JP2006293233A - 画像形成装置およびモータ電流制御方法 - Google Patents

画像形成装置およびモータ電流制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 起動時において消費電流のピークを抑えながら、画像形成された用紙の迅速な出力を可能にする。
【解決手段】 複数のDCモータ(201,202)を負荷の駆動源として備える画像形成装置において、電流検出部312がDCモータ(201)に供給される電流の量を検出する(DCモータ(202)側でも同様)。加算部309が、検出された各電流量を加算して合計値を差動増幅部310へ出力する。差動増幅部310は、加算部309から出力された合計値が所定閾値を越えた分を表す制御信号を生成し、電流調整部306(DCモータ(202)内にも存在する)に送る。2つの電流調整部は、この制御信号に基づき、複数のDCモータにそれぞれ供給される電流の量を制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成装置およびモータ電流制御方法に関し、特に、複数のDCモータを負荷の駆動源として備える画像形成装置、および該画像形成装置に適用されるモータ電流制御方法に関する。
従来の複写機等の画像形成装置では、記録紙搬送系や定着器等の比較的重い負荷を駆動するための負荷駆動系の駆動源として、また感光体等を回転させるための作像系の駆動源としてDCモータが用いられている。すなわち、DCモータの駆動力は、ギアや電磁クラッチ等の伝達機構を経由して、紙搬送路上の複数の搬送ローラや定着ローラに伝えられ、また、感光ドラム、中間転写体等に伝えられる。
DCモータは、低騒音、低振動であり、高出力を得やすく、回転ムラが少ないため、多くの画像形成装置における搬送系や作像系などに複数使われている(例えば、特許文献1参照)。
一方、近年の画像形成装置においては画像形成の高速化のニーズが高まっており、そのため、上記駆動源の高速化がますます求められるようになっている。
特開平11−168894号公報
ところで、DCモータには、上述したような特徴がある反面、起動時のラッシュ電流が大きいという欠点がある。このラッシュ電流を、図5を参照して説明する。
図5は、DCモータにおける起動時のモータ電流Ia及び回転速度Nの時間変化特性を示す図である。DCモータでは、図5に示すモータ電流Iaから分かるように、起動時に定常時のモータ電流の数倍のラッシュ電流が流れる。
このため、従来、モータ電流Iaが所定値以上にならないように電流制限を行いながらDCモータを起動するようにし、これによって、DCモータでの消費電力を抑えるとともに、電源やDCモータ自身に負担が掛からないようにしている。
しかしながら、このようにDCモータに対して電流制限を行いながら起動を行うと、DCモータが定格回転数に達して定速回転を行うようになるまでに要する時間(モータ起動時間)が長くなってしまう。一方、モータ起動時間を短くしようとすれば、ラッシュ電流が増大してしまうという問題があった。
また、複写機などの画像形成装置においては、上述したように、複数のDCモータが使われているケースが多いので、こうした複数のDCモータを一度に起動させると、それぞれに電流制限をかけていても、画像形成装置全体では、非常に大きな電流が瞬間的に流れることになる。こうしたことを避けるために、従来は各DCモータの起動タイミングを少しずつずらして、ラッシュ電流が重ならないようにしていた。
しかしながら、こうした起動タイミングをずらす方法では、すべてのDCモータが定格回転数で定速回転するまでに時間が長くかかることになり、その間、画像形成装置が画像形成動作に入ることができず、画像形成された用紙を電源投入後に初めて出力するまでに要する時間である排出時間FCOT(First Copy Out Time)に大きな影響を与えることになる。特に高速な画像形成を行う画像形成装置にとっては、これは非常に大きな問題であった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、起動時において消費電流のピークを抑えながら、画像形成された用紙の迅速な出力を可能にした画像形成装置およびモータ電流制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、複数のDCモータを負荷の駆動源として備える画像形成装置において、前記複数のDCモータにそれぞれ供給される電流の量を検出する電流量検出手段と、前記電流量検出手段によって検出された各電流量を加算して合計値を出力する加算手段と、前記加算手段から出力された合計値が所定閾値を越えた分を表す制御信号を生成する制御信号生成手段と、前記制御信号生成手段によって生成された制御信号に基づき、前記複数のDCモータにそれぞれ供給される電流の量を制御する電流量制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
