JP6057540B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オートドキュメントフィーダユニット(ADF)に代表される原稿読み取り装置、又はADFを備えた複写機やレーザビームプリンタ等の画像形成装置に関する。
従来、この種の画像形成装置において、原稿搬送式の原稿読み取り部への原稿搬送路と、記録材に対する画像形成部の記録材搬送路は、互いに独立して構成されている。即ち、原稿と記録材のそれぞれに対して、給紙部、所定の搬送経路を構成するガイド部材、複数の搬送ローラ、搬送ローラを駆動するモータ、排紙部等が互いに独立して配設されている。このため、画像形成装置の全体的な機構の複雑化、コストの増大及び装置サイズの大型化を避けられなかった。そこで、例えば特許文献1では、記録材の両面搬送経路中に原稿読み取り手段を配設することにより、原稿搬送路と記録材搬送路を共通化して利用することにより、搬送機構の簡素化と、コストダウン及びサイズダウンを提案している。
更に、原稿搬送路と記録材搬送路を共通化することにより、画像読み取り後の原稿を記録材として使用することができ、原稿上に上書き印刷を行うことができる。このような上書き印刷機能を利用して、例えば、特許文献2と特許文献3では、情報保護を目的とした原稿内の印刷済み画像の塗りつぶし技術が開示されている。特許文献2では、読み取り原稿に印字されたマークの情報から、上書き画像として画像パターン又はベタ画像を選択し、選択された上書き画像を用いて、原稿面全面に対して規則的に上書き印刷することにより、塗りつぶし処理を実行する技術が開示されている。また、特許文献3では、読み取り原稿の任意の塗りつぶし対象領域内にある、表記情報の縁を検出し、縁に囲まれた外側の領域について、ベタ画像で塗りつぶし処理を実行する技術が開示されている。
特開2006−232467号公報 特開2006−126488号公報 特開2010−197550号公報
しかしながら、特許文献2に開示された技術では、原稿面全面を画像パターン又はベタ画像により上書き印刷が行われるため、情報保護の必要のない原稿部分に対しても、上書き印刷が実行されてしまう。更に、規則的な画像パターンで上書き印刷が行われるため、表記情報が判読できる場合もあり、十分な機密確保がなされないことがある。
また、特許文献3に開示された技術では、原稿上の任意の領域に対して、表記情報以外をベタ画像で塗りつぶし処理を行っているので、必要以上にトナーが消費されてしまい、省資源化やコストの観点から、ユーザにとっては好ましいものではなかった。
本発明はこのような状況のもとでなされたものであり、トナー消費量を低減すると共に、上書き印刷による情報保護を行うことを目的とする。
前述した課題を解決するため、本発明では次のとおりに構成する。
(1)画像形成装置内に備えられ、画像形成装置内を搬送される原稿を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段で読み取った原稿画像の表記情報の特徴量を解析する解析手段と、前記解析手段による解析結果に基づいた特徴量を有する画像データを用いて前記原稿に上書き印刷する画像パターンを生成する画像生成手段と、前記画像生成手段が生成した画像パターンを画像形成手段により前記原稿に上書き印刷することで、前記表記情報の保護を行う制御手段と、を備え、前記読み取り手段により、前記画像の上書き印刷する領域が設定された所定の画像パターンを読み取った場合、前記画像生成手段は、前記所定の画像パターンに設定された領域内に上書き画像を印刷する画像パターンを形成することを特徴とする画像形成装置。
(2)画像形成装置内に備えられ、画像形成装置内を搬送される原稿を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段で読み取った原稿画像の表記情報の特徴量を解析する解析手段と、前記解析手段による解析結果に基づいた特徴量を有する画像データを用いて前記原稿に上書き印刷する画像パターンを生成する画像生成手段と、前記画像生成手段が生成した画像パターンを画像形成手段により前記原稿に上書き印刷することで、前記表記情報の保護を行う制御手段と、前記原稿のセキュリティ情報を生成するためのセキュリティ情報生成手段と、データを記憶する記憶手段と、情報を表示するための表示手段と、を備え、前記制御手段は、前記セキュリティ情報と前記原稿画像を前記記憶手段に記憶させ、前記セキュリティ情報と前記原稿画像を記憶した前記記憶手段のアドレス情報前記表示手段に表示して通知することを特徴とする画像形成装置。
(3)画像形成装置内に備えられ、画像形成装置内を搬送される原稿を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段で読み取った原稿画像の表記情報の特徴量を解析する解析手段と、前記解析手段による解析結果に基づいた特徴量を有する画像データを用いて前記原稿に上書き印刷する画像パターンを生成する画像生成手段と、前記画像生成手段が生成した画像パターンを画像形成手段により前記原稿に上書き印刷することで、前記表記情報の保護を行う制御手段と、前記画像形成手段により画像形成を行うための第1の搬送路と、前記読み取り手段が前記原稿の第1面を読み取るための第2の搬送路と、前記読み取り手段が前記原稿の第2面を読み取るための第3の搬送路と、を備え、前記第2の搬送路は、上流部が前記第1の搬送路の下流と接続され、下流部が前記第1の搬送路の上流と接続され、前記第3の搬送路は、前記第2の搬送路の下流部と接続されており、前記制御手段は、前記読み取り手段により画像を読み取られた前記原稿を前記第1の搬送路に搬送し、前記上書き印刷を行うことを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、トナー消費量を低減すると共に、上書き印刷による情報保護を行うことができる。
実施例1の画像形成装置の構成を示す断面図と、両面印刷プロセスの説明図 実施例1における原稿の両面読み取りと記録材の両面印刷の動作を説明する図 実施例1における原稿の両面読み取りと記録材の両面印刷の動作を説明する図 実施例1における原稿の両面読み取りと記録材の両面印刷の動作を説明する図 実施例1、2、3における制御部の構成を示すブロック図 実施例1、2、3における原稿読み取り部の回路構成を示すブロック図 実施例1、2、3における上書き印刷の動作を説明する図 実施例1、2、3における情報保護印刷制御部805の構成を示す機能ブロック図 実施例1、3における情報保護印刷モードでの制御シーケンスを示すフローチャート 実施例1、2、3における情報保護印刷の画像データの生成を説明する図 実施例2における情報保護印刷の一例を示す図 実施例3における復元印刷モードでの制御シーケンスを示すフローチャート
以下に、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[画像形成装置における画像形成プロセス]
先ず、画像形成プロセスについて説明する。図1(a)は、本実施例の画像形成装置の断面図である。図1(a)において、画像形成装置1の中央には、像担持体である回転可能な感光ドラム10と、感光ドラム10に並接し、トナーを保持しながら回転する現像ローラ11が配置されている。画像形成指示を受けると、光学ユニット2が具備する発光部21は、回転する感光ドラム10の表面にレーザ光を照射する。レーザ光を照射された感光ドラム10の表面には、電荷による潜像画像が形成される。感光ドラム10表面の潜像画像に、現像ローラ11が保持しているトナーを付着させて現像が行われると、感光ドラム10の表面にトナー画像が形成される。
