JPH058904A - 用紙検知装置 - Google Patents

用紙検知装置

Info

Publication number
JPH058904A
JPH058904A JP3167024A JP16702491A JPH058904A JP H058904 A JPH058904 A JP H058904A JP 3167024 A JP3167024 A JP 3167024A JP 16702491 A JP16702491 A JP 16702491A JP H058904 A JPH058904 A JP H058904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sensor
output
sheet
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3167024A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunji Sato
俊二 佐藤
Tsutomu Sato
力 佐藤
Akikiyo Yoshida
明磨 吉田
Satoru Chiyouhou
哲 長宝
Yuuji Morishige
盛重  祐治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3167024A priority Critical patent/JPH058904A/ja
Publication of JPH058904A publication Critical patent/JPH058904A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙の有無を検知するセンサが紙粉よごれや
経時変化により、用紙がセンサに到達してから、実際に
用紙有と判定するまでのセンサ応答時間が変化してしま
うのを防止する。 【構成】 用紙がない状態でのフォトトランジスタ10
6の出力値が所定の値となるようにCPU100からD
/Aコンバータ101へ出力するデータを変え、LED
105の駆動電流IFを制御する。また、複写動作中や
用紙搬送装置がスタンバイ状態でないときは、この制御
を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙搬送装置における
用紙の有無を検出するセンサ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、用紙搬送装置において、搬送路上
の用紙の有無を検知するため、搬送路上の対向する位置
に発光素子、受光素子を配置して受光素子の出力電圧レ
ベルや、搬送路上に、発光素子と受光素子が対となった
反射型センサの出力レベルにより、用紙の有無を判断し
たりしていた。
【0003】図1は従来例のセンサ回路の一例を示した
ものである。抵抗R2は、半透過紙がある状態でフォト
トランジスタのコレクタ電圧がVH以上、紙無し状態で
L以下となるように設定されている。アナログ値であ
るフォトトランジスタの出力電圧V0は、A/Dコンバ
ータを通じてデジタル値に変換され、CPUはその値を
常にモニターすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、用
紙搬送装置において、透過型センサを用いて、非透過紙
や、第2原紙のような半透過紙も検知させる必要がある
場合、搬送路上に半透過紙を置き、出力電圧がある電圧
レベルVH以上、及び紙無し時の電圧レベルがある電圧
レベルVL以下になるように負荷抵抗などを設定し、セ
ンサ回路の動作点を決定する必要があり、受光側センサ
の動作点を完全な飽和領域、遮断領域に設定することは
できない。
【0005】ところでそうして調整したセンサも、長期
間使用していると受光素子の受光面に用紙の紙粉がたま
ったり、発光素子の光量低下により、紙無し状態での受
光素子の出力電圧レベルが上がってくる。
【0006】図2は、紙無し状態の受光素子出力電圧の
時間変化を表したグラフである。最初、紙無し状態でV
L以下であった受光素子出力電圧は時間経過につれ、用
紙搬送にともなう受光素子部への紙粉の付着、発光素子
光量低下により破線のように上昇してくる。
【0007】図3は、従来例のフローチャートである。
CPUは、搬送動作中でないときは常に、紙無し時の受
光素子出力電圧V0を監視していて、V0≧VTHとなった
時 V0が、受光素子部への紙粉の付着、発光素子光量
低下により紙あり時の電圧VHに近づいたため、用紙検
知能力が低下したと判断し、エラー信号/エラー表示を
出力を行い、サービスマンにセンサ部清掃もしくは、セ
ンサ交換を促すようにしていた(図2 点)。紙無し
状態での受光素子の出力電圧レベルが上がってくると、
図7に示すように、用紙通過から用紙の先端がセンサ位
置に到達してから実際に用紙を検知するまでの遅延時間
が一定にならなくなり用紙搬送装置の制御に支障をきた
す。
【0008】通常、紙無し状態の電圧値はA/Dコンバ
ータを介して、CPUで読み取れる様に構成される。紙
無し状態の電圧値がある一定レベル以上に上がった場
合、センサ不良状態としてアラームもしくは、エラーを
出力し、センサ清掃もしくはセンサ交換をサービスマン
