JP5570310B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置における画質安定化技術に関する。
電子写真方式やインクジェット方式の画像形成装置が広く普及しており、これらの画像形成装置においては、一定品位の画質が要求される。そして、画質低下の一要因に、用紙の搬送方向(副走査方向)の濃度ムラ(以下「バンディング」という)を挙げることができる。このような中、例えば特許文献1により、副走査方向の濃度ムラに対する解決策が提案されている。特許文献1では、まず、感光ドラムの外径周期で発生する副走査方向の濃度ムラを、感光ドラムの位相に対応付けて予め測定し、その測定結果を濃度パターン情報テーブルとして記憶部に記憶する。そして、画像形成時に感光ドラムの位相に応じた濃度ムラの情報をそのテーブルから読み出し、それに基づき、感光ドラムの外径周期で発生する濃度ムラ補正する。
特許文献1によれば、機械的な精度が落ちたとしても電気的な画像補正により濃度ムラを抑制できるので、機器に要するコストを抑えることができる。
特開2007−108246号公報
画像形成装置内の温度の上昇等により電動モータのシャフトや駆動ギアに変形が生じ、それらの回転ムラの振幅、位相が変化する場合がある。尚、ここでの回転ムラとは周期的な回転速度変動のことを指す。この場合、上記特許文献1のような、画像データを補正する手法では、予測した濃度ムラと実際に発生した濃度ムラにズレが生じ、かえって濃度ムラを増加させてしまう課題がある。以下にこの課題について詳しく説明する。
図16は、予測した濃度ムラと実際に発生した濃度ムラとの関係を示した図である。例えば、プリント画像上の各走査ラインにおける濃度を図16(a)の2101のように予測したとする。予測した濃度を基に濃度ムラを相殺するように濃度を補正する。例えば、走査ラインL241のように予測した濃度ムラの濃度が濃い走査ラインでは濃度が薄くなるように、また、走査ラインL242のように予測した濃度ムラの濃度が薄い走査ラインでは濃度を濃くなるように画像データを補正する。その結果、図16(a)のように予測した濃度ムラ2101と実際に発生した補正前の濃度ムラ2102とに位相差がほとんどない場合、補正後の濃度ムラ2103のように濃度ムラが相殺され、濃度ムラを抑制することができる。しかし、図16(b)のように予測した濃度ムラ2104と実際に発生した補正前の濃度ムラ2105との位相がずれている場合、上述のような補正を行うと補正前よりもかえって濃度ムラが増加する。このことを走査ラインL243、L244を用いて説明する。走査ラインL243のように予測した濃度ムラの濃度の濃い走査ラインでは濃度を薄くするように画像データを補正する。しかし、実際には予測した濃度ムラと実際の濃度ムラの位相のずれが生じているため、走査ラインL243の実際の濃度は平均濃度より薄くなっており、濃度ムラ補正によりさらに濃度が薄くなる。同様に、走査ラインL244のように予測した濃度ムラの濃度の薄い走査ラインの濃度は、実際には平均濃度より濃くなっているため、濃度ムラ補正によりさらに濃度が濃くなる。その結果、濃度ムラ2106のように、濃度ムラ補正により濃度ムラがかえって増加してしまう。
本発明はこのような状況の下でなされたものであり、バンディングの濃度ムラ補正において、予測した濃度ムラと実際の濃度ムラのずれに起因する濃度ムラの増加を回避することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の構成を備える。
外部から入力される画像データに基づく画像形成を行う為の回転体を含む画像形成部を備え、前記画像形成部は、副走査方向における周期的なバンディングについて、前記回転体の位相に応じたバンディング補正情報によりバンディング補正を行う画像形成装置であって、前記画像形成部により形成される画像について副走査方向における周期的に発生しているバンディングの強度が所定の閾値より小さく抑制されるか否かを判断するための検査用画像を、前記画像形成部により形成させるよう制御する制御手段と、前記画像形成部により形成された前記検査用画像の前記副走査方向における周期的なバンディングの強度を検出する検出手段と、を備え、前記検査用画像は、前記バンディング補正がなされた第一の検査用画像と前記バンディング補正がなされない第二の検査用画像を含み、前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記第一の検査用画像の前記バンディングの強度が、前記検出手段により検出された前記第二の検査用画像の前記バンディングの強度よりも大きい場合に、前記バンディング補正を行わない、または前記回転体の位相と前記バンディング補正情報との対応関係を再設定するよう制御することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、バンディングの濃度ムラ補正において、予測した濃度ムラと実際の濃度ムラのずれに起因する濃度ムラの増加を回避することができる。
実施例の画像形成装置の断面及び濃度センサを示す図 実施例のモータのハードウェア構成を示す図 実施例の装置全体、濃度信号処理部及びFG信号処理部のブロック図 実施例のLPFとBPFの動作特性を示す図 実施例の機能ブロックを示す図 実施例の露光出力補正テーブル作成処理を示すフローチャート 実施例のFG信号の初期化処理、テストパッチの露光と読み取りの処理を示すタイミングチャート 実施例のモータの回転ムラ位相と露光タイミングとの関係を示す図 実施例のバンディングを補正するための露光出力補正テーブル 実施例の画像データ補正処理を示すフローチャートとモータの回転位相と複数の走査ラインとの対応関係を示す図 実施例の画像処理及び露光のタイミングチャートと主要機能ブロック図 実施例のバンディング軽減効果を表すグラフ 実施例の露光出力補正テーブル再作成処理の実行要否判断のフローチャート 実施例のテストパッチC及びその濃度ムラ検出結果を示す図 実施例のプリント動作を示すフローチャート 従来例の予測した濃度ムラと実際の濃度ムラとの関係を示す図
以下に、図面を参照しつつ、画像形成部を駆動するモータの周期的な回転ムラに応じたバンディング(転写材の搬送方向(副走査方向)の濃度ムラ)補正を行う画像形成装置について詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。以下の手順で順次説明を行う。
(1)まず図1と図2により、画像形成装置のハードウェア構成について説明し、図3を用いハードウェアブロック図を説明する。また、図5を用いて主要な機能を示した機能ブロックを説明する。
(2)次に、図6の露光出力補正テーブル作成処理のフローチャートを用い、画像形成に利用される回転体としてモータの回転ムラと、それに起因したバンディングを補正する為の濃度補正情報との対応(テーブル)を作成する処理について説明する。尚、モータの回転ムラとは、モータの周期的な回転速度変動のことを意味する。以下ではこの周期的な回転速度変動のことを回転ムラと記す。また、図7のタイミングチャートを用い、図6の露光出力補正テーブル作成処理を更に詳細に説明する。
(3)そして、画像形成時(露光時)において、装置本体に保持しているバンディング補正の為の濃度補正情報(テーブル)を用い、どのようにして、モータの周期的な回転ムラに対応したバンディング補正を行うかを説明する。
(4)最後に各種変形例について説明する。
[画像形成装置の断面図]
図1はカラー画像形成装置の断面の一実施例を示す図である。このカラー画像形成装置では、まず、画像処理部(図1には不図示)より供給される画像情報に基づいて点灯される露光光により静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して単色トナー像を形成する。そして、各色の単色トナー像を重ね合わせ、それらを転写材11へ転写し、その転写材11上の多色トナー像を定着させる。以下、詳細に説明する。
給紙部210a、210bから転写材11が給紙される。感光ドラム22Y,22M,22C,22Kは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成され、モータ6a〜6dの駆動力が伝達されて回転する。ここで、Y、M、C、Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応する。以下、各色を個別に説明する場合を除き、Y、M、C、Kを省略することもある。帯電器23は感光ドラム22を帯電させる。各帯電器23には丸断面で示されるようにスリーブが備えられている。露光光はスキャナ部24から送られ、感光ドラム22の表面を選択的に露光することにより、静電潜像が形成される。尚、感光ドラム22は、一定の偏心成分を有して回転しているが、静電潜像が形成される時点においては、各感光ドラム22の位相関係は、転写部において同じ偏心影響となるよう既に調整されている。現像器56は、トナーカートリッジ55から供給されるトナーにより、静電潜像を可視化する。各現像器56には、スリーブ56YS,56MS,56CS,56KS(以下、単に56Sとすることもある)が設けられており、また、各々の現像器56は画像形成装置本体に脱着可能に取り付けられている。
