JPH0540017A - 原稿サイズ検知装置 - Google Patents

原稿サイズ検知装置

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JPH0540017A
JPH0540017A JP3321904A JP32190491A JPH0540017A JP H0540017 A JPH0540017 A JP H0540017A JP 3321904 A JP3321904 A JP 3321904A JP 32190491 A JP32190491 A JP 32190491A JP H0540017 A JPH0540017 A JP H0540017A
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JP
Japan
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light
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Application number
JP3321904A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Yamada
義門 山田
Jiyunkou Matsuo
順向 松尾
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Publication of JPH0540017A publication Critical patent/JPH0540017A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 発光ユニット5と受光ユニットとの少なくと
も一方に、温度上昇によって抵抗値が減少し、その変化
率が室温付近で大きい負特性温度係数素子RT1が、温度
上昇の際に、その抵抗値の減少により受光ユニット5の
出力低下を補うように接続されている。 【効果】 周囲温度が変化した場合であっても、受光ユ
ニット5からは安定した出力を得ることができ、原稿サ
イズを正確に検知できる。また、室温付近において周囲
温度に対する抵抗値の変化率が大きい負特性温度係数素
子RT1を備えているので、周囲温度が室温となっている
部位に設けられる装置として適する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機に供さ
れ、原稿台上に配された原稿のサイズを検知する原稿サ
イズ検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機には、原稿台上に配された
原稿のサイズを検知して、例えばその原稿のサイズに適
した用紙を自動的に選択して供給するために、原稿サイ
ズ検知装置を備えているものがある。この種の原稿サイ
ズ検知装置は、原稿台の一方側に配された発光素子と他
方側に配された受光素子とによって構成される透過型の
センサを原稿サイズに応じて複数組備えており、原稿台
上に配された原稿にて、発光素子と受光素子との間の光
路が遮断されることによる各センサの出力変化に基づい
て、原稿のサイズを検知するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
原稿サイズ検知装置においては、周囲の温度変化の影響
を除去する構成が考慮されておらず、原稿サイズを正確
に検知することができないという問題点を有している。
【0004】即ち、発光素子は図6に示すような温度特
性を有し、周囲温度の上昇に伴って発光量が減少するよ
うになっている。一方、複写機の機内温度は作動時に5
0〜60℃と高くなり、複写機上部に配された回路基板
に設けられている発光素子は、この機内温度の影響を受
けて出力が変化し、受光素子の出力もこれに応じて変化
する。このため、例えば、受光素子の出力が、原稿台上
に原稿が無いにもかかわらず、原稿有無の判別基準とな
る判別レベルを下回るといった事態が起こり、誤動作を
招来することになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の原稿サ
イズ検知装置は、上記の課題を解決するために、原稿台
に載置される原稿の側縁部に沿う方向に並設された複数
の発光素子を有する発光ユニットと、この発光ユニット
の各発光素子に対応する受光素子を有する受光ユニット
とを備え、上記の発光素子と受光素子との間の光路に配
された原稿にて光路が遮断されることによる受光ユニッ
トの出力変化に基づいて、原稿のサイズを検知する原稿
サイズ検知装置において、以下の手段を講じている。
【0006】即ち、上記の発光ユニットと受光ユニット
との少なくとも一方には、温度上昇によって抵抗値が減
少し、その変化率が室温付近で大きい負特性温度係数素
子が、温度上昇の際に、その抵抗値の減少により受光ユ
ニットの出力低下を補うように接続されている。
【0007】請求項2の発明の原稿サイズ検知装置は、
上記の課題を解決するために、原稿台に載置される原稿
の側縁部に沿う方向に並設された複数の発光素子を有す
る発光ユニットと、この発光ユニットの各発光素子に対
応する受光素子を有する受光ユニットとを備え、上記の
発光素子と受光素子との間の光路に配された原稿にて光
路が遮断されることによる受光ユニットの出力変化に基
づいて、原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知装置に
おいて、以下の手段を講じている。
【0008】即ち、上記の発光ユニットと受光ユニット
との少なくとも一方には、温度上昇によって抵抗値が増
大し、その変化率が室温付近よりも高温側で大きい正特
性温度係数素子が、温度上昇の際に、その抵抗値の増大
により受光ユニットの出力低下を補うように接続されて
いる。
【0009】請求項3の発明の原稿サイズ検知装置は、
上記の課題を解決するために、原稿台に載置される原稿
の側縁部に沿う方向に並設された複数の発光素子を有す
る発光ユニットと、この発光ユニットの各発光素子に対
応する受光素子を有する受光ユニットとを備え、上記の
発光素子と受光素子との間の光路に配された原稿にて光
路が遮断されることによる受光ユニットの出力変化に基
づいて、原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知装置に
おいて、以下の手段を講じている。
【0010】即ち、上記の発光ユニットの発光素子に
は、温度上昇によって抵抗値が減少し、その変化率が室
温付近で大きい負特性温度係数素子が、温度上昇の際
に、その抵抗値の減少により発光素子を流れる電流が増
加するように接続されている。
【0011】請求項4の発明の原稿サイズ検知装置は、
上記の課題を解決するために、原稿台に載置される原稿
の側縁部に沿う方向に並設された複数の発光素子を有す
る発光ユニットと、この発光ユニットの各発光素子に対
応する受光素子を有する受光ユニットとを備え、上記の
発光素子と受光素子との間の光路に配された原稿にて光
路が遮断されることによる受光ユニットの出力変化に基
づいて、原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知装置に
おいて、以下の手段を講じている。
【0012】即ち、上記の発光ユニットの発光素子に
は、温度上昇によって抵抗値が増大し、その変化率が室