に行わせるようにしていたために、非常にサービス性が
悪いという欠点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、搬送される用紙の有無を検出するための発
光部と受光部を有するセンサと、上記受光部の出力値に
基づいて用紙の有無を判定する制御手段と、上記センサ
が用紙を検出していない状態での上記受光部の出力値に
基づいて、上記発光部の発光量又は上記制御手段が用紙
有と判定するためのしきい値を調整する調整手段とを有
するものである。
【0010】また、本発明は、上記の処理を正確に行う
ために、用紙を搬送する用紙搬送装置において、上記用
紙搬送装置の動作状態を判定する判定手段と、搬送され
る用紙の有無を検出するための発光部と受光部を有する
センサと、上記受光部の出力値に基づいて用紙の有無を
判定する制御手段と、上記センサが用紙を検出していな
い状態での上記受光部の出力値に基づいて、上記発光部
の発光量又は上記制御手段が用紙有と判定するためのし
きい値を調整する調整手段と、上記判定手段の判定状態
に応じて上記調整手段の動作を禁止する禁止手段とを有
するものである。
【0011】本発明は上記構成により、用紙の到達か
ら、実際に用紙有と判定するまでの遅延時間(センサ応
答)を一定に保つように制御することができ、さらに
は、センサ清掃インターバルの長期化をはかることがで
き、サービス性が大幅に向上させるものである。
【0012】更に、不要に大きなLED電流を流す必要
がないため、LEDの長寿命化が可能とするものであ
る。
【0013】更に、原稿露光ランプの光等の種々の外乱
により、センサの調整が狂ってしまうのを防止するもの
である。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0015】図4に、本発明のセンサ回路の実施例を示
す。CPU100にはそれぞれ、発光素子(LED10
5)の電流可変手段であるD/Aコンバータ101、受
光素子(フォトトランジスタ106)の出力電圧監視手
段であるA/Dコンバータ102、発光素子105の電
流調整値記憶手段である不揮発メモリ(EEPROM1
03)が接続されている。RB,RF,RLはそれぞれ抵
抗である。LED105に流れる電流IFは以下の式よ
り求められる。
【0016】 IF = (VOUT ― RB・IB ― VBE ― VF)/RFOUT:D/Aコンバータ101の出力電圧 IB :トランジスタ104のベース電流 VBE :トランジスタ104のベース・エミッタ電圧 VF:LED105の順方向電圧 図5に、VCE―IL特性を示す。
【0017】VCEは、フォトトランジスタ106のコレ
クタ・エミッタ間電圧、ILは、フォトトランジスタ光
電流である。
【0018】用紙搬送路内である一定距離だけ離して対
向する位置に配置されたLED、フォトトランジスタに
より構成される用紙検知センサにおいて、ILを徐々に
増やしていくと、ある点からVCEが、ILの変化に対
し、ほぼリニアに減少し始め、またある点からVCEは、
ほぼ一定の値(フォトトランジスタ エミッタ・コレク
タ飽和電圧VCE(SAT))に落ちつく。そこで、フォトト
ランジスタのVCEを、VCE(SAT)よりも若干高い電圧V1
〜V2の間のA点とすることにより、ILを小さくでき、
必要以上のLED電流を流すことなく、用紙検知がで
き、半透過紙もこのVCE−IL特性のリニア領域で確実
に、検知することができる。
【0019】図6に、IC―VCE特性を示す。ICは、フ
ォトトランジスタのコレクタ電流、VCEは、フォトトラ
ンジスタのコレクタ・エミッタ間電圧である。曲線〜
は、フォトトランジスタへの到達光量 をパラメータ
とした場合のIC―VCE特性曲線である。 例えば、
は紙無し状態、は半透過紙状態、は普通紙状態てあ
り、その時の、センサ出力(フォトトランジスタVCE
は、フォトトランジスタ負荷抵抗RLにより決定される
直線との交点で表される(点a〜c)。
【0020】図7に、センサの応答特性を表わした図を
示す。用紙のセンサがセンサ位置に到達してから用紙検
知センサが実際に用紙を検知するまで(VLからVTH
での立ち上がり)のディレイ時間をtr、用紙の後端が
センサ位置を通過してから用紙センサが実際に用紙を検
知しなくなるまで(VHからVTHまでの立ち下がり)の
ディレイ時間をtfとする。
【0021】紙無し時のVCE(VL)が一定に制御され
ていれば、tr、tfは、フォトトランジスタ負荷抵抗R
Lにより決定される。 RLを大きくすれば、tr、tf
大きくなる。RLの値は、用紙搬送装置の搬送精度によ
り選択、決定される。
【0022】ところが、経時的にしたりの発光量低下或
いは受光量の低下が生じ、紙無し時のVCE(VL)が増
大してくると、センサの応答時間(tr、tf)も変化し
てくる。初期の応答時間をtr1、tf1とすると、発光量
低下後の応答時間は、tr2、tf2となり、発光量の変化
によりセンサの応答時間も変化する。従って、紙無し時
のVCE(VL)を一定になるようにLEDの駆動電流を
制御すれば、センサの応答を一定に保つことができる。
【0023】図8は、本発明を適用できる複写装置を示
す図である。1は複写装置、2は用紙搬送装置である。
