JP2010134093A - 記録媒体長さ測定装置及び画像形成装置 - Google Patents

記録媒体長さ測定装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】周面部が異なる材料で形成された第1及び第2の回転部を有していない場合に比較して、記録媒体の長さを精度よく測定することができる記録媒体長さ測定装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】用紙長測定装置2は、画像形成装置1の搬送路10aに沿って搬送される用紙10に第1の周面部21aが接触し、用紙10の搬送に伴って回転する中間ローラ21と、中間ローラ21の第1の周面部21aの材料と異なる材料から形成された第2の周面部22aが中間ローラ21の第1の周面部21aに接触し、中間ローラ21の回転に伴って回転するエンコーダローラ22と、エンコーダローラ22の回転量に基づいて用紙10の搬送方向の長さを検知する用紙長検知部20とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録媒体長さ測定装置及び画像形成装置に関する。
従来、用紙の搬送路上に配置されたエンコーダローラ等により用紙搬送速度を算出する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この画像形成装置では、エンコーダローラと押さえローラが、両ローラの間に用紙が挟入されるように配置され、用紙の通過に伴ってエンコーダローラが回転し、そのエンコーダローラの回転量は、パルス検出器によりパルス数として検出される。そして、画像形成装置の制御部は、パルス検出器により検出されたパルス数とパルス間隔等から用紙搬送速度を算出する。
特開2005−225073号広報
本発明の目的は、周面部が異なる材料で形成された第1及び第2の回転部を有していない場合に比較して、記録媒体の長さを精度よく測定することができる記録媒体長さ測定装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の記録媒体長さ測定装置及び画像形成装置を提供する。
[1]搬送路に沿って搬送される記録媒体に第1の周面部が接触し、前記記録媒体の搬送に伴って回転する第1の回転部と、前記第1の回転部の前記第1の周面部の材料と異なる材料から形成された第2の周面部が前記第1の回転部の前記第1の周面部に接触し、前記第1の回転部の回転に伴って回転する第2の回転部と、前記第2の回転部の回転量に基づいて、前記記録媒体の搬送方向の長さを検知する長さ検知部とを備えた記録媒体長さ測定装置。
[2]前記第2の周面部の前記材料は、前記第1の周面部の前記材料よりも熱膨張係数が小さい前記[1]に記載の記録媒体長さ測定装置。
[3]前記第1の周面部は、第1の層と、前記第1の層を覆う第2の層を有し、前記第2の層は、前記第1の層よりも硬度が高い前記[1]に記載の記録媒体長さ測定装置。
[4]さらに、前記搬送路を介して前記第1の回転部に対向する位置に設けられ、前記記録媒体に第3の周面部が接触し、前記記録媒体の搬送に伴って回転する第3の回転部を備えた前記[1]に記載の記録媒体長さ測定装置。
[5]前記第2の回転部は、前記第1及び第3の回転部の回転中心を結ぶ線上から外れた位置に配置された前記[4]に記載の記録媒体長さ測定装置。
[6]前記長さ検知部は、前記第2の回転部の回転量に応じた回転量検出信号を発生する信号発生部と、前記記録媒体の搬送方向の始端及び終端を検出する端部検出センサと、前記信号発生部からの回転量検出信号及び前記端部検出センサからの端部検出信号に基づいて、前記記録媒体の搬送方向の長さを算出する算出部とを備えた前記[1]に記載の記録媒体長さ測定装置。
[7]前記長さ検知部は、前記第2の回転部の回転量に応じた回転量検出信号を発生する信号発生部と、前記第2の回転部の温度を検出する温度センサと、前記信号発生部からの回転量検出信号に基づいて回転量を取得し、その取得した回転量を前記温度センサからの温度検出信号に基づいて補正して前記記録媒体の搬送方向の長さを算出する算出部とを備えた前記[1]に記載の記録媒体長さ測定装置。
[8]前記長さ検知部は、前記第2の回転部の回転量に応じた回転量検出信号を発生する信号発生部と、前記第2の回転部の回転中心ずれを補正する偏芯補正情報を格納する格納部と、前記信号発生部からの回転量検出信号に基づいて回転量を取得し、その取得した回転量を前記格納部に格納された前記偏芯補正情報に基づいて補正して前記記録媒体の搬送方向の長さを算出する算出部とを備えた前記[1]に記載の記録媒体長さ測定装置。
[9]搬送路に沿って搬送される記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記記録媒体に第1の周面部が接触し、前記記録媒体の搬送に伴って回転する第1の回転部、前記第1の回転部の前記第1の周面部の材料と異なる材料から形成された第2の周面部が前記第1の回転部の前記第1の周面部に接触し、前記第1の回転部の回転に伴って回転する第2の回転部、及び前記第2の回転部の回転量に基づいて、前記記録媒体の搬送方向の長さを検知する長さ検知部とを有する記録媒体長さ測定部と、前記記録媒体の表裏を反転する反転部と、前記記録媒体長さ測定部により測定された前記記録媒体の搬送方向の長さに基づいて、前記反転部により表裏が反転された前記記録媒体に対して前記画像形成部により形成される前記画像の形成条件を制御する制御部とを備えた画像形成装置。
請求項1に係る発明によれば、周面部が異なる材料で形成された第1及び第2の回転部を有していない場合に比較して、記録媒体の長さを精度よく測定することができる。