また、請求項4記載の発明によれば、複数のDCモータを負荷の駆動源として備える画像形成装置に適用されるモータ電流制御方法において、前記複数のDCモータにそれぞれ供給される電流の量を検出する電流量検出ステップと、前記電流量検出ステップにおいて検出された各電流量を加算して合計値を求める加算ステップと、前記加算ステップにおいて求められた合計値が所定閾値を越えたとき、該合計値が該所定閾値を越えた分を表す制御信号を生成する制御信号生成ステップと、前記制御信号生成ステップにおいて生成された制御信号に基づき、前記複数のDCモータにそれぞれ供給される電流の量を制御する電流量制御ステップとを有することを特徴とするモータ電流制御方法が適用される。
本発明によれば、複数のDCモータを負荷の駆動源として備える画像形成装置において、前記複数のDCモータにそれぞれ供給される電流の量を検出する電流量検出手段と、前記電流量検出手段によって検出された各電流量を加算して合計値を出力する加算手段と、前記加算手段から出力された合計値が所定閾値を越えた分を表す制御信号を生成する制御信号生成手段と、前記制御信号生成手段によって生成された制御信号に基づき、前記複数のDCモータにそれぞれ供給される電流の量を制御する電流量制御手段とを有する。
これにより、前記電流量制御手段が、前記制御信号生成手段によって生成された制御信号に基づき、前記複数のDCモータにそれぞれ供給される電流の合計量が所定値以下になるように帰還制御するので、前記複数のDCモータを同時に起動した時に、これらのモータにおける合計消費電流のピークを抑えながら、これらのモータの起動時間を極力短縮でき、画像形成された用紙の迅速な出力を実現できる。これにより、画像形成装置における電源仕様が過剰なものにならず、画像形成装置を低コストで構成することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。この画像形成装置はデジタルカラー複写機である。
図1において1は、原稿を読み取り、デジタルカラー画像信号を出力するイメージスキャナ部、2は、イメージスキャナ部1から出力されたデジタルカラー画像信号を記録紙に記録するための動作を行うプリンタ部である。
まずイメージスキャナ部1において、3は、原稿を原稿台ガラス4上に密着させるための原稿圧板である。5は撮像素子(以下「CCD」という)、6はCCD5の実装された基板である。8は画像処理部であり、CCD5で電気信号に変換されたアナログの画像信号に対してサンプルホールド、増幅、アナログ/ディジタル変換等の処理を行い、例えばRGB各8ビットのディジタル信号に変換し、マスキング処理、γ補正等の各種処理を行って、レーザ走査部22に画像信号を送る。
9は、原稿を照射する蛍光灯、10は、蛍光灯9の光を原稿に集光する反射傘、11〜13はミラー、14は、原稿からの反射光または投影光をCCD5上に集光するためのレンズ、15は、蛍光灯9と反射傘10とミラー11とを収容するキャリッジ(以下「第1ミラー台」という)、16は、ミラー12,13を収容するキャリッジ(以下「第2ミラー台」という)である。第1ミラー台15は速度Vで、第2ミラー台16は速度V/2で、CCD5の主走査方向(図1の紙面に垂直な方向)に対して垂直方向(図1における左右方向)に機械的に移動することによって、原稿の全面を走査(副走査)する。
17は蛍光灯制御回路であり、蛍光灯9の発光量に応じてデューティが変化するPWMパルス信号を一定周期で発生し、蛍光灯駆動回路18へ与える。蛍光灯駆動回路18は、このPWMパルス信号のON期間において蛍光灯9が点灯するように制御する。蛍光灯制御回路17は、第1ミラー台15に設けられた光量センサ19で検出される蛍光灯9の発光量が所定の一定値になるようにPWMパルス信号のデューティを変えて光量制御を行う。
次にプリンタ部2において、7は、プリンタ部2の各種モータ等の負荷をドライブするための回路を備えたプリンタ制御部である。20は感光体ドラムであり、矢印で示す反時計回り方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって駆動される。この感光体ドラム20の周面が、帯電ローラ21により所定の極性・電位に帯電され、その帯電面に、レーザ走査部22から出力されるレーザ光23が走査露光され、これによって感光体ドラム20の周面に画像情報の静電潜像が形成される。レーザ走査部22は、画像処理部8から入力されたディジタル画像信号に応じてパルス幅変調を行ったレーザ光23を出力する。24はレーザ光反射ミラーであり、レーザ走査部22からのレーザ光23を偏向して感光体ドラム20に導く。
