JP2015110311A - 画像形成装置、画像処理装置、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズアレイ光学系による生じるゴースト光の影響を抑える画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、感光体と、複数のレンズを所定方向に沿って配置したレンズアレイ光学系と、前記レンズアレイ光学系を通して、前記感光体のL本の走査線それぞれのL画素毎の画素を露光する様に配置された複数の発光部を含む発光手段と、を有する露光手段と、を備え、前記レンズアレイ光学系の隣接するレンズの対応する箇所の間隔が、前記Lの値に応じた間隔となる様に構成されている。
【選択図】図10
【解決手段】画像形成装置は、感光体と、複数のレンズを所定方向に沿って配置したレンズアレイ光学系と、前記レンズアレイ光学系を通して、前記感光体のL本の走査線それぞれのL画素毎の画素を露光する様に配置された複数の発光部を含む発光手段と、を有する露光手段と、を備え、前記レンズアレイ光学系の隣接するレンズの対応する箇所の間隔が、前記Lの値に応じた間隔となる様に構成されている。
【選択図】図10
Description
本開示は、レンズアレイ光学系を備えた画像形成装置における画像処理技術に関する。
レンズアレイを含むレンズアレイ光学系を用いた露光部により感光体を露光する画像形成装置が開発されている。レンズアレイ光学系を用いた露光部は、サイズが小さく、かつ、部品数も少なくなるので、画像形成装置の小型化や低コスト化に有利である。しかしながら、レンズアレイ光学系では、像面(画像形成装置では感光体の表面)上に所望の結像を行う光束以外に、不要なゴースト光が発生する。このため、レンズアレイ光学系を構成するレンズ板の間に遮光部材を配置し、ゴースト光を低減する構成が知られている。しかし、該構成においても、遮光部材で散乱、反射したゴースト光が発生する。特許文献1は、遮光部材の表面に凸凹を設けることで、遮光部材で散乱、反射して像面に向かうゴースト光を抑える構成を開示している。
しかしながら、特許文献1に記載の構成は、遮光部材の形状が複雑になったり、大きくなったりするので、製造や小型化の観点において対策が望まれている。
本発明は、レンズアレイ光学系による生じるゴースト光の影響を抑える画像形成装置を提供するものである。
本発明の一側面によると、感光体と、複数のレンズを所定方向に沿って配置したレンズアレイ光学系と、前記レンズアレイ光学系を通して、前記感光体のL本の走査線それぞれのL画素毎の画素を露光する様に配置された複数の発光部を含む発光手段と、を有する露光手段と、を備え、前記レンズアレイ光学系の隣接するレンズの対応する箇所の間隔が、前記Lの値に応じた間隔となる様に構成されていることを特徴とする。
レンズアレイ光学系による生じるゴースト光の影響を抑えることができる。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。また、以下の各実施形態は、例示であり、本発明の範囲を実施形態の内容に限定するものではない。
<第一実施形態>
図1(A)及び(B)は、レンズアレイ光学系で発生するゴースト光の説明図である。図1(A)及び(B)において、発光部は、例えば、複数の発光面を有するLEDアレイである。また、レンズアレイG1及びG2は、それぞれ、所定方向に列状に配置された複数のレンズを有している。なお、この所定方向を以下では主配列方向と呼ぶ。ここで、LEDアレイの発光面の間隔は数十μmと、少なくとも数百μmはあるレンズアレイのレンズの間隔に比べて十分狭いため、発光部の発光面はほぼ連続的に存在すると考えることができる。なお、図1(A)及び(B)においては、説明を簡略化するため、発光部の連続的に存在する発光面のある1つの点からの光路のみを示している。図1(A)において、発光部の1つの発光点からの光束Kは、感光体(像面)に所望の画像を形成するための光束である。これに対して、光速Gは、この発光点からのゴースト光を示している。図1(A)に示す様に、レンズアレイG1のあるレンズを通過した後、当該レンズとは光軸の異なるレンズアレイG2のレンズに向かう光束がゴースト光になる。図1(B)は、図1(A)に示すゴースト光を低減させるために、レンズアレイG1とレンズアレイG2との間に遮光壁を設けている。遮光壁は、ゴースト光の一部を吸収するが、残りを反射するため、図1(B)の点線で示すゴースト光が残存し、感光体に形成する画像を劣化させる。本実施形態では、この様なゴースト光の影響を抑えることができる画像形成装置を提供する。
