JP5568890B2 - 自動二輪車エンジンのオイルブリーザ装置 - Google Patents

自動二輪車エンジンのオイルブリーザ装置 Download PDF

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本発明は、自動二輪車等のエンジンにおけるオイルブリーザ装置、特にオイル戻し通路構造に関するものである。
この種のエンジンにおいて、燃焼室からクランク室内へ漏れるガス(ブローバイガス)が発生する。ブローバイガスの発生によりクランク室内の圧力が上昇すると、オイルシール部等から潤滑オイルが滲み出す可能性があるため、一般にブローバイガスをエンジン外部へ排出し、クランク室の内圧の上昇を防いでいる。
その際、ブローバイガスは未燃焼ガスや潤滑オイルを含んでいるため通常、環境への配慮から大気開放せずにエンジン内へ還元する構造が採用される。ブローバイガスをエンジン内へ還元するようにしたエンジンでは、ブローバイガスをブリーザ装置にてガスと潤滑オイルに気液分離し、そのうちガスを吸気装置側へ、また潤滑オイルをオイル貯蔵部へ還元する構造としている。
特に上下割り構成のクランクケースを用いるエンジンでは、例えば特許文献1に記載されるエンジンのようにクランクケースにブリーザ室を設置した場合、ブリーザ室にて気液分離後の潤滑オイルは、クランク室及びミッション室間に設けた通路を通り、オイル貯蔵部まで戻されるようになっている。
特開平8−189325号公報
しかしながら、クランク室及びミッション室間の隙間もしくはスペースが小さいエンジンにあっては、エンジン内部においてオイル戻し通路の設置が可能な空間が極めて限られている。また、エンジン外部においてはそのような空間(もしくはスペース)とブリーザ室との間に例えばセルモータ(スタータモータ)が配置され、クランク室及びミッション室間にオイル戻し通路を形成するのが実質的に困難になる。
その対策として、パイプやホース等の別部品を用いてオイル戻し通路を形成したものがある。あるいは図12に示すように複数の変速ギア200Aが配列されたミッション室(ケース)200の外壁201にオイル戻し通路202を突設し、このオイル戻し通路202を介してブリーザ室203からオイルを還流する等の方法を採用可能である。ところが、この例を始めとして別部品を用いる等の場合、メクラ栓204やこれを取り付けるための通路205やネジ加工206が必要になる。従ってそのままでは、エンジンの省スペース化や部品点数削減等の点で不利にならざるを得ない。
本発明はかかる実情に鑑み、有効且つ効果的に小型軽量化を図り、構造や加工等の簡素化を実現する自動二輪車エンジンのオイルブリーザ装置を提供することを目的とする。
本発明の自動二輪車エンジンのオイルブリーザ装置は、クランクシャフトが配置されるクランクケースと複数の変速ギアが配置されるミッションケースとを含む上下割りのエンジンケースを備えた自動二輪車のエンジンにおいて、前記エンジンケースの後部上面にブリーザカバーによって上部が覆われてブリーザ室が構成されるブリーザケースを配置すると共に、前記エンジンケースの後部壁に前記ブリーザケースと連通するオイル戻し通路を形成し、前記クランクケースから前記ブリーザケースにブローバイガスを導入して気液分離し、分離したオイルを前記オイル戻し通路を介してオイル貯留部へ還流するようにし、前記クランクケース及び前記ミッションケースは、前記エンジンケース内で相互に連通し、前記オイル戻し通路は、前記エンジンケースの一部を構成する前記ミッションケースの後部壁にそれぞれ内方に突出するように一体に形成された上側オイル戻し通路と下側オイル戻し通路とからなり、前記上側オイル戻し通路は、前記ミッションケースの後部壁に内方に突出するように一体に形成され、その上端が前記ブリーザケース内に開口すると共に、その下端が上下割りの合せ面に開口し、前記下側オイル戻し通路は、前記ミッションケースの後部壁に内方に突出するように一体に形成され、その上端が前記上側オイル戻し通路に対応して前記合せ面に開口すると共に、その下端部が前方に傾斜して形成され、前記上側オイル戻し通路及び前記下側オイル戻し通路が前記合せ面にて接続・連通して前記オイル戻し通路が上下方向に延設され、前記オイル戻し通路は、前記ミッションケース内に列設される前記変速ギアのうち最大径ではない変速ギアに対応した前記ミッションケースの後部壁から該後部壁と一体に内方に突出するように配置されることを特徴とする。
また、本発明による自動二輪車エンジンのオイルブリーザ装置において、前記クランクシャフトの上方で前記エンジンケースから上方へ向けて延出するシリンダと前記ブリーザケースとの間であって、前記エンジンケースの上面にスタータモータが搭載されることを特徴とする。
また、本発明による自動二輪車エンジンのオイルブリーザ装置において、前記オイル戻し通路は、前記ミッションケース内に列設される少なくとも1つの変速ギアと側面視でオーバラップし、前記ミッションケースの両側壁に設けた軸受間領域において変速ギア相互間に挟まれるように配置されることを特徴とする。
本発明によれば、オイル戻し通路をミッションケースの内方へ突出させて、後方へ張り出さないようにすることで、車体フレームとの干渉が生じない最適位置にエンジンを配置することが可能になる。具体的には、ミッションケース内の最大径ではない変速ギヤ、特に最小径の変速ギアに対応配置することで、相互干渉を防止しながら、有効にエンジンケースの小型化を図ることができる。更には、エンジンケースの上面にてスタータモータ及びブリーザケースを前後に並設し、小型でありながら周辺補機類との適正な配置関係を維持しつつブリーザケースの好適な配置構成を可能にする。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車におけるパワーユニットまわりを示す側面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車におけるパワーユニットまわりを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のパワーユニットを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車エンジンのエンジンケースアッパを示す側面図及び平面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車エンジンのエンジンケースロアを示す平面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車エンジンのミッションケース内の構成例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車エンジンのエンジンケースロアを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車エンジンにおけるオイル戻し通路に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車エンジンにおけるオイル戻し通路の変速ギアの配置関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車エンジンの右側面図である。 従来のオイルブリーザ装置の構成例を示す図である。
以下、図面に基づき、本発明による自動二輪車エンジンのオイルブリーザ装置の好適な実施の形態を説明する。
ここで先ず、本実施形態に係る自動二輪車100の全体構成を概略説明する。図1は、この実施形態に係る自動二輪車100を示している。なお、以下で参照する各図の要所において、前方を矢印Frにより、後方を矢印Rrによりそれぞれ示す。また、必要に応じて車体の左右方向(車幅方向)をそれぞれ矢印L、矢印Rにより示す。
図1において、例えば鋼製あるいはアルミニウム合金材でなる車体フレーム101の前部には、ヘッドパイプ102によって左右に回動可能に2本のフロントフォーク103が支持される。フロントフォーク103の上端にはハンドルバー104が固定され、ハンドルバー104の左右両端にはグリップ105を有する。なお、左側のハンドルバー104において、グリップ105の前側にはクラッチレバー106が配置され、グリップ105の基部付近にバックミラー107が立設される。また、フロントフォーク103の下部には前輪108が回転可能に支持されると共に、前輪108の上部を覆うようにフロントフェンダ109が固定される。前輪108は、これと一体回転するブレーキディスク110を有している。
この実施形態における車体フレーム101はセミ・ダブルクレードルとして構成され、図2及び図3をも参照してヘッドパイプ102から後下がりに延出する一対のタンクレール111を有し、各タンクレール111はそれぞれ略鉛直方向に配置されたボディフレーム112と結合する。また、ヘッドパイプ102から単一のダウンチューブ113が後方側へ急傾斜して下方へ延出し、その下端において一対のロアチューブ114が分岐する。各ロアチューブ114は相互に平行に後方へ延出し、それぞれシートピラー115の下端部と結合する。なお、ボディフレーム112はそれぞれ、シートピラー115の下端部付近と結合する。また、ボディフレーム112の上部付近からはシートレール116が、適度に後斜め上方へ傾斜するかたちで延出し、後上りに延出するシートピラー115が該シートレール116と結合する。これらのフレームあるいはレール部材によって車体フレーム101としての主要骨格が形成される。
ボディフレーム112及びシートピラー115の結合部付近には、ピボットブラケット117が設けられ、このピボットブラケット117に設定されたピボット軸118にて、スイングアーム119の前端を上下に揺動自在に支持する。なお、車体フレーム101及びスイングアーム119間に図示しないリヤクッションユニットが装架され、またスイングアーム119の後端には後輪120が回転可能に支持される。この後輪120は、チェーン121が巻回されたドリブンスプロケット122を介して、回転駆動されるようになっている。
車体フレーム101には複数のエンジンマウント(エンジン懸架部)123(図2にそのうちの1つを示す)が設定され、これらのエンジンマウント123を介してエンジン等を含むパワーユニット10が搭載される。なお、パワーユニット10の詳細については後述するものとする。パワーユニット10の上方にはタンクレール111を介して燃料タンク124が搭載支持され、燃料タンク124の後側にはシートレール116を介してシート125が支持される。シート125の後部下方には、後輪120を上方から覆うリヤフェンダ126が設けられる。
更に図1において、フロントフォーク103の上部のアッパーブラケット127及びロアーブラケット128を利用して、ヘッドランプユニット129が支持される。このヘッドランプユニット129にはスピードメータ、タコメータあるいは各種インジケータランプ等を含むメータユニット130が搭載される。また、燃料タンク124やシート125の側面乃至下側付近に沿ってカウリングもしくはカバー類131A〜131Cが被着し、これらにより車両において一体感のある外観が構成される。また、車両前後部にそれぞれ左右対をなすフロントウィンカ132及びリヤウィンカ133が取り付けられる。
次に、パワーユニット10まわりについて説明する。図2及び図3を参照して、パワーユニット10のエンジン11に混合気を供給する吸気系において、車体の略中央部にて車体フレーム101によりエアクリーナ134が支持される。このエアクリーナ134はスロットルボディ135を介して、エンジン11のインテークマニホールドと接続される。スロットルボディ135内にはその吸気通路を開閉するスロットルバルブ(図示せず)が配置され、該スロットルバルブはアクチュエータ136によって駆動制御されるようになっている。また、スロットルボディ135には燃料のインジェクタ137が取り付けられており、このインジェクタ137は、燃料タンク124から供給される燃料をスロットルバルブ下流の吸気通路内に噴射する。
また、エンジン11の排気系において、エキゾーストマニホールドにはエキゾーストパイプ138が接続され、エンジン11で生成された燃焼後の排気ガスがエキゾーストパイプ138を通って排気される。複数(この例では2本)のエキゾーストパイプ138はパワーユニット10の前部から下方に延出し、その下部で集合して排気管としてパワーユニット10の後部から後方へ延出する。この排気管にはマフラ(排気消音器)139が結合する。パワーユニット10の下部において排気管の途中には触媒装置140が配置され、この触媒装置140によって清浄化された排気がマフラ139から排出される。
また、この実施形態においてエンジン11は水冷式とし、このためラジエータユニット141を含む冷却系を備えている。ラジエータユニット141において、エンジン11の前方にラジエータ142が搭載され、ラジエータ142によって冷却された冷却水はホース143を通って、ウォータポンプ144へと導かれる。ウォータポンプ144は、ラジエータ142から導入された冷却水をホース145を介して、エンジン11のシリンダブロックに形成されたウォータジャケットへと給送し、これによりエンジン11の冷却が行われる。エンジン11を冷却した冷却水は、ホース146を介してラジエータ142へ還流される。
ここで、図4はパワーユニット10を示している。パワーユニット10のエンジン11は、クランクケースアッパ13(図5)及びクランクケースロア14(図6)が一体結合してなるクランクケース12と、クランクケース12の前上部に結合するシリンダ15と、シリンダ15の更に上部に結合するシリンダヘッド16及びシリンダヘッド16の上部に蓋着するシリンダヘッドカバー17とを有し、これらが一体化したかたちで車体フレーム101に搭載される。
なお、クランクケース12内には後述するクランクシャフトが回転可能に軸支され、シリンダ15内にはピストンが上下往復動可能に収容され、両者はコンロッドを介して連結される。また、シリンダヘッド16には、吸気バルブ及び排気バルブを開閉するための動弁装置が収容される。
