JP2508747Y2 - 紙葉類計数機における自動光学2重検知装置 - Google Patents

紙葉類計数機における自動光学2重検知装置

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JP2508747Y2 JP9622190U JP9622190U JP2508747Y2 JP 2508747 Y2 JP2508747 Y2 JP 2508747Y2 JP 9622190 U JP9622190 U JP 9622190U JP 9622190 U JP9622190 U JP 9622190U JP 2508747 Y2 JP2508747 Y2 JP 2508747Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、センサの発光量の変動に対応可能とすると
共に、透明度の異なる紙葉類の2重搬送検知を自動的に
行う場合に好適な紙葉類計数機における自動光学2重検
知装置に関する。
【従来の技術】
従来、紙葉類計数機において紙葉類の2重搬送を光学
的に検知する場合には、紙葉類搬送路内に配設した光学
センサにより紙葉類の透過光量を計測し、該計測した透
過光量が予め設定してある設定許容透過光量の範囲内に
あるか否かの判定結果に基づき2重検知を行っている。
また、1枚目の紙葉類を基準とする1枚目基準方式で
は、最初に搬送された紙葉類の透過光量を基準とし、2
枚目以降の紙葉類については1枚目の透過光量との差を
算出し、その差が予め設定した範囲内にあるか否かに基
づき2重検知を行っている。 この場合、前述したような紙葉類計数機において塵あ
るいはセンサの特性等が原因で受光レベルが変動し、紙
葉類の2重検知等の紙葉類判別処理に支障を来す不具合
を防止するため、紙葉類の計数前に発光側の光量を自動
的に調整するようにした技術として、例えば実開昭63-1
6361号公報(光学式センサの調整装置)が提案されてい
る。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述した如くの従来技術においては次のよ
うな問題があった。前記光学式センサ調整装置は、セン
サの発光量を調整するだけのものであり、紙葉類の判別
基準となるしきい値は一定となっているため、例えば透
明度すなわち紙質が異なる紙葉類の計数を行う場合に
は、該当する紙葉類の透明度を予め実験により算出して
おき、当該実験データに基づき該当する紙葉類に適合し
たしきい値を設定し、該当する紙葉類の計数時に、装置
に配設したスイッチ等によってしきい値を適宜切替える
ことにより計数処理を行わせる必要があった。このた
め、紙葉類の計数処理が極めて煩雑化するという不具合
があった。 本考案は前記課題を解決するもので、センサの発光量
の変動に対応可能とすると共に、透明度の異なる紙葉類
の2重搬送検知を自動的に行うことを達成した紙葉類計
数機における自動光学2重検知装置の提供を目的とす
る。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、1枚ずつ繰出し
た紙葉類を搬送路を搬送して計数するように構成した紙
葉類計数機において、前記搬送路内に配設され、紙葉類
に対し発光する発光部と該紙葉類からの透過光を受光す
る受光部とを有する検知手段と、前記検知手段の発光部
の発光量を制御する発光制御手段と、前記検知手段の発
光部の発光量を最高レベルから低下させた時の受光部の
受光量レベルと、紙葉類の不透明さと受光量レベルとの
関係を示す特性関数とを設定記憶する特性関数記憶手段
と、前記検知手段の受光部により1枚目の搬送紙葉類の
透過光を受光した時、前記特性関数記憶手段に記憶され
た特性関数に基づき基準受光量レベルを演算する演算手
段と、前記演算手段により演算した基準受光量レベルを
記憶する基準レベル記憶手段と、前記検知手段の受光部
により2枚目以降の搬送紙葉類の透過光を受光した時、
2枚目以降の搬送紙葉類の受光量レベルと前記基準レベ
ル記憶手段に記憶された基準受光量レベルとを比較し、
該比較結果に基づき当該搬送紙葉類が2重搬送か、また
は当該搬送紙葉類の前の搬送紙葉類が2重搬送か、また
は前記何れの搬送紙葉類も正常搬送かを判定し、該判定
結果に基づく制御信号を紙葉類計数制御機構へ出力する
比較判定手段とを具備することを特徴とする。 また、本考案は、1枚ずつ繰出した紙葉類を搬送路を
搬送して計数するように構成した紙葉類計数機におい
