JP2015110310A - レンズアレイ光学系を備えた画像形成装置、画像処理装置、プログラム及びコンピュータ可読記憶媒体 - Google Patents

レンズアレイ光学系を備えた画像形成装置、画像処理装置、プログラム及びコンピュータ可読記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】レンズアレイ光学系による生じるゴースト光の影響を抑える画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、複数の画素のそれぞれに対応する複数の発光部と、レンズアレイ光学系と、を備えた露光手段と、露光手段により露光される感光体と、画像データを使用して露光手段により感光体を露光した場合における感光体の各画素の位置でのゴースト光の強度を画像データから推定し、推定したゴースト光の強度により画像データを補正する補正手段と、を備えている。
【選択図】図6

Description

本発明は、レンズアレイ光学系を備えた画像形成装置における画像処理技術に関する。
レンズアレイを含むレンズアレイ光学系を用いた露光部により感光体を露光する画像形成装置が開発されている。レンズアレイ光学系を用いた露光部は、サイズが小さく、かつ、部品数も少なくなるので、画像形成装置の小型化や低コスト化に有利である。しかしながら、レンズアレイ光学系では、像面(画像形成装置では感光体の表面)上に所望の結像を行う光束以外に、不要なゴースト光が発生する。このため、レンズアレイ光学系を構成するレンズ板の間に遮光部材を配置し、ゴースト光を低減する構成が知られている。しかし、該構成においても、遮光部材で散乱、反射したゴースト光が発生する。特許文献1は、遮光部材の表面に凸凹を設けることで、遮光部材で散乱、反射して像面に向かうゴースト光を抑える構成を開示している。
特開平9−118040号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成は、遮光部材の形状が複雑になったり、大きくなったりするので、製造や小型化の観点において対策が望まれている。
本発明は、レンズアレイ光学系による生じるゴースト光の影響を抑える画像形成装置、画像処理装置、プログラム及びコンピュータ可読記憶媒体を提供するものである。
本発明の一側面によると、画像形成装置は、複数の画素のそれぞれに対応する複数の発光部と、レンズアレイ光学系と、を備えた露光手段と、前記露光手段により露光される感光体と、画像データを使用して前記露光手段により前記感光体を露光した場合における前記感光体の各画素の位置でのゴースト光の強度を前記画像データから推定し、前記推定したゴースト光の強度により前記画像データを補正する補正手段と、を備えていることを特徴とする。
レンズアレイ光学系による生じるゴースト光の影響を抑えることができる。
レンズアレイ光学系におけるゴースト光の発生原理の説明図。 一実施形態による画像形成装置の断面図。 一実施形態による画像形成装置のシステム構成図。 一実施形態による制御部の構成図。 一実施形態による露光部の構成図。 一実施形態によるゴースト光処理部の構成図。 一実施形態によるゴースト光強度推定部での処理を示すフローチャート。 一実施形態による描画データ、露光強度、ゴースト光強度を示す図。 一実施形態によるゴースト光処理部が出力する描画データと、露光強度を示す図。 一実施形態によるゴースト光処理部の構成図。 一実施形態によるゴースト光処理部が出力する描画データと、露光強度を示す図。 一実施形態による画像形成のバイアスの説明図。 一実施形態によるゴースト光処理部の構成図。 一実施形態によるゴースト光処理部が出力する描画データと、露光強度を示す図。 一実施形態によるゴースト光処理部の構成図。 一実施形態によるゴースト光処理部が出力する描画データと、露光強度を示す図。 一実施形態によるゴースト光処理部の構成図。 一実施形態によるゴースト光処理部が出力する描画データと、露光強度を示す図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。また、以下の各実施形態は、例示であり、本発明の範囲を実施形態の内容に限定するものではない。
<第一実施形態>
図1(A)及び(B)は、レンズアレイ光学系の遮光部材での散乱や反射により発生するゴースト光の説明図である。図1(A)及び(B)において、発光部は、例えば、複数の発光面を有するLEDアレイである。また、レンズアレイG1及びG2は、それぞれ、列状に配置された複数のレンズを有している。ここで、LEDアレイの発光面の間隔は数十μmと、少なくとも数百μmはあるレンズアレイのレンズの間隔に比べて十分狭いため、発光部の発光面はほぼ連続的に存在すると考えることができる。なお、図1(A)及び(B)においては、説明を簡略化するため、発光部の連続的に存在する発光面のある1つの点からの光路のみを示している。図1(A)において、発光部の1つの発光点からの光束Kは、感光体(像面)に所望の画像を形成するための光束である。これに対して、光速Gは、この発光点からのゴースト光を示している。図1(A)に示す様に、レンズアレイG1のあるレンズを通過した後、当該レンズとは光軸の異なるレンズアレイG2のレンズに向かう光束がゴースト光になる。図1(B)は、図1(A)に示すゴースト光を低減させるために、レンズアレイG1とレンズアレイG2との間に遮光壁を設けている。遮光壁は、ゴースト光の一部を吸収するが、残りを反射するため、図1(B)の点線で示すゴースト光が残存し、感光体に形成する画像を劣化させる。本実施形態では、この様なゴースト光の影響を抑えることができる画像形成装置を提供する。
図2は、本実施形態による画像形成装置10の概略的な構成図である。以下の図において、参照符号の末尾のアルファベットY、M、C、Kは、それぞれ処理対象の色が、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)であることを示している。なお、以下の説明において色を区別する必要がない場合には末尾のアルファベットを除いた参照符号を使用する。帯電部23は、回転駆動される感光体22を帯電させ、露光部24は、帯電された感光体22の表面を光で走査して静電潜像を形成する。なお、露光部24は、上述したレンズアレイ光学系を備えている。現像部26は、感光体22の静電潜像を現像剤で現像して可視化する。なお、容器25は、現像部26に現像剤を供給する。各感光体22に形成された現像剤像は、回転駆動される中間転写体27に転写される。なお、このとき、各感光体22に形成された各色の現像剤像を重ね合わせて中間転写体27に転写することで、中間転写体27には多色の現像剤像が形成される。中間転写体27に転写された現像剤像は、転写ローラ28により、搬送路11を搬送される記録材に転写される。なお、記録材に転写されず中間転写体27に残留した現像剤は、クリーニング部29により除去される。定着部30は、記録材に現像剤像を定着させる。定着部30による現像剤像の定着後、記録材は、装置外へと排出される。なお、中間転写体27を使用せず、感光体22の現像剤像を記録材に直接転写する画像形成装置であっても良い。
図3は、画像形成装置10の制御系の構成図である。ホストPC210は、画像形成装置10へPDL(Page Description Language)データを送信する。PDLデータには、形成すべき画像の画像データである描画データと、当該描画データを用いた画像形成動作を制御するための制御データとが含まれる。画像形成装置10は、大きく分けて、制御部220と機構部230とを備える。機構部230は、図1を用いて説明した様に、感光体22への現像剤像の形成から、記録材への定着処理や、記録材の搬送等を行う。制御部220は、機構部230を制御する。制御部220において、CPU225は、RAM222をメインメモリ及びワークエリアとして使用する。CPU225は、ROM221に格納された各種制御プログラムをRAM222へ読み出して実行することによって機構部230を制御する。システムバス228は、アドレスバス及びデータバスを有する。制御部220内の各構成要素は、システムバス228に接続されているため、システムバス228を介して他の構成要素にアクセス可能である。ホストインタフェース(IF)部224は、ホストPC210との間で描画データ及び制御データの入出力を行うためのインタフェースである。ホストIF部224において圧縮データとして受信された描画データは、RAM222に格納される。CPU225は、RAM222内の圧縮データを描画データに伸張し、当該描画データをRAM222に格納する。DMA制御部223は、CPU225からの指示に応じて、RAM222内の描画データをASIC226に転送する。パネルIF部227は、画像形成装置10に設けられた表示パネル部を用いてユーザによって入力された設定及び指示を、当該表示パネル部から受信するインタフェースである。
CPU225及びASIC226は、ホストIF部224を介して入力された制御データ及び描画データに基づいて、機構部230を制御する。なお、CPU225の機能の一部又は全てはASIC226において実行されてもよいし、逆にASIC226の機能の一部又は全てがCPU225において実行されてもよい。また、画像形成装置10に別の専用ハードウェアを設け、当該専用ハードウェアにCPU225及びASIC226の機能の一部を実行させてもよい。
続いて、図4(A)を参照して、CPU225、ASIC226で実行される処理について説明する。CPU225により実現されるレンダラ303は、ホストPC210から受信するPDLデータに含まれる圧縮データを描画データへと伸張してRAM222に格納する。なお、本実施形態において、当該描画データ内の濃度は、RGB色空間で表現、つまり、R(赤)、G(緑)、B(青)それぞれの階調値で示されている。
RAM222に格納された描画データは、DMA制御部223による制御に応じてASIC226へラスタ順に1画素ずつ送信される。また、CPU225により実現される制御情報生成部304は、PDLデータ内の制御情報をASIC226へ送信するとともに、ASIC226で実行される処理で必要となる制御情報をROM221から取り出してASIC226へ送信する。なお、ROM221に格納された制御情報には、例えば、色変換テーブル、ガンマ補正テーブル、ハーフトーンテーブル、ゴースト光プロファイル等が含まれる。
ASIC226が受信する制御情報は、色変換処理部305、ガンマ補正部306、ハーフトーン処理部307、ゴースト光処理部308に供給される。また、ASIC226が受信する描画データは色変換処理部305へ供給される。色変換処理部305は、入力信号である階調値R、G、Bを、CMYK色空間で表現された階調値(画素値)C、M、Y、Kに変換してガンマ補正部306に出力する。ガンマ補正部306は、制御情報に含まれるガンマ補正テーブルを用いて、階調値C、M、Y、Kを補正した階調値C'、M'、Y'、K'を生成してハーフトーン処理部307に出力する。
ハーフトーン処理部307は、制御情報に含まれるハーフトーンテーブルを用いてハーフトーン処理を行い、階調値C'、M'、Y'、K'を階調値C''、M''、Y''、K''へ変換してゴースト光処理部308に出力する。ゴースト光処理部308は、制御情報のゴースト光プロファイルを用いてゴースト光の補正処理を行ない、階調値C''、M''、Y''、K''から、ゴースト光の補正処理後の階調値C'''、M'''、Y'''、K'''を生成して露光部24に出力する。ここで、ゴースト光プロファイルとは、発生するゴースト光を算出するためのデータである。なお、ゴースト光処理部308におけるゴースト光の補正処理の詳細については後述する。
なお、図4(A)のASIC226における処理は、図4(B)に示すようにホストPC210側で実現することもできる。図4(B)において、アプリケーション301は、描画データをレンダラ303に出力し、制御データを制御情報生成部304に出力する。また、PDL変換部3021は、ハーフトーン処理部307によるハーフトーン処理後の階調値C''、M''、Y''、K''と制御情報を、描画データ及び制御データとしてPDLデータに変換する。当該PDLデータは、画像形成装置10内のASIC226へ送信される。ASIC226において、レンダラ3031は、ホストPC210から受信されたPDLデータを階調値C''、M''、Y''、K''と制御情報に変換して、それをゴースト光処理部308へ出力する。また、図4(A)及び(B)の構成において、RAM222に格納された描画データは、1画素ずつASIC226へ送信されるが、送信速度や処理速度を上げるために、複数画素の描画データを同時に送信することもできる。
図5は、露光部24Kの構成図である。なお、露光部24Y、24M、24Cについても同様である。シフトレジスタ701は、感光体22Kに形成する潜像の主走査方向の1ラインに相当する画素分の階調値K'''を保持する。シフトレジスタ701は各画素の階調値K'''を対応するドライバ702へと出力する。ドライバ702は、光源部101の各画素に対応する発光部704を駆動し、シフトレジスタ701から入力された階調値K'''に応じた電流量の電流を出力する。各発光部704から発せられた光束はレンズアレイ光学系102を経由して感光体22K上の、発光部704に対応した結像点に結像する。光源部101の発光部704を1画素間隔で配置し、各画素に対応する階調値K'''に応じた電流量で駆動することで、感光体22Kの表面に1ライン分の描画データに応じた静電潜像を形成することができる。
図6(A)は、本実施形態によるゴースト光処理部308の構成図である。ここでは、ブラックに対するゴースト光の補正処理について説明するが、他の色についても同様である。ゴースト光プロファイルメモリ802は、制御情報に含まれるゴースト光プロファイルを保持する。なお、ゴースト光プロファイルについては後述する。ゴースト光強度推定部801は、ゴースト光プロファイルと入力データから、感光体22K上の注目画素が、その周囲の画素に対応する発光部704から受けるゴースト光の強度を推定する。そして、ゴースト光強度推定部801は、注目画素に照射される推定したゴースト光の強度に対応する推定データと、注目画素の階調値である参照データを出力する。
加算器803は、注目画素の参照データからゴースト光強度の推定データを減算し、ゴースト光補正処理後の階調値K'''として出力する。このように、本実施形態では、注目画素の階調値K''から、注目画素の周囲の画素に対応する発光部704からの光により注目画素に生じるゴースト光の強度を階調値に換算した値を減じることでゴースト光の影響を抑制する。したがって、ゴースト光強度推定部801と加算器803は、ゴースト光の強度を推定して、階調値を補正する補正部を構成する。ゴースト光処理部308は、形成する画像の全画素の階調値K''について同様の処理を行なうことで、全画素が受けるゴースト光の影響を抑制することができる。以下、各部の詳細について説明する。
図6(B)は、ゴースト光強度推定部801の構成図である。図6(B)において、ゴースト光強度推定部801は、シフトレジスタ811、シフトレジスタ812、乗算器アレイ814、加算器815、レジスタ816を備えている。以下、ゴースト光強度推定部801の動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。
ゴースト光強度推定部801は、まず、S100でゴースト光プロファイルメモリ802からレジスタ816にゴースト光プロファイルを読み込む。なお、ゴースト光プロファイルメモリ802を使用せずROM221等から直接読み込んでも良い。図8(C)にゴースト光プロファイルの一例を示す。ゴースト光プロファイルは、注目画素と所定の位置関係にある画素に対応する発光部704により、感光体22K上の注目画素の位置に照射されるゴースト光の割合を表したデータである。図8(C)の参照符号1001が注目画素の位置であり、本例では、注目画素の左右10画素を含む21画素分のデータとなっている。例えば図8(C)の、参照符号1002のデータ"0.04"は、注目画素の2画素左にある発光部704から発せられた光束の4%が、感光体22K上の注目画素にゴースト光として照射されることを示している。なお、左右が反転しているのは、後述するシフトレジスタ812内のデータの並びと合わせているためである。
この様に、ゴースト光プロファイルとは、注目画素とは異なる画素に対応する発光部704を使用して感光体を露光した場合に、注目画素の位置に生じるゴースト光の強度と、当該発光部704が照射する光強度との関係を示す情報である。なお、発光部704が照射する光強度は、当該発光部704の階調値に比例する。したがって、ゴースト光プロファイルとは、注目画素とは異なる画素の階調値と、当該画素に対応する発光部704を当該階調値で発光させた際に注目画素の位置に生じるゴースト光の強度を階調値で換算した値との比でもある。
注目画素1001のデータはレジスタ816のP0の位置に読み込まれる。なお、本実施形態では、21画素分のゴースト光プロファイルとするが、任意の画素数のゴースト光プロファイル使用できる。また、本実施形態では、ゴースト光のプロファイルがほぼ均一との前提で、総ての画素について同一のゴースト光プロファイルを適用するが、例えば画素毎に異なるゴースト光プロファイルを使用する構成とすることもできる。ゴースト光プロファイルは、レンズアレイ光学系102の設計時に決定することができる。また、ゴースト光プロファイルは、レンズアレイ光学系102の製造後、個々に測定して決定することもできる。
続いて、S101において、ASIC226からのclearを示す制御信号813により、シフトレジスタ811及びシフトレジスタ812の各レジスタの値が0にクリアされる。シフトレジスタ812は入力データを保持し、サイズはゴースト光プロファイルのデータ数と同じである。また、シフトレジスタ811は、参照データを保持し、サイズはゴースト光プロファイルの左端から注目画素1001の位置までのデータ数と同じ、つまり、本実施形態では11画素分のサイズである。また、ゴースト光プロファイルの注目画素の位置P0に対応するシフトレジスタ811及びシフトレジスタ812の位置は、図中の参照符号817で示すI0の位置である。
続いて、S102において、ASIC226からのshiftを示す制御信号813により、シフトレジスタ811及びシフトレジスタ812は右シフトし、シフトレジスタ811に参照データを、シフトレジスタ812に入力データを設定する。なお、ラスタ順に1画素毎に入力されたデータが、順に右シフトされていくため、シフトレジスタ811及びシフトレジスタ812内には元データに対して左右反転したデータが保持される。
続いて、S103で、乗算器アレイ814が、レジスタ816のゴースト光プロファイルとシフトレジスタ812のデータを画素毎に乗算する。上述したように、ゴースト光プロファイルは、注目画素とは異なる発光部704からの光に対する、感光体22Kの注目画素に生じるゴースト光の割合を表したデータである。そのため、乗算結果は注目画素とは異なる各画素の発光部704により、感光体22K上の注目画素の位置に照射されるゴースト光の強度を階調値に換算したものとなる。その後、S104で、加算器815は、乗算器アレイ814の乗算結果の和を演算する。乗算結果の和は、注目画素とは異なる各画素の発光部704により、感光体22K上の注目画素の位置に照射されるゴースト光の強度の合計値を階調値に換算したものとなる。
ゴースト光強度推定部801は、S105で、シフトレジスタ811の注目画素I0の階調値を注目画素参照データとして出力し、S106で、加算器815の演算結果を推定データとして出力する。次に、ゴースト光強度推定部801は、1ライン分の処理が終了したかをS107で判定し、処理が終了していなければステップS102からの処理を繰り返す。一方、1ライン分の処理が終了していた場合には、1ページ分の処理が終了したかをS108で判定し、処理が終了していなければS101から処理を繰り返す。なお、1ページ分の処理が終了している場合には、ゴースト光強度推定部801の動作を終了する。