用紙搬送装置2において、3a〜3cは受光部、発光部
より構成される非接触タイプの透過型センサである。各
センサは、原稿載置台に1ケ、用紙搬送路上に2ケ配置
されている。
【0024】図9は本実施例のセンサ回路の動作を示す
フローチャートである。この処理は複写装置の電源がオ
ンとなっている間、所定時間毎に実行される。その所定
時間を計測するためのインターバルタイマが終了したか
否かを判定し(ステップ1)、所定時間のタイマ動作が
終了していれば、インターバルタイマをセットし(ステ
ップ2)、再び所定時間の計時を開始する。そして、複
写装置がコピー動作中か否か判定し(ステップ3)、コ
ピー動作中であれば、センサの光量調整を実行せずにス
テップ1へ戻る。これは原稿露光ランプが点灯している
と、その光の影響を受けてセンサの光量調整が正確に実
行できなくなるからである。コピー動作中でなければ、
原稿搬送装置がスタンバイ状態か否かを判定する(ステ
ップ4)。このスタンバイ状態とは原稿搬送装置のカバ
ーが閉じており、原稿搬送が可能な状態である。スタン
バイ状態でなければ、ステップ1へ戻り、スタンバイ状
態であれば、原稿搬送装置の搬送路上に原稿があるか否
かを用紙検知センサの出力により判定する(ステップ
5)。原稿があればステップ1へ戻り、原稿がなけれ
ば、A/Dコンバータ102の出力がV1とV2の間にあ
るか否か判定する(ステップ6)。A/Dコンバータ1
02の出力がV1とV2の間にあれば、LED105、フ
ォトトランジスタ106の状態は正常であると判定し、
ステップ1へ戻る。A/Dコンバータ102の出力がV
1とV2の間になければ、V1より小さいか否かを判定す
る(ステップ7)。V1より小さければ、EEPROM
103に記憶されたD/Aコンバータ101の出力値を
取り込み(ステップ8)、A/Dコンバータ102の出
力値がV1とV2の間にはいるようにD/Aコンバータ1
01への出力値を増加させる(ステップ9)。そして、
決定した補正値をD/Aコンバータ101へ出力し(ス
テップ10)、その時のD/Aコンバータ101への出
力値の補正値を不揮発性メモリであるEEPROM10
3へ記憶する(ステップ11)。その結果LED105
の駆動電流が増大する。また、A/Dコンバータ102
の出力値がV1以上のときはV2より大きいか否か判定す
る(ステップ12)。V2より大きければ、EEPRO
M103に記憶されたD/Aコンバータ101の出力値
を取り込み(ステップ13)、A/Dコンバータ102
の出力値がV1とV2の間に入るようにD/Aコンバータ
101の出力値を減少させる(ステップ14)。そし
て、決定した補正値をD/Aコンバータ101の出力し
(ステップ10)、その時のD/Aコンバータ101へ
の出力値の補正値をEEPROM103へ記憶する(ス
テップ11)。この処理を繰り返すことにより、V1
値が安定してくる。
【0025】[第2の実施例]図10、図11は本発明
の第2の実施例を示すもので、同図に於いて、CPU2
00にはD/Aコンバータ201、センサ出力となるフ
ォトトランジスタ205のコレクタ、及びEERPOM
202が接続されている。
【0026】また、D/Aコンバータ201の出力は、
基準電圧出力としてOPアンプ203の非反転入力端子
に接続されている。反転入力端子にはセンサ出力が接続
されており、OPアンプ203の出力につながる抵抗R
3、フォトダイオード204、フォトトランジスタ20
5によって負帰還ループを形成している。なお、R3
Cはループの遅延回路を構成している。
【0027】図11は図10のA、B、Cの各ポイント
の電圧波形とフォトダイオード204を流れる電流波形
Idを示したもので、用紙がない場合はD/Aコンバー
タ出力201のは約1.0Vに設定されている。従っ
て、負帰還ループによりセンサ出力はD/Aコンバータ
201の出力と同じ1.0Vとなる。この電圧はCPU
200によってローレベルと判定されている。
【0028】用紙がセンサに掛かるとセンサ出力は上昇
していき、これを受けてOPアンプ203の出力はダウ
ンする。しかし、R3とCによる遅延回路によりフォト
ダイオード204を流れる電流は直ちには変化せず、セ
ンサ出力はなおも上昇し続けCPU200の用紙有と検
出するしきい値VTHを越える。CPU200はこれを検
知してD/Aコンバータ201の出力をVTHより大きい
電圧、例えば、4.5Vに変える。この瞬間から負帰還
ループはセンサ出力が4.5Vとなるように働き、用紙
無し時のセンサの光量補正動作を禁止する。尚、用紙が
センサに到達するまではセンサ出力は一定値(1.0
V)となっているのでセンサの応答時間t1は一定とな
る。
【0029】次に、用紙の後端がセンサから抜けるとセ
ンサ出力は急激に低下し、しきい値VTHより小さくな
り、CPU200はD/Aコンバータ201の出力を再
度1.0Vに設定する。この間OPアンプ203の出力
は上昇するが、前述の遅延回路のためIdは直ちには変
化せず、最終的にセンサ出力は1.0Vに落ちつく。セ
ンサの立ち上がり時の応答t1、立ち下がり時の応答t2
は、レベル変化が起こる直前のセンサ光量が一定である
事から安定化される。
【0030】また、ジャムなどで電源が一旦オフして再
度オンされた場合は、電源オフの直前の状態とそのとき