中間転写体57は、感光ドラム22に接触しており、モータ6eにより駆動される駆動ローラ72によってカラー画像形成時に時計周り方向に回転し、感光ドラム22の回転に伴って回転し、単色トナー像が転写される。その後、中間転写体57に転写ローラ58が接触して転写材11を狭持搬送し、転写材11に中間転写体57上の多色トナー像が転写される。転写ローラ58は、転写材11上に多色トナー像を転写している間、58aの位置で転写材11に当接し、転写処理後は58bの位置に離間する。定着器70は、転写材11を搬送させながら転写された多色トナー像を溶融定着させるものであり、図1に示すように転写材11を加熱する定着ローラ61と、転写材11を定着ローラ61に圧接させるための加圧ローラ62を備えている。定着ローラ61と加圧ローラ62は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ63,64が内蔵されている。すなわち、多色トナー像を保持した転写材11は定着ローラ61と加圧ローラ62により搬送されるとともに、熱および圧力を加えられトナーが表面に定着される。トナー像定着後の転写材11は、その後図示しない排出ローラによって図示しない排紙トレイに排出されて画像形成動作は終了する。クリーニング装置59は、中間転写体57上に残ったトナーをクリーニングするためのものであり、中間転写体57上に形成された4色の多色トナー像を転写材11に転写した後の廃トナーは、クリーナ容器に蓄えられる。濃度センサ71(光学特性検出センサとも呼ぶ)は、図1の画像形成装置において中間転写体57へ向けて配置され、中間転写体57の表面上に形成されたトナーパッチの濃度を測定する。
尚、図1では中間転写体57を備えたカラー画像形成装置を説明したが、感光ドラム22に現像されたトナー像を転写材11に直接転写する一次転写方式を採用した画像形成装置にも適用できる。この場合には、以下の説明において、中間転写体57を、転写材担持体である転写材搬送ベルトに置き換えるものとする。また、図1に示される断面図では各感光ドラム22に駆動部であるモータ6が設けられているが、複数の感光ドラム22でモータ6を共通化しても良い。また、以下では、画像の主走査方向に対して主走査方向と垂直に交わる、例えば転写材11の搬送方向や、中間転写体57の回転方向の称呼を搬送方向もしくは副走査方向とする。
[濃度センサ71の構成]
光学特性検出センサである濃度センサ71の一実施例を図1(b−1)、(b−2)に示す。図1(b−1)に示すように、濃度センサ71は、発光素子であるLED8と、受光素子であるフォトトランジスタ10により構成される。ここで、LED8により照射された光は、拡散光を抑えるためのスリット9を通過し、中間転写体57表面に到達する。そして、乱反射光を開口部15により抑制した上でその正反射成分をフォトトランジスタ10で受光する。図1(b−2)は濃度センサ71の回路構成を示す図である。抵抗12はフォトトランジスタ(PD)10とVccの電圧を分圧する為のもので、抵抗13はLED8を駆動する電流を制限する。トランジスタ14は、CPU21(図3)からの信号(Input)により、LED8をオン/オフする。そして、図1(b−2)に示される回路では、LED8の光を照射したときのトナー像からの正反射光量が大きいと、フォトトランジスタ10に流れる電流が大きくなり、Outputとして検出される電圧V1の値が大きくなる。すなわち、図1(b−2)の構成では、トナーパッチの濃度が低く正反射光が大きいときに検出電圧V1は高く、トナーパッチの濃度が高く正反射光が小さいときに検出電圧V1は小さくなる。
[モータ6の構成の説明]
以下、補正対象となるバンディングの発生源であるモータ6の構成について説明する。まず、図2(a)乃至(d)を用いてモータ6の一般的構成を説明し、図2(e)を用いモータ6で発生する周期的な回転ムラのメカニズムについて説明する。
◆モータの一般的構成の説明
まず、図2(a)にモータ6の断面図を、図2(b)に正面図を、また、図2(c)に回路基板303を取り出した図を夫々一例として示す。尚、モータ6とは、例えば既に説明した感光ドラム22を駆動するモータ6a〜6dや、駆動ローラ72を駆動するモータ6e等、画像形成部に含まれる様々なモータを意味する。
図2(a)、(b)において、ロータフレーム301の内側には、永久磁石で構成されるロータマグネット302が接着されている。ステータ308にはコイル309が巻かれている。そして複数のステータ308が、ロータフレーム301の内周方向に沿って配置されている。シャフト305は回転力を外部に伝達する。具体的には、シャフト305を加工してギアを形成したり、POMなどの樹脂により構成されたギアをシャフト305に挿入し、回転力を相手ギアに伝達する。ハウジング307は、ベアリング306を固定し、且つ取り付けプレート304に勘合される。一方、図2(c)に示すような回路基板303のロータ側の面には、FGマグネット311に対向するように環状にFGパターン(速度検出パターン)310がプリントされている。また、回路基板303の他方の面には、不図示の駆動制御用の回路部品が実装されている。駆動制御用の回路部品には、制御用IC、複数のホール素子(例えば3つ)、抵抗、コンデンサ、ダイオード、MOSFET等がある。そして、不図示の制御ICは、ロータマグネット302の位置情報(ホール素子出力)に基づき、コイル309の電流の向きを切替え、ロータフレーム301やそれに接続された各パーツを回転させる。
次に図2(d)にロータマグネット302を取り出した図を示す。ロータマグネット302の内周表面には着磁312が施され、ロータマグネット302の開放面端にはFGマグネット311の着磁が施されている。本実施例では、ロータマグネット302は8極(4N極、4S極)の駆動用着磁を有している。また着磁312は理想的には等間隔でN極とS極が交互に着磁されている。一方、FGマグネット311は、N磁極、S磁極が駆動用の着磁312の数より多く着磁されている(本実施例ではN極とS極の対が32個)。尚、図2(c)に示されるFGパターン310は、FGマグネット311の着磁極数と等しい数の矩形を、直列かつ環状に接続して形成されている。尚、駆動用着磁数及びFGマグネット数については上記の例に限定されることはなく、その他の形態でも適用可能である。
ここで、図2に例示されるモータでは、モータの速度センサとして、回転速度に比例した周波数信号を発生する周波数発電機(Frequency Generator)方式、即ちFG方式を採用している。以下、FG方式について説明する。FGマグネット311がロータフレーム301と一体的に回転すると、FGパターン310には、FGマグネット311との相対的な磁束変化により、回転速度に応じた周波数の正弦波状の信号が誘起される。不図示の制御ICは、発生した誘起電圧と所定閾値とを比較することにより、パルス状のFG信号を生成する。そして、この生成されたFG信号に基づきモータ6の速度/駆動制御、及び後に説明する各種処理が行なわれる。尚、モータ6の速度センサとしては、速度発電形のものに限らず、MRセンサ式やスリット板式のエンコーダを採用しても良い。
後に詳しく説明するが、本実施例では、モータ6の回転ムラが周期的な濃度ムラ(バンディング)に連動している。そして、どのような周期的濃度ムラが発生しているかを予測する際に、モータ6の回転ムラの回転位相をパラメータにする。そして、CPU21は、モータ6からモータの回転に応じて出力されるFG信号に基づき、回転ムラの回転位相を特定する。尚、モータの回転速度変動の位相を特定するうえでは、モータの回転毎に少なくとも1回出力される信号であれば、FG信号にかわって採用することができる。
◆モータの回転ムラメカニズムの説明
一般的に、モータ6の1回転周期の回転ムラの態様は、モータ6の構造に起因している。例えば、ロータマグネット302の着磁状態(ロータ1周での着磁バラツキ)と、ロータマグネット302とステータ308の中心位置のずれにより、モータ6の1回転周期の回転ムラの態様が決まる。これは、これら2つの要因により、ステータ308全体とロータマグネット302全体とで発生している総合的なモータ駆動力が、モータ6の1周期の間で変化することに起因する。ここで図2(e)を用いて着磁のバラツキについて説明する。図2(e)は、着磁312を正面から見た図である。A1〜A8及びA1’〜A8’は夫々極が変化する境界を示す。円周に沿って等間隔でプロットされるA1〜A8は着磁バラツキがないときのN極及びS極の境界を示す。一方、A1’〜A8’は着磁バラツキがあるときのN極及びS極の境界を示す。