図1(A)及び(B)は、レンズアレイ光学系で発生するゴースト光の説明図である。図1(A)及び(B)において、発光部は、例えば、複数の発光面を有するLEDアレイである。また、レンズアレイG1及びG2は、それぞれ、所定方向に列状に配置された複数のレンズを有している。なお、この所定方向を以下では主配列方向と呼ぶ。ここで、LEDアレイの発光面の間隔は数十μmと、少なくとも数百μmはあるレンズアレイのレンズの間隔に比べて十分狭いため、発光部の発光面はほぼ連続的に存在すると考えることができる。なお、図1(A)及び(B)においては、説明を簡略化するため、発光部の連続的に存在する発光面のある1つの点からの光路のみを示している。図1(A)において、発光部の1つの発光点からの光束Kは、感光体(像面)に所望の画像を形成するための光束である。これに対して、光速Gは、この発光点からのゴースト光を示している。図1(A)に示す様に、レンズアレイG1のあるレンズを通過した後、当該レンズとは光軸の異なるレンズアレイG2のレンズに向かう光束がゴースト光になる。図1(B)は、図1(A)に示すゴースト光を低減させるために、レンズアレイG1とレンズアレイG2との間に遮光壁を設けている。遮光壁は、ゴースト光の一部を吸収するが、残りを反射するため、図1(B)の点線で示すゴースト光が残存し、感光体に形成する画像を劣化させる。本実施形態では、この様なゴースト光の影響を抑えることができる画像形成装置を提供する。
図2(A)は、レンズアレイ光学系102で生じるゴースト光の一例を示す図である。図2(A)は、注目画素1001に対応する発光部の周囲にある発光部が照射する光の内、感光体の注目画素の位置にゴースト光として照射される割合を示している。図2(A)に示す様に、注目画素1001の位置にゴースト光を生じさせる発光部の注目画素1001に対する位置と、その割合との関係をグラフ化すると、一定の間隔でピークを有する。なお、ピーク部の強度は、注目画素1001に対応する発光部からの距離が近い発光部ほど強くなる。この間隔はレンズアレイ光学系の光学設計値で決まり、その間隔Cは、遮光壁周期、つまり、レンズアレイ光学系の隣接するレンズの同一箇所の距離(配列ピッチp)に等しい。
本実施形態においては、光源部は、主配列方向に等間隔に配列された発光素子であるLED(発光部)アレイを、主配列方向及びレンズアレイ光学系の光軸方向の両方と直交する副配列方向にL列配置した構成となっている。なお、副配列方向においては、LEDの位置をずらし、同じ列の発光部は、感光体の同じ走査線上の画素を同時に露光する構成としている。図3(A)は、L=2の場合を、図3(B)は、L=3の場合を示し、光源部101の主配列方向に複数配置された発光部704が、副配列方向にL列だけ配置されている様子を示している。本実施形態では、注目画素の位置にゴースト光の強度のピークを与える発光部に対応する画素の内、隣接する画素の間隔が略2×L×n(nは1以上の任意の整数)画素(ドット)となるようにレンズアレイ光学系を設計する。言い換えると、ある発光部が、当該発光部に対応する注目画素の位置以外に与えるゴースト光のピークの間隔が2×L×nドットとなるようにレンズアレイ光学系を設計する。この構成により、後述する様に低コストでゴースト光の影響を抑制することができる。ゴースト光のピークの間隔を2×L×n(ドット)とするためには、上述した様に、レンズアレイ光学系の配列ピッチpを2×L×n(ドット)に設計すれば良い。
たとえば、L=2、n=1とすると、配列ピッチpは4ドットとなり、600dpiとすると、配列ピッチp=0.169mmとなる。図2(A)は、注目画素1001の左右10画素について、これら画素に対応する発光部704から発せられた光束のうちの、注目画素1001にゴースト光として照射される光束の割合を示している。例えば、画素1002に対応する発光部704から発せられた光束の4%が、注目画素1001にゴースト光として照射されることを図2(A)は示している。
図2(B)は、本実施形態のゴースト光プロファイルの一例である。本実施形態において、ゴースト光プロファイルは、図2(A)に示すレンズアレイ光学系によるゴースト光強度分布のうち、強度のピークに対応する値のみを持ち、それ以外の部分の値を0としたものである。図2(B)の太枠部分は、図2(A)のピークとなる画素に対応する。なお、本実施形態では、21画素分のゴースト光プロファイルを使用するが、ゴースト光の発生状態に合わせて画素数を増減させることができる。また、本実施形態では、総ての画素について同一のゴースト光プロファイルを適用するが、例えば画素毎に異なるゴースト光プロファイルを用いることもできる。ゴースト光プロファイルは、レンズアレイ光学系の設計時に決定することも、レンズアレイ光学系の製造後、個々に測定して決定することもできる。
図4は、本実施形態による画像形成装置10の概略的な構成図である。以下の図において、参照符号の末尾のアルファベットY、M、C、Kは、それぞれ処理対象の色が、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)であることを示している。なお、以下の説明において色を区別する必要がない場合には末尾のアルファベットを除いた参照符号を使用する。帯電部23は、回転駆動される感光体22を帯電させ、露光部24は、帯電された感光体22の表面を光で走査して静電潜像を形成する。なお、露光部24は、上述したレンズアレイ光学系を備えている。現像部26は、感光体22の静電潜像を現像剤で現像して可視化する。なお、容器25は、現像部26に現像剤を供給する。各感光体22に形成された現像剤像は、回転駆動される中間転写体27に転写される。なお、このとき、各感光体22に形成された各色の現像剤像を重ね合わせて中間転写体27に転写することで、中間転写体27には多色の現像剤像が形成される。中間転写体27に転写された現像剤像は、転写ローラ28により、搬送路11を搬送される記録材に転写される。なお、記録材に転写されず中間転写体27に残留した現像剤は、クリーニング部29により除去される。定着部30は、記録材に現像剤像を定着させる。定着部30による現像剤像の定着後、記録材は、装置外へと排出される。なお、中間転写体27を使用せず、感光体22の現像剤像を記録材に直接転写する画像形成装置であっても良い。