請求項2に係る発明によれば、第2の周面部の材料の熱膨張係数が第1の周面部のそれと同じ又は大きい場合に比較して、温度変化があった場合でも記録媒体の測定精度への影響を低減することができる。
請求項3に係る発明によれば、第2の層の硬度が第1の層のそれと同じ又は低い場合に比較して、第1の周面部が記録媒体及び第2の回転部に接触する部分における局部変形を抑制し、記録媒体の搬送量を第2の回転部の回転量として正確に伝達することができる。
請求項4に係る発明によれば、第3の回転部を有していない場合に比較して、記録媒体の搬送に伴って第1の回転部が回転する構成を簡略化することができる。
請求項5に係る発明によれば、第2の回転部が、第1及び第3の回転部の回転中心を結ぶ線上に配置された場合に比較して、記録媒体長さ測定装置の低背化を可能にすることができる。
請求項6に係る発明によれば、信号発生部からの回転量検出信号及び端部検出センサからの端部検出信号に基づいて記録媒体の長さを算出しない場合に比較して、記録媒体の長さを測定する際の測定精度を向上することができる。
請求項7に係る発明によれば、温度センサからの温度検出信号に基づいて補正を行わない場合に比較して、温度変化があった場合でも記録媒体の測定精度への影響を低減することができる。
請求項8に係る発明によれば、偏芯補正情報に基づいて補正を行わない場合に比較して、製造コストを低減しつつ、記録媒体の長さを精度よく測定することができる。
請求項9に係る発明によれば、周面部が異なる材料で形成された第1及び第2の回転部を有していない場合に比較して、記録媒体の長さが画像形成の前後で変化する場合や、複数の記録媒体間で長さにばらつきが存在する場合において、記録媒体の表裏間及び複数の記録媒体間で生じる画像の位置ずれを低減することができる。
本発明の実施の形態に係る記録媒体長さ測定装置は、搬送路に沿って搬送される記録媒体に第1の周面部が接触し、前記記録媒体の搬送に伴って回転する第1の回転部と、前記第1の回転部の前記第1の周面部の材料と異なる材料から形成された第2の周面部が前記第1の回転部の前記第1の周面部に接触し、前記第1の回転部の回転に伴って回転する第2の回転部と、前記第2の回転部の回転量に基づいて前記記録媒体の搬送方向の長さを検知する長さ検知部とを備える。
記録媒体は、用紙、フィルム、OHPシート及び葉書等を含み、画像を記録可能な媒体であれば、これらに限られない。
第1の回転部の第1の周面部は、外周面から予め定められた厚みを有する外環部分でもよいし、第1の回転部の中心に、例えば、ベアリング等の軸受け部が設けられている場合には、外周面からその軸受け部までの部分でもよいし、その軸受け部を含む部分でもよい。
上記構成において、記録媒体の搬送量が第1の回転部によって第2の回転部に伝達されて、第2の回転部が回転することにより、その回転量から記録媒体の搬送方向の長さが測定される。その際、第1の回転部の第1の周面部の材料として記録媒体との間の摩擦係数が比較的大きな材料を用い、第2の回転部の第2の周面部の材料として熱膨張係数が比較的小さな材料を用いるのが好ましい。これにより、第1の回転部の直径が熱膨張により変化しても、第1の周面部の周面の移動量、すなわち、第2の回転部の回転量は、第1の回転部の熱膨張の変化による影響を受けないため、記録媒体の搬送方法の長さを正確に測定することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成の一例を示す模式図である。この画像形成装置1は、記録媒体としての用紙10の搬送方向の長さ(以下、用紙長という。)を測定する用紙長測定装置(記録媒体長さ測定部)2と、用紙長測定装置2により測定された用紙長をデータとして受信するとともに画像形成装置1の各部を制御するメイン制御ユニット(制御部)3と、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のトナー像をそれぞれ形成する第1乃至第4の画像形成ユニット(画像形成部)4K,4Y,4M,4Cと、画像形成ユニット4K,4Y,4M,4Cにより形成された各色(K,Y,M,C)のトナー像を保持する中間転写ベルト5とを備える。
また、画像形成装置1は、複数の用紙10を収容する用紙トレイ11と、用紙トレイ11から搬出された用紙10を所定の搬送路10aに沿って搬送する複数の搬送ローラ12と、搬送路10a上の用紙10の有無を検出する用紙センサ13と、中間転写ベルト5に保持されたトナー像を用紙10に転写する転写ロール14と、用紙10に転写されたトナー像を定着させる定着器15と、用紙10を冷却する冷却部16と、用紙10の表裏を反転する用紙反転部(反転部)17とを備える。
(画像形成ユニット)
画像形成ユニット4K,4Y,4M,4Cの各々は、感光層を表面に有する感光体ドラム40と、露光前の感光体ドラム40に所定の電荷を付与する帯電器41と、各色の画像データに基づいて変調されたレーザービームにより感光体ドラム40を露光し、静電潜像を形成する露光器としてのROS(Raster Output Scanner)42と、感光体ドラム40に形成された静電潜像を対応する各色のトナーで現像する現像器43と、トナー像が中間転写ベルト5に転写された後の感光体ドラム40を除電する除電器44とを備える。
(中間転写ベルト)
中間転写ベルト5は、中間転写ベルトを矢印Cの方向に回転駆動するとともに、中間転写ベルト5を所定の張力で回転自在に支持する支持ローラ50A〜50Cを備える。支持ローラ50Aは、中間転写ベルト5を挟んで転写ロール14に対向する位置に配置されている。
(メイン制御ユニット)