第1給紙部30には、搬送ローラ40と排紙ローラ60間に構成された第1の搬送路である画像形成のための搬送路を搬送され、画像形成が行われる記録材Sが収納されている。画像形成指示を受けると、記録材Sは、カセット(以下、「CST」という)ピックアップローラ31と分離部材32により、1枚ずつ搬送ローラ40に搬送される。搬送ローラ40は、感光ドラム10上のトナー画像が記録材Sの所定の位置に転写されるように、搬送タイミングを調整して、記録材Sを転写ローラ15へと搬送する。
感光ドラム10上のトナー画像は、転写ローラ15に印加される転写バイアスと圧力によって、記録材Sに転写され、記録材Sは定着部50に搬送される。定着部50では、加熱ローラ51の熱と、加熱ローラ51に対向した加圧ローラ52の圧力により、トナー画像が記録材Sに定着される。トナー画像が定着された記録材Sは、排紙ローラ60に搬送される。
片面印刷の場合、排紙ローラ60は記録材Sをそのまま機外へ搬送し、記録材Sは第1排紙部70に積載される。両面印刷の場合には、排紙ローラ60は、記録材Sの搬送方向の後端が両面フラッパ61を通過するまで、記録材Sを転送する。そして、記録材Sが両面フラッパ61を通過したことを検知すると、両面フラッパ61は、記録材Sの搬送先を、記録材Sと原稿Gが共に搬送される第2の搬送路である共通搬送路80側になるように切り替える。そして、排紙ローラ60は逆回転し、記録材Sを共通搬送路80へ搬送する。図1(b)に示すように、スイッチバックされた記録材Sは、搬送ローラ41により、原稿読み取り部100に搬送される。更に、記録材Sは、搬送ローラ42及び40により、再び転写ローラ15へ搬送され、記録材Sのもう片面にトナー画像の転写、定着部50によるトナー画像の記録材Sへの定着を経て、排紙ローラ60により、第1排紙部70に積載されていく。
[原稿の両面読み取りと記録材の両面印刷の動作]
次に、原稿の画像の読み取りと、記録材への両面印刷を実施するプロセスについて説明する。図2−1(a)は、原稿Gの表面の読み取りを開始したときの状態を示した説明図である。共通搬送路80の搬送方向上流部に設けられた第2給紙部90に収納された原稿Gは、原稿ピックアップローラ91と分離部材92により、1枚ずつ搬送ローラ41に搬送される。原稿読み取り部100は、第2給紙部90から搬送された原稿Gの表面である第1面目の読み取りを開始する前に、白基準部材101への発光と、白基準値の補正を実施した後、共通搬送路80に対面する位置に回転する。搬送ローラ41は、原稿Gを、原稿読み取り部100に搬送する。既に原稿読み取り部100は、共通搬送路80に対面する位置にあり、原稿Gの搬送方向先端部を検知すると、原稿G上の画像の読み取りを行う。原稿読み取り部100で読み取られた画像は、原稿第1面目の原稿画像データとして、後述する画像メモリ804に記憶される。
図2−1(b)は、原稿Gの表面である第1面目の読み取りを終了したときの状態を示した説明図である。原稿読み取り部100を通過した原稿Gは、搬送ローラ42に搬送される。搬送ローラ42は、原稿Gの後端がスイッチバックフラッパ82を通過した時点で停止し、原稿Gは、搬送ローラ42に挟持された状態で停止している。
図2−2(c)は、原稿Gの裏面である第2面目の読み取りを開始したときの状態を示した説明図である。スイッチバックフラッパ82が原稿Gの搬送路を、共通搬送路80側から第3の搬送路である原稿専用搬送路81側に切り替えると、原稿読み取り部100は、原稿専用搬送路81に対面する位置に回転する。搬送ローラ42が逆回転して、原稿Gは、原稿専用搬送路81に沿って、原稿読み取り部100に搬送される。原稿読み取り部100は、原稿Gの搬送方向先端部を検知すると、原稿Gの裏面である第2面目の画像を読み取り、画像メモリ804に原稿第2面目の原稿画像データとして記憶される。なお、原稿Gの裏面の読み取りを行わない場合には、原稿Gは、原稿専用搬送路81を搬送ローラ43及び44により搬送され、第2排紙部110に積載される。
第1給紙部30から給紙された記録材Sは、1枚ずつ搬送ローラ40に搬送される。ほぼ同時に、感光ドラム10への発光部21からのレーザ光により、まず、画像メモリ804に記憶された原稿Gの裏面である第2面目の原稿画像データに基づいた潜像画像が、感光ドラム10上に形成される。次に、記録材Sは、転写ローラ15で潜像画像を現像して形成されたトナー画像を転写された後、定着部50に搬送され、原稿Gの第2面目に対する画像形成が完了する。なお、図2−2(c)では、原稿Gの裏面である第2面目の画像の読み取りの開始と共に、記録材Sの給紙を開始しているが、原稿Gの第2面目の画像を読み取った後に、記録材の給紙を開始してもよい。
図2−2(d)は、原稿Gの裏面の読み取りを終了したときの状態を示す説明図である。原稿読み取りを終了すると、原稿Gは、搬送ローラ43及び44により搬送され、第2排紙部110に積載される。スイッチバックフラッパ82は、原稿Gの後端が通過すると、共通搬送路80を搬送される記録材Sが搬送ローラ40の方向に搬送されるよう、搬送路を原稿専用搬送路81から共通搬送路80へ切り替える。原稿第2面目に対する画像形成が完了した記録材Sは、記録材Sの搬送路の搬送方向下流部に設けられた排紙ローラ60の逆回転によって、両面フラッパ61によって切り替えられた共通搬送路80に搬送される。
図2−3(e)は、記録材Sが原稿Gの第1面に対する画像形成を行うために、画像形成部に搬送される状態を示す説明図である。共通搬送路80に搬送された記録材Sは、センサ部が原稿専用搬送路81側に対面している原稿読み取り部100を通過し、搬送ローラ42により、搬送ローラ40へと搬送され、破線で示した記録材Sのように、再び転写ローラ15へ搬送される。既に原稿Gの第2面目に対する画像形成が終了している記録材Sに、画像メモリ804に記憶された原稿Gの第1面目の原稿画像データに基づいたトナー画像の画像形成が行われ、記録材Sは、第1排紙部70に積載される。
[画像形成装置の制御部の概要]
図3は、画像形成装置1を制御するCPU801を備えた制御部800の構成を示すブロック図である。図3において、回転多面鏡、モータ及びレーザ発光素子等を有する発光部21は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)802に接続されている。CPU801は、感光ドラム10上にレーザ光を走査して所望の潜像を描くため、ASIC802に対して制御信号を出力し、光学ユニット2に設けられた発光部21の制御を行う。光学ユニット2は、ASIC802からの印字データを基に、レーザ走査信号をオンオフすることにより、感光ドラム10上に潜像を形成する。メインモータ830は、記録材Sを搬送するために、CSTピックアップローラ31、搬送ローラ40、感光ドラム10、転写ローラ15、加熱ローラ51、加圧ローラ52を駆動する。また、両面駆動モータ840は、記録材Sを給紙する給紙ローラの駆動開始時にオンされて、CSTピックアップローラ31を駆動させるCST給紙ソレノイド822や、原稿ピックアップローラ91、搬送ローラ41〜44を駆動する。CPU801は、ASIC802を介して、メインモータ830や両面駆動モータ840等の駆動系の制御を行う。
