制方法 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1959346A (en) * | 1931-12-18 | 1934-05-22 | Celite Corp | Method of decolorizing and clarifying mineral oils and other liquids |
US3231390A (en) * | 1963-01-18 | 1966-01-25 | Wise Potato Chip Company | Method of repurifying cooking oils used in deep-fat frying operations |
US4915876A (en) * | 1987-07-20 | 1990-04-10 | General Mills, Inc. | Process for the deodorization and stabilization of polyunsaturated oils |
JPH02307526A (ja) | 1989-05-19 | 1990-12-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 食用油浄化組成物 |
PH31242A (en) * | 1990-10-19 | 1998-06-18 | Cpc International Inc | Reduced calory fat mimetics comprising esterified propoxylated monoglycerides and diglycerides. |
JPH06254388A (ja) * | 1993-03-03 | 1994-09-13 | Nittetsu Mining Co Ltd | 濾過材 |
EP1186343A4 (en) * | 2000-03-14 | 2004-11-17 | Kyowa Chem Ind Co Ltd | ADSORBENT FOR AROMATIC HYDROXO COMPOUNDS AND THEIR USE |
JP2001335793A (ja) * | 2000-07-31 | 2001-12-04 | Hidetaka Sudo | 食用油の脱酸剤およびそれを用いた食用油の再生方法 |
KR100961298B1 (ko) * | 2002-02-13 | 2010-06-04 | 닛데츠 고교 가부시키가이샤 | 염기성 탄산마그네슘, 이의 제조방법 및 용도 |
JP2006241245A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Daiki Axis:Kk | 使用済食用油脂の再生処理方法及びその処理剤 |
JP4615377B2 (ja) | 2005-06-03 | 2011-01-19 | パナソニック株式会社 | 使用済食用油脂の再生処理フィルタ及びそれを用いた再生処理装置 |
JP4753200B2 (ja) | 2005-11-30 | 2011-08-24 | 富田製薬株式会社 | 劣化食用油用再生剤、劣化食用油の再生方法および劣化食用油用再生剤の製造方法 |
CN100574868C (zh) * | 2006-07-27 | 2009-12-30 | 宁守俭 | 油品脱酸吸附剂及制备方法 |
GB0615439D0 (en) * | 2006-08-03 | 2006-09-13 | Bbm Technology Ltd | Cartridge and cooking vessel provided with a filter cartridge |
US20080160156A1 (en) * | 2006-12-27 | 2008-07-03 | Withiam Michael C | Treatment of cooking oils and fats with precipitated silica materials |
JP2008174674A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 使用済食用油脂の再生処理装置 |
JP5202514B2 (ja) * | 2007-04-02 | 2013-06-05 | 協和化学工業株式会社 | 炭酸基含有水酸化マグネシウム粒子およびその製造方法 |
JP2010163569A (ja) | 2009-01-17 | 2010-07-29 | Tomita Pharmaceutical Co Ltd | 劣化食用油用再生剤 |
-
2011
- 2011-10-05 MX MX2013003711A patent/MX2013003711A/es not_active Application Discontinuation
- 2011-10-05 US US13/823,923 patent/US20130216676A1/en not_active Abandoned
- 2011-10-05 WO PCT/JP2011/073465 patent/WO2012050144A1/ja active Application Filing
- 2011-10-05 ES ES11832578.6T patent/ES2593232T3/es active Active
- 2011-10-05 KR KR1020137003071A patent/KR20130121085A/ko not_active Application Discontinuation
- 2011-10-05 JP JP2012538704A patent/JP5785179B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2011-10-05 RU RU2013121672/13A patent/RU2539211C2/ru not_active IP Right Cessation
- 2011-10-05 CN CN2011800293261A patent/CN102959067A/zh active Pending
- 2011-10-05 EP EP11832578.6A patent/EP2628782B1/en not_active Not-in-force
- 2011-10-12 TW TW100136919A patent/TWI501925B/zh not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2628782A1 (en) | 2013-08-21 |
CN102959067A (zh) | 2013-03-06 |
RU2539211C2 (ru) | 2015-01-20 |
EP2628782A4 (en) | 2014-03-05 |
US20130216676A1 (en) | 2013-08-22 |
ES2593232T3 (es) | 2016-12-07 |
EP2628782B1 (en) | 2016-09-07 |
TW201226322A (en) | 2012-07-01 |
JPWO2012050144A1 (ja) | 2014-02-24 |
WO2012050144A1 (ja) | 2012-04-19 |
TWI501925B (zh) | 2015-10-01 |
KR20130121085A (ko) | 2013-11-05 |
RU2013121672A (ru) | 2014-11-20 |
MX2013003711A (es) | 2013-04-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5785179B2 (ja) | 食用油用脱酸剤およびそれを用いた使用済み食用油の再生方法 | |
JP5987128B1 (ja) | 使用済み食用油の酸価低減のための剤およびそれを用いた使用済み食用油の再生処理方法 | |
CN106062885B (zh) | 吸附材料和结晶性硅钛酸盐的制造方法 | |
JPS63291641A (ja) | 金属―酸化物―シリカの合成吸着剤 | |
RU2526987C2 (ru) | Получение твердого материала на основе диоксида цинка, подходящего для очистки газа или жидкости | |
JP2010235437A (ja) | 酸化チタン/層状複水酸化物複合体及びその製造方法 | |
CN113233481A (zh) | 花瓣状大孔结构的水滑石材料及其制备方法和应用、混合金属氧化物及其制备方法 | |
CN110475608B (zh) | 重金属吸附剂 | |
JP4669212B2 (ja) | シリカ・マグネシア系製剤及びその製法 | |
JP5834794B2 (ja) | ハイドロタルサイトとその製造方法 | |
US20090050557A1 (en) | High-bond strength silicon and a method for the production and use thereof | |
JP2006160541A (ja) | 針状水酸化アルミニウムの製造方法 | |
JP6930897B2 (ja) | アニオン吸着剤 | |
JP6080980B2 (ja) | シリカ−アルミナ組成物の調製 | |
JP4401111B2 (ja) | 鉄分除去用シリカ・マグネシア系製剤及びその製造法 | |
CN106029574A (zh) | 碱金属的九钛酸盐的制造方法 | |
AU628084B2 (en) | Process for refining glyceride oil | |
JP7174616B2 (ja) | 金属捕捉剤および金属捕捉剤の製造方法 | |
JP6419823B2 (ja) | エステル交換触媒及び方法 | |
WO2015037312A1 (ja) | 水素添加用触媒粒子の製造方法及び水素添加用触媒粒子 | |
JP2021155238A (ja) | トバモライト型ケイ酸カルシウム粒子およびその製造方法、ならびにそれを用いた油脂濾過剤 | |
JP6184794B2 (ja) | 非晶質−シリカ亜鉛系アンモニア消臭剤 | |
JP2006335982A (ja) | 劣化食用油用再生剤、劣化食用油用再生剤の製造方法および劣化食用油の再生方法 | |
KR102656602B1 (ko) | 식품용 마그네슘실리케이트 제조방법 | |
JP2009160496A (ja) | 炭化水素油の接触分解用触媒組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140509 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20140513 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20150423 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20150608 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150708 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150723 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5785179 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |