JP2008079363A - 回転体駆動制御装置、回転体駆動制御方法、プログラム、および画像形成装置 - Google Patents

回転体駆動制御装置、回転体駆動制御方法、プログラム、および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】速度変化を検出し抑制する回転体駆動制御装置を提供すること。
【解決手段】モータの回転に応じて発生する第1パルスを入力する第1入力部221と、回転体の回転に応じて発生する第2パルスを入力する第2入力部222と、第2パルスに基づいて算出したモータの偏心により生じる回転体の回転速度の変化の振幅および位相に基づいて駆動信号の補正値を算出する補正値算出部223と、第1パルスの入力時間と第2パルスの入力時間との時間差に基づいて、モータの回転角度と回転体の回転角度との関係を特定する特定部224と、補正値算出時に特定した第1関係と補正値を算出後の任意のタイミングで特定した第2関係とが一致するか否かを判断する判断部226と、第1関係と一致すると判断された第2関係を特定したタイミングで、補正値で補正した駆動信号を出力するPWM出力部227と、を備えた。
【選択図】 図17

Description

この発明は、回転体および回転体を駆動するモータなどの駆動源の偏心による回転速度変動を抑制する回転体駆動制御装置、回転体駆動制御方法、プログラム、および画像形成装置に関するものである。
従来から、制御対象となる回転体を駆動するモータなどを利用した各種装置が開発され、当該装置の処理精度向上のため、装置内のモータの回転速度や回転体の回転速度を一定に制御する技術が利用されている。
例えば、複写機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能などを備えた画像形成装置では、感光体ドラムなどを駆動するモータが備えられており、モータの回転軸の回転角変位または回転角速度を検出し、その検出結果に基づいてモータの回転をフィードバック制御する技術が知られている。この方式によれば、モータの回転速度変動を抑制して一定速度で回転させることにより、モータの回転速度変動によって生じる感光体ドラムの回転速度変動に起因した画像位置ずれや色ずれ等の画質低下を防止することができる。
ところが、モータを一定速度で回転させたとしても、感光体ドラムの回転軸に偏心が存在すると、感光体ドラムにモータ1回転周期の回転速度変動が生じる。これに対し、特許文献1では、感光体ドラムの回転軸に取り付けたエンコーダによって回転角速度を検出し、検出した回転各速度を用いて、感光体ドラムが安定した速度で回転するようにモータの回転を制御する技術が提案されている。
具体的には、特許文献1の方法では、感光体ドラムが規定回転角を回転したときの回転時間を2個所で観測し、2個所の通過時間を基に速度変動の振幅と位相を求め、求めた振幅と位相から算出した補正値により速度変動を抑制するようにモータの回転を制御している。これによって、感光体ドラムの回転軸に偏心が存在する場合であっても、感光体ドラムの回転速度を安定化することが可能となる。特許文献1では、感光体ドラムの偏心に起因する回転速度の変動の補正を行っているが、モータの回転軸の偏心に起因する回転速度の変動についても同様の方法により補正することが可能と考えられる。
特開2005−94987号公報
しかしながら、一般にモータ軸の偏心成分は感光体ドラムの偏心成分に対して周波数成分が高いため、モータ軸の偏心成分を検出するためには時間を観測するための回転板の精度を高くしなければならないという問題があった。なお、高精度の回転板を作成することは技術的に大変困難であるとともに、作成が可能であったとしてもコストアップのため実用性に欠ける。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高精度の回転板を用いることなく、モータ軸などの減速機入力側の回転軸の偏心による速度変化を検出し抑制することができる回転体駆動制御装置、回転体駆動制御方法、プログラム、および画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、モータに供給する電圧値を決定する駆動信号を制御することによって、前記モータの回転を非整数の減速比で減速する減速ギアによって駆動される回転体の回転速度を制御する駆動制御手段と、前記駆動信号によって決定された前記電圧値を供給することにより前記モータを駆動する駆動手段と、を備え、前記駆動制御手段は、前記モータの回転に応じて発生する第1パルスを入力する第1入力手段と、前記回転体の回転に応じて発生する第2パルスを入力する第2入力手段と、入力された前記第2パルスに基づいて前記モータの偏心により生じる前記回転体の回転速度の変化の振幅および位相を算出し、算出した前記振幅および前記位相に基づいて前記変化を抑制する前記駆動信号の補正値を算出する補正値算出手段と、前記第1パルスを入力した時間と前記第2パルスを入力した時間との時間差を算出し、算出した前記時間差に基づいて、前記モータの回転角度と前記回転体の回転角度との関係を特定する特定手段と、前記補正値を算出したときに特定した前記関係である第1関係と、前記補正値を算出後の任意のタイミングで特定した前記関係である第2関係とが一致するか否かを判断する判断手段と、前記第1関係と一致すると判断された前記第2関係を特定したタイミングで、前記補正値で補正した前記駆動信号を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記特定手段は、前記減速比に対応して予め決定される前記時間差である基準時間差のうち、算出した前記時間差がいずれの前記基準時間差に対応するかを判断し、前記基準時間差のそれぞれに対応する前記関係の中から、算出した前記時間差に対応すると判断した前記基準時間差に対応する前記関係を特定すること、を特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項2にかかる発明において、前記特定手段は、算出した第1時間差について、前記第1時間差と前記第1時間差の前に算出した第2時間差との大小関係と、他の前記基準時間差に対する大小関係とが同一である前記基準時間差に対応する前記関係を特定すること、を特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項2にかかる発明において、前記特定手段は、算出した前記時間差の絶対値と、前記基準時間差の絶対値との差分が予め定められた第2閾値より小さい前記基準時間差を、算出した前記時間差と対応する前記基準時間差であると判断し、対応すると判断した前記基準時間差に対応する前記関係を特定すること、を特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項2にかかる発明において、前記特定手段は、前記第1パルスのパルス周期に対する算出した前記時間差の比率と、前記パルス周期に対する前記基準時間差の比率との差分が予め定められた第3閾値より小さい前記基準時間差を、算出した前記時間差と対応する前記基準時間差であると判断し、対応すると判断した前記基準時間差に対応する前記関係を特定すること、を特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、特定した前記第1関係を識別する情報を記憶する記憶手段をさらに備え、前記判断手段は、前記記憶手段に記憶された前記情報で識別される前記第1関係と、前記第2関係とが一致するか否かを判断すること、を特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記第1入力手段は、前記モータの回転数に応じた周波数を有するFG(Frequency Generator)信号である前記第1パルスを入力すること、を特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記第1入力手段は、前記モータと同軸で回転するロータリーエンコーダから出力された前記第1パルスを入力すること、を特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記第1入力手段は、前記モータを構成する磁石の磁極位置を検知するホール素子から出力された前記第1パルスを入力すること、を特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記第2入力手段は、前記回転体と同軸で回転する回転板の回転角度を検知するセンサから出力された前記第2パルスを入力すること、を特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、駆動制御手段によって、モータに供給する電圧値を決定する駆動信号を制御することによって、前記モータの回転を非整数の減速比で減速する減速ギアによって駆動される回転体の回転速度を制御する駆動制御ステップと、駆動手段によって、前記駆動信号によって決定された前記電圧値を供給することにより前記モータを駆動する駆動ステップと、を備え、前記駆動制御ステップは、前記モータの回転に応じて発生する第1パルスを入力する第1入力ステップと、前記回転体の回転に応じて発生する第2パルスを入力する第2入力ステップと、入力された前記第2パルスに基づいて前記モータの偏心により生じる前記回転体の回転速度の変化の振幅および位相を算出し、算出した前記振幅および前記位相に基づいて前記変化を抑制する前記駆動信号の補正値を算出する補正値算出ステップと、前記第1パルスを入力した時間と前記第2パルスを入力した時間との時間差を算出し、算出した前記時間差に基づいて、前記モータの回転角度と前記回転体の回転角度との関係を特定する特定ステップと、前記補正値を算出したときに特定した前記関係である第1関係と、前記補正値を算出後の任意のタイミングで特定した前記関係である第2関係とが一致するか否かを判断する判断ステップと、前記第1関係と一致すると判断された前記第2関係を特定したタイミングで、前記補正値で補正した前記駆動信号を出力する出力ステップと、を備えたことを特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、請求項11にかかる発明において、前記特定ステップは、前記減速比に対応して予め決定される前記時間差である基準時間差のうち、算出した前記時間差がいずれの前記基準時間差に対応するかを判断し、前記基準時間差のそれぞれに対応する前記関係の中から、算出した前記時間差に対応すると判断した前記基準時間差に対応する前記関係を特定すること、を特徴とする。
また、請求項13にかかる発明は、請求項12にかかる発明において、前記特定ステップは、算出した第1時間差について、前記第1時間差と前記第1時間差の前に算出した第2時間差との大小関係と、他の前記基準時間差に対する大小関係とが同一である前記基準時間差に対応する前記関係を特定すること、を特徴とする。
また、請求項14にかかる発明は、請求項12にかかる発明において、前記特定ステップは、算出した前記時間差の絶対値と、前記基準時間差の絶対値との差分が予め定められた第2閾値より小さい前記基準時間差を、算出した前記時間差と対応する前記基準時間差であると判断し、対応すると判断した前記基準時間差に対応する前記関係を特定すること、を特徴とする。
また、請求項15にかかる発明は、請求項12にかかる発明において、前記特定ステップは、前記第1パルスのパルス周期に対する算出した前記時間差の比率と、前記パルス周期に対する前記基準時間差の比率との差分が予め定められた第3閾値より小さい前記基準時間差を、算出した前記時間差と対応する前記基準時間差であると判断し、対応すると判断した前記基準時間差に対応する前記関係を特定すること、を特徴とする。
また、請求項16にかかる発明は、請求項11にかかる発明において、前記判断ステップは、特定した前記第1関係を識別する情報を記憶する記憶手段に記憶された前記情報で識別される前記第1関係と、前記第2関係とが一致するか否かを判断すること、を特徴とする。
また、請求項17にかかる発明は、請求項11にかかる発明において、前記第1入力ステップは、前記モータの回転数に応じた周波数を有するFG(Frequency Generator)信号である前記第1パルスを入力すること、を特徴とする。
また、請求項18にかかる発明は、請求項11にかかる発明において、前記第1入力ステップは、前記モータと同軸で回転するロータリーエンコーダから出力された前記第1パルスを入力すること、を特徴とする。
また、請求項19にかかる発明は、請求項11にかかる発明において、前記第1入力ステップは、前記モータを構成する磁石の磁極位置を検知するホール素子から出力された前記第1パルスを入力すること、を特徴とする。
また、請求項20にかかる発明は、請求項11にかかる発明において、前記第2入力ステップは、前記回転体と同軸で回転する回転板の回転角度を検知するセンサから出力された前記第2パルスを入力すること、を特徴とする。
また、請求項21にかかる発明は、請求項11〜20のいずれか1つに記載の回転体駆動制御方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
また、請求項22にかかる発明は、被転写体にトナー画像を形成する画像形成装置であって、回転可能に保持され、被転写体を搬送する搬送手段と、回転可能に保持されて形成されるトナー画像を担持する像担持体と、前記像担持体の表面を均一に帯電する帯電手段と、前記帯電手段が均一に帯電した前記像担持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像形成手段が形成した潜像を顕像化する現像手段と、回転可能に保持され、前記現像手段が顕像化したトナー画像を前記被転写体に転写する転写手段と、前記搬送手段、前記像担持体、前記中間転写体、および前記転写手段の少なくとも1つを回転するモータの駆動を制御する回転体駆動制御装置と、を備え、前記回転体駆動制御装置は、モータに供給する電圧値を決定する駆動信号を制御することによって、前記モータの回転を非整数の減速比で減速する減速ギアによって駆動される回転体の回転速度を制御する駆動制御手段と、前記駆動信号によって決定された前記電圧値を供給することにより前記モータを駆動する駆動手段と、を備え、前記駆動制御手段は、前記モータの回転に応じて発生する第1パルスを入力する第1入力手段と、前記回転体の回転に応じて発生する第2パルスを入力する第2入力手段と、入力された前記第2パルスに基づいて前記モータの偏心により生じる前記回転体の回転速度の変化の振幅および位相を算出し、算出した前記振幅および前記位相に基づいて前記変化を抑制する前記駆動信号の補正値を算出する補正値算出手段と、前記第1パルスを入力した時間と前記第2パルスを入力した時間との時間差を算出し、算出した前記時間差に基づいて、前記モータの回転角度と前記回転体の回転角度との関係を特定する特定手段と、前記補正値を算出したときに特定した前記関係である第1関係と、前記補正値を算出後の任意のタイミングで特定した前記関係である第2関係とが一致するか否かを判断する判断手段と、前記第1関係と一致すると判断された前記第2関係を特定したタイミングで、前記補正値で補正した前記駆動信号を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、高精度の回転板を用いることなく、モータ軸などの減速機入力側の回転軸の偏心による速度変化を検出し抑制することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、減速ギア比に応じた適切な方法でモータと回転体との位置関係を判断し、高精度の回転板を用いることなく減速機入力側の回転軸の偏心による速度変化を検出し抑制することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる回転体駆動制御装置、回転体駆動制御方法、プログラム、および画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置は、非整数の減速ギア比でモータの回転を減速して感光体ドラムを回転することにより感光体ドラム軸だけでなくモータ軸の偏心による速度変動を補正するものである。また、補正値を算出したときのモータと感光体ドラムとの回転位置の関係を記憶し、位置関係が一致するときに補正値により補正した駆動信号でモータを駆動することにより、減速ギア比が非整数であることによりずれる可能性がある補正タイミングを適切に制御するものである。
本実施の形態では、コピー機能、ファクシミリ(FAX)機能、プリント機能、スキャナ機能および入力画像(スキャナ機能による読み取り原稿画像やプリンタあるいはFAX機能により入力された画像)を配信する機能等を複合したいわゆるMFP(Multi Function Peripheral)と称されるデジタル複合機などの画像形成装置に備えられたモータを制御する回転体駆動制御装置に適用した例について説明する。
図1は、第1の実施の形態の画像形成装置10の機構部の一例を示す概略構成図である。この画像形成装置10は、操作部のアプリケーション切り替えキー(図示を省略する)の操作により、複写機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能である。これにより、複写機能の選択時には複写モードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリントモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
この画像形成装置10において、自動原稿送り装置(「自動原稿給送装置」ともいう。以下「ADF」という)101に設けられている原稿トレイ(「原稿台」ともいう)102に画像面を上にして置かれた原稿束は、コピーモード時に操作部上のスタートキーが押下されると、一番下の原稿から1枚ずつ順次給送ローラ103、給送ベルト104によってコンタクトガラス105上の所定の位置に給送されてセットされる。ADF101は、1枚の原稿の給送完了毎に原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有する。コンタクトガラス105上のセットされた原稿は、画像読取手段を構成する画像読取装置(「スキャナ」又は「読み取りユニット」ともいう)106によって画像が読み取られ、その読み取りが終了した後、給送ベルト104および排送ローラ107によって排紙台108上に排出される。
なお、1枚の原稿の画像の読み取りが終了する毎に、原稿セット検知器(「原稿セット検知センサ」ともいう)109によって原稿トレイ102上に次の原稿が存在するか否かを検知し、原稿セット検知器109で原稿トレイ102上に次の原稿が存在することが検知された場合には、原稿トレイ102上の一番下の原稿を前の原稿と同様にして給送ローラ103、給送ベルト104によってコンタクトガラス105上の所定の位置に給送し、以後上述と同様の動作を行う。また、給送ローラ103、給送ベルト104、排送ローラ107は搬送モータによって駆動される。
第1給紙装置110、第2給紙装置111、第3給紙装置112は、各々選択されたときに、それぞれ第1給紙トレイ113、第2給紙トレイ114、第3給紙トレイ115に積載された転写紙(用紙)を給紙し、その転写紙は縦搬送ユニット116によって感光体117に当接する位置まで搬送される。感光体117は、例えば感光体ドラム(以下、感光体ドラム117という。)が用いられており、メインモータによって回転駆動される。
画像読取装置106による原稿の画像読み取りによって入力された画像データ(画像情報)は、画像処理ユニット(IPU)で所定の画像処理が施された後、そのまま、あるいは画像記憶手段を構成する図示を省略した画像メモリに一旦記憶させた後、画像印刷手段(プリンタ)を構成する書き込みユニット118に送られ、その書き込みユニット118によって光情報に変換し、感光体ドラム117の面には図示を省略した帯電器によって一様に帯電された後に書き込みユニット118からの光情報で露光されて静電潜像が形成される。この感光体ドラム117上の静電潜像は、現像装置(「現像ユニット」ともいう)119により現像されてトナー像が形成される。
感光体ドラム117、帯電器、書き込みユニット118、現像装置119や、その他の図示を省略した感光体ドラム117回りの周知の装置などにより、電子写真方式で画像データにより画像を転写紙上に形成する画像形成動作を行う画像形成手段であるプリンタエンジンを構成している。搬送ベルト120は、用紙搬送手段および転写手段を兼ねていて電源から転写バイアスが印加され、縦搬送ユニット116からの転写紙を感光体ドラム117と等速で搬送しながら感光体ドラム117上のトナー像を転写紙に転写する。この転写紙は、定着装置121によりトナー像が定着され、排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。感光体ドラム117、帯電器、書き込みユニット118、現像装置119、転写手段、画像データにより画像を転写紙上に形成する画像形成手段を構成している。
以上の動作は、通常のモードで転写紙の片面に画像を複写するときの動作であるが、両面モードで転写紙の両面に画像を複写する場合には、第1および第2給紙トレイ113〜115の何れかより給紙されて表面に上述のように画像が形成された転写紙は、排紙ユニット122により排紙トレイ123側ではなく、両面入紙搬送路124側に切り替えられ、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転され、両面搬送ユニット126へ搬送される。
この両面搬送ユニット126へ搬送された転写紙は、両面搬送ユニット126により縦搬送ユニット116へ搬送され、縦搬送ユニット116により感光体ドラム117に当接する位置まで搬送され、感光体ドラム117上に上述と同様に形成されたトナー像が裏面に転写されて、定着装置121でトナー像が定着されることにより両面コピーとなる。この両面コピーは排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。また、転写紙を反転して排出する場合には、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転された転写紙は、両面搬送ユニット126に搬送されずに反転排紙搬送路127を経て排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
プリントモードでは、上記画像処理装置からの画像データの代りに、外部からの画像データが書き込みユニット118に入力されて、上述と同様に転写紙上に画像が形成される。さらに、ファクシミリモードでは、画像読取装置106からの画像データが、図示を省略したファクシミリ送受信部により相手に送信され、相手からの画像データがファクシミリ送受信部で受信されて上述の画像処理装置からの画像データの代りに書き込みユニット118に入力されることにより、上述と同様に転写紙上に画像が形成される。
また、この画像形成装置10には、図示を省略した大量用紙供給装置(以下「LCT」という)と、同じく図示を省略したソート、穴あけ、ステイプルを含む処理を行うフィニッシャー(後処理装置)と、原稿の画像の読み取りのためのモード、複写倍率の設定、給紙段の設定、フィニッシャーで後処理の設定、オペレータに対する表示を行う各種キーやLCDを含むディスプレイを有する操作部とを備えている。
画像読取装置106は、原稿を載置するコンタクトガラス105と光学走査系で構成されており、光学走査系は露光ランプ128、第1ミラー129、レンズ132、CCDイメージセンサ133を含む各部で構成されている。露光ランプ128および第1ミラー129は、図示を省略した第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー130および第3ミラー131は、同じく図示を省略した第2キャリッジ上に固定されている。原稿の画像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。上記光学走査系は、図示を省略したスキャナ駆動モータを含む駆動部によって駆動される。
画像読取装置106は、原稿の画像を光学的に読み取って電気信号に変換する(原稿の画像データを読み取る)。すなわち、光学走査系の露光ランプ128によって原稿の画像面を照明し、その画像面からの反射光像を第1ミラー129、第2ミラー130、第3ミラー131、レンズ132を介してCCDイメージセンサ133の受光面に結像させ、そのCCDイメージセンサ133によって電気信号に変換する。このとき、レンズ132およびCCDイメージセンサ133を、図1の左右方向に移動させることにより、原稿の給送方向の画像読み取り倍率が変わる。すなわち、予め設定された画像読み取り倍率に対応してレンズ132およびCCDイメージセンサ133の左右方向の位置が設定される。
書き込みユニット118は、レーザ出力ユニット134、結像レンズ135、ミラー136を含む各部で構成され、レーザ出力ユニット134の内部にはレーザ光源であるレーザダイオードおよびモータによって高速で定速回転するポリゴンミラー(回転多面鏡)が備わっている。レーザ出力ユニット134より照射されるレーザビーム(レーザ光)は、定速回転するポリゴンミラーで偏向され、結像レンズ135を通り、ミラー136で折り返され、感光体ドラム117の帯電面に集光されて結像される。
すなわち、ポリゴンミラーで偏向されたレーザビームは感光体ドラム117が回転する方向と直交する方向(主走査方向)に露光走査され、画像処理装置より出力される画像データのライン単位の書き込みを行う。感光体ドラム117の回転速度と走査密度(記録密度)に対応する所定の周期で主走査を繰り返すことにより、感光体ドラム117の帯電面に静電潜像が形成される。
次に、本実施の形態にかかる画像形成装置10のメインコントローラ40を中心とした制御系について図2を参照して説明する。
画像形成装置10は、装置全体を制御するメインコントローラ40を備えている。メインコントローラ40には、オペレータに対する表示、オペレータからの機能設定入力制御を行なう操作部30、スキャナの制御や原稿画像を画像メモリに書き込む制御や画像メモリからの作像を行なう制御等を行なう画像処理ユニット(IPU)49、ADF(Auto Document Feeder)101、フィニシャ等の分散制御装置が接続されている。操作部30には、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー34、予熱キー35などが接続されている。各分散制御装置とメインコントローラ40は必要に応じて機械の状態、動作司令のやりとりを行っている。また紙搬送等に必要なメインモータ25、各種クラッチ21〜24も接続されている。
なお、本実施の形態では、メインコントローラ40はモータ制御用のコントローラ(回転体駆動制御装置)を介して、メインモータ25や搬送モータ26などの画像形成装置10内に備えられた各種モータを制御する。なお、メインコントローラ40内に、回転体駆動制御装置を含むように構成してもよい。以下では、このように画像形成装置10内に備えられ、画像形成装置10の各種モータの駆動を制御する回転体駆動制御装置を例として、本実施の形態の回転体駆動制御装置の詳細について説明する。
なお、制御対象のモータはメインモータ25に限られるものではなく、画像形成装置10内のあらゆるモータを制御対象とすることができる。また、適用可能な回転体駆動制御装置はデジタル複合機などの画像形成装置10内で用いられるものに限られず、あらゆる装置内で用いられるモータの制御装置に適用できる。
まず、従来の回転体駆動制御装置による感光体ドラム117の回転速度の制御処理について説明する。図3は、従来の回転体駆動制御装置300の構成を示すブロック図である。同図に示すように、回転体駆動制御装置300は、メインモータ(以下、モータ25という)に接続されている。また、モータ25には、モータ25の回転に応じたパルス信号を発生するロータリーエンコーダ142がモータ25の回転軸と同軸に接続されている。モータ25の回転は、整数ギア比の減速ギア141を介して感光体ドラム117に伝達される。
また、同図に示すように、回転体駆動制御装置300は、駆動制御部320と、ドライバ330とを備えている。
駆動制御部320は、メインコントローラ40から入力された回転速度指示値に従い、モータ25を駆動制御するための駆動信号をドライバ330に対して出力するものである。具体的には、駆動制御部320は、ロータリーエンコーダ142から入力された回転変位信号をもとに実測されるモータ25の回転と回転速度指示値とを比較しながら、指示された速度でモータ25を回転するように制御する。
ドライバ330は、駆動制御部320が出力した駆動信号に対応する電圧値によってモータ25を駆動するものである。
図3に示すような回転体駆動制御装置300では、例えば感光体ドラム117の回転軸が偏心している場合、上述の回転速度制御処理だけでは感光体ドラム117の表面速度を一定に保つことができない。図4は、感光体ドラム117の回転軸が偏心した状態を示す説明図である。
同図に示すように、感光体ドラム117の回転軸が円心に対して偏心していると、常に角速度ωでモータ25が回転しており、モータ25からドラム軸までに回転の伝達誤差が無かったとしても、感光体ドラム117の回転軸からの距離が異なる外周面それぞれの速度V1、V2は、V1≠V2となり、感光体ドラム117の表面速度は一定とはならない。このような外周部分の速度差により、画像にむらが生じ、形成される画像品質に大きな影響が及ぼされる。
第1の実施の形態の回転体駆動制御装置200では、このような回転軸の偏心による回転体の表面速度の変動を抑止するようにモータ25の回転を制御することができる。図5は、第1の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置200の構成を示すブロック図である。同図に示すように、第1の実施の形態では、回転速度を検知するために感光体ドラム117に回転板144とセンサ143が接続されている。また、感光体ドラム117の偏心による速度変動だけでなく、モータ25の回転軸の偏心による速度変動も補正可能とするために、減速比が非整数である減速ギア241によって感光体ドラム117が回転駆動される。