CPU801は、電子写真プロセスに必要な帯電バイアス、現像バイアス、転写バイアスを制御する高電圧電源810、低電圧電源811、定着部50を制御する。更に、CPU801は、定着部50に設けられた不図示のサーミスタにより温度を検知し、定着部50の温度を一定に保つ制御を行う。
また、プログラムメモリ803は、不図示のバスを介して、CPU801に接続されている。プログラムメモリ803には、CPU801が行う処理を実行するためのプログラム及びデータが格納され、CPU801は、プログラムメモリ803に格納されたプログラム及びデータに基づいて、画像形成装置1の動作を制御する。
CPU801は、外部IF(インタフェース)850を介して、入力装置851、表示装置852、記憶装置853、カードリーダ854と接続されている。入力装置851には、例えばホストコンピュータや、画像形成装置1に搭載されたキーボードなどがある。表示装置852は、例えばLCDディスプレイなど、CPU801の指示に応じて情報を表示する装置である。記憶装置853は、画像形成装置1内部もしくは外部に設けられた記憶装置であり、CPU801は、所定の動作時に記憶装置853に保存されたデータを印刷することができる。また、カードリーダ854は、認証のためにセキュリティカードを読み取るカードリーダであり、CPU801は、カードリーダ854で読み取られた情報が不適切な場合には、印刷動作を禁止することができる。CPU801は、入力装置851からのユーザからの動作指示を受信すると、CPU801に接続された各装置に対して、所定の動作指示を送信する。なお、情報保護印刷の制御を行う情報保護印刷制御部805については、後述する。
ASIC802は、CPU801からの指示に基づいて、発光部21内部のモータの速度制御や、メインモータ830、両面駆動モータ840の速度制御を行う。ASIC802は、各モータから出力されるタック信号(モータが回転される毎に、モータから出力されるパルス信号)を検出して、タック信号の出力間隔が所定の時間となるよう、各モータに対し加速又は減速信号を出力して、モータの速度制御を行う。このように、モータ等の制御は、ASIC802のようにハードウエア回路で対応したほうが、CPU801の制御負荷の低減となる。
次に、記録材の印刷時における制御部800の制御動作について説明する。CPU801は、入力装置851から記録材への印刷を指示するプリントコマンドを受信すると、ASIC802を介して、メインモータ830、両面駆動モータ840、CST給紙ソレノイド822を駆動して記録材Sを搬送する。記録材Sは、転写ローラ15により感光ドラム10上に形成されたトナー像が転写された後、定着部50によってトナー像が記録材に定着されて、排紙ローラ60により記録材積載部としての第1排紙部70へ排出される。記録材の整列性を高めるため、第1排紙部70は、排紙口付近から記録材排出方向に向けて、緩やかな上り勾配が設けられている。ここで、CPU801は、低電圧電源811から定着部50に所定の電力供給を行い、定着部50に所望の熱量を発生させて記録材Sを加熱することにより、記録材S上のトナー画像を融着させ、記録材Sに定着させる。
続いて、原稿読み取り時における制御部800の制御動作について説明する。CPU801は、入力装置851から原稿Gの読み取りを指示するスキャンコマンドを受信すると、ASIC802を介して、両面フラッパソレノイド820、両面駆動モータ840を駆動し、原稿給紙ソレノイド823を操作する。その結果、両面駆動モータ840のトルクが原稿ピックアップローラ91に伝達され、原稿Gが搬送される。また、原稿読み取り部100は、ASIC802からの制御信号に基づいて、原稿Gの読み取りを行う。CPU801は、ASIC802を介した制御により、原稿読み取り部100から読み取った原稿画像データを、ASIC802に接続されている画像メモリ804に保存する。その後、CPU801は、スイッチバックソレノイド821を操作して、スイッチバックフラッパ82を原稿専用搬送路81側に倒し、両面駆動モータ840を反転させ、原稿Gを第2排紙部110まで搬送させる。
[原稿読み取り部の概要]
次に、図4を用いて原稿読み取り部100の詳細について説明する。図4は、原稿読み取り部100の回路ブロック図を示した図である。図4において、CIS(Contact Image Sensor)センサ部901は、コンタクトイメージセンサ部分であり、例えば、10368画素分のフォトダイオードが特定の主走査密度(例えば、1200dpi)でアレイ状に配置されている。CISSTART信号902は、CISセンサに入力される原稿読み取りのスタートパルス信号であり、CISLED信号903は、発光素子907を制御する制御信号である。電流増幅部906は、CISLED信号903に基づいて、発光素子907に供給する電流の制御を行い、発光素子907は、原稿Gを均一に照射する。タイミングジェネレータ917は、SYSCLK信号914を入力して、ADCLK信号916と、CISCLK信号915を生成する。SYSCLK信号914は、原稿読み取り部100の動作速度を決定するシステムクロックであり、ADCLK信号916は、A/Dコンバータ908のサンプリング速度を決定するサンプリングクロックである。CISCLK信号915は、シフトレジスタ905の出力信号であるCISSNS信号918の転送クロックとして使用される。
次に、原稿読み取り動作について説明する。CISSTART信号902がアクティブになると、CISセンサ部901は、発光素子907から照射され、原稿Gに反射されて受光した光に基づく電荷の蓄積を開始し、出力バッファ904に蓄積された電荷データを順次、設定する。タイミングジェネレータ917は、シフトレジスタ905に、例えば、クロック周波数が500kHz〜1MHz程度のCISCLK信号915を出力する。シフトレジスタ905は、入力されたCISCLK信号915に同期させて、出力バッファ904に設定された電荷データを、CISSNS信号918としてA/Dコンバータ908に出力する。CISSNS信号918には所定のデータ保証領域があるため、A/Dコンバータ908は、転送クロックであるCISCLK信号915の立ち上りタイミングから所定の時間が経過した後に、CISSNS信号918をサンプリングする必要がある。また、CISSNS信号918は、転送クロックであるCISCLK信号915の立ち上りエッジと立ち下りエッジの双方のエッジに同期して、シフトレジスタ905から出力される。そのため、CISSNS信号918をサンプリングするクロックであるADCLK信号916の周波数は、CISCLK信号915の2倍の周波数となるように、タイミングジェネレータ917にて生成される。そして、CISSNS信号918は、ADCLK信号916の立ち上りエッジでサンプリングされる。タイミングジェネレータ917は、入力されたシステムクロックであるSYSCLK信号914を分周して、ADCLK信号916と、転送クロックであるCISCLK信号915を生成する。ADCLK信号916の位相は、転送クロックのCISCLK信号915と比べ、前述したデータ保証領域分だけ遅延している。
CISSNS信号918は、A/Dコンバータ908でディジタル変換されて、CISSNS_D信号919として、出力インタフェース回路909に出力される。出力インタフェース回路909は、CISSNS_D信号919を、シリアルデータのSl_out信号910として、所定のタイミングで出力する。その際、スタートパルスであるCISSTART信号902から所定画素分のCISSNS_D信号919には、アナログ出力基準電圧が出力されており、有効画素としては使用できない。
また、制御回路911は、ASIC802を介して、CPU801からのSl_in信号912、Sl_select信号913に基づいて、A/Dコンバータ908のA/D変換ゲインの制御を行う。例えば、読み取られた原稿の画像のコントラストが得られない場合は、CPU801は、A/Dコンバータ908のA/D変換ゲインを大きくすることによりコントラストを増加させ、常に最良なコントラストで原稿の読み取りを行うことができる。
ここでは、全ての画素の画像情報が1つの出力信号であるCISSNS_D信号919として出力される装置構成を用いて説明を行なったが、原稿の高速読み取りのために、画素をエリア毎に分割し、複数エリアを同時にA/D変換を行う構成でも良い。また、原稿読み取り部100にCISセンサを用いた実施例にて説明を行ったが、CISセンサは、CMOSセンサやCCDセンサ等で置き換えることができる。
[上書き印刷プロセス]
(1)片面上書き印刷
上書き印刷を実施するプロセスについて説明する。図5(a)は、片面上書き印刷の説明図である。図2−1(a)、(b)で説明したように、第2給紙部90に収納された原稿Gの第1面目が原稿読み取り部100において読み取られた後、原稿Gは搬送ローラ42に挟持された状態で停止する。画像読み取りを終了した原稿Gは、搬送ローラ40に搬送され、搬送ローラ40は、感光ドラム10上のトナー画像が原稿Gの所定の位置に転写されるようにタイミングを調整して、原稿Gを転写ローラ15へ搬送する。これにより、原稿Gを記録材Sとして使用することができ、図1(a)と同様の手法で、原稿Gの第1面目に上書き印刷を行うことができる。印刷終了後、原稿Gは、排紙ローラ60に搬送され、第1排紙部70に積載される。
(2)両面上書き印刷
次に、両面上書き印刷を実施するプロセスについて説明する。まず始めに、原稿Gの第1面の読み取りを行った後に、第2面の読み取りを行い、その後、原稿Gの第1面に上書き印刷、続いて第2面に上書き印刷を行う手順の両面上書き印刷のプロセスについて説明する。
図5(b)は、両面上書き印刷の説明図である。図2−1(a)、(b)、図2−2(c)で説明したように、まず、第2給紙部90に収納された原稿Gの第1面目と第2面目が画像読み取り部100において読み取られた後、原稿Gは、原稿専用搬送路81の搬送ローラ43に挟持された状態で停止する。その後、原稿Gは、搬送ローラ40に搬送され、搬送ローラ40は、感光ドラム10上のトナー画像が原稿Gの所定の位置に転写されるようにタイミングを調整して、原稿Gを転写ローラ15へ搬送する。原稿Gは、原稿専用搬送路81から搬送ローラ40に搬送されるときに、原稿Gは、再度、原稿読み取り部100を通過する。原稿読み取り部100は、通過時に原稿Gを読み取ることにより、原稿の搬送方向先端部や原稿の左右の端部(以下、「原稿端」ともいう)を検出し、この原稿端の位置に合わせて上書き印刷が行われる。これにより、画像形成部突入時の原稿の原稿端が検出されるため、原稿読み取り後のスイッチバック動作で発生する原稿のずれを正確に補正することができる。その結果、原稿Gを記録材として使用することができ、図1(a)と同様の手法で、原稿Gの第1面目に上書き印刷を行うことが可能となる。また、図1(b)で説明した同様の手法により、原稿Gの第2面目にも上書き印刷を行うことができる。第1面目への上書き印刷動作終了後、図1(b)で示したように、第2面目の上書き印刷動作を行うために、原稿Gは、再度原稿読み取り部100を通過する。原稿Gが通過するときに、原稿読み取り部100は原稿端を検出し、この原稿端の位置に合わせて、第2面目の画像形成が行われる。これにより、第1面目に画像形成をした後の、排紙ローラ60によるスイッチバック動作で発生する原稿Gのずれが補正され、所望の原稿の印刷位置に上書き印刷がなされる。第2面目の上書き印刷が終了すると、原稿Gは、排紙ローラ60に搬送され、第1排紙部70に積載される。
次に、原稿Gの第1面の読み取り後に、原稿Gの第1面に上書き印刷し、続いて原稿Gの第2面を読み取り後、原稿Gの第2面に上書き印刷を行う手順で実行される、両面上書き印刷のプロセスについて説明する。この場合には、原稿Gは、図5(a)で説明した片面上書き印刷動作を2回繰り返すことになる。これは、原稿Gの片面(第1面)への上書き印刷終了後、図1(b)と同様に、両面フラッパ61を使って、原稿Gをスイッチバックさせ、原稿読み取り部100で第2面目を読み取り、その後、第2面目の上書き印刷を行うことにより実現することができる。このとき、原稿読み取りの後に上書き印刷を行うため、スイッチバック動作による原稿のずれはほとんど発生しない。
CPU801は、ホストコンピュータから上書きプリントコマンドを受信すると、両面フラッパソレノイド820、両面駆動モータ840を駆動し、原稿給紙ソレノイド823を操作する。これにより、両面駆動モータ840のトルクが原稿ピックアップローラ91に伝達され、原稿Gが原稿読み取り部100に搬送される。
CPU801は、ASIC802を介して、原稿読み取り部100から読み取った原稿画像データを、ASIC802に接続されている画像メモリ804に保存する。このとき、片面上書き印刷の場合には、原稿Gは搬送ローラ42に挟持された状態で停止する。一方、両面上書き印刷の場合には、原稿Gは搬送ローラ43に挟持された状態で停止する。
その後、CPU801は、ホストコンピュータへ、外部IF850を介して、画像メモリ804に保存された原稿画像データを送信する。ホストコンピュータは、受信した原稿画像データを基に、上書き画像データを作成する。ホストコンピュータは、CPU801へ上書き画像データの作成完了を通知し、作成した上書き画像データを送信する。CPU801は、ホストコンピュータより、上書き画像データの作成完了を通知されると、メインモータ830、両面駆動モータ840を駆動して原稿Gを画像形成部に搬送し、原稿Gを記録材として使用して、第1面目の上書き印刷を行う。そして、両面上書き印刷の場合には、更に原稿Gの第2面目にも、上書き印刷を行う。
以上説明した上書き印刷プロセスによって、原稿に印刷されている画像を読み取り、その画像を基に上書き画像を作成し、原稿上に上書き印刷することができる。原稿搬送路と記録材搬送路を共通に利用しているため、原稿を記録材に切り替えるプロセスは、画像形成装置内で自動的に実行でき、人手を介さず容易に実施することができる。
(3)情報保護印刷
次に、上書き印刷を利用して、原稿に表記された情報を保護する情報保護印刷について説明する。ユーザが、入力装置851より情報保護印刷を入力すると、CPU801は、動作モードを情報保護印刷モードへ移行させると共に、情報保護印刷制御部805に情報保護印刷モードを通知する。情報保護印刷モードに移行すると、CPU801は、情報保護印刷制御部805より制御指示を受信し、情報保護印刷を行う。情報保護印刷制御部805は、CPU801を介して、画像形成装置1内の制御を行うことができる。