て、前記搬送路内に配設され、紙葉類に対し発光する発
光部と該紙葉類からの透過光を受光する受光部とを有す
る検知手段と、前記検知手段の発光部と受光部との間に
紙葉類が1枚ずつ追加挿入される度に押下される設定釦
と、該設定釦押下時の前記検知手段の受光部の受光量レ
ベルと、紙葉類の不透明さと受光量レベルとの関係を示
す特性関数とを設定記憶する特性関数記憶手段と、前記
検知手段の受光部により1枚目の搬送紙葉類の透過光を
受光した時、前記特性関数記憶手段に記憶された特性関
数に基づき基準受光量レベルを演算する演算手段と、前
記演算手段により演算した基準受光量レベルを記憶する
基準レベル記憶手段と、前記検知手段の受光部により2
枚目以降の搬送紙葉類の透過光を受光した時、2枚目以
降の搬送紙葉類の受光量レベルと前記基準レベル記憶手
段に記憶された基準受光量レベルとを比較し、該比較結
果に基づき当該搬送紙葉類が2重搬送か、または当該搬
送紙葉類の前の搬送紙葉類が2重搬送か、または前記何
れの搬送紙葉類も正常搬送かを判定し、該判定結果に基
づく制御信号を紙葉類計数制御機構へ出力する比較判定
手段とを具備することを特徴とする。
【作用】
本考案によれば、検知手段の受光部により1枚目の紙
葉類の透過光を受光すると、特性関数に基づき基準受光
量レベルを演算して記憶し、2枚目以降の紙葉類の透過
光を受光すると、2枚目以降の紙葉類の受光量レベルと
基準受光量レベルを比較し、当該紙葉類が2重搬送か、
その前の紙葉類が2重搬送が、これら何れの紙葉類も正
常搬送かを判定する。そして、判定結果に基づく制御信
号を紙葉類計数制御機構へ出力する。
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 第1図は本実施例の紙葉類計数機の自動光学2重検知
装置のブロック図である。図中、発光制御部1は、紙葉
類搬送路(図示略)に配設され発光器2A、受光器2Bから
構成されたセンサ2の特性関数設定時に、発光器2Aの発
光量を制御すると共に、発光器2Aの発光量を変化させる
毎に発光量変化信号を特性関数記憶部3へ出力するよう
になっている。特性関数記憶部3は、発光器2Aの発光量
が最高レベルから徐々に落とされるに従って受光器2Bの
受光レベルを記憶し、第2図に示すセンサ2の特性関数
曲線(透過光量レベルと紙葉類の不透明さとの関係を示
す曲線)に対応するデータを設定記憶するようになって
いる。設定釦4は、紙葉類計数機を手動設定モードへ設
定するためのものであり、押下に伴う設定信号が特性関
数記憶部3へ出力されるようになっている。受光レベル
記憶部5は、受光器2Bから出力信号を記憶すると共に、
1枚目の紙葉類の透過光量レベル(平均値)を演算部6
へ出力する一方、2枚目以降の紙葉類の透過光量レベル
は比較判定部7へ出力するようになっている。 前記演算部6は、1枚目の紙葉類から得られた透過光
量レベルを後で詳述する特性関数へ代入して演算を行
い、基準レベル(A)、(B)を算出し、基準レベル
(A)、(B)の値を演算レベル記憶部8へ記憶するよ
うになっている。この場合、前記特性関数は、発光器2A
の発光素子の光量を変化させることにより設定するか、
または透明度が高い(透明ではない)紙葉類をセンサ2
の間に順次挿入することにより受光量を測定し該測定結
果に基づき設定されるようになっている。 ここで、前記基準レベル(A)、(B)の算出手順を
説明すると、1枚目に搬送された紙葉類の受光器2Aの受
光素子による受光量レベルがy1であったとすると、その
時の紙葉類の不透明さは、特性関数y=f(x)からx1
と算出される。従って、紙葉類が2重搬送された時の不
透明さx2は、 x2=x1×2 となり、その時の受光量レベルy2は、 y2=f(x2)=f(x1×2) で表される。また、1枚目に搬送された紙葉類が2重搬
送されたとすると、1枚搬送された時の不透明さx3は、 x3=x1/2 となり、その時の受光量レベルy3は、 y3=f(x3)=f(x1/2) で表される。 上記の計算結果から紙葉類が1枚で搬送された時の受
光量レベルは、x2からx3の間にあることが判る。この場
合、x2、x3をそのまま使用したのでは、x2、x3付近の受
光量レベルとなる紙葉類が、実際の2枚レベルとの区別
がつかなくなるため、判断基準としては、x1とx2との中
間の不透明さx4における受光量レベルy4と、x1とx3との
中間の不透明さx5における受光量レベルy5をもって判断
基準とする。この場合、前記基準レベル(A)は受光量
レベルy4に相当し、前記基準レベル(B)は受光量レベ
ルy5に相当する。 y4=f(x4)=f((x1+x2)/2) =f(x1×3/2) y5=f(x5)=f((x1+x3)/2) =f(x1×3/4) 従って、2枚目の紙葉類の受光量レベルがy4より低い
場合は紙葉類が2重搬送されたと判断でき、y5より高い
場合は1枚目の紙葉類が2重搬送されていたと判断する
ことができるようになっている。尚、上記の方法では、
判断基準が固定されていないため、広範囲の不透明さの
紙葉類を自動的に2重検知することが可能となる。 前記演算レベル記憶部8は、前記演算部6から出力さ
れた基準レベル(A)、(B)の値を記憶すると共に、
その値を前記比較判定部7へ出力するようになってい
る。比較判定部7は、受光レベル記憶部5から出力され
る2枚目以降の紙葉類の透過光レベルと、演算レベル記
憶部8から出力される基準レベル(A)、(B)とを比
較し、当該紙葉類が2重搬送であったか、当該紙葉類の
前の紙葉類が2重搬送であったか、前記何れの紙葉類も
正常搬送であったかを判定するようになっている。ま
た、前記比較判定部7は、前記判定結果に基づく制御信
号を、紙葉類計数機全体を制御する紙葉類計数制御機構
9へ出力するようになっている。 ここで、センサ特性関数自動設定モード時には、設定
釦4の押下は不要であり、前記特性関数の設定を自動的
に行うことができるため、1回の処理の開始毎に自動設
定を行わせるようにすることも可能である。これによ
り、センサ2の僅かな変動に対しても細かく対応でき信
頼性を向上させることができるようになっている。 また、センサ特性関数手動設定モード時には、センサ
間へ紙葉類を1枚ずつ挿入集積させる度毎に設定釦4を
押下し、その時点における受光量レベルを特性関数記憶
部3へ記憶させるようになっている。即ち、操作手順と
しては最初にセンサ間へ紙葉類を挿入しない状態で設定
釦4を押下し、次にセンサ間へ紙葉類を1枚挿入して設
定釦4を押下し、更に紙葉類を1枚追加してセンサ間へ
紙葉類を2枚挿入した状態で設定釦4を押下するという
操作をセンサ2の受光器2Bの受光レベルが“0"になるま
で続行するようになっている。他の点は前記自動設定モ
ード時と同様である。尚、手動設定モード時には発光制
御部1は非作動状態となるようになっている。 次に、上記構成による本実施例の動作を第3図
(a)、(b)及び第4図に基づき説明する。 ◎ センサ特性関数自動設定処理(第3図(a)) センサ特性関数自動設定開始に伴い、発光制御部1は
センサ2の発光器2Aの発光量を最高レベルとした後(ス
テップSA1)、該設定に伴うセンサ2の受光器2Bの受光
量レベルが特性関数記憶部3へ入力される結果(ステッ
プSA2)、特性関数記憶部3には受光量レベルが記憶さ
れる。次に、発光制御部1はセンサ2の受光器2Bの受光
量が最低レベルか否かを判定し(ステップSA3)、受光
量が最低レベルの場合は本処理を終了する一方、受光量
が最低レベルでない場合は、発光器2Aの発光量を所定量
下げた後(ステップSA4)、上記ステップSA2の処理へ戻
る。上記ステップSA2〜ステップSA4の処理は、発光器2A
の発光量を変化させる毎に行われる。 ◎ センサ特性関数手動設定処理(第3図(b)) センサ特性関数手動設定開始に伴い、設定釦4を押下
すると(ステップSB1)、該設定に伴うセンサ2の受光
器2Bの受光量レベルが特性関数記憶部3へ入力される結
果(ステップSB2)、特性関数記憶部3には受光量レベ
ルが記憶される。次に、演算部6はセンサ2の受光器2B
の受光量が最低レベルか否かを判定し(ステップSB
3)、受光量が最低レベルの場合は本処理を終了する一
方、受光量が最低レベルでない場合は、オペレータはセ
ンサ間に紙葉類を1枚追加挿入した後(ステップSB
4)、上記ステップSA2の処理へ戻り設定釦4を押下す
る。 ◎ 紙葉類2重検知処理(第4図) 受光レベル記憶部5はセンサ2の受光器2Bからの出力
信号の有無に基づき、1枚目の紙葉類に対するセンサ2
の発光器2Aからの発光に伴い受光器2Bが1枚目の紙葉類
の透過光を受光したか否かを判定し(ステップSC1)、
1枚目の紙葉類の透過光を受光した場合は、1枚目の紙
葉類の透過光量レベルを記憶すると共に、該透過光量レ
ベルを演算部6へ出力する。これにより、演算部6は1
枚目の紙葉類の透過光量レベルを前述した特性関数へ代
入して演算し基準レベル(A)、(B)を求め、演算レ
ベル記憶部8へ記憶する(ステップSC2)。次に、受光