図8(A)は、1ライン内において連続する10画素の値が255であり、同じラインの他の画素の値が0である描画データをシフトレジスタ812に読み込んだ状態を示している。なお、シフトレジスタ812内のデータの下には、その描画データの階調値を縦軸とするグラフも示している。図8(B)は、図8(A)の描画データにより感光体22Kを露光部24Kで露光した場合における感光体22K表面での露光強度の分布を階調値に換算した数値データ及びグラフにて示したものである。なお、ゴースト光のプロファイルは図8(C)の通りとする。図8(B)においては、ゴースト光の影響により図8(A)の描画データとは異なる露光強度で露光されている様子が分かる。図9(A)は、図8(A)の描画データを階調値K''として、ゴースト光処理部308で処理した結果得られた階調値K'''の値と、階調値K'''をグラフで示したものである。また、図9(B)は、図9(A)の描画データにより感光体22Kを露光部24Kで露光した場合における感光体22K表面での露光強度の分布を数値データ及びグラフにて示したものである。図8(B)と比較して、ゴースト光の影響が抑制されており、図8(A)の描画データとほぼ同等の露光強度で感光体22Kが露光されているのが分かる。
以上説明したように、本実施形態では、入力された描画データからゴースト光強度の推定データを減算して補正し、補正後の描画データを用いて露光を行なうことで、ゴースト光による影響を抑制する。これにより、使用する遮光部材108の形状の複雑化や大型化を回避しつつ、ゴースト光の影響を抑制できる。
<第二実施形態>
第一実施形態においては、ゴースト光処理部308に入力される描画データの階調値K''が、ゴースト光強度の推定データより小さい値であると、ゴースト光強度の推定データを減算することができない。この場合、図9(B)の参照符号1104に示すようにゴースト光の影響が残留する画素が生じる。本実施形態は、これら残留する影響をさらに抑えるものである。図10(A)は、本実施形態によるゴースト光処理部1206の構成図である。なお、ブラックに対するゴースト光の補正処理で説明を行うが、他の色についても同様である。図10(A)のゴースト光処理部1206は、図6(A)のゴースト光処理部308と比較して、背景加算部1201を有する点で相違する。本実施形態のゴースト光処理部1206において、ゴースト光強度推定部801へ入力される参照データ及び入力データは、それぞれ、背景加算部1201が出力する階調値Koffとなる。また、制御情報には、背景加算部1201の動作パラメータが含まれることになる。
背景加算部1201は、階調値K''に対して加算処理を行ない階調値Koffとして出力する変換部である。図10(B)は、背景加算部1201の構成図である。また、背景加算部1201に入力される制御情報には、MAXin、MAXout、offsetの3つのパラメータ値が含まれている。背景加算部1201は、除算器1202、乗算器1204、加算器1203及び1205を有し、階調値K''が入力されると以下の演算を行ない、演算結果を階調値Koffとして出力する。
Koff=(K''/Maxin)×(Maxout−offset)+offset
図10(C)は、階調値K''と階調値Koffの関係を示している。この演算を行なうことで、0〜Maxinの値を取る階調値K''は、階調値K''に応じた値だけ増加され、offset〜Maxoutの値を取る階調値Koffに変換される。例えば、階調値K''と階調値Koffが8ビットで表現されておりoffset=57とした場合、MAXinとMAXoutを255とすることで、0〜255の値を取る階調値K''から57〜255の値を取る階調値Koffに変換することができる。
加算処理をすることで、この例では、階調数が256階調から199階調へ減少してしまう。この場合、階調値Koffのビット数を例えば9ビットに増やし、Maxoutを511とすることで、57〜511の値を取る階調値Koffに変換することができ階調数の減少を防ぐことができる。以下の説明においては、階調値Koffのビット数を8とし、動作パラメータMAXin及びMAXoutを255とし、加算量offset=57であるものとする。
図11(A)は、図8(A)の描画データを階調値K''として背景加算部1201で加算処理を行なった階調値Koffの一例である。0〜255の値を取る階調値K''から57〜255の値を取る階調値Koffに変換されていることが分かる。図11(B)は、ゴースト光強度推定部801へ入力する参照データ及び入力データを階調値Koffとして、ゴースト光処理部1206で演算を行なった結果得られた階調値K'''の一例である。入力される描画データを変換して得た階調値Koffを用いたため、総ての画素においてゴースト光強度の推定データを減算できていることが分かる。図11(C)は、図11(B)の描画データにより感光体22Kを露光部24Kで露光した場合における感光体22K上の露光強度の分布を数値データ及びグラフにて示したものである。本実施形態の構成では、図9(B)の参照符号1104で示すゴースト光の残留成分も抑制できていることが分かる。