回転板144は、所定の回転角度位置にスリットなどの検知要素を備えている。センサ143は、回転板144のスリット通過を検知して信号を出力することにより、回転板144の回転に応じたパルス状の検知信号を出力する。
同図に示すように、回転体駆動制御装置200は、駆動制御部220と、ドライバ230とを備えている。
ドライバ230は、従来の回転体駆動制御装置300のドライバ330と同様に、駆動制御部220が出力した駆動信号に対応する電圧値によってモータ25を駆動するものである。
駆動制御部220は、駆動制御部320と同様に、メインコントローラ40から入力された回転速度指示値に従い、モータ25を駆動制御するための駆動信号をドライバ230に対して出力するものである。さらに、駆動制御部220は、感光体ドラム117の回転に応じたパルス信号をセンサ143から入力し、入力したパルス信号を用いて感光体ドラム117およびモータ25の回転軸の偏心による回転速度の変動を検知し、変動を抑制するように制御した駆動信号を出力する。
ここで、回転軸の偏心による回転速度の変動を補正する方法について説明する。図6は、感光体ドラム117の回転軸に偏心が存在する場合の感光体ドラム117表面の速度変動を表す説明図である。なお、同図のグラフの縦軸は速度、横軸は回転角であり、同図に示すように、速度は、回転角に対し、無偏心時の速度を中心に正弦波(振幅は偏心量に比例する)状に変化する。
図7は、感光体ドラム117の回転軸に偏心が存在する場合のセンサ出力の一例を示す説明図である。同図は、回転角が180度隔たるスリットを持つ(すなわち、半回転ごとにパルスを出力する)回転板144を用いて回転を検知するときの、センサ143の出力パルスを表している。同図に示すように、ドラムの1周で2パルスが出力される。なお、同図のグラフの縦軸はセンサ出力、横軸は時間である。
感光体ドラム117の1周で出力される2パルスのパルス間隔t1、t2から、特許文献1の方法を適用することにより、感光体ドラム117の回転軸の偏心による変動成分の位相と振幅を求めることができる。すなわち、まず、モータ25を目標とする一定の回転速度に制御した時に、ドラム半回転ごとに発生するパルスのインターバルを検出する。その後、ドラムの回転周期で変動する測定用正弦波基準信号を新たな目標としてモータ25を制御した時に、ドラム半回転ごとに発生するパルスのインターバルを検出する。そして、これらの検出結果に基づいて、ドラム軸の偏心による1回転周期の回転速度変動の振幅および位相を求める。
しかし、減速ギア241を伝達機構とする図5のような装置構成の場合、回転軸の偏心は、感光体ドラム117のみだけでなく、モータ25の回転軸にも存在しうる。図8は、モータ25の回転軸に偏心が存在する場合の感光体ドラム117表面の速度変動を表す説明図である。
同図は、仮に感光体ドラム117の回転軸の偏心が存在せず、モータ25の回転軸の偏心成分のみが存在し、かつ減速ギア比が4対1の場合、ドラム表面の速度変動を示したグラフである。なお、同図のグラフの縦軸は速度、横軸は回転角である。
同図に示すように、回転速度は、回転角に対し、無偏心時の速度を中心に、モータ25の回転周期で正弦波(振幅は偏心量に比例する)状に変化する。この例では減速ギア比が4対1であるから、ドラムの1回転にモータ25の4回転分が含まれる。
図9は、モータ25の回転軸に偏心が存在する場合のセンサ出力の一例を示す説明図である。同図は、回転角が180度隔たるスリットを持つ回転板144を用いて回転を検知するときの、センサ143の出力パルスを表している。同図に示すように、ドラムの1周で2パルスが出力される。なお、同図のグラフの縦軸はセンサ出力、横軸は時間である。
同図に示すように、2つのスリットが対角線上に配置されているため、前半180度移動分の積分された通過時間t1と、後半180度分の通過時間t2は等しくなる。従って、パルス時間t1とt2とからでは、モータ25の回転軸の偏心に関する速度変動の振幅および位相を算出することができない。
そこで、第1の実施の形態では、減速ギア241の減速ギア比を非整数とすることにより、モータ25の回転軸の偏心に対しても、ドラム回転軸と一体に回転する回転板144と静止側のセンサ143よりなる上記と同様の簡素な回転検知手段を用いて、感光体ドラム117の速度変動の検出を可能とする。例えば、感光体ドラム117の1回転でモータ25の位相が180度ずれるようなギア比、例えば、2.5対1のギア比とする。
なお、モータ25の回転軸の偏心による変動を補正する前に、感光体ドラム117の回転軸の偏心による変動が補正されていることが条件となる。これは、例えば上述した特許文献1の方法により実現できる。このように感光体ドラム117の回転軸の偏心による回転変動の補正制御を行った上で、次のステップとして、この方法で検出ができなかったモータ25の回転軸の偏心による速度変動の検出を行う。なお、感光体ドラム117を装置に組込む前の部品レベルでドラム軸の偏心のテストを行って、感光体ドラム117固有の情報を予め得ておき、この情報を制御データとして用いる等の方法により、ドラム軸の偏心による速度変動を抑制する制御を行ってもよい。
図10は、モータ25の回転軸の偏心のみに起因する感光体ドラム117表面の速度変動を表す説明図である。同図は、減速ギア比を2.5対1とし、かつ感光体ドラム117の回転軸の偏心による変動を上述の方法で抑制し、モータ25の回転軸の偏心による速度変動のみが現れるようにした場合のドラム表面の速度変動を表している。
なお、同図のグラフの縦軸は速度、横軸は回転角である。同図に示すように、回転速度は、回転角に対し、無偏心時の速度を中心に、モータの回転周期で正弦波(振幅は偏心量に比例する)状に変化する。この例では減速ギア比が2.5対1であるから、ドラムの2回転にモータ25の5回転分を含む。
図11は、図10と同じ状況での、モータ25の回転軸に偏心が存在する場合のセンサ出力の一例を示す説明図である。図11は、回転角が180度隔たるスリットを持つ回転板144を用いて回転を検知するときの、センサ143の出力パルスを表している。同図に示すように、ドラムの1周で2パルスが出力される。なお、同図のグラフの縦軸はセンサ出力、横軸は時間である。
この場合、同図に示すように、ドラムの1周目と2周目の速度変動パターンが異なるので(図10参照)、1周目の通過時間t1+t2と、2周目の通過時間t3+t4とは等しくならない。
従って、これらt1〜t4のパルス間隔の時間関係から、モータ25の回転軸の偏心による速度変動の位相と振幅を求めることができる。すなわち、モータ25の回転軸の偏心による速度変動の位相と振幅は、ドラム軸の偏心による回転変動における検出方法と同様の方法を適用し、感光体ドラム117の1周目と2周目のパルス間隔時間の違い(すなわち、(t1+t2)−(t3+t4)の時間差、またはt1=t2、t3=t4であるから、(t1−t3)の時間差でもよい)から求めることができる。
このように、第1の実施の形態では、位相と振幅を、感光体ドラム117の1周目と2周目のパルス間隔時間の違いから求めるため、回転板144上のスリットは高精度であることを必要としない。すなわち、求めた位相と振幅とを用いて、駆動制御部220で、メインコントローラ40から与えられる回転速度指示値にそのモータ軸偏心の補正を与え、その結果からモータ25を制御することができるため、高価な高精度エンコーダを利用せずに、感光体ドラム117を一定速度で回転するように制御することができる。
以上のような方法により、第1の実施の形態では、感光体ドラム117の回転軸だけでなく、モータ25の回転軸の偏心による回転速度の変動を補正する。ただし、この方法では、補正値を算出したパルス出力の基準位置を正しく認識しなければ正常に補正制御を行えない場合がある点に注意する必要がある。以下、この問題点と解決手段の詳細について説明する。
ここで、例えば、減速ギア比が1.5対1であり、感光体ドラム117の1周目と2周目の同一スリットを通過する時間の違いを元にモータ25の回転軸の偏心による速度変動を算出した場合を考える。
図12は、この場合に算出されたモータ軸偏心成分の振幅と位相の一例を示す説明図である。同図では、感光体ドラム117の1周目のスリットを通過した位置がAとして表されている。また、感光体ドラム117の2周目のスリット通過した位置がBとして表されている。同図に示すように、AとBとでは、モータ軸偏心成分の位相が180度ずれている。
感光体ドラム117上の回転ムラは、検出されたモータ軸偏心成分の逆位相成分でモータ25を駆動制御することで除去できるため、基準となるスリットからその逆位相成分制御を行えばよい。
図13は、モータ軸偏心成分と、モータ25を制御するための逆位相成分と、補正後の回転速度の変動との関係を示す説明図である。基準となるスリット位置を正しく設定できれば、同図に示すように補正後の回転速度の変動を抑制することができる。
しかし、感光体ドラム117の回転軸に取り付けられたスリットによるパルス出力は、感光体ドラム117の1周目と2周目でまったく同一のパルスとなる。すなわち、パルス出力のみからは、算出したモータ軸偏心成分に関する基準位置を知ることができず、仮に基準位置を意識せずにモータ軸偏心成分の逆位相成分制御を行ったとすると、正常に補正を行えない場合がある。
図14は、このような場合における、モータ軸偏心成分と、モータ25を制御するための逆位相成分と、補正後の回転速度の変動との関係を示す説明図である。同図は、基準位置を誤って設定して180度位相がずれた逆位相成分で補正したため、速度変動をさらに増長した場合の例を示している。このような場合、感光体ドラム117の回転ムラを除去するどころか逆に増長することにより、画像位置ずれや色ずれが発生し、画像品質を低下させることになる。
そこで、第1の実施の形態では、感光体ドラム117のスリットによるパルス出力に加え、モータ25側で既に利用されているロータリーエンコーダ142からのパルス出力を監視し、その2つのパルス検出時間の違いにより感光体ドラム117の基準位置を正しく判別する。