レベル記憶部5はセンサ2の受光器2Bが2枚目以降の紙
葉類の透過光を受光したか否かを判定する(ステップSC
3)。受光していない場合は、演算部6は所定時間経過
したか否か判定し(ステップSC4)、所定時間経過して
いない場合は上記ステップSC3の処理を行う一方、所定
時間経過した場合は上記ステップSC1の処理へ戻る。 他方、上記ステップSC3で2枚目以降の紙葉類の透過
光を受光した場合は、比較判定部7は2枚目以降の紙葉
類の受光レベルが基準レベル(A)より低いか否か判定
する(ステップSC5)。2枚目以降の紙葉類の受光レベ
ルが基準レベル(A)より低い場合は、当該搬送紙葉類
が2重搬送であったと判定し2重検知信号を紙葉類計数
制御機構9へ出力する一方(ステップSC6)、2枚目以
降の紙葉類の受光レベルが基準レベル(A)より低くな
い場合は、受光レベルが基準レベル(B)より高いか否
かを判定する(ステップSC7)。2枚目以降の紙葉類の
受光レベルが基準レベル(B)より高い場合は、当該搬
送紙葉類の前の搬送紙葉類が2重搬送であったと判定
し、前の紙葉類の2重検知信号を紙葉類計数制御機構9
へ出力する一方(ステップSC8)、2枚目以降の紙葉類
の受光レベルが基準レベル(B)より高くない場合、即
ち受光レベルが基準レベル(A)、(B)の間にある場
合は、当該搬送紙葉類と当該搬送紙葉類の前の搬送紙葉
類の何れの搬送紙葉類も正常搬送であったと判定し、正
常信号を紙葉類計数制御機構9へ出力する(ステップSC
9)。 尚、紙葉類に対する2重検知レベルの検知範囲を拡大
するためには、センサを複数個使用することが望まし
い。
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、1枚ずつ繰出し
た紙葉類を搬送路を搬送して計数するように構成した紙
葉類計数機において、前記搬送路内に配設され、紙葉類
に対し発光する発光部と該紙葉類からの透過光を受光す
る受光部とを有する検知手段と、前記検知手段の発光部
の発光量を制御する発光制御手段と、前記検知手段の発
光部の発光量を最高レベルから低下させた時の受光部の
受光量レベルと、紙葉類の不透明さと受光量レベルとの
関係を示す特性関数とを設定記憶する特性関数記憶手段
と、前記検知手段の受光部により1枚目の搬送紙葉類の
透過光を受光した時、前記特性関数記憶手段に記憶され
た特性関数に基づき基準受光量レベルを演算する演算手
段と、前記演算手段により演算した基準受光量レベルを
記憶する基準レベル記憶手段と、前記検知手段の受光部
により2枚目以降の搬送紙葉類の透過光を受光した時、
2枚目以降の搬送紙葉類の受光量レベルと前記基準レベ
ル記憶手段に記憶された基準受光量レベルとを比較し、
該比較結果に基づき当該搬送紙葉類が2重搬送か、また
は当該搬送紙葉類の前の搬送紙葉類が2重搬送か、また
は前記何れの搬送紙葉類も正常搬送かを判定し、該判定
結果に基づく制御信号を紙葉類計数制御機構へ出力する
比較判定手段とを具備する構成とし、 また、本考案によれば、1枚ずつ繰出した紙葉類を搬
送路を搬送して計数するように構成した紙葉類計数機に
おいて、前記搬送路内に配設され、紙葉類に対し発光す
る発光部と該紙葉類からの透過光を受光する受光部とを
有する検知手段と、前記検知手段の発光部と受光部との
間に紙葉類が1枚ずつ追加挿入される度に押下される設
定釦と、該設定釦押下時の前記検知手段の受光部の受光
量レベルと、紙葉類の不透明さと受光量レベルとの関係
を示す特性関数とを設定記憶する特性関数記憶手段と、
前記検知手段の受光部により1枚目の搬送紙葉類の透過
光を受光した時、前記特性関数記憶手段に記憶された特
性関数に基づき基準受光量レベルを演算する演算手段
と、前記演算手段により演算した基準受光量レベルを記
憶する基準レベル記憶手段と、前記検知手段の受光部に
より2枚目以降の搬送紙葉類の透過光を受光した時、2
枚目以降の搬送紙葉類の受光量レベルと前記基準レベル
記憶手段に記憶された基準受光量レベルとを比較し、該
比較結果に基づき当該搬送紙葉類が2重搬送か、または
当該搬送紙葉類の前の搬送紙葉類が2重搬送か、または
前記何れの搬送紙葉類も正常搬送かを判定し、該判定結
果に基づく制御信号を紙葉類計数制御機構へ出力する比
較判定手段とを具備する構成としたので、以下の効果を
奏することができる。 紙葉類の2重検知レベルの設定が検知手段の特性に
よって決定されるため、紙葉類の検知範囲を自動的に決
定できると共に、広範囲の異なる不透明さを有する紙葉