また、シャフト305(ピニオンギア)の偏心もモータ6の回転ムラの一要因として挙げることができる。この回転ムラが回転する相手に伝達され、それが濃度ムラとなって現れる。このシャフト305(ピニオンギア)の偏心も、モータ6の1回転周期と同一の周期であるが、この回転ムラと先に説明した着磁バラツキの回転ムラとが合成された回転ムラが駆動力の伝達先に伝わり、それが濃度ムラとなって現れる。以上が、代表的なモータ1回転周期の回転ムラのメカニズムである。
他方、モータ6からは、上記した1回転周期の回転ムラ以外の周期の回転ムラも発生している。ロータマグネット302に8極の着磁がなされた駆動磁極を持つモータの場合、4組のN極及びS極の組み合わせがあるので、モータ1回転において、不図示の各ホール素子からは、4周期分の磁束変化が検出される。そして、何れかのホール素子の配置が理想配置からずれてしまうと、1周期の磁束変化において、各ホール素子からの出力の位相関係が崩れる。すると、各ホール素子からの出力に基づき、ステータ308に巻かれたコイル309への励磁切替えを行うモータ駆動制御において、その切替えタイミングがずれてしまう。その結果、モータ6の1周分周期の1/4の周期の回転ムラが、モータ6が1周する間に4回発生する。尚、本実施例のロータマグネット302は8極の駆動用着磁を有する構成としたが、異なる駆動用着磁数を有するロータマグネット302の場合は、駆動用着磁の極数に応じた整数分の一周期(整数倍の周波数)の回転ムラが発生する。
[ハードウェア全体のブロック図]
図3(a)は、本実施例における主要なハードウェア構成に係る全体ブロック図である。ここで、濃度信号処理部25(以下、「信号処理部25」と記す)、FG信号処理部26は、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)や、SOC(System On Chip)で構成される。CPU21は、記憶部50、画像形成部60、FG信号処理部26、信号処理部25、濃度センサ71の各ブロックと連携し各種制御を行う。また、CPU21は入力される情報に基づき各種演算処理も行う。記憶部50は、EEPROM及びRAMを含む。EEPROMは、モータ6の位相情報としてのFG信号を識別するカウント値(モータの位相情報に相当)と画像濃度を補正する為の補正情報との対応関係を書換え可能な形態で格納している。またCPU21の画像形成制御の為の、その他の各種設定情報も格納している。また、記憶部50のRAMは、CPU21が各種処理を実施する際の情報を一時的に格納する為に使われる。画像形成部60は、図1(a)において説明した画像形成に係る各構成品の総称であり、ここでの詳しい説明は省略する。また、濃度センサ71(光学特性検出センサ)も図1(b−1)、(b−2)で説明した通りである。
信号処理部25は、濃度センサ71の検出結果信号が入力され、CPU21がモータ6に関する濃度ムラを容易に抽出できるように、入力された信号を加工することなく或いは加工してCPU21に出力する。他方、FG信号処理部26は、図2で説明したモータ6から出力されるFG信号が入力され、そのFG信号に係る処理を行う。例えば、FG信号処理部26は、CPU21がモータ6の位相を特定するために、FG信号を加工してCPU21へ出力したり、FG信号に係る処理の判定結果をCPU21に通知する。
このような全体ブロック図において、CPU21は、信号処理部25から出力される濃度信号と、FG信号処理部26から出力される位相信号とに基づき、モータ6の回転位相と濃度補正(バンディング補正)の為の補正情報とが対応付けられたテーブルを作成する。また、CPU21は、FG信号処理部26から供給されるFG信号に基づき特定したモータ6の位相変化に同期させ、モータ6の回転ムラの位相に応じた濃度補正が反映された露光をスキャナ部24に行わせる。これについての詳細は、後のフローチャート等により説明する。
<信号処理部25の詳細ブロック図>
次に、図3(a)で説明した信号処理部25の詳細について、図3(b)を用いて説明する。ローパスフィルタ(以下、LPF)27は特定の周波数成分の信号を選択的に通過させる。フィルタの遮断周波数の設定は、モータ6の1回転で1周期の周波数成分(以下W1成分)以下の信号を主に通過させ、且つその他W1成分の整数倍周波数の信号を減衰させる設定となっている。図4(a)にLPF27の動作例を示す。濃度センサ出力をLPF27に通過させることによりセンサ出力データAをCPU21に出力し、W1成分の濃度ムラを容易に抽出することができる。また、バンドパスフィルタ(以下、BPF)28は、濃度センサ71の出力のうち、所定の周波数成分を抽出することができる。本実施例では、一例としてモータ1回転周波数の4倍周波数(1/4周期:以下W4成分)の回転ムラを抽出する構成となっている。フィルタ特性はW4成分の周波数を中心に、遮断周波数を2つ設けている。図4(b)にBPF28の動作例を示す。濃度センサ出力をBPF28に通過させることによりセンサ出力データBをCPU21に出力し、W4成分の濃度ムラを容易に抽出することができる。また、信号処理部25は、濃度センサ71の検出結果からモータ6の回転ムラの成分を除去しない生センサ出力データもCPU21に出力する。この生センサ出力データは、例えば、CPU21が濃度センサ71の検出値の平均を算出するときに利用される。
尚、後に詳しく説明するが、CPU21は、モータ6の回転ムラに起因したW1成分とW4成分の双方の濃度ムラを補正する為の補正値を算出する。また算出された補正値は、位相情報であるFG信号のカウント値と関連付けられ、記憶部50に格納され、画像形成時(露光時)に、モータ6の回転ムラの位相に応じて利用される。ここで、モータ6の回転ムラの位相は、モータ6の周期的な回転速度変動におけるある状態に対応されている。そして、モータ6の回転ムラの位相が変化するとは、先のある速度状態から、モータ6の速度が変化することを指す。
<FG信号処理部26の詳細ブロック図>
次に、図3(a)で説明したFG信号処理部26の詳細を図3(c)を用いて説明する。F/V変換器29は、取得したFG信号の周波数解析を行う。具体的には、FG信号のパルス周期を計測し、この周期に応じた電圧を出力する。ローパスフィルタ30(以下、LPF30)におけるフィルタの遮断周波数は、W1成分以下を通過させ、W1成分より大きな周波数の信号を減衰させる設定になっている。尚、F/V変換器29及びローパスフィルタ30にかわり、FFT解析部を設けFG信号の周波数解析を行っても良い。SW31はスイッチであり、LPF30から出力される信号を判定部32へ入力するか否かを切替える。SW制御部33は、初期化信号によりSW31をオンさせ、リセット終了後においては次に入力されるFGカウント信号によりSW31をオフさせる。判定部32は、LPF30から入力された信号をモータ1周分取得し平均値を算出する。平均値算出後はLPF30から入力される値と平均値を比較し、所定の条件となった場合にカウンタリセット信号を出力する。カウンタリセット信号は、SW制御部33とFGカウンタ34へ入力される。また、カウンタリセット信号はCPU21へ送られ、リセットが行われたことがCPU21へ報知される。FGカウンタ34は、モータ1周分のFGパルス数をカウントアップしトグルする。本実施例ではモータ6が1回転すると、32パルスのFG信号が出力されるので、FGカウンタ34は0〜31をカウントし、CPU21にカウント値を出力する。また、FGカウンタ34は、カウンタリセット信号が入力されるとカウントを“0”にリセットする。
[ハードウェア構成及び機能ブロック図]
図5(a)は、カラー画像形成装置の一部の構成品、図3に示した一部のブロック図及びCPU21が司る機能ブロック図との関係を示す。尚、図1(a)、図3と同一のものを指すときは、同じ符号を付してあり詳しい説明は省略する。図5(a)において、テストパッチ生成部35は、中間転写体57上に濃度検出の為のトナー像で構成される検出パターン(以下、「テストパッチ」とする)39の形成を司る。尚、検出パターンのことを検査用画像や検査用パターンと称呼することもある。テストパッチ生成部35は、テストパッチ39のデータに基づき、スキャナ部24により感光ドラム22上に静電潜像を形成させる。そして、不図示の現像器56により、この静電潜像を現像し、中間転写体57上にトナー像(テストパッチ)を形成させる。そして、濃度センサ71は、形成されたテストパッチ39に光を照射しその反射光特性を検出し、信号処理部25にその検出結果を入力する。補正情報生成部36は、濃度センサ71により検出されたテストパッチ39の検出結果に基づき、後の図9で説明する濃度補正情報を生成する。画像処理部37は、各種画像にハーフトーン処理などの画像処理を施す。露光制御部38は、FGカウント値に同期させて、スキャナ部24を露光させ電子写真プロセスを経て中間転写体57上へテストパッチ39を形成する。
モータ制御部40の詳細を図5(b)に示す。図5(b)において、速度制御部43は、モータ6を所定の速度で制御するために、目標値とモータ6のFG信号から得た速度情報との差分を算出する差分演算部41により得られた値に、制御ゲイン42を乗じ制御量として出力する。速度制御部43は、目標値に対してモータ6から得られた速度情報が遅かった場合は制御量を増加させ、モータ6から得られた速度情報が目標値より速かった場合は制御量が小さくなるように制御することで、モータ6の速度が目標値と一致するように制御を行う。またモータ制御部40は、モータ6の制御ゲイン42を変更して設定することもできる。モータ制御IC45は、モータ制御部40より入力された制御量に応じて電力増幅部44がモータ6に供給する電力を決定する。
尚、ハードウェア構成と機能ブロックとの対応について、図3、図5で示した形態は一例であり、それに限定されるものではない。例えば、図3、図5でCPU21に担わせた機能の一部、或いは全てを特定用途向け集積回路に担わせても良い。また、逆に、図3、図5で特定用途向け集積回路に担わせた機能の一部、或いは全てをCPU21に担わせても良い。
[露光出力補正テーブル作成処理のフローチャート]
露光出力補正テーブル作成の処理の一実施例を、図6のフローチャートに示す。この図6のフローチャートにより、モータ6の位相情報と濃度ムラとの対応関係を取得し、また濃度ムラに対する濃度補正情報を演算し、モータ6の位相情報と濃度補正情報との対応テーブルを作成する。そして、ここで作成されたテーブルが後のプリント実行時にバンディングを軽減させる為に用いられる。以下、具体的に説明する。
まず、露光出力補正テーブル作成処理が開始すると、モータ制御部40は、ステップ(以下、Sとする)701で、モータ6が所定の回転数範囲であることを確認し、その後、速度制御部43の制御ゲイン42の速度制御ゲイン(モータゲイン)を最低値に変更する。尚、ゲイン設定について最低値に限定されることはなく、少なくとも通常の画像形成時よりも低い設定値にゲインを設定すれば、モータ6の1回転周期の回転ムラを大きくしその検出を容易にすることができる。ここで、通常の画像形成とは、例えば、画像形成装置の外部のコンピュータから入力された画像データであって、ユーザのコンピュータ操作に応じて作成された画像データに従う画像形成のことを指す。すなわち、画像形成部60にこれらの画像データが入力され画像形成が行われる場合の画像形成をいう。
続いて、CPU21は、S702でモータ6の回転位相を検出する為に、FG信号処理部26によりSW制御部33を介して、SW31をオンしモータ6のFG信号のカウントを開始する。そして、判定部32は、S703でF/V変換器29の出力、即ち、LPF30で処理されたモータ6の1回転の周期の回転ムラを抽出しそれを平均化する。また、判定部32は、S704でW1成分のモータ回転ムラの位相が所定位相になったか否かを判定する。本実施例では、モータ6の回転ムラの位相が例えば0になったかを判定する。S704で所定位相になったと判定された場合、判定部32は、S705でカウンタリセット信号を出力し、FGカウンタ34をリセットする。また、判定部32からのカウンタリセット信号を受信したCPU21は、S705でモータ位相情報であるFG信号のカウント値の監視を開始する。CPU21によるFG信号のカウント値の監視によりモータ6の位相特定がなされる。また、CPU21によるFG信号のカウント値の監視は、印刷ジョブが終了するまで継続される。
S706で、モータ制御部40は、制御ゲイン42の設定を最低値から元の設定値(変更前の設定値)へ戻す。これにより、テストパッチ形成において、制御ゲイン42について、通常の画像形成時と同じ条件とすることができる。テストパッチ生成部35は、S707でテストパッチ39の為のテストパッチデータを生成する。テストパッチ生成部35は、S708で、モータ6のFG信号のカウント値が所定値(例えば“0”(カウンタ0))になったか否かを判定する。S708で所定カウント値になったと判定すると、テストパッチ生成部35は、S709でスキャナ部24に露光を開始、すなわちテストパッチ形成を開始させる。尚、テストパッチ形成時には濃度補正テーブルは用いられない。濃度センサ71は、S710で中間転写体57上に形成されたテストパッチ39から得られる反射光を検出する。ここで濃度センサ71による検出結果は信号処理部25を介してCPU21へ入力される。CPU21へ入力される信号は、図3(b)で説明した通り3種類である。
補正情報生成部36は、S711でS710における検出結果に基づき、モータ6の回転ムラに起因する濃度ムラを軽減する為の濃度補正値を算出する。また、それと共に算出した濃度補正値を記憶部50(EEPROM)に格納する。具体的に説明すると、まず補正情報生成部36は、S710の検出結果に基づき濃度の平均値(以下Daveと記す)を算出する。次に、補正情報生成部36は、モータ6の各回転位相に対応させて濃度値Dnを算出し、またDaveとモータ6の各回転位相(FGカウント値)に対応するDnを比較しその差分を求める。次に、補正情報生成部36は、補正値Dcnを、Dcn=Dave/Dn=Dave/(Dave+差分値)の演算式で求める。そして、ここで算出されたDcnを、画像情報の濃度に反映したり、或いは画像情報ではなくスキャナ部24を直接駆動する制御信号等に反映したりする。例えばDave=10とし、検出された濃度が平均よりも略5%高くDn=10.5であるとする。この場合、Dave/Dn=10/10.5=10/(10+0.5)=0.952となる。この例ではDn=10.5に対して、例えばスキャナ部24による露光時間や露光強度を制御する為の信号にこの0.952を乗算すれば良い。そして、CPU21は、S711で算出された補正値とFGカウント値(FG−ID)とを対応付けて記憶部50(EEPROM)に格納する。このように、モータ6の回転ムラの位相に応じた濃度補正を行った露光をスキャナ部24に行わせることができる。
ここで、S710の処理では、図3(b)で説明した如く、LPF27とBPF28によりW1、W4の夫々について抽出が行われる。尚、W4成分の抽出のための反射光の検出開始タイミングはW1のそれと同じである。また、S711の処理では、検出されたW1及びW4成分の濃度ムラに基づき、補正情報生成部36が、W1とW4成分の夫々のムラを補正する為の補正情報を演算する。そして、以上の各ステップの処理を終えて、露光出力補正テーブル作成の処理を終了する。
[モータ位相とトナー像の濃度変動の関連付け処理]
図7(a)は、図6のS701〜S705の処理の詳細を説明する為の図であり、モータ6のFGカウント値のカウンタリセット処理(初期化処理)の一実施例を示すタイミングチャートである。この図7(a)に示されるタイミングチャートにより、モータ6の速度変動状態をどの位相(例では位相0(FG))に相当させるかを決めることができる。図7(a)の例では、モータ6の速度が、平均よりも高い速度の状態から、低い状態に向かう途中の平均値を横切る状態が位相0(FG)に割り当てられている。尚、図7(a)は一例であり、モータ6の任意或いは所定の速度変動状態を何れかの位相(例えば位相0(FG))に割り当ててもよい。再現性を前提に、モータ6の任意或いは所定の速度状態を、モータ6の何れかの位相(任意或いは所定位相)に割り当て、後の処理でその割り当てられた位相を特定できればよい。その結果、他のタイミングにおいて、モータ6の位相をパラメータにして各種処理を行うことができる。図7(a)のタイミングチャートはその一実施例である。以下、具体的に説明する。
まず、CPU21がt0で初期化信号をFG信号処理部26へ出力すると、SW制御部33へその初期化信号が入力される。SW制御部33は、t0以降最初に入力されたFG信号に同期してSW31をオンしFGカウントを開始する(S702)。t1〜t2の間(FG信号モータ1周分)、判定部32はLPF30からの入力値の平均値Vaveを算出する。判定部32は、t2以降算出されたVaveとLPF30から入力される値を比較し、所定の条件、例えば、入力値が平均値Vaveより高い側から低い側へ横切ったタイミングt3(S704でのYES)でカウンタリセット信号を出力する。
FGカウンタ34は、t3のタイミングでカウンタリセット信号を受信すると、カウントを“0”にリセットする。また、CPU21はカウンタリセット信号を受けて、位相情報(FGカウント値)の初期化が完了したことを認識する。また、このリセット後においてもCPU21は、FGカウンタ34を継続してモニタリングする。
図7(b)は、トナー像のテストパッチ露光(テストパッチの形成)に係るタイミングチャートの一例であり、図6におけるS707の処理の詳細を説明する図である。尚、図7(b)のタイミングチャートでは、図7(a)の処理からFG信号のカウントが継続されているものとする。つまり、CPU21が、モータ6の回転ムラ位相をFGカウント値の変化に応じて継続的に特定していることを前提としている。以下、図7(b)について説明する。
まず、テストパッチ39は、読み取りタイミング生成用のプレパッチと濃度ムラ計測用の通常のパッチとで構成される。テストパッチ生成部35は、通常パッチの露光を開始すべき所定のFGカウント値に到達する前のt4のタイミング(本実施例では通常パッチを露光する10FGカウント前)で、プレパッチの形成(露光)を開始する。プレパッチは、濃度センサ71によるテストパッチ39の検出開始タイミングとの同期を取る為のものであり、その長さは短くて良い。例えば、モータ1回転周期の長さは不要であり、濃度センサ71で検知できる長さであれば十分である。図7(b)では、プレパッチにおける露光時間を、FGカウントで2カウント分とし、t5のタイミングでプレパッチの露光を停止する。
そして、テストパッチ生成部35はt6のタイミングで、FGカウントが0になったら通常パッチの露光を開始する(S709)。この後、少なくともモータ1周分以上のFGカウントが行われるまで露光を継続する(t7)。そして図1(a)で説明した電子写真プロセスを経て、最終的に中間転写体57上に、トナー像としてテストパッチ39が形成される。図7(c)は、テストパッチ39を読み取るタイミングチャートを示したものであり、図6のS710の詳細を説明する図である。図7(b)の説明においては、テストパッチ生成部35は、プレパッチの露光開始から10FGカウント後にテストパッチ39の露光を開始した。その為、テストパッチ39は、プレパッチを濃度センサ71で検出してから(10+32n(nは0以上の整数))カウント経過後に読み取りを行う。t8で濃度センサ71がプレパッチを検出し、CPU21は、次のFGパルスを検知するt9のタイミングを起点とし、(10+32n(nは0以上の整数))カウント経過後のt10でパッチの読み取りを開始する。尚、t8にてプレパッチが検出されたと見なされる閾値は、パッチの濃度や発生し得る濃度ムラ振幅等を考慮して適宜設定すればよい。
また、図中の901は、CPU21により管理されており、光学特性値が読み取られた通常のテストパッチ39を露光したときの、CPU21により認識されていたモータ6の位相情報であるFG信号を示す。その状態を模式的に図8に示す。
図8(i)〜(iii)は、スキャナ部24の露光タイミングと、そのときにCPU21が認識しているモータ6の位相情報との関係を模式的に示す図である。図8(i)及び図8(ii)は、テストパッチ39の静電潜像を形成する際に、CPU21がモータ6の位相情報を認識している様子を示している。図では、位相θ1に対してFGs1が、位相θ2に対してFGs2が夫々対応することを示す。また図8(iii)は、形成されたテストパッチ39の移動方向に沿った各位置において、画像露光時におけるモータ6のどの位相情報が対応しているかを示す図である。この図8(iii)における対応関係もCPU21により管理される。
尚、図7(c)では図示されていないが、実際には、W4成分の光学特性値の検出もt10のタイミングに同期してBPF28から出力され、CPU21へ入力される。そして、濃度センサ71で得られたテストパッチ39の光学特性値は、信号処理部25でLPF27やBPF28を経由後CPU21へ入力される。CPU21は、信号処理部25から出力された光学特性値(濃度値に相当)と、その検出対象となったパターンを形成したときのモータ6の位相情報(FGカウント値)とを関連付け記憶部50(EEPROM)へ格納する。タイミングがt11に達し、少なくともモータ1周分のFGカウント分の濃度センサ71による検出結果が得られると、CPU21はテストパッチ39の読み取りを終了する。
尚、図7(c)のタイミングチャートにおける、濃度センサ71による光学特性の読取について、図7(c)の白丸点近傍で複数回光学特性値の読取を行い、それを濃度センサ71により読取った光学特性値としても良い。また、t10のタイミングで、CPU21へ入力される濃度センサ71の検出値は、LPF27を通過したものである。従って、LPF27の周波数特性によっては、CPU21に入力される検出値の精度が十分でない場合もある。その場合には、t10のタイミングから更に例えば32個目(W4の場合は8個目)のFGカウント値に対応した検出値を代わりに用いれば、濃度センサ71の検出精度がより向上する。
[テストパッチ39の濃度ムラ成分]
テストパッチ39の検出結果には、露光時におけるモータ6の回転ムラの影響が含まれている。また、転写時におけるモータ6の回転ムラの影響も含まれている。すなわち、露光時と転写時において回転ムラの発生源は同一である。そして、テストパッチ39からは、上記した回転ムラの影響が統合された濃度ムラが検出される。尚、濃度ムラは、モータ6の物理的形状に起因する為、モータ6の1回転周期の回転ムラの位相はモータ6の物理的状態に対応して再現性のあるものである。
[露光出力補正テーブルの一例]
図9は、図6のフローチャートにおけるS711の処理により作成された露光出力補正テーブルの一例である。この図9に示されるテーブルの情報は記憶部50(EEPROM)に格納されたものであり、画像形成時に、CPU21がこのテーブルを参照しモータ6の回転ムラ位相に応じたバンディング補正(露光制御による濃度補正)を行う。
図9のテーブルAは、モータ位相とトナー像の濃度値との対応を示す。図9ではW1とW4の夫々についてテーブルAが作成されている。ここで、W1については、LPF27を介して検出される電圧値V1を濃度値に変換することで図9(a)に示される濃度値が算出される。また、W4については、BPF28を介して得られる検出結果を濃度値に換算し、それに平均濃度値を加算することで図9(b)の濃度値が算出される。なお、平均濃度値についてはW1の検出結果より求めても良いし、図3(b)に示される生センサ出力データを補正情報生成部36が平均化することで算出しても良い。次に、補正情報生成部36は、W1とW4の夫々について、各濃度値と平均値との差分Δd1、Δd2を算出し、算出したΔd1、Δd2を各位相情報に対応付けてテーブルBを作成する。そして、補正情報生成部36は、テーブルBに格納された各位相情報に対応したΔd1、Δd2を加算し、W1とW4の差分値を合計する。そのテーブルを図9(c)のテーブルCに示す。
補正情報生成部36は、各位相情報に対応した合計差分値に基づき、濃度補正値を算出する。モータ6のある位相FGnにおける濃度値をDn、平均特性をDaveとすると、濃度補正値Dcnは、Dcn=Dave/(Dave+合計差分値)として与えられる。計算された補正情報のテーブルをテーブルDに示す。このテーブルDを露光出力補正テーブルとする。そして、このDcnを例えば露光出力に乗算する。また、露光出力と濃度が比例関係にないような場合には、濃度変動量に応じた乗算値を適宜各位相情報に対応付ける。そして、CPU21は、算出されたテーブルDの情報を、再度利用できるように記憶部50(EEPROM)に格納する。更に、濃度補正値DcnにFG信号間を補間したデータを追加することで、よりスムーズな補正パターンを生成することも可能である。このように、本実施例では、1の回転体であるモータ6から複数周期(周波数)の回転ムラが発生し、それがバンディングに影響するような場合に対応することができ、きめ細やかな対応を行うことができる。尚、露光出力補正テーブルにおいては、W1成分とW4成分の濃度ムラ位相(モータ回転ムラ位相に対応)の0位相が一致した場合を説明したが、それには限定されない。モータ固有の機械的構成によっては、W1とW4成分の濃度ムラ位相の0位相が一致しない場合もある。その場合でも、上述の実施例に沿って図9に相当する露光出力補正テーブルを作成することができる。
[画像データ補正処理のフローチャート]
図10(a)は、モータ6の回転ムラの位相に対応した画像データ補正処理の一実施例を示すフローチャートである。YMCKの各色について同様の処理が行われるものとする。この図10(a)に示されるフローチャートにより、モータ6の回転ムラの位相に対応したバンディング補正情報を用いた画像のバンディング補正が行われる。尚、ここでのバンディング補正情報とは、図9で説明した、回転体であるモータの各位相に対応した濃度ムラ補正情報のことを指す。
まず、図10(a)のフローチャートを説明する。S1201で、CPU21は画像形成(プリント)を開始し、S1202で図7(a)のタイミングチャートを実行することで、FGカウンタをリセットし、またFGカウント値の継続的なモニタリングを開始する。S1203で、画像処理部37は走査ラインごとの画像データ処理を開始する。そして、以下の処理において、1ページn走査ラインの露光を伴う露光処理を印刷ジョブのページ数分だけ繰り返し行う。