図5は、画像形成装置10の制御系の構成図である。ホストPC210は、画像形成装置10へPDL(Page Description Language)データを送信する。PDLデータには、形成すべき画像の画像データである描画データと、当該描画データを用いた画像形成動作を制御するための制御データとが含まれる。画像形成装置10は、大きく分けて、制御部220と機構部230とを備える。機構部230は、図4を用いて説明した様に、感光体22への現像剤像の形成から、記録材への定着処理や、記録材の搬送制御等を行う。制御部220は、機構部230を制御する。制御部220において、CPU225は、RAM222をメインメモリ及びワークエリアとして使用する。CPU225は、ROM221に格納された各種制御プログラムをRAM222へ読み出して実行することによって機構部230を制御する。システムバス228は、アドレスバス及びデータバスを有する。制御部220内の各構成要素は、システムバス228に接続されているため、システムバス228を介して他の構成要素にアクセス可能である。ホストインタフェース(IF)部224は、ホストPC210との間で描画データ及び制御データの入出力を行うためのインタフェースである。ホストIF部224において圧縮データとして受信された描画データは、RAM222に格納される。CPU225は、RAM222内の圧縮データを描画データに伸張し、当該描画データをRAM222に格納する。DMA制御部223は、CPU225からの指示に応じて、RAM222内の描画データをASIC226に転送する。パネルIF部227は、画像形成装置10に設けられた表示パネル部を用いてユーザによって入力された設定及び指示を、当該表示パネル部から受信するインタフェースである。
CPU225及びASIC226は、ホストIF部224を介して入力された制御データ及び描画データに基づいて、機構部230を制御する。なお、CPU225の機能の一部又は全てはASIC226において実行されてもよいし、逆にASIC226の機能の一部又は全てがCPU225において実行されてもよい。また、画像形成装置10に別の専用ハードウェアを設け、当該専用ハードウェアにCPU225及びASIC226の機能の一部を実行させてもよい。
続いて、図6(A)を参照して画像形成装置における処理について説明する。CPU225により実現されるレンダラ303は、ホストPC210から受信するPDLデータに含まれる圧縮データを描画データへと伸張してRAM222に格納する。なお、本実施形態において、当該描画データ内の濃度データは、RGB色空間で表現されたR(赤)、G(緑)、B(青)の階調値を示すデータである。
RAM222に格納された描画データは、DMA制御部223による制御に応じてASIC226へラスタ順に1画素ずつ送信される。また、CPU225により実現される制御情報生成部304は、PDLデータ内の制御情報をASIC226へ送信するとともに、ASIC226で実行される処理で必要となる制御情報をROM221から取り出してASIC226へ送信する。なお、ROM221に格納された制御情報には、例えば、色変換テーブル、ガンマ補正テーブル、ハーフトーンテーブル、ゴースト光プロファイル、遅延テーブル等が含まれる。
ASIC226が受信する制御情報は、色変換処理部305、ガンマ補正部306、ハーフトーン処理部307、遅延処理部309、ゴースト光処理部308に供給される。また、ASIC226が受信する描画データは色変換処理部305へ供給される。色変換処理部305は、入力信号である階調値R、G、Bを、CMYK色空間で表現された階調値(画素値)C、M、Y、Kに変換する。さらに、色変換処理部305は、階調値C、M、Y、Kをガンマ補正部306に出力する。ガンマ補正部306は、制御情報に含まれるガンマ補正テーブルを用いて、階調値C、M、Y、Kを補正した階調値C'、M'、Y'、K'を生成してハーフトーン処理部307に出力する。
ハーフトーン処理部307は、制御情報に含まれるハーフトーンテーブルを用いて、ハーフトーン処理を行い、階調値C'、M'、Y'、K'を階調値C''、M''、Y''、K''へ変換して遅延処理部309に出力する。遅延処理部309は、制御情報に含まれる遅延テーブルを用いて、遅延処理を行ない、階調値C'',M'',Y'',K''から遅延処理後の階調値C''',M''',Y''',K'''を生成し、ゴースト光処理部308に出力する。なお、遅延処理に必要な画像バッファとしてRAM222を使用する。ゴースト光処理部308は、制御情報内のゴースト光プロファイルを用いて、ゴースト光の補正処理を行ない、階調値C''',M''',Y''',K'''から、ゴースト光の補正処理後の階調値C'''',M'''',Y'''',K''''を生成する。そして、生成した補正処理後の階調値を露光部24に出力する。なお、ゴースト光の補正処理の詳細については後述する。