この例ではクランクケースアッパ13上において、シリンダ15の後側にスタータモータ18が搭載される。また、クランクケース12の後側に連接するようにミッションケース19が一体に形成される。この場合、クランクケースアッパ13及びクランクケースロア14をそれぞれ後方へ延出させ、それら延出部が一体結合することでミッションケース19が形成される。クランクシャフトの左軸端部にはジェネレータ装置が配置構成され、このジェネレータ装置はマグネットカバー20によって覆われる。クランクシャフトの後側に平行配置される後述するカウンタシャフトの右軸端部には、クラッチ装置が配置構成され、該クラッチ装置はクラッチカバー21によって覆われる。また、ミッションケース19(のアッパケース19A)の上部にはブリーザケース22が設けられると共に、該ブリーザケース22はブリーザカバー23によって覆われる。更に、クランクケースロア14からミッションケース19(のロアケース19B)を跨いでそれらの下部にオイルパン24が配置される。なお、クランクケース12及びミッションケース19を含めてエンジンケースと総称する。
パワーユニット10の上述した構成部材等について、更に詳細に説明する。図5はクランクケースアッパ13を示す左側面図及び平面図、図6はクランクケースロア14(及びミッションケース19)を示す平面図、図7はミッションケース19を示す平面図である。クランクケース12はクランクケースアッパ13及びクランクケースロア14による上下割りに構成され、それらの合せ面13a,14aにクランクシャフト25の軸心26の高さ位置が一致するように、クランクケースアッパ13及びクランクケースロア14の両者により該クランクシャフト25に対するメタル軸受(もしくは軸受部)27が形成される。
この例では並列2気筒エンジンであるため、各気筒に対するクランクウェブ25aの両側を軸支するように車幅方向に沿って4つのメタル軸受27が列設される。これらのメタル軸受27は実質的に、クランクケース12内で左右方向センタ振分けで配設される。即ち、クランクシャフト25及びメタル軸受27は、エンジン中心(センタラインCL)に関して実質的に略左右対称位置に配置される。
前述したようにクランクケース12の後側に延出するようにミッションケース19が一体に形成される。図7に示すようにミッションケース19内にはクランクシャフト25とそれぞれ平行に、カウンタシャフト28とドライブシャフト29が前後に配列される。カウンタシャフト28はベアリング30,31により、またドライブシャフト29はベアリング32,33によりそれぞれ軸支される。
カウンタシャフト28の一端側、例えば右側にはプライマリドリブンギア34がベアリング35を介して回転自在に軸支され、更にその右側にクラッチ装置36が設けられる。これらプライマリドリブンギア34及びクラッチ装置36は、図7に示されるようにエンジンケース(ミッションケース19)の外側に配設される。カウンタシャフト28の他端側、即ちクラッチ装置36とは反対側の左側端部にクラッチレリーズ機構37が配置される。なお、クラッチレリーズ機構37の詳細については後述する。クランクシャフト25に設けたプライマリドライブギヤ(図示せず)がプライマリドリブンギア34と常時噛合している。
クラッチ装置36は一般的な多板式クラッチとし、クラッチハウジング38とクラッチハブ39とプレッシャプレート40と複数のドライブプレート41及びドリブンプレート42とクラッチスプリング43とクラッチレリーズピース44等により構成される。このうちクラッチハウジング38は複数のプライマリダンパ45及び複数のリベットピン46を介して、プライマリドリブンギア34と一体回転するようになっている。一方、クラッチハブ39はカウンタシャフト28の右端にてスプライン47を介して、回転一体且つ軸方向に移動自在に結合する。
交互に重ね合わせられたドライブプレート41とドリブンプレート42は、クラッチスプリング43に付勢されたプレッシャプレート40により全てクラッチハブ39側に押え付けられる。このため各ドライブプレート41及び各ドリブンプレート42間の摩擦力によりクラッチハウジング38とクラッチハブ39の間が回転一体になり、クランクシャフト25の回転がカウンタシャフト28以降に伝達される。
カウンタシャフト28にはその軸方向に沿って、駆動側のギア群48が列設され、ドライブシャフト29にはその軸方向に沿って、各々ギア群48のギアに対応して噛合する従動側のギア群49が列設される。ギア群48及びギア群49によって構成される変速ギアは、図示しないシフト機構によりカウンタシャフト28及びドライブシャフト29上を移動し、これにより所望のギア比でドライブシャフト29が回転駆動されるようになっている。