以下に、これを実現する方法の概要について説明する。ここで、モータ25のパルスとしては、モータ25の1回転毎に1パルスを出力するロータリーエンコーダ142からのパルス信号を用いる。なお、モータ25のパルス出力は、モータ25の1回転ごとに1つ以上のパルスが生成されるものであればよい。また、減速ギア比は1.5対1であるものとし、感光体ドラム117の1回転毎に1パルスが出力される構成とする。
図15は、モータ軸偏心が存在しない場合に、上述のような構成のパルスが出力されたときのパルス出力タイミングを示した説明図である。同図に示すように、モータ25および感光体ドラム117が1回転する毎に出力されるパルス数はそれぞれ1つである。また、減速ギア比が1.5対1であることから、感光体ドラム117が2周する間に出力されるロータリーエンコーダ142のパルス(ロータリーエンコーダパルス)の数は3つであり、感光体ドラム117から出力されるパルス数は2つとなる。
図16は、パルス間の時間差の一例を示した説明図である。同図に示すように、感光体ドラム117の1周目のパルス出力と、ロータリーエンコーダパルスの発生が同時であったとすると、時間差t0は「0」となる。また、感光体ドラム117の2周目のパルス出力と、ロータリーエンコーダパルスの発生時間差は、ロータリーエンコーダパルスのパルス間隔をtrとすると、時間差t1は「tr/2」となる。
このように、減速ギア比が非整数倍である場合、モータ25側のパルス発生タイミングと感光体ドラム117側のパルス発生タイミングに必ず時間差が発生する。すなわち、モータ軸偏心成分を算出した際に、算出時に基準にした感光体ドラム117のパルスとモータ25側のパルスとが、どのような関係にあったのかを組み合わせて管理しておくことで、補正制御を行う際の基準パルスを正確に認識でき、感光体ドラム117の回転速度を一定に保つことが可能となる。
第1の実施の形態では、以上のような方法により、駆動制御部220で基準となるパルスを認識する処理を行う。図17は、第1の実施の形態における駆動制御部220の詳細な構成を示したブロック図である。同図に示すように、駆動制御部220は、第1入力部221と、第2入力部222と、補正値算出部223と、特定部224と、記憶部225と、判断部226と、PWM出力部227とを備えている。
第1入力部221は、モータ25の回転に応じてロータリーエンコーダ142が発生したパルスを入力するものである。第2入力部222は、感光体ドラム117の回転に応じてセンサ143が発生したパルスを入力するものである。
補正値算出部223は、第2入力部222に入力されたパルスを用いて、上述したような特許文献1の方法によって、モータ25の偏心により生じる感光体ドラム117の回転体の回転速度変動の振幅および位相を算出し、回転速度変動を抑制するような駆動信号の補正値を算出するものである。
特定部224は、ロータリーエンコーダ142が発生したパルスと、センサ143が発生したパルスとの時間差から、モータ25の回転角度と感光体ドラム117の回転角度との関係を特定するものである。具体的には、特定部224は、モータ軸偏心成分を算出した際のロータリーエンコーダパルスから、感光体ドラム117のパルスまでの時間差を算出し、算出した時間差が、減速ギア比に応じて定まる基準時間差のいずれに相当するかによって、基準時間差のそれぞれに対応するモータ25の回転角度と感光体ドラム117の回転角度との関係を特定する。
ここで基準時間差とは、減速ギア比によって決定されるパルス間の時間差が取りうるそれぞれの値をいう。例えば、図16のように減速ギア比が1.5対1の場合は、時間差として取りうる値はt0(=0)またはt1(=tr/2)であるため、基準時間差はt0差またはt1となる。
この場合、基準時間差t0では、ロータリーエンコーダ142がパルスを発生するときの回転角度と、センサ143がパルスを発生するときの回転角度とが一致する関係にあることが特定できる。また、基準時間差t1では、ロータリーエンコーダ142がパルスを発生するときの回転角度と、センサ143がパルスを発生するときの回転角度とが180度ずれた関係にあることが特定できる。
また、第1の実施の形態では、特定部224は、算出された時間差の、その前のパルス時に算出された時間差に対する大小関係が、2つの基準時間差のうち他方の基準時間差に対する大小関係(大きい値か、小さい値か)と同一である基準時間差を求めることによって、対応する基準時間差を決定し、決定した基準時間差に対応する関係を特定する。例えば、上述のように減速ギア比が1.5対1の場合は、基準時間差t0=0、基準時間差t1=tr/2であるため、算出された時間差が、その前のパルス時に算出された時間差に対して相対的に大きければ、基準時間差は大きい方の値であるt1であると決定できる。
なお、大小関係の判定は、予め定められた閾値に対する大小関係によって判定するように構成してもよい。例えば、閾値を0に設定し、閾値と時間差が等しいときは基準時間差t0であると判断する。また、閾値より時間差が大きいときは、基準時間差t1であると判断する。
記憶部225は、補正値を算出したときに特定部224が特定した関係を識別する情報を記憶するものである。例えば、記憶部225は、時間差の大小関係(大きい値か、小さい値か)、決定した基準時間差(t0またはt1)、または特定した回転角度の関係(一致または180度位相ずれ)などを、特定した関係を識別する情報として記憶する。このようにして記憶された補正値を算出したときの情報は、判断部226が補正値で補正した駆動信号を出力するタイミングを判断するときの比較対象として参照される。
判断部226は、記憶部225に記憶された情報を参照し、補正値を算出したときに特定部224が特定した関係と、算出した補正値で補正した駆動信号を出力するときに特定部224が特定した関係とが一致するかを判断するものである。第1の実施の形態では、判断部226は、補正値算出時の大小関係と、駆動信号出力時の大小関係とが一致するか否かにより、特定した関係の一致を判断する。
PWM出力部227は、メインコントローラ40から入力された回転速度指示値に従い、モータ25を駆動制御する駆動信号としてPWM信号を出力するものである。また、モータ25または感光体ドラム117の回転軸の偏心による速度変動の補正値が算出されたときは、補正値で補正したPWM信号を出力する。このとき、PWM出力部227は、判断部226により関係が一致すると判断されたタイミングで、補正値で補正したPWM信号を出力する。
次に、駆動制御部220のハードウェア構成について説明する。図18は、駆動制御部220のハードウェア構成を示すブロック図である。同図に示すように、駆動制御部220は、CPU(Central Processing Unit)501と、ROM(Read Only Memory)502と、RAM(Random Access Memory)503と、タイマ504と、汎用入力ポート505とを備えている。
CPU501は、入力したパルス間隔時間の計測、モータ軸偏心の振幅と位相を求める処理などの演算処理を行う部分である。ROM502は、制御プログラムや固定のパラメータ、データなどを格納するものである。RAM503は、測定したパルス間隔時間の一時的格納、演算用のワーク領域として使用されるものである。
タイマ504は、モータ回転速度を制御するために使用されるものであり、モータ25を回転させるときの基本クロック(PWMクロック)を生成しドライバ230に供給するものである。なお、ドライバ230は、供給されたPWMクロックに同期してモータ25を回転させる動作を行う。
汎用入力ポート505は、外部から2つ以上のパルスを入力するものである。例えば、同図のパルス1入力およびパルス2入力とは、それぞれロータリーエンコーダ142からのパルスおよびセンサ143からのパルスを入力することを意味する。
汎用入力ポート505に入力された2つ以上のパルスの変化点をプログラムで監視し、その間隔をソフトウェアによるカウンタで計測する。なお、この汎用入力ポート505に専用の回路を設け、外部からのパルスに変化点が発生するたびに当該回路によってパルスの時間間隔を測定し、プログラムがその計測時間結果を使用するように構成してもよい。また、同図のハードウェア構成は駆動制御部220のみに適用されるものではなく、メインコントローラ40をこのハードウェア構成内に含むように構成してもよい。
次に、このように構成された第1の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置200による回転体駆動処理について説明する。図19は、第1の実施の形態における回転体駆動処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、PWM出力部227は、メインコントローラ40からの回転速度指示値でモータ25の駆動を開始する(ステップS1901)。次に、第1入力部221は、ロータリーエンコーダ142からのパルスを入力する(ステップS1902)。同様に、第2入力部222は、センサ143からのパルスを入力する(ステップS1903)。
次に、補正値算出部223は、第2入力部222に入力されたパルスを用いて、偏心による速度変動の振幅と位相を算出する(ステップS1904)。次に、補正値算出部223は、算出した振幅と位相とから、モータ25の回転を補正するための回転補正値を算出する(ステップS1905)。
次に、特定部224は、補正値を算出したときのパルス間の時間差から、モータ25の回転角度と感光体ドラム117の回転角度との関係を特定する。ここでは、特定部224は、パルス間の時間差を算出し、その前に算出された時間差に対する大小関係を表す情報を記憶部225に保存する(ステップS1906)。例えば、図16のように減速ギア比が1.5対1であり、算出した時間差のその前のパルス時に算出された時間差より大きい場合は、大小関係として、大きい値であることを示す情報を記憶部225に保存する。
次に、判断部226が、補正値で補正した駆動信号を出力するタイミング(回転位置)を判断するための回転位置検出処理を実行する(ステップS1907)。回転位置検出処理の詳細については後述する。