25は現像器であり、イエロートナー現像器25Y、マゼンタトナー現像器25M、シアントナー現像器25Cを含む回転切り替え式のカラー現像機と、黒用のブラックトナー現像器25BKとから構成される。
26は中間転写体ドラムである。中間転写体ドラム26は、感光体ドラム20に接触もしくは近接して配置されており、感光体ドラム20とほぼ同一周速度で時計回り方向に回転駆動される。フルカラー画像の色分解像にそれぞれ対応する各トナー像が順次に感光体ドラム20の周面に形成され、この各トナー像が、感光体ドラム20から中間転写体ドラム26に対して順次重ね合わせるようにして転写され、これにより、該中間転写体ドラム26の表面に、フルカラー画像の鏡像となるフルカラートナー像が形成され、これが被記録材としての転写材Pに転写される。
27はクリーナであり、中間転写体ドラム26から転写材Pに対するトナー像転写後に中間転写体ドラム26の表面に残ったトナーを清掃する。
この中間転写体ドラム26に対して、給紙カセット28または給紙カセット29から転写材Pが給紙ローラ30または給紙ローラ31により1枚給紙されて、該転写材Pに対して中間転写体ドラム26の鏡像フルカラートナー像が転写ローラ32により転写されて転写材P面にフルカラートナー像が形成される。転写ローラ32は、転写材Pの背面からトナーと逆極性の電荷を供給することで、中間転写体ドラム26から転写材Pにトナー像を転写する。フルカラートナー像の転写を受けた転写材Pは、中間転写体ドラム26から分離されて定着器33へ導入され、ここでトナー像の加熱定着を受け、排紙搬送ローラ36a〜36dで排紙トレイ34あるいは排紙トレイ35に排出される。
201は、DCブラシレスモータからなる定着モータであり、図示を省略するが、該モータの出力軸が、定着器33内の定着ローラに駆動ギアを介して結合され、該モータが定着ローラを回転させる。また、202は、DCブラシレスモータからなるメインモータであり、図示を省略するが、該モータの出力軸が駆動ギアやベルトを介して、給紙搬送ローラ37a〜37dや中間転写体ドラム26、感光体ドラム20、排紙搬送ローラ36a〜36dに結合される。
図2は、定着モータ201及びメインモータ202の構成と、該2つのモータの動作制御を行うための電流制御回路部307の構成とを示す回路図である。なお、定着モータ201及びメインモータ202をそれぞれ構成するDCブラシレスモータの構成は同一であるので、ここでは定着モータ201を例に挙げて説明する。
定着モータ201は、安定した回転速度を得るために、一般的に広く採用されているPLL制御方式の構成となっている。すなわち、クロック発振器301が、回転速度の基準となる周波数を持ったクロックを出力する。一方、モータ201のロータ304が回転することにより発生する磁界の変化をホール素子305で検出し、この検出信号を基に、PLL回路302内のパルス発生部302aがクロックを生成する。このパルス発生部302aで生成されたクロックの位相と、クロック発振器301から出力されたクロックの位相とを位相比較部302bが比較して位相差信号を生成する。一方、F/V部302dは、パルス発生部302aで生成されたクロックの周波数を電圧値に変換して得られるFG信号を混合部302cに送る。混合部302cは、位相比較部302bから出力された位相差信号にFG信号を混合して駆動制御信号を生成する。この駆動制御信号は、増幅器302eを介してドライバ303に送られ、ドライバ303は、駆動制御信号に応じてモータ304を駆動する。これにより、モータ304に対してフィードバック制御が行われ、モータ304の回転速度が一定に保持される。
306は電流調整部であり、電源側とモータ304との間に設けられ、電流制御回路部307の差動増幅部310から出力される電圧値に応じて、電源からモータ304へ供給する電流値を制御する。電流調整部306の詳しい構成については、図3を参照して後述する。312は、モータ304に流れる電流量を検出する電流検出部である。