なお、図6(A)のASIC226における処理は、図6(B)に示すようにホストPC210側で実現することもできる。図6(B)において、アプリケーション301は、描画データをレンダラ303に出力し、制御データを制御情報生成部304に出力する。PDL変換部3021は、遅延処理部309による遅延処理後の階調値C''',M''',Y''',K'''と制御情報を、描画データ及び制御データとしてPDLデータに変換する機能を有する。当該PDLデータは、画像形成装置10内のASIC226へ送信される。ASIC226において、レンダラ3031は、ホストPC210から受信されたPDLデータを階調値C''',M''',Y''',K'''と制御情報に変換して、それをゴースト光処理部308へ出力する。また、図6(A)及び(B)の構成において、RAM222に格納された描画データは、1画素ずつASIC226へ送信されるが、送信速度や処理速度を上げるために、複数画素の描画データを同時に送信することもできる。
図7は、本実施形態による露光部24Kの構成図である。なお、露光部24Y、24M、24Cについても同様である。また、本実施形態において、光源部101は、図3(A)に示す様にL=2とする。シフトレジスタ701は、感光体22Kに形成する潜像の主走査方向の1ラインに相当する画素分の階調値K''''を保持する。シフトレジスタ701は各画素の階調値K''''を対応するドライバ702へと出力する。ドライバ702は、光源部101の各画素に対応する発光部704を駆動し、シフトレジスタ701から入力された階調値K''''に応じた電流量の電流を出力する。発光部704から発せられた光束はレンズアレイ光学系102を経由して感光体22K上の発光部704に対応した画素(結像点)711に結像する。本実施形態において、発光部704は、L=2列に配置されており、図7の参照符号710で示すように、異なる列の発光部704は、感光体22K上で1ラインずれて結像するように構成されている。以下では、結像点711のうち感光体22Kの回転方向に対して上流側第1の走査線の結像点をL0とし、下流側の第2の走査線の結像点をL1とする。また、発光部704のうち、L0に対応する発光部をR0、L1に対応する発光部をR1とする。図7に示す様に、本実施形態の露光部24Kは、感光体22Kの2つの走査線上の画素の半分を同時に露光する。なお、本実施形態ではL=2であるが、露光部24Kは、一般的には、感光体22KのL本の走査線上のL画素毎の画素を同時に露光することになる。
続いて、図8を用いて遅延処理部309について説明する。なお、以下ではブラック(K)の描画データに対する処理を説明するが、他の色についても同様である。既に説明した様に、露光部24Kの発光部704は、本例では2列に配置されており、列毎に感光体22K上で1ラインずれて結像するように構成されている。描画データ内の各画素の順番は、走査線上の画素の順番となっているため、露光部24のシフトレジスタ701に階調値を設定する前に、階調値の並びを光源部101の構成に対応する様に入れ替える必要がある。遅延処理部309は、この様に、階調値の並びを光源部101の構成に対応する様に入れ替えるものである。
図8(A)は、5000ドット×3ラインの描画データを示している。図8(A)において、記号A、B、Cは異なる走査線を示し、数字の添字は同じ走査線内の各画素の位置を示している。遅延処理部309は、図8(A)の描画データを図8(B)のように並べ替えて出力する。なお、図8(B)の参照符号1411に示すような空白のドットには階調値0を割り当てる。図8(B)において、発光部704のうちの図7のR1の発光部に対応する描画データの位置が1ラインだけ遅延している。結像点711のうちのL0の結像点は感光体22Kが1ライン分回転すると、L1の結像点と同じラインになるので、図8(B)のように描画データを遅延させることで、適切な位置を適切な階調値で露光することができる。
図8(C)は、遅延処理部309の例示的な構成図である。遅延処理部309の動作について、図9(A)のフローチャートを用いて説明する。遅延処理部309は、まず、S100で画像バッファ1402をクリアし、S101で、カウンタ1404をクリアする。その後、書き込み部1401は、S102で1画素分の階調値K''を読み込み、画像バッファ1402へ書き込む。続いて、演算部1403は、S103で、カウンタ1404のカウンタ値Cntを基に遅延量Dlyを求める。なお、演算部1403は、制御情報に含まれる遅延テーブルを参照して遅延量Dlyを決定する。図9(B)に遅延テーブルの一例を示す。図9(B)の遅延テーブルは、カウンタ値Cntが偶数の場合には、遅延量Dlyを0とし、奇数の場合には遅延量Dlyを1とすることを示している。
続いて、S104で、読み出し部1405は、遅延量Dlyを基に画像バッファ1402から階調値K''を読み出す。なお、遅延量Dlyが0の場合は、直近のS102で画像バッファ1402に書き込んだ階調値K''を読み出し、遅延量Dlyが1の場合は、1ライン前の処理を行なっている際に画像バッファ1402に書き込んだ階調値K''を読み出す。読み出し部1405は、S104で読み出した階調値K''を、S105で階調値K'''として出力する。その後、遅延処理部309は、S106でカウンタ1404のカウンタ値Cntを1だけ増加させ、S107で1ライン分の処理が終了したかを判定する。1ライン分の処理が終了していなければ、S102の処理から繰り返し、終了していればS108で1ページ分の処理が終了したかを判定する。1ページ分の処理が終了していなければ、S101の処理から繰り返し、終了していれば遅延処理を終了する。なお、図8(C)に示す様に、画像バッファ1402としてRAM222を使用することで遅延処理を低コストで実施することが可能である。これに対し、ゴースト光処理を行なった後に遅延処理を行うためには、露光部24に画像バッファ1402を設ける必要がありコスト増となる。