ドライブシャフト29の左端側はミッションケース19の左側壁19aより外方に突出し、この突出部に設けられたドライブスプロケット50と、後輪120の左側面に設けられたドリブンスプロケット122(図1参照)との間にチェーン121が巻装される。
ここで本実施形態において、ミッションケース19、従ってその内部に収容される変速ギアは、クラッチ装置36側へ偏倚して配置される。図6あるいは図7に示されるようにミッションケース19がエンジン中心から右側へ偏倚することで、ミッションケース19の左側壁19aとクランクケース12の左側壁12aとの間に段差が形成され、クランクケース12の後部壁12bとミッションケース19の左側壁19aとが交差する角隅に段差部51が形成され、この段差部51にクラッチレリーズ機構37が配設される。なお、この段差部51は適度に厚肉化されている。この段差部51はドライブスプロケット50よりもかなり右内側へ偏倚して配置され、両者の間には左右方向の隙間もしくはスペースが形成される。
クラッチレリーズ機構37について、更に詳細に説明する。ここで先ず、図3あるいは図4等に示すようにクランクケースアッパ13において、具体的にはスタータモータ18の頂部の左側直近に、クラッチワイヤ52のアウタチューブ53(の端部)を保持する掛止部54が設けられる。クラッチワイヤ52は、クラッチレリーズ機構37の後述するクラッチレリーズアームとクラッチレバー106(図1)との間に張架され、クラッチレバー106の操作によりクラッチ装置36を断続制御することができる。
なお、図3あるいは図4等においては、クラッチワイヤ52及びアウタチューブ53は直線状に図示されているが、実際には周辺部材等との関係で適宜湾曲しながら引き回されるように実装される。
図5にも示されるようにスタータモータ18の後側であって、掛止部54の右斜め後方にはクランクケースアッパ13及びミッションケース19のアッパケース19Aと一体に、筒状のクラッチレリーズホルダ55が立設される。この例ではクラッチレリーズホルダ55は、段差部51にその筒状の底部が形成されるように段差部51から後斜め上方へ延設される。クラッチレリーズホルダ55も段差部51と同様に、ドライブスプロケット50との間に左右方向の隙間もしくはスペースが形成される。なお、このクラッチレリーズホルダ55は、クラッチレリーズ機構37のハウジングとして機能する。
クラッチレリーズホルダ55内にはクラッチレリーズシャフト56が、図示しないベアリングを介して回転可能に支持される(図5参照)。クラッチレリーズシャフト56の下端には図7に示すようなカム片57が固着している。クラッチレリーズシャフト56の上端部はクラッチレリーズホルダ55から適度に突出し、その上端にクラッチレリーズアーム58が結合する。クラッチレリーズアーム58の先端部58aは図4等にも示されるように、掛止部54の後方に位置しており、クラッチワイヤ52の先端部59が係合する係止部として構成されている。なお、クラッチレリーズシャフト56の上端部にはリターンスプリング(図示せず)が装着されており、このリターンスプリングの弾力により先端部58aが掛止部54から離反するようにクラッチレリーズシャフト56を回転付勢する。
クランクケースロア14における段差部51において、図6及び図7等に示すようにカム片57を回転可能に収容する収容部60が形成されている。この収容部60は前述したようにクラッチレリーズホルダ55の筒状の底部となっており、収容部60内でクラッチレリーズシャフト56の下端に取り付けられたカム片57が往復回動するようになっている。ここで、カウンタシャフト28内には図7に示されるように、プッシュロッド61が軸方向に往復動可能に挿着されている。なお、プッシュロッド61は中間ロッド62を介して、クラッチレリーズピース44を押動可能となっている。プッシュロッド61の左端部は収容部60内まで延出しており、その左端はカム片57と当接する。
ここで、収容部60には潤滑オイルが供給されるようになっており、即ちオイル溜めとしての機能を有している。図8に示されるようにクランクケースロア14の底部には車幅方向に沿って、潤滑オイルのメインギャラリ63が形成されており、このメインギャラリ63に対して図示しないオイルポンプから潤滑オイルが供給される。メインギャラリ63からエンジン所要部に潤滑オイルが供給される。この潤滑系において、例えば軸受部27のボス部内にメインギャラリ63に連通するオイル通路64が形成され、オイル通路64を介して軸受部27に潤滑オイルが供給される。