回転位置検出処理で出力タイミングが検出された後、PWM出力部227は、回転補正値で回転速度指示値を補正してモータ25を駆動する駆動信号を出力する(ステップS1908)。以降、ステップS1902以降の処理を繰り返すことにより、回転速度の変動を抑止するようにモータ25の駆動制御処理が実現される。
次に、ステップS1907の回転位置検出処理の詳細について説明する。図20は、第1の実施の形態における回転位置検出処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、判断部226は、パルス間の時間差を測定するためのタイマ値を初期化する(ステップS2001)。次に、判断部226は、ロータリーエンコーダ142からのパルスが入力されたか否かを判断し(ステップS2002)、入力された場合は(ステップS2002:YES)、タイマカウントを開始する(ステップS2003)。
ロータリーエンコーダ142からのパルスが入力されていない場合は(ステップS2002:NO)、入力されるまでステップS2002の判断処理を繰り返す。
次に、判断部226は、センサ143からのパルスが入力されたか否かを判断し(ステップS2004)、入力された場合は(ステップS2004:YES)、タイマカウントを停止し、カウンタ値を保存する(ステップS2005)。
センサ143からのパルスが入力されていない場合は(ステップS2004:NO)、入力されるまでステップS2004の判断処理を繰り返す。
次に、判断部226は、保存したカウンタ値と、その前のパルスで保存されたカウンタ値との大小関係を判定する(ステップS2006)。例えば、前のパルスで保存されたカウンタ値が0であり、ステップS2005で保存したカウンタ値がt1(=tr/2)であった場合は、大小関係は「大きい値」であると判定する。
次に、判断部226は、記憶部225に保存されている補正値算出時の大小関係と、判定した大小関係とが一致するか否かを判断する(ステップS2007)。例えば、記憶部225に「大きい値」であることを示す情報が保存されており、判定した大小関係も「大きい値」であることを示している場合は、判断部226は両者が一致すると判断する。
一致しないと判断した場合は(ステップS2007:NO)、ステップS2001に戻って処理を繰り返す。一致すると判断した場合は(ステップS2007:YES)、回転位置検出処理を終了する。
このような処理により、補正値を算出したときのパルスの基準位置と同一の位置のパルスの出力タイミングを判定することができるため、補正値で補正した駆動信号を正しいタイミングで出力することが可能となる。これにより、回転ムラを増長して画像品質を低下させることを回避できる。
なお、上記説明では、モータ25の回転を検出するためにロータリーエンコーダ142を用いていたが、ロータリーエンコーダ142の代わりにDCブラシレスモータのFG信号を用いるように構成してもよい。FG信号は通常、モータ25の速度制御に用いられ、モータ25の1回転あたり数十パルスが出力されるものが多い。このFG信号と感光体ドラム117のパルス信号の時間を監視して、その差から感光体ドラム117の基準位置を特定することができる。
また同様にFG信号の代わりに、モータ25を構成する磁石の磁極位置を検知するホール素子またはホールICから出力されたパルス信号を用いるように構成してもよい。FG信号や、ホール素子等を用いることにより、特殊な回路や機構を設けることなく安価に上述の機能を実現することができる。
また、感光体ドラム117の基準位置を特定するためのパルス信号は、モータ25の1回転毎に周期的に出力されるものであれば前述に限ったものではなく、かつ2つ以上の複数パルスを複合的に用いることも可能である。
このように、第1の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置では、高価な高精度エンコーダ等を用いずにモータ軸偏心成分を算出し、算出したモータ軸偏心成分を除去するような補正信号を正しくモータ制御に反映することができ、その結果、画像位置ずれや色ずれを低減および改善することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、パルス間の時間差の大小関係を判断することにより、モータの回転角度と感光体ドラムの回転角度との関係を特定していた。この方法では、連続する複数の周期で時間差を算出し、算出された複数の時間差間の大小関係を判定する必要がある。例えば、減速比が1.25対1の場合では、時間差の取りうる値が4つとなるため、連続する4つの時間差を算出して大小関係を判定する必要が生じる。このため、基準位置を特定するまでの処理時間や負担が大きい。
第2の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置は、時間差の絶対値や時間差のパルス間隔に対する比率を用いることにより、1回の時間差の算出でモータの回転角度と感光体ドラムの回転角度との関係を特定できるようにするものである。
図21は、第2の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置2100の構成を示すブロック図である。同図に示すように、回転体駆動制御装置2100は、駆動制御部2120と、ドライバ230とを備えている。
第2の実施の形態においては、駆動制御部2120の機能が第1の実施の形態と異なっている。その他の構成および機能は、第1の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置200の構成を表すブロック図である図5と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
図22は、第2の実施の形態における駆動制御部2120の詳細な構成を示したブロック図である。同図に示すように、駆動制御部2120は、第1入力部221と、第2入力部222と、補正値算出部223と、特定部2124と、記憶部225と、判断部2126と、PWM出力部227とを備えている。
第2の実施の形態においては、特定部2124および判断部2126の機能が第1の実施の形態と異なっている。その他の構成および機能は、第1の実施の形態にかかる駆動制御部220の構成を表すブロック図である図17と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
特定部2124は、算出した時間差の絶対値と、補正値算出時の時間差である基準時間差の絶対値とを比較することにより、算出した時間差がいずれの基準時間差に相当するかを判断するものである。例えば、減速ギア比が1.25対1の場合は、基準時間差が4つの値を取りうる。特定部2124は、この4つの基準時間差の絶対値と算出した時間差の絶対値とを比較し、対応する基準時間差を特定する。
図23は、減速ギア比が1.25対1の場合のロータリーエンコーダパルス出力と回転板パルス出力との間の出力タイミングの関係を示した説明図である。
ロータリーエンコーダパルスと回転板パルスの最初の出力タイミングが同時、すなわちパルス時間差t0=0とすると、2個目の回転板パルス出力タイミングはロータリーエンコーダパルス出力からt1遅れた時間となる。このt1は、ロータリーエンコーダパルス出力間隔をtrとすると、t1=tr×1.25−tr=tr×(1.25−1)=tr×0.25となる。
すなわち、t1はロータリーエンコーダ周期に対して、25%遅延して発生することになる。同様に、t2=tr×0.5、t3=tr×0.75となる。
第2の実施の形態では、いずれの回転板パルスが基準であるかをパルス時間差の絶対値で判断する。ここで、モータ25を駆動する周期はその制御系に必要な値で決定される。すなわちtr時間は固定となるため、算出されるt0〜t3値は決まった値をとることになる。このt0〜t3が基準時間差の取りうる4つの値に相当する。
例えば、パルス間隔trが100msであるとすると、t0=0、t1=25ms、t2=50ms、t3=75msのように時間差の絶対値を決定することができる。
このため、算出したt0〜t3の値同士の比較を行う必要はなく、事前にtr時間との関係で把握できている判断用の絶対値と比較するだけで、基準パルスを知ることができる。これにより駆動源が4周するのを待つことなく最短の時間で基準パルスを認識できる。
なお、時間差の絶対値を用いるのではなく、tr時間とt0〜t3との間の時間比率から回転板144の基準パルスを認識するように構成してもよい。上述の通り、t0〜t3はそれぞれtrに対して、0%、25%、50%、75%の比率で変化する。このような比率を利用することにより、モータ25が常時一定速度で回転する制御系でない場合であっても、回転板144の基準パルス位置を認識することが可能となる。
このように、例えば減速ギア比が1.25対1の場合、感光体ドラム117の1周でモータ25との位相が90度ずれ、感光体ドラム117の4周でモータ25との位相が一致する。したがって、このような構成の場合は、モータ25のパルスと感光体ドラム117の回転軸側のパルスのパルス間隔は4つの異なる値が得られることになる。第2の実施の形態では、このような4つの値の絶対値またはロータリーエンコーダ周期に対する比率によって基準位置を特定する。
なお、絶対値や比率の算出には誤差が生じうるため、値が厳密に一致するか否かを判定する必要はなく、比較する値の差分が予め定められた閾値内に収まるか否かによって対応する基準位置を特定するように構成する。また、感光体ドラム117とモータ25との1周毎の位相ずれ量は180度や90度に限定するものではなく、何度になる構成でもかまわない。さらに、基準位置を特定するための判断方法は得られた値の絶対値または比率の判定に限定されるものではなく、基準位置を一意に特定できるものであればあらゆる方法を適用できる。