図10(A)は、本実施形態によるゴースト光処理部308の構成図である。ここでは、ブラックに対するゴースト光の補正処理を説明するが、他の色についても同様である。図10(A)において、ゴースト光処理部308は、ゴースト光強度推定部801と、ゴースト光プロファイルメモリ802と、加算器803を備えている。ゴースト光強度推定部801は、ゴースト光プロファイルメモリ802から、ゴースト光プロファイルを読み出し、入力データから感光体22Kの注目画素の位置に、注目画素の周囲の画素に対応する発光部704により生じるゴースト光の強度を推定する。そして、ゴースト光強度推定部801は、注目画素を示す参照データと共に、当該注目画素の位置でのゴースト光の強度を階調値に換算した推定データを出力する。
ゴースト光プロファイルメモリ802は、制御情報に含まれるゴースト光プロファイルを保持する。なお、ゴースト光プロファイルとは、上述した様に、注目画素とは異なる所定の位置関係の画素に対応する発光部からの光と、当該光により前記感光体の前記注目画素の位置に生じるゴースト光との関係を示す情報である。加算器803は、注目画素の参照データからゴースト光強度の推定データを減算し、ゴースト光の補正処理後の階調値K''''として出力する。このように、本実施形態では、注目画素の階調値K'''から、注目画素の周囲の画素に対応する発光部704により注目画素に生じるゴースト光強度の推定値を減算することで、注目画素が受けるゴースト光の影響を抑制する。つまり、ゴースト光強度推定部801と加算器803は、ゴースト光の強度を推定して、階調値を補正する補正部を構成する。入力された全画素の階調値K'''について同様の処理を行なうことで、全画素が受けるゴースト光の影響を抑制することができる。以下、各部の詳細について説明する。
図10(B)は、ゴースト光強度推定部801の構成図である。ゴースト光強度推定部801の動作について、図11のフローチャートを用いて説明する。ゴースト光強度推定部801は、まず、S200でゴースト光プロファイルメモリ802からレジスタ816に、図2(B)を用いて説明したゴースト光プロファイルを読み込む。なお、ゴースト光プロファイルメモリ802を使用せずROM221等から直接読み込んでも良い。注目画素1001のデータはレジスタ816のP0の位置に読み込まれる。なお、本実施形態では、21画素分のゴースト光プロファイルとするが、任意の画素数のゴースト光プロファイル使用できる。続いて、S201において、ASIC226からのclearを示す制御信号813により、シフトレジスタ811及びシフトレジスタ812の各レジスタの値が0にクリアされる。シフトレジスタ812は入力データを保持し、サイズはゴースト光プロファイルの画素数と同じである。シフトレジスタ811は、参照データを保持し、サイズはゴースト光プロファイルの左端から注目画素1001の位置までの画素数と同じ、つまり、本実施形態では11画素分のサイズである。また、注目画素に対応するシフトレジスタ811及びシフトレジスタ812の位置は、図中の参照符号817で示すI0の位置である。
続いて、S202において、ASIC226からのshiftを示す制御信号813により、シフトレジスタ811及びシフトレジスタ812は右シフトし、シフトレジスタ811に参照データを、シフトレジスタ812に入力データを設定する。なお、ラスタ順に1画素毎に入力されたデータが、順に右シフトされていくため、シフトレジスタ811及びシフトレジスタ812内には元データに対して左右反転したデータが保持される。
続いて、S203で、乗算器アレイ814が、レジスタ816のゴースト光プロファイルとシフトレジスタ812のデータを画素毎に乗算する。上述したように、ゴースト光プロファイルは、注目画素周囲の画素に対応する発光部704により感光体22Kの注目画素の位置に照射されるゴースト光の割合を示している。シフトレジスタ812には注目画素817及び注目画素周囲の階調値が保持されているので、乗算結果は各画素の発光部704から感光体22Kの注目画素の位置に照射されるゴースト光の強度となる。続いて、S204で、加算器815は、乗算器アレイ814の乗算結果の和を演算する。乗算結果の和は、感光体22Kの注目画素の位置に照射されるゴースト光の強度の合計値になる。
ゴースト光強度推定部801は、S205で、シフトレジスタ811の注目画素I0の階調値を注目画素参照データとして出力し、S206で、加算器815の演算結果を注目画素のゴースト光を階調値に換算した値である推定データとして出力する。次に、ゴースト光強度推定部801は、1ライン分の処理が終了したかをS207で判定し、処理が終了していなければステップS202からの処理を繰り返す。一方、1ライン分の処理が終了していた場合には、1ページ分の処理が終了したかをS208で判定し、処理が終了していなければS201から処理を繰り返す。なお、1ページ分の処理が終了している場合には、ゴースト光強度推定部801の動作を終了する。