また、クランクケースロア14の左側壁14bにはメインギャラリ63に連通するオイル通路65が形成され、このオイル通路65はクランクケースロア14の合せ面14aで開口し、この開口部から合せ面14aに形成されたオイル通路66を介して、収容部60へと通じている。収容部60から更に、隣接のベアリング33側へ通ずるオイル通路67が形成される。主として、段差部51(の合せ面)において、これらのオイル通路65,66,67により供給された潤滑オイルをクランクケース12内へ還流するためのオイル漏れ防止溝68を有する。
本発明のオイルブリーザ装置は、エンジンケースの後部上面、具体的にはミッションケース19の後部上面にブリーザケース22が配置される。図4等に示されるようにブリーザケース22は概略矩形状(平面視)の箱型を呈する。図示のようにスタータモータ18の後方に位置し、即ち前方のクランクシャフト25とブリーザケース22との間にスタータモータ18が配置されることとなる。
ここで、本実施形態において図6に示されるように、クランクケース12とミッションケース19は、エンジンケース内で相互に連通し、両者を仕切る隔壁等は有していない。クランクケース12内のクランクシャフト25とミッションケース19内のカウンタシャフト28に列設されたギア群48との間には、極めて限定されたスペースSを有し、両者は近接配置される。この点に関する限り、エンジン11を小型化するには有利である。
ブリーザケース22において、図5(b)を参照してブリーザ室69の右側(クラッチ装置36側)に弓状もしくはD字の湾曲状に形成されたブローバイガスの吹付け部70が配置される。この吹付け部70に対応して、ミッションケース19(具体的にはアッパケース19A)の右側壁19b(図11参照)からブリーザ室69へ通ずるブローバイガス導入通路71が形成される。即ち、このブローバイガス導入通路71を介して、クラッチ室側とブリーザ室69が連通する。
また、図9にも示されるようにブリーザケース22は、ミッションケース19の後部上面に配置される。なお、図示のようにクランクシャフト25、カウンタシャフト28及びドライブシャフト29は、エンジンケースの上下合せ面に揃って配設される。ブリーザケース22の上部にはブリーザカバー23が蓋着し、ブリーザカバー23にはホース72が接続される。このホース72は上方へ延出して、図2に示したようにエアクリーナ134に接続される。即ち、ブリーザケース22において気液分離されたブローバイガスのうち気体は、ホース72を介してエアクリーナ134へ給送される。
更に、図11に示すようにクランクケース12(具体的にはクランクケースロア14)の右側壁12cの底部には、クランクケース12とこの右側壁12cを挟んで右側に隣接配置されるクラッチ室とを連通させる連通孔73が形成されている。この連通孔73を介してクランクケース12(及びミッションケース19)側とクラッチ室側とが連通し、即ちクランクケース12内のブローバイガスは、この連通孔73を通ってクラッチ室へ、更にはクラッチ室からブローバイガス導入通路71を通って、ブリーザ室69へと給送されるようになっている。
さて、本発明のオイルブリーザ装置において、図9等に示されるようにエンジンケースの後部壁に、ブリーザケース22と連通するオイル戻し通路74が形成される。クランクケース12からブリーザケース22にブローバイガスを導入して気液分離し、分離したオイルをオイル戻し通路74を介してオイル貯留部(即ち、オイルパン24)へ還流するようになっている。
具体的にはオイル戻し通路74は、エンジンケースの一部を構成するミッションケース19の後部壁19cにおいて、その内方へ突出するように一体に形成される。ミッションケース19(アッパケース19A及びロアケース19B)の後部壁19cにおいて、上下方向にオイル戻し通路74が形成されるが、その場合図6あるいは図7等に示されるように前方側へ偏倚して、即ち後方へ張り出さないように形成される。オイル戻し通路74の上端はブリーザ室69内に開口し、また、下端部は図9の図示例のようにオイルパン24を指向するように傾斜して形成される。
前述したようにクランクケース12とミッションケース19の間には、限定されたスペースSがあるだけで、実質的にこの部位に隔壁を設けることができない。前述のようにこの部位に隔壁を設けないことでエンジン11を特に前後方向で小型化することができる。小型化を可能にしながら、上記のようにミッションケース19の後部壁19cに設けたオイル戻し通路74により気液分離後のオイルをオイルパン24へ還流することができる。その場合、ミッションケース19の内方(前方側)へ突出させて、後方へ張り出さないようにすることで、エンジンケースをわざわざ前方側へ移動配置することなく、オイル戻し通路74と車体フレーム101の干渉が生じない最適位置にエンジン11を配置することが可能になる。