のD/Aコンバータ201の設定値をEEPROM20
2に記憶させておき、パワーオン直後にEEPROM2
02の内容を呼出して、そのデータに基づいてD/Aコ
ンバータ201の値を設定する。これにより、電源オン
直後からセンサ光量が一定となる。
【0031】[第3の実施例]図12は本発明の第3の
実施例を示すもので、同図に於いて、CPU300には
A/Dコンバータ301、D/Aコンバータ302、E
EPROM303などの他にセンサ出力となるフォトト
ランジスタ306のコレクタが接続されている。更に、
CPU300はフォトダイオード305をOPアンプ3
04に接続するか、D/Aコンバータ301に接続する
かを決めるスイッチSW1を制御するとともに、A/D
コンバータへの入力を選択するマルチプレクサSW2の
切り換えを制御する。尚、マルチプレクサSW2には原
稿搬送装置の他のセンサ回路が接続されている。
【0032】OPアンプ304の非反転入力端子には、
基準電圧(1.0V)が接続されてあり反転入力端子に
はセンサ出力が接続されている。また、センサ出力はS
W1を介してフォトダイオード305に接続されてお
り、フォトトランジスタ306を含めて負帰還ループを
形成している。この例では、基準電圧は1.0Vである
のでSW1が端子1側に接続されている時は、センサ出
力は常に1.0Vになるように帰還ループが働いてい
る。
【0033】A/Dコンバータ301は、種々の入力レ
ベルを読み込んでいるが、その入力の切り換えはSW2
で行われる。SW1が端子1側にあるとき、CPU30
0は任意のタイミングでSW2を1側に切り換えてOP
アンプ304の出力を読み込む。
【0034】CPU300は、D/Aコンバータ302
の出力がOPアンプ304の出力と同じになるようにD
/Aコンバータ302への出力値を制御する。また、C
PU300はそのときのD/Aコンバータ302の制御
データをEEPROM303にも格納する。上述した第
1の実施例の図9のステップ1〜5の条件を満たしてい
るときにこの処理は実行されるコピー動作が開始され、
用紙の搬送が始まると、CPU300はSW1を端子2
側に切り換えて、フォトダイオード305をD/Aコン
バータ302の出力につなぐ。この状態では負帰還ルー
プによる制御は働かないので、用紙の先端がセンサに掛
かるとセンサ出力は所定のレベルまで上がり、用紙の後
端がセンサを抜けるとセンサ出力はもとのレベルに戻る
ため、CPU300は用紙の通過を検知できる。この
際、用紙がない状態でのフォトトランジスタ306に入
射する光量は、負帰還ループにより一定に保たれている
ので、センサ出力の立上がり、立下がり特性も一定にな
る。
【0035】[第4の実施例]図13、図14は本発明
の第4の実施例を示すもので、同図に於いてセンサ出力
となるフォトトランジスタ405のコレクタはコンパレ
ータ403を介してCPU400に入力されている。ま
た、CPU400はA/Dコンバータ402を介して、
センサ出力レベルを随時読み込むことができる。
【0036】コンパレータ403の基準側入力はD/A
コンバータ401に接続されており、CPU400はコ
ンパレータ403のしきい値を任意に変えることが出来
るようになっている。
【0037】図14は図13に於けるセンサレベルとし
きい値の関係を示したもので、センサの初期状態でのし
きい値は、VTH1になっている。センサに紙紛等が付着
して、紙無し状態でのセンサ出力が上昇してくると立上
り時間tr、立下り時間tfが変化してくる。
【0038】CPU400に内臓されたプログラムRO
Mには、紙無し状態でのセンサ出力レベルの上昇値に対
する、立ち上がり時のしきい値VTH2、立ち下がり時の
しきい値VTH3の設定値テーブルがあらかじめ格納され
ている。
【0039】CPU400は紙無し状態でのセンサ出力
と前記設定値テーブルから、立上り時のしきい値
TH2、立下り時のしきい値VTH3を決定する。これによ
り紙有りと判定するまでの時間tr、紙無しと判定する
までの時間tfを一定とすることができる。このように
して初期状態のセンサレベルと同等のセンサレスポンス
を得ることが出来る。
【0040】[第5の実施例]図15は本発明の第5の
実施例を示すもので、同図に於いて、フォトトランジス
タ505からのセンサ出力は直接CPU500のポート
に入力されている。それと同時にセンサ出力はOPアン
プ501の非反転入力端子に接続されている。
【0041】OPアンプ501の反転入力端子には基準
電圧(この例では1.0V)が接続されている。また、
その出力はセンプル&ホールド(S/H)回路502、
アンプ503を通して、フォトダイオード504に接続
されている。
【0042】S/H回路502のコントロールはCPU
500から行なわれており、サンプル状態ではフォトダ
イオード504、フォトトランジスタ505、抵抗
1,R2、OPアンプ回路501で負帰還回路を構成し
ている。この状態では、センサ出力はOPアンプ501
の基準電圧と等しい1.0Vとなる。尚、この処理は第
1の実施例の図5のステップ1〜5の条件を満たしてい
るときに実行される。
【0043】コピー動作が開始され、用紙の搬送動作が
始まるとCPU500はS/H回路502のコントロー
ルをホールド側(スイッチ間)に切り換えて、負帰還ル