S1204で、画像処理部37は、第1走査ラインL1に対する画像データを読み込む。そして、第1走査ラインL1対する濃度DL1の濃度補正値を決める為、S1205で現在着目している走査ラインに対するモータ6の位相(FGカウント値FGs)を決定する。この決定方法については後の図11にて詳しく説明する。ここで、本実施例では、モータ6の1周で32個のFGパルス信号が出力されるので、1つのFG信号分に対してモータ6が11.25°回転する。つまり、モータ6が11.25°回転する毎に走査されている複数の走査ラインに同じ位相(FGカウント値)を設定する。図10(b)にモータ6の位相(FG1(θ1)等)と複数の走査ライン(L1・・Ln・・等)との関係の一例を示す。
続いて、画像処理部37は、S1206で補正機能が正常に作用していることを示す濃度ムラ補正フラグがオン(ОN)か否かを判断する。画像処理部37は、S1206で濃度補正フラグがオンであると判断した場合には、処理をS1207の濃度補正へ移行させる。他方、画像処理部37はS1206で濃度補正フラグがオンでないと判断した場合には、着目走査ラインの画像データに対してS1207での濃度補正を実行することなく、次の走査ラインに濃度補正処理の対象を移す。尚、S1207での濃度補正を実行しない場合でも、例えば従来から知られている画像データの階調値の変換を行うγテーブル等を用い濃度補正を行っても良い。これらの公知の濃度補正についての説明は省略する。
画像処理部37は、S1205で決定されたFGカウント値FGsに応じて、対応する濃度補正情報を露光出力補正テーブル(図9)より読み込んで画像情報の階調値に乗算したり、露光時間や露光強度を制御する為の信号に乗算し濃度ムラの補正を行う。実際には、S1206でYESと判定されることに応じて、副走査方向の各ライン画像にモータ6の回転ムラの各位相が割り付けられ、夫々のライン画像に対する位相(FGs)に応じた画像処理が行われる。
CPU21は、S1208で所定の走査ライン(ページ内での最後の走査ライン(例えばn走査ライン))に対して濃度補正処理が完了したかどうかを判断し、完了していなければ、S1210でLn(処理ライン)を1つ進める(インクリメントする)。そして画像処理部37は、次の走査ラインに対して、再びS1205乃至S1207の処理を実行する。一方、所定走査ライン数の処理が完了し、CPU21が、S1208でn走査ラインまで濃度補正が完了したと判断すると、CPU21は、更にS1209で全ての頁について処理を終了したか否かを判定する。CPU21は、S1209で全ての頁について終了してないと判断すると、S1211で、パラメータLnをL1に初期化し、次のページについてS1204以降の処理を実行する。そして、CPU21がS1209で全ての頁について終了したと判断すると、画像データ補正処理を終える。
以下、S1205に関連した処理の詳細を説明する。図11(a)は、モータ6の回転ムラの位相に応じた画像データ補正処理及び露光処理を示すタイミングチャートであり、1ページの最初の部分の画像データ補正処理を示す。この図11(a)に示されるタイミングチャートにより、モータ6の回転ムラ位相に応じた濃度補正情報(図9の露光出力補正テーブル)を用い、画像のバンディング補正を行うことができる。また、図11(b)は、図11(a)に関連した主要機能ブロック図を示す。図5と同じものには同じ符号が付されている。以下、具体的に説明を行う。
まず、tY11にて、画像処理部37が、露光制御部38からtY0秒後に露光を開始する通知を受信する。このとき画像処理部37は随時FG信号処理部26よりFGカウント値を通知されており、露光制御部38からの通知を受けたtY11におけるFGカウント値に従い、そこからtY0秒後のtY12におけるFGカウント値を演算する。図11(a)では、通知を受けたときのFGカウント値が25であり、演算された露光時のFGカウント値が29であることが示されている。そして、その演算された露光開始時のFGカウント値に基づき、対応する濃度補正情報を露光出力補正テーブル(図9)より読み込み、1走査ライン目の画像に対して濃度補正(バンディング補正)を行う。また、イエロー以外の他の色についてもイエローと同様の処理を個別に行う。
また、イエローとマゼンタの感光ドラム22が共通のモータ6によって駆動される場合に、以下の処理も可能である。イエローとマゼンタ(他の色)との露光タイミングの関係は固定的であり、tY11における露光制御部38から通知があったときのFGカウント値から、マゼンタ(他の色)の露光開始タイミングにおけるFGカウント値を演算するようにしても良い。図11(a)の点線四角枠1501はそのことを示す。尚、この場合はイエローとマゼンタで共通のFGカウント値を使用しても良い。図11(a)では、イエローとマゼンタとの露光タイミング関係がtYMの間隔だけ開いている。従ってtYMの時間に相当するFGカウント値をtY12に対応するFGカウント値に加算すれば、マゼンタの露光時のモータ6の回転ムラ位相を特定でき、それに応じた濃度補正情報を露光出力補正テーブル(図9)から読み込めば良い。このような方法でも、マゼンタに関して、モータ6の回転ムラ位相(濃度ムラの位相に対応)に応じて変化させた露光(tM12〜tM22)をスキャナ部24に行わせることができる。
ここで、先の図10(b)で説明したように、モータ6が11.25°回転する間に走査されている複数の走査ラインに同じFGカウント値(位相)を設定する。つまり、先に説明した最初の走査ラインと同じFGカウント値が、モータ6の11.25°の回転分に相当する複数の走査ラインに割り当てられ、次のモータ6の11.25°の回転分に相当する複数の走査ラインに次のFGカウント値が割り当てられていく。尚、FGカウント値単位でなくとも、FGカウント値を基に、より細かいモータ6の回転ムラ位相を各走査ラインに割り当て、濃度ムラ補正をより細かく行っても良い。
そして、画像処理部37は、各走査ラインに対応付けられたFGカウント値(モータ6の回転ムラ位相)に対応して露光出力補正テーブル(図9)から読み出された濃度補正情報に基づき、画像データの濃度補正を実行する。そして、この濃度補正が行われることで、tY12からtY22の期間において、モータ6の回転ムラ位相(濃度ムラの位相に対応)に応じて変化させた露光をスキャナ部24に行わせることができる。また、他のイエロー以外の色についても、イエローの場合と同様にスキャナ部24による露光が行われる。
以上のように、図10(a)に示す画像データ補正処理によれば、モータ6の位相情報であるFG信号と同期させて濃度補正を行うことで、モータ6の回転ムラ起因で生じる濃度ムラ(バンディング)を効果的に抑制できる。また、モータ6が1回転する間に、複数種類の周期の回転ムラが発生するが、図10(a)に示す処理によれば、そのような場合でも、濃度ムラ(バンディング)を効果的に抑制できる。図12にその効果を示す。図12(a)が、本実施例を実施しない場合の濃度ムラ(バンディング)を、図12(b)が本実施例を実施した場合の濃度ムラを示している。グラフの縦軸はバンディング強度を表しているが、W1成分とW4成分のバンディング強度が同時に抑制されていることが確認できる。
このように、上述の実施例によれば、モータ6の回転ムラに起因した濃度ムラを軽減することができる。また、モータ6の回転ムラに着目した場合に、常に転写材11の同位置で同様のバンディングが発生するとは限らない。しかし、上述の実施例によれば、そのような場合にも、適切に濃度ムラ(バンディング)の補正を行うことができる。また、モータ6の回転毎に出力される信号(上述の説明ではFG信号)を直接取得し、モータの回転速度ムラの位相を特定するので以下のような効果がある。すなわち、モータ6のピニオンギアのギア数と、それと噛み合うギア(例えばドラム駆動ギア)のギア数と、それらのギア数比が整数のときには、モータ6の回転ムラ位相をモータ6のピニオンギアと噛み合うギアに付したマーキング検出から間接的に特定できる。しかしながら、これは先に述べたように、モータ6のピニオンギアのギア数と、それと噛み合うギアのギア数と、それらのギア数比が整数であることを前提としている。これに対して、上述の本実施例によれば、そのようなギア数に関する機械的構成について制約を受けることになく、モータ6の回転ムラ位相を特定できる。これにより、ギアに関しより自由度の高い機械設計を行うことができる。
[露光出力補正テーブル再作成処理の実行要否の判断処理]
露光出力補正テーブル再作成処理の実行要否の判断処理の流れを図13に示す。図13の判断処理は、まず画像形成装置の電源がONされたときなど、印字要求を外部から指示される前に一度は実行される。露光出力補正テーブル再作成処理の実行要否の判断処理が開始すると、テストパッチ生成部35は、プリント画像間のテストパッチCを生成し、このテストパッチCを中間転写体57上に形成する(S1601)。