また、上記のようにオイル戻し通路74を形成する際、ミッションケース19内に列設される変速ギアのうち最大径ではない変速ギアに対応配置される。例えば図6あるいは図7に示されるようにドライブシャフト29側のギア群49のうち最小径のギア49Aに対応して形成配置される。
このように最小径のギア49Aに対応させることで相互干渉を防止しながら、有効にエンジンケースの小型化を図ることができる。この点、大径の変速ギアに対応配置すると、大径化した分だけオイル戻し通路74をブリーザ室69から離隔(図9等の例では後退)させて配置しなければならない。その場合、オイル戻し通路74の上端をブリーザ室69と接続するための横(水平)方向の連通孔を設け、更にその連通孔の開口部にメクラ栓を嵌め込まなければならくなる(図12参照)。例えば図6あるいは図7のように最小径のギア49Aよりも大径のギア49Bに対応配置した場合、ギア49Bとの干渉を回避するためにオイル戻し通路74を後退させる必要があり、オイル戻し通路74の後退分だけミッションケースが大型化してしまう。
また、上記の場合クランクシャフト25及びブリーザケース22の間であって、エンジンケースの上面にスタータモータ18が搭載される。つまりブリーザケース22をスタータモータ18の後方に配置する構成としている。
エンジン11の始動装置であるスタータモータ18は、クランクシャフト25に対して駆動力を付与する機能を有するため、基本的にはクランクシャフト25の直近に配置される。一方、本実施形態のように特に比較的小排気量の並列2気筒エンジンにあっては、エンジンケースの左右方向の幅寸法が小さく、スタータモータ18とブリーザケース22とを左右並設するのは実質的に困難である。これに対して、前述したようにクランクシャフト25、カウンタシャフト28及びドライブシャフト29を水平面に沿って前後に並置し、エンジンケース(ミッションケース19)の上面にて前後方向長を確保する。これによりエンジンケースの上面にてスタータモータ18及びブリーザケース22を前後に並設し、小型でありながら周辺補機類との適正な配置関係を維持しつつブリーザケース22の好適な配置構成を可能にしている。
上述のようにオイル戻し通路74は、変速ギアのうち最大径ではない変速ギアに対応配置されるが、これを別言すれば、ミッションケース19内に列設される少なくとも1つの変速ギアと側面視でオーバラップし、ミッションケース19の両側壁に設けた軸受間領域において変速ギア相互間に挟まれるように配置される構成である。
例えば図6あるいは図7に示すようにオイル戻し通路74が対応配置される最小径のギア49Aに対して、これよりも大径のギア49Bが隣接配置される。側面視では図10に示されるようにオイル戻し通路74とギア49Bがオーバラップする。また、図7等に示されるようにドライブシャフト29のベアリング32及び33の間の領域において、ギア49Aに隣接する大径のギア49B及び49Cの間に挟まれるように配置される。
上述したようにミッションケース19の後部壁において、ギア群49の間に形成されるスペースを有効利用して可能な限り近接するようにオイル戻し通路74を配置し、エンジンの小型軽量化を図ると共に、これにより燃費や車両操作性の向上を図ることができる。更に、エンジンのみならず、車体全体としても小型軽量化を図り、操縦安定性を向上させることができる。また、オイル戻し通路74を形成するための余分な部品やそれらの加工等を不要にし、加工・組付け工数、更にはコスト削減を可能にする。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
上記実施形態においてミッションケース19内に配列されるギア群48,49は、図示例のものだけでなく、その他の配置構成であってもよい。
10 パワーユニット、11 エンジン、12 クランクケース、12a 左側壁、12b 後部壁、13 クランクケースアッパ、13a,14a 合せ面、14 クランクケースロア、15 シリンダ、16 シリンダヘッド、17 シリンダヘッドカバー、18 スタータモータ、19 ミッションケース、19a 左側壁、19A アッパケース、19B ロアケース、20 マグネットカバー、21 クラッチカバー、22 ブリーザケース、23 ブリーザカバー、24 オイルパン、25 クランクシャフト、25a クランクウェブ、26 軸心、27 メタル軸受(軸受部)、28 カウンタシャフト、29 ドライブシャフト、30,31,32,33 ベアリング、34 プライマリドリブンギア、35 ベアリング、36 クラッチ装置、37 クラッチレリーズ機構、38 