図6は、情報保護印刷制御部805の構成を示す機能ブロック図である。なお、図6では、外部IF850は省略している。図6において、情報保護印刷制御部805は、情報保護領域設定部8052、画像特徴量解析部8053、上書き画像生成部8054、セキュリティ情報生成部8051、保護データ送信部8055を有している。情報保護領域設定部8052は、ユーザからの領域指定に基づいて、上書き印刷を行う領域を決定する。画像特徴量解析部8053は、上書き印刷を行う領域の画像の形状の特徴量の解析を行う。上書き画像生成部8054は、画像特徴量解析部8053の解析結果に基づいて、上書き画像の生成を行う。セキュリティ情報生成部8051は、原稿データを保護するためのセキュリティ情報の生成を行う。保護データ送信部8055は、セキュリティ情報生成部8051により生成されたセキュリティ情報等を記憶装置等に送信する。
図7は、情報保護印刷モード時に、情報保護印刷を行うために、情報保護印刷制御部805において実行される制御シーケンスを示したフローチャートである。CPU801から、情報保護印刷制御部805に、情報保護印刷モードへの移行が通知されると、図7の処理が実行される。
ステップ1101(以下、S1101のように記す)では、セキュリティ情報生成部8051は、入力装置851を介して取得したユーザの任意のパスワードを利用して、読み取り原稿データを保護するためのセキュリティ情報を生成する。なお、セキュリティ情報の生成についての詳細な説明は、実施例3において行う。
次に、S1102では、CPU801は、情報保護印刷制御部805の指示により、第2給紙部90に収納された原稿Gを、原稿読み取り部100に搬送し、原稿の画像の読み取りを行う。原稿読み取り部100で読み取られた原稿の画像は、読み取り原稿データとして、一時的に画像メモリ804に保存される。
S1103では、情報保護領域設定部8052は、CPU801に指示を行い、画像メモリ804に保存された読み取り原稿データを、表示装置852に表示させる。そして、表示装置852に表示された読み取り原稿データを見ながら、ユーザが読み取り原稿データ内の情報保護の対象となる領域(上書き印刷する領域)を選択して、入力装置851から、対象となる領域を入力する。対象となる領域の入力により、情報保護領域設定部8052は、上書き印刷を行う領域を設定することができる。なお、ユーザは、複数の上書き印刷領域を指定することができる。
S1104では、画像特徴量解析部8053が、情報保護領域設定部8052により設定された、情報保護領域である読み取り原稿データの上書き印刷領域における画像の特徴量を解析する。即ち、画像特徴量解析部8053は、画像メモリ804より原稿画像データを読み込み、情報保護領域設定部8052で設定された情報保護領域に含まれる原稿画像データの特徴量の解析を行う。S1105では、上書き画像生成部8054が、画像特徴量解析部8053による解析結果に基づいて、原稿の表記情報の保護を行うための上書き画像の生成を行う。
ここで、図8を用いて、画像特徴量解析部8053、及び上書き画像生成部8054の処理について、詳しく説明する。本実施例では、画像特徴量解析部8053は、読み取り原稿画像データ中の文字や数字などの表記情報の大きさ(フォントサイズ)を特徴量として画像解析を行う。そして、上書き画像生成部8054は、読み取り原稿データの表記情報の大きさ(特徴量)に応じて、ランダムに発生させた英数字や記号から構成された上書き画像を生成する。
画像特徴量解析部8053は、情報保護領域設定部8052で設定された情報保護の対象となる情報保護領域の読み取り原稿データを、画像メモリ804より読み込む。図8(a)は、ユーザの入力により、情報保護領域設定部8052によって情報保護領域に設定された読み取り原稿データの一例を示した図である。ここで、Rは、ユーザにより指定された、すなわち情報保護領域設定部8052が設定した情報保護領域を示しており、この領域内の表記情報の保護を行う情報保護画像データが、上書き画像生成部8054により生成される。
次に、画像特徴量解析部8053は、公知のラベリング処理技術などを使用して、情報保護領域内に含まれる複数の情報(図8(a)の英数字や記号)を単位情報に分割する。そして、分割された単位情報の縦方向、横方向の長さを算出し、単位情報の大きさとする。図8(b)は、図8(a)に示された表記情報を単位情報に分割し、更に、個々の単位情報を破線で囲んだ図である。図8(b)において、w1、w2、w3、w4は、単位情報である表記文字(英数字記号)の幅を示し、h1、h2は、単位情報である表記文字(英数字記号)の高さを示す。そして、画像特徴量解析部8053は、ある単位情報の横の幅がw1、縦の高さがh1である等の単位情報の画像の大きさを特徴量として算出する。
上書き画像生成部8054は、画像特徴量解析部8053の解析結果である単位情報の画像の大きさに基づいて、上書き画像の生成を行う。上書き画像生成部8054では、縦横比に応じた英数字記号の一覧を有しており、画像特徴量の縦横比に応じた英数字記号をランダムに生成し、情報保護領域内のランダムな位置に画像として生成する。図8(c)を用いて上書き画像を生成するプロセスについて説明する。例えば、縦横比がh1:w1の英数字記号として、A、B、・・、V、・・と複数候補があった場合、その中から、ランダムに記号を選択する。(ここでは、「V」)。選択された記号は縦h1、横w1の大きさで、ランダムな位置に生成される(ここでは、位置P1)。更に、縦横比がh1:w2の英数字記号の候補の中から、ランダムに記号を選択(ここでは「/」)し、生成位置をランダムに決定する(ここでは、位置P2)。この処理を全ての単位情報分の画像特徴量について行い、全ての画像特徴量が終了したら、規定の処理終了条件となるまで、上記の画像の生成を繰り返す。本実施例では、処理終了の条件として、画像特徴量解析部8053にて算出した単位情報の範囲内に含まれる上書き画像の面積を示す印字率が所定値である50%を超えた時点とする。ここでいう印字率とは、上書き画像領域に対し、ランダムに選択された英数字や記号により印字が行われる割合のことである。例えば、ある単位情報であるObj1の面積は、高さh1×幅w1であるとする。上書き印刷の対象となる単位情報がObj1のみの場合、画像生成の終了の条件は、Obj1の範囲内に、(h1×w1×0.5)以上の面積の上書き画像が生成されたときとなる。このような条件で、上書き画像生成部8054により生成された上書き画像を、図8(d)に示す。図8(d)は、図8(b)に表記情報の大きさに基づいた、複数の大きさの英数字記号がランダムに配列された上書き画像となっている。
S1106では、情報保護印刷制御部805は、ユーザにより指定された全ての情報保護領域について、上書き画像の生成が終了したかどうかを判断し、終了していなければS1104に戻り、終了していればS1107に進む。
S1107では、原稿に上書き印刷するために、情報保護印刷制御部805は、CPU801に対して印刷指示を行うと共に、上書き画像生成部8054において生成された上書き画像をCPU801に送信する。そして、CPU801は、原稿を画像形成部に搬送し、情報保護印刷制御部805から受信した上書き画像を原稿に上書き印刷する。図8(e)は、図8(a)に示した原稿の情報保護領域に、図8(d)に示した情報保護のための上書き画像を上書き印刷した結果を示した図である。このように、読み取り原稿データに基づいて上書き画像を生成しているため、少ないトナー消費量で原稿の表記情報の判読を困難にすることができる。