ープによるセンサ回路の補正を中断する。この状態で
は、ホールドされた電圧がアンプ503を介してフォト
ダイオード504を駆動するため、サンプル時と同じレ
ベルの発光出力が得られている。
【0044】従って、ホールド中に用紙がセンサにかか
るとフォトトランジスタ505からのセンサ出力はHレ
ベルとなり、CPU500は用紙の検知ができる。
【0045】よって用紙がない状態での、センサ出力を
一定に保つことができるので、センサの応答を一定に保
つことができる。
【0046】以上の各実施例は原稿検知のセンサだけで
なく、複写紙の検知センサにも適用できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
センサが用紙を検出していない状態でのセンサの受光出
力に基づいて、センサの発光量或いは用紙有りと判定す
るレベルを調整することにより、用紙の到達から、実際
に用紙有と判定するまでの遅延時間(センサ応答)を一
定に保つように制御することができ、紙粉よごれやセン
サの計時変化によらず、用紙の搬送制御を正確に行うこ
とができる。更に、センサ清掃インターバルの長期化を
はかることができ、サービス性が大幅に向上する。更
に、不要に大きなLED電流を流す必要がないため、L
EDの長寿命化が可能である。
【0048】また、本発明によれば、用紙搬送装置の状
態を判定する手段を設け、その判定状態により、センサ
の自動調整を禁止することにより、原稿露光ランプの光
等の種々の外乱により、センサの調整が狂う可能性を除
去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例のセンサ回路を示す図
【図2】紙無し状態の受光素子出力電圧の時間変化を表
した図
【図3】従来例のセンサ回路の動作を示すフローチャー
【図4】本発明の実施例のセンサ回路を示す図
【図5】VCE―IL特性を示す図
【図6】IC―VCE特性を示す図
【図7】センサ応答特性を示す図
【図8】複写装置の構成を示す概略断面図
【図9】本発明の実施例のセンサ回路の動作を示すフロ
ーチャート
【図10】本発明の第2の実施例の回路ブロック図
【図11】本発明の第2の実施例のセンサ応答特性を示
す図
【図12】本発明の第3の実施例の回路ブロック図
【図13】本発明の第4の実施例の回路ブロック図
【図14】本発明の第4の実施例のセンサ応答特性を示
す図
【図15】本発明の第5の実施例の回路ブロック図
【符号の説明】
100 CPU 101 D/Aコンバータ 102 A/Dコンバータ 103 EEPROM 105 LED 106 フォトトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長宝 哲 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 盛重 祐治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される用紙の有無を検出するための
    発光部と受光部を有するセンサと、上記受光部の出力値
    に基づいて用紙の有無を判定する制御手段と、上記セン
    サが用紙を検出していない状態での上記受光部の出力値
    に基づいて、上記発光部の発光量又は上記制御手段が用
    紙有と判定するためのしきい値を調整する調整手段とを
    有することを特徴とする用紙検知装置。
  2. 【請求項2】 用紙を搬送する用紙搬送装置において、
    上記用紙搬送装置の動作状態を判定する判定手段と、搬
    送される用紙の有無を検出するための発光部と受光部を
    有するセンサと、上記受光部の出力値に基づいて用紙の
    有無を判定する制御手段と、上記センサが用紙を検出し
    ていない状態での上記受光部の出力値に基づいて、上記
    発光部の発光量又は上記制御手段が用紙有と判定するた
    めのしきい値を調整する調整手段と、 上記判定手段の判定状態に応じて上記調整手段の動作を
    禁止する禁止手段とを有することを特徴とする用紙搬送
    装置。
JP3167024A 1991-07-08 1991-07-08 用紙検知装置 Pending JPH058904A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3167024A JPH058904A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 用紙検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3167024A JPH058904A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 用紙検知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH058904A true JPH058904A (ja) 1993-01-19

Family