温付近よりも高温側で大きい正特性温度係数素子が、温
度上昇の際に、その抵抗値の増大により発光素子を流れ
る電流が増加するように接続されている。
【0013】請求項5の発明の原稿サイズ検知装置は、
上記の課題を解決するために、複数の発光素子を有する
発光ユニットと、この発光ユニットの各発光素子に対応
する受光素子を有する受光ユニットとを備え、上記の発
光素子と受光素子との間の光路に配された原稿にて光路
が遮断されることによる受光ユニットの出力変化に基づ
いて、原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知装置にお
いて、以下の手段を講じている。
【0014】即ち、受光ユニットは受光素子の出力を増
幅する増幅器を備え、この増幅器には、温度上昇によっ
て抵抗値が減少し、その変化率が室温付近で大きい負特
性温度係数素子が、増幅器の増幅率を決定する抵抗とし
て、温度上昇の際に、その抵抗値の減少により増幅器の
増幅率を高くするように接続されている。
【0015】請求項6の発明の原稿サイズ検知装置は、
上記の課題を解決するために、原稿台に載置される原稿
の側縁部に沿う方向に並設された複数の発光素子を有す
る発光ユニットと、この発光ユニットの各発光素子に対
応する受光素子を有する受光ユニットとを備え、上記の
発光素子と受光素子との間の光路に配された原稿にて光
路が遮断されることによる受光ユニットの出力変化に基
づいて、原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知装置に
おいて、以下の手段を講じている。
【0016】即ち、上記の受光ユニットは受光素子の出
力を増幅する増幅器を備え、この増幅器には、温度上昇
によって抵抗値が増大し、その変化率が室温付近よりも
高温側で大きい正特性温度係数素子が、増幅器の増幅率
を決定する抵抗として、温度上昇の際に、その抵抗値の
増大により増幅器の増幅率を高くするように接続されて
いる。
【0017】請求項7の発明の原稿サイズ検知装置は、
上記の課題を解決するために、原稿台に載置される原稿
の側縁部に沿う方向に並設された複数の発光素子を有す
る発光ユニットと、この発光ユニットの各発光素子に対
応する受光素子を有する受光ユニットとを備え、上記の
発光素子と受光素子との間の光路に配された原稿のサイ
ズを検知する原稿サイズ検知装置において、以下の手段
を講じている。
【0018】即ち、出力値を決定する値が周囲温度の上
昇に応じて低下し、その変化率が室温付近で大きい負特
性温度係数素子を有する温度検出手段と、受光ユニット
の各受光素子の出力に基づいて対応する各発光素子と受
光素子との間における原稿の有無を判別する際の判別基
準となる判別レベルを、上記の温度検出手段の出力値に
よって示される温度の高低に応じて、その反対方向へ変
化させると共に、この温度補正を施した判別レベルと受
光ユニットから得られる各受光素子の出力とを比較し、
この判別レベルに対する各受光素子出力の大小により原
稿サイズを判別する判別手段とを備えている。
【0019】請求項8の発明の原稿サイズ検知装置は、
上記の課題を解決するために、原稿台に載置される原稿
の側縁部に沿う方向に並設された複数の発光素子を有す
る発光ユニットと、この発光ユニットの各発光素子に対
応する受光素子を有する受光ユニットとを備え、上記の
発光素子と受光素子との間の光路に配された原稿のサイ
ズを検知する原稿サイズ検知装置において、以下の手段
を講じている。
【0020】即ち、出力値を決定する値が周囲温度の上
昇に応じて上昇し、その変化率が室温付近よりも高温側
で大きい正特性温度係数素子を有する温度検出手段と、
受光ユニットの各受光素子の出力に基づいて対応する各
発光素子と受光素子との間における原稿の有無を判別す
る際の判別基準となる判別レベルを、上記の温度検出手
段の出力値によって示される温度の高低に応じて、その
反対方向へ変化させると共に、この温度補正を施した判
別レベルと受光ユニットから得られる各受光素子の出力
とを比較し、この判別レベルに対する各受光素子出力の
大小により原稿サイズを判別する判別手段とを備えてい
る。
【0021】請求項9の発明の原稿サイズ検知装置は、
上記の課題を解決するために、請求項3、請求項4、請
求項7または請求項8に記載の原稿サイズ検知装置にお
いて、以下の手段を講じている。
【0022】即ち、温度係数素子と発光素子とは、同一
の基板上に設けられている。
【0023】
【作用】請求項1の構成によれば、発光ユニットと受光
ユニットとの少なくとも一方には、温度上昇によって抵
抗値が減少し、その変化率が室温付近で大きい負特性温
度係数素子が、温度上昇の際に、その抵抗値の減少によ
り受光ユニットの出力低下を補うように接続されている
ので、周囲温度が変化した場合であっても、受光ユニッ
トからは安定した出力を得ることができる。従って、原
稿サイズを正確に検知することができる。また、本原稿
サイズ検知装置は、室温付近において周囲温度に対する
抵抗値の変化率が大きい負特性温度係数素子を備えてい
るので、周囲温度が室温付近となっている部位に設けら
れる装置として適している。
【0024】請求項2の構成によれば、発光ユニットと
受光ユニットとの少なくとも一方には、温度上昇によっ
て抵抗値が増大し、その変化率が室温付近よりも高温側
で大きい正特性温度係数素子が、温度上昇の際に、その
抵抗値の増大により受光ユニットの出力低下を補うよう
に接続されているので、請求項1の構成と同様、周囲温
度が変化した場合であっても、受光ユニットからは安定
した出力を得ることができる。また、本原稿サイズ検知
装置は、高温側において周囲温度に対する抵抗値の変化
率が大きい正特性温度係数素子を備えているので、周囲
温度が高温となる熱源付近に設けられる装置として適し
ている。
【0025】請求項3の構成によれば、発光ユニットの
発光素子には、温度上昇によって抵抗値が減少し、その
変化率が室温付近で大きい負特性温度係数素子が、温度
上昇の際に、その抵抗値の減少により発光素子を流れる
電流が増加するように接続されているので、周囲温度が
変化した場合であっても、原稿サイズの検知を正確に行
うことができる。
【0026】即ち、周囲温度が上昇した場合には、発光
素子自体の特性により発光量が減少しようとする。一
方、負特性温度係数素子の作用により、発光素子を流れ
る電流が増加し、発光素子の発光量が増大しようとす
る。これら両方の作用によって、発光素子の発光量は安
定する。周囲温度が低下した場合においても、それぞ
れ、逆の作用が生じることによって、同様に、発光素子
の発光量は安定する。その結果、受光ユニットからは安
定した出力を得ることができ、原稿サイズの検知を正確
に行うことができる。
【0027】また、本原稿サイズ検知装置は、低温側に
おいて周囲温度に対する抵抗値の変化率が大きい負特性
温度係数素子を備えているので、周囲温度が室温となっ
ている部位に設けられる装置として適している。また、
負特性温度係数素子により、直接、発光素子の発光量が
補正されるので、正確な補正を行うことができ、かつ補
正の追従性が良好となる。
【0028】請求項4の構成によれば、発光ユニットの
発光素子には、温度上昇によって抵抗値が増大し、その
変化率が室温付近よりも高温側で大きい正特性温度係数
素子が、温度上昇の際に、その抵抗値の増大により発光
素子を流れる電流が増加するように接続されているの
で、請求項3の構成と同様、周囲温度が変化した場合で