メイン制御ユニット3は、例えば、CPU等により実現されており、画像形成装置1の各部を制御する。メイン制御ユニット3は、押しボタンやタッチパネル等により実現された操作部と、操作画面や結果画面等を表示する表示部と、コンピュータ等の外部装置との間で通信を行う外部通信部等に接続されている。
メイン制御ユニット3は、操作部からの操作信号や通信部を介して外部通信部から受信した画像データ等に応じて、搬送ローラ12、用紙センサ13等からなる用紙搬送系により用紙10の搬送状態を制御する。また、メイン制御ユニット3は、用紙10の搬送状態に同期するとともに、用紙反転部17により測定された用紙長に基づいて、用紙反転部17により表裏が反転された用紙10に対して画像形成ユニット4K,4Y,4M,4Cにより形成されるトナー像の形成条件を制御する。
トナー像の形成条件としては、例えば、トナー像を用紙10に転写する際に用紙10の始端から転写位置を示す書き出し位置や、トナー像の拡大率及び縮小率を示す拡縮量等が挙げられる。
(用紙長測定装置)
用紙長測定装置2は、冷却部16の後段に配置されている。用紙長測定装置2は、搬送路10aに沿って搬送された用紙10の用紙長を検知する用紙長検知部(長さ検知部)20を備える。用紙長検知部20の詳細は後述する。
図2は、用紙長測定装置の概略構成の一例を示す模式図である。図2(a)は、図1のA−A線断面図であり、紙面に対して垂直な方向(手前から奥)に用紙10が搬送される。図2(b)は、図2(a)のB−B線断面図であり、紙面の左から右に用紙10が搬送される。
用紙長測定装置2は、搬送路10aを介して対向する位置に配置された第1の支持部材27Aと、第2の支持部材27Bとを備える。
第1の支持部材27Aには、用紙10の幅方向と平行に配置された2つのシャフト200,201と、シャフト200に回転自在に取り付けられた中間ローラ(第1の回転部)21と、シャフト201に固定されたエンコーダローラ(第2の回転部)22と、シャフト201を介してエンコーダローラ22に連結されたエンコーダ部(信号発生部)23と、用紙10の始端10b及び終端10cを検出する用紙エッジセンサ(端部検出センサ)24と、エンコーダローラ22に近接して配置された温度センサ25とが設けられている。
第2の支持部材27Bは、用紙10の幅方向と平行に配置されたシャフト202と、シャフト202に回転自在に取り付けられた押さえローラ(第3の回転部)26とが設けられている。
用紙エッジセンサ24は、例えば、反射型の光学センサ等であり、用紙10が搬送される位置にレーザ光を照射し、用紙10の表面10dにより反射された反射光の強度を検出する。用紙エッジセンサ24は、その反射光の強度に対応したエッジ検出信号(端部検出信号)を用紙長検知部20が有する制御部に送り、そのエッジ検出信号の変化に応じて用紙10の始端10b及び終端10cが検出される。
温度センサ25は、例えば、サーミスタ等であり、エンコーダローラ22の環境温度を検出する。温度センサ25は、その検出した環境温度に基づく温度検出信号を用紙長検知部20が有する制御部に送る。
中間ローラ21は、用紙10の表面10dに接触する第1の周面部21aを有し、用紙10の搬送に伴って回転する。
エンコーダローラ22は、中間ローラ21の第1の周面部21aに接触する第2の周面部22aを有し、中間ローラ21の回転に伴って回転する。第2の周面部22aは、第1の周面部21aの材料と異なる材料から形成されている。本実施の形態では、第1の周面部21aは、用紙10との間の摩擦係数が高い材料であるゴムにより形成されており、第2の周面部22aは、ゴムよりも熱膨張係数が小さい材料である金属(例えば、アルミニウム)によって形成されている。
押さえローラ26は、搬送路10aを介して中間ローラ21に対向する位置に設けられ、用紙10の裏面10eに接触する第3の周面部26aを有し、用紙10の搬送に伴って回転する。
図3(a)は、中間ローラの内部構造の一例を示す断面図である。図3(b)は、中間ローラの変形状態の一例を示す模式図である。
中間ローラ21は、第1のゴム層210と、第1のゴム層210を覆う第2のゴム層211とからなる2層構造を有する。第2のゴム層211の硬度は、第1のゴム層210の硬度よりも高い。
中間ローラ21の直径が、例えば、20mmであるとき、第1のゴム層210は、厚み19.95mm、硬度A30であり、第2のゴム層210は、厚み0.05mm、硬度A80である。硬度は、JIS K 6253(ISO 7619)のタイプAに準拠して測定された値である。なお、中間ローラ21は、2層に限られず、3層以上が積層されていてもよい。また、本実施の形態では、中間ローラ21の材料をゴムとしたが、プラスチックでもよいし、内側と外側の層が異なる材料で形成されていてもよい。
また、中間ローラ21は、エンコーダローラ22から一定の圧力F1が印加されている。中間ローラ21に圧力F1を印加する構造としては、例えば、押さえローラ26を固定し、中間ローラ21及びエンコーダローラ22を上下方向に移動可能としてエンコーダローラ22を下方向にスプリング等の弾性部材を用いて印加してもよいし、印加状態を保持する位置にエンコーダローラ22を固定してもよい。
このような圧力が中間ローラ21に印加された場合、第2のゴム層211は、内側の第1のゴム層210よりも硬いことから、第2のゴム層211が表面的に局部変形するのではなく、中間ローラ21全体が変形することとなり、図3(b)に例示するような楕円状に変形する。
なお、第1の支持部材27Aの内部に上方向に弾性力が作用するスプリング等の弾性部材を設け、その弾性部材によりシャフト200を支持することにより、中間ローラ21の自重をキャンセルするようなフロート機構を設けてもよい。これにより、中間ローラ21がエンコーダローラ22から受ける反力と、中間ローラ21が押さえローラ26から受ける反力とが略等しくなるので、中間ローラ21は、上下対称の楕円状に変形する。