図22に戻り、判断部2126は、第1の実施の形態の判断部226と同様に、補正値算出時に特定部2124が特定した関係と、駆動信号出力時に特定部2124が特定した関係とが一致するかを判断するものである。第2の実施の形態では、判断部2126は、補正値算出時の基準時間差の絶対値と、駆動信号出力時の基準時間差の絶対値とが一致するか否かにより、特定した関係の一致を判断する。
次に、このように構成された第2の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置2100による回転体駆動制御処理について説明する。図24は、第2の実施の形態における回転体駆動制御処理の全体の流れを示すフローチャートである。
ステップS2401からステップS2405までの、モータ駆動処理、パルス入力処理、補正値算出処理は、第1の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置200におけるステップS1901からステップS1905までと同様の処理なので、その説明を省略する。
補正値算出後、特定部2124は、パルス間の時間差を算出し、時間差の絶対値(以下、基準カウンタ値という。)を記憶部225に保存する(ステップS2406)。例えば、図23のように減速ギア比が1.25対1であり、パルス間隔trが100ms、時間さんがt1であったとすると、t1=25msが基準カウンタ値として保存される。
次に、判断部2126が、補正値で補正した駆動信号を出力するタイミング(回転位置)を判断するための回転位置検出処理を実行する(ステップS2407)。回転位置検出処理の詳細については後述する。
ステップS2408の補正値によるモータ駆動処理は、第1の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置200におけるステップS1908と同様の処理なので、その説明を省略する。
次に、ステップS2407の回転位置検出処理の詳細について説明する。図25は、第2の実施の形態における回転位置検出処理の全体の流れを示すフローチャートである。
ステップS2501からステップS2505までの、カウンタ値保存処理は、第1の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置200におけるステップS2001からステップS2005までと同様の処理なので、その説明を省略する。
カウンタ値を保存した後、判断部2126は、保存したカウンタ値と、記憶部225に保存されている基準カウンタ値とを比較し、両者の値が等しいか否かを判断する(ステップS2506)。等しくない場合は(ステップS2506:NO)、ステップS2501に戻り処理を繰り返す。等しい場合は(ステップS2506:YES)、回転位置検出処理を終了する。
このように、第2の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置では、時間差の絶対値や時間差のパルス間隔に対する比率を用いてパルスの基準位置を判断するため、最短の時間で基準位置を特定することができる。
なお、第1および第2の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
第1および第2の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、第1および第2の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、第1および第2の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
第1および第2の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置で実行されるプログラムは、上述した各部(第1入力部、第2入力部、補正値算出部、特定部、判断部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、上記各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上のように、本発明にかかる回転体駆動制御装置、回転体駆動制御方法、プログラム、および画像形成装置は、回転軸の偏心による回転速度の変動を抑制する回転体駆動制御装置、回転体駆動制御方法、プログラム、および画像形成装置に適している。
第1の実施の形態の画像形成装置の機構部の一例を示す概略構成図である。 画像形成装置のメインコントローラの構成を示すブロック図である。 従来の回転体駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 感光体ドラムの回転軸が偏心した状態を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 感光体ドラムの回転軸に偏心が存在する場合の感光体ドラム表面の速度変動を表す説明図である。 感光体ドラムの回転軸に偏心が存在する場合のセンサ出力の一例を示す説明図である。 モータの回転軸に偏心が存在する場合の感光体ドラム表面の速度変動を表す説明図である。 モータの回転軸に偏心が存在する場合のセンサ出力の一例を示す説明図である。 モータの回転軸の偏心のみに起因する感光体ドラム表面の速度変動を表す説明図である。 モータの回転軸に偏心が存在する場合のセンサ出力の一例を示す説明図である。 モータ軸偏心成分の振幅と位相の一例を示す説明図である。 モータ軸偏心成分と、モータを制御するための逆位相成分と、補正後の回転速度の変動との関係を示す説明図である。 モータ軸偏心成分と、モータを制御するための逆位相成分と、補正後の回転速度の変動との関係を示す説明図である。 モータ軸偏心が存在しない場合のパルス出力タイミングを示した説明図である。 パルス間の時間差の一例を示した説明図である。 第1の実施の形態における駆動制御部の詳細な構成を示したブロック図である。 駆動制御部のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における回転体駆動処理の全体の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態における回転位置検出処理の全体の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる回転体駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における駆動制御部の詳細な構成を示したブロック図である。 ロータリーエンコーダパルス出力と回転板パルス出力との間の出力タイミングの関係を示した説明図である。 第2の実施の形態における回転体駆動制御処理の全体の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態における回転位置検出処理の全体の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
21、22、23、24 クラッチ
25 メインモータ(モータ)
26 搬送モータ
30 操作部
31 液晶タッチパネル
32 テンキー
33 クリア/ストップキー
34 プリントキー
35 予熱キー
40 メインコントローラ
102 原稿トレイ
103 給送ローラ
104 給送ベルト
105 コンタクトガラス
106 画像読取装置
107 排送ローラ
108 排紙台
109 原稿セット検知器
110 第1給紙装置
111 第2給紙装置
112 第3給紙装置
113 第1給紙トレイ
114 第2給紙トレイ
115 第3給紙トレイ
116 縦搬送ユニット
117 感光体ドラム(感光体)
118 書き込みユニット
119 現像装置
120 搬送ベルト
121 定着装置
122 排紙ユニット
123 排紙トレイ
124 両面入紙搬送路
125 反転ユニット
126 両面搬送ユニット
127 反転排紙搬送路
128 露光ランプ
129 第1ミラー
130 第2ミラー
131 第3ミラー
132 レンズ
133 CCDイメージセンサ
134 レーザ出力ユニット
135 結像レンズ
136 ミラー
141 減速ギア
142 ロータリーエンコーダ
143 センサ
144 回転板
200 回転体駆動制御装置
220 駆動制御部
221 第1入力部
222 第2入力部
223 補正値算出部
224 特定部
225 記憶部
226 判断部
227 PWM出力部
230 ドライバ
241 減速ギア
300 回転体駆動制御装置
320 駆動制御部
330 ドライバ
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 タイマ
505 汎用入力ポート
2100 回転体駆動制御装置
2120 駆動制御部
2124 特定部
2126 判断部

Claims (22)

  1. モータに供給する電圧値を決定する駆動信号を制御することによって、前記モータの回転を非整数の減速比で減速する減速ギアによって駆動される回転体の回転速度を制御する駆動制御手段と、
    前記駆動信号によって決定された前記電圧値を供給することにより前記モータを駆動する駆動手段と、を備え、
    前記駆動制御手段は、
    前記モータの回転に応じて発生する第1パルスを入力する第1入力手段と、
    前記回転体の回転に応じて発生する第2パルスを入力する第2入力手段と、
    入力された前記第2パルスに基づいて前記モータの偏心により生じる前記回転体の回転速度の変化の振幅および位相を算出し、算出した前記振幅および前記位相に基づいて前記変化を抑制する前記駆動信号の補正値を算出する補正値算出手段と、
    前記第1パルスを入力した時間と前記第2パルスを入力した時間との時間差を算出し、算出した前記時間差に基づいて、前記モータの回転角度と前記回転体の回転角度との関係を特定する特定手段と、
    前記補正値を算出したときに特定した前記関係である第1関係と、前記補正値を算出後の任意のタイミングで特定した前記関係である第2関係とが一致するか否かを判断する判断手段と、
    前記第1関係と一致すると判断された前記第2関係を特定したタイミングで、前記補正値で補正した前記駆動信号を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする回転体駆動制御装置。