図12は、本実施形態において画像形成に使用する各バイアスの説明図である。本実施形態では、背景加算部1201において描画データに加算処理を行なったので、図12(A)に示す様な、通常用いるバイアス値のままでは、画像形成後の画像濃度が変化してしまうことになる。なお、図12(A)において、VDは、帯電部23Kにより帯電された感光体22Kの電位であり、例えば、−500Vである。また、VLは、100%の露光強度で感光体22Kを露光したときの感光体22K表面の電位であり、例えば、−200Vである。さらに、Vdevは現像部26Kが出力する現像バイアスであり、例えば、−350Vである。
露光によって感光体22K表面の電位が現像バイアスVdev以上となる領域で図12(A)の参照符号1401に示される様に現像剤が付着する。現像コントラストVcontはVdevとVLの差電圧であり、一例として150Vが設定されている。現像コントラストVcontが変化すると画像濃度が変化し、現像コントラストVcontが大きくなる程、現像剤の載り量が多くなって画像濃度が高くなる。また、現像バックコントラストVbackはVDとVdevの差電圧であり、一例として150Vが設定されている。現像バックコントラストVbackはトナーを非露光部に現像させないための抑止電圧であり、現像バックコントラストVbackが変化すると、非露光部にトナーが現像されるカブリ現象が発生する。
図12(B)は、本実施形態によるオフセット処理を行なう場合のバイアス値の一例を示している。この例では露光強度100%で感光体22表面を露光すると、感光体22K表面の電圧が385V変化して−115Vとなるように設定されている。これは、露光強度100%のときに発光部704に流れる電流量を約1.28倍とすることで実現できる。
offset=57とした場合の階調値Koffは、57〜255の値を取るため、相当する露光強度は22%〜100%となる。すなわち、加算処理を行なう場合、少なくとも22%の露光強度で感光体22Kの表面を露光することになる。露光強度22%の光で感光体22Kの表面を露光すると、図12(B)のVoffで示す様に、感光体22表面の電位が85V変化して−415Vとなる。現像部26Kの現像バイアス値Vdevを−265Vに設定すると、図12(B)に示すように、現像コントラストVcontと現像バックコントラストVbackを図12(A)と同様の150Vとすることができる。したがって、加算処理を行なう場合でも画像濃度の変化やカブリ現象が発生することがない。
以上説明したように、本実施形態では、入力された描画データを加算処理してからゴースト光強度の推定データを減算し、補正後の描画データを算出する。この構成により、ゴースト光の影響を抑制することができる。また、現像バイアスを、階調値の最大値又は最小値の増加量に応じて変更して、現像コントラストを所定値に維持することで画像濃度の変化を抑えることができる。
<第三実施形態>
第一実施形態及び第二実施形態では、描画データからゴースト光強度の推定データを減算して新たな描画データとしていた。しかしながら、ゴースト光強度の推定データを減算した新たな描画データを用いて露光を行なうと、入力された描画データに対して、露光強度が低くなってしまう。例えば図11(A)と図11(C)を比較すると、参照符号1304に示すように、入力された描画データでは100%(階調値で255)の階調値である画素が、97%(階調値で248)の露光強度で露光されている。
本実施形態は、ゴースト光の影響をより精度良く抑制するものであり、本実施形態のゴースト光処理部1505の構成を図13に示す。なお、第一実施形態及び第二実施形態と同様に、ブラックに対するゴースト光の補正処理を説明するが、他の色についても同様である。
図13のゴースト光処理部1505は、図10(A)に示す第二実施形態のゴースト光処理部1206に対して、ゴースト光強度推定部1503と、加算器1504を追加したものである。つまり、ゴースト光強度推定部801及び加算器803を含む補正部と、ゴースト光強度推定部1503及び加算器1504を含む補正部を直列に接続したものである。なお、図13のゴースト光処理部1505は、第二実施形態と同様に背景加算部1201を用いているが、第一実施形態と同様に背景加算部1201を用いない構成であっても良い。
ゴースト光強度推定部1503には、加算器803からの入力データと、ゴースト光強度推定部801からの参照データが入力される。なお、加算器803からの入力データとは、加算器803において参照データから、推定データを減じたものである。ゴースト光強度推定部1503は、ゴースト光強度推定部801と同様に、入力データから、ゴースト光強度の推定データを出力する。加算器1504は、注目画素の参照データからゴースト光強度の推定データを減算し、ゴースト光補正処理後の階調値K'''として出力する。