S1108では、CPU801は、画像メモリ804に保存された読み取り原稿データと、情報保護印刷制御部805より受信した、セキュリティ情報生成部8051で生成されたセキュリティ情報を記憶装置853へ送信し、保存する。S1109では、CPU801は、情報保護のために、画像メモリ804に保存されている読み取り原稿データを削除する。S1110では、CPU801は、記憶装置853より、読み取り原稿データとセキュリティ情報を保存した記憶装置のアドレス情報を取得する。S1111では、CPU801は、2つの情報を保存した記憶装置のアドレス情報を表示装置852に表示し、ユーザに通知する。なお、S1108〜S1111については、実施例3において詳しく説明する。
以上説明したように、本実施例によれば、トナー消費量を低減すると共に、上書き印刷による情報保護を確実に行うことができる。特に、上書き印刷を利用した情報保護印刷の際には読み取り画像に応じて上書き画像を変更することができ、適切なトナー消費量で安全に原稿上の表記情報を判読困難にすることができる。そして、原稿搬送路と記録材搬送路を共通に利用することにより、読み取り原稿の所望の位置に正確に上書き印刷をすることができる。
また、本実施例では、画像形成装置の制御部とは独立に、情報保護印刷を制御する制御部を設ける構成としたが、構成はこれに限るものではない。例えば、ホストコンピュータ内に情報保護印刷を制御する制御部を設けたり、CPU801とASIC802で機能分割を行い、情報保護印刷を制御してもよい。
情報保護の対象となる領域を指定する方法としては、本実施例では、画像メモリ804に格納された画像を表示装置852に表示させ、入力装置851でユーザに領域を選択してもらう方法について説明した。例えば、公知の文字認識処理を実行し、予め登録してある文字列が原稿の読み取り画像中に検出された場合は、該当文字列を含む所定の領域を情報保護の対象領域とする方法等もあり、ユーザが原稿の情報保護をする領域を任意に指定できる方法であればよい。
更に、情報保護対象である領域の原稿上の位置は、原稿の原稿端(原稿の搬送方向の先端部、及び原稿の左右の端部)からの相対位置とすることにより、両面上書き印刷時にも位置合わせを高精度に行うことができる。これは、図5(b)で説明した両面上書き印刷時に発生する原稿ずれを、スイッチバック動作後に原稿端を基準に補正することができるためである。そして、両面上書き印刷時に、第2面目側も同じ位置に同じ情報保護印刷を行う際には、第2面目の画像特徴解析や上書き画像生成に要する時間が不要となるため、第2面目の画像生成に要する時間を短縮することができる。
画像の特徴量解析方法としては、本実施例では、単位情報当たりの縦と横の長さを特徴量として用いているが、特徴量の算出手段はこれに限定されない。例えば、単位情報の面積率や読みとった色情報を特徴量としてもよい。更に、色情報を特徴量にした場合には、上書きする画像パターンの色変更を行うなどをしてもよい。
また、本実施例では、上書き画像生成部8054において生成する画像が英数字と記号としたが、生成する画像はこれに限らない。生成画像をひらがなやカタカナ、漢字や、日本語や英語以外の言語の文字も生成する上書き画像の画像データとしてもかまわない。更に、CPU801は、上述した上書き印刷を行った後、再度原稿読取部100によって上書き印刷を行った原稿を読み取らせ、上書き状態の検出を行いチェックすることができる。CPU801は、この上書き状態の検出の結果、読み取った上書き状態に何らかの不具合が発生している場合には、再度上書き印刷を行うことも可能である。
実施例1では、ユーザの指示に基づき、読み取り原稿に印字された情報保護の対象となる表記情報を基に情報保護画像を生成する方法について説明した。本実施例では、読み取り原稿に予め情報保護印刷を指示する画像パターンを印字しておき、この画像パターンを原稿読み取り部100で読み取り、読み取り結果に応じて、上書き画像を生成する方法について説明する。
情報保護印刷を指示する画像パターンとしては、例えば二次元コードであるQRコード(登録商標)などを用いる場合がある。図9に、本実施例の一例を示す。図9(a)は、上書き印刷を行う前の原稿であり、図9(b)は、図9(a)の原稿に対して、情報保護印刷を行った後の原稿である。図9(b)の位置1402に対応した図9(a)の原稿である見積書には、見積書を発行した会社の所在地や電話番号等が記載されている。同様に、図9(b)の位置1403に対応した図9(a)の見積書には、商品数量や単価、見積金額等が記載されている。このように原稿の重要な表記情報に情報保護印刷を行うことにより、表記情報を判読困難にすることができる。
本実施例は、原稿上のQRコード(登録商標)1401を読み取ることにより、所定の位置(図9(b)の1402、1403の位置)に上書き印刷動作が行われる例を示したものである。本実施例が適用できる例としては、情報保護の対象となる原稿が定型書式で、情報を保護すべき表記情報が印刷されている位置(場所)が同じである場合である。このような場合には、ユーザは情報保護領域を指定しなくても、自動的に原稿に対して情報保護印刷を行うことができ、同じ書式の複数枚の書類の情報保護印刷を短時間に行うことができる。更に、原稿読み取り部が原稿を読み取るときに原稿端も同時に検出しているため、ユーザの指示により、2枚目以降も同じ上書き画像による情報保護印刷が許可されると、上書き画像生成に要する時間が削減され、より短時間で情報保護印刷を行うことができる。
以上説明したように、本実施例によれば、トナー消費量を低減すると共に、上書き印刷による情報保護を確実に行うことができる。特に定型書式の原稿に対しては、ユーザからの情報保護領域の指定がなくても、自動的に情報保護印刷を行うことができるため、トナー消費量の低減と共に、画像形成装置の生産性も向上させることができる。
上書き印刷による情報保護の場合には、機密保護のため、原稿を読み取った読み取り原稿データを速やかに削除する必要がある。そのため、読み取り原稿データを削除した後に、再度、読み取り原稿データが必要になった場合、データを復元させる手段が従来なかった。本実施例では、情報保護印刷時の読み取り原稿データをセキュリティ情報と共に保存することにより、読み取りデータを安全に保存又は復元させることができる方法について説明する。
本実施例では、情報保護印刷モード時に、ユーザ任意のセキュリティ情報と共に読み取り原稿データを保存する方法と、読み取り原稿データの復元印刷について、図6、図7及び図10を用いて詳細に説明する。
[セキュリティ情報の生成と保存]
図7において、実施例1で説明したように、CPU801が情報保護印刷モードに移行すると、S1101では、情報保護印刷制御部805のセキュリティ情報生成部8051は、原稿データ保護用のセキュリティ情報を生成する。セキュリティ情報としては、例えば実施例1で説明した入力装置851を通じて取得したユーザ任意のパスワードでもよいし、ユーザが画像形成装置1にログインする際に、カードリーダ854から読み込まれたID情報でもよい。ユーザが情報保護の範囲を限定できる方法ならばどのような方法でもよい。