あっても、発光素子の発光量を安定させることができ、
原稿サイズの検知を正確に行うことができる。
【0029】また、本原稿サイズ検知装置は、高温側に
おいて周囲温度に対する抵抗値の変化率が大きい正特性
温度係数素子を備えているので、周囲温度が高温となる
熱源付近に設けられる装置として適している。また、正
特性温度係数素子により、直接、発光素子の発光量が補
正されるので、正確な補正を行うことができ、かつ補正
の追従性が良好となる。
【0030】請求項5の構成によれば、受光ユニットは
受光素子の出力を増幅する増幅器を備え、この増幅器に
は、温度上昇によって抵抗値が減少し、その変化率が室
温付近で大きい負特性温度係数素子が、増幅器の増幅率
を決定する抵抗として、温度上昇の際に、その抵抗値の
減少により増幅器の増幅率を高くするように接続されて
いるので、周囲温度が変化した場合であっても、負特性
温度係数素子の作用により、原稿サイズの検知を正確に
行うことができる。
【0031】即ち、例えば周囲温度が上昇した場合に
は、発光素子の発光量が減少し、受光素子の出力が低下
するが、この低下分は、負特性温度係数素子の抵抗値の
低下による増幅器の増幅率の増大によって補償される。
従って、受光ユニットの出力は安定したものとなる。一
方、周囲温度が低下した場合には、上記の作用と逆の作
用により、同様に、受光ユニットの出力は安定したもの
となる。これにより、原稿サイズの検知を正確に行うこ
とができる。
【0032】また、本原稿サイズ検知装置は、負特性温
度係数素子を備えているので、前述のように、周囲温度
が室温となる部位に設けられる場合に適する。また、本
原稿サイズ検知装置では、負特性温度係数素子が発光素
子の発光量の補正に必要な特性曲線を有していないと
き、負特性温度係数素子の特性曲線を考慮して増幅器を
設計することにより、受光ユニットとして必要な特性を
得ることが容易である。
【0033】請求項6の構成よれば、受光ユニットは受
光素子の出力を増幅する増幅器を備え、この増幅器に
は、温度上昇によって抵抗値が増大し、その変化率が室
温付近よりも高温側で大きい正特性温度係数素子が、増
幅器の増幅率を決定する抵抗として、温度上昇の際に、
その抵抗値の増大により増幅器の増幅率を高くするよう
に接続されているので、周囲温度が変化した場合であっ
ても、正特性温度係数素子の抵抗値の変化により、発光
素子の発光量の変化による受光素子の出力変化を補正す
るように、増幅器の増幅率が変化する。従って、受光ユ
ニットの出力が安定し、原稿サイズの検知を正確に行う
ことができる。
【0034】また、本原稿サイズ検知装置は、正特性温
度係数素子を備えているので、前述のように、周囲温度
が高温となる部位に設けられる場合に適する。また、本
原稿サイズ検知装置では、正特性温度係数素子が発光素
子の発光量の補正に必要な特性曲線を有していないと
き、請求項6の構成の場合と同様、正特性温度係数素子
の特性曲線を考慮して増幅器を設計することにより、受
光ユニットとして必要な特性を得ることが容易である。
【0035】請求項7の構成によれば、判別手段は、原
稿の有無を判別する際の判別基準となる判別レベルを、
温度検出手段の出力値によって示される温度の高低に応
じて、その反対方向へ変化させ、この温度補正を施した
判別レベルと各受光素子の出力とを比較して原稿サイズ
を判別するので、温度変化による発光素子の出力変化の
影響が適切に解消される。また、温度検出手段が発光ユ
ニットおよび受光ユニットに対して独立したものとなっ
ているので、これらユニットの回路素子における温度特
性の影響を受けることがなくなる。従って、一層高精度
の検知動作を行うことができる。また、本装置は、温度
検出手段に負特性温度係数素子を備えているので、周囲
温度が室温となる部位に設けられる場合に適する。
【0036】請求項8の構成によれば、判別手段は、請
求項7の構成の場合と同様の動作を行うので、同様に、
温度変化による発光素子の出力変化の影響が適切に解消
される。また、温度検出手段が発光ユニットおよび受光
ユニットに対して独立したものとなっているので、これ
らユニットの回路素子における温度特性の影響を受ける
ことがなくなる。従って、一層高精度の検知動作を行う
ことができる。また、本装置は、温度検出手段に正特性
温度係数素子を備えているので、周囲温度が室温よりも
高温となる部位に設けられる場合に適する。
【0037】請求項9の構成によれば、請求項3、請求
項4、請求項7または請求項8に記載の原稿サイズ検知
装置において、温度係数素子と発光素子とは、同一の基
板上に設けられているので、両者の温度変化が同等にな
り易い。従って、周囲温度の変化の影響が低減され、高
精度の検出動作を行うことができる。
【0038】
【実施例】〔実施例1〕本発明の一実施例を図1ないし
図8に基づいて以下に説明する。
【0039】図3に示すように、複写機1は、原稿台2
上に配された原稿3のサイズを検知する原稿サイズ検知
装置4を備えている。原稿サイズ検知装置4は、発光ユ
ニット5と受光ユニット6とを備えている。これら発光
ユニット5と受光ユニット6とは、図4に示すように、
原稿台2上に原稿3を配する際の原稿3の先端位置を設
定する原稿先端設定部7の方向である、原稿台2の一方
側と他方側に設けられている。
【0040】上記の発光ユニット5は、本実施例におい
て、発光素子である4個の発光ダイオード、即ちLED
1 〜LED4 を備え、受光ユニット6は、受光素子であ
る4個のフォトダイオード、即ちPD1 〜PD4 を備え
ている。これらLED1 〜LED4 とPD1 〜PD4
は、原稿台2の各端縁部に沿って、かつLED1 〜LE
4 が発した光を対応するPD1 〜PD4 が受光し得る
ように、それぞれ相互に対向して設けられている。ま
た、対をなすLED1 とPD1 、ないしLED4 とPD
4 の配設位置は、それぞれ、サイズの異なる4種類の原
稿3a〜3dに対応して、LED1 とPD1 が原稿3a
・3b・3c・3d、LED2 とPD2 が原稿3b・3
c・3d、LED3 とPD3 が原稿3c・3d、LED
4 とPD4 が原稿3dを検出し得る位置となっている。
尚、原稿3bは原稿3aの2倍の大きさ、原稿3dは原
稿3cの2倍の大きさとなっている。従って、PD1
PD4 のON/OFFは、原稿台2に配された原稿3a
〜3dに応じて、後記の表1に示すようになる。
【0041】また、発光ユニット5は、図1に示すよう
に、ICからなるドライバ8と、それぞれ直列接続され
ている負特性温度係数素子RT1および上記のLED1
LED4 とを備えている。上記のドライバ8は、図示し
ない制御装置からパルス信号が入力され、このパルス信
号に基づいてLED1 〜LED4 をパルス駆動するよう
になっている。負特性温度係数素子RT1は、図5に示す
ように、周囲温度が上昇したときに抵抗値が小さくなる
温度特性を有している。
【0042】受光ユニット6は、図2に示すように構成
されており、PD1〜PD4 の出力が、ICからなるア
ナログスイッチ9に入力されている。PD1 〜PD4
カソードには+5Vの電圧が供給され、アノードは、そ
れぞれ、抵抗R1 およびコンデンサC1 、ないし抵抗R
4 およびコンデンサC4 を介して接地されている。アナ
ログスイッチ9は、図示しない制御装置から供給される
コントロール信号に基づいて、上記のPD1 〜PD4
出力を、順次、コンデンサC5 および抵抗R5 からなる