  2. 前記特定手段は、前記減速比に対応して予め決定される前記時間差である基準時間差のうち、算出した前記時間差がいずれの前記基準時間差に対応するかを判断し、前記基準時間差のそれぞれに対応する前記関係の中から、算出した前記時間差に対応すると判断した前記基準時間差に対応する前記関係を特定すること、
    を特徴とする請求項1に記載の回転体駆動制御装置。
  3. 前記特定手段は、算出した第1時間差について、前記第1時間差と前記第1時間差の前に算出した第2時間差との大小関係と、他の前記基準時間差に対する大小関係とが同一である前記基準時間差に対応する前記関係を特定すること、
    を特徴とする請求項2に記載の回転体駆動制御装置。
  4. 前記特定手段は、算出した前記時間差の絶対値と、前記基準時間差の絶対値との差分が予め定められた第2閾値より小さい前記基準時間差を、算出した前記時間差と対応する前記基準時間差であると判断し、対応すると判断した前記基準時間差に対応する前記関係を特定すること、
    を特徴とする請求項2に記載の回転体駆動制御装置。
  5. 前記特定手段は、前記第1パルスのパルス周期に対する算出した前記時間差の比率と、前記パルス周期に対する前記基準時間差の比率との差分が予め定められた第3閾値より小さい前記基準時間差を、算出した前記時間差と対応する前記基準時間差であると判断し、対応すると判断した前記基準時間差に対応する前記関係を特定すること、
    を特徴とする請求項2に記載の回転体駆動制御装置。
  6. 特定した前記第1関係を識別する情報を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記判断手段は、前記記憶手段に記憶された前記情報で識別される前記第1関係と、前記第2関係とが一致するか否かを判断すること、
    を特徴とする請求項1に記載の回転体駆動制御装置。
  7. 前記第1入力手段は、前記モータの回転数に応じた周波数を有するFG(Frequency Generator)信号である前記第1パルスを入力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の回転体駆動制御装置。
  8. 前記第1入力手段は、前記モータと同軸で回転するロータリーエンコーダから出力された前記第1パルスを入力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の回転体駆動制御装置。
  9. 前記第1入力手段は、前記モータを構成する磁石の磁極位置を検知するホール素子から出力された前記第1パルスを入力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の回転体駆動制御装置。
  10. 前記第2入力手段は、前記回転体と同軸で回転する回転板の回転角度を検知するセンサから出力された前記第2パルスを入力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の回転体駆動制御装置。
  11. 駆動制御手段によって、モータに供給する電圧値を決定する駆動信号を制御することによって、前記モータの回転を非整数の減速比で減速する減速ギアによって駆動される回転体の回転速度を制御する駆動制御ステップと、
    駆動手段によって、前記駆動信号によって決定された前記電圧値を供給することにより前記モータを駆動する駆動ステップと、を備え、
    前記駆動制御ステップは、
    前記モータの回転に応じて発生する第1パルスを入力する第1入力ステップと、
    前記回転体の回転に応じて発生する第2パルスを入力する第2入力ステップと、
    入力された前記第2パルスに基づいて前記モータの偏心により生じる前記回転体の回転速度の変化の振幅および位相を算出し、算出した前記振幅および前記位相に基づいて前記変化を抑制する前記駆動信号の補正値を算出する補正値算出ステップと、
    前記第1パルスを入力した時間と前記第2パルスを入力した時間との時間差を算出し、算出した前記時間差に基づいて、前記モータの回転角度と前記回転体の回転角度との関係を特定する特定ステップと、
    前記補正値を算出したときに特定した前記関係である第1関係と、前記補正値を算出後の任意のタイミングで特定した前記関係である第2関係とが一致するか否かを判断する判断ステップと、
    前記第1関係と一致すると判断された前記第2関係を特定したタイミングで、前記補正値で補正した前記駆動信号を出力する出力ステップと、
    を備えたことを特徴とする回転体駆動制御方法。
  12. 前記特定ステップは、前記減速比に対応して予め決定される前記時間差である基準時間差のうち、算出した前記時間差がいずれの前記基準時間差に対応するかを判断し、前記基準時間差のそれぞれに対応する前記関係の中から、算出した前記時間差に対応すると判断した前記基準時間差に対応する前記関係を特定すること、
    を特徴とする請求項11に記載の回転体駆動制御方法。
  13. 前記特定ステップは、算出した第1時間差について、前記第1時間差と前記第1時間差の前に算出した第2時間差との大小関係と、他の前記基準時間差に対する大小関係とが同一である前記基準時間差に対応する前記関係を特定すること、
    を特徴とする請求項12に記載の回転体駆動制御方法。
  14. 前記特定ステップは、算出した前記時間差の絶対値と、前記基準時間差の絶対値との差分が予め定められた第2閾値より小さい前記基準時間差を、算出した前記時間差と対応する前記基準時間差であると判断し、対応すると判断した前記基準時間差に対応する前記関係を特定すること、
    を特徴とする請求項12に記載の回転体駆動制御方法。
  15. 前記特定ステップは、前記第1パルスのパルス周期に対する算出した前記時間差の比率と、前記パルス周期に対する前記基準時間差の比率との差分が予め定められた第3閾値より小さい前記基準時間差を、算出した前記時間差と対応する前記基準時間差であると判断し、対応すると判断した前記基準時間差に対応する前記関係を特定すること、
    を特徴とする請求項12に記載の回転体駆動制御方法。
  16. 前記判断ステップは、特定した前記第1関係を識別する情報を記憶する記憶手段に記憶された前記情報で識別される前記第1関係と、前記第2関係とが一致するか否かを判断すること、
    を特徴とする請求項11に記載の回転体駆動制御方法。
  17. 前記第1入力ステップは、前記モータの回転数に応じた周波数を有するFG(Frequency Generator)信号である前記第1パルスを入力すること、
    を特徴とする請求項11に記載の回転体駆動制御方法。
  18. 前記第1入力ステップは、前記モータと同軸で回転するロータリーエンコーダから出力された前記第1パルスを入力すること、
    を特徴とする請求項11に記載の回転体駆動制御方法。
  19. 前記第1入力ステップは、前記モータを構成する磁石の磁極位置を検知するホール素子から出力された前記第1パルスを入力すること、
    を特徴とする請求項11に記載の回転体駆動制御方法。
  20. 前記第2入力ステップは、前記回転体と同軸で回転する回転板の回転角度を検知するセンサから出力された前記第2パルスを入力すること、
    を特徴とする請求項11に記載の回転体駆動制御方法。
  21. 請求項11〜20のいずれか1つに記載の回転体駆動制御方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  22. 被転写体にトナー画像を形成する画像形成装置であって、
    回転可能に保持され、被転写体を搬送する搬送手段と、
    回転可能に保持されて形成されるトナー画像を担持する像担持体と、
    前記像担持体の表面を均一に帯電する帯電手段と、
    前記帯電手段が均一に帯電した前記像担持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、
    前記潜像形成手段が形成した潜像を顕像化する現像手段と、
    回転可能に保持され、前記現像手段が顕像化したトナー画像を前記被転写体に転写する転写手段と、
    前記搬送手段、前記像担持体、前記中間転写体、および前記転写手段の少なくとも1つを回転するモータの駆動を制御する回転体駆動制御装置と、を備え、
    前記回転体駆動制御装置は、
    モータに供給する電圧値を決定する駆動信号を制御することによって、前記モータの回転を非整数の減速比で減速する減速ギアによって駆動される回転体の回転速度を制御する駆動制御手段と、
    前記駆動信号によって決定された前記電圧値を供給することにより前記モータを駆動する駆動手段と、を備え、
    前記駆動制御手段は、
    前記モータの回転に応じて発生する第1パルスを入力する第1入力手段と、
    前記回転体の回転に応じて発生する第2パルスを入力する第2入力手段と、
    入力された前記第2パルスに基づいて前記モータの偏心により生じる前記回転体の回転速度の変化の振幅および位相を算出し、算出した前記振幅および前記位相に基づいて前記変化を抑制する前記駆動信号の補正値を算出する補正値算出手段と、
    前記第1パルスを入力した時間と前記第2パルスを入力した時間との時間差を算出し、算出した前記時間差に基づいて、前記モータの回転角度と前記回転体の回転角度との関係を特定する特定手段と、
    前記補正値を算出したときに特定した前記関係である第1関係と、前記補正値を算出後の任意のタイミングで特定した前記関係である第2関係とが一致するか否かを判断する判断手段と、
    前記第1関係と一致すると判断された前記第2関係を特定したタイミングで、前記補正値で補正した前記駆動信号を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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