図14(a)に中間転写体57上に形成されたテストパッチCを示す。テストパッチCは、特定の階調の2つのテストパッチ1701、1702で構成され、プリント画像間で形成される。なお、テストパッチ1701、1702は転写材間に形成してもよい。また、複数のテストパッチが形成される場合に、それらを区別する為に第一のテストパッチ(第一の検査用画像)、第二のテストパッチ(第二の検査用画像)と記して区別する場合がある。
テストパッチ1701は、形成時に濃度ムラ補正フラグがオンにされ、濃度ムラの補正が行われたパッチである。テストパッチ1702は、形成時に濃度ムラ補正フラグがオフにされ、濃度ムラの補正が行われないパッチである。
中間転写体57上に形成されたテストパッチCは、濃度センサ71によって濃度を検知される(S1602)。この時の濃度検知はテストパッチCの搬送方向に走査ライン毎の反射光の強度を検知し、その検知した強度から走査ライン毎の濃度を算出する。
図14(b)は濃度の検出結果の一例を示したもので、2201、2202はテストパッチ1701、1702のそれぞれの検出結果を表している。CPU21は濃度の検出結果からテストパッチ1701の最大濃度と最小濃度の差ΔZ_onを算出する(S1603)。またテストパッチ1702についての最大濃度と最小濃度の差ΔZ_offも算出する(S1603)。
CPU21は、算出したΔZ_onとΔZ_offとの大きさを比較する(S1604)。CPU21はS1604の大小関係の判定により、ΔZ_onがΔZ_offより小さいと判断した場合、即ちバンディング補正状態が良好なとき、濃度ムラ補正フラグをオンにする(S1605)。更にその後にCPU21は、ΔZ_offに対するΔZ_onの比率ΔZ_on/ΔZ_offと閾値Th1とを比較する(S1606)。CPU21はΔZ_on/ΔZ_offの値が閾値Th1未満であると判断すると、露光出力補正テーブル再作成処理の実行要否の判断処理を終了する。CPU21はΔZ_on/ΔZ_offの値が閾値Th1以上であると判断すると、濃度ムラ補正の効果が小さいと判断し、予約フラグをオンにした後に(S1607)、露光出力補正テーブル再作成処理の実行要否の判断処理を終了する。
一方、S1604で、CPU21はΔZ_onがΔZ_off以上の値であると判断した場合、即ちバンディング補正状態が良好でないとき、S1608で濃度ムラ補正フラグをオフにする。その後、S1609でΔZ_offと閾値Th2を比較し、濃度補正を実行するタイミングを決める。ΔZ_offが閾値Th2未満であれば、S1610で予約フラグをオンにする。このときCPU21はS1608で濃度補正フラグをオフにした状態でそのまま印字を継続するようにする。他方、S1609でCPU21はΔZ_offが閾値Th2以上であれば、濃度ムラの強度が許容範囲外であるとして、S1611で強制実行フラグをオンにする。このS1611でCPU21が強制実行フラグをオンにするということは、即ち、S1207の濃度補正を行った場合も、その濃度補正を行わない場合も濃度ムラの強度が許容範囲外ということであり、画像品質が非常に低下した状態を意味する。そして、ΔZ_onがΔZ_offより大きく、かつΔZ_offが閾値Th2より大きい場合をバンディングの強度が第一のレベル以上で抑制されていないとする。また、ΔZ_onがΔZ_offより大きく、かつΔZ_offが閾値Th2未満である場合をバンディングの強度が第一のレベル以上に抑制され、第二のレベル以上で抑制されていないとする。つまり、S1207の濃度補正を行った場合に、画像品質が非常に低下した状態が、それをオフすれば一定の画像品質を確保できることを意味する。また、ΔZ_onがΔZ_offより小さく、かつΔZ_on/ΔZ_offの値が閾値Th1未満である場合も、バンディングの強度が第一のレベルよりバンディングの抑制の度合いがより大きい第二のレベル以上に抑制されているとする。以上のように、プリント画像間で形成されたパッチの濃度を測定し、その測定結果から濃度ムラ補正処理の実施の有無及び濃度ムラ補正の実行タイミングを決めることで、濃度ムラの誤補正による濃度ムラの増加を抑制することができる。
なお、テストパッチ1701、1702の各々において最大濃度と最小濃度の差から、Z_onとΔZ_offを算出した。しかし、これに限定されない。Z_onやΔZ_offを、濃度検出結果の標準偏差の大小を比較して、濃度ムラ補正の有無を決めてもよい。また、本実施例ではテストパッチCをプリント画像間で形成しているが、プリントジョブ間や所定時間経過後にテストパッチCを形成するようにしてもよい。
また、図13のフローチャートにおいて、S1606,S1607,S1609〜S1611を省略した場合でも一定の効果を奏する。すなわち、S1604において、CPU21がYESと判断した場合にはバンディング補正が一定の効果を奏していると判断される。この場合には、CPU21は濃度ムラ補正フラグをオンにする。また、S1604でCPU21がNOと判断した場合は、バンディング補正がその効果を奏していないと判断される。従って、この場合には、CPU21は濃度ムラ補正フラグをオフする。こうすることで、図16で説明した予測した濃度ムラと実際の濃度ムラの位相が異なる場合に、濃度ムラが増大するようなバンディング補正を行うことを防止することができる。
[プリント開始後の処理]
プリントが開始された時から後の処理の流れについて図15を用いて説明する。プリントが開始されると、画像形成部60は濃度が補正されたプリント画像を印字する。その後、S1801でCPU21は最後の濃度補正終了時点から所定枚数印字されたかや、所定の印字時間が経過したかや、閾値を超える温度変化があったか等の所定条件に合致したかを判断する。
そして、S1801でCPU21は所定条件に合致したと判断したらS1803で露光出力補正テーブル再作成処理の実行要否判断処理を開始する(図13)。CPU21は、S1801で所定条件に合致しないと判断したら、S1802で画像形成部60によりプリント画像の印字を行わせる。
S1804でCPU21は、露光出力補正テーブル再作成処理の実行要否判断処理の終了後、強制実行フラグがオンであるかを判断する。そして、強制実行フラグがオンであると判断するとS1805で露光出力補正テーブル作成処理(図6)を実行する。このS1805の処理により、回転体としてのモータの位相と補正情報(バンディング補正情報)との対応関係を再設定することができる。また、回転体としてのモータの位相と実際に発生する或いは発生し得るバンディングの位相との関係に一定の関係がある。従って、実際に発生する或いは発生し得るバンディングの位相と補正情報との対応関係を再設定するとも言い換えることができる。そしてS1805の後、S1806で強制実行フラグをオフに設定する。またS1807でCPU21は濃度ムラ補正フラグをオンに設定する。
S1804でCPU21は強制実行フラグがオフであると判断するとS1808へ進む。S1808では、CPU21は次のプリント画像があるかを判断し、印字すべきプリント画像があると判断したらS1801に戻り、次のプリント画像を対象に処理をS1801以降の処理を行う。S1808でCPU21は印字すべきプリント画像がないと判断すると、S1809で予約フラグがオンであるかを判断する。CPU21はS1809で予約フラグがオンであると判断すると、S1810で露光出力補正テーブル作成処理(図6)を実行後、S1811で予約フラグをオフにする。S1812でCPU21は濃度ムラ補正フラグをオンに設定しプリントを終了する。S1809でCPU21は予約フラグがオフであると判断すると、プリントを終了する。なお、電源オン時に強制実行フラグと予約フラグはオフにする。
以上の処理により、強制実行フラグがオンの場合には、印字すべきプリント画像がある場合でもプリント画像の印字を一時中断し、露光出力補正テーブル作成処理を実行する。また、予約フラグがオンの場合には、次に印字すべきプリント画像がなくなってから露光出力補正テーブル作成処理を実行する。これにより、ユーザビリティーの確保と、画質向上の両立を実現できる。
[変形例]
〇テストパッチの形成箇所について
上述の説明では、中間転写体57上にパッチを形成する例を説明した。しかし、パッチの形成を転写材搬送ベルト(転写材担持体)上にしても良い。つまり、感光ドラム22に現像されたトナー像を転写材11に直接転写する一次転写方式を採用した画像形成装置にも、上述の実施例を適用可能である。この場合には、上述の実施例におけるパッチ形成対象である中間転写体57を転写材搬送ベルトに置き換えれば良い。また、パッチの形成対象を感光ドラム22の表面にしても良い。この場合には、上述の実施例におけるパッチ形成対象である中間転写体57を、感光ドラム22の表面に置き換えれば良い。
〇適用回転体について
また、上述の説明では、外部から入力される画像データに基づく画像形成を行う為の回転体として、感光ドラム22を駆動するモータ6を例に説明したが、それ以外の画像形成に係る回転体に適用することもできる。