フィルタ回路10へ出力するようになっている。
【0043】上記のフィルタ回路10は、アナログスイ
ッチ9の出力信号から直流成分、即ち外乱光による不要
な信号成分を除去し、抵抗R6 を介してICからなる増
幅器11の非反転入力端子へ供給するようになってい
る。
【0044】増幅器11の反転入力端子と出力端子との
間には、コンデンサC6 および抵抗R7 が接続され、ま
た、反転入力端子は、抵抗値が同じ可変抵抗VR1 〜V
5 を介して、ICからなるアナログスイッチ12と接
続されている。このアナログスイッチ12は、制御装置
から供給されるコントロール信号に基づいて、増幅器1
1の反転入力端子を、増幅器11への入力信号を発した
PD1 〜PD4 と対応するいずれかの可変抵抗VR1
VR5 を介して接地させるようになっている。尚、これ
ら可変抵抗VR1 〜VR5 は、増幅器11の増幅率を微
調整し、各PD1 〜PD4 の基準値を補正するためのも
のである。
【0045】増幅器11は、入力した信号を増幅し、制
御装置に供給するようになっている。制御装置は、予め
備えている判別レベルに基づいて、PD1 〜PD4 の出
力のON/OFFを判別し、原稿のサイズを検知するよ
うになっている。
【0046】上記の構成において、例えば原稿台2上に
原稿3cが配された場合、この原稿3cによって、LE
1 とPD1 、LED2 とPD2 の光路が遮断され、表
1に示したように、PD1 とPD2 がOFF、PD3
PD4 がONとなる。これらPD1 〜PD4 の出力はア
ナログスイッチ9およびフィルタ回路10を介し、増幅
器11で増幅された後、順次制御装置へ入力される。制
御装置は、予め設定されている判別レベルに基づいて、
PD1 〜PD4 の出力のON/OFFを判別し、原稿の
サイズを検知する。
【0047】ここで、発光ユニット5におけるLED1
〜LED4 の周囲温度が変化した場合、LED1 〜LE
4 の温度特性によって発光ユニット5の出力が不安定
になりがちであるが、この問題は、負特性温度係数素子
T1によって回避されている。
【0048】即ち、LED1 〜LED4 は、図6に示す
ような温度特性を有しており、例えば、周囲温度が上昇
すると、発する光量が少なくなる。これに対し、負特性
温度係数素子RT1は、図5に示したように、周囲温度が
上昇すると、抵抗値が小さくなる。負特性温度係数素子
T1の抵抗値が小さくなると、LED1 〜LED4 を流
れる電流IF は、IF =+24V/RT1の関係から、増
大する。電流IF が増大すると、LED1 〜LED4
発光量は増加する。従って、LED1 〜LED4 自体の
温度上昇による発光量の減少作用と、電流IF の増大に
よる発光量の増加作用とが打ち消し合い、周囲温度が上
昇した場合であっても、LED1 〜LED4 の発光量は
安定する。これにより、図7に示すように、受光ユニッ
ト6の出力も周囲温度の変化に対して安定したものとな
り、原稿サイズが正確に検知される。
【0049】一方、周囲温度が低下した場合には、それ
ぞれ、LED1 〜LED4 と負特性温度係数素子RT1
において、上記の場合と逆の作用が生じ、同様に、LE
1 〜LED4 の発光量は安定する。
【0050】また、負特性温度係数素子RT1は、図5に
示したように、低温側、即ち室温付近での抵抗値の変化
率が大きいので、周囲温度が室温となる部位に発光ユニ
ット5が設けられる場合に適する。また、負特性温度係
数素子RT1により、直接、LED1 〜LED4 の光量を
補正するようにしているので、正確な補正を行うことが
でき、かつ補正の追従性が良好である。
【0051】また、図8に示すように、LED1 〜LE
4 と負特性温度係数素子RT1とを同一の基板13に設
けた構成とすれば、両者の温度変化が同等になり易く、
周囲温度の変化に対するLED1 〜LED4 の発光量の
補正機能をさらに高めることができる。
【0052】〔実施例2〕本発明の他の実施例を図9お
よび図10に基づいて以下に説明する。尚、説明の便宜
上、前記の実施例の図面に示した手段と同一の機能を有
する手段には同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
【0053】本実施例の原稿サイズ検知装置は、図1に
示した発光ユニット5に代えて、図9に示す発光ユニッ
ト21を備えている。この発光ユニット21において
は、LED1 〜LED4 と抵抗R8 とが直列に接続さ
れ、これら直列接続されたLED1 〜LED4 および抵
抗R8 に、正特性温度係数素子RT2が並列に接続されて
いる。正特性温度係数素子RT2は、図10に示すよう
に、周囲温度が上昇したときに抵抗値が大きくなる温度
特性を有している。他の構成は前記の原稿サイズ検知装
置と同様である。
【0054】上記の発光ユニット21においては、例え
ば、周囲温度が上昇すると、正特性温度係数素子RT2
抵抗値が大きくなり、正特性温度係数素子RT2を流れる
電流IFTが減少する一方、LED1〜LED4 を流れる
電流IF1が増大する。従って、温度上昇によるLED1
〜LED4 の発光量の減少が、電流IF1の増大による発
光量の増加によって打ち消され、LED1 〜LED4
発光量は安定する。これにより、同様に、原稿サイズの
正確な検知が可能となる。周囲温度が低下した場合も上
記とは逆の作用によって同様である。
【0055】また、上記の正特性温度係数素子RT2は、
図10に示したように、室温よりも温度が高い高温側で
の抵抗値の変化率が大きいので、即ち高温側での応答性
が良好であるので、特に発光ユニット5が熱源近くに設
けられる場合に適する。また、本原稿サイズ検知装置に
おいても、LED1 〜LED4 と正特性温度係数素子R
T2とを同一の基板上に設けることにより、周囲温度の変
化に対するLED1 〜LED4の発光量の補正機能をさ
らに高めることができる。
【0056】〔実施例3〕本発明のさらに他の実施例を
図5、図11および図12に基づいて、以下に説明す
る。尚、説明の便宜上、前記の実施例の図面に示した手
段と同一の機能を有する手段には同一の符号を付記し、
その説明を省略する。
【0057】本実施例の原稿サイズ検知装置は、図11
に示す発光ユニット22と、図12に示す受光ユニット
23とを備えている。発光ユニット22は、図1に示し
た発光ユニット5において、負特性温度係数素子RT1
代えて抵抗R8 が設けられたものとなっており、受光ユ
ニット23は、図2に示した受光ユニット6において、
増幅器11の反転入力端子と可変抵抗VR1 〜VR5
の間に、負特性温度係数素子RT1が設けられたものとな
っている。
【0058】このような構成によれば、周囲温度が変化
した場合であっても、負特性温度係数素子RT1の作用に
より、受光ユニット23からは安定した出力を得ること
ができる。
【0059】即ち、増幅器11の増幅率AV は、例えば
可変抵抗VR1 が使用されている場合、AV =1+R7
/(RT1+VR1 )となる。従って、例えば周囲温度が
上昇した場合には、負特性温度係数素子RT1の抵抗値が
小さくなるので、増幅器11の増幅率AV が増大する。
これにより、周囲温度の上昇によりLED1 〜LED4
の発光量が減少し、PD1 〜PD4 の出力が低下した場
合であっても、この低下分が、負特性温度係数素子RT1
の抵抗値の低下による増幅器11の増幅率AVの増大に
よって補償され、受光ユニット23の出力は安定したも
のとなる。一方、周囲温度が低下した場合には、上記の