(エンコーダ部)
エンコーダ部23は、エンコーダローラ22の回転量に応じた回転量検出信号として、エンコーダ信号及びZ相信号を発生する。以下に、エンコーダローラ22の構成について図4を参照して説明する。
図4は、エンコーダ部の概略構成の一例を示す模式図である。このエンコーダ部23は、シャフト201を介してエンコーダローラ22に連結されており、例えば、円筒状の筐体23aの内部に、シャフト201を回転自在な状態で筐体23aに固定する2つのベアリング230A,230Bと、中心を貫通した状態でシャフト201に固定された円形状のスリット円板231とを備える。
スリット円板231には、円周方向に等間隔で複数形成された第1のスリット231aと、スリット231aの半径方向の内側に1つ形成された第2のスリット231bとが設けられている。
また、エンコーダ部23は、その筐体23aの内部に、第1及び第2の発光素子232A,232Bと、第1及び第2の発光素子232A,232Bからの照射光をそれぞれ集光する第1及び第2のレンズ233A,233Bと、第1のレンズ233Aにより集光された光軸上に形成された固定スリット234と、第1のレンズ233Aにより集光されて、スリット円板231の第1のスリット231a及び固定スリット234を通過した光を受光する第1の受光素子235Aと、第2のレンズ233Bにより集光され、スリット円板231の第2のスリット231bを通過した光を受光する第2の受光素子235Bと、第1及び第2の受光素子235A,235Bからの出力信号をそれぞれ増幅する第1及び第2のアンプ236A,236Bとを備える。
第1及び第2の発光素子232A,232Bは、例えば、発光ダイオード(LED)等により構成され、第1及び第2の受光素子235A,235Bは、例えば、フォトダイオード(PD)等により構成されている。
第1の受光素子235Aは、エンコーダローラ22の回転によって、第1の発光素子232Aからの照射光が時間的に細切れに分断され、第1のスリット231a及び固定スリット234を通過した光を断続的に受光し、受光した光のタイミングに応じたパルス波形を出力信号として出力する。第1のアンプ236Aは、その出力信号を増幅したエンコーダ信号Spを用紙長検知部20が有する制御部に送る。
第2の受光素子235Bは、エンコーダローラ22の1回転に1度だけ第2のスリット231bを通過した光を受光し、その受光した光のタイミングに応じたパルス波形を出力信号として出力する。第2のアンプ236Bは、その出力信号を増幅したZ相信号Szを用紙長検知部20が有する制御部に送る。
(用紙長検知部)
図5は、用紙長検知部の概略構成の一例を示すブロック図である。この用紙長検知部20は、上述のエンコーダ部23、用紙エッジセンサ24及び温度センサ25の他に、各部を制御する、例えば、CPU等により実現される制御部28と、プログラム及びデータ等を記憶する、例えば、ROM,RAM,ハードディスク等により実現される記憶部(格納部)29とから構成されている。
制御部28には、メイン制御ユニット3、エンコーダ部23、用紙エッジセンサ24及び温度センサ25及び記憶部29が電気的に接続されている。
記憶部29には、パルス距離換算情報290と、熱膨張係数情報291等が記憶されている。
パルス距離換算情報290は、エンコーダローラ22の回転量を距離に換算するための情報である。パルス距離換算情報290は、例えば、エンコーダ部23により検出されたエンコーダ信号Spの1パルス当たりのエンコーダパルス距離と、Z相信号Szの1パルス当たりのZ相パルス距離とが記憶されている。
熱膨張係数情報291は、温度の変化によりエンコーダローラ22の大きさが変化する量の割合を示す熱膨張係数を記憶した情報である。例えば、熱膨張係数情報291は、線膨張係数でもよいし、体積膨張率でもよい。なお、熱膨張係数情報291は、部品寸法を計測する計測機器等によって、各温度におけるエンコーダローラ22の直径等の寸法を予め計測し、その計測した各温度の寸法を記憶したテーブルでもよい。
制御部28は、用紙長を算出する用紙長算出機能(算出部)280Aと、メイン制御ユニット3との間で通信を行い、用紙長算出機能280Aにより算出された用紙長をメイン制御ユニット3に送信する通信機能281とを備える。
用紙長算出機能280Aは、エンコーダ部23の第1のアンプ236Aからエンコーダ信号Spが入力され、第2のアンプ236BからZ相信号Szが入力される。また、用紙長算出機能280Aは、用紙エッジセンサ24からエッジ検出信号が入力され、温度センサ25から温度検出信号が入力される。
用紙長算出機能280Aは、それら入力されたエンコーダ信号Sp、Z相信号Sz、エッジ検出信号及び温度検出信号に基づいて用紙長を算出する。具体的には、用紙長算出機能280Aは、エンコーダ信号Sp、Z相信号Sz及びエッジ検出信号に基づいて用紙長を算出し、その算出した用紙長を温度センサ25からの温度検出信号に基づいて補正することにより、最終的な用紙長を算出する。その際、用紙長算出機能280Aは、エンコーダ信号Sp、Z相信号Szの回転量をパルス距離換算情報290により距離に換算するとともに、温度検出信号に対応する熱膨張係数を熱膨張係数情報291から取得し、その熱膨張係数を用紙長の補正に用いる。なお、用紙長の測定動作の詳細は、図8を参照して後述する。
(画像形成装置の動作)
次に、画像形成装置1が、用紙10の両面に画像を形成する際の全体の動作の一例を図6のフローチャートに従って説明する。