図12(A)は、1ラインの内、連続する10画素の値が255であり、同じラインの他の画素の値が0である描画データを示している。また、図12(B)は、図12(A)の描画データを、レンズアレイ光学系を有する従来の露光部で露光した場合の感光体22の1つの走査線の露光強度を示している。なお、レンズアレイ光学系を有する従来の露光部とは、光源部101の発光部704が1列、つまり、L=1であり、1つの走査線の各画素をそれぞれ対応する発光部704で同時に露光するものである。また、図12(B)の露光強度は、ゴースト光の特性が、図2(A)に従うものとして計算している。図12(B)に示す様、感光体22での露光強度を階調値に換算した値は、ゴースト光の影響により図12(A)の階調値より増加している。
図13(A)は、図12(A)の描画データを遅延処理部309で遅延処理を行なった後のデータである。また、図13(B)は、図13(A)の描画データをゴースト光強度推定部801のシフトレジスタ811及びシフトレジスタ812に読み込んだ状態を示している。図13(B)において、シフトレジスタ811及びシフトレジスタ812には、図12(A)の描画データと、他の走査線についての描画データが混在して読み込まれていることがわかる。なお、図13(A)及び(B)の太枠は、図12の描画データに対応するデータを示している。また、図13(B)のレジスタ816には、図2(B)に示すゴースト光プロファイルが読み込まれている。
さらに、図12(B)の参照符号1101は、乗算器アレイ814によるレジスタ816とシフトレジスタ812のデータの乗算結果を示し、参照符号1103は、加算器815が出力するゴースト光の推定強度の階調値への換算値を示している。例えば、参照符号1102は、シフトレジスタ812の階調値255と、対応する画素のゴースト光プロファイルの値である0.04を乗算した結果の10.200が乗算器アレイ814から出力されることを示している。本例では、L=2及びn=1とし、シフトレジスタ812には、注目画素の描画データI0とは異なる走査線の描画データも読み込まれている。しかしながら、ゴースト光プロファイルは、注目画素I0と同じ走査線上の画素に対応する発光部704についてのみ値を有し、それ以外は0である。したがって、シフトレジスタ812に、注目画素の描画データI0とは異なる走査線の描画データが読み込まれていても、注目画素に生じるゴースト光の強度を適切に演算することができる。本例では、L=2、かつ、n=1とし、ゴースト光が、4ドット毎にピークを持つように設計している。しかしながら、本発明はこの例に限定されず、例えば、8ドットや12ドット毎といった、4ドットの倍数毎に強度が強くなるよう設計することができる。この場合においても、ゴースト光プロファイルの強度のピークに対応する画素は、注目画素と同じ走査線上の画素となり、注目画素におけるゴースト光強度を精度良く計算できる。つまり、nには任意の整数を使用できる。
図14(A)は、図12(A)の描画データを階調値K''として、遅延処理部309とゴースト光処理部308で演算を行なった結果得られた補正後の階調値K''''を示している。なお、図12と比較し易いように、画像遅延の影響が無い状態、つまり、1つの走査線の画素の階調値で表している。図14(A)の各階調値は、図12(A)の階調値に対して、ゴースト光が生じる分だけ減算されている。図14(B)は、図14(A)の描画データにより露光部24Kで感光体22Kを露光した場合における、感光体22Kでの露光強度の分布を示している。図12(B)と比較して、ゴースト光の影響が抑制されており、図12(A)の描画データとほぼ同等の露光強度で露光できていることが分かる。
以上説明したように、異なる走査線上の画素を同時に露光する、複数列に配置された光源を使用し、ゴースト光のピークの発生間隔を光源の列数に応じた値となるように、レンズアレイ光学系102を設計する。より詳しくは、ゴースト光のピークの発生間隔が画素を単位として、光源の列数の偶数倍となるように設計する。そして、ゴースト光のピーク値に基づき注目画素に生じるゴースト光の強度を推定し、描画データを補正する。この構成により、遮光部材の形状を複雑化、大型化させることなく、ゴースト光の影響を抑制することができる。また、複数の走査線を露光する露光部を使用し、露光される各画素の位置でのゴースト光の強度を画像データから推定して当該画像データを補正するものでもある。
<第二実施形態>
第一実施形態においてはL=2としていたが、本実施形態ではL=3の場合について説明する。図3(B)は、L=3とした光源部101を示している。また、図15は、L=3とした光源部101を有する露光部24Kを示している。本実施形態では、L=3であるため、シフトレジスタ1603は、同時に走査する走査線に対応するシフトレジスタ1603a、1603b、1603cの3つに分割されている。また、露光制御信号1604は、シフトレジスタ1603a、1603b及び1603cをそれぞれ駆動するshift_a信号、shift_b信号及びshift_c信号を含んでいる。