場合と逆の作用により、同様に、受光ユニット23の出
力は安定したものとなる。
【0060】また、負特性温度係数素子RT1は、図5に
示したように、低温側での抵抗値の変化率が大きいの
で、周囲温度が室温となる部位に受光ユニット23が設
けられる場合に適する。また、本実施例の原稿サイズ検
知装置では、受光ユニット23に設けた負特性温度係数
素子RT1の作用により増幅器11の増幅率AV を変化さ
せて、周囲温度の変化によるLED1 〜LED4 の発光
量の変化を補正するようにしているので、負特性温度係
数素子RT1がこの補正に必要な特性曲線を有していない
とき、負特性温度係数素子RT1の特性曲線を考慮して増
幅器11を設計することにより、受光ユニット23とし
て必要な特性を得ることが容易である。
【0061】〔実施例4〕本発明のさらに他の実施例を
図11および図13に基づいて以下に説明する。尚、説
明の便宜上、前記の実施例の図面に示した手段と同一の
機能を有する手段には同一の符号を付記し、その説明を
省略する。
【0062】本実施例の原稿サイズ検知装置は、前記の
図11に示した発光ユニット22と、図13に示す受光
ユニット24とを備えている。この受光ユニット24
は、図2に示した受光ユニット6において、抵抗R7
代えて正特性温度係数素子RT2が設けられたものとなっ
ている。
【0063】このような構成によれば、増幅器11の増
幅率AV は、例えば可変抵抗VR1 が使用されている場
合、AV =1+RT2/VR1 となる。従って、例えば周
囲温度が上昇した場合には、正特性温度係数素子RT2
抵抗値が大きくなるので、増幅器11の増幅率AV が増
大する。これにより、周囲温度の上昇にてLED1 〜L
ED4 の発光量が減少し、PD1 〜PD4 の出力が低下
した場合であっても、同様に、受光ユニット23の出力
は安定したものとなる。これは、周囲温度が低下した場
合も同様である。
【0064】また、正特性温度係数素子RT2は高温側で
の抵抗値の変化率が大きいので、受光ユニット24は、
前述のように、熱源近くに設けられる場合に適する。ま
た、本原稿サイズ検知装置においても、正特性温度係数
素子RT2がLED1 〜LED4 の発光量の変化の補正に
必要な特性曲線を有していないとき、正特性温度係数素
子RT2の特性曲線を考慮して増幅器11を設計すること
により、受光ユニット24として必要な特性を得ること
が容易である。
【0065】〔実施例5〕本発明のさらに他の実施例を
図2、図5、図11、および図14ないし図19に基づ
いて以下に説明する。尚、説明の便宜上、前記の実施例
の図面に示した手段と同一の機能を有する手段には同一
の符号を付記し、その説明を省略する。
【0066】本実施例の原稿サイズ検知装置は、図14
に示すように、前記の図11に示した発光ユニット22
と、図2に示した受光ユニット6と、温度検出手段とし
ての温度モニタ装置31と、判別手段としての制御装置
32とを備えている。
【0067】上記の温度モニタ装置31は、図15に示
すように、負特性温度係数素子RT1と抵抗R0 とを備え
ている。これら両者は一端部側にて直列に接続され、こ
の接続部が出力端子31aとなっており、負特性温度係
数素子RT1の他端部側には+5Vの電圧が供給され、抵
抗R0 の他端部側は接地されている。上記の出力端子3
1aは制御装置32と接続されている。このような温度
モニタ装置31は、図14に示すように、発光ユニット
22と同一の基板37に設けられている。そして、上記
の出力端子31aからは、図5に示した負特性温度係数
素子RT1の温度特性により、図16に示すように、複写
機内の周囲温度の変化に応じて変化する温度モニタ電圧
T1が得られるようになっている。
【0068】制御装置32は、図17に示すように、C
PU(CentralProcessing Unit)33と、ROM(Read O
nly Memory)34と、RAM(Random Access Memory)3
5と、I/Oインタフェース36とを備えている。
【0069】ROM34はCPU33の制御プログラム
を記憶すると共に、受光ユニット6からの出力により各
PD1 〜PD4 のON/OFF、即ち各PD1 〜PD4
とLED1 〜LED4 との間における原稿3の有無を判
別するための、各温度モニタ電圧VT1に対応した温度補
正判別レベル、および表1に示す、原稿3の有無と原稿
サイズとの判別データを記憶している。この温度補正判
別レベルは、周囲温度が低いときにはLED1 〜LED
4 の出力が高くなることにより、図18に示すように、
高く設定され、周囲温度が高いときには、LED1 〜L
ED4 の出力が低くなることにより、図19に示すよう
に、低く設定される。RAM35は、温度モニタ装置3
1から得られる温度モニタ電圧VT1と、原稿サイズの判
別結果とを記憶するようになっている。CPU33は、
温度モニタ電圧VT1に対応した温度補正判別レベルに基
づいて、受光ユニット6から入力されたPD1 〜PD4
の出力のON/OFFを判別し、この判別結果と表1に
示したデータとにより、原稿台2上における原稿3の有
無、および原稿サイズを検知するようになっている。ま
た、CPU33は、発光ユニット22のドライバ8に、
LED1 〜LED4 を駆動するためのパルス信号を出力
するようになっている。
【0070】尚、制御装置32は、ROM34に、基準
となる判別レベル、および温度モニタ電圧VT1に応じた
基準判別レベルを演算するための演算データが記憶さ
れ、CPU33が、上記の基準判別レベルと演算データ
とから温度補正判別レベルを演算し、この温度補正判別
レベルに基づいて原稿サイズを検知するものであっても
よい。
【0071】このような構成によれば、周囲温度の変化
にてLED1 〜LED4 の発光量が変化し、これにより
PD1 〜PD4 の出力が変化した場合であっても、原稿
3の有無を判別するための温度補正判別レベルが周囲温
度に応じて変化するので、LED1 〜LED4 の発光量
の変化の影響が、前記の実施例1〜4の原稿サイズ検知
装置よりも一層適切に解消され、さらに精度の高い原稿
サイズの検知を行うことができる。また、温度モニタ装
置31の負特性温度係数素子RT1は低温側、即ち室温付
近での抵抗値の変化率が大きいので、周囲温度が室温と
なる部位に発光ユニット22の基板が設けられる場合に
適する。
【0072】また、本原稿サイズ検知装置では、温度モ
ニタ装置31の回路が、発光ユニット22および受光ユ
ニット6の回路に対して独立したものとなっているの
で、これらの回路素子における温度特性の影響を受ける
ことがなくなる。また、温度モニタ装置31は発光ユニ
ット22と同一の基板に設けられているので、両者の温
度変化が同等になり易く、温度モニタ装置31の出力に
基づいて設定される温度補正判別レベルの値と、そのと
きのLED1 〜LED4 の実際の光量とは緊密に対応し
たものとなる。従って、これらによっても原稿サイズの
検知精度が高められている。
【0073】〔実施例6〕本発明のさらに他の実施例を
図2、図10、図11、図14、図17ないし図21に
基づいて以下に説明する。尚、説明の便宜上、前記の実
施例の図面に示した手段と同一の機能を有する手段には
同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0074】本実施例の原稿サイズ検知装置は、図14
に示すように、前記の図11に示した発光ユニット22