図6は、画像形成装置が用紙の両面に画像を形成する際の全体の動作の一例を示すフローチャートである。まず、画像形成装置1のメイン制御ユニット3は、例えば、外部装置等から画像データを受信することによりプリント要求を受け付けると(S1)、搬送ローラ12等の用紙搬送系と、画像形成ユニット4K,4Y,4M,4Cとを起動し、ウェームアップ動作を行う(S2)。
そのウェームアップ動作後、メイン制御ユニット3は、搬送ローラ12を回転駆動させ、用紙トレイ11から用紙10を搬出し、その用紙10を搬送路10aに沿って搬送する。そして、メイン制御ユニット3は、用紙センサ13による用紙10の検出状態に同期して、用紙10の表側に印刷する画像データに基づく画像信号を画像形成ユニット4K,4Y,4M,4Cに出力する(S11)。
次に、各画像形成ユニット4K,4Y,4M,4Cは、その画像信号に基づいて中間転写ベルト5上にトナー像を形成する(S12)。具体的には、各画像形成ユニット4K,4Y,4M,4Cの感光体ドラム40を回転し、回転した感光体ドラム40が帯電器41によって帯電された後、ROS42からの各色の画像信号に対応するレーザービームにより露光されて、感光体ドラム40の表面に静電潜像が形成される。各感光体ドラム40の静電潜像は、対応する各色の現像器43によってそれぞれトナー像に現像される。そして、そのトナー像は、支持ローラ50A〜50Cにより回転駆動された中間転写ベルト5上に順次転写される。
次に、用紙トレイ11から搬出された用紙10は、搬送ローラ12により搬送されて、転写ロール14が配置された位置に到達すると、中間転写ベルト5上のトナー像が、転写ロール14によりその用紙10に転写される(S13)。
次に、定着器15は、トナー像が転写された用紙10に対して、例えば、加熱しつつ圧力を加えることにより、用紙10にトナー像を定着させる(S14)。そして、冷却部16は、定着器15により加熱された用紙10に、例えば、熱伝導率が高く用紙10を挟むように配置された2つの金属ローラ等の間を接触させて通過させることにより、用紙10から吸熱し、用紙10を冷却する(S15)。
次に、冷却された用紙10が、用紙長測定装置2に搬送されると、その用紙10の搬送に伴って中間ローラ21、エンコーダローラ22が順に回転する。そして、そのエンコーダローラ22の回転は、エンコーダ部23によりエンコーダ信号Sp、Z相信号Szとして検出される。また、用紙エッジセンサ24によるエッジ検出信号と、温度センサ25による温度検出信号とが用紙長算出機能280Aに入力され、用紙長算出機能280Aは、それらエンコーダ信号Sp、Z相信号Sz、エッジ検出信号及び温度検出信号に基づいて用紙長を算出する(S21)。なお、ステップS21の詳細は、図8のフローチャートを参照して後述する。
そして、用紙長測定装置2は、その算出した用紙長を通信機能281を介してメイン制御ユニット3に送信する。メイン制御ユニット3は、その用紙長を受信すると、その用紙長に基づいて、用紙10の裏側のトナー像を形成する際の形成条件として書き出し位置と拡縮量を算出する(S22)。
また、用紙長測定装置2を通過した用紙10は、用紙反転部17まで搬送されて用紙反転部17内に搬入されると、用紙反転部17は、用紙10の表面10dと裏面10eとを反転して搬出する(S23)。なお、用紙10は、用紙反転部17により反転された結果、表面10dと裏面10eが入れ替わるとともに、始端10bと終端10cも入れ替わる。
次に、用紙10は用紙反転部17から搬出されて、用紙トレイ11から搬出される用紙10と合流する合流部に搬送されると、メイン制御ユニット3は、用紙センサ13の検出状態に同期して、裏側(既にトナー像を形成した表側とは反対側)に印刷する画像データに基づく画像信号を画像形成ユニット4K,4Y,4M,4Cに出力する(S31)。
そして、各画像形成ユニット4K,4Y,4M,4Cは、上記ステップS22で算出された書き出し位置及び拡縮量に応じて、中間転写ベルト5上にトナー像を形成する(S32)。用紙10が転写ロール14の位置まで到達すると、中間転写ベルト5上のトナー像は、転写ロール14により用紙10に転写される(S33)。次に、その用紙10は、定着器15によりトナー像が定着され(S34)、冷却部16により冷却される(S35)。そして、表面10d及び裏面10eにトナー像がそれぞれの定着された用紙10は、外部に排出されて(S41)、一連の画像形成の動作を終了する。
(用紙長の測定動作)
次に、用紙長測定装置2が、用紙10の用紙長を測定する際の動作の一例を図7を参照し、図8のフローチャートに従って説明する。
図7は、用紙が用紙長測定装置を通過した場合のエッジ検出信号、エンコーダ信号及びZ相信号の一例を示す波形図である。図8は、図6におけるステップS21の詳細を示すフローチャートである。
まず、用紙長算出機能280Aは、用紙エッジセンサ24からのエッジ検出信号の入力波形において、用紙10の始端10bの通過によりエッジ検出信号が所定の閾値以上になっているか否かを監視する(S101)。そして、用紙10が搬送されて、始端10bが用紙エッジセンサ24の検出位置を通過し、エッジ検出信号が所定の閾値以上になると、用紙長算出機能280Aは、エッジ検出信号の立ち上がりを検出する(S101:Yes)。
次に、用紙長算出機能280Aは、そのエッジ検出信号の立ち上がりを検出した始端検出時刻te1から、エンコーダパルスのカウントを開始する(S101)、
次に、用紙長算出機能280Aは、エンコーダ部23の第1のアンプ236Aから最初のエンコーダパルスが入力されたか否かを監視する(S111)。そして、用紙10が搬送されて、中間ローラ21が回転し、その回転に伴ってエンコーダローラ22が回転する。さらに、エンコーダローラ22の回転に連動して、シャフト201に連結されたエンコーダ部23のスリット円板231が回転する。そして、第1の発光素子232Aからの照射光が、第1のスリット231a及び固定スリット234を通過すると、その照射光は、第1の受光素子235Aにより受光され、第1のアンプ236Aにより増幅されて、最初のエンコーダパルスが用紙長算出機能280Aに入力される。