次に、図7のS1102〜S1107では、原稿に上書き印刷をすることにより、情報保護印刷が行われる。情報保護のための上書き画像生成や情報保護印刷の動作については、実施例1で説明しているので、ここでは省略する。情報保護印刷が終了すると、S1108では、保護データ送信部8055は、CPU801、ASIC802を経由して画像メモリ804より読み取り原稿データを取得する。更に、保護データ送信部8055は、セキュリティ情報生成部8051よりセキュリティ情報を取得して、読み取り原稿データとセキュリティ情報を1組の情報にして、CPU801経由で、記憶装置853へ送信する。記憶装置853は、画像形成装置1内部に設けてもよいし、画像形成装置1が接続されたLAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワークに接続された外部記憶装置でもよい。S1109では、情報保護印刷制御部805は、セキュリティ情報と読み取り原稿データが記憶装置853へ送信された後、CPU801に、画像メモリ804に保存されている読み取り原稿画像データを削除するよう、指示を行う。また、セキュリティ情報と読み取り原稿データを受信した記憶装置853の不図示の制御部は、受信したデータを記憶装置853に保存すると共に、受信データの保存先を示すアドレス情報を情報保護印刷制御部805に送信する。S1110では、情報保護印刷制御部805は、CPU801を経由して、記憶装置からの保存アドレス情報を受信する。S1111では、CPU801は、情報保護印刷制御部805からの指示に基づいて、表示装置852を介して、セキュリティ情報と読み取り原稿データが保存された記憶装置853の保存先アドレス情報をユーザに通知し、情報保護印刷モードは終了する。
[保存データの復元印刷]
次に、保存データの復元印刷動作について図10のフローチャートを用いて説明する。図10は、情報復元印刷を行うために、CPU801において実行される制御シーケンスを示したフローチャートである。ユーザが、入力装置851より復元印刷を入力すると、CPU801は、動作モードを復元印刷モードへ移行させ、復元印刷を行う。
図10において、復元印刷モードに移行すると、S1501では、ユーザは、入力装置851から復元印刷を行いたい原稿データが保存されている記憶装置の保存アドレス情報を入力し、CPU801は、入力装置851経由で、保存アドレス情報を取得する。次に、S1502では、CPU801は、保存アドレス情報を取得すると、記憶装置853へアクセスし、入力された保存アドレス情報を基に、記憶装置853内の該当アドレスより保存データの内のセキュリティ情報を読み出す。続いて、S1503では、CPU801は、ユーザに復元許可情報の入力を促し、ユーザは入力装置851又はカードリーダ854を用いて復元許可情報を入力する。S1504では、CPU801は、ユーザが入力した復元許可情報と、記憶装置853より読み出したセキュリティ情報との照合を行う。S1505では、CPU801は、復元許可情報とセキュリティ情報との照合結果に基づいて、正当なユーザからの復元印刷要求であればS1506に進み、正当なユーザでないと判断した場合には、復元印刷の処理を終了する。S1506では、CPU801は、記憶装置853内の該当アドレスより読み取り原稿データを読み出し、S1507では、読み出した原稿データの復元印刷を行う。
本実施例では、保存アドレス情報の通知の方法として、表示装置852に保存アドレスを直接表示する方法について説明したが、例えば、情報保護印刷時に原稿の空白領域に保存アドレス情報をQRコード(登録商標)化して印刷する方法などがある。
情報保護印刷時に保存アドレス情報を上書き印刷する場合には、印刷に先立ち、読み取り原稿データの保存先アドレス情報を取得しておく必要がある。そのため、CPU801は、予め記憶装置853より、原稿読み取りデータとセキュリティデータを保存するアドレス情報を取得する。そして、取得した保存アドレス情報をQRコード(登録商標)化して、情報保護印刷時にQRコード(登録商標)を印刷した後に、CPU801はセキュリティ情報と画像メモリ804に保存されている読み取り原稿データを1組のデータとして、記憶装置853へ送信する。そして、記憶装置853は、予め通知をしていた保存アドレスに受信したデータを保存する。図7のフローチャートを用いて説明すると、S1110での保存アドレス受信をS1107の上書き印刷の実行の前に行い、保存アドレス情報をQRコード(登録商標)化した画像を上書き印刷することにより、保存アドレス情報をユーザへ通知する。これにより、前述した情報保護印刷が終了した後に、保存アドレス情報を表示装置に表示する方法と同様に、原稿データの保存アドレス情報をユーザへ通知することができる。また、保存先アドレス情報は、QRコード(登録商標)に限られるものではなく、インターネット上に存在する情報資源の場所を指し示すURLのような、保存先を特定できるものであればどのような形式を用いてもかまわない。
また、セキュリティの観点から、復元印刷の実施回数を制限することも可能である。その場合、原稿読取時にユーザが復元印刷可能な回数を登録しておくことにより、復元印刷の回数を制限することができる。そして、復元印刷の回数が規定の回数に達したら、記憶装置853に保存された原稿データを消去するなどにより、より強固なセキュリティを確保することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、トナー消費量を低減すると共に、上書き印刷による情報保護を確実に行うことができる。特に、原稿読み取りデータとセキュリティ情報を1組のデータとして保存しておくことで、復元印刷を行う場合に、セキュリティを確保することができる。
なお、上記の実施例においてはモノクロ画像を形成する画像形成装置の構成を前提に説明したが、本発明はカラー画像形成装置にも適用可能である。カラー画像形成装置としては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を形成するための像担持体としての感光ドラムを並べて配置して、各感光ドラムから記録材、または、中間転写体に画像を転写する方式のカラー画像形成装置に適用できる。また、1つの像担持体(感光ドラム)に対して各色の画像を順次形成して中間転写体にカラー画像を形成して記録材に転写する方式のカラー画像形成装置にも適用できる。
100 原稿読み取り部
801 CPU
8053 画像特徴量解析部
8054 上書き画像生成部

Claims (19)

  1. 画像形成装置内に備えられ、画像形成装置内を搬送される原稿を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段で読み取った原稿画像の表記情報の特徴量を解析する解析手段と、
    前記解析手段による解析結果に基づいた特徴量を有する画像データを用いて前記原稿に上書き印刷する画像パターンを生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段が生成した画像パターンを画像形成手段により前記原稿に上書き印刷することで、前記表記情報の保護を行う制御手段と、を備え