類にも自動的に対応することが可能となる。 上記により、従来と比較し紙葉類の計数処理の煩雑
性を解消できるため、計数処理の迅速化を達成すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による紙葉類計数機の自動光学
2重検知装置の構成を示すブロック図、第2図は本実施
例のセンサ特性関数曲線を示す図、第3図(a)は本実
施例のセンサ特性関数自動設定モードを示すフローチャ
ート、第3図(b)は本実施例のセンサ特性関数手動設
定モードを示すフローチャート、第4図は本実施例の紙
葉類の2重検知を示すフローチャートである。 1……発光制御部(発光制御手段)、2……センサ(検
知手段)、2A……発光器(発光部)、2B……受光器(受
光部)、3……特性関数記憶部(特性関数記憶手段)、
4……設定釦、5……受光レベル記憶部(基準レベル記
憶手段)、6……演算部(演算手段)、7……比較判定
部(比較判定手段)、8……演算レベル記憶部、9……
紙葉類計数制御機構。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1枚ずつ繰出した紙葉類を搬送路を搬送し
    て計数するように構成した紙葉類計数機において、 前記搬送路内に配設され、紙葉類に対し発光する発光部
    と該紙葉類からの透過光を受光する受光部とを有する検
    知手段と、 前記検知手段の発光部の発光量を制御する発光制御手段
    と、 前記検知手段の発光部の発光量を最高レベルから低下さ
    せた時の受光部の受光量レベルと、紙葉類の不透明さと
    受光量レベルとの関係を示す特性関数とを設定記憶する
    特性関数記憶手段と、 前記検知手段の受光部により1枚目の搬送紙葉類の透過
    光を受光した時、前記特性関数記憶手段に記憶された特
    性関数に基づき基準受光量レベルを演算する演算手段
    と、 前記演算手段により演算した基準受光量レベルを記憶す
    る基準レベル記憶手段と、 前記検知手段の受光部により2枚目以降の搬送紙葉類の
    透過光を受光した時、2枚目以降の搬送紙葉類の受光量
    レベルと前記基準レベル記憶手段に記憶された基準受光
    量レベルとを比較し、該比較結果に基づき当該搬送紙葉
    類が2重搬送か、または当該搬送紙葉類の前の搬送紙葉
    類が2重搬送か、または前記何れの搬送紙葉類も正常搬
    送かを判定し、該判定結果に基づく制御信号を紙葉類計
    数制御機構へ出力する比較判定手段と、 を具備することを特徴とする紙葉類計数機における自動
    光学2重検知装置。
  2. 【請求項2】1枚ずつ繰出した紙葉類を搬送路を搬送し
    て計数するように構成した紙葉類計数機において、 前記搬送路内に配設され、紙葉類に対し発光する発光部
    と該紙葉類からの透過光を受光する受光部とを有する検
    知手段と、 前記検知手段の発光部と受光部との間に紙葉類が1枚ず
    つ追加挿入される度に押下される設定釦と、 該設定釦押下時の前記検知手段の受光部の受光量レベル
    と、紙葉類の不透明さと受光量レベルとの関係を示す特
    性関数とを設定記憶する特性関数記憶手段と、 前記検知手段の受光部により1枚目の搬送紙葉類の透過
    光を受光した時、前記特性関数記憶手段に記憶された特
    性関数に基づき基準受光量レベルを演算する演算手段
    と、 前記演算手段により演算した基準受光量レベルを記憶す
    る基準レベル記憶手段と、 前記検知手段の受光部により2枚目以降の搬送紙葉類の
    透過光を受光した時、2枚目以降の搬送紙葉類の受光量
    レベルと前記基準レベル記憶手段に記憶された基準受光
    量レベルとを比較し、該比較結果に基づき当該搬送紙葉
    類が2重搬送か、または当該搬送紙葉類の前の搬送紙葉
    類が2重搬送か、または前記何れの搬送紙葉類も正常搬
    送かを判定し、該判定結果に基づく制御信号を紙葉類計
    数制御機構へ出力する比較判定手段と、 を具備することを特徴とする紙葉類計数機における自動
    光学2重検知装置。
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JPH0453739U (ja) 1992-05-08

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