そして、用紙長算出機能280Aは、最初のエンコーダパルスを検出すると(S111:Yes)、始端検出時刻te1からその最初のエンコーダパルスを検出した第1のエンコーダ検出時刻tp1までの時間Taを記憶部29に一時的に記憶する(S112)。
次に、用紙長算出機能280Aは、第2のアンプ236BからZ相パルスが入力されたか否かを監視する(S121)。そして、用紙10がさらに搬送されて、中間ローラ21を介してエンコーダローラ22が回転することにより、最初のZ相パルスが用紙長算出機能280Aに入力される。
次に、用紙長算出機能280Aは、最初のZ相パルスを検出すると(S121:Yes)、エンコーダパルスのカウントを停止して、第1のエンコーダ検出時刻tp1から第1のZ相検出時刻tz1までのエンコーダパルスの第1のカウント数Cp1を取得し、記憶部29に記憶する(S122)。また、用紙長算出機能280Aは、第1のエンコーダ検出時刻tp1から第1のZ相検出時刻tz1までの時間を第1のカウント数Cp1で割ることにより、第1の基準時間T1を算出し、記憶部29に記憶する。
そして、用紙長算出機能280Aは、その第1のZ相検出時刻tz1からZ相パルスのカウントを開始する(S123)。
次に、用紙長算出機能280Aは、用紙エッジセンサ24からのエッジ検出信号の入力波形において、用紙10の終端10cの通過によりエッジ検出信号が所定の閾値以下になっているか否かを監視する(S131)。そして、用紙10が搬送されて、終端10cが用紙エッジセンサ24の検出位置を通過し、エッジ検出信号が所定の閾値以下になると、用紙長算出機能280Aは、エッジ検出信号の立ち下がりを検出する(S131:Yes)。
次に、用紙長算出機能280Aは、そのエッジ検出信号の立ち下がりを検出した終端検出時刻te2より前であって最後にエンコーダパルスを検出した第2のエンコーダ検出時刻tp2を取得する。そして、用紙長算出機能280Aは、第2のエンコーダ検出時刻tp2から終端検出時刻te2までの時間Tbを取得し、記憶部29に記憶する(S132)。
次に、用紙長算出機能280Aは、Z相パルスのカウントを停止して、Z相パルスのカウント数Czを取得し、記憶部29に記憶する(S133)。また、用紙長算出機能280Aは、終端検出時刻te2より前であって最後にZ相パルスを検出した第2のZ相検出時刻tz2から第2のエンコーダ検出時刻tp2までのエンコーダパルスの第2のカウント数Cp2を取得し、記憶部29に記憶する(S134)。また、用紙長算出機能280Aは、第2のZ相検出時刻tz2から第2のエンコーダ検出時刻tp2までの時間を第2のカウント数Cp2で割ることにより、第2の基準時間T2を算出し、記憶部29に記憶する。
次に、用紙長算出機能280Aは、温度センサ25から入力された温度検出信号に基づいて、記憶部29に記憶された熱膨張係数情報291を参照することにより、エンコーダローラ22の現在の温度環境下における熱膨張係数Ktを取得する(S141)。
次に、用紙長算出機能280Aは、パルス距離換算情報290を参照して、エンコーダパルスの1パルス当たりのエンコーダパルス距離Kpと、Z相パルスの1パルス当たりのZ相パルス距離Kzとを取得する(S142)。
そして、用紙長算出機能280Aは、上記のようにして記憶又は取得した情報に基づいて、通過した用紙10の用紙長Lpを以下の式(1)により算出する(S151)。
Lp=Kt(L1+L2+L3+L4+L5)・・・式(1)
ただし、L1=Kp(Ta/T1)
L2=Kp×Cp1
L3=Kz×Cz
L4=Kp×Cp2
L5=Kp(Tb/T2)
上記した画像形成が、複数の用紙10に対して行われると、複数の用紙10が印刷され、それら複数の用紙10を束ねて1つの冊子が作成される。この際、複数の用紙10間において用紙長にばらつきが生じていても、用紙長測定装置2により測定された用紙長に基づいて書き出し位置等の形成条件が補正されるので、左右見開き又は上下見開きの用紙間の位置ずれ量が低減され、用紙長に基づく補正を行わない場合に比べて高品質の冊子が作成される。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態に係る用紙長測定装置2は、エンコーダローラ22が偏芯して回転する場合に、その偏芯分を補正して用紙長を測定するものである。なお、用紙長測定装置2が設けられた画像形成装置1の構成及び動作は、第1の実施の形態と同様のため説明を省略する。
図9は、用紙長測定装置の概略構成の一例を示すブロック図である。この用紙長測定装置2の用紙長検知部20は、第1の実施の形態と同様に、エンコーダ部23、用紙エッジセンサ24、温度センサ25、制御部28及び記憶部29とから構成されている。
記憶部29に記憶された偏芯補正情報292は、エンコーダローラ22の回転中心がずれた状態で回転した場合の偏芯を補正する情報である。偏芯補正情報292は、例えば、エンコーダローラ22の基準位置から1回転する間に検出される各エンコーダパルス数に、基準位置からの距離を記憶したテーブルである。以下に、偏芯補正情報292の有用性について図10を用いて説明する。
図10(a)は、エンコーダローラの配置例を示す図である。このエンコーダローラ22は、設計上の中心軸22bからずれた位置に実際の中心軸22cが形成されている。