次に電流制御回路部307は、インピーダンス変換部308a,308b、加算部309、差動増幅部310、CPU(D/A変換部)311で構成される。インピーダンス変換部308aとインピーダンス変換部308bとは同じ構成となっており、インピーダンス変換部308aは、定着モータ201の電流検出部312で検出されたモータ304に流れる電流量を電圧値Vc1に変換し、加算部309に送る。インピーダンス変換部308bは、メインモータ202の電流検出部で検出されたモータ電流量を電圧値Vc2に変換し、加算部309に送る。加算部309は、電圧値Vc1と電圧値Vc2とを加算して得た電圧値Vcを差動増幅部310へ出力する。CPU(D/A変換部)311は、閾値電圧Vthを差動増幅部310へ出力し、差動増幅部310は、電圧値Vcが閾値電圧Vthを越えた部分を求め、定着モータ201の電流調整部306およびメインモータ202の電流調整部に出力する。なお、メインモータ202も定着モータ201と同様の構成である。
図3は、電流調整部306の内部構成を詳しく示す回路図である。なお無論、メインモータ202にも電流調整部306に相当するものが存在する。
電流調整部306は、図3に示すように、トランジスタTr1〜Tr5、抵抗Ra,Rb,Re等で構成される。トランジスタTr1のコレクタ端子に電源が接続され、トランジスタTr1のエミッタ端子に抵抗Reを介してモータ304が接続される。トランジスタTr4のベース端子には、電流制御回路部307の差動増幅部310の出力信号が供給される。トランジスタTr4のエミッタ端子は、トランジスタTr5のベース端子に接続され、トランジスタTr5のエミッタ端子はモータ304が接続される。トランジスタTr5のコレクタ端子は、抵抗Rb及び抵抗Raを介してトランジスタTr1のエミッタ端子に接続される。抵抗Rbと抵抗Raとの接続点にトランジスタTr3のベース端子が接続される。トランジスタTr3のエミッタ端子は、トランジスタTr5のエミッタ端子に接続され、トランジスタTr3のコレクタ端子は、トランジスタTr2のベース端子に接続される。トランジスタTr2のエミッタ端子は、トランジスタTr1のベース端子に接続される。
ここで、トランジスタTr5のコレクタ電流をIc、コレクタ・エミッタ間電圧をVCE、トランジスタTr3のベース・エミッタ間電圧をVBEとすると、モータ304に流れるモータ電流Iは下記式で表わされる。
I=VBE/Re×((Rb+VCE/Ic)/(Ra+(Rb+VCE/Ic)))
このモータ電流Iは、上記式から、コレクタ電流Icを変えることにより変化することが分かる。一方、トランジスタTr5のコレクタ電流Icは、トランジスタTr4のベース電圧を変えることで変化する。トランジスタTr4のベース端子には、電流制御回路部307の差動増幅部310から出力信号が供給されており、これによって、トランジスタTr4のベース電圧が制御される。この制御過程を、図4を参照して以下に説明する。
図4は、電流調整部306および電流制御回路部307の各部における信号波形を示すタイミングチャートである。
図1に示す画像形成装置の操作部に設けられたコピースタートボタン(図示せず)が押されると、プリンタ制御部7は、定着モータ201及びメインモータ202をオンする。電流調整部306および電流制御回路部307が動作しない場合には、図3および図4(A),(B)に示すように、定着モータ201に起動電流Iが流れ、メインモータ202に起動電流Iが流れる。したがって、電源から定着モータ201及びメインモータ202に供給される電流の合計値はI(=I+I)となってしまい(図4(C))、起動時に瞬間的に大電流が流れることになる。
そこで、本実施の形態では、定着モータ201において、電流検出部312およびインピーダンス変換部308aによって、モータ304に流れる電流量(=I)に比例する電圧値Vc1(図4(D))が加算部309に出力される。同様に、メインモータ202において、電流検出部およびインピーダンス変換部308bによって、モータに流れる電流量(=I)に比例する電圧値Vc2(図4(E))が加算部309に出力される。加算部309は、電圧値Vc1と電圧値Vc2とを加算して電圧値Vc(=Vc1+Vc2、図4(F))を差動増幅部310へ出力する。
CPU(D/A変換部)311は、画像形成装置の電源に流れる可能性のある大電流のうちで許容できる電流値または最も適切な電流値に相当する閾値電圧Vthを差動増幅部310へ出力する。差動増幅部310は、電圧値Vcが閾値電圧Vthを越えた部分(図4(G))を求め、定着モータ201の電流調整部306およびメインモータ202の電流調整部に出力する。
電流調整部306は、差動増幅部310から送られた電圧値(図4(G))に応じて、トランジスタTr5のコレクタ電流Ic(図4(H))をリニアに制御する。定着モータ201の起動時にコレクタ電流Icが、図4(H)に例示するように変化することにより、前述の数式に従い、モータ304に流れるモータ電流Iは、図4(H)に例示するように変化する。メインモータ202の電流調整部でも同様な動作が行われる。