    前記読み取り手段により、前記画像の上書き印刷する領域が設定された所定の画像パターンを読み取った場合、前記画像生成手段は、前記所定の画像パターンに設定された領域内に上書き画像を印刷する画像パターンを形成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像生成手段は、前記画像パターンを前記画像データからランダムに画像の形状と画像を形成する位置を選択して生成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記解析手段は、前記原稿画像の表記情報の形状に基づいて特徴量を解析することを特徴とした請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記特徴量は、前記原稿画像の表記情報のフォントサイズであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記原稿の上書き印刷する領域を設定する領域設定手段を備え、
    前記解析手段は、前記領域設定手段によって設定された領域内に含まれる前記原稿画像
    を解析し、
    前記画像生成手段は、前記領域設定手段によって設定された領域内に上書き印刷する画像パターンを生成することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像生成手段は、前記領域における前記画像パターンの印字率が所定の印字率より大きくなる画像パターンを生成することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像データは、文字、数字及び記号からなることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記原稿のセキュリティ情報を生成するためのセキュリティ情報生成手段と、
    データを記憶する記憶手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記セキュリティ情報と前記原稿画像を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記セキュリティ情報生成手段は、ユーザから入力された情報に基づいて前記セキュリティ情報を生成することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記セキュリティ情報と前記原稿画像を記憶した前記記憶手段のアドレス情報を通知することを特徴とする請求項又はに記載の画像形成装置。
  11. 前記アドレス情報は、二次元コードに変換され、前記原稿に上書き印刷されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 情報を表示するための表示手段を備え、
    前記制御手段は、前記アドレス情報を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段は、入力された原稿の復元印刷の許可を求める復元許可情報と前記セキュリティ情報との照合結果に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記原稿画像を印刷することを特徴とする請求項ないし1のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記画像形成手段により画像形成を行うための第1の搬送路と、
    前記読み取り手段が前記原稿の第1面を読み取るための第2の搬送路と
    前記読み取り手段が前記原稿の第2面を読み取るための第3の搬送路と、を備え、
    前記制御手段は、前記読み取り手段により画像を読み取られた前記原稿を前記第1の搬送路に搬送し、前記上書き印刷を行うことを特徴とする請求項1ないし1のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記第2の搬送路は、上流部が前記第1の搬送路の下流と接続され、下流部が前記第1の搬送路の上流と接続され、
    前記第3の搬送路は、前記第2の搬送路の下流部と接続されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  16. 前記制御手段は、前記上書き印刷を行った後、上書き印刷を行った原稿を再度、前記読み取り手段により読み取らせ、上書き状態の検出を行うことを特徴とする請求項1ないし1のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 前記制御手段は、前記上書き状態の検出の結果、前記表記情報の保護に不具合がある場合は、再度、上書き印刷を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  18. 画像形成装置内に備えられ、画像形成装置内を搬送される原稿を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段で読み取った原稿画像の表記情報の特徴量を解析する解析手段と、
    前記解析手段による解析結果に基づいた特徴量を有する画像データを用いて前記原稿に上書き印刷する画像パターンを生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段が生成した画像パターンを画像形成手段により前記原稿に上書き印刷することで、前記表記情報の保護を行う制御手段と、
    前記原稿のセキュリティ情報を生成するためのセキュリティ情報生成手段と、
    データを記憶する記憶手段と、
    情報を表示するための表示手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記セキュリティ情報と前記原稿画像を前記記憶手段に記憶させ、前記セキュリティ情報と前記原稿画像を記憶した前記記憶手段のアドレス情報前記表示手段に表示して通知することを特徴とする画像形成装置。
  19. 画像形成装置内に備えられ、画像形成装置内を搬送される原稿を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段で読み取った原稿画像の表記情報の特徴量を解析する解析手段と、
    前記解析手段による解析結果に基づいた特徴量を有する画像データを用いて前記原稿に上書き印刷する画像パターンを生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段が生成した画像パターンを画像形成手段により前記原稿に上書き印刷することで、前記表記情報の保護を行う制御手段と、
    前記画像形成手段により画像形成を行うための第1の搬送路と、
    前記読み取り手段が前記原稿の第1面を読み取るための第2の搬送路と、
    前記読み取り手段が前記原稿の第2面を読み取るための第3の搬送路と、を備え、前記第2の搬送路は、上流部が前記第1の搬送路の下流と接続され、下流部が前記第1の搬送路の上流と接続され、前記第3の搬送路は、前記第2の搬送路の下流部と接続されており、
    前記制御手段は、前記読み取り手段により画像を読み取られた前記原稿を前記第1の搬送路に搬送し、前記上書き印刷を行うことを特徴とする画像形成装置。
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