クラッチハウジング、39 クラッチハブ、40 プレッシャプレート、41 ドライブプレート、42 ドリブンプレート、43 クラッチスプリング、44 クラッチレリーズピース、45 プライマリダンパ、46 リベットピン、47 スプライン、48,49 ギア群、50 ドライブスプロケット、51 段差部、52 クラッチワイヤ、53 アウタチューブ、54 掛止部、55 クラッチレリーズホルダ、56 クラッチレリーズシャフト、57 カム片、58 クラッチレリーズアーム、58a 先端部、59 先端部、60 収容部、61 プッシュロッド、62 中間ロッド、63 メインギャラリ、64,65,66,67,68 オイル漏れ防止溝、69 ブリーザ室、70 吹付け部、71 ブローバイガス導入通路、72 ホース、73 連通孔、74 オイル戻し通路、100 自動二輪車、101 車体フレーム、102 ヘッドパイプ、103 フロントフォーク、104 ハンドルバー、105 グリップ、106 クラッチレバー、107 バックミラー、108 前輪、109 フロントフェンダ、110 ブレーキディスク、111 タンクレール、112 ボディフレーム、113 ダウンチューブ、114 ロアチューブ、115 シートピラー、116 シートレール、117 ピボットブラケット、118 ピボット軸、119 スイングアーム、120 後輪、121 チェーン、122 ドリブンスプロケット、123 エンジンマウント、124 燃料タンク、125 シート、126 リヤフェンダ、127 アッパーブラケット、128 ロアーブラケット、129 ヘッドランプユニット、130 メータユニット、131A〜131C カバー類、132 フロントウィンカ、133 リヤウィンカ、134 エアクリーナ、135 スロットルボディ、136 アクチュエータ、137 インジェクタ、138 エキゾーストパイプ、139 マフラ、140 触媒装置、141 ラジエータユニット、142 ラジエータ、143 ホース、144 ウォータポンプ、145 ホース、146 ホース。

Claims (3)

  1. クランクシャフトが配置されるクランクケースと複数の変速ギアが配置されるミッションケースとを含む上下割りのエンジンケースを備えた自動二輪車のエンジンにおいて、
    前記エンジンケースの後部上面にブリーザカバーによって上部が覆われてブリーザ室が構成されるブリーザケースを配置すると共に、前記エンジンケースの後部壁に前記ブリーザケースと連通するオイル戻し通路を形成し、前記クランクケースから前記ブリーザケースにブローバイガスを導入して気液分離し、分離したオイルを前記オイル戻し通路を介してオイル貯留部へ還流するようにし、
    前記クランクケース及び前記ミッションケースは、前記エンジンケース内で相互に連通し、
    前記オイル戻し通路は、前記エンジンケースの一部を構成する前記ミッションケースの後部壁にそれぞれ内方に突出するように一体に形成された上側オイル戻し通路と下側オイル戻し通路とからなり、
    前記上側オイル戻し通路は、前記ミッションケースの後部壁に内方に突出するように一体に形成され、その上端が前記ブリーザケース内に開口すると共に、その下端が上下割りの合せ面に開口し、
    前記下側オイル戻し通路は、前記ミッションケースの後部壁に内方に突出するように一体に形成され、その上端が前記上側オイル戻し通路に対応して前記合せ面に開口すると共に、その下端部が前方に傾斜して形成され、
    前記上側オイル戻し通路及び前記下側オイル戻し通路が前記合せ面にて接続・連通して前記オイル戻し通路が上下方向に延設され
    前記オイル戻し通路は、前記ミッションケース内に列設される前記変速ギアのうち最大径ではない変速ギアに対応した前記ミッションケースの後部壁から該後部壁と一体に内方に突出するように配置されることを特徴とする自動二輪車エンジンのオイルブリーザ装置。
  2. 前記クランクシャフトの上方で前記エンジンケースから上方へ向けて延出するシリンダと前記ブリーザケースとの間であって、前記エンジンケースの上面にスタータモータが搭載されることを特徴とする請求項に記載の自動二輪車エンジンのオイルブリーザ装置。
  3. 前記オイル戻し通路は、前記ミッションケース内に列設される少なくとも1つの変速ギアと側面視でオーバラップし、前記ミッションケースの両側壁に設けた軸受間領域において変速ギア相互間に挟まれるように配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車エンジンのオイルブリーザ装置。
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