ID=15841979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3167024A Pending JPH058904A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 用紙検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH058904A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1280014A2 (en) * 2001-07-24 2003-01-29 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2003065846A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Sunx Ltd 光電センサ
JP2008298614A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Omron Corp センサ
JP4689096B2 (ja) * 2000-07-19 2011-05-25 キヤノン株式会社 シート搬送装置
JP2012179859A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Toshiba Tec Corp 電気機器およびその制御プログラム
JP2013095577A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Nisca Corp プリンタ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4689096B2 (ja) * 2000-07-19 2011-05-25 キヤノン株式会社 シート搬送装置
EP1280014A2 (en) * 2001-07-24 2003-01-29 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
EP1280014A3 (en) * 2001-07-24 2006-11-22 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2003065846A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Sunx Ltd 光電センサ
JP2008298614A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Omron Corp センサ
JP2012179859A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Toshiba Tec Corp 電気機器およびその制御プログラム
JP2013095577A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Nisca Corp プリンタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4954846A (en) Detecting device for detecting the size and/or presence of an original document
JPS6236189B2 (ja)
JPH058904A (ja) 用紙検知装置
JP4136124B2 (ja) 反射型光学式センサを用いた記録紙端部位置の検出方法および画像形成装置
JPH0664789A (ja) 用紙搬送装置
EP0623894B1 (en) A detection system for detecting articles partly formed from a sheet or stacks of sheets and a method for detecting such articles
JP4630498B2 (ja) 媒体検出装置および媒体検出装置を備えた画像形成装置
JP2002267767A (ja) シート検知装置
JPH05105283A (ja) 用紙搬送装置
JP2958787B2 (ja) センサ出力電圧2値化回路
JP3779463B2 (ja) 自動改札機用ホトセンサ装置
JP4536964B2 (ja) 媒体検出装置および画像形成装置
JPH0539144A (ja) シート搬送装置
JP2001004761A (ja) 光センサによる被検出体検出装置およびその方法
JPS5844470A (ja) 感光体ドラム巻き付きジヤム検知装置
JPH1120990A (ja) 媒体検出装置
JPH0730398A (ja) 媒体検出用フォトセンサ回路
JPH06271147A (ja) 用紙搬送装置
JPS5859475A (ja) 感性体ドラム巻き付きジヤム検知装置
KR960000522Y1 (ko) 자동 조정 센서 드라이브 장치
JP2644608B2 (ja) 媒体検知装置
JPH0540017A (ja) 原稿サイズ検知装置
JPH10218431A (ja) 状態検知装置
JP4692302B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JPS5844469A (ja) 感光体ドラム巻き付きジヤム検知装置