図10(b)は、エンコーダローラが回転した場合のエンコーダパルスのカウント数と距離との関係を示すグラフである。グラフGaは、設計上の中心軸22bにおいてエンコーダローラ22が回転した場合を示す。グラフGbは、実際の中心軸22cにおいてエンコーダローラ22が回転した場合を示す。
グラフGaでは、カウント数と距離との間に比例関係が成立する。これに対し、グラフGbでは、カウント数と距離との間に比例関係が成立せず、例えば、S字状の曲線となる。このため、カウント数Cpを距離に換算する際に、カウント数Cpにエンコーダパルス単位当たりのエンコーダパルス距離Kpを乗算して算出した距離Laと、実際の距離Lbとの間に誤差が発生する。従って、偏芯補正情報292には、グラフGbに相当する情報として、例えば、エンコーダローラ22が組み付けられた状態でカウント数と距離との関係を予め計測した計測値が記憶されている。なお、偏芯補正情報292は、計測機器等によってエンコーダローラ22の直径、中心軸22cの位置等を計測した計測値に基づくものでよい。
用紙長算出機能280Bは、エンコーダ信号Sp、Z相信号Szに基づく回転量を、偏芯補正情報292に基づいて補正することにより、用紙長Lpを算出する。具体的には、用紙長算出機能280Bは、偏芯補正情報292を参照することにより第1のカウント数Cp1、第2のカウント数Cp2にそれぞれ対応する距離Lb1、Lb2を取得し、用紙10の用紙長Lpを以下の式(2)により算出する。
Lp=Kt(L1+L2+L3+L4+L5)・・・式(2)
ただし、L1=Kp(Ta/T1)
L2=Lb1
L3=Kz×Cz
L4=Lb2
L5=Kp(Tb/T2)
上記構成において、用紙長測定装置2によりエンコーダローラ22の偏芯が補正された状態で用紙長が測定されるので、エンコーダローラ22の加工精度や組付精度等の影響を受けることなく、用紙長が正確に測定される。
[第3の実施の形態]
第1の実施の形態に係る用紙長測定装置2は、中間ローラ21の上側にエンコーダローラ22が配置されていた。これに対し、本実施の形態に係る用紙長測定装置2は、エンコーダローラ22の配置を変更したものである。なお、用紙長測定装置2が設けられた画像形成装置1の構成及び動作は、第1の実施の形態と同様のため説明を省略する。
図11は、用紙長測定装置の概略構成の一例を示す模式図である。図11は、図2(b)に対応する図である。
エンコーダローラ22は、用紙10の搬送方向において中間ローラ21よりも手前側に並べて配置されている。すなわち、押さえローラ26の回転中心及び中間ローラ21の回転中心を結ぶ線H1とし、エンコーダローラ22の回転中心及び中間ローラ21の回転中心を結ぶ線H2とすると、エンコーダローラ22は、線H1上から外れた位置に配置されており、図11の例では、線H1と線H2がなす交差角θは90度である。なお、第1の実施の形態では、交差角θは180度となるが、交差角θは、90度〜180の間で変更してもよい。また、エンコーダローラ22と用紙10とが接触しなければ、90度以下の角度としてもよい。
中間ローラ21は、斜め右下方向に圧力Fが印加されている。この印加された圧力Fは、エンコーダローラ22側にかかる圧力と、押さえローラ26側にかかる圧力とに分圧され、中間ローラ21は、エンコーダローラ22及び押さえローラ26からの反力を受ける。
上記構成において、エンコーダローラ22は、第1の実施の形態と比較して、搬送路10a寄りに配置されるので、用紙長測定装置2を画像形成装置1に取り付ける際に、搬送路10aからの取付寸法が小さくなる。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々な変形が可能である。例えば、上記各実施の形態において、用紙長測定装置の制御部が有する用紙算出機能は、制御部を動作するためのプログラムにより実現してもよいし、それらの一部又は全部をハードウェアにより実現してもよい。
また、上記のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体から画像形成装置内の記憶部に読み込んでもよく、インターネット等のネットワークに接続されているサーバ等から画像形成装置内の記憶部にダウンロードしてもよい。
用紙長測定装置の制御部が有する用紙算出機能は、メイン制御ユニットに設けられていてもよく、この場合には、制御部に入力された各種の信号をメイン制御ユニットに入力し、メイン制御ユニットの記憶部にパルス距離換算情報、熱膨張係数情報及び偏芯補正情報等を記憶しておけばよい。
また、上記各実施の形態における画像形成装置は、所謂タンデム型として説明したが、本発明は、単一の像保持体に対して色毎に設けられた複数の感光体ドラムを回転させて順次トナー像を現像するロータリー型の画像形成装置にも適用可能である。
また、上記各実施の形態における画像形成装置は、電子写真方式であったが、本発明は、インクジェット方式、感熱転写方式等の方式に関係なく、あらゆる方式のものに適用できる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成の一例を示す模式図である。 図2(a)は、図1のA−A線断面図である。図2(b)は、図2(a)のB−B線断面図である。 図3(a)は、中間ローラの内部構造の一例を示す模式図である。図3(b)は、中間ローラの変形状態の一例を示す模式図である。 図4は、エンコーダ部の概略構成の一例を示す模式図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係る用紙長測定装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 図6は、画像形成装置が用紙の両面に画像を形成する際の全体の動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、用紙が用紙長測定装置を通過した場合のエッジ検出信号、エンコーダ信号及びZ相信号の一例を示す波形図である。 