ゴースト光強度推定部1503は、一度ゴースト光の補正処理を行なった階調値から、ゴースト光強度の推定データを演算するため、ゴースト光強度推定部801よりも、精度良くゴースト光強度の推定データを求めることができる。例えば、図8(A)の描画データが階調値K''として入力されると、加算器803は、第二実施形態にて説明した様に、図11(B)に示す階調値を出力し、これが、ゴースト光強度推定部1503への入力データになる。図14(A)は、この場合に、加算器1504が出力する階調値K'''を示している。また、図14(B)は、図14(A)の描画データにより感光体22Kを露光部24Kで露光した場合における感光体22K上での露光強度の分布を示している。図11(C)に示す第二実施形態での結果と比較して、図14(B)の露光強度分布は、図11(A)の描画データにより近い状態となっており、ゴースト光の影響をより精度良く抑制できていることが分かる。例えば、第二実施形態の図11(C)の参照符号1304では、入力された100%(階調値で255)の描画データが97%(階調値で248)で露光されている。しかし、本実施形態では、図14(B)の参照符号1701に示す様に、ほぼ100%の露光強度で露光されている。
なお、図13に示すゴースト光処理部1505は、ゴースト光強度推定部と加算器で構成される2つの補正部を用いているが、ゴースト光の影響をより精度良く抑制するために、三つ以上の補正部を直列に接続した構成とすることもできる。図15は、図13の構成に、さらに、ゴースト光強度推定部1511及び加算器1512で構成される補正部を追加した構成である。図16(A)は、図8(A)の描画データを階調値K''としてゴースト光処理部1510に入力した場合に、ゴースト光処理部1510が出力する階調値K'''を示している。また、図16(B)は、図16(A)の描画データにより感光体22Kを露光部24Kで露光した場合における、感光体22K上での露光強度の分布を示している。図16(B)に示す通り、ゴースト光強度推定部の数を増やすことで、露光強度が、元の階調値K''により近づくことが分かる。
以上、参照データから、ゴースト光の推定データを減じ、減算後の値に基づき再度ゴースト光の推定データを求めて減ずることを繰り返すことで、ゴースト光の影響をより精度良く抑制することができる。なお、直列に接続する補正部の数は4以上であっても良い。いずれにしても、1段目の補正部は補正前の描画データ、或いは、背景加算部1201で変換された描画データを入力データとし、2段目以降の補正部は、1つ上流の補正部が出力するデータをその入力とする。そして、最後段の補正部において、元の描画データの階調値から、推定したゴースト光の強度に対応する値を減じて補正後の描画データとする。
<第四実施形態>
第三実施形態では、複数のゴースト光強度推定部を用いることで、ゴースト光の影響を精度良く抑制していた。しかしながら、例えば、複数のゴースト光強度推定部をASIC226に設けようとすると、ASIC226の回路規模が大きくなり、CPU225で実現しようとすると、CPU225での演算時間が長くなってしまう。
本実施形態は、単一のゴースト光強度推定部を用いて、簡易な構成でゴースト光の影響をより精度良く抑制するものである。図17は、本実施形態によるゴースト光処理部1805の構成図である。なお、ブラックに対するゴースト光の補正処理で説明をするが、他の色についても同様である。本実施形態のゴースト光処理部1805は、図10(A)に示す第二実施形態のゴースト光処理部1206に対して、補正係数保持部1801と、乗算器1802を追加したものである。また、制御情報には、補正係数保持部1801に保持させる係数が含まれることになる。乗算器1802は、ゴースト光強度推定部801が出力した推定データに補正係数保持部1801が保持する補正係数を乗じて、補正後の推定データKcoを出力する。加算器803は、注目画素の参照データから補正後の推定データKcoを減算し、ゴースト光補正処理後の階調値K'''として出力する。
ゴースト光強度の推定データをそのまま加算器803で減算すると、実際に発生するゴースト光の強度よりも大きく減算する場合が生じる。補正係数に0以上1以下の適切な値を設定し、減算量を抑制することで、実際に発生するゴースト光の強度に近い値を減算することができる。図18(A)は、図8(A)の描画データを階調値K''として、ゴースト光処理部1805で演算を行なった結果得られた階調値K'''を示している。なお、ここでは、補正係数を0.85とした。図18(B)は、図18(A)の描画データにより感光体22Kを露光部24Kで露光した場合における、感光体22K上での露光強度の分布を数値データ及びグラフにて示したものである。図18(B)においては、第二実施形態の結果である図11(C)と比較して、図11(A)の描画データにより近づいており、ゴースト光の影響をより精度良く抑制できていることが分かる。
[その他の実施形態]