第一実施形態においてはL=2としていたが、本実施形態ではL=3の場合について説明する。図3(B)は、L=3とした光源部101を示している。また、図15は、L=3とした光源部101を有する露光部24Kを示している。本実施形態では、L=3であるため、シフトレジスタ1603は、同時に走査する走査線に対応するシフトレジスタ1603a、1603b、1603cの3つに分割されている。また、露光制御信号1604は、シフトレジスタ1603a、1603b及び1603cをそれぞれ駆動するshift_a信号、shift_b信号及びshift_c信号を含んでいる。
本実施形態においては、shift_a信号、shift_b信号、shift_c信号を1画素毎に個別に駆動することで、階調値K''''を取り込むシフトレジスタを切り替えることができる。このように、シフトレジスタ1603を内部で分割することで、個々のシフトレジスタ1603a、1603b、1603cの動作速度に対して3倍の速度で、露光部24Kに対して階調値K''''を入力することができる。各列の発光部704は、参照符号1605で示すように、異なる走査線上で結像するように構成されている。
また、本実施形態において遅延処理部309は、3列に配置された発光部704へ適切な階調値を与える様に露光部24Kへの階調値K''''の入力順序を入れ替える。図16(A)及び(B)は、本実施形態での遅延処理の説明図であり、その表現方法は図8(A)及び(B)と同様である。本実施形態の遅延処理部309は、図16(A)の描画データを図16(B)のように位置を変更して出力することで、画像位置のずれを補正し、適切な位置に画像を形成させる。図16(C)は、図16(A)の描画データの各画素の階調値の並びを図16(B)の様に変換するために使用する遅延テーブルを示している。なお、図16(C)の遅延テーブルは、カウンタ値Cntを3で割った余りを遅延量とすることを示している。ここで、遅延量0、1、2はそれぞれ遅延させるライン数を示している。
本実施形態では、L=3であるため、レンズアレイ光学系102の配列ピッチp=2×3×n画素となる様に設計する。本例では、n=1とし、p=6画素となる様に設計する。これにより、ゴースト光強度のピークの間隔は6ドットになる。本実施形態におけるゴースト光プロファイルの例を図17に示す。図18(A)は、図12(A)と同じく、連続した10画素の階調値が255であり、その他の画素の階調値が0の描画データを遅延処理部309で遅延処理を行った後の状態を示している。なお、図18(A)の太枠で囲む階調値は、感光体22Kの同じ走査線の画素の階調値である。図18(B)は、図18(A)の描画データによりゴースト光強度推定部801で行われる演算の説明図である。
図18(B)においても第一実施形態と同様に、注目画素に生じるゴースト光の強度は、注目画素I0と同じ走査線上の画素に対応する発光部704からのもののみにより計算されている。なお、本例では、n=1としたが、n=2、3、つまり、配列ピッチが12ドット、18ドット等といった6ドットの倍数毎となる様に構成することもできる。また、第一実施形態及び第二実施形態はそれぞれL=2、3の場合を示したが、Lは4以上の任意に整数とすることができる。
[その他の実施形態]
なお、本発明は、図5のゴースト光処理部308を有し、上述した感光体22及び露光部24を有する画像形成装置に描画データを出力する画像処理装置として実現することもできる。
なお、本発明は、図5のゴースト光処理部308を有し、上述した感光体22及び露光部24を有する画像形成装置に描画データを出力する画像処理装置として実現することもできる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上記各実施形態の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又はプログラムを保存する各種コンピュータ可読記憶媒体によりシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (16)
- 感光体と、
複数のレンズを所定方向に沿って配置したレンズアレイ光学系と、前記レンズアレイ光学系を通して、前記感光体のL本の走査線それぞれのL画素毎の画素を露光する様に配置された複数の発光部を含む発光手段と、を有する露光手段と、
を備え、
前記レンズアレイ光学系の隣接するレンズの対応する箇所の間隔が、前記Lの値に応じた間隔となる様に構成されていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記レンズアレイ光学系の隣接するレンズの対応する箇所の間隔が、前記感光体での画素数を単位として、2×L×n(nは1以上の任意の整数)となる様に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 感光体と、
複数のレンズを所定方向に沿って配置したレンズアレイ光学系と、前記レンズアレイ光学系を通して、前記感光体のL本の走査線それぞれのL画素毎の画素を露光する様に配置された複数の発光部を含む発光手段と、を有する露光手段と、
を備え、