と、図2に示した受光ユニット6と、温度検出手段とし
ての温度モニタ装置41と、制御装置42とを備えてい
る。
【0075】上記の温度モニタ装置41は、図20に示
すように、図15に示した温度モニタ装置31におい
て、負特性温度係数素子RT1に代えて正特性温度係数素
子RT2が設けられたものとなっている。この温度モニタ
装置41は、温度モニタ装置31と同様、発光ユニット
22と同一の基板37に設けられている。そして、出力
端子41aからは、図10に示した正特性温度係数素子
T2の温度特性により、図21に示すように、複写機内
の周囲温度の変化に応じて変化する温度モニタ電圧VT2
が得られるようになっている。
【0076】制御装置42は、図17に示すように、実
施例5の制御装置32と同様の構成であり、温度モニタ
電圧VT1に代わる温度モニタ電圧VT2に基づき、制御装
置32と同様の動作を行うようになっている。他の構成
は、前記の実施例5と同一である。
【0077】このような構成によれば、周囲温度の変化
にてLED1 〜LED4 の発光量が変化した場合であっ
ても、温度モニタ装置41から得られる温度モニタ電圧
T2に応じて温度補正判別レベルが変化するので、実施
例5の原稿サイズ検知装置と同様、LED1 〜LED4
の発光量の変化の影響が、前記の実施例1〜4の原稿サ
イズ検知装置よりも一層適切に解消され、さらに精度の
高い原稿サイズの検知を行うことができる。また、温度
モニタ装置41の正特性温度係数素子RT2は高温側での
抵抗値の変化率が大きいので、熱源近くに発光ユニット
22の基板が設けられる場合に適する。
【0078】また、本原稿サイズ検知装置では、実施例
5の原稿サイズ検知装置と同様、温度モニタ装置41の
回路が発光ユニット22および受光ユニット6の回路に
対して独立したものとなっていること、および温度モニ
タ装置41が発光ユニット22と同一の基板に設けられ
ていることのそれぞれにより、さらに原稿サイズの検知
精度が高められている。
【0079】
【発明の効果】請求項1の発明の原稿サイズ検知装置
は、以上のように、発光ユニットと受光ユニットとの少
なくとも一方に、温度上昇によって抵抗値が減少し、そ
の変化率が室温付近で大きい負特性温度係数素子が、温
度上昇の際に、その抵抗値の減少により受光ユニットの
出力低下を補うように接続されている構成である。
【0080】これにより、周囲温度が変化した場合であ
っても、受光ユニットからは安定した出力を得ることが
でき、原稿サイズを正確に検知することができる。ま
た、本原稿サイズ検知装置は、室温付近において周囲温
度に対する抵抗値の変化率が大きい負特性温度係数素子
を備えているので、周囲温度が室温となっている部位に
設けられる装置として適するという効果を奏する。
【0081】請求項2の発明の原稿サイズ検知装置は、
以上のように、発光ユニットと受光ユニットとの少なく
とも一方に、温度上昇によって抵抗値が増大し、その変
化率が室温付近よりも高温側で大きい正特性温度係数素
子が、温度上昇の際に、その抵抗値の増大により受光ユ
ニットの出力低下を補うように接続されている構成であ
る。
【0082】これにより、請求項1の発明の原稿サイズ
検知装置と同様、周囲温度が変化した場合であっても、
受光ユニットからは安定した出力を得ることができる。
また、本原稿サイズ検知装置は、高温側において周囲温
度に対する抵抗値の変化率が大きい正特性温度係数素子
を備えているので、周囲温度が高温となる熱源付近に設
けられる装置として適するという効果を奏する。
【0083】請求項3の発明の原稿サイズ検知装置は、
以上のように、発光ユニットの発光素子に、温度上昇に
よって抵抗値が減少し、その変化率が室温付近で大きい
負特性温度係数素子が、温度上昇の際に、その抵抗値の
減少により発光素子を流れる電流が増加するように接続
されている構成である。
【0084】これにより、周囲温度が変化した場合であ
っても、温度変化による発光素子自体の発光量の変化作
用と、負特性温度係数素子の抵抗値が変化して発光素子
を流れる電流が変化することによる発光素子の発光量の
変化作用とが打ち消し合って、発光素子の発光量が安定
し、原稿サイズの検知を正確に行うことができる。
【0085】また、本原稿サイズ検知装置は、室温付近
において周囲温度に対する抵抗値の変化率が大きい負特
性温度係数素子を備えているので、周囲温度が室温とな
っている部位に設けられる装置として適している。ま
た、負特性温度係数素子により、直接、発光素子の発光
量が補正されるので、正確な補正を行うことができ、か
つ補正の追従性が良好になるという効果を奏する。
【0086】請求項4の発明の原稿サイズ検知装置は、
以上のように、発光ユニットの発光素子に、温度上昇に
よって抵抗値が増大し、その変化率が室温付近よりも高
温側で大きい正特性温度係数素子が、温度上昇の際に、
その抵抗値の増大により発光素子を流れる電流が増加す
るように接続されている構成である。
【0087】これにより、請求項3の発明の原稿サイズ
検知装置と同様、周囲温度が変化した場合であっても、
発光素子の発光量を安定させることができ、原稿サイズ
の検知を正確に行うことができる。
【0088】また、本原稿サイズ検知装置は、高温側に
おいて周囲温度に対する抵抗値の変化率が大きい正特性
温度係数素子を備えているので、周囲温度が高温となる
熱源付近に設けられる装置として適している。また、正
特性温度係数素子により、直接、発光素子の発光量が補
正されるので、正確な補正を行うことができ、かつ補正
の追従性が良好になるという効果を奏する。
【0089】請求項5の発明の原稿サイズ検知装置は、
以上のように、受光ユニットが受光素子の出力を増幅す
る増幅器を備え、この増幅器には、温度上昇によって抵
抗値が減少し、その変化率が室温付近で大きい負特性温
度係数素子が、増幅器の増幅率を決定する抵抗として、
温度上昇の際に、その抵抗値の減少により増幅器の増幅
率を高くするように接続されている構成である。
【0090】これにより、周囲温度が変化した場合であ
っても、発光素子の発光量の変化分が、負特性温度係数
素子の抵抗値の変化による増幅器の増幅率の変化によっ
て補償される。従って、受光ユニットの出力は安定した
ものとなり、原稿サイズの検知を正確に行うことができ
る。
【0091】また、本原稿サイズ検知装置は、負特性温
度係数素子を備えているので、前述のように、周囲温度
が室温となる部位に設けられる場合に適する。また、本
原稿サイズ検知装置では、負特性温度係数素子が発光素
子の発光量の補正に必要な特性曲線を有していないと
き、負特性温度係数素子の特性曲線を考慮して増幅器を
設計することにより、受光ユニットとして必要な特性を
得ることが容易であるという効果を奏する。
【0092】請求項6の発明の原稿サイズ検知装置は、
以上のように、受光ユニットが受光素子の出力を増幅す
る増幅器を備え、この増幅器には、温度上昇によって抵
抗値が増大し、その変化率が室温付近よりも高温側で大
きい正特性温度係数素子が、増幅器の増幅率を決定する
抵抗として、温度上昇の際に、その抵抗値の増大により
増幅器の増幅率を高くするように接続されている構成で
ある。
【0093】これにより、発光素子の発光量の変化分
が、正特性温度係数素子の抵抗値の変化による増幅器の
増幅率の変化によって補償される。従って、同様に、受
光ユニットの出力は安定したものとなり、原稿サイズの
検知を正確に行うことができる。