なお、本発明は、図4のゴースト光処理部308を有し、感光体22と図5に示す露光部24を有する画像形成装置に描画データを出力する画像処理装置として実現することもできる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又はプログラムを保存する各種コンピュータ可読記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (13)

  1. 複数の画素のそれぞれに対応する複数の発光部と、レンズアレイ光学系と、を備えた露光手段と、
    前記露光手段により露光される感光体と、
    画像データを使用して前記露光手段により前記感光体を露光した場合における前記感光体の各画素の位置でのゴースト光の強度を前記画像データから推定し、前記推定したゴースト光の強度により前記画像データを補正する補正手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補正手段は、注目画素とは異なる所定の画素に対応する前記発光部からの光と、当該光により前記感光体の前記注目画素の位置に生じるゴースト光との関係を示す情報を保持しており、前記情報に従い前記感光体の各画素の位置でのゴースト光の強度を推定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補正手段は、注目画素と所定の位置関係にある1つ以上の画素それぞれの階調値と前記情報を使用して、前記1つ以上の画素それぞれに対応する発光部からの光により前記感光体の前記注目画素の位置に生じるゴースト光の強度をそれぞれ求め、前記求めたゴースト光の強度の和を、前記注目画素の位置でのゴースト光の強度と推定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記補正手段は、注目画素とは異なる所定の画素に対応する前記発光部からの光と、当該光により前記感光体の前記注目画素の位置に生じるゴースト光との関係を示す情報を保持しており、前記情報に従い前記感光体の各画素の位置でのゴースト光の強度を求め、前記求めた各画素の位置でのゴースト光の強度に0以上1以下の係数を乗ずることで、前記感光体の各画素の位置でのゴースト光の強度を推定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記補正手段は、前記画像データの各画素の階調値から、対応する画素の位置での推定したゴースト光の強度に対応する値を減ずることで、前記画像データを補正することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 直列に接続された複数の前記補正手段を備え、
    2段目以降の補正手段は、1つ上流の補正手段が出力するデータを入力とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の補正手段の最後段の補正手段は、前記画像データの各画素の階調値から、対応する画素の位置での推定したゴースト光の強度に対応する値を減ずることで、前記画像データを補正することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像データの各画素の階調値を、階調値から求めた値だけ増加させて前記補正手段の入力データとする手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記階調値の最大値又は最小値の増加量に応じて現像バイアスを変更する手段をさらに備えていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 複数の画素のそれぞれに対応する複数の発光部と、レンズアレイ光学系と、を備えた露光手段と、
    前記露光手段により露光される感光体と、
    を備えた画像形成装置の前記露光手段に露光のためのデータを供給する画像処理装置であって、
    画像データを使用して前記露光手段により前記感光体を露光した場合における前記感光体の各画素の位置でのゴースト光の強度を前記画像データから推定する手段と、
    前記推定したゴースト光の強度により前記画像データを補正する手段と、
    を含む補正手段を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  11. 前記補正手段は、注目画素とは異なる所定の画素に対応する前記発光部からの光と、当該光により前記感光体の前記注目画素の位置に生じるゴースト光との関係を示す情報を保持しており、前記情報に従い前記感光体の各画素の位置でのゴースト光の強度を推定することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 請求項10又は11に記載の画像処理装置としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを保存していることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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