前記レンズアレイ光学系は、前記感光体に生じるゴースト光の隣接するピークの間隔が前記Lの値に応じた間隔となる様に構成されていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記レンズアレイ光学系は、前記感光体に生じるゴースト光の隣接するピークの間隔が、2×L×n(nは1以上の任意の整数)画素となる様に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 画像データを使用して前記露光手段により前記感光体を露光した場合における前記感光体の各画素の位置でのゴースト光の強度を前記画像データから推定し、前記推定したゴースト光の強度により前記画像データを補正する補正手段をさらに備えており、
前記露光手段は補正後の画像データを用いて前記感光体を露光することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記補正手段は、注目画素とは異なる所定の画素に対応する発光部からの光と、当該光により前記感光体の前記注目画素の位置に生じるゴースト光との関係を示す情報を保持しており、前記情報に従い前記感光体の各画素の位置でのゴースト光の強度を推定することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記補正手段は、注目画素と所定の位置関係にある1つ以上の画素それぞれの階調値と前記情報を使用して、前記1つ以上の画素それぞれに対応する発光部からの光により前記感光体の前記注目画素の位置に生じるゴースト光の強度をそれぞれ求め、前記求めたゴースト光の強度の和を、前記注目画素の位置でのゴースト光の強度と推定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記注目画素と所定の位置関係にある1つ以上の画素は、前記露光手段により露光される前記感光体のL本の走査線上の内の前記注目画素と同じ走査線上の画素であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記注目画素と所定の位置関係にある1つ以上の画素は、複数の画素を含み、当該複数の画素の内の隣接する画素の間隔は、2×L×n画素であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記補正手段は、前記画像データの各画素の階調値から、対応する画素の位置での推定したゴースト光の強度に対応する値を減ずることで、前記画像データを補正することを特徴とする請求項5から9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記発光手段は、前記所定方向に配列された複数の発光部を、前記所定方向とは異なる方向にL列だけ配置したものであることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 感光体と、
複数のレンズを所定方向に沿って配置したレンズアレイ光学系と、前記レンズアレイ光学系を通して、前記感光体の複数の走査線を露光する様に配置された複数の発光部を含む発光手段と、を有する露光手段と、
を備え、
画像データを使用して前記露光手段により前記感光体を露光した場合における、前記複数の走査線のうちの第1走査線において露光される各画素の位置でのゴースト光の強度を前記画像データから推定し、前記第1の走査線とは異なる第2の走査線において露光される各画素の位置でのゴースト光の強度を前記画像データから推定し、推定したゴースト光の強度により前記画像データを補正する補正手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 感光体と、
複数のレンズを所定方向に沿って配置したレンズアレイ光学系と、前記レンズアレイ光学系を通して、前記感光体のL本の走査線それぞれのL画素毎の画素を露光する様に配置された複数の発光部を有する露光手段と、
を備え、前記レンズアレイ光学系の隣接するレンズの対応する箇所の間隔が、前記Lの値に応じた間隔となる様に構成されている画像形成装置の前記露光手段に露光のためのデータを供給する画像処理装置であって、
前記複数の発光部の内、前記感光体でのゴースト光のピークを生じさせる発光部からの光と当該ゴースト光との関係を示す情報を含むプロファイルを保持する保持手段と、
画像データと前記プロファイルに従い前記感光体の各画素の位置でのゴースト光の強度を推定する推定手段と、
前記画像データの各画素の画素値を、対応する画素の位置での推定したゴースト光の強度で補正し補正後の画像データを前記露光手段に出力する出力手段と、
を備えていることを特徴とする画像処理装置。 - 前記感光体でのゴースト光のピークを生じさせる発光部は複数あり、
前記感光体でのゴースト光のピークを生じさせる複数の発光部に対応する複数の画素の内、隣接する画素の間隔は、2×L×n(nは1以上の任意の整数)画素であることを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。 - 請求項13又は14に記載の画像処理装置としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
- 請求項15に記載のプログラムを保存していることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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