【0094】また、本原稿サイズ検知装置は、正特性温
度係数素子を備えているので、前述のように、周囲温度
が高温となる部位に設けられる場合に適する。また、本
原稿サイズ検知装置では、正特性温度係数素子が発光素
子の発光量の補正に必要な特性曲線を有していないと
き、正特性温度係数素子の特性曲線を考慮して増幅器を
設計することにより、受光ユニットとして必要な特性を
得ることが容易であるという効果を奏する。
【0095】請求項7の発明の原稿サイズ検知装置は、
以上のように、出力値を決定する値が周囲温度の上昇に
応じて低下し、その変化率が室温付近で大きい負特性温
度係数素子を有する温度検出手段と、受光ユニットの各
受光素子の出力に基づいて対応する各発光素子と受光素
子との間における原稿の有無を判別する際の判別基準と
なる判別レベルを、上記の温度検出手段の出力値によっ
て示される温度の高低に応じて、その反対方向へ変化さ
せると共に、この温度補正を施した判別レベルと受光ユ
ニットから得られる各受光素子の出力とを比較し、この
判別レベルに対する各受光素子出力の大小により原稿サ
イズを判別する判別手段とを備えている構成である。
【0096】これにより、温度変化による発光素子の出
力変化の影響が適切に解消される。また、温度検出手段
が発光ユニットおよび受光ユニットに対して独立したも
のとなっているので、これらユニットの回路素子におけ
る温度特性の影響を受けることがなくなる。従って、一
層高精度の検知動作を行うことができる。また、温度検
出手段に負特性温度係数素子を備えているので、周囲温
度が室温となる部位に設けられる場合に適する等の効果
を奏する。
【0097】請求項8の発明の原稿サイズ検知装置は、
以上のように、出力値を決定する値が周囲温度の上昇に
応じて上昇し、その変化率が室温付近よりも高温側で大
きい正特性温度係数素子を有する温度検出手段と、受光
ユニットの各受光素子の出力に基づいて対応する各発光
素子と受光素子との間における原稿の有無を判別する際
の判別基準となる判別レベルを、上記の温度検出手段の
出力値によって示される温度の高低に応じて、その反対
方向へ変化させると共に、この温度補正を施した判別レ
ベルと受光ユニットから得られる各受光素子の出力とを
比較し、この判別レベルに対する各受光素子出力の大小
により原稿サイズを判別する判別手段とを備えている構
成である。
【0098】これにより、請求項7の発明の原稿サイズ
検知装置と同様、温度変化による発光素子の出力変化の
影響が適切に解消され、また、温度検出手段が発光ユニ
ットおよび受光ユニットに対して独立したものとなって
いるので、これらユニットの回路素子における温度特性
の影響を受けることがなくなる。従って、一層高精度の
検知動作を行うことができる。また、温度検出手段に正
特性温度係数素子を備えているので、周囲温度が室温よ
りも高温となる部位に設けられる場合に適する等の効果
を奏する。
【0099】請求項9の発明の原稿サイズ検知装置は、
以上のように、請求項3、請求項4、請求項7または請
求項8に記載の原稿サイズ検知装置において、温度係数
素子と発光素子とが、同一の基板上に設けられている構
成である。
【0100】これにより、請求項3、請求項4、請求項
7または請求項8の発明の効果に加えて、温度係数素子
と発光素子との温度変化が同等になり易く、周囲温度の
変化の影響が低減され、高精度の検出動作を行うことが
できるという効果を奏する。
【0101】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す原稿サイズ検知装置に
おける発光ユニットの回路図である。
【図2】本発明の一実施例を示す原稿サイズ検知装置に
おける受光ユニットの回路図である。
【図3】図1および図2に示した発光ユニットおよび受
光ユニットを備えた複写機の要部における概略の縦断面
図である。
【図4】図3に示した複写機の概略の平面図である。
【図5】図1に示した負特性温度係数素子の周囲温度と
抵抗値との関係を示す特性図である。
【図6】図1に示した発光ダイオードの周囲温度と発光
量との関係を示す特性図である。
【図7】図2に示した受光ユニットの周囲温度と出力と
の関係を示すグラフである。
【図8】図1に示した発光ダイオードと負特性温度係数
素子とを同一の基板上に設けた例を示す図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す原稿サイズ検知装置
における発光ユニットの回路図である。
【図10】図9に示した正特性温度係数素子の周囲温度
と抵抗値との関係を示す特性図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例を示す原稿サイズ
検知装置における発光ユニットの回路図である。
【図12】本発明のさらに他の実施例を示す原稿サイズ
検知装置における受光ユニットの回路図である。
【図13】本発明のさらに他の実施例を示す原稿サイズ
検知装置における受光ユニットの回路図である。
【図14】本発明のさらに他の実施例を示す原稿サイズ
検知装置のブロック図である。
【図15】図14に示した温度モニタ装置の回路図であ
る。
【図16】図15に示した温度モニタ装置から出力され
る温度モニタ電圧VT1と周囲温度との関係を示すグラフ
である。
【図17】図14に示した制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図18】図14に示した制御装置において設定され
る、周囲温度が低いときの判別レベルの説明図である。
【図19】図14に示した制御装置において設定され
る、周囲温度が高いときの判別レベルの説明図である。
【図20】本発明のさらに他の実施例の原稿サイズ検知
装置が備えている温度モニタ装置の回路図である。
【図21】図20に示した温度モニタ装置から出力され
る温度モニタ電圧VT2と周囲温度との関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
5 発光ユニット 6 受光ユニット 11 増幅器 13 基板 21 発光ユニット 22 発光ユニット 23 受光ユニット 24 受光ユニット 31 温度モニタ装置(温度検出手段) 32 制御装置(判別手段) 37 基板 41 温度モニタ装置(温度検出手段) 42 制御装置(判別手段) RT1 負特性温度係数素子 RT2 正特性温度係数素子 VT1 温度モニタ電圧 VT2 温度モニタ電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 108 H 4226−5C

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿台に載置される原稿の側縁部に沿う方
    向に並設された複数の発光素子を有する発光ユニット
    と、この発光ユニットの各発光素子に対応する受光素子
    を有する受光ユニットとを備え、上記の発光素子と受光
    素子との間の光路に配された原稿にて光路が遮断される
    ことによる受光ユニットの出力変化に基づいて、原稿の
    サイズを検知する原稿サイズ検知装置において、 上記の発光ユニットと受光ユニットとの少なくとも一方
    には、温度上昇によって抵抗値が減少し、この変化率が
    室温付近で大きい負特性温度係数素子が、温度上昇の際
    に、その抵抗値の減少により受光ユニットの出力低下を
    補うように接続されていることを特徴とする原稿サイズ