例えば、感光ドラム22自体、現像スリーブを回転するモータ、駆動ローラ72を回転するモータ6e等をあげることができる。そしてそれらの回転ムラについて、上記したW1及びW4成分に対する濃度補正と同様の処理を行い、それら回転体の回転ムラに起因するバンディングを補正しても良い。また、転写材搬送ベルトを駆動するモータなどにも適用できる。図8を用いて、例えば画像形成に係る回転体に感光体22を適用した場合について説明すると、図8(i)、(ii)に示されるθ1、θ2の夫々を、感光体22の回転ムラ位相に置き換えれば良い。そして、感光体22の回転ムラ位相について上記と同様の処理を行えば良い。また、その他の画像形成に係る回転体についても感光体22の場合と同様である。
〇濃度ムラと対応付けされる回転ムラ位相について
また、上述の説明では、露光時のモータ位相と濃度ムラ補正情報とを関連付け、記憶部50に記憶するよう説明した。しかし、露光時に予測される転写時のモータ位相や、露光時に予測される露光後且つ転写前の任意のタイミングにおけるモータ位相と濃度ムラ補正情報とを関連付けるようにしても良い。
〇テーブル化と演算式化について
また、図9においては、モータ6の位相情報と濃度ムラ補正情報とを露光出力補正テーブルとして保持するよう説明したが、これに限定されない。例えば、モータ6の位相情報を入力とし、濃度ムラ補正情報を出力できる演算式を求め記憶部50に記憶しても良い。
〇補正方式について
上記の実施例では、モータ6の回転ムラに起因した濃度ムラを打ち消すように、濃度ムラとは逆の濃度特性で濃度ムラ補正を行っていた。例えば、濃度ムラにより濃度が高くなっていれば、濃度を低くする補正を画像形成部60に行わせるようにした。しかし、画像形成部60による濃度補正について、この実施例に限定される訳ではない。
バンディングの走査ラインの理想位置からのずれを打ち消すように、各走査ライン画像の重心位置を濃度で補正し、擬似的に走査ラインの位置を補正するようにしても良い。この場合、まず濃度センサ71で上述したW1成分、W4成分の濃度ムラを検出する。このとき、濃度ムラとモータ6の回転ムラの位相関係との対応付けについては上述した通りである。そして、CPU21は、変換テーブルを用い、濃度の大小に応じた走査ラインのピッチ間隔を算出する。即ち、走査ラインのピッチ間隔と、モータ6の回転ムラの位相との対応関係を求めることができる。そして、ピッチムラを擬似的に理想的な間隔にすべく、画像の重心を各走査ラインの濃度変動により補正する。
また、上記の説明では、スキャナ部24の露光制御を行うことで、バンディング軽減を行う例を説明したがそれに限定されない。例えば、帯電器23の帯電バイアスや、現像器56の現像バイアスの応答性が十分に良い場合には、上述の露光制御と同様の効果を奏するように、帯電バイアスや現像バイアスを制御するようにしても良い。様々な画像形成条件を制御することでも、同様の効果を得ることができる。
○テストパッチの他の例について
図14においては、濃度ムラ補正を実施したテストパッチ1701と濃度ムラ補正を実施しなかったテストパッチ1702をプリント画像間に形成した場合について説明した。これらのテストパッチを以下のように変更しても本願発明の効果は得られる。
(イ)テストパッチを、バンディング補正がなされないパッチのみで形成した場合
濃度ムラ補正を実施しない1702のテストパッチを形成するようにしても良い。この場合には、バンディング補正がなされないテストパッチの濃度ムラがある閾値以下になった場合に、バンディング補正を中止する。つまりは閾値以下になるということは、即ち補正を行わないほうが画質の向上が期待できるということである。このようにすることでも、より効果的なバンディング補正を実施できる。
(ロ)テストパッチを、バンディング補正がなされたパッチのみで形成した場合
濃度ムラ補正を実施された1701のテストパッチを形成するようにしても良い。この場合には、バンディング補正がなされたテストパッチの濃度ムラがある閾値以上になった場合に、バンディング補正を中止し、或いはバンディング補正における露光出力補正テーブルを再設定することで、より効果的なバンディング補正を実施できる。
(ハ)テストパッチを、異なる露光出力補正テーブルを用いて形成した場合
この場合には、着目する回転体の回転位相と補正情報(バンディング補正情報)との対応関係が異なる複数の露光出力補正テーブルを予め記憶部50に記憶しておく。例えば、図9に図示される露光出力補正テーブルに加え、更に補正情報と位相との対応関係を180°ずらした2種類の露光出力補正テーブルを予め記憶部50に記憶しておく。そして、図13のS1601で、各露光出力補正テーブルを用いて、テストパッチを2種類形成(第一の検査用画像と第二の検査用画像)し、S1602で、濃度センサ71によって濃度を検知する。そして、何れの場合も所定の閾値以上のバンディング強度(濃度変化)が検出された場合には、バンディング補正を行わない。一方、いずれかのバンディング強度が閾値未満である場合には、最良の濃度補正テーブル(回転体の位相とバンディング補正情報との対応関係)を以後採用するように設定を行う。こうすることで最も効果のあるバンディング補正を実施することが可能となる。また、更に多くの種類(バンディング補正情報と位相との対応関係)露光出力補正テーブルを用いて、上記処理を行っても良い。
以上本実施例によれば、バンディングの濃度ムラ補正において、予測した濃度ムラと実際の濃度ムラのずれに起因する濃度ムラの増加を回避することができる。
6 モータ
21 CPU
22 感光ドラム
39 テストパッチ
41 濃度センサ

Claims (5)

  1. 外部から入力される画像データに基づく画像形成を行う為の回転体を含む画像形成部を備え、前記画像形成部は、副走査方向における周期的なバンディングについて、前記回転体の位相に応じたバンディング補正情報によりバンディング補正を行う画像形成装置であって、
    前記画像形成部により形成される画像について副走査方向における周期的に発生しているバンディングの強度が所定の閾値より小さく抑制されるか否かを判断するための検査用画像を、前記画像形成部により形成させるよう制御する制御手段と、
    前記画像形成部により形成された前記検査用画像の前記副走査方向における周期的なバンディングの強度を検出する検出手段と、を備え、
    前記検査用画像は、前記バンディング補正がなされた第一の検査用画像と前記バンディング補正がなされない第二の検査用画像を含み、
    前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記第一の検査用画像の前記バンディングの強度が、前記検出手段により検出された前記第二の検査用画像の前記バンディングの強度よりも大きい場合に、前記バンディング補正を行わない、または前記回転体の位相と前記バンディング補正情報との対応関係を再設定するよう制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記検出手段による前記検査用画像の検出結果が、前記バンディングの強度が第一のレベル以上で抑制されていない場合に印刷ジョブを中断して、前記バンディング補正における前記回転体の位相と前記バンディング補正情報との対応関係を再設定し、
    前記バンディングの強度が第一のレベル以上で抑制され、且つ前記第一のレベルよりも抑制の度合いが大きい第二のレベル以上で抑制されていない場合に、印刷ジョブが終了した後に前記バンディング補正における前記回転体の位相と前記バンディング補正情報との対応関係を再設定するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検査用画像は、装置本体の電源オンであり且つ外部から入力される画像データに基づく画像形成がなされる前に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記検査用画像は、プリント画像間或いは転写材間に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. モータの回転毎に複数回出力される信号に基づき、前記モータの周期的な回転速度変動の位相を特定する位相特定手段と、
    前記画像形成部によって形成されたバンディング補正用のテストパッチの移動方向に沿った各位置にパッチ形成時における前記回転速度変動の位相を対応付ける対応付け手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記対応付け手段による対応付けと前記検出手段によって前記テストパッチを検出した検出結果とに基づき、前記回転速度変動の位相に応じた濃度補正の為の補正情報を生成し、バンディング補正を行うことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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