用紙長測定装置が用紙長を測定する際の動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、本発明の第2の実施の形態に係る用紙長測定装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 図10(a)は、エンコーダローラの一例を示す図である。図10(b)は、エンコーダローラが回転した場合のエンコーダパルスのカウント数と距離との関係を示すグラフである。 図11は、本発明の第3の実施の形態に係る用紙長測定装置の概略構成の一例を示す模式図である。
符号の説明
1…画像形成装置、2…用紙長測定装置、3…メイン制御ユニット、4K,4Y,4M,4C…画像形成ユニット、5…中間転写ベルト、10…用紙、10a…搬送路、10b…始端、10c…終端、10d…表面、10e…裏面、11…用紙トレイ、12…搬送ローラ、13…用紙センサ、14…転写ロール、15…定着器、16…冷却部、17…用紙反転部、20…用紙長検知部、21…中間ローラ、21a…周面部、22…エンコーダローラ、22a…周面部、22b,22c…中心軸、23…エンコーダ部、23a…筐体、24…用紙エッジセンサ、25…温度センサ、26…押さえローラ、27A,27B…支持部材、28…制御部、29…記憶部、40…感光体ドラム、41…帯電器、42…ROS、43…現像器、44…除電器、50A〜50C…支持ローラ、200〜202…シャフト、210,211…ゴム層、230A,230B…ベアリング、231…スリット円板、231a,231b…スリット、232A,232B…発光素子、233A,233B…レンズ、234…固定スリット、235A,235B…受光素子、236A,236B…アンプ、280A,280B…用紙長算出機能、281…通信機能、290…パルス距離換算情報、291…熱膨張係数情報、292…偏芯補正情報

Claims (9)

  1. 搬送路に沿って搬送される記録媒体に第1の周面部が接触し、前記記録媒体の搬送に伴って回転する第1の回転部と、
    前記第1の回転部の前記第1の周面部の材料と異なる材料から形成された第2の周面部が前記第1の回転部の前記第1の周面部に接触し、前記第1の回転部の回転に伴って回転する第2の回転部と、
    前記第2の回転部の回転量に基づいて、前記記録媒体の搬送方向の長さを検知する長さ検知部とを備えた記録媒体長さ測定装置。
  2. 前記第2の周面部の前記材料は、前記第1の周面部の前記材料よりも熱膨張係数が小さい請求項1に記載の記録媒体長さ測定装置。
  3. 前記第1の周面部は、第1の層と、前記第1の層を覆う第2の層を有し、前記第2の層は、前記第1の層よりも硬度が高い請求項1に記載の記録媒体長さ測定装置。
  4. さらに、前記搬送路を介して前記第1の回転部に対向する位置に設けられ、前記記録媒体に第3の周面部が接触し、前記記録媒体の搬送に伴って回転する第3の回転部を備えた請求項1に記載の記録媒体長さ測定装置。
  5. 前記第2の回転部は、前記第1及び第3の回転部の回転中心を結ぶ線上から外れた位置に配置された請求項4に記載の記録媒体長さ測定装置。
  6. 前記長さ検知部は、前記第2の回転部の回転量に応じた回転量検出信号を発生する信号発生部と、前記記録媒体の搬送方向の始端及び終端を検出する端部検出センサと、前記信号発生部からの回転量検出信号及び前記端部検出センサからの端部検出信号に基づいて、前記記録媒体の搬送方向の長さを算出する算出部とを備えた請求項1に記載の記録媒体長さ測定装置。
  7. 前記長さ検知部は、前記第2の回転部の回転量に応じた回転量検出信号を発生する信号発生部と、前記第2の回転部の温度を検出する温度センサと、前記信号発生部からの回転量検出信号に基づいて回転量を取得し、その取得した回転量を前記温度センサからの温度検出信号に基づいて補正して前記記録媒体の搬送方向の長さを算出する算出部とを備えた請求項1に記載の記録媒体長さ測定装置。
  8. 前記長さ検知部は、前記第2の回転部の回転量に応じた回転量検出信号を発生する信号発生部と、前記第2の回転部の回転中心ずれを補正する偏芯補正情報を格納する格納部と、前記信号発生部からの回転量検出信号に基づいて回転量を取得し、その取得した回転量を前記格納部に格納された前記偏芯補正情報に基づいて補正して前記記録媒体の搬送方向の長さを算出する算出部とを備えた請求項1に記載の記録媒体長さ測定装置。
  9. 搬送路に沿って搬送される記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記記録媒体に第1の周面部が接触し、前記記録媒体の搬送に伴って回転する第1の回転部、前記第1の回転部の前記第1の周面部の材料と異なる材料から形成された第2の周面部が前記第1の回転部の前記第1の周面部に接触し、前記第1の回転部の回転に伴って回転する第2の回転部、及び前記第2の回転部の回転量に基づいて、前記記録媒体の搬送方向の長さを検知する長さ検知部とを有する記録媒体長さ測定部と、
    前記記録媒体の表裏を反転する反転部と、
    前記記録媒体長さ測定部により測定された前記記録媒体の搬送方向の長さに基づいて、前記反転部により表裏が反転された前記記録媒体に対して前記画像形成部により形成される前記画像の形成条件を制御する制御部とを備えた画像形成装置。
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