以上のようにして、電源から定着モータ201及びメインモータ202に供給される電流の合計値Iが、その起動時においてリアルタイムに抑制され、画像形成装置における電源電流のピーク値が抑制されるとともに、定着モータ201及びメインモータ202が同時に動作を開始するため、排出時間FCOTを最短にすることが可能になる。なお本実施の形態では、電流調整部306および電流制御回路部307をハードウェアで構成することができるので、定着モータ201及びメインモータ202の起動タイミングをソフトウェアによって互いに変えるようにする処理を実行しなくてもよく、ソフトウェアの不具合による異常動作等が発生する虞もない。
なお、上記の実施の形態では、同時に起動されるDCモータとして、定着モータ201及びメインモータ202の2つを挙げて説明したが、同時に起動される3つ以上のDCモータの電流制御にも適用可能である。
また、上記の実施の形態では、DCモータとしてDCブラシレスモータを例に挙げているが、本発明は、DCブラシモータにも適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。 定着モータ及びメインモータの構成と、該2つのモータの動作制御を行うための電流制御回路部の構成とを示す回路図である。 電流調整部の内部構成を詳しく示す回路図である。 電流調整部および電流制御回路部の各部における信号波形を示すタイミングチャートである。 DCモータにおける起動時のモータ電流及び回転速度の時間変化特性を示す図である。
符号の説明
1 イメージスキャナ部
2 プリンタ部
7 プリンタ制御部
201 定着モータ(DCモータ)
202 メインモータ(DCモータ)
306 電流調整部(電流量制御手段)
307 電流制御回路部
309 加算部(加算手段)
310 差動増幅部(制御信号生成手段)
312 電流検出部(電流量検出手段)

Claims (5)

  1. 複数のDCモータを負荷の駆動源として備える画像形成装置において、
    前記複数のDCモータにそれぞれ供給される電流の量を検出する電流量検出手段と、
    前記電流量検出手段によって検出された各電流量を加算して合計値を出力する加算手段と、
    前記加算手段から出力された合計値が所定閾値を越えた分を表す制御信号を生成する制御信号生成手段と、
    前記制御信号生成手段によって生成された制御信号に基づき、前記複数のDCモータにそれぞれ供給される電流の量を制御する電流量制御手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数のDCモータはそれぞれ、DCブラシモータまたはDCブラシレスモータであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記電流量制御手段は、前記制御信号に基づき、前記複数のDCモータにそれぞれ供給される電流の合計量が所定値以下になるように帰還制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 複数のDCモータを負荷の駆動源として備える画像形成装置に適用されるモータ電流制御方法において、
    前記複数のDCモータにそれぞれ供給される電流の量を検出する電流量検出ステップと、
    前記電流量検出ステップにおいて検出された各電流量を加算して合計値を求める加算ステップと、
    前記加算ステップにおいて求められた合計値が所定閾値を越えたとき、該合計値が該所定閾値を越えた分を表す制御信号を生成する制御信号生成ステップと、
    前記制御信号生成ステップにおいて生成された制御信号に基づき、前記複数のDCモータにそれぞれ供給される電流の量を制御する電流量制御ステップと
    を有することを特徴とするモータ電流制御方法。
  5. 前記電流量制御ステップでは、前記制御信号に基づき、前記複数のDCモータにそれぞれ供給される電流の合計量が所定値以下になるように帰還制御することを特徴とする請求項4に記載のモータ電流制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008180751A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Kyocera Mita Corp 電子機器
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US8335449B2 (en) 2008-06-19 2012-12-18 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus

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