    検知装置。
  2. 【請求項2】原稿台に載置される原稿の側縁部に沿う方
    向に並設された複数の発光素子を有する発光ユニット
    と、この発光ユニットの各発光素子に対応する受光素子
    を有する受光ユニットとを備え、上記の発光素子と受光
    素子との間の光路に配された原稿にて光路が遮断される
    ことによる受光ユニットの出力変化に基づいて、原稿の
    サイズを検知する原稿サイズ検知装置において、 上記の発光ユニットと受光ユニットとの少なくとも一方
    には、温度上昇によって抵抗値が増大し、この変化率が
    室温付近よりも高温側で大きい正特性温度係数素子が、
    温度上昇の際に、その抵抗値の増大により受光ユニット
    の出力低下を補うように接続されていることを特徴とす
    る原稿サイズ検知装置。
  3. 【請求項3】原稿台に載置される原稿の側縁部に沿う方
    向に並設された複数の発光素子を有する発光ユニット
    と、この発光ユニットの各発光素子に対応する受光素子
    を有する受光ユニットとを備え、上記の発光素子と受光
    素子との間の光路に配された原稿にて光路が遮断される
    ことによる受光ユニットの出力変化に基づいて、原稿の
    サイズを検知する原稿サイズ検知装置において、 上記の発光ユニットの発光素子には、温度上昇によって
    抵抗値が減少し、この変化率が室温付近で大きい負特性
    温度係数素子が、温度上昇の際に、その抵抗値の減少に
    より発光素子を流れる電流が増加するように接続されて
    いることを特徴とする原稿サイズ検知装置。
  4. 【請求項4】原稿台に載置される原稿の側縁部に沿う方
    向に並設された複数の発光素子を有する発光ユニット
    と、この発光ユニットの各発光素子に対応する受光素子
    を有する受光ユニットとを備え、上記の発光素子と受光
    素子との間の光路に配された原稿にて光路が遮断される
    ことによる受光ユニットの出力変化に基づいて、原稿の
    サイズを検知する原稿サイズ検知装置において、 上記の発光ユニットの発光素子には、温度上昇によって
    抵抗値が増大し、その変化率が室温よりも高温側で大き
    い正特性温度係数素子が、温度上昇の際に、その抵抗値
    の増大により発光素子を流れる電流が増加するように接
    続されていることを特徴とする原稿サイズ検知装置。
  5. 【請求項5】原稿台に載置される原稿の側縁部に沿う方
    向に並設された複数の発光素子を有する発光ユニット
    と、この発光ユニットの各発光素子に対応する受光素子
    を有する受光ユニットとを備え、上記の発光素子と受光
    素子との間の光路に配された原稿にて光路が遮断される
    ことによる受光ユニットの出力変化に基づいて、原稿の
    サイズを検知する原稿サイズ検知装置において、 上記の受光ユニットは受光素子の出力を増幅する増幅器
    を備え、この増幅器には、温度上昇によって抵抗値が減
    少し、この変化率が室温付近で大きい負特性温度係数素
    子が、増幅器の増幅率を決定する抵抗として、温度上昇
    の際に、その抵抗値の減少により増幅器の増幅率を高く
    するように接続されていることを特徴とする原稿サイズ
    検知装置。
  6. 【請求項6】原稿台に載置される原稿の側縁部に沿う方
    向に並設された複数の発光素子を有する発光ユニット
    と、この発光ユニットの各発光素子に対応する受光素子
    を有する受光ユニットとを備え、上記の発光素子と受光
    素子との間の光路に配された原稿にて光路が遮断される
    ことによる受光ユニットの出力変化に基づいて、原稿の
    サイズを検知する原稿サイズ検知装置において、 上記の受光ユニットは受光素子の出力を増幅する増幅器
    を備え、この増幅器には、温度上昇によって抵抗値が増
    大し、その変化率が室温付近よりも高温側で大きい正特
    性温度係数素子が、増幅器の増幅率を決定する抵抗とし
    て、温度上昇の際に、その抵抗値の増大により増幅器の
    増幅率を高くするように接続されていることを特徴とす
    る原稿サイズ検知装置。
  7. 【請求項7】原稿台に載置される原稿の側縁部に沿う方
    向に並設された複数の発光素子を有する発光ユニット
    と、この発光ユニットの各発光素子に対応する受光素子
    を有する受光ユニットとを備え、上記の発光素子と受光
    素子との間の光路に配された原稿のサイズを検知する原
    稿サイズ検知装置において、 出力値を決定する値が周囲温度の上昇に応じて低下し、
    その変化率が室温付近で大きい負特性温度係数素子を有
    する温度検出手段と、 受光ユニットの各受光素子の出力に基づいて対応する各
    発光素子と受光素子との間における原稿の有無を判別す
    る際の判別基準となる判別レベルを、上記の温度検出手
    段の出力値によって示される温度の高低に応じて、その
    反対方向へ変化させると共に、この温度補正を施した判
    別レベルと受光ユニットから得られる各受光素子の出力
    とを比較し、この判別レベルに対する各受光素子出力の
    大小により原稿サイズを判別する判別手段とを備えてい
    ることを特徴とする原稿サイズ検知装置。
  8. 【請求項8】原稿台に載置される原稿の側縁部に沿う方
    向に並設された複数の発光素子を有する発光ユニット
    と、この発光ユニットの各発光素子に対応する受光素子
    を有する受光ユニットとを備え、上記の発光素子と受光
    素子との間の光路に配された原稿のサイズを検知する原
    稿サイズ検知装置において、 出力値を決定する値が周囲温度の上昇に応じて上昇し、
    その変化率が室温付近よりも高温側で大きい正特性温度
    係数素子を有する温度検出手段と、受光ユニットの各受
    光素子の出力に基づいて対応する各発光素子と受光素子
    との間における原稿の有無を判別する際の判別基準とな
    る判別レベルを、上記の温度検出手段の出力値によって
    示される温度の高低に応じて、その反対方向へ変化させ
    ると共に、この温度補正を施した判別レベルと受光ユニ
    ットから得られる各受光素子の出力とを比較し、この判
    別レベルに対する各受光素子出力の大小により原稿サイ
    ズを判別する判別手段とを備えていることを特徴とする
    原稿サイズ検知装置。
  9. 【請求項9】上記の温度係数素子と発光素子とは、同一
    の基板上に設けられていることを特徴とする請求項3、
    請求項4、請求項7または請求項8に記載の原稿サイズ
    検知装置。
JP3321904A 1991-05-14 1991-12-05 原稿サイズ検知装置 Pending JPH0540017A (ja)

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WO2015072246A1 (ja) * 2013-11-13 2015-05-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート給紙装置、およびこれを備えた画像形成装置

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